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JP3407539B2 - 変倍偏芯光学系 - Google Patents
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JP3407539B2 - 変倍偏芯光学系 - Google Patents

変倍偏芯光学系

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JP3407539B2
JP3407539B2 JP12697496A JP12697496A JP3407539B2 JP 3407539 B2 JP3407539 B2 JP 3407539B2 JP 12697496 A JP12697496 A JP 12697496A JP 12697496 A JP12697496 A JP 12697496A JP 3407539 B2 JP3407539 B2 JP 3407539B2
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image plane
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聡 大澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変倍偏芯光学系に
関するものであり、更に詳しくは、背面投射型プロジェ
クター,HMD(head mounted display),HUD(headu
p display)等に用いられる変倍偏芯光学系に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、背面投射型プロジェクターに
は、像面が物面に対して傾くように画像を投影する斜め
投影光学系が用いられており、HMDやHUDには、偏
芯ミラーで視野の広画角化を図った投影光学系が用いら
れている。これらの投影光学系では、像面の傾きや偏芯
ミラーによって発生する像の非対称な歪み(いわゆる台
形歪み)を打ち消すために、いくつかの偏芯した共軸光
学系が組み合わされている。つまり、光軸(対称軸)が一
致しない複数の共軸光学系から成る軸非対称光学系を用
いることによって、上記台形歪みが発生しないようにし
ているのである。
【0003】上記のような軸非対称の偏芯光学系に、像
面位置一定のまま(例えば、画像投影面位置で常に結像
するように)像倍率を変化させる変倍機能(例えば、ズー
ム機能)をもたせた場合、変倍において上記台形歪みが
生じないようにする必要がある。
【0004】特開平5−119395号公報には、台形
歪みを生じさせることなく変倍を行う投射型表示装置が
提案されている。この装置は、台形歪みのある中間像を
形成する第1の投射光学系と、その中間像を台形歪みの
ない像に変換する第2の投射光学系とを備えている。そ
して、第2の投射光学系を主光線方向に移動させること
によって像倍率を変化させ、それに連動して第1,第2
の投射光学系を回転させることによって像面位置一定の
まま台形歪みを補正している。
【0005】また、特開平6−324285号公報に
は、簡単な機構で像倍率を変化させることができる視覚
表示装置が提案されている。この視覚表示装置には、偏
芯光学系が用いられており、偏芯光学系の一部を成す変
倍レンズ群は、その光軸方向に移動可能になっている。
そして、変倍レンズ群の倍率がβ又は1/βとなるよう
に変倍レンズ群を光軸方向に移動させることによって、
像倍率の切り替えを行うように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−11939
5号公報で提案されているように、複雑な移動を行う投
射光学系を駆動するには、複雑な機構が必要になる。駆
動機構が複雑になると、装置全体が大きくなり、コスト
的にも不利になる。また、特開平6−324285号公
報で提案されている視覚表示装置によれば、像倍率が2
段階の切り替えになっているため、変倍を連続的に行う
ことができない。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、簡単な機構で連続的に変倍を行う
ことができ、しかも変倍において像に台形歪みが生じな
い変倍偏芯光学系を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の変倍偏芯光学系は、少なくともつの
それぞれ互いに偏芯した共軸光学系を含み、かつ、複数
のズーム群から成るズーム光学系を含み、物面と像面と
が光学的に実質平行ではない関係にある変倍偏芯光学系
であって、前記ズーム群を少なくとも2つ平行移動させ
ることによって、像面位置一定のまま像倍率を連続的に
変化させることを特徴とする。
【0009】第2の発明の変倍偏芯光学系は、第1の発
明の構成において、前記ズーム光学系が共軸光学系から
成り、前記ズーム群の平行移動が前記ズーム光学系の光
軸方向に行われることを特徴とする。第3の発明の変倍
偏芯光学系は、第1の発明の構成において、前記ズーム
群の平行移動の際、前記ズーム光学系出射直後の光束で
形成される中間像面の位置が概ね移動しないことを特徴
とする。第4の発明の変倍偏芯光学系は、第2の発明の
構成において、前記ズーム光学系がアフォーカルズーム
光学系であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した変倍偏芯
光学系を、図面を参照しつつ説明する。図1,図7は、
ワイド端における第1,第2の実施の形態のレンズ構成
図である。図1は第1の実施の形態のX−Y断面を示し
ており、図7は第2の実施の形態のX−Y断面を示して
いる。軸非対称光学系から成る各実施の形態は、互いに
独立した共軸光学系を成す第1〜第3レンズ群Gr1〜
Gr3で構成されている。従って、第1〜第3レンズ群
Gr1〜Gr3の光軸(すなわち対称軸)AX1〜AX3
は不一致である。なお、各レンズ構成図において、X軸
とY軸とは直交しており、X−Y平面は紙面に平行であ
る。
【0011】図2,図8は、第1,第2の実施の形態の
光路をそれぞれ示している。各光路図中、OSは、映像
表示素子の表示面等に相当する物面であり、ISは、各
実施の形態により形成される像面である。これらの図に
おいて、[W]はワイド端での各実施の形態の光路を示し
ており、[M]はミドル(中間焦点距離状態)での各実施の
形態の光路を示しており、[T]はテレ端での各実施の形
態の光路を示している。
【0012】各レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)は物
面OS(図1,図7)側から数えてi番目の面の曲率半径
であり、P1〜P3は各レンズ群Gr1〜Gr3の偏芯
基準位置である。第2レンズ群Gr2の第1面の面頂点
は、光軸AX2上に位置する偏芯基準位置P2から軸上
間隔D2だけ離れて位置しており、第1レンズ群Gr1と
第3レンズ群Gr3の各第1面の面頂点は、偏芯基準位
置P1,P3にそれぞれ位置している。そして、第1〜
第3レンズ群Gr1〜Gr3は、偏芯基準位置P1〜P
3を中心にX−Y平面に沿って時計回りに回転した位置
にそれぞれ配置されている。θ1〜θ3は、X−Y平面に
おいて光軸AX1〜AX3がX軸に対して成す傾き角度
をそれぞれ示している。
【0013】また、各光路図中、POは物面OSの中心
位置であり、PIは像面ISの中心位置である。物面O
Sの画像は、像面ISが物面OSに対して傾くように投
影される。θO,θIは、X−Y平面において物面OS,
像面ISがY軸に対して成す傾き角度をそれぞれ示して
いる。
【0014】第1の実施の形態は、第1レンズ群Gr1
と、絞りSを含む第2レンズ群Gr2と、第3レンズ群
Gr3と、の3群から成り、各レンズ群Gr1〜Gr3
がX軸に対して傾き角度θ1〜θ3だけ偏芯した構成をと
っている。第2レンズ群Gr2は、第1ズーム群GrA
と、絞りSを含む第2ズーム群GrBと、から成る負・
正構成の2群ズーム光学系である。ズーミングは、図2
に示すように、負の第1ズーム群GrAと正の第2ズー
ム群GrBが、異なる移動速度で光軸AX2方向にそれ
ぞれ平行移動することによって行われる。
【0015】第2の実施の形態は、第1レンズ群Gr1
と、絞りSを含む第2レンズ群Gr2と、第3レンズ群
Gr3と、の3群から成り、各レンズ群Gr1〜Gr3
がX軸に対して傾き角度θ1〜θ3だけ偏芯した構成をと
っている。第2レンズ群Gr2は、第1ズーム群GrA
と、絞りSを含む第2ズーム群GrBと、第3ズーム群
GrCと、から成る負・正・負構成の3群アフォーカル
ズーム光学系である。ズーミングは、図8に示すよう
に、負の第1ズーム群GrAと正の第2ズーム群GrB
が、異なる移動速度で光軸AX2方向にそれぞれ平行移
動することによって行われる。
【0016】上記のように、第1,第2の実施の形態に
係る変倍偏芯光学系は、少なくとも1つの偏芯した共軸
光学系を含み、かつ、複数のズーム群から成るズーム光
学系を含んでいる。そして、これらの実施の形態の特徴
は、第1,第2ズーム群GrA,GrBを平行移動させ
ることによって、像面IS位置一定のまま像倍率(つま
り、投影倍率)を連続的に変化させる点にある。
【0017】上記のように、像面IS位置一定のまま像
倍率が連続的に変化するように第1,第2ズーム群Gr
A,GrBを平行移動させれば、ズーミングにおいて像
に台形歪みが発生しないようにすることができる。ま
た、ズーミングが第1,第2ズーム群GrA,GrBの
平行移動によって行われるため、第1,第2ズーム群G
rA,GrBの駆動に複雑な機構を要しない。つまり、
第1,第2ズーム群GrA,GrBに回転移動等を含む
複雑な運動をさせるための駆動機構が不要である。この
ように簡単な機構でズーミングを行うことができるた
め、装置全体のコンパクト化及び低コスト化を図ること
ができる。
【0018】先に述べたように、第1,第2の実施の形
態では、ズーム光学系を成す第2レンズ群Gr2が共軸
光学系から成り、第1,第2ズーム群GrA,GrBの
平行移動が光軸AX2方向に行われる。このように、変
倍偏芯光学系では、ズーム光学系が共軸光学系から成
り、ズーム群の平行移動がズーム光学系の光軸方向に行
われる構成とすることが望ましい。この構成によると、
ズーム光学系(第2レンズ群Gr2)部分を通常の共軸系
のズーム光学系と同様に構成することができるため、鏡
胴や変倍のための移動機構に対する特別な技術が不要に
なる。従って、鏡胴や変倍のための移動機構が簡単にな
り、コストが低くなる等の利点がある。
【0019】第1,第2の実施の形態では、第1,第2
ズーム群GrA,GrBの平行移動の際(つまり、ズー
ミングにおいて)、第2レンズ群Gr2出射直後の光束
で形成される中間像面の位置が概ね移動しないようにな
っている。このように、変倍偏芯光学系では、ズーム群
の平行移動の際、ズーム光学系出射直後の光束で形成さ
れる中間像面の位置が(許容収差の範囲内で)概ね移動し
ない構成とすることが望ましい。この構成によると、そ
の後に続く固定レンズ群(第3レンズ群Gr3)で投影さ
れる最終像面ISの、ズーミングに伴う変動が抑えられ
るため、収差補正が容易になる。
【0020】上記のように、ズーミングにおいて第2レ
ンズ群Gr2出射直後の光束で形成される中間像面の位
置が概ね移動しないように構成した場合には、さらに、
最も像倍率の大きい領域付近{つまり、物体と像の大き
さが最も異なるワイド端(最も焦点距離が短い)[W]領域
付近}で、台形歪みの補正を行う構成とする(つまり、近
軸的に台形歪みが生じないように構成する)ことが望ま
しい。このように構成すると、像倍率の小さい領域(つ
まり、テレ端[T]領域)では投影画角が狭くなるため、
偏芯光学系で問題となる台形歪みが変倍域全体で目立た
なくなる。従って、光学設計上の制約が小さくなる。
【0021】上記のように、ズーム光学系を成す第2レ
ンズ群Gr2が共軸光学系から成り、第2レンズ群Gr
2出射直後の光束で形成される中間像面の位置がズーミ
ングにおいて概ね移動しない構成においては、第2レン
ズ群Gr2の前側の中間像面(図13に基づいて後述す
る。)に形成される像の消失点を第2レンズ群Gr2の
光軸AX2が通過するように構成することが、像の台形
歪みを補正する上で望ましい。像の消失点とは、台形歪
みによって像倍率が無限小になる点であり、台形歪みの
発生している像面IS上において、台形の側辺をその面
内で延長していったときに交わる点で定義される。台形
歪みがない状態とは、物面OS上で消失点の物高が無限
大になった状態と考えられる。従って、複数の共軸光学
系から成る偏芯光学系においては、最終像面IS上で像
の消失点が像高無限大に結像されるようにすればよい。
そのためには、最後の共軸光学系の前側焦平面上に、そ
れ以前の共軸光学系でリレーされた像の消失点が位置す
るようにすればよい。
【0022】ここで、ズーミングによる台形歪みの変動
が生じないより望ましい光学配置を、図13に基づいて
説明する。I1は、第1レンズ群Gr1によって形成さ
れる、物面OSの中間像面であり、この中間像面I1は
シャインプルーフの条件で決まる。I2は、第2レンズ
群Gr2によって形成される、中間像面I1の像面であ
る。VP1は、中間像面I1上での像の消失点であり、
中間像面I1上での倍率は、この消失点VP1で無限小
になる。VP2は、中間像面I2上での像の消失点(す
なわち、消失点VP1の像)であり、中間像面I2上で
の倍率は、この消失点VP2で無限小になる。F1’は
第1レンズ群Gr1の後側焦点であり、f1は第1レン
ズ群Gr1の焦点距離である。F3は第3レンズ群Gr
3の前側焦点であり、f3は第3レンズ群Gr3の焦点
距離である。
【0023】第1レンズ群Gr1によって、物面OSの
像面が中間像面I1として形成される。中間像面I1
は、共軸系のズームレンズである第2レンズ群Gr2に
よって、中間像面I2として再結像される。光軸AX2
が中間像面I1に対して垂直であるため、中間像面I2
も光軸AX2に対して垂直である。また、第2レンズ群
Gr2はズームレンズ(共役長不変のズーム)であるた
め、ズーミングにおいて中間像面I2は移動しない。そ
して、中間像面I2は、第3レンズ群Gr3によって最
終像面ISとして再結像される。
【0024】第2レンズ群Gr2は、第1レンズ群Gr
1の後側焦平面(焦点F1’位置)上に位置する像の消失
点VP1を光軸AX2が通過するように配置されてい
る。従って、中間像面I2上の光軸AX2通過位置に、
像の消失点VP2が形成されることになる。また、第3
レンズ群Gr3は、その前側焦平面(焦点F3位置)上に
像の消失点VP2が位置するように配置されている。上
述したようにズーミングにおいて中間像面I2は移動し
ないため、像の消失点VP2は常に第3レンズ群Gr3
の前側焦平面上に位置することになる。すると、ズーミ
ングにおいて常に像の消失点VP2が最終像面IS位置
で像高無限大に再結像することになる。これは、台形歪
みの補正された最終像面ISが、ズーム全域にわたって
形成されることを意味する。
【0025】上記のように、中間像面I1上に形成され
る像の消失点VP1を光軸AX2が通過するように構成
すれば、中間像面I2の像倍率がズーミングにおいて変
動しても、光軸AX2上にある消失点VP2の位置は変
動しない。従って、後続の第3レンズ群Gr3による台
形歪みの補正に影響を与えることなく、ズーム全域にわ
たって良好に台形歪みを補正することができる。
【0026】図13では、説明を容易にするために各中
間像面I1,I2を実像として表現しているが、中間像
面として虚像をリレーする場合でも、同様の光学配置で
台形歪みが補正されることは明らかである。虚像をリレ
ーする構成とすれば、レンズ全長が短くなるので更に好
ましい。また、図13に示す光学構成の基本が、中間像
面I1,I2;第2レンズ群Gr2;消失点VP1,V
P2の配置にあることから、この光学配置を満たしてい
れば、第1,第3レンズ群Gr1,Gr3が複数の偏芯
したレンズ群で構成されていても、ズーム全域で台形歪
みが補正されることは明らかである。
【0027】第2の実施の形態では、第2レンズ群Gr
2がアフォーカル系である。このように、偏芯変倍光学
系においては、ズーム光学系としてアフォーカルズーム
光学系を用いることが望ましい。この場合、アフォーカ
ル系より物面OS側に位置する固定レンズ群(第1レン
ズ群Gr1)が大きな拡大倍率(望ましくは100倍以
上)を有し、アフォーカル系より像面IS側に位置する
固定レンズ群(第3レンズ群Gr3)が小さな縮小倍率
(望ましくは0.01倍以下)を有する構成とすることが
更に望ましい。
【0028】ここで、アフォーカル系による台形歪み補
正の原理を、図14に基づいて説明する。図14は、本
発明に適用可能なアフォーカル系の基本的構成を模式的
に示している。このアフォーカル系は、レンズ群LAと
レンズ群LBとから成っている。fAはレンズ群LAの焦
点距離であり、fBはレンズ群LBの焦点距離であり、A
Xはアフォーカル系の光軸である。また、INはシャイ
ンプルーフの条件で決まる中間像面(この場合、虚像で
ある。)であり、VPは中間像面IN上での像の消失点
である。この消失点VPでは、中間像面IN上での像倍
率が台形歪みによって無限小になる。
【0029】像の消失点VPは、レンズ群LAの後側焦
平面と中間像面INとの交点に位置している。また、レ
ンズ群LAの後側焦点位置とレンズ群LBの前側焦点位
置とは一致している。従って、像の消失点VPは、レン
ズ群LBの前側焦平面上に自動的に位置することにな
る。このため、像の消失点VPはレンズ群LBによって
再び像高無限大に拡大される結果、像の台形歪みが補正
される。
【0030】アフォーカル系を用いれば、図14に示す
ように、物面OS,中間像面IN及び像面ISがアフォ
ーカル系の光軸AXに対して垂直でなくても、像面IS
に台形歪みが生じない。また、前述したようにアフォー
カル系の前側に大きな拡大倍率を有する固定レンズ群
(第1レンズ群Gr1)を配置すれば、アフォーカル系に
はほぼ平行な光束が入射することになる。つまり、アフ
ォーカル系の前後に形成される中間像面が、アフォーカ
ル系に対してほぼ無限遠方に位置することになる。従っ
て、最終像面ISを回転させるためにアフォーカル系の
偏芯を行ったとしても、アフォーカル系からはほぼ平行
な光束が出射することになる。前述したようにアフォー
カル系の後側に小さい縮小倍率を有する固定レンズ群
(第3レンズ群Gr3)を配置すれば、上記アフォーカル
系の偏芯前後で変わらず、ほぼ平行光束が後側の固定レ
ンズ群に入射することになる。従って、少ないレンズ枚
数でコマ収差等を補正することが可能になる(例えば、
アフォーカル系の前後に位置する固定レンズ群のレンズ
枚数を削減することが可能になる)。
【0031】ところで、一般に偏芯光学系では、偏芯し
ているレンズ群の光軸から離れた部分を光が通過するこ
とになる。このため、レンズ径が大きくなりやすいとい
った問題がある。変倍偏芯光学系においてこの問題を解
決するためには、変倍のために移動するズーム群内に絞
りを設けることが望ましい。一般に、ズーム光学系はズ
ーミングのために移動する複数のズーム群を含んでお
り、それらのズーム群がワイド側又はテレ側で大きく離
れてしまう。移動するズーム群内に絞りがあれば、軸外
の光束(つまり、画面中心から離れた光束)がそのズーム
群の光軸からあまり離れないので、変倍のために移動す
るズーム群のレンズ径を大きくする必要がなくなる。第
1,第2の実施の形態では、第2ズーム群GrB内に絞
りSが設けられているため、第2ズーム群GrBのレン
ズ径は小さくなっている。
【0032】第1,第2の実施の形態では、ズーム移動
を行う第1,第2ズーム群GrA,GrBが隣り合って
位置している。このように、変倍のために移動する複数
のズーム群が、隣り合うズーム群であることが望まし
い。変倍のために移動するズーム群においては、通過す
る光の高さや方向が変倍に伴って大きく変化しやすい。
また、一般に、ズーム群間隔が大きくなるほど、ズーム
群を通過する光の高さや方向の違いが大きくなる。従っ
て、変倍のために移動するズーム群が互いに離れている
と、少なくとも1つのズーム群における光の通過高さが
高くなりやすく、さらに、ズーム移動によってその変動
が大きくなってしまう。その結果、軸外の光束を通過さ
せるためにレンズ径を大きくする必要が生じたり、ズー
ムに起因する収差変動を抑えることが困難になったりす
る。隣り合うズーム群が変倍のために移動するように構
成すれば、このような問題が生じにくくなるため、レン
ズ径を小さくし、ズームに起因する収差変動を抑えるこ
とができる。
【0033】先に述べたように、第1の実施の形態では
第2レンズ群Gr2が負・正の2群で構成されており、
第2の実施の形態では第2レンズ群Gr2が負・正・負
の3群で構成されている。このように、ズーム光学系
は、変倍のために移動するズーム群として、少なくとも
1つの正のパワーのズーム群と、少なくとも1つの負の
パワーのズーム群と、を含むことが望ましい。
【0034】前述したように、ズーム光学系を備えた斜
め投影用の変倍偏芯光学系においては、ズーム光学系の
前後の中間像面位置がズーミングにおいてほぼ変動しな
いような構成にする必要がある(図13参照。)。しか
し、変倍のために移動するズーム群が全て正のパワーを
有する場合、各ズーム群とも光線を収束させることしか
できないため、発散光を使うためにズーム光学系内で実
像を形成しなければならなくなる。ズーム光学系内で実
像を形成した場合、充分な倍率変化を得ようとすると、
ズーム光学系が大きくなってしまう。逆に、変倍のため
に移動するズーム群が全て負のパワーを有する場合、各
ズーム群とも光線を発散させることしかできないため、
充分な倍率変化を得ることが難しくなる。また、ズーム
光学系を正又は負のズーム群のみで構成すると、ズーム
光学系内では全体として正又は負のパワーが卓越するこ
とになるため、像面湾曲の補正が困難になるといった問
題も生じる。
【0035】ズーム光学系が、変倍のために移動するズ
ーム群として、正,負のパワーを有するズーム群をそれ
ぞれ少なくとも1つ含んでいれば、上記のような問題が
生じにくくなる。従って、コンパクトでも充分な倍率変
化が得られ、像面湾曲の補正も容易に行うことができ
る。
【0036】以上、スクリーンに画像を投影する拡大投
影系として各実施の形態を説明したが、本発明は縮小投
影系(例えば、フィルムに画像を投影する撮影系,CC
D等に画像を投影する画像入力系)にも適用可能であ
る。つまり、各実施の形態において、像面ISを物面O
Sに、物面OSを像面ISに置き換えた場合でも、同じ
構成でズーム機能を実現することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施した変倍偏芯光学系の構
成を、コンストラクションデータ等を挙げて更に具体的
に説明する。ここで例として挙げる実施例1,実施例2
は、前述した第1,第2の実施の形態(図1,図2;図
7,図8)にそれぞれ対応する実施例である。そして、
各実施例のコンストラクションデータにおいて、ri(i=
1,2,3,...)は物面OS側から数えてi番目の面の曲率半
径、di(i=1,2,3,...)は物面OS側から数えてi番目の軸
上面間隔を示しており、Ni(i=1,2,3,...)は物面OS側
から数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率(Nd)
を示している。
【0038】各実施例のコンストラクションにおける位
置は、絶対座標系(X,Y,Z)で表されており、各レンズ構
成図に示すようにX軸とY軸とは直交し(X−Y平面は
紙面に平行である。)、X軸及びY軸に対して垂直方向
にZ軸がとられている。前述したように、各レンズ群G
r1〜Gr3は互いに独立した共軸光学系を成してお
り、各レンズ群Gr1〜Gr3が互いに偏芯した状態で
軸非対称光学系を構成している。
【0039】偏芯基準位置P1は、第1レンズ群Gr1
の第1面(曲率半径r1の面)の面頂点である。光軸AX2
上に位置する偏芯基準位置P2は、第2レンズ群Gr2
の第1面(曲率半径r7の面)の面頂点から軸上間隔D2だけ
離れて位置している。偏芯基準位置P3は、第3レンズ
群Gr3の第1面(実施例1では曲率半径r22の面,実施
例2では曲率半径r28の面)の面頂点である。そして、偏
芯基準位置P1の座標(X,Y,Z)=(X1,Y1,Z1)であり、偏芯
基準位置P2の座標(X,Y,Z)=(X2,Y2,Z2)であり、偏芯基
準位置P3の座標(X,Y,Z)=(X3,Y3,Z3)である。また、第
1〜第3レンズ群Gr1〜Gr3の光軸AX1〜AX3
の傾き角度θ1〜θ3(°)は、X軸に対する偏芯基準位置
P1〜P3を中心としたZ軸回りの回転角度(時計回り
を正とする。)である。
【0040】物面OSの中心位置POの座標(X,Y,Z)=(X
O,YO,ZO)であり、像面ISの中心位置PIの座標(X,Y,
Z)=(XI,YI,ZI)である。物面OSの傾き角度θO(°)及び
像面ISの傾き角度θI(°)は、Y軸に対する中心位置
PO,PIを中心としたZ軸回りの回転角度(時計回り
を正とする。)である。
【0041】物面OSは映像表示素子の表示面等に相当
する。そのサイズは、Z軸と同方向にz軸をとり、z軸
に対して垂直で、かつ、物面OSに対して平行な方向に
y軸をとった場合に、物面OSの中心位置POを原点と
する座標(y,z)で表される。物面OSでの映像表示素子
のy軸方向の最大座標をymaxとし、物面OSでの映像表
示素子のy軸方向の最小座標をyminとする。また、物面
OSでの映像表示素子のz軸方向の最大座標をzmaxと
し、物面OSでの映像表示素子のz軸方向の最小座標を
zminとする。
【0042】各実施例のコンストラクションデータにお
いて、第1,第2ズーム群GrA,GrBの移動に伴っ
て変化する、像倍率βz(Z軸方向);軸上面間隔D2,d12,
d21に関するデータについては、各実施例の光路図にお
ける焦点距離状態[W],[M],[T]と対応させて示す。つ
まり、各実施例において、ワイド端[W]でのデータの末
尾に[W]を付し、ミドル[M]でのデータの末尾に[M]を
付し、テレ端[T]でのデータの末尾に[T]を付して示
す。
【0043】《実施例1》 〈物面OS(14mm角)〉 PO…XO=-85.171 YO=0.000 ZO=0.000 θO=13.473 ymax=7,ymin=-7 zmax=7,zmin=-7 〈Gr1〉 P1…X1=-30.000 Y1=-1.145 Z1=0.000 θ1=12.888 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r1= 30.329 d1= 7.125 N1= 1.70000 r2= 514.864 d2= 6.000 r3= -28.207 d3= 2.085 N2= 1.57800 r4= 39.206 d4= 3.000 r5= 210.110 d5= 4.973 N3= 1.70800 r6= -29.961 〈Gr2〉 P2…X2=-5.000 Y2=-5.635 Z2=0.000 θ2=4.257 D2=5.000[W]〜5.924[M]〜0.572[T] [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r7= 43.616 d7= 1.400 N4= 1.67003 r8= 16.000 d8= 6.100 r9= -89.833 d9= 1.200 N5= 1.74400 r10= 90.321 d10= 1.100 r11= 29.006 d11= 3.200 N6= 1.70055 r12= 125.790 d12= 2.000[W]〜11.348[M]〜24.232[T] r13= ∞(絞りS,絞り半径=4) d13= 1.000 r14= 34.146 d14= 2.400 N7= 1.69100 r15= -65.639 d15= 0.150 r16= 16.183 d16= 3.500 N8= 1.62280 r17= 34.134 d17= 2.300 r18=-117.051 d18= 4.000 N9= 1.80518 r19= 15.140 d19= 2.100 r20= 151.683 d20= 2.000 N10=1.63980 r21= -24.783 〈Gr3〉 P3…X3=52.407 Y3=-11.444 Z3=0.000 θ3=3.438 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r22= -36.414 d22= 2.500 N11=1.70055 r23= -16.628 d23= 0.700 r24= -21.501 d24= 1.000 N12=1.74400 r25=7981.674 d25= 5.000 r26= -12.826 d26= 1.000 N13=1.67003 r27= -21.275 〈像面IS〉 PI…XI=612.449 YI=1.536 ZI=0.000 θI=8.821 βz=-16.06[W]〜-11.67[M]〜-8.48[T]
【0044】《実施例2》 〈物面OS(6mm角)〉 PO…XO=-85.171 YO=0.000 ZO=0.000 θO=5.618 ymax=3,ymin=-3 zmax=3,zmin=-3 〈Gr1〉 P1…X1=-30.000 Y1=-2.704 Z1=0.000 θ1=5.648 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r1= 29.122 d1= 7.125 N1= 1.70000 r2= 259.634 d2= 6.000 r3= -34.045 d3= 2.085 N2= 1.57800 r4= 30.563 d4= 3.000 r5= 87.859 d5= 4.973 N3= 1.70800 r6= -35.272 〈Gr2〉 P2…X2=-5.000 Y2=-1.139 Z2=0.000 θ2=6.217 D2=5.000[W]〜5.924[M]〜0.572[T] [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r7= 43.616 d7= 1.400 N4= 1.67003 r8= 16.000 d8= 6.100 r9= -89.833 d9= 1.200 N5= 1.74400 r10= 90.321 d10= 1.100 r11= 29.006 d11= 3.200 N6= 1.70055 r12= 125.790 d12= 2.000[W]〜11.294[M]〜24.104[T] r13= ∞(絞りS,絞り半径=4) d13= 1.000 r14= 32.893 d14= 2.400 N7= 1.69100 r15= -68.245 d15= 0.150 r16= 16.011 d16= 3.500 N8= 1.62280 r17= 34.207 d17= 2.300 r18=-108.225 d18= 4.000 N9= 1.80518 r19= 15.185 d19= 2.100 r20= 161.817 d20= 2.000 N10=1.63980 r21= -25.266 d21=27.572[W]〜17.353[M]〜9.896[T] r22= −50.100 d22= 1.600 N11=1.70
055 r23= −15.475 d23= 0.550 r24= −28.090 d24= 0.600 N12=1.74
400 r25= 48.182 d25= 3.050 r26= −10.229 d26= 0.700 N13=1.67
003 r27= −22.325 〈Gr3〉 P3…X3=72.000 Y3=-9.595 Z3=0.000 θ3=5.526 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] r28= 58.991 d28= 6.630 N14=1.70800 r29= -60.294 d29= 4.000 r30= -18.319 d30= 2.780 N15=1.57800 r31= -79.557 d31= 8.000 r32= -38.309 d32= 9.500 N16=1.70000 r33= -41.221 〈像面IS〉 PI…XI=471.844 YI=-0.402 ZI=0.000 θI=6.000 βz=-15.65[W]〜-11.40[M]〜-8.28[T]
【0045】実施例1の結像特性を、図2に示すワイド
端[W],ミドル[M],テレ端[T]について、図3〜図5
のスポットダイアグラム(0.5mmスケール)にそれぞ
れ示す。また、実施例2の結像特性を、図8に示すワイ
ド端[W],ミドル[M],テレ端[T]について、図9〜図
11のスポットダイアグラム(0.5mmスケール)にそ
れぞれ示す。なお、各スポットダイアグラムに付されて
いるY,Zの値は、像面IS上での結像重心位置のY,Z
座標である。
【0046】次に、各実施例の歪曲を説明する。Z軸と
同方向にz’軸をとり、z’軸に対して垂直で、かつ、
像面ISに対して平行な方向にy’軸をとる。y’−
z’平面に対して垂直方向に見た像面IS上での実施例
1,2の歪曲(つまり、実際の像)を、ワイド端[W],ミ
ドル[M],テレ端[T](図2,図8)のそれぞれについ
て、図6,図12に実線で示す。なお、図6,図12中
の破線は、歪みの無い理想像を示している。
【0047】上記のようにy’軸,z’軸をとれば、像
高は、像面ISの中心位置PIを原点とする、像面IS
上の座標(y',z')で表される。従って、物高の座標(y,z)
=(a,b)と対応する理想像高の座標を(y',z')=(a',b')と
すると、像面IS上での実際の像高の座標は(a'+dy',b'
+dz')で表される(ここで、+dy':y’軸方向に発生した
歪曲,+dz':z’軸方向に発生した歪曲である。)。理
想像高は像面ISの中心位置PIから座標(a',b')まで
の距離で表されるので、理想像高Rは式:R=(a'2+b'2)
1/2で表される。そこで、y’軸方向の歪曲率をdy'/Rで
定義し、z軸方向の歪曲率をdz'/Rで定義する。実施例
1,2の歪曲率dy'/R,dz'/Rを、ワイド端[W],ミドル
[M],テレ端[T](図2,図8)のそれぞれについて、表
1,表2に示す。ここでは、理想像点をz’軸方向(す
なわち、Z軸方向)の像倍率βzで規定しているので、理
想像高の座標(a',b')=(βz・a,βz・b)である。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】以上説明したように第1〜第4の発明に
よれば、少なくとも2つのズーム群の平行移動によっ
て、像面位置一定のまま像倍率が連続的に変化するた
め、変倍において像に台形歪みが生じず、しかも簡単な
機構で変倍を行うことができる。そして、ズーム群を駆
動する機構を簡単にすることができるため、装置全体の
コンパクト化及び低コスト化を達成することが可能であ
る。
【0051】第2の発明によれば、通常の共軸系のズー
ム光学系を用いて変倍を行うことができるため、鏡胴や
変倍のための移動機構の構成を簡単にして低コスト化を
図ることができる。第3の発明によれば、ズーミングに
伴う最終像面の変動が抑えられるため、収差補正が容易
になる。第4の発明によれば、ズーム光学系としてアフ
ォーカル系が用いられているため、少ないレンズ枚数で
コマ収差等を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のワイド端にお
けるレンズ構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態(実施例1)の各焦点距離状態
での光路図。
【図3】実施例1におけるワイド端でのスポットダイア
グラム。
【図4】実施例1におけるミドルでのスポットダイアグ
ラム。
【図5】実施例1におけるテレ端でのスポットダイアグ
ラム。
【図6】実施例1における各焦点距離状態での歪曲を示
す図。
【図7】第2の実施の形態(実施例2)のワイド端におけ
るレンズ構成を示す図。
【図8】第2の実施の形態(実施例2)の各焦点距離状態
での光路図。
【図9】実施例2におけるワイド端でのスポットダイア
グラム。
【図10】実施例2におけるミドルでのスポットダイア
グラム。
【図11】実施例2におけるテレ端でのスポットダイア
グラム。
【図12】実施例2における各焦点距離状態での歪曲を
示す図。
【図13】ズーミングによる台形歪みの変動が生じない
望ましい光学配置を説明するための光学構成図。
【図14】アフォーカル系による台形歪み補正の原理を
説明するための光学構成図。
【符号の説明】
Gr1 …第1レンズ群 Gr2 …第2レンズ群(ズーム光学系,アフォーカル
ズーム光学系) GrA…第1ズーム群 GrB…第2ズーム群 GrC…第3ズーム群 Gr3 …第3レンズ群 AX1 …第1レンズ群の光軸(対称軸) AX2 …第2レンズ群の光軸(対称軸) AX3 …第2レンズ群の光軸(対称軸) P1 …第1レンズ群の偏芯基準位置(第1レンズ群
の第1面の面頂点) P2 …第2レンズ群の偏芯基準位置 P3 …第3レンズ群の偏芯基準位置(第3レンズ群
の第1面の面頂点) S …絞り OS …物面 IS …像面 θ1 …第1レンズ群の傾き角度 θ2 …第2レンズ群の傾き角度 θ3 …第3レンズ群の傾き角度 θO …物面の傾き角度 θI …像面の傾き角度 I1 …中間像面 I2 …中間像面 IN …中間像面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−119283(JP,A) 特開 平4−70806(JP,A) 特開 昭60−184222(JP,A) 特開 昭61−59306(JP,A) 特開 昭58−62611(JP,A) 特開 平3−141309(JP,A) 特開 平4−243207(JP,A) 特開 平6−27372(JP,A) 特開 平7−333561(JP,A) 特開 平7−311407(JP,A) 特開 平3−58042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/00 G02B 13/00 G02B 27/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともつのそれぞれ互いに偏芯し
    た共軸光学系を含み、かつ、複数のズーム群から成るズ
    ーム光学系を含み、物面と像面とが光学的に実質平行で
    はない関係にある変倍偏芯光学系であって、 前記ズーム群を少なくとも2つ平行移動させることによ
    って、像面位置一定のまま像倍率を連続的に変化させる
    ことを特徴とする変倍偏芯光学系。
  2. 【請求項2】 前記ズーム光学系が共軸光学系から成
    り、前記ズーム群の平行移動が前記ズーム光学系の光軸
    方向に行われることを特徴とする請求項1に記載の変倍
    偏芯光学系。
  3. 【請求項3】 前記ズーム群の平行移動の際、前記ズー
    ム光学系出射直後の光束で形成される中間像面の位置が
    概ね移動しないことを特徴とする請求項1に記載の変倍
    偏芯光学系。
  4. 【請求項4】 前記ズーム光学系がアフォーカルズーム
    光学系であることを特徴とする請求項2に記載の変倍偏
    芯光学系。
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