JP3422835B2 - 作業用走行車における作業部のローリング制御装置 - Google Patents
作業用走行車における作業部のローリング制御装置Info
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Description
用走行車における作業部のローリング制御装置に関する
ものである。 【0002】 【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種作業用走行車のなかには、走行機体側に連結され
るホルダ部材に、ローリング支軸を介して作業部を支持
すると共に、この作業部を、ローリング弾機により弾持
して作業部の自由な姿勢維持作動を許容する従動的なロ
ーリング制御を行うものがある。しかるにこのもので
は、制御し得るローリング量(ローリング弾機の有効範
囲)に限度があるため、凹凸の大きい圃場では走行機体
のローリングに追随して作業部が大きく傾斜してしまう
不都合があつた。そこで、ホルダ部材および作業部に対
してローリング自在な中間部材を設け、該中間部材と作
業部との間に、作業部を従動的にローリング制御するロ
ーリング弾機を介設する一方、中間部材とホルダ部材と
の間には、アクチユエータ駆動に基づいて中間部材を強
制的にローリング制御(水平制御もしくは傾斜制御)す
る強制ローリング制御機構を介設して複合的なローリン
グ制御を行うことが提案されている。つまり、ローリン
グ弾機の基準点となる中間部材を一定姿勢に強制制御す
るため、ローリング弾機による従動的なローリング制御
を、走行機体のローリング量に拘らず常に有効にし得る
が、このものでは、前記中間部材が作業部と同時もしく
は作業部よりも先にローリング限度に達した場合、前述
の強制ローリング制御が効かなくなるため、ローリング
弾機の付勢力が有効に作用せずに作業部の姿勢復帰が遅
れるという問題があつた。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における作業部のローリング制御装置を提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、走行機体側に
連結されるホルダ部材と、該ホルダ部材にローリング支
軸を介して支持される作業部との間に、ホルダ部材およ
び作業部に対してローリング自在な中間部材を設け、該
中間部材と作業部との間に、作業部を従動的にローリン
グ制御するローリング弾機を介設する一方、中間部材と
ホルダ部材との間には、アクチユエータ駆動に基づいて
中間部材を強制的にローリング制御する強制ローリング
制御機構を介設してなる作業用走行車において、前記中
間部材のホルダ部材に対する相対的なローリング許容角
度Aを、作業部の中間部材に対する相対的なローリング
許容角度Bよりも大きく設定したことを特徴とするもの
である。そして本発明は、この構成によつて、強制ロー
リング制御の制御範囲を作業部のローリング範囲よりも
広く確保して、作業部の姿勢復帰作動を迅速に行うこと
ができるようにしたものである。 【0004】 【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は乗用型田植機の走行機体で
あつて、該走行機体1の後部には、油圧昇降作動する昇
降リンク機構2を介して植付作業部(作業部)3が連結
されている。この植付作業部3は、前記昇降リンク機構
2の後端部に着脱自在に連結され、かつ下端部に前後を
向くボス部4aが一体的に設けられるホルダフレーム
(ホルダ部材)4、該ホルダフレーム4のボス部4aに
前後一対の軸受5aを介して回動自在に軸支されるロー
リング支軸5、該ローリング支軸5の後端部に一体的に
連結され、かつ左右両端部に苗載台支持ステー6aが立
設される作業部フレーム6、該作業部フレーム6に一体
的に固設されるプランタケース7、該プランタケース7
に並設されるプランタアーム8、前記苗載台支持ステー
6aの上端部およびプランタケース7の上端部にスライ
ドピースSを介して左右往復移動自在に支持され、かつ
プランタアーム8の掻取タイミングに合わせて強制的に
横送りされる前傾姿勢の苗載台9、プランタケース7の
底部中央および左右両側部に上下揺動自在に設けられる
センターおよびサイドフロート10、11等で構成され
ている。即ち、植付作業部3は、昇降リンク機構2を介
して走行機体1に連結されるホルダフレーム4に対し、
ローリング支軸5を介してローリング自在に支持されて
いるが、以上の基本構成は何れも従来通りである。 【0005】12は前記ホルダフレーム4と植付作業部
3(苗載台9)との間に介設される中間フレーム(中間
部材)であつて、該中間フレーム12の下端部に一体的
に形成されるボス部12aは、ホルダフレーム4のボス
部4aに回動自在に外嵌支持されている。即ち、中間フ
レーム4は、ホルダフレーム4および植付作業部3に対
して相対的にローリング自在となり、しかも、そのロー
リング支点は植付作業部3のローリング支点に一致する
ようになつている。また、前記中間フレーム4は、直立
姿勢のフレーム本体12bと、該フレーム本体12bの
上端部から苗載台9の裏側面に沿つて前傾状に突出する
T字フレーム部12cとで構成されるが、側面視におけ
る中間フレーム12は、前記苗載台支持ステー6aと苗
載台9との間に位置するように配設されている。 【0006】14は左右一対のコイル弾機等で構成され
る第一ローリング弾機であつて、該第一ローリング弾機
14は、中間フレーム12のフレーム本体12bと作業
部フレーム6との間にハの字状に介設されている。つま
り、第一ローリング弾機14の弾持作用に基づいて植付
作業部3の全体荷重をバランスさせるが、植付作業時に
は、ジヨイント軸(機体側PTO軸と作業部側入力軸を
連結するもの)Jの回転力に基づいて植付作業部3が所
定方向にローリングしようとするため、該方向のローリ
ング時に伸長する側のコイル弾機に他側のコイル弾機よ
りも大きい付勢力を設定しておくことにより、植付作業
時の作業部姿勢を平行に維持するようになつている。 【0007】15は左右一対のコイル弾機等で構成され
る第二ローリング弾機であつて、該第二ローリング弾機
15は、中間フレーム12のT字フレーム部12cと苗
載台9の両端部との間にハ字状に介設されて、苗載台9
の横送りに伴う偏荷重をバランスするようになつてい
る。つまり、ローリング自在な植付作業部3を、第一お
よび第二のローリング弾機14、15によつて弾持し
て、前記センターフロート10およびサイドフロート1
1の浮力に基づく植付作業部3の従動的な田面追随作用
を許容する所謂従動ローリング制御を行うように構成さ
れている。 【0008】一方、16は前記ホルダフレーム4の側方
位置にブラケツト17を介して設けられる減速機構付の
モータ(アクチユエータ)であつて、該モータ16の駆
動力を出力するピニオンギヤ16aには、ブラケツト1
7に回動自在に設けられる中間ギヤ18が噛合している
が、この中間ギヤ18は、後述するラツク19よりも歯
幅が広く設定されており、このため、中間フレーム12
の前後方向のガタに基づいて噛合外れを生じることを確
実に回避している。 【0009】前記ラツク19は、中間フレーム12から
側方に突出すべく設けられているが、中間フレーム12
のローリング支点を中心として円弧状に湾曲形成される
と共に、外周側の縁部には、前記中間ギヤ18が外接状
に噛合するギヤ部19aが形成されている。即ち、前記
モータ16の駆動に伴つて中間ギヤ19が回転すると、
該中間ギヤ19に噛合するラツク19の左右移動に基づ
いて中間フレーム12が強制的にローリングせしめられ
ることになるが、前記中間ギヤ18は、湾曲するラツク
19の外周側に形成されるギヤ部19aに外接状に噛合
しているため、中間ギヤ18とラツク19との噛合にお
けるバツクラツシユを、ラツク19に内接状に噛合させ
る場合に比して小さく設定できるようになつている。 【0010】20は中間フレーム12の後面部にL字状
のセンサブラケツト20aを介して設けられる振り子式
等のローリング検知センサであつて、該ローリング検知
センサ20のローリング検知値は図示しない制御部に入
力され、そして制御部においては、入力されるローリン
グ検知値を所定の設定値(水平設定値もしくは傾斜設定
値)に一致させるべく前記モータ16を正逆駆動制御
し、該制御に基づいて中間フレーム12を一定姿勢に強
制ローリング制御(水平制御もしくは傾斜制御)するよ
うになつている。 【0011】21は中間フレーム12から後方に向けて
突設された規制ピンであつて、該規制ピン21は、プラ
ンタケース7に一体的に設けられる規制プレート22の
凹部22aに遊嵌して植付作業部3のローリング規制機
構を構成している。つまり、規制ピン21は、中間フレ
ーム12に対する植付作業部3の相対的なローリング角
度が所定角度B以内であれば植付作業部3のローリング
を許容するが、中間フレーム12に対する植付作業部3
の相対的なローリング角度が所定角度Bに達した場合に
は、凹部22aの左右端部に接当して植付作業部3のそ
れ以上のローリングを規制するようになつている。 【0012】23は中間フレーム12のT字フレーム1
2cから垂下状に突出するブラケツトであつて、該ブラ
ケツト23の下端部は、ホルダフレーム4の上端部に設
けられるガイド板24の前面に左右摺動自在に接当して
いる。つまり、前記ローリング弾機14、15の付勢力
を受ける中間フレーム12の後方への傾倒を、ガイド板
24に対するブラケツト23の接当に基づいて規制する
傾倒規制機構を構成している。 【0013】さらに、前記ブラケツト23のガイド板接
当面には、左右一対の筒部材23aが突設されるが、各
筒部材23aには、一部が筒部材23aの先端から露出
してガイド板24に転動自在に接当するボール25が収
容されている。つまり、中間フレーム12のローリング
に伴うブラケツト23とガイド板24との摺動抵抗を最
小限に抑えることができるようになつている。 【0014】また、前記ガイド板24の左右両端部に
は、ブラケツト23の下端部を挟んで対向する左右一対
の折曲片24aが形成されるが、該左右の折曲片24a
には、ブラケツト23に形成される左右の接当片23b
との接当に基づいて検知作動するリミツトスイツチ26
がそれぞれ設けられている。即ち、左右のリミツトスイ
ツチ26は、ホルダフレーム4に対する中間フレーム1
2の相対的なローリング角度が所定角度Aに達したこと
を接当検知すると共に、該検知信号を前記制御部に出力
してモータ16のリミツト自動停止を行うが、前記リミ
ツトスイツチ26による中間フレーム12の検知角度A
は、前記ローリング規制機構による植付作業部3の規制
角度Bよりも大きく設定されている。 【0015】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、ホルダフレーム12および植付作業部3に対して
相対的にローリング自在な中間フレーム12を設け、該
中間フレーム12と植付作業部3との間にローリング弾
機14、15を介設する一方、中間フレーム12とホル
ダフレーム4との間に強制ローリング制御機構を介設
し、該強制ローリング制御機構のモータ16を、中間フ
レーム12に設けられるローリング検知センサ20の検
知に基づいて駆動制御して複合的なローリング制御を行
うにあたり、前記中間フレーム12と植付作業部3との
間にローリング規制機構を介設して植付作業部3のロー
リング角度を所定角度Bで規制すると共に、前記モータ
16にリミツトスイツチ26を連繋して中間フレーム1
2が所定のローリング角度Aに達した段階でモータ駆動
を自動停止するが、前記中間フレーム12のリミツト検
知角度Aは、植付作業部3のローリング規制角度Bより
も大きく設定されるため、植付作業部3がローリング規
制角度Bまで達した状態でも、中間フレーム12のロー
リングが許容されて強制ローリング制御機構が有効に作
動することになる。従つて、ローリング規制角度Bまで
達した植付作業部3にローリング弾機14、15の付勢
力をバランス良く作用させて迅速な姿勢復帰ができるこ
とになり、この結果、ローリング制御の精度アツプを可
能にして作業精度の向上に大いに寄与することができ
る。 【0016】 【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ホルダ部材および作業部に対して
ローリング自在な中間部材を設け、該中間部材と作業部
との間にローリング弾機を介設する一方、中間部材とホ
ルダ部材との間に強制ローリング制御機構を介設して複
合的なローリング制御を行うものであるが、前記中間部
材のローリング許容角度は、作業部のローリング許容角
度よりも大きく設定されているため、仮令作業部がロー
リング限度まで達した状態でも、中間部材のローリング
が許容されることになる。つまり、作業部がローリング
限度まで達した場合に、中間部材が作業部と同時もしく
は作業部よりも先にローリング限度に達してしまうもの
の様に、強制ローリング制御が効かなくなつてしまうこ
となく、強制ローリング制御を確実に実行してローリン
グ弾機の付勢力をバランス良く作業部に作用させること
が可能になる。従つて、ローリング限度まで達した作業
部を所定の姿勢に迅速に復帰させることができ、この結
果、ローリング制御の精度アツプを可能にして作業精度
の向上に大いに寄与することができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行機体側に連結されるホルダ部材と、
該ホルダ部材にローリング支軸を介して支持される作業
部との間に、ホルダ部材および作業部に対してローリン
グ自在な中間部材を設け、該中間部材と作業部との間
に、作業部を従動的にローリング制御するローリング弾
機を介設する一方、中間部材とホルダ部材との間には、
アクチユエータ駆動に基づいて中間部材を強制的にロー
リング制御する強制ローリング制御機構を介設してなる
作業用走行車において、前記中間部材のホルダ部材に対
する相対的なローリング許容角度を、作業部の中間部材
に対する相対的なローリング許容角度よりも大きく設定
したことを特徴とする作業用走行車における作業部のロ
ーリング制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01996694A JP3422835B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 作業用走行車における作業部のローリング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01996694A JP3422835B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 作業用走行車における作業部のローリング制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07203723A JPH07203723A (ja) | 1995-08-08 |
| JP3422835B2 true JP3422835B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=12013940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01996694A Expired - Fee Related JP3422835B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 作業用走行車における作業部のローリング制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3422835B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP01996694A patent/JP3422835B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07203723A (ja) | 1995-08-08 |
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