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JP3408866B2 - 曲線と曲面間の抜き勾配面生成方法及びその装置 - Google Patents
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JP3408866B2 - 曲線と曲面間の抜き勾配面生成方法及びその装置 - Google Patents

曲線と曲面間の抜き勾配面生成方法及びその装置

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JP3408866B2
JP3408866B2 JP18928394A JP18928394A JP3408866B2 JP 3408866 B2 JP3408866 B2 JP 3408866B2 JP 18928394 A JP18928394 A JP 18928394A JP 18928394 A JP18928394 A JP 18928394A JP 3408866 B2 JP3408866 B2 JP 3408866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲線と曲面との間の抜
き勾配面生成方法及びその装置に関し、特に三次元の形
状モデル処理装置における形状変形操作方式に関する。
例えば、曲線および曲面を含む三次元形状モデルに対す
る抜き勾配面生成方式に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の抜き勾配面生成方式では、例え
ば、以下の,の方法が提案されている。2次元平
面上で利用する方法については、例えば、特開平5−8
9210号公報に記載されている。この公報のものは、
被加工形状を変形されてプラスチック成形に用いられる
金型を設計するCAD(Computer Aided Design)/
CAM(Computer Aided Manufacturing)装置に関
するもので、抜き勾配をつける線を指定角度分回転移動
する抜き勾配線変形において、抜き勾配をつける線上に
端点が存在する形状のうち、線分だけではなく、従来変
形させていなかった円弧についても、抜き勾配線の変形
に合わせて連続性等の関係を保つように変形し、抜き勾
配をつける線上に端点が存在し、かつ、接していない円
弧を抜き勾配線の変形に追従させて変形する際に、平行
移動モードと交点カットモードのいずれかを指定でき、
抜き勾配をつける線に抜き勾配角度を変更するときの変
形に必要な情報を付加する。
【0003】また、三角元の抜き勾配を生成する場合
には、抜き勾配角が明示的に与えられていない場合に限
定した方法については、例えば、特開平5−29792
1号公報に記載されている。この公報のものは、金型を
抜き易くし、金型により成形された製品形状の不良が少
なくなる金型の抜き勾配面の形状データを自動的に求め
るために、SM(サーフェスモデル)の形状データと、
該SMから外側へ隔った位置を通る基準となる金型の分
割線(パーティングライン)の形状データとをコンピュ
ータに記憶させ、その基準となる金型の分割線からSM
の形状に抜き勾配角をもった接線を引き、その接点から
その基準となる金型の分割線に向かってその接線に沿っ
て所定長離れた点を求め、これらの2点を基準となる金
型の分割線の回りに1周して金型の抜き勾配面を自動的
に求めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の場合
には、三次元空間における抜き勾配面形状の表現方法に
ついて記述されていない。そのため、設計した抜き勾配
面の三次元空間における形状を画面上に表示しながら形
状の確認を行うことができないこと、三次元モデル処理
装置とのデータ交換が不可能であることなどの問題点が
生じていた。また、前記の場合には、抜き勾配角が明
示的に与えられず、抜き勾配面と曲面との交線生成手段
や抜き勾配面の近似的な表現手段について数学的なアプ
ローチが明示的に示されていない。そのため、抜き勾配
角が明示的に指定されている場合に抜き勾配面を生成で
きないこと、抜き勾配面を生成できるか保証できないこ
と、仮に抜き勾配を生成できたとしても生成された曲面
は他の三次元モデル処理装置とデータ交変可能であるか
保証できないこと、そして、精度を上げることができる
か保証できないことなどの問題点が生じていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、三次元の形状モデル処理装置を用いて、三次
元空間上の曲線と曲面との間に抜き勾配面を生成すると
き、抜き勾配0度の方向および、曲線上の任意の点にお
ける抜き勾配角が明示的に指示されている場合に、三次
元の抜き勾配面を生成すること、抜き勾配面の表現式と
してデータ交換可能な曲面表現式を利用できるようにす
る曲線と曲面との間の抜き勾配面生成方法及びその装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)曲面上の一点を通過する抜き勾配
面上の一直線と曲面との交点を求めて記憶装置に格納
し、次に、抜き勾配面が曲線上をたどっていくときの抜
き勾配面と曲面との交点の移動ベクトルを求め、前記交
点とその移動ベクトルからC1 連続な曲線セグメントで
構成されるB-spline曲線を生成し、抜き勾配面が通過
する曲線と生成されたB-spline曲線間を線型補間し、
B-splineパッチまたは有理B-splineパッチを生成する
こと、或いは、(2)曲面を扱う三次元の形状モデル処
理装置において、抜き勾配角0度の方向と抜き勾配角が
指定された曲線を含む抜き勾配面と曲面との交線を生成
する交線生成手段と、抜き勾配角が指定された曲線と前
記交線生成手段により生成された交線とを用いて、抜き
勾配面を近似的に表現するB-splineパッチまたは有理
B-splineパッチを生成するパッチ生成手段とからなる
ことを特徴としたものである。
【0007】
【作用】曲線上の一点を通過する抜き勾配面上の一直線
と曲面との交点を求めて記憶装置に格納し、次に、抜き
勾配面が曲線上をたどっていくときの抜き勾配面と曲面
との交点の移動ベクトルを求める。前記交点とその移動
ベクトルからC1連続な曲線セグメントで構成されるB-
spline 曲線を生成し、抜き勾配面が通過する曲線と生
成されたB-spline 曲線間を線型補間し、B-spline パ
ッチまたは有理B-spline パッチを生成する。このよう
にして、曲線上での抜き勾配角と抜き勾配角0度の方向
が明示的に指定されている場合、曲線と曲面との間に抜
き勾配面を生成することを可能とする。
【0008】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1〜図5は、本発明による曲線と曲面との間の
抜き勾配面生成方法の一実施例を説明するための構成図
で、図中、Caは曲線、Saは抜き勾配面、Sbは抜き勾
配面と交わる曲面、Qiは曲線Ca上の一部、Liは曲線
上の一点における抜き勾配面上の直線、Piは抜き勾配
面上の直線Liと曲面Sbとの交点、Cbは抜き勾配面Sa
と曲面Sbとの交線、Cbjは曲線Cbのi番目のセグメン
ト、ScはCa,Cb間を線型補間し抜き勾配面を近似的
に表現したB-spline パッチまたは有理B-spline パッ
チである。
【0009】本発明は、三次元の形状モデル処理装置に
おいて、曲線と曲面との間に抜き勾配面を生成するため
のものである。この抜き勾配面生成方法は、以下の示す
ステップS1からステップS4までの4つの処理からな
る。ここでは、図1で示される曲線Caと曲面Sbとの間
に抜き勾配面を生成する過程を用いて、4つの処理の概
要を説明する。また、この処理の概要を図6のフローチ
ャートに示す。
【0010】以下に説明において、曲線Caはパラメー
タu(0≦u≦1)による定義される多項式曲線または
有理式曲線である。抜き勾配角Aはパラメータuにより
定義される関数A(u)と表されており、徐変抜き勾配
面の生成には本発明を用いることができる。抜き勾配角
90度の方向を表す単位ベクトルRはパラメータuによ
り定義され、以下の式で表現される。
【0011】
【数1】
【0012】抜き勾配面Saはパラメータu,v(0≦u
≦1,0≦v≦∞)による定義されるパラメトリック曲
面であり、以下の式で表現される。
【0013】
【数2】
【0014】曲面Sbはパラメータu,v(0≦u,v≦
1)により定義されるパラメトリック曲面である。抜き
勾配線Liはパラメータvで定義される一次のパラメト
リック曲線である。抜き勾配線Liは、パラメータui
i/nm(i=0,1,2,…,nm−1,nm)にお
ける曲線Ca上の点Qi=Ca(ui)を通るとき以下の式
で表現される。
【0015】
【数3】
【0016】抜き勾配面を近似した曲面Scは、パラメ
ータu,v(0≦u,v≦1)により定義されるB-spli
ne パッチまたは有理B-spline パッチである。最終的
に生成されるこの曲面Scの数は1として表現される。
なお、このステップS1からステップS3までは交線生
成手段の説明であり、ステップS4はB-spline パッチ
または有理B-spline パッチ生成手段の説明である。
【0017】ステップS1;まず、曲線Caをパラメー
タuの空間でnm本に等分割し、nm+1個の分割点Q
i(i=0,1,2,…,nm−1,nm)における抜き
勾配線Liを計算する。そして、これらの抜き勾配線Li
と曲面Sbとの交点Piを求めて記憶装置に格納する(図
2)。
【0018】ステップS2;前記ステップS1で計算さ
れた抜き勾配線Liが曲線Ca上を滑っていこうとすると
き、交点Piがどのように動くかを示す移動ベクトルVi
を計算し、記憶装置に格納する(図3)。ただし、交点
iのうち、mの倍数のi(i=0,m,2m,…,(n
−1)m,nm)についてのみ、ここで示した処理を行
う。
【0019】ステップS3;前記ステップS1の交点P
iと前記ステップS2の移動ベクトルViを用いて曲面S
b上にC1連続につながったn本の曲線セグメントC
bj(j=0,1,2,…,n−1)で構成されるB-spli
ne 曲線Cbを生成し、記憶装置に格納する(図4)。1
本の曲線セグメントCbjは、2つの交点Pjm,P(j+1)m
を端点とし、その曲線セグメントCbjのuに関する一次
微分ベクトルは、交点にPjm,P(j+1)mにおいてそれぞ
れ移動ベクトルVjm,V(j+1)mと同じ方向を向くように
生成される。B-spline 曲線Cbは、抜き勾配面Saと曲
面Sbとの交点が描く軌跡を近似的に表現する。
【0020】ステップS4;曲線Caと前記ステップS
3で蓄えられた曲線Cbとの間を線型補間してロフト面
c′を生成し、この曲面をB-spline パッチまたは有
理B-spline パッチScに変換する(図5)。そして、
この変換後の曲面Scを記憶装置に格納した後、処理を
終了する。
【0021】曲面Scは、抜き勾配角が定義されている
曲線Caと抜き勾配面と曲面Sbとの間の交線Cbとをそ
の境界としている。また、n+1個のパラメータui
i/nm(i=0,m,2m,…,(n−1)m,nm)
のそれぞれのパラメータにおいて、曲面Sc上の直線Sc
(ui,v)と抜き勾配面Sa上の直線Li=Sa(ui,v)
は同一直線上にある。したがって、生成された曲面Sc
は、本来の抜き勾配面Saを効率良く近似した曲面とな
る。生成する曲線セグメントCbjの数を増やせば、抜き
勾配面の近似精度を上げることも可能である。
【0022】図7〜図10は、抜き勾配面と曲面との交
点の生成方法を説明するための図で、図中、Qaは曲線
a上の点、Nは抜き勾配角0度の方向を表す単位ベク
トル、Tは曲線Ca上の一点における接線ベクトル、R
は抜き勾配角90度の方向を表す単位ベクトル、Aは抜
き勾配角、Laは点Qaを通る抜き勾配線、Pa′は抜き
勾配線Laと多面体近似した曲Sbとの交点、Paは抜き
勾配線Laと曲面Sbとの交点、Pbは曲面Sb上の点、F
bは曲面Sbの接平面で、∂Sb/∂uは曲面Sb上の一点
におけるuに関する一次微分ベクトル、∂Sb/∂vは
曲面Sb上の一点におけるvに関する一次微分ベクト
ル、δubとδvbは実数、その他、図1〜図5と同じ作
用をする部分は同一符号を付してある。
【0023】ここでは、前記ステップS1で示した抜き
勾配面と曲面との交点を求める方法について詳細に述べ
る。本発明の方法によると、曲線Caのパラメータui
最初に定め、そのパラメータにおける曲線Ca上を通
り、かつ抜き勾配角がAとなるように抜き勾配線La
配置する。したがって、抜き勾配面Saと曲面Sbとの交
点Paはパラメータuの関数となる。
【0024】パラメータuから交点Paを求める方式
は、下記のステップS11からステップS19により実
現される。図11は、本発明による抜き勾配線と曲面と
の交点生成方法のフローチャートを示す。この方法は、
幾何学的なニュートン法を利用している。すなわち、交
点の初期点を抜き勾配と曲面上に設定し、それらの点を
正しい交点に収束させる。
【0025】ステップS11;まず、パラメータuにお
ける曲線Ca上の点Qa、その点での接線ベクトルT、抜
き勾配角0度の向きNから抜き勾配角90度の向きRを
求め、記憶装置に格納する。そして、パラメータuにお
ける抜き勾配角Aを求め、記憶装置に格納する(図
7)。ステップS12; パラメータuにおける曲線Ca上の点
a、その点での抜き勾配角0度の方向N、90度の方
向R、抜き勾配角Aから、抜き勾配線Laを求め、記憶
装置に格納する。ステップS13; 多面体近似した曲面Sbと抜き勾配線
aの交点Pa′を計算し、この点に最も近いSb上の点
bを幾何学的ニュートン法の初期点Pbに設定し、記憶
装置に格納する(図8)。また、点Pbに対応する曲面
bのパラメータ(ub,vb)を計算し、記憶装置に格
納する。ステップS14; 開始点Pbにおける曲面Sbの接平面F
bを計算し、記憶装置に格納する。パラメトリック曲面
Sの接平面の法線ベクトルnは、パラメータ(u,v)
が与えられているとき、次の式から計算できる。
【0026】
【数4】
【0027】ステップS15;前記ステップS12で求
めた抜き勾配線Laと前記ステップS14で求めた接平
面Fbとの交点Paを計算し、記憶装置に格納する(図
9)。ステップS16;aとPbとが同一点であるとみなせる
場合、その点が抜き勾配面Saと曲面Sbとの交点にな
る。すなわち、幾何学的ニュートン法のしきい値をεと
すると、
【0028】
【数5】
【0029】が成立する場合に、Paを抜き勾配面Sa
曲面Sbとの交点とみなすことができる。この場合に
は、後記ステップS19に進む。ステップS17;aを用いて、曲面Sb上の次の開始パ
ラメータ(ub′,vb′)を求め、記憶装置に格納す
る。開始パラメータ(ub′,vb′)を求めるために
は、次の式を用いる。
【0030】
【数6】
【0031】δub,δvbを計算するために、Pa−Pb
(図10)と二つのベクトル
【0032】
【数7】
【0033】との内積をとり、δub,δvbに関する二
元一次方程式を得る。この方程式を解いて求めたδ
b,δvbから新しい開始パラメータub′=ub+δu
b,vb′=vb+δvbを計算する。ステップS18; 新しく求めた開始パラメータ
(ub′,vb′)を(ub,vb)に代入する。これにの
パラメータから曲面上の点Pbを新たに計算する。P
(ub,vb)を全て記憶装置に蓄えたのちに、前記ステ
ップS14にもどる。ステップS19; 交点Paを記憶装置に格納して、すべ
ての処理を終了する。
【0034】ステップS1では、曲線Caをパラメータ
空間でnm本に等分割し、すべての分割点上に抜き勾配
線を配置する。したがって、曲線Caのパラメータuを
u=i/nm(i=0,1,2,…,nm−1,nm)
により定め、すべてのiに対応する交点Piを計算して
記憶装置に格納する。図12〜図14は、交点の移動ベ
クトルの生成方法を説明するための図である。図中、n
aは曲面Sa上の一点における法線ベクトル、nbは曲面
b上の一点における法線ベクトルで、その他、図1〜
図5および図7〜図10と同じ作用をする部分は同一符
号を付してある。
【0035】前記ステップS1は、抜き勾配線Liが曲
線Ca上をすべっていこうとするとき、抜き勾配線Li
曲面Sbとの交点の動き方を示す移動ベクトルを求める
ものである。ここでは、その移動ベクトルの生成方法に
ついて詳細に述べる。交点Piにおいて、抜き勾配面Sa
の接平面をFa、接平面Faの法線ベクトルをnaとし、
曲面Sb上の接平面をFb、接平面Fbの法線ベクトルを
bとすると法線ベクトルna,nbは以下の式で表現さ
れる(図12,図13)。
【0036】
【数8】
【0037】上式から求められたna,nbを用いると、
移動ベクトルViは以下の式で表現される(図14)。
【0038】
【数9】
【0039】したがって、移動ベクトルViは、抜き勾
配面Saのパラメータ(ua,va)、曲面Sbのパラメー
タ(ub,vb)が定まっているとき、
【0040】
【数10】
【0041】を計算することにより求められる。ステッ
プS2では、曲線Caのパラメータuをu=i/nm(i
=0,m,2m,…,nm)とし、iに対応する移動ベ
クトルViをn+1個計算して、記憶装置に格納する。
mの倍数のiに対してのみこの処理を行うのは、交点の
軌跡を表す曲線をステップ3で生成するときに、mの話
数以外のiに対応する移動ベクトルを必要としないから
である。
【0042】図15〜図17は、軌跡を表す曲線を生成
するための説明図である。前記ステップS3は、抜き勾
配面と曲面との交点の軌跡を近似表現する一本の曲線を
生成する部分である。ここでは、交点Pi(i=0,1,
2,…,nm−1,nm)とその移動ベクトルVi(i=
0,m,2m,…,(n−1)m,nm)を用いて、交
点Pが描く軌跡を生成する方法の詳細を述べる。本発明
の方法では、連続したnm+1個の交点Piとn+1個
の移動ベクトルViからC1連続なn本の曲線セグメント
bj(j=0,1,…,n−1)で構成される1本のB-
spline 曲線を生成する(図15,図16)。
【0043】以下、B-spline 曲線Cbの生成方法につ
いて述べる。最初に、連続するnm+1個の交点Pi(i
=0,1,2,…,nm−1,nm)、n+1個の移動
ベクトルVi(i=0,m,2m,…,(n−1)m,n
m)を記憶装置から取り出す。これらを用いて、次に示
される条件を満たすB-spline 曲線Cbを生成する。
【0044】条件;n−1個のパラメータui=1/
nm(i=m,2m,…,(n−1)m)において、曲
線CbはC1連続である。 条件;曲線Cbはn+1個の交点Pi(i=0,m,2
m,…,(n−1)m,nm)を通過する。 条件;n+1個のパラメータui=i/nm(i=0,
m,2m,…,(n−1)m,nm)において、曲線C
b上の点における一次微分ベクトルはViと同じ方向を向
く。 条件;n+1個のパラメータui=i/nm(i=0,
m,2m,…,(n−1)m,nm)において、生成さ
れる曲線Cb上の点はPiに一致する。 条件;曲線Cb上のn+1個の点Pi(i=0,m,2
m,…,(n−1)m,nm)における一次微分ベクト
ルの大きさは、以下の式で表現されるn(m−1)個の
パラメータujm+kにおける曲線Cb上の点と対応する交
点Pjm+kとの距離の二乗の総和Eが最小になるように決
定される。
【0045】
【数11】
【0046】条件を満たすには、以下の式で表現され
るようにB-spline 曲線を決定すればよい。
【0047】
【数12】
【0048】ここで、KはノットベクトルNi4(u)
はB-spline 基底関数、DiはB-spline 曲線の制御点
を表している。条件および条件を満たすには、n+
1個の交点Pi(i=0,m,2m,…,(n−1)m,
nm)、n+1個の移動ベクトルViおよび移動ベクト
ルの大きさを表す2n個の未知数t2j,t2j+1(j=
0,1,2,…,n−2,n−1)を用いた以下の式で
表現される関係が成り立つように制御点Diを決定すれ
ばよい。
【0049】
【数13】
【0050】条件を満たすには、以下に表現される関
係式が成り立つようにt2jおよびt2j+1を決定すればよ
い。
【0051】
【数14】
【0052】この式を式(2)に代入すると、B-splin
e 曲線Cbは、n+1個の未知数tj(j=0,1,2,
…,n−1およびt(2n−1)で表現される。これら
のn+1個の未知数tjのそれぞれに関して式(1)で
表現されるEを一回微分すると、以下の式で表現される
jに関するn+1個のn+1元一次方程式が求まる。
【0053】
【数15】
【0054】条件を満たすには、これらの方程式を満
たすようにtjを決定すればよい。すなわち、上の式
(2)で表現されるtjに関するn+1個のn+1元一
次方程式を解けば条件を満たすtjが決定される。以
上述べたことから、上の五つの条件を満たすB-spline
曲線Cbを計算することができる(図17)。ステップ
S4では、前記ステップS3で蓄えられた曲線Cbと曲
線Ca間を線型補間し、以下の式で表現されるロフト面
c′を生成し、この曲面をB-splineパッチまたは有理
B-spline パッチにScで表現される曲面に変換する。
【0055】
【数16】
【0056】ここで、曲線Caが多項式曲線の場合、曲
線CaはB-spline 曲線で表現できるので、ロフト面
c′はB-spline 曲面に変換できる。また、曲線Ca
有理式曲線の場合、曲線Caは有理B-spline 曲線で表
現できるので、ロフト面Sc′は有理B-spline パッチ
に変換できる。そこで、曲線CaがB-spline 曲線で表
現されている場合には、変換された曲面ScをB-spline
パッチで表現し、そうでない場合には、有理B-spline
パッチで表現する。そして、この変換された曲面Sc
記憶装置に格納して処理を終了する。
【0057】このように、本発明を導入し、曲面と交わ
るように抜き勾配線を指定された抜き勾配角で曲線上を
滑らせて抜き勾配面を生成すれば、前述した一つ目の課
題が解決できる。また、B-spline パッチまたは有理B
-spline パッチを用いて抜き勾配面を近似的に表現する
ことにより、二つ目の課題を解くことができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、曲面を含む三次元形状モデル処理装置におい
て、一つの曲線と一つの曲面間に抜き勾配面を生成する
ことができる。この抜き勾配面Scは、パラメータu=
i/nm,(i=0,m,2m,(n−2)m,(n−
1)m)において、式(1)で表現される正確な抜き勾
配面上にある。抜き勾配面を表現する曲面として、B-s
pline パッチまたは有理B-spline パッチを用いてい
る。したがって、三次元処理装置で抜き勾配面を扱うこ
とが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による曲線と曲面との間の抜き勾配面
生成方法の一実施例を説明するための図(その1)であ
る。
【図2】 本発明による曲線と曲面との間の抜き勾配面
生成方法の一実施例を説明するための図(その2)であ
る。
【図3】 本発明による曲線と曲面との間の抜き勾配面
生成方法の一実施例を説明するための図(その3)であ
る。
【図4】 本発明による曲線と曲面との間の抜き勾配面
生成方法の一実施例を説明するための図(その4)であ
る。
【図5】 本発明による曲線と曲面との間の抜き勾配面
生成方法の一実施例を説明するための図(その5)であ
る。
【図6】 本発明による抜き勾配面生成方法のフローチ
ャートである。
【図7】 本発明による抜き勾配面と曲面との交点の生
成方法を説明するための図(その1)である。
【図8】 本発明による抜き勾配面と曲面との交点の生
成方法を説明するための図(その2)である。
【図9】 本発明による抜き勾配面と曲面との交点の生
成方法を説明するための図(その3)である。
【図10】 本発明による抜き勾配面と曲面との交点の
生成方法を説明するための図(その4)である。
【図11】 本発明による勾配面と曲面との交線計算方
法のフローチャートである。
【図12】 本発明による交点の移動ベクトルの生成方
法を説明するための図(その1)である。
【図13】 本発明による交点の移動ベクトルの生成方
法を説明するための図(その2)である。
【図14】 本発明による交点の移動ベクトルの生成方
法を説明するための図(その3)である。
【図15】 本発明による軌跡を表す曲線を生成するた
めの説明図(その1)である。
【図16】 本発明による軌跡を表す曲線を生成するた
めの説明図(その2)である。
【図17】 本発明による軌跡を表す曲線を生成するた
めの説明図(その3)である。
【符号の説明】
a…曲線、Sa…抜き勾配面、Sb…抜き勾配面と交わ
る曲面、Qi…曲線Ca上の一部、Li…曲線上の一点に
おける抜き勾配面上の直線、Pi…抜き勾配面上の直線
iと曲面Sbとの交点、Cb…抜き勾配面Saと曲面Sb
との交線、Cbj…曲線Cbのi番目のセグメント、Sc
a,Cb間を線型補間し抜き勾配面を近似的に表現した
B-spline パッチまたは有理B-spline パッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面上の一点を通過する抜き勾配面上の
    一直線と曲面との交点を求めて記憶装置に格納し、次
    に、抜き勾配面が曲線上をたどっていくときの抜き勾配
    面と曲面との交点の移動ベクトルを求め、前記交点とそ
    の移動ベクトルからC1 連続な曲線セグメントで構成さ
    れるB-spline曲線を生成し、抜き勾配面が通過する曲
    線と生成されたB-spline曲線間を線型補間し、B-spli
    neパッチまたは有理B-splineパッチを生成することを
    特徴とする曲線と曲面間の抜き勾配面生成方法。
  2. 【請求項2】 曲面を扱う三次元の形状モデル処理装置
    において、抜き勾配角0度の方向と抜き勾配角が指定さ
    れた曲線を含む抜き勾配面と曲面との交線を生成する交
    線生成手段と、抜き勾配角が指定された曲線と前記交線
    生成手段により生成された交線とを用いて、抜き勾配面
    を近似的に表現するB-splineパッチまたは有理B-spli
    neパッチを生成するパッチ生成手段とからなることを特
    徴とする曲線と曲面間の抜き勾配面生成装置。
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