JP3427695B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
特に、熱源と利用側冷媒回路とを中間熱交換器によって
熱交換可能に接続し、該中間熱交換器での熱交換により
熱源と利用側冷媒回路との間で熱搬送を行うようにした
ものに対する構成の簡略化対策に関する。
51号公報に開示されているような複数の冷媒回路を備
えた冷凍システムが知られている。この種の冷凍システ
ムは、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧機構及び中間熱交
換器の熱源側熱交換部が冷媒配管によって接続されて成
る1次側冷媒回路と、ポンプ、中間熱交換器の利用側熱
交換部及び利用側熱交換器が冷媒配管によって接続され
て成る2次側冷媒回路とを備えている。中間熱交換器で
は、熱源側熱交換部と利用側熱交換部との間で熱交換が
可能になっている。また、このシステムを空気調和装置
に適用する場合には利用側熱交換器が室内に配置され
る。
って1次側冷媒回路と2次側冷媒回路との間で熱交換を
行い、1次側冷媒回路から2次側冷媒回路へ熱搬送する
ことにより室内の空気調和を行うようになっている。
凍装置において、中間熱交換器を複数設け、そのうち熱
交換動作を行う中間熱交換器の台数を制御することによ
って冷凍能力を調整することが考えられる。
1つの閉回路で成る2次側冷媒路(C)に一対の中間熱交
換器(a1,a2)の利用側熱交換部(c1,c2)を並列に設けてお
く。一方、各中間熱交換器(a1,a2)に対応して2つの1
次側冷媒回路(A,B)を備えさせ、各1次側冷媒回路(A,B)
における中間熱交換器(a1,a2)の熱源側熱交換部(b1,b2)
それぞれを互いに異なる中間熱交換器(a1,a2)の利用側
熱交換部(c1,c2)との間で熱交換可能に配置する。
明する。2次側冷媒回路(C)を、ポンプ(d)、四路切換弁
(e)、電動弁(f)、室内熱交換器(g)、各中間熱交換器(a
1,a2)の利用側熱交換部(c1,c2)を冷媒配管により接続し
て成す。各中間熱交換器(a1,a2)の利用側熱交換部(c1,c
2)は、本回路の一部が分岐された各分岐管(h1,h2)のそ
れぞれに設けられている。一方、各1次側冷媒回路(A,
B)を、圧縮機(i1,i2)、四路切換弁(j1,j2)、室外熱交換
器(k1,k2)、電動膨張弁(l1,l2)、中間熱交換器(a1,a2)
の熱源側熱交換部(b1,b2)を冷媒配管により接続して成
す。
各中間熱交換器(a1,a2)での熱交換によって熱搬送を行
う構成とする。また、一方の1次側冷媒回路(B)での冷
媒循環動作を停止することにより、片側の中間熱交換器
(a1)のみで熱交換を行うようにすることで、冷凍能力を
調整することができる。
熱交換を行うようにした場合、熱交換動作を行っていな
い中間熱交換器(a2)の利用側熱交換部(c2)に2次側冷媒
が流れてしまう可能性がある。つまり、1次側冷媒回路
(B)の冷媒から熱を受けない冷媒が循環してしまう可能
性があり、冷凍能力が必要以上に低下してしまったり、
室内の冷房運転動作時に、ガス冷媒が1次側冷媒回路と
熱交換を行わずにガス相のままポンプ(d)に吸入されて
しまうといった不具合を招くことがある。
ように、2次側冷媒回路(B)の分岐管(h2)に電磁弁(m)を
設け、中間熱交換器(a2)が熱交換動作を行わない場合に
は、この電磁弁(m)を閉鎖することで、該中間熱交換器
(a2)での冷媒流通を阻止することが考えられる。
B)の圧縮機(i1,i2)がインバータ制御等により容量可変
なものである場合、各1次側冷媒回路(A,B)での冷媒循
環量に応じて各分岐管(h1,h2)での流量調整を行うこと
が必要になる。つまり、各1次側冷媒回路(A,B)の冷媒
流量の比率に対応して各中間熱交換器(a1,a2)の利用側
熱交換部(c1,c2)での冷媒流量を調整して運転効率の向
上を維持する必要がある。
ように、少なくとも一方の分岐管(h2)に流量調整電動弁
(n)を設けておき、この弁(n)の開度を調整することによ
って各利用側熱交換部(c1,c2)での冷媒流量を調整する
ことが挙げられる。
2)に電磁弁(m)や電動弁(n)を設けるものでは、部品点数
の増大を招き、運転状態に応じた弁の開度調整動作が必
要になってしまい、回路の実用性の向上を図ることがで
きない。
であり、複数の熱源と利用側回路とを備え、複数の中間
熱交換器によって熱源と利用側冷媒との間で熱搬送を行
う冷凍装置であって、各中間熱交換器での熱交換量を可
変として冷凍能力を変更するようにしたものに対し、部
品点数の増大を招くことなく、且つ特別な制御動作も必
要とすることなしに、この能力調整を可能とすることを
目的とする。
に、本発明は、熱交換が行われている側の中間熱交換器
での冷媒の流通に伴って発生する圧力損失よりも、熱交
換が行われていない側の中間熱交換器での液冷媒の位置
水頭を大きくすることにより、この熱交換が行われてい
ない側の中間熱交換器での液冷媒またはガス冷媒のバイ
パスを回避するようにした。
示すように、搬送手段(10)と、利用側熱交換器(13)と、
熱源(A,B)から冷熱を受ける中間熱交換手段(5A,5B)の受
熱流路(5b,5b)とが液配管(LL)及びガス配管(LG)によっ
て接続されて成る利用側冷媒回路(C)を備え、ガス配管
(LG)より中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)に流
入したガス冷媒を熱源(A,B)からの冷熱により凝縮させ
た後、その液冷媒を液配管(LL)を経て利用側熱交換器(1
3)に供給して該利用側熱交換器(13)に吸熱動作を行わせ
る冷凍装置を前提としている。上記中間熱交換手段(5A,
5B)の受熱流路(5b,5b)を、液配管(LL)及びガス配管(LG)
がそれぞれ分岐されて成る分岐管(LL-1〜LG-2)により互
いに並列に接続された複数の通路で成す。上記液配管(L
L)の各分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)の位置を、一
部の受熱流路(5b)が熱源(A)から冷熱を受け且つ他の受
熱流路(5b)が冷熱を受けていない状況で、上記一部の受
熱流路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因して下降する
他の受熱流路(5b)での冷媒液面よりも低い位置に設定し
た構成としている。
受熱流路(5b)において、ここに流入するガス冷媒が受熱
流路(5b)から液配管(LL)に流れ出るためには、冷熱を受
けている受熱流路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因し
て下降している冷媒液面が液配管(LL)にまで達している
必要がある。しかし、本発明では、この液配管(LL)の各
分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)の位置がこの冷媒液
面よりも低い位置に設定されているので、液配管(LL)に
ガス冷媒が流れ出ることはない。
(10)と、利用側熱交換器(13)と、熱源(A,B)から温熱を
受ける中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)とが液
配管(LL)及びガス配管(LG)によって接続されて成る利用
側冷媒回路(C)を備え、液配管(LL)より中間熱交換手段
(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)に流入した液冷媒を熱源(A,
B)からの温熱により蒸発させた後、そのガス冷媒をガス
配管(LG)を経て利用側熱交換器(13)に供給して該利用側
熱交換器(13)に放熱動作を行わせる冷凍装置を前提とす
る。上記中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)を、
液配管(LL)及びガス配管(LG)がそれぞれ分岐されて成る
分岐管(LL-1〜LG-2)により互いに並列に接続された複数
の通路で成す。また、上記ガス配管(LG)の各分岐管(LG-
1,LG-2)の分岐部(6C-A)の位置を、一部の受熱流路(5b)
が熱源(A)から温熱を受け且つ他の受熱流路(5b)が温熱
を受けていない状況で、上記一部の受熱流路(5b)を流れ
る冷媒の圧力損失に起因して上昇する他の受熱流路(5b)
での冷媒液面よりも高い位置に設定した構成としてい
る。
受熱流路(5b)において、ここに流入する液冷媒が受熱流
路(5b)からガス配管(LG)に流れ出るためには、温熱を受
けている受熱流路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因し
て上昇している冷媒液面がガス配管(LG)にまで達してい
る必要がある。しかし、本発明では、このガス管(LG)の
各分岐管(LG-1,LG-2)の分岐部(6C-A)の位置がこの冷媒
液面よりも高い位置に設定されているので、ガス配管(L
G)に液冷媒が流れ出ることはない。
及び2記載の発明に係る構成を兼ね備えたものである。
つまり、搬送手段(10)と、利用側熱交換器(13)と、熱源
(A,B)から冷熱または温熱を受ける中間熱交換手段(5A,5
B)の受熱部(5b,5b)とが液配管(LL)及びガス配管(LG)に
よって接続されて成る利用側冷媒回路(C)を備え、ガス
配管(LG)より中間熱交換手段(5A,5B)の受熱部(5b,5b)に
流入したガス冷媒を熱源(A,B)からの冷熱により凝縮さ
せた後、その液冷媒を液配管(LL)を経て利用側熱交換器
(13)に供給して該利用側熱交換器(13)に吸熱を行わせる
第1の冷媒循環動作と、液配管(LL)より中間熱交換手段
(5A,5B)の受熱部(5b,5b)に流入した液冷媒を熱源(A,B)
からの温熱により蒸発させた後、そのガス冷媒をガス配
管(LG)を経て利用側熱交換器(13)に供給して該利用側熱
交換器(13)に放熱を行わせる第2の冷媒循環動作とが切
り換え可能な冷凍装置を前提としている。上記中間熱交
換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)を、液配管(LL)及びガ
ス配管(LG)がそれぞれ分岐されて成る分岐管(LL-1〜LG-
2)により互いに並列に接続された複数の通路で成す。上
記液配管(LL)の各分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)の
位置を、上記第1の冷媒循環動作において一部の受熱流
路(5b)が熱源(A)から冷熱を受け且つ他の受熱流路(5b)
が冷熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流路(5b)
を流れる冷媒の圧力損失に起因して下降する他の受熱流
路(5b)での冷媒液面よりも低い位置に設定する。一方、
上記ガス配管(LG)の各分岐管(LG-1,LG-2)の分岐部(6C-
A)の位置を、上記第2の冷媒循環動作において一部の受
熱流路(5b)が熱源(A)から温熱を受け且つ他の受熱流路
(5b)が温熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流路
(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因して上昇する他の受
熱流路(5b)での冷媒液面よりも高い位置に設定した構成
としている。
載の発明に係る発明の作用と請求項2記載の発明に係る
発明の作用とが共に得られることになる。
は3記載の発明の具体構成を特定したものである。つま
り、液配管(LL)の分岐部(6C-B)を中間熱交換手段(5A,5
B)よりも下方に位置させ、液配管(LL)の分岐管(LL-1,LL
-2)に、中間熱交換手段(5A,5B)に対する接続位置から分
岐部(6C-B)に向かって下方に延びる下方延長部(LL-1b,L
L-2b)を備えさせた構成としている。
は3記載の発明の具体構成を特定したものである。つま
り、ガス配管(LG)の分岐部(6C-A)を中間熱交換手段(5A,
5B)よりも上方に位置させ、ガス配管(LG)の分岐管(LG-
1,LG-2)に、中間熱交換器(5A,5B)に対する接続位置から
分岐部(6C-A)に向かって上方に延びる上方延長部(LG-1
b,LG-2b)を備えさせた構成としている。
するといった比較的簡単な改良のみで、液配管(LL)にガ
ス冷媒が流れ出てしまったり、ガス配管(LG)に液冷媒が
流れ出てしまったりすることはなくなる。
冷媒回路(C)に熱を与える熱源(A,B)の構成を特定したも
のである。請求項6記載の発明は、上記請求項1〜3の
うち1つに記載の冷凍装置において、複数の受熱流路(5
b),(5b)のそれぞれに対応した複数の熱源(A,B)を個別に
配設し、各熱源(A,B)の動作を個別に調整することで、
一部の受熱流路(5b)に対してのみ熱の供給を可能にして
いる。
のうち1つに記載の冷凍装置において、熱源(A,B)を、
各受熱流路(5b),(5b)との間で熱交換可能な複数の熱供
給部(5a),(5a)を備え各熱供給部(5a),(5a)が互いに並列
に接続されて成る冷媒回路としている。
のうち1つに記載の冷凍装置において、熱源(A,B)を、
蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍回路としている。
のうち1つに記載の冷凍装置において、熱源(A,B)を、
吸収式冷凍サイクルを行う冷凍回路としている。
を具体化でき装置の実用化が図れる。つまり、請求項6
記載の発明では、各熱源(A,B)の動作を個別調整(例え
ば個別発停)することにより、また、請求項7記載の発
明では、熱供給部(5a),(5a)での冷媒流通量を調整する
ことにより利用側冷媒回路(C)へ与える熱量が調整され
ることになる。
用側冷媒回路(C)での冷媒循環駆動力を得る搬送手段の
構成を特定したものである。請求項10記載の発明は、
上記請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍装置におい
て、搬送手段を、液配管に設けられた機械式ポンプ(10)
としている。
実に得られることになる。
3のうち1つに記載の冷凍装置において、搬送手段を、
液配管(LL)に設けられ液冷媒を加熱することによって高
圧を生じさせる加圧手段(30A)及びガス冷媒を冷却する
ことによって低圧を生じさせる減圧手段(30B)の少なく
とも一方を備えさせて成し、この手段によって生じる圧
力と利用側冷媒回路(C) 内の圧力との差により冷媒の循
環駆動力を発生させるものとしている。
記載の冷凍装置において、加圧手段を、液冷媒を貯留可
能な容器(T) に接続し且つ冷媒を貯留した駆動源熱交換
器(30A)とし、該駆動源熱交換器(30A)内の液冷媒を加熱
し、該冷媒の蒸発に伴って上昇する圧力を容器(T) 内に
作用させて、該容器(T) から液冷媒を押し出すようにし
ている。
記載の冷凍装置において、減圧手段を、液冷媒を貯留可
能な容器(T) に接続し且つ冷媒を貯留した駆動源熱交換
器(30B)とし、該駆動源熱交換器(30B)内のガス冷媒を冷
却し、該ガス冷媒の凝縮に伴って下降する圧力を容器
(T) 内に作用させて、該容器(T) へ冷媒を吸引するよう
にしている。
手段を使用することなく、熱を利用することによって冷
媒の搬送駆動力を得ることができ、信頼性の高い冷媒搬
送動作が得られる。
に基づいて説明する。本形態は、本発明に係る冷凍装置
を空気調和装置の冷媒回路に適用した場合である。
1を用いて説明する。本形態の冷媒回路は、熱源として
第1及び第2の2つの1次側冷媒回路(A,B)と利用側冷
媒回路としての2次側冷媒回路(C)とを備えた2次冷媒
システムでなる。この1次側冷媒回路(A,B)と2次側冷
媒回路(C)との間で熱搬送を行うことにより、室内の冷
暖房を行うようになっている。
及び第2の1次側冷媒回路(A,B)は互いに同一の構成で
あって、圧縮機(1A),(1B)、四路切換弁(2A),(2B)、室外
熱交換器(3A),(3B)、1次側電動膨張弁(4A),(4B)及び後
述する第1及び第2の中間熱交換器(5A),(5B)の熱供給
部としての1次側冷媒流路(5a),(5a)が冷媒配管(6A),(6
B)によって接続されて成っている。
実線側の切り換え状態になると、室外熱交換器(3A),(3
B)が凝縮器となり、中間熱交換器(5A),(5B)の1次側冷
媒流路(5a),(5a)が蒸発器となる。逆に、四路切換弁(2
A),(2B)が図中破線側の切り換え状態になると、冷媒の
循環方向が切り換わり、中間熱交換器(5A),(5B)の1次
側冷媒流路(5a),(5a)が凝縮器となり、室外熱交換器(3
A),(3B)が蒸発器となる構成である。
してのポンプ(10)、四路切換弁(11)、各室内電動弁(12,
12)、室内ファン(F,F)が近接配置された利用側熱交換器
としての室内熱交換器(13,13)、中間熱交換器(5A),(5B)
の受熱流路としての2次側冷媒流路(5b),(5b)が冷媒配
管(6C)によって接続されている。室内熱交換器(13,13)
の上端部から中間熱交換器(5A),(5B)の上端部に亘る冷
媒配管はガス配管(LG)であり、室内熱交換器(13,13)の
下端部から中間熱交換器(5A),(5B)の下端部に亘る冷媒
配管は液配管(LL)である。
の切り換え状態になると、室内熱交換器(13,13)で冷媒
が蒸発して吸熱動作(室内の冷房)が行われ、中間熱交
換器(5A),(5B)の2次側冷媒流路(5b),(5b)で冷媒が凝縮
して放熱動作が行われる。逆に、四路切換弁(11)が図中
破線側の切り換え状態になると、冷媒の循環方向が切り
換わり、中間熱交換器(5A),(5B)の2次側冷媒流路(5b),
(5b)で冷媒が蒸発して吸熱動作が行われ、室内熱交換器
(13,13)で冷媒が凝縮して吸熱動作(室内の暖房)が行
われる構成である。
列に接続されている。つまり、2次側冷媒回路(C)のガ
ス配管(LG)及び液配管(LL)はそれぞれ分岐部(6C-A,6C-
B)において分岐されており、ガス配管(LG)の各分岐管(L
G-1,LG-2)が2次側冷媒流路(5b),(5b)の上側(ガス側)
に、液配管(LL)の各分岐管(LL-1,LL-2)が2次側冷媒流
路(5b),(5b)の下側(液側)にそれぞれ接続されてい
る。
A),(5B)では、1次側冷媒流路(5a)及び2次側冷媒流路
(5b)の間で熱交換が可能となっている。即ち、第1の1
次側冷媒回路(A)を循環する冷媒と第1中間熱交換器(5
A)の2次側冷媒流路(5b)を流通する冷媒との間で熱交換
が行われ、また、第2の1次側冷媒回路(B)を循環する
冷媒と第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)を流
通する冷媒との間で熱交換が行われる構成である。つま
り、本冷媒回路は、2次側冷媒回路(C)において互いに
並列に接続された第1及び第2の中間熱交換器(5A,5B)
を介して、複数の1次側冷媒回路(A,B)と2次側冷媒回
路(C)とが熱搬送可能に接続されて成るいわゆる2次冷
媒システムにより構成されている。
られている圧縮機(1A,1B)のうち第1の1次側冷媒回路
(A)の圧縮機(1A)はインバータ制御により容量可変に構
成されている。一方、第2の1次側冷媒回路(B)の圧縮
機(1B)は容量一定のものである。
ある。図2に示すように、本形態における各中間熱交換
器(5A,5B)はプレート式熱交換器であって、積層された
複数枚のプレート同士の間に各冷媒流路(5a,5b)が形成
されており、互いに隣り合う冷媒流路(5a,5b)の一方が
1次側冷媒流路(5a)であり、他方が2次側冷媒流路(5b)
となるように構成されている。つまり、各冷媒流路(5
a),(5b)を流れる冷媒同士が1枚のプレートを介して熱
交換を行う構成である。
上端右隅角部及び下端右隅角部には1次側冷媒回路(A,
B)の冷媒配管(6A,6B)が接続されており、この冷媒配管
(6A,6B)が中間熱交換器(5A,5B)の1次側冷媒流路(5a,5
a)に連通している。
部及び下端左隅角部には2次側冷媒回路(C)の各分岐管
(LL-1〜LG-2)が接続している。具体的には、上端左隅角
部にはガス配管(LG)の各分岐管(LG-1,LG-2)が、下端左
隅角部には液配管(LL)の各分岐管(LL-1,LL-2)がそれぞ
れ接続している。各ガス側分岐管(LG-1,LG-2)同士は、
中間熱交換器(5A,5B)の上側に位置する分岐部(6C-A)で
接続している。一方、各液側分岐管(LL-1,LL-2)同士
は、中間熱交換器(5A,5B)の下側に位置する分岐部(6C-
B)で接続している。以下、これら分岐管(LL-1〜LG-2)の
配設状態、特に接続位置について詳述する。
器(5A,5B)の上端左隅角部への接続部から一旦水平方向
(紙面手前側)に延びる第1水平部(LG-1a,LG-2a)を経
て上方へ折れ曲がり、この上方延長部(LG-1b,LG-2b)を
経た後、相手側の分岐管(LG-2,LG-1)に向かって水平方
向に延びる第2水平部(LG-1c,LG-2c)により互いに接続
される。
交換器(5A,5B)の下端左隅角部への接続部から一旦水平
方向(紙面手前側)に延びる第1水平部(LL-1a,LL-2a)
を経て下方へ折れ曲がり、この下方延長部(LL-1b,LL-2
b)を経た後、相手側の分岐管(LL-2,LL-1)に向かって水
平方向に延びる第2水平部(LL-1c,LL-2c)により互いに
接続される。
下方延長部(LL-1b,LL-2b)の高さ寸法(H1),(H2)について
説明する。
法(H1)は以下のように設定されている。つまり、今、例
えば第1の1次側冷媒回路(A)のみが駆動していて、各
中間熱交換器(5A,5B)のうち第1中間熱交換器(5A)では
熱交換動作が行われて冷媒が流通している一方、第2中
間熱交換器(5B)では熱交換動作が行われていない状態を
考える。この際、各中間熱交換器(5A,5B)の2次側冷媒
流路(5b,5b)のうち第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒
流路(5b)においてのみ冷媒の流通に伴う圧力損失が発生
している。そして、冷媒循環動作として液配管(LL)から
中間熱交換器(5A)に液冷媒が流入し、この冷媒が蒸発し
てガス配管(LG)に流出する場合(室内の暖房運転の場
合)、上記圧力損失により、第1中間熱交換器(5A)の2
次側冷媒流路(5b)では冷媒液面が下降し、圧力損失の生
じていない第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)
では冷媒液面が上昇することになる(図2の破線参
照)。この液面の差は上記圧力損失に応じて変化する。
また、圧力損失は冷媒流速が高いほど大きくなる。つま
り、冷媒流速が高いほど第2中間熱交換器(5B)の2次側
冷媒流路(5b)における冷媒液面は上昇する。そして、上
方延長部(LG-2b)の上端位置(分岐部(6C-A)の高さ位
置)は、この冷媒流速が最大である場合の第2中間熱交
換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)での冷媒液面よりも高い
位置に設定されている。つまり、冷媒流速が最大になっ
たとしても第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)
の冷媒液面が分岐部(6C-A)に達しない位置に設定されて
いる。
場合に、上昇液面の高さが第2中間熱交換器(5B)の2次
側冷媒流路(5b)での上側開口まで達する場合、熱交換を
行っている第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒通路(5b)
の圧力損失をΔPVeとし、仮に上方延長部(LG-2b)に液冷
媒が満たされた場合の該上方延長部(LG-2b)の位置水頭
をΔPh1とすると、 ΔPh1>ΔPVe …(1) の関係が成り立つように上方延長部(LG-1b,LG-2b)の高
さ寸法(H1)を設定している。
法(H2)は以下のように設定されている。つまり、上記と
同様に、例えば第1の1次側冷媒回路(A)のみが駆動し
ていて、各中間熱交換器(5A,5B)のうち第1中間熱交換
器(5A)では熱交換動作が行われて冷媒が流通している一
方、第2中間熱交換器(5B)では熱交換動作が行われてい
ない状態を考える。この際にも、各中間熱交換器(5A,5
B)の2次側冷媒流路(5b,5b)のうち第1中間熱交換器(5
A)の2次側冷媒流路(5b)においてのみ冷媒の流通に伴う
圧力損失が発生している。そして、冷媒循環動作として
ガス配管(LG)から中間熱交換器(5A)にガス冷媒が流入
し、この冷媒が凝縮して液配管(LL)に流出する場合(室
内の冷房運転の場合)、上記圧力損失により、第1中間
熱交換器(5A)の2次側冷媒流路(5b)では冷媒液面が上昇
し、圧力損失の生じていない第2中間熱交換器(5B)の2
次側冷媒流路(5b)では冷媒液面が下降することになる
(図2の一点鎖線参照)。この液面の差も上記圧力損失
に応じて変化する。また、圧力損失は冷媒流速が高いほ
ど大きくなる。つまり、冷媒流速が高いほど第2中間熱
交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)における冷媒液面は下
降する。そして、下方延長部(LL-2b)の下端位置(分岐
部(6C-B)の高さ位置)は、この冷媒流速が最大である場
合の第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)での冷
媒液面よりも低い位置に設定されている。つまり、冷媒
流速が最大になったとしても第2中間熱交換器(5B)の2
次側冷媒流路(5b)の冷媒液面が分岐部(6C-B)に達しない
位置に設定されている。
場合に、下降液面の高さが第2中間熱交換器(5B)の2次
側冷媒流路(5b)での下側開口まで達する場合、熱交換を
行っている中間熱交換器(5A)の2次側冷媒通路(5b)の圧
力損失をΔPVcとし、仮に下方延長部(LL-2b)に液冷媒が
満たされた場合の該下方延長部(LL-2b)の位置水頭をΔP
h2とすると、 ΔPh2>ΔPVc …(2) の関係が成り立つように下方延長部(LL-1b,LL-2b)の高
さ寸法(H2)を設定している。
のみが駆動している場合について考えたが、第2の1次
側冷媒回路(B)のみが駆動している場合でも同様であ
る。また、一方の1次側冷媒回路の能力を低下させて中
間熱交換器での熱交換量を変化させる際も同様の現象に
なる。
室内の冷房運転時、各1次側冷媒回路(A,B)では、四路
切換弁(2A,2B)が図中実線側の切り換え状態となると共
に、各圧縮機(1A,1B)が駆動する。一方、2次側冷媒回
路(C)では、四路切換弁(11)が図中実線側の切り換え状
態となると共にポンプ(10)が駆動する。これにより各回
路(A,B,C)での冷媒循環が行われる。
の矢印で示すように、圧縮機(1A,1B)から吐出した冷媒
が室外熱交換器(3A,3B)で凝縮し、1次側電動膨張弁(4
A,4B)で減圧した後、中間熱交換器(5A,5B)の1次側冷媒
流路(5a,5a)において2次側冷媒回路(C)を循環する冷媒
との間で熱交換を行って蒸発し、圧縮機(1A,1B)に吸入
されるといった冷媒循環動作を繰り返す。
線の矢印で示すように、中間熱交換器(5A,5B)の2次側
冷媒流路(5b,5b)において1次側冷媒回路(A,B)を循環す
る冷媒との間で熱交換を行って凝縮した冷媒がポンプ(1
0)及び室内電動弁(12,12)を経て室内熱交換器(13,13)に
流入し、該室内熱交換器(13,13)において室内空気との
間で熱交換を行って蒸発する。これにより室内空気を冷
却する。その後、この冷媒は各ガス側の分岐管(LG-1,LG
-2)を経て中間熱交換器(5A,5B)の2次側冷媒流路(5b,5
b)に戻る。このような冷媒循環動作が2次側冷媒回路
(C)において行われる。
作において、冷房負荷の変化によって冷房能力を低下さ
せる際には、例えば、第2の1次側冷媒回路(B)の圧縮
機(1B)を停止させる。これにより、第2中間熱交換器(5
B)では熱交換が行われなくなり、第1中間熱交換器(5A)
のみの熱交換によって2次側冷媒回路(C)に冷熱が与え
られることになる。
5B)の2次側冷媒流路(5b,5b)のうち第1中間熱交換器(5
A)の2次側冷媒流路(5b)のみに冷媒が流れる。つまり、
この第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒流路(5b)のみに
おいて冷媒に圧力損失が生じる。このため、図2に一点
鎖線で示すように、第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒
流路(5b)では冷媒液面が上昇し、一方、第2中間熱交換
器(5B)の2次側冷媒流路(5b)では冷媒液面が下降する。
この状態で互いに液面がバランスすることになる。そし
て、第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)では、
分岐管(LL-2)に下方延長部(LL-2b)があり、この部分に
液冷媒が存在することで、ガス冷媒が該2次側冷媒流路
(5b)を流れてポンプ(10)に戻るといったことはなくな
る。従って、分岐管(LG-2)に電磁弁や電動弁を設けるこ
となしに、熱交換を行っていない中間熱交換器(5B)での
冷媒の流通を阻止することができ、2次側冷媒回路(C)
で循環する冷媒の全てを第2中間熱交換器(5B)において
熱交換させることができる。
る。この場合、各1次側冷媒回路(A,B)では各四路切換
弁(2A,2B)が図中破線側の切り換え状態となる。これに
より、各1次側冷媒回路(A,B)では、上述とは反対方向
に冷媒が循環する。つまり、この1次側冷媒回路(A,B)
を循環する冷媒は、中間熱交換器(5A,5B)の1次側冷媒
流路(5a,5a)において、2次側冷媒回路(C)を循環する冷
媒との間で熱交換を行って凝縮し、室外熱交換器(5A,5
B)で蒸発することになる。
弁(11)が図中破線の切り換え状態となる。これにより、
中間熱交換器(5A,5B)の2次側冷媒流路(5b,5b)を流れる
液冷媒が1次側冷媒回路(A,B)を循環する冷媒との間で
熱交換を行って加熱されて蒸発し、室内熱交換器(13,1
3)において室内空気との間で熱交換を行って凝縮する。
これにより室内空気を加熱する。その後、この冷媒は液
配管(LL)及びポンプ(10)を経て、再び中間熱交換器(5A,
5B)の2次側冷媒流路(5b,5b)に戻る。
化によって暖房能力を低下させる際には、第2の1次側
冷媒回路(B)の圧縮機(1B)を停止させる。これにより、
第2中間熱交換器(5B)では熱交換が行われなくなり、第
1中間熱交換器(5A)のみの熱交換によって2次側冷媒回
路(C)に温熱が与えられることになる。
5B)の2次側冷媒流路(5b,5b)のうち第1中間熱交換器(5
A)の2次側冷媒流路(5b)のみに冷媒が流れる。つまり、
この第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒流路(5b)のみに
おいて冷媒に圧力損失が生じる。このため、図2に破線
で示すように、第1中間熱交換器(5A)の2次側冷媒流路
(5b)では冷媒液面が下降し、一方、第2中間熱交換器(5
B)の2次側冷媒流路(5b)では冷媒液面が上昇する。この
状態で互いに液面がバランスすることになる。そして、
第2中間熱交換器(5B)の2次側冷媒流路(5b)では、分岐
管(LG-2)に上方延長部(LG-2b)があるために、液冷媒が
該2次側冷媒流路(5b)を流れてガス配管(LG)に流出する
といったことはなくなる。従って、分岐管(LG-2)に電磁
弁や電動弁を設けることなしに、熱交換を行っていない
中間熱交換器(5B)での冷媒の流通を阻止することがで
き、2次側冷媒回路(C)で循環する冷媒の全てを第2中
間熱交換器(5B)において熱交換させることができる。
及び暖房運転共に、熱交換動作を行っていない中間熱交
換器(5B)の利用側熱交換部(5b)に冷媒が流れてしまって
冷凍能力が必要以上に低下するといった状況の発生を回
避することができる。また、冷房運転時に、ガス冷媒が
第2中間熱交換器(5B)を通過してガス相のままポンプ(1
0)に吸入されてしまうといった不具合も回避できる。つ
まり、分岐管(LG-2)に電磁弁や電動弁を設ける場合に
は、回路全体としての部品点数の増大を招き、且つ運転
状態に応じた弁の開度調整動作が必要になってしまう
が、本形態の構成によれば、この弁を設けることなし
に、弁を設けた場合と同様の効果を奏することができ
る。
めの搬送手段を改良した実施形態について説明する。上
述した実施形態では、ポンプ(10)により循環駆動力を得
るようにしたが、以下の実施形態は、液冷媒の加熱やガ
ス冷媒の冷却による相変化に伴う圧力変化を利用して搬
送駆動力を得るようにしたものである。
4を用いて説明する。本図4に示すように、液ライン(L
L)に、液冷媒を貯留した容器としてのタンク(T)を接続
し、このタンク(T)に配管(25)を介して駆動用熱交換器
(30)を接続する。この駆動用熱交換器(30)には液冷媒が
貯留されている。また、この駆動用熱交換器(30)は図示
しない熱源により加熱或いは冷却されるようになってい
る。この状態で、駆動用熱交換器(30)を加熱すると、内
部の冷媒が蒸発し熱交換器(30)内の圧力が上昇してこの
圧力がタンク(T)内の冷媒の液面に作用する。これによ
って、液面が押し下げられ、タンク(T)内の液冷媒は液
ライン(LL)に押し出されることになる。逆に、駆動用熱
交換器(30)を冷却すると、該熱交換器(30)の冷媒が凝縮
しその内部圧力が下降してこの圧力がタンク(T)内に作
用する。これによって、回路内の液冷媒がタンク(T)内
に回収されることになる。このような動作を交互に繰り
返すことにより、回路での冷媒の循環を行うことができ
る。また、本形態の場合、2次側冷媒回路(B)での冷媒
の循環方向を一方向に設定するために、液ライン(LL)に
は逆止弁(CV,CV)が設けられている。
いて説明する。本形態は、図5に示すように、加圧手段
としての加圧専用の駆動用熱交換器(30A)及び減圧手段
としての減圧専用の駆動用熱交換器(30B)を備え、これ
らを配管(25)及び電磁弁(SV-1,SV-2)により、タンク(T)
に対する接続状態を切り換え可能に構成したものであ
る。つまり、タンク(T)から液冷媒を押し出す際には加
圧専用の駆動用熱交換器(30A)をタンク(T)に連通させ、
逆に、タンク(T)へ液冷媒を回収する際には減圧専用の
駆動用熱交換器(30B)をタンク(T)に連通させるように各
電磁弁(SV-1,SV-2)を切り換える。これにより、弁の切
り換え動作のみで冷媒の循環動作を得ることができる。
いて説明する。本形態は、図6に示すように、複数のタ
ンク(T1,T2)を備えさせて、一方のタンク(T1)からは冷
媒の押し出しを、他方のタンク(T2)では冷媒の回収を行
うようにし、これを交互に繰り返すことで、連続的な冷
媒の循環を可能にするものである。つまり、液ライン(L
L)の一部を分岐し、この各分岐管(LL-1,LL-2)にそれぞ
れ個別に各タンク(T1,T2)を接続する。各タンク(T1,T2)
には、第3実施形態の場合と同様に、加圧専用の駆動用
熱交換器(30A)と減圧専用の駆動用熱交換器(30B)とが電
磁弁(SV-1〜SV-4)により選択的に切り換え可能となって
いる。
専用の駆動用熱交換器(30A)に接続し、他方のタンク(T
2)を減圧専用の駆動用熱交換器(30B)に接続すること
で、一方のタンク(T1)から押し出された冷媒は、2次側
冷媒回路(B)を循環した後、他方のタンク(T2)に回収さ
れることになる。この状態を所定時間継続した後、電磁
弁(SV-1〜SV-4)を切り換えて、他方のタンク(T2)を加圧
専用の駆動用熱交換器(30A)に接続し、一方のタンク(T
1)を減圧専用の駆動用熱交換器(30B)に接続する。これ
により、冷媒を押し出すタンクと回収するタンクとが切
り換えられることになる。このような動作を繰り返して
行うことにより、2次側回路(B)での連続的な冷媒の循
環が可能になり、室内の連続冷房が行える。
調和装置に適用した場合について説明したが、これに限
らず、その他の冷凍装置に対しても適用可能である。
閉回路を備えたものに限らず、各2次側冷媒流路(5b),
(5b)との間で熱交換可能な複数の1次側冷媒流路(5a),
(5a)を備え、この各1次側冷媒流路(5a),(5a)が互いに
並列に接続されて成る冷媒回路により構成するようにし
てもよい。
蒸気圧縮式冷凍サイクルを行うものとしたが、吸収式冷
凍サイクルを行うものなどを適用してもよい。
ような効果が発揮される。請求項1記載の発明では、複
数の熱源(A,B)と利用側冷媒回路(C)とを備え、複数の中
間熱交換器(5A,5B)によって熱源(A,B)と利用側冷媒回路
(C)との間で熱搬送を行うと共に、熱源(A,B)から利用側
冷媒回路(C)への冷熱供給量を調整することによって冷
凍能力を調整するようにした冷凍装置に対し、利用側冷
媒回路(C)の液配管(LL)において中間熱交換器(5A,5B)に
繋がる各分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)の位置を、
一部の中間熱交換器(5A)の受熱流路(5b)が熱源(A)から
冷熱を受け且つ他の中間熱交換器(5B)の受熱流路(5b)が
冷熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流路(5b)を
流れる冷媒の圧力損失に起因して下降する他の受熱流路
(5b)での冷媒液面よりも低い位置に設定した。これによ
り、冷熱を受けている受熱流路(5b)での圧力損失よりも
冷熱を受けていない受熱流路(5b)での圧力水頭が大きく
なって、液配管(LL)にガス冷媒が流れ出ることはない。
このため、熱交換動作を行っていない受熱流路(5b)に冷
媒が流れてしまって冷凍能力が必要以上に低下するとい
った状況の発生を回避することができる。また、搬送手
段としてポンプ(10)を使用した場合、ガス冷媒が熱交換
動作を行っていない受熱流路(5b)を経てガス相のままポ
ンプ(10)に吸入されてしまうといった不具合も回避でき
る。
利用側冷媒回路(C)への温熱供給量を調整することによ
って冷凍能力を調整するようにした冷凍装置に対し、利
用側冷媒回路(C)のガス配管(LG)において中間熱交換器
(5A,5B)に繋がる各分岐管(LG-1,LG-2)の分岐部(6C-A)の
位置を、一部の中間熱交換器(5A)の受熱流路(5b)が熱源
(A)から温熱を受け且つ他の中間熱交換器(5B)の受熱流
路(5b)が温熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流
路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因して上昇する他の
受熱流路(5b)での冷媒液面よりも高い位置に設定した。
これにより、温熱を受けている受熱流路(5b)での圧力損
失よりも温熱を受けていない受熱流路(5b)での圧力水頭
が大きくなって、ガス配管(LG)に液冷媒が流れ出ること
はない。この場合にも、熱交換動作を行っていない受熱
流路(5b)に冷媒が流れてしまって冷凍能力が必要以上に
低下するといった状況の発生を回避することができる。
1及び2記載の発明に係る構成を兼ね備えさせている。
これにより、利用側熱交換器(13)の吸熱動作時及び放熱
動作時共に、熱交換動作を行っていない受熱流路(5b)に
冷媒が流れてしまって冷凍能力が必要以上に低下すると
いった状況の発生を回避することができる。
換手段(5A,5B)に接続する各分岐管(LL-1,LL-2),(LG-1,L
G-2)の形状を改良することによって上記請求項1〜3に
記載の発明に係る効果を得ることができ、比較的簡単な
構成で、上記各効果を得ることができる。
路(5b),(5b)に対して熱を与える熱源(A,B)の構成を具体
化している。また、請求項8記載の発明では、熱源(A,
B)を蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍回路とし、請求
項9記載の発明では、熱源(A,B)を吸収式冷凍サイクル
を行う冷凍回路としている。これら発明により、装置の
実用性の向上を図ることができる。
路(C)での冷媒循環駆動力を得る搬送手段を、液配管に
設けられた機械式ポンプ(10)としている。このため、冷
媒循環駆動力が確実に得られることになり装置の信頼性
の向上が図れる。
却により高圧または低圧を発生させ、これによって利用
側冷媒回路(C)での冷媒の循環駆動力を得るようにし
た。また、請求項12記載の発明は、液冷媒を貯留可能
な容器(T)に接続した駆動源熱交換器(30A)内の液冷媒を
加熱して容器(T)内に高圧を作用させるようにした。逆
に、請求項13記載の発明は、液冷媒を貯留可能な容器
(T)に接続した駆動源熱交換器(30B)内のガス冷媒を冷却
して容器(T) 内に低圧を作用させるようにした。これら
構成により、ポンプ等の機械的な手段を使用することな
く、熱を利用することによって冷媒の搬送駆動力を得る
ことができ、信頼性の高い冷媒搬送動作が得られ利用側
冷媒回路(C)での冷媒循環動作を円滑に行うことができ
る。
である。
態を示す斜視図である。
図である。
る。
る。
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 搬送手段(10)と、利用側熱交換器(13)
と、熱源(A,B)から冷熱を受ける中間熱交換手段(5A,5B)
の受熱流路(5b,5b)とが液配管(LL)及びガス配管(LG)に
よって接続されて成る利用側冷媒回路(C)を備え、ガス
配管(LG)より中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)
に流入したガス冷媒を熱源(A,B)からの冷熱により凝縮
させた後、その液冷媒を液配管(LL)を経て利用側熱交換
器(13)に供給して該利用側熱交換器(13)に吸熱動作を行
わせる冷凍装置において、 上記中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)は、液配
管(LL)及びガス配管(LG)がそれぞれ分岐されて成る分岐
管(LL-1〜LG-2)により互いに並列に接続された複数の通
路で成り、 上記液配管(LL)の各分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)
の位置は、一部の受熱流路(5b)が熱源(A)から冷熱を受
け且つ他の受熱流路(5b)が冷熱を受けていない状況で、
上記一部の受熱流路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因
して下降する他の受熱流路(5b)での冷媒液面よりも低い
位置に設定されていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 搬送手段(10)と、利用側熱交換器(13)
と、熱源(A,B)から温熱を受ける中間熱交換手段(5A,5B)
の受熱流路(5b,5b)とが液配管(LL)及びガス配管(LG)に
よって接続されて成る利用側冷媒回路(C)を備え、液配
管(LL)より中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)に
流入した液冷媒を熱源(A,B)からの温熱により蒸発させ
た後、そのガス冷媒をガス配管(LG)を経て利用側熱交換
器(13)に供給して該利用側熱交換器(13)に放熱動作を行
わせる冷凍装置において、 上記中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)は、液配
管(LL)及びガス配管(LG)がそれぞれ分岐されて成る分岐
管(LL-1〜LG-2)により互いに並列に接続された複数の通
路で成り、 上記ガス配管(LG)の各分岐管(LG-1,LG-2)の分岐部(6C-
A)の位置は、一部の受熱流路(5b)が熱源(A)から温熱を
受け且つ他の受熱流路(5b)が温熱を受けていない状況
で、上記一部の受熱流路(5b)を流れる冷媒の圧力損失に
起因して上昇する他の受熱流路(5b)での冷媒液面よりも
高い位置に設定されていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項3】 搬送手段(10)と、利用側熱交換器(13)
と、熱源(A,B)から冷熱または温熱を受ける中間熱交換
手段(5A,5B)の受熱部(5b,5b)とが液配管(LL)及びガス配
管(LG)によって接続されて成る利用側冷媒回路(C)を備
え、ガス配管(LG)より中間熱交換手段(5A,5B)の受熱部
(5b,5b)に流入したガス冷媒を熱源(A,B)からの冷熱によ
り凝縮させた後、その液冷媒を液配管(LL)を経て利用側
熱交換器(13)に供給して該利用側熱交換器(13)に吸熱を
行わせる第1の冷媒循環動作と、液配管(LL)より中間熱
交換手段(5A,5B)の受熱部(5b,5b)に流入した液冷媒を熱
源(A,B)からの温熱により蒸発させた後、そのガス冷媒
をガス配管(LG)を経て利用側熱交換器(13)に供給して該
利用側熱交換器(13)に放熱を行わせる第2の冷媒循環動
作とが切り換え可能な冷凍装置において、 上記中間熱交換手段(5A,5B)の受熱流路(5b,5b)は、液配
管(LL)及びガス配管(LG)がそれぞれ分岐されて成る分岐
管(LL-1〜LG-2)により互いに並列に接続された複数の通
路で成り、 上記液配管(LL)の各分岐管(LL-1,LL-2)の分岐部(6C-B)
の位置は、上記第1の冷媒循環動作において一部の受熱
流路(5b)が熱源(A)から冷熱を受け且つ他の受熱流路(5
b)が冷熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流路(5
b)を流れる冷媒の圧力損失に起因して下降する他の受熱
流路(5b)での冷媒液面よりも低い位置に設定されている
一方、 上記ガス配管(LG)の各分岐管(LG-1,LG-2)の分岐部(6C-
A)の位置は、上記第2の冷媒循環動作において一部の受
熱流路(5b)が熱源(A)から温熱を受け且つ他の受熱流路
(5b)が温熱を受けていない状況で、上記一部の受熱流路
(5b)を流れる冷媒の圧力損失に起因して上昇する他の受
熱流路(5b)での冷媒液面よりも高い位置に設定されてい
ることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項4】 請求項1または3記載の冷凍装置におい
て、 液配管(LL)の分岐部(6C-B)は中間熱交換手段(5A,5B)よ
りも下方に位置しており、液配管(LL)の分岐管(LL-1,LL
-2)は、中間熱交換手段(5A,5B)に対する接続位置から分
岐部(6C-B)に向かって下方に延びる下方延長部(LL-1b,L
L-2b)を備えていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項5】 請求項2または3記載の冷凍装置におい
て、 ガス配管(LG)の分岐部(6C-A)は中間熱交換手段(5A,5B)
よりも上方に位置しており、ガス配管(LG)の分岐管(LG-
1,LG-2)は、中間熱交換器(5A,5B)に対する接続位置から
分岐部(6C-A)に向かって上方に延びる上方延長部(LG-1
b,LG-2b)を備えていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項6】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍装
置において、 複数の受熱流路(5b),(5b)のそれぞれに対応した複数の
熱源(A,B)が個別に配設されており、 各熱源(A,B)の動作を個別に調整することで、一部の受
熱流路(5b)に対してのみ熱の供給が可能になっているこ
とを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項7】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍装
置において、 熱源(A,B)は、各受熱流路(5b),(5b)との間で熱交換可能
な複数の熱供給部(5a),(5a)を備え、各熱供給部(5a),(5
a)が互いに並列に接続されて成る冷媒回路であることを
特徴とする冷凍装置。 - 【請求項8】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍装
置において、 熱源(A,B)は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍回路
で成ることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項9】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍装
置において、 熱源(A,B)は、吸収式冷凍サイクルを行う冷凍回路で成
ることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項10】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍
装置において、 搬送手段は、液配管に設けられた機械式ポンプ(10)であ
ることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項11】 請求項1〜3のうち1つに記載の冷凍
装置において、 搬送手段は、液配管(LL)に設けられ、液冷媒を加熱する
ことによって高圧を生じさせる加圧手段(30A)及びガス
冷媒を冷却することによって低圧を生じさせる減圧手段
(30B)の少なくとも一方を備えて成り、この手段によっ
て生じる圧力と利用側冷媒回路(C) 内の圧力との差によ
り冷媒の循環駆動力を発生させるものであることを特徴
とする冷凍装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の冷凍装置において、 加圧手段は、液冷媒を貯留可能な容器(T) に接続し且つ
冷媒を貯留した駆動源熱交換器(30A)であって、該駆動
源熱交換器(30A)内の液冷媒を加熱し、該冷媒の蒸発に
伴って上昇する圧力を容器(T) 内に作用させて、該容器
(T) から液冷媒を押し出すことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項13】 請求項11記載の冷凍装置において、 減圧手段は、液冷媒を貯留可能な容器(T) に接続し且つ
冷媒を貯留した駆動源熱交換器(30B)であって、該駆動
源熱交換器(30B)内のガス冷媒を冷却し、該ガス冷媒の
凝縮に伴って下降する圧力を容器(T) 内に作用させて、
該容器(T) へ冷媒を吸引することを特徴とする冷凍装
置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26122797A JP3427695B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26122797A JP3427695B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 冷凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1194301A JPH1194301A (ja) | 1999-04-09 |
| JP3427695B2 true JP3427695B2 (ja) | 2003-07-22 |
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ID=17358916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP26122797A Expired - Fee Related JP3427695B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 冷凍装置 |
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| JP (1) | JP3427695B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007187353A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Hitachi Ltd | 冷凍装置 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26122797A patent/JP3427695B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH1194301A (ja) | 1999-04-09 |
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