JP3407754B2 - フレーク状ガラスの製造装置 - Google Patents
フレーク状ガラスの製造装置Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/005—Manufacture of flakes
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレーク状ガラスの製造
装置に関し、特にブロー方法を用いる均一な厚みのフレ
ーク状ガラスの製造装置に関する。
装置に関し、特にブロー方法を用いる均一な厚みのフレ
ーク状ガラスの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーク状ガラスを製造する方法の一つ
にブロー方法がある。この方法は円形スリットから溶融
ガラスを連続的に取り出す際に、円形スリットの内側の
ブローノズルから空気等の気体を吹き込んでガラスを中
空状に膨らませながら引っ張ることによりガラスを風船
化して、その厚みを薄くし、これを粉砕してフレーク状
ガラスとする方法である。この方法において均一な厚み
のフレーク状ガラスを得るには、均一な組成のガラスを
均一な温度で風船化するのが理想的である。
にブロー方法がある。この方法は円形スリットから溶融
ガラスを連続的に取り出す際に、円形スリットの内側の
ブローノズルから空気等の気体を吹き込んでガラスを中
空状に膨らませながら引っ張ることによりガラスを風船
化して、その厚みを薄くし、これを粉砕してフレーク状
ガラスとする方法である。この方法において均一な厚み
のフレーク状ガラスを得るには、均一な組成のガラスを
均一な温度で風船化するのが理想的である。
【0003】この条件を満たすために、特公昭41−1
7148号公報記載の方法(OCF法)ではガラスが溶
融するに十分な温度に加熱する溶融ガラスの均一化ゾー
ンを設け、均一な温度に加熱された溶融ガラスをブロー
エアーにより風船化する方法が採用されている。また、
特公昭45−3541号公報に記載された方法(NSG
法)は溶融ガラスを風船化する際に、円形スリットより
ガラスの進行方向に伸びる反射板を設けて、気流を遮断
すると共に溶融ガラスから放射する熱を反射させて中空
ガラスを保温し、可動式ブローノズルの位置調節により
溶融ガラス素地量とその厚みの偏りを調整することで、
均一なガラス薄膜が得られるというものである。
7148号公報記載の方法(OCF法)ではガラスが溶
融するに十分な温度に加熱する溶融ガラスの均一化ゾー
ンを設け、均一な温度に加熱された溶融ガラスをブロー
エアーにより風船化する方法が採用されている。また、
特公昭45−3541号公報に記載された方法(NSG
法)は溶融ガラスを風船化する際に、円形スリットより
ガラスの進行方向に伸びる反射板を設けて、気流を遮断
すると共に溶融ガラスから放射する熱を反射させて中空
ガラスを保温し、可動式ブローノズルの位置調節により
溶融ガラス素地量とその厚みの偏りを調整することで、
均一なガラス薄膜が得られるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のブロー
法にはそれぞれ次のような問題点がある。まず、OCF
法で用いる均一化ゾーンは耐火物を金属板で巻いた構造
であるため、その構造が複雑である。また、この装置は
溶融ガラスの組成と溶融温度の不均一に対する調整代が
ないため製作精度を高くする必要があり、組成不均一に
対応できなく、また、外界の温度不均一に対応できない
欠点がある。また、この装置をスケールアップすると溶
融ガラスの温度の不均一が増大するため、均一化ゾーン
を設けることが困難となるので、溶融ガラス引出量を増
加させることができなくなる。
法にはそれぞれ次のような問題点がある。まず、OCF
法で用いる均一化ゾーンは耐火物を金属板で巻いた構造
であるため、その構造が複雑である。また、この装置は
溶融ガラスの組成と溶融温度の不均一に対する調整代が
ないため製作精度を高くする必要があり、組成不均一に
対応できなく、また、外界の温度不均一に対応できない
欠点がある。また、この装置をスケールアップすると溶
融ガラスの温度の不均一が増大するため、均一化ゾーン
を設けることが困難となるので、溶融ガラス引出量を増
加させることができなくなる。
【0005】また、NSG法は可動式ブローノズルを用
いるため、ガラス溶融槽の雰囲気温度変化または溶融ガ
ラスの流れの影響でブローノズルが曲がり、可動式ブロ
ーノズル位置が経時的に変動する欠点がある。さらに、
OCF法のような均一化ゾーンを持っていないので、ガ
ラス組成不均一や温度不均一に対応しにくい。また、可
動式ノズルの位置調整だけではブローノズル円周方向の
2ケ所以上の組成、温度分布の不均一化に対応できない
ことがある。そこで、本発明の目的は簡単な構造で、溶
融ガラスの組成、温度分布の不均一および外界の影響に
よるガラス素地温度の不均一に対応が可能なフレーク状
ガラスの製造方法と装置を提供することである。さらに
本発明の目的は均一な厚みの薄肉フレーク状ガラスの製
造方法と装置を提供することである。
いるため、ガラス溶融槽の雰囲気温度変化または溶融ガ
ラスの流れの影響でブローノズルが曲がり、可動式ブロ
ーノズル位置が経時的に変動する欠点がある。さらに、
OCF法のような均一化ゾーンを持っていないので、ガ
ラス組成不均一や温度不均一に対応しにくい。また、可
動式ノズルの位置調整だけではブローノズル円周方向の
2ケ所以上の組成、温度分布の不均一化に対応できない
ことがある。そこで、本発明の目的は簡単な構造で、溶
融ガラスの組成、温度分布の不均一および外界の影響に
よるガラス素地温度の不均一に対応が可能なフレーク状
ガラスの製造方法と装置を提供することである。さらに
本発明の目的は均一な厚みの薄肉フレーク状ガラスの製
造方法と装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、溶融ガラス素地を
耐火窯槽のガラス取出口より連続的に中空状に取り出
し、該ガラス取出口の内側に設けたブローノズルから吹
き出すブローエアーにより、溶融ガラス流を風船化した
後、フレーク状ガラスを製造するフレーク状ガラスの製
造装置において、前記耐火窯槽のガラス取出口の下部に
溶融ガラスの流れを誘導して、中空状の溶融ガラス流と
する中央に開口部を持つ誘導部と、該誘導部出口周囲の
放熱用のツバと、放熱用のツバの外周部に放射状に複数
の溶融ガラス流の温度を均一化させるためのエアー吹出
ノズルを設けたフレーク状ガラスの製造装置である。本
発明のフレーク状ガラスの製造装置において、前記耐火
窯槽のガラス取出口近傍に溶融ガラス撹拌用のスターラ
ーを設けることができる。
構成によって達成される。すなわち、溶融ガラス素地を
耐火窯槽のガラス取出口より連続的に中空状に取り出
し、該ガラス取出口の内側に設けたブローノズルから吹
き出すブローエアーにより、溶融ガラス流を風船化した
後、フレーク状ガラスを製造するフレーク状ガラスの製
造装置において、前記耐火窯槽のガラス取出口の下部に
溶融ガラスの流れを誘導して、中空状の溶融ガラス流と
する中央に開口部を持つ誘導部と、該誘導部出口周囲の
放熱用のツバと、放熱用のツバの外周部に放射状に複数
の溶融ガラス流の温度を均一化させるためのエアー吹出
ノズルを設けたフレーク状ガラスの製造装置である。本
発明のフレーク状ガラスの製造装置において、前記耐火
窯槽のガラス取出口近傍に溶融ガラス撹拌用のスターラ
ーを設けることができる。
【0007】
【作用】耐火窯槽の溶融ガラス取出口より中空状に取り
出された溶融ガラスの流れは、ブローノズルから吹き出
すエアーにより風船化され、引っ張りロール等により引
っ張られ、粉砕され所望のフレーク状ガラスが得られ
る。ブローノズル部分での溶融ガラスの組成および温度
分布の不均一は主として、中空状ガラスの円周方向に生
じ、これは中空状ガラスの円周方向の厚みの不均一化に
つながり、製品フレーク状ガラスの厚み不均一化の原因
となる。また、溶融ガラスが均一な温度であっても、ガ
ラスが外界へ流出する付近で外界の温度の不均一によ
り、ガラス素地の温度不均一を生じる。
出された溶融ガラスの流れは、ブローノズルから吹き出
すエアーにより風船化され、引っ張りロール等により引
っ張られ、粉砕され所望のフレーク状ガラスが得られ
る。ブローノズル部分での溶融ガラスの組成および温度
分布の不均一は主として、中空状ガラスの円周方向に生
じ、これは中空状ガラスの円周方向の厚みの不均一化に
つながり、製品フレーク状ガラスの厚み不均一化の原因
となる。また、溶融ガラスが均一な温度であっても、ガ
ラスが外界へ流出する付近で外界の温度の不均一によ
り、ガラス素地の温度不均一を生じる。
【0008】本発明によれば、溶融ガラス取出口の下部
に溶融ガラスの流れを誘導する中央に開口部を持つ誘導
部(実施例のブッシング6)の出口に設けた放熱用のツ
バ(実施例のツバ10)に複数のエアー吹出しノズルか
ら吹き付ける放冷用の空気流量をそれぞれ変化させるこ
とにより、溶融ガラス流の空冷の度合を変化させ、溶融
ガラス流の円周方向の温度分布を制御し、主として外界
からの影響で生じる温度不均一を解消させることがで
き、結果として溶融ガラスの厚みの均一化を達成でき
る。また、ブローノズルをパンチングスクリーンに支持
させて、開口部を持つ前記誘導部(実施例のブッシング
6)の中央に固定することができ、ライナー(実施例の
コーン状金属板17と円筒状金属板18)とブローノズ
ル(実施例のブローノズル7)により構成される溶融ガ
ラス流の流路となる誘導部開口部のクリアランスを機械
加工により精度よく保つことができる。また、ブローノ
ズルのサイズが小さいので経時的な変化は最小限です
む。なお、パンチングスクリーンに電流を流すか、ある
いはこのスクリーンを良好な熱伝導性材料で構成する
と、溶融ガラスの温度分布の均一化に寄与する。
に溶融ガラスの流れを誘導する中央に開口部を持つ誘導
部(実施例のブッシング6)の出口に設けた放熱用のツ
バ(実施例のツバ10)に複数のエアー吹出しノズルか
ら吹き付ける放冷用の空気流量をそれぞれ変化させるこ
とにより、溶融ガラス流の空冷の度合を変化させ、溶融
ガラス流の円周方向の温度分布を制御し、主として外界
からの影響で生じる温度不均一を解消させることがで
き、結果として溶融ガラスの厚みの均一化を達成でき
る。また、ブローノズルをパンチングスクリーンに支持
させて、開口部を持つ前記誘導部(実施例のブッシング
6)の中央に固定することができ、ライナー(実施例の
コーン状金属板17と円筒状金属板18)とブローノズ
ル(実施例のブローノズル7)により構成される溶融ガ
ラス流の流路となる誘導部開口部のクリアランスを機械
加工により精度よく保つことができる。また、ブローノ
ズルのサイズが小さいので経時的な変化は最小限です
む。なお、パンチングスクリーンに電流を流すか、ある
いはこのスクリーンを良好な熱伝導性材料で構成する
と、溶融ガラスの温度分布の均一化に寄与する。
【0009】また、前記放熱用のツバに吹き付けるエア
ー吹出しノズルからの溶融ガラス流の放冷用の空気流量
を調節することでブローノズル位置調整機能の代替機能
としたので、耐火窯槽の溶融ガラス取出口部分の空いた
スペースにスターラーを配置することができる。このス
ターラーの配置位置は溶融ガラスの溶融ガラス取出口
(=溶融ガラス成形部直前)に位置するので、溶融ガラ
スはその温度と組成がスターラーの作用により均一化し
た後は、再不均一化しにくい。こうして、溶融段階での
ガラス組成の不均一と温度不均一を溶融ガラス成形直前
で解消できる。こうして、本発明によれば均一な厚みの
フレーク状ガラスを得ることができ、風船の強度の均一
化により薄肉化も図れる。
ー吹出しノズルからの溶融ガラス流の放冷用の空気流量
を調節することでブローノズル位置調整機能の代替機能
としたので、耐火窯槽の溶融ガラス取出口部分の空いた
スペースにスターラーを配置することができる。このス
ターラーの配置位置は溶融ガラスの溶融ガラス取出口
(=溶融ガラス成形部直前)に位置するので、溶融ガラ
スはその温度と組成がスターラーの作用により均一化し
た後は、再不均一化しにくい。こうして、溶融段階での
ガラス組成の不均一と温度不均一を溶融ガラス成形直前
で解消できる。こうして、本発明によれば均一な厚みの
フレーク状ガラスを得ることができ、風船の強度の均一
化により薄肉化も図れる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。図
1は本実施例の全体の概略図である。溶融ガラス素地1
は耐火窯槽2内に収容され、窯槽2底部に設けられた溶
融ガラス流出口3から流下する。また溶融ガラス流出口
3の近傍に配置されたスターラー4はモーター5により
駆動されて一定の回転数で回転する。溶融ガラス流出口
3の窯槽2底部の外側には溶融ガラスの肉廻り調節用ブ
ッシング6が設けられている。このブッシング6の中央
部には溶融ガラス流出部が設けられている。この溶融ガ
ラス流出部は円錐形の先端部を持つ円筒状のブローノズ
ル7とブッシング6を横方向に貫通して設けられたブロ
ーエアー配管9と、下向きに開口したブローノズル7の
下部側面に放射状に設けられた放熱用のツバ10等から
なる。円筒状のブローノズル7内部にブローエアー配管
9からのエアーが供給され、下向きの開口部からブロー
エアーが吹き出される。ブローエアー配管9に供給され
るエアー量はバルブ12により調節される。また、放熱
用のツバ10の外回りには間隔をおいて、放熱用のツバ
10を取り囲むように、放射状に複数個のエアー吹出ノ
ズル11が配置されている。このエアー吹出ノズル11
から供給されるエアー量はバルブ13で調節される。ま
た、ブッシング6の溶融ガラス流出部の下方には溶融ガ
ラスの風船14を引っ張るための一対のローラー15が
配置されている。なお、耐火窯槽2はブッシング6と一
体となったリメルトタイプの溶融室でも良いし、また、
スターラー4は必須ではない。
1は本実施例の全体の概略図である。溶融ガラス素地1
は耐火窯槽2内に収容され、窯槽2底部に設けられた溶
融ガラス流出口3から流下する。また溶融ガラス流出口
3の近傍に配置されたスターラー4はモーター5により
駆動されて一定の回転数で回転する。溶融ガラス流出口
3の窯槽2底部の外側には溶融ガラスの肉廻り調節用ブ
ッシング6が設けられている。このブッシング6の中央
部には溶融ガラス流出部が設けられている。この溶融ガ
ラス流出部は円錐形の先端部を持つ円筒状のブローノズ
ル7とブッシング6を横方向に貫通して設けられたブロ
ーエアー配管9と、下向きに開口したブローノズル7の
下部側面に放射状に設けられた放熱用のツバ10等から
なる。円筒状のブローノズル7内部にブローエアー配管
9からのエアーが供給され、下向きの開口部からブロー
エアーが吹き出される。ブローエアー配管9に供給され
るエアー量はバルブ12により調節される。また、放熱
用のツバ10の外回りには間隔をおいて、放熱用のツバ
10を取り囲むように、放射状に複数個のエアー吹出ノ
ズル11が配置されている。このエアー吹出ノズル11
から供給されるエアー量はバルブ13で調節される。ま
た、ブッシング6の溶融ガラス流出部の下方には溶融ガ
ラスの風船14を引っ張るための一対のローラー15が
配置されている。なお、耐火窯槽2はブッシング6と一
体となったリメルトタイプの溶融室でも良いし、また、
スターラー4は必須ではない。
【0011】ここで、ブッシング6について図2を用い
て詳細に説明する。図2(a)は上面図、図2(b)は
図2(a)のA−A線横断面図である。ブッシング6は
コーン状金属板17と該金属板17下部にこれと一体的
に設けられる円筒状金属板18とこれら金属板17、1
8を溶融ガラスと接する表面に配置した耐火物セメント
製からなる耐熱性材料19と該耐熱性材料19内に貫通
して設けられるブローエアー配管9と該配管9に接続し
た下向きに吹き出口をもつブローノズル7から成ってい
る。そして、前述のように、コーン状金属板17の下部
側面に放射状に設けられた放熱用のツバ10の外周には
均等な間隔で多数のエアー吹出ノズル11が配置されて
いる。エアー吹出ノズル11はその本数が多いほどきめ
細かい温度分布の制御が可能となるが、構造が複雑にな
り、温度分布の制御のための操作を難しくする。そのた
め、少なくとも4本、多くとも8本設けることが好まし
い。
て詳細に説明する。図2(a)は上面図、図2(b)は
図2(a)のA−A線横断面図である。ブッシング6は
コーン状金属板17と該金属板17下部にこれと一体的
に設けられる円筒状金属板18とこれら金属板17、1
8を溶融ガラスと接する表面に配置した耐火物セメント
製からなる耐熱性材料19と該耐熱性材料19内に貫通
して設けられるブローエアー配管9と該配管9に接続し
た下向きに吹き出口をもつブローノズル7から成ってい
る。そして、前述のように、コーン状金属板17の下部
側面に放射状に設けられた放熱用のツバ10の外周には
均等な間隔で多数のエアー吹出ノズル11が配置されて
いる。エアー吹出ノズル11はその本数が多いほどきめ
細かい温度分布の制御が可能となるが、構造が複雑にな
り、温度分布の制御のための操作を難しくする。そのた
め、少なくとも4本、多くとも8本設けることが好まし
い。
【0012】また、ブローノズル7とコーン状金属板1
7は金属製のパンチング穴21のあるパンチングスクリ
ーン20を介して接続していて、ブローノズル7と円筒
状金属板18とにより構成される溶融ガラス流出用の間
隔を機械加工により精度よく保つことができる。また、
パンチングスクリーン20は熱良導体のものを用いる
か、または電流を流すことにより加熱できるようにする
と、溶融ガラスの温度分布の均一化に寄与できる。さら
に、ブローノズル7内部のブローエアー配管9との接続
部より下方にパンチング穴が開けられた整流板24を設
け、圧力室25を形成している。本実施例では、これら
のブッシング6を構成する部材は耐熱性材料19を除き
すべて白金製である。
7は金属製のパンチング穴21のあるパンチングスクリ
ーン20を介して接続していて、ブローノズル7と円筒
状金属板18とにより構成される溶融ガラス流出用の間
隔を機械加工により精度よく保つことができる。また、
パンチングスクリーン20は熱良導体のものを用いる
か、または電流を流すことにより加熱できるようにする
と、溶融ガラスの温度分布の均一化に寄与できる。さら
に、ブローノズル7内部のブローエアー配管9との接続
部より下方にパンチング穴が開けられた整流板24を設
け、圧力室25を形成している。本実施例では、これら
のブッシング6を構成する部材は耐熱性材料19を除き
すべて白金製である。
【0013】以上の構成からなるフレーク状ガラス製造
装置において、耐火窯槽2内の溶融ガラス素地1はスタ
ーラー4により撹拌を受け、その組成的、温度的分布の
不均一は解消され、窯槽2底部のガラス流出口3を通過
した組成的、温度的分布の均一な溶融ガラス素地1はブ
ッシング6を通過し、中空状ガラスになり外界へ流出す
る。中空状ガラスを風船化するためには、ブローエアー
が配管9からブローノズル7に供給され、円筒状ガラス
内部へ送り込まれる。ブローノズル7へ送り込まれた空
気は圧力室25を経てパンチング穴のあけられた整流板
24において均一な空気流れとなる。そして、この均一
な空気流は中空状ガラス内部へ送り込まれ、溶融ガラス
を風船化させる。また、パンチング穴19のあけられた
金属板20は電流を流すか、あるいは良好な熱伝導性材
料を用いることで、ガラス温度の均一化に寄与する。
装置において、耐火窯槽2内の溶融ガラス素地1はスタ
ーラー4により撹拌を受け、その組成的、温度的分布の
不均一は解消され、窯槽2底部のガラス流出口3を通過
した組成的、温度的分布の均一な溶融ガラス素地1はブ
ッシング6を通過し、中空状ガラスになり外界へ流出す
る。中空状ガラスを風船化するためには、ブローエアー
が配管9からブローノズル7に供給され、円筒状ガラス
内部へ送り込まれる。ブローノズル7へ送り込まれた空
気は圧力室25を経てパンチング穴のあけられた整流板
24において均一な空気流れとなる。そして、この均一
な空気流は中空状ガラス内部へ送り込まれ、溶融ガラス
を風船化させる。また、パンチング穴19のあけられた
金属板20は電流を流すか、あるいは良好な熱伝導性材
料を用いることで、ガラス温度の均一化に寄与する。
【0014】このとき、外界の温度分布の不均一および
ブッシング6の製作時に生ずる伝熱特性分布あるいは発
熱特性分布の不均一を解消するため、放熱用のツバ10
の外周のエアー吹出ノズル11からのエアー吹出量を制
御することで、風船化される直前の円筒状ガラス素地1
の温度分布の制御が可能となる。こうして、溶融ガラス
素地1の組成および温度不均一あるいは外界の影響によ
る溶融ガラス素地1の温度不均一に基づく風船14の肉
廻りの不均一を解消させることができ、また、肉廻りの
均一な風船14はローラー15により均一に引き延ばさ
れ、均一な厚みのフレーク状ガラス27を得ることがで
きる。
ブッシング6の製作時に生ずる伝熱特性分布あるいは発
熱特性分布の不均一を解消するため、放熱用のツバ10
の外周のエアー吹出ノズル11からのエアー吹出量を制
御することで、風船化される直前の円筒状ガラス素地1
の温度分布の制御が可能となる。こうして、溶融ガラス
素地1の組成および温度不均一あるいは外界の影響によ
る溶融ガラス素地1の温度不均一に基づく風船14の肉
廻りの不均一を解消させることができ、また、肉廻りの
均一な風船14はローラー15により均一に引き延ばさ
れ、均一な厚みのフレーク状ガラス27を得ることがで
きる。
【0015】ここで、薄肉のフレーク状ガラス27(図
1参照)を得るため、引き延ばす量を多くすると組成、
温度分布の不均一な素地では風船の肉厚にバラツキを生
じ、薄い部分から早く冷えて柔軟性が失われ、厚い部分
は伸びようとして薄い部分に膜の破れを生じて風船14
が割れてしまう。しかし、組成、温度分布の均一な溶融
ガラス素地1では同時に冷却、固化が進行し、風船14
が割れることなくローラー15に挟まれ、風船14をフ
レーク化できる。なお、整流板24を設けることは必須
ではなく、この場合はブローノズル7全体が圧力室にな
る。本実施例においては、ブローノズル7のサイズが小
さいので経時的な変化は最小限ですむ。
1参照)を得るため、引き延ばす量を多くすると組成、
温度分布の不均一な素地では風船の肉厚にバラツキを生
じ、薄い部分から早く冷えて柔軟性が失われ、厚い部分
は伸びようとして薄い部分に膜の破れを生じて風船14
が割れてしまう。しかし、組成、温度分布の均一な溶融
ガラス素地1では同時に冷却、固化が進行し、風船14
が割れることなくローラー15に挟まれ、風船14をフ
レーク化できる。なお、整流板24を設けることは必須
ではなく、この場合はブローノズル7全体が圧力室にな
る。本実施例においては、ブローノズル7のサイズが小
さいので経時的な変化は最小限ですむ。
【0016】また、図3は図2に示す肉廻り調整用ブッ
シング6の構造をより簡単にした変形例を示したもので
ある。ブッシング6から流出する溶融ガラス流を均一温
度、均一組成にするために円筒状金属板18の周囲に間
隔をおいて均等に複数のエアー吹出しノズル11を配置
したものである。円筒状金属板18に直接エアーを吹き
付けて、溶融ガラス素地1の温度分布の制御を容易にし
たものである。ただし風船14(図1参照)に直接エア
ーが当たり風船14が不安定になることがある。本実施
例のガラス製造装置は構造が比較的簡単であり、特にブ
ッシング6は金属材料のみで製作できるので加工性が良
い。また、調整しろがあるので、製作精度上、多少の不
都合があってもスケールアップとエアー吹出ノズル11
用配管の本数増加だけで、溶融ガラスの引出量の増加が
容易に行える。
シング6の構造をより簡単にした変形例を示したもので
ある。ブッシング6から流出する溶融ガラス流を均一温
度、均一組成にするために円筒状金属板18の周囲に間
隔をおいて均等に複数のエアー吹出しノズル11を配置
したものである。円筒状金属板18に直接エアーを吹き
付けて、溶融ガラス素地1の温度分布の制御を容易にし
たものである。ただし風船14(図1参照)に直接エア
ーが当たり風船14が不安定になることがある。本実施
例のガラス製造装置は構造が比較的簡単であり、特にブ
ッシング6は金属材料のみで製作できるので加工性が良
い。また、調整しろがあるので、製作精度上、多少の不
都合があってもスケールアップとエアー吹出ノズル11
用配管の本数増加だけで、溶融ガラスの引出量の増加が
容易に行える。
【0017】また、ブローノズル7位置調整機能の代替
機能として、ブローノズル7部分での配管9からのブロ
ーエアーの導入を横方向とし、同時に配管9内の空気流
量を調節する構成としたので、耐火窯槽2底部のガラス
流出口3の空いたスペースにスターラー4を導入するこ
とができ、装置のコンパクト性を維持したまま、溶融段
階でのガラス組成の不均一と溶融ガラス素地1の温度不
均一を解消できる。さらに、本実施例では複数の空冷用
のエアー吹出ノズル11のバルブ13の開閉制御で、ノ
ズル11で分割されたゾーンごとに温度コントロールが
できるので、ブッシング6から流出する溶融ガラス流
は、その円周方向の2ケ所以上のゾーンでの温度分布の
不均一化および組成の不均一化または外界の影響による
溶融ガラス素地1の温度分布の不均一化に対応できる。
機能として、ブローノズル7部分での配管9からのブロ
ーエアーの導入を横方向とし、同時に配管9内の空気流
量を調節する構成としたので、耐火窯槽2底部のガラス
流出口3の空いたスペースにスターラー4を導入するこ
とができ、装置のコンパクト性を維持したまま、溶融段
階でのガラス組成の不均一と溶融ガラス素地1の温度不
均一を解消できる。さらに、本実施例では複数の空冷用
のエアー吹出ノズル11のバルブ13の開閉制御で、ノ
ズル11で分割されたゾーンごとに温度コントロールが
できるので、ブッシング6から流出する溶融ガラス流
は、その円周方向の2ケ所以上のゾーンでの温度分布の
不均一化および組成の不均一化または外界の影響による
溶融ガラス素地1の温度分布の不均一化に対応できる。
【0018】また、従来のブロー装置は、ガラス取出口
3から流下する溶融ガラス素地1の内側上方にブローノ
ズル7を位置させていたので、溶融ガラス素地1の流れ
に押されたり、温度不均一化(特に溶融ガラスの上方の
雰囲気の温度不均一化)などによってブローノズル7が
その中心位置からずれ易すかった。しかし、本実施例で
はブローノズル7は耐火窯槽2内の溶融ガラス素地1中
にあり、大きさ(長さ)も小さく、かつ溶接によりパン
チングスクリーン20に固定されているので、ブローノ
ズル7の位置が経時的に変動しない。
3から流下する溶融ガラス素地1の内側上方にブローノ
ズル7を位置させていたので、溶融ガラス素地1の流れ
に押されたり、温度不均一化(特に溶融ガラスの上方の
雰囲気の温度不均一化)などによってブローノズル7が
その中心位置からずれ易すかった。しかし、本実施例で
はブローノズル7は耐火窯槽2内の溶融ガラス素地1中
にあり、大きさ(長さ)も小さく、かつ溶接によりパン
チングスクリーン20に固定されているので、ブローノ
ズル7の位置が経時的に変動しない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、構造が比較的簡単で、
スケールアップが容易になる。また、溶融ガラスの溶融
段階での組成と温度不均一および外界の影響によるガラ
ス素地温度の不均一を解消でき、製品のフレーク状ガラ
スの厚みの均一化、薄肉化に寄与する。
スケールアップが容易になる。また、溶融ガラスの溶融
段階での組成と温度不均一および外界の影響によるガラ
ス素地温度の不均一を解消でき、製品のフレーク状ガラ
スの厚みの均一化、薄肉化に寄与する。
【図1】 本発明の一実施例のフレーク状ガラス製造装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】 本発明の一実施例のフレーク状ガラス製造装
置のブッシングの構造図である。
置のブッシングの構造図である。
【図3】 本発明の一実施例のフレーク状ガラス製造装
置のブッシングの構造図である。
置のブッシングの構造図である。
1…溶融ガラス素地、2…耐火窯槽、3…ガラス流出
口、4…スターラー、5…モーター、6…肉廻り調節用
ブッシング、7…ブローノズル、10…放熱用のツバ、
11…エアー吹出ノズル、14…風船、15…引っ張り
ローラー、20…パンチングスクリーン、24…整流
板、25…圧力室、27…フレーク状ガラス
口、4…スターラー、5…モーター、6…肉廻り調節用
ブッシング、7…ブローノズル、10…放熱用のツバ、
11…エアー吹出ノズル、14…風船、15…引っ張り
ローラー、20…パンチングスクリーン、24…整流
板、25…圧力室、27…フレーク状ガラス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C03B 37/005
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融ガラス素地を耐火窯槽のガラス取出
口より連続的に中空状に取り出し、該ガラス取出口の内
側に設けたブローノズルから吹き出すブローエアーによ
り、溶融ガラス流を風船化した後、フレーク状ガラスを
製造するフレーク状ガラスの製造装置において、 前記耐火窯槽のガラス取出口の下部に溶融ガラスの流れ
を誘導して、中空状の溶融ガラス流とする中央に開口部
を持つ誘導部と、該誘導部出口周囲の放熱用のツバと、
放熱用のツバの外周部に放射状に複数の溶融ガラス流の
温度を均一化させるためのエアー吹出ノズルを設けたこ
とを特徴とするフレーク状ガラスの製造装置。 - 【請求項2】 耐火窯槽のガラス取出口近傍に溶融ガラ
ス撹拌用のスターラーを設けることを特徴とする請求項
1記載のフレーク状ガラスの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12106793A JP3407754B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | フレーク状ガラスの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12106793A JP3407754B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | フレーク状ガラスの製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329429A JPH06329429A (ja) | 1994-11-29 |
| JP3407754B2 true JP3407754B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=14802028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12106793A Expired - Fee Related JP3407754B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | フレーク状ガラスの製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3407754B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0330146D0 (en) * | 2003-12-30 | 2004-02-04 | Glassflake Ltd | Formation of glass flakes |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP12106793A patent/JP3407754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06329429A (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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