JP3406966B2 - 像加熱装置及び制御ic - Google Patents
像加熱装置及び制御icInfo
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- JP3406966B2 JP3406966B2 JP2001124449A JP2001124449A JP3406966B2 JP 3406966 B2 JP3406966 B2 JP 3406966B2 JP 2001124449 A JP2001124449 A JP 2001124449A JP 2001124449 A JP2001124449 A JP 2001124449A JP 3406966 B2 JP3406966 B2 JP 3406966B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気(電磁)誘導加熱
方式の像加熱装置、より詳しくは、加熱体と、加熱体に
渦電流を発生させるための磁場を形成する励磁コイル
と、を有し、加熱体の熱により記録材上の画像を加熱す
る像加熱装置に関する。
方式の像加熱装置、より詳しくは、加熱体と、加熱体に
渦電流を発生させるための磁場を形成する励磁コイル
と、を有し、加熱体の熱により記録材上の画像を加熱す
る像加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば画像の加熱定着などのため
の記録材の加熱装置、即ち、複写機・レーザービームプ
リンタ・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリン
タ・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形
成装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の適
宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等よ
り成るトナーを用いて記録材(エレクトロファックスシ
ート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)の
面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した目的
の画像情報に対応した顕画像(未定着のトナー画像)を
該画像を担持している記録材面に永久固着画像として加
熱定着処理する画像加熱定着装置(像加熱装置)として
は、熱ローラ方式の装置が広く用いられている。
の記録材の加熱装置、即ち、複写機・レーザービームプ
リンタ・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリン
タ・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形
成装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の適
宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等よ
り成るトナーを用いて記録材(エレクトロファックスシ
ート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)の
面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した目的
の画像情報に対応した顕画像(未定着のトナー画像)を
該画像を担持している記録材面に永久固着画像として加
熱定着処理する画像加熱定着装置(像加熱装置)として
は、熱ローラ方式の装置が広く用いられている。
【0003】この熱ローラ方式の装置は互いに圧接され
て回転する加熱ローラ(定着ローラ)と加圧ローラのロ
ーラ対を基本構成とし、そのローラ対の圧接ニップ部に
未定着トナー画像を支持した記録材を導入して挟持搬送
させることで未定着画像を記録材面に加熱・加圧定着さ
せるものである。
て回転する加熱ローラ(定着ローラ)と加圧ローラのロ
ーラ対を基本構成とし、そのローラ対の圧接ニップ部に
未定着トナー画像を支持した記録材を導入して挟持搬送
させることで未定着画像を記録材面に加熱・加圧定着さ
せるものである。
【0004】加熱ローラは一般にアルミ金属ローラを基
体とし、その外周に耐熱ゴムを上層としてコートし、内
部に熱源としてハロゲンヒータを配設したものであり、
熱源であるハロゲンヒータの通電電力は、該ヒータを発
熱・発光させ、その熱は輻射・対流によって加熱ローラ
の基体であるアルミ金属ローラを加熱する。ローラ基体
であるアルミ金属ローラは受けた熱をローラ全体に温度
差のないよう伝導する働きを行なう。
体とし、その外周に耐熱ゴムを上層としてコートし、内
部に熱源としてハロゲンヒータを配設したものであり、
熱源であるハロゲンヒータの通電電力は、該ヒータを発
熱・発光させ、その熱は輻射・対流によって加熱ローラ
の基体であるアルミ金属ローラを加熱する。ローラ基体
であるアルミ金属ローラは受けた熱をローラ全体に温度
差のないよう伝導する働きを行なう。
【0005】このようにして一様な温度分布となったロ
ーラは、その上層にコートされた耐熱ゴムを介して記録
材上の未定着トナーを加熱・溶融させて記録材媒体に染
み込ませ定着させるものである。
ーラは、その上層にコートされた耐熱ゴムを介して記録
材上の未定着トナーを加熱・溶融させて記録材媒体に染
み込ませ定着させるものである。
【0006】通常、熱源であるハロゲンヒータはガラス
封止した細長い棒状のハロゲンヒータを用い、これをロ
ーラ中央部の中空部に通し、ハロゲンヒータには通常、
交流電源(ライン入力電源)をスイッチング制御素子を
介して電流を流しローラを加熱する構成である。
封止した細長い棒状のハロゲンヒータを用い、これをロ
ーラ中央部の中空部に通し、ハロゲンヒータには通常、
交流電源(ライン入力電源)をスイッチング制御素子を
介して電流を流しローラを加熱する構成である。
【0007】従って、加熱ローラ温度制御は、ローラに
近接させて配した温度検出素子、一般にサーミスタ感熱
素子によりローラ温度を検出し、交流電源とハロゲンヒ
ータ間に設けられたスイッチング素子、例えばトライア
ック等によってオン/オフ制御を行ない、目標の一定温
度が得られるように制御している。
近接させて配した温度検出素子、一般にサーミスタ感熱
素子によりローラ温度を検出し、交流電源とハロゲンヒ
ータ間に設けられたスイッチング素子、例えばトライア
ック等によってオン/オフ制御を行ない、目標の一定温
度が得られるように制御している。
【0008】図15にそのような熱ローラ方式の加熱装
置としての画像加熱定着装置の一般的な概略構成を示し
た。
置としての画像加熱定着装置の一般的な概略構成を示し
た。
【0009】不図示の作像機構部側から搬送ベルト13
により、未定着トナー画像を支持した、被加熱材として
の記録材12が装置の加熱ローラ10と加圧ローラ11
との圧接ニップ部(定着ニップ部)へ搬送導入される。
により、未定着トナー画像を支持した、被加熱材として
の記録材12が装置の加熱ローラ10と加圧ローラ11
との圧接ニップ部(定着ニップ部)へ搬送導入される。
【0010】加熱ローラ10と加圧ローラ11は記録材
12が搬送ベルト13で搬送されてセンサ16で検知さ
れた信号に基づいてモータ15が駆動を始めることによ
り回転を始める。
12が搬送ベルト13で搬送されてセンサ16で検知さ
れた信号に基づいてモータ15が駆動を始めることによ
り回転を始める。
【0011】そして、記録材12は加熱ローラ10と加
圧ローラ11の圧接ニップ部に搬送され、該ニップ部に
て加熱及び加圧を受けて排出され、センサ17を通過す
る。その後、センサ17の信号がオンからオフに変化
し、モータ15の駆動が停止する。
圧ローラ11の圧接ニップ部に搬送され、該ニップ部に
て加熱及び加圧を受けて排出され、センサ17を通過す
る。その後、センサ17の信号がオンからオフに変化
し、モータ15の駆動が停止する。
【0012】ニップ部での記録材12の加熱は、加熱ロ
ーラ10に内包させたハロゲンヒータHに電力を供給し
て発熱させ、その熱で加熱ローラ10が加熱されること
でなされる。
ーラ10に内包させたハロゲンヒータHに電力を供給し
て発熱させ、その熱で加熱ローラ10が加熱されること
でなされる。
【0013】加熱ローラ表面に接触させて設けた温度検
知素子であるサーミスタ9の抵抗値が基準値に対して一
定となるように、ハロゲンヒータHへの通電が制御され
る。これによって加熱ローラ10は定着に必要な温度を
保ち、良好な定着が行なえるように構成してある。
知素子であるサーミスタ9の抵抗値が基準値に対して一
定となるように、ハロゲンヒータHへの通電が制御され
る。これによって加熱ローラ10は定着に必要な温度を
保ち、良好な定着が行なえるように構成してある。
【0014】しかしながら、加熱ローラ10の温度を常
に定着に必要な温度に維持し続けると、消費電力が増大
し、またローラが異常加熱を起こす事があるので、上記
装置においては、ローラ停止時の温度が回転時よりも低
くなるように制御している。
に定着に必要な温度に維持し続けると、消費電力が増大
し、またローラが異常加熱を起こす事があるので、上記
装置においては、ローラ停止時の温度が回転時よりも低
くなるように制御している。
【0015】この温度制御について説明する。図16に
上記加熱ローラ10の温度制御回路とローラ駆動回路の
一例を示す。
上記加熱ローラ10の温度制御回路とローラ駆動回路の
一例を示す。
【0016】6は第1のA/Dコンバータであり、サー
ミスタ9と抵抗R1の分圧比によって得られる電圧VT
からデジタル値S11を得るためのものである。
ミスタ9と抵抗R1の分圧比によって得られる電圧VT
からデジタル値S11を得るためのものである。
【0017】27は第2のA/Dコンバータであり、制
御目標電圧Vref1からデジタル値S12を得るため
のものである。
御目標電圧Vref1からデジタル値S12を得るため
のものである。
【0018】28は第3のA/Dコンバータであり、制
御目標電圧Vref2からデジタル値S13を得るため
のものである。
御目標電圧Vref2からデジタル値S13を得るため
のものである。
【0019】つまり、第1のA/Dコンバータ6は加熱
ローラ10の実際の温度検出、第2のA/Dコンバータ
27は定着装置の基準温度の検出、第3のA/Dコンバ
ータ28はローラ停止時の基準温度の検出を夫々行なう
ためのものである。
ローラ10の実際の温度検出、第2のA/Dコンバータ
27は定着装置の基準温度の検出、第3のA/Dコンバ
ータ28はローラ停止時の基準温度の検出を夫々行なう
ためのものである。
【0020】第1のA/Dコンバータ6、第2のA/D
コンバータ27、第3のA/Dコンバータ28の夫々に
よって出力されるデジタル値S11・S12・S13は
制御部21に入力される。
コンバータ27、第3のA/Dコンバータ28の夫々に
よって出力されるデジタル値S11・S12・S13は
制御部21に入力される。
【0021】該制御部21は表1に示す様に、センサ1
6・17の入力に従い、制御信号S11によってモータ
15をオン・オフ制御し、また上記デジタル値S12・
S13を随時選択して入力することにより、ハロゲンヒ
ータHのオン・オフ制御を行なっている。
6・17の入力に従い、制御信号S11によってモータ
15をオン・オフ制御し、また上記デジタル値S12・
S13を随時選択して入力することにより、ハロゲンヒ
ータHのオン・オフ制御を行なっている。
【0022】ハロゲンヒータHの制御は電力通電パター
ン発生器3を介して行なわれる。該電力通電パターン発
生器3は、制御部21の通電パターン信号S3に基づい
てヒータ制御信号S4をヒータ駆動回路4に出力し、該
ヒータ駆動回路4はハロゲンヒータHをヒータ制御信号
S5に基づいて交流駆動する。
ン発生器3を介して行なわれる。該電力通電パターン発
生器3は、制御部21の通電パターン信号S3に基づい
てヒータ制御信号S4をヒータ駆動回路4に出力し、該
ヒータ駆動回路4はハロゲンヒータHをヒータ制御信号
S5に基づいて交流駆動する。
【0023】
【表1】
次に、以上のような制御回路に於ける動作について説明
する。先ず、装置に記録材12が搬送されてこないとき
は、センサ16及び17はオフ状態であり、制御部21
は表1に示すようにモータ15の制御信号S10をオフ
にして、第2のA/Dコンバータ27からの信号S12
を基準として温度制御を行なう。
する。先ず、装置に記録材12が搬送されてこないとき
は、センサ16及び17はオフ状態であり、制御部21
は表1に示すようにモータ15の制御信号S10をオフ
にして、第2のA/Dコンバータ27からの信号S12
を基準として温度制御を行なう。
【0024】信号S12は、記録材12の定着に適した
温度より一定の低い温度に対応した制御目標電圧Vre
f1のデジタル値であり、これにより加熱ローラ10の
温度は図17に示すように温度T1に保たれる。
温度より一定の低い温度に対応した制御目標電圧Vre
f1のデジタル値であり、これにより加熱ローラ10の
温度は図17に示すように温度T1に保たれる。
【0025】また、装置に記録材が搬送されてくると、
最初にセンサ16がオンになるが、制御部21は表1に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、第3
のA/Dコンバータ28からの信号S13を基準にし
て、温度制御を行なう。
最初にセンサ16がオンになるが、制御部21は表1に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、第3
のA/Dコンバータ28からの信号S13を基準にし
て、温度制御を行なう。
【0026】この信号S13は定着に適した温度に対応
した制御目標電圧Vref2のデジタル値であり、これ
により加熱ローラ10の温度は図17に示すように温度
T2となる。
した制御目標電圧Vref2のデジタル値であり、これ
により加熱ローラ10の温度は図17に示すように温度
T2となる。
【0027】更に、センサ16あるいはセンサ17がオ
ンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部21
は表1に示すようにモータ15への信号S10をオン
し、第3のA/Dコンバータ28からの信号S13を基
準にする。これにより加熱ローラ10の温度は上記T2
を維持し、良好な定着が実現される。
ンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部21
は表1に示すようにモータ15への信号S10をオン
し、第3のA/Dコンバータ28からの信号S13を基
準にする。これにより加熱ローラ10の温度は上記T2
を維持し、良好な定着が実現される。
【0028】以上の動作を図18のフローチャートに基
づいて説明する。先ず、センサ16及び17の状態を判
断し(ステップ201)、センサ16あるいはセンサ1
7の何れかがオン、または両センサがオンの時にはモー
タ15への信号S10をオンにする(ステップ201〜
202)。
づいて説明する。先ず、センサ16及び17の状態を判
断し(ステップ201)、センサ16あるいはセンサ1
7の何れかがオン、または両センサがオンの時にはモー
タ15への信号S10をオンにする(ステップ201〜
202)。
【0029】そして、温度制御の基準となる信号として
S13を選択する(ステップ203)。
S13を選択する(ステップ203)。
【0030】一方、上記センサ16及び17の何れもが
オフの場合には、モータ15への信号S10をオフし
(ステップ201〜204)、温度制御の基準となる信
号としてS12を選択する(ステップ205)。
オフの場合には、モータ15への信号S10をオフし
(ステップ201〜204)、温度制御の基準となる信
号としてS12を選択する(ステップ205)。
【0031】以上の様に温度制御の基準信号を選択した
後は、選択された信号を基準にして温度制御を行なう
(ステップ206)。
後は、選択された信号を基準にして温度制御を行なう
(ステップ206)。
【0032】しかしながら、上述従来例の熱ローラ方式
の加熱装置は、加熱ローラ10はその内包する棒状ハロ
ゲンヒータHによって加熱される構成の為、その制御方
式は交流電源とヒータ間に設けられたスイッチング制御
素子、例えばトライアック等によってオン/オフ制御す
る方式を採る。
の加熱装置は、加熱ローラ10はその内包する棒状ハロ
ゲンヒータHによって加熱される構成の為、その制御方
式は交流電源とヒータ間に設けられたスイッチング制御
素子、例えばトライアック等によってオン/オフ制御す
る方式を採る。
【0033】従って、このような構成を行うと、まず、
電源投入時に加熱ローラ10が目標温度よりも低いた
め、制御回路はスイッチング素子をオンにし、最大電力
を供給する構成を行う。
電源投入時に加熱ローラ10が目標温度よりも低いた
め、制御回路はスイッチング素子をオンにし、最大電力
を供給する構成を行う。
【0034】このような制御を行うと、温度制御フィー
ドバック回路は、目標温度に対して検出値が低い間は全
てトライアックがオンの状態である為、温度が上昇して
目標温度近辺に到達した状態に成ったとしても、制御回
路はスイッチング制御素子をオンホールドしたままなの
で、立ち上げ時と同じ最大電力を供給し続ける。
ドバック回路は、目標温度に対して検出値が低い間は全
てトライアックがオンの状態である為、温度が上昇して
目標温度近辺に到達した状態に成ったとしても、制御回
路はスイッチング制御素子をオンホールドしたままなの
で、立ち上げ時と同じ最大電力を供給し続ける。
【0035】このような制御系は温度が目標温度に到達
した時点でスイッチをオフしたとしても、それまでに供
給した大電力の為、目標温度を遥かに越えオーバーシュ
ートを発生してしまう。このようなオーバーシュートは
上記の様な簡素な制御手段を行った場合には、目標温度
の約5%程度は発生してしまうことが報告されている。
した時点でスイッチをオフしたとしても、それまでに供
給した大電力の為、目標温度を遥かに越えオーバーシュ
ートを発生してしまう。このようなオーバーシュートは
上記の様な簡素な制御手段を行った場合には、目標温度
の約5%程度は発生してしまうことが報告されている。
【0036】仮に5%のオーバーシュート(温度にして
7〜8度程度)は通常の電子写真プロセスでは余り問題
とは成らないものの、例えば、カラー電子写真プロセス
では、その構成上定着装置によって各色トナーの混合発
色が行われる為、画質の大きなファクタであることが確
認されており、正確な温度制御を行うことは必須な技術
課題である。
7〜8度程度)は通常の電子写真プロセスでは余り問題
とは成らないものの、例えば、カラー電子写真プロセス
では、その構成上定着装置によって各色トナーの混合発
色が行われる為、画質の大きなファクタであることが確
認されており、正確な温度制御を行うことは必須な技術
課題である。
【0037】また、高温のハロゲンヒータHを用いてい
る為、これをローラ内に支持・固定する構成を行う際
に、高温の支持部材と断熱を的確に行うことが要求さ
れ、高額で高精度な設計となる。
る為、これをローラ内に支持・固定する構成を行う際
に、高温の支持部材と断熱を的確に行うことが要求さ
れ、高額で高精度な設計となる。
【0038】ここで、温度のオーバーシュートについて
は、例えば、温度センサからの温度情報から周知のPI
D制御方式の演算によって、その制御量を求め、求めた
結果をスイッチング素子の導通時間として求めれば、事
実上、オーバーシュートは防げるものと考えられる。
は、例えば、温度センサからの温度情報から周知のPI
D制御方式の演算によって、その制御量を求め、求めた
結果をスイッチング素子の導通時間として求めれば、事
実上、オーバーシュートは防げるものと考えられる。
【0039】ところが、上記の様な定着装置はその構成
上、ヒータHは熱を伝えたい加熱ローラの基体ローラ金
属からかなり離れた中央部に配置される構成上、ローラ
に到達するまでの熱抵抗及びローラの有する熱容量によ
って、その熱モデルは非常に複雑な構成となり、解析も
困難なものに成ってしまう。少なくとも、単純な一次伝
達のレベルではない。
上、ヒータHは熱を伝えたい加熱ローラの基体ローラ金
属からかなり離れた中央部に配置される構成上、ローラ
に到達するまでの熱抵抗及びローラの有する熱容量によ
って、その熱モデルは非常に複雑な構成となり、解析も
困難なものに成ってしまう。少なくとも、単純な一次伝
達のレベルではない。
【0040】このことは、ヒータ→ヒータガラス管→管
内空間(放射、対流)→ローラ基体→耐熱ゴムといった
経路を介して被加熱材としての記録材に熱を導く構成で
あり、特に、熱の一時蓄熱系が複数(ローラ基体及び耐
熱ゴム)存在していることに起因するものと考えられ
る。
内空間(放射、対流)→ローラ基体→耐熱ゴムといった
経路を介して被加熱材としての記録材に熱を導く構成で
あり、特に、熱の一時蓄熱系が複数(ローラ基体及び耐
熱ゴム)存在していることに起因するものと考えられ
る。
【0041】以上の構成で加熱ローラ表面の温度検出に
より温度制御を行なった場合、ローラ表面に熱が伝導す
るまでの伝達関数の為、ヒータとローラ表面温度は数百
度の温度差を生じながらオン/オフを繰り返し、結果と
してローラ表面温度を一定に保つ様な制御が行われてい
る。
より温度制御を行なった場合、ローラ表面に熱が伝導す
るまでの伝達関数の為、ヒータとローラ表面温度は数百
度の温度差を生じながらオン/オフを繰り返し、結果と
してローラ表面温度を一定に保つ様な制御が行われてい
る。
【0042】このようなモデルで制御が成立しているの
は、一巡の熱伝達経路、ヒータ→ヒータガラス管→管内
空間(放射、対流)→ローラ基体→耐熱ゴムが充分な時
間積分機能を果たし、その結果として、入力電力を比較
的時間レベルで緩慢な制御を行っても、一定な温度が得
られる様に動作した結果である。
は、一巡の熱伝達経路、ヒータ→ヒータガラス管→管内
空間(放射、対流)→ローラ基体→耐熱ゴムが充分な時
間積分機能を果たし、その結果として、入力電力を比較
的時間レベルで緩慢な制御を行っても、一定な温度が得
られる様に動作した結果である。
【0043】ところが、上記の様な制御対象について、
理想的な温度制御を行うことをするには通常の通紙して
ない時のモデル、通紙中、紙質、周囲温度、その他温度
に絡む様々なファクタによって、制御方法を都度変更す
る必要が生じてしまう。即ち、プリント中、スタンバイ
中、紙質制御、周囲温度といった条件を常にセンシング
し、制御パラメータを操作しながら複雑な制御をしなく
っては、高精度な制御を行うことができないといった技
術課題があった。
理想的な温度制御を行うことをするには通常の通紙して
ない時のモデル、通紙中、紙質、周囲温度、その他温度
に絡む様々なファクタによって、制御方法を都度変更す
る必要が生じてしまう。即ち、プリント中、スタンバイ
中、紙質制御、周囲温度といった条件を常にセンシング
し、制御パラメータを操作しながら複雑な制御をしなく
っては、高精度な制御を行うことができないといった技
術課題があった。
【0044】また、基本的にオン/オフ制御であるた
め、ローラの蓄熱系とヒータ電力、及び設定温度の関係
の整合性がとれない場合、温度リップルの抑制が期待で
きない。
め、ローラの蓄熱系とヒータ電力、及び設定温度の関係
の整合性がとれない場合、温度リップルの抑制が期待で
きない。
【0045】一方、磁気誘導加熱方式の加熱装置もあ
る。特公平5−9027号公報には、磁束により加熱部
材としての加熱ローラ(定着ローラ)に渦電流(うず電
流)を発生させジュール熱により発熱させることが提案
されている。
る。特公平5−9027号公報には、磁束により加熱部
材としての加熱ローラ(定着ローラ)に渦電流(うず電
流)を発生させジュール熱により発熱させることが提案
されている。
【0046】このように渦電流の発生を利用することで
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラ方式に比べウォームアップ時間の短
縮が達成できる。
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラ方式に比べウォームアップ時間の短
縮が達成できる。
【0047】また本発明者等は、加熱体と、該加熱体に
密着して移動する耐熱性フィルム(耐熱カーボン材な
ど)を有し、このフィルムを介して被加熱材を加熱体に
密着させてフィルムと一緒に加熱体位置を移動させ加熱
体の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与す
るフィルム加熱方式の加熱装置であり、その加熱体を磁
性金属部材(誘導磁性材、磁界吸収導電材、導電部材)
と磁界発生線輪で構成し、磁界発生線輪に高周波スイッ
チング電流を印加し、発生高周波磁界を磁性金属部材に
磁気結合させ、磁気が及ぼす渦電流損によって磁性金属
部材を発熱させ、その熱をフィルムを介し被加熱材に熱
伝達させるようにした磁気誘導加熱方式・フィルム加熱
方式の加熱装置の研究を行なってきた。
密着して移動する耐熱性フィルム(耐熱カーボン材な
ど)を有し、このフィルムを介して被加熱材を加熱体に
密着させてフィルムと一緒に加熱体位置を移動させ加熱
体の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与す
るフィルム加熱方式の加熱装置であり、その加熱体を磁
性金属部材(誘導磁性材、磁界吸収導電材、導電部材)
と磁界発生線輪で構成し、磁界発生線輪に高周波スイッ
チング電流を印加し、発生高周波磁界を磁性金属部材に
磁気結合させ、磁気が及ぼす渦電流損によって磁性金属
部材を発熱させ、その熱をフィルムを介し被加熱材に熱
伝達させるようにした磁気誘導加熱方式・フィルム加熱
方式の加熱装置の研究を行なってきた。
【0048】また、加熱部材としてのフィルム自体を磁
性金属部材にしてこれを磁気誘導加熱で発熱させること
で、フィルムが熱抵抗とならないようにして熱効率を向
上させた磁気誘導加熱方式・フィルム加熱方式の加熱装
置の研究を行なってきた。
性金属部材にしてこれを磁気誘導加熱で発熱させること
で、フィルムが熱抵抗とならないようにして熱効率を向
上させた磁気誘導加熱方式・フィルム加熱方式の加熱装
置の研究を行なってきた。
【0049】これは磁界発生手段、例えば磁性体である
芯材(コア)を励磁コイルを組み合わせることによって
発生する磁場を励磁回路で変化させる。即ちコイルに高
周波を加えてその発生磁場の中を移動する磁性金属部材
としてのフィルムに磁界が発生消滅を繰り返すようにし
てフィルムの中の磁性金属層に渦電流を発生させるもの
である。この渦電流が磁性金属層の電気抵抗によって熱
(ジュール熱)に変換し、結果的に被加熱材に密着する
加熱部材としてのフィルムのみが発熱する加熱装置であ
り、熱効率が優れている。
芯材(コア)を励磁コイルを組み合わせることによって
発生する磁場を励磁回路で変化させる。即ちコイルに高
周波を加えてその発生磁場の中を移動する磁性金属部材
としてのフィルムに磁界が発生消滅を繰り返すようにし
てフィルムの中の磁性金属層に渦電流を発生させるもの
である。この渦電流が磁性金属層の電気抵抗によって熱
(ジュール熱)に変換し、結果的に被加熱材に密着する
加熱部材としてのフィルムのみが発熱する加熱装置であ
り、熱効率が優れている。
【0050】即ち、変動する磁界が導体中を横切ると
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの磁性金属部材(導電層)には渦電流が発生す
る。この渦電流がフィルムの磁性金属部材の表皮抵抗に
より、表皮抵抗に比例した電力でフィルムの磁性金属部
材を発熱させる。
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの磁性金属部材(導電層)には渦電流が発生す
る。この渦電流がフィルムの磁性金属部材の表皮抵抗に
より、表皮抵抗に比例した電力でフィルムの磁性金属部
材を発熱させる。
【0051】このように加熱部材としてのフィルムの表
層近くを直接発熱させるので、フィルム基層の熱伝導
率、熱容量によらず急速に加熱できる利点がある。ま
た、フィルムの厚さにも依存しない急速加熱が実現でき
る。
層近くを直接発熱させるので、フィルム基層の熱伝導
率、熱容量によらず急速に加熱できる利点がある。ま
た、フィルムの厚さにも依存しない急速加熱が実現でき
る。
【0052】これにより省エネルギー・クイックスター
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、耐久性・高速化に対処することが可能である。
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、耐久性・高速化に対処することが可能である。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に、上記
後者の磁気誘導加熱方式の像加熱装置について、高信頼
性の装置を提供することを目的としている。
後者の磁気誘導加熱方式の像加熱装置について、高信頼
性の装置を提供することを目的としている。
【0054】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする像加熱装置及び制御ICである。
徴とする像加熱装置及び制御ICである。
【0055】(1)加熱体と、加熱体に渦電流を発生さ
せるための磁場を形成する励磁コイルと、を有し、加熱
体の熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置にお
いて、a. 上記励磁コイルを有する共振回路で発生するフライ
バック電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段
と、b. 上記加熱体の温度を検知する温度検知手段と、c.商用交流電源を整流する整流回路と、 d.前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電源の
周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コイル
に導通させるためのスイッチング素子と、 e.前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を発
生するパルス信号発生回路と を備え、 前記パルス信号発
生回路は、コンデンサを有し、前記ゼロクロス検知手段
の出力を起動信号として出力レベルが変化する第1レベ
ル信号を発生する第1レベル信号発生回路と、前記温度
検知手段の検知温度に基づいたレベルの第2レベル信号
を発生する第2レベル信号発生回路と、前記第1レベル
信号と前記第2レベル信号とをレベル比較することによ
り、前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を発
生する比較回路とを有する ことを特徴とする像加熱装
置。
せるための磁場を形成する励磁コイルと、を有し、加熱
体の熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置にお
いて、a. 上記励磁コイルを有する共振回路で発生するフライ
バック電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段
と、b. 上記加熱体の温度を検知する温度検知手段と、c.商用交流電源を整流する整流回路と、 d.前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電源の
周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コイル
に導通させるためのスイッチング素子と、 e.前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を発
生するパルス信号発生回路と を備え、 前記パルス信号発
生回路は、コンデンサを有し、前記ゼロクロス検知手段
の出力を起動信号として出力レベルが変化する第1レベ
ル信号を発生する第1レベル信号発生回路と、前記温度
検知手段の検知温度に基づいたレベルの第2レベル信号
を発生する第2レベル信号発生回路と、前記第1レベル
信号と前記第2レベル信号とをレベル比較することによ
り、前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を発
生する比較回路とを有する ことを特徴とする像加熱装
置。
【0056】(2)上記装置は更に、上記フライバック
電圧に基づいて上記励磁コイル又は加熱体の異常を検出
する異常検出手段を有することを特徴とする(1)に記
載の像加熱装置。
電圧に基づいて上記励磁コイル又は加熱体の異常を検出
する異常検出手段を有することを特徴とする(1)に記
載の像加熱装置。
【0057】(3)上記第2レベル信号発生回路は前記
温度検知手段の検知温度に応じたレベルと、目標温度に
応じたレベルとを比較して比較結果を前記第2レベル信
号として出力する誤差増幅器をすることを特徴とする
(1)に記載の像加熱装置。(4)上記パルス信号発生回路は制御ICとして構成さ
れることを特徴とする(1)に記載の像加熱装置。 (5)加熱体と、加熱体に渦電流を発生させるための磁
場を形成する励磁コイルと、上記励磁コイルを有する共
振回路で発生するフライバック電圧のゼロクロスを検知
するゼロクロス検知手段と、上記加熱体の温度を検知す
る温度検知手段と、商用交流電源を整流する整流回路
と、前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電源の
周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コイル
に導通させるためのスイッチング素子とを有し、加熱体
の熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置に使用
され、前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を
発生する制御ICにおいて、 コンデンサを有し、前記ゼ
ロクロス検知手段の出力を起動信号として出力レベルが
変化する第1レベル信号を発生する第1レベル信号発生
回路と、 前記温度検知手段の検知温度に基づいたレベル
の第2レベル信号を発生する第2レベル信号発生回路
と、 前記第1レベル信号と前記第2レベル信号とをレベ
ル比較することにより、前記スイッチング素子に印加さ
れるパルス信号を発生する比較回路とを有することを特
徴とする制御IC。 (6)上記第2レベル信号発生回路は前記温度検知手段
の検知温度に応じたレベルと、目標温度に応じたレベル
とを比較して比較結果を前記第2レベル信号として出力
する誤差増幅器をすることを特徴とする(5)に記載の
制御IC。
温度検知手段の検知温度に応じたレベルと、目標温度に
応じたレベルとを比較して比較結果を前記第2レベル信
号として出力する誤差増幅器をすることを特徴とする
(1)に記載の像加熱装置。(4)上記パルス信号発生回路は制御ICとして構成さ
れることを特徴とする(1)に記載の像加熱装置。 (5)加熱体と、加熱体に渦電流を発生させるための磁
場を形成する励磁コイルと、上記励磁コイルを有する共
振回路で発生するフライバック電圧のゼロクロスを検知
するゼロクロス検知手段と、上記加熱体の温度を検知す
る温度検知手段と、商用交流電源を整流する整流回路
と、前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電源の
周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コイル
に導通させるためのスイッチング素子とを有し、加熱体
の熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置に使用
され、前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を
発生する制御ICにおいて、 コンデンサを有し、前記ゼ
ロクロス検知手段の出力を起動信号として出力レベルが
変化する第1レベル信号を発生する第1レベル信号発生
回路と、 前記温度検知手段の検知温度に基づいたレベル
の第2レベル信号を発生する第2レベル信号発生回路
と、 前記第1レベル信号と前記第2レベル信号とをレベ
ル比較することにより、前記スイッチング素子に印加さ
れるパルス信号を発生する比較回路とを有することを特
徴とする制御IC。 (6)上記第2レベル信号発生回路は前記温度検知手段
の検知温度に応じたレベルと、目標温度に応じたレベル
とを比較して比較結果を前記第2レベル信号として出力
する誤差増幅器をすることを特徴とする(5)に記載の
制御IC。
【0058】
【作用】上記本発明によれば、磁気誘導加熱方式の像加
熱装置について、励磁コイルへの通電開始をフライバッ
ク電圧のゼロクロス検知に応じて行うので、スイッチン
グ素子の破損を確実に防止でき、高信頼性の装置を提供
できる。
熱装置について、励磁コイルへの通電開始をフライバッ
ク電圧のゼロクロス検知に応じて行うので、スイッチン
グ素子の破損を確実に防止でき、高信頼性の装置を提供
できる。
【0059】
【実施例】〈実施例1〉(図1〜図7)
(1)装置の全体的概略構成
図1は本実施例の加熱装置としての、磁気誘導加熱方式
・フィルム加熱方式の画像加熱定着装置(像加熱装置)
の一例の概略構成の側面図、図2は装置の斜視図であ
る。
・フィルム加熱方式の画像加熱定着装置(像加熱装置)
の一例の概略構成の側面図、図2は装置の斜視図であ
る。
【0060】この装置は特開平4−44075〜440
83号公報、同4−204980〜204984号公報
等に開示の所謂テンションレスタイプの装置である。こ
のテンションレスタイプの装置は、耐熱性フィルム(定
着フィルム)としてエンドレスベルト状もしくは円筒状
のものを用い、該フィルムの周長の少なくとも一部は常
にテンションフリー(テンションが加わらない状態)と
し、フィルムは加圧部材の回転駆動力で回転駆動するよ
うにした装置である。
83号公報、同4−204980〜204984号公報
等に開示の所謂テンションレスタイプの装置である。こ
のテンションレスタイプの装置は、耐熱性フィルム(定
着フィルム)としてエンドレスベルト状もしくは円筒状
のものを用い、該フィルムの周長の少なくとも一部は常
にテンションフリー(テンションが加わらない状態)と
し、フィルムは加圧部材の回転駆動力で回転駆動するよ
うにした装置である。
【0061】1はエンドレス(円筒状)の耐熱性フィル
ムであり、後述するように界磁(励磁)コイルユニット
6と、加熱部である磁性金属部材(以下、加熱体金属と
記す)7からなる磁気誘導加熱構造体である加熱体5を
含むフィルム内面ガイド(ステー)3に外嵌させてあ
る。
ムであり、後述するように界磁(励磁)コイルユニット
6と、加熱部である磁性金属部材(以下、加熱体金属と
記す)7からなる磁気誘導加熱構造体である加熱体5を
含むフィルム内面ガイド(ステー)3に外嵌させてあ
る。
【0062】このエンドレスの耐熱性フィルム1の内周
長と加熱体5を含むガイド3の外周長はフィルム1の方
を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム1は
ガイド3に対し周長が余裕をもってルーズに外嵌してい
る。
長と加熱体5を含むガイド3の外周長はフィルム1の方
を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム1は
ガイド3に対し周長が余裕をもってルーズに外嵌してい
る。
【0063】フィルム1は熱容量を小さくしてクイック
スタート性を向上させるために、フィルム膜厚は100
μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐熱
性のあるPTFE、PFA、FEPの等の単層フィル
ム、或いはホリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、
PES、PPS等のフィルムの外周表面にPTFE、P
FA、FEP等をコーティングした複合層フィルムを使
用できる。
スタート性を向上させるために、フィルム膜厚は100
μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐熱
性のあるPTFE、PFA、FEPの等の単層フィル
ム、或いはホリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、
PES、PPS等のフィルムの外周表面にPTFE、P
FA、FEP等をコーティングした複合層フィルムを使
用できる。
【0064】加熱体5はその加熱部である加熱体金属7
側を下向きに露呈させ、熱硬化性樹脂等より形成された
剛性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフィルム内面
ガイド3の下面の略中央部にガイド長手に沿って嵌め込
み的に取り付け保持させてある。
側を下向きに露呈させ、熱硬化性樹脂等より形成された
剛性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフィルム内面
ガイド3の下面の略中央部にガイド長手に沿って嵌め込
み的に取り付け保持させてある。
【0065】2は加熱体5との間にフィルム1を挟んで
圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成し、且つフィル
ム1を回転駆動させる加圧部材としての加圧ローラであ
る(加圧部材駆動方式)。
圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成し、且つフィル
ム1を回転駆動させる加圧部材としての加圧ローラであ
る(加圧部材駆動方式)。
【0066】加圧ローラ2は、芯金2aと、シリコーン
ゴム等の離型性の良い耐熱ゴム層2bよりなり、不図示
の軸受手段・付勢手段により所定の押圧力を持ってフィ
ルム1を挟ませて加熱体5の加熱体金属7の下面に圧接
させて配設してある。そして駆動手段Mにより矢示の反
時計方向に回転駆動される。
ゴム等の離型性の良い耐熱ゴム層2bよりなり、不図示
の軸受手段・付勢手段により所定の押圧力を持ってフィ
ルム1を挟ませて加熱体5の加熱体金属7の下面に圧接
させて配設してある。そして駆動手段Mにより矢示の反
時計方向に回転駆動される。
【0067】この加圧ローラ2の回転駆動による該ロー
ラとフィルム外面との摩擦力でフィルム1に回転力が作
用して、該フィルム1が加熱体5の加熱体金属7の下面
に密着して摺動回転する。
ラとフィルム外面との摩擦力でフィルム1に回転力が作
用して、該フィルム1が加熱体5の加熱体金属7の下面
に密着して摺動回転する。
【0068】而して、加熱体5の温度が所定に立ち上が
り、かつ加圧ローラ2の回転によるフィルム1の回転周
速度が定常化した状態において、フィルム1を挟んで加
熱体5と加圧ローラ2とで形成される圧接ニップ部Nの
フィルム1と加圧ローラ2との間に被加熱材としての画
像定着すべき記録材12が不図示の画像形成部より導入
されてフィルム1と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送さ
れることにより加熱体5の加熱体金属7の熱がフィルム
2を介して記録材12に付与され、記録材12上の未定
着トナー像Tが記録材12面に加熱定着されるものであ
る。圧接ニップ部Nを通った記録材12はフィルム1の
面から分離されて搬送される。
り、かつ加圧ローラ2の回転によるフィルム1の回転周
速度が定常化した状態において、フィルム1を挟んで加
熱体5と加圧ローラ2とで形成される圧接ニップ部Nの
フィルム1と加圧ローラ2との間に被加熱材としての画
像定着すべき記録材12が不図示の画像形成部より導入
されてフィルム1と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送さ
れることにより加熱体5の加熱体金属7の熱がフィルム
2を介して記録材12に付与され、記録材12上の未定
着トナー像Tが記録材12面に加熱定着されるものであ
る。圧接ニップ部Nを通った記録材12はフィルム1の
面から分離されて搬送される。
【0069】画像加熱定着装置に限らず、例えば画像を
担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する装
置、仮定着する装置等、その他、広くシート状の被加熱
材を加熱処理する手段・装置として使用できる。
担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する装
置、仮定着する装置等、その他、広くシート状の被加熱
材を加熱処理する手段・装置として使用できる。
【0070】(2)加熱体5
加熱体5は、界磁コイルユニット6と、加熱部である加
熱体金属7からなる磁気誘導加熱構造体である。この加
熱体5は装置に通紙される被加熱材としての記録材12
の最大幅、あるいはそれよりも長い長さ寸法の横長部材
である。
熱体金属7からなる磁気誘導加熱構造体である。この加
熱体5は装置に通紙される被加熱材としての記録材12
の最大幅、あるいはそれよりも長い長さ寸法の横長部材
である。
【0071】界磁コイルユニット6は様々な構成が考え
られるが、本実施例では図3のように5組の加熱界磁
(励磁)コイル100〜104を直列接続している。1
05は温度検出用界磁コイルであり、これについては後
述する。図2において20は界磁コイルユニット6の上
記コイル100〜105に高周波電流を供給するための
高周波コンバータである。
られるが、本実施例では図3のように5組の加熱界磁
(励磁)コイル100〜104を直列接続している。1
05は温度検出用界磁コイルであり、これについては後
述する。図2において20は界磁コイルユニット6の上
記コイル100〜105に高周波電流を供給するための
高周波コンバータである。
【0072】高周波コンバータ20より発生する高周波
電流が界磁コイル100〜104に印加されると、対向
面にある、界磁コイルユニット6の下側の加熱体金属7
に高周波磁界が作用する。
電流が界磁コイル100〜104に印加されると、対向
面にある、界磁コイルユニット6の下側の加熱体金属7
に高周波磁界が作用する。
【0073】高周波磁界は加熱体金属7に印加される
と、その磁束は起磁力を与えるコイル中央部から始ま
り、コイル中央部に戻ってくる一巡ループで最小限の磁
気抵抗のルートを形成する。即ち、空間(μ0)や非磁
性金属部分を最小に辿る経路を形成する。従って、図3
には示さなかったが、内部には、磁気回路、即ち、効率
よく磁束が加熱体金属7に結合し、貫通するような高透
磁率材による磁路を形成している。
と、その磁束は起磁力を与えるコイル中央部から始ま
り、コイル中央部に戻ってくる一巡ループで最小限の磁
気抵抗のルートを形成する。即ち、空間(μ0)や非磁
性金属部分を最小に辿る経路を形成する。従って、図3
には示さなかったが、内部には、磁気回路、即ち、効率
よく磁束が加熱体金属7に結合し、貫通するような高透
磁率材による磁路を形成している。
【0074】而して、界磁コイルユニット6の界磁コイ
ル100〜104からの発生高周波磁界を加熱体金属7
に磁気結合させ、磁気が及ぼす渦電流損によって加熱体
金属7を加熱し、該加熱体金属7の発熱により被加熱材
としての記録材12が該加熱体金属7に密着移動する耐
熱性フィルム1を介して加熱される。
ル100〜104からの発生高周波磁界を加熱体金属7
に磁気結合させ、磁気が及ぼす渦電流損によって加熱体
金属7を加熱し、該加熱体金属7の発熱により被加熱材
としての記録材12が該加熱体金属7に密着移動する耐
熱性フィルム1を介して加熱される。
【0075】(3)温度制御系
このような構成でのモデルに対して、高周波コンバータ
20がスイッチング電力を供給している様子を図4に示
す。図に於いて、ラインから入力される商用交流電流は
整流器(整流ブリッジ)200により両波整流され、界
磁コイルの一端に供給される。供給された電源をコイル
の他端に接続したスイッチング半導体(FET)201
より高周波スイッチングを行う。
20がスイッチング電力を供給している様子を図4に示
す。図に於いて、ラインから入力される商用交流電流は
整流器(整流ブリッジ)200により両波整流され、界
磁コイルの一端に供給される。供給された電源をコイル
の他端に接続したスイッチング半導体(FET)201
より高周波スイッチングを行う。
【0076】また加熱体金属7は、上記説明したような
磁気結合が形成されているので、丁度電源のスイッチン
グトランスと同じ等価回路で示すことができる。その様
子を更に詳細に示したものが図5である。図5において
206は制御ICであり、動作説明を行うために回路構
成の一部を示した。
磁気結合が形成されているので、丁度電源のスイッチン
グトランスと同じ等価回路で示すことができる。その様
子を更に詳細に示したものが図5である。図5において
206は制御ICであり、動作説明を行うために回路構
成の一部を示した。
【0077】界磁コイルユニット6の温度検出用コイル
105に対向する加熱体金属7の面部分には銅の金属リ
ング(銅環)106(図3)を埋めこんである。この銅
リング106にコイル105からの磁束が結合すると、
銅リング106の内部に渦電流が生じ、その電圧をコイ
ル105の電圧降下として検出することが可能である。
105に対向する加熱体金属7の面部分には銅の金属リ
ング(銅環)106(図3)を埋めこんである。この銅
リング106にコイル105からの磁束が結合すると、
銅リング106の内部に渦電流が生じ、その電圧をコイ
ル105の電圧降下として検出することが可能である。
【0078】温度検出コイル105で電圧検出(計測)
する回路Aを図4に示した。コイル105に対し交流サ
イン波定電流を印加し、その結果コイル105に生じる
電圧降下を波形整流回路によって直流電圧として検出す
る。
する回路Aを図4に示した。コイル105に対し交流サ
イン波定電流を印加し、その結果コイル105に生じる
電圧降下を波形整流回路によって直流電圧として検出す
る。
【0079】検出された電圧は後述する温度基準に相当
する基準電圧と比較増幅されて誤差信号が制御IC20
6の制御信号として入力され、その結果制御IC206
は加熱界磁コイル100〜104に印加している波形
(スイッチングデューテイ、周波数等)を変化させ、供
給電力を制御して加熱体金属7の温度を一定にするよう
に動作するものである。
する基準電圧と比較増幅されて誤差信号が制御IC20
6の制御信号として入力され、その結果制御IC206
は加熱界磁コイル100〜104に印加している波形
(スイッチングデューテイ、周波数等)を変化させ、供
給電力を制御して加熱体金属7の温度を一定にするよう
に動作するものである。
【0080】図5によりより詳しく説明すると、加熱体
金属7は加熱界磁コイル100〜104により励磁加熱
される。励磁された加熱体金属7の発生温度は図3で示
した温度検出用界磁コイル105の対向面にある銅リン
グ106、即ち図5に示した抵抗体205の電流による
電圧降下と比例する。
金属7は加熱界磁コイル100〜104により励磁加熱
される。励磁された加熱体金属7の発生温度は図3で示
した温度検出用界磁コイル105の対向面にある銅リン
グ106、即ち図5に示した抵抗体205の電流による
電圧降下と比例する。
【0081】そこで、交流電圧207の電圧をコンプリ
メンタリ接続された一対のトランジスタ208・209
により充分に振幅を増幅した後、直流分をカットするカ
ップリングコンデンサ210を介し、コイル211によ
って定電流化を行った後、温度検出用界磁コイル105
に供給される。
メンタリ接続された一対のトランジスタ208・209
により充分に振幅を増幅した後、直流分をカットするカ
ップリングコンデンサ210を介し、コイル211によ
って定電流化を行った後、温度検出用界磁コイル105
に供給される。
【0082】このコイル105の磁界は加熱体金属7の
表面に取り付けてある銅リング106と結合して環電流
を流す。この環電流に必要な超電力はコイル105から
供給されているため、コイル105を上記説明の如き定
電流駆動すると、その電圧降下に相当する電圧値をコイ
ル105の両端に発生する。
表面に取り付けてある銅リング106と結合して環電流
を流す。この環電流に必要な超電力はコイル105から
供給されているため、コイル105を上記説明の如き定
電流駆動すると、その電圧降下に相当する電圧値をコイ
ル105の両端に発生する。
【0083】そこで、コイル105の電圧をオペアンプ
215による整流回路により整流及びピーク充電して直
流電圧変換する。
215による整流回路により整流及びピーク充電して直
流電圧変換する。
【0084】この変換された直流電圧は加熱体金属7の
銅リング106により発生した電圧降下であるので、即
ち、加熱体金属7の温度によって銅の抵抗率が変化すれ
ば比例して得られる電圧情報である。
銅リング106により発生した電圧降下であるので、即
ち、加熱体金属7の温度によって銅の抵抗率が変化すれ
ば比例して得られる電圧情報である。
【0085】銅の温度に対する抵抗率の変化は次に示す
関係で成立している。
関係で成立している。
【0086】
R=R1(1+(t−t2)/(234.5+t1))
R:温度tでの銅抵抗値(Ω)
R1:温度t1での銅抵抗値(Ω)
t:銅の温度(℃)
t1:銅の温度(℃)
t2:周囲温度(℃)
上記界磁コイル105は定電流駆動されていることから
電圧降下で表現して、 V=V1(1+(t−ta)/(234.5+t1)) V:温度tでの電圧降下(V) V1:温度t1での電圧降下(V) としても、その本質を変えるものでは無く、全く等価で
ある。
電圧降下で表現して、 V=V1(1+(t−ta)/(234.5+t1)) V:温度tでの電圧降下(V) V1:温度t1での電圧降下(V) としても、その本質を変えるものでは無く、全く等価で
ある。
【0087】そこで、既知温度(t1)における検出電
圧(V1)を計測することにより一義的に加熱体金属温
度(=t)を電圧降下の検出値(V)により知ることが
可能である。
圧(V1)を計測することにより一義的に加熱体金属温
度(=t)を電圧降下の検出値(V)により知ることが
可能である。
【0088】従って、上記検出電圧を端子31に温度と
して入力すると、目標温度218と比較増幅されてコン
パレータ32により電圧入力に応じたパルス幅変調が行
われる。このパルス幅変調は加熱界磁コイル100〜1
04をスイッチングドライブしているFET201のゲ
ートをドライブしており、その供給電力(スイッチング
波形)を可変する。
して入力すると、目標温度218と比較増幅されてコン
パレータ32により電圧入力に応じたパルス幅変調が行
われる。このパルス幅変調は加熱界磁コイル100〜1
04をスイッチングドライブしているFET201のゲ
ートをドライブしており、その供給電力(スイッチング
波形)を可変する。
【0089】以上のような構成によって、界磁コイルの
駆動波形(高周波)変調によって制御するように構成し
ているので、対象温度の領域から見れば、リニアな温度
制御を達成したことと成る。
駆動波形(高周波)変調によって制御するように構成し
ているので、対象温度の領域から見れば、リニアな温度
制御を達成したことと成る。
【0090】ここに、リニアな制御を重要な機能と促え
る理由としては、熱ローラ方式定着装置は従来例でも述
べた如く、高電力のハロゲンヒータを、目標値温度に対
して規定温度を越えたかどうかにより、ON/OFF制
御(商用交流の1/2周期単位の制御)することによ
り、規定温度に導く構成を取っていた。例え、その温度
の上昇率やオーバーシュートを管理し、複雑にスイッチ
ング状態を変化させたとしても、加熱体が有する熱容量
による伝達要素によって定まる温度リップルは無くすこ
とは不可能である。従い、高周波レベルでのスイッチン
グ状態の波形制御による温度制御は上記問題解決として
有効に働く。
る理由としては、熱ローラ方式定着装置は従来例でも述
べた如く、高電力のハロゲンヒータを、目標値温度に対
して規定温度を越えたかどうかにより、ON/OFF制
御(商用交流の1/2周期単位の制御)することによ
り、規定温度に導く構成を取っていた。例え、その温度
の上昇率やオーバーシュートを管理し、複雑にスイッチ
ング状態を変化させたとしても、加熱体が有する熱容量
による伝達要素によって定まる温度リップルは無くすこ
とは不可能である。従い、高周波レベルでのスイッチン
グ状態の波形制御による温度制御は上記問題解決として
有効に働く。
【0091】また、誤差増幅器226に取り付けた抵抗
219及びコンデンサ220は検出電圧(温度)を位相
補正し、また、オペアンプとの組み合わせで比例積分動
作を行っているため、誤差検出された信号は目標温度に
対し最適で、高速なループ制御を果たす。従って、従来
の様なCPUを介した制御を必ずしも必要とせず従来の
構成よりも高精度に温度収束(図7)の可能なシステム
が実現できる。
219及びコンデンサ220は検出電圧(温度)を位相
補正し、また、オペアンプとの組み合わせで比例積分動
作を行っているため、誤差検出された信号は目標温度に
対し最適で、高速なループ制御を果たす。従って、従来
の様なCPUを介した制御を必ずしも必要とせず従来の
構成よりも高精度に温度収束(図7)の可能なシステム
が実現できる。
【0092】上記構成での動作波形を図6に示す。25
0は商用交流電源波形、251は整流ブリッジ200を
介して出力される波形、252は整流波形251をスイ
ッチング制御素子(FET)201で高周波スイッチン
グした時のフライバック波形を示す。253は整流リッ
プの中で高い電圧の所でのスイッチング状態波形を示し
たものである。
0は商用交流電源波形、251は整流ブリッジ200を
介して出力される波形、252は整流波形251をスイ
ッチング制御素子(FET)201で高周波スイッチン
グした時のフライバック波形を示す。253は整流リッ
プの中で高い電圧の所でのスイッチング状態波形を示し
たものである。
【0093】このように入力電圧波形(商用交流電圧)
の電圧の値に応じて、スイッチング周期を変調している
のは、電源の入力電流波形の力率を向上させる為に極
力、サイン波電流を流す目的である。
の電圧の値に応じて、スイッチング周期を変調している
のは、電源の入力電流波形の力率を向上させる為に極
力、サイン波電流を流す目的である。
【0094】この目的を果たすために、図5で示した抵
抗221・222で分割した電圧をモニターし、その電
圧に応じて、発振周波数を決定しているコンデンサ35
及び放電電流を規定している抵抗34に対し制御を加え
る構成を有している。
抗221・222で分割した電圧をモニターし、その電
圧に応じて、発振周波数を決定しているコンデンサ35
及び放電電流を規定している抵抗34に対し制御を加え
る構成を有している。
【0095】界磁コイルの一端に入力された整流波リッ
プル電圧は、高周波スイッチング素子201でスイッチ
ング制御を行うと、界磁巻線の励磁インダクタンスに電
力を磁気として蓄積すると共に、負荷に相当する加熱体
金属7に磁気結合し、磁気による渦電流が流れ、金属の
有する抵抗損によりジュール熱を発生し、結果として加
熱体金属7を加熱する。
プル電圧は、高周波スイッチング素子201でスイッチ
ング制御を行うと、界磁巻線の励磁インダクタンスに電
力を磁気として蓄積すると共に、負荷に相当する加熱体
金属7に磁気結合し、磁気による渦電流が流れ、金属の
有する抵抗損によりジュール熱を発生し、結果として加
熱体金属7を加熱する。
【0096】以上説明した様に、発熱体がフィルム1が
直接接触する加熱体金属7自身であるため、熱源からの
熱伝達モデルがきわめて単調な構成が実現可能であり、
誘導コイルによる銅環106の電圧降下検出値をそのま
ま、オペアンプで構成するフィードバック制御を行うの
で、図7の如きオーバーシュートのない安定した定着温
度を得ると共に、加熱体に温度検出素子を配線すること
なく、加熱体周辺を簡素(配線のない)な構成とする事
が可能である。
直接接触する加熱体金属7自身であるため、熱源からの
熱伝達モデルがきわめて単調な構成が実現可能であり、
誘導コイルによる銅環106の電圧降下検出値をそのま
ま、オペアンプで構成するフィードバック制御を行うの
で、図7の如きオーバーシュートのない安定した定着温
度を得ると共に、加熱体に温度検出素子を配線すること
なく、加熱体周辺を簡素(配線のない)な構成とする事
が可能である。
【0097】(4)安全回路
この様に、磁気誘導加熱方式を用いた、直接加熱方式で
ある事と、直接加熱された加熱体金属を特にフィルム状
の金属とした場合、その比熱の低さから極めて短時間に
急速な温度上昇を示す。
ある事と、直接加熱された加熱体金属を特にフィルム状
の金属とした場合、その比熱の低さから極めて短時間に
急速な温度上昇を示す。
【0098】従って、この急速な温度上昇に追従する温
度検出系の性能要求と共に必要不可欠となってくるのが
過熱防止の安全回路である。
度検出系の性能要求と共に必要不可欠となってくるのが
過熱防止の安全回路である。
【0099】機器はどのような事態、例えば、入力電圧
に不適正な過大電圧が入力された場合や、更に定着部の
界磁コイルの機械的破損(割れ、ヒビ、異物の磁路への
混入等)等使う立場でのトラブルがあったとした際にも
決して、一定の温度を越える事なく安全(特に、火災安
全性)は機器にとって絶対不可欠な条件となる。
に不適正な過大電圧が入力された場合や、更に定着部の
界磁コイルの機械的破損(割れ、ヒビ、異物の磁路への
混入等)等使う立場でのトラブルがあったとした際にも
決して、一定の温度を越える事なく安全(特に、火災安
全性)は機器にとって絶対不可欠な条件となる。
【0100】図5の回路に於いて、FETのドレイン電
圧、即ち励磁コイルの一端を検出しゼロクロス検出回路
223でフライバック電圧波形のゼロクロスを検出し、
検出されたタイミングを同期信号として、温度検出で得
られた温度情報に応じたオン幅制御回路の起動信号とし
てタイミング発生回路のコンデンサを充放電制御して回
路をフライバック波形に同期させてスイッチングさせて
いる。
圧、即ち励磁コイルの一端を検出しゼロクロス検出回路
223でフライバック電圧波形のゼロクロスを検出し、
検出されたタイミングを同期信号として、温度検出で得
られた温度情報に応じたオン幅制御回路の起動信号とし
てタイミング発生回路のコンデンサを充放電制御して回
路をフライバック波形に同期させてスイッチングさせて
いる。
【0101】図6において、254は上記した例えば、
入力電圧に不適正な過大電圧が入力された場合や、更に
定着部の界磁コイルの機械的破損(割れ、ヒビ、異物の
磁路への混入等)等使う立場でのトラブルがあったとし
た場合に考えられる波形を示したもので、オン時間幅は
温度検出電圧により決定される幅で、オフ幅即ちフライ
バック波形はコイルのインダクタンスと共振コンデンサ
により一義的に定まる周期で周知の
入力電圧に不適正な過大電圧が入力された場合や、更に
定着部の界磁コイルの機械的破損(割れ、ヒビ、異物の
磁路への混入等)等使う立場でのトラブルがあったとし
た場合に考えられる波形を示したもので、オン時間幅は
温度検出電圧により決定される幅で、オフ幅即ちフライ
バック波形はコイルのインダクタンスと共振コンデンサ
により一義的に定まる周期で周知の
【0102】
【外1】
である。255は界磁コイルに流れる電流波形である。
【0103】従って、上記なんらかの原因で磁気回路の
破断、異物混入等により不都合が生じた際には回路が同
期している関係上その周期、電流波形を監視することに
より達成出来る。
破断、異物混入等により不都合が生じた際には回路が同
期している関係上その周期、電流波形を監視することに
より達成出来る。
【0104】そこで、図5の電流検出回路224の信号
に異常判断として、予め定められた値と比較する基準電
圧を入力しておき、過電流検出し、又温度情報、及びフ
ライバック検出波形からのゼロクロスと、タイマー等に
よる周期情報として計測し、以上の情報を異常判定回路
225に各々入力し、異常判定を行う。
に異常判断として、予め定められた値と比較する基準電
圧を入力しておき、過電流検出し、又温度情報、及びフ
ライバック検出波形からのゼロクロスと、タイマー等に
よる周期情報として計測し、以上の情報を異常判定回路
225に各々入力し、異常判定を行う。
【0105】ここでの判断方法の例としては、
1.周期が高周期である
2.電流値がオーバーしている
3.温度センサの検出値が規定値を越えている更に、組
み合わせ判定として 4.温度上昇が少ないが、電流が多い 等がある。
み合わせ判定として 4.温度上昇が少ないが、電流が多い 等がある。
【0106】以上の現象は何れについても誘導加熱部の
磁気回路、または、温度検出系の異常を示すものであ
り、即時にコンバータ停止させると共に、その情報をシ
ーケンスコントローラに送出し、未然に制御回路をスト
ップさせ、安全を確保する事を可能とした。
磁気回路、または、温度検出系の異常を示すものであ
り、即時にコンバータ停止させると共に、その情報をシ
ーケンスコントローラに送出し、未然に制御回路をスト
ップさせ、安全を確保する事を可能とした。
【0107】また、加熱体金属7としての磁性体には透
磁率の温度依存性があり、キュリー温度(磁性を損なう
温度)が、例えば、フェライトであれば約230℃、ま
たパーマロイ金属では約450℃である。このことは、
どのような不測の事態が生じたとしても、それ以下の温
度でしか磁束を発生しないので、ヒータを用いたシステ
ムと比較した際に、極めて安全な加熱手段を提供するこ
とがすることが可能である。
磁率の温度依存性があり、キュリー温度(磁性を損なう
温度)が、例えば、フェライトであれば約230℃、ま
たパーマロイ金属では約450℃である。このことは、
どのような不測の事態が生じたとしても、それ以下の温
度でしか磁束を発生しないので、ヒータを用いたシステ
ムと比較した際に、極めて安全な加熱手段を提供するこ
とがすることが可能である。
【0108】〈実施例2〉(図8〜図11)
図8〜図11は第2の実施例を説明するものである。
【0109】図8の制御回路は前述実施例1の図5の回
路とほぼ同様である。300は例えば本装置であるプリ
ンタのプリントシーケンス処理を行っている処理CP
U、301は処理CPUに接続された温度センサであ
る。
路とほぼ同様である。300は例えば本装置であるプリ
ンタのプリントシーケンス処理を行っている処理CP
U、301は処理CPUに接続された温度センサであ
る。
【0110】例えば電子写真方式を用いたプリンタ装置
では、トナー及び感光体ドラムの帯電処理によって画像
再現する構成の関係から、その特性は周囲環境に大きく
特性が左右される。当然の事として、環境変動に対して
は部品の精度、規格値のラチチュード等により厳しく管
理することで克服することは可能であるが、多色プリン
タ等では、その制御パラメータが余りに多く、高画質処
理の要望から温湿度センサを取り付ける例が多い。この
ような温湿度センサからのデータをもとに、温度検出回
路の目標電圧(定着温度)とセンサの校正を行う様校正
したものである。
では、トナー及び感光体ドラムの帯電処理によって画像
再現する構成の関係から、その特性は周囲環境に大きく
特性が左右される。当然の事として、環境変動に対して
は部品の精度、規格値のラチチュード等により厳しく管
理することで克服することは可能であるが、多色プリン
タ等では、その制御パラメータが余りに多く、高画質処
理の要望から温湿度センサを取り付ける例が多い。この
ような温湿度センサからのデータをもとに、温度検出回
路の目標電圧(定着温度)とセンサの校正を行う様校正
したものである。
【0111】図9にその定着温度の制御処理内容をフロ
ー図で示した。まず定着装置の加熱は行っていないもの
として装置の電源投入後、周囲温度計測を環境温度セン
サ301で行ない計測温度をt1 とする。この時、温
度基準電圧はCPU300から、制御回路に対しては0
Vを指示しているものとする。即ち、加熱界磁コイル1
00〜104には電流は流れない。次に、検出回路(O
PAMP215)からの出力電圧をCPUポートで読み
込み、その電圧をV1とする。計測値V1、t1から V=V1(1+(t−ta)/(234.5+t1)) により定着目標温度tとして目標基準電圧を求める。例
えば、計測値t:160℃、V1:2.5V、t1:2
5℃とすると、上式から v=2.5(1+(160−25)/(234.5+2
5)) =3.8[V] として求められる。
ー図で示した。まず定着装置の加熱は行っていないもの
として装置の電源投入後、周囲温度計測を環境温度セン
サ301で行ない計測温度をt1 とする。この時、温
度基準電圧はCPU300から、制御回路に対しては0
Vを指示しているものとする。即ち、加熱界磁コイル1
00〜104には電流は流れない。次に、検出回路(O
PAMP215)からの出力電圧をCPUポートで読み
込み、その電圧をV1とする。計測値V1、t1から V=V1(1+(t−ta)/(234.5+t1)) により定着目標温度tとして目標基準電圧を求める。例
えば、計測値t:160℃、V1:2.5V、t1:2
5℃とすると、上式から v=2.5(1+(160−25)/(234.5+2
5)) =3.8[V] として求められる。
【0112】図10に上記条件での定着温度と検出電圧
の関係を示した。即ち、制御回路の基準電圧として3.
8VをCPUから供給、設定することにより、加熱体金
属7は目標温度160℃に向かって急速に加熱を開始す
る。
の関係を示した。即ち、制御回路の基準電圧として3.
8VをCPUから供給、設定することにより、加熱体金
属7は目標温度160℃に向かって急速に加熱を開始す
る。
【0113】加熱体は逐次銅環106の電圧降下モニタ
ー回路の電圧値(加熱体金属の温度)と比較増幅され、
加熱界磁コイル100〜104をスイッチングしている
FET201のゲート波形を制御し目標温度に導く。
ー回路の電圧値(加熱体金属の温度)と比較増幅され、
加熱界磁コイル100〜104をスイッチングしている
FET201のゲート波形を制御し目標温度に導く。
【0114】以上の様な動作により外部回路は、特別複
雑な制御を行うことなく高速で、またオーバーシュート
の無い立ち上がりが実現できるものである。
雑な制御を行うことなく高速で、またオーバーシュート
の無い立ち上がりが実現できるものである。
【0115】以上説明した中では銅環106の電圧降下
を主体に説明してきたが、銅に限るものではなく抵抗率
温度係数が明確なものであれば、本方式は全て有効であ
る。また、考え易く説明を進める上で銅金属を環状とし
たが、板金であっても全く同様に検出できる。
を主体に説明してきたが、銅に限るものではなく抵抗率
温度係数が明確なものであれば、本方式は全て有効であ
る。また、考え易く説明を進める上で銅金属を環状とし
たが、板金であっても全く同様に検出できる。
【0116】このように検出した温度の値に基づき、図
8の回路に於いて、FET201のドレイン電圧、即
ち、励磁コイルの一端を検出しゼロクロス検出回路21
9でフライバック電圧波形のゼロクロスを検出し、電流
検出回路220の信号に異常判断として、予め定められ
た値と比較する基準電圧を入力しておき、過電流検出
し、またフライバック検出波形からのゼロクロスと、タ
イマー等による周期情報として計測し、以上の情報をC
PU300に各々入力し、異常判定を行う。
8の回路に於いて、FET201のドレイン電圧、即
ち、励磁コイルの一端を検出しゼロクロス検出回路21
9でフライバック電圧波形のゼロクロスを検出し、電流
検出回路220の信号に異常判断として、予め定められ
た値と比較する基準電圧を入力しておき、過電流検出
し、またフライバック検出波形からのゼロクロスと、タ
イマー等による周期情報として計測し、以上の情報をC
PU300に各々入力し、異常判定を行う。
【0117】ここでの判断方法の例としては、
1.周期が高周期である
2.電流値がオーバーしている
3.温度センサの検出値が規定値を越えている更に、組
み合わせ判定として 4.温度上昇が少ないが、電流が多い 等がある。
み合わせ判定として 4.温度上昇が少ないが、電流が多い 等がある。
【0118】以上の現象は何れについても誘導加熱部の
磁気回路、または、温度検出系の異常を示すものであ
り、即時にコンバータ停止させると共に、その情報をシ
ーケンスコントローラに送出し、未然に制御回路をスト
ップさせ、安全を確保することが必要不可欠である。図
11に異常判定の制御フローを示した。
磁気回路、または、温度検出系の異常を示すものであ
り、即時にコンバータ停止させると共に、その情報をシ
ーケンスコントローラに送出し、未然に制御回路をスト
ップさせ、安全を確保することが必要不可欠である。図
11に異常判定の制御フローを示した。
【0119】〈実施例3〉(図12)
図12は本実施例装置の概略の構成模型図である。本例
装置は前述実施例1又は図2の装置におけるフィルム自
体を磁性金属部材(磁性金属層を設けたフィルム部材、
それ自体を磁性金属材料で構成したフィルム部材、以下
磁性金属フィルムと記す)にして磁気誘導加熱により発
熱させ、これに密着させた被加熱材を加熱する構成の装
置である。
装置は前述実施例1又は図2の装置におけるフィルム自
体を磁性金属部材(磁性金属層を設けたフィルム部材、
それ自体を磁性金属材料で構成したフィルム部材、以下
磁性金属フィルムと記す)にして磁気誘導加熱により発
熱させ、これに密着させた被加熱材を加熱する構成の装
置である。
【0120】6はE型芯材(コア、磁性材)に励磁コイ
ルを巻き付けてなる磁界発生手段としての界磁コイルユ
ニットであり、磁性金属フィルム1A・記録材(被加熱
材)12の搬送(移動)方向と交差(直交)する方向を
長手とする横長部材である。
ルを巻き付けてなる磁界発生手段としての界磁コイルユ
ニットであり、磁性金属フィルム1A・記録材(被加熱
材)12の搬送(移動)方向と交差(直交)する方向を
長手とする横長部材である。
【0121】3・3は上記界磁コイルユニット6を支持
し、磁性金属フィルム1Aの走行を保つためのステーで
あり、液晶ポリマー・フェノール樹脂等で構成され、フ
ィルムと接触する部分に摺擦板が張り付けられている。
し、磁性金属フィルム1Aの走行を保つためのステーで
あり、液晶ポリマー・フェノール樹脂等で構成され、フ
ィルムと接触する部分に摺擦板が張り付けられている。
【0122】このステー3・3は界磁コイルユニット6
のE型芯材の3本足側を下向きにして、その長手両側を
挟み込むように配設された横長部材である。
のE型芯材の3本足側を下向きにして、その長手両側を
挟み込むように配設された横長部材である。
【0123】4は界磁コイルユニット6のE型芯材の下
向き面に設けたフィルム摺動板(滑板)であり、磁性金
属フィルム1Aとの摩擦抵抗の少ないガラス等である。
更にその表面にグリース・オイル等の潤滑材を塗布する
ことが好ましい。あるいは界磁コイルユニット6の芯材
で平滑な面としてフィルム摺動部を構成しても良い。
向き面に設けたフィルム摺動板(滑板)であり、磁性金
属フィルム1Aとの摩擦抵抗の少ないガラス等である。
更にその表面にグリース・オイル等の潤滑材を塗布する
ことが好ましい。あるいは界磁コイルユニット6の芯材
で平滑な面としてフィルム摺動部を構成しても良い。
【0124】上記の界磁コイルユニット6・ステー3・
フィルム摺動板4等からなるアセンブリ(磁気誘導加熱
構造体)の外側にエンドレス状(円筒状、シームレス)
の耐熱性磁性金属フィルム1Aをルーズに外嵌させてあ
る。
フィルム摺動板4等からなるアセンブリ(磁気誘導加熱
構造体)の外側にエンドレス状(円筒状、シームレス)
の耐熱性磁性金属フィルム1Aをルーズに外嵌させてあ
る。
【0125】2は加圧ローラであり、芯金の周囲にシリ
コーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。この
加圧ローラ2は不図示の軸受手段・付勢手段により所定
の押圧力をもって上記アセンブリ6・3・4のフィルム
摺動板4の下面に対して磁性金属フィルム1Aを挟ませ
て圧接してあり、フィルム摺動板4の下面との間に磁性
金属フィルム1Aを挟んで圧接ニップ部(定着ニップ
部)Nを形成する。
コーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。この
加圧ローラ2は不図示の軸受手段・付勢手段により所定
の押圧力をもって上記アセンブリ6・3・4のフィルム
摺動板4の下面に対して磁性金属フィルム1Aを挟ませ
て圧接してあり、フィルム摺動板4の下面との間に磁性
金属フィルム1Aを挟んで圧接ニップ部(定着ニップ
部)Nを形成する。
【0126】該加圧ローラ2は駆動手段により矢示の反
時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ2の回転駆
動による該ローラとフィルム外面との摩擦力で磁性金属
フィルム1Aに回転力が作用して、該磁性金属フィルム
1Aがフィルム摺動板4の下面に密着摺動してアセンブ
リ6・3・4の外回りを回転する。
時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ2の回転駆
動による該ローラとフィルム外面との摩擦力で磁性金属
フィルム1Aに回転力が作用して、該磁性金属フィルム
1Aがフィルム摺動板4の下面に密着摺動してアセンブ
リ6・3・4の外回りを回転する。
【0127】磁性金属フィルム1Aは厚さ10μm〜1
00μmのポリイミド・ポリイミドアミド・PEEK・
PES・PPS・PFA・PTFE・FEP等の耐熱性
樹脂を基層1aとし、その基層1aの外周(被加熱材圧
接面側)に磁性金属層1bを、FeやCo、例えばNi
・Cu・Cr等の金属を1μm〜100μmの厚みでメ
ッキ等の処理によって形成している。更にその磁性金属
層1bの自由面に表面層として例えばPFA・PTFE
・FEP・シリコーン樹脂等のトナー離型性の良好な耐
熱性樹脂を混合ないし独立で被覆して離形層1cを形成
した、3層構成のものである。この例ではフィルム基層
1aと磁性金属層1bを別々の層としたがフィルム基層
1aそのものを磁性金属層としてもよい。
00μmのポリイミド・ポリイミドアミド・PEEK・
PES・PPS・PFA・PTFE・FEP等の耐熱性
樹脂を基層1aとし、その基層1aの外周(被加熱材圧
接面側)に磁性金属層1bを、FeやCo、例えばNi
・Cu・Cr等の金属を1μm〜100μmの厚みでメ
ッキ等の処理によって形成している。更にその磁性金属
層1bの自由面に表面層として例えばPFA・PTFE
・FEP・シリコーン樹脂等のトナー離型性の良好な耐
熱性樹脂を混合ないし独立で被覆して離形層1cを形成
した、3層構成のものである。この例ではフィルム基層
1aと磁性金属層1bを別々の層としたがフィルム基層
1aそのものを磁性金属層としてもよい。
【0128】界磁コイルユニット6の励磁コイルに不図
示の励磁回路から電流が印加されることで磁性金属フィ
ルム1Aの磁性金属層1bが磁気誘導加熱により発熱す
る。
示の励磁回路から電流が印加されることで磁性金属フィ
ルム1Aの磁性金属層1bが磁気誘導加熱により発熱す
る。
【0129】而して、加圧ローラ2の回転による磁性金
属フィルム1Aの回転がなされ、励磁回路から界磁コイ
ルユニット6の励磁コイルへの電流印加がなされて磁性
金属フィルム1Aの磁性金属層1bが発熱した状態にお
いて、圧接ニップ部Nに被加熱材としての記録材12が
導入されて磁性金属フィルム1A面に密着して該フィル
ムと一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、磁気誘導
加熱された磁性金属フィルム1Aの熱が記録材12に付
与された未定着トナー像Tが加熱定着される。
属フィルム1Aの回転がなされ、励磁回路から界磁コイ
ルユニット6の励磁コイルへの電流印加がなされて磁性
金属フィルム1Aの磁性金属層1bが発熱した状態にお
いて、圧接ニップ部Nに被加熱材としての記録材12が
導入されて磁性金属フィルム1A面に密着して該フィル
ムと一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、磁気誘導
加熱された磁性金属フィルム1Aの熱が記録材12に付
与された未定着トナー像Tが加熱定着される。
【0130】磁性金属フィルム1Aの表層近くを直接発
熱させるので、フィルム基層1aの熱伝導率、熱容量に
よらず、急速に加熱できる利点がある。また磁性金属フ
ィルム1Aの厚さにも依存しないために、高速化のため
に磁性金属フィルム1Aの剛性を向上するため磁性金属
フィルム1Aの基層1aを厚くしても迅速に定着温度に
まで加熱できる。更にはフィルム基層1aは低熱伝導性
の樹脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル
等の熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリ
ントを行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が
良い。かつフィルム内側のコイルに熱が伝わらずコイル
としての性能低下も生じない。そして熱効率が向上した
分、装置内の昇温も抑えられて、該加熱装置を画像加熱
定着装置として用いた電子写真装置等の画像形成装置の
像形成部への影響も少なくできる。
熱させるので、フィルム基層1aの熱伝導率、熱容量に
よらず、急速に加熱できる利点がある。また磁性金属フ
ィルム1Aの厚さにも依存しないために、高速化のため
に磁性金属フィルム1Aの剛性を向上するため磁性金属
フィルム1Aの基層1aを厚くしても迅速に定着温度に
まで加熱できる。更にはフィルム基層1aは低熱伝導性
の樹脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル
等の熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリ
ントを行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が
良い。かつフィルム内側のコイルに熱が伝わらずコイル
としての性能低下も生じない。そして熱効率が向上した
分、装置内の昇温も抑えられて、該加熱装置を画像加熱
定着装置として用いた電子写真装置等の画像形成装置の
像形成部への影響も少なくできる。
【0131】このようにフィルム1Aを磁性金属部材に
して該フィルム自体を磁気誘導加熱により発熱させ、こ
れに密着させた被加熱材12を加熱する構成の加熱装置
についても前記実施例1又は2に準じて磁界発生手段と
しての界磁コイルユニット6に温度検出用界磁コイル
(105)を具備させ、この界磁コイルの位置に対応す
るフィルム1A側の面部分に円筒状フィルムの円周方向
に銅環(106)を具備させて、実施例1又は2と同様
の温度制御をして同様の効果を得ることができる。
して該フィルム自体を磁気誘導加熱により発熱させ、こ
れに密着させた被加熱材12を加熱する構成の加熱装置
についても前記実施例1又は2に準じて磁界発生手段と
しての界磁コイルユニット6に温度検出用界磁コイル
(105)を具備させ、この界磁コイルの位置に対応す
るフィルム1A側の面部分に円筒状フィルムの円周方向
に銅環(106)を具備させて、実施例1又は2と同様
の温度制御をして同様の効果を得ることができる。
【0132】〈実施例4〉(図13)
図13の(a)・(b)・(c)はそれぞれ磁気誘導加
熱方式・フィルム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例
を示したものである。
熱方式・フィルム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例
を示したものである。
【0133】(a)のものは磁場発生手段6・7(また
は6)下面と、駆動ローラ61と、従動ローラ(テンシ
ョンローラ)62との、3部材間にエンドレスベルト状
のフィルム1(1A)を懸回張設して駆動ローラ61に
よりフィルム1(1A)を回転駆動する構成のものであ
る。63はフィルム1(1A)を挟んで磁場発生手段6
・7(または6)の下面に圧接させた加圧ローラであ
り、フィルム1(1A)の回転移動に伴ない従動回転す
る。
は6)下面と、駆動ローラ61と、従動ローラ(テンシ
ョンローラ)62との、3部材間にエンドレスベルト状
のフィルム1(1A)を懸回張設して駆動ローラ61に
よりフィルム1(1A)を回転駆動する構成のものであ
る。63はフィルム1(1A)を挟んで磁場発生手段6
・7(または6)の下面に圧接させた加圧ローラであ
り、フィルム1(1A)の回転移動に伴ない従動回転す
る。
【0134】(b)のものは、磁場発生手段6・7(ま
たは6)の下面と駆動ローラ61の2部材間にエンドレ
スベルト状のフィルム1(1A)を懸回張設して駆動ロ
ーラ61により回転駆動する構成のものである。
たは6)の下面と駆動ローラ61の2部材間にエンドレ
スベルト状のフィルム1(1A)を懸回張設して駆動ロ
ーラ61により回転駆動する構成のものである。
【0135】(c)のものは、フィルム1(1A)とし
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸64
側から磁場発生手段6・7(または6)の下面を経由さ
せて巻き取り軸65側へ所定の速度で走行させるように
構成したものである。
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸64
側から磁場発生手段6・7(または6)の下面を経由さ
せて巻き取り軸65側へ所定の速度で走行させるように
構成したものである。
【0136】以上の各実施例は磁場の方向が磁性金属部
材7・1bに垂直に入るように構成したが、層面に平行
に磁場をかけても良い。
材7・1bに垂直に入るように構成したが、層面に平行
に磁場をかけても良い。
【0137】またフィルム加熱で説明したが、加熱部材
(磁性金属部材)は熱ローラであってもよい。
(磁性金属部材)は熱ローラであってもよい。
【0138】〈実施例5〉(図14)
本実施例は例えば前述実施例1の磁気誘導加熱方式の加
熱装置を画像加熱定着装置(像加熱装置)85として用
いた画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画
像形成装置は、電子写真プロセス利用のレーザービーム
プリンタである。
熱装置を画像加熱定着装置(像加熱装置)85として用
いた画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画
像形成装置は、電子写真プロセス利用のレーザービーム
プリンタである。
【0139】71は像担持体(第1の像担持体)として
の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと
記す)である。該感光ドラム71は矢印の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動さ
れ、その回転過程で一次帯電器72によりマイナスの所
定の暗電位VDに一様に帯電処理される。
の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと
記す)である。該感光ドラム71は矢印の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動さ
れ、その回転過程で一次帯電器72によりマイナスの所
定の暗電位VDに一様に帯電処理される。
【0140】73はレーザービームスキャナであり、不
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービー
ムLを出力し、前記のように一次帯電器72でマイナス
に一様帯電された感光ドラム71面が該レーザービーム
で走査露光されることで露光部分は電位絶対値が小さく
なって明電位VLとなり回転感光ドラム71面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービー
ムLを出力し、前記のように一次帯電器72でマイナス
に一様帯電された感光ドラム71面が該レーザービーム
で走査露光されることで露光部分は電位絶対値が小さく
なって明電位VLとなり回転感光ドラム71面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。
【0141】次いでその潜像は現像器74によりマイナ
スに帯電した粉体トナーで反転現像(レーザー露光部V
Lにトナーが付着)されて顕像化される。
スに帯電した粉体トナーで反転現像(レーザー露光部V
Lにトナーが付着)されて顕像化される。
【0142】現像器74は回転駆動される現像スリーブ
74aを有し、そのスリーブ外周面にマイナスの電荷を
もったトナーの薄層がコートされて感光ドラム71面と
対向し、スリーブ74aにはその絶対値が感光ドラム7
1の暗電位VDよりも小さく、明電位VLよりも大きな
現像バイアス電圧VDCが印加されていることで、スリ
ーブ74a上のトナーが感光ドラム71の明電位VLの
部分のみ転移して潜像が顕像化(反転現像)される。
74aを有し、そのスリーブ外周面にマイナスの電荷を
もったトナーの薄層がコートされて感光ドラム71面と
対向し、スリーブ74aにはその絶対値が感光ドラム7
1の暗電位VDよりも小さく、明電位VLよりも大きな
現像バイアス電圧VDCが印加されていることで、スリ
ーブ74a上のトナーが感光ドラム71の明電位VLの
部分のみ転移して潜像が顕像化(反転現像)される。
【0143】一方、給紙トレイ75上に積載セットされ
ている記録材(第2の像担持体、転写紙)Pが給紙ロー
ラ76により1枚宛繰り出し給送され、搬送ガイド7
7、レジストローラ対78、転写前ガイド79を経由し
て、感光ドラム71とこれに当接させて電源81で転写
バイアスを印加した転写部材としての転写ローラ80と
のニップ部(転写部)82へ、感光ドラム71の回転と
同期どりされた適切タイミングをもって給送されて該給
送記録材12の面に感光ドラム71面側のトナー像が順
次に転写されていく。転写部材としての転写ローラ80
の抵抗値は108〜109Ωm程度のものが適当であ
る。
ている記録材(第2の像担持体、転写紙)Pが給紙ロー
ラ76により1枚宛繰り出し給送され、搬送ガイド7
7、レジストローラ対78、転写前ガイド79を経由し
て、感光ドラム71とこれに当接させて電源81で転写
バイアスを印加した転写部材としての転写ローラ80と
のニップ部(転写部)82へ、感光ドラム71の回転と
同期どりされた適切タイミングをもって給送されて該給
送記録材12の面に感光ドラム71面側のトナー像が順
次に転写されていく。転写部材としての転写ローラ80
の抵抗値は108〜109Ωm程度のものが適当であ
る。
【0144】転写部82を通った記録材12は感光ドラ
ム71面から分離され、搬送ガイド84で定着装置85
へ導入されて転写トナー像の定着を受け、画像形成物
(プリント)として排紙トレイ86へ出力される。被記
録材分離後の感光ドラム71面はクリーニング装置83
で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の除去を受け
て清浄面化されて繰り返して作像に供される。
ム71面から分離され、搬送ガイド84で定着装置85
へ導入されて転写トナー像の定着を受け、画像形成物
(プリント)として排紙トレイ86へ出力される。被記
録材分離後の感光ドラム71面はクリーニング装置83
で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の除去を受け
て清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0145】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気誘導
加熱方式の像加熱装置について、励磁コイルへの通電開
始をフライバック電圧のゼロクロス検知に応じて行うの
で、スイッチング素子の破損を確実に防止でき、高信頼
性の装置を提供できる。
加熱方式の像加熱装置について、励磁コイルへの通電開
始をフライバック電圧のゼロクロス検知に応じて行うの
で、スイッチング素子の破損を確実に防止でき、高信頼
性の装置を提供できる。
【図1】 実施例1の像加熱装置(磁気誘導加熱方式・
フィルム加熱方式の画像加熱定着装置)の概略構成を示
す横断面摸式図
フィルム加熱方式の画像加熱定着装置)の概略構成を示
す横断面摸式図
【図2】 装置の斜視図
【図3】 磁場発生手段(界磁コイルユニットと加熱体
金属)の斜視図
金属)の斜視図
【図4】 制御回路図
【図5】 より詳細な制御回路図
【図6】 各種波形図
【図7】 温度変化図
【図8】 実施例2の装置の制御回路図
【図9】 温度制御フロー図
【図10】 定着温度と検出電圧の関係グラフ
【図11】 異常判定の制御フロー図
【図12】 実施例3の装置の概略の構成模型図
【図13】 (a)・(b)・(c)はそれぞれ磁気誘
導加熱方式・フィルム加熱方式の像加熱装置の他の構成
形態例の略図(実施例4)
導加熱方式・フィルム加熱方式の像加熱装置の他の構成
形態例の略図(実施例4)
【図14】 画像形成装置の一例の概略構成図(実施例
5)
5)
【図15】 熱ローラ式加熱装置(定着装置)の概略図
【図16】 加熱ローラの温度制御回路とローラ駆動回
路
路
【図17】 温度制御グラフ
【図18】 制御フローチャート
1 フィルム
2 加圧ローラ
3 フィルム内面ガイド(ステー)
5 加熱体
6 界磁コイルユニット
7 磁性金属部材(加熱体金属)
12 記録材(被加熱材)
20 高周波コンバータ
100〜104 加熱界磁(励磁)コイル
105 温度検出用界磁コイル
106 銅リング
206 制御IC
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03G 13/20
G03G 15/20
H05B 6/00 - 6/44
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱体と、加熱体に渦電流を発生させる
ための磁場を形成する励磁コイルと、を有し、加熱体の
熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置におい
て、a. 上記励磁コイルを有する共振回路で発生するフライ
バック電圧のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段
と、b. 上記加熱体の温度を検知する温度検知手段と、c.商用交流電源を整流する整流回路と、 d.前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電源の
周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コイル
に導通させるためのスイッチング素子と、 e.前記スイッチング素子に印加されるパルス信号を発
生するパルス信号発生回路と を備え、 前記パルス信号発生回路は、コンデンサを有し、前記ゼ
ロクロス検知手段の出力を起動信号として出力レベルが
変化する第1レベル信号を発生する第1レベル信号発生
回路と、前記温度検知手段の検知温度に基づいたレベル
の第2レベル信号を発生する第2レベル信号発生回路
と、前記第1レベル信号と前記第2レベル信号とをレベ
ル比較することにより、前記スイッチング素子に印加さ
れるパルス信号を発生する比較回路とを有する ことを特
徴とする像加熱装置。 - 【請求項2】 上記装置は更に、上記フライバック電圧
に基づいて上記励磁コイル又は加熱体の異常を検出する
異常検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載
の像加熱装置。 - 【請求項3】 上記第2レベル信号発生回路は前記温度
検知手段の検知温度に応じたレベルと、目標温度に応じ
たレベルとを比較して比較結果を前記第2レベル信号と
して出力する誤差増幅器とすることを特徴とする請求項
1に記載の像加熱装置。 - 【請求項4】 上記パルス信号発生回路は制御ICとし
て構成されることを特徴とする請求項1に記載の像加熱
装置。 - 【請求項5】 加熱体と、加熱体に渦電流を発生させるた
めの磁場を形成する励磁コイルと、上記励磁コイルを有
する共振回路で発生するフライバック電圧のゼロクロス
を検知するゼロクロス検知手段と、上記加熱体の温度を
検知する温度検知手段と、商用交流電源を整流する整流
回路と、前記整流回路の出力を用いて、前記商用交流電
源の周波数よりも高い周波数の高周波電流を前記励磁コ
イルに導通させるためのスイッチング素子とを有し、加
熱体の熱により記録材上の画像を加熱する像加熱装置に
使用され、前記スイッチング素子に印加されるパルス信
号を発生する制御ICにおいて、 コンデンサを有し、前記ゼロクロス検知手段の出力を起
動信号として出力レベルが変化する第1レベル信号を発
生する第1レベル信号発生回路と、 前記温度検知手段の検知温度に基づいたレベルの第2レ
ベル信号を発生する第2レベル信号発生回路と、 前記第1レベル信号と前記第2レベル信号とをレベル比
較することにより、前記スイッチング素子に印加される
パルス信号を発生する比較回路とを有することを特徴と
する制御IC。 - 【請求項6】 上記第2レベル信号発生回路は前記温度
検知手段の検知温度に応じたレベルと、目標温度に応じ
たレベルとを比較して比較結果を前記第2レベル信号と
して出力する誤差増幅器をすることを特徴とする請求項
5に記載の制御IC。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001124449A JP3406966B2 (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 像加熱装置及び制御ic |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001124449A JP3406966B2 (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 像加熱装置及び制御ic |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18096294A Division JPH0822206A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 加熱装置および画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002023558A JP2002023558A (ja) | 2002-01-23 |
| JP3406966B2 true JP3406966B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=18973836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001124449A Expired - Fee Related JP3406966B2 (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 像加熱装置及び制御ic |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3406966B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4927598B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-05-09 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-04-23 JP JP2001124449A patent/JP3406966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002023558A (ja) | 2002-01-23 |
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