JP3401388B2 - 免震台 - Google Patents
免震台Info
- Publication number
- JP3401388B2 JP3401388B2 JP17174996A JP17174996A JP3401388B2 JP 3401388 B2 JP3401388 B2 JP 3401388B2 JP 17174996 A JP17174996 A JP 17174996A JP 17174996 A JP17174996 A JP 17174996A JP 3401388 B2 JP3401388 B2 JP 3401388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- underframe
- seismic isolation
- roller
- electric
- underframes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000002955 isolation Methods 0.000 title claims description 104
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 84
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 15
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 7
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002427 irreversible effect Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として、室内に展
示される美術品や美術品を収めている展示ケースを地震
災害から守るための免震台に関するものである。
示される美術品や美術品を収めている展示ケースを地震
災害から守るための免震台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館或いは寺院等の建物内に
は発掘された文化遺産や仏像、彫刻品等の美術品などを
展示した多数の展示台や展示ケースが設置されている
が、従来からこれらの展示台や展示ケースは室内の床面
上に直接設置されているために、地震が発生すると展示
台や展示ケースが倒壊して美術品などの展示品が破損或
いは損傷し、取返しのつかない甚大な損害を被ることに
なる。このため、設置面と展示台或いは展示ケースとの
間にネオプレンゴムなどの弾性体を介在させてその剪断
変形により震動エネルギーを吸収、減衰させるように構
成した免震装置や、偏心ローラを介在させてその偏心に
よる転動抵抗力を利用して震動エネルギーを吸収、減衰
させるように構成した免震装置が開発されている。
は発掘された文化遺産や仏像、彫刻品等の美術品などを
展示した多数の展示台や展示ケースが設置されている
が、従来からこれらの展示台や展示ケースは室内の床面
上に直接設置されているために、地震が発生すると展示
台や展示ケースが倒壊して美術品などの展示品が破損或
いは損傷し、取返しのつかない甚大な損害を被ることに
なる。このため、設置面と展示台或いは展示ケースとの
間にネオプレンゴムなどの弾性体を介在させてその剪断
変形により震動エネルギーを吸収、減衰させるように構
成した免震装置や、偏心ローラを介在させてその偏心に
よる転動抵抗力を利用して震動エネルギーを吸収、減衰
させるように構成した免震装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの免震装置においても、この装置を備えた台板上に
美術品などの展示ケースを載置しただけでは、展示中に
見学者等が展示ケースを押した場合、地震が発生してい
ないにもかかわらず免震装置が作動して展示ケースが揺
動し、展示品が倒れたり、展示ケースが倒壊する虞れが
ある。このため、展示ケースの載置面に展示ケースに対
して着脱するソレノイドを利用した着脱手段を配設して
おき、通常時には該着脱手段によって展示ケースを固定
し、地震発生時には震動感知器によって着脱手段を作動
させて展示ケースに対する固定を解除するように構成し
ておくことが考えられる。
ずれの免震装置においても、この装置を備えた台板上に
美術品などの展示ケースを載置しただけでは、展示中に
見学者等が展示ケースを押した場合、地震が発生してい
ないにもかかわらず免震装置が作動して展示ケースが揺
動し、展示品が倒れたり、展示ケースが倒壊する虞れが
ある。このため、展示ケースの載置面に展示ケースに対
して着脱するソレノイドを利用した着脱手段を配設して
おき、通常時には該着脱手段によって展示ケースを固定
し、地震発生時には震動感知器によって着脱手段を作動
させて展示ケースに対する固定を解除するように構成し
ておくことが考えられる。
【0004】上記のような着脱手段を免震装置と共に配
設しておくと、通常時には免震装置を作動させることな
く展示ケースを固定させておくことができるが、着脱手
段は通電しておくことによって展示ケースを固定状態に
維持するように構成しているため、このような通電中に
おいて地震が発生した時に震動感知器によってその固定
状態を解き且つその開放状態に維持させるには、震動感
知器によって停電状態にしなければならない。そうする
と、地震が発生していないにもかかわらず、停電時には
着脱手段による免震装置の固定が解かれ且つ震動感知器
が作動した状態となって停電が復旧すればその開放状態
を維持することになり、展示ケースを不測に押した場合
には展示ケースが揺動して上述したような問題点が生じ
ることになる。
設しておくと、通常時には免震装置を作動させることな
く展示ケースを固定させておくことができるが、着脱手
段は通電しておくことによって展示ケースを固定状態に
維持するように構成しているため、このような通電中に
おいて地震が発生した時に震動感知器によってその固定
状態を解き且つその開放状態に維持させるには、震動感
知器によって停電状態にしなければならない。そうする
と、地震が発生していないにもかかわらず、停電時には
着脱手段による免震装置の固定が解かれ且つ震動感知器
が作動した状態となって停電が復旧すればその開放状態
を維持することになり、展示ケースを不測に押した場合
には展示ケースが揺動して上述したような問題点が生じ
ることになる。
【0005】なお、上記着脱手段としてソレノイドの可
動鉄心を可動ピンとし、この可動ピンを展示ケース側に
設けた係止孔に係脱させるように構成したものを採用し
た場合には、可動ピンと係止孔間の隙間によって展示ケ
ースにガタツキが生じる虞れがあると共に係止孔の位置
でしかロックさせることができず、その上、地震発生時
に係止孔からの可動ピンの抜け出しが遅れた場合、可動
ピンに屈曲して係止孔から離脱させることができなくな
るばかりでなく、免震装置の機能を発揮させることがで
きないことになる。さらに、地震がおさまった後に再び
ロックさせるには可動ピンと係止孔とを上下方向に連通
するように合致させた状態にしなければならず、そのロ
ック操作が困難であるという問題点を有する。
動鉄心を可動ピンとし、この可動ピンを展示ケース側に
設けた係止孔に係脱させるように構成したものを採用し
た場合には、可動ピンと係止孔間の隙間によって展示ケ
ースにガタツキが生じる虞れがあると共に係止孔の位置
でしかロックさせることができず、その上、地震発生時
に係止孔からの可動ピンの抜け出しが遅れた場合、可動
ピンに屈曲して係止孔から離脱させることができなくな
るばかりでなく、免震装置の機能を発揮させることがで
きないことになる。さらに、地震がおさまった後に再び
ロックさせるには可動ピンと係止孔とを上下方向に連通
するように合致させた状態にしなければならず、そのロ
ック操作が困難であるという問題点を有する。
【0006】また、上記免震装置として、ネオプレンな
どの弾性体を採用した場合、小さな地震発生時には水平
変位量が小さいので、このような弾性体でも震動エネル
ギーを低減させることができるが、水平変位量が30cmに
も達する大地震の場合には上記弾性体ではその方向の震
動エネルギーを吸収することができず、地震波の殆どが
弾性体を介して展示品や展示ケースに伝達され、展示品
や展示ケース全体が転倒して大きな損害が発生するとい
う問題点がある。本発明はこのような問題点を全面的に
解消し得る免震台の提供を目的とするものである。
どの弾性体を採用した場合、小さな地震発生時には水平
変位量が小さいので、このような弾性体でも震動エネル
ギーを低減させることができるが、水平変位量が30cmに
も達する大地震の場合には上記弾性体ではその方向の震
動エネルギーを吸収することができず、地震波の殆どが
弾性体を介して展示品や展示ケースに伝達され、展示品
や展示ケース全体が転倒して大きな損害が発生するとい
う問題点がある。本発明はこのような問題点を全面的に
解消し得る免震台の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の免震台は、設置面に固定する下部台枠上に免
震機構を介して前後左右いずれかの方向に揺動可能に載
置された中間台枠と、この中間台枠上に免震機構を介し
て上記揺動方向と直交する方向に揺動可能に載置された
上部台枠と、上記下部台枠と中間台枠間および中間台枠
と上部台枠間をそれぞれ連結固定し且つその連結固定を
解除可能にする電動着脱機構と、所定以上の震動の発生
により作動する震動感知器とからなる免震台であって、
上記電動着脱機構は、一対の挟圧パッドを備えた電動グ
リッパと、この電動グリッパの挟圧パッド間に介在させ
る制動プレートとからなり、上記上下に対向する台枠の
いずれか一方の台枠に電動グリッパをその挟圧パッドの
対向面間を揺動方向に向けた状態で固着し、他方の台枠
に制動プレートをその長さ方向を台枠の揺動方向に向け
た状態で固定して、上記電動グリッパが通電された状態
においては挟圧パッドにより上記制動プレートを挟着し
て下部台枠と中間台枠および上部台枠を連結固定させて
おく一方、上記震動感知器が所定以上の震動を感知した
時には上記電動グリッパを絶電させて台枠間の連結固定
を開放させるように構成している。
に本発明の免震台は、設置面に固定する下部台枠上に免
震機構を介して前後左右いずれかの方向に揺動可能に載
置された中間台枠と、この中間台枠上に免震機構を介し
て上記揺動方向と直交する方向に揺動可能に載置された
上部台枠と、上記下部台枠と中間台枠間および中間台枠
と上部台枠間をそれぞれ連結固定し且つその連結固定を
解除可能にする電動着脱機構と、所定以上の震動の発生
により作動する震動感知器とからなる免震台であって、
上記電動着脱機構は、一対の挟圧パッドを備えた電動グ
リッパと、この電動グリッパの挟圧パッド間に介在させ
る制動プレートとからなり、上記上下に対向する台枠の
いずれか一方の台枠に電動グリッパをその挟圧パッドの
対向面間を揺動方向に向けた状態で固着し、他方の台枠
に制動プレートをその長さ方向を台枠の揺動方向に向け
た状態で固定して、上記電動グリッパが通電された状態
においては挟圧パッドにより上記制動プレートを挟着し
て下部台枠と中間台枠および上部台枠を連結固定させて
おく一方、上記震動感知器が所定以上の震動を感知した
時には上記電動グリッパを絶電させて台枠間の連結固定
を開放させるように構成している。
【0008】上記構造の免震台において、免震機構は請
求項2に記載したように、互いに偏心したローラを一体
に設けてなり、この免震機構を上下に対向する台枠間の
数個所に介在させて中心が他方のローラの中心よりも上
側にある一方のローラを下側台枠側に接して転動させる
ようにすると共に中心が一方のローラの中心よりも下側
にある他方のローラを上側台枠側に接して転動させるよ
うにし、且つ下部台枠と中間台枠との間に設けた免震機
構のローラ転動方向と中間台枠と上部台枠との間に設け
た免震機構のローラ転動方向とが直交する方向に配設し
てなるものである。
求項2に記載したように、互いに偏心したローラを一体
に設けてなり、この免震機構を上下に対向する台枠間の
数個所に介在させて中心が他方のローラの中心よりも上
側にある一方のローラを下側台枠側に接して転動させる
ようにすると共に中心が一方のローラの中心よりも下側
にある他方のローラを上側台枠側に接して転動させるよ
うにし、且つ下部台枠と中間台枠との間に設けた免震機
構のローラ転動方向と中間台枠と上部台枠との間に設け
た免震機構のローラ転動方向とが直交する方向に配設し
てなるものである。
【0009】上記のように構成した免震台は、その上部
台枠上に美術品等の展示品を載置させて展示台として使
用するか、或いは上部台枠上に展示品を収納した展示ケ
ースを設置させるように構成している。
台枠上に美術品等の展示品を載置させて展示台として使
用するか、或いは上部台枠上に展示品を収納した展示ケ
ースを設置させるように構成している。
【0010】
【作用】免震台は、下部台枠と中間台枠および上部台枠
とを互いに水平面上で直交する方向に免震機構を介して
揺動可能に積載してなる構造を有し、上下に対向する台
枠同士は通常時には電動着脱機構によって連結固定して
おくように構成されている。一方、下部台枠又は別な適
宜場所には震動感知器が配設されてあり、この震動感知
器と電動着脱機構とは電気的に接続している。この免震
台の上部台枠上に展示ケースを載せて固定したのち、電
動着脱機構に通電すると電動着脱機構が作動して上下台
枠間を連結固定した状態となり、展示ケースに不測の押
圧力等が作用しても免震台は揺動することはない。
とを互いに水平面上で直交する方向に免震機構を介して
揺動可能に積載してなる構造を有し、上下に対向する台
枠同士は通常時には電動着脱機構によって連結固定して
おくように構成されている。一方、下部台枠又は別な適
宜場所には震動感知器が配設されてあり、この震動感知
器と電動着脱機構とは電気的に接続している。この免震
台の上部台枠上に展示ケースを載せて固定したのち、電
動着脱機構に通電すると電動着脱機構が作動して上下台
枠間を連結固定した状態となり、展示ケースに不測の押
圧力等が作用しても免震台は揺動することはない。
【0011】展示中において停電すると、電動着脱機構
に電流が流れなくなり、上下台枠間の連結固定を解除す
るが、停電が復旧すると電動着脱機構が通電状態となっ
て自動的に作動し、再び、上下台枠間を連結固定する。
次に、地震が発生して震動感知器が所定以上の揺れを感
知すると、電動着脱機構が作動して台枠間の連結固定を
解除すると共にその解除状態を維持し、免震台の免震機
構によって震動を吸収しながら減衰した震動波を展示ケ
ースに伝達し、展示品の揺れを抑制するものである。地
震がおさまれば震動感知器を作動が可能な元の状態に復
帰させる。
に電流が流れなくなり、上下台枠間の連結固定を解除す
るが、停電が復旧すると電動着脱機構が通電状態となっ
て自動的に作動し、再び、上下台枠間を連結固定する。
次に、地震が発生して震動感知器が所定以上の揺れを感
知すると、電動着脱機構が作動して台枠間の連結固定を
解除すると共にその解除状態を維持し、免震台の免震機
構によって震動を吸収しながら減衰した震動波を展示ケ
ースに伝達し、展示品の揺れを抑制するものである。地
震がおさまれば震動感知器を作動が可能な元の状態に復
帰させる。
【0012】上記電動着脱機構として上下台枠のいずれ
か一方に装着する電動グリッパと、この電動グリッパの
一対の挟持パッド間に介挿した状態で他方の台枠に装着
する制動プレートとより構成しているので、通常時には
一対の挟持パッドによって制動プレートを挟着して上下
台枠間をガタツキが生じることなく強固に連結固定させ
ておくことができると共にその連結固定位置を制動プレ
ートの所定の部位に簡単且つ正確に設定し得るものであ
り、さらに、地震発生時には一対の挟持パッドが離間す
る方向に作動して制動プレートに対する挟着が確実に解
かれ、上下台枠の水平方向の相対揺動によって電動グリ
ッパの一対の挟持パッドが制動プレートの長さ方向に沿
って相対移動する。
か一方に装着する電動グリッパと、この電動グリッパの
一対の挟持パッド間に介挿した状態で他方の台枠に装着
する制動プレートとより構成しているので、通常時には
一対の挟持パッドによって制動プレートを挟着して上下
台枠間をガタツキが生じることなく強固に連結固定させ
ておくことができると共にその連結固定位置を制動プレ
ートの所定の部位に簡単且つ正確に設定し得るものであ
り、さらに、地震発生時には一対の挟持パッドが離間す
る方向に作動して制動プレートに対する挟着が確実に解
かれ、上下台枠の水平方向の相対揺動によって電動グリ
ッパの一対の挟持パッドが制動プレートの長さ方向に沿
って相対移動する。
【0013】また、上記免震機構として、互いに偏心し
たローラを一体に設けてなり、この免震機構を上下に対
向する台枠間の数個所に介在させて中心が他方のローラ
の中心よりも上側にある一方のローラを下側台枠側に接
して転動させるようにすると共に中心が一方のローラの
中心よりも下側にある他方のローラを上側台枠側に接し
て転動させるように構成しておけば、常態においてはこ
れらのローラは展示ケース側からの荷重により、その中
心を垂直線上で対向させた状態にして中心が上側にある
ローラの下周面を下側台枠上に受止させる一方、中心が
下側にあるローラの上周面で上側台枠の下面を受止させ
て展示ケース側の荷重を安定的に支持している。
たローラを一体に設けてなり、この免震機構を上下に対
向する台枠間の数個所に介在させて中心が他方のローラ
の中心よりも上側にある一方のローラを下側台枠側に接
して転動させるようにすると共に中心が一方のローラの
中心よりも下側にある他方のローラを上側台枠側に接し
て転動させるように構成しておけば、常態においてはこ
れらのローラは展示ケース側からの荷重により、その中
心を垂直線上で対向させた状態にして中心が上側にある
ローラの下周面を下側台枠上に受止させる一方、中心が
下側にあるローラの上周面で上側台枠の下面を受止させ
て展示ケース側の荷重を安定的に支持している。
【0014】そして、地震の発生により設置面が水平方
向に振動すると、設置面と一体の下部台枠が同一方向に
揺動するが、該下部台枠上のローラは下部台枠に対して
相対的に反対方向に転動する。この転動によって互いに
中心が上下に偏心したこれらのローラはその中心間の水
平距離が転動角度に比例して大きくなって転動を阻止し
ようとする抵抗力が大きくなる。従って、この抵抗力に
よってローラがある程度転動した後、停止し、これらの
ローラで支持されている展示ケースが下部台枠の水平移
動に対して時間的な遅れでもって同一方向に水平移動す
ることになる。
向に振動すると、設置面と一体の下部台枠が同一方向に
揺動するが、該下部台枠上のローラは下部台枠に対して
相対的に反対方向に転動する。この転動によって互いに
中心が上下に偏心したこれらのローラはその中心間の水
平距離が転動角度に比例して大きくなって転動を阻止し
ようとする抵抗力が大きくなる。従って、この抵抗力に
よってローラがある程度転動した後、停止し、これらの
ローラで支持されている展示ケースが下部台枠の水平移
動に対して時間的な遅れでもって同一方向に水平移動す
ることになる。
【0015】さらに、展示ケースの水平移動途上におい
て、免震台の下部台枠が地震の往復振動によって反対方
向に水平移動し、その方向の移動によってローラは上記
とは反対方向に転動して逆方向の抵抗力が発生し、従っ
て、展示ケースが下部台枠の水平移動量よりも極めて小
さい水平移動を行ったのち下部台枠の移動に周期的な遅
れでもって逆方向に水平移動を行うことになる。即ち、
水平方向の震動を互いに偏心したローラを介して吸収し
ながら減衰した震動波を展示ケースに伝達し、展示品の
揺れを抑制するものである。
て、免震台の下部台枠が地震の往復振動によって反対方
向に水平移動し、その方向の移動によってローラは上記
とは反対方向に転動して逆方向の抵抗力が発生し、従っ
て、展示ケースが下部台枠の水平移動量よりも極めて小
さい水平移動を行ったのち下部台枠の移動に周期的な遅
れでもって逆方向に水平移動を行うことになる。即ち、
水平方向の震動を互いに偏心したローラを介して吸収し
ながら減衰した震動波を展示ケースに伝達し、展示品の
揺れを抑制するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例を
図面について説明すると、図1において、免震台は、下
部台枠1と中間台枠2と上部台枠3とを順次間隔を存し
て積載状態に配設していると共に下部台枠1と中間台枠
2との間、及び中間台枠2と上部台枠3との間に免震機
構4を介在させ、さらに、下部台枠1と中間台枠2との
対向面と、中間台枠2と上部台枠3との対向面とにこれ
ら上下に対向する台枠間を連結固定し且つその連結固定
を開放可能にした電動着脱機構5を配設していると共に
下部台枠1の適所に図2に示すように震動感知器6を取
付けてなるものである。7は下部台枠1に装着している
トリガー機構制御盤である。なお、震動感知器6は下部
台枠1以外に建物の適所に取付けておいてもよいが、電
気的配線の都合上などにより建物の床面上に一体に固定
される上記下部台枠1に取付けておくことが望ましい。
図面について説明すると、図1において、免震台は、下
部台枠1と中間台枠2と上部台枠3とを順次間隔を存し
て積載状態に配設していると共に下部台枠1と中間台枠
2との間、及び中間台枠2と上部台枠3との間に免震機
構4を介在させ、さらに、下部台枠1と中間台枠2との
対向面と、中間台枠2と上部台枠3との対向面とにこれ
ら上下に対向する台枠間を連結固定し且つその連結固定
を開放可能にした電動着脱機構5を配設していると共に
下部台枠1の適所に図2に示すように震動感知器6を取
付けてなるものである。7は下部台枠1に装着している
トリガー機構制御盤である。なお、震動感知器6は下部
台枠1以外に建物の適所に取付けておいてもよいが、電
気的配線の都合上などにより建物の床面上に一体に固定
される上記下部台枠1に取付けておくことが望ましい。
【0017】下部台枠1は図2に示すように、平面矩形
状の外装枠部10の両側枠部間の前後部に互いに平行な横
長長方形状の繋ぎ材11、12を固着し、さらに、外装枠部
10の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる免震機構取
付枠材13、14を互いに平行にして固着してなるものであ
る。これらの取付枠材13、14と上記前後繋ぎ材11、12と
は外装枠部10の四隅部で直交に交差しているが、その交
差部における繋ぎ材11、12を取付枠材13、14の幅だけ切
除し、その切除部15に取付枠材13、14の交差部を介在さ
せて一体に固着している。従って、前後繋ぎ材11、12と
取付枠材13、14とは略同一高さ位置に配設され、免震台
の厚みをできるだけ薄くなるように構成している。
状の外装枠部10の両側枠部間の前後部に互いに平行な横
長長方形状の繋ぎ材11、12を固着し、さらに、外装枠部
10の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる免震機構取
付枠材13、14を互いに平行にして固着してなるものであ
る。これらの取付枠材13、14と上記前後繋ぎ材11、12と
は外装枠部10の四隅部で直交に交差しているが、その交
差部における繋ぎ材11、12を取付枠材13、14の幅だけ切
除し、その切除部15に取付枠材13、14の交差部を介在さ
せて一体に固着している。従って、前後繋ぎ材11、12と
取付枠材13、14とは略同一高さ位置に配設され、免震台
の厚みをできるだけ薄くなるように構成している。
【0018】中間台枠2は図3に示すように、上記下部
台枠1の外装枠部10と同一大きさの矩形状外装枠部20の
前後枠部間の両側部に上記下部台枠1の取付枠材13、14
の上方に夫々対向させて互いに平行な縦長長方形状の溝
形鋼材からなる免震機構取付枠材21、22を固着し、さら
に、これらの取付枠材21、22上に直交に交差させるよう
にして周囲枠20の両側枠部間の前後部に横長長方形状の
免震機構取付枠材23、24を互いに平行にして固着してな
るものである。そして、上記下部台枠1の両側取付枠材
13、14は断面上向きコ字状に形成されている一方、中間
台枠2の両側取付枠材21、22は断面下向きコ字状に形成
されていて、図1に示すように上下に平行に対向した取
付枠材13と21、及び取付枠材14と22とは夫々の溝の開口
側を対向させてある。
台枠1の外装枠部10と同一大きさの矩形状外装枠部20の
前後枠部間の両側部に上記下部台枠1の取付枠材13、14
の上方に夫々対向させて互いに平行な縦長長方形状の溝
形鋼材からなる免震機構取付枠材21、22を固着し、さら
に、これらの取付枠材21、22上に直交に交差させるよう
にして周囲枠20の両側枠部間の前後部に横長長方形状の
免震機構取付枠材23、24を互いに平行にして固着してな
るものである。そして、上記下部台枠1の両側取付枠材
13、14は断面上向きコ字状に形成されている一方、中間
台枠2の両側取付枠材21、22は断面下向きコ字状に形成
されていて、図1に示すように上下に平行に対向した取
付枠材13と21、及び取付枠材14と22とは夫々の溝の開口
側を対向させてある。
【0019】上部台枠3は図4に示すように、上記下部
台枠1と中間台枠2の外装枠部10、20と同一大きさの矩
形状外装枠部30の前後枠部間の両側部に互いに平行な縦
長長方形状の繋ぎ材31、32を固着し、さらに、外装枠部
30の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる免震機構取
付枠材33、34を互いに平行にして固着してなるものであ
る。これらの取付枠材33、34と上記両側繋ぎ材31、32と
は上記下部台枠1と同様に、外装枠部30の四隅部で直交
に交差しているが、その交差部における繋ぎ材31、32を
取付枠材33、34の幅だけ切除し、その切除部35に取付枠
材33、34の交差部を介在させて一体に固着している。そ
して、前後取付枠材33、34は断面下向きコ字状に形成さ
れていて、上記中間台枠2の断面上向きコ字状に形成さ
れた前後取付枠材23、24とは互いに上下に平行に配設さ
れて夫々の溝の開口側を対向させている。
台枠1と中間台枠2の外装枠部10、20と同一大きさの矩
形状外装枠部30の前後枠部間の両側部に互いに平行な縦
長長方形状の繋ぎ材31、32を固着し、さらに、外装枠部
30の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる免震機構取
付枠材33、34を互いに平行にして固着してなるものであ
る。これらの取付枠材33、34と上記両側繋ぎ材31、32と
は上記下部台枠1と同様に、外装枠部30の四隅部で直交
に交差しているが、その交差部における繋ぎ材31、32を
取付枠材33、34の幅だけ切除し、その切除部35に取付枠
材33、34の交差部を介在させて一体に固着している。そ
して、前後取付枠材33、34は断面下向きコ字状に形成さ
れていて、上記中間台枠2の断面上向きコ字状に形成さ
れた前後取付枠材23、24とは互いに上下に平行に配設さ
れて夫々の溝の開口側を対向させている。
【0020】免震機構4は図5〜図7に示すように、対
向面が互いに平行なラック付上下ガイド部材40、41間に
円形の大小径ローラ42、43と大小径ピニオン44、45とを
介在させてなるものである。詳しくは、上側ガイド部材
40の下面中央部に全長に亘って浅底の溝46を刻設してい
ると共に該上側ガイド部材40の一側端部の下面にラック
47を全長に亘って一体に設けている。一方、下側ガイド
部材41の上面中央部に全長に亘って深底の溝48を刻設す
ると共にその他側端部の上面にラック49を一体に設けて
いる。
向面が互いに平行なラック付上下ガイド部材40、41間に
円形の大小径ローラ42、43と大小径ピニオン44、45とを
介在させてなるものである。詳しくは、上側ガイド部材
40の下面中央部に全長に亘って浅底の溝46を刻設してい
ると共に該上側ガイド部材40の一側端部の下面にラック
47を全長に亘って一体に設けている。一方、下側ガイド
部材41の上面中央部に全長に亘って深底の溝48を刻設す
ると共にその他側端部の上面にラック49を一体に設けて
いる。
【0021】さらに、大径ローラ42の両側面に小径ロー
ラ43、43を大径ローラ42の中心に対してその中心を偏心
させた状態で且つ小径ローラ43、43の外周面から大径ロ
ーラ42の外周面を突出させた状態で一体に設けてあり、
また、一側方の小径ローラ43に小径ローラ43と偏心させ
て大径ローラ42と同一径の大径ピニオン44を一体に設け
ていると共に他側方の小径ローラ43にこれらの小径ロー
ラ43と同一径の小径ピニオン45を一体に設けている。大
径ローラ42と大径ピニオン44との中心は同一回転中心軸
線上にあり、同様に小径ローラ43、43と小径ピニオン45
との中心は同一回転中心軸線上に設けられている。な
お、上下ガイド部材40、41は上記溝形鋼材よりなる取付
枠材の溝幅よりも幅狭く且つ取付枠材よりも短尺の角棒
材より形成されている。
ラ43、43を大径ローラ42の中心に対してその中心を偏心
させた状態で且つ小径ローラ43、43の外周面から大径ロ
ーラ42の外周面を突出させた状態で一体に設けてあり、
また、一側方の小径ローラ43に小径ローラ43と偏心させ
て大径ローラ42と同一径の大径ピニオン44を一体に設け
ていると共に他側方の小径ローラ43にこれらの小径ロー
ラ43と同一径の小径ピニオン45を一体に設けている。大
径ローラ42と大径ピニオン44との中心は同一回転中心軸
線上にあり、同様に小径ローラ43、43と小径ピニオン45
との中心は同一回転中心軸線上に設けられている。な
お、上下ガイド部材40、41は上記溝形鋼材よりなる取付
枠材の溝幅よりも幅狭く且つ取付枠材よりも短尺の角棒
材より形成されている。
【0022】そして、小径ローラ43は上側ガイド部材40
に接することなく下側ガイド部材41の上面を転動し、大
径ローラ42は上下ガイド部材40、41の溝46、48内にその
外周部を没入させて下側の溝48に接することなく常時上
側の溝46の底面に接した状態で転動する。一方、小径ピ
ニオン45は上側ガイド部材40に接することなく下側ガイ
ド部材41のラック49に噛合しながら転動し、大径ピニオ
ン44は下側ガイド部材41に接することなく上側ガイド部
材40のラック47に噛合しながら大小径ローラ42、43及び
小径ピニオン45と一体的に転動する。従って、小径ロー
ラ43、43が下部ガイド部材41上を転動すると大径ローラ
42も一体的に転動してこの大径ローラ42上に載置してい
る上側ガイド部材40が長さ方向に移動するものである。
なお、これらの大小径ローラ42、43と一体的に設けられ
ている大小径ピニオン44、45は夫々ラック47、49に噛合
しながら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径
ローラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対し
てスリップするのを防止しているものである。
に接することなく下側ガイド部材41の上面を転動し、大
径ローラ42は上下ガイド部材40、41の溝46、48内にその
外周部を没入させて下側の溝48に接することなく常時上
側の溝46の底面に接した状態で転動する。一方、小径ピ
ニオン45は上側ガイド部材40に接することなく下側ガイ
ド部材41のラック49に噛合しながら転動し、大径ピニオ
ン44は下側ガイド部材41に接することなく上側ガイド部
材40のラック47に噛合しながら大小径ローラ42、43及び
小径ピニオン45と一体的に転動する。従って、小径ロー
ラ43、43が下部ガイド部材41上を転動すると大径ローラ
42も一体的に転動してこの大径ローラ42上に載置してい
る上側ガイド部材40が長さ方向に移動するものである。
なお、これらの大小径ローラ42、43と一体的に設けられ
ている大小径ピニオン44、45は夫々ラック47、49に噛合
しながら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径
ローラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対し
てスリップするのを防止しているものである。
【0023】このように構成した免震機構4は、上記下
部台枠1の溝が上向きに開口した両側取付枠材13、14と
上記中間台枠2の溝が下向きに開口した両側取付枠材2
1、22との対向溝間における前後部内、即ち上下台枠
1、2の四隅部にその上下ガイド部材40、41を取付枠材
の長さ方向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材
13、21間と14、22間に介在させてある。この際、免震機
構4の下側ガイド部材41を下部台枠1の取付枠材13、14
の溝内に収納してその下面を溝底面にボルト等によって
固定し、上側ガイド部材40を中間台枠2の取付枠材21、
22の溝内に収納してその上面を溝底面にボルト等によっ
て固定してある。
部台枠1の溝が上向きに開口した両側取付枠材13、14と
上記中間台枠2の溝が下向きに開口した両側取付枠材2
1、22との対向溝間における前後部内、即ち上下台枠
1、2の四隅部にその上下ガイド部材40、41を取付枠材
の長さ方向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材
13、21間と14、22間に介在させてある。この際、免震機
構4の下側ガイド部材41を下部台枠1の取付枠材13、14
の溝内に収納してその下面を溝底面にボルト等によって
固定し、上側ガイド部材40を中間台枠2の取付枠材21、
22の溝内に収納してその上面を溝底面にボルト等によっ
て固定してある。
【0024】同様に、上記中間台枠2の溝が上向きに開
口した前後枠材23、24と上記上部台枠3の溝が下向きに
開口した前後取付枠材33、34との対向溝間における両側
部内、即ち上部台枠3と中間台枠2間の四隅部に免震機
構4を、その上下ガイド部材40、41を取付枠材の長さ方
向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材23、33間
と24、34間に介在させてある。この際、免震機構4の下
側ガイド部材41を中間台枠2の取付枠材23、24の溝内に
収納してその下面を溝底面にボルト等によって固定し、
上側ガイド部材40を上部台枠3の取付枠材33、34の溝内
に収納してその上面を溝底面にボルト等によって固定し
てある。従って、下部台枠1と中間台枠2間の四方部に
介在した免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3間の四
方部に介在した免震機構4とは互いに直交に交差させた
状態で上下に配設されている。そして、この免震機構4
を介して下部台枠1上に中間台枠2と上部台枠3とが順
次それらの外装枠部10、20、30を垂直方向に面一状態で
且つ上下に隣接する外装枠部間に僅かな隙間を存した積
載状態に構成されている。
口した前後枠材23、24と上記上部台枠3の溝が下向きに
開口した前後取付枠材33、34との対向溝間における両側
部内、即ち上部台枠3と中間台枠2間の四隅部に免震機
構4を、その上下ガイド部材40、41を取付枠材の長さ方
向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材23、33間
と24、34間に介在させてある。この際、免震機構4の下
側ガイド部材41を中間台枠2の取付枠材23、24の溝内に
収納してその下面を溝底面にボルト等によって固定し、
上側ガイド部材40を上部台枠3の取付枠材33、34の溝内
に収納してその上面を溝底面にボルト等によって固定し
てある。従って、下部台枠1と中間台枠2間の四方部に
介在した免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3間の四
方部に介在した免震機構4とは互いに直交に交差させた
状態で上下に配設されている。そして、この免震機構4
を介して下部台枠1上に中間台枠2と上部台枠3とが順
次それらの外装枠部10、20、30を垂直方向に面一状態で
且つ上下に隣接する外装枠部間に僅かな隙間を存した積
載状態に構成されている。
【0025】電動着脱機構5は図8、図9に示すよう
に、電磁ディスクブレーキからなるもので、電動グリッ
パ5aと上下方向に一定の高さを有する帯状鉄板よりなる
制動プレート5bとから構成され、電動グリッパ5aは、ア
ルミ合金等の非磁性材料からなるU字状の固定台板51の
両側壁部に固定子52、52を固着し、これらの固定子52、
52の下部対向面間の前後部にコイル53を巻装した鉄心5
4、54を固着していると共に固定子52、52の上部対向面
の中央部にスプリング55によって常時固定子側に引き寄
せられている電機子56、56を互いに接離自在に対向させ
て設けられ、電機子56、56の対向面に挟圧パッド57、57
を取付けてなるものである。
に、電磁ディスクブレーキからなるもので、電動グリッ
パ5aと上下方向に一定の高さを有する帯状鉄板よりなる
制動プレート5bとから構成され、電動グリッパ5aは、ア
ルミ合金等の非磁性材料からなるU字状の固定台板51の
両側壁部に固定子52、52を固着し、これらの固定子52、
52の下部対向面間の前後部にコイル53を巻装した鉄心5
4、54を固着していると共に固定子52、52の上部対向面
の中央部にスプリング55によって常時固定子側に引き寄
せられている電機子56、56を互いに接離自在に対向させ
て設けられ、電機子56、56の対向面に挟圧パッド57、57
を取付けてなるものである。
【0026】制動プレート5bは、図1〜図3に示すよう
に、中間台枠2の横長長方形状の免震機構取付枠材23、
24の中央部下面間に縦長長方形状の免震機構取付枠材2
1、22とその長さ方向を平行にして取付けられていると
共に縦長長方形状の免震機構取付枠材21、22の中央部上
面間にも横長長方形状の免震機構取付枠材23、24とその
長さ方向を平行にして取付けられている。即ち、中間台
枠2に背中合わせ状態にして一方の制動プレート5bを前
後方向に向け、他方の制動プレート5bを左右方向に向け
て互いに十字状に配設されているものである。
に、中間台枠2の横長長方形状の免震機構取付枠材23、
24の中央部下面間に縦長長方形状の免震機構取付枠材2
1、22とその長さ方向を平行にして取付けられていると
共に縦長長方形状の免震機構取付枠材21、22の中央部上
面間にも横長長方形状の免震機構取付枠材23、24とその
長さ方向を平行にして取付けられている。即ち、中間台
枠2に背中合わせ状態にして一方の制動プレート5bを前
後方向に向け、他方の制動プレート5bを左右方向に向け
て互いに十字状に配設されているものである。
【0027】電動グリッパ5aは下部台枠1と上部台枠3
とに取付けられている。詳しくは、下部台枠1側の電動
グリッパ5aは、下部台枠1の横長長方形状の前後繋ぎ材
11、12の中央部間に固着した電動グリッパ取付フレーム
16の中央部上面に、その対向する電機子56、56のパッド
57、57間に、中間台枠2の横長長方形状の免震機構取付
枠材23、24の下面間に下向きに設けた制動プレート5bを
挿通させた状態で取付けられている。一方、上部台枠3
側の電動グリッパ5aは、上部台枠3の両側繋ぎ材31、32
の中央部間に固着した電動グリッパ取付フレーム36の中
央部下面に、その対向する電機子56、56のパッド57、57
間に中間台枠2の両側の長方形状免震機構取付枠材21、
22の上面間に上向きに設けた制動プレート5bを挿通させ
た状態で取付けられている。
とに取付けられている。詳しくは、下部台枠1側の電動
グリッパ5aは、下部台枠1の横長長方形状の前後繋ぎ材
11、12の中央部間に固着した電動グリッパ取付フレーム
16の中央部上面に、その対向する電機子56、56のパッド
57、57間に、中間台枠2の横長長方形状の免震機構取付
枠材23、24の下面間に下向きに設けた制動プレート5bを
挿通させた状態で取付けられている。一方、上部台枠3
側の電動グリッパ5aは、上部台枠3の両側繋ぎ材31、32
の中央部間に固着した電動グリッパ取付フレーム36の中
央部下面に、その対向する電機子56、56のパッド57、57
間に中間台枠2の両側の長方形状免震機構取付枠材21、
22の上面間に上向きに設けた制動プレート5bを挿通させ
た状態で取付けられている。
【0028】震動感知器6は図10に示すように、永久磁
石61に磁着されている感知体62と、この感知体62の上下
動に応じて一体的に回動するレバー63と、このレバー63
の下動によって閉じるマイクロスイッチ64とからなり、
感知体62は所定以上の振動力によって上記永久磁石61の
磁着力に打ち勝って落下するように構成されている。さ
らに、この感知体62の下方に、落下した感知体62を押し
上げて永久磁石61に磁着させるためのソレノイド65が配
設されている。
石61に磁着されている感知体62と、この感知体62の上下
動に応じて一体的に回動するレバー63と、このレバー63
の下動によって閉じるマイクロスイッチ64とからなり、
感知体62は所定以上の振動力によって上記永久磁石61の
磁着力に打ち勝って落下するように構成されている。さ
らに、この感知体62の下方に、落下した感知体62を押し
上げて永久磁石61に磁着させるためのソレノイド65が配
設されている。
【0029】8は下部台枠1の前後繋ぎ材11、12の対向
面にその前後両端を固着した断面U字状の溝部材で、図
2に示すように、前後取付枠材11、12に平行に設けられ
てあり、その溝内に粘性オイル81を収容している。一
方、中間台枠2の下面には上記溝部材8の長さ方向の中
央部に対向させて抵抗板9を装着してあり、この抵抗板
9を溝部材8の粘性オイル81内に没入させている。同様
に、中間台枠2の両側取付枠材21、22間に前後取付枠材
23、24と平行にして、即ち、上記下側の溝部材8と直交
方向に断面U字状の溝部材8aを架設状態で固着してあ
り、その溝内に粘性オイル82を収容している。一方、上
部台枠3の両側繋ぎ材31、32間に桟部材36を固着してあ
り、この桟部材36の下面には上記溝部材8aの長さ方向の
中央部に対向させて抵抗板9aを装着してあり、この抵抗
板9aを溝部材8aの粘性オイル82内に没入させている。上
記粘性オイル81、82を収容した溝部材8、8aと抵抗板
9、9aとで振動エネルギーを吸収するダンパーを構成し
ている。なお、中間台枠2側の抵抗板9は上側の溝部材
8aの下面に固着されている。
面にその前後両端を固着した断面U字状の溝部材で、図
2に示すように、前後取付枠材11、12に平行に設けられ
てあり、その溝内に粘性オイル81を収容している。一
方、中間台枠2の下面には上記溝部材8の長さ方向の中
央部に対向させて抵抗板9を装着してあり、この抵抗板
9を溝部材8の粘性オイル81内に没入させている。同様
に、中間台枠2の両側取付枠材21、22間に前後取付枠材
23、24と平行にして、即ち、上記下側の溝部材8と直交
方向に断面U字状の溝部材8aを架設状態で固着してあ
り、その溝内に粘性オイル82を収容している。一方、上
部台枠3の両側繋ぎ材31、32間に桟部材36を固着してあ
り、この桟部材36の下面には上記溝部材8aの長さ方向の
中央部に対向させて抵抗板9aを装着してあり、この抵抗
板9aを溝部材8aの粘性オイル82内に没入させている。上
記粘性オイル81、82を収容した溝部材8、8aと抵抗板
9、9aとで振動エネルギーを吸収するダンパーを構成し
ている。なお、中間台枠2側の抵抗板9は上側の溝部材
8aの下面に固着されている。
【0030】図11は下部台枠1に取付けている電動着脱
機構制御盤7の制御配線回路図で、AC100Vの交流電源接
続プラグ101 の交流電源を直流電源に変換し、この回路
の配線102 、103 を残留磁気除去装置104 に接続してい
ると共に残留磁気除去装置104 に並列的に上記上下電動
着脱機構5の電動グリッパ5a、5aを接続している。さら
に、配線102 、103 に並列して電源スイッチ105 と震動
感知器作動スイッチ106 、リレーR1を順次直列に接続し
た回路107 を設けていると共に電源スイッチ105 と震動
感知器作動スイッチ106 との間に、配線103 に並列的に
接続した電源表示灯108 を有する回路109 と、感知器作
動表示灯110 を備え且つ上記震動感知器6に接続してい
る回路111 とを接続し、震動感知器6と感知器作動表示
灯110 間の回路と配線103 との間にはリレーR2を有する
回路を接続している。また、交流電源接続プラグ101 側
の配線に震動感知器リセット出力配線112 を接続し、こ
の配線112 にリレースイッチr1を設けていると共に上記
残留磁気除去装置104 に接続した配線102 中にリレース
イッチr2を設けている。
機構制御盤7の制御配線回路図で、AC100Vの交流電源接
続プラグ101 の交流電源を直流電源に変換し、この回路
の配線102 、103 を残留磁気除去装置104 に接続してい
ると共に残留磁気除去装置104 に並列的に上記上下電動
着脱機構5の電動グリッパ5a、5aを接続している。さら
に、配線102 、103 に並列して電源スイッチ105 と震動
感知器作動スイッチ106 、リレーR1を順次直列に接続し
た回路107 を設けていると共に電源スイッチ105 と震動
感知器作動スイッチ106 との間に、配線103 に並列的に
接続した電源表示灯108 を有する回路109 と、感知器作
動表示灯110 を備え且つ上記震動感知器6に接続してい
る回路111 とを接続し、震動感知器6と感知器作動表示
灯110 間の回路と配線103 との間にはリレーR2を有する
回路を接続している。また、交流電源接続プラグ101 側
の配線に震動感知器リセット出力配線112 を接続し、こ
の配線112 にリレースイッチr1を設けていると共に上記
残留磁気除去装置104 に接続した配線102 中にリレース
イッチr2を設けている。
【0031】この電動着脱機構制御回路を参照しながら
免震台の作動を説明すると、まず免震台上に美術品等の
展示する展示ケースAを載置して建物の床面(設置面)
の所望個所に設置したのち、制御回路のプラグ101 を電
源に接続する。なお、免震台を床面に設置するには、図
1、図12に示すように、その下部台枠1の下面四方部に
車輪Bを取付けておくと共に四隅部にアジャスターCを
装着して、該アジャスターCを免震台の設置場所におい
て、その高さを調整して車輪Bを設置面から離間させた
状態で免震台を床面上に水平に固定するものである。
免震台の作動を説明すると、まず免震台上に美術品等の
展示する展示ケースAを載置して建物の床面(設置面)
の所望個所に設置したのち、制御回路のプラグ101 を電
源に接続する。なお、免震台を床面に設置するには、図
1、図12に示すように、その下部台枠1の下面四方部に
車輪Bを取付けておくと共に四隅部にアジャスターCを
装着して、該アジャスターCを免震台の設置場所におい
て、その高さを調整して車輪Bを設置面から離間させた
状態で免震台を床面上に水平に固定するものである。
【0032】この免震台の設置時に、下部台枠1に対し
て中間台枠2及び上部台枠3が免震機構4を介して揺動
するのを防止するために、図2〜図4に示すように、上
部台枠3の外装枠部30の両側部にハンドルDを回動自在
及び抜取り可能に取付けておく一方、このハンドルDの
回動軸dに対応する下部台枠1の外装枠部10と中間台枠
2の外装枠部20との両側部に係止孔E、Fを設けてお
く。そして、免震台の設置に際してハンドルDを回動さ
せることによりその回動軸dの一部を上記係止孔E、F
に係脱自在に係止させることで、下部台枠1上に中間台
枠2と上部台枠3とを正確に固定する。免震台の設置後
は、下部台枠1に対する中間台枠2と上部台枠3との固
定を解除するためにハンドルDを抜き取っておいてもよ
いが、該ハンドルDを上部台枠3の外装枠部30内に収納
して解除状態を維持させておいてもよい。
て中間台枠2及び上部台枠3が免震機構4を介して揺動
するのを防止するために、図2〜図4に示すように、上
部台枠3の外装枠部30の両側部にハンドルDを回動自在
及び抜取り可能に取付けておく一方、このハンドルDの
回動軸dに対応する下部台枠1の外装枠部10と中間台枠
2の外装枠部20との両側部に係止孔E、Fを設けてお
く。そして、免震台の設置に際してハンドルDを回動さ
せることによりその回動軸dの一部を上記係止孔E、F
に係脱自在に係止させることで、下部台枠1上に中間台
枠2と上部台枠3とを正確に固定する。免震台の設置後
は、下部台枠1に対する中間台枠2と上部台枠3との固
定を解除するためにハンドルDを抜き取っておいてもよ
いが、該ハンドルDを上部台枠3の外装枠部30内に収納
して解除状態を維持させておいてもよい。
【0033】免震台内に配設した上記各免震機構4は、
その上下ガイド部材40、41を上下に対向した台枠の溝形
鋼材からなる取付枠材の溝内に夫々装着しているので、
免震台全体の厚みを薄くすることができ、常態において
はこれらの上下ガイド部材40、41間に小径ローラ43と一
体的に介在している大径ローラ42は展示ケースA側から
の荷重により、その中心を小径ローラ43の中心の真下に
位置させて小径ローラ43の中心に対して最も短い外周面
部、即ち、小径ローラ43の周面からの突出量が最も少な
い外周面部を上方に向けた状態で展示台側や展示ケース
A側の荷重を安定的に支持している。
その上下ガイド部材40、41を上下に対向した台枠の溝形
鋼材からなる取付枠材の溝内に夫々装着しているので、
免震台全体の厚みを薄くすることができ、常態において
はこれらの上下ガイド部材40、41間に小径ローラ43と一
体的に介在している大径ローラ42は展示ケースA側から
の荷重により、その中心を小径ローラ43の中心の真下に
位置させて小径ローラ43の中心に対して最も短い外周面
部、即ち、小径ローラ43の周面からの突出量が最も少な
い外周面部を上方に向けた状態で展示台側や展示ケース
A側の荷重を安定的に支持している。
【0034】こうして免震台を設置したのち電源に接続
し、電源スイッチ105 を押して上記配線回路に通電す
る。なお、この電源スイッチ105 を再度押すと絶電す
る。電源スイッチ105 を押すと、電源表示灯108 が点灯
し、しかるのち、震動感知作動スイッチ106 を押す。こ
の震動感知作動スイッチ106 は押している間のみ通電(O
N)し、手放すと絶電(OFF) するように構成されている。
震動感知作動スイッチ106を押したのち手放すと、通電
によってリレーR1が作動してリレースイッチr1が接続
し、震動感知器6の感知体62の下方に配設しているソレ
ノイド65の可動鉄心が図10に示すように、その通電によ
って上動して感知体62とレバー63を押し上げて磁石61に
磁着させ、マイクロスイッチ64を開放させて震動感知器
6を作動状態にする。しかるのち、スイッチ106 を手放
してリレースイッチr1を切る。
し、電源スイッチ105 を押して上記配線回路に通電す
る。なお、この電源スイッチ105 を再度押すと絶電す
る。電源スイッチ105 を押すと、電源表示灯108 が点灯
し、しかるのち、震動感知作動スイッチ106 を押す。こ
の震動感知作動スイッチ106 は押している間のみ通電(O
N)し、手放すと絶電(OFF) するように構成されている。
震動感知作動スイッチ106を押したのち手放すと、通電
によってリレーR1が作動してリレースイッチr1が接続
し、震動感知器6の感知体62の下方に配設しているソレ
ノイド65の可動鉄心が図10に示すように、その通電によ
って上動して感知体62とレバー63を押し上げて磁石61に
磁着させ、マイクロスイッチ64を開放させて震動感知器
6を作動状態にする。しかるのち、スイッチ106 を手放
してリレースイッチr1を切る。
【0035】このように震動感知器6を作動状態(通電
状態)にすると、リレーR2が作動してリレースイッチr2
が接続され、上下台枠1、3に装着している電動着脱機
構5の電動グリッパ5a、5aが通電されて作動状態とな
る。即ち、この電動グリッパ5a、5aの直列に並んだ2つ
のコイル53に発生する磁束が対向する電機子56、56間に
介挿している中間台枠2側に配設した制動プレート5bを
通じて流れ、電機子56、56が互いに引き合って制動プレ
ート5bの両面を電機子56、56の対向面に貼着したパッド
57、57により挟着し、下部台枠1と中間台枠2および上
部台枠3が一体的に連結固定される。なお、震動感知器
6が作動状態になると感知器作動表示灯110 が点灯す
る。この状態にして免震台上に展示ケースAを設置して
おくものである。
状態)にすると、リレーR2が作動してリレースイッチr2
が接続され、上下台枠1、3に装着している電動着脱機
構5の電動グリッパ5a、5aが通電されて作動状態とな
る。即ち、この電動グリッパ5a、5aの直列に並んだ2つ
のコイル53に発生する磁束が対向する電機子56、56間に
介挿している中間台枠2側に配設した制動プレート5bを
通じて流れ、電機子56、56が互いに引き合って制動プレ
ート5bの両面を電機子56、56の対向面に貼着したパッド
57、57により挟着し、下部台枠1と中間台枠2および上
部台枠3が一体的に連結固定される。なお、震動感知器
6が作動状態になると感知器作動表示灯110 が点灯す
る。この状態にして免震台上に展示ケースAを設置して
おくものである。
【0036】展示中に停電すると、配線回路中の電動着
脱機構5の電動グリッパ5a、5a側に電流が流れなくなっ
て対向する電機子56、56がスプリング55の復元力によっ
て互いに離間する方向に移動し、下部台枠1と上部台枠
3とに装着しているこれらの電動グリッパ5aの電機子5
6、56が中間台枠2の上下制動プレート5b、5bに対する
それぞれの挟着を解き、制動プレート5bの垂直面に摺接
した状態、或いは該垂直面から僅かに離れて下部台枠1
に対して中間台枠2と上部台枠3とがそれぞれ前後左右
に揺動可能な状態になる。この停電時においては、震動
感知器6はその感知体62を磁石61に磁着させて作動可能
な状態を維持している。停電が復旧すると、電動着脱機
構5の電動グリッパ5a、5a側に電流が流れ、上述した動
作でもって電動グリッパ5aの対向する電機子56、56が互
いに引き寄せ合って制動プレート5bを挟着し、下部台枠
1と中間台枠2および上部台枠3とを連結固定状態に自
動的に復帰させる。
脱機構5の電動グリッパ5a、5a側に電流が流れなくなっ
て対向する電機子56、56がスプリング55の復元力によっ
て互いに離間する方向に移動し、下部台枠1と上部台枠
3とに装着しているこれらの電動グリッパ5aの電機子5
6、56が中間台枠2の上下制動プレート5b、5bに対する
それぞれの挟着を解き、制動プレート5bの垂直面に摺接
した状態、或いは該垂直面から僅かに離れて下部台枠1
に対して中間台枠2と上部台枠3とがそれぞれ前後左右
に揺動可能な状態になる。この停電時においては、震動
感知器6はその感知体62を磁石61に磁着させて作動可能
な状態を維持している。停電が復旧すると、電動着脱機
構5の電動グリッパ5a、5a側に電流が流れ、上述した動
作でもって電動グリッパ5aの対向する電機子56、56が互
いに引き寄せ合って制動プレート5bを挟着し、下部台枠
1と中間台枠2および上部台枠3とを連結固定状態に自
動的に復帰させる。
【0037】次に、地震が発生して震動感知器6の感知
体62が設定加速度以上の震動を感知すると、磁石61の磁
着力に打ち勝って落下し、レバー63を下回動させてマイ
クロスイッチ64を開方向(OFF 方向) に作動させ、リレ
ーR2が作動してリレースイッチr2が切れ、電動グリッパ
5a、5aに電流が流れなくなって上述した動作により電機
子56、56による制動プレート5bに対する挟着が解かれ、
設置面上に固定している下部台枠1に対して中間台枠2
が一水平方向(前後方向)に、この中間台枠2に対して
上部台枠3が中間台枠2直交する水平方向(左右方向)
に夫々免震機構4の大小径ローラ42、43を介して揺動可
能な状態にする。この状態は配線回路中に通電されても
人手により震動感知器作動スイッチ106 を押してソレノ
イド65に通電させることにより感知体62を持ち上げてレ
バー63を磁石61に磁着させないかぎり維持される。な
お、震動感知器6とは別体の震動センサーを設けると共
に、このような手動の震動感知器作動スイッチ106 に代
えて震動センサーが所定以上の震動を感知しなくなった
時、震動センサーからの信号により自動的に作動スイッ
チ106 を接続させるように構成しておいてもよい。この
ように構成すると、地震の揺れがおさまれば自動的に連
結状態に復帰させることが可能である。
体62が設定加速度以上の震動を感知すると、磁石61の磁
着力に打ち勝って落下し、レバー63を下回動させてマイ
クロスイッチ64を開方向(OFF 方向) に作動させ、リレ
ーR2が作動してリレースイッチr2が切れ、電動グリッパ
5a、5aに電流が流れなくなって上述した動作により電機
子56、56による制動プレート5bに対する挟着が解かれ、
設置面上に固定している下部台枠1に対して中間台枠2
が一水平方向(前後方向)に、この中間台枠2に対して
上部台枠3が中間台枠2直交する水平方向(左右方向)
に夫々免震機構4の大小径ローラ42、43を介して揺動可
能な状態にする。この状態は配線回路中に通電されても
人手により震動感知器作動スイッチ106 を押してソレノ
イド65に通電させることにより感知体62を持ち上げてレ
バー63を磁石61に磁着させないかぎり維持される。な
お、震動感知器6とは別体の震動センサーを設けると共
に、このような手動の震動感知器作動スイッチ106 に代
えて震動センサーが所定以上の震動を感知しなくなった
時、震動センサーからの信号により自動的に作動スイッ
チ106 を接続させるように構成しておいてもよい。この
ように構成すると、地震の揺れがおさまれば自動的に連
結状態に復帰させることが可能である。
【0038】地震の発生により設置面と一体的に下部台
枠1が震動方向に往復振動すると、その振動方向に転動
可能に配設された免震機構4の大小径ローラ42、43が下
部台枠1に対して相対的に反対方向に転動する。例え
ば、図5〜図7において、下部台枠1と一体の下側ガイ
ド部材41が矢印方向に移動すると、該下部ガイド部材41
上に圧接している小径ローラ43が反時計方向に回転力を
付与され、偏心大径ローラ42が一体的に同一方向に回転
して該大径ローラ42上に乗っている上側ガイド部材40が
下部ガイド部材41と反対方向に相対移動しようとする。
枠1が震動方向に往復振動すると、その振動方向に転動
可能に配設された免震機構4の大小径ローラ42、43が下
部台枠1に対して相対的に反対方向に転動する。例え
ば、図5〜図7において、下部台枠1と一体の下側ガイ
ド部材41が矢印方向に移動すると、該下部ガイド部材41
上に圧接している小径ローラ43が反時計方向に回転力を
付与され、偏心大径ローラ42が一体的に同一方向に回転
して該大径ローラ42上に乗っている上側ガイド部材40が
下部ガイド部材41と反対方向に相対移動しようとする。
【0039】大径ローラ42が上記のように転動すると、
その転動角度が大きくなるに従って小径ローラ43の外周
からの大径ローラ42の外周面の突出量が大きくなり且つ
該大径ローラ42の中心が小径ローラ43の中心に対して転
動方向とは反対方向に移動するので、展示ケースAの荷
重によって、その転動を阻止しようとする抵抗力が発生
し、この抵抗力によって大小径ローラ42、43の転動が停
止し、その状態から展示品側を支持している上側ガイド
部材40が時間的な遅れでもって下側ガイド部材41と同一
方向に水平移動することになる。
その転動角度が大きくなるに従って小径ローラ43の外周
からの大径ローラ42の外周面の突出量が大きくなり且つ
該大径ローラ42の中心が小径ローラ43の中心に対して転
動方向とは反対方向に移動するので、展示ケースAの荷
重によって、その転動を阻止しようとする抵抗力が発生
し、この抵抗力によって大小径ローラ42、43の転動が停
止し、その状態から展示品側を支持している上側ガイド
部材40が時間的な遅れでもって下側ガイド部材41と同一
方向に水平移動することになる。
【0040】さらに、この上側ガイド部材40の水平移動
途上において、下部台枠1が地震の往復震動によって反
対方向に水平移動し、その方向の移動によって大小径ロ
ーラ42、43は上記とは反対方向に転動して逆方向の抵抗
力が発生し、従って、上側ガイド部材40が下部台枠1の
水平移動量よりもはるかに小さい移動量を行ったのちに
下側ガイド部材42と同一方向に水平移動しようとする。
従って、震動による上側ガイド部材40の水平方向の移動
量が極めて小さくなり、この上側ガイド部材40を介して
上部台枠3上に載置している展示品側の水平移動量は極
めて小さくなる。実質上、下側ガイド部材40が左右に揺
れても大小径ローラ42、43がその揺れの大小に応じて上
側ガイド部材42との接触点を支点とするように左右に回
転して上側ガイド部材42には殆ど揺れが伝達されないの
である。即ち、水平方向の震動が大小径ローラ42、43を
介して減衰した震動波が展示品側に伝達され、展示品の
揺れが抑制されるものである。
途上において、下部台枠1が地震の往復震動によって反
対方向に水平移動し、その方向の移動によって大小径ロ
ーラ42、43は上記とは反対方向に転動して逆方向の抵抗
力が発生し、従って、上側ガイド部材40が下部台枠1の
水平移動量よりもはるかに小さい移動量を行ったのちに
下側ガイド部材42と同一方向に水平移動しようとする。
従って、震動による上側ガイド部材40の水平方向の移動
量が極めて小さくなり、この上側ガイド部材40を介して
上部台枠3上に載置している展示品側の水平移動量は極
めて小さくなる。実質上、下側ガイド部材40が左右に揺
れても大小径ローラ42、43がその揺れの大小に応じて上
側ガイド部材42との接触点を支点とするように左右に回
転して上側ガイド部材42には殆ど揺れが伝達されないの
である。即ち、水平方向の震動が大小径ローラ42、43を
介して減衰した震動波が展示品側に伝達され、展示品の
揺れが抑制されるものである。
【0041】下部台枠1と中間台枠2との間に介在した
免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3との間に介在し
た免震機構4とは互いに直交方向に配設しているので、
前後左右、さらにあらゆる方向の震動に対してもこれら
の上下免震機構4によって上部台枠3上に載置している
展示品や展示ケース本体Bに伝達されないようにするこ
とができる。さらに、これらの大小径ローラ42、43と一
体的に設けられている大小径ピニオン44、45は夫々上下
ガイド部材40、41に設けているラック47、49に噛合しな
がら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径ロー
ラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対してス
リップするのを防止して全ての免震機構4の大小径ロー
ラ42、43を同一転動速度でもって回転させるものであ
る。
免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3との間に介在し
た免震機構4とは互いに直交方向に配設しているので、
前後左右、さらにあらゆる方向の震動に対してもこれら
の上下免震機構4によって上部台枠3上に載置している
展示品や展示ケース本体Bに伝達されないようにするこ
とができる。さらに、これらの大小径ローラ42、43と一
体的に設けられている大小径ピニオン44、45は夫々上下
ガイド部材40、41に設けているラック47、49に噛合しな
がら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径ロー
ラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対してス
リップするのを防止して全ての免震機構4の大小径ロー
ラ42、43を同一転動速度でもって回転させるものであ
る。
【0042】さらに、中間台枠2には下部台枠1に対す
る該中間台枠2の揺動方向と上部台枠3の揺動方向とに
長い上下制動プレート5b、5bが平面十字状に取付けられ
てあり、震動時には下部台枠1に装着した電動グリッパ
5aの対向するパッド57、57が下側制動プレート5bの両面
に沿って相対移動する一方、上部台枠3に装着した電動
グリッパ5aの対向するパッド57、57が上側制動プレート
5bの両面に沿って相対移動する。なお、電動着脱機構5
を構成するこれらの電動グリッパ5aと制動プレート5bと
は、上記取付態様に限らず、上下に対向する台枠のいず
れか一方に電動グリッパ5aを他方に制動プレート5bを取
付けておけばよい。
る該中間台枠2の揺動方向と上部台枠3の揺動方向とに
長い上下制動プレート5b、5bが平面十字状に取付けられ
てあり、震動時には下部台枠1に装着した電動グリッパ
5aの対向するパッド57、57が下側制動プレート5bの両面
に沿って相対移動する一方、上部台枠3に装着した電動
グリッパ5aの対向するパッド57、57が上側制動プレート
5bの両面に沿って相対移動する。なお、電動着脱機構5
を構成するこれらの電動グリッパ5aと制動プレート5bと
は、上記取付態様に限らず、上下に対向する台枠のいず
れか一方に電動グリッパ5aを他方に制動プレート5bを取
付けておけばよい。
【0043】また、下部台枠1と中間台枠2とに夫々の
移動方向に平行に配設している溝部材8内の粘性オイル
81、82に中間台枠2と上部台枠3とから突設している抵
抗板9、9aを没入させているので、中間台枠2と上部台
枠3との水平移動が粘性オイル81、82によって夫々吸収
減衰され、地震が去ったのちには迅速且つ確実に下部台
枠1上の元の位置に中間台枠2と展示品や展示ケースA
を載置した上部台枠3とを復帰させるものである。地震
がおさまれば、再び上述した手順、即ち、電源スイッチ
105 をONにし、震動感知器作動スイッチ106 を所定時間
押したのち手放すことにより感知体62をソレノイド65に
より押し上げて磁石61に磁着させ、電動着脱機構5によ
る台枠同士の連結、固定を行う。
移動方向に平行に配設している溝部材8内の粘性オイル
81、82に中間台枠2と上部台枠3とから突設している抵
抗板9、9aを没入させているので、中間台枠2と上部台
枠3との水平移動が粘性オイル81、82によって夫々吸収
減衰され、地震が去ったのちには迅速且つ確実に下部台
枠1上の元の位置に中間台枠2と展示品や展示ケースA
を載置した上部台枠3とを復帰させるものである。地震
がおさまれば、再び上述した手順、即ち、電源スイッチ
105 をONにし、震動感知器作動スイッチ106 を所定時間
押したのち手放すことにより感知体62をソレノイド65に
より押し上げて磁石61に磁着させ、電動着脱機構5によ
る台枠同士の連結、固定を行う。
【0044】巨大地震が発生した時の震動に対応するに
必要な水平方向の変位量は高々30〜40cmであり、従っ
て、上下台枠間で少なくともその変位量が可能となるよ
うに大小径ローラ42、43の直径を設定する。この場合、
大径ローラ42の転動角度は上記抵抗力を発生させるため
には180 度以下にしなければならない。従って、大小径
ローラ42、43が半円周だけ転動すると、上下台枠間の相
対的な水平移動量は、これらのローラ42、43の半円周長
の和であるから、上記最大変位量に対応する大小径ロー
ラ42、43の径は容易に設定することができる。
必要な水平方向の変位量は高々30〜40cmであり、従っ
て、上下台枠間で少なくともその変位量が可能となるよ
うに大小径ローラ42、43の直径を設定する。この場合、
大径ローラ42の転動角度は上記抵抗力を発生させるため
には180 度以下にしなければならない。従って、大小径
ローラ42、43が半円周だけ転動すると、上下台枠間の相
対的な水平移動量は、これらのローラ42、43の半円周長
の和であるから、上記最大変位量に対応する大小径ロー
ラ42、43の径は容易に設定することができる。
【0045】なお、上下台枠間に介在させている免震機
構4として、上記実施例においては小径ローラ43を下側
の台枠側上に接して転動させるようにし、大径ローラ42
を上側の台枠側に接して転動させるようにしたが、図13
に示すように小径ローラ43を上側の台枠側下面に接して
転動させるようにし、大径ローラ42を下側の台枠側の上
面に接して転動させるようにしてもよく、また、このよ
うな大小径ローラ42、43を偏心させることなく、図14に
示すように、同一径のローラ42a 、42b を偏心させて一
体に組み合わせて一方のローラを上側台枠の下面に、他
方のローラを下側台枠の上面にそれぞれ接して転動させ
ても上記と同様な免震作用を発揮し得るものであり、要
するに、中心O1が他方のローラの中心O2よりも上側にあ
る一方のローラを下側台枠側に接して転動させるように
すると共に中心O2が一方のローラの中心O1よりも下側に
ある他方のローラを上側台枠側に接して転動させるよう
にしておけばよい。
構4として、上記実施例においては小径ローラ43を下側
の台枠側上に接して転動させるようにし、大径ローラ42
を上側の台枠側に接して転動させるようにしたが、図13
に示すように小径ローラ43を上側の台枠側下面に接して
転動させるようにし、大径ローラ42を下側の台枠側の上
面に接して転動させるようにしてもよく、また、このよ
うな大小径ローラ42、43を偏心させることなく、図14に
示すように、同一径のローラ42a 、42b を偏心させて一
体に組み合わせて一方のローラを上側台枠の下面に、他
方のローラを下側台枠の上面にそれぞれ接して転動させ
ても上記と同様な免震作用を発揮し得るものであり、要
するに、中心O1が他方のローラの中心O2よりも上側にあ
る一方のローラを下側台枠側に接して転動させるように
すると共に中心O2が一方のローラの中心O1よりも下側に
ある他方のローラを上側台枠側に接して転動させるよう
にしておけばよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の免震台によれば、
設置面に固定する下部台枠上に免震機構を介して前後左
右いずれかの方向に揺動可能に載置された中間台枠と、
この中間台枠上に免震機構を介して上記揺動方向と直交
する方向に揺動可能に載置された上部台枠と、上記下部
台枠と中間台枠間および中間台枠と上部台枠間をそれぞ
れ連結固定し且つその連結固定を解除可能にする電動着
脱機構と、所定以上の震動の発生により作動する震動感
知器とからなる免震台であって、上記電動着脱機構は一
対の挟圧パッドを備えた電動グリッパと、この電動グリ
ッパの挟圧パッド間に介在させる制動プレートとからな
り、上記上下に対向する台枠のいずれか一方の台枠に電
動グリッパをその挟圧パッドの対向面間を揺動方向に向
けた状態で固着し、他方の台枠に制動プレートをその長
さ方向を台枠の揺動方向に向けた状態で固定して、上記
電動グリッパが通電された状態においては挟圧パッドに
より上記制動プレートを挟着して下部台枠と中間台枠お
よび上部台枠を連結固定させておく一方、上記震動感知
器が所定以上の震動を感知した時には上記電動グリッパ
を絶電させて台枠間の連結固定を開放させるように構成
しているので、停電復旧後に免震台上に設置した展示ケ
ースなどを押圧しても、揺動したり傾倒するのを確実に
阻止することができる。
設置面に固定する下部台枠上に免震機構を介して前後左
右いずれかの方向に揺動可能に載置された中間台枠と、
この中間台枠上に免震機構を介して上記揺動方向と直交
する方向に揺動可能に載置された上部台枠と、上記下部
台枠と中間台枠間および中間台枠と上部台枠間をそれぞ
れ連結固定し且つその連結固定を解除可能にする電動着
脱機構と、所定以上の震動の発生により作動する震動感
知器とからなる免震台であって、上記電動着脱機構は一
対の挟圧パッドを備えた電動グリッパと、この電動グリ
ッパの挟圧パッド間に介在させる制動プレートとからな
り、上記上下に対向する台枠のいずれか一方の台枠に電
動グリッパをその挟圧パッドの対向面間を揺動方向に向
けた状態で固着し、他方の台枠に制動プレートをその長
さ方向を台枠の揺動方向に向けた状態で固定して、上記
電動グリッパが通電された状態においては挟圧パッドに
より上記制動プレートを挟着して下部台枠と中間台枠お
よび上部台枠を連結固定させておく一方、上記震動感知
器が所定以上の震動を感知した時には上記電動グリッパ
を絶電させて台枠間の連結固定を開放させるように構成
しているので、停電復旧後に免震台上に設置した展示ケ
ースなどを押圧しても、揺動したり傾倒するのを確実に
阻止することができる。
【0047】さらに、上記震動感知器が所定以上の震動
を感知した時に上記電動グリッパを絶電させて台枠間の
連結固定を開放させるように構成しているから、通電中
や停電時に関係なく、常に震動感知器を作動可能な状態
にしておくことができると共に地震の発生によって震動
感知器が作動すると、電動着脱機構による台枠間の連結
固定を直ちに解除すると共にその解除状態を維持して免
震機構により揺れを抑制し得るものである。
を感知した時に上記電動グリッパを絶電させて台枠間の
連結固定を開放させるように構成しているから、通電中
や停電時に関係なく、常に震動感知器を作動可能な状態
にしておくことができると共に地震の発生によって震動
感知器が作動すると、電動着脱機構による台枠間の連結
固定を直ちに解除すると共にその解除状態を維持して免
震機構により揺れを抑制し得るものである。
【0048】また、上記電動着脱機構として、上下台枠
のいずれか一方に装着する電動グリッパと、この電動グ
リッパの一対の挟圧パッド間に介挿した状態で他方の台
枠に装着する制動プレートとより構成しているので、通
常時には一対の挟圧パッドによって制動プレートを挟着
して上下台枠間をガタツキが生じることなく強固に連結
固定させておくことができると共にその連結固定位置を
制動プレートの長さ方向の所望部位に簡単且つ正確に設
定し得るものであり、さらに、地震発生時には一対の挟
圧パッドが離間する方向に作動して制動プレートに対す
る挟着が解かれ、上下台枠の水平方向の相対揺動によっ
て電動グリッパの一対の挟圧パッドを制動プレートの長
さ方向に沿って相対移動させながら免震機構による揺れ
の抑制作動を行わせることができる。
のいずれか一方に装着する電動グリッパと、この電動グ
リッパの一対の挟圧パッド間に介挿した状態で他方の台
枠に装着する制動プレートとより構成しているので、通
常時には一対の挟圧パッドによって制動プレートを挟着
して上下台枠間をガタツキが生じることなく強固に連結
固定させておくことができると共にその連結固定位置を
制動プレートの長さ方向の所望部位に簡単且つ正確に設
定し得るものであり、さらに、地震発生時には一対の挟
圧パッドが離間する方向に作動して制動プレートに対す
る挟着が解かれ、上下台枠の水平方向の相対揺動によっ
て電動グリッパの一対の挟圧パッドを制動プレートの長
さ方向に沿って相対移動させながら免震機構による揺れ
の抑制作動を行わせることができる。
【0049】また、免震機構は、下部台枠と中間台枠と
の間、及び、中間台枠と上部台枠との間に下方台枠側に
接して転動するローラとこのローラに対して偏心し且つ
上方台枠側に接して転動するローラとを一体に設け、且
つ下方の免震機構と上方の免震機構とを互いに直角方向
に向けて配設してなるものであるから、地震発生時には
前後左右の水平方向の震動を免震機構の偏心ローラを介
してその震動エネルギーを吸収して上部台枠上に設置し
ている展示品や展示ケース等の揺れを著しく減衰させる
ことができるものである。
の間、及び、中間台枠と上部台枠との間に下方台枠側に
接して転動するローラとこのローラに対して偏心し且つ
上方台枠側に接して転動するローラとを一体に設け、且
つ下方の免震機構と上方の免震機構とを互いに直角方向
に向けて配設してなるものであるから、地震発生時には
前後左右の水平方向の震動を免震機構の偏心ローラを介
してその震動エネルギーを吸収して上部台枠上に設置し
ている展示品や展示ケース等の揺れを著しく減衰させる
ことができるものである。
【図1】免震台の一部縦断正面図、
【図2】免震台の下部台枠の平面図、
【図3】免震台の中間台枠の平面図、
【図4】免震台の上部台枠の平面図、
【図5】免震機構の縦断正面図、
【図6】その左側面図、
【図7】その右側面図、
【図8】電動着脱機構の縦断側面図、
【図9】その簡略側面図、
【図10】震動感知器の簡略側面図、
【図11】制御配線回路図、
【図12】展示ケース全体の簡略縦断正面図、
【図13】免震機構の別な構造を示す簡略側面図、
【図14】免震機構のさらに別な構造を示す簡略側面
図。
図。
1 下部台枠
2 中間台枠
3 上部台枠
4 免震機構
42、43 大小径ローラ
5 電動着脱機構
5a 電動グリッパ
5b 制動プレート
57 パッド
6 震動感知器
62 感知体
A 展示ケース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 早川 邦夫
大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号
株式会社奥村組内
(72)発明者 辰浜 哲郎
大阪市西淀川区姫島3丁目5番26号 奥
村機械製作株式会社内
(72)発明者 井手 章
大阪市西淀川区姫島3丁目5番26号 奥
村機械製作株式会社内
(56)参考文献 特開 平2−54040(JP,A)
実開 平4−13846(JP,U)
実開 平4−13844(JP,U)
実開 昭62−188641(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47B 97/00
A47F 7/02
F16F 15/02
Claims (4)
- 【請求項1】 設置面に固定する下部台枠上に免震機構
を介して前後左右いずれかの方向に揺動可能に載置され
た中間台枠と、この中間台枠上に免震機構を介して上記
揺動方向と直交する方向に揺動可能に載置された上部台
枠と、上記下部台枠と中間台枠間および中間台枠と上部
台枠間をそれぞれ連結固定し且つその連結固定を解除可
能にする電動着脱機構と、所定以上の震動の発生により
作動する震動感知器とからなる免震台であって、上記電
動着脱機構は一対の挟圧パッドを備えた電動グリッパ
と、この電動グリッパの挟圧パッド間に介在させる制動
プレートとからなり、上記上下に対向する台枠のいずれ
か一方の台枠に電動グリッパをその挟圧パッドの対向面
間を揺動方向に向けた状態で固着し、他方の台枠に制動
プレートをその長さ方向を台枠の揺動方向に向けた状態
で固定して、上記電動グリッパが通電された状態におい
ては挟圧パッドにより上記制動プレートを挟着して下部
台枠と中間台枠および上部台枠を連結固定させておく一
方、上記震動感知器が所定以上の震動を感知した時には
上記電動グリッパを絶電させて台枠間の連結固定を開放
させるように構成したことを特徴とする免震台。 - 【請求項2】 免震機構は互いに偏心したローラを一体
に設けてなり、この免震機構を上下に対向する台枠間の
数個所に介在させて中心が他方のローラの中心よりも上
側にある一方のローラを下側台枠側に接して転動させる
ようにすると共に中心が一方のローラの中心よりも下側
にある他方のローラを上側台枠側に接して転動させるよ
うにし、且つ下部台枠と中間台枠との間に設けた免震機
構のローラ転動方向と中間台枠と上部台枠との間に設け
た免震機構のローラ転動方向とが直交する方向に配設し
ていることを特徴とする請求項1記載の免震台。 - 【請求項3】 上部台枠上に展示品を載置させるように
構成した請求項1又は請求項2に記載の免震台。 - 【請求項4】 上部台枠上に展示品を収納した展示ケー
スを設置させるように構成した請求項1、請求項2又は
請求項3に記載の免震台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17174996A JP3401388B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 免震台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17174996A JP3401388B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 免震台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327345A JPH09327345A (ja) | 1997-12-22 |
| JP3401388B2 true JP3401388B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=15928988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17174996A Expired - Fee Related JP3401388B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 免震台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3401388B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100456782B1 (ko) * | 2001-08-21 | 2004-11-10 | 주식회사 케이.알 | 지진충격 방지장치 |
| CN110051178B (zh) * | 2019-03-25 | 2019-11-19 | 东阳市明汇服装有限公司 | 一种水晶饰品防摔装置 |
| CN114343359B (zh) * | 2021-12-18 | 2023-12-15 | 合肥秋实城乡规划设计有限责任公司 | 一种建筑可防震的图纸展示架 |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP17174996A patent/JP3401388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09327345A (ja) | 1997-12-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| GB2424287A (en) | Portable screen device with dual shaft structure | |
| JP3401388B2 (ja) | 免震台 | |
| JPH10281217A (ja) | 物品展示用免震台 | |
| TW457341B (en) | Vibration mechanism | |
| JPH1144341A (ja) | 免震装置の固定方法 | |
| JPH11159571A (ja) | 機械装置、露光装置及び露光装置の運転方法 | |
| JP2002180693A5 (ja) | ||
| JP3253850B2 (ja) | 免震台および免震台を備えた展示ケース | |
| JP3195570B2 (ja) | 免震台を備えた展示ケース | |
| CN101096257A (zh) | 电梯用卷扬机 | |
| JP2004060404A (ja) | 免震装置及び免震構造 | |
| JP4345117B2 (ja) | 免震支承装置 | |
| JP2002266937A (ja) | 免振装置 | |
| JP3579260B2 (ja) | 免震構造のトリガー装置 | |
| JP2000291736A (ja) | 免震装置 | |
| JP4263578B2 (ja) | 免震装置のトリガー機構 | |
| JPS6030552Y2 (ja) | 空調装置等の大型装置の耐震設置構造 | |
| CN213567259U (zh) | 一种液相色谱仪用贮液装置 | |
| JP2026021778A (ja) | 免震装置及び免震装置の取付構造 | |
| JP3038147B2 (ja) | ロック装置 | |
| JP3844265B2 (ja) | 鉄骨構造物の緩衝装置 | |
| CN119595324B (zh) | 一种用于模拟板簧断裂的试验装置及试验方法 | |
| JP3579259B2 (ja) | 免震構造のトリガー装置 | |
| JPH10306841A (ja) | 免震装置 | |
| JP2019167777A (ja) | 天井材浮上がり抑制具及びそれが施工されたシステム天井 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |