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JP3425643B2 - 遠赤外線放射装置 - Google Patents
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JP3425643B2 - 遠赤外線放射装置 - Google Patents

遠赤外線放射装置

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JP3425643B2
JP3425643B2 JP34450996A JP34450996A JP3425643B2 JP 3425643 B2 JP3425643 B2 JP 3425643B2 JP 34450996 A JP34450996 A JP 34450996A JP 34450996 A JP34450996 A JP 34450996A JP 3425643 B2 JP3425643 B2 JP 3425643B2
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    • H05B2203/032Heaters specially adapted for heating by radiation heating

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  • Resistance Heating (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用乾燥処理等の
ために使用される遠赤外線放射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工業用乾燥処理に用いられる遠赤
外線放射装置は、例えば図6に示されるようにガラス球
1中にフィラメントを組込み、このフィラメントを外部
電源と接続されたソケット部2より通電して約2000
℃に温度上昇させて発熱させるとともに、ガラス球1中
に設けた反射鏡3により遠赤外線を被処理材に向けて放
射させる構造となっていた。
【0003】しかしながら、この種の遠赤外線放射装置
は、実際には0.7〜3.6ミクロンの波長帯の赤外線
が放射されるため、物体を構成する原子、分子の波長吸
収帯である3.6ミクロン以遠の遠赤外線波長帯とは差
異があり、厳密には物体の分子固有の振動数と適合せ
ず、長時間の乾燥処理を行わなければ良好な乾燥を行う
ことができず、効率のよい乾燥処理を行い得ないという
問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かくして、近年、遠赤
外線放射装置の普及が進む中で、より一層の良好な効率
性や耐久性あるいは量産性、また製造コストの低減化な
どが要請されてきている。本発明の目的は、物体を構成
する原子・分子の波長吸収帯である3.6ミクロン以遠
に適合し、物体の原子中の分子固有の振動を良好に助長
することができる遠赤外線を効率よく発生することがで
き、被処理材に対する優れた乾燥効果を得ることのでき
るとともに発生する熱による熱ひずみの影響を極力抑え
ることのできる遠赤外線放射装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、遠赤外線放射層を備え、かつ所
定の曲率半径の凸面形状を有する第1金属板と、前記金
属板を加熱するとともに該金属板に微量電流を流すため
の電流供給装置と、前記第1金属板と前記電流供給装置
との間に間挿される第1絶縁板と、前記電流供給装置の
下方に設けられ、かつ前記第1金属板に凸面形状を形成
又は保持するための突出部を備える第2金属板と、前記
電流供給装置と前記第2金属板との間に間挿される第2
絶縁板と、前記電流供給装置に所定の電流を供給するた
めのリード線とを備える構成の遠赤外線放射装置を提案
するものである。
【0006】又、本発明においては、遠赤外線放射層を
備え、かつ所定の曲率半径の凸面形状を有する第1金属
板と、前記金属板を加熱するとともに該金属板に微量電
流を流すための電流供給装置と、前記第1金属板と前記
電流供給装置との間に間挿される第1絶縁板と、前記電
流供給装置の下方に設けられて前記第1金属板に凸面形
状を形成又は保持するための突出部を備えるとともに熱
ひずみ開放手段を備える第2金属板と、前記電流供給装
置と前記第2金属板との間に間挿される第2絶縁板と、
前記電流供給装置に所定の電流を供給するためのリード
線とを備える構成の遠赤外線放射装置を提案するもので
ある。
【0007】更に、本発明においては、前記第1絶縁板
は厚さ0.1〜0.5mmを備え、又、前記電流供給装
置はコイルであり、更に、前記コイルは電極を備える構
成の遠赤外線放射装置をも提案するものである。
【0008】本発明の遠赤外線放射装置は、電流供給装
置で生じた誘導電流を絶縁材を介して遠赤外線放射層を
備えた金属板に微量電流を流すことによって、遠赤外線
放射層中の10/cm2以上の自由電子がランダムに動
き、量子に加速を伴う遠赤外線放射層から3.6ミクロ
ン以遠の電磁波として遠赤外線が放射される。なお、通
電量による適合波長との関係は、55Wで11〜16ミ
クロン、63Wで7〜11ミクロン、81Wで7〜8ミ
クロン及び105Wで4〜7ミクロンとされている。
【0009】次いで、この電磁波の放射は送風などに遮
られず空気中を伝播し、被処理材を構成する物質の元素
化合物に浸透し、電荷(電子量)を持っている分子量
(アボガドロの法則)固有の振動数(約45億回前後/
秒以上)に適合し、元素分子間の振動熱を放出して低温
で効率よく乾燥効果する。
【0010】すなわち、放射される電磁波は、物質を構
成する原子・分子の波長吸収帯である3.6ミクロン以
遠に適合し、良好に物質の原子の共有・解離・結合によ
る分子固有の振動のため効率のよい乾燥処理を行うこと
ができる
【0011】物質・物体内の吸収波長は3〜20ミクロ
ン帯に集中しているが、従来の遠赤外線放射装置は放射
波長が3.6ミクロン以下の赤外線のため、物質・物体
の固有分子の吸収スペクトルは適合率が低い。しかしな
がら、この遠赤外線放射装置は被処理材に遠赤外線波長
帯域の電磁波を吸収させるために、上述したように例え
ば塗装などの物質・物体を構成する固有元素分子を毎秒
45億回以上に振動励起させ、物質・物体内で質量固有
の共有・解離、結合させて乾燥・硬化させるものであ
る。
【0012】特に、本発明においては、第1金属板に所
定の曲率半径の凸面形状を持たせ、この凸面形状を第2
金属板に設けた突出部により形成又は保持するようにす
る。これによって、第1金属板にプレストレスが与えら
れるので、内部で発生した熱による熱ひずみの影響を極
力小さくでき、第1金属板の表面に熱ひずみによる凹凸
を生じさせることなく長期の使用に耐え得るものとな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、この発明に係る遠赤
外線放射装置を示す概略図であり、図2は該装置の分解
斜視図である。該図において、符号10は遠赤外線放射
装置であり、該装置10は以下の構成を備えている。符
号12は、アルミニウム金属からなる第1金属板をなす
金属板である。この金属板12を、この実施形態ではア
ルミニウム金属で形成したが、これ以外に、例えばステ
ンレスなどの金属も用い得る。金属板12は所定の曲率
半径、例えば1000R(R:半径)を有する凸面形状
に形成されている上面部14とその周囲に沿って形成さ
れた側面部16とを備える。金属板12の上面部14の
表面及び裏面、又は表面のみは遠赤外線を発生するため
の遠赤外線放射層18を備える。遠赤外線放射層18
は、アルミニウム金属板の過酸化アルミニウムを硫酸も
しくは臭酸などにより自然発色させ、この発色過程で生
じたサブミクロン単位の金属原子化合物をアルミニウム
金属板の表面に酸化分散させて溶着させたものであり、
その表面に25ミクロンの凹凸を有する。このようにし
て形成された遠赤外線放射層18は、商品名「スーパー
レイ」(スカイアルミニウム工業製)、「インフラー
ル」(日本軽金属製)又は「サーファス」(川崎製鉄
製)として市販されている。
【0014】符号20は図3に示されたようなコイルで
あり、コイル20は電流供給装置を構成する。コイル2
0は前記遠赤外線放射層18を備えるアルミニウム金属
板を所定温度に加熱するとともに0.006〜0.00
8mAの微量電流を流す作用を行う。コイル20はマイ
カ材料からなる半円形の2枚の絶縁板22それぞれにニ
クロム線26を巻回して形成している。ニクロム線26
は、図3に示すように絶縁板22の外周部及び直径方向
に沿う側縁にそれぞれ形成した歯形状の切欠部24a,
24bに掛けてエンドレス状態で間隔をおいて巻回され
ている。尚、図3においては絶縁板22の裏側に位置す
るニクロム線26は一部図示を省略してある。このよう
に2枚の絶縁板22に巻回されたニクロム線26の一端
同士は接続されてブリッジ部28を形成する。リード線
21は該ニクロム線26に電力を供給するために、各絶
縁板22のほぼ中央部にあるニクロム線の端部21a,
21aでニクロム線26に接続されている。これら2分
割されたそれぞれの絶縁板22は、その側縁部分を互い
に突き合わせた状態で、その下に配置されるマイカ材料
の絶縁板30と一対のホチキス止め具32で一体的に固
定されている。一方のホチキス止め具32は前記ブリッ
ジ部28に近接して配置されている。この止め具32は
コイル20で発生した誘導電流を前記アルミニウム金属
板12に伝えるための電極の役目を果している。上記絶
縁板30の中央部には、リード線21を挿通させる孔3
0aが形成されている。
【0015】前記コイル12と前記遠赤外線放射層18
を備えるアルミニウム金属板12との間にはコイル20
を形成しているニクロム線26が金属板12と接するこ
とを防止するために第1絶縁板をなす絶縁板34が間挿
されている。絶縁板34は前記コイル20を巻回した一
対の絶縁板22とほぼ同じ直径を有し、そしてニクロム
線26の層を完全に覆うように形成されている。また絶
縁板34は、コイル20で発生した誘導電流によって前
記アルミニウム金属板12に上述した微量電流を流すこ
とのできる厚さを備える。すなわち絶縁板34が、テフ
ロン系のポリイミド樹脂からなる場合には、その厚さは
0.2から0.4mmを備え、またマイカ材の場合には
0.3〜0.5mm、特に0.35mmの厚さを備え
る。
【0016】符号36は上記アルミニウム金属板12を
固定するための押え用に配設された第2金属板をなす押
え金属板である。この押え金属板36は図4に示される
ように中央にコイル20への電力を供給するためのリー
ド線21を挿通するための開口38と該開口38の近傍
でその周縁に形成された突出部40を備える。この金属
板36とコイル20との間にマイカ材よりなる絶縁板4
4が更に間挿され、絶縁板30とともに第2絶縁板を構
成する。これによって断熱効果が得られる。この絶縁板
44の中央部にもリード線21を挿通させる孔44aが
形成されている。
【0017】上記押え金属板36の下方には、筒状のソ
ケット支持体46の上端部に固定された底板45が設け
られている。このソケット支持体46はコイル20で発
生した熱がその下方から大気へ逃げることを防止する作
用を果す。この支持体46の下端部にはソケット部47
が設けられている。そして、組立に際して、コイル20
のリード線21は、図2に鎖線で示すように絶縁板30
及び44のそれぞれの孔30a,44aならびに押え金
属板36の開口38を通してソケット支持体46の内部
空間46aに挿入され、ソケット部47に電気的に接続
される。これによって、リード線21は、このソケット
部47に装置された金属製口金を介して絶縁性を確保し
つつ外部電源(図示せず)に通電される。
【0018】そして、組立に際しては、金属板12の側
面部16の下端部周縁が内方に折曲されて底板45の周
縁部にカシメ状態で固定される。この金属板12と底板
45との間には、図2において分解状態で示す絶縁板3
4,コイル20,絶縁板30,44及び押え金属板36
がこの順序で重ね合わせ状態で保持される。
【0019】従って、重ね合わせ状態において、押え金
属板36の突出部40が上方に向けて押圧力を与えるた
めに、重ね合わされた各部材相互の密着度が高まり、コ
イル20から金属板12への微量電流の伝達も確実に行
なわれる。特に、この突出部40の押圧力によって金属
板12の上面部14が所定の曲率半径を有する凸面形状
を呈する。従って、金属板12に対してプレストレスが
付与されるので、コイル20からの熱によってその上面
部14が熱変形を起こしても表面に凹凸を生じさせるよ
うなひずみが解消され、常に安定した表面状態を維持で
き、耐久性の向上を図ることができる。尚、金属板12
を予め所定の曲率半径を有する凸面形状に形成し、これ
を組立状態において、突出部40の押圧力によって保持
するようにしてもよい。
【0020】この実施形態では、押え金属板36を底板
45とは別体で構成した例を示したが、この押え金属板
36に代えて底板45のみを設け、これに突出部40に
相当する形状のものを一体に設けた兼用構成も可能であ
り、この構成も本発明に含まれるものである。
【0021】また、押え金属板36は図5に示す変形例
のように、その周辺から中央に向かって延びる複数のス
リット42を形成した構成も提案される。このスリット
42はコイル20で発生した熱によって金属板36にひ
ずみが生じ、金属板36に凹凸を生じるのを防止する役
目をする。すなわち、熱ひずみ開放手段を構成する。凹
凸が生じると、金属板12の側部16と底板45との間
のカシメ個所に隙間が生じて大気中のごみ等がそこから
侵入し、コイル20にごみが付着して断線を生じる恐れ
がある。なお、熱ひずみを開放できる構成であれば上記
のようなスリット42の構成に限らず、例えば金属板3
6に複数の孔を設けるようにしてもよい。また、押え金
属板36に代えて底板45のみで押え金属板を兼用させ
る構成の場合には、この底板45上に上記のような熱ひ
ずみ開放手段を設ける。
【0022】その他、本発明は、この実施形態に限定さ
れず、種々の変形構成を含み得るものである。
【0023】
【発明の効果】本発明の遠赤外線放射装置は、電流供給
装置で生じた誘導電流を絶縁材を介して遠赤外線放射層
を備えた第1金属板に微量電流を流すことによって、物
体を構成する原子・分子の波長吸収帯である3.6ミク
ロン以遠に適合し、良好に物体の原子の共有・解離、結
合による分子固有の振動により遠赤外線を効率よく発生
することができ、よって被処理材に対して優れた乾燥効
果が得られる利点を有する。特に、遠赤外線放射層を備
えた第1金属板に所定の曲率半径の凸面形状を持たせ、
この凸面形状を第2金属板に設けた突出部によって組立
状態において形成又は維持するように構成したので、第
1金属板には常にプレストレスが与えられ、コイルから
の熱による変形にも耐え、熱ひずみによって表面に凹凸
を生じさせることが解消されるので、常に安定した表面
状態を維持でき、装置全体の耐久性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠赤外線放射装置を示す外観斜視
図である。
【図2】本発明に係る遠赤外線放射装置の分解図であ
る。
【図3】本発明に係る遠赤外線放射装置のコイルの概略
平面図である。
【図4】本発明に係る遠赤外線放射装置の押え金属板の
概略平面図である。
【図5】本発明に係る遠赤外線放射装置の押え金属板の
変形例構成の概略平面図である。
【図6】従来の遠赤外線放射装置の概略図である。
【符号の説明】
10 遠赤外線放射装置 12 金属板 18 遠赤外線放射層 20 コイル 22 絶縁板 26 ニクロム線 29 リード線 30 絶縁板 32 ホチキス止め具 34 絶縁板 36 金属板 40 突出部 42 スリット 44 絶縁板 46 ソケット支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/02 - 3/20 F26B 3/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠赤外線放射層を備えた第1金属板と、 前記金属板を加熱するとともに該金属板に微量電流を流
    すための電流供給装置と、 前記第1金属板と前記電流供給装置との間に間挿される
    第1絶縁板と、前記電流供給装置の下方に設けられるとともに突出部を
    備える第2金属板と、 前記電流供給装置と前記第2金属板との間に間挿される
    第2絶縁板と、 前記電流供給装置に所定の電流を供給するためのリード
    線と、よりなり、組立において、前記第1金属板、第1絶縁
    板、電流供給装置、第2絶縁板及び第2金属板の各部材
    を、この順序に重ね合わせるとともに、前記第2金属板
    の突出部による上方へ向けての押圧力によって前記第1
    金属板にプレストレスを付与し、該第1金属板の上面部
    を所定の曲率半径を有する凸面形状としてなることを特
    徴とする 遠赤外線放射装置。
  2. 【請求項2】遠赤外線放射層を備え、かつ、所定の曲率
    半径の凸面形状を有する第1金属板と、 前記金属板を加熱するとともに該金属板に微量電流を流
    すための電流供給装置と、 前記第1金属板と前記電流供給装置との間に間挿される
    第1絶縁板と、前記電流供給装置の下方に設けられるとともに突出部を
    備える第2金属板と、 前記電流供給装置と前記第2金属板との間に間挿される
    第2絶縁板と、 前記電流供給装置に所定の電流を供給するためのリード
    線と、よりなり、組立において、前記第1金属板、第1絶縁
    板、電流供給装置、第2絶縁板及び第2金属板の各部材
    を、この順序に重ね合わせるとともに、前記所定の曲率
    半径の凸面形状を有する第1金属板の該凸面形状を、前
    記第2金属板の突出部による上方へ向けての押圧力によ
    って維持してなることを特徴とする 遠赤外線放射装置。
  3. 【請求項3】前記第2金属板に、熱ひずみ開放手段をな
    す複数のスリット又は孔を形成してなる請求項1又は2
    に記載の遠赤外線放射装置。
  4. 【請求項4】前記電流供給装置はマイカ材料からなる半
    円形の2枚の絶縁板と、そのそれぞれの絶縁板にニクロ
    ム線を巻回して形成したコイルであることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1に記載の遠赤外線放射装
    置。
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