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JP3407381B2 - 脱臭装置 - Google Patents
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JP3407381B2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JP3407381B2
JP3407381B2 JP01848394A JP1848394A JP3407381B2 JP 3407381 B2 JP3407381 B2 JP 3407381B2 JP 01848394 A JP01848394 A JP 01848394A JP 1848394 A JP1848394 A JP 1848394A JP 3407381 B2 JP3407381 B2 JP 3407381B2
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和幸 井口
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は脱臭装置に関する。よ
り詳しくは、室内の臭気や有害ガス(簡単のため、この
明細書の全体を通して「臭い」という。)を吸収して、
室内の空気を清浄化する脱臭装置に関する。また、室内
の水分も併せて取り除く脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、この種の脱臭装置としては、例えば粒状の活性炭を
多孔質シートで包んでフィルタを構成し、室内の空気を
このフィルタを通して循環させるようにしたものが知ら
れている。知られているように、活性炭は、空気中の臭
いを比較的効率良く吸着して保持することができる。
【0003】しかしながら、活性炭の吸着保持量には限
界があり、一般住宅用空気調和機の室内器に内蔵された
タイプのフィルタでは、通常、半年程度で吸着保持量が
飽和する。このため、半年毎にフィルタ(活性炭)を交
換しなければならず、煩わしいという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、フィルタなど
の交換の手間をかけることなく、長期間継続運転できる
脱臭装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の脱臭装置は、室外と室内との間
で、吸臭性を持つ流体を循環させることができる循環流
路と、上記循環流路内の上記流体を循環させるポンプ
と、上記循環流路の室内部分に設けられ、上記循環流路
の一部を構成する多孔質壁を持ち、この多孔質壁を通し
て室内の空気に含まれる臭いを上記流体に吸収させる吸
収部と、上記循環流路の室外部分に設けられ、上記流体
から室外の空気中へ臭いを放出させる放出部を備えたこ
とを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の脱臭装置は、請求
項1に記載の脱臭装置において、上記流体は吸湿性を併
せ持ち、上記吸収部は、上記多孔質壁を通して室内の空
気に含まれる臭いおよび水分を上記流体に吸収させ、上
記放出部は、上記流体から室外の空気中へ上記臭いおよ
び水分を放出させることを特徴としている。
【0007】また、請求項3に記載の脱臭装置は、請求
項1または2に記載の脱臭装置において、上記放出部
は、上記循環流路の一部を構成する多孔質壁を持ち、こ
の多孔質壁を通して上記流体から室外の空気中へ上記臭
いまたは上記臭いおよび水分を気化させることを特徴と
している。
【0008】また、請求項4に記載の脱臭装置は、請求
項1または2に記載の脱臭装置において、上記放出部
は、上部に開口を有し、上記流体を蓄えることができる
タンクを備えることを特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載の脱臭装置は、請求
項4に記載の脱臭装置において、上記タンク内に蓄えら
れた流体を加熱するヒータを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項6に記載の脱臭装置は、請求
項4または5に記載の脱臭装置において、上記タンク内
に、固形の臭い吸着剤が設けられていることを特徴とし
ている。
【0011】また、請求項7に記載の脱臭装置は、請求
項1乃至6のいずれか一つに記載の脱臭装置において、
上記流体には粒子状の臭い吸着剤が混合されていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の脱臭装置では、まず、ポンプによっ
て吸収部へ流体が送られる。吸収部は、多孔質壁の孔を
通して室内の空気に含まれる臭いを流体に吸収させる。
この流体は吸臭性を持つので、空気中の臭いを効果的に
吸収する。次に、この流体は循環流路を通って室外の放
出部に運ばれる。放出部は、上記流体から室外の空気中
へ臭いを放出させる。この後、流体は循環流路を通して
再び室内の吸収部に運ばれ、上述の動作が繰り返され
る。このようなサイクルによって室内から室外へ臭いが
運ばれ、結果として室内の空気が清浄化される。
【0013】ここで、上記吸収部の吸収量(単位時間当
たり)は、室内空気中の臭い成分の濃度と上記流体内の
臭い成分の濃度との比で定まる一方、上記放出部の放出
量(単位時間当たり)は、上記流体内の臭い成分の濃度
と室外空気中の臭い成分の濃度との比で定まる。運転開
始直後は、上記流体内の臭い成分の濃度が比較的低い状
態(初期状態)にあるものとすると、吸収部の吸収量が
多く、放出部の放出量が少ない。したがって、運転開始
直後は室内の空気が比較的速やかに清浄化され、上記流
体内の臭い成分の濃度が上昇する。運転を継続すると、
上記流体内の臭い成分の濃度は、上記吸収部の吸収量と
上記放出部の放出量とが平衡するレベルまで上昇して飽
和する。飽和後は、上記吸収部の吸収量が運転開始直後
よりも低下するが、室内の臭い成分の濃度が室外の臭い
成分の濃度よりも高い状態にある限り、上記吸収部の吸
収量がゼロになることはない。したがって、フィルタな
どの交換の手間をかけることなく、長期間継続運転する
ことが可能となる。
【0014】請求項2の脱臭装置では、上記流体は吸湿
性を併せ持ち、上記吸収部は、上記多孔質壁の孔を通し
て室内の空気に含まれる臭いおよび水分を上記流体に吸
収させ、上記放出部は、上記流体から室外の空気中へ上
記臭いおよび水分を放出させるので、上述のサイクルに
よって、室内から室外へ臭いおよび水分が運ばれる。し
たがって、室内の空気が清浄化されるとともに、除湿さ
れる。この場合、脱臭および除湿が同一装置で行われる
ので、脱臭と除湿とを別装置で行う場合に比して、製品
価格および運転コストが低減される。
【0015】請求項3の脱臭装置では、上記放出部は、
上記循環流路の一部を構成する多孔質壁を持つ。この多
孔質壁の孔を通して、上記流体から室外の空気中へ臭い
や水分が気化して放出される。この場合、放出部は上記
多孔質壁を持てば良く、少ない部材でもって簡単に構成
される。但し、放出部は、例えば上記多孔質壁の外面に
室外の空気を流すためのファンなど、他の構成要素を備
えても良い。
【0016】請求項4の脱臭装置では、タンク内の流体
の液面から上記臭いや水分が気化する。気化した臭いや
水分は、タンク上部の開口を通して室外の空気中へ放出
される。したがって、室内から室外へ臭いや水分が効率
良く運ばれ、この結果、室内の空気が速やかに清浄化さ
れ、速やかに除湿される。
【0017】請求項5の脱臭装置では、ポンプを一時的
に停止し流体の循環を止めた状態で、ヒータによって上
記タンク内に蓄えられた流体が加熱される。加熱によ
り、臭いや水分の蒸気圧が高まって、タンク内の流体に
含まれている臭い成分や水分が気化する。気化した臭い
や水分はタンクの開口を通して室外の空気中へ放出され
る。これにより、上記流体内の臭い成分の濃度が低下
し、水分量が減少する。つまり、流体内の臭い成分の濃
度や水分量は、上記吸収部の吸収量と上記放出部の放出
量とが平衡していたレベルから、例えば初期状態のレベ
ルまで低下する。すなわち、フィルタなどを交換するこ
となく、ヒータ加熱によって上記流体が簡単に再生され
る。
【0018】請求項6の脱臭装置では、上記タンク内に
固形の臭い吸着剤が設けられているので、この臭い吸着
剤に流体内の臭い成分が吸着される。したがって、室内
の空気が速やかに清浄化され、速やかに除湿される。こ
の場合、上記臭い吸着剤の吸着保持量が飽和レベルに達
したとき又は達する以前に、ポンプを一時的に停止し流
体の循環を止めた状態で、上記臭い吸着剤を例えばヒー
タで加熱することによって、保持されている臭い成分を
離脱させることができる。これにより、上記臭い吸着剤
を取り外したりすることなく、簡単に再生が行われる。
なお、離脱した臭い成分は、上記タンクの開口を通して
室外の空気中に放出されるので、室内の空気を汚すこと
はない。
【0019】請求項7の脱臭装置では、上記流体には粒
子状の臭い吸着剤が混合されているので、吸収部でこの
臭い吸着剤に臭いや水分が速やかに吸収され、吸収量が
多くなる。この結果、室内から室外へ臭いや水分が効率
良く運ばれる。したがって、室内の空気が速やかに清浄
化され、速やかに除湿される。
【0020】
【実施例】以下、この発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0021】図1はこの発明の一実施例の脱臭除湿装置
の全体構成を模式的に示している。
【0022】この脱臭除湿装置は、室内に設けられた吸
収部1と、室外に設けられた放出部2と、室内と室外と
を仕切る壁20を貫通して上記吸収部1と放出部2とを
つなぐ送り配管11および戻り配管12を備えている。
これらの吸収部1,放出部2,送り配管11および戻り
配管12は、流体としての吸収性と吸湿性とを併せ持つ
LiCl水溶液Lを循環させる循環流路を構成している。
送り配管11の室外部分には、LiCl水溶液Lを圧送し
て循環させるためのポンプ7が設けられている。
【0023】上記吸収部1は、送り配管11と戻り配管
12との間で鉛直方向に延び、上記循環流路の一部を構
成する多孔質チューブ3と、この多孔質チューブ3の外
周面に室内の空気を流すためのファン8を有している。
多孔質チューブ3の壁面には、空気中の臭いや水蒸気を
通すがLiCl水溶液Lを通さない微細な孔3aが無数に
存在している。
【0024】一方、放出部3は、LiCl水溶液Lを蓄え
るためのタンク4を備えている。循環流路内を満たした
状態でLiCl水溶液Lを循環させる便宜のために、送り
配管11はタンクの下部と多孔質チューブ3の下部とを
連結し、戻り配管12は多孔質チューブ3の上部とタン
ク4の上部とを連結している。タンク4の上部には開口
としての放出管13が設けられている。この放出管13
の先端は、タンク4内に雨水が入るのを防ぐために、略
水平方向に曲げられている。タンク4内には、LiCl水
溶液Lを加熱するヒータ6と、固形の臭い吸着剤を含む
フィルタ5が、タンク4の出口、すなわち送り配管12
の入り口を覆う状態に設けられている。フィルタ5は、
例えば粒状の活性炭を多孔質シートで包んだものであ
る。タンク4から送り配管12に流出するLiCl水溶液
Lは全てフィルタ5を通過する。
【0025】運転時には、ポンプ7とファン8が駆動さ
れる。まず、ポンプ7からLiCl水溶液Lが吸収部1に
送られる。吸収部1の多孔質チューブ3の外周面にはフ
ァン8によって室内の空気が流される。これにより、多
孔質チューブ3の孔3aを通して室内の空気に含まれる
臭いや水分がLiCl水溶液Lに吸収される。このLiCl
水溶液Lは吸臭性および吸湿性を併せ持つので、空気中
の臭いや水分を効果的に吸収する。次に、このLiCl水
溶液Lは戻り配管12を通って室外の放出部2に運ばれ
る。放出部2のタンク4内でLiCl水溶液Lの液面から
臭いや水分が気化し、気化した臭いや水分が、タンク上
部の放出管13を通して室外の空気中へ放出される。こ
の後、LiCl水溶液Lはフィルタ5、ポンプ7、送り配
管11を通して再び室内の吸収部1に運ばれ、上述の動
作が繰り返される。このようなサイクルによって室内か
ら室外へ臭いや水分が運ばれ、結果として室内の空気が
清浄化されるとともに、除湿される。この場合、脱臭お
よび除湿を同一装置で行うので、脱臭と除湿とを別装置
で行う場合に比して、装置価格および運転コストを低減
することができる。
【0026】ここで、臭い成分に関して、上記吸収部1
の吸収量(単位時間当たり)は、室内空気中の臭い成分
の濃度と上記LiCl水溶液L内の臭い成分の濃度との比
で定まる一方、上記放出部2の放出量(単位時間当た
り)は、上記LiCl水溶液L内の臭い成分の濃度と室外
空気中の臭い成分の濃度との比で定まる。運転開始直後
は、上記LiCl水溶液L内の臭い成分の濃度が比較的低
い状態(初期状態)にあるものとすると、吸収部1の吸
収量が多く、放出部2の放出量が少なくなる。したがっ
て、運転開始直後は室内の空気が比較的速やかに清浄化
され、上記LiCl水溶液L内の臭い成分の濃度が上昇す
る。運転を継続すると、上記LiCl水溶液L内の臭い成
分の濃度は、吸収部1の吸収量と放出部2の放出量とが
平衡するレベルまで上昇して飽和する。飽和後は、吸収
部1の吸収量が運転開始直後よりも低下するが、室内の
臭い成分の濃度が室外の臭い成分の濃度よりも高い状態
にある限り、吸収部1の吸収量がゼロになることはな
い。同様に、水分に関して、吸収部1の吸収量(単位時
間当たり)は、室内空気中の相対湿度と上記LiCl水溶
液L内の水分量との比で定まる一方、放出部2の放出量
(単位時間当たり)は、上記LiCl水溶液L内の水分量
と室外空気中の相対湿度との比で定まる。運転開始直後
は、上記LiCl水溶液L内の水分量が比較的低い状態
(初期状態)にあるものとすると、吸収部1の吸収量が
多く、放出部2の放出量が少くなる。したがって、運転
開始直後は室内の空気が比較的速やかに除湿され、上記
LiCl水溶液L内の水分量が上昇する。運転を継続する
と、上記LiCl水溶液L内の水分量は、吸収部1の吸収
量と放出部2の放出量とが平衡するレベルまで上昇して
飽和する。飽和後は、吸収部1の吸収量が運転開始直後
よりも低下するが、室内の相対湿度が室外の相対湿度よ
りも高い状態にある限り、吸収部1の吸収量がゼロにな
ることはない。したがって、この脱臭除湿装置は、フィ
ルタなどの交換の手間をかけることなく、長期間継続運
転することができる。なお、タンク4の出口に設けられ
た活性炭フィルタ5がLiCl水溶液L内の臭い成分を吸
着するので、しばらくの期間、LiCl水溶液L内の臭い
成分の濃度が上昇するのを抑えることができる。したが
って、その期間、吸収部1の吸収量を運転開始直後のレ
ベルに維持することができる。このフィルタ5の吸着保
持量が限界に達する以前に、次に述べる再生処理を施
す。
【0027】この装置の脱臭および除湿の能力を運転開
始直後のレベルに高く維持したい場合は、ポンプ7を一
時的に停止しLiCl水溶液Lの循環を止めた状態で、L
iCl水溶液Lおよびフィルタ5に対して再生処理を施
す。すなわち、安価な夜間電力などを用いて、ヒータ6
によってタンク4内のLiCl水溶液Lおよびフィルタ5
を140〜150℃程度に加熱する。加熱により、臭い
や水分の蒸気圧が高まって、タンク4内のLiCl水溶液
Lやフィルタ5に含まれている臭い成分や水分が気化す
る。気化した臭いや水分はタンク4の放出管13を通し
て室外の空気中へ放出される。これにより、LiCl水溶
液L内の臭い成分の濃度および水分量が減少する。つま
り、LiCl水溶液L内の臭い成分の濃度および水分量
を、吸収部1の吸収量と放出部2の放出量とが平衡して
いたレベルから、例えば初期状態のレベルまで低下させ
ることができる。同時に、フィルタ5に保持された臭い
成分を取り除くことができる(再生処理)。したがっ
て、フィルタ5を交換することなく簡単に、吸収部1の
吸収量を運転開始直後のレベルに復帰させることができ
る。なお、気化した臭い成分は、タンク4の放出管13
を通して室外の空気中に放出されるので、室内の空気を
汚すことはない。
【0028】好ましい態様では、図2(a)に示すよう
に、多孔質チューブ3を並列に複数設ける。このように
した場合、多孔質チューブ3の孔3aのトータル面積を
拡大でき、吸収部1の吸収量を多して、脱臭および除湿
の能力を高めることができる。なお、この場合、送り配
管11と多孔質チューブ3,3,…の下部との間にLi
Cl水溶液Lを各チューブへ分岐させる下部支持部材1
b、多孔質チューブ3,3,…の上部と戻り配管12と
の間にLiCl水溶液Lを合流させる上部支持部材1aを
設けている。また、図2(b)に示すように、箱状の部材
1cに複数の多孔質チューブ3,3,…を貫設し、各多
孔質チューブ3の外側にLiCl水溶液Lを流す一方、各
多孔質チューブ3の内側に室内の空気を流すようにして
も良い。
【0029】図3は上記脱臭除湿装置の変形例を示して
いる。この脱臭除湿装置は、図1のタンク4を持つ放出
部2に代えて、多孔質チューブ53とファン58とを持
つ放出部52を備えている。なお、図1のものと同一の
構成要素は同一符号を付して説明を省略する。上記放出
部52の多孔質チューブ53は、吸収部1の多孔質チュ
ーブ3と同様に循環流路の一部を構成し、壁面に、空気
中の臭いや水蒸気を通すがLiCl水溶液Lを通さない微
細な孔3aを無数に有している。ファン58は、運転時
に、この多孔質チューブ53の外周面に室内の空気を流
すことができる。このようにした場合、放出部52を多
孔質チューブ53とファン58とでもって簡単に構成す
ることができる。
【0030】運転時に、放出部52では、多孔質チュー
ブ53の孔53aを通して、LiCl水溶液Lから室外の
空気中へ臭いや水分が気化して放出される。したがっ
て、ポンプ7を駆動して送り配管11、吸収部1、戻り
配管12、放出部52、ポンプ7とLiCl水溶液Lを循
環させるサイクルによって、室内から室外へ臭いや水分
が運ぶことができる。これにより、室内の空気を清浄化
し、除湿することができる。
【0031】なお、図1,図3のいずれの例において
も、LiCl水溶液Lに粒子状の臭い吸着剤として例えば
活性炭を混入させても良い。LiCl水溶液Lが活性炭を
運ぶことにより、吸収部でこの活性炭に臭いや水分が速
やかに吸収され、吸収量が多くなる。この結果、室内か
ら室外へ臭いや水分を効率良く運ぶことができる。した
がって、室内の空気を速やかに清浄化し、速やかに除湿
することができる。
【0032】また、図1,図3のいずれの例において
も、送り配管11に冷却器、戻り配管12に加熱器を設
けることにより、LiCl水溶液Lの温度を吸収部1で低
温として吸収量を多くし、放出部2または52で高温と
して放出量を多くすることができる。これにより、室内
から室外へ臭いや水分を効率良く運ぶことができ、した
がって、室内の空気を速やかに清浄化し、速やかに除湿
することができる。
【0033】また、LiCl水溶液LはLiCl水溶液に限
られるものではなく、例えば強酸であっても良い。しか
し、ポンプ7や配管11,12などの保守、安全性の観
点から、LiCl水溶液が好ましい。
【0034】さらに、上記吸収部1,放出部2,52
を、それぞれ空気流通口を有するケーシングに収容して
も良い。見栄えを良くし、安全性を高めるためである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の脱臭装置は、室外と室内との間で、吸臭性を持つ流体
を循環させることができる循環流路と、上記循環流路内
の上記流体を循環させるポンプと、上記循環流路の室内
部分に設けられ、上記循環流路の一部を構成する多孔質
壁を持ち、この多孔質壁を通して室内の空気に含まれる
臭いを上記流体に吸収させる吸収部と、上記循環流路の
室外部分に設けられ、上記流体から室外の空気中へ臭い
を放出させる放出部を備えているので、室内から室外へ
臭いを運ぶことができ、室内の空気を清浄化することが
できる。運転開始直後は、上記流体内の臭い成分の濃度
が比較的低い状態(初期状態)にあるものとすると、吸
収部の吸収量が多く、放出部の放出量が少ないので、室
内の空気を比較的速やかに清浄化できる。運転を継続す
ると、上記流体内の臭い成分の濃度が上昇して飽和する
が、室内の臭い成分の濃度が室外の臭い成分の濃度より
も高い状態にある限り、上記吸収部の吸収量がゼロにな
ることはない。したがって、フィルタなどの交換の手間
をかけることなく、長期間継続運転することができる。
【0036】請求項2の脱臭装置では、上記流体は吸湿
性を併せ持ち、上記吸収部は、上記多孔質壁の孔を通し
て室内の空気に含まれる臭いおよび水分を上記流体に吸
収させ、上記放出部は、上記流体から室外の空気中へ上
記臭いおよび水分を放出させるので、上述のサイクルに
よって、室内から室外へ臭いおよび水分を運ぶことがで
きる。したがって、室内の空気を清浄化するとともに、
除湿することができる。この場合、脱臭および除湿を同
一装置で行うので、脱臭と除湿とを別装置で行う場合に
比して、装置価格および運転コストを低減することがで
きる。
【0037】請求項3の脱臭装置では、上記放出部は、
上記循環流路の一部を構成する多孔質壁を持ち、この多
孔質壁の孔を通して、上記流体から室外の空気中へ臭い
や水分が気化して放出させるので、室内の空気を清浄化
し、除湿することができる。しかも、放出部は上記多孔
質壁を持てば良く、少ない部材でもって簡単に構成され
る。
【0038】請求項4の脱臭装置では、タンク内の流体
の液面から上記臭いや水分が気化し、タンク上部の開口
を通して室外の空気中へ放出されるので、室内から室外
へ臭いや水分を効率良く運ぶことができる。したがっ
て、室内の空気を速やかに清浄化し、速やかに除湿する
ことができる。
【0039】請求項5の脱臭装置は、上記タンク内にヒ
ータを備えているので、ポンプを一時的に停止し流体の
循環を止めた状態で、ヒータによって上記タンク内に蓄
えられた流体を加熱することにより、臭いや水分の蒸気
圧を高めて、タンク内の流体に含まれている臭い成分や
水分を気化し、タンクの開口を通して室外の空気中へ放
出することができる。これにより、上記流体内の臭い成
分の濃度を低下させ、水分量を減少させることができ
る。すなわち、フィルタなどを交換することなく、ヒー
タ加熱によって上記流体を簡単に再生することができ
る。
【0040】請求項6の脱臭装置では、上記タンク内に
固形の臭い吸着剤が設けられているので、この臭い吸着
剤に流体内の臭い成分が吸着される。したがって、室内
の空気を速やかに清浄化し、速やかに除湿することがで
きる。この場合、上記臭い吸着剤の吸着保持量が飽和レ
ベルに達したとき又は達する以前に、ポンプを一時的に
停止し流体の循環を止めた状態で、上記臭い吸着剤を例
えばヒータで加熱することによって、保持されている臭
い成分を離脱させることができる。したがって、上記臭
い吸着剤を取り外したりすることなく、簡単に再生する
ことができる。
【0041】請求項7の脱臭装置では、上記流体には粒
子状の臭い吸着剤が混合されているので、吸収部でこの
臭い吸着剤に臭いや水分が速やかに吸収され、吸収量が
多くなる。したがって、室内から室外へ臭いや水分を効
率良く運ぶことができ、これにより、室内の空気し速や
かに清浄化し、速やかに除湿することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の脱臭除湿装置の全体構
成を模式的に示す図である。
【図2】 上記脱臭除湿装置の吸収部の多孔質チューブ
を複数設けた例を示す図である。
【図3】 上記脱臭除湿装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 吸収部 2,52 放
出部 3,53 多孔質チューブ 4 タンク 5 フィルタ 6 ヒータ 7 ポンプ 8,58 フ
ァン 11 送り配管 12 戻り配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/38 B01D 53/34 116A 53/81 F24F 1/00 371Z F24F 1/00 (56)参考文献 特開 平3−5641(JP,A) 特開 平2−149312(JP,A) 実開 昭62−187222(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 15/00 A61L 9/00 B01D 53/00 - 53/81 F24F 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外と室内との間で、吸臭性を持つ流体
    (L)を循環させることができる循環流路(11,3,
    12,4)と、 上記循環流路内の上記流体(L)を循環させるポンプ
    (7)と、 上記循環流路の室内部分に設けられ、上記循環流路の一
    部を構成する多孔質壁(3)を持ち、この多孔質壁
    (3)を通して室内の空気に含まれる臭いを上記流体
    (L)に吸収させる吸収部(1)と、 上記循環流路の室外部分に設けられ、上記流体(L)か
    ら室外の空気中へ臭いを放出させる放出部(2)を備え
    たことを特徴とする脱臭装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の脱臭装置において、 上記流体(L)は吸湿性を併せ持ち、 上記吸収部(1)は、上記多孔質壁(3)を通して室内
    の空気に含まれる臭いおよび水分を上記流体(L)に吸
    収させ、 上記放出部(2)は、上記流体(L)から室外の空気中
    へ上記臭いおよび水分を放出させることを特徴とする脱
    臭装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の脱臭装置にお
    いて、 上記放出部(52)は、上記循環流路の一部を構成する
    多孔質壁(53)を持ち、この多孔質壁(53)を通し
    て上記流体(L)から室外の空気中へ上記臭いまたは上
    記臭いおよび水分を気化させることを特徴とする脱臭装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の脱臭装置にお
    いて、 上記放出部(2)は、上部に開口(13)を有し、上記
    流体(L)を蓄えることができるタンク(4)を備える
    ことを特徴とする脱臭装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の脱臭装置において、 上記タンク内(4)に蓄えられた流体(L)を加熱する
    ヒータ(6)を備えたことを特徴とする脱臭装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の脱臭装置にお
    いて、 上記タンク(4)内に、固形の臭い吸着剤(5)が設け
    られていることを特徴とする脱臭装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の
    脱臭装置において、上記流体(L)には粒子状の臭い吸
    着剤が混合されていることを特徴とする脱臭装置。
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