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JP3430802B2 - アイロン - Google Patents
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JP3430802B2 - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP3430802B2
JP3430802B2 JP15937396A JP15937396A JP3430802B2 JP 3430802 B2 JP3430802 B2 JP 3430802B2 JP 15937396 A JP15937396 A JP 15937396A JP 15937396 A JP15937396 A JP 15937396A JP 3430802 B2 JP3430802 B2 JP 3430802B2
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政雄 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等のしわ伸ば
しを行うアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは、アルミダイ
カストにより成型したベース部材の表面を粗面化した
後、ふっ素樹脂溶液を所定の厚さに塗布して焼成するこ
とにより、ベース部材の表面にふっ素樹脂層を形成した
ものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベース
部材の表面に施されたふっ素樹脂層は硬度が低いため、
衣類に付けられている釦や、ファスナー等へのアイロン
掛けにより、ふっ素樹脂層に傷が付くという問題があ
り、また、長期のアイロン掛けにより磨耗し易いという
問題もあった。
【0004】そこで、このような問題の解決可能な表面
処理を施したかけ面部材を形成し、ベース部材に取付け
ることが考えられた。しかしながら、このような複数の
部材を結合させる構成では、ふっ素樹脂層を形成するこ
とによって生じる従来の問題は解消できるが、ベース部
材側で発生させたスチームをかけ面部材側から噴出させ
る構成となるため、アイロン掛けによってスチーム穴が
衣類によって閉じられた状態になると、ベース部材とか
け面部材の接合している隙間からスチームが漏出ことが
考えられる。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、アイ
ロン掛けするかけ面の硬度を高くしてアイロン掛けの際
に傷が付くことを防止するとともに、良好にスチームを
噴出させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアイロンの第1
の手段は、ヒータによって加熱されるベース部材と、こ
のベース部材に形成した気化室と、前記ベース部材の下
面側に結合して前記ベース部材に関係なく形成されるか
け面となるかけ面部材と、このかけ面部材に設けたスチ
ーム穴と、前記ベース部材に形成し前記気化室で発生し
たスチームを前記かけ面部材のスチーム穴へ導くスチー
ム誘導部と、前記ベース部材のスチーム誘導部を囲み、
かつ、前記かけ面部材のスチーム穴を囲むように設けた
シール部材とを具備したものである。
【0007】これにより、アイロン掛けするかけ面はベ
ース部材に関係なくかけ面部材で形成するため、かけ面
の硬度を高くすることができて、アイロン掛けの際に傷
が付くことを防止できるとともに、シール部材によりベ
ース部材とかけ面部材の間からスチームが漏れるのを防
止することができる。
【0008】本発明のアイロンの第2の手段は、ヒータ
によって加熱されるベース部材と、このベース部材に形
成した気化室と、このベース部材に形成し、前記気化室
で発生したスチームを噴出するスチーム穴と、前記ベー
ス部材の下面側に結合して前記ベース部材に関係なく形
成されるかけ面となるかけ面部材とを具備し、このかけ
面部材に設けた開口部に前記ベース部材のスチーム穴を
臨ませたものである。
【0009】これにより、アイロン掛けするかけ面はベ
ース部材に関係なくかけ面部材で形成するため、かけ面
の硬度を高くすることができて、アイロン掛けの際に傷
が付くことを防止できるとともに、ベース部材のスチー
ム穴を開口部を通してかけ面側に配置しているため、ベ
ース部材のスチーム穴から直接スチームを噴出すること
ができ、ベース部材とかけ面部材の間からスチームが漏
れるのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ヒータによって加熱されるベース部材と、このベー
ス部材に形成した気化室と、前記ベース部材の下面側に
結合して前記ベース部材に関係なく形成されるかけ面と
なるかけ面部材と、このかけ面部材に設けたスチーム穴
と、前記ベース部材に形成し前記気化室で発生したスチ
ームを前記かけ面部材のスチーム穴へ導くスチーム誘導
部と、前記ベース部材のスチーム誘導部を囲み、かつ、
前記かけ面部材のスチーム穴を囲むように設けたシール
部材とを具備したものであり、アイロン掛けするかけ面
はベース部材に関係なくかけ面部材で形成するため、か
け面の硬度を高くすることができて、アイロン掛けの際
に傷が付くことを防止することができ、また、シール部
材によりベース部材とかけ面部材の間からスチームが漏
れるのを防止することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ベース部材のスチーム誘導部を囲
むようにベース部材に溝を設けるとともに、この溝にシ
ール部材を配設したものであり、ベース部材とかけ面部
材とを結合したとき、シール部材がベース部材とかけ面
部材の隙間またはスチーム穴から流れ出すのを防止する
ことができ、外観を損なわず見栄えのよいアイロンを得
ることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、ヒータによって
加熱されるベース部材と、このベース部材の下面側に結
合したかけ面部材とを具備し、前記ベース部材とかけ面
部材の間に熱伝導性のよい熱伝導部材を設けたものであ
り、ベース部材からかけ面部材への熱伝導をよくするこ
とができ、かけ面部材のアイロン掛けするかけ面の温度
を均一にすることができ、使い勝手のよいアイロンを得
ることができる。
【0013】請求項に記載の発明は、上記請求項1〜
に記載の発明において、かけ面部材に締結部材を設け
るとともに、この締結部材により気化室の外側でベース
部材と結合したものであり、締結部材がかけ面部材の位
置決めの役割をするから、かけ面部材をベース部材に確
実に結合させることができ、また、かけ面部材にめっき
層を形成する場合、締結部材がめっき層を形成する工程
で治具に引っかける役割をするから、めっき層を形成す
る工程を簡略にさせることができる。さらに、締結部材
をベース部材の気化室外に設けているので、スチームに
より締結部材が腐食することがなく、さらに気化室内の
気化面積を広く確保することができ、スチームの発生を
妨げないようにすることができる。
【0014】請求項に記載の発明は、上記請求項
記載の発明において、締結部材の下部に設けたフランジ
をベース部材に設けた支持部で支持するようにしたもの
であり、かけ面部材を締結部材によりベース部材に結合
するとき、フランジによって締結部材をかけ面部材に固
着している箇所に力が加わらないため、かけ面部材とベ
ース部材との結合強度をあげることができ、さらに、締
結部材をかけ面部材に溶接により固着する場合は、溶接
時の熱により締結部材が溶解し、溶接部周辺に付着した
スパッタをにがすことができるから、ベース部材とかけ
面部材を隙間なく結合することができる。
【0015】請求項に記載の発明は、上記請求項1〜
に記載の発明において、かけ面部材は薄板で形成し、
このかけ面部材とスチーム穴およびスチーム穴の周辺の
窪み部をプレス加工で形成したものであり、切削加工な
どと比べ端面が鋭くないから、アイロン掛け時にかけ面
部材の端面、スチーム穴などが繊維に引っかかることが
なく、使い勝手のよいアイロンを得ることができる。さ
らに、かけ面部材を製作する場合の工程を簡略にでき、
安価に作成することができる。
【0016】請求項に記載の発明は、ヒータによって
加熱されるベース部材と、このベース部材に形成した気
化室と、このベース部材に形成し、前記気化室で発生し
たスチームを噴出するスチーム穴と、前記ベース部材の
下面側に結合して前記ベース部材に関係なく形成される
かけ面となるかけ面部材とを具備し、このかけ面部材に
設けた開口部に前記ベース部材のスチーム穴を臨ませた
ものであり、アイロン掛けするかけ面はベース部材に関
係なくかけ面部材で形成するため、かけ面の硬度を高く
することができて、アイロン掛けの際に傷が付くことを
防止できるとともに、ベース部材のスチーム穴を開口部
を通してかけ面側に配置しているため、ベース部材のス
チーム穴から直接スチームを噴出することができ、ベー
ス部材とかけ面部材の間からスチームが漏れるのを防止
することができる。
【0017】請求項に記載の発明は、上記請求項7に
記載の発明において、スチーム穴は、かけ面部材のかけ
面より窪ませて設けたものであり、アイロン掛け時にス
チーム穴が繊維に引っかかることがなく、使い勝手のよ
いアイロンを得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0019】(実施例1) 図1に示すように、アイロン本体1は、ダイカスト等に
よる成型時に埋設したヒータ2によって加熱されるベー
ス部材3を有しており、このベース部材3の下面側にか
け面部材4を結合している。かけ面部材4は、図2に示
すように、表面にふっ素樹脂5を含有した金属複合めっ
き層6を形成している。
【0020】かけ面部材4に金属複合めっき層6を形成
する場合は、金属複合めっき用の液槽中にかけ面部材4
を浸ける一般的な方法により行われるもので、金属複合
めっき層6は、かけ面部材4の表面の全体にくまなく形
成される。したがって、かけ面部材4をベース部材3に
取付けた場合は、外部に露出していない部分にも金属複
合めっき層6は形成されている。
【0021】金属複合めっき層6は、ニッケル、クロー
ムあるいはこれらを組み合わせた遷移金属中にPTFE
(4ふっ化エチレン樹脂)、PFA(4ふっ化エチレン
−パーフロロアルコキシエチレン共重合体樹脂)、FE
P(4ふっ化エチレン−6ふっ化プロピレン共重合体樹
脂)の内の1種類または2種類以上を組み合わせたふっ
素樹脂5を均一に分散させた構成としている。
【0022】気化室7は、ベース部材3に設けてあり、
ヒータ2によって所定の温度に加熱される。ノズル開閉
装置8の操作によってノズル9が開かれると、水タンク
10内の水がノズル9を通して気化室7へ導かれてスチ
ームを発生する。
【0023】熱応動部材11は、所定の温度に加熱され
ると反転動作するディスクバイメタルで構成し、ノズル
9と気化室7との間に設けた弁装置(図示せず)を制御
して気化室7への水の供給を制御する。スチーム誘導部
12は、気化室7と連通しており、かけ面部材4に設け
たスチーム穴13に連通している。
【0024】そして、図3に示すように、このスチーム
誘導部12を囲むように、すなわち、図示していない
が、スチーム穴13を囲むように溝14を設け、この溝
14にスチーム漏れを防止するシール部材15を配設
し、ベース部材3とかけ面部材4の間にシール部材15
を設けている。このシール部材15は、ペースト状部材
やパッキンなどで構成している。
【0025】上記構成において作用を説明すると、アイ
ロン掛けするかけ面は、ベース部材3に関係なくかけ面
部材4で形成し、かけ面部材4は、表面にふっ素樹脂5
を含有した金属複合めっき層6を形成しているため、か
け面の硬度を高くすることができて、アイロン掛けの際
に傷が付くことを防止することができる。
【0026】また、ノズル開閉装置8の操作によってス
チームを発生してアイロンかけする場合は、シール部材
15によりベース部材3とかけ面部材4の間からスチー
ムが漏れるのを防止することができ、アイロンの周囲に
水滴がつくことがなく、作業者に不快感を与えることが
ないようにすることができる。
【0027】また、ベース部材3のスチーム誘導部12
を囲むようにベース部材3に溝14を設け、この溝14
にシール部材15を配設することにより、ベース部材3
とかけ面部材4とを結合したとき、余分のシール部材1
5を収容することができるから、シール部材15がベー
ス部材3とかけ面部材4の隙間から流れ出たり、スチー
ム穴13から流れ出すのを防止することができ、外観を
損なわず見栄えのよいアイロンを得ることができる。
【0028】(実施例2) 図4および図5に示すように、ヒータ2によって加熱さ
れ気化室7を有するベース部材3の下面側にかけ面部材
4を結合している。このベース部材3とかけ面部材4の
間には、熱伝導性のよいシリコン系接着剤などの熱伝導
部材16を設けている。
【0029】また、ベース部材3の熱伝導部材16に対
向した位置に、ベース部材3の温度を検知する温度検知
部17を配設し、同様に、ベース部材3の熱伝導部材1
6に対向した位置に、気化室7への水の供給を制御する
熱応動部材11を配設している。他の構成は上記実施例
1と同じである。
【0030】上記構成において作用を説明すると、ベー
ス部材3とかけ面部材4の間に熱伝導性のよい熱伝導部
材16を設けることにより、ヒータ2によって加熱され
るベース部材3からかけ面部材4への熱伝導をよくする
ことができ、かけ面部材4のアイロン掛けするかけ面の
温度を均一にすることができ、使い勝手のよいアイロン
を得ることができる。
【0031】また、ベース部材3の熱伝導部材16に対
向した位置に、ベース部材3の温度を検知する温度検知
部17を配設することにより、熱伝導部材16によりベ
ース部材3とかけ面部材4との間の熱伝導をよくするこ
とができるため、温度差を少なくすることができ、温度
検知部17によりベース部材3の温度を検知することに
よって、かけ面部材4の温度を精度よく制御することが
できる。
【0032】また、ベース部材3の熱伝導部材16に対
向した位置に、気化室7への水の供給を制御する熱応動
部材11を配設することにより、熱伝導部材16により
ベース部材3とかけ面部材4との間の熱伝導をよくする
ことができるため、温度差を少なくすることができ、か
け面部材4の温度が低下したとき、熱応動部材11を作
動させて気化室7への水の供給を制御する熱応動弁装置
を確実に閉じることができる。
【0033】(実施例3) 図6に示すように、かけ面部材4を薄板で形成し、この
かけ面部材4とスチーム穴13およびスチーム穴13の
周辺の窪み部18をプレス加工で形成し、上面側に複数
のリベット(締結部材)19を設けている。このリベッ
ト19は、図4に示すように、ベース部材3の気化室7
の外側に配置し、下部にフランジ20を設けている。
【0034】フランジ20は、かけ面部材4をリベット
19によりベース部材3に結合するとき、図7に示すよ
うに、ベース部材3に設けた支持部21で支持するよう
にしている。他の構成は上記実施例1または2と同じで
ある。
【0035】上記構成において作用を説明すると、リベ
ット19をベース部材3に設けたリベット挿入穴22に
挿入し、先端を図7に示すように咬めることにより、か
け面部材4をベース部材3に結合することができ、ベー
ス部材3からかけ面部材4への熱伝導をよくすることが
でき、かけ面部材4のアイロンかけ面の温度が均一にな
り使い勝手のよいアイロンができる。
【0036】また、かけ面部材4は、スチーム穴13お
よびスチーム穴13の周辺の窪み部18をプレス加工で
形成しているので、切削加工などと比べて端面が鋭くな
いから、アイロン掛け時に繊維へのひかかりがなく、使
い勝手のよいアイロンができる。さらに、かけ面部材4
を作成する場合の工程を簡略にできるから、安価に作成
することがことができる。
【0037】また、かけ面部材4をベース部材3に結合
するとき、フランジ20をベース部材3に設けた支持部
21で支持することにより、フランジ20によってリベ
ット19をかけ面部材4に固着している箇所に力が加わ
らないため、かけ面部材4とベース部材3との結合強度
を高めることができる。また、リベット19がかけ面部
材4の位置決めの役割をするから、かけ面部材4をベー
ス部材3に確実に結合させることができる。
【0038】また、リベット19をベース部材3の気化
室7の外側に設けているので、スチームによりリベット
19が腐食することがなく、気化室7内の気化面積を広
く確保することができ、スチームの発生を妨げないよう
にすることができる。さらに、かけ面部材4にめっき層
を形成する場合、リベット19がめっき層を形成する工
程で治具に引っかける役割をし、めっき層を形成する工
程を簡略にさせることができる。
【0039】また、リベット19の下部にフランジ20
を設けることにより、リベット19をかけ面部材4に固
着するとき、フランジ20によってリベット19とかけ
面部材4との接触面積を大きくすることができ、リベッ
ト19の固着強度を大きくすることができる。さらに、
リベット19をかけ面部材4に溶接により固着する場合
は、溶接時の熱によりリベット19が溶解し、溶接部周
辺に付着したスパッタをにがすことができるから、ベー
ス部材3とかけ面部材4を隙間なく結合することができ
る。
【0040】なお、上記実施例では、かけ面部材4にリ
ベット19を設け、このリベット19の先端を咬めるこ
とにより、かけ面部材4をベース部材3に結合している
が、図8に示すように、かけ面部材4にボルト23を設
け、このボルト23に設けたフランジ24をベース部材
3に設けた支持部21で支持し、ナット25を螺合して
かけ面部材4をベース部材3に結合してもよい。
【0041】(実施例4) 図9に示すように、ベース部材26は、ヒータ(図示せ
ず)によって気化室27を加熱し、この気化室27で発
生したスチームをスチーム穴28より噴出するように構
成している。かけ面部材29は、開口部30を有してベ
ース部材26の下面側に結合してあり、開口部30にス
チーム穴28を臨ませてかけ面部材29を通してスチー
ムを噴出できるようにしている。このとき、スチーム穴
28はかけ面部材29のかけ面31より窪ませて設けて
いる。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0042】上記構成において作用を説明すると、アイ
ロン掛けするかけ面31はベース部材26に関係なくか
け面部材29で形成するため、かけ面部材29の表面に
ふっ素樹脂5を含有した金属複合めっき層を形成するこ
とにより、かけ面31の硬度を高くすることができて、
アイロン掛けの際に傷が付くことを防止できる。
【0043】また、スチームを使用してアイロン掛けを
するとき、気化室27で発生したスチームをベース部材
26のスチーム穴28から直接噴出することができ、ベ
ース部材26とかけ面部材29の間からスチームが漏れ
るのを防止することができる。
【0044】また、スチーム穴28は、かけ面部材29
のかけ面31より窪ませているため、かけ面部材29を
窪ませる必要がなく、かつ、アイロン掛け時にスチーム
穴28が繊維に引っかかることがなく、使い勝手のよい
アイロンを得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ヒータによって加熱されるベース部材
と、このベース部材に形成した気化室と、前記ベース部
材の下面側に結合して前記ベース部材に関係なく形成さ
れるかけ面となるかけ面部材と、このかけ面部材に設け
たスチーム穴と、前記ベース部材に形成し前記気化室で
発生したスチームを前記かけ面部材のスチーム穴へ導く
スチーム誘導部と、前記ベース部材のスチーム誘導部を
囲み、かつ、前記かけ面部材のスチーム穴を囲むように
設けたシール部材とを具備したから、アイロン掛けする
かけ面はベース部材に関係なくかけ面部材で形成するた
め、かけ面の硬度を高くすることができて、アイロン掛
けの際に傷が付くことを防止することができ、また、シ
ール部材によりベース部材とかけ面部材の間からスチー
ムが漏れるのを防止することができ、アイロンの周囲に
水滴がつくことがなく、作業者に不快感を与えることが
ないようにすることができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、ベ
ース部材のスチーム誘導部を囲むようにベース部材に溝
を設けるとともに、この溝にシール部材を配設したか
ら、ベース部材とかけ面部材とを結合したとき、シール
部材がベース部材とかけ面部材の隙間またはスチーム穴
から流れ出すのを防止することができ、外観を損なわず
見栄えのよいアイロンを得ることができる。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、ヒ
ータによって加熱されるベース部材と、このベース部材
の下面側に結合したかけ面部材とを具備し、前記ベース
部材とかけ面部材の間に熱伝導性のよい熱伝導部材を設
けたから、ベース部材からかけ面部材への熱伝導をよく
することができ、かけ面部材のアイロン掛けするかけ面
の温度を均一にすることができ、使い勝手のよいアイロ
ンを得ることができる。
【0048】また、請求項に記載の発明によれば、か
け面部材に締結部材を設けるとともに、この締結部材に
より気化室の外側でベース部材と結合したから、締結部
材がかけ面部材の位置決めの役割を果たして、かけ面部
材をベース部材に確実に結合させることができ、また、
かけ面部材にめっき層を形成する場合、締結部材がめっ
き層を形成する工程で治具に引っかける役割をするか
ら、めっき層を形成する工程を簡略にさせることができ
る。さらに、締結部材をベース部材の気化室外に設けて
いるので、スチームにより締結部材が腐食することがな
く、さらに気化室内の気化面積を広く確保することがで
き、スチームの発生を妨げないようにすることができ
る。
【0049】また、請求項に記載の発明によれば、締
結部材の下部に設けたフランジをベース部材に設けた支
持部で支持するようにしたから、締結部材をかけ面部材
に固着するとき、フランジによって締結部材とかけ面部
材との接触面積を大きくすることができ、締結部材の固
着強度を大きくすることができるとともに、かけ面部材
を締結部材によりベース部材に結合するとき、フランジ
によって締結部材をかけ面部材に固着している箇所に力
が加わらないため、かけ面部材とベース部材との結合強
度を高めることができ、さらに、締結部材をかけ面部材
に溶接により固着する場合は、溶接時の熱により締結部
材が溶解し、溶接部周辺に付着したスパッタを逃がすこ
とができるから、ベース部材とかけ面部材を隙間なく結
合することができる。
【0050】また、請求項に記載の発明によれば、か
け面部材は薄板で形成し、このかけ面部材とスチーム穴
およびスチーム穴の周辺の窪み部をプレス加工で形成し
たから、切削加工などと比べ端面が鋭くないため、アイ
ロン掛け時にかけ面部材の端面、スチーム穴などが繊維
に引っかかることがなく、使い勝手のよいアイロンを得
ることができる。さらに、かけ面部材を作成する場合の
工程を簡略にでき、安価に製作することができる。
【0051】また、請求項に記載の発明によれば、ヒ
ータによって加熱されるベース部材と、このベース部材
に形成した気化室と、このベース部材に形成し、前記
化室で発生したスチームを噴出するスチーム穴と、前記
ベース部材の下面側に結合して前記ベース部材に関係な
く形成されるかけ面となるかけ面部材とを具備し、この
かけ面部材に設けた開口部に前記ベース部材のスチーム
穴を臨ませたから、アイロン掛けするかけ面はベース部
材に関係なくかけ面部材で形成するため、かけ面の硬度
を高くすることができて、アイロン掛けの際に傷が付く
ことを防止できとともに、ベース部材のスチーム穴を
かけ面部材を通してかけ面側に配置しているため、ベー
ス部材のスチーム穴から直接スチームを噴出することが
でき、ベース部材とかけ面部材の間からスチームが漏れ
るのを防止することができる。
【0052】また、請求項に記載の発明によれば、ス
チーム穴は、かけ面部材のかけ面より窪ませて設けたか
ら、かけ面部材を窪ませる必要がなく加工が容易になる
とともに、アイロン掛け時にスチーム穴が繊維に引っか
かることがなく、使い勝手のよいアイロンを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアイロンの要部を断面
で示した側面図
【図2】同アイロンの要部拡大断面図
【図3】(a) 同アイロンのベース部材の断面図 (b) 同アイロンのベース部材の下面図
【図4】本発明の第2の実施例のアイロンのかけ面部材
をベース部材に結合した状態の上面図
【図5】同アイロンのかけ面部材をベース部材に結合し
た状態の下面図
【図6】(a) 本発明の第3の実施例のアイロンのか
け面部材の断面図 (b) 同アイロンのかけ面部材の下面図
【図7】同アイロンの一例の要部拡大断面図
【図8】同アイロンの他の例の要部拡大断面図
【図9】本発明の第4の実施例のアイロンの要部断面図
【符号の説明】
2 ヒータ 3 ベース部材 4 かけ面部材 7 気化室 12 スチーム誘導部 13 スチーム穴 15 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−139989(JP,A) 特開 昭58−183199(JP,A) 特開 平9−262400(JP,A) 実開 昭63−125998(JP,U) 実開 昭58−26500(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベース部材
    と、このベース部材に形成した気化室と、前記ベース部
    材の下面側に結合して前記ベース部材に関係なく形成さ
    れるかけ面となるかけ面部材と、このかけ面部材に設け
    たスチーム穴と、前記ベース部材に形成し前記気化室で
    発生したスチームを前記かけ面部材のスチーム穴へ導く
    スチーム誘導部と、前記ベース部材のスチーム誘導部を
    囲み、かつ、前記かけ面部材のスチーム穴を囲むように
    設けたシール部材とを具備したアイロン。
  2. 【請求項2】 ベース部材のスチーム誘導部を囲むよう
    にベース部材に溝を設けるとともに、この溝にシール部
    材を配設した請求項1記載のアイロン。
  3. 【請求項3】 ヒータによって加熱されるベース部材
    と、このベース部材の下面側に結合したかけ面部材とを
    具備し、前記ベース部材とかけ面部材の間に熱伝導性の
    よい熱伝導部材を設けたアイロン。
  4. 【請求項4】 かけ面部材に締結部材を設けるととも
    に、この締結部材により気化室の外側でベース部材と結
    合した請求項1〜のいずれか1項に記載のアイロン。
  5. 【請求項5】 締結部材の下部に設けたフランジをベー
    ス部材に設けた支持部で支持するようにした請求項
    載のアイロン。
  6. 【請求項6】 かけ面部材は薄板で形成し、このかけ面
    部材とスチーム穴およびスチーム穴の周辺の窪み部をプ
    レス加工で形成した請求項1〜のいずれか1項に記載
    のアイロン。
  7. 【請求項7】 ヒータによって加熱されるベース部材
    と、このベース部材に形成した気化室と、このベース部
    材に形成し、前記気化室で発生したスチームを噴出する
    スチーム穴と、前記ベース部材の下面側に結合して前記
    ベース部材に関係なく形成されるかけ面となるかけ面部
    材とを具備し、このかけ面部材に設けた開口部に前記
    ース部材のスチーム穴を臨ませたアイロン。
  8. 【請求項8】 スチーム穴は、かけ面部材のかけ面より
    窪ませて設けた請求項記載のアイロン。
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