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JP3407205B2 - 建築用cadシステム - Google Patents
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JP3407205B2 - 建築用cadシステム - Google Patents

建築用cadシステム

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JP3407205B2
JP3407205B2 JP18551193A JP18551193A JP3407205B2 JP 3407205 B2 JP3407205 B2 JP 3407205B2 JP 18551193 A JP18551193 A JP 18551193A JP 18551193 A JP18551193 A JP 18551193A JP 3407205 B2 JP3407205 B2 JP 3407205B2
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八木義之
西川正文
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建築用CADシステム
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図10の様に、例えば、建築を構
成する建築部材の位置は、ある位置に座標の原点を設定
し、その原点からの座標位置で表現されている(全体座
標系、x、y、z)。又は、任意の位置にローカルな座
標系を設定してローカル座標値(x' 、y'、z' )、
(x''、y''、z'')として表現している(ローカル座
標系)。そして、一般的に、ローカル座標系は全体座標
系との位置関係として、全体座標系に対するローカル座
標系の原点の位置、また、座標系の回転角θを持ってい
る。建築部材は、全体座標系、或いは、ローカル座標系
のいずれかに属し、それによって、その位置が表わされ
ている。しかし、このような方法では、一つ一つの建築
部材に対して、その位置を独立して定義しており、各建
築部材の相対的な位置関係を簡単に取り扱うことが困難
である。通常、建築部材において、壁に付くドアの位置
を指定する場合は、「どの壁の端から、いくら離れた
所」といった表現が使われる。しかし、上記従来の指定
方法で表現するためには、壁ごとにローカル座標系を設
定しなければならない。また、設計過程においては、設
計変更が頻繁に行なわれるが、壁の位置変更に対して、
そのローカル座標系も移動しなければならない。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】しかし、従来の方法
では、次のような問題点がある。 <イ>従来の建築部材の位置を指定する方法では、建築
部材相互の相対位置関係を表すことが困難である。も
し、表現しようとすると、ローカル座標系を全ての建築
部材に対して設定しなければならず、非常に煩雑とな
る。 <ロ>建築部材を移動した場合、一々、その建築部材の
位置を座標値に変換しなければならない。 <ハ>建築部材の位置が座標値で表現されるために、間
接的な表現となり、設計の際に良く使用するような、直
接、建築部材から幾ら離れていると言った表現ができな
い。 <ニ>建築部材を座標値で表現できるのは、点であるの
で、建築部材の方向(ベクトル)を簡単に表すことがで
きない。 【0004】 【本発明の目的】本発明は、建築用CAD対象の構成要
素の位置を扱いやすい表現構造で表した建築用CADシ
ステムを提供することにある。また、本発明は、構成要
素の方向も表現できる建築用CADシステムを提供する
ことにある。また、本発明は、構成要素を変更、削除が
容易な表現構造を有している建築用CADシステムを提
供することにある。 【0005】 【問題点を解決するための手段】本発明は、コンピュー
タ本体とデータベースを有する建築用CADシステムに
おいて、データベースは、建築用の構成要素の種類を各
々スキーマの記憶領域に記憶し、同一種類に属する構成
要素を各々カーネルの記憶領域に記憶し、各構成要素の
図形情報を各々図形属性の記憶領域に記憶し、各図形属
性の始点と終点の位置座標を各々点属性の記憶領域に記
憶し、点属性の始点と終点の位置座標を各々面状を有す
る他の3個の構成要素、第1対象、第2対象及び第3対
象からの離れ距離で規定し、各スキーマと各カーネルの
記憶領域間をポインタで指示し、各カーネルと各図形属
性の記憶領域間をポインタで指示し、各図形属性と各点
属性の記憶領域間をポインタで指示し、コンピュータ本
体は、データベースにアクセスし、建築用の構成要素の
種類、各構成要素、各構成要素の図形情報、及び、各構
成要素の位置座標をポインタを利用して取り出すことが
でき、ある構成要素を設計変更する場合、点属性の第1
対象、第2対象及び第3対象から該構成要素に関係する
他の構成要素を見出し、他の構成要素の点属性を修正す
ることを特徴とする、建築用CADシステムにある。 【0006】 【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 <イ>実施例の概要 CADシステム1は、入力装置11、表示装置12、コ
ンピュータ本体部13及びデータベースを格納したハー
ドディスク18のハード構成を有し、アプリケーション
・プログラム部14、入出力コントロール部15、デー
タコントロール部16、データベースハンドラー部1
7、及びデータベースを用いて、CADの処理を行う
(図1参照)。データコントロール部16を建築用など
の用途に応じて、交換することにより、用途にあったC
ADシステムを構築することができる。 【0007】<ロ>データコントロール部の概要 一例として、建築用CADシステムを説明する。データ
コントロール部16では、柱、壁、ドアなどのCADシ
ステム用部材データは、各々、スキーマ2の柱スキーマ
21、壁スキーマ22、ドアスキーマ23などで指示さ
れている(図2参照)。構成要素である個々の柱a、
b、・・・は、柱カーネル31に示され、それらは柱ス
キーマ21で指示されている。柱カーネル31は、更
に、個々の柱a、b、・・・の図形情報などが格納され
ている柱の図形属性41、42、・・・を指示してい
る。更に、柱aの図形属性41の始点と終点の領域は、
柱aの位置、即ち柱aの両端の位置を示す点属性51、
52を指示している。この様にして、柱aの両端(始点
と終点)の位置を特定することができる。なお、構成要
素は、建築部材の他、通り芯、補助線、及びフロアレベ
ル(FL)などを含める。通り芯は、全階共通な面で規
定され、補助線は、各階別の面で規定され、及びフロア
レベルは、各階の高さを表わす面で規定されている。ま
た、位置の特定に始点と終点を設けることにより、ベク
トルが構成でき、面の裏と表を規定することができる。 【0008】<ハ>点属性の概要 柱aの始点の位置は、点属性51に示されており、他の
構成要素、即ち、第1対象(例:X1 通り芯)、第2対
象(例:Y1 通り芯)、第3対象(例:1階FL(フロ
アレベル))と、それらからの垂直距離(離れ距離)
で、3次元の点として指定される(図3参照)。なお、
この位置の指定に利用される他の構成要素は、2次元の
面を有し、面からの垂直距離で”離れ距離”が規定され
る。即ち、ある構成要素の位置は、例えば、壁、通り
芯、補助線、フロアレベル(FL)などの面状の構成要
素と、これら構成要素からの垂直距離、即ち離れ距離で
表現される。この様に表現することにより、設計者が通
常思考すると同様に、相互の建築部材などからの距離で
位置を表現できる。それによって、設計変更の際、構成
部材の変更、削除などを簡単に行うことができる。 【0009】<ニ>柱と通り芯との位置関係 柱aは、カーネル31で、その形状を表す図形属性41
の位置が指定され、さらに、図形属性41で点属性5
1、52を指定している。柱aの下端の中心点は、X1
通り芯から325mm離れ、Y1 通り芯から325mm
離れ、1階フロアレベルにある。また、上端は、同様
に、X1 通り芯から325mm離れ、Y1 通り芯から3
25mm離れ、2階のフロアレベルにある(図3参
照)。その場合、柱aの下端(始点)の点属性は、第1
対象がX1 通り芯、第2対象がY1 通り芯、第3対象が
1階FLであり、それぞれの離れ距離が325、32
5、0.0である。また、上端(終点)の位置を表す点
属性は、第1対象がX1 通り芯、第2対象がY1 通り
芯、第3対象が2階FLであり、それぞれの離れ距離が
325、325、0.0である。 【0010】<ホ>通り芯の移動に伴う柱の移動 図4では、X1 通り芯の移動(X1 ´からX1 への移
動)に伴い、その通り芯によって位置が決められた柱の
点属性は、通り芯との離れ距離を一定に保つために、柱
も移動することを表している。建築の設計過程における
通り芯の変更では、その通り芯に関する全ての点属性が
移動対象になる。図4の点属性のようにX1 通り芯から
相対的に位置付けられた点属性は簡単に特定化でき、移
動することができる。また、それらの処理を自動化する
こともできる。 【0011】<ヘ>壁と通り芯との位置関係 壁と通り芯との位置関係は、図5に示されているよう
に、壁の一端を始点とし、その位置をY1 通り芯、X1
通り芯、FL(フロアレベル)の3要素で表現し、壁の
他端の位置をY1 通り芯、X2 通り芯、FL(フロアレ
ベル)の3要素で表現している。壁の始点と終点は、Y
1 通り芯から1000mm離れており、X1 通り芯、X
2 通り芯に接しているとする。その場合、壁の始点の位
置を表す点属性は、Y1 通り芯、X1 通り芯、1階FL
と、それぞれの離れ距離1000、0.0、0.0で規
定される。終点の点属性は、Y1 通り芯、X2 通り芯、
1階FLと、それぞれの離れ距離1000、0.0、
0.0で規定される。 【0012】<ト>フロアレベル(FL)の高さの変更 柱aの上端と柱bの下端は、図6のように、2階のフロ
アレベル(FL)に関係付けられている。そこで、1階
の階高を高くするように設計変更する(図6(A)を
(B)に変更する)場合、柱aと柱bの点属性を変更す
る必要がない。即ち、2階のFLを変更するだけで、柱
aの長さは1階部分だけ長くなり、2階以上の柱b、・
・は全体的に移動する。但し、2階のフロアレベル(F
L)を変えて、1階と2階の階高を変更する様な設計変
更の場合、相互の部材など構成要素の位置関係が点属性
から知られるので、その関係する構成要素(例:柱a)
を知ることができ、その構成要素のカーネルに戻り、そ
こから点属性にアクセスし、点属性の内容を変更するこ
とにより、簡単に対応することができる。このように、
構成要素の位置を他の構成要素で表示することにより、
設計変更が、簡単に行えることになる。 【0013】<チ>壁の表面、裏面と壁に付く部材の方
向性 壁bの表面、裏面と壁に付く部材の方向性を規定するこ
とができる。例えば、図7において、壁bの始点から終
点の方向をベクトルの方向とし、右側を表面として+で
表示し、左側を裏面として−で表示する。これにより、
部材の柱bは、壁bから+800の離れ距離を有し、部
材の柱cは、壁bから−600の離れ距離を有してい
る。さらに、柱bと柱cが壁bによって見えるか、見え
ないかを簡単に知ることができる。視点pが壁bから+
2500の離れ距離を有している場合、視点pから柱b
は見えるが、柱cは見えない。視点が負の位置なら反対
に柱cは見えるが、柱bは見えない。従来のCADシス
テムで室内パース(透視図)を描く場合、視点から部材
が見えるか、見えないかを計算するためには、その部材
を構成する点と、それらを隠す壁との間で手前(視点と
壁間の)にあるか、向こう側にあることを一つ一つ計算
する必要があり、膨大な計算処理を必要とする。しか
し、本発明のCADシステムでは、対象部材の離れ距離
を見るだけで、手前か、向こう側を簡単に知ることがで
きる。また、壁に囲まれた部屋の中にある部材かそうで
ない部材かを見える、見えないで判定することもでき
る。 【0014】<イ>通り芯の移動処理の流れ 一例として、図8〜図9の通り芯の移動に伴う柱の移動
処理の流れを示す。CADシステムでX1 通り芯の移動
を指示する。X1 通り芯の図形属性(始点と終点のポイ
ンタ)をデータベースより読み出す(S1)。始点と終
点のポインタより始点と終点のxyz座標を読み出す
(S2)。移動指示データより、移動後のxyz座標を
計算する(S3)。始点と終点のxyz座標のデータベ
ースの内容を修正する。即ち、データベースに移動後の
座標を書き込む(S4)。表示中のX1 通り芯を消去す
る(S5)。移動後のX1 通り芯を表示する(S6)。
X1 通り芯は、第1〜第3対象からポイントされている
か(S7)?ポイントされていない場合は処理を終了す
る。ポイントされている場合は、対象の処理の流れ図に
移る。なお、点属性には3種類の表現方法があり、これ
らは、本発明で大半扱っている3つの対象(面)からの
距離で表す方法以外に、xyz座標で直接表す方法、及
びある対象点からの相対距離で表す方法である。実際に
は、これらの方法を区別する識別コードを図形属性自身
に持たせている。 【0015】<ロ>対象の処理の流れ X1通り芯が第1〜第3対象からポイントされている点
属性の図形属性を取り出す(S10)。X1通り芯の移
動に伴い移動する部材を取り出すために図形属性を調べ
る(S11)。図形属性からポイントされている第1〜
第3対象の面データをデータベースより取り出し、移動
後の位置座標を計算する(S12)。点属性の新しい座
標をデータベースに書き出す(S13)。点属性を全て
書き換えたか判断する(S14)。書き替える点属性が
残っている場合、ステップ12(S12)に戻る。全て
の点属性の書き替えが終了している場合、移動前の表示
中の部材を消す(S15)。移動後の部材を表示する
(S16)。処理を終了する。 【0016】 【発明の効果】本発明は、次のような効果を有すること
ができる。 <イ>従来のCADシステムにおいて、移動対象を特定
するには、まず、多角形などで領域指定を行い、その領
域に入っている点の移動処理を行う。その場合、領域の
中に入っているか否かを全ての対象についてチェックす
る必要がある。そのため、移動対象を特定するのに多大
の時間を必要とする。それに対し、本発明の点属性は、
それぞれの構造要素(例、通り芯、補助線、壁、FL)
を相互に関係付けているので、ある構成要素の移動に対
し他の構成要素の移動を特定でき、直接移動対象だけを
処理することができるので、プログラムの処理スピード
を高速化できる。 <ロ>構成要素を変更する場合、変更対象の特定が容易
なので、変更の自動化ができる。例えば、FLを変更す
る場合(図6参照)、柱はFLの変更に伴い建築設計上
の常識として変更を必要とするものであり、FLを点属
性の対象に持つ柱は、FLの変更に伴う自動変更ができ
る。 <ハ>構成要素の位置属性が点属性に集約されているの
で、処理プログラムが汎用化でき、開発効率が上がる。
即ち、従来のCADシステムでは、構成要素の位置を表
す方法として、構成要素毎に座標値を持つので、構成要
素の定義、移動、削除などの処理は、構成要素毎に用意
する必要がある。それに対し、本発明のCADシステム
は、点属性として表現を共通化しているので、処理プロ
グラムが汎用化でき、開発効率が上がる。例えば、点部
材(部材の位置を1点で表現する)、線部材(部材の位
置を2点で表現する)、及び面部材(部材の位置を3点
で表現する)などを定義、移動、及び削除の処理ルーチ
ンを用意するだけで、汎用化できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】CADシステムのブロック図 【図2】データコントロール部のブロック図 【図3】柱の位置表現図 【図4】X1 通り芯を移動に伴う柱の位置表現図 【図5】壁の位置表現図 【図6】2階のFLを変更した図 【図7】壁の方向性を示す図 【図8】X1 通り芯を移動の流れ図 【図9】対象の処理の流れ図 【図10】従来のCADシステムの位置表現図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川正文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 大河麻里 東京都台東区上野3丁目3番8号 (56)参考文献 特開 平1−195579(JP,A) 特開 昭61−286976(JP,A) 建築CADガイドブック’88,財団法 人日本建築センター,1988年12月10日, p.29−47 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】コンピュータ本体とデータベースを有する
    建築用CADシステムにおいてデータベースは、建築用の構成要素の種類を各々スキー
    マの記憶領域に記憶し、同一種類に属する構成要素を各
    々カーネルの記憶領域に記憶し、各構成要素の図形情報
    を各々図形属性の記憶領域に記憶し、各図形属性の始点
    と終点の位置座標を各々点属性の記憶領域に記憶し、点
    属性の始点と終点の位置座標を各々面状を有する他の3
    個の構成要素、第1対象、第2対象及び第3対象からの
    離れ距離で規定し、各スキーマと各カーネルの記憶領域
    間をポインタで指示し、各カーネルと各図形属性の記憶
    領域間をポインタで指示し、各図形属性と各点属性の記
    憶領域間をポインタで指示しコンピュータ本体は、データベースにアクセスし、建築
    用の構成要素の種類、各構成要素、各構成要素の図形情
    報、及び、各構成要素の位置座標をポインタを利用して
    取り出すことができ、ある構成要素を設計変更する場
    合、点属性の第1対象、第2対象及び第3対象から該構
    成要素に関係する他の構成要素を見出し、他の構成要素
    の点属性を修正することを特徴とする 、建築用CADシ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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建築CADガイドブック’88,財団法人日本建築センター,1988年12月10日,p.29−47

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