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JP3415502B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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JP3415502B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3415502B2
JP3415502B2 JP21818999A JP21818999A JP3415502B2 JP 3415502 B2 JP3415502 B2 JP 3415502B2 JP 21818999 A JP21818999 A JP 21818999A JP 21818999 A JP21818999 A JP 21818999A JP 3415502 B2 JP3415502 B2 JP 3415502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDRAM(Dynamic
Random Access Memory)などに代表される半導体記憶装
置に関するものであり、特に、2値を越える多値のデー
タをメモリセルに記憶する半導体記憶装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】多値の半導体記憶装置に関する第1の従
来技術として例えば特開平9−320280号公報には
4値のDRAMが開示されている。図21はこのDRA
Mの全体構成の中から1個分のメモリセルと当該メモリ
セルに対する読み出し/書き込みを行うための回路を抽
出したものであって、上記公報に示されている回路をさ
らに簡略化して描いたものである。そこでメモリセルか
らの読み出し動作の概略について以下に説明する。
【0003】なお、図示したメモリセル100は自身に
記憶されるデータに応じた電位を保持するものであり、
例えば電源電位をVCCとしたときに、データ“0
0”,“01”,“10”,“11”に対応してそれぞ
れ“0”,“(1/3)VCC”,“(2/3)VC
C”,“VCC”を保持する。また、この第1の従来技
術では主ビット線および副ビット線からなる階層化ビッ
ト線構造を採用するとともに、図示を省略した主センス
アンプおよび副センスアンプ101からなるセンスアン
プ構造を採っている。
【0004】まず、主ビット線GBLT,GBLNおよ
び副ビット線BLTU,BLTL,BLNU,BLNL
を何れも“(1/2)VCC”にプリチャージしてお
く。次に、信号TGLを“L”レベルにすることでトラ
ンジスタ(以後、「Tr」と略記する場合がある)Q1
00,TrQ101をオフにする。これにより、副セン
スアンプ101を挟んで副ビット線BLTU,BLTL
間および副ビット線BLNU,BLNL間を互いに切り
離す。次に、ワード線WLを活性化させてメモリセル1
00に保持されている電位を副ビット線BLTU上に読
み出して、メモリセル100が記憶しているデータに応
じた電位差を副ビット線BLNU,BLTU間に生じさ
せる。
【0005】次に、リードスイッチに相当する信号RS
を“H”レベルにして副センスアンプ101内のTrQ
102,TrQ103をオンさせる。すると、副センス
アンプ101は副ビット線BLNU,BLTU間の電位
差に応じたセンス結果をTrQ104,TrQ105お
よび上述したTrQ103,TrQ102を通じて主ビ
ット線GBLT,GBLNにそれぞれ伝達する。そこで
信号RSを“L”レベルに戻するとともに、図示しない
主センスアンプで主ビット線GBLT,GBLN間の電
位差を増幅して上位ビットの読み出しを行う。このとき
同時に信号CPSを“H”レベルにしてTrQ106,
TrQ107をオンさせて、メモリセル100の“1/
3”の容量値(図中の“1/3Cs”)を持つキャパシ
タ102,103を通じて、主ビット線GBLT,GB
LNの電位変動を副ビット線BLNU,BLTUにそれ
ぞれ伝える。
【0006】これによって、メモリセル100の記憶し
ているデータが“10”又は“01”であれば、副ビッ
ト線BLNU,BLTU間の電位の大小関係が逆転す
る。この後、信号CPSを“L”レベルに戻して主ビッ
ト線GBLT,GBLNと副ビット線BLNU,BLT
Uの間を切り離すとともに、信号TGUを“L”レベル
にしてTrQ108,TrQ109をオフさせて副ビッ
ト線BLTU,BLNUと副センスアンプ101の間を
切り離す。次に、信号WSUを“H”レベルにしてTr
Q110,TrQ111をオンとして、増幅された主ビ
ット線GBLT,GBLNの電位をそれぞれ副ビット線
BLTU,BLNUに書き込む。次に、信号WSUを
“L”レベルに戻した後に、信号RSを“H”レベルと
して副ビット線BLNL,BLTLの電位差に応じたセ
ンス結果を主ビット線GBLT,GBLNに伝達して、
上位ビットの場合と同様にして下位ビットの読み出しを
行う。
【0007】次に、信号WSLを“H”レベルにしてT
rQ112,TrQ113をオンさせて、主ビット線G
BLT,GBLNの電位を副ビット線BLTL,BLN
Lに書き込む。このとき同時に信号TGLを“H”レベ
ルにしてTrQ100,TrQ101をオンさせてお
く。次いで、信号TGUを“H”レベルにして副ビット
線BLTU,BLTL間および副ビット線BLNU,B
LNL間を接続する。その結果、両ビット線の容量結合
がなされ、副ビット線BLTUの電位は読み出し前にメ
モリセル100に保持されていた電位と等しくなる。そ
こで、ワード線WLを活性化させて上記読み出し動作で
破壊されたメモリセル100の電位を副ビット線BLT
Uから再書き込みする。
【0008】一方、多値の半導体記憶装置に関する第2
の従来技術として、例えば「Masakazu Aoki et al.,A
16-Levels/Cell Dynamic Memory, IEEE Internationl S
olid-State Circuits Conference(ISSCC) 1985, Digest
of Technical Papers, pp.246-247」に開示された技術
が挙げられる。この文献には、メモリセルの記憶データ
に応じてワード線の電位を振って階段状に変化させてゆ
くことにより、メモリセルの記憶された多値データの読
み出しやメモリセルに対する多値データの書き込みを行
う手法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、第1の
従来技術では上位ビットのセンス結果を下位ビットのセ
ンスためにフィードバックするようにしている。このた
めに第1の従来技術ではフィードバック用のキャパシタ
を個々の副センスアンプに対応して設けておく必要があ
る。ここで、上述したようにフィードバック用のキャパ
シタはメモリセルの容量値Csの“1/3”に相当する
容量値“1/3Cs”であって、通常のメモリセルとは
異なるものが要求される。こうした特殊な容量値を持っ
たキャパシタを実現するために、第1の従来技術では、
メモリセルが備えているのと同等のキャパシタを3個直
列に接続して実効的に上記キャパシタを実現するように
している。しかしながら、このようにキャパシタを直列
接続して実現すると大きな面積が必要となってしまって
コストを上昇させてしまうことにもなる。
【0010】この点において、上記容量値のキャパシタ
をトランジスタのゲート容量で作ることも考えられなく
はない。しかしながら、ゲート容量のバラツキの特性と
メモリセル容量のバラツキの特性は互いに異なっている
ため、ゲート容量で実現する手法では容量値のバラツキ
が許容範囲外となってしまい、実際の製品への適用は現
実には困難である。また、こうした容量のバラツキの問
題に加えて、上述したフィードバック用のキャパシタの
容量値のバラツキがさらに歩留まりに影響を与えてしま
うことも問題である。しかも、主センスアンプに比べて
多数存在する副センスアンプにそれぞれ対応させてフィ
ードバック用のキャパシタを設ける必要があるため、上
述したような問題はさらに顕著なものとなる。
【0011】一方、上述した第2の従来技術では、SS
Aよりもはるかに数が多いメモリセルの持つ閾値のバラ
ツキが動作マージンに影響してしまうので歩留まりが悪
いという問題がある。本発明は上記の点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、フィードバック用のキャパ
シタを必要としたりワード線の電位を階段状に変化させ
たりする必要がなく、面積が小さく低コストで歩留まり
の良い多値の半導体記憶装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、メモリセルアレイを構成
する複数のサブアレイの各々に設けられ、メモリセルに
記憶される多値データの各値に対応する電位をそれぞれ
記憶するダミーセル対と、前記各サブアレイに設けら
れ、選択したワード線によって活性化されるメモリセル
前記複数のサブアレイのうちの何れに属するかに応じ
て、副ビット線経由で前記メモリセルから読み出した前
記多値データの電位をセンスして主ビット線に出力する
メモリ副センスアンプ(以下SSA)として動作する
か、あるいは、副ビット線対を経由して前記ダミーセル
対から読み出した電位をバランスさせることで、前記多
値データ間を識別するリファレンスレベルを生成して前
記主ビット線と異なる主ビット線に出力するダミーSS
Aとして動作する複数のSSAと、前記各主ビット線に
出力された前記多値データの電位及び前記各リファレン
スレベルに基づいて該多値データの値を判定する主セン
スアンプ(以下MSA)とを具備することを特徴として
いる。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、複数の前記ダミーSSAは前記各リファレ
ンスレベルを前記主ビット線へ時分割で順次出力してゆ
き、前記MSAは、前記多値データの電位を前記各リフ
ァレンスレベルと逐次的に比較してゆくことで前記多値
データの値を判定することを特徴としている。また、請
求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、同
一のワード線で駆動されるメモリセルをセンスする複数
の前記メモリSSAの出力を同一の主ビット線に時分割
で供給するとともに、複数の前記ダミーSSAがセンス
する前記ダミーセル対を同一のダミーワード線対で駆動
して、前記主ビット線とは異なる別々の主ビット線に前
記各リファレンスレベルをそれぞれ供給し、前記複数の
メモリSSAの何れか及び前記複数のダミーSSAから
前記各多値データの電位及び全ての前記リファレンスレ
ベルを同時に出力して、前記MSAが前記各メモリSS
Aによってセンスされた前記各多値データの値を
る動作を、時分割で供給される前記複数のメモリSSA
の出力の各々について順次行うことを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、同一のワード線で駆動されるメモリ
セルをセンスする複数の前記メモリSSAの出力を複数
の主ビット線にそれぞれ供給するとともに、複数の前記
ダミーSSAがセンスする前記ダミーセル対を同一のダ
ミーワード線対で駆動して、前記複数の主ビット線とは
異なる別々の主ビット線に前記各リファレンスレベルを
供給して前記複数のMSAにそれぞれ分配し、前記複数
のメモリSSA及び前記複数のダミーSSAから全ての
前記多値データの電位及び全ての前記リファレンスレベ
ルを同時に出力して、前記複数のMSAが前記複数のメ
モリSSAによってセンスされた全ての前記多値データ
の値を同時に判定することを特徴としている。また、
求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかの項記載の
発明において、前記メモリSSAは、前記多値データを
読み出すための副ビット線と対になる副ビット線上に前
記多値データの最上位ビットを識別するためのリファレ
ンスレベルを生成して出力し、該リファレンスレベルを
前記多値データの電位を出力する主ビット線とは異なる
主ビット線へ出力することを特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項5
載の発明において、前記MSAは、前記多値データの電
位及び該多値データの最上位ビットを識別するリファレ
ンスレベルがそれぞれ載せられる2本の主ビット線のう
ち、選択されたメモリセルのデータの電位が該2本の主
ビット線の何れに読み出されるかに応じて、該2本の主
ビット線上の電位を入れ替えてセンスすることを特徴と
している。また、請求項7記載の発明は、請求項6又は
7記載の発明において、前記MSAは、所定の条件下で
発生するノイズがワード線を介して伝搬することで前記
副ビット線上に生じるノイズが治まる所定時間を経過し
た後に、前記ダミーSSAの出力するリファレンスレベ
ルと前記メモリセルのデータの電位を比較するととも
に、該比較に先行して、前記メモリSSAの出力するリ
ファレンスレベルと前記メモリセルのデータの電位を比
較することを特徴としている。また、請求項8記載の発
明は、請求項1〜7の何れかの項記載の発明において、
前記SSAは、前記副ビット線の対の電位をそれぞれセ
ンスするセンストランジスタ対の間に存在する閾値電圧
の相違に起因するオフセットをキャンセルするためのオ
フセットキャンセル手段を有することを特徴としてい
る。また、請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何れ
かの項記載の発明において、前記多値データの各値に対
応する電位のうち、接地電位及び内部電源電位を除く電
位を同一の所定電位だけ低く設定することを特徴として
いる。
【0015】 また、請求項10記載の発明は、請求項
1〜9の何れかの項記載の発明において、前記各ダミー
SSAには、前記ダミーセル対以外にリダンダンシ用の
ダミーセル対が副ビット線対を介して接続されているこ
とを特徴としている。また、請求項11記載の発明は、
請求項1〜10の何れかの項記載の発明において、半導
体記憶装置の外部から供給される外部電源電位に基づい
て、前記多値データの各値に対応する電位のうち、接地
電位及び内部電源電位を除く電位をそれぞれ生成する疑
似電源回路を有することを特徴としている。また、請求
項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、
スタンバイ状態にある前記副ビット線を前記疑似電源回
路で生成した電位で充電することを特徴としている。ま
た、請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載
の発明において、前記MSAは、前記判定によって得た
前記多値データの電位に対応した前記疑似電源回路の出
力を利用して、前記メモリセルからの読み出しの過程で
行われる前記メモリセルへの再書き込みを行うことを特
徴としている。また、請求項14記載の発明は、請求項
12記載の発明において、前記疑似電源回路の生成する
電位で充電された前記副ビット線の対の電位をバランス
させることで、前記多値データの最上位ビットを識別す
請求項5記載のリファレンスレベルを生成することを
特徴としている。また、請求項15記載の発明は、請求
項1〜14の何れかの項記載の発明において、前記メモ
リセルからの読み出しの過程で行われる前記ダミーセル
対への再書き込みを前記ダミーSSAで行うことを特徴
としている。また、請求項16記載の発明は、請求項1
〜15の何れかの項記載の発明において、前記ダミーセ
ル対と該ダミーセル対を駆動するダミーワード線対がそ
れぞれ前記メモリセルと該メモリセルを駆動するワード
線と同じ特性になっていることを特徴としている。ま
た、請求項17記載の発明は、請求項1〜16の何れか
の項記載の発明において、前記多値データの各値に対応
する各電位は、隣接する電位間の電位差が互いに異なっ
ていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の各
実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実
施形態では多値の半導体記憶装置の具体例として4値の
DRAMを取り上げることにするが、本発明はこうした
形態にのみ限定されるものではなく、任意数の多値レベ
ルを記憶する半導体記憶装置に適用することが可能であ
る。
【0017】〔第1実施形態〕図1は本実施形態による
DRAMの要部の構成を示したブロック図であって、第
1の従来技術と同じくメモリセル及びセンスアンプに関
連する部分だけを抽出して描いている。図示した以外の
回路については一般的な多値のDRAMが備える回路と
同等の機能のものを使用することができる。また、DR
AMのメモリセルアレイは多数のサブアレイに分割され
て構成されるが、同図ではこれら多数のサブアレイのう
ち、ある特定のサブアレイに属するメモリセルの読み出
し/書き込みを行うときに活性化される3個のサブアレ
イのみを示してある。
【0018】本発明の各実施形態におけるDRAMでも
階層化されたビット線構造を採用しており、相補になっ
た1組の主ビット線の対および相補になった4本の副ビ
ット線の対を単位とした構成例を想定している。主ビッ
ト線にはアルミなどの金属配線が使用され、副ビット線
にはより高抵抗のシリサイドなどが使用される。また、
ビット線の構造に対応するように、センスアンプは主セ
ンスアンプ(メインセンスアンプ:以下「MSA」と略
称する)および副センスアンプ(サブセンスアンプ:以
下「SSA」と略称する)で構成されている。MSA及
びSSAはサブアレイと同様に図示した以外にも多数存
在しているが、4値のDRAMでは1個のMSA及び3
個のSSAを単位として読み出し/書き込みが行われる
ため、上述したように3個のサブアレイのみを描いてい
る。
【0019】以下さらに詳述すると、符号WLはワード
線であって図示の都合から図1では1本のみ示している
が、実際には1サブアレイ当たり64本〜512本程度
のワード線が配線されている。次に、符号GBLT0,
GBLN0は主ビット線であり、符号BLTx0,BL
Nx0(x=0〜3)は副ビット線である。本実施形態
では1組の主ビット線対に対して4組の副ビット線対が
設けられており、これら副ビット線でSSAおよびMS
Aを共有している。なお、主ビット線GBLT0,GB
LN0のように2つの信号名の相違が「T」と「N」の
みであるものは両信号が互いに相補(True/Not)である
ことを意味している。もっとも、後掲する各種のタイミ
ングチャートにも示すように、互いに相補となっている
信号が常に True/Not の関係にあるわけではないことに
留意する必要がある。また、これ以降の説明において、
例えば4本の副ビット線BLTx0(x=0〜3)を総
称するときに単に「BLTx0」と表記することがあ
る。
【0020】次に、ワード線WLと4本の副ビット線B
LNx0の交差した部分には一般的な多値のDRAMに
備えられているのと同様のメモリセル(図中の○)が配
置されている。ここで、DRAM内部で使用される内部
電源電位をVCCとすると、メモリセルに保持される4
値のデータ“11”,“10”,“01”,“00”に
対応する電位はそれぞれ“0”,“(1/3)VC
C”,“(2/3)VCC”,“VCC”となる〔図2
(a)なども参照のこと〕。なお、本実施形態ではデー
タと電位の関係を通常とは逆にしてあるが、当業者であ
れば適宜回路変更を行うことによって、通常のように例
えばデータ“11”を電位“VCC”に対応させること
も可能である。また、これ以降の説明では“(1/3)
VCC”等を“1/3VCC”等と略記することとし、
これら以外の電位についても同様の表記とする。
【0021】次に、SSA10はワード線WLに接続さ
れているメモリセルの保持データをセンスするととも
に、メモリセルの保持データが“1x”/“0x”の何
れかを識別するためのリファレンスレベルを生成し、当
該リファレンスレベル,保持データに対応する電位をそ
れぞれ信号RS0T,RS0Nに従って主ビット線GB
LT0,GBLN0に出力する。次に、符号DWLN
1,DWLT1,DWLN2,DWLT2は何れもダミ
ーワード線であって、各ダミーワード線と副ビット線の
交差する部分には何れもダミーセル(図中の○)が配置
されている。これらダミーセルは上述したメモリセルと
全く同様のセルを用いることができ、セル内のキャパシ
タの容量値といった各種の特性もメモリセルと同一にし
てある。ここで、同一のダミーワード線に接続されてい
るダミーセルには全て同一の電位が書き込まれる、その
一方で、異なるダミーワード線に接続されているダミー
セルには互いに異なる電位が書き込まれる。具体的に言
うと、ダミーワード線DWLN1,DWLT1,DWL
N2,DWL22に接続されるダミーセルにはそれぞれ
“0”,“1/3VCC”,“2/3VCC”,“VC
C”が書き込まれる。
【0022】そして、SSA11はダミーワード線DW
LT1,DWLN1に接続されたダミーセル対の保持電
位に基づいて、メモリセルの保持データが“10”/
“11”の何れであるのかを識別するためのリファレン
スレベルを生成し、これを信号RS1T,RS1Nに従
って主ビット線GBLT0,GBLN0に出力する。同
様に、SSA12はダミーワード線DWLT2,DWL
N2に接続されたダミーセル対の保持電位に基づいて、
メモリセルの保持データが“00”/“01”の何れで
あるのかを識別するためのリファレンスレベルを生成
し、これを信号RS2T,RS2Nに従って主ビット線
GBLT0,GBLN0の出力する。なお、SSA10
〜SSA12の構成そのものは何れも同一であって、選
択したワード線によって活性化される各メモリセルがど
のサブアレイに存在するかに応じて、各SSAがSSA
10〜SSA12のうちの何れの役割を果たすようにな
るかが定まる。また、これらSSAの詳細な構成につい
ては後述する。また、同図では各ダミーワード線対に4
組のダミーセル対が設けられているが、実際にはそれぞ
れ最低1組のダミーセル対があれば良い。このため、残
りの3組のダミーセル対は、デフォルトで使用されるダ
ミーセル対が不良となったときの代替となる(リダンダ
ンシの)ダミーセル対として使用することが可能であ
る。
【0023】次に、MSA13はSSA10〜SSA1
2によるセンス結果に基づいてメモリセルの保持データ
の値を判別して、その上位ビットUPBIT及び下位ビ
ットLWBITを独立に出力する。ちなみに、このMS
A13の詳細な構成についてもSSAの詳細構成ととも
に後述することとする。なお、図1では図示を簡潔化す
るために、活性化されるワード線及びダミーワード線の
みを示してある。すなわち、実際には後掲する図3に示
されている通り、各サブアレイにはいずれも複数本数の
ワード線と2本のダミーワード線が配線されている。こ
れらのうち、図1では一番上のサブアレイにおいてワー
ド線WLのみが活性化され、真ん中のサブアレイにおい
てダミーワード線DWLN1,DWLT1のみが活性化
され、一番下のサブアレイにおいてダミーワード線DW
LN2,DWLT2のみが活性化される。
【0024】ここで、図2を参照してメモリセル/ダミ
ーセルに保持される電位とデータ間を識別するためのリ
ファレンスレベルの関係などについて説明する。図中、
「Memory Cell」はメモリセルに保持される各データに
対応した電位,「SBL」は副ビット線上の電位,「GBL」
は主ビット線上の電位,「Dummy Cell」 はダミーセル
に書き込まれて保持される各データ対応の電位である。
さらに詳述すると、同図(a)においてメモリセルの保
持データと電位の関係は上述した通りになっている。ま
た、メモリセルから副ビット線上に読み出しがなされる
と、その電位は「SBL 」で示したように“1/3VC
C”弱〜“2/3VCC”強の範囲となる。さらに、副
ビット線から主ビット線に読み出されたときの電位は
「GBL」 で示したようにおおよそ“1/6VCC”〜
“5/6VCC”の範囲となる。
【0025】一方、図2(b)はダミーセルに書き込ま
れた電位に基づいて生成されたリファレンスレベルが副
ビット線上,主ビット線上に順次読み出されてゆくとき
の電位を同図(a)に準じて示したものである。図2
(b)のうち、ダミーセルに書き込まれる電位とデータ
の関係は上述した通りになっている。また、副ビット線
上のリファレンスレベルは、同図(a)に示した副ビッ
ト線上のデータレベルのうち隣接している2つのレベル
のほぼ中間の電位になっている。同様にして、主ビット
線上のリファレンスレベルも、同図(a)に示した主ビ
ット線上のデータレベルのうち隣接している2つのレベ
ルのほぼ中間の電位になっている。なお、後述するよう
にSSAによるセンスによって論理レベルが反転するこ
とになるが、図2では理解を容易にするためにこの点を
考慮しないで図示してある。
【0026】次に、図3を参照してSSAの詳細構成に
ついて説明する。なお、図3において図1に示したもの
と同じ構成要素については同一の符号を付してある。ま
た、前述したように図1では活性化されるワード線,ダ
ミーワード線のみを示していたが、図3では各SSAに
配線されている“n(自然数)+1”本のワード線WL
00〜WLn0と2本のダミーワード線DWLT0,D
WLN0を描いてある。なお、ダミーワード線DWLN
0は図1の信号DWLN1,DWLN2に対応し、ダミ
ーワード線DWLT0は同図の信号DWLT1,DWL
T2に対応している。このほか、信号RST0は同図の
信号RSxT(x=0〜2)に対応するとともに、信号
RSN0は同図の信号RSxN(x=0〜2)に対応し
ている。
【0027】次に、信号TGx0(x=0〜3)は4組
の副ビット線BLTx0,BLNx0の対の中から何れ
かを選択して信号線BLST0,BLSN0につなぐた
めの信号である。そのために、TrQ1,TrQ2は信
号TG00を“H”レベルにすることで、副ビット線B
LT00,BLN00の対をそれぞれ信号線BLST
0,BLSN0に接続する。なお、これらTrQ1,T
rQ2を含めて、特記しない限り全てのトランジスタは
nチャンネルMOSFET(金属酸化物半導体電界効果
トランジスタ)である。TrQ3〜TrQ8もTrQ
1,TrQ2と同等の機能のものであって、信号TG1
0,TG20,TG30をそれぞれ“H”レベルにする
ことで、それぞれに対応する副ビット線対を信号線BL
ST0,BLSN0と接続する。なお、SSA10では
信号TGx0のうちの何れかを“H”レベルにして4組
の副ビット線対を時分割で切り替えてゆくことになる。
一方、SSA11,SSA12では、不良でないダミー
セルの接続された何れかのビット線対を信号TGx0の
何れかを活性化することによって選択する。
【0028】次に、信号PCL0は信号線BLST0,
BLSN0を“1/2VCC”にプリチャージする際
に、これら信号線の電位を速やかに“1/2VCC”へ
落ち着かせるために活性化させる信号である。すなわ
ち、信号PCL0を“H”レベルにすると、TrQ9,
TrQ10がオンして信号線BLST0,BLSN0に
信号HVCDを接続する。この信号HVCDの電位は
“1/2VCC”であって、DRAM内部に設けられた
図示しない疑似電源回路から供給される。なお、信号H
VCDを生成する疑似電源回路の出力はメモリセルを構
成しているキャパシタの対極(すなわち、セルトランジ
スタに接続されているのとは反対側の端子)にも接続さ
れており、これが上記疑似電源回路を安定化させる役割
を担っている。次に、TrQ11は信号PBL0を
“H”レベルとすることで、信号線BLST0,BLS
N0をショートさせてこれら信号線上の電位をバランス
させるためのものである。
【0029】なお、本実施形態では、通常のDRAMの
ようにスタンバイ状態において副ビット線を“1/2V
CC”にプリチャージしておきこれをそのままリファレ
ンスレベルとすることはしていない。その代わり本実施
形態では、後に詳述するように、副ビット線BLTx
0,BLNx0をそれぞれ電位V3Q(=2/3VC
C),V1Q(=1/3VCC)に充電しておき、これ
ら電位をバランスさせることによって“1/2VCC”
の電位を作るようにしている。このようにするのは次の
ような理由によるものである。すなわち、内部電源電位
などを生成する電源回路の出力はDRAM内部の様々な
回路素子に接続されているため、これら回路素子が当該
電源回路の安定化に寄与している面がある。
【0030】ところが、電位V3Qや電位V1Qはメモ
リセル及びダミーセルへの書き込みのためだけに使用さ
れるため、内部電源電位などとは違って安定化に寄与す
る部分がDRAM内に全く存在しない。そのためこれが
原因で書き込み時における電位が低下してしまうことな
ども想定されうる。こうした事態を避けるには疑似電源
を構成しているアンプ自体を大容量なものにすれば良い
が、それではチップの回路規模が大きくなってしまう問
題が生じてしまう。そこで本実施形態では、DRAM内
部に電位V3Q,V1Qで動作する部分をなるべく多く
作ることで疑似電源を安定化させるようにしており、そ
のためにスタンバイ状態にある空いた副ビット線対を電
位V3Q,V1Qで充電しておくようにしている。
【0031】次に、TrQ12は、信号PDLT0が
“H”レベルであるときに信号V3Qの電位を信号線B
LST0に供給するものであって、信号V3Qには図示
しない疑似電源回路から“2/3VCC”の電位が供給
される。また、TrQ13は、信号PDLN0が“H”
レベルであるときに信号V1Qの電位を信号線BLSN
0に供給するものであって、信号V1Qには図示しない
疑似電源回路から“1/3VCC”の電位が供給され
る。同様に、TrQ14,TrQ15はそれぞれ信号P
FLT0,PFLN0が“H”レベルであるときに、信
号GND,VINTの電位をそれぞれ信号線BLST
0,BLSN0に供給する。ここで、信号GNDの電位
は接地レベルである。また、信号VINTの電位は電源
電位VCCであって、図示しない内部電源回路がDRA
M外部から供給される外部電源電位に基づいて生成す
る。なお、これら信号PDLN0,PDLT0,PFL
N0,PFLT0が如何なるタイミングで活性化される
か等については動作説明のところで詳述する。
【0032】次に、TrQ16は上述した信号RST0
によって活性化され、ソース端子が接地されたTrQ1
7を通じて信号線BLST0の電位を反転増幅して主ビ
ット線GBLT0に伝達する。同様にして、TrQ18
は上述した信号RSN0によって活性化され、ソース端
子が接地されたTrQ19を通じて信号線BLSN0の
電位を反転増幅して主ビット線GBLN0に伝達する。
つまり、TrQ17,TrQ19は信号線BLST0,
BLSN0間のレベル差をセンスして主ビット線上に出
力するセンス用トランジスタである。次に、TrQ20
は、メモリセルへの書き込み時に信号WS0が活性化さ
れたときに、主ビット線GBLN0上の電位を信号線B
LST0に伝達する。同様にして、TrQ21は信号W
S0が活性化されたときに主ビット線GBLT0上の電
位を信号線BLSN0に伝達する。ちなみに、メモリセ
ルに対する書き込み経路が読み出し経路とTrue/N
ot反転しているのは、上述したようにメモリセルに記
憶されるデータと電位の関係が通常とは逆になっている
ためである。
【0033】なお、図3ではSSAの両側に副ビット線
が接続されていることを示すために、信号TGx0と同
種の信号TGx1(x=0〜3)がゲート端子に接続さ
れた4組のトランジスタ対を図中の右端部分に示してあ
る。そして、これらトランジスタ対に接続された図示し
ない副ビット線においても、副ビット線BLTx0,B
LNx0と同様に(n+1)本のワード線と2本のダミ
ーワード線が交差するように配線されている。
【0034】次に、図4を参照してMSAの詳細構成に
ついて説明する。なお、同図において図1〜図3に示し
たものと同じ構成要素については同一の符号を付してあ
る。図4において、プリチャージ回路20は主ビット線
GBLT0,GBLN0を何れも“1/2VCC”にプ
リチャージするための一般的な回路である。次に、Tr
Q40,TrQ41は主ビット線GBLT0,GBLN
0をセンスするにあたって、信号RMTGが“H”レベ
ルとなったときに主ビット線GBLT0,GBLN0を
それぞれ信号線MSLT0,MSLN0に接続する。ま
た、センス回路21は一般的なDRAMで用いられてい
るセンスアンプと同様のものであって、信号SAP,S
ANに従って、信号線MSLT0,MSLN0に伝達さ
れた主ビット線GBLT0,GBLN0の電位をセンス
して“H”レベル又は“L”レベルを出力する。なお、
信号SAP,SANはセンスアンプ活性化信号であって
それぞれセンスアンプを構成するPチャンネル,Nチャ
ンネルの各トランジスタを活性化させるものである。
【0035】次に、ラッチ回路22,23はセンス回路
21によるセンスで得られたメモリセルのデータの上位
/下位ビットをそれぞれ保持する。ここで、本実施形態
ではメモリセルのデータを上位ビット,上位ビット=
“1”のときの下位ビット,上位ビット=“0”のとき
の下位ビットの順に3段階でセンスする。そのために、
信号DTGP,DTGS,DTGUを所定のタイミング
(その詳細は動作説明に譲る)で変化させてTrQ42
〜TrQ44を制御するとともに、ラッチ回路22の出
力をインバータ25で反転させた信号でTrQ45の導
通状態を制御することによって、上位/下位ビットをそ
れぞれラッチ回路22,23に取り込む。
【0036】次に、書き込み回路24はメモリセルへ書
き込み又は読み出し過程における再書き込みを行う際の
書き込み電位を生成する回路であって、ラッチ回路2
2,23に保持されているデータに応じた電位を出力す
る。具体的に言うと、出力端OUTNの電位は、ラッチ
回路22,23の保持データが“00”であれば電位G
ND(=0),“01”であれば電位V1Q(=1/3
VCC),“10”であれば電位V3Q(=2/3VC
C),“11”であれば電位VINT(=VCC)とな
る。一方、出力端OUTTの電位はこれと逆であって、
データ“00”,“01”,“10”,“11”に対応
してそれぞれ電位VINT,V3Q,V1Q,GNDが
生成される。なお、書き込み回路24を実現するには、
例えば、UPBIT,LWBITをデコードしてこのデ
コード結果に基づいて上記4種類の電位の何れかを選択
すれば良い。
【0037】次に、TrQ46,TrQ47は、メモリ
セルへの書き込みにあたって信号WMTGが“H”レベ
ルとなったときに、書き込み回路24の出力端OUT
T,OUTNの電位をそれぞれ主ビット線GBLT0,
GBLN0に伝達する。なお、後述するようにメモリセ
ルへの書き込みは出力端OUTTから主ビット線GBL
T0を介して行うようになっている。また、出力端OU
TT,OUTNの電位の和はラッチ回路22,23の保
持データによらず全て“VCC”となっている。このた
め、これら電位を主ビット線GBLT0,GBLN0に
与えて書き込みを行った後に両電位をバランスさせれば
“1/2VCC”を作ることができる。
【0038】なお、上述したMSA及び各SSAに供給
される信号のうち、信号VINT,V1Q,V3Q,G
ND,HVCDは上述したように内部電源回路又は疑似
電源回路から供給される。一方、一般的なDRAMと同
様にワード線WL00〜WLn0は図示しないロウデコ
ーダの出力で駆動され、また、主ビット線は図示しない
カラムスイッチを介してカラムデコーダに接続される。
そして、これら以外の信号は何れもDRAM内に設けら
れた図示しないコントローラから供給されるようになっ
ている。
【0039】次に、上記構成によるDRAMの動作を説
明するが、まずはメモリセルからの読み出しを行う場合
について説明する。 (1)読み出し動作 上述したように、本実施形態では上位ビット,上位ビッ
ト=“1”のときの下位ビット,上位ビット=“0”の
ときの下位ビットの順番で判定してゆく。その際、上位
ビット判定用のリファレンスレベルはSSA10(図1
参照)内部で生成し、下位ビット判定用のリファレンス
レベルはSSA11,SSA12にそれぞれ接続されて
いる2種類のダミーセルの電位をバランスさせることで
生成するようにしている。なお以下では、副ビット線対
BLTx0に接続されたダミーセルの対をデフォルトと
してこれらダミーセルが何れも良品であるとする。
【0040】さて、図5は図1に示したSSA10の動
作タイミング,図6はSSA11及びSSA12の動作
タイミングを示したものである。また、図7はMSA1
3の動作タイミングを主に示したものであって、同図に
示した期間は図5における時刻t7〜t22の間に相当
している。なお以下の説明に関連する範囲において、図
1に示した以外のサブアレイではワード線,ダミーワー
ド線とも活性化されないため、図示した以外のサブアレ
イにおける動作に関しては特に言及しない。まず、電源
投入後の初期化処理において、図1に示したダミーワー
ド線DWLN1,DWLT1,DWLN2,DWLT2
に接続されている各4個のダミーセルに対して予め
“0”,“1/3VCC”,“2/3VCC”,“VC
C”の電位を書き込んでおく。なお、後述するようにダ
ミーセルへの書き込みは読み出し動作の過程でも行われ
る(再書き込み動作)ようになっており、初期化処理に
おけるダミーセルへの書き込みもこれと全く同様に行え
ば良い。したがって、ここではその詳細について説明し
ない。
【0041】 スタンバイ状態 次に、時刻t1までのスタンバイ状態では、SSA10
〜SSA12へ供給する信号PDLN0,PDLT0を
何れも“H”レベルとしておく。そうすることで、これ
らSSA内では信号線BLST0,BLSN0がそれぞ
れ電位V3Q(=“2/3VCC”),電位V1Q(=
“1/3VCC”)にプリチャージされる。また、スタ
ンバイ状態では信号TGx0を何れも“H”レベルにし
て全ての副ビット線対を選択した状態にしておく。これ
によって図3に示したTrQ1〜TrQ8が全てオンと
なるので、副ビット線のTrue側(BLTx0)は何
れも“2/3VCC”にプリチャージされ、Not側
(BLNx0)は何れも“1/3VCC”にプリチャー
ジされる。一方、スタンバイ状態において、MSA13
ではプリチャージ回路20が主ビット線GBLT0,G
BLN0をともに“1/2VCC”にプリチャージす
る。
【0042】 リファレンスレベルの設定 次に、時刻t2で信号PDLN0,PDLT0をともに
“L”レベルに戻す。次に、DRAMに与えられた読み
出しアドレスをデコードした結果、図1に示したワード
線WL上にあるメモリセルが選択されたならば、時刻t
3において信号PBL0を立ち上げる。この信号PBL
0が十分立ち上がって“H”レベルになると、TrQ1
1がオンして信号線BLST0,BLSN0上の両電位
がバランスして、信号線BLST0,BLSN0および
副ビット線BLTx0,BLNx0の電位が時刻t4に
おいて何れも“1/2VCC”になる。なお、図5〜図
7のタイミングチャートには特に示していないが、信号
PBL0を活性化させるのに伴って各SSA内で信号P
CL0を活性化させている。このため、信号線BLST
0,BLSN0および副ビット線BLTx0,BLNx
0が信号HVCDに接続されて、これら信号線の電位が
速やかに“1/2VCC”へ落ち着く。
【0043】次に、SSA10では時刻t5にて信号P
BL0を“L”レベルに戻して信号線BLST0,BL
SN0間を切り離しておく。これは後述するように、副
ビット線BLTx0上の電位“1/2VCC”をリファ
レンスレベルとしてメモリセルの保持データの上位ビッ
トを判定するのに、これらを信号線BLST0,BLS
N0から主ビット線GBLT0,GBLN0に別々に読
み出すためである。次に、時刻t6では、SSA10〜
SSA12の各々において信号TGx0のうち、信号T
G00のみを“H”レベルのままとしてそれ以外の信号
を“L”レベルとする。このとき同時にワード線WL
(図3のワード線WL00に対応)を立ち上げるほか、
ダミーワード線DWLT1,DWLN1,DWLT2,
DWLN2をすべて立ち上げる。またこのとき、各SS
A10〜SSA12において信号TGx1(x=0〜
3)を全て“L”レベルにして、選択されていない側の
副ビット線対を各SSAから切り離しておく。
【0044】以上の各動作によって、SSA10ではワ
ード線WL00に接続されたメモリセルに蓄積されてい
る電荷が副ビット線BLNx0上に読み出されて、これ
ら各副ビット線に接続されているメモリセルの保持デー
タに応じた電位〔図2(a)の「SBL」を参照〕とな
る。そしてこれらのうちで副ビット線BLN00上の電
位が、信号TG00により活性化されたTrQ2を通じ
て信号線BLSN0に伝達される。このとき、副ビット
線BLT00及びTrQ1を介した信号線BLST0の
電位はプリチャージ時における“1/2VCC”のまま
となっている。なお、この電位はデータ“1x”とデー
タ“0x”を識別するためのリファレンスレベルに相当
するものである。
【0045】一方、SSA11では、ダミーワード線D
WLN1に接続されたダミーセルの保持する電位“0”
に対応した電位が副ビット線BLTx0上に現れるとと
もに、ダミーワード線DWLT1に接続されたダミーセ
ルの持つ電位“1/3VCC”に対応した電位が副ビッ
ト線BLNx0上に現れる。なお、これら副ビット線上
の電位は、図2(a)に「SBL」で示したデータレベ
ルの電位と同じものである。ところで、この時点におい
てSSA11,SSA12では信号PBL0が“H”レ
ベルのままであってTrQ11がオンした状態であるこ
とから、TrQ1,TrQ2を通じて副ビット線BLT
00,BLN00から信号線BLST0,BLSN0に
伝達される電位がバランスされる。このため、これら信
号線BLST0,BLSN0の電位はデータ“10”と
データ“11”を識別するためのリファレンスレベルと
なる。このレベルは“1/6VCC”に相当する電位で
あって、図2(b)に「SBL」で示した電位のうち
“1/2VCC”の下方に位置する電位である。
【0046】他方、SSA12でもSSA11と同様の
動作が行われる。すなわち、ダミーワード線DWLN2
に接続されたダミーセルの持つ電位“2/3VCC”に
対応する電位が副ビット線BLT00上に現れ、ダミー
ワード線DWLT2に接続されたダミーセルの持つ電位
“VCC”に対応する電位が副ビット線BLN00上に
現れる。そして、これら副ビット線対における電位がそ
れぞれ信号線BLST0,BLSN0に伝達されて互い
にバランスされる結果、信号線BLST0,BLSN0
の電位はデータ“00”とデータ“01”を識別するた
めのリファレンスレベルとなる。このレベルは“5/6
VCC”に相当する電位であって、図2(b)に「SB
L」で示した電位のうち“1/2VCC”の上方に位置
する電位である。
【0047】 上位ビットのセンス 次に、SSA10のセンス結果をMSA13に転送して
上位ビットを判定するために、以下に述べる動作が行わ
れてゆく。まず時刻t7では、図7に示すようにSSA
10において信号RS0T,RS0N(図3の信号RS
T0,RSN0に対応)の双方を立ち上げるようにす
る。この結果、SSA10ではTrQ16,TrQ18
がオンして、信号線BLST0の電位“1/2VCC”
に応じた電位がTrQ17,TrQ16を通じて主ビッ
ト線GBLT0上に現れる〔図2(b)に「GBL」で
示した“1/2VCC”を参照〕。
【0048】これと同時に、信号線BLSN0上に読み
出されたメモリセルの保持データに対応する電位がTr
Q19,TrQ18を通じて主ビット線GBLN0上に
現れる〔図2(a)に「GBL」で示した電位を参
照〕。なお、かかるSSA10のセンス動作によって、
主ビット線GBLT0,GBLN0間におけるデータと
リファレンスレベルの関係は、信号線BLST0,BL
SN0における関係を反転させたものとなる。またこの
ときMSA13では、図7に示したように信号RMTG
を“H”レベルとしているため、TrQ40,TrQ4
1を通じて主ビット線GBLT0,GBLN0の電位が
そのまま信号線MSLT0,MSLN0に伝えられる。
【0049】次に、MSA13にて信号RMTGを立ち
下げて時刻t8で“L”レベルにすることで、主ビット
線GBLT0,GBLN0と信号線MSLT0,MSL
N0の間をそれぞれ切り離す。このとき同時に信号SA
P,SANを活性化してセンス回路21におけるセンス
動作を開始させて、主ビット線GBLT0,GBLN0
から伝えられた信号線MSLT0,MSLT0間のレベ
ル差をセンスする。この結果、メモリセルの保持データ
の上位ビットが“0”であれば、これに対応する電位が
リファレンスレベル“1/2VCC”よりも高くなるた
め信号線MSLT0には“H”レベルが得られる。一
方、同ビットが“1”であれば、これに対応する電位が
リファレンスレベル“1/2VCC”よりも低くなるた
め信号線MSLT0に“H”レベルが得られる。またこ
のとき、MSA13では信号DTGP,DTGS,DT
GUを全て立ち上げているため、信号線MSLT0のレ
ベルはTrQ42,TrQ43を通じてラッチ回路23
にいったん取り込まれ、それからTrQ44を通じてラ
ッチ回路22に取り込まれて上位ビットUPBITとな
る。この後、時刻t9で信号DTGPを立ち下げて一旦
“L”レベルに戻すとともに、信号DTGUを“L”レ
ベルにして下位ビットのセンス時にラッチ回路22の内
容が変更されないようにする。
【0050】 上位ビット=“1”のときの下位ビッ
トのセンス 次に、時刻t10にてMSA13で信号SAP,SAN
を非活性化するとともに、信号RMTGを“H”レベル
に立ち上げて主ビット線GBLT0,GBLT0と信号
線MSLT0,MSLT0を再び接続する。またこのと
き、SSA10ではRS0Tを立ち下げて主ビット線G
BLT0を信号線BLST0から切り離す。この後の時
刻t11では、SSA11において信号RS1T(図3
では信号RST0)を立ち上げる。この結果、SSA1
1内では信号線BLST0の電位(つまり“10”/
“11”を識別するためのリファレンスレベル)がTr
Q17,TrQ16を通じて主ビット線GBLT0上に
現れる。このとき、MSA13では時刻t10で信号R
MTGを立ち上げて“H”レベルとしているため、Tr
Q40を通じてリファレンスレベルの電位が信号線MS
LT0に伝えられる。一方、信号線MSLN0の電位は
上位ビットをセンスしたときと同じく、メモリセルのデ
ータに応じた主ビット線上の電位になる。なおこの場合
も、データとリファレンスレベルの関係は信号線BLS
T0,BLSN0と主ビット線GBLT0,GBLN0
間で反転したものとなる。
【0051】次に、時刻t12ではMSA13にて信号
RMTGを立ち下げて主ビット線GBLT0,GBLN
0と信号線MSLT0,MSLN0の間を再び切り離
す。次に、時刻t13ではMSA13にて信号SAP,
SANを活性化させ、センス回路21が信号線MSLT
0,MSLT0の間のレベル差に応じてセンス動作を行
う。これによって、メモリセルの保持データに対応する
電位が“10”/“11”のリファレンスレベルよりも
低ければ、下位ビットに相当する“L”レベルが信号線
MSLT0,MSLN0間に得られる。一方、メモリセ
ルの保持データに対応する電位が上記リファレンスレベ
ルよりも高ければ、いまの場合とは逆に“H”レベルが
信号線MSLT0,MSLN0間に得られる。
【0052】またこのとき、MSA13において信号D
TGPを立ち上げて“H”レベルとし、信号DTGSは
“H”レベルのままとするため、TrQ42,TrQ4
3を通じて信号線MSLT0の電位がラッチ回路23に
取り込まれる。この後、時刻t14で信号DTGPを一
旦立ち下げるとともに、信号DTGUを“L”レベルに
する。このほか、時刻t15になった時点で信号SA
P,SANを非活性化させるようにする。なお、メモリ
セルのデータの上位ビットが“0”の場合は、センス回
路21によるセンス結果は実際には意味がなく、この次
に説明するセンス動作によって正しいデータがラッチ回
路23に再設定される。
【0053】 上位ビット=“0”のときの下位ビッ
トのセンス 次に、同じ時刻t15ではMSA13において信号RM
TGを立ち上げて主ビット線GBLT0,GBLT0と
信号線MSLT0,MSLT0を再度接続する。また、
このときSSA11ではRS1Tを立ち下げて主ビット
線GBLT0を信号線BLST0から切り離す。次に、
時刻t16ではSSA12にて信号RS2T(図3の信
号RST0に相当)を立ち上げる結果、信号線BLST
0の電位(つまり“00”/“01”を識別するための
リファレンスレベル)が主ビット線GBLT0上に現れ
る。なおこの場合も、データとリファレンスレベルの関
係は信号線BLST0,BLSN0と主ビット線GBL
T0,GBLN0間で互いに反転したものとなる。ま
た、このときMSA13では信号RMTGが“H”レベ
ルとなっているため、上記同様にTrQ40を通じて主
ビット線GBLT0の電位が信号線MSLT0に伝えら
れるとともに、信号線MSLN0の電位はメモリセルの
データに応じた主ビット線上の電位のままとなる。
【0054】次に、時刻t17でMSA13にて信号R
MTGを立ち下げて主ビット線GBLT0,GBLN0
と信号線MSLT0,MSLN0の間を切り離す。次い
で、時刻t18で信号SAP,SANを活性化させ、セ
ンス回路21で信号線MSLT0,MSLT0間のレベ
ル差に応じたセンス動作を行う。この結果、上位ビット
=“1”のときの下位ビットのセンスの場合に準じて、
メモリセルの保持データに対応する電位が“00”/
“01”のリファレンスレベルよりも高いか低いかに応
じて、信号MSLT0上には下位ビットに対応する
“H”/“L”レベルがそれぞれ得られる。
【0055】また、このときMSA13にて信号DTG
Pを立ち上げて“H”レベルにするが、上記の場合とは
違って信号DTGSを“L”レベルのままとする。この
ため、ラッチ回路22の出力が“L”レベル(すなわ
ち、メモリセルの上位ビットが“0”)の場合にのみT
rQ45がオンとなって、このTrQ45を通じて信号
線MSLT0の電位がラッチ回路23に取り込まれる。
こうして、メモリセルの下位ビットが最終的に決定され
るため、下位ビットLWBITをMSA13から出力可
能な状態となる。そこでこの後は、時刻t19で信号D
TGPを立ち下げたのち、時刻t20で信号SAP,S
ANを非活性化させるようにする。また同じ時刻t20
では、信号RS0N,RS2Tをそれぞれ立ち下げるこ
とで、主ビット線GBLN0をSSA10内の信号線B
LSN0から切り離すとともに、主ビット線GBLT0
をSSA12内の信号線BLST0から切り離す。
【0056】 メモリセルへの再書き込み 一般的なDRAMと同様に本発明の各実施形態によるD
RAMでも読み出しによってメモリセルのデータが破壊
される。このため、副ビット線上に出力されたメモリセ
ルのデータはこれを必ずセンスアンプで増幅してからメ
モリセルへ書き戻してやる必要がある。しかも、このこ
とはメモリセルに限らずダミーセルについても同様であ
る。そこで、上述した読み出しに引き続いてまずメモリ
セルに対する再書き込みを行う。ここで、ラッチ回路2
2,23には読み出し前の時点でメモリセルの保持して
いたデータが取り込まれているため、このデータに基づ
いて再書き込みを行うようにする。
【0057】すなわち、MSA13内の書き込み回路2
4はラッチ回路22,23から出力されるデータ“0
0”,“01”,“10”,“11”に応じてそれぞれ
“VCC”,“2/3VCC”,“0”,“1/3VC
C”を出力端OUTTに出力する。このとき、書き込み
回路24は出力端OUTT,OUTNの和が“VCC”
となる電位を出力端OUTNに出力している。そしてこ
の後の時刻t21においてMSA13で信号WMTGを
立ち上げ、TrQ46,TrQ47を通じて書き込み回
路24の出力端OUTT,OUTNの電位を主ビット線
GBLT0,GBLN0に供給する。
【0058】次に、図5に示したように、時刻t22に
おいてSSA10で信号WS0を立ち上げると、TrQ
20,TrQ21がオンして主ビット線GBLT0が信
号線BLSN0に接続され、また、主ビット線GBLN
0が信号線BLST0に接続される。これにより、書き
込み回路24の出力端OUTTにおける書き込み電位が
主ビット線GBLT0を介して信号線BLSN0に伝え
られる。その結果、時刻t23で信号WS0が十分立ち
上がって“H”レベルになると、活性化されているワー
ド線WL00に接続されたメモリセルのうち、信号TG
00で選択されている副ビット線BLN00に繋がって
いるメモリセルに対してだけ、TrQ2を通じて信号線
BLSN0の電位が再書き込みされる。
【0059】なお、図6に示したようにこのときSSA
11,SSA12では信号WS0が“L”レベルに維持
されているため、ダミーワード線DWLT1,DWLN
1,DWLT2,DWLN2に接続されているダミーセ
ルには書き込みが行われないようになっている。そして
この後の時刻t24になると、SSA10において信号
TG00及び信号WS0をともに立ち下げて再書き込み
動作を終了させる。これによって、副ビット線BLN0
0に接続されたメモリセルの読み出し動作が完了したこ
とになる。
【0060】 他メモリセルの読み出し この後は、信号TG10,TG20,TG30を順次有
効化してゆくことで、ワード線WL00と副ビット線B
LN10,BLN20,BLN30の交点に配置された
各メモリセルの読み出しを時分割で順番に行ってゆく。
すなわち、まず時刻t25でSSA10にて信号PBL
0を立ち上げるとともに、MSA13ではプリチャージ
回路20が主ビット線GBLT0,GBLN0のプリチ
ャージを行う。この結果、時刻t26で主ビット線GB
LT0,GBLT0がともに“1/2VCC”にプリチ
ャージされる。また、上述したように書き込み回路24
が主ビット線GBLN0,GBLT0経由で信号線BL
ST0,BLSTN0に与えた電位の和は“VCC”で
あることから、信号線BLST0,BLSTN0上の電
位がバランスして時刻t27でこれらの信号線が“1/
2VCC”にプリチャージされる。そしていま説明した
プリチャージ動作の完了を待って信号PBL0を立ち下
げるようにする。
【0061】次に、時刻t28で信号TG10を立ち上
げると、副ビットBLN10に接続されたメモリセルの
データに対応する電位がTrQ4を通じて信号線BLS
N0に読み出される。そこで、時刻t7〜t22に準じ
て時刻t29〜t30で3段階のセンスを行って、メモ
リセルに保持されているデータの上位/下位ビットをそ
れぞれMSA13内のラッチ回路22,23に設定した
のち、これらラッチ回路のデータに従って読み出し前と
同じ電位でメモリセルへ再書き込みを行う(時刻t30
〜t32)。なお、この場合には時刻t31にて信号T
G00の代わりに信号TG10を立ち下げるようにす
る。このようにして、副ビット線BLN10に接続され
たメモリセルの読み出しも完了する。次に、信号TG2
0を“H”レベルにして副ビット線BLN20に接続さ
れたメモリセルの読み出しを行うが、この場合の動作は
信号TG10を“H”レベルにしたときと全く同様であ
るため、図5ではあえて図示を省略してある。
【0062】次に、信号TG30を“H”レベルにして
副ビット線BLN30に接続されたメモリセルの読み出
しを行う場合の動作も信号TG10,TG20を活性化
させたときと基本的に同じである。すなわち、時刻t3
2〜t36におけるSSA10及びMSA13の動作
は、信号TG10の場合における時刻t27〜t31に
おける動作と同じである。ここで、上記期間における時
刻t33〜t35の各タイミングはそれぞれ時刻28〜
t30の各タイミングに対応している。もっとも信号T
G00〜TG20の場合と異なる点として、再書き込み
の終了に伴って時刻t36で信号WS0を立ち下げるの
と同時に、ワード線WL00も立ち下げてメモリセルに
対するアクセスがこれ以上行われないようにする。そし
て、再びスタンバイ状態にするために時刻t37で信号
PDLN0,PDLT0,TGx0を全て立ち上げる。
この結果、その後の時刻t38で時刻t1までと同じ状
態へと復帰する。このほか、SSA10で信号TG30
を開けた場合のSSA11,SSA12における動作
は、SSA10で信号TG10又は信号TG20を開け
た場合の動作と一部異なっている。すなわち、この場合
には以下に詳述するようなダミーセルへの再書き込みが
行われることになる。
【0063】 ダミーセルへの再書き込み まず、図6に示すように、時刻t32でSSA11,S
SA12にて信号PBL0をともに立ち下げて、各SS
Aで信号線BLST0,BLSN0の間を切り離してお
く。この後、時刻t35になって上述したダミーセルの
センスが終了したのに伴って信号RST2を立ち下げて
から次の動作を行う。すなわち、SSA12において信
号PDLT0及び信号PFLN0を立ち上げ、信号線B
LST0を電位V3Qに接続するとともに信号線BLS
N0を電位VINTに接続する。このときSSA12で
は信号TG00が“H”レベルに維持されているため、
ダミーワード線DWLT2と副ビット線BLN00が交
差するところに配置されたダミーセルに対して、時刻t
36で確定する電位VINTを書き込む。同様にして、
ダミーワード線DWLN2と副ビット線BLT00が交
差するところのダミーセルに対して、同時刻t36で確
定する電位V3Qを書き込む。
【0064】また、図6には示していないがいま述べた
のと同様の動作がSSA11で並行して行われる。すな
わち、時刻t35で信号PFLT0及び信号PDLN0
をともに立ち上げ、時刻t36で確定する電位GND及
び電位V1Qをそれぞれ信号線BLST0,BLSN0
を通じてダミーワード線DWLN1,DWLT1に接続
されたダミーセルへ書き込む。この後、時刻t37でダ
ミーワード線DWLT1,DWLN1,DWLT2,D
WLN2を全て立ち下げて“L”レベルにする。次に、
時刻t38で信号PFLN0を立ち下げてから、時刻t
39で信号PDLN0を立ち上げるとともに、信号TG
00以外の信号TGx0も全て立ち上げる。これらの結
果、時刻t40ではSSA11,SSA12に接続され
た副ビット線BLTx0及び信号線BLST0が電位V
3Qとなり、副ビット線BLNx0及び信号線BLSN
0が電位V1Qとなって、時刻t1までのスタンバイ状
態と同じ状態に復帰する。
【0065】(2)書き込み動作 次に、上記構成によるDRAMの書き込み動作について
説明するが、メモリセルに対する書き込み動作は上述し
た読み出し過程における再書き込みの動作と基本的に同
じである。すなわち、書き込むべきデータを上位ビット
UPBIT及び下位ビットLWBITとして予めMSA
13に与えておく。また、DRAMに対して書き込みア
ドレスを供給することで、書き込みアドレスのデコード
結果に応じたワード線WL00〜WLn0(図3を参
照)のうちの何れかのワード線を選択して活性化させる
とともに、SSA10では信号TGx0の何れかを活性
化させてこれに対応する副ビット線対を選択しておく。
その後、MSA13にて信号WMTGを“H”レベルに
するとともに、SSA10において信号WS0を“H”
レベルにする。すると、書き込み回路24が書き込みデ
ータに応じて発生させた電位が、主ビット線GBLT
0,SSA10内の信号BSLN0を通じて、活性化さ
れたワード線及び選択された副ビット線対のNot側の
ビット線の交差するところに配置されたメモリセルへ書
き込まれる。
【0066】以上のように、本実施形態ではダミーワー
ド線やダミーセルとして普通のワード線やメモリセルと
同じものを使用することができ、第1の従来技術のよう
に特殊な容量値を持ったフィードバック用のキャパシタ
などをいっさい必要としないため、面積を小さくするこ
とができ、コストも低減させることが可能である。ま
た、第2の従来技術のようにワード線電位を振る必要も
全くないため、SSAに比べてはるかに多数のメモリセ
ルが持つ閾値電圧のバラツキによって動作マージンが低
下して歩留まりが悪くなるといった問題が生じることも
ない。また、メモリセルに記憶されている多値データと
各リファレンスレベルを逐次的に比較するようにしてい
るため、2本の主ビット線GBLT0,GBLN0を設
けるだけで、多値レベルのレベル数(4値,8値,16
値など)に依らず、メモリセルに記憶された多値データ
の値を判別することができる。
【0067】また、メモリセルおよびダミーセルへの書
き込み電位を疑似電源で生成しているため、従来のよう
に2本の副ビット線にそれぞれ書き込みを行ってからそ
れらをバランスさせて最終的な書き込みを行うような手
法と比べて書き込み時間を短縮することができる。ま
た、スタンバイ状態におけるTrue/Notの副ビッ
ト線対をそれぞれ電位V3Q,V1Qにプリチャージし
ているため、これら両電位を発生させるための疑似電源
回路の安定化に寄与することになる。また、リダンダン
シ用のダミーセルを3対用意しているため、SSA1
1,SSA12にて信号TGx0の何れかを適宜選択す
ることによって、リダンダンシ用に用意された任意のダ
ミーセル対に切り換えることが可能となる。このため、
デフォルトのダミーセルが不良であったりホールド特性
が悪かったりしても信頼性や歩留まりを低下させずに済
む。
【0068】〔第2実施形態〕上述した第1実施形態で
はメモリセルに記憶されている多値データを読み出すた
めに3段階でセンスを行うようにしていたが、理論的に
は、個々のSSAに対応させて3個のMSAを設けるこ
とによって1段階のセンスで読み出せるはずである。し
かしそうした構成にすると、主ビット線を配線すること
が物理的に困難となるのみならずMSAを配置すること
も困難となるため、こうした手法は現実的なものとは言
い難い。そこで本実施形態では、第1実施形態で3段階
のセンスを行っていたところを2段階でセンスするよう
にして、構成をあまり複雑化させることなく動作時間を
短縮するようにしている。
【0069】図8は本実施形態によるDRAMの要部の
構成を示したブロック図であって、図1(第1実施形
態)に示したものと同じ構成要素については同一の符号
を付してある。同図に示したように、本実施形態では4
個のサブアレイにそれぞれ属している4個のSSAで1
個のMSAを共有する形態としている。ここで、SSA
30〜SSA32,MSA33はそれぞれ第1実施形態
で説明したSSA10〜SSA12,MSA13とほぼ
同様の機能を有している。また、第1実施形態と同じく
全てのSSA30〜SSA32,SSA34は同一の構
成であるほか、SSA30及びSSA34に関してはそ
れらが果たす役割(機能)も同じである。なお、SSA
30,SSA34は主ビット線を共有しているため、M
SA33がSSA30,SSA34を使用してメモリセ
ルの読み出しを行う場合には、これらSSAを使用して
同時に読み出しを行うのではなく、各SSAからの読み
出しを時分割で行ってゆくことになる。
【0070】次に、符号GBLT0,GBLT0,GB
LT4,GBLN4は何れも主ビット線である。このう
ち、メモリセルのデータに対応する電位が主ビット線G
BLN0に載せられ、“1/2VCC”に相当するリフ
ァレンスレベル(“0x”/“1x”の識別)が主ビッ
ト線GBLT0に載せられることは、第1実施形態と同
様である。一方、主ビット線GBLN4には“1/6V
CC”に相当するリファレンスレベル(“10”/“1
1”の識別)が載せられ、主ビット線GBLT4には
“5/6VCC”に相当するリファレンスレベル(“0
0”/“01”の識別)が載せられる。このほか、ワー
ド線WLは第1実施形態と同様のものであって、図8に
示した範囲内で言うならば2個のサブアレイに属してい
る8個のメモリセルをワード線WLで同時に駆動するこ
とになる。
【0071】同様にして、ダミーワード線DWLT,D
WLNはそれぞれに接続されているダミーセルを駆動す
るものである。このうち、ダミーワード線DWLNとS
SA31の接続された副ビット線が交差するところに配
置されたダミーセルには電位GND(=0)が書き込ま
れ、同ダミーワード線とSSA32に接続された副ビッ
ト線が交差するところに配置されたダミーセルには電位
V3Q(=2/3VCC)が書き込まれる。また、ダミ
ーワード線DWLTとSSA31に接続された副ビット
線が交差するところに配置されたダミーセルには電位V
1Q(=1/3VCC)が書き込まれ、同ダミーワード
線とSSA32に接続された副ビット線が交差するとこ
ろに配置されたダミーセルには電位VCC(=VIN
T)が書き込まれる。
【0072】次に、図9を参照してSSA30〜SSA
32,SSA34の具体的な構成について説明する。な
お、同図において図3又は図8に示した構成要素と同じ
ものについては同一の符号を付してある。以下、第1実
施形態との相違部分についてのみ説明することにする。
本実施形態のSSAでは主ビット線GBLT0,GBL
N0に加えてさらに主ビット線GBLT4,GBLN4
に接続されているため、第1実施形態のSSAに対して
TrQ30,TrQ31を追加してある。TrQ30は
TrQ16と同等の機能を有しており、リードスイッチ
である信号RST40が“H”レベルとなったときに、
信号線BLST0上の電位を反転増幅して主ビット線G
BLN4に伝える。同様に、TrQ31はTrQ18と
同等の機能を有しており、リードスイッチである信号R
SN40が“H”レベルとなったときに、信号線BLS
N0上の電位を反転増幅して主ビット線GBLT4に伝
える。なお、第1実施形態では信号RST0,RSN0
をTrQ16,TrQ18のゲートに与えていたが、説
明の都合上、本実施形態ではこれらの信号名をそれぞれ
信号RST00,RSN00にしている。
【0073】次に、図10を参照してMSA33の具体
的な構成について説明する。なお、同図において図4又
は図9に示した構成要素と同じものについては同一の符
号を付してある。以下、第1実施形態との相違部分につ
いてのみ説明すると、まず第1実施形態(図4)では主
ビット線GBLT0,GBLN0とTrQ40,TrQ
41の間が何れも直接接続されていたが、本実施形態で
はこれらの間にセレクタ41を挿入している。このセレ
クタ41は信号SELに従って主ビット線GBLT0,
GBLN0の各々をTrQ40,TrQ41の何れに接
続するかを決定する。具体的に言うと、メモリセルのデ
ータが載せられる一方の主ビット線をD端子に接続し、
“1/2VCC”に対応するリファレンスレベルが載せ
られる他方の主ビット線をR端子に接続するように信号
SELのレベルを制御することになる。
【0074】セレクタ41の存在意義は、本発明の各実
施形態におけるDRAMがいわゆるFolded Bit Line
(折り返し形ビット線)を採用しているために、メモリ
セルがダミーセルと同様にTrue/Notで交互に配
置されていることによる。例えば図9において、ワード
線WL00に隣接するワード線WL01(図示省略)に
はワード線WLn0に接続されたものと同様に配列され
たメモリセルを接続してある。このため、例えばワード
線WL00を活性化させた場合に信号SELを“H”レ
ベルとしたのであれば、ワード線WL01を活性化させ
た場合にはこれと反対に信号SELを“L”レベルとす
る必要があることになる。なお、セレクタ41はSSA
内に設けるようにしても良いのであるが、1個のMSA
に対して複数のSSA(実際には図8に示したよりも遙
かに多くのSSA)が存在するため、回路規模を可能な
限り縮減するためにセレクタ41をMSA内に設けるよ
うにしている。なお、上述した第1実施形態でも同様の
セレクタを図4に示したMSA内に設けるようにしても
良い。
【0075】次に、プリチャージ回路42はプリチャー
ジ回路20と同様の構成をしており、主ビット線GBL
T4,GBLN4をともに“1/2VCC”にプリチャ
ージするものである。次に、第1実施形態では、メモリ
セルのデータと3種類のリファレンスレベルとの間の比
較を1個のセンス回路21を共用して時分割動作させて
いた。これに対し、本実施形態では各リファレンスレベ
ルとの比較を3個のセンス回路21,43,44で並行
して行うようにしている。すなわち、センス回路21は
信号線MSLT0,MSLN0間のレベル差をセンスし
て“0x”/“1x”の何れであるかを判別し、センス
回路43は信号線MSLT1,MSLN1間のレベル差
をセンスして“00”/“01”の何れであるかを判別
し、センス回路44は信号線MSLT2,MSLN2の
間のレベル差をセンスして“10”/“11”の何れで
あるかを判別する。
【0076】次に、TrQ51,TrQ52はそれぞれ
TrQ40,TrQ41と同等の機能を果たすものであ
って、信号RMTGに応じて主ビット線GBLT4と信
号線MSLT1の間,セレクタ41のD端子と信号線M
SLN1の間をそれぞれ接続/分離する。同様に、Tr
Q53,TrQ54は信号RMTGに応じて主ビット線
GBLN4と信号線MSLT2の間,セレクタ41のD
端子と信号線MSLN2の間をそれぞれ接続/分離す
る。次に、ラッチ回路22は第1実施形態で説明したよ
うにメモリセルのデータの上位ビットを保持する。一
方、ラッチ回路45は上位ビットが“0”のときの下位
ビットのデータを保持し、ラッチ回路46は上位ビット
が“1”のときの下位ビットのデータを保持する。他
方、セレクタ47はラッチ回路22の出力に基づいて、
上位ビットが“0”であればラッチ回路45の出力を下
位ビットLWBITとして選択し、さもなくばラッチ回
路46の出力を下位ビットLWBITとして選択する。
また、TrQ55〜TrQ57は信号DTGPのレベル
に応じて、センス回路21,43,44のセンス結果が
出力される信号線MSLT0,MSLT1,MSLT2
とラッチ回路22,45,46の間をそれぞれ接続/分
離する。
【0077】次に、上記構成によるDRAMの動作を説
明するが、最初はメモリセルからの読み出しを行う場合
について説明する。 (1)読み出し動作 以下の説明では図8のワード線WLに接続されているメ
モリセルの読み出しを行うものとする。本実施形態で
は、まずSSA30が属するサブアレイ中の4個のメモ
リセルの読み出しを順次行い、その後にSSA34が属
するサブアレイ中の4個のメモリセルの読み出しを順に
行う。その際、第1実施形態では各メモリセルに対して
時分割で3回センスしていたが、本実施形態ではそれぞ
れ1回のセンスのみで読み出しを行うことが可能であ
る。ここで、図11は図8に示したSSA30の動作タ
イミング,図12はSSA31及びSSA32の動作タ
イミングを示している。なお、MSA33の動作は第1
実施形態で説明したMSA13の動作に比べて単純であ
ることから特にタイミングチャートを作成していない。
【0078】 スタンバイ状態 まず、時刻t51までのスタンバイ状態では、SSA3
0〜SSA32の各々において信号PDLN0,信号P
DLT0,信号TGx0を何れも“H”レベルにしてお
く。これによって、副ビット線BLTx0および各SS
A内の信号線BLST0を電位V3Qに充電し、副ビッ
ト線BLNx0および各SSA内の信号線BLSN0を
電位V1Qに充電しておく。また、MSA33ではプリ
チャージ回路20が主ビット線GBLT0,GBLN0
をともに“1/2VCC”へプリチャージし、プリチャ
ージ回路42が主ビット線GBLT4,GBLN4をと
もに“1/2VCC”へプリチャージする。さらに、M
SA33にて信号SELのレベルを適宜設定して、ワー
ド線WL00に接続されているメモリセルのデータが載
せられる主ビット線GBLN0とセレクタ41のD端子
の間を接続するとともに、リファレンスレベルが載せら
れる主ビット線GBLT0とセレクタ41のR端子の間
を接続しておく。
【0079】 リファレンスレベルの設定 次に、SSA30〜SSA32の各々にて信号PDLT
0及び信号PDLN0を立ち下げて時刻t52でこれら
信号を“L”レベルとする。次に、時刻t53で信号P
BL0を立ち上げ、これが時刻t54で“H”レベルに
なると、副ビット線BLTx0,BLNx0及び各SS
A内の信号線BLST0,BLSN0がそれぞれバラン
スし、これら信号線の全ての電位が“1/2VCC”に
プリチャージされる。次に、時刻t55においてはSS
A30でのみ信号PBL0を立ち下げて信号線BLST
0,BLSN0間を切り離しておく。
【0080】その後の時刻t56では、ワード線WL0
0を活性化させるとともに、SSA30においては信号
TGx0(x=0〜3)のうち信号TG00以外を全て
立ち下げる。またこのとき、ダミーワード線DWLT,
DWLNをともに活性化させるほか、SSA30と同様
にSSA31,SSA32において信号TG00を除く
信号TGx0を全て立ち下げる。これにより、時刻t5
7でワード線WL00が十分立ち上がると、ワード線W
L00及び副ビット線BLN00の交点に配置されたメ
モリセル(図8を参照)のデータに対応する電位が副ビ
ット線BLN00を通じてSSA30内の信号線BLS
N0に伝えられる。
【0081】また、同時刻t57でダミーワード線DW
LT,DWLNがともに十分立ち上がると、SSA31
ではダミーワード線DWLNに接続されたダミーセルの
電位“0”が信号線BLST0に読み出され、また、ダ
ミーワード線DWLTに接続されたダミーセルの電位
“1/3VCC”が信号線BLSN0に読み出される。
このときSSA31では信号PBL0が“H”レベルの
まま維持されているため、これら2本の信号線上の電位
がバランスして“10”/“11”を判別するためのリ
ファレンスレベル(“1/6VCC”に相当する電位)
が信号線BLST0,BLSN0上に得られる。同様に
して、SSA32ではダミーワード線DWLNに接続さ
れたダミーセルの電位“2/3VCC”が信号線BLS
T0に読み出され、また、ダミーワード線DLWTに接
続されたダミーセルの電位“VCC”が信号線BLSN
0に読み出される。このため、両電位のバランスによっ
て“00”/“01”を判別するためのリファレンスレ
ベル(“5/6VCC”に相当する電位)が信号線BL
ST0,BLSN0上に得られる
【0082】 上位ビット/下位ビットの同時センス 次に、時刻t58になってSSA30にて信号RST0
0,RSN00をともに立ち上げると、メモリセルのデ
ータに対応する信号線BLSN0上の電位が反転増幅さ
れて主ビット線GBLN0に伝えられ、また、信号線B
LST0上の“1/2VCC”に対応するリファレンス
レベルが反転増幅されて主ビット線GBLT0に伝えら
れる。また同時刻t58では、SSA31にて信号RS
T40を立ち上げることで、信号線BLST0上のリフ
ァレンスレベル(“1/6VCC”に相当)を反転増幅
して主ビット線GBLN4に伝える。さらに同時刻t5
8では、SSA32にて信号RSN40を立ち上げるこ
とで、信号線BLSN0上のリファレンスレベル(“5
/6VCC”に相当)を反転増幅して主ビット線GBL
T4に伝える。
【0083】このとき、MSA33内のセレクタ41に
よって主ビット線GBLT0,GBLN0がそれぞれR
端子,D端子に接続されているため、同D端子からはメ
モリセルの保持するデータに対応した電位が出力され、
同R端子からは“1/2VCC”に対応した電位が出力
される。また、このときには第1実施形態(図7)で説
明したのと同様に信号RMTGが“H”レベルとなって
いるため、セレクタ41のD端子から出力される電位が
信号線MSLN0〜MSLN2へ伝えられる。一方、セ
レクタ41のR端子から出力される電位は信号線MSL
T0に伝えられ、主ビット線GBLT4,GBLN4の
電位はそれぞれ信号線MSLT1,MSLT2に伝えら
れる。この後の時刻t59では、SSA30において信
号RST00及び信号RSN00を立ち下げ、SSA3
1において信号RST40を立ち下げ、SSA32にお
いて信号RSN40を立ち下げる。また、同時刻t59
では、図示していないがMSA33で信号RMTGを立
ち下げるようにする。
【0084】次に、MSA33にて信号SAP,SAN
を活性化させてセンス回路21,43,44に対して同
時並行的にセンス動作を行わせる。この結果、センス回
路21は信号線MSLT0,MSLN0のレベル差を増
幅して、メモリセルの保持データの上位ビットの値
“1”/“0”にそれぞれ対応するように“H”/
“L”レベルを信号線MSLT0上に出力する。ここ
で、第1実施形態で説明したのと同様に、信号SAP,
SANを活性化させるのに伴って信号DTGPを立ち上
げるため、センス回路21によるセンス結果がTrQ5
5を通じてラッチ回路22に取り込まれ、上位ビットU
PBITを出力可能な状態となる。同様にして、センス
回路43が信号線MSLT1,MSLN1のレベル差を
増幅し、メモリセルのデータと“5/6VCC”のリフ
ァレンスレベルの比較から上位ビットが“0”のときの
下位ビットのデータを信号線MSLT1上に出力し、ラ
ッチ回路45がこのデータをTrQ56経由で取り込
む。さらに、センス回路44が信号線MSLT2,MS
LN2のレベル差を増幅し、メモリセルのデータと“1
/6VCC”のリファレンスレベルの比較から上位ビッ
トが“1”のときの下位ビットのデータを信号線MSL
T2上に出力し、ラッチ回路46がこれをTrQ57経
由で取り込む。こうして各ラッチへの取り込みを完了さ
せたならば、信号DTGPを立ち下げるとともに信号S
AP,SANを非活性化させる。そして、セレクタ47
はラッチ回路22から出力される上位ビットUPBIT
に応じて、ラッチ回路45,ラッチ回路46のうちの何
れかの出力を選択してこれを下位ビットLWBITとし
て出力する。
【0085】 メモリセルへの再書き込み この後、時刻t60では、図示していないがMSA33
にて信号WMTGを立ち下げ、書き込み回路24が上位
ビットUPBIT/下位ビットLWBITに応じて生成
した書き込み電位をセレクタ41のD端子及びR端子を
通じて主ビット線GBLN0,GBLT0に与える。次
に、時刻t61においてSSA30でのみ信号WS0を
立ち上げてこれが時刻t62で“H”レベルになると、
主ビット線GBLN0の電位が信号線BLST0及び副
ビット線BLT00に与えられ、主ビット線GBLT0
の電位が信号線BLSN0および副ビット線BLN00
に与えられる。この結果、SSA30はワード線WL0
0及び副ビット線BLN00の交点に位置するメモリセ
ルに対して再書き込みを行う。次に、時刻t63ではS
SA30にて信号TG00及び信号WS0をともに立ち
下げて再書き込みを終了させる。以上によって、SSA
30が属しているサブアレイにおいて信号TG00に対
応するメモリセルの読み出し動作が完了する。
【0086】 他メモリセルの読み出し この後は、信号TG10,TG20,TG30に対応す
るメモリセルからの読み出しを順次行ってゆくが、これ
らの動作は信号TG00を活性化させた場合と基本的に
同じである。まず信号TG10を活性化させるにあたっ
ては、時刻t64でSSA30にて信号PBL0を立ち
上げるとともに、MSA33内のプリチャージ回路2
0,42で主ビット線をプリチャージする。この結果、
時刻t65で主ビット線GBLT0,GBLT0,GB
LT4,GBLN4がともに“1/2VCC”へプリチ
ャージされる。また、書き込み回路24の出力端OUT
T,OUTNにおける電位の和は“VCC”になってい
るため、時刻t66になると信号線BLST0,BLS
TN0がバランスして“1/2VCC”にプリチャージ
される。そしてこのプリチャージを待ってSSA30に
て信号PBL0を立ち下げる。次に、時刻t67で信号
TG10を立ち上げると、副ビットBLN10に接続さ
れたメモリセルの保持電位が信号線BLSN0に読み出
される。そして、この時点以降の時刻t68までの動作
は、信号TG00を活性化させたときの時刻t58〜t
64における動作と同じである。次に、信号TG20
(時刻t68〜t69),TG30(時刻t69以降)
を活性化させた場合の動作は信号TG10を活性化させ
た場合の動作(時刻t64〜t68)と基本的に同様で
ある。
【0087】 ダミーセルへの再書き込み もっとも第1実施形態と同様に、信号TG30を活性化
させた場合の動作は一部異なっていてダミーセルへの再
書き込みが行われる。すなわち、時刻t70においてS
SA31,SSA32で信号PBL0を立ち下げて信号
線BLST0,BLSN0間を切り離しておく。またこ
の時点に至ってMSA33によるセンス動作が完了する
ため、SSA31,SSA32ではそれぞれ信号RST
40,RSN40が立ち下げられ、主ビット線GBLN
4,GBLT4がこれらSSAと切り離される。そこで
時刻t71になった時点で、図12のタイミングチャー
トには示していないがSSA31にて信号PDLN0及
び信号PFLT0をともに立ち上げる。
【0088】すると、時刻t72でSSA31内の信号
線BLSN0,BLST0がそれぞれ電位V1Q,電位
GNDになるが、このとき信号TG00は“H”レベル
のまま維持されているため、これら電位がそれぞれダミ
ーワード線DWLT,DWLNに接続されたダミーセル
へそれぞれ再書き込みされる。これと並行して、同時刻
t71ではSSA32にて信号PFLN0及び信号PD
LT0をともに立ち上げる。すると、時刻t72でSS
A32内の信号線BLSN0,BLST0がそれぞれ電
位VINT,電位V3Qになるが、このSSA32でも
信号TG00が“H”レベルに維持されているため、こ
れら電位がダミーワード線DWLT,DWLNに接続さ
れたダミーセルへそれぞれ再書き込みされる。
【0089】こうしてダミーセルへの再書き込みを行っ
たならば、時刻t73にてワード線WL00,ダミーワ
ード線DWLT,DWLNを全て立ち下げる。またSS
A31,SSA32では、同時刻t73で信号PFLN
0を立ち下げたのち、この後の時刻t74で信号PDL
N0を立ち上げるとともに、既に“H”レベルとなって
いる信号TG00以外の信号TGx0(x=1〜3)を
全て立ち上げる。これら動作の結果、時刻t75になる
とSSA31,SSA32は時刻t51と同様にスタン
バイ状態へ復帰して、信号線BLST0及びこれに接続
された副ビット線BLTx0が電位V3Qとなり、信号
線BLSN0及びこれに接続された副ビット線BLNx
0が電位V1Qとなる。
【0090】一方、SSA30に関しては時刻t74で
信号PDLN0,信号PDLT0及び信号TGx0を全
て立ち上げる。この結果、時刻t75において副ビット
線BLTx0,BLNx0及びSSA30内の信号線B
LST0,BLSN0が何れも時刻t51におけるスタ
ンバイ状態のときと同じ電位となる。以上のようにして
SSA30からの読み出しが完了するので、この後はS
SA34からの読み出しをSSA30からの読み出しの
場合と同様に行うようにする。こうすることで、ワード
線WLとSSA34に接続された副ビット線の交差する
ところに配置されたメモリセルについても、これらメモ
リセルに元々保持されていた電位が再書き込みされるこ
とになる。
【0091】(2)書き込み動作 メモリセルに対する書き込み動作は第1実施形態で説明
した書き込み動作と同じであるため、ここではその説明
を省略する。
【0092】〔第3実施形態〕上述した第2実施形態で
は実質的に2段階でセンスを行っていたが、本実施形態
では1段階でセンスを行うようにして動作時間をさらに
短縮させたものである。図13は本実施形態によるDR
AMの要部の構成を示したブロック図であって、図8
(第2実施形態)に示したものと同じ構成要素について
は同一の符号を付してある。本実施形態では、サブアレ
イ,SSA,主ビット線をそれぞれ第2実施形態の2倍
使用するとともに、MSAを第2実施形態の4倍使用し
てメモリセルに対するアクセスを行うことになる。
【0093】そのため本実施形態では、1本のワード線
WLに対して4対×4=16対の副ビット線を交差さ
せ、これらが交差するところに16個のメモリセルを配
置している。同様に、ダミーワード線DWLT,DWL
Nに対してそれぞれ16本の副ビット線を交差させ、こ
れらが交差するところにそれぞれ16個のダミーセルを
配置している。また、図中のMSA51〜MSA54は
何れも第2実施形態で説明したMSA33と同様の構成
であって、後述するSSA61〜SSA64がそれぞれ
センスしたメモリセルのデータと3種類のリファレンス
レベルに基づいて、1回のセンス動作で当該データの上
位/下位ビットを判定する。なお同図では、煩雑になる
ため、各MSAから出力される上位ビットUPBIT/
下位ビットLWBITの図示を全て省略している。
【0094】次に、SSA61〜SSA68の構成は何
れも第2実施形態で説明したSSAと同じであって、そ
れぞれの果たす機能が異なっている。すなわち、SSA
61〜SSA64は図8に示したSSA30,SSA3
4と同機能のSSAであって、メモリセルのデータに対
応する電位と“1/2VCC”のリファレンスレベルを
出力する。具体的に言うと、SSA61は主ビット線G
BLN0を通じてデータをMSA51に供給するととも
に、主ビット線GBLT0を通じてリファレンスレベル
をMSA51,MSA52に供給する。また、SSA6
2は主ビット線GBLN1を通じてデータをMSA52
に供給するが、主ビット線GBLT1には何も出力しな
い。また、SSA63は主ビット線GBLN2を通じて
データをMSA53に供給するとともに、主ビット線G
BLT2を通じてリファレンスレベルをMSA53,M
SA54に供給する。また、SSA64は主ビット線G
BLN3を通じてデータをMSA54に供給するが、主
ビット線GBLT3には何も出力しない。なお、データ
又はリファレンスレベルを何れの主ビット線に出力する
かや主ビット線に何も出力しないかなどは、SSA内の
信号RST00,RSN00,RST40,RSN40
(図9を参照)を適宜制御することで容易に実現可能で
ある。
【0095】一方、SSA65,SSA66は図8に示
したSSA31,SSA32と同機能のものであって、
ダミーワード線DWLT,DWLNに接続されたダミー
セルの保持する両電位をバランスさせてリファレンスレ
ベルを生成して出力する。このうち、SSA65は主ビ
ット線GBLT1を通じて“1/6VCC”のリファレ
ンスレベルを各MSA51〜MSA54へ分配する。一
方、SSA66は主ビット線GBLT3を通じて“5/
6VCC”のリファレンスレベルを各MSA51〜MS
A54へ分配する。なお、図13に示した場合について
のみ言えばSSA67,SSA68は主ビット線に何も
出力せず、以下に説明する動作とも直接関係しない。
【0096】上記構成によるDRAMの動作は第2実施
形態における動作から容易に理解することができるた
め、ここでは特にタイミングチャートを作成していな
い。例えばメモリセルから読み出しを行う場合、SSA
61〜SSA64はそれぞれ選択された副ビット線に接
続されているメモリセルのデータを並行して読み出し、
主ビット線GBLN0〜GBLN3を通じてこれらデー
タに対応する電位をそれぞれMSA51〜MSA54に
供給する。これと同時に、SSA61は主ビット線GB
LT0を通じて“1/2VCC”に相当するリファレン
スレベルをMSA51,MSA52に供給し、SSA6
3は主ビット線GBLT2を通じてこれと同じリファレ
ンスレベルをMSA53,MSA54に供給する。
【0097】一方、SSA65は主ビット線GBLT1
を通じて“1/6VCC”に相当するリファレンスレベ
ルを各MSAに供給し、SSA66は主ビット線GBL
T3を通じて“5/6VCC”に相当するリファレンス
レベルを各MSAに供給する。そこで、MSA51〜M
SA54は個別に読み出されたデータと3種類のリファ
レンスレベルに基づき、第2実施形態に準じて読み出し
データの上位/下位ビットを同時並行的に判定して出力
する。なお、読み出しに伴ってメモリセル及びダミーセ
ルへの再書き込みが行われることは第2実施形態と全く
同じである。このほか、メモリセルに対する書き込み動
作は第1実施形態や第2実施形態における書き込み動作
と同様であるため、ここでもその説明を省略する。な
お、図13では“1/2VCC”のリファレンスレベル
をSSA61,SSA63からそれぞれ2個のMSAへ
供給していたが、これらのうちの何れかのSSAのみか
ら全てのMSAへ分配するようにしても良い。
【0098】〔参考例本参考例は第2実施形態の構成
に変形を加えることによって動作時間をさらに“1/
2”に短縮するようにしたものである。図14は本実施
形態によるDRAMの要部の構成を示したブロック図で
あって、図8(第2実施形態)に示したものと同じ構成
要素については同一の符号を付してある。なお、図14
ではメモリセルから読み出されるデータの流れを中心に
して図示しているため、図8に示したダミーセル,ダミ
ーワード線を全て省略しているほか、副ビット線に関し
てもワード線WLに接続されたものの一部についてだけ
図示してある。また、MSA71,MSA72は何れも
図8に示したMSA33と同じ構成であって、実際はこ
れら各MSAに4本の主ビット線がそれぞれ接続されて
いるが、図示を簡潔にするために、主ビット線GBLT
0,GBLN0をまとめて主ビット線GBLx0として
示すとともに、主ビット線GBLT4,GBLN4をま
とめて主ビット線GBLx4として示している。これに
伴って図8に示したSSA31,SSA32を一緒にし
たものをSSA73として示してある。このほか、SS
A74はSSA73と同一の構成をしたSSAである。
なお、SSA75は図8で図示を省略していた他のSS
Aであって、以下で説明する動作には関係しない。
【0099】次に、本参考例では、主ビット線GBLx
0又は主ビット線GBLx4上において、隣接するMS
A−SSA間またはSSA−SSA間にTrQ60〜T
rQ69を挿入している。そして、これらトランジスタ
を信号GBLDIV0〜GBLDIV4でそれぞれ制御
することによって主ビット線GBLx0,GBLx4を
それぞれ2つに分離可能な構成としてある。例えば、S
SA30とSSA73の間の主ビット線GBLx0,G
BLx4上には信号GBLDIV0で共通に制御される
TrQ60,TrQ61が配置されており、これら以外
のトランジスタについても全く同様である。
【0100】次に、本参考例によるDRAMの動作につ
いて説明する。上述したように、第2実施形態ではメモ
リセルから読み出しを行う場合にワード線WL上のメモ
リセルを2回に分けて読み出すように時分割動作させて
いた、これに対し本参考例では、ワード線WLを境にし
上下の回路ブロックで並行してセンスを行うようにし
て、かかる時分割動作をなくしている。そのために本実
施形態では、まず信号GBLDIV0〜GBLDIV4
のうちの信号GBLDIV1のみを“L”レベルにして
TrQ62,TrQ63をオフとし、これらトランジス
タを境にして主ビット線GBLx0,GBLx4を切り
離しておく。次に、SSA30及びSSA73は、主ビ
ット線GBLx0,GBLx4を通じて、ワード線WL
上のメモリセル76から読み出したデータと3種類のリ
ファレンスレベルをMSA71に供給し、MSA71が
メモリセル76のデータの上位/下位ビットを判定す
る。これと並行して、SSA34及びSSA74はメモ
リセル77から読み出したデータと3種類のリファレン
スレベルを主ビット線GBLx0,GBLx4を通じて
MSA72に供給し、MSA72がこのデータの上位/
下位ビットを判定する。以上のように、本参考例ではM
SAをメモリセルアレイが配置された領域の上下両側に
配置しているため1段階のセンス動作で読み出しを完了
させることが可能となっている。なお、上述した説明で
は第2実施形態に対して本参考例の技術思想を適用した
が、これ以外の各実施形態へ適用するようにしても良
い。
【0101】〔第1実施形態〜第3実施形態および参考
のまとめ〕以上説明した第1〜第3実施形態および参
考例についてセンス回数などをまとめるとそれぞれ図1
5(a)〜図15(d)のようになる。なお、同図では
上述した各実施形態で前提条件としていた4値の場合以
外にも8値,16値の場合を示してある。また、図15
(d)に関しては上述した参考例そのものではなく、
考例を第3実施形態に適用した場合についてのものであ
る。
【0102】まず第1実施形態〔図15(a)〕の場合
には、メモリセルのデータを個々のリファレンスレベル
との間で逐次的に比較している。このため、メモリセル
がN値の場合、MSAが1メモリセル分のデータを読み
出すのに必要となる時分割されたセンス動作(以下「M
SA内時分割」という)の回数は(N−1)回となる。
また、各SSAで信号TGx0を切り換えながら副ビッ
ト線対を順次選択してゆくときの時分割動作(以下「T
G時分割」という)は4対のビット線対が対象となるこ
とから常に4回である。したがって、センス回数は「T
G時分割」の回数と「MSA内時分割」の回数を掛け合
わせたものとなる。なお、センス回数は他の実施形態で
もいま述べたのと同様にして算出することになる。
【0103】次に、第2実施形態〔図15(b)〕の場
合には、全てのリファレンスレベルとの比較を同時に行
うことができるため、MSA内時分割回数はメモリセル
の多値レベルのレベル数に依らず全て1回となる。一
方、信号TGによる時分割動作はメモリセルの多値レベ
ルのレベル数に応じて変化する。すなわち、4値の場合
には2個のSSAで主ビット線を共有しているため、第
1実施形態の2倍である8分割動作となり、結果的にセ
ンス回数も8回となる。また8値の場合、MSA内時分
割の回数は4値の場合と同様に1回であるが、TG時分
割の回数は4値のときの2倍に相当する16回となる。
すなわち、メモリセルのデータと全てのリファレンスレ
ベルを同時に読み出すために、8値では主ビット線が最
低8本必要となり、これに対応するように1個のMSA
に対応したサブアレイの個数は4個となる。このため、
TG分割の数は4個×4ビット線対=16回となり、セ
ンス回数もこれと同じ16回となる。また、16値の場
合には1個のMSAに対応したサブアレイの個数が8値
の2倍に相当する8個となるため、TG時分割の回数と
センス回数はともに32回となる。
【0104】次に、第3実施形態〔図15(c)〕の場
合、MSA内時分割の回数は、全てのリファレンスレベ
ルとの比較を1回で行えるので多値レベルのレベル数に
よらず常に1回となる。一方、TG時分割の回数である
が、第2実施形態では例えば4値の場合に2個のサブア
レイのデータを逐次的にセンスしているのに対して、第
3実施形態では全てのサブアレイのデータをリファレン
スレベルと同時に比較することが可能である。このた
め、第3実施形態ではTG時分割回数が第2実施形態の
場合の“1/2”で済むことになり、これに対応するよ
うにセンス回数も第2実施形態の半分となる。
【0105】次に、参考例については、第2実施形態に
適用した上述の場合のように、メモリセルアレイの上下
両側に配置したMSAを用いて2個のメモリセルを同時
にセンスすることが可能である。このため、TG時分割
の回数は実質的に“1/2”となり、これに対応してセ
ンス回数も“1/2”になる。したがって、本参考例
第3実施形態に適用〔図15(d)〕することで、TG
時分割の回数およびセンス回数はいずれも図15(c)
に示した値の半分となる。 なお、センス回数を減らせ
ばそれだけ動作時間を短くすることができるが、その分
だけMSAやSSAの回路規模が大きくなって面積オー
バーヘッドが生じるとともに、主ビット線に割り付ける
金属配線層の数が増加してコストが上昇することにな
る。したがって、センス回数の少ない手法が必ずしも最
適であるというわけでなく、センス回数(動作時間)と
チップサイズ/コストのトレードオフによって何れの手
法を適用するかを適宜決定することが望ましい。
【0106】〔第4実施形態〕本実施形態ではワード線
経由のノイズによるセンス時間の増大を抑制する工夫を
施したものである。そこでまずワード線経由のノイズに
起因して発生する問題を以下に説明する。いま、図16
(a)に示すようにワード線WL0と副ビット線BLT
0,BLT1の交差するところにメモリセル81,82
が配置され、ワード線WL1と副ビット線BLN0,B
LN1の交差するところにメモリセル83,84が配置
されている折り返し形ビット線を想定する。また、ワー
ド線WL0に接続されたメモリセル81,82には何れ
も“00”に相当する電源電位VCCが記憶されている
ものとする。
【0107】こうした状況下で、ワード線WL0を活性
化してメモリセル81,82から読み出しを行うと、副
ビット線BLT0,BLT1の電位はプリチャージ電位
である“1/2VCC”からデータ“00”に対応した
副ビット線上の電位〔図2(a)を参照〕へ変化する。
このとき、副ビット線BLN0,BLN1はリファレン
ス側であるため“1/2VCC”に対応したリファレン
スレベルのままになっているはずである。ところが、図
16(b)に示したように、ワード線WL1と副ビット
線BLT0,BLT1,BLN0,BLN1の間にはそ
れぞれ寄生容量85〜88が存在している。このため、
メモリセルからの読み出しによって例えば副ビット線B
LT0の電位が電圧“α”だけ変化すると、副ビット線
BLT0→寄生容量85→ワード線WL1→寄生容量8
7→副ビット線BLN0といった経路を通じて、本来
“1/2VCC”であるべき副ビット線BLN0の電位
が“α”に応じた所定の電位だけ持ち上がり(これは
“α”>0の場合であって、“α”<0の場合はこれと
は逆に電位が下がる)、結果的にこれがノイズとなる。
【0108】もっとも、以上のような現象は副ビット線
BLN0以外の各副ビット線においても同様に生じるた
め、副ビット線の電位が全体的に持ち上がることにな
る。したがって、同じサブアレイに関してはノイズが互
いにコモンとなり、例えば図1に示したSSA10がメ
モリセルのデータと“1/2VCC”のリファレンスレ
ベルを出力する場合などにはノイズの影響による問題は
生じない。こうしたことから、上位ビットのセンスはノ
イズが治まるのを待たずに行うことが可能である。これ
に対して、例えば図1に示したようにメモリセルの存在
するサブアレイとダミーセルの存在する各サブアレイは
何れも異なっており、これらサブアレイの間ではノイズ
がコモンとはならない。したがって、ダミーセルに保持
されている電位から生成されるリファレンスレベルに基
づく下位ビットのセンスはノイズが治まってから行わね
ばならない。このため上述した各実施形態では、ワード
線の活性化から信号SAP,SANの活性化までの時間
を設定するにあたって、ノイズの収まる時間を考慮に入
れておく必要があることになる。それゆえ、この時間に
相当するだけセンスに要する時間が余分にかかることと
なる。
【0109】以上のようなことから、本実施形態ではノ
イズがコモンとなる上位ビットから先にセンスして、そ
の後にノイズがコモンでない下位ビットをセンスするよ
うにしている。図17は本実施形態の技術を第2実施形
態に適用した場合のMSAの詳細構成を示したブロック
図であって、図10に示したものと同じ構成要素につい
ては同一の符号を付してある。両者の相違点を説明する
と、第2実施形態では同一の信号SAP,SANによっ
てセンス回路21,43,44の動作タイミングを制御
している。これに対して本実施形態では、上位ビットを
センスするためのセンス回路21に関しては第2実施形
態と同様に信号SAP,SANでタイミングを制御して
いるが、下位ビットをセンスするためのセンス回路4
3,44に関しては信号SAPL,SANLでタイミン
グを制御するようにしている。ここで、これら信号SA
PL,SANLは活性化/非活性化されるタイミングが
信号SAP,SANと異なるだけであって、それ以外は
これら信号SAP,SANと同じものである。
【0110】次に、本実施形態の動作は基本的に第2実
施形態と同じであるため特にタイミングチャートを作成
していない。そこで第2実施形態との相違点のみを説明
する。本実施形態では第2実施形態の場合の場合よりも
早いタイミングで信号SAP,SANを活性化させて上
位ビットをセンスし、その後に、第2実施形態における
信号SAP,SANと同じタイミングで信号SAPL,
SANLを活性化して下位ビットのセンスを行うように
している。つまり、信号SAP、SANのタイミングを
ノイズが収まる時間に相当するだけ全体的に早くしてい
るわけである。なお、信号SAPL,SANLのタイミ
ングに同期させて信号RMTG,DTGP,DGS,D
TGU等のタイミングを早める必要があることは当然で
ある。
【0111】以上のように、本実施形態ではワード線経
由ノイズがコモンとなる上位ビットを先行してセンスす
るようにしているため、ノイズが収まるのを待ってから
上位ビット/下位ビットを同時にセンスする場合に比べ
て早いタイミングで上位ビットを出力することができ
る。なお、上記では第2実施形態に適用した場合につい
て説明したが、これ以外の他の実施形態に適用するよう
にしても良い。ここで、第1実施形態においては図4に
示したようにセンス回路が1個しかないことから、上位
ビットをセンスするときだけ信号SAP,SANのタイ
ミングを早めに変化させれば良い。また、ワード線を介
して伝わってくるノイズは、ワード線を活性化させた場
合だけでなく再書き込み時などにもわずかではあるが発
生する。本実施形態は、こうした様々な条件下で発生す
るノイズがワード線を介して伝搬してくるような全ての
場合に対して有効である。
【0112】〔第5実施形態〕本実施形態では、SSA
内に設けられているセンストランジスタの閾値電圧が製
造バラツキ等に起因してばらつく影響を回避したもので
あって、いわゆるオフセットキャンセル対策を施したも
のである。例えば第2実施形態において、図9に示した
SSA中のTrQ17,TrQ19は上記のような製造
バラツキ等が原因して完全に相補動作しているわけでは
ない。このため、両センストランジスタ間に内在する閾
値電圧のバラツキの差が動作マージンの劣化につながる
ことになる。こうしたバラツキを補償するために本実施
形態ではSSAを図18に示すように構成している。な
お、同図において図9(第2実施形態)に示したものと
同じ構成要素については同一の符号を付してある。
【0113】そこで第2実施形態との相違点について以
下に説明すると、まず、第2実施形態ではTrQ17,
TrQ19のソースが何れも電位GNDに接続されてい
たのに対し、本実施形態ではこれらを何れも信号OCV
に接続している。これに加えて本実施形態では、ゲート
端子に信号OCSが接続されたTrQ71,TrQ72
をそれぞれTrQ17,TrQ19のゲート−ドレイン
間に挿入している。ここで信号OCVの電位は、信号O
CSを活性化させていないときには第2実施形態(図
9)と同様に電位GNDとしておく。一方、信号OCS
を活性化させているときには、TrQ17,TrQ19
の閾値電圧の設計値をVTH0としたときに信号OCV
の電位をほぼ電位“1/2VCC−VTH0”に設定す
る。なお、この電位“1/2VCC”は上述したように
電位V3Qと電位V1Qをバランスさせて生成するのが
望ましい。
【0114】次に、本実施形態の動作は以下の点を除い
て上述した第2実施形態の動作と同じである。すなわ
ち、図11に示した時刻t55〜t56の期間中におい
て、SSA30内で信号PBL0が“L”レベルとなっ
て信号線BLST0,BLSN0間が切り離されたなら
ば、信号OCSを上記期間内の一定期間だけ活性化させ
てTrQ71,TrQ72を導通させるとともに、信号
OCVを電位GNDから上記の電位“1/2VCC−V
TH0”に変化させる。こうした動作の結果、信号線B
LST0,BLSN0の電位は、TrQ17,TrQ1
9の現実の閾値電圧に存在する設計値VTH0からのバ
ラツキに相当する電位だけそれぞれ変化することにな
る。したがって、この後に信号RST00,RSN00
を活性化させて信号線BLST0,BLSN0上の電位
をセンスした場合、いま説明したオフセットキャンセル
動作によってセンストランジスタ間の閾値電圧のバラツ
キが相殺されることになる。なお、以上の説明は信号T
G00を活性化させる場合であるが、信号TG10,T
G20,TG30を活性化させる場合のタイミングも同
様である。また、上述した説明では、本実施形態の技術
思想を第2実施形態に組み合わせるようにしたがこれ以
外の各実施形態に適用することももちろん可能である。
【0115】〔変形例〕先に簡単に説明したが、例えば
図6のタイミングチャート(第1実施形態)に示したよ
うに、SSA11,SSA12では信号TGx0のうち
信号TG00のみを活性化させて、副ビット線BLT0
0,BLN00に接続されているダミーセルを選択して
いる。しかし、これらのダミーセルが不良である可能性
も当然あるため、そうした場合には、信号TG00の代
わりに信号TG10,TG20,TG30の何れかを活
性化させれば良い。これによって、リダンダンシのダミ
ーセルとして用意された不良でないダミーセルを選択し
て用いることができるため、信頼性や歩留まりを向上さ
せることが可能となる。
【0116】また、上述した各実施形態において、電位
V3Q,電位V1Qが正確に“2/3VCC”,“1/
3VCC”である必要はなく若干の電位の高低はあって
も良い。このため、DRAM全体のホールド特性を良く
するためにはこれらの電位を図19に示すように同一の
所定電位だけ若干下げることが考えられる。すなわち、
4値の場合を例に挙げると電位の最も高い“00”が書
き込まれたセルのホールド特性が最も厳しい。そこで、
“00”を記憶するメモリセルやダミーセルのホールド
特性の劣悪であることに起因して保持電位が低下しても
誤動作しないように、電位“VCC”〜電位“2/3V
CC”の間を若干広くとり、その分だけ電位“1/2V
CC”〜電位“0”間を若干狭くするようにする。
【0117】ここで、上述したように電位V3Q,電位
V1Qはいずれも図示しない疑似電源で生成しているた
め、これら電位の調整は簡単に行うことができる。この
点を説明するために疑似電源の構成を簡略化して図20
に示す。図示した例の疑似電源では、出力端を入力端の
一端にフィードバックしたアンプ90を設けるととも
に、DRAMの外から供給される外部電源電位とGND
の間を2本の抵抗素子91,92で分圧して、これら抵
抗素子の接続点ノードの電位をアンプ90の他端に供給
するようにしている。このため、抵抗素子91,92の
抵抗値を適宜調整すれば疑似電源から出力される電位を
容易に調整することができる。なお、電位V3Q,V1
Qの電位をどの程度下げるかは、メモリセルやダミーセ
ルの電流−電圧特性のほか、必要とされるホールドタイ
ムなどの当業者の技術常識に基づいて適宜決定すれば良
い。なお、上述したように、“1/2VCC”のリファ
レンスレベルは、電位V3Qと電位V1Qをバランスさ
せることによって生成しているため、これら電位V3
Q,V1Qを下げた分だけ“1/2VCC”の電位も連
動して下がるため都合が良い。
【0118】また、上述した各実施形態では、信号TG
x0に従って副ビット線対を順次選択して時分割動作さ
せている。しかるにこうした時分割動作は本発明にとっ
て必須の構成ではなく、時分割動作させない構成として
も良いのはもちろんである。また、上述した各実施形態
においてメモリセルへ再書き込みする際の手法として、
例えば第1の従来技術のところで説明したものを用いる
ようにしても良い。また、上述した各実施形態では、メ
モリセルのデータの読み出しを行うSSA内で“1/2
VCC”のリファレンスレベルを生成しているが、“1
/6VCC”や“5/6VCC”のリファレンスレベル
と同様にダミーセルから読み出した電位(例えば“1/
3VCC”と“2/3VCC”)をバランスさせて生成
するようにしても良い。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、多値
データの各電位をダミーセル対へサブアレイ毎に記憶し
ておく。サブアレイ毎に設けられた各SSAは、選択し
たワード線で活性化されるメモリセルが何れのサブアレ
イに属するかに応じて、メモリSSAとしての役割を果
たすかダミーSSAとしての役割を果たすかが定まる。
メモリSSAとして動作するSSAは、メモリセルから
副ビット線を経由して読み出した多値データの電位をセ
ンスして主ビット線に出力する。一方で、ダミーSSA
として動作するSSAは、ダミーセル対から副ビット線
対を経由して読み出した電位をバランスさせて各リファ
レンスレベルを生成して主ビット線に出力する。そして
MSAがこれら多値データの電位及び各リファレンスレ
ベルをもとに多値データの値を判定している。これによ
り、従来のようにフィードバック用のキャパシタ等を必
要とすることなく多値の半導体記憶装置を実現すること
ができるため、面積を小さくできてコストも低く抑える
ことができる。また、従来のようにワード線電位を振る
必要もないことから、SSAよりもはるかに数が多いメ
モリセルの閾値電圧のバラツキに起因した動作マージン
の低下によって歩留まりが悪くなるといった問題も生じ
ない。
【0120】また、請求項2記載の発明では、各リファ
レンスレベルを時分割で順次出力しながら多値データの
電位と逐次的に比較してゆくことで多値データの値を判
定している。これにより、多値データの電位と各リファ
レンスレベルをそれぞれ載せるための2本の主ビット線
を設けるだけで、多値レベルのレベル数に依らず多値デ
ータの値を得ることができる。また、請求項3記載の発
明では、同一のワード線で駆動されるメモリセルをセン
スする複数のメモリSSAの出力を同一の主ビット線に
時分割で供給する。一方、複数のダミーSSAがセンス
するダミーセル対を同一のダミーワード線で駆動して、
各リファレンスレベルを別々の主ビット線に供給する。
そして、同時に出力される各多値データの電位及び全て
のリファレンスレベルに基づいて、センスされた各多値
データの値をMSAでする時分割で供給される複
数のメモリSSAの出力の各々についてこれらの動作を
順次行ってゆく。これにより、それぞれの多値データの
値を1回のセンス動作で判定することができるため、構
成をあまり複雑化させずに動作時間を短縮することがで
きる。
【0121】また、請求項4記載の発明では、同一のワ
ード線で駆動されるメモリセルをセンスする複数のメモ
リSSAの出力を複数の主ビット線にそれぞれ供給す
る。一方、複数のダミーSSAがセンスするダミーセル
対を同一のダミーワード線で駆動し、各リファレンスレ
ベルを別々の主ビット線に供給して複数のMSAにそれ
ぞれ分配する。そして、全ての多値データの電位及び全
てのリファレンスレベルを同時に出力して、センスされ
た全ての多値データの値を同時に判定するようにしてい
る。これにより、請求項3記載の発明よりもさらにセン
ス回数を減らすことができて動作時間をいっそう短縮す
ることができる。また、請求項6記載の発明では、多値
データの電位とリファレンスレベルが載せられる2本の
主ビット線のうち、何れの主ビット線上に多値データの
電位が読み出されるかに応じて、MSAでこれら両主ビ
ット線上の電位を入れ替えてセンスするようにしてい
る。これにより、折り返し形ビット線を採用したとき
に、上記2本の主ビット線の切り替えのための回路を多
数存在するSSA内ではなくMSAにのみに設ければ良
くなるため回路規模を小さくすることができる。
【0122】また、請求項7記載の発明では、ワード線
駆動時や再書き込み時などの所定の条件下で発生するノ
イズがワード線を経由して副ビット線上に生じる場合
に、このノイズが治まる所定時間を経過してからダミー
SSAの出力するリファレンスレベルとメモリセルのデ
ータの電位を比較する一方で、これに先行してメモリS
SAの出力するリファレンスレベルとメモリセルのデー
タの電位を比較するようにしている。これにより、例え
ばメモリセルに4値の多値データを記憶させるとした場
合、メモリSSAからデータと同時に読み出されるリフ
ァレンスレベルに基づいて、ワード線経由ノイズが治ま
るのを待つことなく、下位ビットに先行したタイミング
で上位ビットを出力することができる。また、請求項8
記載の発明では、副ビット線対の電位をセンスするセン
ストランジスタ対の間に存在する閾値電圧の相違に起因
したオフセットをキャンセルしている。これにより、オ
フセットが原因となって動作マージンを劣化させるなど
の問題を生じることがなくなる。また、請求項9記載の
発明では、接地電位及び内部電源電位を除く多値データ
の各電位を同じ電位だけ低くしている。これにより、メ
モリセルやダミーセルのホールド特性を改善することが
可能となる。
【0123】また、請求項10記載の発明では、デフォ
ルトで使用するダミーセル対以外にリダンダンシ用のダ
ミーセル対を設けている。これにより、デフォルトのダ
ミーセルが不良であったりホールド特性が悪かったりし
た場合であっても、これを不良でないリダンダンシ用の
ダミーセル対に切り換えれば良いため、信頼性や歩留ま
りを向上させることが可能となる。また、請求項11
載の発明では、接地電位及び内部電源電位を除く多値デ
ータの各電位をそれぞれ疑似電源回路で生成している。
これにより、例えばメモリセル及びダミーセルに対して
書き込みを行う場合や読み出し過程で再書き込みを行う
場合に、書き込みデータに応じて疑似電源を選択するだ
けで書き込み,再書き込みを行うことができる。このた
め、従来のような段階的に書き込みを行う手法に比べて
書き込み時間を短縮することが可能となる。また、請求
項12記載の発明では、スタンバイ状態にある副ビット
線を疑似電源回路で生成した電位で充電するようにして
いる。これにより、これら電位を生成するための疑似電
源回路を安定化させることが可能となる。
【0124】また、請求項13記載の発明では、MSA
が自身の判定によって得た多値データの電位に対応した
疑似電源回路の出力を利用してメモリセルへの再書き込
みを行うようにしている。これにより、従来のような段
階的に書き込みを行う手法に比べて書き込み時間を短縮
することが可能となる。 また、請求項14記載の発明
では、疑似電源回路の生成する電位で充電しておいた副
ビット線対の電位をバランスさせて、多値データの最上
位ビットを識別するリファレンスレベルを生成してい
る。これにより、ホールド特性を改善するために接地電
位及び内部電源電位を除く電位を所定電位だけ低下させ
るような場合にも、その分だけ上記リファレンスレベル
を追随して下げることができる。また、請求項15記載
の発明では、ダミーセル対への再書き込みをダミーSS
Aで行っているため、疑似電源回路で生成させた電位を
選択するなどして再書き込み電位を作ることができ、従
来手法を用いる場合やMSAから再書き込みを行う場合
に比べて再書き込みに要する時間を短縮することができ
る。また、請求項16記載の発明では、ダミーセル対,
ダミーワード線の特性をそれぞれメモリセル,ワード線
と同じ特性としている。これにより、従来のようにダミ
ーセル対やダミーワード線として特殊な容量値を持った
ものを作る必要がなくなり、面積が増大してコスト上昇
につながるなどの問題がない。また、セルの容量値等が
均一であるため、これらのバラツキが歩留まりに影響す
る程度を従来に比べて低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるDRAMの要部
の構成を示したブロック図である。
【図2】 本発明の各実施形態において、メモリセル/
ダミーセルに保持されるデータに対応する電位と副ビッ
ト線上および主ビット線上の電位の関係をそれぞれ示し
た図であって、(a)はデータレベルの推移を示した説
明図,(b)はリファレンスレベルの推移を示した説明
図である。
【図3】 本発明の第1実施形態におけるSSAの構成
例を示した回路図である。
【図4】 同実施形態におけるMSAの構成例を示した
回路図である。
【図5】 同実施形態におけるSSAのうち、ワード線
が活性化されるサブアレイに属しているSSAの動作を
示したタイミングチャートである。
【図6】 同実施形態におけるSSAのうち、ダミーワ
ード線が活性化されるサブアレイに属しているSSAの
動作を示したタイミングチャートである。
【図7】 同実施形態におけるMSAの動作を示したタ
イミングチャートである。
【図8】 本発明の第2実施形態によるDRAMの要部
の構成を示したブロック図である。
【図9】 同実施形態におけるSSAの構成例を示した
回路図である。
【図10】 同実施形態におけるMSAの構成例を示し
た回路図である。
【図11】 同実施形態におけるSSAのうち、ワード
線が活性化されるサブアレイに属しているSSAの動作
を示したタイミングチャートである。
【図12】 同実施形態におけるSSAのうち、ダミー
ワード線が活性化されるサブアレイに属しているSSA
の動作を示したタイミングチャートである。
【図13】 本発明の第3実施形態によるDRAMの要
部の構成を示したブロック図である。
【図14】 本発明の参考例によるDRAMの要部の構
成を示したブロック図である。
【図15】 本発明の第1実施形態〜第3実施形態およ
び参考例について、TG時分の回数,MSA内時分割の
回数,センス回数をそれぞれ多値レベルのレベル数毎に
対比させた図である。
【図16】 ワード線経由のノイズを説明するための説
明図である。
【図17】 本発明の第4同実施形態におけるMSAの
構成例を示した回路図である。
【図18】 本発明の第5同実施形態におけるSSAの
構成例を示した回路図である。
【図19】 本発明の各実施形態において、ホールド特
性を良くするためには電位V3Q,V1Qを下げたとき
の様子を示した説明図である。
【図20】 本発明の各実施形態において用いる疑似電
源回路の構成を簡略化して示した回路図である。
【図21】 第1の従来技術によるDRAMの要部の構
成を示したブロック図である。
【符号の説明】
10〜12,30〜32,34,61〜68,73〜7
5 副センスアンプ 13,33,51〜54,71,72 主センスアンプ 20,42 プリチャージ回路 21,43,44 センス回路 22,23,45,46 ラッチ回路 24 書き込み回路 76,77,81〜84 メモリセル 85〜88 寄生容量 BLN00,BLN10,BLN20,BLN30,B
LN0,BLN1,BLT00,BLT10,BLT2
0,BLT30,BLT0,BLT1 副ビット線 DWLT,DWLT0〜DWLT2,DWLN,DWL
N0〜DWLN2 ダミーワード線 GBLN0〜GBLN4,GBLT0〜GBLT4 主
ビット線 WL,WL0,WL1,WL00,WLn0 ワード線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11C 11/34 371D

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルアレイを構成する複数のサブ
    アレイの各々に設けられ、メモリセルに記憶される多値
    データの各値に対応する電位をそれぞれ記憶するダミー
    セル対と、 前記各サブアレイに設けられ、選択したワード線によっ
    て活性化されるメモリセルが前記複数のサブアレイのう
    ちの何れに属するかに応じて、副ビット線経由で前記メ
    モリセルから読み出した前記多値データの電位をセンス
    して主ビット線に出力するメモリ副センスアンプ(以下
    SSA)として動作するか、あるいは、副ビット線対を
    経由して前記ダミーセル対から読み出した電位をバラン
    スさせることで、前記多値データ間を識別するリファレ
    ンスレベルを生成して前記主ビット線と異なる主ビット
    線に出力するダミーSSAとして動作する複数のSSA
    と、 前記各主ビット線に出力された前記多値データの電位及
    び前記各リファレンスレベルに基づいて該多値データの
    値を判定する主センスアンプ(以下MSA)とを具備す
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記ダミーSSAは前記各リファ
    レンスレベルを前記主ビット線へ時分割で順次出力して
    ゆき、 前記MSAは、前記多値データの電位を前記各リファレ
    ンスレベルと逐次的に比較してゆくことで前記多値デー
    タの値を判定することを特徴とする請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 同一のワード線で駆動されるメモリセル
    をセンスする複数の前記メモリSSAの出力を同一の主
    ビット線に時分割で供給するとともに、 複数の前記ダミーSSAがセンスする前記ダミーセル対
    を同一のダミーワード線対で駆動して、前記主ビット線
    とは異なる別々の主ビット線に前記各リファレンスレベ
    ルをそれぞれ供給し、 前記複数のメモリSSAの何れか及び前記複数のダミー
    SSAから前記各多値データの電位及び全ての前記リフ
    ァレンスレベルを同時に出力して、前記MSAが前記各
    メモリSSAによってセンスされた前記各多値データの
    値を判定する動作を、時分割で供給される前記複数のメ
    モリSSAの出力の各々について順次行うことを特徴と
    する請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 同一のワード線で駆動されるメモリセル
    をセンスする複数の前記メモリSSAの出力を複数の主
    ビット線にそれぞれ供給するとともに、 複数の前記ダミーSSAがセンスする前記ダミーセル対
    を同一のダミーワード線対で駆動して、前記複数の主ビ
    ット線とは異なる別々の主ビット線に前記各リファレン
    スレベルを供給して前記複数のMSAにそれぞれ分配
    し、 前記複数のメモリSSA及び前記複数のダミーSSAか
    ら全ての前記多値データの電位及び全ての前記リファレ
    ンスレベルを同時に出力して、前記複数のMSAが前記
    複数のメモリSSAによってセンスされた全ての前記多
    値データの値を同時に判定することを特徴とする請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリSSAは、前記多値データを
    読み出すための副ビット線と対になる副ビット線上に前
    記多値データの最上位ビットを識別するためのリファレ
    ンスレベルを生成して出力し、該リファレンスレベルを
    前記多値データの電位を出力する主ビット線とは異なる
    主ビット線へ出力することを特徴とする請求項1〜4
    何れかの項記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記MSAは、前記多値データの電位及
    び該多値データの最上位ビットを識別するリファレンス
    レベルがそれぞれ載せられる2本の主ビット線のうち、
    選択されたメモリセルのデータの電位が該2本の主ビッ
    ト線の何れに読み出されるかに応じて、該2本の主ビッ
    ト線上の電位を入れ替えてセンスすることを特徴とする
    請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記MSAは、所定の条件下で発生する
    ノイズがワード線を介して伝搬することで前記副ビット
    線上に生じるノイズが治まる所定時間を経過した後に、
    前記ダミーSSAの出力するリファレンスレベルと前記
    メモリセルのデータの電位を比較するとともに、該比較
    に先行して、前記メモリSSAの出力するリファレンス
    レベルと前記メモリセルのデータの電位を比較すること
    を特徴とする請求項5又は6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記SSAは、前記副ビット線対の電位
    をそれぞれセンスするセンストランジスタ対の間に存在
    する閾値電圧の相違に起因するオフセットをキャンセル
    するためのオフセットキャンセル手段を有することを特
    徴とする請求 項1〜7の何れかの項記載の半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記多値データの各値に対応する電位の
    うち、接地電位及び内部電源電位を除く電位を同一の所
    定電位だけ低く設定することを特徴とする請求項1〜8
    の何れかの項記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記各ダミーSSAには、前記ダミー
    セル対以外にリダンダンシ用のダミーセル対が副ビット
    線対を介して接続されていることを特徴とする請求項1
    〜9の何れかの項記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 半導体記憶装置の外部から供給される
    外部電源電位に基づいて、前記多値データの各値に対応
    する電位のうち、接地電位及び内部電源電位を除く電位
    をそれぞれ生成する疑似電源回路を有することを特徴と
    する請求項1〜10の何れかの項記載の半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 スタンバイ状態にある前記副ビット線
    を前記疑似電源回路で生成した電位で充電することを特
    徴とする請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記MSAは、前記判定によって得た
    前記多値データの電位に対応した前記疑似電源回路の出
    力を利用して、前記メモリセルからの読み出しの過程で
    行われる前記メモリセルへの再書き込みを行うことを特
    徴とする請求項11又は12記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記疑似電源回路の生成する電位で充
    電された前記副ビット線の対の電位をバランスさせるこ
    とで、前記多値データの最上位ビットを識別する請求項
    記載のリファレンスレベルを生成することを特徴とす
    請求項12記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記メモリセルからの読み出しの過程
    で行われる前記ダミーセル対への再書き込みを前記ダミ
    ーSSAで行うことを特徴とする請求項1〜14の何れ
    かの項記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記ダミーセル対と該ダミーセル対を
    駆動するダミーワード線対がそれぞれ前記メモリセルと
    該メモリセルを駆動するワード線と同じ特性になってい
    ることを特徴とする請求項1〜15の何れかの項記載の
    半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記多値データの各値に対応する各電
    位は、隣接する電位間の電位差が互いに異なっているこ
    とを特徴とする請求項1〜16の何れかの項記載の半導
    体記憶装置。
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