JP3402292B2 - クレーンの過負荷防止装置 - Google Patents
クレーンの過負荷防止装置Info
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Description
てクレーンの破損や転倒を防止するクレーンの過負荷防
止装置の技術分野に属するものである。
ることを目的とした過負荷防止装置が取付けられてお
り、これは吊荷の荷重を演算する演算手段であるコント
ローラを備えている。クレーンの過負荷防止装置として
は、例えば特開平7−172776号公報に開示されて
なるものが公知である。以下、この従来例に係る過負荷
防止装置(作動制御装置)の概要を説明する。
停止信号に基づいて作動停止手段を作動させてブーム等
の作動を自動的に停止させる一方、停止信号出力手段か
ら出力された作動停止要求に対して実際にブーム等の作
動が停止されたか否かをチッエックし、かつ作動不良時
には作動不良を検知して、その作動不良をオペレータに
知らせることにより過負荷防止装置の信頼性を高めるよ
うにしたものである。
ーラから停止信号が出力されているときに、この停止信
号が油圧シリンダや油圧モータ等のアクチュエータに確
実に作用しているか否かを電気出力信号を検出したり油
圧力を検出したりして、過負荷防止装置のコントローラ
からの出力とアクチュエータの出力とが一致しない場合
に、警報発生手段から異常警報を発することによりオペ
レータに作動停止手段の作動不良を知らせるようにした
ものである。
荷防止装置(作動制御装置)によれば、作動停止手段に
作動不良が生じてブーム等の作動が停止されなくなった
場合には、警報により作動停止手段が異常であることが
オペレータに知らされる。しかしながら、その異常状態
を回避するものではなく、危険状態からの脱却を単にオ
ペレータに委ねているにすぎないものである。つまり、
真の安全を確保するためには、過負荷防止装置に作動停
止手段の異常状態を自ずから回避し得る機能を持たせる
ことが好ましい。また、別途センサを設けてこのセンサ
からの出力により異常を検出したり、危険側への位置変
化で異常を判断するようにしている関係上、その信頼性
や応答性の点に関して必ずしも十分とはいえないもので
あった。
動停止出力出力手段に異常が生じた場合、即座にその異
常を回避すると共に、正常な出力を保証してクレーンの
機器の作動を確実に停止させ得るようにした信頼性や応
答性に優れたクレーンの過負荷防止装置を提供すること
である。
に、本発明の請求項1に係るクレーンの過負荷防止装置
が採用した手段の特徴とするところは、演算で求めた吊
荷の荷重を定格荷重と比較して、吊荷の荷重が定格荷重
よりも重くクレーンが転倒する恐れがあると判断すると
共に、自動停止作動部を停止させる停止指令を出力する
演算手段を備え、前記停止指令を受取って自動停止作動
部を停止させる作動出力を出力する作動出力出力手段を
備えてなるクレーンの過負荷防止装置において、前記演
算手段と作動出力出力手段との間に出力切換手段を介装
し、この出力切換手段を介して停止指令を受取って副自
動停止作動部を作動させる副作動出力出力手段を設け、
演算手段から出力される停止指令と作動出力出力手段か
ら出力される作動出力とを比較して不一致の場合には作
動出力が異常であると判断し、出力切換手段を作動出力
出力手段側から副作動出力出力手段側に切換え作動させ
る出力異常検出手段を設けたところにある。
停止指令が、作動出力出力手段の不良、配線の断線ある
いはアースとの短絡、他のラインとの混触、電磁切換弁
や電磁比例弁等のソレノイドの不良等の不具合によっ
て、前記電磁切換弁や電磁比例弁が正常に作動しなけれ
ば何の意味もない。しかしながら、上記請求項1に係る
クレーンの過負荷防止装置によれば、作動出力出力手段
に異常が生じて自動停止作動部を作動させることができ
なくなっても、出力切換手段により作動出力出力手段側
から副作動出力出力手段側に切換えられ、この副作動出
力出力手段から出力される副作動出力によって副自動停
止作動部が作動されるので、過負荷防止装置が正常に機
能する。
防止装置が採用した手段の特徴とするところは、演算で
求めた吊荷の荷重を定格荷重と比較して、吊荷の荷重が
定格荷重よりも重くクレーンが転倒する恐れがあると判
断すると共に、自動停止作動部を停止させる停止指令を
出力する演算手段を備え、前記停止指令を受取って自動
停止作動部を停止させる作動出力を出力する作動出力出
力手段を備えてなるクレーンの過負荷防止装置におい
て、前記演算手段と作動出力出力手段との間に出力切換
手段を介装し、この出力切換手段を介して停止指令を受
取る副作動出力出力手段を設け、演算手段から出力され
る停止指令と作動出力出力手段から出力される作動出力
とを比較して不一致の場合には作動出力が異常であると
判断し、出力切換手段を作動出力出力手段側から副作動
出力出力手段側に切換え作動させる出力異常検出手段を
設けると共に、前記出力切換手段と連動して作動し、作
動出力出力手段または副作動出力出力手段から出力され
る正常な作動出力を受取って前記自動停止作動部を作動
させる第2出力切換手段を設けたところにある。
装置によれば、作動出力出力手段に異常が生じて自動停
止作動部を作動させることができなくなっても、出力切
換手段により作動出力出力手段側から副作動出力出力手
段側に切換えられると共に、この副作動出力出力手段か
ら出力される副作動出力が第2出力切換手段を介して前
記自動停止作動部が作動されるので、過負荷防止装置が
正常に機能する。
防止装置が採用した手段の特徴とするところは、請求項
1または2のうちの何れか一つの項に記載のクレーンの
過負荷防止装置において、前記演算手段から出力される
停止指令と副作動出力出力手段から出力される副作動出
力とを比較して不一致の場合には副作動出力が異常であ
ると判断し、前記出力切換手段を副作動出力出力手段側
から他の副作動出力出力手段側に切換え作動させる副出
力異常検出手段を設けたところにある。
装置によれば、上記請求項1または2に係るクレーンの
過負荷防止装置の作用に加えて、副出力異常検出手段に
より副作動出力出力手段の異常を知ることにより、副作
動出力ラインの異常も自動的に回避することができる。
防止装置が採用した手段の特徴とするところは、請求項
1,2または3のうちの何れか一つの項に記載のクレー
ンの過負荷防止装置において、前記演算手段の出力をO
N状態とOFF状態との双方に切換えて、前記作動出力
出力手段または副作動出力出力手段の異常をクレーン作
業を行う前に検出し得るタイミングを認識するために、
前記演算手段の立上がりを判断する電源立上がり判断手
段を設けたところにある。
防止装置が採用した手段の特徴とするところは、請求項
1,2または3のうちの何れか一つの項に記載のクレー
ンの過負荷防止装置において、前記演算手段の出力をO
N状態とOFF状態との双方に切換えて、前記作動出力
出力手段または副作動出力出力手段の異常をクレーン作
業を行う前に検出し得るタイミングを認識するために、
前記演算手段にクレーンの操作状態を検出して、クレー
ン操作状態を判断するクレーン操作状態検出手段を設け
たところにある。
負荷防止装置によれば、演算手段の立上がりを判断する
電源立上がり判断手段やクレーン操作状態を検出するク
レーン操作状態検出手段により、クレーンが作動し得る
状態になっているもののクレーン作業ができないときを
知ることができる。つまり、クレーン作業ができないと
き、すなわち自動停止の必要がないときに作動出力出力
手段または副作動出力出力手段の異常を知り、そしてク
レーン作動前に正常な作動出力出力手段を活用すること
ができるので、クレーンの転倒や破損を事前に防止する
ことができる。
る実施の形態1に係るクレーンの過負荷防止装置の構成
を、この過負荷防止装置を備えたクレーンの側面図の図
1(a)と、過負荷防止装置の概要構成説明図の図1
(b)と、その自動停止手段のブロック図の図2
(a),(b)と、出力切換手段の構成説明図の図3
(a),(b)と、作動出力出力手段の構成説明図の図
4(a),(b)とを順次参照しながら説明する。
構成を、クレーンがクローラクレーンである場合を例と
して、図1(a),(b)を参照しながら説明すると、
符号1はクローラ走行式の下部走行体で、この下部走行
体1の上には、前部に起伏可能なラチス型のブーム3を
備えた旋回自在な上部旋回体2が搭載されている。前記
ブーム3の上部付近に一端側が連結されたガイケーブル
5の他端側に上部スプレッダ6が連結され、そしてこの
上部スプレッダ6と、前記上部旋回体2の後部の上部に
設けられてなる三角形状のガントリ4の頂部に連結され
た下部スプレッダ7との図示しない複数のシーブ同志の
間に、上部旋回体2に設けられたブーム起伏ドラム8で
巻取り、巻戻されるブーム起伏ロープ9が掛け回わされ
ている。つまり、前記ブーム3は、ブーム起伏ロープ9
の巻取り、巻戻しにより間隔が拡縮する上・下部スプレ
ッダ6,7によってガイケーブル5を介して起伏される
ように構成されている。
3aとトップシーブ3bとが設けられており、これらシ
ーブ3a,3bには上部旋回体2に設けられた巻上げド
ラム11で巻取り、巻戻される巻上げロープ10が掛け
渡されている。そして、トップシーブ3bの複数のシー
ブのうちの一つに掛けられて下向きに方向変換された巻
上げロープ10は前記トップシーブ3bの複数のシーブ
と、吊荷を吊持するフック12の複数のシーブとの間に
掛け回されと共に、このフック12の複数のシーブのう
ちの一つで上向きに方向変換された巻上げロープ10の
先端は前記ブーム3のポイントシーブ32の下側位置に
連結され、前記巻上げロープ10の巻取り、巻戻しによ
りフック12が昇降されるように構成されている。
ム3の起伏角度を検出するブーム角度計21と、ブーム
3を起伏させるブーム起伏ロープ9の張力を検出してブ
ーム起伏力Fを求める下部スプレッダ7に取付けられた
荷重計22と、これらブーム角度計21から入力される
ブーム角度θb と荷重計22から入力されるブーム起伏
力Fとから負荷率(荷重/定格荷重)等を演算する演算
手段であるコントローラ23とを備えた過負荷防止装置
20が配設されている。
重成分またはこのブーム3の自重成分を求める演算式、
ブーム角度θb およびブーム長さから求められる作業半
径に対する定格荷重WR が設定されている。そして、前
記荷重計22から入力されるブーム起伏力Fからブーム
3の自重成分を演算して吊荷の荷重WA1を求め、求めた
吊荷の荷重WA1が吊荷の定格荷重WR 以上になると、ク
レーンが破損したり、また転倒する恐れがあるという警
報を発すると共に、例えばブーム3を起伏させるブーム
起伏ドラム8を回転させる油圧モータの回転を制御する
自動停止作動部である電磁切換弁(ソレノイド)に励磁
電圧を供給することにより電磁切換弁のスプールを作動
させて前記油圧モータの回転を停止させる停止指令を出
力するものであるが、本実施の形態1ではこのような一
般的な構成になる過負荷防止装置20に、後述する構成
になる自動停止手段30が設けられている。なお、吊荷
の荷重WA1を演算するために巻上げロープ10の張力T
も入力される場合がある。
2(a)、図3(a),(b)、図4(a),(b)を
参照しながら説明すると、前記コントローラ23から停
止指令を受取る後述する出力切換手段31が設けられて
いる。そして、この出力切換手段31を介してコントロ
ーラ23から出力される停止指令を受取って自動停止作
動部である電磁切換弁のソレノイド13に対して作動出
力である励磁電圧を出力する後述する作動出力出力手段
32(以下、主出力手段という。)が設けられている。
また、前記出力切換手段31を介して停止指令を受取っ
て副自動停止作動部である電磁切換弁の副ソレノイド1
4に対して励磁電圧を出力する後述する副作動出力出力
手段34(以下、副出力手段という。)が設けられてい
る。
れる停止指令と前記主出力手段32から出力される励磁
電圧とを比較して不一致の場合にはこの主出力手段32
が異常であると判断して前記出力切換手段31を、通常
の主出力手段32側から副出力手段34側に切換え作動
させる出力異常検出手段33が設けられている。つま
り、前記主出力手段32に異常が生じた場合には、前記
副出力手段34を介して副ソレノイド14を励磁するこ
とにより電磁切換弁のスプールを作動させて油圧モータ
の回転を停止させる等のことによりクレーン操作系の作
動を停止させるという2系列のフェイルセーフ構成にな
っている。
すように、出力異常検出手段33から異常信号の入力で
励磁されるリレー31aと、このリレー31aの作動に
より接点切換えされる接点31bと、主出力手段32側
の主接点31cと、副出力手段34側の副接点31dと
を備えた有接点式の構成になるものである。また、図3
(b)において論理シンボルで示すような無接点式の構
成になるものを用いることができ、寿命等の点を考慮す
るとこの無接点式ものが好ましい。
同構成であるので、主出力手段32を例としてその構成
を説明すると、これは、図4(a)に示すように構成さ
れている。すなわち、これは、電気回路であって、出力
用電源コード32aと、前記出力切換手段31を介して
コントローラ23から出力される停止指令を受取ると接
続されるリレー32bと、電気回路保護のためのヒュー
ズ32dが介装され、前記リレー32aと電磁切換弁の
ソレノイド13とを繋ぐ出力コード32cとから構成さ
れている。また、図4(b)に示すように、停止指令に
より励磁電圧を出力するときには出力用トランジスタ3
2eを作動させて電磁切換弁のソレノイド13に励磁電
圧を供給するようにし、過電流による電気回路の保護の
ために過電流検出用抵抗32fを介装し、そして過電流
検出用抵抗32fにより過電流が検出されると、前記出
力用トランジスタ32eの作動指令をOFFにする過電
流保護回路32gを設けた構成にすることもできる。
は、主出力手段32によりソレノイド13を励磁し、そ
してこの主出力手段32が異常になった場合には、副出
力手段34により副ソレノイド14を励磁するように構
成されている。前記ソレノイド13と副ソレノイド14
とは別々の電磁切換弁のものであっても良いが、これら
ソレノイド13と副ソレノイド14とが一つの電磁切換
弁に設けられていても良い。例えば、ソレノイド13と
副ソレノイド14とを一つの電磁切換弁に設ける場合に
は、一つのスプールの一方側に2重に設けたり、一つの
スプールの一方側にシリーズに設けたり、また両側に設
けたりする構成にすれば良い。
止指令を切換える構成にすることができるが、出力切換
手段31をコントローラ23から独立したハードウエア
構成にして切換専用にした方が応答性が優れると共に、
構成が簡単になるのでその信頼性の向上にも寄与するこ
とが可能になるからである。また、主出力手段32の異
常を検出するのにコントローラ23の演算部を活用する
ことができるが、出力切換手段31の場合と同様に、出
力異常検出手段33を独立したハードウエア構成にした
方が応答性が優れると共に、構成が簡単になるのでその
信頼性の向上にも寄与することが可能になるからであ
る。なお、出力異常検出手段33は、コンパレータ等を
用いれば良い。勿論、必ずしも、独立したハードウェア
構成に拘るものではない。
の自動停止手段30の作用態様を説明すると、コントロ
ーラ23から停止指令が出力されたとき、主出力手段3
2に異常が生じるとソレノイド13を励磁させることが
できなくなる。しかしながら、この主出力手段32の異
常が出力異常検出手段33によって検出されると共に、
この出力異常検出手段33の出力により作動する出力切
換手段31により主出力手段32側から副出力手段34
側に切換えられ、そしてこの副出力手段34から出力さ
れる副励磁電圧によって副ソレノイド14が励磁される
ことになる。これにより、電磁切換弁が作動されるの
で、例えばブーム3を起伏させるブーム起伏ドラム8を
回転させる油圧モータの回転が停止される。つまり、前
記主出力手段32に異常が生じても過負荷防止装置20
が正常に機能することとなる。
れば、作動停止手段に作動不良が生じてブーム等の作動
が停止されなくなったときに、警報により作動停止手段
が異常であることをオペレータに知らせる従来例に係る
過負荷防止装置(作動制御装置)と異なり、上記のとお
り、出力切換手段31の作用により自動的に異常状態が
正常状態に回復するので、過負荷に起因するクレーンの
転倒や故障の恐れを確実に回避することが、クレーン作
業における安全性の向上に大いに寄与し得ることができ
る。さらに、上記のとおり、出力切換手段31や出力異
常検出手段33がコントローラ23とは別構成の専用の
ハードウエア構成になっていて、応答性や信頼性が優れ
ているので、素早くしかも確実に危険を回避することが
できるという優れた効果がある。勿論、必ずしも、独立
したハードウェア構成に拘るものではない。
2(b)に示すように、ソレノイド13の励磁の結果を
出力異常検出手段33にフィードバックする構成にする
ことができる。この過負荷防止装置の自動停止手段30
の構成は、励磁電流によって励磁するソレノイドを有す
る電磁比例弁に対して適用されるものである。
に係る過負荷防止装置の自動停止手段30の構成を、そ
のブロック図の図5(a)を参照しながら、上記実施の
形態1と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一
符号を付して、上記実施の形態1と相違する構成につい
て説明すると、上記実施の形態1に係る図2(a)と本
実施の形態2に係る図5(a)との比較において良く理
解されるように、出力切換手段31と連動して作動し、
主出力手段32または副出力手段34から出力される正
常な励磁電圧を受取ってソレノイド13を作動させる第
2出力切換手段31′を設けてなる構成にしたものであ
る。
の自動停止手段30によれば、出力異常検出手段33に
より出力手段32が異常であることが検出されると、出
力切換手段31と第2出力切換手段31′とが主出力手
段32側から副出力手段34側に切換えられる。そし
て、この副出力手段34から出力される励磁電圧によっ
てソレノイド13が励磁されて電磁切換弁が作動される
ので、ブーム3を起伏させるブーム起伏ドラム8を回転
させる油圧モータの回転が停止され、前記主出力手段3
2に異常が生じても過負荷防止装置20が正常に機能す
るから、ソレノイド13が正常に機能する場合にあって
は、本実施の形態2は上記実施の形態1と同等の効果が
ある。
示すように、ソレノイド13の励磁の結果を出力異常検
出手段33にフィードバックする構成にすることができ
る。この過負荷防止装置の自動停止手段30の構成は、
図2(b)に示す上記実施の形態1に係る場合と同様
に、励磁電流によって励磁するソレノイドを有する電磁
比例弁に対して適用されるものである。
に係る過負荷防止装置の自動停止手段30の構成を、そ
のブロック図の図6(a)を参照しながら、上記実施の
形態1と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一
符号を付して、上記実施の形態1と相違する構成につい
て説明すると、上記実施の形態1に係る図2(a)と本
実施の形態2に係る図6(a)との比較において良く理
解されるように、主出力手段32の異常を検出する出力
異常検出手段33の他に、コントローラ23から出力さ
れる停止指令と副出力手段34から出力される副励磁電
圧とを比較して不一致の場合には、副出力手段34が異
常であるために正常な副励磁電圧が出力されていないと
判断し、出力切換手段31″を副出力手段34側から図
示しない他の副出力手段側に切換え作動させる副出力異
常検出手段35を設けた構成にしたものである。
の自動停止手段30によれば、上記実施の形態1に係る
効果に加えて、副出力異常検出手段35によって副出力
手段34の異常を知ることができるので、例えば副出力
手段を複数設けることにより、順次正常な他の副出力手
段に切換えて自動停止機能を発揮させたり、また副出力
手段の異常が知らされることにより過負荷防止装置の補
修が促されることになるので、自動停止機能の万全化に
対処することができる。因みに、異常により主出力手段
32から副出力手段34に切り換わっているにもかかわ
らず、この副出力手段34の異常を知ることができない
場合には、オペレータが異常に気づかないままクレーン
作業を行うこととなり、極めて危険である。なお、出力
切換手段31″は、複数設けられた副出力手段を順次正
常な他の副出力手段に切換えるという点で、上記実施の
形態1に係る出力切換手段31と機能が若干相違するも
のである。
示すように、ソレノイド13の励磁の結果を出力異常検
出手段33に、副ソレノイド14の励磁の結果を出力異
常検出手段35にそれぞれフィードバックする構成にす
ることができる。この過負荷防止装置の自動停止手段3
0の構成は、図2(b)に示す上記実施の形態1に係る
場合と同様に、励磁電流によって励磁するソレノイドを
有する電磁比例弁に対して適用されるものである。
に係る過負荷防止装置の自動停止手段30の構成を、そ
のブロック図の図7(a)を参照しながら、上記実施の
形態2と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一
符号を付して、上記実施の形態2と相違する構成につい
て説明すると、上記実施の形態2に係る図5(a)と本
実施の形態4に係る図7(a)との比較において良く理
解されるように、上記実施の形態3と同様に、副出力手
段34の異常を検出する副出力異常検出手段35を設け
たものであって、詳しくはコントローラ23から出力さ
れる停止指令と副出力手段34から出力される副励磁電
圧とを比較して不一致の場合には、この副出力手段34
が異常であるために正常な副励磁電圧が出力されていな
いと判断し、出力切換手段31″を副出力手段34側か
ら図示しない他の副出力手段側に切換え作動させる副出
力異常検出手段35を設けた構成にしたものである。
装置の自動停止手段30によれば、実施の形態3と同様
に、副出力異常検出手段35により副出力手段34の異
常を知ることができるので、複数の副出力手段が設けら
れている場合には、順次正常な他の副出力手段に切換え
て自動停止機能を発揮させることができるので、上記実
施の形態3と同等の効果がある。
示すように、ソレノイド13の励磁の結果を出力異常検
出手段33と出力異常検出手段35とにそれぞれフィー
ドバックする構成にすることができる。この過負荷防止
装置の自動停止手段30の構成は、図2(b)に示す上
記実施の形態1に係る場合と同様に、励磁電流によって
励磁するソレノイドを有する電磁比例弁に対して適用さ
れるものである。
に係る過負荷防止装置の自動停止手段30の構成を、そ
のブロック図の図8を参照しながら、上記実施の形態3
と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を
付して、上記実施の形態3と相違する構成について説明
すると、上記実施の形態3に係る図5(a)と本実施の
形態5に係る図8との比較において良く理解されるよう
に、上記実施の形態3に係る構成になる自動停止手段3
0に停止指令を出力するコントローラ23に、このコン
トローラ23の出力をON状態とOFF状態との双方に
切換えて、主出力手段32または副出力手段34の異常
をクレーン作業を行う前に検出し得るタイミングを認識
するために、過負荷防止装置20の電源電圧を検出する
電源立上がり判断手段36を設けた構成にしたものであ
る。
装置の自動停止手段30によれば、過負荷防止装置の立
上がりを判断する電源立上がり判断手段36により、ク
レーンが作動し得る状態になっているもののクレーン作
動前であることを知ることができ、クレーン作動をする
前、すなわち自動停止の必要がないときに主出力手段3
2と副出力手段34とからの出力で主出力手段32また
は副出力手段34の異常を知り、そしてクレーン作動前
に正常な主出力手段32または副出力手段34を活用す
ることができるので、クレーンの転倒や破損を事前に防
止することができるという効果がある。なお、本実施の
形態5に係る技術的思想を、本実施の形態5に限らず、
上記実施の形態1,2または4に係る構成の自動停止手
段30の何れに対しても適用することができる。
に係る過負荷防止装置の自動停止手段30の構成を、そ
のブロック図の図9を参照しながら、上記実施の形態3
と同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を
付して、上記実施の形態3と相違する構成について説明
すると、上記実施の形態3に係る図5(a)と本実施の
形態6に係る図9との比較において良く理解されるよう
に、上記実施の形態3に係る構成になる自動停止手段3
0に停止指令を出力するコントローラ23に、このコン
トローラ23の出力をON状態とOFF状態との双方に
切換えて、主出力手段32または副出力手段34の異常
をクレーン作動を行う前に検出し得るタイミングを認識
するために、オペレータによるクレーン操作の有無を検
出するクレーン操作状態検出手段37を設けた構成にし
たものである。
装置の自動停止手段30によれば、クレーン操作状態検
出手段37により、クレーンが作動し得る状態になって
いるもののクレーン操作前であることを知ることがで
き、自動停止の必要がないときに、主出力手段32と副
出力手段34とからの出力で主出力手段32または副出
力手段34の異常を知り、そしてクレーン作動前に正常
な主出力手段32または副出力手段34を活用すること
ができるので、上記実施の形態5の場合と同様に、クレ
ーンの転倒や破損を事前に防止することができるという
効果がある。勿論、本実施の形態6に係る技術的思想
を、本実施の形態6に限らず、上記実施の形態1,2ま
たは4に係る構成の自動停止手段30の何れに対しても
適用することができる。
て、かつラチス型のブームを有するクレーンの過負荷防
止装置を例として説明したが、タイヤ走行式の下部走行
体を備えると共に多段伸縮式のブームを有するホイール
クレーンの過負荷防止装置に対しても適用することがで
きるので、上記実施の形態によって、本発明の適用機種
が限定されるものではない。
に係るクレーンの過負荷防止装置によれば、主出力手段
に異常が生じて自動停止作動部を作動させることができ
なくなっても、出力切換手段により主出力手段側から副
出力手段側に切換えられ、この副出力手段から出力され
る副作動出力によって副自動停止作動部が作動されるの
で、過負荷防止装置が正常に機能し、また請求項2に係
るクレーンの過負荷防止装置によれば、出力切換手段に
より主出力手段側から副出力手段側に切換えられると共
に、この副出力手段から出力される副作動出力が第2出
力切換手段を介して前記自動停止作動部が作動されるの
で、過負荷防止装置が正常に機能する。
に係るクレーンの過負荷防止装置によれば、作動停止手
段に作動不良が生じて、ブーム等の作動が停止されなく
なったときに、警報によって作動停止手段が異常である
ことをオペレータに知らせる従来例に係る過負荷防止装
置(作動制御装置)とは異なり、出力切換手段の作用に
より自動的に異常状態が正常状態に回復され、過負荷に
起因するクレーンの転倒や故障の恐れを確実に回避する
ことができるので、クレーン作業における安全性の向上
に大いに寄与することができ、さらに出力切換手段や出
力異常検出手段が演算手段とは別構成の専用のハードウ
エア構成にすることにより優れた応答性や信頼性が得ら
れるので、素早くしかも確実に危険を回避することがで
きるという優れた効果がある。勿論、ハードウエア構成
にしなくてもそれなりの応答性や信頼性を得ることがで
きる。
防止装置によれば、上記請求項1または2に係るクレー
ンの過負荷防止装置の作用に加えて、副出力異常検出手
段により副出力手段の異常を知ることができ、複数の副
出力手段が設けられている場合には、順次正常な他の副
出力手段に切換えて自動停止機能を発揮させることがで
きるという効果がある。
の過負荷防止装置によれば、演算手段の立上がりを判断
する電源立上がり判断手段やクレーン操作状態検出手段
により、クレーンが作動し得る状態になっているものの
クレーン作動前であることを知ることができる。つま
り、自動停止の必要がないときに主出力手段または副出
力手段の異常を知り、そしてクレーン作業前に正常な出
力手段を活用することができるので、クレーンの転倒や
破損を事前に防止することができるという優れた効果を
期待することができる。
負荷防止装置を備えたクレーンの側面図、図1(b)は
過負荷防止装置の概要構成説明図である。
(b)は過負荷防止装置の自動停止手段ブロック図であ
る。
(b)は出力切換手段の構成説明図である。
(b)は主出力手段(作動出力出力手段)の構成説明図
である。
(b)は過負荷防止装置の自動停止手段のブロック図で
ある。
(b)は過負荷防止装置の自動停止手段のブロック図で
ある。
(b)は過負荷防止装置の自動停止手段のブロック図で
ある。
自動停止手段のブロック図である。
自動停止手段のブロック図である。
ガイドシーブ,3b…トップシーブ,4…ガントリ,5
…ガイケーブル,6…上部スプレッダ,7…下部スプレ
ッダ,8…ブーム起伏ドラム,9…ブーム起伏ロープ,
10…巻上げロープ,11…巻上げドラム,12…フッ
ク,13…ソレノイド,14…副ソレノイド 20…過負荷防止装置,21…ブーム角度計,22…荷
重計,23…コントローラ 30…自動停止手段,31…出力切換手段,31a…リ
レー,31b…接点,31c…主接点,31d…副接
点,31′…第2出力切換手段,31″…出力切換手
段,32…主出力手段,32a…出力用電源コード,3
2b…リレー,32c…出力コード,32d…ヒュー
ズ,32e…出力用トランジスタ,32f…過電流検出
用抵抗,32g…過電流保護回路,33…出力異常検出
手段,34…副出力手段,35…副出力異常検出手段,
36…電源立上がり判断手段,37…クレーン操作状態
検出手段
Claims (5)
- 【請求項1】 演算で求めた吊荷の荷重を定格荷重と比
較して、吊荷の荷重が定格荷重よりも重くクレーンが転
倒する恐れがあると判断すると共に、自動停止作動部を
停止させる停止指令を出力する演算手段を備え、前記停
止指令を受取って自動停止作動部を停止させる作動出力
を出力する作動出力出力手段を備えてなるクレーンの過
負荷防止装置において、前記演算手段と作動出力出力手
段との間に出力切換手段を介装し、この出力切換手段を
介して停止指令を受取って副自動停止作動部を作動させ
る副作動出力出力手段を設け、演算手段から出力される
停止指令と作動出力出力手段から出力される作動出力と
を比較して不一致の場合には作動出力が異常であると判
断し、出力切換手段を作動出力出力手段側から副作動出
力出力手段側に切換え作動させる出力異常検出手段を設
けたことを特徴とするクレーンの過負荷防止装置。 - 【請求項2】 演算で求めた吊荷の荷重を定格荷重と比
較して、吊荷の荷重が定格荷重よりも重くクレーンが転
倒する恐れがあると判断すると共に、自動停止作動部を
停止させる停止指令を出力する演算手段を備え、前記停
止指令を受取って自動停止作動部を停止させる作動出力
を出力する作動出力出力手段を備えてなるクレーンの過
負荷防止装置において、前記演算手段と作動出力出力手
段との間に出力切換手段を介装し、この出力切換手段を
介して停止指令を受取る副作動出力出力手段を設け、演
算手段から出力される停止指令と作動出力出力手段から
出力される作動出力とを比較して不一致の場合には作動
出力が異常であると判断し、出力切換手段を作動出力出
力手段側から副作動出力出力手段側に切換え作動させる
出力異常検出手段を設けると共に、前記出力切換手段と
連動して作動し、作動出力出力手段または副作動出力出
力手段から出力される正常な作動出力を受取って前記自
動停止作動部を作動させる第2出力切換手段を設けたこ
とを特徴とするクレーンの過負荷防止装置。 - 【請求項3】 前記演算手段から出力される停止指令と
副作動出力出力手段から出力される副作動出力とを比較
して不一致の場合には副作動出力が異常であると判断
し、前記出力切換手段を副作動出力出力手段側から他の
副作動出力出力手段側に切換え作動させる副出力異常検
出手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のう
ちの何れか一つの項に記載のクレーンの過負荷防止装
置。 - 【請求項4】 前記演算手段の出力をON状態とOFF
状態との双方に切換えて、前記作動出力出力手段または
副作動出力出力手段の異常をクレーン作業を行う前に検
出し得るタイミングを認識するために、前記演算手段の
立上がりを判断する電源立上がり判断手段を設けたこと
を特徴とする請求項1,2または3のうちの何れか一つ
の項に記載のクレーンの過負荷防止装置。 - 【請求項5】 前記演算手段の出力をON状態とOFF
状態との双方に切換えて、前記作動出力出力手段または
副作動出力出力手段の異常をクレーン作業を行う前に検
出し得るタイミングを認識するために、前記演算手段に
クレーンの操作状態を検出して、クレーン操作状態を判
断するクレーン操作状態検出手段を設けたことを特徴と
する請求項1,2または3のうちの何れか一つの項に記
載のクレーンの過負荷防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34867099A JP3402292B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | クレーンの過負荷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34867099A JP3402292B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | クレーンの過負荷防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001163585A JP2001163585A (ja) | 2001-06-19 |
| JP3402292B2 true JP3402292B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=18398575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34867099A Expired - Fee Related JP3402292B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | クレーンの過負荷防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3402292B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114852869B (zh) * | 2022-03-31 | 2025-07-25 | 三一汽车起重机械有限公司 | 起重机停机及应急控制方法、应急控制系统以及起重机 |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34867099A patent/JP3402292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
| JP2001163585A (ja) | 2001-06-19 |
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