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JP3428574B2 - 給綿装置 - Google Patents
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JP3428574B2 - 給綿装置 - Google Patents

給綿装置

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JP3428574B2
JP3428574B2 JP2000269098A JP2000269098A JP3428574B2 JP 3428574 B2 JP3428574 B2 JP 3428574B2 JP 2000269098 A JP2000269098 A JP 2000269098A JP 2000269098 A JP2000269098 A JP 2000269098A JP 3428574 B2 JP3428574 B2 JP 3428574B2
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duct
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡績工場におい
て、多品種小ロットの要求に対応できる給綿装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の給綿装置は、小品種大量ロットの
要求に対応できるように構成されており、複数の大量の
原綿を掻き取って行くようになっている。従って、対応
するカードも大量台に連結されているため、小ロットの
原綿の供給には対応できず、量が纏まってから切替えの
段取りをする程度であるから、すばやい対応を行うこと
はできない。混綿、打綿の各工程には真に小ロットの原
綿に対する機械設備がなく、中ロットに対応できる機種
は、従来の混綿機を短縮、小型化したものが主である。
また、カード給綿装置で現在主流となっている給綿シス
テムは、大量生産システムで、そのまま小ロットに対応
させると、設備費用が高くなり、スペースに大きな無
理,無駄が生じる。
【0003】一方、上記の混・打綿工程は、仕掛品を大
量に抱える工程であり、機械は大型化した重装備とな
り、大量生産への対応は容易であるが、小ロット生産に
対応させるのは困難な工程であった。しかも、混・打綿
工程は綿の移動、解繊にラチス・ビーター・針という機
械要素を多用しているため、ロット切替え時には掃除を
行わなければならず、この掃除に多大な労力を必要とし
ていた。従って、現状の設備により小ロット生産を行う
と、カードスライバーを得るまでに長時間を要するばか
りでなく、生産前後のロット切替え時の掃除に多大な労
力と時間を必要とするという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、紡績工場において、近時増大してい
り多品種小ロット生産に対応できる給綿装置を提供する
ことを、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明給綿装置の構成は、下面側
に綿掻き取りユニットをその長手方向に走行可能に取付
け内部を綿経路にした水平移動ダクトを、前記綿掻き取
りユニットの走行方向に直交する水平方向に移動可能で
内部を綿経路に形成した垂直ダクトに、前記綿経路同士
を連結し、かつ、垂直方向で移動可能に架装すると共
に、前記垂直ダクトの上端部を、当該垂直ダクトの移動
方向と平行で内部を綿経路に形成した水平固定ダクトに
スライド可能に支持させて両ダクトの綿経路を連結し、
該水平固定ダクトの先端側を、所望の個所に綿を送給す
るための給綿ダクトであって通綿ブロアを具備した給綿
ダクトに連結して成り、前記掻き取りユニットにより掻
き取られた綿を、通綿ブロアの吸引力によって水平移動
ダクトの綿経路から垂直ダクトの綿経路に送り水平固定
ダクトの綿経路を経由して給綿ダクトから所要の個所に
送給するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】本発明では、上記給綿装置に綿貯留用のリ
ザーブタンクを併設し、給綿ダクトから送られる綿を通
綿ブロワ,回転給綿ノズルにより該リザーブタンクに収
容し、該タンクから次工程に給綿するように構成するこ
とによって、給綿ダクトから送られる綿を通綿ブロワ及
び回転給綿ノズルにより均等に給綿しつつ加圧,空気抜
きを行い、これを繰り返し行うことによって綿密度を安
定させ、カードで生産されるスライバの重量変動を押さ
えることが可能になる。
【0007】また、水平固定ダクトを上部に設けるフレ
ームは、垂直ダクトの走行用レールを一体に形成するこ
とにより、装置全体を簡潔に構成することができる。
【0008】更に、垂直ダクトは、水平移動ダクトが設
けられる側の側壁を開放した角筒体からなり、下面壁を
開放した水平移動ダクトと共用するように掛回したシー
ルベルトにより両ダクトの開放壁をシールすると共に、
該シールベルトにより垂直ダクト上で上下する水平移動
ダクトと当該垂直ダクトに常時連通した綿経路を形成す
るように構成し、また、水平固定ダクトは、下面壁を開
放した角筒体で形成すると共に、前記開放部を当該固定
ダクトにその長さ方向で走行可能に掛回したシールベル
トにより閉塞し、かつ、該シートベルトの前記垂直ダク
ト上部に対応する部位に連結穴を設けて両ダクトの綿経
路を連結するように構成することにより、各ダクトの綿
経路に外部から塵などが侵入するおそれはない。
【0009】一方、綿掻き取りユニットは、原綿から綿
塊を引き上げる掻き取りローラの2個を当該ユニットの
移動方向において対向させると共にそれらの掻き取り刃
先を重なり合うように配設し、両ローラの前後にローラ
下面より少し下位に位置させてガイドローラを設けるこ
とにより、原綿の最下層付近まで掻き取りローラが作用
すると共に、通綿ブロワの吸引により原綿はほとんど残
らず、従って、原綿のロスと労力のロスを最小限に抑制
することができる。
【0010】なお、給綿能力は、綿掻き取りユニットの
掻き取り回転と掻き取り速度及び通綿ブロワの回転数に
よって調整でき、原綿の種類による対応も、上記諸元の
簡単なソフト的な対応により行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明給綿装置の実施形態
例を図により説明する。図1は本発明装置の一例の斜視
図、図2は水平移動ダクトと垂直ダクトの共用シールベ
ルトの取付状態を示す正面図、図3は垂直ダクトの昇降
機構を示す正面図、図4は綿掻き取りユニットの前後進
機構を示す正面図、図5は複数台の低速カードに対応さ
せる場合のリザーブタンク(カード機台)の配置例を示
す斜視図である。
【0012】図1において、Fは紡績工場において、一
例として1台の高速カードC(普通カードであれば複数
台)に対応できる大きさで、このカードCの前方に立設
したフレーム、1は、下面側に後に説明する綿掻き取り
ユニットUを前後方向(図1におけるY方向)に走行可
能に取付けた水平移動ダクト、2は、前面壁を開放した
角筒体から成り前記綿掻き取りユニットUの走行方向
(Y方向)に直交する水平方向(図1におけるX方向)
に移動可能に配設した垂直ダクトで、該垂直ダクト2の
下部は前記フレームFに一体に設けられた下部レールR1
に対し、走行量を検出するためのエンコーダS1とローラ
を主体とする走行部材S2を備え、エンコーダS1の検出値
に基づいて走行部材S1による移動が制御される走行ユニ
ットSを介して走行可能に架装され、この垂直ダクト2
の上部は前記フレームFに一体に設けられた上部レール
R2を兼用する水平固定ダクト3に支持,案内されるよう
に構成されている。
【0013】上記の水平移動ダクト1は、ローラ等によ
る走行ユニットを内蔵して垂直ダクト2を抱持するよう
に形成された取付部材11を介してこの垂直ダクト2に架
装されることにより、垂直方向(図1におけるZ方向)
に移動可能に装着されている。即ち、水平移動ダクト1
のZ方向移動は、図3に示すように、水平移動ダクト1
の取付部材11に一端部を固定し、中間部を垂直ダクト2
の上端の支持部材24の内部に配設した中継鎖車25,26を
経由させ、他端部を垂直ダクト2の下部に配置されるバ
ランス用錘Wに固定したローラチェーンRCを、前記支持
部材24内の鎖車26に結合された昇降モータ27により駆動
することによって行う。
【0014】3は前記フレームFの上端部に、ガイドレ
ールR1と平行な向きで固定した水平固定ダクトで、前記
垂直ダクト2の上端部が支持部材24の下方においてこの
水平固定ダクト3を抱持する形態でスライド可能に支持
されている。
【0015】次に、綿掻き取りユニットUは、図2に示
すように、そのブラケットUBに、原綿から綿塊を掻き上
げるための刃を周設した掻き取りローラU1,U2を対向さ
せ、それらの刃先が噛み合うように配設すると共に、両
ローラU1,U2の前後においてローラ下面と略同面に下面
が位置するガイドローラU3,U4を設ける一方、支持部材
11に取付けられた掻き取り回転モータ兼走行モータ12,
13と、支持部材11を含む水平移動ダクト1の左右両端部
に配設され、前記モータ12,13によって夫々に駆動され
る鎖車14,15とアイドラ16,17と、鎖車14とアイドラ16
に掛回されたチェーン18と、鎖車15とアイドラ17に掛回
したチェーン18′とにより構成されている。即ち、水平
移動ダクト1の後端の支持部材11に2台のモータ12,13
と夫々のモータに駆動される鎖車14,15を設けると共
に、このダクト1の先端にアイドラ16,17を設け、鎖車
14とアイドラ、鎖車15とアイドラ17に夫々にローラチェ
ーン18,18′を掛け回し、2条のローラチェーン18,1
8′を、掻き取りローラU1,U2の駆動軸19の上,下に当
接関連させる一方、この軸19と掻き取りローラU1,U2の
径が異なる入力鎖車20,21に、中継鎖車22を介してチェ
ーン23が掛回されていることにより、前記掻き取りロー
ラU1,U2を互いに独立して反時計回り方向と時計回り方
向に回転させて原綿の掻き取りと、掻き取りユニットU
のY方向への移動を行うようにしている。このローラー
チェーン18,18′は水平移動ダクト1及び掻き取りユニ
ットUの両側に設置し、掻き取りローラU1,U2の回転と
掻き取りユニットUのY方向移動の両方を両側から駆動
している。
【0016】上記の掻き取りローラU1,U2の駆動軸19に
は、2台のモータ12,13の回転が走行するチェーン18,
18′により[きりもみ回転]として与えられるので、上
記2台のモータ12,13を同回転させたときは、掻き取り
ローラU1,U2は回転するが、掻き取りユニットUは移動
せず、2台のモータ12,13に回転差を付けると、掻き取
りローラU1,U2が回転しつつ、掻き取りユニットUもこ
の回転差によって移動をする。つまり、2台のモータを
交互に増速(減速)することにより、掻き取りユニット
Uの移動方向を切換えることができる。このように、2
台の固定されたモータ12,13により掻き取りローラU1,
U2の回転と、このローラU1,U2による掻き取りをしなが
ら掻き取りユニットUがY方向の前後に走行することを
可能に構成したので、原綿の上で掻き取り手段のモータ
やそのモータへの給電電線が移動することがない構造を
実現でき、安全性が高くなると共に、装置全体の重量バ
ランスも取り易くなって装置の小形化,軽量化に寄与す
る。
【0017】上記における水平移動ダクト1と垂直ダク
ト2とは、水平移動ダクト1の開放された下面壁と垂直
ダクト2の開放された前面側の側壁(水平移動ダクト1
が設けられた側)をシールすると共に、それぞれのダク
ト1,2内を連続した綿経路に形成するため、両ダクト
1,2内に亘って共用される1本のシールベルト2Aが掛
け回されている。即ち、シールベルト2Aは、図2に示す
ように、その一端部2aを綿掻き取りユニットUのブラケ
ットUBの先端側に固定し、水平移動ダクト1の内部先端
側に設けたガイドローラGR1,GR2を通してターンさせ、
取付部材11の内部前方側の上位に設けたガイドローラGR
3を経由し、垂直ダクト2の上方に設けた支持部材24に
おける鎖車25,26と夫々に同軸のガイドローラGR4,GR5
を通してこの垂直ダクト2の内部下方に設けたガイドロ
ーラGR6,GR7の位置まで垂下させてそこを通してターン
させ、再び取付部材11に戻し、その内部前方側の下位に
設けたガイドローラGR8を経由させて水平移動ダクト1
の内部をその前方へ通し、このベルト2Aの他端2bを前記
ブラケットUBにおける後端側に固定して掛回すことによ
り、水平移動ダクト1と垂直ダクト2の内部に掛回され
て両ダクト1,2の開放部をシールし、かつ両ダクトの
内部を綿経路を形成するように構成されているのであ
る。なお、垂直ダクト2と水平固定ダクト3とは、水平
固定ダクト3の開放された下面壁をシールすると共に、
垂直ダクト2に通じる(図に表れず)穴が形成されて垂
直ダクト2の綿通路に通じた綿経路を形成するためのシ
ールベルト3Aが当該水平固定ダクト3に掛回されている
ことにより、連結されている。
【0018】図1において、5は、水平固定ダクト3の
先端部に連結された給綿ダクト4の先端側に取付けた通
綿ブロワ、6は綿貯留用のリザーブタンクで、このタン
ク6はその上部内側に通綿ブロア5の吐出側に接続され
た回転する給綿ノズル61を設置し、そのノズル61の回転
動作により給綿ダクト4からブロア5の作用により送ら
れてくる綿を貯留する。このタンク6は、その内部を、
下部を除いて2分割したタンク室6a,6bに形成すると共
に個々のタンク室6a,6bには金網を張った複数の空気抜
き穴62を略均一に設けて、タンク6の内部全体に均等に
給綿できるようにすると共に、ブロア5の給綿による加
圧と穴62からの空気抜きを繰り返し行い、タンク6の下
段タンク室6cに綿密度が安定にされた綿を貯留し、次の
カードCに供給されるように構成されている。
【0019】ここで、上記の通綿ブロワ5は、綿の吸
引,搬送を行うと同時に排気圧力を利用して綿密度を均
整化させることにより、紡出スライバの重量変動を抑え
るように作用し、また、このブロア5の出口に接続した
回転給綿ノズル61は、その回転によってタンク6内へ均
等に給綿を行うことと、排気圧力による加圧作用を二つ
のタンク室6a,6bに交互に及ぼすことによりタンク内に
貯留される綿への加圧作用を効果的に行うこととの相乗
作用により、紡出スライバの重量変動を抑える効果を高
める。
【0020】上記のリザーブタンク6は、上記構成によ
って当該タンク6の上流側から、順に分配部、2分割空
気抜き部、合流・加圧部と3段の機能を果たすように形
成されている。即ち、分配部は、通綿ブロワ5と回転す
る給綿ノズル61を支持してこれらを包含しているので、
空気と綿を旋回させつつタンク6内に放出することがで
き、これより2段目に位置した分割タンク室6a,6bへ綿
を均等に分配すると共に、断続的な加圧作用を行う。2
段目で2分割されたタンク室6a,6bには、個々に独立し
た同形状に形成されたそれぞれのタンク室6a,6bに対し
て回転する給綿ノズル61の半回転分だけ給綿され、従っ
て、断続的に交互にノズル61からの給綿が行われるよう
になっている。そして、給綿時には、空気圧により綿が
押し下げられると同時にその空気は空気抜き穴62からタ
ンク外に排出され、回転する給綿ノズル61が一方のタン
ク室6a又は6bの側で半回転すると、当該一方のタンク室
には給綿及び加圧作用がなくなって、他方のタンク室6b
又は6aの側に給綿及び加圧作用が始まる。
【0021】上記のようにして2分割されたタンク室6
a,6bに夫々に貯留される綿は、タンク6の下段に設定
された一つのタンク室6cに入って合流し、次のカードC
に供給されるが、綿の供給に関係無く、カードCの運転
中は通綿ブロワ5及び回転給綿ノズル61は運転されてタ
ンク6内の綿に作用し続ける。従って、タンク6内の綿
の量を常時検出しておき、許容下限になったら給綿を要
求し、上限になったら給綿を停止するように、綿掻き取
りユニットUの作動、ダクト1,2のX,Y,Z方向で
の移動、ブロア5の動作をシーケンシャルに制御すれ
ば、通綿ブロワ5,回転給綿ノズル61及びリザーブタン
ク6の構成のみで、重量変化を抑えながら綿量を制御で
きる。
【0022】なお、7はパレット8の上に載置した掻き
取られる原綿であり、この原綿7は、図1に例示するよ
うに、次のロット分の原綿7′をパレット8′の上に予
め用意しておくとよく、また、こうすることにより、原
綿のロット切替えを円滑に行うことができる。
【0023】以上により、本発明の一例の給綿装置が構
成されるので、次に、その作用について説明する。ま
ず、図示のように、原綿7を水平移動ダクト1の下に配
置し、綿掻き取りユニットUを原綿7の前部一側(水平
移動ダクト1の先端側)に位置させた状態で、モータ1
2, 13及び通綿ブロワ5を駆動し、水平移動ダクト1の
綿掻き取りユニットUを作動させる。このとき、2台の
モータ12,13(回転数12>13)が駆動されると、図4に
示すようにその回転によってチェーン18,18′が走行す
ることにより、ローラ駆動軸19がきりもみ回転し、一対
の掻き取りローラU1,U2を図4の矢印方向に回転させて
原綿7を掻き取って水平移動ダクト1の内部(綿経路)
に取込みながらシールベルト2Aと共にY方向の右側へ移
動する。このようにして、綿掻き取りユニットUが水平
移動ダクト1のY方向の右端に達したら、モータ12,13
の回転数を反転(回転数12<13)させて掻き取りユニッ
トUをY方向の左側へ移動させる。同時に垂直ダクト2
の走行ユニットSを作動させ、この垂直ダクト2をX方
向(図1の左方)に所定量移動させる。これにより綿掻
き取りユニットUは、水平移動ダクト1と一体に前記作
動で綿を掻き取った分だけこの垂直ダクト2に案内され
て上記のX方向(図1の左方)に移動する。X,Y方向
同時に移動するため掻き取りユニットUは原綿7の上面
を斜めに走行することになる。また、掻き取りユニット
Uの一部(ガイドローラー)は常に原綿上にあるため反
転前後の原綿角の崩れを防いでいる。
【0024】上記の掻き取り作業を原綿7に対して繰り
返しジグザグ状に行い、原綿7に対する第1回目の全面
掻き取り作業が終わったら、昇降モータ27を駆動して水
平移動ダクト1を垂直ダクト2に沿って前回の掻き取り
厚さ分だけ下降させ、原綿7における次の上面の掻き取
りを行う。このようにして順次掻き取られて行く綿は、
通綿ブロワ5の吸引力によって、水平移動ダクト1,垂
直ダクト2,水平固定ダクト3の内部の綿経路を通り、
給綿ダクト4に送られ、回転給綿ノズル61からリザーブ
タンク6内に貯留される。
【0025】上記のようにして、原綿7がすべて掻き取
られて作業が終了すると、2個の掻き取りローラU1,U2
の前後下位に取付けられたガイドローラU3,U4により、
前記掻き取りローラU1,U2はパレット8に少し浮いた状
態で支持され、パレット8の上の原綿7は殆ど残される
ことなく、すべてリザーブタンク6内に貯留されて、カ
ードCに供給されるのである。なお、前述したように、
パレット8の横に所要の原綿7′を載置した別のパレッ
ト8′を用意しておけば、ロットの切替え時の対応を極
めて容易に行うことができる。
【0026】なお、上記例は、掻き取られた綿を、その
リザーブタンク6に送り、そこから高速カードCに給綿
するようにしたものであるが、本発明給綿装置から複数
リザーブタンクに切換えて送るようにして複数台の低速
カードに対応させるようにしてもよい。図5は、その一
例で、一台の給綿装置と複数のリザーブタンク6は、多
分岐タイプの給綿ダクト4に適宜切替ダンパDを介在さ
せて接続することにより対応している。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、下面側に
綿掻き取りユニットをその長手方向に走行可能に取付け
内部を綿経路にした水平移動ダクトを、前記綿掻き取り
ユニットの走行方向に直交する水平方向に移動可能で内
部を綿通路に形成した垂直ダクトに垂直方向に移動可能
に架装して前記綿経路同士を連結すると共に、前記垂直
ダクトの上端部を、当該垂直ダクトの移動方向と平行で
内部を綿経路に形成した水平固定ダクトにスライド可能
に支持させて両者の綿経路を連結し、該水平固定ダクト
の先端側に、所望の個所に綿を送給するための給綿ダク
トであって通綿ブロアを具備した給綿ダクトに連結して
成り、前記掻き取りユニットにより掻き取られた綿を、
通綿ブロアの吸引力によって水平移動ダクトの綿経路を
通って垂直ダクトの綿経路に送り、水平固定ダクトの綿
経路を経由して給綿ダクトから所要の個所に送給するよ
うにしたことを特徴とするから、小ロット多品種の要求
にすばやく対応でき、カードに直結した生産システムを
構築できる。
【0028】また、給綿装置が簡潔な構成となるから、
占有面積が少なくて済み、原綿をセットした状態のスペ
ースはカードと同等で、原綿の供給通路を確保すれば、
カードに隣接させて据付ができるし、更に、一台の給綿
装置で一台のカードから複数台のカードにまで対応でき
る。
【0029】スペアの原綿のスペースに次のロットの原
綿を準備して、掻き取りユニットの動作範囲を次のロッ
トの原綿にアクセスできるように変更するだけで、ロッ
トの切替えに対応できるし、1俵の原綿の掻き取りを原
綿の形状を崩さないで行えるので、一俵以下の原綿の切
替えも簡単に行うことができる。
【0030】更に、上記構成のため、全体として掃除の
必要箇所が少なくなり、迅速なロット切替えに対応で
き、装置自体が軽量化されるので、メインテナンスも容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一例の斜視図。
【図2】水平移動ダクトと垂直ダクトの共用シールベル
トの取付状態を示す側面図。
【図3】垂直ダクトの昇降機構を示す側面図。
【図4】綿掻き取りユニットの進退機構を示す側面図。
【図5】低速カードに対応させる場合のリザーブタンク
の配置例の斜視図。
【符号の説明】
1 水平移動ダクト 11 取付部材 12,13 掻き取り回転モータ兼走行モータ 14,15 鎖車 16,17 アイドラ 18,18′ ローラチェーン 19 掻き取りローラの駆動軸 2 垂直ダクト 2A シールベルト 21 支持部材 22 鎖車 23 昇降モータ 3 水平固定ダクト 3a シールベルト 4 給綿ダクト 5 通綿ブロワ 6 綿貯留タンク 6a,6b 分割タンク室 6c 下段タンク室 61 回転給綿ノズル 62 空気抜き 7 原綿 8 パレット F フレーム R1 下部レール R2 上部レール S 走行ユニット S1 エンコーダ S2 走行部材 U 綿掻き取りユニット U1,U2 掻き取りローラ U3,U4 ガイドローラ GR1〜GR8 シールベルト2aのガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−169523(JP,A) 特開 平4−91231(JP,A) 特開 平5−33222(JP,A) 特開 平4−119129(JP,A) 特開 平3−130419(JP,A) 実開 昭59−100867(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01G 7/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側に綿掻き取りユニットをその長手
    方向に走行可能に取付け内部を綿経路にした水平移動ダ
    クトを、前記綿掻き取りユニットの走行方向に直交する
    水平方向に移動可能で内部を綿経路に形成した垂直ダク
    トに、前記綿経路同士を連結し、かつ、垂直方向で移動
    可能に架装すると共に、前記垂直ダクトの上端部を、当
    該垂直ダクトの移動方向と平行で内部を綿経路に形成し
    た水平固定ダクトにスライド可能に支持させて両ダクト
    の綿経路を連結し、該水平固定ダクトの先端側を、所望
    の個所に綿を送給するための給綿ダクトであって通綿ブ
    ロアを具備した給綿ダクトに連結して成り、前記掻き取
    りユニットにより掻き取られた綿を、通綿ブロアの吸引
    力によって水平移動ダクトの綿経路から垂直ダクトの綿
    経路に送り水平固定ダクトの綿経路を経由して給綿ダク
    トから所要の個所に送給するようにしたことを特徴とす
    る給綿装置。
  2. 【請求項2】 綿掻き取りユニットは、綿塊を引上げる
    ピッキングローラを対向して設けると共に、その掻き取
    り刃が重なり合うように配設し、かつ、前記両ローラに
    回転差を付けて駆動するようにした請求項1の給綿装
    置。
  3. 【請求項3】 綿掻き取りユニットには、ピッキングロ
    ーラを原綿が載置されたパレットの上面に近接させる
    が、直に接触させないガイドローラを設けた請求項1又
    は2の給綿装置。
  4. 【請求項4】 通綿ブロアの吸引力で給綿ダクトから送
    られる綿を回転する給綿ノズルの作用でリザーブタンク
    内に、均等に加圧しながら送給するようにした請求項1
    〜3のいずれかの給綿装置。
  5. 【請求項5】 垂直ダクトは、前面壁を開放した角筒体
    で形成し、下面壁を開放した水平移動ダクトと共用する
    シールベルトにより前記両ダクトの開放部を閉塞するよ
    うに、両ダクト内部に前記シートベルトを走行可能に掛
    け回すことにより、水平移動ダクトと垂直ダクトの内部
    に綿経路を形成した請求項1〜4のいずれかの給綿装
    置。
  6. 【請求項6】 水平固定ダクトは、下面壁を開放した角
    筒体で形成すると共に、前記開放部を当該固定ダクトに
    その長さ方向で走行可能に掛回したシールベルトにより
    閉塞し、かつ、該シートベルトの前記垂直ダクト上部に
    対応する部位に連結穴を設けて両ダクトの綿経路を連結
    した請求項1〜5のいずれかの給綿装置。
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