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JP3414014B2 - 自動車用インストルメントパネル - Google Patents
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JP3414014B2 - 自動車用インストルメントパネル - Google Patents

自動車用インストルメントパネル

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JP3414014B2
JP3414014B2 JP32520294A JP32520294A JP3414014B2 JP 3414014 B2 JP3414014 B2 JP 3414014B2 JP 32520294 A JP32520294 A JP 32520294A JP 32520294 A JP32520294 A JP 32520294A JP 3414014 B2 JP3414014 B2 JP 3414014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対人衝撃吸収構造を備
えた自動車用インストルメントパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車においては、自動車の衝突
力が所定値を超えたとき、インストルメントパネルの乗
員頭部衝突領域が破損して衝突力を吸収する様な設計が
なされている。
【0003】図5及び図6は、従来の自動車用インスト
ルメントパネルのパネル本体100を示す。
【0004】自動車用インストルメントパネルは、この
パネル本体100の外表面にパッド(図示せず)を被着
することにより全体構成され、車体に取付けられるよう
になっている。特に、インストルメントパネルの車体後
方側の略中央部には、パネル本体100の車体後方側の
略中央の機器装着用開口部101の内側壁102の縁部
103にインストステイ300がビス301により固設
される。
【0005】また、機器装着用開口部101には、例え
ば上部にエアコン操作部(図示せず)が装着され、下部
にオーディオ200が装着されるようになっている。こ
の場合比較的軽量なエアコン操作部はパネル本体100
に装着されるが、比較的重量の嵩むオーディオ200は
その取付け用ブラケット201を、機器装着用開口部1
01の縁部103に重合してインストステイ300にビ
ス301により共締めすることにより装着される。
【0006】ところで、乗員の頭部衝撃吸収領域は、右
ハンドルの場合、左側のドアトリムから所定量車両中央
側で、ステアリングハンドルから所定量車両中央側で占
められるエリアで、特にパネル本体100の機器装着用
開口部101の上壁コーナ部Aが造形の要求で突出形状
になっているため、衝撃吸収特性をより向上させるため
に上壁コーナ部Aの裏面に車体の前後方向に沿うV字溝
104を形成し、上壁コーナ部Aを易変形が可能なる構
造にしている。
【0007】このため、従来の自動車用インストルメン
トパネルは、上壁コーナ部Aへ付加される衝撃力が所定
値を超えたときは上壁コーナ部Aの変形により前記衝撃
力を吸収して、以って乗員の安全を図るように設計され
ている。
【0008】このような自動車用インストルメントパネ
ルの類似技術は、特開昭62−184952号公報にも
開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の自
動車用インストルメントパネルは、V字溝104の成形
に多大な工数を必要として成形が難しいという課題を有
している。
【0010】すなわち、V字溝104を形成する金型側
の凸状部分は、その形状を実験により得た衝撃吸収値に
より決定しているので型盛りでは成形することができな
い。そこで前記凸状部分は金型にプレートを溶接して形
成するが、この場合肉厚の薄い(例えば2.7mm)金
型に薄いプレート(例えば肉厚1.0mm)を溶接する
ことになり、金型の変形を惹起する虞れがある等、多大
の工数を要することになる。
【0011】その上従来の自動車用インストルメントパ
ネルは機器装着用開口部101の開口巾L1 がビス30
1の締結用工具の挿入代および内側壁102の抜き勾配
を考慮しているので、狭くすることが難しく造形自由度
を制限しているという課題をも有している。
【0012】本発明は、前記した課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、衝撃吸収特性を少なくと
も維持しつつ、成形容易で、かつ造形自由度の拡大を可
能とした自動車用インストルメントパネルを提供するに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、パネル本体の後方側の略
中央部に設けられた機器装着用開口部の内側壁の縁部に
インストステイが固設される自動車用インストルメント
パネルにおいて、前記機器装着用開口部が、上部開口部
と下部開口部とを連通して形成されており、前記内側壁
の縁部が、前記上部開口部の左右内側壁に沿って形成さ
れる上部縁部と、この上部縁部に略L字形状の付根部で
連続して前記下部開口部の左右内側壁に沿って形成され
ると共に前記インストステイを固設する下部縁部とから
形成されており、衝撃吸収孔が、前記インストステイへ
の固設部の直上部位に該当する前記機器装着用開口部の
左右内側壁であって、前記下部縁部の付根部のL字形状
に沿って前記下部開口部の左右内側壁に穿設されている
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の自動車用インストルメントパネルであって、前記下
部開口部がオーディオ収納部として構成されており、前
記衝撃吸収孔がオーディオの取付け用ブラケットの挿入
可能な大きさに穿設されていることを特徴としている。
【0015】
【0016】
【作用】請求項1または2記載の発明は、前記した構成
になっているので次の作用を奏する。
【0017】すなわち、請求項1記載の発明は、インス
トステイへの固着部の直上部位に該当する機器装着用開
口部の左右内側壁に衝撃吸収孔を設けて、対人衝撃吸収
領域の下方部位を易変形構造としたので、前記易変形構
造を容易に成形することができ、かつ前記領域へ付加さ
れる衝撃力は前記下方部位にある易変形構造に直接伝達
されると共に、前記衝撃力が所定値を超えるときは前記
易変形構造の変形により前記衝撃力を吸収することがで
きる。
【0018】その上請求項1記載の発明は、機器の取付
け用ブラケットを機器装着用開口部の内側壁に干渉する
ことなく、衝撃吸収孔へ挿入して機器をインストステイ
へ固着することができるので、機器装着用開口部の開口
巾を極力狭く設計することができる。
【0019】また、請求項記載の発明は、内側壁の縁
部が、上部縁部とこの上部縁部に略L字形状の付根部で
連続して形成される下部縁部とからなり、かつ衝撃吸収
孔が前記下部縁部の略L字形状の付根部に沿って穿設さ
れるので、上、下部縁部の連続部位に前記L字形状の付
根部により段差部が形成されると共に、前記衝撃吸収孔
の穿設により前記段差部の剛性を低下させることによっ
てインストステイへの固着部の直上部位に易変形構造が
形成され、この易変形構造の変形により衝撃力を吸収す
ることができる。
【0020】さらに請求項記載の発明は、機器装着用
開口部の下部開口部をオーディオ収納部として構成し、
かつ衝撃吸収孔をオーディオブラケットの挿入可能な大
きさに穿設したので、オーディオの取付け用ブラケット
を機器装着用開口部の内側壁に干渉することなく衝撃吸
収孔へ挿入してオーディオをインストステイに固着する
ことができるため、前記オーディオ収納部の開口巾を構
造上の複雑化を伴うことなく極力狭く設計することがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。
【0022】図1乃至図4は一実施例としての自動車用
インストルメントパネルのパネル本体1を示す。
【0023】このパネル本体1は、その外表面にパッド
(図示せず)を被着することにより自動車用インストル
メントパネルを構成して、車体に取付けられるようにな
っている。特にインストルメントパネルの車体後方側の
略中央部には、パネル本体1の車体後方側の略中央の機
器装着用開口部2の内側壁3の縁部4にインストステイ
300がビス301により固設される。
【0024】このように取付けられたインストルメント
パネルにおいては、乗員の頭部衝撃吸収領域は、右ハン
ドルの場合、左側のドアトリムから所定量車両中央側で
ステアリングハンドルから所定量車両中央側で占められ
るエリアで、図1の二点鎖線で示す領域Bは造形状も必
要な部位である。
【0025】このためパネル本体1は、領域Bの下方
で、インストステイ300への固設部の直上部位に該当
する機器装着用開口部2の左右内側壁3に衝撃吸収孔5
を穿設して構成されている。
【0026】具体的には、機器装着用開口部2は、上部
開口部21と下部開口部22とを連通して形成されてお
り、例えば、上部開口部21は比較的軽量なエアコン操
作部の収納部として構成され、下部開口部22は重量の
嵩むオーディオ収納部として構成される。
【0027】また、内側壁3の縁部4は、上部開口部2
1の左右内側壁3に沿って帯状に形成される上部縁部4
1と、この上部縁部41に略L字形状の付根部42aで
連続して下部開口部22の左右内側壁3に沿って帯状に
形成される下部縁部42とから形成されている。この場
合、上部縁部41はエアコン操作部等の機器の取付け用
として機能し、下部縁部42はインストステイ300お
よびオーディオ200への固着用として機能する。この
ため上部縁部41には機器取付用孔41aが穿設されて
おり、下部縁部42にはインストステイ300及びオー
ディオ200への固着用孔42bが穿設されている。
【0028】さらに、衝撃吸収孔5は、下部縁部42の
付根部42aのL字形状に沿って下部開口部22の左右
内側壁3に穿設されている。このとき衝撃吸収孔5は、
機器装着用開口部2に装着される機器の取付け用ブラケ
ット201の挿入できる大きさに形成されるが、あまり
大きく形成すると必要以上の剛性の低下により耐振動特
性の低下を招くので、耐振動特性を損なうことのない適
宜の大きさに形成される。下部開口部22をオーディオ
収納部として構成した場合は、衝撃吸収孔5の大きさは
オーディオ200の取付け用ブラケット201の挿入可
能な大きさに形成される。
【0029】なお、図1及び図2中、機器装着用開口部
2の両側部に設けられたコ字形凹部はインストルメント
ロアパネルの位置決め用凹部6であり、図2及び図3中
の符号7はロケートピンである。
【0030】このように形成されたパネル本体1は、領
域Bの下方部位であって、インストステイ300への固
設部(固着用孔42b)の直上部位に、衝撃吸収孔5の
穿設により易変形構造が形成される。
【0031】すなわち、この易変形構造は、上,下部縁
部41,42の連続部位に、L字形状の付根部42aに
より形成される段差部と、この段差部に沿って穿設され
る衝撃吸収孔5とにより構成されており、前記段差部の
剛性を衝撃吸収孔5により低下させた構造となってお
り、かつ付根部42aのインストステイ300への固着
により耐振動特性の低下を抑制した構造となっている。
【0032】このためパネル本体1は、領域Bへ付加さ
れる衝撃力が直接前記易変形構造に伝達されるようにな
っており、前記衝撃力が前記易変形構造の剛性を上回る
ときは前記易変形構造の変形により前記衝撃力を吸収す
ることができる。
【0033】このときの衝撃吸収特性は、易変形構造を
構成する段差部により向上したものとなっている。
【0034】また、この易変形構造は衝撃吸収孔5の穿
設により容易に成形できるものとなっている。
【0035】さらに、このパネル本体1は、下部開口部
22に装着されるオーディオ200の取付け用ブラケッ
ト201を、機器装着用開口部2の内側壁3に干渉する
こと無く、衝撃吸収孔5に挿入して下部縁部42と共に
インストステイ300へビス301により共締めするこ
とができる。
【0036】このためパネル本体1は、オーディオ収納
部(下部開口部22)の開口巾L2を構造上の複雑化を
伴なうこと無く極力狭く設計することができ、この結果
造形自由度の拡大した自動車用インストルメントパネル
とすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば次の効果を奏する。
【0038】
【0039】
【0040】すなわち、請求項記載の発明によれば、 (1)インストステイへの固設部の直上部位に該当する
機器装着用開口部の左右内側壁に衝撃吸収孔を設けて、
易変形構造としたので、前記易変形構造を容易に成形す
ることができ、かつ前記領域へ付加される衝撃力は前記
下方部位に直接伝達されると共に、前記衝撃力が所定値
を超えるときは前記易変形構造の変形により前記衝撃力
を吸収することができること、 (2)機器の取付け用ブラケットを機器装着用開口部の
内側壁に干渉することなく、衝撃吸収孔へ挿入して機器
をインストステイへ固着することができるので、機器装
着用開口部の開口巾を構造上の複雑化を伴なうこと無く
極力狭く設計することができ、これにより造形自由度の
拡大を図ることができること、 (3)内側壁の縁部が、上部縁部とこの上部縁部に略L
字形状の付根部で連続して形成される下部縁部とからな
り、かつ衝撃吸収孔が前記下部縁部の略L字形状の付根
部に沿って穿設されるので、上、下部縁部の連続部位に
前記L字形状の付根部により段差部が形成されると共
に、前記衝撃吸収孔の穿設により前記段差部の剛性を低
下させることによってインストステイへの固設部の直上
部位に易変形構造が形成され、この易変形構造の適確な
変形により衝撃力を効率良く吸収することができるこ
と、により衝撃吸収特性の向上および造形自由度の拡大
した自動車用インストルメントパネルを提供することが
できる。
【0041】また、請求項記載の発明によれば、機器
装着用開口部の下部開口部をオーディオ収納部として構
成し、かつ衝撃吸収孔をオーディオの取付け用ブラケッ
トの挿入可能な大きさに穿設したので、オーディオの取
付け用ブラケットを機器装着用開口部の内側壁に干渉す
ることなく衝撃吸収孔へ挿入してオーディオをインスト
ステイに固設することができるため、前記オーディオ収
納部の開口巾を構造上の複雑化を伴うこと無く極力狭く
設計することができ、この結果請求項記載の発明の効
果に加えて造形自由度の拡大した自動車用インストルメ
ントパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての自動車用インストルメントパ
ネルのパネル本体の斜視図である。
【図2】図1のパネル本体の要部拡大図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図1のパネル本体とオーディオとのインストス
テイへの取付け状態説明図である。
【図5】従来の自動車用インストルメントパネルのパネ
ル本体の斜視図である。
【図6】図5のパネル本体とオーディオとのインストス
テイへの取付け状態説明図である。
【符号の説明】
1 パネル本体(自動車用インストルメントパネル) 2 機器装着用開口部 3 内側壁(機器装着用開口部の) 4 内側壁の縁部 5 衝撃吸収孔 21 上部開口部(機器装着用開口部の) 22 下部開口部(機器装着用開口部の) 200 オーディオ 201 オーディオの取付け用ブラケット 300 インストステイ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体の後方側の略中央部に設けら
    れた機器装着用開口部の内側壁の縁部にインストステイ
    が固設される自動車用インストルメントパネルにおい
    て、前記機器装着用開口部が、上部開口部と下部開口部とを
    連通して形成されており、 前記内側壁の縁部が、前記上部開口部の左右内側壁に沿
    って形成される上部縁部と、この上部縁部に略L字形状
    の付根部で連続して前記下部開口部の左右内側壁に沿っ
    て形成されると共に前記インストステイを固設する下部
    縁部とから形成されており、 衝撃吸収孔が、前記インストステイへの固設部の直上部
    位に該当する前記機器装着用開口部の左右内側壁であっ
    て、前記下部縁部の付根部のL字形状に沿って前記下部
    開口部の左右内側壁に穿設されている ことを特徴とする
    自動車用インストルメントパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用インストルメン
    トパネルであって、前記下部開口部がオーディオ収納部
    として構成されており、前記衝撃吸収孔がオーディオの
    取付け用ブラケットの挿入可能な大きさに穿設されてい
    ことを特徴とする自動車用インストルメントパネル。
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