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JP3428578B2 - インキポンプ制御装置 - Google Patents
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JP3428578B2 - インキポンプ制御装置 - Google Patents

インキポンプ制御装置

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JP3428578B2
JP3428578B2 JP2000339791A JP2000339791A JP3428578B2 JP 3428578 B2 JP3428578 B2 JP 3428578B2 JP 2000339791 A JP2000339791 A JP 2000339791A JP 2000339791 A JP2000339791 A JP 2000339791A JP 3428578 B2 JP3428578 B2 JP 3428578B2
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/08Ducts, containers, supply or metering devices with ink ejecting means, e.g. pumps, nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0027Devices for scanning originals, printing formes or the like for determining or presetting the ink supply

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機のインキ
ポンプ制御装置に関し、特に、印刷速度と印刷画像比率
(画像部分面積と非画像部分面積との和に対する画像部
分面積の割合)とに基づいてインキポンプの駆動源の回
転を制御し、インキの供給量を制御するインキポンプ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷速度と印刷画像比率とに基づいてイ
ンキポンプの駆動源の回転を制御し、インキの供給量を
制御するインキポンプ制御装置は、たとえば、特許第2
622072号公報及び特許第2644181号公報に
開示されている。
【0003】これらの公報に示されるインキポンプ制御
装置は、いずれも、印刷画像比率ごとに予め定められた
係数にしたがって印刷速度に略比例するようインキポン
プの駆動源の回転を制御し、インキの供給量を制御する
インキポンプの制御装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように制御された
インキポンプによるインキ供給においては、印刷始動時
の増速過程及び印刷終了時の減速過程に、また、使用す
るインキが変わるとインキの発色の程度の相違に起因し
て、不適正な印刷濃度の印刷物が多発する不都合があっ
た。
【0005】すなわち、インキポンプによるインキ供給
では、通常、インキは、インキレール、インキシリンダ
ー、インキ渡りローラー、インキ着けローラーなどの複
数の回転体とからなるインキ経路を経て版胴の刷版面に
供給されるようになっており、印刷始動時の増速過程で
は、印刷物を適正な印刷濃度で印刷し得るだけの量のイ
ンキが刷版面に到達するまでに比較的多くの時間を要
し、印刷濃度が低い印刷物が多発した。
【0006】また、印刷終了時の減速過程では、前記イ
ンキ経路を構成する各ローラーやインキシリンダーの表
面に、その時点の印刷に過不足無いだけのインキが留保
されているにもかかわらず、印刷機が停止に向かって減
速され単位時間に印刷される印刷物数が急速に減少する
ため、前記留保されているインキの量が過剰気味にな
り、刷版面に供給されるインキ量が適正量より多くなっ
て、印刷濃度が高い印刷物が発生した。
【0007】他方、印刷物の印刷濃度は、インキの色が
相違すると、また、同じ色であっても色料や溶剤が相違
すると(つまり、インキの銘柄が相違すると)、発色の
程度が変わるため、インキを同じ量だけ供給しても、す
なわち、前記したように予め定められた係数にしたがっ
て印刷速度に比例するようインキポンプの駆動源の回転
を制御しても、印刷濃度の不適正な印刷物が発生すると
いう状況にあった。
【0008】これらに対し、インキポンプの制御を一時
的にマニュアル操作して、前記印刷濃度の不適正を修正
することが可能であるが、マニュアル操作は、極めて熟
練のいる難しい作業であるうえ、印刷物の状態を確認し
ながら行う必要があるため操作時間がかかる作業であ
り、印刷濃度の不適正な印刷物の発生を少なくするには
有効でなかった。
【0009】この発明は、以上記載したような印刷始動
時の増速過程及び印刷終了時の減速過程に、印刷濃度が
適正となるようインキ供給量を自動調整し、印刷濃度が
適正でない印刷物が発生するのを最小限にし、印刷濃度
が適切でない印刷物の多発によって発生しているランニ
ングコストを低減することを、第1の目的としたもので
ある。
【0010】また、インキの色が相違しても、また、同
じ色であって色料や溶剤が相違するインキ、つまり銘柄
が相違するインキを使用しても、印刷濃度が適正となる
ようにインキの発色の程度に合わせてインキ供給量を自
動調整し、印刷濃度が適正でない印刷物が発生するのを
最小限にし、印刷濃度が適正でない印刷物の多発によっ
て発生しているランニングコストを低減することを、第
2の目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、印刷画像比
率と印刷速度に基づいてインキポンプによるインキ供給
量を変化させる印刷機において、インキ供給対象部分の
印刷画像比率に対応するデータを入力する画像比率入力
部と、印刷機の印刷速度を検出し検出した印刷速度に対
応する印刷速度信号を出力する印刷速度検出部と、印刷
速度検出部が出力する印刷速度信号に基づいて印刷速度
が増速方向に変化したか増速も減速もしていないか減速
方向に変化したかを判定して速度変化結果を出力する
度判定部と、印刷画像比率別に定めた第1補正係数及び
印刷速度の増速か増減速なしか減速かに基づいて定めた
第3補正係数の夫々を記憶する記憶部と、入力される印
刷画像比率に対応するデータ及び速度変化判定結果に基
づいて第1補正係数及び第3補正係数を記憶部から取り
出すとともに、これらの係数と印刷速度とからインキ供
給補正係数を求め、当該インキ供給補正係数で補正した
だけのインキを供給すべくインキポンプを動作させる信
号を出力する処理部とを有し、印刷画像比率、速度変化
判定結果及び印刷速度に基づいてインキポンプの動作を
制御することを特徴とする構成によって前記目的を達成
しようとするものである。また、使用するインキ別に定
めた第2補正係数を用いるようにしている。
【0012】前記構成によれば、まずインキポンプのイ
ンキ供給対象部分の印刷画像比率を、画像比率入力部を
介して処理部に入力する。また、使用するインキ指定が
必要なときは、インキポンプで使用するインキをインキ
指定部から処理部に入力指定する。
【0013】印刷画像比率を入力された処理部は、記憶
部の第1補正係数の中から当該印刷画像比率に対応する
第1補正係数を取り出す。また、インキが指定されてい
るときは、記憶部の第2補正係数の中から指定されたイ
ンキに対応する第2補正係数を取り出す。
【0014】この状態で印刷機が起動される。すると、
印刷機の作動速度すなわち印刷速度に相応する信号が出
力され、印刷速度検出部に入力される。印刷速度検出部
は、例えば予め設定された時間ごとに、入力される作動
速度に相応する信号から印刷機の印刷速度を検出し、検
出した印刷速度に対応する印刷速度信号を出力する。印
刷速度検出部が出力した印刷速度信号は、速度判定部と
処理部に入力される。
【0015】印刷速度信号が入力された速度判定部は、
今回入力された印刷速度信号と直前に入力された印刷速
度信号とを比較し、印刷速度が増速されているのか、減
速されているのか又は変化していないのかを判定し、判
定結果を信号出力する。速度判定部が出力した信号は処
理部に入力される。
【0016】印刷機の起動にともなって印刷速度信号と
印刷速度の判定結果の信号とを入力された処理部は、記
憶部の第3補正係数の中から、入力された印刷速度の判
定結果に対応する第3補正係数を取り出すとともに、印
刷速度信号に基づいて第1補正係数、第2補正係数及び
第3補正係数を確定し、更に、確定した第1補正係数、
第2補正係数及び第3補正係数からインキ供給補正係数
を求め、求めたインキ供給補正係数で補正しただけのイ
ンキを供給すべくインキポンプを動作させる信号を出力
する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の1つの実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、基本構成図である。図中、1はイ
ンキポンプであり、少なくとも印刷速度と印刷画像比率
とに応じて印刷機ヘインキ供給を行う制御対象となって
いるものである。
【0019】2はインキポンプ駆動モーターであるステ
ッピングモーターであり、前記インキポンプ1を駆動す
るものである。
【0020】3は処理部である。処理部3は、入力され
る当該印刷の際の幾つかのデータに基づいて、予め定め
られた幾つかの係数を選択、確定し、確定した係数を用
いて当該印刷におけるインキ供給に必要なステッピング
モーター2の回転数rnを求める演算を行う。
【0021】処理部3には、当該印刷においてインキポ
ンプ1がインキを供給すべきインキ供給対象部分の印刷
画像比率に対応するデータが画像比率入力部11から、
インキの指定がインキ指定部12から、印刷速度に対応
するデータが印刷速度検出部5から夫々入力され、かつ
速度変化の判定結果が速度判定部6から入力されるよう
になっている。なお、インキの指定が不要のときにはイ
ンキ指定部12からの入力がなく、速度変化の判定結果
が不要のときは速度判定部6からの入力がないのは勿論
である。
【0022】そして、印刷画像比率に対応するデータと
しては、例えば製版用フィルムをスキャニングして得ら
れた画像比率値又は製版用電子イメージの画像比率値に
基づく値が用いられ、印刷速度に対応するデータとして
は、例えば印刷機駆動部21(図2参照)に連動する印
刷機パルス出力部13の単位時間あたりの出力パルス
数、あるいはこの出力パルス数に基づいて求められた単
位時間当たりの被駆動部(版胴など)の回転数、あるい
はこれらの数値に基づく値が用いられる。
【0023】4は記憶部であり、処理部3が入力データ
に基づいて選択するための幾つかの係数を記憶させられ
ている。記憶部4が記憶する計数は、例えば表1に示す
ように印刷画像比率別に印刷速度と対応させて予め設定
した第1補正係数Xn、表2に示すようにインキ別に印
刷速度と対応させて予め設定した第2補正係数Yn及び
表3に示すように印刷速度の変化状態別に印刷速度と対
応させて予め設定した第3補正係数Znが記憶させられ
ている。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】第1補正係数Xnは、通常のインキを使用
して一定の印刷速度で印刷稼動するときに、印刷画像比
率ごとに、必要となる量のインキを供給するのに相応す
るステッピングモーター2の回転数、すなわち、基準と
なるインキ供給をするために必要なステッピングモータ
ー2の基準回転数を求めることができる係数である。そ
して、前記基準となるインキ供給量は、一般的に印刷速
度に比例するように定められており、第1補正係数Xn
は、例えば図4に示すように、印刷速度Vに比例する関
係でかつ印刷画像比率Nに応じた値として得られるよう
に定められている。なお図4の例の場合には表1におけ
るX001,X012,X023,X034,X04m
は同じ値であり、以下同様にXn01,Xn12,Xn
23,Xn34,Xn4mは同じ値である。
【0028】第2補正係数Ynは、通常のインキに比較
して発色が弱いためインキ供給量を多くして印刷する必
要のあるインキ又は発色が強いためインキ供給量を少く
して印刷する必要のあるインキなど、通常のインキと異
なる量を供給する必要のあるインキを使用して一定速度
で印刷稼動するときに、印刷画像比率ごとに、必要とな
る量のインキを供給するのに相応するステッピングモー
ター2の回転数を得るべく、前記第1補正係数Xnによ
って求めたステッピングモーター2の基準回転数を、適
宜の割合で増減すべく定められている。第3補正係数Z
nは、増速時係数Zanと減速時係数Zbnが定められ
ている。
【0029】増速時係数Zanは、例えば印刷画像比率
N1の印刷画像を通常のインキで印刷する場合に、図5
にA1で示すように、印刷機による印刷稼動が始動から
予め定めた通常稼動時の印刷速度に達するまでの増速過
程において、初期増速時に版面に供給されるインキ量に
不足が生じないように、始動から予め定めた所定印刷速
度(図示では速度V4)に達するまでの増速過程の間、
基準となるインキ供給量を上回るインキ供給量を得るべ
く、ステッピングモーター2が基準回転数を超える回転
数が得られるように、また、前記予め定めた所定印刷速
度から最大印刷速度に達するまでの間は、ステッピング
モーター2が基準回転数と等しい回転数となるように、
前記第1補正係数Xnによって求めたステッピングモー
ター2の基準回転数を、適宜の割合で増すべく定められ
ている。
【0030】減速時係数Zbnは、例えば印刷画像比率
N1の印刷画像を通常のインキで印刷する場合に、図5
にB1で示すように、印刷機による印刷稼動が通常稼動
時の印刷速度から停止に達するまでの減速過程におい
て、版面に供給されるインキ量が過多にならないよう
に、予め定めた所定印刷速度(図示では速度V4)から
停止までの間、基準となるインキ供給量を下回るインキ
供給量を得るべく、ステッピングモーター2が基準回転
数未満の回転数となるように、また、例えばオフセット
印刷機では、印刷機が停止する前のインキ供給停止速度
ではステッピングモーター2が停止するように、前記第
1補正係数Xnによって求めたステッピングモーター2
の基準回転数を、適宜の割合で減ずべく定められてい
る。
【0031】なお、図5において、印刷画像比率N1の
場合における、増速側(A1)と減速側(B1)とに対
応するステッピングモーター2の基準回転数を示してい
る。なお同様に印刷画像比率N0,N2,…Nnに対応
する形で夫々の場合における増速や減速が用意される。
【0032】7は駆動パルス出力部であり、パルス発生
部8が発生する当該印刷機による印刷で必要な最多量の
インキ供給のために必要な回転速度rm以上でステッピ
ングモーター2を回転させる周波数の基本パルスと、処
理部3で求められた前記インキ供給に必要なステッピン
グモーター2の回転数rnとに基づいて、ステッピング
モーター2を当該回転数rnで回転させるための駆動パ
ルスを出力するものである。
【0033】9は励磁信号出力部であり、駆動パルス出
力部7からの出力を基にステッピングモーター2の各相
のモーターコイルに流す励磁信号を生成するものであ
る。
【0034】10はモータードライバーであり、励磁信
号出力部9から出力される励磁信号を電力増幅し、対応
相のモーターコイルに励磁電流を流させるものである。
【0035】図2は新聞用オフセット印刷機に本発明を
適用した1つの実施の形態を示している。図示の印刷機
では、圧胴ICとブランケット胴BCとの間に連続紙W
を通し、版胴PCに装着した刷版にインキ装置INによ
ってインキを供給し、刷版の画像を、ブランケット胴B
Cに装着したブランケット面を介して連続紙Wに印刷す
る。
【0036】図示の版胴PCは、その軸方向に新聞4ペ
ージ分、一周に新聞2ページ分の計8ページ分の刷版を
装着することができ、前記軸方向の新聞1ページ幅ごと
に8つのエリア(コラム)に分割し、それぞれのコラム
ごとに1個のインキポンプが割りあてられて設けられ、
8個のインキポンプを集合させて、版胴PCの新聞1ペ
ージ分の幅にインキを供給するインキポンプユニットP
Uとして組み付けられている。
【0037】インキポンプユニットPUの各インキポン
プは、それぞれ個別のインキポンプ駆動モーターである
ステッピングモーター2を有しており、ステッピングモ
ーター2は、例えば200ステップで1回転(ステップ
角1.8度)のモーターであり、印刷稼動における最大
必要量のインキ供給に対して、すなわち、最大速度の印
刷稼動において最大画像率(100パーセント)である
コラムに対して必要かつ十分なインキ供給を行い得るよ
うインキポンプを駆動するときの回転速度rmが、例え
ば毎分120回転であるように設定されている。
【0038】また、インキポンプは、吸入側がインキタ
ンク(図示せず)と配管連結され、かつ吐出側がインキ
装置INのインキレールIRと配管連結されている。
【0039】なお、図面の煩雑さをさけるために、ステ
ッピングモーター2は1台のインキポンプユニットPU
についてのみ図示し、また、以下に記載する制御装置1
5の励磁信号出力部9及びモータードライバー10につ
いても、1台のインキポンプユニットPUについてのみ
図示した。
【0040】制御装置15は、処理部3、記憶部4、印
刷速度検出部5、速度判定部6、駆動パルス出力部7、
パルス発生部8、励磁信号出力部9、モータードライバ
ー10を備えており、これら各部の機能、作用は前記し
たとおりである。なお、図2において、11は画像比率
入力部、12はインキ指定部、13は印刷機パルス出力
部、21は印刷機駆動部であるモーター、20は刷版を
表している。
【0041】以上記載の構成の動作を、図3のフローチ
ャートを用いて説明する。まず、印刷稼動に先立って、
当該印刷稼動にあたってのデータが処理部3に入力され
る。すなわち、適宜の手段によって得られた刷版20の
各コラムごとの印刷画像比率データが、画像比率入力部
11から入力される。また、必要に応じてインキ指定部
12から当該印刷に使用されるインキが入力指定され
る。すると処理部3は、入力された印刷画像比率に対応
する第1補正係数Xn、すなわち、表1における当該画
像比率に対応する第1補正係数Xnの「行」を記憶部4
から取り出す。また、入力されたインキ指定に対応する
第2補正係数Yn、すなわち、表2における当該指定さ
れたインキに対応する第2補正係数Ynの「行」を記憶
部4から取り出す(ステップ1〜ステップ4)。
【0042】この状態で、印刷機駆動部21が起動され
印刷機が稼動を開始する。すると、印刷機駆動部21に
連結された印刷機パルス出力部13は、単位時間当たり
の出力数が印刷機駆動部21の回転速度に比例するパル
ス出力を行う。そして、このパルス出力は、印刷速度検
出部5で処理されて、印刷速度信号として、単位時間あ
たりの出力パルス数、あるいはこの出力パルス数に基づ
いて求められた単位時間当たりの被駆動部(版胴など)
の回転数、あるいはこれらの数値に基づく他の適宜の値
で出力される(ステップ5)。
【0043】印刷速度検出部5が出力した印刷速度信号
は、処理部3及び速度判定部6に取り込まれる。
【0044】速度判定部6は、予め定められた時間ごと
に、印刷速度検出部5が出力した印刷速度信号を取り込
み、今回取り込んだ印刷速度信号と直前に取り込んだ印
刷速度信号と比較し、印刷機の稼動速度の変化状態、す
なわち印刷速度の変化状態が、増速しているのか、減速
しているのか、速度変化がないのかを判定し、判定結果
を信号出力する。
【0045】なお、速度判定部6は、印刷機が起動信号
から予め定めた通常稼動時の印刷速度に達するまでの間
及び停止信号によって停止に達するまでの間にだけ印刷
速度の増減速判定作動をするようになっている。したが
って、起動信号の後、一度通常速度に達した後は、停止
信号による減速でないかぎり、印刷稼動中に何らかの理
由で印刷速度の増減速があっても、速度判定部6は増減
速なしの信号を出力し続ける(ステップ6)。
【0046】また、処理部3は、速度判定部6が信号出
力するたびに信号出力又は出力信号を更新する。具体的
には、印刷速度検出部5が出力した印刷速度信号と速度
判定部6が出力した速度判定結果の信号を取り込む。そ
して、速度判定結果に対応する第3補正係数Zn、すな
わち、表3における当該入力された速度判定結果に対応
する第3補正係数Znの「行」を記憶部4から取り出
し、更に、印刷速度信号に基づいて、第1補正係数X
n、第2補正係数Yn及び第3補正係数Znをそれぞれ
当該印刷速度に対応する値である第1補正係数Xk、第
2補正係数Yk及び第3補正係数Zkに確定する(ステ
ップ7〜ステップ11)。
【0047】続いて、確定した第1補正係数Xk、第2
補正係数Yk及び第3補正係数Zkによってインキ供給
補正係数Ikを、 Ik=Xk×Yk×Zk として求め、求めたインキ供給補正係数Ikに相応する
信号、すなわち、当該インキ供給補正係数Ikに相応す
るステッピングモーター2の回転数、すなわちインキ供
給補正係数Ikのときの印刷におけるインキ供給に必要
なステッピングモーター2の回転数rkを rk=Ik×rm+C (Cは0を含む定数) として求め、これを適宜の信号で出力する。なお、上記
の演算において、インキ指定の無いときの第2補正係数
Ynは「1」、速度変化の判定結果が無いときの第3補
正係数Znは「1」である。また、Cは適宜に定めた定
数である。
【0048】また、前記速度判定部6が速度判定作動す
る印刷速度範囲において、印刷速度の変化がなくなった
とき(定速稼動になったとき)は、処理部3は、ステッ
ピングモーター2の回転数rkが、予め定められた時間
をかけて徐々に基準速度に至るように信号出力する(ス
テップ12)。
【0049】処理部3が出力したステッピングモーター
2の回転数rkを指定する信号は、駆動パルス出力部7
に入力される。ステッピングモーター2の回転数rkを
指定する信号が入力された駆動パルス出力部7は、パル
ス発生部8が出力する、例えば1キロへルツの基本パル
スを、ステッピングモーター2を処理部3が指定する回
転数rkで回転させることのできる周波数に落とした駆
動パルスとして出力する(ステップ13)。
【0050】駆動パルス出力部7が出力した駆動パルス
は、励磁信号出力部9に入力される。駆動パルスが入力
された励磁信号出力部9は、駆動パルスに応じて励磁信
号を生成して出力し、モータードライバー10を介して
電力を増幅し、各ステッピングモーター2を、それぞれ
処理部3が指定する回転数rkで回転させる(ステップ
14〜ステップ15)。
【0051】印刷稼動終了のための停止信号によって印
刷機が停止するときは、停止信号を受けて印刷機が減速
を開始し、以下、印刷機が停止するまでステップ5から
ステップ15までの作動を行う。
【0052】以上記載のとおりインキポンプを制御する
ことにより、印刷稼動開始時の増速過程におけるインキ
供給不足及び印刷稼動停止時の減速過程におけるインキ
供給過多をなくしたインキポンプの作動が得られる。ま
た、発色の程度の異なるインキを使用した場合でも適切
なインキ供給を行うインキポンプの作動が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上記載のとおりであり、この発明の実
施により、印刷始動時の増速過程及び印刷終了時の減速
過程において、印刷濃度が適正でない印刷物の発生を最
小限まで減らす又は無くすことができた。したがって、
従来問題となっていた濃度不良印刷物の発生による多大
のランニングコストを、著しく減らすことができた。
【0054】また、発色の程度が相違する種々のインキ
を使用した場合でも、使用するインキに合わせてインキ
供給量を調整できるので、インキを替えても濃度不良印
刷物が生じたり色バランス不良の印刷物が生じるのを最
小限まで減らす又は無くすことができた。したがって、
従来問題となっていた濃度不良印刷物や色バランス不良
の印刷物の発生による多大のランニングコストを、著し
く減らすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の基本構成図であ
る。
【図2】新聞用オフセット印刷機に本発明を適用した1
つの実施の形態を示す図である。
【図3】図2に示す実施の形態構成における動作を示す
フローチャートである。
【図4】印刷画像比率Nnごとの、印刷速度に対するス
テッピングモーター2の基準回転数、すなわち、第1補
正係数Xnで調整したステッピングモーター2の回転数
の一例を示す図である。
【図5】印刷画像比率N1における、印刷速度に対する
ステッピングモーター2の基準回転数、第3補正係数Z
nの増速時係数Zanで調整したステッピングモーター
2の回転数及び第3補正係数Znの減速時係数Zbnで
調整したステッピングモーター2の回転数の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1:インキポンプ 2:ステッピングモーター(インキポンプ駆動モータ
ー) 3:処理部 4:記憶部 5:印刷速度検出部 6:速度判定部 7:駆動パルス出力部 8:パルス発生部 9:励磁信号出力部 10:モータードライバー 11:画像比率入力部 12:インキ指定部 13:印刷機パルス出力部 15:制御装置 20:刷版 21:印刷機駆動部 BC:ブランケット胴 IC:圧胴 IN:インキ装置 IR:インキレール PC:版胴 PU:インキポンプユニット W:連続紙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷画像比率と印刷速度に基づいてイン
    キポンプによるインキ供給量を変化させる印刷機におい
    て、 インキ供給対象部分の印刷画像比率に対応するデータを
    入力する画像比率入力部と、 印刷機の印刷速度を検出し検出した印刷速度に対応する
    印刷速度信号を出力する印刷速度検出部と、 印刷速度検出部が出力する印刷速度信号に基づいて印刷
    速度が増速方向に変化したか増速も減速もしていないか
    減速方向に変化したかを判定して速度変化結果を出力す
    速度判定部と、 印刷画像比率別に定めた第1補正係数及び印刷速度の増
    か増減速なしか減速かに基づいて定めた第3補正係数
    の夫々を記憶する記憶部と、 入力される印刷画像比率に対応するデータ及び速度変化
    判定結果に基づいて第1補正係数及び第3補正係数を記
    憶部から取り出すとともに、これらの係数と印刷速度と
    からインキ供給補正係数を求め、当該インキ供給補正係
    数で補正しただけのインキを供給すべくインキポンプを
    動作させる信号を出力する処理部とを有し、 印刷画像比率、速度変化判定結果及び印刷速度に基づい
    てインキポンプの動作を制御することを特徴とするイン
    キポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 印刷画像比率と印刷速度とに基づいてイ
    ンキポンプによるインキ供給量を変化させる印刷機にお
    いて、 インキ供給対象部分の印刷画像比率に対応するデータを
    入力する画像比率入力部と、 使用するインキを指定するインキ指定部と、 印刷機の印刷速度を検出しその印刷速度に対応する印刷
    速度信号を出力する印刷速度検出部と、 印刷画像比率別に定めた第1補正係数及びインキ別に定
    めた第2補正係数を夫々記憶する記憶部と、 入力される印刷画像比率に対応するデータ及び入力され
    たインキ指定に基づいて第1補正係数及び第2補正係数
    を記憶部から取り出すとともに、これらの係数と印刷速
    度とからインキ供給補正係数を求め、当該インキ供給補
    正係数で補正しただけのインキを供給すべくインキポン
    プを動作させる信号を出力する処理部とを有し、 印刷画像比率、指定されたインキ及び印刷速度に基づい
    てインキポンプの動作を制御することを特徴とするイン
    キポンプ制御装置。
  3. 【請求項3】 印刷画像比率と印刷速度とに基づいてイ
    ンキポンプによるインキ供給量を変化させる印刷機にお
    いて、 インキ供給対象部分の印刷画像比率に対応するデータを
    入力する画像比率入力部と、 使用するインキを指定するインキ指定部と、 印刷機の印刷速度を検出しその印刷速度に対応する印刷
    速度信号を出力する印刷速度検出部と、 印刷速度検出部が出力する印刷速度信号に基づいて印刷
    速度が増速方向に変化したか増速も減速もしていないか
    減速方向に変化したかを判定して速度変化結果を出力す
    速度判定部と、 印刷画像比率別に定めた第1補正係数、インキ別に定め
    た第2補正係数及び印刷速度の増速か増減速なしか減速
    かに基づいて第3補正係数の夫々を記憶する記憶部と、 入力される印刷画像比率に対応するデータ、入力された
    インキ指定及び速度変化判定結果に基づいて第1補正係
    数、第2補正係数及び第3補正係数を記憶部から取り出
    すとともに、これらの係数と印刷速度とからインキ供給
    補正係数を求め、当該インキ供給補正係数で補正しただ
    けのインキを供給すべくインキポンプを動作させる信号
    を出力する処理部とを有し、 印刷画像比率、指定されたインキ、速度変化判定結果及
    び印刷速度に基づいてインキポンプの動作を制御するこ
    とを特徴とするインキポンプ制御装置。
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