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JP3428772B2 - 表面検査装置 - Google Patents
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JP3428772B2 - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JP3428772B2
JP3428772B2 JP09075195A JP9075195A JP3428772B2 JP 3428772 B2 JP3428772 B2 JP 3428772B2 JP 09075195 A JP09075195 A JP 09075195A JP 9075195 A JP9075195 A JP 9075195A JP 3428772 B2 JP3428772 B2 JP 3428772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表面検査装置に関す
る。この発明は光導電性の感光体の表面検査や印刷物の
評価等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】物体の表面に光を照射し、物体表面によ
る反射光の強度を測定することにより物体表面に存在す
る欠陥を検出する表面検査装置は、従来から種々のもの
が提案されている。
【0003】また、上記反射光に基づき画像処理を行う
ことにより欠陥の大きさ等、不具合の程度を判断するこ
ともできる。
【0004】しかし従来の表面検査では、検査対象とな
る欠陥の種類が、大きな面積の凹凸欠陥とか、表面の変
形状況といった特定の種類に限られている。
【0005】被検査体の表面に発生する欠陥の種類が複
数あるような場合には、欠陥の種類により、その不具合
の判断基準も異なるのが普通であり、このような場合に
は、従来のように特定の欠陥のみに就いての検査のみで
は、表面状態の適正な評価を行うことはできない。
【0006】図11は、従来から知られた表面検査装置
の1例を示している。被検査体101は円筒形状であっ
て、図示の如く軸の回りに回転させられる。
【0007】被検査体101の側方には、(b)に示す
ようにライン照明装置103が、被検査体101の母線
に平行に、且つ被検査体101の法線面(被検査体10
1の表面の法線を、上記表面の母線方向へ連ねて得られ
る面。図1(b)中に鎖線で示す)に対して角:φだけ
傾くように配備され、(a)に示すように、被検査体1
01の「母線方向に平行な帯状部分」に光を照射するよ
うになっている。
【0008】照射部からの反射光は、(b)に示すよう
に上記法線面に対して角:θだけ傾けて配備された1次
元CCDカメラ102で強度を検出され、検出信号に変
換されて画像処理装置へ送られる。
【0009】図12には、被検査体における代表的な欠
陥を4種示す。図12において符号301で示す被検査
体は「光導電性の感光体」で、表面に光導電層としての
顔料の層が塗布されている。被検査体301は、本来は
所定の領域に「顔料が均一に塗布されている」べきもの
である。
【0010】(a)に示すのは、顔料が均一に塗布され
た領域302に対し、顔料が抜けた領域303が存在す
る場合である。この形態の欠陥を欠陥の種類上「欠陥:
A」と称する。
【0011】(b)に示すのは、所定の領域302Aは
顔料を均一に塗布されているが、表面に反射率の高い突
起状の異物304が付着している場合である。この形態
の欠陥を欠陥の種類上「欠陥:B」と称する。
【0012】(c)に示すのは、均一に顔料が塗布され
た領域302に対し、顔料が凝集した領域305が存在
する場合である。この形態の欠陥を欠陥の種類上「欠
陥:C」と称する。
【0013】(d)に示すのは、所定の領域302Aは
顔料が均一に塗布されているが、表面に光吸収性の高い
異物306が付着している場合である。この形態の欠陥
を欠陥の種類上「欠陥:D」と称する。
【0014】一般に、欠陥:Aでは欠陥となる「顔料の
抜けた部分302」で、反射光強度が大きくなる。また
欠陥:Bでは欠陥となる「異物304の付着部分」で反
射光強度が大きくなる。
【0015】また、欠陥:Cでは欠陥となる「顔料の凝
集した領域305」で反射光強度が小さくなり、欠陥:
Dでは欠陥となる「異物306の付着部」で反射光強度
が小さくなる。
【0016】被検査体301が上記のように「電子写真
用の光導電性の感光体」で、欠陥:A,Bの2種類の欠
陥が存在する場合を想定し、表面のOK(良)/NG(非
良)を判定する特徴量として「欠陥領域の輝度の分散
値」と「欠陥部分の画素数」の2つを採用すると、欠陥
A,Bでは欠陥領域からの反射光の強度が大きくなるの
で上記「特徴量による空間」において、2種の欠陥:A,
Bの主たる分布領域は図13に示すように互いに重なり
合うことが考えられる。
【0017】被検査体が感光体である場合、欠陥:Aと
Bとでは、欠陥:Bの方が悪影響が大きいので、欠陥:
Bの「OK/NGの境界B(破線)」は、欠陥:Aに対
する「OK/NGの境界A(鎖線)」に比して厳しく設
定されている。
【0018】このような場合、欠陥:Aに対するOK領
域と欠陥:Bに対するNG領域とが重なりあっているた
め、欠陥:Aと欠陥:Bとを共通の判定基準で「OK/
NG判定」することは困難である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、複数種類の欠陥の存
在を前提とし、欠陥の種類に応じて、その不具合の程度
を適正に評価できる新規な表面検査装置の提供を目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の表面検査装置
は「被検査体の検査すべき表面に光照射手段により検査
用の光を照射し、上記表面からの反射光の強度を光検出
手段により検出し、検出信号の解析により上記表面の欠
陥を検出する装置」であって、識別手段と、判定手段と
を有する。
【0021】「識別手段」は、欠陥の種類を識別する手
段である。例えば、欠陥の種類として前述の欠陥:A〜
Dの4種が存在するのであれば、欠陥が存在するとき、
その欠陥が上記4種のうちの何れであるかが識別され
る。欠陥の種類の識別は適当な画像処理、例えば、従来
から知られた「パターンマッチング法」や「ニューラル
ネットを利用した識別法」を利用して行うことができ
る。
【0022】「判定手段」は、識別手段が識別した欠陥
の種類ごとに、欠陥の不具合の度合いを判定する手段で
ある。
【0023】請求項1記載の表面検査装置は、「識別手
段により識別された欠陥の種類に応じ、被検査体の表面
に照射する光の波長を変化させる照射波長変更手段」を
有する。 請求項2記載の表面検査装置は、「識別手段に
より識別された欠陥の種類に応じ、被検査体の表面によ
る反射光のうちの所定の波長領域の光を検出するべく、
検出光の波長領域を選択する波長選択手段」を有する。
【0024】光照射手段は「識別手段により識別された
欠陥の種類に応じ、被検査体の表面 に照射する光の照射
角を変更する光照射角変更手段」を有することができる
(請求項3)。 光検出手段は「識別手段により識別され
た欠陥の種類に応じ、被検査体の表面による反射光の強
度を検出する検出角を変更する光検出角変更手段」を有
することができる(請求項4)。
【0025】また、光照射手段が「識別手段により識別
された欠陥の種類に応じ、被検査体の表面に照射する光
の波長を変化させる照射波長変更手段」を有し、同時に
光検出手段が「識別手段により識別された欠陥の種類に
応じ、被検査体の表面による反射光のうちの所定の波長
領域の光を検出するべく検出光の波長領域を選択する波
長選択手段」を有することができる(請求項)。
【0026】光検出手段はまた「識別手段により識別さ
れた欠陥の種類に応じ、被検査体の表面による反射光の
強度を検出する空間分解能を変更する空間分解能変更手
段」を有することができる。
【0027】さらに、光検出手段は「被検査体の表面か
らの蛍光の強度を検出する蛍光強度検出手段」を有する
ことができる。
【0028】
【作用】上記の如く、この発明では、被検査体の表面の
欠陥が複数種類であることを前提とする。欠陥が存在す
ると「どの種類の欠陥」であるかが識別手段により識別
され、識別された欠陥種類において「どの程度の不具合
か」が判定手段により判定される。
【0029】
【実施例】図1は、この発明の基本的部分を説明するた
めの図である。(a)は上記特徴部分のブロック図、
(b)は(a)の部分が行う処理のフロー図である。
【0030】被検査体は、例えば図11に即して先に説
明した「光導電性の感光体」でドラム状であり、図11
の場合のように所定方向へ等速回転される。表面に存在
する欠陥としては前述の欠陥:A,Bが想定されてい
る。光照射手段による被検査体への光の照射、光検出手
段による反射光の強度の検出は図11に即して説明した
のと同様である。
【0031】図1(a)にブロック図として示すよう
に、光検出手段からの「検出信号」である画像データは
「識別手段」である欠陥識別装置801に入力される
((b)の「画像入力」)。
【0032】欠陥識別装置801は「欠陥に対応する画
像データ異常」があるとき、パターンマッチングやニュ
ーラルネットによる画像処理方法で、欠陥の種類が欠
陥:Aであるか欠陥:Bであるかを識別する((b)の
「欠陥種類識別」)。
【0033】欠陥の種類が識別されると、識別された欠
陥に応じて欠陥:A判定装置802もしくは欠陥:B判
定装置803により「欠陥の不具合の程度」が判定さ
れ、OK/NGの判定がなされる((b)の欠陥A判
定、欠陥:B判定)。
【0034】欠陥:A判定装置802および欠陥:B判
定装置803は「判定手段」を構成する。判定手段によ
りNGが判定されたときは、被検査体は欠陥品としてリ
ジェクトされる。
【0035】前述の欠陥:AとBとは、これらが存在す
ると欠陥部分で被検査体表面からの反射光の強度が大き
くなるが、この場合、表面形状そのものに変化のない欠
陥:Aと、表面形状に変化のある欠陥:Bとでは主たる
反射光の方向が異なることが考えられる。
【0036】従って、識別手段により欠陥の種類が特定
された段階で、欠陥の種類に応じ、反射光の強度がより
大きくなるような方向から光照射を行うことにより不具
合の度合いの判定をより正確に行うことが可能になる。
【0037】図2は、請求項3記載の発明の特徴の一端
示している。符号101と符号102とは、図11に
おけると同様、被検査体および光検出手段(1次元CC
Dカメラ)を示している。
【0038】光検出手段102は、被検査体101の法
線面に対して角:θ傾けて配備されている。光照射手段
は2つのライン照明装置103A,103Bを有し、こ
れらはそれぞれ、被検査体101の法線面に対して角:
φ,ψだけ傾けて配備されている。角:φ,ψは「光照
射角」である。
【0039】角:φは、被検査体101の欠陥が欠陥:
A,Bの何れであっても、欠陥部からの反射光を光検出
手段102で検出できるように設定され、角:ψは、被
検査体101の欠陥が欠陥:Bである場合に、欠陥部か
らの反射光の強度が、欠陥の程度に応じて光検出手段1
02の方向でより有効に変化するように設定される。
【0040】欠陥検査に際しては、先ずライン照明装置
103Aのみを点灯し、光検出手段102からの画像信
号を図1(a)の欠陥識別装置801に入力させて欠陥
の識別を行う。
【0041】識別の結果が欠陥:Aであるときはそのま
ま「OK/NGの判定」を図1の欠陥:A判定装置80
2で実行する。識別の結果が欠陥:Bであるときにはラ
イン照明装置103Aを消灯してライン照明装置103
Bを点灯し、「OK/NGの判定」を図1の欠陥:B判
定装置803で実行する。
【0042】ライン照明装置103A,103Bの点灯
を切り替える点灯切り代え手段(図示されず。装置の制
御部(コンピュータ等)に含まれる)は、「光照射角変
更手段」を構成する。
【0043】図3は、請求項4記載の発明の特徴の一端
を示している。符号101および符号103は、図11
におけると同様、被検査体および光検出手段としてのラ
イン照明装置を示している。
【0044】光検出手段は2つの1次元CCDカメラ1
02A,102Bを有し、これらは被検査体101の法
線面に対して角:θ,η傾けて配備されている。角:
θ,ηは「光検出角」である。光照射手段であるライン
照明装置103は、被検査体101の法線面に対して、
角:φだけ傾けて配備されている。
【0045】上記角:θは、被検査体101の欠陥が欠
陥:A,B何れであっても、欠陥部からの反射光の強度
を1次元CCDカメラ102Aで良好に検出できるよう
に設定され、角:ηは、被検査体101の欠陥が欠陥:
Bである場合に、欠陥部からの反射光の強度が、欠陥の
程度に応じて1次元CCDカメラ102Bの方向でより
有効に変化するように設定される。
【0046】欠陥検査に際しては、ライン照明装置10
3を点灯し、1次元CCDカメラ102Aからの画像信
号を図1(a)の欠陥識別装置801に入力させて欠陥
の識別を行う。
【0047】識別の結果が欠陥:Aであるときはそのま
ま「OK/NGの判定」を図1の欠陥:A判定装置80
2で実行する。識別の結果が欠陥:Bであるときには、
1次元CCDカメラ102Bの出力に基づき「OK/N
Gの判定」を図1の欠陥:B判定装置803で実行す
る。
【0048】1次元CCDカメラ102A,102Bの
出力を切り替える出力切り代え手段(図示されず、装置
の制御部(コンピュータ等)に含まれる)は「光検出角
変更手段」を構成する。
【0049】図2に示す例と図3に示す例とを組み合わ
せてもよい。即ち、2以上のライン照明装置と2以上の
1次元CCDカメラとを組み合わせ、欠陥の種類に応じ
て、最適の光照射角および光検出角を組み合わせるよう
にしてもよい。
【0050】上には、被検査体101における欠陥の種
類が、欠陥:A,Bの2種である場合の実施例に付き説
明した。
【0051】被検査体101として「光導電性の感光
体」を考えるとき、感光層として塗布される顔料には
「反射の分光特性」があり、顔料が均一に塗布されてい
れば反射光の分光特性は、例えば図4の曲線aの如きも
のである。図4の縦軸の「I」は反射光強度、横軸の
「λ」は波長である。
【0052】この場合において、顔料の塗布が凝集して
いる前記欠陥:C(図2(c))の場合は、反射光の分
光特性は図4の曲線b(曲線aに1より小さい定数をか
けた形状)の如くである。
【0053】欠陥:Dの場合は、顔料の塗布は均一で表
面に「光吸収性の高い異物」が付着している(図2
(d))ので、反射光の分光特性は、例えば図4の曲線
cの如く曲線a,bとは形状の異なるものになる。
【0054】図5は、請求項記載の発明の1実施例を
説明するための図である。符号1201で示す被検査体
は、例えば光導電性の「感光体ベルト」等であり、欠陥
の種類としては欠陥:Cおよび欠陥:D(光吸収性の高
い異物による分光反射特性は予め知られている)の存在
が前提となっている。
【0055】符号1202で示す「光検出手段」はCC
Dカメラである。符号1203は光照射手段のランプを
示す。ランプ1203は「白色光」を被検査体1201
の表面に照射し、表面による反射光の強度を光検出手段
1202により検出信号としての「画像データ」に変換
し、識別手段に入力させて欠陥の種類の識別を行う。
【0056】先ず、図5(a)に示すようにランプ12
03からの白色光を直接被検査体1201の表面に照射
し、その反射光を光検出手段1202により受光し、検
出信号を識別手段に送る。
【0057】識別手段では上記反射光の強度を分光分析
し、分光特性が図4の曲線a,b,cの何れに該当する
かにより、欠陥が無い(曲線a)、欠陥:C(曲線
b)、欠陥:D(曲線c)の識別を行う。
【0058】欠陥の種類が欠陥:Cであるときには、欠
陥:C判定装置(図示されず)により欠陥:Cの不具合
の度合いを判定する。この不具合は、例えば分光特性曲
線bの最大値が小さいほど不具合の程度が著しいので、
上記最大値が所定の閾値を越えて小さくなったら「N
G」とする。
【0059】欠陥の種類が欠陥:Dであると識別された
ら、図5(b)に示すようにフィルター1204を介し
て被検査体1201の光照射を行い、その反射光を光検
出手段1202により検出し、欠陥:D判定装置(図示
されず)により、その不具合の度合いを判定する。
【0060】図6を参照すると、破線は図4における曲
線aとbの差(a−b)、鎖線は曲線aとcの差(a−
c)であり、(a−b)と(a−c)とは、波長λc
境にして大小関係が反転し、その差も大きくなる。
【0061】そこで、フィルター1204として図6の
曲線dの如く「波長λc以上の波長の光のみを透過させ
る分光透過率を持ったもの」を用いると、光吸収性の高
い異物の付着による反射光強度の変化のみを選択的に検
出できるので、欠陥:Dの不具合の程度を確実に判定で
きる。
【0062】逆に、波長λc以下の波長の光のみを透過
させる分光透過率を持ったフィルターを用いると、顔料
の濃淡による反射光強度の変化により欠陥:Cの不具合
の程度を判定できる。
【0063】フィルター1204と、これを照射光の光
路中に出し入れする図示されない移動手段とは「照射波
長変更手段」を構成し、これらとランプ1203とが光
照射手段を構成する。
【0064】図7は、請求項記載の発明の1実施例を
特徴部分のみ示す図である。混同の虞れは無いと想われ
るので、図5におけると同一のものに就いては図5にお
けると同一の符号を付した。
【0065】この実施例では、光検出手段が、CCDカ
メラ1202およびフィルター1204と、このフィル
ター1204を検出光光路中に出し入れする移動手段
(図示されず)とを有し、フィルター1204と上記移
動手段とが「波長選択手段」を構成する。
【0066】表面検査に際しては、フィルター1204
を検出光の光路から退避させ、被検査体1201からの
反射光を直接にCCDカメラ1202に入射させて、そ
の出力に基づき識別手段で欠陥の識別を行う。識別の結
果が欠陥:Cであるときはそのまま、欠陥:Cの不具合
の程度を判定して、OK/NG判定を行う。識別の結果
が欠陥:Dであるときは、図のようにフィルター120
4を介して反射光の強度の検出を行い、欠陥:Dの不具
合の程度を判定しOK/NG判定を行う。
【0067】図5,7に示す実施例では、欠陥:C,D
に応じて反射光の分光特性が互いに異なる(図4の曲線
b,c)場合であったが、さらに別の欠陥:E,F等が
存在する場合は、請求項記載の発明が有効である。
【0068】図8は、請求項記載の発明の1実施例を
要部のみ示している。混同の虞れがないと想われるもの
については図5,7におけると同一の符号を付してい
る。
【0069】光照射手段はランプ1203から被検査体
1201に照射される光の波長を変化させるフィルター
1205(照射波長変更手段の要部を構成する)を有
し、光検出手段は、CCDカメラ1202に入射する検
出光の波長領域を選択するフィルター1206(波長選
択手段の要部を構成する:フィルター1205とは分光
透過特性が異なる)を有している。
【0070】検査に際しては、フィルター1205,1
206を用いずに識別を行い、例えば欠陥:C,Dが存
在するかを調べ、欠陥:Cが存在するときはそのまま判
定を行い、欠陥:Dが存在するときは、フィルター12
05を用い判定を行う。
【0071】次にフィルター1206を用いて欠陥:
E,Fが存在するか否かを識別し、欠陥:Eが存在する
ときはそのまま判定を行い、欠陥:Fが存在するときは
フィルター1205をフィルター1206と共に用いて
判定を行う。
【0072】このようにして4種の欠陥を識別・判定で
きる。光照射手段側および光検出手段側のフィルターを
更に増やして交換可能にすれば、さらに多様な欠陥の識
別・判定を有効に行うことができる。
【0073】図9は、表面検査装置の別例を特徴部分の
み略示している。
【0074】光照射手段1203からの光を被検査体1
201の表面に照射し、その反射光を光検出手段により
検出する。光検出手段はCCDカメラ1202と、これ
を所定方向へ移動可能に支持する支持体1210と、C
CDカメラ1202を支持体1210に沿って変位させ
る変位手段(図示されず)を有する。この変位手段と支
持体1210は「空間分解能変更手段」を構成する。
【0075】被検査体1201が光導電性の感光体であ
る場合、被検査体表面の欠陥が小さいときには複写画像
への影響は少なく、画質への影響も無視できるが、欠陥
がある程度大きくなると画質への影響が顕著になる。従
って光導電性の感光体のような被検査体では「欠陥の大
きさ」を精度良く計測することが重要であり、できるだ
け高分解能の画像が必要となる。しかし、常に高分解能
の画像の処理を実施することは検査時間の制約等から困
難である。
【0076】そこで、図9において、CCDカメラ12
02の位置を(α)の位置として欠陥の識別が可能であ
る程度の低い空間分解能で撮像を行い、欠陥が識別され
たら、欠陥の種類によっては欠陥部位の特定後、CCD
カメラ1202を(β)の位置に移動させ、欠陥部位を
高い空間分解能で撮像して欠陥の識別と判定を行うよう
にする。このようにして短時間に精度のよい欠陥識別と
不具合の判定を実現できる。
【0077】図10は、表面検査装置の別例を説明する
ための図である。
【0078】光照射手段1203により被検査体120
1に光を照射し、その反射光をCCDカメラ1202に
より撮像し、その結果に基づき欠陥の識別とその不具合
の程度を判定する。
【0079】前述した欠陥:D、即ち「光吸収性の異物
が検査表面に付着している」欠陥の場合、付着物によっ
ては「蛍光」を発する場合がある。例えば「ヒトの指
紋」に代表される有機系の付着物の場合には、異物に含
まれるタンパク質等の成分が蛍光を発するので、この蛍
光の強度を検出する検出することにより、蛍光を発する
ような異物の付着を欠陥として容易且つ確実に検出でき
る。
【0080】図10において、符号1203Aで示す
「紫外線ランプ」等の照明手段により被検査体表面を照
明して付着異物を励起し、発生する蛍光をフィルター1
806により選択し、CCDカメラ1804で撮像す
る。このようにして、蛍光を発するような異物の付着を
欠陥として識別し、その不具合の程度を判定することが
可能となる。
【0081】照明手段1203Aとフィルター1806
とCCDカメラ1804とは「蛍光強度検出手段」を構
成する。
【0082】以上、各請求項に記載された発明の実施例
を説明した。説明の具体性の観点から、欠陥の主たる種
類として欠陥:A〜Dの4種類に就き説明したが、欠陥
の種類はこれに限らず、他の種々の欠陥を考慮できるこ
とは言うまでもない。欠陥の種類が増える場合に応じ
て、上記各実施例を適宜に変形できることは当業者に取
って容易に行えるところである。
【0083】例えば、図2あるいは図3の実施例に対し
て、図5または図7の実施例を組み合わせることによ
り、欠陥:A〜Dを識別・判定することが可能である。
【0084】また図2の実施例において、光照射手段を
構成するライン照明装置を3以上としたり、あるいは図
3の実施例において光検出手段の1次元CCDカメラを
3以上とすることにより、反射光の方向に差がある3以
上の欠陥に対処できるし、図5や図7の実施例において
フィルターの数を増やせば、反射光の分光特性に差異の
ある3以上の欠陥に対処できる。
【0085】光照射手段や光検出手段は、被検査体にお
ける複数の欠陥に応じて、最適な配置を取れば良いこと
は言うまでもない。
【0086】図8,9,10に即して説明した各実施例
は、互いに組み合わせて実施できるし、図2,3,5に
即して説明した実施例も互いに組み合わせることが可能
であり、さらに図2,3,5,7,8,9,10の2以
上の実施例を互いに組み合わせることも可能である。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な「表面検査装置」を提供できる(請求項1〜
)。
【0088】この発明の表面検査装置は上記のように構
成されているから、複数種類の欠陥が存在する可能性あ
る被検査体の表面の欠陥を、その種類を識別し、識別さ
れた欠陥の種類に応じて不具合の程度を精度良く判定す
ることができる。
【0089】また、請求項1〜5記載の発明では欠陥の
種類に応じて、適正な照射角(請求項)、検出角(請
求項)、照射波長(請求項1、5)、検出波長(請求
2、5を使用するので、識別された欠陥の不具合の
程度を精度良く判定できる。また、空間分解能を用いる
ことも可能であり、蛍光を発生する異物の付着を欠陥と
して識別、判定する構成も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の特徴部分を説明するための図であ
る。
【図2】請求項記載の発明の、特徴の一端を説明する
図である。
【図3】請求項記載の発明の、特徴の一端を説明する
図である。
【図4】請求項記載の発明の実施例を説明するための
図である。
【図5】請求項1記載の発明の1実施例を特徴部分のみ
略示する図である。
【図6】図5の実施例におけるフィルター1204の作
用を説明するための図である。
【図7】請求項記載の発明の1実施例を特徴部分のみ
略示する図である。
【図8】請求項記載の発明の1実施例を特徴部分のみ
略示する図である。
【図9】表面検査装置の別の例を特徴部分のみ略示する
図である。
【図10】表面検査装置の他の例を特徴部分のみ略示す
る図である。
【図11】従来技術を説明するための図である。
【図12】欠陥の種類を4種、説明するための図であ
る。
【図13】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
801 欠陥識別装置 802 欠陥:A判定装置 803 欠陥:B判定装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査体の検査すべき表面に光照射手段に
    より検査用の光を照射し、上記表面からの反射光の強度
    を光検出手段により検出し、検出信号の解析により上記
    表面の欠陥を検出する表面検査装置であって、 欠陥の種類を識別する識別手段と、 この識別手段が識別した欠陥の種類ごとに欠陥の不具合
    の度合いを判定する判定手段とを有し、 上記光照射手段が、上記識別手段により識別された欠陥
    の種類に応じて被検査体の表面に照射する光の波長を変
    化させる照射波長変更手段を有する ことを特徴とする表
    面検査装置。
  2. 【請求項2】被検査体の検査すべき表面に光照射手段に
    より検査用の光を照射し、上記表面からの反射光の強度
    を光検出手段により検出し、検出信号の解析により上記
    表面の欠陥を検出する表面検査装置であって、 欠陥の種類を識別する識別手段と、 この識別手段が識別した欠陥の種類ごとに欠陥の不具合
    の度合いを判定する判定手段とを有し、 上記光検出手段が、上記識別手段により識別された欠陥
    の種類に応じて被検査体の表面による反射光のうちの所
    定の波長領域の光を検出するべく、検出光の波長領域を
    選択する波長選択手段を有する ことを特徴とする表面検
    査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の表面検査装置にお
    いて、 光照射手段が、識別手段により識別された欠陥の種類に
    応じて被検査体の表面に照射する光の照射角を変更する
    光照射角変更手段を有することを特徴とする表面検査装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の表面検査装置にお
    いて、 光検出手段が、識別手段により識別された欠陥の種類に
    応じて被検査体の表面による反射光の強度を検出する検
    出角を変更する光検出角変更手段を有することを特徴と
    する表面検査装置。
  5. 【請求項5】請求項記載の表面検査装置において、 光検出手段が、識別手段により識別された欠陥の種類に
    応じて被検査体の表面による反射光のうちの所定の波長
    領域の光を検出するべく、検出光の波長領域を選択する
    波長選択手段を有することを特徴とする表面検査装置。
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