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JP3417836B2 - 添片にシリコン樹脂からなるすべり止めを接合させる方法及びその方法により製造されたすべり止め部材 - Google Patents
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JP3417836B2 - 添片にシリコン樹脂からなるすべり止めを接合させる方法及びその方法により製造されたすべり止め部材 - Google Patents

添片にシリコン樹脂からなるすべり止めを接合させる方法及びその方法により製造されたすべり止め部材

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JP3417836B2
JP3417836B2 JP10557598A JP10557598A JP3417836B2 JP 3417836 B2 JP3417836 B2 JP 3417836B2 JP 10557598 A JP10557598 A JP 10557598A JP 10557598 A JP10557598 A JP 10557598A JP 3417836 B2 JP3417836 B2 JP 3417836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、添片にシリコン樹
脂からなるすべり止め用の突起を接合させる方法及びそ
の方法により製造されたすべり止め部材の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ズボン又はスカートの腰の裏側やこの部
分に装着する腰裏、あるいは、カバンの肩紐、ベルト、
玄関マット、座蒲団、コースター等各種物品の裏側に取
り付けることにより、すべり止め効果を発揮させるもの
としてすべり止め部材がある。このすべり止め部材は、
溶融状態のシリコン樹脂を型を用いて成型することによ
り、すべり止め用の複数個の突起4、4を添片1に形成
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶融状態の
シリコン樹脂を型を用いて成型することによりすべり止
め用の複数個の突起4、4を添片1に形成する場合、溶
融状態のシリコン樹脂が添片1に含浸し、図5(a) にお
いて矢印で示すように反対側の面に達する。型を用いた
成型では添片1に圧力が掛かるから、添片1の材質にか
かわらずこの含浸は大なり小なり起こり得る。添片1が
織布からなる場合、溶融状態のシリコン樹脂が添片1に
特に含浸しやすい。
【0004】ところが、近年のすべり止め部材において
は、添片1の両面のうちすべり止め用の突起4、4が形
成される面と反対側の面(図5(a) における左側の面)
に、熱溶融性樹脂層1aが配置される場合が多い。この熱
溶融性樹脂層1aはアイロン、プレス機その他の器具です
べり止め部材を加熱することによりそれを溶融状態と
し、ズボン又はスカートの腰の裏側やこの部分に装着す
る腰裏、あるいは、カバンの肩紐等にすべり止め部材を
簡単に装着することができるようにするためのものであ
るが、上述したように溶融状態のシリコン樹脂が添片1
に含浸し、反対側の面にまで達していると、この熱溶融
性樹脂層1aを添片1に接合させることができないという
欠点がある。すなわち、溶融状態のシリコン樹脂が添片
1に含浸して反対側の面からにじみ出ていると、シリコ
ン樹脂と添片1に接合させるべき熱溶融性樹脂層1aとが
互いに反発し合って熱溶融性樹脂層1aが添片1にくっつ
かない。
【0005】これを解決するために、本出願人は、図5
(b) に示すように、添片1の両面のうち、シリコン樹脂
からなるすべり止め用の突起4、4を接合すべき面と反
対側の面(図5(b) における左側の面)にプライマーを
塗布しておき、このプライマー層1b形成後プライマー層
1bが形成されていない面において、溶融状態のシリコン
樹脂を成型することによりすべり止め用の突起4、4を
添片1に形成することを提案した(特願平9−1375
57号)。
【0006】このプライマー層1bはいわゆる目止め材と
しての機能を有し、熱溶融性樹脂層1aの添片1への接着
性を増大させるのみならず、熱溶融性樹脂層1aがこのプ
ライマー層1bに強固に接着して両者の接着性を増大さ
せ、熱溶融性樹脂層1aが添片1から剥離することを防止
するためのものである。このプライマー中には、シラン
カップリング剤とともに種々の樹脂オリゴマーや溶剤な
どが配合されており、プライマー自体相当高価なもので
ある。また、プライマーを塗布しなければならない分、
製造工程に手間が掛かるという欠点がある。そこで、本
発明者は、このプライマーを用いないで熱溶融性樹脂層
が添片から剥離することを防止することができないか、
鋭意研究した結果、本発明を完成させるに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
添片1を織物もしくは編物からなるものとし、その片面
に、所定の加熱温度では溶融しないか、あるいは、溶融
しにくい熱溶融性樹脂層2を形成し、次に、それとは反
対側の面において、溶融状態のシリコン樹脂を成型する
ことにより添片1にすべり止め用の突起4、4を形成
し、しかる後、前記熱溶融性樹脂層2の外面に、所定の
加熱温度で溶融する熱溶融性樹脂層3を形成する。この
場合において、熱溶融性樹脂層2となる溶融状態の熱溶
融性樹脂を添片1に形成する際、溶融状態の熱溶融性樹
脂が添片1の生地目に浸透して熱溶融性樹脂層2の添片
1への付着性が増大する。また、この樹脂層2が存在す
るために、その外面に重ね合わせた熱溶融性樹脂層3の
添片1への接着性が増大するのみならず、熱溶融性樹脂
層3が熱溶融性樹脂層2に強固に接着して両者の接着性
が増大し、熱溶融性樹脂層3が添片1から剥離すること
がない。
【0008】一方、熱溶融性樹脂層2形成後、その層2
が形成されていない面において、溶融状態のシリコン樹
脂を成型することにより添片1にすべり止め用の突起
4、4が形成されるが、その際、織物もしくは編物から
なる添片1の生地目に溶融状態のシリコン樹脂が浸透す
るとともに、添片1の生地目に含浸せしめられた溶融状
態のシリコン樹脂が裏側の熱溶融性樹脂層2と協働して
シリコン樹脂からなるすべり止め用の突起4、4の添片
1への付着性も増大する。なお、添片1の片面には予め
熱溶融性樹脂層2が形成されているから、すべり止め用
の突起4、4を形成するべく溶融状態のシリコン樹脂を
添片1に成型する際、溶融状態のこの樹脂が添片1の生
地目に浸透しても裏側からはみ出ることがない。
【0009】織物もしくは編物の少なくとも表面が起毛
せしめられているものを添片1として用いるのが好まし
い。このようなものを用いると、すべり止め用の突起4
となる溶融状態のシリコン樹脂が、織物もしくは編物か
らなる添片1の生地目に浸透するとともに添片1の起毛
部分を抱持することになるので、熱溶融性樹脂層2の添
片1への付着性ならびに突起4の添片1への付着性がさ
らに増大し、その結果、熱溶融性樹脂層3ならびに突起
4が添片1から剥離することが一層なくなる。
【0010】また、本発明におけるすべり止め部材は、
織物もしくは編物からなる添片1の片面に、所定の加熱
温度では溶融しないか、あるいは、溶融しにくい熱溶融
性樹脂層2と、所定の加熱温度で溶融する熱溶融性樹脂
層3とが順次形成されており、それと反対側の面には、
溶融状態のシリコン樹脂を成型することによりすべり止
め用の突起4、4が形成されたものである。このすべり
止め部材における突起4、4は、溶融状態のシリコン樹
脂が織物もしくは編物からなる添片1の生地目に含浸せ
しめられるとともに、裏側の熱溶融性樹脂層2と協働し
て添片1に対して強固に接合されているところから、こ
のすべり止め部材を例えば、ズボン又はスカートの腰の
裏側やこの部分に装着する腰裏、カバンの肩紐、ベル
ト、玄関マット、座蒲団、コースター等各種物品の裏側
に取り付けることにより、きわめて良好なすべり止め効
果を長く維持することができる。しかも、水洗いやドラ
イクリーニングしてもすべり止め部材が剥離しない。
【0011】ところで、添片1の片面に形成されている
溶融温度の異なる2つの熱溶融性樹脂層2、3のうち、
添片1から遠い熱溶融性樹脂層3は所定の温度に加熱す
ることにより、すなわち、アイロン、プレス機その他の
器具ですべり止め部材を加熱することにより溶融状態と
なるものであって、アイロン、プレス機その他の器具で
この層3を溶融状態とすることにより、すべり止め部材
を例えば、ズボン又はスカートの腰の裏側やこの部分に
装着する腰裏、カバンの肩紐、ベルト、玄関マット、座
蒲団、コースター等各種物品の裏側に取り付けることが
できる。一方、添片1に近い熱溶融性樹脂層2は前記熱
溶融性樹脂層3より溶融温度が高く、所定の温度に加熱
した程度では、すなわち、アイロン、プレス機その他の
器具で加熱した程度では溶融状態にならないか、あるい
は、溶融状態にはなりにくいものである。従って、アイ
ロン、プレス機その他の器具ですべり止め部材を加熱し
たとき、添片1から遠い熱溶融性樹脂層3は溶融状態と
なっても、添片1に近い熱溶融性樹脂層2は溶融状態に
ならないか、あるいは、溶融状態にはなりにくい。
【0012】このように、本発明においては、溶融温度
に差のある2つの熱溶融性樹脂層2と3とを用い、織物
もしくは編物からなる添片1の片面に、溶融温度の高い
熱溶融性樹脂層を形成し、次に、それとは反対側の面に
おいて、溶融状態のシリコン樹脂を成型することにより
添片1にすべり止め用の突起4、4を形成し、しかる
後、前記熱溶融性樹脂層2の外面に熱溶融性樹脂層3を
形成する工程を経ることにより、熱溶融性樹脂層2を添
片1に、また、すべり止め用の突起4、4を添片1に、
さらに、熱溶融性樹脂層3を熱溶融性樹脂層2にいずれ
も強固に接合させることができる。従って、このすべり
止め部材を例えば、ズボン又はスカートの腰の裏側やこ
の部分に装着する腰裏、カバンの肩紐、ベルト、玄関マ
ット、座蒲団、コースター等各種物品の裏側に取り付け
ることにより、きわめて良好なすべり止め効果を長く維
持することができる。しかも、水洗いやドライクリーニ
ングしてもすべり止め部材が剥離しない。
【0013】この場合においても、織物もしくは編物の
少なくとも表面が起毛せしめられているものを用いるの
が好ましい。このようなものを用いると、すべり止め用
の突起4となる溶融状態のシリコン樹脂が、織物もしく
は編物からなる添片1の生地目に浸透するとともに添片
1の起毛部分を抱持することになるので、熱溶融性樹脂
層2の添片1への付着性ならびに突起4の添片1への付
着性がさらに増大し、その結果、熱溶融性樹脂層3なら
びに突起4が添片1から剥離することが一層なくなる。
【0014】なお、すべり止め用の突起4、4は溶融さ
せたシリコン樹脂を加熱しながら、すなわち、溶融状態
のシリコン樹脂を型を用いて添片1に接合させ、しかる
後、それを硬化させることにより突起状にするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を、
添付の図1〜図3に基いて詳細に説明する。図1(a) 、
図1(b) に、添片1の片面に、熱溶融性樹脂層2を形成
した状態を示す。添片1は織物もしくは編物からなるも
のである。従来はこれを人工皮革としたものもあるが、
人工皮革は織物もしくは編物に比べて高価であるから、
本発明では、添片1を織物もしくは編物からなるものと
する。そして、この添片1の片面(図1(a) の左側の
面、図1(b) の下側の面)には、所定の温度に加熱、す
なわち、アイロン、プレス機その他の器具ですべり止め
部材を加熱した程度の熱では溶融しないか、あるいは、
溶融しにくい熱溶融性樹脂層2が形成されている。
【0016】この熱溶融性樹脂層2が形成されている面
と反対側の面において、溶融状態のシリコン樹脂を成型
することにより添片1にすべり止め用の突起4、4を形
成する。図1(c) 図1(d) に、添片1にすべり止め用の
突起4、4を形成した状態を示す。すべり止め用の突起
4、4は溶融させたシリコン樹脂を加熱しながら、すな
わち、溶融状態のシリコン樹脂を型を用いて添片1に接
合させ、しかる後、それを硬化させることにより突起状
となる。なお、添片1の片面には予め熱溶融性樹脂層2
が形成されているから、すべり止め用の突起4、4を形
成するべく溶融状態のシリコン樹脂を添片1に成型する
際、溶融状態のこの樹脂が添片1の生地目に浸透しても
裏側からはみ出ることがない。すべり止め用の突起4、
4の形状は、図1(c) に示すように截頭円錐形とした
り、図1(d) に示すように略半円径とすることができ
る。その形状は何ら特定されるものではない。
【0017】すべり止め用のこの突起4、4を形成した
後、図1(e) に示すように、前記熱溶融性樹脂層2の外
面に、所定の温度に加熱、すなわち、アイロン、プレス
機その他の器具ですべり止め部材を加熱したときの熱で
溶融する熱溶融性樹脂層3を形成する。熱溶融性樹脂か
らなる2つの層形態をさらに詳しく述べると、添片1の
片面において、添片1に近い方に、所定の温度に加熱、
すなわち、アイロン、プレス機その他の器具ですべり止
め部材を加熱した程度の熱では溶融しないか、あるい
は、溶融しにくい熱溶融性樹脂層2が、この熱溶融性樹
脂層2の外面であって添片1から遠い方に、所定の温度
に加熱、すなわち、アイロンなどですべり止め部材を加
熱したときの熱で溶融する熱溶融性樹脂層3が形成され
ている。なお、熱溶融性樹脂層2は織物もしくは編物か
らなる添片1の片面に熱溶融性樹脂フィルムをラミネー
トするだけで、その層2をきわめて簡単に形成すること
ができる。また、熱溶融性樹脂層3も熱溶融性樹脂層2
に熱溶融性樹脂フィルムをラミネートするだけで、その
層3をきわめて簡単に形成することができる。
【0018】アイロンやプレス機その他の器具ですべり
止め部材を加熱したとき溶融する温度、すなわち、熱溶
融性樹脂層3の溶融温度を、90〜100℃程度の範囲
に設定することができる。一方、この程度の温度ですべ
り止め部材を加熱しても溶融しないか、あるいは、溶融
しにくい温度、すなわち、熱溶融性樹脂層2の溶融温度
を、120〜150℃程度の範囲に設定することができ
る。なお、溶融温度に応じた熱溶融性樹脂を二種類適宜
選択することによって、上記設定温度をそれぞれ適宜変
更することが可能である。
【0019】アイロン、プレス機その他の器具ですべり
止め部材を90〜100℃程度に加熱すると、熱溶融性
樹脂層3が溶融せしめられてホットメルト層となり、例
えば、図2、図3に示すようにズボン又はスカートの腰
の裏側に取り付ける帯体5にすべり止め部材をきわめて
簡単に接着することができる。この帯状物を腰裏という
(図2において、図面符号Aで示す)。一方、熱溶融性
樹脂層2はこの程度の温度では溶融せしめられないか、
あるいは、溶融状態とはなりにくいものであり、少なく
とも層状態が保たれている。
【0020】上記腰裏Aは、例えば、図3に示すよう
に、ズボン又はスカートの腰の裏側に取り付けられる。
図3では、ズボン又はスカートの表地6の裏側であって
腰の裏側に相当する部分に、縫着7により腰裏Aが取り
付けられている。なお、図3において、図面符号8は芯
地、9はバイヤス裏地である。添片1にシリコン樹脂か
らなるすべり止め用の突起4、4を所定の間隔を置いて
接合させたすべり止め部材を、ズボン又はスカートの腰
の裏側に取り付ける帯体5に装着することにより、1つ
の腰裏Aを作製することができ、図3に示すように、こ
の腰裏Aをズボン又はスカートの腰の裏側に取り付けた
場合には、きわめて良好なすべり止め効果が得られる。
また、本発明によるすべり止め部材は、図4に示すよう
に、ズボン又はスカートの表地6の裏側であって腰の裏
側に相当する部分に直接取り付けたり、あるいは、カバ
ンの肩紐、ベルト、玄関マット、座蒲団、コースター等
各種物品の裏側その他様々な部分に取り付けることがで
き、いずれもそれらのすべり止め効果を発揮させること
ができる。
【0021】添片1を構成する織物もしくは編物の少な
くとも表面、換言すると、すべり止め用の突起4、4を
形成するべく溶融状態のシリコン樹脂を接合させる面
は、起毛せしめられているのが好ましい。このような添
片1を用いると、すべり止め用の突起4、4となる溶融
状態のシリコン樹脂が、織物もしくは編物からなる添片
1の生地目に浸透するとともに添片1の起毛部分を抱持
することになり、上述したような利点を有する。もっと
も、添片1を構成する織物もしくは編物の裏面、換言す
ると、熱溶融性樹脂層2を形成する面も起毛せしめられ
ていてもよい。織物もしくは編物の表面だけでなくこの
面も起毛せしめられていると、熱溶融性樹脂層2となる
溶融状態の樹脂が織物もしくは編物からなる添片1の生
地目に浸透するとともに添片1の裏面の起毛部分を抱持
することになり、熱溶融性樹脂層2自体の添片1への付
着性がさらに増大し、突起4の添片1への付着性もより
一層増大し、その結果、熱溶融性樹脂層3ならびに突起
4が添片1から剥離することがより一層なくなるという
利点を有することになる。
【0022】なお、従来のゴム又はビニール製のすべり
止め部材では通気性がないから、これに蒸気や熱を加え
てズボン又はスカートの腰の裏側などに接合しようとし
ても完全に接合させることはむつかしく、周囲を縫い付
ける等の補助作業が必要であるが、本発明によるすべり
止め部材を用いれば、添片1の表側から熱を加えるだけ
でズボン又はスカートの腰の裏側などに容易に接合する
ことができるのみならず、その接合状態はきわめて強固
であり、水洗いやドライクリーニングしてもすべり止め
部材が剥離しない。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の接合方法を用いれば、熱
溶融性樹脂層2の添片1への付着性、熱溶融性樹脂層3
と熱溶融性樹脂層2との接着性、及び、シリコン樹脂か
らなるすべり止め用の突起4、4の添片1への付着性が
いずれも増大し、熱溶融性樹脂層3とシリコン樹脂から
なるすべり止め用の突起4、4とが添片1から剥離する
ことがないという効果がある。
【0024】請求項2記載の接合方法を用いれば、熱溶
融性樹脂層2の添片1への付着性、及び、シリコン樹脂
からなるすべり止め用の突起4、4の添片1への付着性
がさらに増大するという効果がある。
【0025】請求項3記載のすべり止め部材を用いた場
合には、きわめて良好なすべり止め効果を長く維持する
ことができるのみならず、水洗いやドライクリーニング
してもすべり止め部材が剥離しないという効果がある。
【0026】請求項4記載のすべり止め部材を用いた場
合には、熱溶融性樹脂層2の添片1への付着性、及び、
シリコン樹脂からなるすべり止め用の突起4、4の添片
1への付着性がさらに増大し、きわめて良好なすべり止
め効果を半永久的に維持することができるのみならず、
水洗いやドライクリーニングしてもすべり止め部材が全
く剥離しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一例を工程順に示す図で、(a)
は添片の片面に1つの熱溶融性樹脂層を形成した状態を
示す断面図、(b) はその一部を示す斜視図、(c) 、(d)
はすべり止め用の突起を接合した状態を示す断面図、
(e) は(c)に示す突起接合後の熱溶融性樹脂層の外面に
さらに熱溶融性樹脂層を形成した完成後のすべり止め部
材を示す断面図である。
【図2】図1(e) に示すすべり止め部材を腰裏に適用し
た場合の一例を示す正面図で、その一部のみを示す。
【図3】図2に示す腰裏を、ズボン又はスカートの腰の
裏側に取り付けた状態を示す拡大断面図である。
【図4】図1(e) に示すすべり止め部材を、ズボン又は
スカートの腰の裏側に相当する部分に直接取り付けた状
態を示す拡大断面図である。
【図5】従来のすべり止め部材の一例を示す断面図で、
(a) は溶融状態のシリコン樹脂を型を用いて成型し、添
片にすべり止め用の突起を接合するとき、溶融状態のシ
リコン樹脂が添片に含浸せしめられて行く様子を示す断
面図、(b) は添片の裏側にプライマーを塗布し、さら
に、その裏側にねじ溶融性樹脂層を形成した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1─添片、2,3─熱溶融性樹脂層、4─突起、5─帯
体、A─腰裏。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A47G 27/04 A47G 27/04 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 27/00 A41D 1/06 A41D 1/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】添片1を織物もしくは編物からなるものと
    し、その片面に、所定の加熱温度では溶融しないか、あ
    るいは、溶融しにくい熱溶融性樹脂層2を形成し、次
    に、それとは反対側の面において、溶融状態のシリコン
    樹脂を成型することにより添片1にすべり止め用の突起
    4、4を形成し、しかる後、前記熱溶融性樹脂層2の外
    面に、所定の加熱温度で溶融する熱溶融性樹脂層3を形
    成することを特徴とする添片にシリコン樹脂からなるす
    べり止めを接合させる方法。
  2. 【請求項2】織物もしくは編物の少なくとも表面が起毛
    せしめられている請求項1記載の添片にシリコン樹脂か
    らなるすべり止めを接合させる方法。
  3. 【請求項3】織物もしくは編物からなる添片1の片面
    に、所定の加熱温度では溶融しないか、あるいは、溶融
    しにくい熱溶融性樹脂層2と、所定の加熱温度で溶融す
    る熱溶融性樹脂層3とが順次形成されており、それと反
    対側の面には、溶融状態のシリコン樹脂を成型すること
    によりすべり止め用の突起4、4が形成されていること
    を特徴とするすべり止め部材。
  4. 【請求項4】織物もしくは編物の少なくとも表面が起毛
    せしめられている請求項3記載のすべり止め部材。
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