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JP3423903B2 - 既設管路の更新システム - Google Patents
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JP3423903B2 - 既設管路の更新システム - Google Patents

既設管路の更新システム

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JP3423903B2
JP3423903B2 JP27518699A JP27518699A JP3423903B2 JP 3423903 B2 JP3423903 B2 JP 3423903B2 JP 27518699 A JP27518699 A JP 27518699A JP 27518699 A JP27518699 A JP 27518699A JP 3423903 B2 JP3423903 B2 JP 3423903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設管路の更生シ
ステムに関し、さらに詳しくは、既設管路内に新管を引
き込むことで更新された管路でのガス供給システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されているガス管や水道管等
の管は、長期間の敷設により腐食が発生して劣化した
り、外力で損傷する場合がある。そこで、管の内部を調
査して補修等の作業により改修対策を採ることが必要と
なる。改修対策は、本支管から供内管を介した一般需要
家だけでなく、ビルや集合住宅などの商業用需要家への
管路も対象として実施される場合がある。従来、管路の
改修対策には、既設管路の内径に近似した外径寸法を有
するポリエチレン製樹脂管などの樹脂管を新たに敷設し
たりあるいは、樹脂管を既設管路内に引き込むことで管
路を更新する工法や、既設管路内面に樹脂ライニング膜
を形成する工法などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の工
法では、掘削作業が必要となったり引き込みに要する動
力や設備負担が大きくなり、作業時間や工数の増加によ
るコスト上昇を招く虞があった。また、ライニング膜を
形成する場合には、ライニング膜の耐久性が不安定であ
るなどの問題もあった。
【0004】本発明の目的は、上記従来の既設管路の更
新システムにおける問題に鑑み、更新作業に要するコス
ト上昇を招くことなく、耐久性を保証できるとともに、
更新後のガス供給を安全かつ安定した状態に維持するこ
とが可能な既設管路の更新システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、本支管近傍から遮断弁を介
してガスを供給するための既設管路を更新するシステム
であって、上記既設管路での管路更新区間に挿入され、
該既設管路よりも小径の新設管路と、上記新設管路での
ガスの圧力を高める昇圧手段と、上記昇圧されたガスを
供給先での圧力に調圧する手段と、上記既設管路におけ
る上記新設管路の挿入区間に設置されている供給状態監
視手段とを備え、上記供給状態監視手段は、上記新設管
路が挿入されている更新区間内部でのガス濃度の変化を
検知することにより、更新区間内部のガス濃度が所定濃
度以上に達した時点で上記遮断弁を閉じ、さらに警報が
可能であることことを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、上記供給状態監視
手段は、上記既設管路内のガス濃度を検知することで新
設管路からの漏洩を検知可能なセンサと、上記センサが
入力側に接続され、出力側には上記遮断弁の作動部およ
び警報手段が接続されている制御部とを備え、上記セン
サにより既設管路内のガス濃度が上昇したことが検知さ
れると、上記遮断弁の作動部に対して遮断弁を遮断動作
させるための信号を出力するとともに警報することを特
徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、上記供給先での圧
力に調圧する手段は、集合住宅やビルなどの各需要先に
設けられたレギュレータバルブが用いられることを特徴
としている。
【0008】請求項4記載の発明は、上記新設管路は、
上記既設管路の内面と隙間をもたせて配置できる口径の
ものが用いられることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1、3および4記載の発明では、既設管
路内にこれの内面と隙間を持たせることができる小径の
新設管路が挿入されるので、圧入などと違って容易に新
設管路を敷設することができる。しかも、新設管路内が
昇圧されることにより供給量の不足が防止され、さら
に、新設管路からの漏洩により既設管路内でのガス濃度
が上昇するような異常事態が検知されると昇圧されたガ
スの供給を自動的に停止することができるので、漏洩が
拡大するのを未然に防止することができる。これによ
り、新設管路の更新作業を容易化できるとともに新設管
路での供給量の不足を是正でき、さらには、供給量の不
足を是正した場合での安全対策を確保することが可能と
なる。
【0010】請求項2記載の発明では、供給状態監視手
段により新設管路からの漏洩が発生した場合に新設管路
へのガスの供給が停止されるとともに警報できるので、
新設管路で漏洩事故の拡大を未然に防止できるととも
に、漏洩事故の発生した管路を特定しやすくすることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、ビルや集合住宅を対象とした商業用需要
家への管路構成を説明するための模式図であり、同図に
おいて管路は、低圧導管に相当する本支管1からビルな
どの建物2に向けて遮断弁3を介して各需要先毎に供内
管4が配管されている。各需要先に達した供内管4は、
レギュレータバルブRにより使用圧力に調圧されてガス
機器に接続される。供内管4は、本実施例における既設
管路に相当し、この既設管路を対象として更新する方式
が図2に示されている。
【0012】図2において、遮断弁3に連通する既設管
路である供内管4内には、更新区間に新設管路5が挿入
される。新設管路5は、ポリエチレンあるいはナイロン
などの樹脂管が用いられ、その口径が供内管4の内径よ
りも小径とされて供内管4の内面との間に隙間が形成で
きるようになっている。このため、新設管路5は供内管
4に対して挿入時での抵抗、つまり引き込み抵抗が軽減
された状態とされる。一方、新設管路5と遮断弁3との
間には、図3に示すように昇圧手段6が配置される。昇
圧手段6としては、コンプレッサーが用いられ、供内管
4と新設管路5との口径差による供給量の不足分を補う
ことができる圧力に設定されるようになっている。昇圧
されたガスが供給される管路は、供内管4が相当する
が、昇圧手段6の後方に各需要先への分岐部(図3中、
符号DVで示す部材)を設けることも可能である。昇圧
された新設管路5内の圧力は、各需要先に設けられてい
るレギュレータバルブRによって調圧される。
【0013】既設管路である供内管4には、新設管路5
による更新区間での供給状態を監視するための手段7が
設けられている。すなわち、供給状態監視手段7は、供
内管4内に配置されるガス漏れ検知センサ7Aが入力側
に接続され、出力側には遮断弁3の開閉作動部7Bと警
報器7Cとが接続された制御部で構成されている。ガス
漏れ検知センサ7Aは、図3において、少なくとも供内
管4における新設管路5(図3では、二点鎖線で示して
ある)の敷設区間両端に形成された開口部4A(図4参
照)から内部に挿入されて位置決めされたガス濃度セン
サで構成されている。遮断弁3の開閉作動部7Bは、一
例として、人手により操作される弁軸に緊急遮断時用と
して設けられた駆動源とこの駆動源への電源部とが用い
られる。警報器7Cは、通常知られている鳴動あるいは
点滅可能な機器が用いられるだけでなく、本実施例で
は、無線通信機器が装備され、この警報器が設けられて
いる更新区間の識別コードなどを中央監視センタに送信
できるようになっている。
【0014】供給状態監視手段7は、ガス漏れ検知セン
サ7Aからの濃度検知信号が入力されることにより新設
管路5からのガス漏れを監視するようになっている。す
なわち、ガス漏れ検知センサ7Aによって漏れがない状
態から漏れが発生した場合の濃度上昇が検知されると、
遮断弁3の開閉作動部7Bに対して遮断弁3を閉じる態
位に設定する信号を出力するとともに、警報器7Cを作
動させる。遮断弁3の開閉作動部7Bが作動すると遮断
弁3が閉じられ、また、警報器7Cが作動すると、ガス
漏れが発生している更新区間を識別するためのデータが
中央監視センサに送信されるとともに更新区間では鳴動
あるいは点滅によって漏れが発生している更新区間を確
認できるようにする。
【0015】本実施例は以上のような構成であるから、
更新区間では、既設管路である供内管4内に新設管路5
が挿入される。新設管路5は、供内管4に対して口径差
があり、いわゆる隙間がある関係であるので、挿入時で
の抵抗が軽減され、圧入しながら引き込む場合に比べて
更新作業が容易化される。一方、更新区間に敷設された
新設管路5は、遮断弁3に連続して配置された昇圧手段
6に接続され、また、需要先側ではレギュレータRに接
続される。更新区間での新設管路5の敷設が完了すると
ガスの供給が開始されるが、遮断弁3により本支管1か
ら供給されたガスは、昇圧手段6によって新設管路5と
供内管4との口径差により減少する供給量を補正できる
圧力に設定される。これにより、既設管路よりも小径の
新設管路5が敷設された場合でも需要先への供給量の不
足が是正される。
【0016】供内管4内に敷設されている新設管路5
は、供給状態監視手段7によって供給状態、特にガス漏
れが監視される。すなわち、供給状態監視手段7に装備
されているガス漏れ検知センサ7Aからの信号によりガ
ス漏れが検知された場合には、遮断弁3の開閉作動部7
Bに対して遮断弁3を閉じるための信号が出力される。
これにより、遮断弁3が閉じられることになり、新設管
路5へのガス供給が停止される。一方、供給状態監視手
段7からは警報器7Cに対して作動信号が出力され、警
報器7Cを作動させてガス漏れが発生している更新区間
を識別できるようにする。警報器7Cが作動された場合
には、中央監視センタにおいて、あるいは、中央監視セ
ンタから指令を受けた保守点検者によってガス漏れが発
生している更新区間を確認することができるので、迅速
な処置を採ることが可能となる。
【0017】本実施例では、供給状態監視手段7が新設
管路5のガス漏れを対象としているが、これに限らず、
新設管路5でのガス圧を監視することで所定のガス圧、
換言すれば所定量の供給状態を得るための監視を行うよ
うにすることも可能である。すなわち、新設管路5にお
ける昇圧手段6の後方に圧力センサ(図示されず)を配
置し、その圧力センサからの検知結果に応じて昇圧手段
6の作動態位を制御するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1、3および4記載の発明によれ
ば、既設管路内にこれの内面と隙間を持たせることがで
きる小径の新設管路が挿入されるので、圧入しながら引
き込む場合と違って容易に新設管路を敷設することがで
きる。しかも、新設管路内が昇圧されることにより供給
量の不足が防止され、さらに、新設管路での漏洩などに
より既設管路内でのガスの濃度変化が発生するような異
常事態が検知されるとガスの供給を自動的に停止するこ
とができるので、漏洩が拡大するのを未然に防止するこ
とができる。これにより、新設管路の更新作業を容易化
できるとともに新設管路での供給量の不足を是正でき、
さらには、供給量の不足を是正した場合での安全対策を
確保することが可能となる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、供給状態監
視手段により新設管路からの漏洩が発生したことが検出
された場合には新設管路へのガスの供給が停止されると
ともに警報できるので、新設管路で漏洩事故の拡大を未
然に防止できるとともに、漏洩事故の発生した管路を特
定しやすくすることができる。これにより、新設管路で
の漏洩事故が発生した場合に迅速な対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による既設管路の更新システムが
用いられる管路の一例を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した管路での既設管路と新設管路との
配置関係を説明するための断面図である。
【図3】本発明実施例による更新システムの構成を説明
するための模式図である。
【図4】図3に示した更新システムに用いられる漏洩監
視構造を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】 1 本管 2 需要先の一つであるビルなどの建物 3 遮断弁 4 更新対象の既設管路である供内管 5 新設管路 6 昇圧手段 7 供給状態監視手段 7A ガス漏れ検知センサ 7B 遮断弁の開閉作動部 7C 警報器 R 需要先での圧力を調整するレギュレータバル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本支管近傍から遮断弁を介してガスを供
    給するための既設管路を更新するシステムであって、 上記既設管路での管路更新区間に挿入され、該既設管路
    よりも小径の新設管路と、 上記新設管路でのガスの圧力を高める昇圧手段と、 上記昇圧されたガスを供給先での圧力に調圧する手段
    と、 上記既設管路における上記新設管路の挿入区間に設置さ
    れている供給状態監視手段とを備え、 上記供給状態監視手段は、上記新設管路が挿入されてい
    る更新区間内部でのガス濃度の変化を検知することによ
    り、更新区間内部のガス濃度が所定濃度以上に達した時
    点で上記遮断弁を閉じ、さらに警報が可能であることこ
    とを特徴とする既設管路の更新システム。
  2. 【請求項2】 上記供給状態監視手段は、上記既設管路
    内のガス濃度を検知することで新設管路からの漏洩を検
    知可能なセンサと、 上記センサが入力側に接続され、出力側には上記遮断弁
    の作動部および警報手段が接続されている制御部とを備
    え、 上記センサにより既設管路内のガス濃度が上昇したこと
    が検知されると、上記遮断弁の作動部に対して遮断弁を
    遮断動作させるための信号を出力するとともに警報する
    ことを特徴とする請求項1記載の既設管路更新システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記供給先での圧力に調圧する手段は、
    集合住宅やビルなどの各需要先に設けられたレギュレー
    タバルブが用いられることを特徴とする請求項1記載の
    既設管路の更新システム。
  4. 【請求項4】 上記新設管路は、上記既設管路の内面と
    隙間をもたせて配置できる口径のものが用いられること
    を特徴とする請求項1記載の既設管路の更新システム。
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