JP3409196B2 - 熱処理装置における断熱構造 - Google Patents
熱処理装置における断熱構造Info
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Description
熱構造に関する。
処理装置における装置本体の壁部を、例えばグラスウー
ル、合成樹脂発泡体などの断熱材により構成し、これに
より熱処理装置に対する断熱効果を期待していた。
置の内部の温度は200℃を超す場合も多く、前記した
断熱材により壁部を構成するだけでは充分な断熱効果は
期待できずに作業環境の悪化を招くことが多かった。
を向上させる方法も一応考えられるが、装置としての大
型化は免れず、またそれほどの効果も得られなかった。
平6−33344号公報参照)。
(A´)の壁部(100) を内外2重の保温パネル(101)(10
2)により構成するとともに両保温パネル(101)(102)の間
に空間層(103) を設け、これにより断熱効果を期待し
た。
記のように構成することにより、確かに断熱効果は向上
する。しかしながら、この提案もまた充分な断熱効果を
得るには至らず、満足のいくものではなかった。上記構
成を有する断熱構造でも充分な断熱効果が得られない理
由は次の通りである。
流」「輻射」及び「伝導」の3つがある。上記の断熱構
造にあっては、中間に空間層(103) が設けられているの
で、内側パネル(101) から外側パネル(102) に対する熱
の「伝導」は小さいにしても、「対流」と「輻射」は充
分に起こり得、これが内側パネル(101) からの熱が外側
パネル(102) に伝わる原因、すなわち充分な断熱効果が
期待できない原因になっていた。
のであり、その目的は、熱処理装置における断熱効果に
優れた断熱構造を提供するところにある。
装置における断熱構造は、互いに対向する内側パネル層
と外側パネル層を備え、前記内外両パネル層の間に外部
と流通可能な空間層を備えた熱処理装置における断熱構
造であって、前記空間層が前記内外のパネル層に相対向
する1枚あるいは複数枚の板状体によって複数の放熱層
に区分けされ、前記1枚あるいは複数枚の板状体は、前
記外側パネル層から空間層まで延びる支持棒によって前
記空間層内で保持されてなるものである。
載の断熱構造において、前記空間層内の空気を吸引する
吸気手段をさらに備えているものである。
ように内外両パネル層の間における空間層が板状体によ
って複数の放熱層に小さく区分けされ、スペース的に、
もはや「対流」が起こりにくくなっており、内側パネル
層に達した熱が「対流」によって板状体に伝達されるの
を最小限にとどめることができる。
煙突の役目をして、所謂「煙突効果(エアードリフト効
果)」が奏される。すなわち、放熱層内において、上方
に向けて流れる気流が起こり、内側パネル層からの熱が
前記した気流に邪魔されて板状体に伝わりにくくなり、
「輻射」による熱伝達が抑制される。
ル層の間には空間層が存するので、「伝導」による熱伝
達も極めて小さい。
るが、この熱は、空間層が小さく区分けされていること
によって上記した如く「対流」「輻射」による熱伝達が
抑制されるので、外側パネル層(板状体が複数設けられ
ている場合には第2の板状体)への熱伝達がさらに小さ
くなる。
せることができ、断熱効果に優れた断熱構造を提供する
ことができる。
に、前記空間層内の空気を吸引する吸気手段を備えてい
るので、「対流」の発生がより起こりにくくなるととも
に、上記の「煙突効果(エアードリフト効果)」を助長
し、より一層効果的に断熱性を向上させることができ
る。
施例を図面に基いて説明するが、本発明はこれによって
限定されるものではない。
に備えた前壁部の断熱構造を示すが、このような断熱構
造が、熱処理装置における他の部分、例えば天井壁部、
底壁部などにも用いられている。
装置(A)の前壁部を示す。この前壁部(10)は、中央
部に設けられた開閉扉(12)と、その外側に位置する正
面視ロの字状の枠部(14)とにより構成する。前記開閉
扉(12)は、3箇所に取り付けられたハンドル(16)の
操作により開閉可能となる。ハンドル(16)の下方に取
付られたヒンジ(18)は、開閉扉(12)の開閉時におけ
る回動を支持する。
明瞭に示されている。開閉扉(12)および枠部(14)の
双方において、最も内側(図2にあっては右側)は、内
側パネル層(20)(厚みは、例えば50mm程度)によ
り構成されている。この内側パネル層(20)は、アルミ
ニウム板よりなる枠体(20a)の内部に断熱材としてグ
ラスウール(20b)を充填したものである。
(14)の双方において、前記内側パネル層(20)と対向
配置されてなる外側パネル層(22)(厚みは、例えば1
5mm程度)により構成されている。内側パネル層(2
0)と外側パネル層(22)との間には、空間層(24)
(厚みは、例えば15mm程度)が設けられている。外
側パネル層(22)は断熱性を有する保温板よりなり、内
側パネル層(20)との対向面には、アルミニウム箔(2
6)が貼着されている。
2に示すように板状をなす連結体(28)により連結され
ている。すなわち、開閉扉(12)においては、その外周
面(仮想外周面)における4面にて連結体(28)により
連結されており、枠部(14)においては、その外周面
(仮想外周面)における4面と内周面(仮想内周面)で
ある4面(開閉扉(12)との仮想対向面における4面)
の、合計8面にて連結体(28)により連結されている。
4)に相当する箇所には、図3に明瞭に示されているよ
うに、所定間隔ごとに空気流通用穴(30)が設けられて
いる。なお、枠部(14)における開閉扉(12)との対向
面に設けられた空気流通用穴(30)は、開閉扉(12)に
設けた空気流通用穴(30)に対応する位置にそれぞれ設
けられており、両者は互いに空気流通可能となってい
る。これにより、開閉扉(12)内部の空間層(24)は、
枠部(14)内部の空間層(24)と空気流通可能となり、
延いては装置(A)の外部と空気流通可能となる。
(20)(22)にそれぞれ相対向する2枚のアルミニウム
板、銅板あるいは鉄板などの熱伝導性に比較的優れた金
属板(32)によって3つの放熱層(34)に等分されてい
る。前記した2枚の金属板(32)は、外側パネル層(2
2)から空間層(24)にまで延びる支持棒(36)に保持
されている。
が、内側パネル層(20)からの熱によって内部に乱流が
起こり得ないか、あるいは起こってもごく僅かな程度の
厚みであることが好適であり、具体的に言えば15mm
以内であることが好ましく、4〜10mmであることが
さらに好ましい。
ダクト(38)の吸気口(38a)が、枠部(14)の上面に
当てがわれている。これにより、吸気ファン(図示せ
ず)の駆動によって、開閉扉(12)および枠部(14)の
内部におけるエア(空間層(24)に存するエア)が、空
気流通用穴(30)を介して吸気ダクト(38)に向けて引
き込まれ、吸引される。これに伴って、枠部(14)外周
における下面および左右両側面に設けられた空気流通用
穴(30)のそれぞれを介して、外部から内部に空気が入
り込む。すなわち、前記した吸気ファンの駆動によっ
て、熱処理装置(A)における前壁部(10)の内部の
(空間層(24)の)空気が入れ換わる。
(A)においては、上述したように内外両パネル層(2
0)(22)の間における空間層(24)が金属板(32)に
よって複数の放熱層(34)に小さく区分けされ、スペー
ス的に、もはや「対流」が起こりにくくなっており、内
側パネル層(20)に達した熱が「対流」によって金属板
(32)に伝達されるのを最小限にとどめることができ
る。
熱層(34)が煙突の役目をして、いわゆる「煙突効果
(エアードリフト効果)」が奏される。すなわち、放熱
層(34)内において、上方に向けて流れる気流が起こ
り、内側パネル層(20)からの熱が前記した気流に邪魔
されて金属板(32)に伝わりにくくなり、「輻射」によ
る熱伝達が抑制される。
ル層(20)(22)の間には空間層(24)が存するので、
「伝導」による熱伝達も極めて小さい。
伝達するが、この熱は、空間層(24)が小さく区分けさ
れていることによって上記した如く「対流」「輻射」に
よる熱伝達が抑制されるので、第2の金属板(32)、延
いては外側パネル層(22)への熱伝達がさらに小さくな
る。
せることができ、断熱効果に優れた断熱構造を提供する
ことができる。
手段を備え、これにより空間層(24)の空気が入れ換え
られるので、「対流」の発生がより起こりにくくなると
ともに、上記の「煙突効果(エアードリフト効果)」を
助長し、より一層効果的に断熱性を向上させることがで
きる。
(32)を用いて空間層(24)を3つの放熱層(34)に区
分したが、これに限らず、3枚の金属板(32)あるいは
それ以上の枚数(4枚、5枚……)の金属板(32)を用
いて空間層(24)を区分けすることも可能である。ま
た、もちろん、1枚の金属板(32)で空間層(24)を2
つの放熱層(34)に区分けした構造も本発明の範疇であ
る。
ける上面のみに当てがったが、これに限らず、上面に加
え、下面あるいは左右両側面におけるどちらか一方の面
にも吸気ダクト(38)を当てがっても構わない。
の全てに空気流通用穴(30)を設けたが、これに限ら
ず、少なくとも2面に空気流通用穴(30)を設け、他の
2面を塞いでおくことも可能である。
熱処理装置の断熱構造を提供することができた。
ある。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】互いに対向する内側パネル層と外側パネル
層を備え、前記内外両パネル層の間に外部と流通可能な
空間層を備えた熱処理装置における断熱構造であって、 前記空間層が、前記内外のパネル層に相対向する1枚あ
るいは複数枚の板状体によって複数の放熱層に区分けさ
れ、 前記1枚あるいは複数枚の板状体は、前記外側パネル層
から空間層まで延びる支持棒によって前記空間層内で保
持されている ことを特徴とする熱処理装置における断熱
構造。 - 【請求項2】前記空間層内の空気を吸引する吸気手段を
さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29619094A JP3409196B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱処理装置における断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29619094A JP3409196B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱処理装置における断熱構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08152271A JPH08152271A (ja) | 1996-06-11 |
| JP3409196B2 true JP3409196B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=17830341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29619094A Expired - Lifetime JP3409196B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱処理装置における断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3409196B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6546524B2 (ja) * | 2015-12-21 | 2019-07-17 | 株式会社ヒラノテクシード | 熱処理装置 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29619094A patent/JP3409196B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08152271A (ja) | 1996-06-11 |
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