JP3407380B2 - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents
内燃機関の失火検出装置Info
- Publication number
- JP3407380B2 JP3407380B2 JP35165093A JP35165093A JP3407380B2 JP 3407380 B2 JP3407380 B2 JP 3407380B2 JP 35165093 A JP35165093 A JP 35165093A JP 35165093 A JP35165093 A JP 35165093A JP 3407380 B2 JP3407380 B2 JP 3407380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- misfire
- internal combustion
- combustion engine
- detection
- rotation speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
機関の回転速度の変化によって機関の失火を検出する装
置に関するものである。
る装置として、特開昭58−19532号公報に示され
ているように、往復内燃機関の膨張行程後と膨張行程前
とのクランク軸回転速度を検出し、その回転速度差が設
定値以下のとき失火と判断するものが知られている。即
ち、膨張行程と圧縮行程とでは回転速度が異なり、正常
に点火が行われている場合は前者の方が速いが、失火が
発生した場合にはその差がほとんど無くなることに基づ
き、回転速度差が所定値以下、即ち膨張行程でクランク
軸が加速されていない場合に失火と判断している。
め、さらにその標準偏差を算出し、標準偏差が大きいと
き、即ち、回転変動のちらばりが大きいとき失火と判定
するものもある(例えば、特開昭58−51243号公
報)。
では、単発の失火が発生したときに生じる車両のゆり返
しにより、失火を誤検出するおそれがある。ここで車両
のゆり返しとは、図10(a)に示したように失火によ
りエンジンの回転変動が落ちたとき、車両の慣性力によ
りエンジンが回され、その結果回転変動が落ちた反動で
エンジンの回転は上昇することになる。しかし、今度は
上昇しすぎた反動により回転が落ち込む。このような現
象が繰り返される一種のハンチング現象のことをいう。
これはやがて減衰し、一定回転に落ちつく。このゆり返
しは連続失火の場合には最後の失火が発生したあとにの
み生じる。また、このゆり返しが発生すると、失火して
いないにもかかわらず失火発生後の所定期間は回転変動
量が大きくなり、失火と誤検出するおそれがある。
を検出できる失火検出装置を提供することを目的とす
る。
示したように、内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、前記回転速度検出手段により検出された内
燃機関の回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における
所定回転角度間の回転に要した期間を計測することによ
り定まる実測値を求める実測値演算手段と、前記実測値
演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行程が連続す
る2つの気筒間の実測値の偏差を求めることにより、第
1の変動量を演算する第1の変動量演算手段と、前記回
転速度検出手段および前記実測値演算手段からの情報に
基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算された今回
の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第1の変
動量との偏差を求めることにより、第2の変動量を演算
する第2の変動量演算手段と、前記第1の変動量と前記
第2の変動量とに基づいて、前記内燃機関の失火を検出
する失火検出手段と、前記失火検出手段により失火が検
出されると、この失火による内燃機関の回転速度の変化
が失火検出に影響がなくなる所定期間、前記失火検出手
段による失火検出を禁止する禁止手段とを備え、さら
に、前記内燃機関に発生する連続失火を検出する連続失
火検出手段と、前記連続失火検出手段により連続失火が
検出されている間は、前記禁止手段による失火検出の禁
止を解除する禁止解除手段とを備えることを特徴とする
内燃機関の失火検出装置を提供する。
手段により失火が検出されると、禁止手段は、失火によ
る内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響がなくな
る所定期間、失火検出を禁止する。また、連続失火検出
手段により連続失火が検出されている間は、禁止手段に
よる失火検出の禁止を解除する。
明する。まず図2は本発明が適用された6気筒内燃機関
(以下、単に内燃機関という)2およびその周辺装置を
表す概略構成図である。図2に示す如く、内燃機関2に
は、その運転状態を検出するためのセンサとして、吸気
管4内の圧力(吸気管圧力)を検出する吸気圧センサ
6,冷却水の温度を検出する水温センサ8,内燃機関2
のクランク軸に取り付けられて内燃機関2が所定のクラ
ンク角度(本実施例では30°CA(クランク角))回
転する度にパルス信号を発生する回転角センサ10,イ
グナイタ12が発生した高電圧を内燃機関2の各気筒に
設けられた図示しない点火プラグに順次分配するディス
トリビュータ14に取り付けられて、ディストリビュー
タ14の1回転に1回(内燃機関2の2回転に1回)の
割でパルス信号を発生する気筒判別センサ16が備えら
れている。
御装置(ECU)20に入力される。ECU20は、C
PU21,ROM22,RAM23を中心とした周知の
マイクロコンピュータにより構成されており、上記各セ
ンサからの検出信号を入出力ポート25を介して入力す
る。またCPU21は、予めROM22に記憶されてい
る制御プログラムに従い、内燃機関2の各気筒に設けら
れた燃料噴射弁27から噴射される燃料噴射量,イグナ
イタ12の高電圧の発生タイミング(即ち点火時期)を
制御するエンジン制御処理を実行するとともに、内燃機
関各気筒の膨張行程毎の回転速度から内燃機関2の失火
を検出して警告ランプ29を点灯する失火検出処理を実
行する。
て実行される失火検出処理と失火検出結果に従い警告ラ
ンプ29の点灯等を行う故障診断処理とについて、図3
〜図9および図11に示すフローチャートにしたがって
説明する。図3に示す失火検出処理は、CPU21にお
いて、上記回転角センサ10からの出力信号により、内
燃機関2の所定のクランク角度(本実施例では30°C
A)毎に割り込み処理されるものであり、この処理が開
始されると、まずステップ100にて、前回の割り込み
時刻と今回の割り込み時刻との偏差から、内燃機関2が
30°CA回転するのに要した時間T30n を算出す
る。そして、続くステップ200では、現在、いずれの
気筒が上死点(TDC)となっているか否かを判別し、
上死点でないならステップ300に進み、上死点であれ
ばステップ400に進む。
燃機関2が120°CA回転するのに要する時間を算出
するための前段階として、T30i(i=n,n-1,n-2)をT3
0i-1(i=n,n-1,n-2)に更新し(つまり、T30n をT3
0n-1 ,T30n-1 をT30n-2 ,T30n-2 をT30
n-3 とする)、本ルーチンを終了する。ステップ400
では、失火判定を行う前に回転変動量の変化量Δωn ,
失火判定値REF,悪路判定値REF’を求める。この
処理のフローチャートを示したものが図4である。以
下、この図4にしたがって説明する。
100で算出した30°CA回転するのに要する時間T
30n と、前回、前々回、および3回前の実行時にそれ
ぞれ求めたT30n-1 ,T30n-2 ,およびT30n-3
の全4回分のデータを累計して、内燃機関2が120°
CA回転するのに要した時間T120n を算出する。そ
して、ステップ402では、この算出した時間T120
n の逆数を算出することにより、内燃機関2が120°
CA回転する間の平均回転速度ωn を算出する。
平均回転速度ωn と前回,3回前,および4回前に算出
した平均回転速度ωn-1 ,ωn-3 ,ωn-4 とに基づき、
次式を用いて内燃機関2の回転変動量の変化量Δωn を
算出する。
n-4 −ωn-3 )は、膨張行程が連続する気筒での回転変
動量であり、(ωn-1 −ωn )は最新の、(ωn-4 −ω
n-3 )は360°CA前の値である。
内燃機関であり、1気筒が単独で膨張行程となる期間
は、次に膨張行程にはいる気筒の上死点前120°CA
となる。このため、内燃機関2の120°CA毎に平均
回転速度ωn を算出することにより、内燃機関各気筒毎
の膨張行程時の回転速度を算出する。そして、この回転
速度と前回求めた回転速度とから最新の回転変動量を求
め、さらにこの回転変動量と360°CA前の回転変動
量とから失火判定に用いる内燃機関2の回転変動量Δω
n を算出するようにしている。なお、本実施例では、上
記数式1を用いて最新の回転変動量と360°CA前の
回転変動量とを同時に求めるようにしているが、最新の
回転変動量をRAM23内に格納するようにすれば、3
60°CA前の回転変動量をRAM23から読みだすこ
とにより、この360°CA前の回転変動量を演算する
ことなく変化量Δωn を求めるようにすることもでき
る。
運転状態(回転速度NE,吸気管圧力PM)を検出し、
ステップ405に進む。ステップ405では、ステップ
404で検出した運転状態(回転速度NE,吸気管圧力
PM)に基づき、予めROM22内に格納されている回
転速度NEと吸気管圧力PMとをパラメータとする図1
2に示す2次元マップ(REFマップ)を検索すること
により、失火判定値REFを設定する。
と吸気管圧力PMとをパラメータとする図13に示す2
次元マップ(REF’マップ)を検索することにより悪
路判定値REF’を設定して本ルーチンを終了し、図3
のステップ500に進む。次にステップ500におい
て、比較判定値算出処理を実行する。この比較判定値算
出処理は、図4のステップ403で算出された前々回と
前回とのΔωを比較する判定値K1と、前回と今回との
Δωを比較する判定値K2とを算出する処理である。以
下、この処理を図5のフローチャートに沿って説明す
る。
3で今回算出されたΔωn と、図4のステップ405で
求められた失火判定値REFとを比較する。そして、Δ
ωnがREFより大きい場合はステップ502へ進む。
ステップ502では、図14に示すRAM値MFCYL
の各ビットのうち、今回のΔωn が算出された気筒に相
当するビットを“1”に設定する。例えば、今回のΔω
n が♯1気筒の点火時に算出された値であれば、♯1気
筒に相当するビットに“1”を設定し、ステップ504
に進む。
テップ503へ進む。このとき、図14に示すRAM値
MFCYLの各ビットのうち、今回のΔωn が算出され
た気筒に相当するビットを“0”に設定し、ステップ5
04に進む。ステップ504では、ステップ502およ
びステップ503の処理によって求められた今回のMF
CYL(i)と、前点火で求められた前回のMFCYL
(i−1)とが同一であるか否かを判別する。即ち、今
回と前回との6ビットのRAM値が同一であるか否かを
判別し、Δωn が算出された気筒の点火状態が、その気
筒の前点火時の点火状態と同一か否かを判別する。そし
て、今回のMFCYLと前回のMFCYLとが同一であ
るならば、ステップ505へ進み、カウンタCMFCN
Tをインクリメント(CMFCNT←CMFCNT+
1)して、ステップ507に進む。
Lとが同一でないならば、ステップ506へ進み、カウ
ンタCMFCNTを“0”として、ステップ507に進
む。すなわち、ステップ505でカウンタCMFCNT
がインクリメントされているときは、RAM値MFCY
Lの値が同一の状態を継続していることを示している。
すなわち、このときの機関2の点火状態が同一となって
いることを示し、例えば、機関2の各気筒が確実に点火
されている状態や、同一気筒で常に失火が発生している
状態が継続していることを示している。一方、RAM値
MFCYLの値が同一の状態でなくなり、ステップ50
6においてカウンタCMFCNTが“0”とされたとき
は、上記機関2の同一点火状態が続かなくなったことを
示している。
タCMFCNTが所定値kより大きいか否かを判別す
る。カウンタCMFCNTが所定値kより小さい場合、
ステップ509へ進み、比較判定値K1とK2とをそれ
ぞれ予め設定された第1の設定値A,第2の設定値Bと
する。なお、この第1,第2の設定値A,Bの値は、車
両が良好な路面で単一失火が発生した場合に検出性を損
なわない値を選定し、実験的にA,B=1.5〜2.0
程度が良好であることが確認されている。
り大きくなった場合、ステップ508へ進み、比較判定
値K1とK2とをそれぞれ予め設定された設定値a,b
とする。なお、この設定値a,bの値は、上記設定値
A,Bよりも縮小された値であり、例えば本実施例では
a=b=0とする。上述の処理によって比較判定値K
1,K2が得られ、図3の失火検出処理におけるステッ
プ500が終了する。そして、次のステップ600へ進
む。
処理を実行する。ここでは、失火仮判定を実行するとと
もに所定点火数経過毎に故障表示すべき失火発生状態か
否かを判断するための失火数積算カウンタCMISと悪
路判別積算カウンタCRAFをインクリメントする処理
を行う。以下、この処理を図6のフローチャートに沿っ
て説明する。
プ403で前回算出されたΔωn-1と、前々回算出され
たΔωn-2 に図5の比較判定値算出処理で算出された比
較判定値K1を乗じた値とを比較する。すなわち、前回
と前々回との回転変動量の変化量の比率Δωn-1 /Δω
n-2 が比較判定値K1より大きいか否かを判別する。そ
して、Δωn-1 /Δωn-2 が比較判定値K1より大きい
場合、ステップ602へ進み、Δωn-1 /Δωn-2 が比
較判定値K1以下の場合、ステップ608へ進む。
n-1 と、図4のステップ403で今回算出されたΔωn
に、図5の比較判定値算出処理で算出された比較判定値
K2を乗じた値とを比較する。すなわち、前回と今回と
の回転変動量の変化量の比率Δωn-1 /Δωn が比較判
定値K2より大きいか否かを判別する。そして、Δω
n-1 /Δωn が比較判定値K2より大きい場合、ステッ
プ603へ進み、Δωn-1 /Δωn が比較判定値K2よ
り小さい場合、ステップ608へ進む。
ップ403で前回算出されたΔωn-1 とステップ405
で求められたREFとを比較する。Δωn-1 がREFよ
り大きい場合はステップ604へ進み、仮失火検出フラ
グXMFn-1 を“1”にし、ステップ605で失火数積
算カウンタCMISをインクリメントする。また、小さ
い場合はステップ606へ進み、Δωn-1 とステップ4
06で求められたREF’と比較する。Δωn-1 がRE
F’より大きい場合はステップ607へ進み、悪路判別
積算カウンタCRAFをインクリメントする。小さい場
合はステップ608へ進む。ステップ608では仮失火
検出フラグXMFn-1 を“0”として、ステップ609
に進む。ステップ609では所定点火数経過したか否か
の判別用の点火数カウンタCSPKをインクリメント
し、図3のステップ600が終了する。
は、現在、悪路走行中であるかを判定する。この悪路走
行検出処理のフローチャートを示したものが図7であ
る。以下、この図7にしたがって説明する。図7におい
て、ステップ701では、前述のステップ609で点火
毎にインクリメントしたカウンタCSPKの値が、所定
値J1 に到達したか否かを判断する。所定値J1 の値
は、6気筒内燃機関において1000回転ごとに故障判
定する場合にはJ1 =3000となる。したがって、所
定回転毎にステップ702以下の処理が実行されること
となる。
した場合はステップ702へ進み、失火数積算カウンタ
CMISの値と失火状態判別値J2 と比較する。J2 の
値は、1000回転毎に故障表示すべき失火状態が失火
発生率1%以上のときとすると、J1 =3000のとき
J2 =30となる。CMIS値が所定値J2 よりも大き
い場合は悪路判定を行うためにステップ703へ進み、
小さい場合はステップ705へ進む。
RAFの値と、CMIS値に悪路判別係数J3 を乗算し
た値とを比較する。J3 の値は、実際に失火状態誤判定
にいたるような悪路を走行して適合される値であり、例
えばJ3 =1〜2程度の値である。本実施例では悪路判
定をCMIS×J3 との比較で行ったが、J2 ×J3等
の所定定数との比較で実施してもよい。ステップ703
にて、悪路判別カウンタ値CRAFの方が小さい場合は
悪路走行中ではないと判断してステップ704にて悪路
判定フラグXRAFを“0”にセットする。また、そう
でない場合には悪路走行中であると判断してステップ7
05へ進み、悪路判定フラグXRAFを“1”にセット
する。
IS,CRAF,CSPKを“0”にクリアし、本悪路
走行検出処理を終了し、図3のステップ800に進む。
ステップ800では本発明にかかわる主要な処理である
ゆり返しによる失火誤検出を防止するための処理を実行
する。このゆり返し誤検出防止処理を示したフローチャ
ートが図8である。以下、図8にしたがって説明する。
グMSKが“0”かを判定する。“0”のときはステッ
プ802に、“1”のときにはステップ805に進む。
つまり、一度マスク実行フラグに“1”がセットされる
と以下で説明するステップ802〜ステップ804の処
理は実行しない。次にステップ802では、今回、失火
判定が行われるΔωn-1 が失火判定値REFより大きい
かを判定する。REFより大きければステップ803
に、REF以下であればステップ804に進む。ステッ
プ803では失火判定禁止期間算出用のマスクディレイ
カウンタMSKD1に“K”(本実施例では“5”とす
る)をマスク実行カウンタMSKD2に“L”(本実施
例では“10”とする)を設定する。本実施例では、
“K”の値はMSKD1のカウントダウンがゆり返しの
発生前に終わる程度の値を実験的に求めた値である。ま
た、“L”の値も、MSKD2のカウントダウンがゆり
返しの影響がなくなったときに終了する程度の値を実験
的に求めた値である。
カウンタMSKD1が“0”より大きいかを判定する。
“0”より大きいときにはステップ808に進む。
“0”以下のときにはステップ805に進む。ステップ
808ではマスクディレイカウンタMSKD1をカウン
トダウンし、ステップ809に進む。ステップ805で
はマスク実行カウンタMSKD2が0より大きいかを判
定する。“0”より大きいときはステップ806に進
む。“0”以下のときにはステップ809に進み、マス
ク実行フラグMSKを“0”とし、本ルーチンを抜け
る。ステップ806ではマスク実行カウンタMSKD2
をカウントダウンする。次のステップ807でマスク実
行フラグMSKを“1”として、本ルーチンを終了し、
図3のステップ900に進む。
する。この失火判定処理を示したフローチャートが図9
である。以下、このフローチャートにしたがって説明す
る。まず、ステップ901では、失火仮判定フラグXM
Fn-1 が“1”でるかを判定する。“1”であれば(失
火と仮判定されていれば)ステップ902に、“0”で
あればステップ905に進む。ステップ902では悪路
判定フラグXRAFが“0”であるかを判定する。
“0”であれば(悪路走行中でないときは)ステップ9
03に進む。“1”のときにはステップ905に進む。
さらに、ステップ903においてマスク実行フラグMS
Kが“0”であるかを判定し、“0”のときにはステッ
プ904に進む。“1”のときにはステップ905に進
む。そして、以上の条件を全て満たしているとき、ステ
ップ904で失火判定フラグMFn-1 を“1”にし、現
在失火中であるとして、本ルーチンを終了する。そし
て、図3のステップ1000に進む。また、ステップ9
05では、失火判定フラグXMFn-1 を“0”として本
ルーチンを終了し、図3のステップ1000に進む。
今回の点火の失火判定を実行するために、各ω
i(i=n,n-1,n-2,n-3)をωi-1(i=n,n-1,n-2,n-3)に、Δω
i(i=n,n-1,n-2,n-3)をΔωi-1(i=n,n-1,n-2,n-3)に設定
し、本ルーチンを終了する。次に、図8において実行さ
れる処理を図10に示したタイムチャートにしたがって
説明する。
(e))での値を示したタイムチャートである。クラン
ク角t1 °で失火が発生すると、その後、図のようなゆ
り返しが発生する。このとき、マスクディレイカウンタ
MSKD1に“K”を(同図(b))、マスク実行カウ
ンタMSKD2に“L”を(同図(c))それぞれセッ
トする。そして、マスクディレイカウンタMSKD1は
カウントダウンを開始する。また、マスク実行カウンタ
MSKD2は、マスクディレイカウンタMSKD1のカ
ウント値がクランク角t2 °において“0”になるまで
作動しない。クランク角がt2 °となると、マスクディ
レイカウンタMSKD1が“0”になり、マスク実行カ
ウンタMSKD2のカウントダウンが始まる。さらに、
このときマスク実行フラグMSKに“1”がセットされ
失火検出を禁止する(図10(d))。この失火検出の
禁止はクランク角t3 においてマスク実行カウンタMS
KD2のカウント値が“0”となり、マスク実行フラグ
MSKが“0”にリセットされるまで行われる。
しが発生しているあいだは失火検出を行わないので、ゆ
り返しによる誤検出を防止することができる。また、マ
スクディレイカウンタMSKD1のカウント中は失火検
出を禁止しないのは、ゆり返しが発生する前に連続失火
がおこる可能性があるためである。連続失火が発生した
ときには、最後の失火のあとにしかゆり返しが発生しな
いので、このときは、最後に発生した失火が検出されて
からゆり返しによる誤検出を防止するためにマスク処理
が実行される。
ーチャートにしたがって説明する。このフローチャート
は、CPU21において所定時間毎に割り込み処理され
るものであり、まずステップ1101にて、例えばアク
チュエータが正常に作動しているかどうかを検出する各
種センサからの情報を記憶した異常検出フラグや、上記
失火検出処理で失火判断された際に“1”にセットされ
る失火検出フラグMFn-1 等の各種異常検出フラグを読
み込む。
1101で読み込んだ各種異常検出フラグの状態を判別
し、例えば失火検出フラグMFn-1 が“1”にセットさ
れていればステップ1103に進み、“0”にリセット
されていればメインルーチンにリターンする。そして、
ステップ1103では、例えば触媒保護や排気ガス中の
HC濃度の増大を防止するために、失火発生と判定され
た気筒への燃料供給を遮断したり、運転者等に失火が発
生したことを知らせるための警告ランプ29を点灯させ
るなどの、異常検出に対応した周知のフェイルセーフ処
理を実行する。
プ600およびステップ700で実行される処理の効果
について説明する。一般的に良好な路面上を車両が走行
中に、内燃機関2が正常点火状態となっている場合、回
転変動量の変化量Δωはほぼゼロに近い値を示し、内燃
機関2に失火が発生している場合、この失火が生じた気
筒で算出されるΔωは大きな値を示す。したがって、特
定気筒において失火が発生する場合のΔωの挙動は、図
15(a)に示す如く、失火発生時のみ特異的に大き
く、その前後のΔωは正常点火であるため小さな値を示
す。
場合、路面の凹凸によって回転が変動する。このとき、
回転変動量の変化量Δωの挙動は、車両の固有振動数
や、車輪とクランク軸との回転比、および、車輪からク
ランク軸への伝達経路の影響等によって、多くの場合、
図15(b)に示すようになる。この図から明らかなよ
うに、図15(b)のΔωの値は、図15(a)のよう
に鋭いピークを示さずになだらかな曲線状となる。つま
り、失火時と悪路走行時とでは、Δωの挙動は異なり、
詳しくはΔωと、このΔωの前後の値との比率が失火時
ではともに大きく、悪路走行時では小さくなるという特
性が得られる。
し、図15(a)のようなΔωの挙動が生じたり、ある
いは車両が悪路を走行して図15(b)のようなΔωの
挙動が生じた場合、図5に示した比較判定値演算処理内
において、RAM値MFCYLの値が前回の値と異なる
ようになる。すると、ステップ506でカウンタCMF
CNTが“0”となるため、比較判定値K1,K2はそ
れぞれA,Bに設定される。このため、図6のステップ
601で前回と前々回との回転変動量の変化量の比率Δ
ωn-1 /Δωn-2 が比較判定値K1で、そして、ステッ
プ602でΔωn-1 /Δωn が比較判定値K2で比較さ
れる。このとき、上述の特性により、この2つの比率が
ともに比較判定値よりも大きいならば、単発失火が発生
したものと判別され、少なくとも一方が小さいならば車
両が悪路を走行していると判断される。
ときに発生する回転変動を失火と誤検出することを防止
できる。ところが、上記のように比較判定値K1,K2
をそれぞれA,Bに設定して処理する場合では、連続し
て点火する複数気筒において失火が発生する状態が継続
する場合、この失火を検出することができない、なぜな
らば、例えば連続して点火する2気筒がともに失火した
点火状態が継続する場合、Δωの挙動は図15(c)に
示すようになり、失火が発生したときのΔωとその前後
のΔωとの比率のうち、一方は小さな値を示すが、他方
は大きな値を示すからである。このため、Δωの比率は
A,Bに設定された比較判定値K1,K2のどちらか一
方より小さくなる場合があり、失火と判定しなくなるお
それがある。
数気筒において、失火が発生する状態が継続する場合に
おいても、図5の比較判定値算出処理でのRAM値MF
CYLの値は不変となる。したがって、ステップ505
でカウンタCMFCNTは増加し、ステップ507でカ
ウンタCMFCNTが所定値kより大きくなると、ステ
ップ508において比較判定値K1,K2はそれぞれ
a,bに設定される。このa,bは、上記のようにA,
Bより小さい値に設定されているため、連続して点火す
る気筒に失火が発生してΔωの比率が小さくなっても、
ステップ601およびステップ602に判別で肯定され
る。このためステップ603へ進むことができるので、
失火と判別することができる。したがって、連続して点
火する気筒に失火が発生しているにもかかわらず、正常
点火であると誤検出することを防止できる。
パターンのみでは悪路走行時の失火誤検出を回避できな
い場合も存在するため、さらに失火判定値REFとは別
に失火判定値よりも小さい悪路判定値REF’を設け、
Δωが失火判定値REFと悪路判定値REF’との間に
存在する数により悪路であるか否かを判別して最終的に
誤判定を防止する。図16に平坦路正常点火時、平坦路
失火時および悪路正常点火時の回転速度変動量Δωを示
す。平坦路では正常点火と失火時とでは完全に分別が可
能であるが、悪路では路面の状態によりΔω値はばらつ
きが大きく、失火判定値REFと悪路判定値REF’と
の間に存在する場合が多くなる。
が回転速度検出手段に、ステップ100,ステップ30
0,ステップ401およびステップ402が実測値演算
手段に、ステップ403で演算される数式の前2項が第
1の変動量演算手段に、ステップ403が第2の変動量
演算手段に、ステップ900が失火検出手段に、ステッ
プ805,ステップ807が禁止手段(失火検出無効手
段)に、ステップ504〜ステップ509が連続失火検
出手段に、ステップ802が禁止解除手段に、ステップ
804,ステップ808が禁止遅延手段にそれぞれ相当
し機能する。以上本実施例では、ゆり返し発生時の誤検
出を防ぐものであるが、このゆり返しが発生するのはマ
ニュアルトランスミッション(MT)車ではクラッチが
つながっている状態、オートマチックトランスミッショ
ン(AT)車の場合はトルクコンバータがロックアップ
クラッチでロックされているような状態(ロックアップ
状態)のときである。つまり、エンジンとタイヤが直結
されている場合である。よって、ニュートラル状態やA
T車の流体クラッチ結合時にはゆり返しの影響が少な
い。
ない条件のときには失火検出を防止するマスク処理を実
行しないようにしてもよい。また、ゆり返しは車両の運
転状態、例えばエンジン負荷やエンジン回転速度等によ
り異なるためマスク実行期間をエンジン負荷,エンジン
回転速度,ギア等に応じて設定するようにしてもよい。
つまり、ゆり返しは車両の慣性力が大きいほど大きくな
るため、例えばギア位置が低速、車速が遅い、エンジン
負荷が大きい、エンジン回転数が低いほど、ゆり返しが
大きくなる。よって、このような状態にあるときには失
火検出を禁止するマスク実行期間を長くしたほうがよ
い。
例の構成図を示したものが図17である。本実施例では
MT車において、ギアのシフト位置,車速,スロットル
開度,エンジン回転数に基づいてマスク実行カウンタ
“L”の設定値を求め、ギアのシフト位置がニュートラ
ル位置にあるときにはゆり返しの影響がないものとして
いる。以下、図2に示した構成図との相違点を中心に図
17にしたがって説明する。
のシフト位置を検出するシフト位置センサ30,車両の
速度を検出する車速センサ31,スロットル弁の開度を
検出するスロットル開度センサ32からの信号がECU
20の入出力ポート25に入力される構成となってい
る。次に、本実施例においてECU20で実行される処
理を図18に示したフローチャートにしたがって説明す
る。なお、図8と同様の処理を実行するステップには同
一のステップ番号を付し、説明は省略する。
10においてゆり返し発生条件が成立しているかを判断
する。ここでゆり返し発生条件とは先にのべたように、
クラッチがつながっている状態のときである。この条件
が成立しているときにはステップ801に進む。成立し
ていないときにはステップ811に進み、マスク実行フ
ラグを“0”にして本ルーチンを終了する。
KD2が“0”であるかを判定し、“0”のときステッ
プ802に進む。そして、ステップ802で回転変動量
の変化量Δωn-1 が失火判定値REFより大きいとき、
ステップ812に進み、現在の運転状態(エンジン負
荷,エンジン回転数,車速,現在のギアのシフト位置)
からマスク実行カウンタMSKD2の“L”値を設定す
る処理を実行する。この処理を示したフローチャートが
図19である。以下、このフローチャートにしたがって
説明する。
されると、シフト位置センサ30の出力に基づきステッ
プ813でシフト位置に対応するマスク係数m1 を図2
0(a)に示したマップより読み込む。次に、車速セン
サ31の出力に基づきステップ814では車速に応じた
マスク係数m2 を図20(b)に示したマップから読み
込む。ステップ815ではスロットル開度センサ32の
出力に基づいてエンジン負荷(スロットル開度)に応じ
たマスク係数m3 を図20(c)に示したマップから読
み込む。ステップ816ではエンジン回転数に応じたマ
スク係数m4 を図20(d)に示したマップから読み込
む。そして、ステップ817では次式に基づいてマスク
実行カウンタMSKD2の設定値“L”を演算する。
ある。以上の処理が終了すると図18のステップ803
に進む。これ以降の処理については第1実施例にて説明
した処理と同様のため、ここでは説明を省略する。
足説明すると、これらのマップではそれぞれシフト位置
が低い、車速が遅い、エンジン負荷(スロットル開度)
が大きい、エンジン回転数が低いほど各係数値が大きく
なるように設定されている。つまり、車両の慣性力が大
きいほど各係数値が大きくなるように設定されている。
〜ステップ817が所定期間設定手段に、車速センサ3
1が車速検出手段に、シフト位置センサ30がシフト位
置検出手段に、スロットル開度センサ32が負荷検出手
段にそれぞれ相当し、機能する。次に、AT車におい
て、ギアのシフト位置,車速,スロットル開度,エンジ
ン回転数に基づいてマスク実行カウンタ“L”の設定値
を求めるようにした第3実施例を説明する。このときの
構成図を示したものが図25である。これは図17に示
した第2実施例の構成からシフト位置センサ30をなく
し、ロックアップ状態センサ33を設けた構成となって
いる。このロックアップ状態センサ33は、ロックアッ
プ状態であるか否かを示す信号を出力するセンサであ
る。また、本実施例ではロックアップ状態でないときに
はゆり返しの影響がないものとしている。
810の判定条件と図19のステップ813のシフト位
置検出方法とが異なるだけで、その他は同様の処理が実
行される。よって、以下ではこの相違点を中心に図18
を用いて説明する。まず、ステップ810ではゆり返し
発生条件として、第2実施例ではギアのシフト位置がニ
ュートラル状態でないかを判定していたかわりに、ロッ
クアップ状態であるかを判定し、ロックアップ状態であ
ればステップ801に進み、ロックアップ状態でなけれ
ばステップ811に進む。そして、それぞれのステップ
において先に述べた処理を実行する。
る。第2実施例ではシフト位置をシフト位置センサ30
より検出していたが、本第3実施例ではエンジン回転数
と車速とからシフト位置を判断するようにしている。こ
の処理を示したフローチャートが図21である。以下、
このフローチャートにしたがって説明する。なお、この
処理は図19のステップ813の前に追加実行される。
検出し、ステップ819では車速を検出する。そして、
ステップ820ではステップ818で検出したエンジン
回転数とステップ819で検出した車速とからこれらの
値に応じたシフト位置を図2(b)に示したマップから
読み込む。その後、ステップ813に進み、先に述べた
処理を実行する。
ステップ823がシフト位置検出手段に相当し、機能す
る。次に、AT車において、ロックアップ状態でないと
きに流体クラッチが結合しているときのゆり返しの影響
を考慮したときの第4実施例を図18を援用して第2実
施例との相違点を中心に説明する。
てシフト位置を検出する代わりに、ステップ812の
“L”値設定処理内においてシフト位置検出処理を図2
3に示したフローチャートにしたがって説明する。ステ
ップ812において“L”値設定処理が実行されると本
実施例ではステップ813の処理を実行する前に、ま
ず、ステップ818においてエンジン回転数を、ステッ
プ819において車速をそれぞれ検出する。その後、ス
テップ821において、ロックアップ状態センサ33か
らの出力に基づいてロックアップ状態にあるかを判断す
る。ここで、ロックアップ状態でないときにはステップ
822に進み、図22(a)のマップからエンジン回転
数と車速とに応じたシフト位置を読み込む。そして、ス
テップ813に進む。また、ステップ821において、
ロックアップ状態であればステップ823に進み、図2
2(b)のマップからエンジン回転数と車速とに応じた
シフト位置を読み込む。ここで、ロックアップ状態か否
かによって読み込むマップを選択するのは、ロックアッ
プ状態でないときにはクラッチに滑りが生じるため、ロ
ックアップ状態に比べ同じシフト位置で同じ回転数でも
車速が遅くなるからである。そして、シフト位置が読み
込まれるとステップ813に進む。以上の処理により現
在のシフト位置を検出する。
ップ813〜ステップ816までは先に述べた処理を実
行する。ステップ816の処理が終了すると、次に図2
4に示す処理を追加実行する。つまり、ステップ824
において、ロックアップ状態か否かで決定されるマスク
係数m5 を読み込む。この値は、例えば本実施例ではロ
ックアップ状態であるときにはm5 =1とし、ロックア
ップ状態でないときにはm5 =0.5とする。そして、
次にステップ817でおいてマスク実行カウンタMSK
D2の設定値“L”の値を、第2実施例では数式2から
求めたが、本第4実施例ではマスク係数m5 による補正
を追加した次式から演算する。
示したフローチャートと同様の処理が実行されるため説
明を省略する。また、上記AT車の実施例ではシフト位
置をエンジン回転数と車速から求めるようにしている
が、第2実施例と同様に現在のシフト位置を変速機から
直接検出するセンサを設けてもよい。
し発生条件を満たしているときに失火検出を禁止でき、
さらに、エンジンの運転状態によって失火検出禁止期間
を設定できるため、より正確に失火検出を行うことがで
きる。本第4実施例において、ロックアップ状態センサ
33がロックアップ状態判定手段に、ステップ812〜
ステップ817,ステップ824が所定期間設定手段に
それぞれ相当し、機能する。
して、360°CA毎の回転変動量の変化量から失火検
出を行う方法を採用している。しかし、本発明はこれに
限定利用されるものでなく、例えば、膨張行程の前期と
後期との回転速度の偏差から失火を検出する方法に用い
てもよい。次に、第5実施例を説明する。第5実施例で
は、4気筒内燃機関において、ATDC(上死点後)6
0°CA〜120°CAの平均回転速度ωn-1 とTDC
〜ATDC60°CAの平均回転速度ωn-2 とを比較し
て失火を検出している。詳しくは、正常点火時には平均
回転速度ωn-1 が平均回転速度ωn-2 より大きい値をと
るため、後者から前者を差し引いた値が所定値(失火判
定レベル)より大きくなったとき失火であると判定でき
る(失火時には正常点火時より大きい値をとるため)。
そして、失火検出時にはゆり返しによる失火誤検出防止
のため、所定期間は失火を検出しにくいほうへ失火判定
レベルをシフトしている。
示したフローチャートが図26,図27である。以下、
これらのフローチャートに従って、第5実施例を説明す
る。なお、このフローチャートは所定角度毎の角度割り
込みにて実行され、本実施例では60°CA毎に実行さ
れるものとする。この処理が実行されると、まず、ステ
ップ851において、前回の割り込み時刻と今回の割り
込み時刻との偏差から60°CA回転するのに要した時
間T60n を算出する。次のステップ852では今回の
割り込みタイミングが上死点(TDC)であるか否かを
判別し、上死点でないならステップ853に進む。上死
点であればステップ854に進む。ステップ853で
は、今回算出したT60n をT60n-1 と、前回算出し
たT60n-1 をT60n-2 としてから本ルーチンを終了
する。
防止処理を実行する。このゆり返し誤検出防止処理を示
したフローチャートが図27である。この処理が実行さ
れると、まず、ステップ855において、上死点毎にカ
ウントされるカウンタPをインクリメント(P←P+
1)する。次のステップ856では、前回および前々回
にステップ851で算出したT60n-1 とT60n-2 と
から、平均回転速度ωn-1 とωn-2 とをそれぞれ算出す
る。詳しくはT60i(i=n-1,n-2)の逆数を平均回転速度
ωi(i=n-1,n-2)とする。そして、ステップ857におい
て、次式よりωn-1 とωn-2 との偏差Δωを算出する。
なる区間での平均回転速度である。よって、正常点火時
にはωn-2 <ωn-1 となるので、数式4の値は負の値を
とることになる。そして、失火時にはωn-2 >ωn-1 と
なり、数式4の値は正の値をとることとなる(図29参
照)。
ウンタMをデクリメントして、ステップ859に進む。
ステップ859では、失火判定マスクカウンタMが0よ
り小さいかを判定する。ここで肯定判断されるとステッ
プ860に進み、失火判定マスクカウンタMを0として
ガードをかけ、ステップ861に進む。否定判断された
ときには、そのままステップ861に進む。
ンタMが0であるかを判定する。ここで肯定判断される
とステップ862に、否定判断されるとステップ863
に進む。ステップ862では、Δω≧REFA(第1の
失火判定レベル)かを判定する。肯定判断されたときに
は、ステップ864に進む。そして、ステップ864で
は失火判定マスクカウンタMを20に設定する。次に、
ステップ865において、仮失火カウンタCMISをイ
ンクリメントして本処理を終了し、図26のステップ8
66にリターンする。
き(つまり、ゆり返しによる誤検出防止のため失火仮判
定がマスクされているとき)には、ステップ863に
て、Δω≧REFB(第2の失火判定レベル)かを判定
する。ここで肯定判断されたときには、ステップ864
に進み、先に述べた処理を実行し、図26のステップ8
66に進む。否定判断されたときにはそのまま本処理を
終了し、図26のステップ866に進む。
Aは図28(a)に、第2に失火判定レベルREFBは
図28(b)に示したエンジン回転数と吸気圧力との2
次元マップから求まるものである。さらに、これらのマ
ップは同じエンジン回転数で同じ吸気圧力のとき、RE
FAはREFBよりも小さい値となるように作成されて
いる。
いてインクリメントしたカウンタPの値と所定値(本実
施例では400とする)とを比較し、所定値未満である
なら本処理を終了する。すなわち、ここでは失火判定を
全部で400回行ったときの仮失火カウンタCMISの
データが得られるまで、次のステップに進めないように
なっている。よって、カウンタPの値が所定値以上のと
きにはステップ867に進み、失火判定を行う。
ト(P←0)する。次のステップ868では、仮失火カ
ウンタCMISが所定値α以上であるか否かを判断す
る。所定値α以上の場合はステップ869に進み、所定
値α未満の場合はステップ870に進む。なお、この所
定値αは要求する失火発生率に応じて予め設定される値
である。詳しくは、例えば失火発生率5%以上を検出し
たい場合には、本実施例では400回の失火判定を行う
ことから所定値αは20となる。
して、運転車等に失火発生を知らせるために、警告ラン
プ29を点灯し、ステップ871に進む。また、ステッ
プ870では失火が発生していない、または発生頻度が
低いとして警告ランプ29を消灯し、ステップ871に
進む。ステップ871では仮失火カウンタCMISをリ
セット(CMIS←0)として、本処理を終了する。
たがって、正常点火時と失火時との回転速度の変化を説
明する。図29に示すように、正常点火時には、TDC
直前で点火されるため、♯1(第1気筒)のTDCを越
えたあたりから回転速度は大きくなり、ほぼ90°CA
で最大となる。その後、徐々に小さくなっていき、次の
♯3のTDCで前回の♯1のTDC時の回転速度とほぼ
等しくなる。ここで、再び点火が行われると回転速度も
再び増大するが、失火すると図に示すように、さらに回
転速度が落ち込む。このため、正常点火時では図に示す
ωn-2 からωn-1 を差し引いた値は負の値をとるが(ω
n-2 <ωn-1 のため)、失火時にはωn-2 >ωn-1 とな
るため、正の値をとる。このとき、図27に示すフロー
チャートのステップ862において肯定判断(つまり、
失火と判断)され、ゆり返し誤検出防止処理が実行され
る。
所定値変更手段(失火検出無効手段)に相当し、機能す
る。以上のように第5実施例では、ステップ862また
はステップ863において、失火が検出されたときに
は、所定期間(失火判定マスクカウンタMの値が20か
ら0になるまでの間)、失火判定レベルの値を大きくし
ている。ところで、ゆり返し発生時のΔωは正の値をと
るものの、失火時のΔωに比べるとその値は小さい。こ
のため、失火判定レベルを大きくすることにより、ゆり
返し発生時のΔωを失火と誤検出することを防止するこ
とができる。
転速度が大きい期間と小さい期間とを比較し、後者から
前者を引いた値が正の値となったとき、失火であると判
定している。そして、失火検出時にはゆり返しによる失
火誤検出防止のため、所定期間は失火を検出しにくいほ
うへ失火判定レベルをシフトしているが、これを、第1
実施例のような失火判定方法に用いてもよい。このと
き、図6のステップ603において、失火検出時は、失
火判定値REFを失火を検出しにくい方向にシフト(つ
まり、REFの値を大きく)させればよい。
のように、ステップ862において失火が検出された
後、すぐに失火判定レベルをREFBに変えずに、所定
期間経過してから変更するようにしてもよい。さらに、
失火判定レベルをREFBとする期間Mを第2〜第4実
施例に示したように、運転状態(車速,ギアのシフト位
置,内燃機関の負荷,エンジン回転数,AT車の場合は
ロックアップ状態)に応じて変えてもよい。ここで、ギ
アのシフト位置により期間Mを変えるときには、シフト
位置をエンジン回転数と車速とから推定するようにして
もよい。
理として、ゆり返し発生時には失火判定そのものを実行
しないようにしてもよいし、失火判定実行後に失火判定
結果を無効とするようにしてもどちらでもよい。
化があるときには禁止手段により失火の検出が禁止され
るので、失火の誤検出を防止することができる。また、
連続失火検出手段により連続失火が検出されている間
は、禁止手段による失火検出の禁止を解除するので、連
続失火を検出することができる。
構成図である。
理のフローチャートである。
備処理のフローチャートである。
算出処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
出処理のフローチャートである。
検出防止処理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
誤検出防止処理の説明するためのタイムチャートであ
る。
処理のフローチャートである。
る。
ある。
図である。
ある。
の構成図である。
誤検出防止処理のフローチャートである。
設定処理のフローチャートである。
とのマップを示す説明図である。(b)は車速とマスク
実行期間とのマップを示す説明図である。(c)はエン
ジン負荷とマスク実行期間とのマップを示す説明図であ
る。(d)はエンジン回転数とマスク実行期間とのマッ
プを示す説明図である。
置を検出する処理のフローチャートである。
とからシフト位置を求めるためのマップを示す説明図で
ある。(b)は第3,第4実施例のエンジン回転数と車
速とからシフト位置を求めるためのマップを示す説明図
である。
置を検出する処理のフローチャートである。
設定処理のフローチャートの一部である。
の構成図である。
処理のフローチャートである。
誤検出防止処理のフローチャートである。
説明図である。(b)は第5実施例のREFBマップを
示す説明図である。
回転速度の変化を説明するためのタイムチャートであ
る。
Claims (20)
- 【請求項1】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前
記内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記内燃機関に発生する連続失火を検出する連続失火検
出手段と、 前記連続失火検出手段により連続失火が検出されている
間は、前記禁止手段による失火検出の禁止を解除する禁
止解除手段と を備える ことを特徴とする内燃機関の失火
検出装置。 - 【請求項2】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記内燃機関に発生する連続失火を検出する連続失火検
出手段と、 前記連続失火検出手段により連続失火が検出されている
間は、前記禁止手段による失火検出の禁止を解除する禁
止解除手段と を備える ことを特徴とする内燃機関の失火
検出装置。 - 【請求項3】 失火発生後、失火検出に影響する前記内
燃機関の回転速度の変化が発生するまでの所定期間は、
前記禁止手段による失火検出禁止を実行させない禁止遅
延手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項4】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前
記内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 失火発生後、失火検出に影響する前記内燃機関の回転速
度の変化が発生するまでの所定期間は、前記禁止手段に
よる失火検出禁止を実行させない禁止遅延手段と を備え
ることを特徴とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項5】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 失火発生後、失火検出に影響する前記内燃機関の回転速
度の変化が発生するまでの所定期間は、前記禁止手段に
よる失火検出禁止を実行させない禁止遅延手段と を備え
ることを特徴とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項6】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とから求められる
所定量と、予め設定されている所定値とを比較すること
により、前記内燃機関の失火を検出する失火検出手段
と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記所定値を失火が検出されにく
くなるように変更する所定値変更手段と、 失火発生後、失火検出に影響する前記内燃機関の回転速
度の変化が発生するまでの所定期間は、前記所定値変更
手段による前記所定値の変更を実行させない変更遅延手
段と を備える ことを特徴とする内燃機関の失火検出装
置。 - 【請求項7】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、失火が検出されにくくなるように
前記所定値を変更する所定値変更手段と、 失火発生後、失火検出に影響する前記内燃機関の回転速
度の変化が発生するまでの所定期間は、前記所定値変更
手段による前記所定値の変更を実行させない変更遅延手
段と を備える ことを特徴とする内燃機関の失火検出装
置。 - 【請求項8】 前記失火検出手段により失火が検出され
てから、この失火による前記内燃機関の回転速度の変化
が失火検出に影響がなくなる前記所定期間を設定する所
定期間設定手段と、 車両の速度を検出する車速検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は、前記車速検出手段により検出
される車速が遅いほど、前記所定期間が長くなるように
設定する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求
項7までのいずれか一つに記載の内燃機関の失火検出装
置。 - 【請求項9】 内燃機関の回転速度を検出する回転速度
検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前
記内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 車両の速度を検出する車速検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は、前記車速検出手段により検出
される車速が遅いほど、前記所定期間が長くなるように
設定する手段を含むことを特徴とする内燃機関の失火検
出装置。 - 【請求項10】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関 の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 車両の速度を検出する車速検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は、前記車速検出手段により検出
される車速が遅いほど、前記所定期間が長くなるように
設定する手段を含むことを特徴とする内燃機関の失火検
出装置。 - 【請求項11】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とから求められる
所定量と、予め設定されている所定値とを比較すること
により、前記内燃機関の失火を検出する失火検出手段
と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記所定値を失火が検出されにく
くなるように変更する所定値変更手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 車両の速度を検出する車速検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は、前記車速検出手段により検出
される車速が遅いほど、前記所定期間が長くなるように
設定する手段を含むことを特徴とする内燃機関 の失火検
出装置。 - 【請求項12】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、失火が検出されにくくなるように
前記所定値を変更する所定値変更手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 車両の速度を検出する車速検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は、前記車速検出手段により検出
される車速が遅いほど、前記所定期間が長くなるように
設定する手段を含むことを特徴とする内燃機関の失火検
出装置。 - 【請求項13】 前記失火検出手段により失火が検出さ
れてから、この失火による前記内燃機関の回転速度の変
化が失火検出に影響がなくなる前記所定期間を設定する
所定期間設定手段と、 車両の変速機のギアのシフト位置を検出するシフト位置
検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記ギアのシフト位置が低速位
置であるほど、前記所定期間が長くなるように設定する
ことを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれ
か一つに記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項14】 前記失火検出手段により失火が検出さ
れてから、この失火による前記内燃機関の回転速度の変
化が失火検出に影響がなくなる前記所定期間を設定する
所定期間設定手段と、 前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記負荷検出手段により検出さ
れた負荷が大きいほど、前記所定期間が長くなるように
設定することを特徴とする請求項1から請求項13まで
のいずれか一つに記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項15】 前記失火検出手段により失火が検出さ
れてから、この失火による前記内燃機関の回転速度の変
化が失火検出に影響がなくなる前記所定期間を設定する
所定期間設定手段を備え、 前記所定期間設定手段は前記回転速度検出手段により検
出された前記内燃機関の回転速度が低いほど、前記所定
期間が長くなるように設定することを特徴とする請求項
1から請求項14までのいずれか一つに記載の内燃機関
の失火検出装置。 - 【請求項16】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前
記内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 自動変速機に前記内燃機関の回転を伝達するトルクコン
バータが、ロックアップクラッチを介して前記内燃機関
に直接回転を伝達しているかを判定するロックアップ状
態判定手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記トルクコンバータが、前記
ロックアップクラッチを介して前記内燃機関に直接回転
を伝達しているときは、この状態でないときより、前記
所定期間が長くなるように設定することを特徴とする内
燃機関の失火検出装置。 - 【請求項17】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記失火検出手段による失火検出
を禁止する禁止手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 自動変速機に前記内燃機関の回転を伝達するトルクコン
バータが、ロックアップクラッチを介して前記内燃機関
に直接回転を伝達しているかを判定するロックアップ状
態判定手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記トルクコンバータが、前記
ロックアップクラッチを介して前記内燃機関に直接回転
を伝達しているときは、この状態でないときより、前記
所定期間が長くなるように設定することを特徴とする内
燃機関の失火検出装置。 - 【請求項18】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
回転速度に基づき、各気筒の膨張行程における所定回転
角度間の回転に要した期間を計測することにより定まる
実測値を求める実測値演算手段と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記膨張行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により、第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
と、 前記回転速度検出手段および前記実測値演算手段からの
情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
た今回の前記第1の変動量と、過去に演算された前記第
1の変動量との偏差を求めることにより、第2の変動量
を演算する第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とから求められる
所定量と、予め設定されている所定値とを比較すること
により、前記内燃機関の失火を検出する失火検出手段
と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、前記所定値を失火が検出されにく
くなるように変更する所定値変更手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 自動変速機に前記内燃機関の回転を伝達するトルクコン
バータが、ロックアップクラッチを介して前記内燃機関
に直接回転を伝達しているかを判定するロックアップ状
態判定手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記トルクコンバータが、前記
ロックアップクラッチを介して前記内燃機関に直接回転
を伝達しているときは、この状態でないときより、前記
所定期間が長くなるように設定することを特徴とする内
燃機関の失火検出装置。 - 【請求項19】 内燃機関の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、 前記回転速度検出手段により検出された前記内燃機関の
膨張行程前期の回転速度と、膨張行程中期の回転速度と
から、前記内燃機関の回転変動量を求める回転変動量検
出手段と、 前記回転変動量と所定値とを比較し、前記内燃機関の失
火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されると、この失火
による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影響
がなくなる所定期間、失火が検出されにくくなるように
前記所定値を変更する所定値変更手段と、 前記失火検出手段により失火が検出されてから、この失
火による前記内燃機関の回転速度の変化が失火検出に影
響がなくなる前記所定期間を設定する所定期間設定手段
と、 自動変速機に前記内燃機関の回転を伝達するトルクコン
バータが、ロックアップクラッチを介して前記内燃機関
に直接回転を伝達しているかを判定するロックアップ状
態判定手段とを備え、 前記所定期間設定手段は前記トルクコンバータが、前記
ロックアップクラッチを介して前記内燃機関に直接回転
を伝達しているときは、この状態でないときより、前記
所定期間が長くなるように設定することを特徴とする内
燃機関の失火検出装置。 - 【請求項20】 前記シフト位置検出手段は、前記内燃
機関の回転速度と車速とから、前記ギアのシフト位置を
検出するものであることを特徴とする請求項13に記載
の内燃機関の失火検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35165093A JP3407380B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-12-27 | 内燃機関の失火検出装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18593693 | 1993-07-28 | ||
| JP5-241172 | 1993-09-28 | ||
| JP5-185936 | 1993-09-28 | ||
| JP24117293 | 1993-09-28 | ||
| JP35165093A JP3407380B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-12-27 | 内燃機関の失火検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145752A JPH07145752A (ja) | 1995-06-06 |
| JP3407380B2 true JP3407380B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=27325654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35165093A Expired - Lifetime JP3407380B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-12-27 | 内燃機関の失火検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3407380B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4572962B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2010-11-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の失火判定装置 |
| JP4577423B2 (ja) * | 2008-07-15 | 2010-11-10 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の失火判定装置 |
| JP5305043B2 (ja) * | 2010-10-04 | 2013-10-02 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの燃焼状態検出装置 |
| JP2015059423A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | ボッシュ株式会社 | 内燃機関の失火検出方法及び内燃機関失火検出装置 |
| JP6164432B2 (ja) | 2015-05-14 | 2017-07-19 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の失火判定装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP35165093A patent/JP3407380B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07145752A (ja) | 1995-06-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5539644A (en) | System for detecting misfire in a multi-cylinder internal combustion engine | |
| JP3958636B2 (ja) | 車両用多気筒内燃機関の失火検出装置 | |
| EP0610508B1 (en) | Method of detecting misfire by utilizing variation of rotation of crankshaft | |
| US5216915A (en) | Misfire diagnosis apparatus for an internal combustion engine | |
| KR0141574B1 (ko) | 실화검출방법 | |
| JPWO1993025809A1 (ja) | 失火検出方法 | |
| JPH04365958A (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
| JPH09287516A (ja) | 失火検出装置 | |
| JP3407380B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP5305043B2 (ja) | エンジンの燃焼状態検出装置 | |
| JP3407340B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP2636565B2 (ja) | 異常検出装置 | |
| JP2976684B2 (ja) | 車両用多気筒内燃機関の失火検出装置 | |
| US5509268A (en) | Combustion state-determining system and combustion state control system for internal combustion engines | |
| JP2679468B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP2855969B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP2684844B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP4174937B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP4422563B2 (ja) | エンジンの燃焼状態診断装置 | |
| JP3351049B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
| JP2797608B2 (ja) | 内燃機関の失火判定装置 | |
| JP3273179B2 (ja) | エンジンの失火検出装置 | |
| JP3658767B2 (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
| JPH05263709A (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
| JP2887048B2 (ja) | 内燃機関の失火検出方法及びその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030212 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |