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JP3425946B2 - 平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置 - Google Patents
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JP3425946B2 - 平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置 - Google Patents

平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置

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JP3425946B2 JP2001277623A JP2001277623A JP3425946B2 JP 3425946 B2 JP3425946 B2 JP 3425946B2 JP 2001277623 A JP2001277623 A JP 2001277623A JP 2001277623 A JP2001277623 A JP 2001277623A JP 3425946 B2 JP3425946 B2 JP 3425946B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのデ
ィスプレイ端末装置や、壁掛けテレビなどに組み込まれ
るプラズマディスプレイパネル(PDP)などの平面表
示装置に係り、特に隔壁を形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の隔壁形成方法として、例
えば、隔壁材料を背面板の全面に塗布し、この上に感光
性フィルムを被着した後、露光、現像を行って隔壁の形
成が必要な部分のみのレジストを残した状態で、ブラス
ト処理を行って不要な隔壁形成材を除去し、レジスト除
去・焼成を行う『サンドブラスト法』や、『スクリーン
印刷法』や、感光性レジストを背面板の全面に塗布し、
隔壁を形成したい部分の感光性レジストのみが除去され
るように露光、現像を行った後、凹部に隔壁材料を埋め
込み、感光性レジストを除去する『リフトオフ法』や、
背面板の全面に隔壁材料を塗布し、隔壁が形成される部
分に凹部が形成された金型を押しつける『プレス法』等
が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述した代表的な『サンドブラスト
法』や『リフトオフ法』は工程数が多く処理に時間がか
かり、材料の利用効率が悪いといった問題がある。ま
た、『スクリーン印刷法』は品質や加工精度が低いとい
う問題がある。
【0004】また、『プレス法』は、金型を外す際に隔
壁に破損などが生じ、品質や加工精度が低いという問題
がある。
【0005】なお、ノズルから隔壁材料を吐出してこれ
を隔壁にするという方法(例えば、特開平9−9213
4号公報)が提案されてはいるが、この方法ではアスペ
クト比(隔壁の高さとその隔壁の幅との比)が大きな隔
壁は形成不可能であって現実的ではない。
【0006】また、図15に示すように、吐出口が円形
であるノズル100を背面板Sに対して垂直姿勢にした
状態で、背面板Sをノズル100に対して水平移動させ
ながらこのノズル100から隔壁材料MW を吐出する
ことで、背面板S上に隔壁Wを形成する場合には、ノズ
ル100から吐出された直後に隔壁材料MW が受ける
変形が大きく、背面板S上に形成される隔壁Wの形状が
不安定であることから、隔壁Wを高精度に形成する、つ
まり隔壁Wを所望の形状に安定して形成していくという
ような隔壁形成制御が非常に困難であるという問題があ
る。
【0007】また、平面表示装置の輝度を上げるため
に、図16に示すように、2点鎖線で示す隔壁Wの幅を
最上部から最下部にわたり均等に狭くして実線で示す隔
壁Wの相互間の空間である発光空間Hを広くすることが
考えられるが、このようにすると、隔壁Wの最上部の幅
が発光空間Hの幅と比べて相対的に狭くなることで、画
質のメリハリがなくなるという問題が生じるし、隔壁W
の最下部の幅が狭くなることで、隔壁Wの背面板Sとの
密着性が悪くなるという問題がある。また、図17に示
すように、隔壁Wの幅を最上部を除いて狭くして発光空
間Hを広くすると、隔壁Wの最上部の幅が発光空間Hの
幅と比べて相対的に広くしたままとしているので画質の
メリハリは確保されるが、隔壁Wの最下部の幅が狭くな
ることで、隔壁Wの背面板Sとの密着性が悪くなる。ま
た、図18に示すように、隔壁Wの幅を最下部を除いて
狭くして発光空間Hを広くすると、隔壁Wの背面板Sと
の密着性を悪くすることはないが、隔壁Wの最上部の幅
が発光空間Hの幅と比べて相対的に狭くなっているので
画質のメリハリがなくなる。
【0008】これらのことから、図9に示すような縦断
面が鼓胴形状である隔壁Wを背面板Sに形成すること
で、隔壁Wの背面板Sとの密着性が確保され、高輝度で
画質にメリハリのある平面表示装置が得られると推測さ
れるが、上述した如何なる方法によっても、このような
特殊な形状の隔壁Wを背面板S上に形成することはでき
ないという問題がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、材料の利用効率が高く高精度な隔壁を
形成することができ、しかも高アスペクト比の隔壁も形
成可能な平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置を
提供することを第1の目的とする。また、本発明は、上
述の平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置により
背面板上に隔壁を所望形状に形成することで、隔壁の背
面板との密着性が確保され、高輝度で画質のメリハリが
ある平面表示装置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明者が鋭意研究をした結果、次のような知見を得
た。すなわち、ノズルから吐出された直後に隔壁材料が
受ける変形が大きいという問題は、隔壁材料はノズルか
ら背面板の方に垂直方向に押し出されるようにして吐出
されており、つまり隔壁材料は垂直方向の押し出し速度
成分の力のみが与えられて背面板の方に吐出されている
が、ノズルと背面板との相対移動、例えば背面板をノズ
ルに対して水平方向に移動させることに起因する水平方
向の背面板の相対移動速度成分の力が、ノズルから吐出
された直後の隔壁材料に急激に作用することになり、こ
れらの力の合成は背面板上に形成される隔壁の高さある
いは幅にどの程度影響するのかわからないので、背面板
上に形成される隔壁形状が不安定となり、隔壁を高精度
に形成することができないという因果関係によるもので
あることを認識し、この認識に基づいて、隔壁材料を背
面板に対してノズルの相対移動方向に前倒しとなるよう
に傾斜した方向から吐出することで、背面板に吐出する
隔壁材料に背面板の相対移動方向と同じ方向の水平速度
成分を与え、この隔壁材料の水平速度成分と、ノズルと
背面板との相対移動による背面板の相対移動速度成分と
が等しくなるように、つまり、速度差を小さくすること
で、吐出された隔壁材料が受ける変形を抑制し、ノズル
の吐出口で所望形状に成形された形状のまま隔壁材料を
背面板に形成していくようにすることができるというこ
とを見出したのである。
【0011】このような知見に基づくこの発明は次のよ
うな構成を採る。すなわち、請求項1に記載の平面表示
装置の隔壁形成方法は、平面表示装置に用いられる背面
板に隔壁を形成する方法であって、隔壁材料を吐出する
ノズルの少なくとも出口部分の隔壁材料の流路を背面板
に対して傾斜させ、なおかつ、この傾斜流路はその下端
側を基点としその上端側を前記ノズルが背面板に対して
相対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態とし、こ
の前倒し状態で前記ノズルが背面板に対して相対的に前
記進行方向に移動するように前記ノズルと背面板とを相
対移動させる相対移動過程と、前記ノズルと背面板とを
相対移動させながら、前記ノズルから隔壁材料を吐出さ
せる隔壁材料吐出過程とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0012】また、請求項2に記載の平面表示装置の隔
壁形成方法は、請求項1に記載の平面表示装置用の隔壁
形成方法において、前記ノズルから隔壁材料を吐出させ
ながら、前記背面板上の隔壁材料を硬化させる隔壁材料
硬化過程を備えたことを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の平面表示装置の隔壁形成
装置は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁を形成
する装置であって、隔壁材料を吐出するノズルと、背面
板を載置する載置台と、前記ノズルと前記載置台とを相
対移動させる移動手段とを備え、前記ノズルの少なくと
も出口部分の隔壁材料の流路を背面板に対して傾斜さ
せ、なおかつ、この傾斜流路はその下端側を基点としそ
の上端側を前記ノズルが背面板に対して相対移動する際
の進行方向に倒した前倒し状態とし、この前倒し状態で
前記ノズルが背面板に対して相対的に前記進行方向に移
動するように前記ノズルと背面板とを相対移動させなが
ら、前記ノズルから隔壁材料を吐出させることを特徴と
するものである。
【0014】また、請求項4に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項3に記載の平面表示装置用の隔壁
形成装置において、前記背面板上に吐出された隔壁材料
を硬化させる硬化手段を備え、前記ノズルから隔壁材料
を吐出させながら、前記背面板上の隔壁材料を前記硬化
手段により硬化させることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項3または請求項4に記載の平面表
示装置用の隔壁形成装置において、前記ノズルの吐出口
は、正面視で縦長形状であることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、請求項6に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項5に記載の平面表示装置用の隔壁
形成装置において、前記ノズルは、その吐出口が前記進
行方向とは反対側に開かれるように、この吐出口の長辺
側を背面板に対して傾斜させるように配設されているこ
とを特徴とするものである。
【0017】また、請求項7に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項6に記載の平面表示装置用の隔壁
形成装置において、前記ノズルの吐出口は、正面視で上
端部および下端部で拡張した鼓胴形状であることを特徴
とするものである。
【0018】また、請求項8に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項7に記載の平面表示装置用の隔壁
形成装置において、前記ノズルの吐出口は、その湾曲す
る湾曲端縁部に凹凸が形成されていることを特徴とする
ものである。
【0019】また、請求項9に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項5から請求項8のいずれかに記載
の平面表示装置用の隔壁形成装置において、前記ノズル
は、その吐出口を形作る開口面を隔壁材料の吐出方向に
突出させたものであることを特徴とするものである。
【0020】また、請求項10に記載の平面表示装置の
隔壁形成装置は、請求項9に記載の平面表示装置用の隔
壁形成装置において、前記ノズルの吐出口は、前記ノズ
ルが背面板に対して相対移動する際の進行方向である前
方側に形成された、背面板に対して略平行な平行口面
と、前記ノズルが背面板に対して相対移動する際の進行
方向とは反対方向である後方側に形成されて前記平行口
面に連設される、背面板に対して傾斜した傾斜口面とを
備え、前記平行口面と前記傾斜口面とのなす角度が90
度以上で180度未満であることを特徴とするものであ
る。
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】請求項1に記載の方法発明の作用は次のとおり
である。相対移動過程では、ノズルの少なくとも出口部
分の隔壁材料の流路を背面板に対して傾斜させ、なおか
つ、この傾斜流路はその下端側を基点としその上端側を
ノズルが背面板に対して相対移動する際の進行方向に倒
した前倒し状態とし、この前倒し状態でノズルが背面板
に対して相対的に前記進行方向に移動するようにノズル
と背面板とを相対移動させる。隔壁材料吐出過程では、
ノズルと背面板とを相対移動させながら、ノズルから隔
壁材料を吐出させる。
【0024】したがって、隔壁材料を背面板に対してノ
ズルの相対移動方向に前倒しとなるように傾斜した方向
から吐出することで、背面板に吐出する隔壁材料に背面
板の相対移動方向と同じ方向の水平速度成分を与えるこ
とができ、この隔壁材料の水平速度成分と、ノズルと背
面板との相対移動による背面板の相対移動速度成分とが
等しくなるように、つまり、速度差を小さくすること
で、吐出された隔壁材料が受ける変形を抑制することが
でき、ノズルの吐出口で所望形状に成形された形状のま
ま隔壁材料を背面板に形成していくようにすることがで
きる。
【0025】また、請求項2に記載の方法発明による
と、隔壁材料硬化過程では、ノズルから隔壁材料を吐出
させながら、背面板上の隔壁材料を硬化させる。したが
って、背面板上に吐出された隔壁材料がその形状を維持
される。
【0026】請求項3に記載の装置発明の作用は次のと
おりである。ノズルの少なくとも出口部分の隔壁材料の
流路を背面板に対して傾斜させ、なおかつ、この傾斜流
路はその下端側を基点としその上端側をノズルが背面板
に対して相対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態
とし、移動手段を作動させて、この前倒し状態でノズル
が背面板に対して相対的に前記進行方向に移動するよう
にノズルと背面板とを相対移動させながら、ノズルから
隔壁材料を吐出させる。したがって、隔壁材料を背面板
に対してノズルの相対移動方向に前倒しとなるように傾
斜した方向から吐出することで、背面板に吐出する隔壁
材料に背面板の相対移動方向と同じ方向の水平速度成分
を与えることができ、この隔壁材料の水平速度成分と、
ノズルと背面板との相対移動による背面板の相対移動速
度成分とが等しくなるように、つまり、速度差を小さく
することで、吐出された隔壁材料が受ける変形を抑制す
ることができ、ノズルの吐出口で所望形状に成形された
形状のまま隔壁材料を背面板に形成していくようにする
ことができる。
【0027】また、請求項4に記載の装置発明による
と、移動手段を作動させてノズルと背面板とを相対移動
させるとともに、ノズルから隔壁材料を吐出させながら
この隔壁材料を硬化手段により硬化させることで、背面
板上に吐出された隔壁材料がその形状を維持できる。
【0028】また、請求項5に記載の装置発明による
と、ノズルの吐出口は、正面視で縦長形状としているの
で、縦断面が縦長形状である隔壁を背面板上に形成でき
る。
【0029】また、請求項6に記載の装置発明による
と、ノズルは、その吐出口が前記進行方向とは反対側に
開かれるように、この吐出口の長辺側を背面板に対して
傾斜させるように配設されているので、吐出口の下端側
から吐出される隔壁材料は比較的に勢いよく背面板に当
たるので、隔壁材料と背面板との密着性が高められ、吐
出口の上端側から吐出される隔壁材料は勢いが緩められ
るので、隔壁の形態を歪めないでアスペクト比を高めら
れ、高アスペクト比の隔壁を背面板上に形成することが
できる。
【0030】また、請求項7に記載の装置発明による
と、ノズルの吐出口は、正面視で上端部および下端部で
拡張した鼓胴形状としているので、縦断面が上端部およ
び下端部で拡張した鼓胴形状である隔壁を背面板上に形
成することができる。
【0031】また、請求項8に記載の装置発明による
と、ノズルの吐出口は、その湾曲する湾曲端縁部に凹凸
が形成されているので、縦断面が鼓胴形状でありその湾
曲する湾曲側面部に凹凸を形成させた隔壁を、背面板上
に形成することができる。
【0032】また、請求項9に記載の装置発明による
と、ノズルは、その吐出口を形作る開口面を隔壁材料の
吐出方向に突出させたものであるので、隔壁材料がノズ
ル内壁で成形された状態を保ったまま背面板上に吐出さ
れ易くなり、背面板上に吐出される隔壁形状がさらに安
定する。
【0033】また、請求項10に記載の装置発明による
と、ノズルの吐出口は、ノズルが背面板に対して相対移
動する際の進行方向である前方側に形成された、背面板
に対して略平行な平行口面と、ノズルが背面板に対して
相対移動する際の進行方向とは反対方向である後方側に
形成されて平行口面に連設される、背面板に対して傾斜
した傾斜口面とを備え、平行口面と傾斜口面とのなす角
度が90度以上で180度未満であるとしているので、
高アスペクト比の隔壁形成を確保しつつ、ノズルの吐出
口を背面板に近接させることができ、隔壁材料がノズル
内壁で成形された状態を保ったまま背面板上に吐出され
易くなり、背面板上に吐出される隔壁形状がさらに安定
する。
【0034】
【0035】
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 <第1実施例>図1は、第1実施例に係る平面表示装置
用の隔壁形成装置の概略構成を示した側面図である。
【0037】図1に示すように、平面表示装置用の背面
板Sは、例えば、ガラス基板であって載置台1に載置さ
れている。ベース3上には、ガイドレール5が立設され
ており、これには載置台1の下面に取り付けられたスラ
イド部材7が摺動自在に嵌め付けられている。これらの
構成により載置台1は、左右方向に移動可能になってい
る。
【0038】また、ベース3上面には、回転軸を横向き
にしてモータ9が取り付けられている。このモータ9の
回転軸には螺軸11が配設されおり、この螺軸11には
載置台1の下面に取り付けられた接続片13が螺合して
いる。したがって、モータ9を作動させることにより、
載置台1が左右方向に移動するようになっている。な
お、モータ9が本発明における移動手段に相当する。
【0039】載置台1の右端付近で、ベース3の中央部
付近には、隔壁形成材料を吐出するための吐出ユニット
15が配設されている。この吐出ユニット15は、ノズ
ル17と光照射部19とを備え、載置台1を跨ぐように
ベース3に立設された枠体20に取り付けられている。
この第1実施例では、載置台1がノズル17に対して左
方向に移動する場合に隔壁材料を吐出するように構成さ
れているが、光照射部19は、吐出された直後の隔壁材
料に光を照射して硬化を促進させるために、移動時にお
けるノズル17の後ろ側に相当するノズル17の左側に
付設されている。
【0040】なお、上記の光照射部19が本発明におけ
る硬化手段に相当する。
【0041】ここで、ノズル17について図1のみなら
ず、図2〜図6も参照しながら説明する。図2(a)
は、第1実施例に係るノズル17の正面図であり、図2
(b)は図2(a)に示したノズル17のA−A断面図
である。図3は、第1実施例に係るノズル17により隔
壁材料を吐出している状態を示す概略断面図である。図
4は、第1実施例に係る吐出ユニット15により隔壁材
料を吐出している状態を示す概略斜視図である。図5
は、複数個のノズル17を備える場合の好適な配設状態
を示す図である。図6は、ノズル17の吐出口17aを
説明するための図である。
【0042】ノズル17は、図1に示すように、背面板
Sに対して一点鎖線で示す傾斜方向Fから隔壁材料を吐
出するように、背面板Sに対して傾斜させて吐出ユニッ
ト15に支持されている。ノズル17自体を傾斜方向F
に傾斜させることで、図3に示すようにノズル17内の
隔壁材料が通過する流路も同様に傾斜するようにしてい
る。この傾斜流路Gは、その下端側つまりノズル17の
吐出口17a側を基点とし、ノズル17の上端側を、ノ
ズル17が背面板Sに対して相対移動する際の進行方向
に倒した前倒し状態としている。つまり、この第1実施
例では、載置台1を左方向に移動させながら、載置台1
に対して位置が固定であるノズル17から隔壁材料を吐
出していくので、図1に示すように、ノズル17の吐出
口側を基点とし、ノズル17の上端側を右方向に倒した
状態としている。上述したノズル17が背面板Sに対し
て相対移動する際の進行方向とは、この第1実施例では
右方向のことであり、言いかえれば、背面板Sがノズル
17に対して相対移動する際の進行方向(図1では左方
向)とは反対の後退方向のことである。
【0043】図1,図3に示すように、ノズル17の背
面板Sに対する傾斜角度αは、0°<α<90°であれ
ば良いが、45°〜60°の範囲内の所定角度とするの
が好ましい。この第1実施例では、ノズル17の背面板
Sに対する傾斜角度αは約60°としている。
【0044】ここで図2(a)のノズル17の正面図を
参照する。ノズル17は、図1の紙面方向であって、図
2(a)の左右方向に一列に並んだ複数個の吐出口17
aが形成されている。この第1実施例における各吐出口
17aは、正面視で縦長の矩形形状を採用している。
【0045】図2(b)に示すように、ノズル17の先
端側は、隔壁材料の背面板Sへの吐出の際に、背面板S
に対して略平行となる平面部18aと背面板Sに対して
傾斜する傾斜面部18bとの二面構造になっている。ノ
ズル17は、その先端側の二面構造により、吐出口17
aを形作る開口面17bが、隔壁材料の吐出方向に突出
させたものとなっている。図2(b),図3に示すよう
に、ノズル17の吐出口17aは、ノズル17が背面板
Sに対して相対移動する際の進行方向である前方側に形
成された、背面板Sに対して略平行な平行口面17c
と、ノズル17が背面板Sに対して相対移動する際の進
行方向とは反対方向である後方側に形成されて平行口面
17cに連設される、背面板Sに対して傾斜した傾斜口
面17dとを備え、平行口面17cと傾斜口面17dと
のなす角度βは、90°以上で180°未満のうちの任
意の角度(この第1実施例では例えば約120°)とな
っている。つまり、平面部18aと傾斜面部18bとの
なす角度βも上記角度と同じ約120°となっており、
ノズル17の吐出口17aの一部は、平面部18aに形
成されているので平行口面17cとなり、ノズル17の
吐出口17aの残りの部分は、傾斜面部18bに形成さ
れているので傾斜口面17dとなっている。
【0046】図3,図4に示すように、背面板Sに対し
て傾斜された傾斜姿勢のノズル17は、その吐出口17
aの平行口面17cを背面板Sに平行に接触若しくは近
接(間隔は数十μm)させている。吐出口17aの傾斜
口面17dは、背面板Sに対して60°を超え90°未
満の範囲内の所定角度に傾斜している。よって、ノズル
17の吐出口17aの長辺L2(図6参照)のうちで傾
斜口面17dに属する部分は、傾斜口面17dと同様
に、背面板Sに対して傾斜している。また、図3,図4
に示すように、吐出口17aの長辺L2を載置台1に投
影すると、この載置台1に投影された吐出口17aの長
辺L2の方向は載置台1の移動方向に一致する。図6に
示すように、各吐出口17aの短辺L1の長さは、例え
ば約30μmであり、各吐出口17aの長辺L2の長さ
は、例えば約500μmであり、吐出口17aの配置ピ
ッチP1は、約300μmとなっている。また、図3に
示すように、吐出される瞬間の隔壁材料の高さMeは例
えば約250μmであり、隔壁Wの高さMdは例えば約
200μmとなっている。なお、この吐出口17aの形
状及び寸法は、所望する隔壁の縦断面形状に合わせて設
定すればよい。
【0047】図1に戻って、ノズル17には、逆止弁2
1が配設された供給管23が連通接続されている。この
供給管23は上部管23aがポンプ25に接続されてい
る一方、逆止弁21の上部で上部管23aから分岐して
いる分岐管23bが隔壁材料タンク27に連通接続され
ている。また、分岐管23bには、開閉弁29が取り付
けられている。
【0048】上述したモータ9、ポンプ25及び開閉弁
29は、図示しないCPU等を含む制御部31によって
制御される。制御部31は、モータ9を作動させること
により、載置台1を左方向に移動させ、ノズル17に対
して背面板Sを左方向へ移動させる。そして、このとき
ポンプ25と開閉弁29を制御してノズル17から隔壁
材料を吐出させる。
【0049】具体的には、まず、開閉弁29を開放した
状態でポンプ25を吸引作動させ、上部管23a内に隔
壁材料を吸い込ませる。このときノズル17内に残って
いる隔壁材料が引き戻されることのないように逆止弁2
1が作用する。次に、開閉弁29を閉止した状態でポン
プ25を排出作動させ、上部管23a内に吸い込んだ隔
壁材料を逆止弁21を通して押し出し、ノズル17に隔
壁材料を供給する。このような一連の動作を繰り返し行
うことにより、ノズル17の吐出口17aから隔壁材料
が吐出されるようになっている。
【0050】ここで、ノズル17から隔壁材料を背面板
Sに吐出するメカニズムについて説明する。まず、ノズ
ル17による隔壁材料の背面板Sへの吐出については、
以下に説明するような基本的な第1〜第3の要素があ
る。ノズル17から押し出された隔壁材料の下端部(=
隔壁下端部の幅)はノズル17の開口に近い値になる
が、隔壁材料の性状、ノズル17の先端部の隔壁材料濡
れ性、押し出し速度によって、ノズル17の開口より若
干大きくなったり(ノズル17が濡れやすい場合)、小
さくなったり(ノズル17が濡れにくい場合は縮流とな
る)する(第1の要素)。また、ノズル17と背面板S
との相対速度と、隔壁材料押し出し速度との比較で、押
し地合い気味になれば幅は広がり、逆に引き地合い気味
になれば狭まる(第2の要素)。さらに、背面板Sとの
濡れ性にも影響されるが、濡れ性は比較的良いので、背
面板Sに接触してから硬化を受けるまでに多少広がる傾
向はある(第3の要素)。
【0051】この第1実施例装置では、図3に示すよう
に、隔壁材料を背面板Sに対してノズル17の相対移動
方向に前倒しとなるように傾斜方向Fから吐出すること
で、背面板Sに吐出する隔壁材料に、背面板Sの相対移
動方向と同じ方向の水平速度成分Vhと、背面板Sの鉛
直方向の垂直速度成分Vvとが与えられている。ノズル
17から押し出された隔壁材料の背面板Sに近い側が速
やかに背面板Sに接するように、ノズル17の吐出口1
7aの平行口面は背面板Sに接触若しくは近接(間隔は
数十μm)して設置されており、隔壁材料の下端部(=
隔壁下端部の幅)は、ノズル17の開口(短辺L1の
幅)に近い値になり、背面板Sに好適に押しつけられ
る。なお、ノズル17の隔壁材料の押し出し速度を変化
させることで、背面板Sに吐出する隔壁材料の垂直及び
水平速度成分Vv,Vhが変化することから、ノズル1
7の隔壁材料の押し出し速度を変化させることで、垂直
速度成分Vvを変化させて隔壁材料を背面板Sに押しつ
ける力を調整できる。
【0052】また、隔壁材料の水平速度成分Vhと、ノ
ズル17と背面板Sとの相対移動による背面板Sの相対
移動速度成分Vsとが等しくなるように、ノズル17の
隔壁材料の押し出し速度を調整することで、隔壁材料の
水平速度成分Vhと背面板Sの相対移動速度成分Vsと
の速度差を小さくすることができる。このようにするこ
とで、吐出された隔壁材料が受ける変形を抑制すること
ができ、ノズル17の吐出口で所望形状に成形された形
状のまま隔壁材料を背面板Sに形成していくようにする
ことができる。すなわち、ノズル開口(例えば30μ
m)+数μmの幅で隔壁Wの底面が形成され、隔壁Wの
幅はほぼノズル開口の寸法(≒30μm)となる。
【0053】上述した光照射部19には、光ファイバ3
3で接続された紫外線光源35から隔壁材料の硬化を促
進させる紫外線が導かれる。この例では紫外線を利用し
ているが、隔壁材料の硬化を促進することができれば、
光の種類は紫外線に限定されるものではない。なお、隔
壁材料は、ノズル17からの吐出を容易にするために粘
度を若干低めにするとともに、バインダーにUV硬化樹
脂を混合したものである。
【0054】また、硬化手段としては、上述したように
紫外線を用いる以外に、熱を加えて(熱を照射するかま
たは熱風を供給するなど)隔壁材料を硬化させるように
してもよい。
【0055】次に、上述した構成の装置による隔壁形成
について、図4を参照しながら説明する。
【0056】まず、背面板Sを載置台1に載置するとと
もに、吸着等により載置台1に対して背面板Sを固定す
る。
【0057】ノズル17は、背面板Sに対してノズル1
7の相対移動方向に前倒しとなるように傾斜方向Fに傾
斜支持されており、モータ9を一定の速度で回転させる
と、載置台1が位置固定のノズル17に対して左方向に
一定速度で移動する。このようにすることで、背面板S
と傾斜姿勢のノズル17とを相対移動させる相対移動過
程が実現されている。
【0058】次に、モータ9を一定の速度で回転させな
がら、上述したようにしてポンプ25と開閉弁29を制
御して隔壁材料をノズル17から吐出させる。すると、
載置台1が左方向に一定速度で移動するので、ノズル1
7から吐出された複数本の隔壁材料MW が背面板S上面
に線状の壁を形成するように盛られる。このようにする
ことで、ノズル17と背面板Sとを相対移動させなが
ら、ノズル17から隔壁材料MW を吐出させる隔壁材料
吐出過程が実現されている。この隔壁材料吐出過程で
は、隔壁材料が背面板Sに対して傾斜方向Fに吐出され
ているので、ノズル17から吐出された隔壁材料に垂直
および水平速度成分Vv,Vhが与えられており、隔壁
材料の水平速度成分Vhと、ノズル17と背面板Sとの
相対移動による背面板Sの相対移動速度成分Vsとが等
しくなるように、ノズル17の隔壁材料の押し出し速度
を調整することで、隔壁材料の水平速度成分Vhと背面
板Sの相対移動速度成分Vsとの速度差を小さくしてい
る。
【0059】しかも、図4中に点線で示すように、ノズ
ル17から吐出された直後に光照射部19から紫外線が
照射されて硬化が促進されているので、ほとんど隔壁材
料M W がダレることがなく、吐出口17aの配置ピッチ
P1で隔壁Wが形成されることになる。このようにする
ことで、ノズル17から隔壁材料MW を吐出させなが
ら、背面板S上の隔壁材料MW を硬化させる隔壁材料硬
化過程が実現されている。
【0060】なお、隔壁材料MW の吐出直後からそれが
光照射部19により硬化されるまでの時間は、ノズル1
7の走査速度や光照射部19などの硬化手段によって異
なるが、この第1実施例では1秒以内である。
【0061】そして、最後に、500〜600℃の温度
で焼成することによって平面表示装置用の隔壁が完成す
る。
【0062】以上説明したように、第1実施例に係る平
面表示装置用の隔壁形成装置によれば、隔壁材料MW
背面板Sに対してノズル17の相対移動方向に前倒しと
なるように傾斜した方向(傾斜方向F)から吐出するこ
とで、背面板Sに吐出する隔壁材料MW に背面板Sの相
対移動方向と同じ方向の水平速度成分Vhを与えること
ができ、この隔壁材料MW の水平速度成分Vhと、ノズ
ル17と背面板Sとの相対移動による背面板Sの相対移
動速度成分Vsとが等しくなるように、つまり、速度差
を小さくすることで、吐出された隔壁材料MW が受ける
変形を抑制することができ、ノズル17の吐出口17a
で所望形状に成形された形状のまま隔壁材料MW を背面
板Sに形成していくようにすることができ、隔壁Wの形
状を安定させることができる。したがって、所望の形状
になるように隔壁形成制御し易くなる。
【0063】また、隔壁材料MW を吐出させながら紫外
線を照射して硬化させる、つまり、吐出された直後の隔
壁材料MW に紫外線を照射して硬化を促進すると、背面
板S上の隔壁材料MW がその形状を維持されるので、工
程を単純化することで高品質かつ高精度で隔壁Wを形成
することができる。しかも、隔壁材料MW の利用効率が
高いので低コスト化が可能である。また、吐出直後に硬
化させているので、高アスペクト比の隔壁Wも形成可能
となっている。
【0064】また、ノズル17の吐出口17aは、正面
視で縦長形状としているので、縦断面が縦長形状である
隔壁Wを背面板S上に形成できる。また、ノズル17
は、その吐出口17aが前記進行方向とは反対側に開か
れるように、この吐出口17aの長辺L2側を背面板S
に対して傾斜させるように配設されているので、吐出口
17aの下端側から吐出される隔壁材料は比較的に勢い
よく背面板Sに当たるので、隔壁材料と背面板Sとの密
着性が高められ、吐出口17aの上端側から吐出される
隔壁材料は勢いが緩められるので、隔壁Wの形態を歪め
ないでアスペクト比を高められ、高アスペクト比の隔壁
Wを背面板S上に形成することができる。
【0065】また、ノズル17は、その吐出口17aを
形作る開口面17bを隔壁材料の吐出方向に突出させた
ものであるので、隔壁材料がノズル17の内壁で成形さ
れた状態を保ったまま背面板S上に吐出され易くなり、
背面板S上に吐出される隔壁形状がさらに安定する。
【0066】また、ノズル17の吐出口17aは、ノズ
ル17が背面板Sに対して相対移動する際の進行方向で
ある前方側に形成された、背面板Sに対して略平行な平
行口面17cと、ノズル17が背面板Sに対して相対移
動する際の進行方向とは反対方向である後方側に形成さ
れて平行口面17cに連設される、背面板Sに対して傾
斜した傾斜口面17dとを備え、平行口面17cと傾斜
口面17dとのなす角度が90度以上で180度未満で
あるとしているので、高アスペクト比の隔壁形成を確保
しつつ、ノズル17の吐出口17aを背面板Sに当接ま
たは近接させることができ、隔壁材料がノズル17の内
壁で成形された状態を保ったまま背面板S上に吐出され
易くなり、背面板S上に吐出される隔壁形状がさらに安
定する。
【0067】なお、背面板Sの面積が広く、一度で所望
の面積に隔壁Wを形成できない場合には、載置台1を初
期位置に戻すとともに、図示しない送り機構によりノズ
ル17を、図1の紙面に垂直な方向に送ってから再び上
述した処理を行えばよい。
【0068】または、複数個のノズル17を並設しても
よい。この場合、単純に複数個のノズル17を一直線に
並設すると、ノズル17の側壁の厚みだけで隔壁Wのピ
ッチを決める吐出口17aの配置ピッチP1を越えるこ
とになり、隔壁Wのピッチが乱れることになる。そこ
で、図5に示すように、隣接するノズル17の端部同士
が一部重複するように並設して、隣接するノズル17の
吐出口17a同士の間隔が配置ピッチP1となるように
することが好ましい。このようにノズル17を複数個並
設すると、一度に広い面積に隔壁を形成することができ
るので、工数を低減することができる。
【0069】また、ノズル17の吐出口17aの一部、
正確にはその吐出口17aの平行口面17cを背面板S
に当接させているので、背面板Sに『うねり』が存在す
る場合であっても、背面板Sの『うねり』に追従して隔
壁材料が背面板S上に吐出され、隔壁Wの高さがばらつ
くことはなく、隔壁Wの高さを安定させることができ
る。ノズル17よりも背面板Sの方が硬いので、背面板
Sに傷などがつくようなことはない。なお、ノズル17
の吐出口17a側を背面板Sに当接させない場合であっ
て、背面板Sに『うねり』が存在する場合には、載置台
1とノズル17の間隔を一定に保つため、背面板S上面
とノズル17との間隔を測定する測距手段と、ノズル1
7と載置台1との相対昇降手段とを設けるようにしても
よい。これにより隔壁Wの高さを安定させることができ
る。
【0070】なお、ノズル17の吐出口17aの形状
は、上述したような長方形状だけに限定されるものでは
なく、矩形、長楕円など縦長の種々の形状としても良
い。以下に、ノズル17の吐出口17aを、図7,図8
に示すように、正面視で縦長で上端部および下端部が拡
張した鼓胴形状、つまり、両端部(上端部La及び下端
部Lc)の幅に比べて中央部Lbの幅が締まった形状に
した場合について説明する。図8に示すノズル17の吐
出口17aの上端部La、中央部Lb及び下端部Lcな
どの好適な寸法について以下に説明する。
【0071】上端部Laまたは下端部Lcの幅:中央部
Lbの幅=1より大きく3以下:1の関係にあることが
好ましい。この場合は、例えば、上端部La及び下端部
Lcの幅は100μmであり、中央部Lbの幅は30μ
mである。また、上端部Laまたは下端部Lcの幅:中
央部Lbの幅=1.5〜3:1の関係にあることがさら
に好ましい。また、上端部Laまたは下端部Lcの幅:
中央部Lbの幅=2:1の関係にあることがさらに好ま
しい。ただし、この場合の中央部Lbの幅は50μmと
する。
【0072】ここでは、吐出口17aの上端部Laの幅
及び下端部Lcの幅は約100μmであり、吐出口17
aの中央部Lbの幅は約50μmであり、吐出口17a
の長手方向の長さLdは500μmであり、吐出口17
aの配置ピッチP1は、約300μmとしている。この
ように、上述のように背面板Sに対して傾斜させたノズ
ル17の吐出口17aを鼓胴形状とすると、図9に示す
ような鼓胴形状の隔壁Wが背面板S上に安定して形成さ
れる。背面板S上に形成された隔壁Wの上端部Maの幅
及び下端部Mcの幅は約100μmであり、隔壁Wの中
央部Mbの幅は約50μmであり、隔壁Wの高さMdは
約200μmであり、隣接する隔壁Wの配置ピッチP1
は、約300μmとなっている。
【0073】したがって、隔壁Wは、その縦断面が鼓胴
形状となるように背面板S上に形成されているので、次
に説明するような効果を有している。すなわち、隔壁W
の下端部Mcの幅を狭めないので隔壁Wの背面板Sとの
密着性が確保され、なおかつ、ブラックストライプとな
る隔壁Wの上端部Maの幅を狭めないので画質にメリハ
リがでるし、さらに、隔壁Wの中央部Mbを狭めること
で、隣接する隔壁W間の空間である発光空間Hを広めて
いるので高輝度であるという三拍子揃った平面表示装置
が得られる。
【0074】また、図10に示すように、ノズル17の
吐出口17aは、その湾曲する湾曲端縁部17eに凹凸
17fが形成されたものを採用しても良い。図10に示
すノズル17を採用することにより、図11に示すよう
な、湾曲する湾曲側面Leに凹凸Lfが形成された隔壁
Wが形成できる。隔壁Wの湾曲側面Leに凹凸Lfを形
成することにより、隔壁Wの側面の表面積を増加させる
ことができ、輝度をさらに向上させた平面表示装置が得
られる。
【0075】なお、上述した第1実施例では、図2,3
に示すように、吐出口17aが二面構造であるノズル1
7を採用しているが、吐出口17aが一面構造であるノ
ズル17を採用しても良いし、図12(a)〜(c)に
示すように、傾斜姿勢のノズルの一面構造の吐出口17
aを背面板Sに対して傾斜、垂直あるいは平行となるよ
うにしても良い。
【0076】例えば、図12(a)に示すノズル17
は、背面板Sに対して傾斜方向Fに傾斜しており、その
吐出口17aがノズル17の傾斜方向Fに直交する一平
面となるものである。また、図12(b)に示すノズル
17は、背面板Sに対して傾斜方向Fに傾斜しており、
その吐出口17aが背面板Sに対して垂直な一平面とな
るものである。また、図12(c)に示すノズル17
は、背面板Sに対して傾斜方向Fに傾斜しており、その
吐出口17aが背面板Sに対して平行な一平面となるも
のである。
【0077】上述の図12(a)〜(c)に示すいずれ
のノズル17であっても、このノズル17が傾斜姿勢で
あることにより、上述の第1実施例と同様に、背面板S
に吐出する隔壁材料MW に垂直速度成分Vvと水平速度
成分Vhとを与えることができ、垂直速度成分Vvによ
り隔壁材料MW を背面板Sに押しつけることができ、隔
壁材料MW の水平速度成分Vhと、ノズル17と背面板
Sとの相対移動による背面板Sの相対移動速度成分Vs
とを等しくして速度差をなくすことで、吐出された隔壁
材料MW が受ける変形を抑制することができ、ノズル1
7の吐出口17aで所望形状に成形された形状のまま隔
壁材料MW を背面板Sに形成していくようにすることが
でき、隔壁Wの形状を安定させることができる。ただ、
図12(a)〜(c)に示すいずれのノズル17も、そ
の吐出口17aから隔壁材料が図2,図3に示す二面構
造のノズル17に比べて早く離れてしまうので、図2,
図3に示す二面構造のノズル17に比べて背面板S上に
吐出される隔壁形状の安定性がやや欠ける。図12
(c)では、ノズル17の先端側を背面板Sに当接する
ことができない。
【0078】<第2実施例>図13,図14を参照して
第2実施例について説明する。図13は、第2実施例に
係る平面表示装置の隔壁形成装置の概略構成を示した側
面図である。図14は、図13に示したノズル部分の概
略構成を示した縦断面図である。
【0079】なお、上述した第1実施例では、ノズル1
7を温調せずに隔壁材料を背面板Sに吐出して隔壁Wを
直接形成したが、この第2実施例ではノズル17から隔
壁材料を恒温に保ちながら吐出して隔壁Wを形成する。
つまり、上述の第1実施例の隔壁材料吐出過程に、ノズ
ル17と背面板Sとを相対移動させながら、ノズル17
から隔壁材料を恒温に保ちながら吐出させる隔壁材料恒
温吐出過程を備えるようにしているのである。また、上
述した第1実施例と同じ構成には同じ符号を付すことで
詳細な説明については省略する。
【0080】第2実施例においては、吐出ユニット15
aが設けられている。この吐出ユニット15aは、上述
の第1実施例と同様にノズル17と光照射部19とを備
え、さらに、ノズル17の外周を覆うように取り付けら
れた冷却ジャケット81を備えている。この冷却ジャケ
ット81には、恒温水を冷却ジャケット81に供給する
ための恒温水供給部91が接続されている。
【0081】恒温水供給部91は、所定温度範囲(例え
ば、0°C〜室温:23°C)内の所望温度に一定に保
たれた恒温水を冷却ジャケット81に供給することがで
きるものであるが、この第2実施例では、本実施例装置
が設置された部屋の室温(23°C)よりも低い温度
(例えば15°C)の恒温水を冷却ジャケット81に供
給するものとして説明する。また、この第2実施例で
は、隔壁材料が、アクリルオリゴマーやアクリルモノマ
ーなどの10万mPa・s〔ミリパスカル秒〕前後の粘
度樹脂と、セラミックスパウダー(ガラス粉末)とから
なる場合を一例として説明する。
【0082】図14に示すように、冷却ジャケット81
は、ノズル17の外周を覆うように取り付けられた内部
が空洞の容器であって、その空洞部分に恒温水供給部9
1からの恒温水が供給され、この供給された恒温水がノ
ズル17の外周に接触することで、ノズル17自体が恒
温に保たれ、ノズル17内の隔壁材料を恒温に保つよう
になっている。恒温水供給部91から出力された恒温水
は冷却ジャケット81の入力口から入力され、冷却ジャ
ケット81の内部の恒温水は冷却ジャケット81の出力
口から排出されるようになっており、冷却ジャケット8
1の内部は、所定容量の恒温水で満たされるとともに恒
温水が循環するようになっている。また、冷却ジャケッ
ト81と恒温水供給部91とを接続する配管は、恒温水
供給部91から冷却ジャケット81に恒温水が供給され
る途中で温度変化することがないように、配管構造を二
重構造にするなどして保温性が確保されている。
【0083】また、ノズル17と冷却ジャケット81と
の間にはシール部材73が設けられ、冷却ジャケット8
1内の恒温水がノズル17と冷却ジャケット81との間
から漏れ出ることがないようになっている。なお、ノズ
ル17と冷却ジャケット81とを一体ものとして製造
し、シール部材73を用いないようにしても良い。
【0084】なお、冷却ジャケット81と恒温水供給部
91とが本発明における恒温手段に相当する。
【0085】次に、上述した構成の装置による隔壁形成
について、図13を参照しながら説明する。
【0086】まず、背面板Sを載置台1に載置するとと
もに、吸着等により載置台1に対して背面板Sを固定す
る。
【0087】恒温水供給部91は、所定温度(例えば1
5°C)の恒温水の冷却ジャケット81への循環供給を
開始する。なお、本実施例装置が設置された部屋の室温
は、例えば23°Cに設定されている。ノズル17の外
周部分は、冷却ジャケット81内の恒温水に接触するこ
とによって一定温度(例えば15°C)となり、ノズル
17内の隔壁材料も一定温度(例えば15°C)に保た
れる。したがって、隔壁材料タンク27からノズル17
までの間の隔壁材料の粘度は、室温が23°Cとなって
いることから、10万mPa・s〔ミリパスカル秒〕程
度であり、ノズル17における隔壁材料の粘度は、一定
温度(例えば15°C)に保たれていることから、10
万+0.8万×8°C=16.4万mPa・s〔ミリパ
スカル秒〕程度に高粘度化している。
【0088】次に、モータ9を一定の速度で回転させな
がら、上述の第1実施例と同様にしてポンプ25と開閉
弁29とを制御して、ノズル17から隔壁材料を恒温に
保ちながら吐出させる。微細な隔壁形成に消費される少
量の隔壁材料は、細いノズル17内で短時間に容易に冷
却され、しかも一定温度(例えば15°C)に保たれて
吐出される。すると、載置台1が左方向に一定速度で移
動するので、ノズル17から吐出された複数本の隔壁材
料MW が背面板S上面に線状の壁を形成するように盛ら
れる。しかも、一定温度(例えば15°C)に保たれて
隔壁材料が吐出される、つまり、一定粘度(例えば、1
0万+0.8万×8°C=16.4万mPa・s〔ミリ
パスカル秒〕)に保たれて隔壁材料が吐出されるので、
ノズル17からの隔壁材料の吐出状態が一定となり、隔
壁形状のばらつきが低減されて、隔壁形状が安定する。
さらに、ノズル17から吐出された直後に光照射部19
から紫外線が照射されて硬化が促進されているので、上
述の第1実施例に比べてさらに隔壁材料MW がダレるこ
とがなく、吐出口17aの配置ピッチP1で隔壁Wが形
成されることになる。なお、隔壁材料の吐出直後からそ
れを光照射部19により硬化されるまでの時間は、ノズ
ル17の走査速度や光照射部19などの硬化手段によっ
て異なるが、この第2実施例では1秒以内である。そし
て、最後に、500〜600℃の温度で焼成することに
よって平面表示装置用の隔壁が完成する。
【0089】上述のように、隔壁材料が一定温度に保た
れてノズル17から吐出されるので、特に高アスペクト
比が要求される隔壁形成において、吐出後の未硬化の隔
壁が硬化するまでの時間内に表面張力や重力によって変
形する度合いが一定となり、また、ノズル17からの隔
壁材料の吐出状態を一定にすることができ、隔壁形状寸
法を安定させることができる。
【0090】また、供給されてきた隔壁材料をノズル1
7で恒温に保つようにしているので、ノズル17からの
隔壁材料の吐出状態を一定にして隔壁形状寸法を安定さ
せることを、少ないエネルギーで効率的に実現できる。
また、この第2実施例では、供給されてきた隔壁材料を
ノズル17で恒温に保つようにしているが、このノズル
17の近傍で恒温に保つようにしても前述と同様の効果
を有する。
【0091】また、供給されてきた隔壁材料を、ノズル
17またはその近傍で、それより上流側での温度よりも
低い恒温状態で吐出するので、隔壁材料をノズル17近
傍まで輸送するまでは低粘度で供給でき、ノズルまたは
その近傍で隔壁材料を高粘度にでき、隔壁材料の輸送が
容易となる。隔壁材料の供給系の耐圧設計やポンプの高
圧化が不要にできる。
【0092】また、ノズル17またはその近傍における
隔壁材料の温度を室温よりも低くすることで、吐出タイ
ミングでの隔壁材料の粘度を上げることができ、隔壁に
要求される高アスペクト比を容易に実現することができ
る。また、ノズル17またはその近傍において隔壁材料
を低温に保っているので、ノズル17での隔壁材料の粘
度アップが吐出抵抗の大幅な増加を引き起こすこともな
い。より低粘度の隔壁材料を選択範囲に加えることがで
きる。室温付近状態にて高粘度(例えば数十万mPa・
s)となる隔壁材料は、この隔壁材料を構成する樹脂の
重合度を上げることで製造することは困難であるが、本
発明によれば100万mPa・s程度の高粘度の隔壁材
料を容易に生成できる。
【0093】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。 <変形例> (1)上述した各実施例では、背面板Sを載置した載置
台1を移動するように構成しているが、載置台1を固定
にして、吐出ユニット15または吐出ユニット15aを
移動するように構成してもよい。
【0094】(2)上述した各実施例では、ノズル17
全体を背面板Sに対して傾斜させているが、ノズル17
の少なくとも吐出口17a側である出口部分を背面板S
に対して傾斜させるようにしても良い。また、ノズルを
垂直姿勢に保持しこのノズルの少なくとも出口部分の隔
壁材料の流路をノズルの内部で背面板Sに対して傾斜さ
せるようにしても良い。
【0095】(3)上述した各実施例では、隔壁材料を
吐出させながらその隔壁材料に紫外線を照射して硬化さ
せているが、隔壁材料に光あるいは熱を照射するかまた
は熱風を供給するようにして、隔壁材料を適切に硬化さ
せるようにしても良い。
【0096】(4)上述した第2実施例では、恒温手段
として水冷式の恒温水供給部91を採用しているが、例
えば、空冷式またはペルチェ効果を利用したものを採用
しても良い。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の方法発明によれば、隔壁材料を背面板に対し
てノズルの相対移動方向に前倒しとなるように傾斜した
方向から吐出することで、背面板に吐出する隔壁材料に
背面板の相対移動方向と同じ方向の水平速度成分を与え
ることができ、この隔壁材料の水平速度成分と、ノズル
と背面板との相対移動による背面板の相対移動速度成分
とが等しくなるように、つまり、速度差を小さくするこ
とで、吐出された隔壁材料が受ける変形を抑制すること
ができ、ノズルの吐出口で所望形状に成形された形状の
まま隔壁材料を背面板に形成していくようにすることが
でき、隔壁形状を安定させることができ、所望の形状に
なるよう隔壁形成制御し易くできる。材料の利用効率が
高く高精度な隔壁を形成することができる。
【0098】また、請求項2に記載の方法発明によれ
ば、隔壁材料を吐出させながら硬化させると、背面板上
に線状に吐出されている隔壁材料がその形状を維持され
るので、工程を単純化することで高品質かつ高精度で隔
壁を形成することができ、しかも材料の利用効率を高め
ているので低コスト化が可能である。また、隔壁材料を
吐出させながら硬化させているので、高アスペクト比の
隔壁も形成可能である。
【0099】請求項3に記載の装置発明によれば、請求
項1に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0100】また、請求項4に記載の装置発明によれ
ば、請求項2に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0101】また、請求項5に記載の装置発明によれ
ば、ノズルの吐出口は、正面視で縦長形状としているの
で、縦断面が縦長形状である隔壁を背面板上に形成でき
る。
【0102】また、請求項6に記載の装置発明によれ
ば、ノズルは、その吐出口が前記進行方向とは反対側に
開かれるように、この吐出口の長辺側を背面板に対して
傾斜させるように配設されているので、高アスペクト比
の隔壁を背面板上に形成することができる。
【0103】また、請求項7に記載の装置発明によれ
ば、ノズルの吐出口は、正面視で上端部および下端部が
拡張した鼓胴形状としているので、縦断面が鼓胴形状で
ある隔壁を背面板上に形成することができる。
【0104】また、請求項8に記載の装置発明によれ
ば、ノズルの吐出口は、その湾曲する湾曲端縁部に凹凸
が形成されているので、縦断面が鼓胴形状でありその湾
曲する湾曲側面部に凹凸を形成させた隔壁を、背面板上
に形成することができる。
【0105】また、請求項9に記載の装置発明によれ
ば、ノズルは、その吐出口を形作る開口面を隔壁材料の
吐出方向に突出させたものであるので、隔壁材料がノズ
ル内壁で成形された状態を保ったまま背面板上に吐出さ
れ易くなり、背面板上に吐出される隔壁形状がさらに安
定する。
【0106】また、請求項10に記載の装置発明によれ
ば、ノズルの吐出口は、ノズルが背面板に対して相対移
動する際の進行方向である前方側に形成された、背面板
に対して略平行な平行口面と、ノズルが背面板に対して
相対移動する際の進行方向とは反対方向である後方側に
形成されて平行口面に連設される、背面板に対して傾斜
した傾斜口面とを備え、平行口面と傾斜口面とのなす角
度が90度以上で180度未満であるとしているので、
高アスペクト比の隔壁形成を確保しつつ、ノズルの吐出
口を背面板に近接させることができ、隔壁材料がノズル
内壁で成形された状態を保ったまま背面板上に吐出され
易くなり、背面板上に吐出される隔壁形状がさらに安定
する。
【0107】
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る平面表示装置の隔壁形成装置
の概略構成を示した側面図である。
【図2】(a)は、第1実施例に係るノズルの正面図で
あり、(b)は(a)に示したノズルのA−A断面図で
ある。
【図3】第1実施例に係るノズルにより隔壁材料を吐出
している状態を示す概略断面図である。
【図4】第1実施例に係る吐出ユニットにより隔壁材料
を吐出している状態を示す概略斜視図である。
【図5】複数個のノズルを備える場合の好適な配設状態
を示す図である。
【図6】ノズルの吐出口を説明するための図である。
【図7】吐出口が正面視で鼓胴形状であるノズルを説明
するための図である。
【図8】ノズルの鼓胴形状の吐出口を説明するための図
である。
【図9】図7のノズルにより形成された隔壁を示す側面
図である。
【図10】図8とは別のノズルを説明するための図であ
る。
【図11】図10のノズルにより形成された隔壁を示す
側面図である。
【図12】吐出口が一面構造であるノズルを説明するた
めの模式図である。
【図13】第2実施例に係る平面表示装置の隔壁形成装
置の概略構成を示した側面図である。
【図14】図12に示したノズル部分の概略構成を示し
た縦断面図である。
【図15】垂直姿勢のノズルで背面板に隔壁材料を吐出
する場合を示す模式図である。
【図16】幅の狭い隔壁を背面板上に形成した場合を示
す模式図である。
【図17】上端部を除いて幅を狭くした隔壁を背面板上
に形成した場合を示す模式図である。
【図18】下端部を除いて幅を狭くした隔壁を背面板上
に形成した場合を示す模式図である。
【符号の説明】
1 … 載置台 9 … モータ(移動手段) 17 … ノズル 17a … 吐出口 17c … 平行口面 17d … 傾斜口面 17e … 湾曲端縁部 17f … 凹凸 19 … 光照射部(硬化手段) 31 … 制御部 G … 傾斜流路 Le … 湾曲側面 Lf … 凹凸 MW … 隔壁材料 W … 隔壁 S … 背面板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−27543(JP,A) 特開 平10−188823(JP,A) 特開2001−52615(JP,A) 特開2002−184303(JP,A) 特開2001−62368(JP,A) 特開2000−140741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02 H01J 11/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する方法であって、 隔壁材料を吐出するノズルの少なくとも出口部分の隔壁
    材料の流路を背面板に対して傾斜させ、なおかつ、この
    傾斜流路はその下端側を基点としその上端側を前記ノズ
    ルが背面板に対して相対移動する際の進行方向に倒した
    前倒し状態とし、この前倒し状態で前記ノズルが背面板
    に対して相対的に前記進行方向に移動するように前記ノ
    ズルと背面板とを相対移動させる相対移動過程と、 前記ノズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズ
    ルから隔壁材料を吐出させる隔壁材料吐出過程とを備え
    たことを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成方法において、 前記ノズルから隔壁材料を吐出させながら、前記背面板
    上の隔壁材料を硬化させる隔壁材料硬化過程を備えたこ
    とを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成方法。
  3. 【請求項3】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する装置であって、 隔壁材料を吐出するノズルと、 背面板を載置する載置台と、 前記ノズルと前記載置台とを相対移動させる移動手段と
    を備え、 前記ノズルの少なくとも出口部分の隔壁材料の流路を背
    面板に対して傾斜させ、なおかつ、この傾斜流路はその
    下端側を基点としその上端側を前記ノズルが背面板に対
    して相対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態と
    し、この前倒し状態で前記ノズルが背面板に対して相対
    的に前記進行方向に移動するように前記ノズルと背面板
    とを相対移動させながら、前記ノズルから隔壁材料を吐
    出させることを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成装置において、 前記背面板上に吐出された隔壁材料を硬化させる硬化手
    段を備え、 前記ノズルから隔壁材料を吐出させながら、前記背面板
    上の隔壁材料を前記硬化手段により硬化させることを特
    徴とする平面表示装置用の隔壁形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の平面表
    示装置用の隔壁形成装置において、 前記ノズルの吐出口は、正面視で縦長形状であることを
    特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成装置において、 前記ノズルは、その吐出口が前記進行方向とは反対側に
    開かれるように、この吐出口の長辺側を背面板に対して
    傾斜させるように配設されていることを特徴とする平面
    表示装置用の隔壁形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成装置において、 前記ノズルの吐出口は、正面視で上端部および下端部で
    拡張した鼓胴形状であることを特徴とする平面表示装置
    用の隔壁形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成装置において、 前記ノズルの吐出口は、その湾曲する湾曲端縁部に凹凸
    が形成されていることを特徴とする平面表示装置用の隔
    壁形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8のいずれかに記載
    の平面表示装置用の隔壁形成装置において、 前記ノズルは、その吐出口を形作る開口面を隔壁材料の
    吐出方向に突出させたものであることを特徴とする平面
    表示装置用の隔壁形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の平面表示装置用の隔
    壁形成装置において、 前記ノズルの吐出口は、 前記ノズルが背面板に対して相対移動する際の進行方向
    である前方側に形成された、背面板に対して略平行な平
    行口面と、 前記ノズルが背面板に対して相対移動する際の進行方向
    とは反対方向である後方側に形成されて前記平行口面に
    連設される、背面板に対して傾斜した傾斜口面とを備
    え、 前記平行口面と前記傾斜口面とのなす角度が90度以上
    で180度未満であることを特徴とする平面表示装置用
    の隔壁形成装置。
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