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JP3406739B2 - ハンディ式現場機器点検装置 - Google Patents
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JP3406739B2 - ハンディ式現場機器点検装置 - Google Patents

ハンディ式現場機器点検装置

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JP3406739B2
JP3406739B2 JP20331395A JP20331395A JP3406739B2 JP 3406739 B2 JP3406739 B2 JP 3406739B2 JP 20331395 A JP20331395 A JP 20331395A JP 20331395 A JP20331395 A JP 20331395A JP 3406739 B2 JP3406739 B2 JP 3406739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント各所の現
場機器を点検し、その点検結果を記録するハンディ式現
場機器点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント各所の現場機器を点検す
る場合、予め点検機器ごとに取扱説明書や法的規則等か
ら定まる点検項目を記載してなる点検シートを持って現
場に出向き、点検シートに記載する各現場機器ごとの点
検項目に従って点検を実施し、その点検結果を点検シー
トの該当点検項目部分に記録する方式をとつている。
【0003】しかし、最近では、コンピュータ技術の進
歩により、掌に載せられる程度の大きさのハンディ式タ
ーミナル装置が開発され、現場の点検対象機器の点検に
用いられている。
【0004】このハンディ式ターミナル装置は、図9に
示すように所要のキーが配列されてなるキー入力部10
0と、装置本体部110と、液晶表示部120とからな
り、そのうち装置本体部110には、点検対象機器の点
検順序を定める点検順番データベース111、点検対象
機器ごとに点検項目を記憶する点検項目データベース1
12、点検順序に従って点検項目を選択する点検項目選
択部113、プログラムに従って所定のデータ処理を実
行するデータ処理部114、前記点検項目選択部113
で選択された点検対象機器および点検項目を液晶表示部
120に表示する表示制御部115、点検対象機器・点
検項目およびキー入力部100から入力される点検結果
を保存する点検データ保存記憶部116、他の装置とプ
ログラムデータその他のデータの授受を行う伝送機能を
持つインタフェース117等によって構成されている。
【0005】このハンディ式ターミナル装置によれば、
点検員がキー入力部100から点検開始の要求を行う
と、データ処理部114を介して点検項目選択部113
が点検順番データベース111から最初の点検対象機器
を選択するとともに、点検項目データベース112から
選択した点検対象機器に対応する点検項目を検索し、デ
ータ処理部114を介して表示制御部115に送出す
る。この表示制御部115では液晶表示部120に点検
対象機器および点検項目を表示し、点検員に点検対象機
器に係わる点検項目を知らせる。
【0006】ここで、点検員は、点検対象機器を点検
し、キー入力部100を用いて数値データや正常・異常
などの点検データを入力する。データ処理部114は、
点検データを受けると、点検対象機器および点検項目と
ともに点検データ保存記憶部116に保存する。
【0007】このようにして1つの点検対象機器の点検
処理が終了すると、データ処理部114では、引き続
き,点検項目選択部113に次の選択指示を要求する。
点検項目選択部113は再び点検順番データベース11
1から点検順序に従って次の点検対象機器を見つけ出
し、以下、同様の処理を繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、プラント各所
の現場の点検対象機器を点検するに際し、点検シートを
用いる場合と、ハンディ式ターミナル装置を用いる場合
とがあるが、前者の点検シートを用いる場合には、点検
対象機器の点検項目だけを決定し、点検順序を厳密に決
める必要がないので、点検員が必要に応じて点検対象機
器を特定し、点検を行っている。
【0009】しかしながら、点検シートを用いる場合、
点検項目の繁雑さや点検内容のマンネリ化等から点検漏
れが起こり易く、また点検対象機器および点検基準の多
様化により現場の検査にも様々なデータを準備しなけれ
ばならず、点検業務の効率が低くなるなどの問題があ
る。
【0010】一方、後者のハンディ式ターミナル装置を
用いて点検する場合、予め登録されている点検順序に従
って点検することを要求しているが、実際の点検作業や
現場の機器配置状況等によっては、予め決められた点検
順序に従って点検することなれば、かえって使いずら
く、不合理な場合が多い。しかし、このように点検順序
を定める理由は、ターミナル装置が小型であることか
ら、キー入力部100および液晶表示部120が小さ
く、各点検対象機器に対して複数の点検項目を表示し、
その中から点検項目を選ぶという機能を持たせることが
困難なためである。従って、予め点検対象機器の点検順
序を定めておき、その順序に従って点検項目を1つずつ
表示している。よって、この場合には点検順序の変更は
容易でなく、非常に使い難いものとならざるを得ない。
【0011】請求項1に記載される発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、点検員が任意に点検順序を変えて
点検可能とするハンディ式現場機器点検装置を提供する
ことにある。
【0012】次に、請求項に記載される発明は、点検
項目の漏れを防止するハンディ式現場機器点検装置を提
供することにある。さらに、請求項に記載される発明
は、複雑な点検でも容易に点検可能とするハンディ式現
場機器点検装置を提供することにある。
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、現場の各点検対象機器に機器識別用データを表すバ
ーコードを設けてなる機器識別手段と、予め点検対象機
器ごとの点検項目を記憶する点検項目記憶手段と、任意
の点検対象機器のバーコードから機器識別用データを読
み取るバーコードリーダの他、予め点検対象機器の点検
順番を記憶する点検順番記憶手段および常時は前記点検
順番記憶手段の点検順番に従って点検対象機器を選択
し、この選択された点検対象機器に対応する点検項目を
前記点検項目記憶手段から選択して表示するが、前記バ
ーコードリーダから機器識別用データを受けたとき、こ
の機器識別データを優先し、当該機器識別用データに基
づいて前記点検項目記憶手段から点検対象機器の点検項
目を選択して表示する点検項目選択表示手段とを設けた
ハンディ式現場機器点検装置である。
【0016】このような手段によれば、点検項目選択表
示手段は、点検順番に従って点検対象機器を選択できる
他、点検員が点検順序を適宜に変えて点検対象機器を点
検でき、適宜に使い分けて点検対象機器の点検を行うこ
とができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】さらに、請求項に対応する発明は、点検
情報記憶手段およびバーコードリーダ、このバーコー
ドリーダで読み取った点検対象機器の機器識別用データ
に基づいて前記点検情報記憶手段から点検情報を選択し
て表示するとともに、前記点検項目欄の点検項目に係わ
る点検判定参考値を表示し、この点検判定参考値の中か
ら1つの判定結果を選択して前記判定欄に記憶する点検
処理手段と、前記バーコードリーダにより次のバーコー
ドの機器識別用データを読み取ったときに前回の点検標
題に係わる点検項目に漏れがあるとき、警報メッセージ
を出力する未点検出力手段とを設けたハンディ式現場機
器点検装置である。
【0021】この手段によれば、ある点検対象機器の判
定結果を得た後、バーコードリーダで次の点検対象機器
のバーコードを読み出すとき、前回の点検標題つまり点
検対象機器に係わる点検項目に漏れがあるとき、警報メ
ッセージを出力するので、未点検項目を容易にチェック
でき、点検項目の漏れを確実に防止できる。
【0022】さらに、請求項に対応する発明は、機器
識別手段、バーコードリーダ、予め前記機器識別用デ
ータに対応する点検標題、判定レベル、点検項目欄、判
定欄等の点検情報の他、点検実施状況データを記憶する
点検情報記憶手段と、バーコードリーダで読み取った機
器識別用データに基づいて前記点検情報記憶手段から点
検情報を選択して表示するとともに、前記判定レベルが
高いとき、前記点検実施状況データを読み出して表示す
るとともに、当該点検対象機器に設けてなる第2のバー
コードを前記バーコードリーダで読み取ったとき前記点
検実施状況データに従って点検実施をしたと判断し、前
記判定欄にその旨を記憶する点検処理手段とを設けたハ
ンディ式現場機器点検装置である。
【0023】このような手段によれば、判定レベルが例
えば細密な場合、その点検の方法が難しいが、点検実施
状況データを表示するようにすれば、その点検実施状況
データに従って点検対象機器の細密な点検を確実に行う
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるハンディ式
現場機器点検装置の実施形態について図面を参照して説
明する。 (第1の実施の形態)請求項1に 係わるハンディ式の専用現場機器点検装置の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は点
検対象機器及びハンディ式の専用現場機器点検装置の概
念図、図2は装置本体部の機能ブロック図である。
【0025】図1において1はプラントその他の各種設
備の現場各所に設置されている点検対象機器であって、
この機器1の適宜な面部には点検対象機器を識別させる
機器識別用データを表すバーコードをもったバーコード
シール2が貼り付けられている。このバーコードは点検
対象機器面部に刻印その他の手段で設けてもよい。3は
点検員が携行して現場を巡回して現場機器の点検を行う
ハンディ式の専用現場機器点検装置であ。
【0026】この点検装置3は、バーコードから機器識
別用データを光学的,磁気的手段等により読み取る,通
称,手動式スキャナと呼ぶバーコードリーダ4と、所定
のキーが配列され点検員による点検データその他の指示
データを入力するキー入力部5と、CPUやメモリ等が
内蔵されている装置本体部6と、液晶形表示部7とから
なっている。
【0027】この装置本体部6は、図2に示すように点
検対象機器の点検順序を記憶する点検順番データベース
11と、点検対象機器ごとに点検項目を記憶する点検項
目データベース12と、バーコードリーダ4からバーコ
ードの機器識別データを受けると、点検順番データベー
ス11の点検順序に優先して選択する指示を出すデータ
処理制御部13と、常時は点検順番データベース11の
点検順序に従って点検対象機器を選択するが、データ処
理制御部13から機器識別データに対応する点検対象機
器を選択する点検項目選択部14と、この点検項目選択
部14から送られてくる点検対象機器の点検項目を所定
の表示形式に従って液晶表示部7に表示する表示制御部
15とが設けられている。
【0028】また、装置本体部6には、キー入力部5か
ら点検対象機器の点検項目に基づく数値や正常・異常等
の点検データを受けると、データ処理制御部13を介し
て点検対象機器、点検項目および点検データを記憶する
点検データ保存記憶部16と、データ処理制御部13か
らの比較指示の下に点検項目データベース12の点検項
目と点検データ保存記憶部16に保存されている点検対
象機器対応の点検項目とを比較し、未点検項目をチェッ
クする未点検項目チェック処理部17が設けられてい
る。18は外部装置との間でデータの授受を行うデータ
伝送機能をもつインタフェースである。
【0029】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。点検員はキー入力部5から点検開始
の要求を行うと、データ処理制御部13を介して点検項
目選択部14に対して点検項目の選択指示を行う。ここ
で、点検項目選択部14は、点検順番データベース11
から最初の点検対象機器を選択した後、点検項目データ
ベース12から当該点検対象機器に対応する点検項目を
検索し、データ処理制御部13を介して表示制御部15
に渡すとともに、図示されていないバッフアメモリなど
に点検項目の番号を記憶する。一方、表示制御部14で
は、液晶表示部7に点検対象機器および点検項目を表示
し、点検員に知らせる。 従って、このような一連のデ
ータ処理は、点検員が点検順番データベース11と点検
項目データベース12とを用いて予め定められた点検順
序に従って点検対象機器の点検項目ごとに点検を行うも
のである。
【0030】ところで、点検員が点検初期段階または点
検の途中で何らかの理由により、点検順序と異なる順番
で現場の点検対象機器の点検を行いたい要求がある。こ
のような要求がある場合、点検員が点検したい点検対象
機器の設置場所に出向き、バーコードリーダ4を持って
点検対象機器1のバーコードから機器識別データを読み
込むと、データ処理制御部13では、バーコードリーダ
4から送られてくる機器識別データの表す点検対象機器
1を優先的に選択する指示を点検項目選択部14に送出
する。ここで、点検項目選択部14は、点検項目データ
ベース12から点検対象機器1の点検項目を検索する
が、このとき機器識別データに対応する点検対象機器1
を点検順番の点検対象機器に優先的に選択し、データ処
理制御部13に送出する。このデータ処理制御部13
は、送られてくる点検対象機器および点検項目を表示制
御部15を介して液晶表示部7に表示する。
【0031】従って、このような一連のデータ処理は、
点検初期段階または点検の途中で点検作業の効率化や例
えば重要な機器だけ点検する要求がある場合、点検順序
に従わずに、適宜な順序で点検対象機器を点検すること
が有効である。しかしながら、点検順番や点検項目が知
らない点検員に対しては、点検順番データベース11の
点検順序に従う方が点検対象機器の設置場所や点検項目
を整理して把握できるので、有効な点検方法であると言
える。
【0032】そして、以上のようにバーコードリーダ4
で読み取った点検対象機器に対応する点検項目を液晶表
示部7に表示した後、点検員は、キー入力部5を用いて
数値データや正常・異常などの点検データを入力する。
ここで、データ処理制御部15は、点検データを受け取
ると、液晶表示部7に表示される点検対象機器および点
検項目とともに、点検データ保存記憶部16に記憶す
る。
【0033】以上のようにして1つの点検対象機器の点
検が終了すると、キー入力部5から点検員による点検終
了信号が入力され、この点検終了信号に基づいてデータ
処理制御部13では次の点検指示を点検項目選択部14
に送出する。ここで、点検項目選択部14では、前記バ
ッフアメモリから点検順番を把握し、再び点検順番デー
タベース11から次の点検順番を検索し、次の点検対象
機器を見つけ出す。
【0034】なお、バッフアメモリに点検順番を記憶し
ない場合、点検順番データベース11の点検順番に従っ
て例えばバーコードリーダ4で読み取った点検対象機器
の次の順番の点検対象機器を検索し、点検を行ってもよ
い。その理由は、次の点検対象機器が点検作業上近く、
或いは点検作業の効率から有効な場合があるためであ
る。
【0035】従って、以上のように装置においては、原
則として点検順番データベース11の点検順番に従って
点検対象機器の点検を行うが、現場の種々の状況に応じ
て点検順番に従うことが不合理な場合、点検員が点検し
たい点検対象機器を選択し、バーコードリーダ4からバ
ーコードの機器識別データを読み込んで点検項目を表示
するので、即座に必要な点検対象機器を点検することが
可能である。これにより、点検時の手間を大幅に低減で
き、また重要な機器だけを選択的に点検することが可能
となる。
【0036】ところが、このような点検手段を採用した
場合、点検員が適宜に点検対象機器を選択できるが、逆
に点検項目の点検漏れが発生する可能性が多くなる。そ
の理由は、各点検対象機器ごとに1つしか点検項目を表
示できないこと、および所定の点検順番に従って点検し
ていないので、点検員がキー入力部5から観念的に点検
終了信号を入力することが多いためである。
【0037】そこで、本装置においては、かかる点検漏
れを防止する観点から、データ処理制御部13は、キー
入力部5から点検終了信号を受けると、未点検項目チェ
ック処理部17に対して比較指示を送出する。未点検項
目チェック処理部17は、点検対象機器をキーとし、点
検項目データベース12と点検データ保存記憶部16と
の内容を照合し、点検項目データベース12に未だ未点
検の点検項目があれば、点検対象機器とともに未点検項
目を読み出してデータ処理制御部13および表示制御部
15を介して液晶表示部7に表示する。
【0038】ここで、点検員は該当点検項目に係わる点
検データを入力するが、例えば該当点検項目の点検を必
要としない場合には再度点検終了信号を入力すれば、こ
の点検対象機器の点検は完全に終了し、次の順番の点検
対象機器の点検に移行する。
【0039】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、次のような利点を奏する。 (1) 現場の点検対象機器1に機器番号または機器名
称など機器識別用のバーコードを設けるとともに、手動
式バーコードリーダ4を用いてバーコードを読み取り、
このバーコードの機器識別用データに対応する点検対象
機器の点検項目を呼び出して表示するので、点検員が現
場の状況に応じて点検順序を任意に決めることができ、
また点検時期を分けて重要な機器だけ点検したり、或る
いは全部の機器を点検したりすることができる。しか
も、非常に少ない操作で迅速に現場の機器を点検でき
る。 (2) 予め所定の点検順序で点検対象機器および点検
項目を読み出す機能と、バーコードリーダ4を用いて現
場の点検対象機器に設けたバーコードの機器識別用デー
タから点検項目を読み出す機能とを設け、常時は点検順
序に従って点検対象機器および点検項目を読み出して表
示するが、バーコードリーダ4からバーコードの機器識
別用データが入力されると、その機器識別用データに対
応する点検対象機器を優先してその機器の点検項目を表
示するので、点検員の経験や習熟度、現場の状況、点検
の目的等に応じて適宜選択的に各点検対象機器の点検を
行うことができる。 (3) 点検対象機器の点検項目を記憶する記憶手段、
点検対象機器の点検結果を保存する記憶手段を設け、外
部から点検対象機器の点検終了信号が入力されたとき、
両記憶手段に記憶される点検対象機器の点検項目を突き
合わせ比較し、未点検項目が有れば、再度表示するの
で、未点検項目の漏れを確実に防止できる。
【0040】(第2の実施の形態) 請求項2〜3に係わるハンディ式現場機器点検装置の一
実施の形態について図面を参照して説明する。 図3は点
検対象機器およびハンディ式パーソナルコンピュータを
用いた現場機器点検装置の概念図、図4は装置全体部の
機能ブロック図、図5は点検情報データベースの点検情
報の一例を示す図である。
【0041】このパーソナルコンピュータを用いた現場
機器点検装置としては、図3に示すように現場機器21
の適宜な面部に点検標題例えば点検対象機器など,機器
識別用データを表すバーコードシール22を設けてなる
一方、点検員が現場を巡回しながらバーコードシール2
2のバーコードを読み取って点検対象機器1の点検を行
うために、一般的なパーソナルコンピュータ23と、通
称,手動式スキャナと呼ぶバーコードリーダ24とが設
けられている。
【0042】このパーソナルコンピュータ23は、所定
のキーが配列され点検員による点検データその他の指示
データを入力するキー入力部25と、CPUやメモリ等
が内蔵されている装置本体部26と、点検情報を表示す
る表示部27とからなっている。
【0043】前記装置本体部26は、図4に示すように
バーコードリーダ24で読み込んだ機器識別データを受
けて所定の処理を実行するデータ処理制御部31と、点
検情報記憶部32と、警報メッセージデータ記憶部33
と、表示制御部34と、外部装置との間でデータの授受
を行うインタフェース35とによって構成されている。
【0044】前記点検情報記憶部32は、図5に示すご
とく、機器識別データと対応関係にある点検標題,点検
レベル,点検項目欄,チェック欄および判定欄を有する
点検項目記憶部32Aと、判定参考値記憶部32Bとが
設けられている。点検標題は、点検員等が予め点検対象
機器の機器名称または点検対象番号を入力し記憶してお
くエリアである。点検レベルは点検の程度を数値化して
記憶するエリアであって、例えば1:簡易、2:普通、
3:細密等に区分し、点検対象機器ごとに該当値を入力
する。この点検レベルの入力値は予め入力してもよい
し、或いは点検直前に入力してもよい。なお、点検対象
機器に応じて一般的な点検項目が数点決められていると
き、予め“1”または“2”とか、或いは点検レベルを
表す数値と区別するために“0”などを入力する形式を
とってもよい。点検項目欄は、必要とする点検項目を表
形式で記憶するエリアであって、点検対象機器,ひいて
は点検標題ごとに異なる。チェック欄は、何れの点検項
目をチェックするかを定めるエリアであって、図示斜線
四角部分はカーソルを意味し、このカーソルはキー入力
部25のカーソル指示キーの指示の下に移動可能になっ
ている。判定欄は、判定結果を数値で記憶するエリアで
ある。つまり、カーソルにより点検項目が決定される
と、当該点検項目に対応する点検判定参考値記憶部32
Bの点検判定参考値が表示され、或いはウインドウ表示
され、キー入力部5から点検判定参考値の中の1つの数
値を選択入力すると、その1つの数値が判定欄の該当点
検項目対応部分に記憶される。
【0045】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。点検員が現場を巡回して点検対象機器21
のバーコードをバーコードリーダ24で読み取ると、こ
のバーコードリーダ24からバーコードシール22に表
示される機器識別用データ,つまり点検標題である例え
ば図6に示す配電盤41の表面側内部を表す点検機器対
象番号として例えば「MC01」がデータ処理制御部3
1に入力される。ここで、データ処理制御部31では、
点検機器対象番号を受けると、点検情報記憶部32から
点検機器対象番号に対応する点検標題を検索し、表示制
御部34を介して表示部27に図5に示すように表形式
で点検情報が表示される。
【0046】この点検情報の表示後、チェック欄のカー
ソルが図示位置にあり、キー入力部25から確認信号を
入力すれば、点検項目として「端子のゆるみはないか」
を点検すると判断し、点検判定参考値記憶部32Bから
該当する点検判定参考値が読み出されてウインドウ表示
されるので、その点検判定参考値の中の1つの数値をキ
ー入力部25から入力する。そうすると、データ処理制
御部31は、点検項目である「端子のゆるみはないか」
の項に対応する判定欄の部分にキー入力部25から入力
される数値が記憶される。この数値は点検情報記憶部3
2に記憶してもよいし、或いは別に記憶部(図示せず)
に記憶してもよい。次に、カーソルを次の点検項目であ
る「変色は見られないか」に関し、同様の処理手順に従
って点検判定参考値を判定欄に記憶する。
【0047】引き続き、配電盤41の表面側内部の点検
に続いて、今度は配電盤41の背面側内部に貼着されて
いるバーコードをバーコードリーダ24で読み取るが、
このとき配電盤41の表面側内部の全部の点検項目の点
検が終了していないとき、図7に示すように警報メッセ
ージデータ記憶部36から警報メッセージデータ42お
よび点検漏れの警報理由43を読み出して表示部27に
表示する。
【0048】ここで、点検員が警報メッセージデータ4
2または点検漏れの警報理由43にペンタッチすると、
配電盤41の表面側内部の点検標題に係わるチェック欄
等から点検項目漏れの有無を判断し、点検項目漏れがあ
れば、再度点検情報を表示し、点検項目漏れの点検項目
の点検を催促するので、当該点検標題の点検漏れを防ぐ
ことができる。
【0049】さらに、他の実施例として、図8に示すよ
うにある点検標題の点検レベルが細密である数値“3”
のとき、点検対象機器を細密に点検する必要があるが、
このような場合には点検情報記憶部32に細密な点検を
行うための点検実施状況データを点検実施状況データ記
憶部32Cから読み出して表示部27にウインドウ表示
する。例えば配電盤41内部の収納品である例えば遮断
器の分解点検に関し、通常の点検と異なり、遮断器を引
き出さなければバーコードを読み取れない位置にバーコ
ードを貼り付けておき、点検員が誤りなく点検を行うた
めの点検実施状況データに従って遮断器を引き出してバ
ーコードをバーコードリーダ24で読み取ったときに判
定欄に分解実施したことを表す判定結果を記憶し、表示
するようにしてもよい。この例は、同一の点検対象機器
において複数の点検箇所が存在する場合に有効である。
【0050】従って、以上のような実施形態の構成によ
れば、任意の点検対象機器のバーコードから機器識別用
データを読み取れば、この機器識別用データに対応する
点検標題から点検項目欄、判定欄等の点検情報の他、点
検判定参考値を読み出して表示でき、点検項目欄の点検
項目の点検判定に際し、点検判定参考値の中から1つの
判定結果を選択するので点検項目に対する点検判定の均
一化を図ることができる。また、前回の点検対象機器に
係わる点検項目に漏れがあるとき、警報メッセージを出
力するので、未点検項目を容易にチェックでき、点検項
目の漏れを確実に防止できる。さらに、判定レベルが例
えば細密な場合、その点検方法が難しいが、点検実施状
況データを表示するようにすれば、その点検実施状況デ
ータに従って点検対象機器の細密な点検を確実に行うこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1の発明においては、点
検員が任意に点検順序を変えて点検可能であり、これに
より点検作業を迅速に行え、また重要点検対象機器だ
け選択的に点検できる。
【0052】
【0053】次に、請求項2の発明においては、ある点
検対象機器の点検項目の終了後に次のバーコードを読み
取ったとき、ある点検対象機器の点検項目全部が終了し
たか判断し、点検漏れがあれば点検漏れを出力するの
で、点検対象機器の点検項目の漏れを確実に防止でき
る。
【0054】さらに、請求項の発明においては、複雑
な点検でも点検実施状況データが表示されるので、誤り
なく、また容易に点検対象機器を点検できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるハンディ式現場機器点検装置
の一実施形態を示す構成図。
【図2】 ハンディ式現場機器点検装置における装置本
体部の機能構成を示すブロック図。
【図3】 本発明に係わるハンディ式現場機器点検装置
として、パーソナルコンピュータを用いた場合の実施形
態を示す構成図。
【図4】 パーソナルコンピュータ本体部の機能構成を
示すブロック図。
【図5】 ある点検対象機器の点検情報の一例を示す
図。
【図6】 点検対象機器の一例として配電盤を示す図。
【図7】 点検漏れがあったときの報知例を示す図。
【図8】 点検項目の内容が複雑なとき、その点検方法
の表示例を示す図。
【図9】 従来のハンディ式ターミナル装置の機能構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
1,21…点検対象機器、2,22…バーコードシー
ル、4,24…バーコードリーダ、7…液晶表示部、1
1…点検順番データベース、12…点検項目データベー
ス、13,31…データ処理制御部、14…点検項目選
択部、16…点検データ保存記憶部、17…未点検項目
チェック処理部、23…パーソナルコンピュータ、32
…点検情報記憶部、33…警報メッセージデータ記憶
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/00 G05B 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場の各点検対象機器に機器識別用デー
    タを表すバーコードを設けてなる機器識別手段と、 予め点検対象機器の点検順番を記憶する点検順番記憶手
    段と、 予め点検対象機器ごとに点検項目を記憶する点検項目記
    憶手段と、 任意の点検対象機器のバーコードから機器識別用データ
    を読み取るバーコードリーダと、 常時は前記点検順番記憶手段の点検順番に従って点検対
    象機器を選択し、この選択された点検対象機器に対応す
    る点検項目を前記点検項目記憶手段から選択して表示す
    るが、前記バーコードリーダから機器識別用データを受
    けたとき、この機器識別データを優先し、当該機器識別
    用データに基づいて前記点検項目記憶手段から点検対象
    機器の点検項目を選択して表示する点検項目選択表示手
    段と、 を備えたことを特徴とするハンディ式現場機器点検装
    置。
  2. 【請求項2】 現場の各点検対象機器に機器識別用デー
    タを表すバーコードを設けてなる機器識別手段と、 予め前記各機器識別用データに対応する点検標題、点検
    項目欄、判定欄等の点検情報の他、点検判定参考値を記
    憶する点検情報記憶手段と、 任意の点検対象機器のバーコードから機器識別用データ
    を読み取るバーコードリーダと、 このバーコードリーダで読み取った機器識別用データに
    基づいて前記点検情報記憶手段から点検情報を選択して
    表示するとともに、前記点検項目欄の点検項目に係わる
    点検判定参考値を表示し、この点検判定参考値の中から
    1つの判定結果を選択して前記判定欄に記憶する点検処
    理手段と、 前記バーコードリーダにより次のバーコードの機器識別
    用データを読み取ったときに前回の点検標題に係わる点
    検項目に漏れがあるとき、警報メッセージを出力する未
    点検出力手段と、 を備えたことを特徴とするハンディ式現場機器点検装
    置。
  3. 【請求項3】 現場の各点検対象機器に機器識別用デー
    タを表す第1のバーコードを設けてなる機器識別手段
    と、 予め前記各機器識別用データに対応する点検標題、判定
    レベル、点検項目欄、判定欄等の点検情報の他、点検実
    施状況データを記憶する点検情報記憶手段と、 任意の点検対象機器の第1のバーコードから機器識別用
    データを読み取るバーコードリーダと、 このバーコードリーダで読み取った機器識別用データに
    基づいて前記点検情報記憶手段から点検情報を選択して
    表示するとともに、前記判定レベルが高いとき、前記点
    検実施状況データを読み出して表示するとともに、当該
    点検対象機器に設けてなる第2のバーコードを前記バー
    コードリーダで読み取ったとき前記点検実施状況データ
    に従って点検実施をしたと判断し、前記判定欄にその旨
    を記憶する点検処理手段と、 を備えたことを特徴とするハンディ式現場機器点検装
    置。
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