JP3408566B2 - 吸水シートおよびその製造方法 - Google Patents
吸水シートおよびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鮮魚等のドリップ吸収
用シート、生理用品、紙おむつ等に使用される吸水シー
トおよびその製造方法に関するものである。
用シート、生理用品、紙おむつ等に使用される吸水シー
トおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のような吸水シートとし
ては、例えば図7(a)に示すように、吸水性樹脂粉末
21を通水性を有する支持シート22で挟持した構造の
ものが知られている。しかし、このような構造では、図
7(b)に示すように、吸水性樹脂粉末21が吸水して
膨潤すると、挟持している支持シート22・22が剥離
することにより構造体が崩壊したり、支持シート22・
22間から吸水性樹脂粉末21がはみ出たりして、外観
や使用感が不良となるという問題を生じていた。
ては、例えば図7(a)に示すように、吸水性樹脂粉末
21を通水性を有する支持シート22で挟持した構造の
ものが知られている。しかし、このような構造では、図
7(b)に示すように、吸水性樹脂粉末21が吸水して
膨潤すると、挟持している支持シート22・22が剥離
することにより構造体が崩壊したり、支持シート22・
22間から吸水性樹脂粉末21がはみ出たりして、外観
や使用感が不良となるという問題を生じていた。
【0003】そこで、上記の問題を回避するために、図
8(a)に示すように、各支持シート22・22の辺部
をシールした構造が提案されている。しかしながら、上
記の構造は、図8(b)に示すように、吸水性樹脂粉末
21が吸水して膨潤するに伴い、各支持シート22・2
2が略円筒状に膨らむと共に支持シート22・22間内
を膨潤した吸水性樹脂粉末21が容易に移動できるため
に扱い難くなるという問題を生じている。
8(a)に示すように、各支持シート22・22の辺部
をシールした構造が提案されている。しかしながら、上
記の構造は、図8(b)に示すように、吸水性樹脂粉末
21が吸水して膨潤するに伴い、各支持シート22・2
2が略円筒状に膨らむと共に支持シート22・22間内
を膨潤した吸水性樹脂粉末21が容易に移動できるため
に扱い難くなるという問題を生じている。
【0004】さらに、上記構造は、オムツ等に適用する
ためにカットすると、カット面から吸水性樹脂粉末21
がこぼれ落ちるため、カットに沿ってヒートシール等の
封着工程を必要としており、よって、複雑な形状の封着
工程が困難なことから、自由なカットができないという
問題を生じている。
ためにカットすると、カット面から吸水性樹脂粉末21
がこぼれ落ちるため、カットに沿ってヒートシール等の
封着工程を必要としており、よって、複雑な形状の封着
工程が困難なことから、自由なカットができないという
問題を生じている。
【0005】そこで、上記のような各問題を回避するた
めに、図9(a)に示すように、各支持シート22・2
2間を、接着剤やヒートシール等の接着部23により各
吸水性樹脂粉末21を挟みながら強固に接着した構成が
提案されている。
めに、図9(a)に示すように、各支持シート22・2
2間を、接着剤やヒートシール等の接着部23により各
吸水性樹脂粉末21を挟みながら強固に接着した構成が
提案されている。
【0006】ところが、上記構成では、各支持シート2
2・22間の距離が、接着部23により規制されるた
め、図9(b)に示すように、吸水して膨潤しようとす
る吸水性樹脂粉末21の膨潤が阻害されるという問題を
生じている。
2・22間の距離が、接着部23により規制されるた
め、図9(b)に示すように、吸水して膨潤しようとす
る吸水性樹脂粉末21の膨潤が阻害されるという問題を
生じている。
【0007】そこで、上記問題を回避するために、特公
平2−9823号公報に開示された吸収性製品が提案されて
いる。上記吸収性製品では、粒状の吸水性ポリマーが、
不織布内に分布された後、湿潤されて粘着性を付与さ
れ、続いて、上記不織布を厚さ方向に圧縮することによ
り、上記吸水性ポリマーの粘着力による接着力によって
上記不織布内の繊維と上記吸水性ポリマーとを接着させ
る。
平2−9823号公報に開示された吸収性製品が提案されて
いる。上記吸収性製品では、粒状の吸水性ポリマーが、
不織布内に分布された後、湿潤されて粘着性を付与さ
れ、続いて、上記不織布を厚さ方向に圧縮することによ
り、上記吸水性ポリマーの粘着力による接着力によって
上記不織布内の繊維と上記吸水性ポリマーとを接着させ
る。
【0008】これにより、上記吸収性製品は、不織布内
に吸水性ポリマーが保持され、かつ、上記不織布のシー
ト形状が維持されている。なお、上記吸収性製品は、湿
潤させた吸水性ポリマーの吸水能を復元するために、上
記のように湿潤させた吸水性ポリマーを接着後に乾燥さ
せて使用される。
に吸水性ポリマーが保持され、かつ、上記不織布のシー
ト形状が維持されている。なお、上記吸収性製品は、湿
潤させた吸水性ポリマーの吸水能を復元するために、上
記のように湿潤させた吸水性ポリマーを接着後に乾燥さ
せて使用される。
【0009】上記吸収性製品では、不織布の繊維に、例
えばパルプ等の親水性繊維を用いた場合、湿潤した吸水
性ポリマーとの接着強度を十分に大きくできるから、吸
水前、そのシート形状を維持できるが、吸水後、上記親
水性繊維の繊維強度が低下することにより、吸水性ポリ
マーの膨潤によって上記シート形状が容易に崩壊して、
外観や取扱い性が劣化するという問題を生じている。
えばパルプ等の親水性繊維を用いた場合、湿潤した吸水
性ポリマーとの接着強度を十分に大きくできるから、吸
水前、そのシート形状を維持できるが、吸水後、上記親
水性繊維の繊維強度が低下することにより、吸水性ポリ
マーの膨潤によって上記シート形状が容易に崩壊して、
外観や取扱い性が劣化するという問題を生じている。
【0010】そこで、吸水後においても繊維強度を維持
できるポリオレフィンやポリエステル等の合成繊維を上
記不織布の繊維に用いることが考えられる。
できるポリオレフィンやポリエステル等の合成繊維を上
記不織布の繊維に用いることが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記吸収性
製品の繊維に、ポリオレフィンやポリエステル等の合成
繊維を用いると、その繊維が撥水性であるから、湿潤し
た吸水性ポリマーとの接着強度が十分ではなく、よっ
て、シート形状を維持するために多量の水分を上記吸水
性ポリマーに添加する湿潤工程が必要となり、さらに、
後の乾燥工程に多くの熱エネルギーと乾燥時間を必要と
してコストアップを招来するという問題と共に、吸水性
ポリマーの糊化とその吸水性ポリマーを乾燥させること
により吸水性ポリマーの表面が固化して吸水性劣化を招
くという問題を生じている。
製品の繊維に、ポリオレフィンやポリエステル等の合成
繊維を用いると、その繊維が撥水性であるから、湿潤し
た吸水性ポリマーとの接着強度が十分ではなく、よっ
て、シート形状を維持するために多量の水分を上記吸水
性ポリマーに添加する湿潤工程が必要となり、さらに、
後の乾燥工程に多くの熱エネルギーと乾燥時間を必要と
してコストアップを招来するという問題と共に、吸水性
ポリマーの糊化とその吸水性ポリマーを乾燥させること
により吸水性ポリマーの表面が固化して吸水性劣化を招
くという問題を生じている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の吸水シートは、
熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層が吸水性樹脂
粒子を保持する吸水シートにおいて、挟持層が上記保持
層に積層され、上記挟持層に液状接着剤が備えられ、上
記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱しながら上記
挟持層から上記保持層を厚さ方向に押圧することによ
り、上記繊維が、加熱により変形し、上記液状接着剤に
より相互間で部分的に接着されて、上記保持層内に上記
吸水性樹脂粒子が拘持されているものである。
熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層が吸水性樹脂
粒子を保持する吸水シートにおいて、挟持層が上記保持
層に積層され、上記挟持層に液状接着剤が備えられ、上
記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱しながら上記
挟持層から上記保持層を厚さ方向に押圧することによ
り、上記繊維が、加熱により変形し、上記液状接着剤に
より相互間で部分的に接着されて、上記保持層内に上記
吸水性樹脂粒子が拘持されているものである。
【0013】本発明の吸水シートの製造方法は、熱可塑
性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸水性樹脂粒子が
進入できる間隙を備えるように形成した後、上記保持層
の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻止する支持層を
積層した後、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を分布
させた後、液状接着剤を有する層状体を上記保持層に積
層した後、上記層状体を挟んで上記保持層を前記熱可塑
性樹脂が溶融する温度未満で加熱しながら厚さ方向に加
圧することにより、前記繊維を、加熱により変形させ、
かつ、液状接着剤により相互間で部分的に接着すること
により、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘持する
方法である。
性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸水性樹脂粒子が
進入できる間隙を備えるように形成した後、上記保持層
の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻止する支持層を
積層した後、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を分布
させた後、液状接着剤を有する層状体を上記保持層に積
層した後、上記層状体を挟んで上記保持層を前記熱可塑
性樹脂が溶融する温度未満で加熱しながら厚さ方向に加
圧することにより、前記繊維を、加熱により変形させ、
かつ、液状接着剤により相互間で部分的に接着すること
により、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘持する
方法である。
【0014】請求項1記載の吸水シートは、以上の課題
を解決するために、熱可塑性樹脂からなる繊維を有する
保持層が吸水性樹脂粒子を保持する吸水シートにおい
て、加熱溶融型の粒状接着剤が、その粒度を調整して上
記保持層の片面側に多く分布され、上記熱可塑性樹脂の
溶融点未満の温度で加熱しながら上記片面側から上記保
持層を厚さ方向に押圧することにより、上記繊維が、加
熱により変形し、上記粒状接着剤により相互間で部分的
に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子が拘
持されていることを特徴としている。
を解決するために、熱可塑性樹脂からなる繊維を有する
保持層が吸水性樹脂粒子を保持する吸水シートにおい
て、加熱溶融型の粒状接着剤が、その粒度を調整して上
記保持層の片面側に多く分布され、上記熱可塑性樹脂の
溶融点未満の温度で加熱しながら上記片面側から上記保
持層を厚さ方向に押圧することにより、上記繊維が、加
熱により変形し、上記粒状接着剤により相互間で部分的
に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子が拘
持されていることを特徴としている。
【0015】請求項2記載の吸水シートの製造方法は、
熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸水性樹脂
粒子が進入できる間隙を備えるように形成した後、上記
保持層の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻止する支
持層を積層した後、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子
を分布した後、粒状接着剤を、その粒度を調整して上記
保持層における上記支持層の対面側に偏在させた後、上
記対面側から上記保持層を前記熱可塑性樹脂が溶融する
温度未満で加熱しながら厚さ方向に加圧することによ
り、前記繊維を、加熱により変形させ、かつ、粒状接着
剤により相互間で部分的に接着することにより、上記保
持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘持することを特徴とし
ている。
熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸水性樹脂
粒子が進入できる間隙を備えるように形成した後、上記
保持層の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻止する支
持層を積層した後、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子
を分布した後、粒状接着剤を、その粒度を調整して上記
保持層における上記支持層の対面側に偏在させた後、上
記対面側から上記保持層を前記熱可塑性樹脂が溶融する
温度未満で加熱しながら厚さ方向に加圧することによ
り、前記繊維を、加熱により変形させ、かつ、粒状接着
剤により相互間で部分的に接着することにより、上記保
持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘持することを特徴とし
ている。
【0016】上記保持層に用いられる熱可塑性樹脂から
なる繊維は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド類からなる単一組成繊維もしくは複合繊維の単独、混
合のいずれでもよい。上記複合繊維としては、芯部に高
溶融点樹脂、鞘部に低溶融点樹脂を用いた芯鞘構造タイ
プやサイド・バイ・サイドタイプのどちらも使用可能で
ある。
なる繊維は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド類からなる単一組成繊維もしくは複合繊維の単独、混
合のいずれでもよい。上記複合繊維としては、芯部に高
溶融点樹脂、鞘部に低溶融点樹脂を用いた芯鞘構造タイ
プやサイド・バイ・サイドタイプのどちらも使用可能で
ある。
【0017】上記複合繊維としては、ポリエチレンテレ
フタレート(以下、PETという)/ポリプロピレン
(以下、PPという)、PET/ポリエチレン(以下、
PEという)、PET/共重合PET、PP/PE、P
A(ポリアミド)/共重合PA、PP/共重合PA、P
ET/共重合PA、等の組み合わせを挙げることがで
き、前記の単一組成繊維としては、PP、PE、PE
T、PA等が挙げられる。
フタレート(以下、PETという)/ポリプロピレン
(以下、PPという)、PET/ポリエチレン(以下、
PEという)、PET/共重合PET、PP/PE、P
A(ポリアミド)/共重合PA、PP/共重合PA、P
ET/共重合PA、等の組み合わせを挙げることがで
き、前記の単一組成繊維としては、PP、PE、PE
T、PA等が挙げられる。
【0018】なお、上記の共重合PAは、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド類の共重合
物であって、それらの組み合わせにより低溶融点樹脂と
なっている。また、共重合PETは、ジカルボン酸類と
ジオール類の縮重合物であって、それらの組み合わせに
よって低溶融点樹脂となっている。
ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド類の共重合
物であって、それらの組み合わせにより低溶融点樹脂と
なっている。また、共重合PETは、ジカルボン酸類と
ジオール類の縮重合物であって、それらの組み合わせに
よって低溶融点樹脂となっている。
【0019】前記繊維は、吸水シートの要求される強
度、弾性、入手コスト、作成の容易さ等から、その繊維
径を 0.5〜30デニール、特に2〜10デニールに、また、
長さを10〜100 、特に10〜60mmに設定することが好まし
い。また、上記繊維の形状は、熱可塑性樹脂が進入し得
る間隙を形成するように所定の嵩高さが得られれば特に
限定されないが、一般的な機械捲縮よりも立体捲縮され
たものが好ましく、捲縮の程度を3〜30、特に10〜20山
/インチとなるように形成することが好ましい。
度、弾性、入手コスト、作成の容易さ等から、その繊維
径を 0.5〜30デニール、特に2〜10デニールに、また、
長さを10〜100 、特に10〜60mmに設定することが好まし
い。また、上記繊維の形状は、熱可塑性樹脂が進入し得
る間隙を形成するように所定の嵩高さが得られれば特に
限定されないが、一般的な機械捲縮よりも立体捲縮され
たものが好ましく、捲縮の程度を3〜30、特に10〜20山
/インチとなるように形成することが好ましい。
【0020】前記保持層は、それが有する3次元網目構
造が所定強度を備えるものであれば、一般的な製法の内
いずれを用いてもよい。例えばニードルパンチ、スパン
レース等の機械的・物理的絡合、エマルジョンやホット
メルト粉末接着剤による化学的結合(ケミカルボン
ド)、熱融着性繊維の融着による結合(サーマルボン
ド)等を挙げることができる。
造が所定強度を備えるものであれば、一般的な製法の内
いずれを用いてもよい。例えばニードルパンチ、スパン
レース等の機械的・物理的絡合、エマルジョンやホット
メルト粉末接着剤による化学的結合(ケミカルボン
ド)、熱融着性繊維の融着による結合(サーマルボン
ド)等を挙げることができる。
【0021】上記繊維は、軟化もしくは溶融による接着
を考慮する必要がなく、前記の粒状接着剤の選択範囲を
広くできるように、高い溶融温度を有するPETやPA
からなり、ニードルパンチ、スパンレース等の機械的・
物理的絡合、もしくはエマルジョンやホットメルト粉末
接着剤による化学的結合(ケミカルボンド)タイプが好
ましい。
を考慮する必要がなく、前記の粒状接着剤の選択範囲を
広くできるように、高い溶融温度を有するPETやPA
からなり、ニードルパンチ、スパンレース等の機械的・
物理的絡合、もしくはエマルジョンやホットメルト粉末
接着剤による化学的結合(ケミカルボンド)タイプが好
ましい。
【0022】上記のいずれの処理工程を通して保持層を
成形しても、前記の捲縮(ウェブ形成)工程により、上
記保持層に厚さ方向に粗密が順次生じる。そして、保持
層と支持層との貼り合わせは、保持層の密側を支持層に
接着させるので、支持層と保持層との間は接着ポイント
が多く強固に接着される。
成形しても、前記の捲縮(ウェブ形成)工程により、上
記保持層に厚さ方向に粗密が順次生じる。そして、保持
層と支持層との貼り合わせは、保持層の密側を支持層に
接着させるので、支持層と保持層との間は接着ポイント
が多く強固に接着される。
【0023】このように支持層が接着された保持層に前
記の吸水性樹脂粒子を分布させる工程では、粒径の小さ
い吸水性樹脂粒子が支持層側に多く分布する一方、粒径
の大きな吸水性樹脂粒子が、上記支持層側とは反対側に
多く分布することになる。
記の吸水性樹脂粒子を分布させる工程では、粒径の小さ
い吸水性樹脂粒子が支持層側に多く分布する一方、粒径
の大きな吸水性樹脂粒子が、上記支持層側とは反対側に
多く分布することになる。
【0024】したがって、上記保持層内の吸水性樹脂粒
子が吸水した場合、保持層と支持層との接着点近辺に粒
径の小さい吸水性樹脂粒子が多く存在することになり、
個々の吸水性樹脂粒子の膨潤体積や圧力が小さくなるか
ら、保持層と支持層とが、剥がれなどにより離間するこ
とが軽減される。
子が吸水した場合、保持層と支持層との接着点近辺に粒
径の小さい吸水性樹脂粒子が多く存在することになり、
個々の吸水性樹脂粒子の膨潤体積や圧力が小さくなるか
ら、保持層と支持層とが、剥がれなどにより離間するこ
とが軽減される。
【0025】上記保持層の見掛け厚みは、約10×10cmの
試験片を10枚重ねて厚みを測定し1枚当たりの厚さを計
算して測定する。上記の見掛け厚みとしては、コスト、
最終吸水量、吸水後の取扱い易さ、強度の点から1〜10
mmが好ましい。
試験片を10枚重ねて厚みを測定し1枚当たりの厚さを計
算して測定する。上記の見掛け厚みとしては、コスト、
最終吸水量、吸水後の取扱い易さ、強度の点から1〜10
mmが好ましい。
【0026】上記保持層の厚みは、JIS─L1086
に準じて測定し、上記の試験片を荷重面積10cm2 で、10
kgf/cm2 にて10秒間荷重した後、上記試験片の5ヶ所
の厚みを厚み測定機により測定し、その平均値により測
定する。
に準じて測定し、上記の試験片を荷重面積10cm2 で、10
kgf/cm2 にて10秒間荷重した後、上記試験片の5ヶ所
の厚みを厚み測定機により測定し、その平均値により測
定する。
【0027】上記保持層の密度は、1m2 、つまり1×
104 cm2 当たりの質量(g/cm2 )を、上記の厚みで割っ
た値(g/cm3 )を用い、強度、使用する吸水性樹脂粒子
の粒度、製造工程、コストの点から、0.01〜0.1 (g/cm
3 )が好ましく、さらに0.03〜0.07(g/cm3 )の範囲内
が望ましい。
104 cm2 当たりの質量(g/cm2 )を、上記の厚みで割っ
た値(g/cm3 )を用い、強度、使用する吸水性樹脂粒子
の粒度、製造工程、コストの点から、0.01〜0.1 (g/cm
3 )が好ましく、さらに0.03〜0.07(g/cm3 )の範囲内
が望ましい。
【0028】上記保持層の見掛け密度は、1×104 cm2
当たりの質量(g/cm2 )を、上記の見掛け厚みで割った
値(g/cm3 )を用い、0.005 〜0.05(g/cm3 )が好まし
く、さらに、0.075 〜0.04(g/cm3 )が望ましい。上記
見掛け密度が0.05(g/cm3 )を越えると、上記保持層を
構成している繊維の間隔が小さく、吸水性樹脂粒子が保
持層の厚み方向全般にわたって均一に進入し難く、片面
側近辺に偏在することとなり、逆に、上記見掛け密度が
0.005 (g/cm3 )を下回ると、上記保持層を構成してい
る繊維の間隔が大きく、吸水性樹脂粒子が支持層側近辺
に偏在することとなって不都合である。
当たりの質量(g/cm2 )を、上記の見掛け厚みで割った
値(g/cm3 )を用い、0.005 〜0.05(g/cm3 )が好まし
く、さらに、0.075 〜0.04(g/cm3 )が望ましい。上記
見掛け密度が0.05(g/cm3 )を越えると、上記保持層を
構成している繊維の間隔が小さく、吸水性樹脂粒子が保
持層の厚み方向全般にわたって均一に進入し難く、片面
側近辺に偏在することとなり、逆に、上記見掛け密度が
0.005 (g/cm3 )を下回ると、上記保持層を構成してい
る繊維の間隔が大きく、吸水性樹脂粒子が支持層側近辺
に偏在することとなって不都合である。
【0029】前記支持層は、吸水性樹脂粒子の通過を阻
止する形状であれば特に限定されることはないが、フィ
ルム状、不織布状等のシート形態物が挙げられるが、保
持層の繊維と同種の組成を含むことが好ましく、特に、
保持層と支持層との貼り合わせをケミカルボンドで行う
場合、上記繊維と同種の組成を含むことが望ましい。
止する形状であれば特に限定されることはないが、フィ
ルム状、不織布状等のシート形態物が挙げられるが、保
持層の繊維と同種の組成を含むことが好ましく、特に、
保持層と支持層との貼り合わせをケミカルボンドで行う
場合、上記繊維と同種の組成を含むことが望ましい。
【0030】支持層と保持層との接着は、吸水性樹脂粒
子を保持層に分布させる前に行い、ニードルパンチ、ス
パンレース等の機械的・物理的絡合、もしくはエマルジ
ョンやホットメルト粉末接着剤による化学的結合(ケミ
カルボンド)で、上記吸水性樹脂粒子の膨潤圧力により
破壊されない強度に接着されていることが好ましい。
子を保持層に分布させる前に行い、ニードルパンチ、ス
パンレース等の機械的・物理的絡合、もしくはエマルジ
ョンやホットメルト粉末接着剤による化学的結合(ケミ
カルボンド)で、上記吸水性樹脂粒子の膨潤圧力により
破壊されない強度に接着されていることが好ましい。
【0031】また、保持層および支持層に含まれる各繊
維には、用途に応じて界面活性剤等を用いて親水化処理
を施しても良いし、また、レーヨン、コットン、アセテ
ート等の親水性繊維を混合することで親水性を付与して
も構わない。ただし、吸水性樹脂粒子を拘持する保持層
の強度の関係から、上記親水性繊維の混合割合は3割を
越えないことが好ましい。
維には、用途に応じて界面活性剤等を用いて親水化処理
を施しても良いし、また、レーヨン、コットン、アセテ
ート等の親水性繊維を混合することで親水性を付与して
も構わない。ただし、吸水性樹脂粒子を拘持する保持層
の強度の関係から、上記親水性繊維の混合割合は3割を
越えないことが好ましい。
【0032】前記の挟持層は、伸縮性を有し、保持層に
保持される吸水性樹脂粒子の通過を阻止できる透水性シ
ート状物品であれば特に限定されないが、例えば親水化
処理した熱可塑性樹脂からなる不織布や、コットンやレ
ーヨンを少なくとも30重量%含むシート状物、パルプ不
織布、レーヨン混合紙、パルプ紙が好ましい。
保持される吸水性樹脂粒子の通過を阻止できる透水性シ
ート状物品であれば特に限定されないが、例えば親水化
処理した熱可塑性樹脂からなる不織布や、コットンやレ
ーヨンを少なくとも30重量%含むシート状物、パルプ不
織布、レーヨン混合紙、パルプ紙が好ましい。
【0033】前記の粒状接着剤としては、保持層の繊維
の溶融点より低い溶融点を有すれば特に限定されない
が、製造工程での品質管理の容易さから上記繊維の溶融
点より20℃程度低いものが好ましい。一般的には低溶融
点化するために、共重合体のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィン、EVA系樹脂粉末が好ましく、保
持層の繊維が、例えばポリエステルであれば共重合体の
ポリエステル、ナイロンであれば、共重合体のポリアミ
ド、PPやPEであればEVA系が粒状接着剤として望
ましい。
の溶融点より低い溶融点を有すれば特に限定されない
が、製造工程での品質管理の容易さから上記繊維の溶融
点より20℃程度低いものが好ましい。一般的には低溶融
点化するために、共重合体のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィン、EVA系樹脂粉末が好ましく、保
持層の繊維が、例えばポリエステルであれば共重合体の
ポリエステル、ナイロンであれば、共重合体のポリアミ
ド、PPやPEであればEVA系が粒状接着剤として望
ましい。
【0034】上記粒状接着剤の粒度は、保持層の片面の
多く分布するように調整されるが、保持層が厚い場合、
厚み方向の伝熱が悪くなるので、粒径を小さくする方が
好ましい。
多く分布するように調整されるが、保持層が厚い場合、
厚み方向の伝熱が悪くなるので、粒径を小さくする方が
好ましい。
【0035】前記の液状接着剤としては、ポリビニルア
ルコール、ポリ酢酸ビニル、セルロース誘導体、澱粉水
溶液等の水溶液系接着剤、EVA、アクリル酸エステ
ル、アクリル酸、SBR、NBR、ウレタン等のエマル
ジョン系接着剤、水分散系接着剤、溶剤系接着剤等を挙
げることができるが、コストや作業環境条件等から水溶
液系接着剤、エマルジョン系接着剤が好ましく、特にア
クリル系やEVA系の接着剤が望ましい。
ルコール、ポリ酢酸ビニル、セルロース誘導体、澱粉水
溶液等の水溶液系接着剤、EVA、アクリル酸エステ
ル、アクリル酸、SBR、NBR、ウレタン等のエマル
ジョン系接着剤、水分散系接着剤、溶剤系接着剤等を挙
げることができるが、コストや作業環境条件等から水溶
液系接着剤、エマルジョン系接着剤が好ましく、特にア
クリル系やEVA系の接着剤が望ましい。
【0036】
【作用】上記の構成によれば、吸水性樹脂粒子を有する
保持層を、前記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱
しながら上記挟持層から上記保持層を厚さ方向に押圧す
ることにより、上記繊維を、加熱により変形させ、か
つ、上記保持層の繊維を部分的に相互間で液状接着剤に
より接着できるから、上記繊維間で吸水性樹脂粒子を拘
持し、かつ、上記保持層を薄いシート形状に維持するこ
とが可能となる。
保持層を、前記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱
しながら上記挟持層から上記保持層を厚さ方向に押圧す
ることにより、上記繊維を、加熱により変形させ、か
つ、上記保持層の繊維を部分的に相互間で液状接着剤に
より接着できるから、上記繊維間で吸水性樹脂粒子を拘
持し、かつ、上記保持層を薄いシート形状に維持するこ
とが可能となる。
【0037】このとき、上記繊維は、挟持層から離れる
に伴って、液状接着剤の分布が減少して、繊維間での接
着部位が低減されるから、上記繊維の接着強度を、挟持
層との境界から保持層の厚さ方向に向かって順次ほぼ小
さくすることができる。
に伴って、液状接着剤の分布が減少して、繊維間での接
着部位が低減されるから、上記繊維の接着強度を、挟持
層との境界から保持層の厚さ方向に向かって順次ほぼ小
さくすることができる。
【0038】これにより、上記構成は、吸水した吸水性
樹脂粒子の膨潤圧力により、接着された各繊維間の接着
強度の小さい所から順次離間されることになる。一方、
各繊維間の接着強度の大きい所、つまり、挟持層側の接
着を維持することが可能となる。
樹脂粒子の膨潤圧力により、接着された各繊維間の接着
強度の小さい所から順次離間されることになる。一方、
各繊維間の接着強度の大きい所、つまり、挟持層側の接
着を維持することが可能となる。
【0039】したがって、上記構成は、吸水性樹脂粒子
が各繊維間の接着に何ら関与していないため、上記吸水
性樹脂粒子を湿潤させる必要もなく、また、吸水した上
記吸水性樹脂粒子の膨潤時には、上記吸水性樹脂粒子の
膨潤を阻害する繊維間の接着が容易に分断され、その
上、加熱押圧により変形した各繊維が吸水性樹脂粒子の
膨潤に伴って元の形状に復元できて、保持層の崩壊を回
避できる。
が各繊維間の接着に何ら関与していないため、上記吸水
性樹脂粒子を湿潤させる必要もなく、また、吸水した上
記吸水性樹脂粒子の膨潤時には、上記吸水性樹脂粒子の
膨潤を阻害する繊維間の接着が容易に分断され、その
上、加熱押圧により変形した各繊維が吸水性樹脂粒子の
膨潤に伴って元の形状に復元できて、保持層の崩壊を回
避できる。
【0040】このことから、上記構成は、上記吸水性樹
脂粒子の膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性
樹脂粒子を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水
性の阻害を回避しながら、その形状を維持することがで
きる。
脂粒子の膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性
樹脂粒子を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水
性の阻害を回避しながら、その形状を維持することがで
きる。
【0041】上記の方法によれば、吸水性樹脂粒子の吸
水性の阻害を回避しながら、その形状を維持できる吸水
シートを得ることができ、その上、従来必要であった湿
潤工程を省いて、上記吸水シートを得ることができる。
水性の阻害を回避しながら、その形状を維持できる吸水
シートを得ることができ、その上、従来必要であった湿
潤工程を省いて、上記吸水シートを得ることができる。
【0042】前記の請求項1記載の構成によれば、上記
繊維が、加熱により変形し、上記粒状接着剤により相互
間で部分的に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹
脂粒子が拘持されて、上記保持層の崩壊を回避すること
が可能となる。
繊維が、加熱により変形し、上記粒状接着剤により相互
間で部分的に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹
脂粒子が拘持されて、上記保持層の崩壊を回避すること
が可能となる。
【0043】このとき、上記構成は、加熱溶融型の粒状
接着剤が、その粒度を調整して上記保持層の片面側に多
く分布され、熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱し
ながら上記片面側から上記保持層が厚さ方向に押圧され
ることにより、挟持層から離れるに伴って、粒状接着剤
の分布が減少して、繊維間での接着部位が低減されるか
ら、上記繊維の接着強度を、挟持層との境界から保持層
の厚さ方向に向かって順次ほぼ小さくすることができ
る。
接着剤が、その粒度を調整して上記保持層の片面側に多
く分布され、熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で加熱し
ながら上記片面側から上記保持層が厚さ方向に押圧され
ることにより、挟持層から離れるに伴って、粒状接着剤
の分布が減少して、繊維間での接着部位が低減されるか
ら、上記繊維の接着強度を、挟持層との境界から保持層
の厚さ方向に向かって順次ほぼ小さくすることができ
る。
【0044】これにより、上記構成は、吸水した吸水性
樹脂粒子の膨潤圧力により、接着された各繊維間の接着
強度の小さい所から順次離間されることになる。一方、
各繊維間の接着強度の大きい所、つまり、挟持層側の接
着を維持することが可能となる。
樹脂粒子の膨潤圧力により、接着された各繊維間の接着
強度の小さい所から順次離間されることになる。一方、
各繊維間の接着強度の大きい所、つまり、挟持層側の接
着を維持することが可能となる。
【0045】これにより、上記構成は、吸水性樹脂粒子
が各繊維間の接着に何ら関与していないため、上記吸水
性樹脂粒子を湿潤させる必要もなく、また、上記吸水性
樹脂粒子の膨潤に伴って、加熱押圧により変形した上記
各繊維を元の形状に復元できる。
が各繊維間の接着に何ら関与していないため、上記吸水
性樹脂粒子を湿潤させる必要もなく、また、上記吸水性
樹脂粒子の膨潤に伴って、加熱押圧により変形した上記
各繊維を元の形状に復元できる。
【0046】このことから、上記構成は、上記吸水性樹
脂粒子の膨潤を阻害せず、かつ、上記挟持層と保持層と
の接着が維持できるから上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を保持層内に保持することができ、吸水性樹脂粒子の吸
水性の阻害を回避しながら、保持層の崩壊を回避するこ
とができる。
脂粒子の膨潤を阻害せず、かつ、上記挟持層と保持層と
の接着が維持できるから上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を保持層内に保持することができ、吸水性樹脂粒子の吸
水性の阻害を回避しながら、保持層の崩壊を回避するこ
とができる。
【0047】上記の請求項2記載の方法によれば、請求
項1記載の吸水シートの作用の欄に記載したように、吸
水性樹脂粒子の吸水性の阻害を回避しながら、その形状
を維持できる吸水シートを得ることができ、その上、従
来必要であった湿潤工程を省いて、上記吸水シートを得
ることができる。
項1記載の吸水シートの作用の欄に記載したように、吸
水性樹脂粒子の吸水性の阻害を回避しながら、その形状
を維持できる吸水シートを得ることができ、その上、従
来必要であった湿潤工程を省いて、上記吸水シートを得
ることができる。
【0048】
吸水シートの製造方法では、まず、図2に示すように、
熱可塑性樹脂であるポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)からなる単一繊維である繊維(2デ
ニール×54mm)1aを、目付け30g/m2 に形成した不
織布からなる保持層1を作成した。
熱可塑性樹脂であるポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)からなる単一繊維である繊維(2デ
ニール×54mm)1aを、目付け30g/m2 に形成した不
織布からなる保持層1を作成した。
【0049】このとき、上記保持層1の見掛け厚みは
2.8mmであった。このような保持層1は、吸水性樹脂粒
子2の粒度に応じて、上記吸水性樹脂粒子2を容易に各
繊維1a間に進入できるように目の細かさを調整して形
成された。
2.8mmであった。このような保持層1は、吸水性樹脂粒
子2の粒度に応じて、上記吸水性樹脂粒子2を容易に各
繊維1a間に進入できるように目の細かさを調整して形
成された。
【0050】次に、上記保持層1の厚さ方向一端面に、
上記吸水性樹脂粒子2の通過を阻止し得る目の細かさを
有する不織布からなる支持シート3を、ケミカルボンド
方式にて点接着して貼り付けた。上記支持シート3は前
記のPETからなる繊維の不織布である。
上記吸水性樹脂粒子2の通過を阻止し得る目の細かさを
有する不織布からなる支持シート3を、ケミカルボンド
方式にて点接着して貼り付けた。上記支持シート3は前
記のPETからなる繊維の不織布である。
【0051】上記保持層1に吸水性樹脂粒子2を50g/
m2 の割合で散布した後、さらに、粒状接着剤4を15g
/m2 の割合で散布した。続いて、上記PETからなる
繊維(2D×54mm)を目付け25g/m2 となるように成
形した不織布である挟持シート5を上記保持層1に対し
て重ね合わせた。このとき、上記挟持シート5と支持シ
ート3とは保持層1を挟んで対面している。なお、上記
挟持シート5は伸縮性を備えている。
m2 の割合で散布した後、さらに、粒状接着剤4を15g
/m2 の割合で散布した。続いて、上記PETからなる
繊維(2D×54mm)を目付け25g/m2 となるように成
形した不織布である挟持シート5を上記保持層1に対し
て重ね合わせた。このとき、上記挟持シート5と支持シ
ート3とは保持層1を挟んで対面している。なお、上記
挟持シート5は伸縮性を備えている。
【0052】次に、上記挟持シート5側から支持シート
3に向かって、 110℃のエンボスロールにより、上記繊
維1aが軟化するが溶融せず、かつ、上記粒状接着剤4
が溶融する温度で加熱しながら、保持層1の厚さ方向に
押圧した。上記エンボスロールは、略円柱状に形成さ
れ、その外周面に凹凸を備え、その内部に電気ヒーター
等の熱源が内蔵されたものである。
3に向かって、 110℃のエンボスロールにより、上記繊
維1aが軟化するが溶融せず、かつ、上記粒状接着剤4
が溶融する温度で加熱しながら、保持層1の厚さ方向に
押圧した。上記エンボスロールは、略円柱状に形成さ
れ、その外周面に凹凸を備え、その内部に電気ヒーター
等の熱源が内蔵されたものである。
【0053】このことにより、図1に示すように、上記
各繊維1aが厚さ方向に、主に塑性変形し、かつ、上記
粒状接着剤4により、軟化した各繊維1aと支持シート
3とが接着された接合部位4’と、上記各繊維1aが相
互に接着された接合部位4”と、挟持シート5と保持層
1とが接着された接合部位4"'が形成される。なお、上
記接合部位4”には、エンボスロールの凸部に押圧され
て大きく変形した挟持シート5の凹部と各繊維1aとの
結合も含まれる。
各繊維1aが厚さ方向に、主に塑性変形し、かつ、上記
粒状接着剤4により、軟化した各繊維1aと支持シート
3とが接着された接合部位4’と、上記各繊維1aが相
互に接着された接合部位4”と、挟持シート5と保持層
1とが接着された接合部位4"'が形成される。なお、上
記接合部位4”には、エンボスロールの凸部に押圧され
て大きく変形した挟持シート5の凹部と各繊維1aとの
結合も含まれる。
【0054】これらにより、各繊維1a間や各繊維1a
と支持シート3との間に上記各吸水性樹脂粒子2を囲む
ようにしてそれぞれ拘持し、保持層1内に上記各吸水性
樹脂粒子2を保持してシート形状に薄葉化した吸水シー
トを得た。なお、上記各繊維1aの変形では、弾性変形
も若干含まれている。
と支持シート3との間に上記各吸水性樹脂粒子2を囲む
ようにしてそれぞれ拘持し、保持層1内に上記各吸水性
樹脂粒子2を保持してシート形状に薄葉化した吸水シー
トを得た。なお、上記各繊維1aの変形では、弾性変形
も若干含まれている。
【0055】このようにエンボスロールにて押圧する際
には、支持シート3を介して上記保持層1を上記エンボ
スロールと挟んで送り出す弾性ロール(図示せず)が使
用される。上記弾性ロールは、その外周面にゴムや紙等
の弾性体を備えていて、上記エンボスロールとほぼ平行
に設置される。
には、支持シート3を介して上記保持層1を上記エンボ
スロールと挟んで送り出す弾性ロール(図示せず)が使
用される。上記弾性ロールは、その外周面にゴムや紙等
の弾性体を備えていて、上記エンボスロールとほぼ平行
に設置される。
【0056】また、上記エンボスロールの凸部のパター
ンは、略円錐台状となるドット、菱形、格子等特に限定
されないが、上記のドットを用いる場合、その頂部の面
積は4mm2 を越えないことが好ましい。
ンは、略円錐台状となるドット、菱形、格子等特に限定
されないが、上記のドットを用いる場合、その頂部の面
積は4mm2 を越えないことが好ましい。
【0057】さらに、上記エンボスロールによる前記の
各接合部位4’・4”・4"'の断面積は、吸水性樹脂粒
子2の膨潤や膨潤速度を阻害せず、かつ、薄葉化を維持
できればよく、保持層1の厚さ方向端面の断面積に対し
て、 0.1〜60%が好ましくさらに好ましくは 1.2〜25%
である。
各接合部位4’・4”・4"'の断面積は、吸水性樹脂粒
子2の膨潤や膨潤速度を阻害せず、かつ、薄葉化を維持
できればよく、保持層1の厚さ方向端面の断面積に対し
て、 0.1〜60%が好ましくさらに好ましくは 1.2〜25%
である。
【0058】その上、上記の各接合部位4’・4”・
4"'の結合強度を調整するために、上記のエンボスロー
ルと弾性ロールとの間に、所定の間隙、すなわちクリア
ランスを設ける。上記のクリアランスとしては、保持層
1の押圧前の見掛け厚さの30〜90%が好ましい。
4"'の結合強度を調整するために、上記のエンボスロー
ルと弾性ロールとの間に、所定の間隙、すなわちクリア
ランスを設ける。上記のクリアランスとしては、保持層
1の押圧前の見掛け厚さの30〜90%が好ましい。
【0059】なお、上記保持層1や支持シート3は、保
持層1の繊維1aや、支持シート3の構成繊維に、用途
に応じて界面活性剤等を用いて親水性を付与する親水化
処理を施してもよいし、レーヨン、コットン、アセテー
ト等の親水性繊維を混合することで親水性を付与しても
よい。ただし、上記保持層1では、その強度の関係か
ら、保持層1全体に対して上記親水性繊維の混合割合は
3割を越えないことが好ましい。
持層1の繊維1aや、支持シート3の構成繊維に、用途
に応じて界面活性剤等を用いて親水性を付与する親水化
処理を施してもよいし、レーヨン、コットン、アセテー
ト等の親水性繊維を混合することで親水性を付与しても
よい。ただし、上記保持層1では、その強度の関係か
ら、保持層1全体に対して上記親水性繊維の混合割合は
3割を越えないことが好ましい。
【0060】このように各繊維1aに親水性を付与して
おくと、上記吸水シートを吸水させる際、上記各繊維1
aは各吸水性樹脂粒子2の周囲に密集しているため、各
繊維1a間による毛細管現象を有効に利用できて、吸水
速度を速めることができる。
おくと、上記吸水シートを吸水させる際、上記各繊維1
aは各吸水性樹脂粒子2の周囲に密集しているため、各
繊維1a間による毛細管現象を有効に利用できて、吸水
速度を速めることができる。
【0061】上記吸水シートにおける保持層1内では、
上記各繊維1aを部分的に溶融、あるいは軟化すること
によって、上記各繊維1aの一部と支持シート3とを接
着した接合部位4’が形成され、かつ、上記各繊維1a
の相互間を部分的に接着した接合部位4”が形成されて
いて、上記保持層1が薄いシート形状を維持できるよう
になっている。
上記各繊維1aを部分的に溶融、あるいは軟化すること
によって、上記各繊維1aの一部と支持シート3とを接
着した接合部位4’が形成され、かつ、上記各繊維1a
の相互間を部分的に接着した接合部位4”が形成されて
いて、上記保持層1が薄いシート形状を維持できるよう
になっている。
【0062】また、上記各接合部位4’・4”・4"'
は、エンボスロールを用いて上記保持層1を厚さ方向に
加熱し押圧することにより形成されるが、上記エンボス
ロールの凸部と当接して溶融して接合された接合部位
4’・4”は、上記エンボスロールの凹部と当接し溶融
して接合された接合部位4"'と比べて接合強度が小さい
ものとなっている。
は、エンボスロールを用いて上記保持層1を厚さ方向に
加熱し押圧することにより形成されるが、上記エンボス
ロールの凸部と当接して溶融して接合された接合部位
4’・4”は、上記エンボスロールの凹部と当接し溶融
して接合された接合部位4"'と比べて接合強度が小さい
ものとなっている。
【0063】それは、各粒状接着剤4が、挟持シート5
側から厚さ方向にほぼ順次分布量が低下する濃度分布を
有していて、その上、上記凸部と当接して押圧された繊
維1aは、凹部と当接した繊維1aより延びた状態とな
り、その上、上記凸部の温度が凹部の温度と比べて低く
くなるため、接合部位の面積がより小さくなるからであ
る。
側から厚さ方向にほぼ順次分布量が低下する濃度分布を
有していて、その上、上記凸部と当接して押圧された繊
維1aは、凹部と当接した繊維1aより延びた状態とな
り、その上、上記凸部の温度が凹部の温度と比べて低く
くなるため、接合部位の面積がより小さくなるからであ
る。
【0064】これにより、上記吸水シートは、吸水して
各吸水性樹脂粒子2が膨潤すると、その膨潤圧力によ
り、前記の接合部位4’・4”の結合強度が小さいか
ら、その接合部位4’・4”の結合が容易に離間する
が、前記の接合部位4"'の結合は維持できるようになっ
ている。
各吸水性樹脂粒子2が膨潤すると、その膨潤圧力によ
り、前記の接合部位4’・4”の結合強度が小さいか
ら、その接合部位4’・4”の結合が容易に離間する
が、前記の接合部位4"'の結合は維持できるようになっ
ている。
【0065】したがって、上記吸水シートは、上記各吸
水性樹脂粒子2が吸水して膨潤しても、図3に示すよう
に、厚さ方向に加熱押圧されて塑性変形した各繊維1a
が元の形状に復元できるから、各吸水性樹脂粒子2の拘
持状態を維持できて、保持層1の崩壊を回避できること
となる。
水性樹脂粒子2が吸水して膨潤しても、図3に示すよう
に、厚さ方向に加熱押圧されて塑性変形した各繊維1a
が元の形状に復元できるから、各吸水性樹脂粒子2の拘
持状態を維持できて、保持層1の崩壊を回避できること
となる。
【0066】このことから、上記吸水シートは、各吸水
性樹脂粒子2の吸水能や吸水速度が阻害されることが回
避され、かつ、吸水時の形状を、厚みは厚くなるがシー
ト形状に維持できて取扱いも容易となり、その上、吸水
して膨潤した各吸水性樹脂粒子2が保持層1から洩れ出
すことも防止されて外観の劣化も回避され、さらに、膨
潤時の各吸水性樹脂粒子2が保持層1内を移動すること
も抑止されて均一な吸水能を発揮できる。
性樹脂粒子2の吸水能や吸水速度が阻害されることが回
避され、かつ、吸水時の形状を、厚みは厚くなるがシー
ト形状に維持できて取扱いも容易となり、その上、吸水
して膨潤した各吸水性樹脂粒子2が保持層1から洩れ出
すことも防止されて外観の劣化も回避され、さらに、膨
潤時の各吸水性樹脂粒子2が保持層1内を移動すること
も抑止されて均一な吸水能を発揮できる。
【0067】ところで、従来では各吸水性樹脂粒子を湿
潤して粘着性を付与し、その粘着性により保持層の各繊
維と各吸水性樹脂粒子とを接着することで、シート形状
を維持し、膨潤した吸水性樹脂粒子の移動やはみ出しを
防止していた。このため、上記従来では、上記各繊維と
の接着により各吸水性樹脂粒子の吸水能が阻害されるこ
とがあったため、所定の吸水能を得るために吸水性樹脂
粒子を増量し、大型化を招来していた。
潤して粘着性を付与し、その粘着性により保持層の各繊
維と各吸水性樹脂粒子とを接着することで、シート形状
を維持し、膨潤した吸水性樹脂粒子の移動やはみ出しを
防止していた。このため、上記従来では、上記各繊維と
の接着により各吸水性樹脂粒子の吸水能が阻害されるこ
とがあったため、所定の吸水能を得るために吸水性樹脂
粒子を増量し、大型化を招来していた。
【0068】しかしながら、上記構成は、各吸水性樹脂
粒子2は、各繊維1a間や、繊維1aと支持シート3と
の接着には何ら関与しておらず、その上、各吸水性樹脂
粒子2の膨潤も抑止されないから、上記各吸水性樹脂粒
子2の吸水能の阻害が回避される。
粒子2は、各繊維1a間や、繊維1aと支持シート3と
の接着には何ら関与しておらず、その上、各吸水性樹脂
粒子2の膨潤も抑止されないから、上記各吸水性樹脂粒
子2の吸水能の阻害が回避される。
【0069】また、従来の吸水シートでは、湿潤工程と
乾燥工程を必要としていたため、吸水性樹脂粒子の表面
が湿潤工程で糊化し、続いて乾燥工程で固化することに
よって、吸水性樹脂粒子の吸水能の劣化を生じていた。
乾燥工程を必要としていたため、吸水性樹脂粒子の表面
が湿潤工程で糊化し、続いて乾燥工程で固化することに
よって、吸水性樹脂粒子の吸水能の劣化を生じていた。
【0070】しかしながら、上記実施例の構成では、上
記の湿潤工程と乾燥工程を省けるから、吸水性樹脂粒子
2の表面の固化も回避できて、吸水性樹脂粒子2の吸水
能の劣化も回避できる。
記の湿潤工程と乾燥工程を省けるから、吸水性樹脂粒子
2の表面の固化も回避できて、吸水性樹脂粒子2の吸水
能の劣化も回避できる。
【0071】したがって、上記構成は、所定の吸水能を
得るために吸水性樹脂粒子2を増量する必要がなく、大
型化を防止できるものとなっている。
得るために吸水性樹脂粒子2を増量する必要がなく、大
型化を防止できるものとなっている。
【0072】また、上記実施例1の製造方法では、各繊
維1aと支持シート3との接合部位4’が、吸水前の吸
水シートをシート形状に維持できるが、拘持する各吸水
性樹脂粒子2の膨潤に伴って、順次離間するようになっ
ていて、かつ、そのようなシート形状の維持に、各吸水
性樹脂粒子2が関与していない。
維1aと支持シート3との接合部位4’が、吸水前の吸
水シートをシート形状に維持できるが、拘持する各吸水
性樹脂粒子2の膨潤に伴って、順次離間するようになっ
ていて、かつ、そのようなシート形状の維持に、各吸水
性樹脂粒子2が関与していない。
【0073】このことから、従来のように、吸水性樹脂
粒子を湿潤させて粘着性を付与し、その粘着性によりシ
ート形状を維持する吸水シートと比べて、上記吸水性樹
脂粒子の湿潤工程を省くことができ、その上、上記吸水
性樹脂粒子の吸水能を復元するための乾燥工程も省くこ
とができる。これにより、上記実施例1の方法は、製造
時間の短縮化や製造コストの低減を図ることができる。
粒子を湿潤させて粘着性を付与し、その粘着性によりシ
ート形状を維持する吸水シートと比べて、上記吸水性樹
脂粒子の湿潤工程を省くことができ、その上、上記吸水
性樹脂粒子の吸水能を復元するための乾燥工程も省くこ
とができる。これにより、上記実施例1の方法は、製造
時間の短縮化や製造コストの低減を図ることができる。
【0074】また、上記構成では、低溶融点を有する粒
状接着剤4を用いたから、エンボスロールによる接着工
程を高速化でき、また、エンボスロール圧も軽減でき
る。その上、保持層1の各繊維1aは熱可塑性樹脂であ
るので、必要箇所をヒートシールして接着することによ
り、完全に吸水性樹脂粒子2のこぼれが防止でき、ま
た、吸水速度を調整できるものとなっている。
状接着剤4を用いたから、エンボスロールによる接着工
程を高速化でき、また、エンボスロール圧も軽減でき
る。その上、保持層1の各繊維1aは熱可塑性樹脂であ
るので、必要箇所をヒートシールして接着することによ
り、完全に吸水性樹脂粒子2のこぼれが防止でき、ま
た、吸水速度を調整できるものとなっている。
【0075】〔参考例1〕
吸水シートの製造方法では、図4に示すように、ポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETという)と、ポリ
エチレン(以下、PEという)とを複合成分とする芯鞘
構造の複合繊維(2D×54mm)からなり目付け30g/m
2 に成形された支持シート6と、上記のPETとPEと
の複合繊維と、PETの単一繊維(2D×54mm)とが
1:1の割合で混合された混合繊維7aを、目付け30g
/m2 に形成してなる保持層7とが熱融着により接着さ
れる。
チレンテレフタレート(以下、PETという)と、ポリ
エチレン(以下、PEという)とを複合成分とする芯鞘
構造の複合繊維(2D×54mm)からなり目付け30g/m
2 に成形された支持シート6と、上記のPETとPEと
の複合繊維と、PETの単一繊維(2D×54mm)とが
1:1の割合で混合された混合繊維7aを、目付け30g
/m2 に形成してなる保持層7とが熱融着により接着さ
れる。
【0076】上記支持シート6は、吸水性樹脂粒子2の
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7の見掛け厚みは 2.8mmであり、後述する吸水
性樹脂粒子2が容易に各繊維1a間に進入できるように
形成されている。
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7の見掛け厚みは 2.8mmであり、後述する吸水
性樹脂粒子2が容易に各繊維1a間に進入できるように
形成されている。
【0077】一方、挟持シート8が、ポリプロピレン
(以下、PPという)と、PEとを複合成分とする芯鞘
構造の複合繊維(2D×54mm)からなり目付け30g/m
2 の不織布となるように成形される。上記挟持シート8
の片面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体系(以下、E
VA系という)からなる液状のエマルジョン系接着剤9
を塗布する。
(以下、PPという)と、PEとを複合成分とする芯鞘
構造の複合繊維(2D×54mm)からなり目付け30g/m
2 の不織布となるように成形される。上記挟持シート8
の片面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体系(以下、E
VA系という)からなる液状のエマルジョン系接着剤9
を塗布する。
【0078】次に、前記の保持層7に吸水性樹脂粒子2
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
【0079】次に、上記挟持シート8と支持シート6と
保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同様
なエンボスロールにより 110℃で加熱しながら、保持層
7の厚さ方向に押圧することにより、図5に示すよう
に、上記繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形さ
れ、上記保持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、
上記挟持シート8の表面にシート凹部8aが形成されて
表面積が増大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各
繊維7a間で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エ
ンボスロールの形状や使用例は、前記実施例1と同様で
ある。
保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同様
なエンボスロールにより 110℃で加熱しながら、保持層
7の厚さ方向に押圧することにより、図5に示すよう
に、上記繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形さ
れ、上記保持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、
上記挟持シート8の表面にシート凹部8aが形成されて
表面積が増大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各
繊維7a間で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エ
ンボスロールの形状や使用例は、前記実施例1と同様で
ある。
【0080】〔参考例2〕
吸水シートの製造方法では、図4に示すように、PET
と共重合PETとを複合成分とする芯鞘構造の複合繊維
(2D×54mm)からなり目付け20g/m2 に成形された
支持シート6と、上記実施例1に記載したPETの単一
繊維からなり目付け30g/m2 に形成された保持層7と
をニードルパンチ方式にて絡合されて接合する。
と共重合PETとを複合成分とする芯鞘構造の複合繊維
(2D×54mm)からなり目付け20g/m2 に成形された
支持シート6と、上記実施例1に記載したPETの単一
繊維からなり目付け30g/m2 に形成された保持層7と
をニードルパンチ方式にて絡合されて接合する。
【0081】上記支持シート6は、吸水性樹脂粒子2の
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7は、後述する吸水性樹脂粒子2が容易に各繊
維1a間に進入できるように形成されている。
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7は、後述する吸水性樹脂粒子2が容易に各繊
維1a間に進入できるように形成されている。
【0082】一方、コットンスパンレース不織布からな
る挟持シート8の片面に、EVA系の液状のエマルジョ
ン系接着剤9を、樹脂分として15g/m2 となるように
塗布する。
る挟持シート8の片面に、EVA系の液状のエマルジョ
ン系接着剤9を、樹脂分として15g/m2 となるように
塗布する。
【0083】次に、前記の保持層7に吸水性樹脂粒子2
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
【0084】続いて、上記挟持シート8と支持シート6
と保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同
様なエンボスロールにより 100℃で加熱しながら、保持
層7の厚さ方向に押圧することにより、図5に示すよう
に、上記繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形さ
れ、上記保持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、
上記挟持シート8の表面にシート凹部8aが形成されて
表面積が増大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各
繊維7a間で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エ
ンボスロールの形状や使用例は、前記実施例1と同様で
ある。
と保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同
様なエンボスロールにより 100℃で加熱しながら、保持
層7の厚さ方向に押圧することにより、図5に示すよう
に、上記繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形さ
れ、上記保持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、
上記挟持シート8の表面にシート凹部8aが形成されて
表面積が増大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各
繊維7a間で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エ
ンボスロールの形状や使用例は、前記実施例1と同様で
ある。
【0085】〔参考例3〕
吸水シートの製造方法では、図4に示すように、PET
の単一繊維(2D×54mm)からなり目付け20g/m2 に
成形された支持シート6と、PETの単一繊維からなり
目付け35g/m2 に形成された保持層7とを、アクリル
エマルジョン系接着剤にて接着して接合する。
の単一繊維(2D×54mm)からなり目付け20g/m2 に
成形された支持シート6と、PETの単一繊維からなり
目付け35g/m2 に形成された保持層7とを、アクリル
エマルジョン系接着剤にて接着して接合する。
【0086】上記支持シート6は、吸水性樹脂粒子2の
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7は、後述する吸水性樹脂粒子2が容易に各繊
維1a間に進入できるように形成されている。
通過を厚さ方向に阻止できるように形成され、一方、上
記保持層7は、後述する吸水性樹脂粒子2が容易に各繊
維1a間に進入できるように形成されている。
【0087】一方、コットンスパンレース不織布からな
る挟持シート8の片面に、EVA系の液状のエマルジョ
ン系接着剤9を、樹脂分として15g/m2 となるように
塗布する。
る挟持シート8の片面に、EVA系の液状のエマルジョ
ン系接着剤9を、樹脂分として15g/m2 となるように
塗布する。
【0088】次に、前記の保持層7に吸水性樹脂粒子2
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
を、50g/m2 の割合で散布した後、エマルジョン系接
着剤9が塗布された挟持シート8を、上記エマルジョン
系接着剤9を保持層7に面するように重ね合わせる。こ
のとき、上記挟持シート8と支持シート6とは、エマル
ジョン系接着剤9および保持層7を挟んで対面してい
る。
【0089】続いて、上記挟持シート8と支持シート6
と保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同
様なエンボスロールにより 100℃で加熱しながら、保持
層7の厚さ方向に押圧する。
と保持層7とを、挟持シート8側から前記実施例1と同
様なエンボスロールにより 100℃で加熱しながら、保持
層7の厚さ方向に押圧する。
【0090】このことにより、図5に示すように、上記
繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形され、上記保
持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、上記挟持シ
ート8の表面にシート凹部8aが形成されて表面積が増
大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各繊維7a間
で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エンボスロー
ルの形状や使用例は、前記実施例1と同様である。
繊維7aが熱と押圧とにより主に塑性変形され、上記保
持層7をシート形状である薄葉化し、かつ、上記挟持シ
ート8の表面にシート凹部8aが形成されて表面積が増
大し、その上、上記各吸水性樹脂粒子2を各繊維7a間
で拘持した吸水シートを得た。なお、上記エンボスロー
ルの形状や使用例は、前記実施例1と同様である。
【0091】このように上記参考例1ないし参考例3に
おける保持層7内では、上記挟持シート8に塗布された
エマルジョン系接着剤9により、上記各繊維7aの一部
と支持シート8とを接着した接合部位9’が形成され、
かつ、上記各繊維7aの相互間を部分的に接着した接合
部位9”が形成され、その上、上記挟持シート8と各繊
維7aとが接着した接合部位9"'とが形成される。これ
により、上記保持層7がシート形状を維持できるように
なっている。
おける保持層7内では、上記挟持シート8に塗布された
エマルジョン系接着剤9により、上記各繊維7aの一部
と支持シート8とを接着した接合部位9’が形成され、
かつ、上記各繊維7aの相互間を部分的に接着した接合
部位9”が形成され、その上、上記挟持シート8と各繊
維7aとが接着した接合部位9"'とが形成される。これ
により、上記保持層7がシート形状を維持できるように
なっている。
【0092】また、上記各接合部位9’・9”・9"'
は、前記実施例1に示したエンボスロールを用いて上記
保持層7を厚さ方向に加熱し押圧することにより形成さ
れるが、前記挟持シート8が上記エンボスロールの凸部
と当接して伸び、その伸びた部分のエマルジョン系接着
剤9にて接合された接合部位9’・9”は、上記エンボ
スロールの凹部と当接した挟持シート8のエマルジョン
系接着剤9にて接合された接合部位9"'と比べて接合強
度が小さいものとなっている。
は、前記実施例1に示したエンボスロールを用いて上記
保持層7を厚さ方向に加熱し押圧することにより形成さ
れるが、前記挟持シート8が上記エンボスロールの凸部
と当接して伸び、その伸びた部分のエマルジョン系接着
剤9にて接合された接合部位9’・9”は、上記エンボ
スロールの凹部と当接した挟持シート8のエマルジョン
系接着剤9にて接合された接合部位9"'と比べて接合強
度が小さいものとなっている。
【0093】それは、上記凸部と当接して押圧された挟
持シート8のエマルジョン系接着剤9は、上記凹部と当
接した挟持シート8のエマルジョン系接着剤9より薄い
状態となるため、エマルジョン系接着剤9が減少して接
合部位の面積がより小さくなるからである。
持シート8のエマルジョン系接着剤9は、上記凹部と当
接した挟持シート8のエマルジョン系接着剤9より薄い
状態となるため、エマルジョン系接着剤9が減少して接
合部位の面積がより小さくなるからである。
【0094】これにより、上記参考例1ないし参考例3
の構成は、吸水して各吸水性樹脂粒子2が膨潤すると、
その膨潤圧力により、前記の接合部位9’・9”の結合
強度が小さいから、その接合部位9’・9”の結合が容
易に離間するが、前記の接合部位9"'の結合は維持でき
て、挟持シート8と保持層7との接合が保持されるよう
になっている。
の構成は、吸水して各吸水性樹脂粒子2が膨潤すると、
その膨潤圧力により、前記の接合部位9’・9”の結合
強度が小さいから、その接合部位9’・9”の結合が容
易に離間するが、前記の接合部位9"'の結合は維持でき
て、挟持シート8と保持層7との接合が保持されるよう
になっている。
【0095】したがって、上記各構成は、上記各吸水性
樹脂粒子2が吸水して膨潤しても、図6に示すように、
厚さ方向に加熱押圧されて塑性変形した各繊維7aが元
の形状に復元できるから、各吸水性樹脂粒子2の拘持状
態を維持できることとなる。
樹脂粒子2が吸水して膨潤しても、図6に示すように、
厚さ方向に加熱押圧されて塑性変形した各繊維7aが元
の形状に復元できるから、各吸水性樹脂粒子2の拘持状
態を維持できることとなる。
【0096】このことから、各吸水性樹脂粒子2の吸水
能や吸水速度が阻害されることが回避され、かつ、吸水
時の形状をシート形状に維持できて取扱も容易となり、
その上、吸水して膨潤した各吸水性樹脂粒子2が保持層
7から洩れ出すことも防止されて外観の劣化も回避さ
れ、さらに、膨潤時の各吸水性樹脂粒子2が保持層7内
を移動することも抑止されて吸水能の不均一化も防止さ
れる。
能や吸水速度が阻害されることが回避され、かつ、吸水
時の形状をシート形状に維持できて取扱も容易となり、
その上、吸水して膨潤した各吸水性樹脂粒子2が保持層
7から洩れ出すことも防止されて外観の劣化も回避さ
れ、さらに、膨潤時の各吸水性樹脂粒子2が保持層7内
を移動することも抑止されて吸水能の不均一化も防止さ
れる。
【0097】また、従来の吸水シートでは、湿潤工程と
乾燥工程を必要としていたため、吸水性樹脂粒子の表面
が湿潤工程で糊化し、続いて乾燥工程で固化することに
よって、吸水性樹脂粒子の吸水能の劣化を生じていた。
乾燥工程を必要としていたため、吸水性樹脂粒子の表面
が湿潤工程で糊化し、続いて乾燥工程で固化することに
よって、吸水性樹脂粒子の吸水能の劣化を生じていた。
【0098】しかしながら、上記参考例の構成では、上
記の湿潤工程と乾燥工程を省けるから、吸水性樹脂粒子
2の表面の固化も回避できて、吸水性樹脂粒子2の吸水
能の劣化も回避できる。
記の湿潤工程と乾燥工程を省けるから、吸水性樹脂粒子
2の表面の固化も回避できて、吸水性樹脂粒子2の吸水
能の劣化も回避できる。
【0099】したがって、上記各構成は、前記実施例1
と同様に、所定の吸水能を得るために吸水性樹脂粒子2
を増量する必要がなく、大型化を防止できるものとなっ
ている。
と同様に、所定の吸水能を得るために吸水性樹脂粒子2
を増量する必要がなく、大型化を防止できるものとなっ
ている。
【0100】また、上記参考例1ないし参考例3の製造
方法では、挟持シート8と支持シート6との接合部位
9’・9”は、吸水前の吸水シートをシート形状に維持
できるが、拘持する各吸水性樹脂粒子2の膨潤に伴っ
て、順次離間するようになっていて、かつ、そのような
シート形状の維持に、各吸水性樹脂粒子2が関与してい
ない。
方法では、挟持シート8と支持シート6との接合部位
9’・9”は、吸水前の吸水シートをシート形状に維持
できるが、拘持する各吸水性樹脂粒子2の膨潤に伴っ
て、順次離間するようになっていて、かつ、そのような
シート形状の維持に、各吸水性樹脂粒子2が関与してい
ない。
【0101】このことから、従来のように、吸水性樹脂
粒子を湿潤させて粘着性を付与し、その粘着性によりシ
ート形状を維持する吸水シートと比べて、上記吸水性樹
脂粒子の湿潤工程を省くことができ、その上、上記吸水
性樹脂粒子の吸水能を復元するための乾燥工程も省くこ
とができる。これにより、上記参考例1ないし参考例3
の方法は、製造時間の短縮化や製造コストの低減を図る
ことができる。
粒子を湿潤させて粘着性を付与し、その粘着性によりシ
ート形状を維持する吸水シートと比べて、上記吸水性樹
脂粒子の湿潤工程を省くことができ、その上、上記吸水
性樹脂粒子の吸水能を復元するための乾燥工程も省くこ
とができる。これにより、上記参考例1ないし参考例3
の方法は、製造時間の短縮化や製造コストの低減を図る
ことができる。
【0102】なお、上記参考例1ないし参考例3の構成
および方法では、前記実施例1と同様に親水性繊維等
を、挟持シート8、保持層7、支持シート6に混合する
ことも可能であり、また、上記保持層7への親水性繊維
の混合割合は、強度を考慮して3割以下が望ましい。
および方法では、前記実施例1と同様に親水性繊維等
を、挟持シート8、保持層7、支持シート6に混合する
ことも可能であり、また、上記保持層7への親水性繊維
の混合割合は、強度を考慮して3割以下が望ましい。
【0103】〔比較例1〕
吸水性樹脂粒子1gに対して、水を 0.4g添加すること
によって、上記吸水性樹脂粒子に粘着性を付与した他
は、前記参考例1と同様にして積層複合体を得た。上記
積層複合体は、粘着性を備える各吸水性樹脂粒子によ
り、支持シート、保持層、および挟持シートの各繊維と
接着して、上記吸水性樹脂粒子の膨潤が阻害された。こ
れにより、上記吸水性樹脂粒子の吸水能が劣化した。
によって、上記吸水性樹脂粒子に粘着性を付与した他
は、前記参考例1と同様にして積層複合体を得た。上記
積層複合体は、粘着性を備える各吸水性樹脂粒子によ
り、支持シート、保持層、および挟持シートの各繊維と
接着して、上記吸水性樹脂粒子の膨潤が阻害された。こ
れにより、上記吸水性樹脂粒子の吸水能が劣化した。
【0104】〔比較例2〕
前記の参考例2において、EVA系のエマルジョン系接
着剤の塗布量を3倍とした他は、上記参考例2と同様に
して積層複合体を得た。上記積層複合体は、支持シー
ト、保持層、および挟持シートの各繊維間が強固に接着
されていて、吸水して膨潤する吸水性樹脂粒子の膨潤が
阻害され、吸水能が劣化した。
着剤の塗布量を3倍とした他は、上記参考例2と同様に
して積層複合体を得た。上記積層複合体は、支持シー
ト、保持層、および挟持シートの各繊維間が強固に接着
されていて、吸水して膨潤する吸水性樹脂粒子の膨潤が
阻害され、吸水能が劣化した。
【0105】〔比較例3〕
前記参考例1における保持層の繊維を、PETとPEと
の複合繊維(2D×54mm)と、レーヨン繊維(2D×54
mm)とが1:1の割合で混合された複合繊維を用いた以
外は、上記参考例1と同様にして積層複合体を作成し
た。
の複合繊維(2D×54mm)と、レーヨン繊維(2D×54
mm)とが1:1の割合で混合された複合繊維を用いた以
外は、上記参考例1と同様にして積層複合体を作成し
た。
【0106】上記積層複合体は、レーヨン繊維が親水性
を有していて、エマルジョン系接着剤との親和性に劣る
ため、上記複合繊維と挟持シートとの接着が不十分なも
のとなり、膨潤時に挟持シートと保持層とが容易に剥が
れた。
を有していて、エマルジョン系接着剤との親和性に劣る
ため、上記複合繊維と挟持シートとの接着が不十分なも
のとなり、膨潤時に挟持シートと保持層とが容易に剥が
れた。
【0107】
【発明の効果】以上のように、前記した吸水シートは、
挟持層が上記保持層に積層され、上記挟持層に液状接着
剤が備えられ、上記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で
加熱しながら上記挟持層から上記保持層を厚さ方向に押
圧することにより、上記繊維が、加熱により変形し、上
記液状接着剤により相互間で部分的に接着されて、上記
保持層内に上記吸水性樹脂粒子が拘持されている構成で
ある。
挟持層が上記保持層に積層され、上記挟持層に液状接着
剤が備えられ、上記熱可塑性樹脂の溶融点未満の温度で
加熱しながら上記挟持層から上記保持層を厚さ方向に押
圧することにより、上記繊維が、加熱により変形し、上
記液状接着剤により相互間で部分的に接着されて、上記
保持層内に上記吸水性樹脂粒子が拘持されている構成で
ある。
【0108】それゆえ、上記構成は、上記吸水性樹脂粒
子の膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂
粒子を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の
阻害を回避しながら、その形状を維持することができ
る。
子の膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂
粒子を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の
阻害を回避しながら、その形状を維持することができ
る。
【0109】このことから、上記構成は、上記吸水性樹
脂粒子が所定の吸水能を発揮することができて、従来必
要であった湿潤工程や乾燥工程を省けるから、従来のよ
うな吸水能劣化を防止できるという効果を奏する。
脂粒子が所定の吸水能を発揮することができて、従来必
要であった湿潤工程や乾燥工程を省けるから、従来のよ
うな吸水能劣化を防止できるという効果を奏する。
【0110】以上のように、前記した吸水シートの製造
方法は、熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸
水性樹脂粒子が進入できる間隙を備えるように形成した
後、上記保持層の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻
止する支持層を積層した後、上記保持層内に上記吸水性
樹脂粒子を分布させた後、液状接着剤を有する層状体を
上記保持層に積層した後、上記層状体を挟んで上記保持
層を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度未満で加熱しなが
ら厚さ方向に加圧することにより、前記繊維を、加熱に
より変形させ、かつ、液状接着剤により相互間で部分的
に接着することにより、上記保持層内に上記吸水性樹脂
粒子を拘持する方法である。
方法は、熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層を吸
水性樹脂粒子が進入できる間隙を備えるように形成した
後、上記保持層の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過を阻
止する支持層を積層した後、上記保持層内に上記吸水性
樹脂粒子を分布させた後、液状接着剤を有する層状体を
上記保持層に積層した後、上記層状体を挟んで上記保持
層を前記熱可塑性樹脂が溶融する温度未満で加熱しなが
ら厚さ方向に加圧することにより、前記繊維を、加熱に
より変形させ、かつ、液状接着剤により相互間で部分的
に接着することにより、上記保持層内に上記吸水性樹脂
粒子を拘持する方法である。
【0111】それゆえ、上記方法は、吸水性樹脂粒子の
膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の阻害
を回避しながら、その形状を維持することができるか
ら、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を発揮すること
ができて、従来のような吸水能の劣化を防止できる吸水
シートを製造でき、かつ、従来必要であった湿潤工程等
を省くことができるから、製造時間や製造コストを低減
できるという効果を奏する。
膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の阻害
を回避しながら、その形状を維持することができるか
ら、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を発揮すること
ができて、従来のような吸水能の劣化を防止できる吸水
シートを製造でき、かつ、従来必要であった湿潤工程等
を省くことができるから、製造時間や製造コストを低減
できるという効果を奏する。
【0112】本発明の請求項1記載の吸水シートは、以
上のように、加熱溶融型の粒状接着剤が、その粒度を調
整して上記保持層の片面側に多く分布され、上記熱可塑
性樹脂の溶融点未満の温度で加熱しながら上記片面側か
ら上記保持層を厚さ方向に押圧することにより、上記繊
維が、加熱により変形し、上記粒状接着剤により相互間
で部分的に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹脂
粒子が拘持されている構成である。
上のように、加熱溶融型の粒状接着剤が、その粒度を調
整して上記保持層の片面側に多く分布され、上記熱可塑
性樹脂の溶融点未満の温度で加熱しながら上記片面側か
ら上記保持層を厚さ方向に押圧することにより、上記繊
維が、加熱により変形し、上記粒状接着剤により相互間
で部分的に接着されて、上記保持層内に上記吸水性樹脂
粒子が拘持されている構成である。
【0113】それゆえ、上記構成は、上記吸水性樹脂粒
子の膨潤を阻害せず、かつ、上記挟持シートと保持層と
の接着が維持できるから上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を保持層内に保持することができ、吸水性樹脂粒子の吸
水性の阻害を回避しながら、その形状を維持することが
できる。よって、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を
発揮することができることにより、従来必要であった湿
潤工程や乾燥工程も省けるから、従来のような吸水能の
劣化を防止できるという効果を奏する。
子の膨潤を阻害せず、かつ、上記挟持シートと保持層と
の接着が維持できるから上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を保持層内に保持することができ、吸水性樹脂粒子の吸
水性の阻害を回避しながら、その形状を維持することが
できる。よって、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を
発揮することができることにより、従来必要であった湿
潤工程や乾燥工程も省けるから、従来のような吸水能の
劣化を防止できるという効果を奏する。
【0114】本発明の請求項2記載の吸水シートの製造
方法は、以上のように、熱可塑性樹脂からなる繊維を有
する保持層を吸水性樹脂粒子が進入できる間隙を備える
ように形成した後、上記保持層の片面に上記吸水性樹脂
粒子の通過を阻止する支持層を積層した後、上記保持層
内に上記吸水性樹脂粒子を分布した後、粒状接着剤を、
その粒度を調整して上記保持層における上記支持層の対
面側に偏在させた後、上記対面側から上記保持層を前記
熱可塑性樹脂が溶融する温度未満で加熱しながら厚さ方
向に加圧することにより、前記繊維を、加熱により変形
させ、かつ、粒状接着剤により相互間で部分的に接着す
ることにより、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘
持する方法である。
方法は、以上のように、熱可塑性樹脂からなる繊維を有
する保持層を吸水性樹脂粒子が進入できる間隙を備える
ように形成した後、上記保持層の片面に上記吸水性樹脂
粒子の通過を阻止する支持層を積層した後、上記保持層
内に上記吸水性樹脂粒子を分布した後、粒状接着剤を、
その粒度を調整して上記保持層における上記支持層の対
面側に偏在させた後、上記対面側から上記保持層を前記
熱可塑性樹脂が溶融する温度未満で加熱しながら厚さ方
向に加圧することにより、前記繊維を、加熱により変形
させ、かつ、粒状接着剤により相互間で部分的に接着す
ることにより、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘
持する方法である。
【0115】それゆえ、上記方法は、吸水性樹脂粒子の
膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の阻害
を回避しながら、その形状を維持することができる。こ
のことから、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を発揮
することができて、従来のような吸水能の劣化を防止で
きる吸水シートを製造でき、かつ、従来必要であった湿
潤工程等を省くことができるから、製造時間や製造コス
トを低減できるという効果を奏する。
膨潤を阻害せず、かつ、上記の膨潤した吸水性樹脂粒子
を拘持することができ、吸水性樹脂粒子の吸水性の阻害
を回避しながら、その形状を維持することができる。こ
のことから、上記吸水性樹脂粒子は所定の吸水能を発揮
することができて、従来のような吸水能の劣化を防止で
きる吸水シートを製造でき、かつ、従来必要であった湿
潤工程等を省くことができるから、製造時間や製造コス
トを低減できるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施例1の吸水シートの概略断面図で
ある。
ある。
【図2】上記の吸水シートの製造方法における一工程を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】上記の吸水シートの膨潤時の概略断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の参考例1ないし参考例3の吸水シート
の概略断面図である。
の概略断面図である。
【図5】上記の吸水シートの製造方法における一工程を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図6】上記の吸水シートの膨潤時の概略断面図であ
る。
る。
【図7】従来の吸水シートを示し、(a)は概略断面
図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
【図8】他の従来の吸水シートを示し、(a)は概略断
面図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
面図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
【図9】さらに他の従来の吸水シートを示し、(a)は
概略断面図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
概略断面図、(b)は膨潤時の概略断面図である。
1 保持層
1a 繊維
2 吸水性樹脂粒子
5 挟持層(挟持シート)
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層
が吸水性樹脂粒子を保持する吸水シートにおいて、 加熱溶融型の粒状接着剤が、その粒度を調整して上記保
持層の片面側に多く分布され、上記熱可塑性樹脂の溶融
点未満の温度で加熱しながら上記片面側から上記保持層
を厚さ方向に押圧することにより、上記繊維が、加熱に
より変形し、上記粒状接着剤により相互間で部分的に接
着されて、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子が拘持さ
れていることを特徴とする吸水シート。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂からなる繊維を有する保持層
を吸水性樹脂粒子が進入できる間隙を備えるように形成
した後、上記保持層の片面に上記吸水性樹脂粒子の通過
を阻止する支持層を積層した後、上記保持層内に上記吸
水性樹脂粒子を分布した後、粒状接着剤を、その粒度を
調整して上記保持層における上記支持層の対面側に偏在
させた後、上記対面側から上記保持層を前記熱可塑性樹
脂が溶融する温度未満で加熱しながら厚さ方向に加圧す
ることにより、前記繊維を、加熱により変形させ、か
つ、粒状接着剤により相互間で部分的に接着することに
より、上記保持層内に上記吸水性樹脂粒子を拘持するこ
とを特徴とする吸水シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34686192A JP3408566B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 吸水シートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34686192A JP3408566B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 吸水シートおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190002A JPH06190002A (ja) | 1994-07-12 |
| JP3408566B2 true JP3408566B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=18386304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34686192A Expired - Fee Related JP3408566B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 吸水シートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3408566B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011025032A1 (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造方法及び延伸装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP3124190B2 (ja) * | 1994-09-01 | 2001-01-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 衛生用品の吸収体 |
| JP3995392B2 (ja) * | 2000-06-21 | 2007-10-24 | 花王株式会社 | 粉粒体堆積体の製造方法 |
| WO2005020865A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Daio Paper Corporation | 吸収性物品およびその製造方法 |
| EP1835944A1 (en) * | 2005-01-12 | 2007-09-26 | Fintex and Partners Italia S.p.A. | Composite absorbent material with water-soluble bonding agents, products made of said material and method for its manufacture |
| JP4859508B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2012-01-25 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
| JP4814835B2 (ja) * | 2007-05-01 | 2011-11-16 | 大王製紙株式会社 | 体液吸収性物品 |
| JP5258736B2 (ja) | 2009-11-30 | 2013-08-07 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ておむつ |
| JP5972777B2 (ja) * | 2012-12-17 | 2016-08-17 | 花王株式会社 | 吸収体及び吸収性物品 |
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| CN109953853B (zh) * | 2017-12-26 | 2021-10-22 | 大王制纸株式会社 | 吸收性物品 |
| CN111971011B (zh) | 2018-04-13 | 2022-05-31 | 株式会社日本触媒 | 吸水性片、吸水性片的制造方法及吸收性物品 |
| WO2020032283A1 (ja) | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 株式会社日本触媒 | 吸水性シートおよびそれを含む吸水性物品 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34686192A patent/JP3408566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011025032A1 (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造方法及び延伸装置 |
| JP2011050493A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Uni Charm Corp | 吸収性物品の製造方法及び延伸装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06190002A (ja) | 1994-07-12 |
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