JP3424594B2 - 超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法 - Google Patents
超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超伝導フィルタ装
置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法に関
し、特に、調整において超伝導フィルタの加工・修正を
必要としない超伝導フィルタ装置、その製造方法、およ
びフィルタリング調整方法に関する。
置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法に関
し、特に、調整において超伝導フィルタの加工・修正を
必要としない超伝導フィルタ装置、その製造方法、およ
びフィルタリング調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHSなどの移動体通
信が増えることにより、通信業者の数もまた増加してき
ている。このため、一つの回線が占める周波数帯域を狭
くし、また、通信業者の専有する周波数領域毎の差を狭
くすることにより、資源を有効に利用する対策が検討さ
れている。しかし、通信業者の専有する周波数領域毎の
差を狭くすると、隣接する周波数領域で隣接干渉が生
じ、問題となる。この問題を解決するためには、より矩
形に近い急峻な減衰特性を有し、ロスの少ない通過特性
も兼ね備えたフィルタが要求される。超伝導フィルタ
は、このような要求を唯一満足できるフィルタとして挙
げられるが、上述のような急峻な減衰特性を所望通り得
るためには、精度の高い超伝導フィルタが必要となり、
それを製造する段階でフィルタの調整プロセスが必須で
ある。超伝導フィルタは、低温において所望の特性の良
否を確認するため、通常のフィルタのように特性を観測
しながらパターン調整やネジ調整を行うことが困難であ
る。
信が増えることにより、通信業者の数もまた増加してき
ている。このため、一つの回線が占める周波数帯域を狭
くし、また、通信業者の専有する周波数領域毎の差を狭
くすることにより、資源を有効に利用する対策が検討さ
れている。しかし、通信業者の専有する周波数領域毎の
差を狭くすると、隣接する周波数領域で隣接干渉が生
じ、問題となる。この問題を解決するためには、より矩
形に近い急峻な減衰特性を有し、ロスの少ない通過特性
も兼ね備えたフィルタが要求される。超伝導フィルタ
は、このような要求を唯一満足できるフィルタとして挙
げられるが、上述のような急峻な減衰特性を所望通り得
るためには、精度の高い超伝導フィルタが必要となり、
それを製造する段階でフィルタの調整プロセスが必須で
ある。超伝導フィルタは、低温において所望の特性の良
否を確認するため、通常のフィルタのように特性を観測
しながらパターン調整やネジ調整を行うことが困難であ
る。
【0003】従来より行われてきた超伝導フィルタのフ
ィルタリング調整方法は、調整段階で修正が出来るよう
に、共振器パターンが予め長めに設計されたフィルタを
作製し、その特性をみるため、一旦、超伝導状態まで冷
却する。確認された特性結果と所望の特性とがどの程度
ずれているかを確認したら、その後、フィルタを常温に
戻し、低温における特性ズレを補正するために予め長め
に設計したパターンをエッチングやレーザで加工し、再
び低温に冷却して特性の良否を確認する。そして、フィ
ルタ特性が所望の特性にならなければ上記加工工程をさ
らに繰り返し、何回もフィルタ調整を行うようにしてい
た。
ィルタリング調整方法は、調整段階で修正が出来るよう
に、共振器パターンが予め長めに設計されたフィルタを
作製し、その特性をみるため、一旦、超伝導状態まで冷
却する。確認された特性結果と所望の特性とがどの程度
ずれているかを確認したら、その後、フィルタを常温に
戻し、低温における特性ズレを補正するために予め長め
に設計したパターンをエッチングやレーザで加工し、再
び低温に冷却して特性の良否を確認する。そして、フィ
ルタ特性が所望の特性にならなければ上記加工工程をさ
らに繰り返し、何回もフィルタ調整を行うようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、共振器の冷却時間を含めた調整時間が長くか
かる点と熱ストレスの蓄積によって引き起こされる超伝
導材料の寿命が短縮する点などが問題となっていた。
方法では、共振器の冷却時間を含めた調整時間が長くか
かる点と熱ストレスの蓄積によって引き起こされる超伝
導材料の寿命が短縮する点などが問題となっていた。
【0005】また、特開平7−254734号公報にお
いては、低温の超伝導状態を保持したまま、フィルタパ
ターンにレーザ光を照射し、予め長めに形成されている
パターンを削ることにより電気特性を調整する方法が開
示されている。この方法は、調整時間が短く、温度サイ
クルも最小限に抑えることができる反面、超伝導フィル
タを真空チャンバ内に実装する際のパターンとレーザ光
照射位置との位置精度が厳しく要求されたり、レーザ光
照射精度が所望のパターン寸法精度よりも大きい場合、
微調整が不可能であり、また、レーザ光照射部位の超伝
導材料の劣化が発生し、共振器の無負荷Qが低下するた
め、その結果フィルタの通過損失が大きくなるという問
題を有する。
いては、低温の超伝導状態を保持したまま、フィルタパ
ターンにレーザ光を照射し、予め長めに形成されている
パターンを削ることにより電気特性を調整する方法が開
示されている。この方法は、調整時間が短く、温度サイ
クルも最小限に抑えることができる反面、超伝導フィル
タを真空チャンバ内に実装する際のパターンとレーザ光
照射位置との位置精度が厳しく要求されたり、レーザ光
照射精度が所望のパターン寸法精度よりも大きい場合、
微調整が不可能であり、また、レーザ光照射部位の超伝
導材料の劣化が発生し、共振器の無負荷Qが低下するた
め、その結果フィルタの通過損失が大きくなるという問
題を有する。
【0006】さらに、レーザ光照射による調整は、非可
逆的調整であり、所望の特性を越えてしまった場合に
は、元の特性に戻すことができないという欠点も有す
る。
逆的調整であり、所望の特性を越えてしまった場合に
は、元の特性に戻すことができないという欠点も有す
る。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、パターン加工による調整を行わずに周波
数調整が可能な超伝導フィルタ装置、その製造方法、お
よびフィルタリング調整方法を提供することを目的す
る。
されたもので、パターン加工による調整を行わずに周波
数調整が可能な超伝導フィルタ装置、その製造方法、お
よびフィルタリング調整方法を提供することを目的す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、超伝導フィルタを第1の
容器に格納する第1の格納手段と、容器内に超伝導フィ
ルタと反応せず、また劣化もさせないガスを充填するこ
とにより、超伝導フィルタの中心周波数をシフトする周
波数調整手段と、特定の中心周波数をもつ電磁波を選別
する選別手段と、第1の容器内を真空にする第1の排気
手段と、第1の容器内にガスを注入または排気させるガ
ス注入/排気手段と、超伝導フィルタを超伝導状態にな
る臨界温度以下に冷却する冷却手段と、選別手段により
得られる超伝導フィルタの通過特性を、電気信号を伝送
する伝送手段を介して取り出す取得手段と、取得手段に
より得た周波数を観測し、モニタに表示する観測手段と
をさらに有し、第1の容器は気密性の高い容器であり、
観測手段により観測された周波数を基に、第1の格納手
段に注入するガスの濃度をガス注入/排気手段により調
整する。
めに、請求項1記載の発明は、超伝導フィルタを第1の
容器に格納する第1の格納手段と、容器内に超伝導フィ
ルタと反応せず、また劣化もさせないガスを充填するこ
とにより、超伝導フィルタの中心周波数をシフトする周
波数調整手段と、特定の中心周波数をもつ電磁波を選別
する選別手段と、第1の容器内を真空にする第1の排気
手段と、第1の容器内にガスを注入または排気させるガ
ス注入/排気手段と、超伝導フィルタを超伝導状態にな
る臨界温度以下に冷却する冷却手段と、選別手段により
得られる超伝導フィルタの通過特性を、電気信号を伝送
する伝送手段を介して取り出す取得手段と、取得手段に
より得た周波数を観測し、モニタに表示する観測手段と
をさらに有し、第1の容器は気密性の高い容器であり、
観測手段により観測された周波数を基に、第1の格納手
段に注入するガスの濃度をガス注入/排気手段により調
整する。
【0009】また、請求項2記載の発明は、超伝導フィ
ルタを第1の容器に格納する第1の格納手段と、容器内
に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガス
を充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数を
シフトする周波数調整手段と、第1の格納手段を気密性
の高い第2の容器に格納する第2の格納手段と、第2の
容器内を真空にする第2の排気手段と、第1の排気手
段、第2の排気手段、およびガス注入/排気手段の管の
開閉を行う管開閉手段と、第1の排気手段およびガス注
入/排気手段で用いた管と第1の容器とを着脱する管着
脱手段とを有し、第1の格納手段と第2の格納手段とを
熱的に切り離す。
ルタを第1の容器に格納する第1の格納手段と、容器内
に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガス
を充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数を
シフトする周波数調整手段と、第1の格納手段を気密性
の高い第2の容器に格納する第2の格納手段と、第2の
容器内を真空にする第2の排気手段と、第1の排気手
段、第2の排気手段、およびガス注入/排気手段の管の
開閉を行う管開閉手段と、第1の排気手段およびガス注
入/排気手段で用いた管と第1の容器とを着脱する管着
脱手段とを有し、第1の格納手段と第2の格納手段とを
熱的に切り離す。
【0010】また、請求項3記載の発明は、超伝導フィ
ルタを第1の容器に格納する第1の格納工程と、容器内
に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガス
を充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数を
シフトする周波数調整工程とを有する。
ルタを第1の容器に格納する第1の格納工程と、容器内
に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガス
を充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数を
シフトする周波数調整工程とを有する。
【0011】また、請求項4記載の発明は、第1の容器
を気密性の高い第2の容器で格納する第2の格納工程
と、第1および第2の容器内を真空にする排気工程と、
超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に冷却
する冷却工程と、超伝導フィルタが超伝導状態であるか
を、モニタにより確認する確認工程と、確認工程により
超伝導状態が確認されると、第1の容器内にガスを注入
することにより、超伝導フィルタを取り囲む誘電率を真
空の誘電率からガスのもつ誘電率にするガス注入工程
と、ガス注入工程による超伝導フィルタの通過特性の変
化を観測する観測工程と、観測工程により所望の通過特
性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り返し、所望
の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出をやめる調
整工程とをさらに有し、第1の容器は気密性の高い容器
である。
を気密性の高い第2の容器で格納する第2の格納工程
と、第1および第2の容器内を真空にする排気工程と、
超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に冷却
する冷却工程と、超伝導フィルタが超伝導状態であるか
を、モニタにより確認する確認工程と、確認工程により
超伝導状態が確認されると、第1の容器内にガスを注入
することにより、超伝導フィルタを取り囲む誘電率を真
空の誘電率からガスのもつ誘電率にするガス注入工程
と、ガス注入工程による超伝導フィルタの通過特性の変
化を観測する観測工程と、観測工程により所望の通過特
性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り返し、所望
の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出をやめる調
整工程とをさらに有し、第1の容器は気密性の高い容器
である。
【0012】また、請求項5記載の発明は、超伝導フィ
ルタを気密性の高い第1の容器に格納する第1の格納工
程と、第1の容器を気密性の高い第2の容器で格納する
第2の格納工程と、第1および第2の容器内を真空にす
る排気工程と、超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界
温度以下に冷却する冷却工程と、超伝導フィルタが超伝
導状態であるかを、モニタにより確認する確認工程と、
確認工程により超伝導状態が確認されると、第1の容器
内にガスを注入するし、超伝導フィルタを取り囲む誘電
率を真空の誘電率からガスのもつ誘電率にするガス注入
工程と、ガス注入工程による超伝導フィルタの通過特性
の変化を観測する観測工程と、観測工程により所望の通
過特性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り返し、
所望の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出をやめ
る調整工程と、調整工程により所望の通過特性を得られ
たら、排気工程で用いた排気管をおよびガス注入/排気
工程で用いた注入および排気管を取り外し、第1の格納
工程を外部から熱的に切る切断工程とを有する。
ルタを気密性の高い第1の容器に格納する第1の格納工
程と、第1の容器を気密性の高い第2の容器で格納する
第2の格納工程と、第1および第2の容器内を真空にす
る排気工程と、超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界
温度以下に冷却する冷却工程と、超伝導フィルタが超伝
導状態であるかを、モニタにより確認する確認工程と、
確認工程により超伝導状態が確認されると、第1の容器
内にガスを注入するし、超伝導フィルタを取り囲む誘電
率を真空の誘電率からガスのもつ誘電率にするガス注入
工程と、ガス注入工程による超伝導フィルタの通過特性
の変化を観測する観測工程と、観測工程により所望の通
過特性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り返し、
所望の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出をやめ
る調整工程と、調整工程により所望の通過特性を得られ
たら、排気工程で用いた排気管をおよびガス注入/排気
工程で用いた注入および排気管を取り外し、第1の格納
工程を外部から熱的に切る切断工程とを有する。
【0013】また、請求項6記載の発明によれば、ガス
は不活性ガスである。
は不活性ガスである。
【0014】また、請求項7記載の発明によれば、超伝
導フィルタのフィルタパターンは、マイクロストリップ
ラインフィルタにより構成される超伝導フィルタの全て
を適用する。
導フィルタのフィルタパターンは、マイクロストリップ
ラインフィルタにより構成される超伝導フィルタの全て
を適用する。
【0015】また、請求項8記載の発明によれば、ガス
は、さらに超伝導フィルタを構成する超伝導体の臨界温
度より沸点が低いガスの全てを適用する。
は、さらに超伝導フィルタを構成する超伝導体の臨界温
度より沸点が低いガスの全てを適用する。
【0016】また、請求項9記載の発明によれば、超伝
導フィルタ装置は、ハイパスフィルタ、ローパスフィル
タ、およびバンドエリミネーションフィルタに適用す
る。
導フィルタ装置は、ハイパスフィルタ、ローパスフィル
タ、およびバンドエリミネーションフィルタに適用す
る。
【0017】また、請求項10記載の発明によれば、超
伝導フィルタは、酸化物超伝導素材により製造されてい
る。
伝導フィルタは、酸化物超伝導素材により製造されてい
る。
【0018】また、請求項11記載の発明によれば、確
認工程および観測工程は、高周波コネクタおよび高周波
同軸ケーブルを介して行われる。
認工程および観測工程は、高周波コネクタおよび高周波
同軸ケーブルを介して行われる。
【0019】また、請求項12記載の発明は、超伝導フ
ィルタを第1の容器に格納する第1の格納工程と、容器
内に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガ
スを充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数
をシフトする周波数調整工程とを有する。
ィルタを第1の容器に格納する第1の格納工程と、容器
内に超伝導フィルタと反応せず、また劣化もさせないガ
スを充填することにより、超伝導フィルタの中心周波数
をシフトする周波数調整工程とを有する。
【0020】また、請求項13記載の発明は、第1の容
器を気密性の高い第2の容器で格納する第2の格納工程
と、第2の容器内を真空にする排気工程と、超伝導フィ
ルタを超伝導状態になる臨界温度以下に冷却する冷却工
程と、超伝導フィルタが超伝導状態であるかを、モニタ
により確認する確認工程と、第1の容器にガスの注入/
排出を行うガス注入/排出工程と、超伝導フィルタの通
過特性の変化を観測する観測工程と、観測工程により所
望の通過特性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り
返し、所望の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出
をやめる調整工程とをさらに有し、第1の容器は気密性
の高い容器である。
器を気密性の高い第2の容器で格納する第2の格納工程
と、第2の容器内を真空にする排気工程と、超伝導フィ
ルタを超伝導状態になる臨界温度以下に冷却する冷却工
程と、超伝導フィルタが超伝導状態であるかを、モニタ
により確認する確認工程と、第1の容器にガスの注入/
排出を行うガス注入/排出工程と、超伝導フィルタの通
過特性の変化を観測する観測工程と、観測工程により所
望の通過特性が得られるまで、ガスの注入/排出を繰り
返し、所望の通過特性が得られたら、ガスの注入/排出
をやめる調整工程とをさらに有し、第1の容器は気密性
の高い容器である。
【0021】また、請求項14記載の発明によれば、所
望の通過特性に合わせて、ガスを選択する。
望の通過特性に合わせて、ガスを選択する。
【0022】また、請求項15記載の発明によれば、超
伝導フィルタのフィルタパターンは、マイクロストリッ
プラインフィルタにより構成される超伝導フィルタの全
てを適用する。
伝導フィルタのフィルタパターンは、マイクロストリッ
プラインフィルタにより構成される超伝導フィルタの全
てを適用する。
【0023】また、請求項16記載の発明によれば、ガ
スは、さらに超伝導フィルタを構成する超伝導体の臨界
温度より沸点が低いガスの全てを適用する。
スは、さらに超伝導フィルタを構成する超伝導体の臨界
温度より沸点が低いガスの全てを適用する。
【0024】また、請求項17記載の発明によれば、超
伝導フィルタ装置は、ハイパスフィルタ、ローパスフィ
ルタ、およびバンドエリミネーションフィルタに適用す
る。
伝導フィルタ装置は、ハイパスフィルタ、ローパスフィ
ルタ、およびバンドエリミネーションフィルタに適用す
る。
【0025】また、請求項18記載の発明によれば、超
伝導フィルタは、酸化物超伝導素材により製造されてい
る。
伝導フィルタは、酸化物超伝導素材により製造されてい
る。
【0026】また、請求項19記載の発明によれば、確
認工程および観測工程は、高周波コネクタおよび高周波
同軸ケーブルを介して行われる。
認工程および観測工程は、高周波コネクタおよび高周波
同軸ケーブルを介して行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超伝導フィル
タ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法
の一実施形態を図面と共に詳細に説明する。
タ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法
の一実施形態を図面と共に詳細に説明する。
【0028】図1は本発明に係る超伝導フィルタ装置の
構成の一実施形態を示した構成図である。また、図2は
本発明による超伝導フィルタ装置を製造する過程の一実
施形態を示したフローチャートである。図3は本発明の
超伝導フィルタ装置に適用することが可能な超伝導フィ
ルタの一例となるパラレルカップルドライン型マイクロ
ストリップラインフィルタである。また、図4は本発明
により実現された超伝導フィルタ装置により得られる、
超伝導フィルタの通過特性のシフトを表す一例を示した
図である。
構成の一実施形態を示した構成図である。また、図2は
本発明による超伝導フィルタ装置を製造する過程の一実
施形態を示したフローチャートである。図3は本発明の
超伝導フィルタ装置に適用することが可能な超伝導フィ
ルタの一例となるパラレルカップルドライン型マイクロ
ストリップラインフィルタである。また、図4は本発明
により実現された超伝導フィルタ装置により得られる、
超伝導フィルタの通過特性のシフトを表す一例を示した
図である。
【0029】まず、図1において、本発明による超伝導
フィルタ装置は、超伝導フィルタ4を格納するフィルタ
ケース2と、フィルタケース2を格納する真空チェンバ
1と、フィルタケース2を冷却することで超伝導フィル
タ4を冷却する冷却機20とを備える。ここで、真空チ
ェンバ1は真空排気管9を、フィルタケース2は真空排
気管10を介して内部の大気を排出する。開閉バルブ1
1および14は、それを開閉することにより真空チェン
バ1およびフィルタケース2内へ大気が流入するのを防
ぐために備えられる。
フィルタ装置は、超伝導フィルタ4を格納するフィルタ
ケース2と、フィルタケース2を格納する真空チェンバ
1と、フィルタケース2を冷却することで超伝導フィル
タ4を冷却する冷却機20とを備える。ここで、真空チ
ェンバ1は真空排気管9を、フィルタケース2は真空排
気管10を介して内部の大気を排出する。開閉バルブ1
1および14は、それを開閉することにより真空チェン
バ1およびフィルタケース2内へ大気が流入するのを防
ぐために備えられる。
【0030】また、フィルタケース2はガス注入管7お
よびガス排気管8を備え、内部のガスの濃度はそれぞれ
開閉バルブ12、13を制御することにより調節する。
よびガス排気管8を備え、内部のガスの濃度はそれぞれ
開閉バルブ12、13を制御することにより調節する。
【0031】また、フィルタケース2はパイプ接続部1
5、16、および17を備えており、それぞれ真空排気
管10、ガス注入管7、およびガス排気管8とフィルタ
ケース2とを切り離すことが可能である。この切り離し
は、フィルタケース2と外部とを熱的に切り離すことで
超伝導フィルタ4の温度制御を容易に行うためのもので
ある。
5、16、および17を備えており、それぞれ真空排気
管10、ガス注入管7、およびガス排気管8とフィルタ
ケース2とを切り離すことが可能である。この切り離し
は、フィルタケース2と外部とを熱的に切り離すことで
超伝導フィルタ4の温度制御を容易に行うためのもので
ある。
【0032】また、冷却機20はコールドヘッド21を
介し、超伝導フィルタ4の冷却および温度制御を行う。
介し、超伝導フィルタ4の冷却および温度制御を行う。
【0033】次に、図2に示されたフローチャートを用
いることにより、本発明による超伝導フィルタ装置の製
造方法、およびフィルタリング調整方法の一実施形態を
詳細に説明する。
いることにより、本発明による超伝導フィルタ装置の製
造方法、およびフィルタリング調整方法の一実施形態を
詳細に説明する。
【0034】また、図3は、本発明に適用が可能な超伝
導フィルタの一例であり、であり、酸化物超伝導素材に
より作製されたパラレルカップルドライン型マイクロス
トリップラインフィルタ(以下、該超伝導フィルタとい
う)である。しかしながら、本発明に適用が可能な超伝
導フィルタのフィルタパターンは、上記のパラレルカッ
プルドラインフィルタの他、インターディジタルフィル
タ、コムラインフィルタなど、マイクロストリップライ
ンで構成されるフィルタであれば全てを適用することが
可能である。
導フィルタの一例であり、であり、酸化物超伝導素材に
より作製されたパラレルカップルドライン型マイクロス
トリップラインフィルタ(以下、該超伝導フィルタとい
う)である。しかしながら、本発明に適用が可能な超伝
導フィルタのフィルタパターンは、上記のパラレルカッ
プルドラインフィルタの他、インターディジタルフィル
タ、コムラインフィルタなど、マイクロストリップライ
ンで構成されるフィルタであれば全てを適用することが
可能である。
【0035】まず、超伝導フィルタ4を、図2のステッ
プS01で図1の真空チェンバ1内のフィルタケース2
に実装する。フィルタは入力端子に接続し、開閉バルブ
12、13は閉じ、開閉バルブ11、14を開いて真空
チェンバ1内およびフィルタケース2内を真空排気する
(ステップS02)。十分に高真空状態になったら,ス
テップS03で冷凍機20の電源を入れ、超伝導フィル
タ4を所望の超伝導体の臨界温度以下の温度まで冷却す
る。このとき、超伝導フィルタの通過特性は、高周波コ
ネクタ18、19を介し、高周波ケーブル5、6をネッ
トワークアナライザに接続することにより観測してい
る。ステップS04において、この観測結果から超伝導
フィルタが超伝導状態であることを確認すると、その状
態を保持しながら、開閉バルブ11を閉じる(ステップ
S05)。その後、ステップS06で、開閉バルブ12
を開き、ガス注入管7よりヘリウムガスあるいはアルゴ
ンガスなどの不活性ガス3を注入する。
プS01で図1の真空チェンバ1内のフィルタケース2
に実装する。フィルタは入力端子に接続し、開閉バルブ
12、13は閉じ、開閉バルブ11、14を開いて真空
チェンバ1内およびフィルタケース2内を真空排気する
(ステップS02)。十分に高真空状態になったら,ス
テップS03で冷凍機20の電源を入れ、超伝導フィル
タ4を所望の超伝導体の臨界温度以下の温度まで冷却す
る。このとき、超伝導フィルタの通過特性は、高周波コ
ネクタ18、19を介し、高周波ケーブル5、6をネッ
トワークアナライザに接続することにより観測してい
る。ステップS04において、この観測結果から超伝導
フィルタが超伝導状態であることを確認すると、その状
態を保持しながら、開閉バルブ11を閉じる(ステップ
S05)。その後、ステップS06で、開閉バルブ12
を開き、ガス注入管7よりヘリウムガスあるいはアルゴ
ンガスなどの不活性ガス3を注入する。
【0036】ここで注入されるガスは、不活性ガスに限
定されるものではなく、超伝導体の臨界温度よりも液化
点が低く、かつ超伝導素材と反応せず、かつ劣化もさせ
ないガスであれば全てを適用することが可能である。
定されるものではなく、超伝導体の臨界温度よりも液化
点が低く、かつ超伝導素材と反応せず、かつ劣化もさせ
ないガスであれば全てを適用することが可能である。
【0037】それは、マイクロストリップライン上に真
空の誘電率よりも大きな誘電率をもつガスが存在するこ
とによって、波長短縮率が変化し、これにより超伝導フ
ィルタに入射する電磁波の波長が短縮するためである。
これにより、超伝導フィルタが観測する電磁波の中心周
波数は図4に示すように、f0 からf0'に下がる方向に
作用するからである。ここで、超伝導フィルタ4は、周
波数ズレを考慮して設計されるため、予め所望の周波数
よりも大きな周波数を計測するように設計されている。
空の誘電率よりも大きな誘電率をもつガスが存在するこ
とによって、波長短縮率が変化し、これにより超伝導フ
ィルタに入射する電磁波の波長が短縮するためである。
これにより、超伝導フィルタが観測する電磁波の中心周
波数は図4に示すように、f0 からf0'に下がる方向に
作用するからである。ここで、超伝導フィルタ4は、周
波数ズレを考慮して設計されるため、予め所望の周波数
よりも大きな周波数を計測するように設計されている。
【0038】次に、図2のガス注入過程(ステップS0
7)において、フィルタの特性を確認し、所望の中心周
波数かどうかを判別し、所望の中心周波数でない場合
(ステップS08のNo)、ステップS101に進み、
所望の中心周波数である場合(ステップS08のYe
s)ステップS09に進む。また、ステップS101に
おいて、不活性ガス3の量が多すぎた場合は(ステップ
S101のYes),ステップS102で、開閉バルブ
13を開閉することによって不活性ガス3の量を調整
し、量が少なければステップS08に戻り、更に注入す
る。
7)において、フィルタの特性を確認し、所望の中心周
波数かどうかを判別し、所望の中心周波数でない場合
(ステップS08のNo)、ステップS101に進み、
所望の中心周波数である場合(ステップS08のYe
s)ステップS09に進む。また、ステップS101に
おいて、不活性ガス3の量が多すぎた場合は(ステップ
S101のYes),ステップS102で、開閉バルブ
13を開閉することによって不活性ガス3の量を調整
し、量が少なければステップS08に戻り、更に注入す
る。
【0039】これにより、所望の中心周波数が得られた
ら、ステップS9で開閉バルブ12を閉じて、不活性ガ
スをフィルタケース2内に充填した状態で、一旦は常温
に温度を戻し、真空チェンバ1内のみ大気圧にする。そ
して、ステップS10でフィルタケース2に取り付けて
あるガス注入/排気管7、8、および真空排気管10を
パイプ接続部15、16、および17により、フィルタ
ケース2から分離した後、ステップS11で、再度真空
チェンバ1内を高真空状態にし、ステップS12でフィ
ルタケース2を冷却して、超伝導状態を再現する。
ら、ステップS9で開閉バルブ12を閉じて、不活性ガ
スをフィルタケース2内に充填した状態で、一旦は常温
に温度を戻し、真空チェンバ1内のみ大気圧にする。そ
して、ステップS10でフィルタケース2に取り付けて
あるガス注入/排気管7、8、および真空排気管10を
パイプ接続部15、16、および17により、フィルタ
ケース2から分離した後、ステップS11で、再度真空
チェンバ1内を高真空状態にし、ステップS12でフィ
ルタケース2を冷却して、超伝導状態を再現する。
【0040】ここで、ステップS10でガス注入/排気
菅7、8、および10の取り外しは、外部からの熱の流
入を防ぐために行う。
菅7、8、および10の取り外しは、外部からの熱の流
入を防ぐために行う。
【0041】ここで、図4を用いて、本発明の一実施形
態によるフィルタ通過特性のシフトの一例を詳細に説明
する。
態によるフィルタ通過特性のシフトの一例を詳細に説明
する。
【0042】図4で用いた超伝導フィルタは、酸化マグ
ネシウムMgO(ε=10)基板上に2GHz帯のマイ
クロストリップライン超伝導フィルタ(ビスマス系超伝
導体、臨界温度100K)を形成したもので、用いるガ
スはアルゴンガスである。
ネシウムMgO(ε=10)基板上に2GHz帯のマイ
クロストリップライン超伝導フィルタ(ビスマス系超伝
導体、臨界温度100K)を形成したもので、用いるガ
スはアルゴンガスである。
【0043】アルゴンガスの比誘電率は、
ε=1+5.17×10E−4 (20°Cのとき)
であるから、マイクロストリップライン上にアルゴンガ
スが存在すると、真空中に比べて波長短縮率が大きくな
る。そのシフト量Δfは、図3において、 Δf=f0 −f0'=47kHz (f0':調整前の中心
周波数、f0':調整後の中心周波数) となり、47kHz中心周波数を低域側にシフトするこ
とが出来る。ここではアルゴンガスの比誘電率は20°
Cの値を使用したが、液体アルゴンの沸点と臨界温度と
の間の温度、例えば90Kでは、アルゴンガスの比誘電
率は20°Cに比べて大きくなるが、液体アルゴンの比
誘電率1.53(82Kのとき)に比べれば、かなり小
さい値となる。
スが存在すると、真空中に比べて波長短縮率が大きくな
る。そのシフト量Δfは、図3において、 Δf=f0 −f0'=47kHz (f0':調整前の中心
周波数、f0':調整後の中心周波数) となり、47kHz中心周波数を低域側にシフトするこ
とが出来る。ここではアルゴンガスの比誘電率は20°
Cの値を使用したが、液体アルゴンの沸点と臨界温度と
の間の温度、例えば90Kでは、アルゴンガスの比誘電
率は20°Cに比べて大きくなるが、液体アルゴンの比
誘電率1.53(82Kのとき)に比べれば、かなり小
さい値となる。
【0044】上記で、アルゴンガスの代わりにヘリウム
ガスを使用した場合には、比誘電率がアルゴンガスより
も一桁小さいため、アルゴンガスを用いる場合よりも小
さい、数kHz単位の周波数シフトに適している。
ガスを使用した場合には、比誘電率がアルゴンガスより
も一桁小さいため、アルゴンガスを用いる場合よりも小
さい、数kHz単位の周波数シフトに適している。
【0045】また、本発明によるフィルタリング調整方
法の一実施形態としては、本発明による超伝導フィルタ
装置の製造方法における過程で示したように、図2のガ
ス注入過程(ステップS08)において、フィルタの特
性を確認し、所望の中心周波数かどうかを判別し、所望
の中心周波数でない場合(ステップS08のNo)、ス
テップS101に進み、所望の中心周波数である場合
(ステップS08のYes)ステップS09に進む。ま
た、ステップS101において、不活性ガス3の量が多
すぎた場合は(ステップS101のYes),ステップ
S102で、開閉バルブ13を開閉することによって不
活性ガス3の量を調整し、量が少なければステップS0
8に戻り、更に注入することにより、微調整が可能であ
る調整方法を行うことが出来る。
法の一実施形態としては、本発明による超伝導フィルタ
装置の製造方法における過程で示したように、図2のガ
ス注入過程(ステップS08)において、フィルタの特
性を確認し、所望の中心周波数かどうかを判別し、所望
の中心周波数でない場合(ステップS08のNo)、ス
テップS101に進み、所望の中心周波数である場合
(ステップS08のYes)ステップS09に進む。ま
た、ステップS101において、不活性ガス3の量が多
すぎた場合は(ステップS101のYes),ステップ
S102で、開閉バルブ13を開閉することによって不
活性ガス3の量を調整し、量が少なければステップS0
8に戻り、更に注入することにより、微調整が可能であ
る調整方法を行うことが出来る。
【0046】なお、上述の各実施形態は本発明の好適な
実施の一例であり、本発明の実施形態はこれに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変形して実施することが可能である。
実施の一例であり、本発明の実施形態はこれに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変形して実施することが可能である。
【0047】
【発明の効果】従って、この発明によれば、所望の通過
特性を得るために、従来のように幾度も超伝導フィルタ
を直接修正・加工する必要がなく一度で済み、また、調
整が簡便になるほか調整時間を短縮できるため、修正・
加工の際の温度変化による熱ストレスが原因で起こる超
伝導素材の寿命短縮を最小限に抑えることが可能とな
る。また、従来の技術では、予め長めに形成しておいた
超伝導フィルタパターンを削ることにより修正・加工を
行っていたため、一度削りすぎてしまった超伝導フィル
タを修正することが不可能となるのに対して、本発明に
よれば、超伝導フィルタの加工をする必要がなく、ま
た、修正・加工を行う装置の寸法精度に依らず、あらゆ
る通過特性を実現することが可能である。従って、経
費、工程、作用などのあらゆる面において、より進んだ
超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリ
ング調整方法を提供することが可能である。
特性を得るために、従来のように幾度も超伝導フィルタ
を直接修正・加工する必要がなく一度で済み、また、調
整が簡便になるほか調整時間を短縮できるため、修正・
加工の際の温度変化による熱ストレスが原因で起こる超
伝導素材の寿命短縮を最小限に抑えることが可能とな
る。また、従来の技術では、予め長めに形成しておいた
超伝導フィルタパターンを削ることにより修正・加工を
行っていたため、一度削りすぎてしまった超伝導フィル
タを修正することが不可能となるのに対して、本発明に
よれば、超伝導フィルタの加工をする必要がなく、ま
た、修正・加工を行う装置の寸法精度に依らず、あらゆ
る通過特性を実現することが可能である。従って、経
費、工程、作用などのあらゆる面において、より進んだ
超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリ
ング調整方法を提供することが可能である。
【図1】本発明に係る超伝導フィルタ装置の構成の一実
施形態を示した構成図である。
施形態を示した構成図である。
【図2】本発明による超伝導フィルタ装置を製造する過
程の一実施形態を示したフローチャートである。
程の一実施形態を示したフローチャートである。
【図3】本発明の超伝導フィルタ装置に適用することが
可能な超伝導フィルタの一例となるパラレルカップルド
ライン型マイクロストリップラインフィルタである。
可能な超伝導フィルタの一例となるパラレルカップルド
ライン型マイクロストリップラインフィルタである。
【図4】本発明により実現された超伝導フィルタ装置に
より得られる、超伝導フィルタの通過特性のシフトを表
す一例を示した図である。
より得られる、超伝導フィルタの通過特性のシフトを表
す一例を示した図である。
1 真空チャンバ
2 フィルタケース
3 不活性ガス
4 超伝導フィルタ
5、6 高周波同軸ケーブル
7 ガス注入管
8 ガス排出管
9、10 真空排気管
11、12、13、14 開閉バルブ
15、16、17 パイプ接続部
18、19 高周波コネクタ
20 冷却機
21 コールドヘッド
30 基板
31 パラレルカップルドライン型マイクロストリップ
ラインフィルタ A 調整前のフィルタ通過特性 B 調整後のフィルタ通過特性
ラインフィルタ A 調整前のフィルタ通過特性 B 調整後のフィルタ通過特性
Claims (19)
- 【請求項1】 超伝導フィルタを第1の容器に格納する
第1の格納手段と、 前記容器内に前記超伝導フィルタと反応せず、また劣化
もさせないガスを充填することにより、前記超伝導フィ
ルタの中心周波数をシフトする周波数調整手段と、 特定の中心周波数をもつ電磁波を選別する選別手段と、 前記第1の容器内を真空にする第1の排気手段と、 前記第1の容器内に前記ガスを注入または排気させるガ
ス注入/排気手段と、 前記超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に
冷却する冷却手段と、 前記選別手段により得られる前記超伝導フィルタの通過
特性を、電気信号を伝送する伝送手段を介して取り出す
取得手段と、 前記取得手段により得た周波数を観測し、モニタに表示
する観測手段とをさらに有し、 前記第1の容器は気密性の高い容器であり、前記観測手
段により観測された周波数を基に、前記第1の格納手段
に注入するガスの濃度を前記ガス注入/排気手段により
調整することを特徴とする超伝導フィルタ装置。 - 【請求項2】 超伝導フィルタを第1の容器に格納する
第1の格納手段と、 前記容器内に前記超伝導フィルタと反応せず、また劣化
もさせないガスを充填することにより、前記超伝導フィ
ルタの中心周波数をシフトする周波数調整手段と、 前記第1の格納手段を気密性の高い第2の容器に格納す
る第2の格納手段と、 前記第2の容器内を真空にする第2の排気手段と、 前記第1の排気手段、第2の排気手段、およびガス注入
/排気手段の管の開閉を行う管開閉手段と、 前記第1の排気手段および前記ガス注入/排気手段で用
いた管と前記第1の容器とを着脱する管着脱手段とを有
し、 前記第1の格納手段と前記第2の格納手段とを熱的に切
り離すことを特徴とする請求項1に記載の超伝導フィル
タ装置。 - 【請求項3】 超伝導フィルタを第1の容器に格納する
第1の格納工程と、 前記容器内に前記超伝導フィルタと反応せず、また劣化
もさせないガスを充填することにより、前記超伝導フィ
ルタの中心周波数をシフトする周波数調整工程とを有す
ることを特徴とする超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の容器を気密性の高い第2の容
器で格納する第2の格納工程と、 前記第1および第2の容器内を真空にする排気工程と、 前記超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に
冷却する冷却工程と、 前記超伝導フィルタが超伝導状態であるかを、モニタに
より確認する確認工程と、 前記確認工程により超伝導状態が確認されると、前記第
1の容器内にガスを注入することにより、前記超伝導フ
ィルタを取り囲む誘電率を真空の誘電率からガスのもつ
誘電率にするガス注入工程と、 前記ガス注入工程による前記超伝導フィルタの通過特性
の変化を観測する観測工程と、 前記観測工程により所望の通過特性が得られるまで、ガ
スの注入/排出を繰り返し、所望の通過特性が得られた
ら、ガスの注入/排出をやめる調整工程とをさらに有
し、 前記第1の容器は気密性の高い容器であることを特徴と
する請求項3記載の超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項5】 超伝導フィルタを気密性の高い第1の容
器に格納する第1の格納工程と、 前記第1の容器を気密性の高い第2の容器で格納する第
2の格納工程と、 前記第1および第2の容器内を真空にする排気工程と、 前記超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に
冷却する冷却工程と、 前記超伝導フィルタが超伝導状態であるかを、モニタに
より確認する確認工程と、 前記確認工程により超伝導状態が確認されると、前記第
1の容器内にガスを注入するし、前記超伝導フィルタを
取り囲む誘電率を真空の誘電率からガスのもつ誘電率に
するガス注入工程と、 前記ガス注入工程による前記超伝導フィルタの通過特性
の変化を観測する観測工程と、 前記観測工程により所望の通過特性が得られるまで、ガ
スの注入/排出を繰り返し、所望の通過特性が得られた
ら、ガスの注入/排出をやめる調整工程と、 前記調整工程により所望の通過特性を得られたら、前記
排気工程で用いた排気管をおよび前記ガス注入/排気工
程で用いた注入および排気管を取り外し、前記第1の格
納工程を外部から熱的に切る切断工程とを有することを
特徴とする超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記ガスは不活性ガスであることを特徴
とする請求項3から5のいずれかに記載の超伝導フィル
タ装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記超伝導フィルタのフィルタパターン
は、マイクロストリップラインフィルタにより構成され
る超伝導フィルタの全てを適用することを特徴とする請
求項3から6のいずれかに記載の超伝導フィルタ装置の
製造方法。 - 【請求項8】 前記ガスは、さらに前記超伝導フィルタ
を構成する超伝導体の臨界温度より沸点が低いガスの全
てを適用することを特徴とする請求項3から7のいずれ
かに記載の超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記超伝導フィルタ装置は、ハイパスフ
ィルタ、ローパスフィルタ、およびバンドエリミネーシ
ョンフィルタに適用する請求項3から8のいずれかに記
載の超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記超伝導フィルタは、酸化物超伝導
素材により製造されていることを特徴とする請求項3か
ら9のいずれかに記載の超伝導フィルタ装置の製造方
法。 - 【請求項11】 前記確認工程および前記観測工程は、
高周波コネクタおよび高周波同軸ケーブルを介して行わ
れることを特徴とする請求項4から10のいずれかに記
載の超伝導フィルタ装置の製造方法。 - 【請求項12】 超伝導フィルタを第1の容器に格納す
る第1の格納工程と、 前記容器内に前記超伝導フィルタと反応せず、また劣化
もさせないガスを充填することにより、前記超伝導フィ
ルタの中心周波数をシフトする周波数調整工程とを有す
ることを特徴とするフィルタリング調整方法。 - 【請求項13】 前記第1の容器を気密性の高い第2の
容器で格納する第2の格納工程と、 前記第2の容器内を真空にする排気工程と、 前記超伝導フィルタを超伝導状態になる臨界温度以下に
冷却する冷却工程と、 前記超伝導フィルタが超伝導状態であるかを、モニタに
より確認する確認工程と、 前記第1の容器にガスの注入/排出を行うガス注入/排
出工程と、 前記超伝導フィルタの通過特性の変化を観測する観測工
程と、 前記観測工程により所望の通過特性が得られるまで、ガ
スの注入/排出を繰り返し、所望の通過特性が得られた
ら、ガスの注入/排出をやめる調整工程とをさらに有
し、 前記第1の容器は気密性の高い容器であることを特徴と
する請求項12記載のフィルタリング調整方法。 - 【請求項14】 所望の通過特性に合わせて、前記ガス
を選択することを特徴とする請求項12または13に記
載のフィルタリング調整方法。 - 【請求項15】 前記超伝導フィルタのフィルタパター
ンは、マイクロストリップラインフィルタにより構成さ
れる超伝導フィルタの全てを適用することを特徴とする
請求項12から14のいずれかに記載のフィルタリング
調整方法。 - 【請求項16】 前記ガスは、さらに前記超伝導フィル
タを構成する超伝導体の臨界温度より沸点が低いガスの
全てを適用することを特徴とする請求項12から15の
いずれかに記載のフィルタリング調整方法。 - 【請求項17】 前記超伝導フィルタ装置は、ハイパス
フィルタ、ローパスフィルタ、およびバンドエリミネー
ションフィルタに適用する請求項12から16のいずれ
かに記載のフィルタリング調整方法。 - 【請求項18】 前記超伝導フィルタは、酸化物超伝導
素材により製造されていることを特徴とする請求項12
から17のいずれかに記載のフィルタリング調整方法。 - 【請求項19】 前記確認工程および前記観測工程は、
高周波コネクタおよび高周波同軸ケーブルを介して行わ
れることを特徴とする請求項13から18のいずれかに
記載のフィルタリング調整方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11255199A JP3424594B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法 |
| US09/553,330 US6609290B1 (en) | 1999-04-20 | 2000-04-20 | Superconductor filter device and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11255199A JP3424594B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 超伝導フィルタ装置、その製造方法、およびフィルタリング調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000307306A JP2000307306A (ja) | 2000-11-02 |
| JP3424594B2 true JP3424594B2 (ja) | 2003-07-07 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|
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| JP (1) | JP3424594B2 (ja) |
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| JP6495790B2 (ja) * | 2015-09-14 | 2019-04-03 | 株式会社東芝 | 断熱導波路及び無線通信装置 |
| CN105720339B (zh) * | 2016-03-30 | 2018-07-20 | 华南理工大学 | 一种双频可调带通滤波器 |
| CN109869943B (zh) * | 2019-02-26 | 2020-12-22 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种多超导滤波器组件系统 |
| CN114400428B (zh) * | 2021-12-30 | 2023-03-17 | 苏州宝罗机械工程有限公司 | 全自动化5g滤波器腔体生产装置 |
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- 1999-04-20 JP JP11255199A patent/JP3424594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2000
- 2000-04-20 US US09/553,330 patent/US6609290B1/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| US6609290B1 (en) | 2003-08-26 |
| JP2000307306A (ja) | 2000-11-02 |
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