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JP3428093B2 - 芯ぶれ測定装置 - Google Patents
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JP3428093B2 - 芯ぶれ測定装置 - Google Patents

芯ぶれ測定装置

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JP3428093B2
JP3428093B2 JP27193793A JP27193793A JP3428093B2 JP 3428093 B2 JP3428093 B2 JP 3428093B2 JP 27193793 A JP27193793 A JP 27193793A JP 27193793 A JP27193793 A JP 27193793A JP 3428093 B2 JP3428093 B2 JP 3428093B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、各種電子機器に使用
されるVプーリなどの回転体の芯ぶれを測定する芯ぶれ
測定装置に係わり、特に芯ぶれと金型衝合誤差によって
発生する段差とを正確に測定できるようにしたものであ
る。 【0002】 【従来の技術】テープレコーダの回転伝達系などに使用
されている円周面にV字溝が形成されたVプーリなどは
一般に射出成形品が使用される場合が多い。射出成形に
よってVプーリを形成する場合、一対の金型を使用して
成形されるものであるから、金型の衝合状態に僅かの狂
いが生じると成形品の芯ぶれや面ぶれが発生する。 【0003】芯ぶれは成形されたVプーリの中心(軸
芯)が設計値から外れているときに発生するもので、芯
ぶれなどが許容範囲(通常±10μm程度の範囲)にな
いときは不良品となる。良品として製造するためには芯
ぶれが許容範囲内に入るように金型を補正(微調整)し
なければならない。このような金型調整に先だって行な
われるのが芯ぶれ測定である。 【0004】図9は従来の芯ぶれ測定装置10の一例を
示す。12は測定用基台であり、これの上面には測定台
14が載置され、測定台14の上面にはシャフト挿入孔
17が穿設されたシャフト取り付け台16が固定されて
いる。 【0005】一方、20は被測定用回転体であって、こ
の例ではその外周面にV字状の溝21が形成されたVプ
ーリを例示する。芯ぶれを測定するときにはVプーリ2
0にシャフト22を貫通させ、このシャフト22を図の
ようにシャフト取り付け台16に嵌挿固定する。 【0006】この状態でV字溝21の底部pに検出子2
4の先端部25を軽く当接させ(図10参照)、当接さ
せた状態でVプーリ20を回転させる。検出子24とし
ては電気マイクロメータ用プローブなどが使用される。 【0007】Vプーリ20に芯ぶれがあると、図10に
示すように軸心q−q′からの半径RがVプーリ20の
回転位置によって矢印aのように変動するから、この微
小変位分が検出子24によって検出される。検出子24
で検出された検出データ(測定データ)を基にその良否
が判定される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】算出された測定データ
を横軸を円周方向の角度として表すと図11のようにな
り、回転角度を展開しないでそのまま表すと図12のよ
うになる。図11あるいは図12を参照して金型衝合に
よって発生する段差や芯ぶれの各補正量を勘と経験則に
よって求め、その補正量に基づいて金型(具体的にはス
ライドコア)の衝合位置や、Vプーリ20の軸孔を形成
するためのコアピン(図示はしない)の植立位置を補正
している。コアピンの植立位置を補正(修正)するには
入れ子(図示はしない)を作り直せばよい。 【0009】そのため、段差や芯ぶれの補正量は図11
あるいは図12のグラフから求めるだけであるから、段
差を含む芯ぶれを正確に補正することが困難となり、数
回の補正を行なって始めて所期の通りの補正が可能にな
る。そのため、補正精度が悪く、補正時間もかかる欠点
がある。 【0010】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、高い補正精度と補正時間の短
縮を図れる芯ぶれ測定装置を提案するものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、金型によって成形された被測
定用回転体の芯ぶれ測定装置において、上記被測定用回
転体に当接し、上記被測定用回転体の回転位置による変
動を検出する検出手段と、上記被測定用回転体の円周方
向に対し、m個の測定ポイントを設定し、上記検出手段
で得た各測定ポイントでの測定データのうち近接する
測定ポイント間で測定データの差が大きい測定データ位
置を抽出して、段差のある位置を求めることで衝合端面
を検出し、この衝合端面の段差の大きさから金型の衝合
位置における段差補正量を求めると共に、記m個の測
定データのうち上記衝合端面を基準軸としてこれよりn
°ごとの測定データから((360°/n°)+2)角
形の重心を算出し、算出された重心を基準にして芯ぶれ
補正量を求める計算手段と、上記計算した結果を表示す
る表示手段とを有することを特徴とするものである。 【0012】 【作用】図1に示す処理プログラムが起動されると、V
プーリ20の円周上のまず仮の基準点Sから円周を一周
したトータルmポイント(m=360)までの測定デー
タが求められ、これらmポイントの測定データから近接
する測定データのうち差の大きい測定データを抽出して
段差を求め、これより段差補正量が算出される(ステッ
プ81,82)。 【0013】段差の位置が決定されると、決定された段
差の位置を基準軸として設定し、新たな基準点tからn
°(n=30)ごとの測定データが抽出されて、((3
60°/n°)+2)角形の重心Gが算出される(ステ
ップ83〜85)。30°ごとに測定データを抽出する
ときは全体で12角形の重心G(xG,yG)を求めるこ
とになる。 【0014】金型成形は通常偏芯している場合が多いの
で、算出された重心Gの位置に対してさらに±Δx、±
Δyの各補正値を与えて新たな重心G′(xG′,y
G′)が算出される(ステップ86)。この補正値を与
えることによって、トータル4つの新たな重心G′が求
められるが、これらの重心G′が描くと思われる曲線と
芯ぶれがゼロの曲線Lbとのx軸およびy軸方向におけ
る差が最小となる重心G′が、測定データによって算出
された最終的な重心GOとして使用される。算出された
この重心GOと真の軸芯との差(ΔxG、ΔyG)が芯ぶ
れ補正量となる(ステップ87,88)。 【0015】段差補正量に基づいて金型の衝合位置が補
正され、芯ぶれ補正量に基づいてコアピン用の入れ子を
新作したり、スライドコアの移動を行った後に再成形さ
れるので、補正結果は正確である。 【0016】 【実施例】続いて、この発明に係る芯ぶれ測定装置につ
いて、上述したVプーリの芯ぶれ測定に適用した場合に
つき、図面を参照して詳細に説明する。 【0017】この発明の芯ぶれ測定装置は、芯ぶれを補
するにあたっては芯ぶれを正確に測定する必要がある
ので、芯ぶれ測定にあっては面ぶれによる影響がでない
ように工夫されている。 【0018】最初にこの面ぶれから説明する。射出成形
によってVプーリを成形する場合には、上述したように
金型の衝合状態によっては芯ぶれの他に面ぶれなども発
生する場合がある。面ぶれを持ったVプーリ20を図9
に示す芯ぶれ測定装置1で測定すると、面ぶれが芯ぶれ
測定に影響を及ぼす。 【0019】例えば、成形品に面ぶれがあり、これが図
13のような基準の軸芯q−q′に対して角度θだけ軸
芯が傾いて成形されているときには、Vプーリ20のあ
る回転位置では図13のように検出子24の先端部25
がV字溝21の底部pから外れた状態でV字溝21に当
接する。 【0020】底部pからΔpだけ離れて検出子24が当
接すると、これはあたかもΔpだけ芯ぶれが発生してい
ることと同じに計測されてしまう。したがって面ぶれが
あると、これが芯ぶれ測定に影響を及ぼし、芯ぶれを正
確に測定できない。これは、シャフト22をシャフト取
り付け台16に固定した状態で測定するからに他ならな
い。 【0021】図3に示す芯ぶれ測定装置1はこの面ぶれ
による影響を回避できる測定装置である。 【0022】図3はこの発明に係る芯ぶれ測定装置1の
一例を示す平面図であって、その上面図を示す図4およ
び一部が断面された側面図を示す図5をそれぞれ参照し
て説明すると、この芯ぶれ測定装置1はその構成部品は
何れも真鍮などの鋼材が使用されている。 【0023】芯ぶれ測定装置1は所定の距離を隔てて互
いに対向するように配置された一対の方形状基台(テー
ブル)30,31を有し、これらの各上面の中央部には
基台対向方向に平行な断面角状のレール32,33がそ
れぞれ押え板32a,32b,33a,33bとネジな
どの周知手段(図示はしない)を使用して取り付け固定
される(図3参照)。 【0024】レール32,33にはこれをガイドとして
スライドするスライダ34,35が取り付けられる。ス
ライダ34,35は図5にも示すようにその断面が逆U
字状の駒形であって、レール32,33とスライダ3
4,35との間の摩擦係数は非常に小さくなるように設
計されており、スライダ34,35に僅かな力が加わっ
てもその加圧方向(図では左右方向)にスライダ34,
35がスライドするようになっている。 【0025】スライダ34,35の上面には補助部材3
6,37が取り付けられ、この補助部材36,37の互
いの対向側面には図5に示すようなV字溝が切られた軸
受け38,39が取り付けられる。この軸受け38,3
9間には図3に示すような被測定用回転体であるVプー
リ20に挿通されたシャフト22が差し渡される。シャ
フト22にはさらにVプーリ20を回転駆動するための
補助プーリ44が挿通されている。 【0026】図3にも示すように一方の基台30には駆
動モータ40が固定されると共に、その回転軸41には
軸プーリ42が取り付けられ、この軸プーリ42と補助
プーリ44との間にはベルト47が取り付けられ、これ
によって芯ぶれ測定中所定速度でVプーリ20が回転駆
動されるようになっている。 【0027】後述するようにVプーリ20の測定ポイン
トが多数あるときはVプーリ20の回転速度を遅くする
必要があるので、補助プーリ44としてはその径が大き
い方が好ましい。 【0028】一対の基台30と31との対向距離を一定
にするため両者は保持板46によって連結されている。
芯ぶれ測定装置1の大きさは被測定部材の大きさに応じ
て定められる。 【0029】さて、このように構成された芯ぶれ測定装
置1にあって、被測定部材であるVプーリ20には所定
長のシャフト22が取り付けられ、このシャフト22が
図3のように軸受け38,39間に差し渡される。補助
プーリ44には駆動モータ40から回転力が伝達され
る。 【0030】Vプーリ20のV字溝21には図9に示す
ような検出子24の先端部25が当接され、Vプーリ2
0を所定速度で回転させることによってVプーリ20の
芯ぶれが測定される。この芯ぶれ測定中にVプーリ20
に面ぶれがあったときには従来と同じく検出子24の先
端部25はV字溝21の底部pから離れるように作用す
る。 【0031】V字溝21の底部pから検出子24の先端
部25が離れると、そのときV字溝21に加わる検出子
24からの負荷(押圧力)のうちシャフト22と平行な
分力によって、その分力の向きにシャフト22が移動し
ようとする。シャフト22が載置された軸受け38,3
9はベルト47が補助プーリ44を下方に引っぱる力に
より軸方向には略一体となり、シャフト22に対する分
力がスライダ34,35に伝達される。スライダ34,
35は軸方向にフリーなため、このスライダ34,35
は分力と同じ方向に、分力がゼロになるまでスライドす
る。 【0032】このスライド動作によって検出子24の先
端部25はV字溝21の底部pに向い、底部pに到達し
たときが分力がゼロとなる位置であり、これで面ぶれが
ゼロとなる。したがって面ぶれがあったとしても検出子
24の先端部25は常にV字溝21の底部pに位置する
ことになり、面ぶれによる芯ぶれ測定への影響は皆無と
なる。 【0033】スライダ34,35は左右何れの方向にも
スライドできるので、Vプーリ20の面ぶれがどのよう
なものであっても面ぶれがゼロとなるように自動補正す
ることができ、面ぶれによる影響力を回避できる。 【0034】続いて、この発明に係る芯ぶれ測定の具体
例について説明する。射出成形によってVプーリ20を
つくる場合には上述したように通常一対の金型が使用さ
れる。図6のように一対の金型(実際にはスライドコ
ア)50,51にはそれぞれVプーリ20用のキャビテ
ィー50a、51aが形成され、それぞれが図のように
衝合される。完全な衝合状態であるときは両金型50,
51間での段差54(図7)は発生しない。 【0035】しかし、ほとんどの場合段差54がゼロ
(ΔL=0)の状態で金型50,51を衝合させること
はできないので、必ず図7のように段差54をもった状
態で成形される。この段差54によっても芯ぶれが発生
する。したがって段差54をできるだけ小さくした状態
で、なおかつ芯ぶれが小さくなるようにコアピン55
(Vプーリ20の軸孔形成用)又はスライドコア50,
51の位置が厳密に調整されることになる。 【0036】芯ぶれの測定にあたっては、この段差を含
めた測定が行なわれる。そのため、最初に得られた測定
データから段差の位置を特定する必要がある。段差は互
いに180°対向した2点で発生するものであり、段差
があるときは前後する測定データの差分が大きくなるこ
とを考慮して段差の位置が決定される。 【0037】どの程度の段差があるかによって金型5
0,51の衝合補正量が変わってくる。この段差の位置
は正確に算出する必要があることから、Vプーリ20の
外周を数100点とり、これを測定ポイントとする。本
例では1°ずつの測定ポイントとなるように360ポイ
ントが設定されている。測定ポイント数は多い方が正確
に段差の位置を決定できるので、例えば500ポイント
程度用いることも可能である。 【0038】Vプーリ20の測定開始点としては例えば
Vプーリ20の周面の一部に形成される成形型番を仮の
点(図12s点)として定め、この型番を通る軸(O−
O′)から芯ぶれの測定を開始する。そのときの測定結
果の一例は図11と図12にそれぞれに示した。図11
は代表的な角度(図では30°)ごとの測定データを展
開して示したものであり、図12も芯ぶれがゼロの曲線
Lbを基準にして同じく代表的な測定データを図示した
ものである。曲線Laが芯ぶれ測定曲線であり、これは
図11と同じである。 【0039】段差を見つけるために例えば図8Aのよう
に前後する測定データの差が最初のリミット値(基準
値)を越えるものが抽出され、抽出された測定データの
うちさらにその差が次のリミット値を越えるものが抽出
されるように次第にリミット値が大きくされ、最後に残
った測定データの変化点を段差が発生した衝合端面とす
る。この場合、図8AのようにY/Xの大きい変化点を
段差として選ぶようにしている。同図Aは同図Bのよう
に正規化される。 【0040】このようにして算出した結果、図12のよ
うに点tとuが段差のある衝合端面として選ばれると、
このt、uを結ぶ線x−xが基準線(衝合端面)として
使用される。段差54の大きさΔL1,ΔL2に対し
(ΔL1+ΔL2)/2が金型50と51の衝合位置補
正量となる。図12のような段差であるときには金型5
0をs方向に(ΔL1+ΔL2)/2だけシフトさせ、
他方の金型51もr方向に同量(=(ΔL1+ΔL2)
/2)だけシフトさせて補正する。具体的にはスライド
コア50,51とスライダー(図示はしない)の当接面
をカット若しくは肉盛りすることにより修正される。 【0041】段差の算出処理と同時に、上述した測定デ
ータを用いて芯ぶれ補正量が算出される。段差を補正し
た後で成形されたVプーリ20を用いて芯ぶれを測定す
ることもできるが、本例では前者を例示する。 【0042】芯ぶれを測定するには例えば図12のよう
に基準線x−xから30°(=n°)ごとに対応する測
定データが抽出され、抽出された12点の測定データに
段差の補正量を加味し、その段差の補正量が加味された
測定データによって決まる重心G(xG,yG)が算出さ
れ、この算出重心Gと本来の軸中心との差が芯ぶれ補正
量として使用される。n=30は一例である。 【0043】芯ぶれ補正量は上述したコアピン55に対
する軸芯補正量として使用される。コアピンの補正は入
れ子の再成形によって行なう。 【0044】さて、図2はこのような補正方法を実現す
るための測定装置1のうち回路系の一例を示すもので、
検出子24によって検出された測定データはアンプ61
を経てA/D変換器62に供給されて所定ビット数のデ
ィジタル信号に変換されると共に、変換された測定デー
タがCPU63に供給され、ここに設けられた段差測定
を含む芯ぶれ測定プログラムを使用して段差補正量の算
出、芯ぶれ補正量の算出などが自動的に実行される。 【0045】CPU63からはドライバ66を介して駆
動モータ40に対する回転制御信号が生成される。回転
制御信号によってVプーリ20の回転速度などが決ま
る。この回転制御信号に同期して、さらに予め定められ
た測定ポイントでの検出子24からの測定データの取り
込みタイミングが決定される。 【0046】64は測定データを図11あるいは図12
のように表示したり、算出結果を表示したりするための
表示部(CRTや液晶素子など)であり、65はそれら
のデータをプリントするためのプリンタである。 【0047】上述した段差補正量や芯ぶれ補正量などは
CPU63に内蔵されたメモリ(RAMなど)に格納さ
れ、これらは金型補正量としてあるいは金型(補助入れ
子)成形のための補正量として使用される。 【0048】図1はこの発明に係る段差補正量や芯ぶれ
補正量を算出するための処理手順を示すフローチャート
の一例である。 【0049】上述した処理プログラムが起動されると、
まず図12に示す仮の基準点O−O′からmポイント
(m=360)までの測定データが求められ(ステップ
81)、これらmポイントの測定データから段差の判定
処理と段差補正量が算出される(ステップ82)。 【0050】段差の位置が決定されると、決定された段
差の位置を基準軸として設定し(ステップ83)、新た
な基準点tからn°(n=30)ごとの測定データが抽
出されて(ステップ84)、((360°/n°)+
2)角形の重心Gが算出される(ステップ85)。30
°ごとに測定データを抽出するときは全体で12角形の
重心G(xG,yG)を求めることになる。多角形の重心
Gは周知の数学的手法で算出される。 【0051】金型成形は通常偏芯している場合が多いの
で、算出された重心Gの位置に対してさらに±Δx、±
Δyの各補正値を与えて新たな重心G′(xG′,y
G′)が算出される(ステップ86)。Δx,Δyとし
ては1μm程度である。この補正値を与えることによっ
て、トータル4つの新たな重心G′が求められるが、こ
れらの重心G′が描くと思われる曲線と芯ぶれがゼロの
曲線Lbとのx軸およびy軸方向における差が最小とな
る重心G′が、測定データによって算出された最終的な
重心GOとして使用される(ステップ87)。 【0052】算出されたこの重心GOと真の軸心との差
(ΔxG、ΔyG)が芯ぶれ補正量となる(ステップ8
8)。この芯ぶれ補正量にはさらに上述した段差補正量
が加味される。 【0053】上述した実施例ではこの発明をVプーリ2
0の芯ぶれ測定に応用したが、被測定用回転体としては
V字溝のない平プーリを始めとしてテープレコーダなど
に使用されるプーリ以外のものにも適用できることは容
易に理解できる。 【0054】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る芯ぶれ測
定装置では、被測定用回転体に当接し、上記被測定用回
転体の回転位置による変動を検出する検出手段と、上記
被測定用回転体の円周方向に対し、m個の測定ポイント
を設定し、上記検出手段で得た各測定ポイントでの測定
データのうち近接する測定ポイント間で測定データ
が大きい測定データ位置を抽出して、段差のある位置
を求めることで衝合端面を検出し、この衝合端面の段差
の大きさから金型の衝合位置における段差補正量を求め
と共に、記m個の測定データのうち上記衝合端面を
基準軸としてこれよりn°ごとの測定データから((3
60°/n°)+2)角形の重心を算出し、算出された
重心を基準にして芯ぶれ補正量を求める計算手段と、上
記計算した結果を表示する表示手段とを有するものであ
る。 【0055】これによれば、勘や経験則に頼ることなく
段差を含む芯ぶれを正確に測定して補正量を算出できる
ので、成形精度を格段に向上させることができるなどの
特徴を有する。 【0056】また、面ぶれがあったとしてもその面ぶれ
がゼロになるように補正された状態で芯ぶれを測定でき
るため、被測定用回転体の芯ぶれを面ぶれに影響される
ことなく補正できる。 【0057】したがってこの発明は成形精度が比較的厳
しく要求されるテープレコーダのプーリやその他の回転
体の芯ぶれ補正に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る芯ぶれ補正方法の一例を示すフ
ローチャートの図である。 【図2】この発明を適用した芯ぶれ測定装置の回路系の
一例を示す系統図である。 【図3】芯ぶれ測定装置の一例を示す平面図である。 【図4】図3の上面図である。 【図5】図3の一部を断面した側面図である。 【図6】段差のない衝合状態を示す図である。 【図7】段差のある衝合状態を示す図である。 【図8】段差近傍の測定データ例を示す図である。 【図9】従来の芯ぶれ測定装置の説明図である。 【図10】芯ぶれ測定を示す図である。 【図11】芯ぶれ測定データ例を展開して示した図であ
る。 【図12】芯ぶれ測定データを展開しないで示した図で
ある。 【図13】面ぶれを含んだ状態の芯ぶれ測定例を示す図
である。 【符号の説明】 1 芯ぶれ測定装置 20 Vプーリ 22 シャフト 32,33 レール 34,35 スライダ 38,39 V字溝付き軸受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−69453(JP,A) 特開 平2−105007(JP,A) 特開 昭62−222115(JP,A) 実開 平5−418(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14 B29C 33/30

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 金型によって成形された被測定用回転体
    の芯ぶれ測定装置において、 上記被測定用回転体に当接し、上記被測定用回転体の回
    転位置による変動を検出する検出手段と、 上記 被測定用回転体の円周方向に対し、m個の測定ポイ
    ントを設定し、上記検出手段で得た各測定ポイントでの
    測定データのうち近接する測定ポイント間で測定デー
    の差が大きい測定データ位置を抽出して、段差のある
    位置を求めることで衝合端面を検出し、この衝合端面の
    段差の大きさから金型の衝合位置における段差補正量を
    求めると共に、 記m個の測定データのうち上記衝合端面を基準軸とし
    てこれよりn°ごとの測定データから((360°/n
    °)+2)角形の重心を算出し、算出された重心を基準
    にして芯ぶれ補正量を求める計算手段と、 上記計算した結果を表示する表示手段と を有する ことを
    特徴とする芯ぶれ測定装置
JP27193793A 1993-10-29 1993-10-29 芯ぶれ測定装置 Expired - Fee Related JP3428093B2 (ja)

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