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JP3401431B2 - 液圧制御弁 - Google Patents
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JP3401431B2 - 液圧制御弁 - Google Patents

液圧制御弁

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JP3401431B2
JP3401431B2 JP12685298A JP12685298A JP3401431B2 JP 3401431 B2 JP3401431 B2 JP 3401431B2 JP 12685298 A JP12685298 A JP 12685298A JP 12685298 A JP12685298 A JP 12685298A JP 3401431 B2 JP3401431 B2 JP 3401431B2
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retainer
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幸弘 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキシ
ステムに使用される液圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば実公平
6−7018号公報がある。この公報には、マスタシリ
ンダに接続される入口と、ホイールシリンダに接続され
る出口と、入口に連絡して区画される弁室と、この弁室
と出口とを連絡して形成される段付孔と、この段付孔に
摺動自在に挿入される段付ピストンと、この段付ピスト
ンに形成され弁室と出口とを連絡する通路と、この通路
の弁室側開口に形成される弁座と、弁室内に配置され段
付ピストンの移動に応じて弁座に離着座可能な弁体と、
この弁体を弁座に向かって付勢する弁ばねと、段付ピス
トンを弁体が弁座から離座する方向に付勢する予負荷ば
ねと、弁室内に配置され弁体の弁座側への移動を規制す
るリテーナと、弁室の上記入口側に取り付けられリテー
ナの抜け止めを行う抜け止め部材とを備えた液圧制御
弁、が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の液圧制御弁の構成では、抜け止め部材による
リテーナの抜け止め作用は、リテーナの上部と抜け止め
部材の下面との当接作用によって行っているので、リテ
ーナの寸法管理が十分に行われていないとリテーナと抜
け止め部材との間の隙間が大きくなって、リテーナが弁
室内でがたつき、ブレーキの込めあるいは弛めの際にリ
テーナが振動して異音が生じるという問題がある。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、弁室
内におけるリテーナのがたつきをなくして異音の発生を
防止することができる液圧制御弁を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、マスタシ
リンダに接続される入口と、ホイールシリンダに接続さ
れる出口と、前記入口に連絡して区画される弁室と、こ
の弁室と前記出口とを連絡して形成される段付孔と、こ
の段付孔に摺動自在に挿入される段付ピストンと、この
段付ピストンに形成され前記弁室と出口とを連絡する通
路と、この通路の前記弁室側開口に形成される弁座と、
前記弁室内に配置され前記段付ピストンの移動に応じて
前記弁座に離着座可能な弁体と、この弁体を前記弁座に
向かって付勢する弁ばねと、前記段付ピストンを前記弁
体が前記弁座から離座する方向に付勢する予負荷ばね
と、前記弁室内に配置され前記弁体の前記弁座側への移
動を規制するリテーナと、前記弁室の前記入口側に取り
付けられ前記リテーナの抜け止めを行う抜け止め部材と
を備えた液圧制御弁において、前記リテーナを前記抜け
止め部材に係止させた液圧制御弁、によって解決され
る。
【0006】すなわち、本発明は、リテーナを抜け止め
部材に係止させることにより、リテーナの振動をなく
し、異音の発生を防止している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明の実施の形態を示してい
る。本実施の形態における液圧制御弁Pは、車両のブレ
ーキシステム内に配置された液圧制御弁装置10に組み
込まれている。液圧制御弁装置10は、この液圧制御弁
Pと開閉弁50とから成り、図示しないマスタシリンダ
と後輪ホイールシリンダとの間に配置されたもので、後
輪ホイールシリンダに供給されるブレーキ液圧をマスタ
シリンダからの圧力に対して減圧することによって前輪
と後輪とのブレーキ力の配分を行う制動力配分制御装置
の失陥に応じて作動するように構成され、上記失陥時に
制動力配分制御装置に代わって後輪ホイールシリンダに
対するブレーキ液圧の減圧作用を行うものである。
【0009】液圧制御弁装置10の本体30には、図示
しないマスタシリンダに連絡する管路12が接続される
入口31と、後輪ホイールシリンダに連絡する管路13
が接続される出口32と、これら入口31と出口32と
を連絡する段付孔34とがそれぞれ形成されている。本
体30、入口31及び出口32は、それぞれ液圧制御弁
装置Pの本体、入口及び出口を兼ねている。段付ピスト
ン35は、その入口31側に形成される小径部35Cが
段付孔34の一部を構成する筒状部材40に対して液密
かつ摺動自在に挿入され、出口32側に形成される大径
部35Bが本体30に直接形成された段付孔34に液密
かつ摺動自在に挿入される。段付ピストン35には、そ
の入口31側と出口32とを連絡するT字形状の通路3
6が形成されており、通路36の入口側端部は弁体38
が着離座可能な弁座37となっている。筒状部材40と
段付ピストン35との間には予負荷ばね39が設けら
れ、段付ピストン35を弁座37が弁体38から離座す
る方向に付勢している。
【0010】弁体38は、図2に示すように、筒状部材
40の入口31側において区画される弁室33内に配置
され、底部43a及び筒状部43bを有する略コップ形
状の金属製のリテーナ43により弁座37側への移動が
規制されている。弁室33の入口31側に相当する筒状
部材40の入口31側端部には、リテーナ43の抜け止
めを行うリング状の抜け止め部材42が取り付けられて
おり、本実施の形態によるリテーナ43の抜け止め作用
は、リテーナ43を抜け止め部材42に係止させること
により行っている。
【0011】抜け止め部材42は合成樹脂材料より成
り、弁室33側に突出する環状の突起42aを有してお
り、リテーナ43の筒状部43bはこの環状の突起42
aに係止されている。そこで本実施の形態では、環状の
突起42aの外周に、図3及び図4に明示するような複
数(本実施の形態では3箇所)の突部42bを形成して
おき、この複数の突部42bによりリテーナ43の筒状
部43bの内周を保持してリテーナ43の確実な保持を
行うようにしている。また、リテーナ43の筒状部43
bの抜け止め部材42側先端内周部43cを径外方に広
がる曲面形状とすることにより、組み付け時に抜け止め
部材42(正確には突部42b)が損傷して発生する切
粉により、当該液圧制御弁Pの機能に悪影響を与えるの
を防止している。一方、抜け止め部材42側の突部42
bを突起42aの先端に向かって径内方へ傾斜するテー
パ状に形成することによって、組付けを容易にするとと
もに、抜け止め部材42の熱膨張や熱収縮に対応できる
ようにしている。環状の突起42aの内周側では、弁体
38を弁座37側へ付勢する弁ばね41の一端を支持し
ており、また、環状の突起42aでもって、ブレーキ弛
め時における弁体38の抜け止め部材42側への移動を
規制するようにして、弁ばね41の座屈を防止してい
る。なお、このとき、環状の突起42aの一部に設けた
切欠部42cにより、突起42aと弁体38とが密着し
て入口31側と出口32側との間が遮断されないように
している。
【0012】開閉弁50について説明すると、本体30
に形成された内孔44に対し液密に嵌入されたシリンダ
部材51には、ソレノイド部55の励磁に応じて軸方向
に移動可能なプランジャ52が挿入されるとともに、こ
のプランジャ52の先端部の弁部52aが着離座可能な
弁座形成部材53が圧入されている。これらプランジャ
52と弁座形成部材53との間にはばね部材54が設け
られ、ソレノイド部55が消磁されているとき、弁部5
2aを弁座から離座させている。すなわち、開閉弁50
は常開型の電磁切換弁として構成されている。内孔44
は、液圧制御弁Pの弁室33と連絡通路61を介して接
続されるとともに、段付ピストン35の出口32側端部
に形成された受圧部35Aが臨む制御室46と連通路4
5を介して接続されている。したがって、開閉弁50の
開弁により制御室46へマスタシリンダ圧が供給され
る。
【0013】すなわち、上記制動力配分制御装置の失陥
時に図示しないコントロール・ユニットから開閉弁へ開
弁指令を発し(給電停止の意)、制御室46にマスタシ
リンダ圧を作用させるようにして、段付ピストン35の
受圧部35Aに作用する作用力とその大径部35Bに作
用する圧力による作用力の和が、段付ピストン35の小
径部Cに作用する圧力による作用力と予負荷ばね39の
付勢力との和を越えたときに、段付ピストン35を図中
左方へ移動させ弁体38を弁座37に着座させることに
より入口31側と出口32側とを遮断する。そして、入
口31側の圧力が増大して段付ピストン35を図中右方
へ移動させる作用力の方が大きくなると、入口31側と
出口32側とを再び相連通させる。これらの作用が繰り
返されることにより、公知のブレーキ液圧減圧作用を行
い、上記制動力配分制御装置の失陥による後輪の早期ロ
ックを防止する。
【0014】そこで、本実施の形態によれば、液圧制御
弁Pにおいて、弁体38の弁座37側への移動を規制す
るリテーナ43は抜け止め部材42に係止されているの
で、ブレーキの込め時あるいは弛め時に弁室33内にて
発生する脈圧を受けても振動することはなく、よって、
これによる異音の発生を防止することができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0016】例えば以上の実施の形態では、液圧制御弁
装置Pを液圧制御弁装置10に組み込んだ例について説
明したが、これに代えて、たとえば本願従来技術である
実公平6−7018号に示されるような、開閉弁50を
有さないタイプの液圧制御弁にも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液圧制御弁
によれば、弁体の弁座側への移動を規制するリテーナを
抜け止め部材に係止させたので、ブレーキの込め時ある
いは弛め時にリテーナの振動をなくして、異音の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による液圧制御弁を組み込
んだ装置の断面図である。
【図2】図1における要部の拡大図である。
【図3】本発明に係る抜け止め部材の側断面図である。
【図4】同裏面図である。
【符号の説明】
31 入口 32 出口 33 弁室 34 段付孔 35 段付ピストン 36 通路 37 弁座 38 弁体 39 予負荷ばね 41 弁ばね 42 抜け止め部材 42a 環状の突起 42b 突部 43 リテーナ 43a 底部 43b 筒状部 P 液圧制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−244578(JP,A) 実開 昭60−46366(JP,U) 実開 昭60−55572(JP,U) 実開 平4−110667(JP,U) 実公 平6−7018(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/18 - 8/30

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダに接続される入口と、ホ
    イールシリンダに接続される出口と、前記入口に連絡し
    て区画される弁室と、この弁室と前記出口とを連絡して
    形成される段付孔と、この段付孔に摺動自在に挿入され
    る段付ピストンと、この段付ピストンに形成され前記弁
    室と出口とを連絡する通路と、この通路の前記弁室側開
    口に形成される弁座と、前記弁室内に配置され前記段付
    ピストンの移動に応じて前記弁座に離着座可能な弁体
    と、この弁体を前記弁座に向かって付勢する弁ばねと、
    前記段付ピストンを前記弁体が前記弁座から離座する方
    向に付勢する予負荷ばねと、前記弁室内に配置され前記
    弁体の前記弁座側への移動を規制するリテーナと、前記
    弁室の前記入口側に取り付けられ前記リテーナの抜け止
    めを行う抜け止め部材とを備えた液圧制御弁において、 前記リテーナを前記抜け止め部材に係止させた液圧制御
    弁。
  2. 【請求項2】 前記リテーナが、略コップ形状を呈して
    おり、その底部にて前記弁体の移動を規制し、その筒状
    部が前記抜け止め部材に係止される請求項1に記載の液
    圧制御弁。
  3. 【請求項3】 前記抜け止め部材には前記弁室側に突出
    する環状の突起が形成され、その環状の突起に前記リテ
    ーナの筒状部が係止される請求項2に記載の液圧制御
    弁。
  4. 【請求項4】 前記環状の突起外周には複数の突部が形
    成され、この複数の突部により前記リテーナの筒状部の
    内周が保持される請求項3に記載の液圧制御弁。
  5. 【請求項5】 前記環状の突起の内周側に前記弁ばねの
    一端が支持される請求項3に記載の液圧制御弁。
  6. 【請求項6】 前記リテーナの筒状部の前記抜け止め部
    材側端部を径外方に広がる曲面形状とした請求項3また
    は請求項4に記載の液圧制御弁。
  7. 【請求項7】 前記複数の突部が、前記環状の突起の先
    端に向かって径内方へ傾斜するテーパ状を呈している請
    求項4に記載の液圧制御弁。
  8. 【請求項8】 前記環状の突起が、前記弁体の前記抜け
    止め部材側への移動を規制する請求項3に記載の液圧制
    御弁。
  9. 【請求項9】 前記抜け止め部材が合成樹脂材料より形
    成される請求項1から請求項8のいずれかに記載の液圧
    制御弁。
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