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JP3416011B2 - 電子楽音発生装置 - Google Patents
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JP3416011B2 - 電子楽音発生装置 - Google Patents

電子楽音発生装置

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JP3416011B2
JP3416011B2 JP01985997A JP1985997A JP3416011B2 JP 3416011 B2 JP3416011 B2 JP 3416011B2 JP 01985997 A JP01985997 A JP 01985997A JP 1985997 A JP1985997 A JP 1985997A JP 3416011 B2 JP3416011 B2 JP 3416011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器、カラオ
ケ装置、及びデスクトップ・ミュージック(DTM:De
sk Top Music)等のCMOS(Complementary Metal Ox
ide Semiconductor )で構成される音源LSI(Large
Scale Integrated Circuit)により電子的に楽音を発生
する装置に適用される電子楽音発生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、時分割で複数音を同時に発音
可能な電子楽器が知られている。このような電子楽器
は、鍵盤操作に対応した楽音の波形データを波形ROM
(Read Only Memory)から時分割的に読み出し、発音チ
ャネル(楽音生成チャネル)に割り当てて発音すること
により、楽音の発生に用意されているチャネル数分、同
時に発音できるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の電子楽器において、消費電力が最も大きいの
はスピーカの駆動回路であり、一般的な音量を得るため
には、スピーカの駆動回路の方が音源回路(トーンジェ
ネレータ)よりも一桁程度大きい電力を要する。
【0004】そこで、スピーカを省くことにより、主流
である5V電源から3V電源に移行して、省電力化を進
めたディジタル電子楽器がある。しかしながら、このよ
うな電子楽器は、スピーカに要する電力以上の省電力化
を図るものではない。
【0005】すなわち、従来の電子楽器は、スピーカに
て省電力化は進められているものの、音源回路自体にて
省電力化を目指したものがなかったため、トータル的な
省電力化を図ることができなかった。
【0006】特に、従来の電子楽器の音源回路では、発
音するチャネル、発音しないチャネルに係わらず、用意
されているチャネル数分、全て時分割で演算が行われて
いたため、発音しないチャネルの演算に要する電力が非
常に無駄であった。このため、電池駆動の電子楽器等で
は、電池寿命のために、数日間しか使用できない製品が
あった。
【0007】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、電子的に楽音を発生する装置の
音源LSIとその周辺ロジック(波形ROM等)の省電
力化を進めることにより、トータル的な省電力化を図る
ことが可能な電子楽音発生装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、複数の楽音データを時分割にて生成し、
複数の発音チャネル分の楽音データを出力する電子楽音
発生装置であって、楽音データを生成するための複数の
制御データ、及び発音チャネルの使用状態を示すチャネ
ル情報が発音チャネル毎に外部より記憶される記憶手段
と、各発音チャネルのタイムスロットに同期して上記記
憶手段から発音チャネル毎に複数の制御データ及びチャ
ネル情報が読み出されるように上記記憶手段の読み出し
を制御する読出制御手段とを備え、上記読出制御手段
は、上記記憶手段から読み出されたチャネル情報に基づ
いて、演算タイムスロットに対し、使用中の発音チャネ
ルの制御データのみを前詰に連続して読み出した後、残
りの演算タイムスロットにおいては同じ制御データを読
み出すように上記記憶手段の読み出しを制御することを
特徴とする。第2の発明は、上記第1の発明において、
上記同じ制御データは、最終チャネルの制御データであ
ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0010】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0011】本発明に係る電子楽音発生装置、例えば、
図1に示すような電子楽器1に適用される。
【0012】この電子楽器1は、上記図1に示すよう
に、鍵盤10と、操作パネル20と、シーケンサ(以
下、SEQと言う)40と、トーンジェネレータ(以
下、ウェーブジェネレータとも言う)50と、操作パネ
ル20、SEQ40及びウェーブジェネレータ50と接
続され鍵盤10の出力が供給されるホストCPU(Cent
ralProcessing Unit)30と、ウェーブジェネレータ5
0と接続されたウェーブテーブル60と、ウェーブジェ
ネレータ50の出力が供給されるディジタル/アナログ
コンバータ(以下、DACと言う)70と、DAC70
の出力が供給されるスピーカ80とを備えている。ま
た、ホストCPU30には、他の電子楽器等の図示して
いない外部発音源装置が接続可能であり、この外部発音
源装置からMIDI(Musical Instrument Digital Int
erface)信号のような外部制御情報が供給されるように
なされている。
【0013】ウェーブジェネレータ50は、ホストCP
U30の出力が入力端子I51を介して供給されるアサイ
メントメモリ100と、アサイメントメモリ100の出
力が各々供給されるウェーブテーブルアドレスジェネレ
ータ200及びエンベロープジェネレータ300と、エ
ンベロープジェネレータ300に接続されたエンベロー
プメモリ400と、アサイメントメモリ100の出力が
各々供給される累算器500及びシステムクロックジェ
ネレータ600と、エンベロープジェネレータ300の
出力及び入力端子I54からのウェーブテーブル60の出
力が供給される乗算器700とを備えている。また、ア
サイメントメモリ100には、アドレッシング回路10
1の出力も供給され、ウェーブテーブルアドレスジェネ
レータ200の出力は、出力端子I53を介してウェーブ
テーブル60に供給されるようになされている。さら
に、エンベロープメモリ400には、アドレッシング回
路401の出力が供給され、エンベロープメモリ400
の出力は、出力端子I52を介してホストCPU30に供
給されるようになされている。さらにまた、累算器50
0には、乗算器700の出力も供給され、累算器500
の出力は、出力端子I55を介してDAC70に供給され
るようになされている。
【0014】上述のような電子楽器1は、発音チャネル
(楽音生成チャネル)として、例えば16チャネルが用
意されており、時分割的に16チャネル(16音)の楽
音を生成して同時発音できるようになされている。
【0015】そこで、まず、電子楽器1の一連の動作に
ついて説明する。
【0016】ホストCPU30は、例えば、マイクロコ
ンピュータ等からなり、鍵盤10の鍵操作情報、操作パ
ネル20の操作情報、SEQ40の出力情報、及び上述
した外部発音源装置のMIDI情報等を受け、これらの
各情報に基づいた発音命令や消音命令等を、入力端子I
51を介してウェーブジェネレータ50に供給する。
【0017】ウェーブジェネレータ50において、入力
端子I51を介して供給されたホストCPU30からの命
令情報は、アサイメントメモリ100に格納される。そ
して、アサイメントメモリ100に格納された情報(制
御データ)は、時分割的に読み出され、この読み出され
た制御データにて、ウェーブテーブル60の読出アドレ
スを生成するウェーブテーブルアドレスジェネレータ2
00、及びエンベロープを生成するエンベロープジェネ
レータ300が演算処理を行う。
【0018】ウェーブテーブルアドレスジェネレータ2
00で生成された読出アドレスは、出力端子I53を介し
てウェーブテーブル60に供給される。ウェーブテーブ
ル60は、ROMからなり、出力端子I53からの読出ア
ドレスに従って波形データを入力端子I54に対して出力
する。したがって、入力端子I54から乗算器700に
は、ウェーブテーブル60の出力である波形データが供
給される。
【0019】尚、ウェーブテーブル60は、RAM又は
フラッシュRAMで構成し、ウェーブジェネレータ50
が動作していないときに、ホストCPU30がアクセス
(R/W)できるようにすることも可能である。
【0020】また、エンベロープジェネレータ300で
演算して得られたエンベロープ値も、乗算器700に供
給される。
【0021】したがって、乗算器700により、ウェー
ブテーブルアドレスジェネレータ200の読出アドレス
に従ってウェーブテーブル60から読み出された波形デ
ータと、エンベロープジェネレータ300で得られたエ
ンベロープ値とが乗算される。
【0022】累算器500は、乗算器700の乗算結果
を累算し、1サンプル期間において16チャネル分の累
算結果を出力する。
【0023】この累算器500の累算結果がウェーブジ
ェネレータ50の出力となり、出力端子I55を介してD
AC70に供給され、DAC70でアナログ化された
後、スピーカ80から放音される。
【0024】つぎに、ウェーブジェネレータ50内部に
ついて具体的に説明する。
【0025】ここで、図2は、ウェーブジェネレータ5
0でのタイミングクロックを示したタイミングチャート
であり、図中のUSE信号、タイミング信号t0〜t
7、ts0〜ts15は、システムクロックジェネレー
タ600により発生するようになされている。また、図
中のDadr信号は、アドレッシング回路101により
発生するようになされている。
【0026】まず、USE信号は時分割を示すものであ
り(ここでは、ch.0〜ch.15の16チャネルの
時分割)、設けられているタイムスロットのチャネルが
使用されているときは「1」、使用されていないときは
「0」となる。したがって、この図では、使用チャネル
がch.0及びch.2の2チャネルとなる。
【0027】また、タイミング信号t0は、USE信号
の値に係わらず、常に出力されるものであり、このタイ
ミング信号t0により各時分割チャネルのUSE信号が
ラッチされるようになされている。他のタイミング信号
t1〜t7についても、USE信号の値に係わらず、常
に出力されるものであり、後述するパイプラインを構成
するラッチ回路にそのラッチクロックが与えられるよう
になされている。
【0028】タイミング信号ts0〜ts15は、チャ
ネルch.0〜ch.15に各々対応したものであり、
対応チャネルのとき「1」となる信号である。
【0029】Dadr信号は、アサイメントメモリ10
0の出力データをコントロールするものであり、チャネ
ル毎の番号情報dx1とアドレス情報dx2とからなる。そ
して、タイミング信号t0のタイミングで、そのときの
チャネルch.Xの番号情報dx1とアドレス情報dx2が
アサイメントメモリ100に対して出力されるようにな
されている。
【0030】すなわち、タイミング信号ts0のタイミ
ングで、チャネルch.0の番号情報d01(=ch.
0)と、アサイメントメモリ100におけるチャネルc
h.0の情報の格納先を示すアドレス情報d02とがアサ
イメントメモリ100に対して出力され、チャネルc
h.1の番号情報d11(=ch.1)と、アサイメント
メモリ100におけるチャネルch.1の情報の格納先
を示すアドレス情報d12とがアサイメントメモリ100
に対して出力され、以降も同様にして、チャネルch.
2〜ch.15の番号情報dx1とアドレス情報dx2がア
サイメントメモリ100に対して出力されるようになさ
れている。
【0031】上述のようなDadr信号に従って、アサ
イメントメモリ100からは、チャネルch.Xの情報
が出力されるが、ここでは、チャネルch.Xが未使用
チャネルの場合には、そのチャネルの各種の情報がアサ
イメントメモリ100から出力されないようになされて
いる。
【0032】このため、Dadr信号においては、未使
用チャネル(上記図2ではチャネルch.1及びch.
3〜ch.15)であった場合、その直前に出力した使
用チャネル(上記図2ではチャネルch.0及びch.
2)のアドレス情報dx2の内容を、その未使用チャネル
のアドレス情報dx2として再度出力するようになされて
いる。
【0033】したがって、上記図2では、チャネルc
h.1の場合には、そのチャネルのアドレス情報d12と
して、直前に出力されたチャネルch.0のアドレス情
報が再度出力され、チャネルch.3の場合には、その
チャネルのアドレス情報d32として、直前に出力された
チャネルch.2のアドレス情報が再度出力されるよう
になされている。
【0034】尚、チャネルの番号情報dx1については、
常に対応したチャネルの番号とされる。
【0035】尚、上述のようなUSE信号、タイミング
信号t0〜t7、ts0〜ts15を生成するシステム
クロックジェネレータ600、及びDadr信号を生成
するアドレッシング回路101についての詳細は後述す
る。
【0036】そこで、まず、アサイメントメモリ100
について具体的に説明する。
【0037】アサイメントメモリ100は、例えば、図
3に示すように、各チャネルch.0〜ch.15毎
に、上述したタイミング信号t0〜t7に対応した8ア
ドレスが各々設けられている。
【0038】タイミング信号t0に対応したアドレスに
は、そのチャネルが使用チャネルか未使用チャネルかを
示すUSE情報が格納され、タイミング信号t1に対応
したアドレスには、イネーブル情報が格納されるように
なされている。
【0039】また、タイミング信号t2に対応したアド
レスには、ループトップ情報が格納され、タイミング信
号t3に対応したアドレスには、ループエンド情報が格
納され、タイミング信号t4に対応したアドレスには、
周波数ナンバ(以下、Fナンバと言う)情報が格納さ
れ、タイミング信号t5に対応したアドレスには、バイ
アスアドレス情報が格納され、タイミング信号t6に対
応したアドレスには、エンベロープ目標値(以下、E目
標値と言う)/エンベロープスピード(以下、Eスピー
ドと言う)情報が格納され、タイミング信号t7に対応
したアドレスには、ラウドネス情報が格納されるように
なされている。
【0040】上述のような各チャネル毎の各種の情報
(制御データ)はホストCPU30により格納され、格
納された各種の情報は、アドレッシング回路101が発
生する上述したDadr信号に従って、ウェーブテーブ
ルアドレスジェネレータ200により読み出されるよう
になされている。
【0041】また、タイミング信号t0に対応したアド
レスに格納されるUSE情報は、上述したUSE信号を
発生させるための情報であり、ホストCPU30によ
り、鍵押下時に割り当てられたチャネルのUSE情報が
「1」にセットされ、離鍵後エンベロープリリースが終
了したチャネルをエンベロープメモリ400にて確認さ
れると「0」にリセットされるようになされている。
【0042】尚、アサイメントメモリ100に格納され
る各種の情報についての詳細は後述する。また、ここで
は、タイミング信号t0〜t7に対応したアドレスに各
種の情報を配置するようにしたが、この配置に制限され
るものではない。
【0043】つぎに、上述したようなDadr信号を生
成するアドレッシング回路101について具体的に説明
する。
【0044】アドレッシング回路101は、例えば、図
4に示すように、アサイメントメモリ100の各チャネ
ルのUSE情報が供給されるラッチ回路111と、ラッ
チ回路111の出力がOR回路116を介して供給され
るセレクタ114と、セレクタ114の出力が供給され
るラッチ回路115と、カウンタ112と、カウンタ1
12の出力が供給されるカウンタ113とを備えてお
り、ラッチ回路111からは上述した各チャネルのUS
E情報が時分割で出力されるようになされている。そし
て、カウンタ112及びセレクタ114の各出力はアサ
イメントメモリ100にも供給され、カウンタ113及
びラッチ回路115の各出力はセレクタ114に供給さ
れるようになされている。また、ラッチ回路111及び
OR回路116には上記図2に示したタイミング信号t
0が与えられ、ラッチ回路115には上記図2に示した
タイミング信号t1が与えられている。
【0045】上述のようなアドレッシング回路101
は、発音チャネルが未使用のときは、セレクタ114と
ラッチ回路115により、その直前に出力した使用の発
音チャネルのアドレス情報を再度出力するようになされ
ている。
【0046】すなわち、アドレッシング回路101にお
いて、ラッチ回路11は、ゲートタイプのラッチ回路で
あり、タイミング信号t0の立ち下がりのタイミング
で、アサイメントメモリ100のUSE情報を得て、O
R回路116を介してセレクタ114に供給する。
【0047】このとき、カウンタ112は、クロック信
号ckに従ったカウント値をアサイメントメモリ100
及びカウンタ113に供給する。カウンタ113は、カ
ウンタ112からのカウント値に従ったカウント値をセ
レクタ114のA端子に供給する。
【0048】セレクタ114は、OR回路116の出力
が「1」であった場合、すなわちUSE情報が「1」で
あった場合(使用チャネル)、A端子に供給されたカウ
ンタ113の出力を選択してアサイメントメモリ100
及びラッチ回路115に供給し、OR回路116の出力
が「0」であった場合、すなわちUSE情報が「0」で
あった場合(未使用チャネル)、B端子に供給されたラ
ッチ回路115の出力を選択してアサイメントメモリ1
00及びラッチ回路115に供給する。
【0049】ラッチ回路115は、クロックエッジタイ
プのラッチ回路であり、タイミング信号t1の立ち下が
りのタイミングで、セレクタ114の出力を得て、セレ
クタ114のB端子に供給する。
【0050】上述のような構成により、ラッチ回路11
5には、常に最新の使用チャネル(ここでは、チャネル
ch.0又はch.2)のアドレス情報が格納された状
態となる。そして、未使用チャネルの場合には、このラ
ッチ回路115の内容、すなわち直前の使用チャネルの
アドレス情報が再度アサイメントメモリ100に供給さ
れることとなる。これにより、未使用チャネルの場合に
は、アサイメントメモリ100からは、その未使用チャ
ネルの情報が出力されない。
【0051】つぎに、上述したようなアサイメントメモ
リ100に格納された各種の情報を読み出して動作する
ウェーブテーブルアドレスジェネレータ200について
具体的に説明する。
【0052】ウェーブテーブルアドレスジェネレータ2
00は、例えば、図5に示すように、アサイメントメモ
リ100から読み出した情報が各々供給されるラッチ回
路201〜206と、ラッチ回路203及び206の各
出力が供給される加算器210と、ラッチ回路202及
び加算器210の各出力が供給される比較器211と、
ラッチ回路204、加算器210及び比較器211の各
出力が供給される選択器212と、ラッチ回路201及
び選択器212の各出力が供給される加算器213と、
加算器213の出力が供給されるラッチ回路207と、
選択器212の出力が供給されるFACCメモリ214
と、FACCメモリ214の出力が供給されるゲート2
16とを備えており、ラッチ回路207の出力がウェー
ブテーブルアドレスジェネレータ200の出力となって
ウェーブテーブル60に供給されるようになされてい
る。また、ゲート216はラッチ回路205の出力によ
って制御され、ゲート216の出力は、ラッチ回路20
6に供給されるようになされている。さらに、FACC
メモリ214は、アドレッシング回路215の出力によ
り読み出されるようになされている。
【0053】そして、ラッチ回路201〜207には、
上記図2に示したようなタイミング信号t1〜t7が各
々与えられており、これらのラッチ回路201〜207
でパイプラインを構成している。
【0054】そこで、例えば、ウェーブテーブルアドレ
スジェネレータ200で使用チャネルであるch.0に
対する演算が行われる場合、ラッチ回路201は、タイ
ミング信号t5の立ち下がりのタイミングで、アサイメ
ントメモリ100から読み出されたバイアスアドレス情
報を得て、加算器213に供給する。このバイアスアド
レス情報は、演算中の波形がウェーブテーブル60の何
番地から書き込まれているかを示す値、すなわち音色の
スタートアドレスを示す情報である。
【0055】また、ラッチ回路203は、タイミング信
号t4により、アサイメントメモリ100から読み出さ
れたFナンバ情報を得て、加算器210に供給する。こ
のFナンバ情報は、周波数を生成するための値であり、
加算器210により累算されるものである。
【0056】また、ラッチ回路202は、タイミング信
号t3により、アサイメントメモリ100から読み出さ
れたループエンド情報を得て、比較器211のA端子に
供給し、ラッチ回路204は、タイミング信号t2によ
り、アサイメントメモリ100から読み出されたループ
トップ情報を得て、選択器212のB端子に供給する。
これらのループエンド情報及びループトップ情報は、波
形の読出方式をHead+Loop方式とするための情
報であり、例えば、図6に示すようなアドレスを発生さ
せるための情報である。尚、ウェーブテーブルアドレス
ジェネレータ200では、16チャネル分の演算を行う
ため、Head+Loop方式により読み出されるアド
レスは、1サンプリング期間に16種類まで同時に生成
することが可能であることは勿論のことである。
【0057】また、ラッチ回路205は、タイミング信
号t1により、アサイメントメモリ100から読み出さ
れたイネーブル情報を得て、ゲート216に供給する。
このイネーブル情報は、ホストCPU30によりキーオ
ンイベント時に一時「OFF」されものであり、このと
き、FACCメモリ214に記憶されたFACC(Fナ
ンバの累算結果)がクリアされる。
【0058】また、ラッチ回路206は、タイミング信
号t4により、ゲート216からのFACCを得て、加
算器210に供給する。
【0059】そして、加算器210は、ラッチ回路20
3からのFナンバ情報と、ラッチ回路205からのFA
CCとを加算して、その加算結果をFACCとして比較
器211のB端子及び選択器212のA端子に供給す
る。
【0060】比較器211は、そのA端子に供給された
ラッチ回路202からのループエンド情報と、そのB端
子に供給された加算器210からのFACCとを比較
し、ループエンド情報が上記加算結果以上であった場合
(A≦B)、すなわちFナンバの累算値であるFACC
がループエンドまで達したら、その結果を選択器212
に供給する。
【0061】選択器212は、比較器211からの比較
結果により、Fナンバの累算値がループエンドまで達し
ていたらラッチ回路204からのループトップ情報を選
択し、逆にFナンバの累算値がループエンドまで達して
いなかったら加算器210からのFACCを選択する。
そして、選択器212は、選択したループトップ情報又
はFACCをFACCメモリ214に記憶させると共
に、その情報の上位ビット情報(b16〜b31)を加
算器213に供給する。
【0062】加算器213は、ラッチ回路201からの
バイアスアドレス情報と、選択器212からの上位ビッ
ト情報(b16〜b31)を加算して、その加算結果を
ラッチ回路207に供給する。
【0063】ラッチ回路207は、タイミング信号t4
により、加算器213からの加算結果を得て、図示して
いない出力バッファを介して、ウェーブテーブル60の
読出アドレスとして出力する。
【0064】また、FACCメモリ214に記憶された
情報は、ゲート216によりFACCとして読み出さ
れ、ラッチ回路206に対して出力される。このとき、
ゲート216には、ラッチ回路205からイネーブル情
報が供給されている。このイネーブル情報は、ホストC
PU30によりキーオンイベント時に一時「OFF」さ
れるようになされており、この時にFACCがクリアさ
れる。
【0065】尚、使用チャネルch.2時の動作も、上
述した使用チャネルch.0時と同様であるため、その
詳細な説明は省略する。
【0066】一方、ウェーブテーブルアドレスジェネレ
ータ200で未使用チャネルであるch.1に対する演
算が行われる場合、上述したように、アドレッシング回
路101からアサイメントメモリ100には、タイミン
グ信号t1〜t7の区間において、チャネルch.1の
直前の使用チャネル、すなわち上述したチャネルch.
0のアドレス情報が再度供給されるため、アサイメント
メモリ100からはタイミング信号t0の区間を除いて
チャネルch.1の情報が出力されない。このため、ウ
ェーブテーブルアドレスジェネレータ200には、未使
用チャネルch.1の直前の使用チャネルch.0の情
報が保持されることとなる。
【0067】尚、未使用チャネルch.3〜ch.15
時の動作も、上述した使用チャネルch.1時と同様で
あるため、その詳細な説明は省略する。
【0068】したがって、未使用チャネルch.1及び
ch.3〜ch.15のタイムスロットにおいては、ウ
ェーブテーブルアドレスジェネレータ200内の各回路
が、この間同じ値を保持し続け、回路を構成するCMO
S素子はスイッチングしない状態となる。これにより、
ウェーブテーブル60の読出アドレスも変化しないた
め、ウェーブテーブル60の出力もスイッチングする必
要がない。
【0069】つぎに、エンベロープジェネレータ300
について具体的に説明する。
【0070】エンベロープジェネレータ300は、例え
ば、図7に示すように、アサイメントメモリ100から
読み出された情報が各々供給されるラッチ回路301〜
302と、ラッチ回路301の出力が供給される乗算器
309と、ラッチ回路302の出力が各々供給される減
算器306及び乗算器307と、ラッチ回路303及び
エンベロープメモリ400の各出力が供給されるゲート
310と、ゲート310の出力が供給されるラッチ回路
304と、ラッチ回路304及び乗算器307の各出力
が供給される加算器308と、乗算器309の出力が供
給されるラッチ回路305とを備えており、ラッチ回路
305の出力がエンベロープジェネレータ300の出力
として乗算器700に供給されるようになされている。
また、ラッチ回路304の出力は減算器306にも供給
され、減算器306の出力は乗算器307にも供給され
るようになされている。さらに、加算器308の出力
は、乗算器309及びエンベロープメモリ400に各々
供給されるようになされている。そして、ラッチ回路3
01、302、303、304及び305には、上記図
2に示したようなタイミング信号t7、t6、t1、t
7及びt7が各々与えられている。
【0071】上述のようなエンベロープジェネレータ3
00は、例えば、エンベロープの累算値をEACCとし
て、 EACC=(E目標値−EACC)×Eスピード+EA
CC なる演算式により、エンベロープをE目標値に徐々に漸
近させるものである。
【0072】すなわち、このエンベロープジェネレータ
300において、使用チャネルであるch.0に対する
演算が行われる場合、ラッチ回路301は、タイミング
信号t7の立ち下がりのタイミングで、アサイメントメ
モリ100から読み出されたラウドネス情報を得て、乗
算器309に供給する。このラウドネス情報は、エンベ
ロープ値を全体的に制御するためのパラメータであり、
乗算器309でEACCと乗算されて出力されるもので
ある。
【0073】また、ラッチ回路302は、タイミング信
号t6により、アサイメントメモリ100から読み出さ
れたE目標値/Eスピード情報を得て、E目標値情報を
減算器306のA端子に供給すると共に、Eスピード情
報を乗算器307に供給する。
【0074】また、ラッチ回路303は、タイミング信
号t1により、アサイメントメモリ100から読み出さ
れたイネーブル情報を得て、ゲート310に供給する。
このイネーブル情報は、ホストCPU30によりキーオ
ンイベント時に一時「OFF」されものであり、この時
にゲート310に供給されるEACC(エンベロープの
累算値)がクリアされる。
【0075】また、ラッチ回路304は、タイミング信
号t7により、ゲート310からのEACCを得て、減
算器306のB端子及び加算器308に供給する。
【0076】そして、減算器306は、そのA端子に供
給されたラッチ回路302からのE目標値情報から、そ
のB端子に供給されたラッチ回路304からのEACC
を減算する(E目標値−EACC)。したがって、この
減算器306により、EACCがE目標値にどれだけ未
だ到達していないかが求められる。
【0077】乗算器307は、減算器306の減算結果
と、ラッチ回路302からのEスピード情報、すなわち
EACCがE目標値に到達する際のレートとを乗算し
((E目標値−EACC)×Eスピード)、その乗算結
果を加算器308に供給する。
【0078】加算器308は、乗算器307の乗算結果
と、ラッチ回路304からのEACC、すなわち前回の
EACCとを加算し((E目標値−EACC)×Eスピ
ード+EACC)、その加算結果を今回のEACCとし
て、乗算器309及びエンベロープメモリ400に供給
する。
【0079】乗算器309は、加算器308からのEA
CCと、ラッチ回路301からのラウドネス情報とを乗
算して、その乗算結果をラッチ回路305に供給する。
【0080】ラッチ回路305は、タイミング信号t7
により、乗算器309からの乗算結果を得る。このラッ
チ回路305でラッチされた乗算結果が、このエンベロ
ープジェネレータ300の出力であるエンベロープ値と
して乗算器200に供給されることとなる。
【0081】尚、使用チャネルch.2時の動作も、上
述した使用チャネルch.0時と同様であるため、その
詳細な説明は省略する。
【0082】一方、エンベロープジェネレータ300で
未使用チャネルであるch.1に対する演算が行われる
場合、上述したウェーブテーブルアドレスジェネレータ
200と同様に、アドレッシング回路101からアサイ
メントメモリ100には、タイミング信号t1〜t7の
区間において、チャネルch.1の直前の使用チャネ
ル、すなわち上述したチャネルch.0のアドレス情報
が再度供給されるため、アサイメントメモリ100から
はタイミング信号t0の区間を除いてチャネルch.1
の情報が出力されない。このため、エンベロープジェネ
レータ300には、未使用チャネルch.1の直前の使
用チャネルch.0の情報が保持されることとなる。
【0083】尚、未使用チャネルch.3〜ch.15
時の動作も、上述した使用チャネルch.1時と同様で
あるため、その詳細な説明は省略する。
【0084】したがって、未使用チャネルch.1及び
ch.3〜ch.15のタイムスロットにおいては、エ
ンベロープジェネレータ300内の各回路が、この間同
じ値を保持し続け、スイッチングしない状態となる。こ
れにより、ウェーブテーブル60の読出アドレスも変化
しないため、ウェーブテーブル60の出力もスイッチン
グする必要がない。
【0085】つぎに、累算器500について具体的に説
明する。
【0086】累算器500は、例えば、図8に示すよう
に、乗算器700の乗算結果が供給されるラッチ回路5
01と、アサイメントメモリ100から読み出された情
報が供給されるラッチ回路502と、ラッチ回路502
の出力が供給されるラッチ回路503と、ラッチ回路5
01及びラッチ回路503の各出力が供給されるゲート
510と、ゲート510の出力が供給される加算器51
1と、加算器511の出力が供給されるラッチ回路50
4と、ラッチ回路504の出力が各々供給されるラッチ
回路513及びゲート512とを備えており、ラッチ回
路513の出力が累算器500の出力、すなわちウェー
ブジェネレータ50の出力としてDAC70に供給され
るようになされている。また、ゲート512の出力は、
加算器511に供給されるようになされている。そし
て、ラッチ回路501〜504には、上記図2に示した
ようなタイミング信号t0が各々与えられ、ラッチ回路
513には、上記図2に示したようなチャネルch.1
のタイミング信号ts1が与えれている。また、ゲート
512には、上記タイミング信号ts1がインバータ5
12aを介して与えられている。
【0087】尚、タイミング信号t0は、上述したよう
にチャネルの使用、未使用に係わらず常に出力されるた
め、ラッチ回路501〜504には、チャネルの使用、
未使用に係わらず、常にタイミング信号t0が与えられ
る。また、タイミング信号ts1も、チャネルの使用、
未使用に係わらず常に出力されるため、ラッチ回路51
3及びゲート512には、チャネルの使用、未使用に係
わらず、常にタイミング信号ts1が与えられる。
【0088】上述のような累算器500は、時分割にて
生成した16チャネルの楽音データ(サンプルポイント
値)を累算するものである。
【0089】ここで、上述したように、USE信号が
「1」の場合、すなわち使用チャネルの場合には、ウェ
ーブテーブルアドレスジェネレータ200によりウェー
ブテーブル60から波形データが読み出されると共に、
エンベロープジェネレータ300によりエンベロープが
生成され、読み出された波形データと生成されたエンベ
ロープが乗算器700で乗算される。一方、USE信号
が「0」の場合、すなわち未使用チャネルの場合には、
ウェーブテーブルアドレスジェネレータ200及びエン
ベロープジェネレータ300は前回のデータを保持する
ようになされているため、乗算器700からは前回の乗
算結果が出力されることとなる。このため、この場合に
は、その乗算結果をクリア(ゲート)する必要がある。
【0090】そこで、この累算器500では、未使用チ
ャネルのタイミングで入力される乗算器700からのデ
ータをゲートするようになされている。
【0091】すなわち、先ず、上述したように、エンベ
ロープジェネレータ300から乗算器700にタイミン
グ信号t7のタイミングでエンベロープが供給されるこ
とにより、乗算器700からラッチ回路501にも、タ
イミング信号t7のタイミングで乗算結果が供給され
る。
【0092】ラッチ回路501は、タイミングの取りや
すさを考慮して、タイミング信号t7の次のタイミング
信号t0で再ラッチするために設けられたものであり、
このタイミング信号t0により、乗算器700からの乗
算結果を得て、ゲート510に供給する。
【0093】一方、ラッチ回路502及び503は、ウ
ェーブテーブルアドレスジェネレータ200及びエンベ
ロープジェネレータ300の演算処理によって生じた遅
れを1チャネル分とするために設けられたものである。
したがって、ラッチ回路502は、タイミング信号t0
により、アサイメントメモリ100の出力を得て、次段
のラッチ回路503に供給し、ラッチ回路503は、タ
イミング信号t0により、ラッチ回路502の出力を得
て、コントロール信号としてゲート510に供給する。
【0094】ゲート510は、ラッチ回路503からの
コントロール信号により、使用チャネルの場合には、ラ
ッチ回路501からのデータをそのまま加算器511に
供給し、未使用チャネルの場合には、ラッチ回路501
からのデータをクリアして加算器511に供給する。
【0095】加算器511は、ゲート510の出力とゲ
ート512の出力を加算してラッチ回路504に供給
し、ラッチ回路504は、タイミング信号t0により加
算器511からの加算結果を得てゲート512を介して
加算器511に供給する。このような累算処理が、チャ
ネルch.0〜ch.15の間行われる。
【0096】このとき、ゲート512は、インバータ5
12aを介して供給されるタイミング信号ts1によ
り、16チャネル分の累算処理を開始する時点で、ラッ
チ回路504からのデータ(累算結果)をクリアする。
ここで、上述したように、ラッチ回路501〜503に
より、加算器511に供給されるデータは、1チャネル
分遅れたものであるため、チャネルch.1のときに、
加算器511にはチャネルch.0のデータが入力され
る。そこで、ラッチ回路504の内容(累算結果)をク
リアするタイミングを、タイミング信号ts1のタイミ
ングとしている。
【0097】上述のようにして得られた16チャネルの
累算結果は、ラッチ回路513に供給され、ラッチ回路
513は、タイミング信号ts1により、16チャネル
の累算結果を得て、その累算結果を累算器500の出力
としてDAC70に供給する。
【0098】上述のように、第1の実施の形態では、未
使用チャネルのタイムスロットにおいては、アドレッシ
ング回路110からアサイメントメモリ100に対し
て、その未使用チャネルの直前の使用チャネルのアドレ
ス情報を再度出力することにより、アサイメントメモリ
100から未使用チャネルの情報が読み出されないよう
にして、この間サイメントメモリ100以降に設けられ
た各回路のCMOS素子のスイッチング回数を極力減ら
すように構成したことにより、トータル的な省電力化を
図ることができる。特に、汎用のLSIを構成するのは
スイッチング時の消費電力が大きいCMOSが主流であ
ることから、出力レベルのLow/Highに係わら
ず、各回路のスイッチング回数を極力減らすことによ
り、さらなる省電力化を図ることができる。また、この
省電力化を図ることにより、電磁波の放射量も相対的に
削減することができる。
【0099】尚、上述した第1の実施の形態では、上述
したウェーブジェネレータ50は、楽音データを生成す
るために、その外部に設けられたウェーブテーブル60
から波形データを得るものとしたが、これに限らず、ウ
ェーブジェネレータ50内部で波形データを生成するよ
うにしてもよい。すなわち、本発明は、外部に設けられ
た波形ROMから波形データを読み出す方式を採用した
ウェーブジェネレータに限らず、サイン合成方式やFM
音源方式を採用したウェーブジェネレータにも適用する
ことができる。
【0100】また、上述した第1の実施の形態では、タ
イミング信号t1〜t7を常に出力するものとしたが、
例えば、システムクロックジェネレータ600の構成を
図9に示すような構成とすることにより、タイミング信
号t1〜t7の出力を、図10に示すように、USE信
号が「0」である場合には、出力されないようにして
も、スイッチング回数を減らすことができる。
【0101】すなわち、USE信号が「1」の場合は、
使用チャネルであるため、タイミング信号t1〜t7に
てパイプラインのラッチクロックが発生し、USE信号
が「0」の場合は、未使用チャネルであるため、上記図
10中の点線で示すように、そのラッチクロックが発生
しないようにする。したがって、未使用チャネルである
チャネルch.1及びch.3〜ch.15のタイムス
ロットにおいては、タイミング信号t1〜t7のラッチ
クロックが省略されたかたちとなる。
【0102】したがって、この場合には、未使用チャネ
ルch.1及びch.3〜ch.15のタイムスロット
においては、ウェーブテーブルアドレスジェネレータ2
00内のラッチ回路201〜207のラッチだけでな
く、それ以降に設けられた各回路(加算器210、比較
器211、選択器212、加算器213)も動作せず、
この間同じ値を保持し続け、回路を構成するCMOS素
子はスイッチングしない状態となる。これにより、ウェ
ーブテーブル60の読出アドレスも変化しないため、ウ
ェーブテーブル60の出力もスイッチングする必要がな
い。また、エンベロープジェネレータ300でも、未使
用チャネルch.1及びch.3〜ch.15のタイム
スロットにおいては、ラッチ回路301〜305のラッ
チだけでなく、減算器306、乗算器307、加算器3
08及び乗算器309も動作せず、この間同じ値を保持
し続け、回路を構成するCMOS素子はスイッチングし
ない状態となる。
【0103】また、上述した第1の実施の形態では、ス
ピーカ80により生成した楽音を放音するようにした
が、スピーカ80の代わりにヘッドホン又はイヤホンを
設け、このヘッドホン又はイヤホンから放音するように
してもよい。これにより、さらなる省電力化を図ること
ができる。
【0104】つぎに、第2の実施の形態について説明す
る。
【0105】上述した第1の実施の形態では、アドレッ
シング回路110で上記図2に示したようなDadr信
号を発生させることで、アサイメントメモリ100から
未使用チャネルの情報が読み出されないように構成する
こととしたが、これに対して、この第2の実施の形態で
は、例えば、アドレッシング回路110の代わりに図1
1に示すようなアドレッシング回路110aを設け、こ
のアドレッシング回路110aにより図12に示すよう
なDadr’信号を発生させることで、アサイメントメ
モリ100から使用チャネルの情報若しくは最終チャネ
ルの情報のみが連続して読み出されるように構成するこ
ととする。
【0106】尚、第2の実施の形態におけるアドレッシ
ング回路110a、及びアドレッシング回路110aで
発生されるDadr’信号以外については、上述した第
1の実施の形態と同様であるため、その詳細な説明は省
略し、ここでは、第1の実施の形態と異なる点について
のみ説明する。
【0107】まず、アドレッシング回路110aで発生
されるDadr’信号では、上記図12に示すように、
使用チャネル(チャネルch.0及びch.2)のアド
レス情報が前詰めされ、それに続く残りの未使用チャネ
ル(チャネルch.1及びch.3〜ch.15)のア
ドレス情報については、全て最終チャネル(チャネルc
h.15)のアドレス情報とされる。
【0108】また、上述のようなDadr’信号を発生
させるために、例えば、図13に示すような、発音チャ
ネルch.0〜ch.15を検索するためのタイミング
信号(シフトクロック)SCK、リセット信号RST、
及び次のチャネルのデータを読み出すためのタイミング
信号(チャネルクロック)CCKが用いられる。
【0109】そして、リセット信号RSTは、16チャ
ネルに1回だけパルス発生する信号であり、タイミング
信号CCKは、各チャネル毎にパルス発生する信号であ
る。但し、タイミング信号CCKについて、チャネルc
h.0においてはリセット信号RSTもパルス発生する
ため、アドレッシング回路110aの後述するカウンタ
113はこの間リセット状態となる。
【0110】これらの各信号SCK、RST及びCCK
は、アドレッシング回路110aに供給されると共に、
図示していないが、エンベロープメモリ400に対する
アドレッシング回路401、及びウェーブテーブルアド
レスジェネレータ200のFACCメモリ214に対す
るアドレッシング回路215にも供給されるようになさ
れている。
【0111】そこで、アドレッシング回路110aは、
上記図11に示すように、アサイメントメモリ100の
出力が供給されるNOT回路111と、NOT回路11
1の出力が供給されるAND回路114と、AND回路
114の出力が供給されるOR回路115と、OR回路
115の出力が供給されるAND回路116と、AND
回路116の出力が供給されるカウンタ113と、カウ
ンタ113の出力が供給されるNAND回路117と、
NAND回路117の出力が供給されるNOT回路11
9と、NOT回路119の出力が供給されるゲート11
8aと、ゲート118aの出力が供給されるゲート11
8bとを備えており、カウンタ113の出力はアサイメ
ントメモリ100にも供給され、NAND回路117の
出力はAND回路116にも供給されるようになされて
いる。また、カウンタ112にはクロック信号ckが与
えられ、ゲート118a及び118bには各々タイミン
グ信号t0が与えられている。さらに、AND回路11
4には上述したタイミング信号SCKが与えられ、OR
回路115にはタイミング信号CCKが与えられ、ゲー
ト118a及び118bには各々リセット信号RSTが
各々与えられている。そして、ゲート118bからは、
END信号が出力され、このEND信号は、詳細は後述
するが累算器500に供給されるようになされている。
【0112】上述のようなアドレッシング回路110a
において、先ず、カウンタ112のカウント値は、常に
アサイメントメモリ100に供給される。
【0113】一方、カウンタ113がリセット信号RS
Tによりリセットされると、カウンタ113の「0」出
力により、アサイメントメモリ100からは、カウンタ
112のカウント値(t0)に従って、発音チャネルc
h.0のUSE情報が読み出される。ここで、このリセ
ット信号RSTの間、タイミング信号CCKも発生する
が、リセット信号RSTの方が優先順位が高いためカウ
ントアップされない。また、発音チャネルch.0は、
ここでは使用チャネルであるため、読み出された情報中
のUSE情報は「1」である。したがって、USE情報
が「1」、すなわち「1」であるUSE信号がNOT回
路111を介してAND回路114に供給される。
【0114】このとき、AND回路114には、タイミ
ング信号SCKが供給されており、NOT回路111の
出力(=「0」)により、AND回路114へのタイミ
ング信号SCKが無効とされ、これにより、カウンタ1
13ではカウントが行われず、カウンタ113から出力
されるカウント値は「0」となる。したがって、アサイ
メントメモリ100では、カウンタ112のカウント値
(t1〜t7)に従って、発音チャネルch.0の各種
の情報が読み出される。
【0115】そして、次の演算タイムスロット1の最初
にタイミング信号CCKがOR回路115に与えられる
ことにより、カウンタ113で「1」にカウントアップ
され、アサイメントメモリ100からは、カウンタ11
2のカウント値(t0)に従って、発音チャネルch.
1のUSE情報が読み出される。
【0116】この発音チャネルch.1は、ここでは未
使用チャネルであるため、読み出された情報中のUSE
情報は「0」である。したがって、USE情報が
「0」、すなわち「0」であるUSE信号がNOT回路
111を介してAND回路114に供給される。
【0117】このとき、AND回路114には、タイミ
ング信号SCKが供給されており、NOT回路111の
出力(=「1」)により、AND回路114へのタイミ
ング信号SCKが有効とされ、カウンタ113でカウン
トアップされ、次の発音チャネルch.2に進む。すな
わち、この場合には、アサイメントメモリ100での発
音チャネルch.1の情報読出は行われず、次の発音チ
ャネルch.2に進む。
【0118】発音チャネルch.2は、ここでは使用チ
ャネルであるため、上述した発音チャネルch.0と同
様にして、アサイメントメモリ100からは、発音チャ
ネルch.2の各種の情報が読み出されて、演算タイム
スロット1は発音チャネルch.2の演算に利用され
る。
【0119】次の演算タイムスロット2に入ると、タイ
ミング信号CCKがOR回路115に与えられることに
より、発音チャネルch.3のUSE情報が読み出され
るが、発音チャネルch.3は、ここでは未使用チャネ
ルであるため、上述した発音チャネルch.1と同様に
して、アサイメントメモリ100からは、発音チャネル
ch.2の各種の情報が読み出されず、次の発音チャネ
ルch.4に進む。
【0120】上述のようにして、発音チャネルch.1
5まで終了すると、すなわちカウンタ113の出力が
「15」(Q4〜Q7が全て「1」)に達すると、その
出力により、最終チャネルである発音チャネルch.1
5の情報がアサイメントメモリ100から読み出され
る。この発音チャネルch.15の情報の読み出しは、
残りの時間、すなわち空き演算タイムスロット全て(こ
こでは、14チャネル分のタイムスロット)、繰り返し
行われる。
【0121】したがって、アサイメントメモリ100か
らは、使用チャネル(チャネルch.0及びチャネルc
h.2)の情報のみが連続して出力されるため、この結
果、ウェーブテーブルアドレスジェネレータ200やエ
ンベロープジェネレータ300では、使用チャネルの演
算が前詰めに行われることとなる。また、空き演算タイ
ムスロットにおいては、最終チャネル(チャネルch.
15)の情報がアサイメントメモリ100から繰り返し
出力されるため、この結果、ウェーブテーブルアドレス
ジェネレータ200やエンベロープジェネレータ300
では、内部回路のCMOS素子のスイッチングが行われ
ず、この間最終チャネルの演算結果が保持されることと
なる。
【0122】ここで、ウェーブテーブルアドレスジェネ
レータ200及びエンベロープジェネレータ300から
は、先ず、発音チャネルch.0の演算結果が出力さ
れ、次に、発音チャネルch.2の演算結果が出力さ
れ、それ以降は、発音チャネルch.15の演算結果が
14チャネル分供給されることとなる。
【0123】したがって、ウェーブテーブルアドレスジ
ェネレータ200及びエンベロープジェネレータ300
の後段に設けられた累算器500には、先ず、発音チャ
ネルch.0の演算結果が供給され、次に、発音チャネ
ルch.2の演算結果が供給され、それ以降は、発音チ
ャネルch.15の演算結果が14チャネル分供給され
ることとなる。
【0124】このため、累算器500では、最初に供給
された発音チャネルch.15の演算結果のみを有効と
し、それ以降の発音チャネルch.15の演算結果を無
視する必要がある。
【0125】そこで、ここでは、累算器500の内部構
成を、例えば、図14に示すように、ラッチ回路502
とラッチ回路503間にAND回路505を設け、この
AND回路505に、アドレッシング回路110aで得
られるEND信号が与えられるような構成としている。
【0126】このEND信号は、上記図12に示すよう
な信号であり、最初の発音チャネルch.15のタイム
スロットを除く空きタイムスロットを示す信号であり、
上記図11のゲート回路118a及び118bにより発
生する。
【0127】これにより、END信号が「1」のとき
は、ラッチ回路503が動作しないこととなり、累算器
500では、発音チャネルch.0の演算結果、発音チ
ャネルch.2の演算結果、及び最初の発音チャネルc
h.15の演算結果が累算されることとなる。
【0128】上述のように、第2の実施の形態でも、ス
イッチング回数を減らずことができるため、上述した第
1の実施の形態と同様に、トータル的な省電力化を図る
ことができる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
発音チャネルの使用状態(使用中であるか未使用である
かの状態)を示すチャネル情報に基づき、演算タイムス
ロットに対し、使用中の発音チャネルの制御データ(波
形メモリにおける波形データの読出アドレスを生成する
ウェーブテーブルアドレスジェネレータ用、及びエンベ
ロープ値を生成するエンベロープジェネレータ用のそれ
ぞれ複数の制御データ等)のみを前詰に連続して記憶手
段から読み出した後、残りの演算タイムスロットにおい
ては、同じ制御データを上記記憶手段から読み出すよう
にしたので、上記使用中の発音チャネルの制御データを
読み出した後の演算タイムスロットにおいては、上記記
憶手段の出力をスイッチングしない状態とすることがで
きる。これにより、この間は、装置内部の演算素子等も
スイッチングされない。したがって、例えば、ウェーブ
テーブルアドレスジェネレータ及びエンベロープジェネ
レータを備える楽音データ生成のための回路(ウェーブ
ジェネレータ)内部のスイッチング回数を減らすことが
できるため、装置のトータル的な省電力化を図ることが
できる。繰り返すが、汎用のLSIを構成するのは、ス
イッチングに最も大きな電力を消費するCMOSが主流
であることから、本発明を適用して、出力レベルのLo
w/Highに捕らわれず、各素子のスイッチングの回
数を極力減らすことにより、さらなる省電力化を進める
ことができる。このような省電力化を進めることによ
り、電磁波の放射量も相対的に削減することもできる。
第2の発明によれば、上記第1の発明において、記憶手
段から使用中の発音チャネルの制御データを連続して読
み出した後、残りの演算タイムスロットにおいては、最
終チャネルの制御データを読み出すようにしたので、最
終チャネルの制御データが連続して出力される間におい
ては、記憶手段の出力がスイッチングしない。したがっ
て、スイッチング回数を減らすことができる。尚、ここ
では、スイッチング時に電力を多量に消費する素子とし
てCMOSを示したが、本発明の効果は、同様な特性を
持った素子ならば得られるためCMOSに限定されな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明に係る電子
楽音発生装置を適用した電子楽器の構成を示すブロック
図である。
【図2】上記電子楽器のウェーブジェネレータでのタイ
ミングクロックを示すタイミングチャートである。
【図3】上記電子楽器のアサイメントメモリのメモリフ
ォーマットを説明するための図である。
【図4】上記電子楽器のアドレッシング回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】上記電子楽器のウェーブテーブルアドレスジェ
ネレータの構成を示すブロック図である。
【図6】Head+Loop方式により発生するアドレ
スを説明するための図である。
【図7】上記電子楽器のエンベロープジェネレータの構
成を示すブロック図である。
【図8】上記電子楽器の累算器の構成を示すブロック図
である。
【図9】未使用チャネルのタイムスロットにおいては、
ラッチ回路に与えるラッチクロックを省略する場合のシ
ステムクロックジェネレータの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】未使用チャネルのタイムスロットにおいて
は、ラッチ回路に与えるラッチクロックを省略する場合
のウェーブジェネレータでのタイミングクロックを示す
タイミングチャートである。
【図11】第2の実施の形態において、本発明に係る電
子楽音発生装置を適用した電子楽器のアドレッシング回
路の構成を示すブロック図である。
【図12】Dadr信号及びEND信号のタイミングの
クロックを示すタイミングチャートである。
【図13】タイミング信号SCK、リセット信号RST
及びタイミング信号CCKのタイミングのクロックを示
すタイミングチャートである。
【図14】上記電子楽器の累算器の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 電子楽器 10 鍵盤 20 操作パネル 30 ホストCPU 40 シーケンサ 50 ウェーブジェネレータ 60 ウェーブテーブル 70 DAC 80 スピーカ 100 アサイメントメモリ 200 ウェーブテーブルアドレスジェネレータ 300 エンベロープジェネレータ 400 エンベロープメモリ 500 累算器 600 システムクロックジェネレータ I51〜I55 入出力端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の楽音データを時分割にて生成し、
    複数の発音チャネル分の楽音データを出力する電子楽音
    発生装置であって、 楽音データを生成するための複数の制御データ、及び発
    音チャネルの使用状態を示すチャネル情報が発音チャネ
    ル毎に外部より記憶される記憶手段と、 各発音チャネルのタイムスロットに同期して上記記憶手
    段から発音チャネル毎に複数の制御データ及びチャネル
    情報が読み出されるように上記記憶手段の読み出しを制
    御する読出制御手段とを備え、 上記読出制御手段は、上記記憶手段から読み出されたチ
    ャネル情報に基づいて、演算タイムスロットに対し、使
    用中の発音チャネルの制御データのみを前詰に連続して
    読み出した後、残りの演算タイムスロットにおいては同
    じ制御データを読み出すように上記記憶手段の読み出し
    を制御することを特徴とする電子楽音発生装置。
  2. 【請求項2】 上記同じ制御データは、最終チャネルの
    制御データであることを特徴とする請求項1に記載の電
    子楽音発生装置。
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