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JP3433983B2 - 画像縮小装置および画像縮小方法 - Google Patents
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JP3433983B2 - 画像縮小装置および画像縮小方法 - Google Patents

画像縮小装置および画像縮小方法

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JP3433983B2
JP3433983B2 JP23383793A JP23383793A JP3433983B2 JP 3433983 B2 JP3433983 B2 JP 3433983B2 JP 23383793 A JP23383793 A JP 23383793A JP 23383793 A JP23383793 A JP 23383793A JP 3433983 B2 JP3433983 B2 JP 3433983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白黒2値で表現された
画像の縮小変換システムに係り、特に、文字画像に対
し、画質の劣化の少ない変換画像を得るための縮小変換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の縮小を行う場合において、
SPC(Selective Processing Conversion)法、論理和法、
九分割法、高速投影法等が提案されている。これらは、
いずれも近傍の被変換画素4画素から変換画素の濃度を
決める方法である。ここで、変換画素とは、縮小後の画
素をいい、非変換画素とは、原画像の画素をいう。SPC
法は、変換画素に最も近い位置にある1原画素を選択し
て、その色情報を変換画素値としている。論理和法は、
変換画素の濃度(色情報)を最近接の4原画素の濃度の
論理和から求めている。九分割法は、原画素4点の各位
置を頂点とする方形領域を9部分領域に分割し、変換画
素が含まれる9部分領域に応じて予め定められた論理演
算式を用いて変換画素濃度を定めている。また、高速投
影法については、特開昭58-97958号公報および画像電子
学会誌(第11巻、第2号、P.72-83、1982)に述べら
れている。
【0003】上記の画像縮小手法においては、変換画素
の4近傍である被変換画素4画素から変換画素の濃度を
決定するため、水平方向の縮小変換率nxおよび垂直方
向の縮小変換率nyがそれぞれ1/2より小さい場合、画
像縮小時に参照されない被変換画素が生じる。例えば、
変換画素の最近傍の原画素の値を選択するSPC法では、
線幅m画素の細線の領域内に変換画素が位置しないと細
線は消失する。このように、他の画像縮小手法において
も、参照されない画素が細線を形成していた場合、細線
を消失するという問題点を有している。
【0004】この問題点を解決するために、特開平1-23
8275号公報、特開平2-290369号公報および電子通信学会
論文誌 D−II Vol.J75−D−II No.8 PP.1
364-1371「細線保存縮小変換法」に述べられている手法
では、水平方向の縮小変換率nxおよび垂直方向の縮小
変換率nyがそれぞれ1/2より小さいとき、参照画素
領域として、水平方向変換率nxに対し被変換画素2(1/
nx)行、垂直方向変換率nyに対し被変換画素2(1/ny)
列の積の4(1/nx)×(1/ny)画素の領域を参照し、変
換画素の濃度を演算する方法を用いている。ここで、原
画像参照画素とは、黒線を保存するために参照する原画
像の画素をいい、参照画素領域は、一回に参照する画素
の範囲をいうものとする。これらの手法では、参照領域
内の細線を、あらかじめ定めたパターンとのマッチング
を行い、水平・垂直・斜め方向に予め定めた値以上の長
さを持つものを細線と判別し、かつ、細線保存を行い、
変換画素を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、水平方向の縮小変換率nxおよび垂直方向の縮小変
換率nyがそれぞれ1/2より小さい場合においても、画
像縮小時に参照されない被変換画素が生じることは無
く、細線を消失するという問題が解消される。しかしな
がら、上記従来技術では、原画像にて同一幅を持った黒
もしくは白の線に対し、原画像の線位置と縮小画素位置
との位置関係によって、縮小画像の線幅が変化するとい
う問題点を含んでいる。
【0006】上記問題点の一例を、図20を参照して説
明する。図20において、Spqは原画像参照画素を示
し、Rrsは縮小変換画素を示す。縮小倍率は、横方向縮
小倍率nx=1/3,縦方向縮小倍率ny=1/3とし
た。また、図20(a)において、S01〜S04,S11〜
S14,……,S71〜S74の黒丸で示す画素は、長軸が縦
方向であり線幅dx=4画素の黒線を表す。同様に、図
20(b)において、S02〜S05,S12〜S15,……,
S72〜S75の黒丸で示す画素では、長軸が縦方向であり
線幅dx=4画素の黒線を表す。
【0007】上記従来技術では、黒細線の定義を、水平
方向の線幅dx<(1/nx)もしくは垂直方向の線幅
dy<(1/ny)としている。図20に示す例におい
て、黒線の幅はdx=4であり、1/nx=3であるの
で、黒細線としては検出されない。この時、SPC法もし
くは領域判定法等の従来技術では、近傍の被変換画素の
値を算出する手法が用いられている。
【0008】従って、原画像中の黒線が図20(a)に
示す位置に存在するとき、SPC法もしくは領域判定法で
は、図20(a)の黒線は、黒四角で示す縮小変換画素
R01〜R21に写像される(1ラインの黒線となる)。例
えば、SPC法の場合、最近傍にある原画素を選択し写像
するので、R01は最近傍画像画素であるS02が選択、写
像されてR01は黒画素となる。同様に、R11はS32が写
像され黒画素、R02はS05が写像され白画素、R12はS
35が写像され白画素となる。また、領域判定法の場合、
縮小画素の近傍に位置する周囲4画素の色と、周囲4画
素と縮小画素の位置関係により縮小画素色が決定され
る。例えば、R01は周囲4画素であるS02,S12,S0
3,S13がすべて黒画素であり、R01は黒画素となる。
同様に、R11は周囲4画素であるS32,S42,S33,S
43がすべて黒画素であり、R11は黒画素となる。R02は
周囲4画素であるS05,S15,S06,S16がすべて白画
素であり、R02は白画素となる。R12は周囲4画素であ
るS35,S45,S36,S46がすべて白画素であり、R12
は白画素となる。
【0009】ところが、原画像中の黒線が図20(b)
に示す位置に存在するとき、SPC法もしくは領域判定法
では、図20(b)の黒線は、黒四角で示す縮小変換画
素R01〜R21、R02〜R22に写像される(2ラインの黒
線となる)。例えば、SPC法の場合、最近傍にある原画
素を選択し写像するので、R01は最近傍画像画素である
S02が選択、写像されてR01は黒画素となる。同様に、
R11はS32が写像され黒画素、R02はS05が写像され黒
画素、R12はS35が写像され黒画素となる。また、領域
判定法の場合、例えば、R01は周囲4画素であるS02,
S12,S03,S13がすべて黒画素であり、R01は黒画素
となる。同様に、R11は周囲4画素であるS32,S42,
S33,S43がすべて黒画素であり、R11は黒画素とな
る。R02は周囲4画素であるS05,S15,S06,S16が
すべて黒画素であり、R02は黒画素となる。R12は周囲
4画素であるS35,S45,S36,S46がすべて黒画素で
あり、R12は黒画素となる。
【0010】図20に示す例では、1/3縮小変換時に、
原画像中の4ラインの黒線は、原画像の線位置と縮小画
素位置によって、縮小画像の線幅が1ラインまたは2ラ
インに写像される。一般に、上記従来技術では、原画像
中の同じ線幅の黒および白線に対し、原画像の線位置と
縮小画素位置によって縮小画像の線幅が一意に定まら
ず、縮小画像の歪すなわち画質劣化の原因となる問題点
を含んでいる。
【0011】更に、縦方向nx倍、横方向ny倍(nx
およびnyは、1/2より小さい値)の画像縮小を行う
ために、原画像の参照領域として4(1/nx)×(1/ny)
画素を参照する必要があり、結果として原画像を4回以
上参照する必要があるという問題点を含んでいる。
【0012】本発明の第一の目的は、画像縮小を行うた
めの原画像参照領域を削減し、原画像を参照する回数を
少なくし、縮小変換を高速に行う画像縮小装置を提供す
ることにある。
【0013】また、本発明の第二の目的は、原画像の線
幅が与えられれば、縮小画像の線幅が一意に決定され、
縮小画像の歪の少ない高品質な画像縮小装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、原画像を入力する画像入力部と、前記画像入
力部により入力された原画像を縮小比率に従って縮小す
る画像縮小部と、前記画像縮小部により縮小された縮小
画像を出力する出力部とを有する画像縮小装置であっ
て、前記画像縮小部は、前記縮小比率に従い縮小後の画
素に対する位置を、前記原画像上に規定する縮小画素位
置規定手段と、前記縮小画素位置規定手段により、規定
された縮小画素の4点により囲まれる、前記原画像の画
素領域を参照画素領域として決定する参照画素領域決定
手段と、前記参照画素領域決定手段により決定された参
照画素領域内に、原画像における画素の色を示す色情報
について同じ色情報が連続していることを、線であると
して抽出する線抽出手段と、前記線抽出手段により抽出
された線の重心を当該線ごとに算出し、当該線の重心か
ら近隣に位置する縮小画素に、当該線の色情報を保存す
る保存位置決定手段と、前記保存位置決定手段により保
存された色情報に基づいて、前記縮小画素ごとに、当該
縮小画素の色情報を決定する画素色決定手段とを備え
る。
【0015】前記縮小画素位置規定手段は、前記縮小比
率について、水平方向に1より小さい変換比率をnxと
し、垂直方向に1より小さい変換比率をnyとしたとき
に、原画素間の距離を1とし、水平方向に1/nxごと、垂
直方向に1/nyごとに前記縮小後の画素位置を設けること
ができる。また、前記線抽出手段は、前記線を抽出する
のに、予め定めた色情報について抽出するようにしても
よい。さらに、前記画素色決定手段は、一つの縮小画素
の色情報を決定するのに、その縮小画素について前記保
存位置決定手段により保存された色情報の論理和により
求めることができる。
【0016】また、前記画像縮小部は、前記縮小比率に
対応する参照画素領域内でとりうる、前記各々の手段に
より求められる前記原画像の画素に対する縮小画素の色
情報を、予めパターンとして保持しておき、当該パター
ンと前記縮小比率に対応する参照画素領域内の原画像の
画素とのマッチングを行うことにより縮小を行うことが
できる。
【0017】また、前記保存位置決定手段は、前記参照
画素領域内のすべての線についての重心をさらに算出
し、当該重心から近隣に位置する縮小画素に、当該線に
対応する縮小画素の情報を、前記参照画素領域ごとにさ
らに保存するようにしてもよい。前記保存位置決定手段
は、前記保存を行うのに、前記算出した重心位置が、複
数の縮小画素の中心に位置する場合には、あらかじめ優
先的に保存する位置を規定しておくことができる。
【0018】上記第二の目的を達成するために、原画像
を入力する画像入力部と、前記画像入力部により入力さ
れた原画像を縮小比率に従って縮小する画像縮小部と、
前記画像縮小部に縮小された縮小画像を出力する出力部
とを有する画像縮小装置であって、前記画像縮小部は、
前記縮小比率に従い縮小後の画素に対する位置を、前記
原画像上に規定する縮小画素位置規定手段と、前記原画
像における画素の色を示す色情報について予め定めた、
同じ色情報が連続していることを、線であるとして抽出
する線抽出手段と、前記線抽出手段により抽出された線
の幅を求め、当該求めた線幅から縮小比率に基づいて前
記縮小後の線幅を決定する線幅判別手段と、前記線抽出
手段により抽出された線の重心を当該線ごとに算出し、
当該線の重心と、前記線幅判別手段により決定した縮小
後の線幅とに基づいて、近隣に位置する縮小画素に、当
該線の色情報を保存する保存位置決定手段と、前記保存
位置決定手段により保存された色情報に基づいて、前記
縮小画素ごとに、当該縮小画素の色情報を決定する画素
色決定手段とを備える。この場合、前記線幅判別手段
は、前記縮小後の線幅を決定するのに、前記求めた原画
像の線幅と縮小比率とに対応して縮小後の線幅を規定し
ておくことができる。前記線幅判別手段は、前記規定と
して、前記縮小後の線幅を、m(ただし、mは自然数)
とし、前記原画像の線幅d(ただし、dは自然数)と
し、水平方向もしくは垂直方向の縮小比率n(ただし、
nは1より小さい実数)としたときに、h=[d×n+
k](ただし、[ ]は小数部以下を切り上げる記号で
あり、[a]はi≧a>i−1なる整数iを表し、k
は、予め指示される任意の実数であり、hは整数)と
し、h<1のときm=1とし、h≧1のとき、m=hと
することができる。もしくは、前記線幅判別手段は、前
記規定として、前記縮小後の線幅を、m(ただし、mは
自然数)とし、前記原画像の線幅d(ただし、dは自然
数)とし、水平方向もしくは垂直方向の縮小比率をn
(ただし、nは1より小さい実数)としたときに、<d
×n+k>=j(ただし、< >は小数部以下を切り捨てる
記号であり、<a>は(p+1) > a ≧ p なる整数 p を表
し、kは、予め指示される任意の実数、jは、整数)と
し、j<1のときm=1とし、j≧1のときm=jとす
ることができる。
【0019】また、前記縮小画素位置規定手段により、
予め指示された前記原画像の画素領域を参照画素領域と
して決定する参照画素領域決定手段をさらに有し、前記
線抽出手段は、参照画素領域決定手段により決定された
参照画素領域内において線を抽出することができる。前
記縮小画素位置規定手段により、規定された縮小画素の
4点により囲まれる、前記原画像の画素領域を参照画素
領域として決定する参照画素領域決定手段をさらに有
し、前記線抽出手段は、参照画素領域決定手段により決
定された参照画素領域内において線を抽出し、前記線幅
判別手段と、前記保存位置決定手段とは、前記参照画素
領域決定手段により決定された参照画素領域内において
それぞれの処理を行う第1のモードと、前記線抽出手段
により抽出された線が、当該第1の参照画素領域内に隣
接する第2の参照画素領域に連続する場合に、線が連続
している原画像の画素を含む参照画素領域において、処
理を行う第2のモードとを備え、前記画素色決定手段
は、前記第1のモードおよび第2のモードにより保存さ
れた前記縮小画素の情報に基づいて、当該縮小画素の色
情報を決定することができる。前記第2のモードにおけ
る前記線幅判別手段は、前記線抽出手段により抽出され
た線が、前記第1の参照画素領域内に隣接する前記第2
の参照画素領域に連続する場合に、前記線幅判別手段に
よる前記第1の参照画素領域内の原画像の線幅と、前記
線が連続する旨とを示しておき、前記第2の参照画素領
域における処理の際に、前記線が連続する旨が示されて
いる場合には、前記第1の参照画素領域内の原画像の線
幅と当該線が連続する前記第2の参照画素領域内の原画
像の線幅とから縮小比率に基づいて前記縮小後の線幅を
決定し、前記第2のモードにおける前記保存位置決定手
段は、前記第1の参照画素領域および前記第2の参照画
素領域内の連続する線から重心を算出するようにしても
よい。
【0020】また、前記縮小画素位置規定手段は、前記
縮小比率について、水平方向に1より小さい変換比率を
nxとし、垂直方向に1より小さい変換比率をnyとし
たときに、原画素間の距離を1とし、水平方向に1/nxご
と、垂直方向に1/nyごとに前記縮小後の画素位置を設け
ることができる。さらに、前記画素色決定手段は、一つ
の縮小画素の色情報を決定するのに、その縮小画素につ
いて前記保存位置決定手段により保存された色情報の論
理和により求めることができる。
【0021】また、前記画像縮小部は、前記縮小比率に
対応する参照画素領域内でとりうる、前記各々の手段に
より求められる前記原画像の画素に対する縮小画素の色
情報を、予めパターンとして保持しておき、当該パター
ンと前記縮小比率に対応する参照画素領域内の原画像の
画素とのマッチングを行うことにより縮小を行うことが
できる。 また、前記保存位置決定手段は、前記参照画
素領域内のすべての線についての重心をさらに算出し、
当該重心から近隣に位置する縮小画素に、当該線に対応
する縮小画素の情報を、前記参照画素領域ごとにさらに
保存するようにしてよい。前記保存位置決定手段は、前
記保存を行うのに、前記算出した重心位置が、複数の縮
小画素の中心に位置する場合には、あらかじめ優先的に
保存する位置を規定しておくことができる。
【0022】さらに、前記保存位置決定手段は、前記色
情報の保存をするのに、同じ色情報を備える、線を構成
する画素が、あらかじめ定めた画素数存在する場合に保
存を行うことができる。また、前記線抽出手段は、前記
線を抽出するのに、予め定めた色情報の画素が少なくと
も1つ存在する場合に抽出することができる。さらに、
前記線抽出手段は、前記線を抽出するのに、あらかじめ
定めた長さ未満の線は、抽出を行わないようにできる。
【0023】前記第一の目的を達成するための方法とし
ては以下に示すようなものがある。原画像を縮小比率に
従って縮小する画像縮小方法であって、前記縮小比率に
従い縮小後の画素に対する位置を、前記原画像上に規定
し、前記規定された縮小画素の4点により囲まれる、前
記原画像の画素領域を参照画素領域として決定し、前記
決定された参照画素領域内に、原画像における画素の色
を示す色情報について同じ色情報が連続していること
を、線であるとして抽出し、前記抽出された線の重心を
当該線ごとに算出し、当該線の重心から近隣に位置する
縮小画素に、当該線の色情報を保存し、前記保存された
色情報に基づいて、前記縮小画素ごとに、当該縮小画素
の色情報を決定する。
【0024】前記第二の目的を達成するための方法とし
ては以下に示すようなものがある。原画像を縮小比率に
従って縮小する画像縮小方法であって、前記縮小比率に
従い縮小後の画素に対する位置を、前記原画像上に規定
し、前記原画像における画素の色を示す色情報について
予め定めた、同じ色情報が連続していることを、線であ
るとして抽出し、前記抽出された線の幅を求め、当該求
めた線幅から縮小比率に基づいて前記縮小後の線幅を決
定し、前記抽出された線の重心を当該線ごとに算出し、
当該線の重心と、前記決定した縮小後の線幅とに基づい
て、近隣に位置する縮小画素に、当該線の色情報を保存
し、前記保存された色情報に基づいて、前記縮小画素ご
とに、当該縮小画素の色情報を決定する。
【0025】
【作用】本発明では、第一の目的を達成するために、画
像入力部において原画像を入力すると、画像縮小部で
は、前記画像入力部により入力された原画像を縮小比率
に従って縮小する。前記画像縮小部は、縮小画素位置規
定手段が、前記縮小比率に従い縮小後の画素に対する位
置を、前記原画像上に規定する。参照画素領域決定手段
は、前記縮小画素位置規定手段により、規定された縮小
画素の4点により囲まれる、前記原画像の画素領域を参
照画素領域として決定する。線抽出手段は、前記参照画
素領域決定手段により決定された参照画素領域内に、原
画像における画素の色を示す色情報について同じ色情報
が連続していることを、線であるとして抽出する。保存
位置決定手段は、前記線抽出手段により抽出された線の
重心を当該線ごとに算出し、当該線の重心から近隣に位
置する縮小画素に、当該線の色情報を保存する。画素色
決定手段は、前記保存位置決定手段により保存された色
情報に基づいて、前記縮小画素ごとに、当該縮小画素の
色情報を決定する。出力部では、前記画像縮小部により
縮小された縮小画像を出力する。これにより、参照領域
ごとに縮小画素の色情報を保存するので、1つの参照領
域についての参照回数を少なくすることができ、より高
速な縮小変換処理を実現することが可能となる。
【0026】また、第二の目的を達成するために、本発
明では、線幅の情報を検出して縮小画素の色情報を決定
している。
【0027】細線保存縮小変換手法について、以下に述
べる。まず、画像入力部により原画像を入力すると、画
像縮小部では前記画像入力部により入力された原画像を
縮小比率に従って縮小する。前記画像縮小部は、縮小画
素位置規定手段において、前記縮小比率に従い縮小後の
画素に対する位置を、前記原画像上に規定する。線抽出
手段は、前記原画像における画素の色を示す色情報につ
いて予め定めた、同じ色情報が連続していることを、線
であるとして抽出する。線幅判別手段は、前記線抽出手
段により抽出された線の幅を求め、当該求めた線幅から
縮小比率に基づいて前記縮小後の線幅を決定する。保存
位置決定手段は、前記線抽出手段により抽出された線の
重心を当該線ごとに算出し、当該線の重心と、前記線幅
判別手段により決定した縮小後の線幅とに基づいて、近
隣に位置する縮小画素に、当該線の色情報を保存する。
画素色決定手段は、前記保存位置決定手段により保存さ
れた色情報に基づいて、前記縮小画素ごとに、当該縮小
画素の色情報を決定する。出力部では、前記画像縮小部
に縮小された縮小画像を出力する。
【0028】かくして本発明によれば、上記画像縮小装
置を用いることにより、原画像の細線位置の違いによる
縮小画像の線幅の変化をなくすことが可能となる。これ
により、これまでの細線保存方式に見られた、原画像の
線位置と縮小画素位置によって縮小画像の線幅が変化す
るという問題点を解決する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面により説
明する。
【0030】まず、図1に本発明が適用される第1の装
置の一例としての画像縮小装置の構成を示す。
【0031】図1において、101は、画像入力部であ
り、ネットワークもしくは各種インタフェースを介して
画像データを取り込む。102は、スキャナであり、紙
面等より画像データを取り込む。103は、入力インタ
ーフェイス部であり、他の情報機器から画像データを取
り込む。120は、入力部であり、縮小倍率等の指示を
受け付ける。104は、入力画像蓄積部であり、入力画
像を蓄積する。105は、変換画素位置算出部であり、
変換を行おうとする縮小変換画素について原画像画素列
に対する位置を算出する。106は、参照画像抽出部で
あり、縮小変換を行う画素に対する原画像参照画素を抽
出する。107は、黒線判別部であり、抽出された原画
像参照画素より黒線を判別し抽出する。108は、黒線
重心演算部であり、抽出された黒線より黒線の幅および
重心位置を求める。109は、黒変換画素決定部であ
り、求められた黒線の幅および重心位置より、参照画素
の周囲に位置する縮小変換画素4画素の変換画素につい
て黒線を保存する画素を決定する。110は、黒変換画
素蓄積部であり、黒変換画素決定部109にて演算され
た変換画素の濃度を蓄積する。111は、変換画素濃度
演算部であり、黒変換画素蓄積部110に蓄積された黒
変換画素情報より、現在対象とする変換画素の濃度を決
定する。112は、縮小画像蓄積部であり、縮小変換画
像を蓄積する。113は、画像出力部であり、縮小変換
画像データを、CRT、スキャナ、あるいは、インター
フェイスを介して他の情報機器へ出力を行う。114
は、CRT等の表示部であり、画像の表示を行う。11
5は、プリンタなどの印字部であり、画像を紙面に打ち
出す。116は、出力インターフェイス部であり、画像
を他の情報機器へ出力する。117は、相互にデータの
やり取りを実行するためのイメージバスである。
【0032】上記システムにおいて、入力画像蓄積部1
04は、画像入力部101を介してイメージバス117
に接続される構成も可能である。また、縮小画像蓄積部
112は画像出力部113を介してイメージバス117
に接続される構成も可能である。さらに、上記システム
において、入力画像蓄積部104および縮小画像蓄積部
112は、1つの画像蓄積部に合わせて蓄積する構成も
可能である。さらに、入力インターフェイス部103お
よび出力インターフェイス部116は、入出力インター
フェイス部として1つのシステムとする構成も可能であ
る。また、上記システムにおいて、入力画像蓄積部10
4としては、磁気ディスク装置を用いる構成、光ディス
ク装置を用いる構成、光磁気ディスク装置を用いる構
成、CDーROM装置を用いる構成でもよい。同様に、
縮小画像蓄積部112としては、磁気ディスク装置を用
いる構成、光ディスク装置を用いる構成、光磁気ディス
ク装置を用いる構成でもよい。
【0033】つぎに、図1における各部の動作を、フロ
ーチャート(プロブレム・アナリシス・ダイヤグラム、
Problem Anarysis Diagram、以下PADとする)を用い
詳説する。
【0034】本実施例においては、画像を縮小するの
に、まず、変換後の画素位置を縮小倍率から決定し、さ
らに参照する画素領域を決定する。つぎに、参照画素か
ら黒線を抽出するのに、参照画素領域内の黒線の重心
を、演算もしくは予め定めた変換テーブルから求めて、
その参照画素領域内の黒線の重心の位置と、縮小画素の
周囲4ヵ所の参照画素領域における色情報との関係から
黒線として保存するか否かを決定する。
【0035】図2に、本発明による画像縮小方法の一実
施例であるPAD図を示す。図2において、まず、画像
入力部101より、イメージデータを入力する(S20
1)。入力するイメージデータは、他の情報機器よりネ
ットワークもしくは各種インタフェース103を介して
読み込むものでも良いし、スキャナ102すなわち画像
入力装置を用い入力したものでも良いし、入力画像蓄積
部104に蓄積された画像を取り込んでもよい。また、
入力するイメージデータは何らかの圧縮手法を用い圧縮
された形式であり、画像入力部101にて伸長を行う構
成でもよい。また、縮小倍率は、入力部120より指定
される。もしくは、表示部114のディスプレイの精細
度と、入力した原画像の大きさとから、縮小倍率を予め
規定しておいてもよい。
【0036】つぎに、イメージデータ先頭より、イメー
ジデータの終わりまで、画像縮小変換処理を行う(S2
02)。画像縮小変換処理では、まず、変換画素位置算
出部105を用い、変換を行おうとする縮小変換画素に
ついて、原画像画素列に対する位置を算出する(S20
3)。縮小変換画素とは、縮小後の画素のことであり、
この位置は、縮小倍率により決定することができる。例
えば、図3に、原画像参照画素および縮小変換画素を示
す。図3において、Spq(○印で示す)は原画像参照画
素を示し、Rrs(×印で示す)は縮小変換画素を示す。
例えば、横方向縮小倍率nx=1/3、縦方向縮小倍率
ny=1/3とすると、縮小変換画素Rrsは、図3
(a)に示すような位置に設定される。縮小変換画素の
位置は、縮小倍率によりあらかじめ変換画素位置算出部
105に規定しておく。変換画素位置算出部105で
は、求めた縮小変換画素Rrsの位置を示す座標データを
保持しておく。
【0037】つぎに、原画像画素列に対する縮小変換画
素の位置と、縮小変換倍率を用い、参照画素抽出部10
6より、縮小変換を行うための原画像参照画素を導出す
る(S204)。原画像参照画素とは、黒線を保存する
ために参照する原画像の画素をいい、参照画素領域は、
一回に参照する画素の範囲をいうものとする。第1の実
施例においては、原画素間の距離を1とし、水平方向参
照画素幅wx=1/nx、垂直方向参照画素幅wy=1/nyと
したとき、wx×wyを参照領域としている。参照領域
の決定方法については、後述する。
【0038】さらに、導出された原画像参照画素より、
黒線判別部107を用い、参照画素中の黒線を判別し抽
出する(S205)。黒線判別部107における黒線の
判別方法については後述する。
【0039】つぎに、黒線判別部107にて抽出された
黒線の情報より、黒線重心演算部108は、原画像参照
画素中の黒線の重心位置を黒線ごとにそれぞれ算出する
(S206)。黒線重心演算部108における黒線の重
心位置の算出方法については後述する。
【0040】算出された黒線の重心位置より、黒変換画
素決定部109は、原画像参照画素の周囲に位置する縮
小変換画素4画素について、どの縮小変換画素に黒線を
保存する画素を決定する(S207)。黒変換画素決定
部109における黒線を保存する画素の決定方法につい
ては後述する。
【0041】さらに、黒変換画素決定部109により、
縮小変換画素1画素の色を決定するのに利用される、周
囲4ヵ所の原画像参照領域を参照して保存された色情報
(黒もしくは白)は、黒変換画素蓄積部110に縮小変
換画素についての原画像参照領域ごとに蓄積する(S2
07)。最後に、黒変換画素蓄積部110に蓄積された
黒変換画素情報より、現在対象とする変換画素の濃度を
変換画素濃度演算部111にて決定する(S208)。
この変換画素濃度演算部111における濃度決定方法に
ついても後述する。
【0042】上記S203〜S209までの縮小変換処
理は、縮小変換画素1画素ごとに決定をしていき、画像
データ終了まで繰り返して行う(S202)。もしく
は、上記S203〜S209までの各ステップの処理
を、変換する画像のすべての画像データについてそれぞ
れ行うようにしてもよい。
【0043】変換処理終了後、縮小画像は、縮小画像蓄
積部112に蓄積される。または、画像出力部113を
介し、CRT114あるいはプリンタ115により出力
される。もしくは、インターフェイス部116を介して
他の情報機器へ出力する(S209)。また、インター
フェイス部116を介して他の情報機器へ出力する縮小
画像は、既存の圧縮手法を用い、画像出力部113にて
圧縮を行い、出力する構成でもよい。
【0044】上記システムにおいて、抽出された黒線の
長軸方向の長さがt(t:任意の定数)未満の細線につ
いては、画像のノイズとみなし、細線とみなさず縮小画
像に写像しない構成も可能である。さらに、上記システ
ムにおいて、抽出された黒線の長軸が水平方向でありそ
の長さがj/nx+k(j、k:任意の定数)未満の細
線、および黒線の長軸が垂直方向でありその長さがh/n
y+i(h、i:任意の定数)未満の細線は、画像のノ
イズとみなし、細線とみなさず縮小画像に写像しない構
成も可能である。上記手法は、画像のノイズ除去を目的
とし、縮小画像の品質向上に有効である。
【0045】つぎに、図3を参照して、本実施例にて抽
出される原画像参照画素を説明する。前述と同様に、図
3(a)に横方向縮小倍率nx=1/3、縦方向縮小倍
率ny=1/3の場合を示す。また、図3(b)に横方
向縮小倍率nx=2/5、縦方向縮小倍率ny=1/3
の場合を示す。この場合、原画像参照領域は、縮小画素
の4点で囲まれる領域とする。原画像参照画素の開始点
は、縮小変換処理の対象とする画素R00の右下最近傍に
位置する画素S00とする。また、参照画素領域は、S00
から、S00の右側の原画素で右方の次縮小変換画素R01
の左下最近傍に位置する原画像画素S02までと、S00か
ら、S00の下側の原画素で下方の次縮小変換画素R10の
右上最近傍に位置する原画像画素S03までとにかかる方
形領域とする。図3(a)において、原画像参照画素領
域は、S00〜S22の方形領域で与えられる。また、図3
(b)において、原画像参照画素領域は、S00〜S21の
方形領域で与えられる。この場合の参照画素領域は、各
縮小変換画素のR00、R01、R10、R11の各画
素を決定する際に参照される。参照画素抽出部106で
は、求めた原画像参照画素の位置を示す座標データを保
持しておく。
【0046】また、参照領域の取り方の他の例として、
参照画像領域を固定ブロックにせずに、縮小画素間で任
意に参照領域を異ならせるようにしてもよい。これにつ
いて、図19を参照して説明する。図19に、参照画像
領域をサイクリックに変化することによる、任意縮小倍
率の縮小変換実現部について示す。図19において、S
pqは原画像参照画素を示し、Rrsは縮小変換画素を示
す。またfrsは、縮小変換画素Rrsに対する原画像参照
画素領域を示す。図19では、水平方向縮小倍率nx=
2/5、垂直方向縮小倍率ny=2/5の場合を例に示す。こ
のとき、水平方向の参照画素を3画素と2画素とにサイ
クリックに変化させ、また垂直方向の参照画素を3画素
と2画素とにサイクリックに変化させる事により、参照
画素を重複することなく目的の縮小倍率を実現する。本
実施例では、R00に対する参照画素領域f00をS00〜S
22の9画素より構成する。同様に、R01に対する参照画
素領域f01をS03〜S24の6画素より構成し、さらにR
10に対する参照画素領域f10をS30〜S42の6画素より
構成し、またR11に対する参照画素領域f11をS33〜S
44の4画素より構成する。一般に、縮小倍率に応じ、縮
小変換処理を行う参照画像領域の水平方向画素数および
垂直方向の画素数をサイクリックに変化することによ
り、原画像画素を重複して参照することの無い、任意縮
小倍率の縮小変換を実現することができる。
【0047】つぎに、前述の黒線判別部107における
黒線の判別方法について、図22および図23を参照し
て説明する。
【0048】図22に、原画像参照画素領域内に複数の
黒細線が存在している様子を示す。図22において、S
pq(○印で示す)は原画像参照画素を示し、Rrs(×印
で示す)は縮小変換画素を示す。また、図22(a)お
よび(b)には、横方向縮小倍率nx=1/6、縦方向
縮小倍率ny=1/6の場合を例にしている。図22
(a)では、横方向S40〜S45および縦方向S03〜S53が黒
画素であり、他の原画像参照画素は白画素であることを
示す。また、図22(b)では、S10〜S15、S20〜S25、
S40〜S45の各画素が黒画素であり、他の原画像参照画素
は白画素であることを示す。また、黒領域の重心位置を
Gで示す。
【0049】一般に、黒線の判定条件として、領域内の
上端より領域内の下端まで黒画素が連続する場合、縦方
向の黒線と判定する。また、領域内の左端より領域内の
右端まで黒画素が連続する場合、横方向の黒線と判定す
る。すなわち、図22に示す横方向縮小倍率nx=1/
6、縦方向縮小倍率ny=1/6の場合において、S0x
〜S5xのすべての画素が黒画素である場合、S0x〜S5xは
縦方向の黒線であると判定できる。また、同様に、Sy0
〜Sy5のすべての画素が黒画素である場合、Sy0〜Sy5は
横方向の黒線であると判定できる。
【0050】図22(a)では、上記黒線判定条件よ
り、縦方向S03〜S53は縦方向の黒線と判定される。ま
た、S40〜S45は横方向の黒線と判定される。また、図2
2(b)では、S10〜S15と、S20〜S25とは横方向の黒線
と判定され、さらにこれらは隣接しており、合わせて一
つの横方向の黒線の判定される。また、黒線S40〜S45
は、横方向の独立した黒線と判定される。
【0051】また、図23に、原画像参照画素領域内に
複数の黒細線が存在している様子を示す。図32におい
て、Spq(○印で示す)は原画像参照画素を示し、Rrs
(×印で示す)は縮小変換画素を示す。また、図23に
は、横方向縮小倍率nx=1/6、縦方向縮小倍率ny
=1/6の場合を例にしている。図23では、横方向S4
0〜S45と、S04、S14、S24、S33、S52が黒画素であり、
他の原画像参照画素は白画素であることを示す。また、
黒領域の重心位置をGで示す。
【0052】一般に、斜め線の判定条件として、領域内
の上端より領域内の下端まで黒画素が縦および斜め方向
に連続する場合、縦方向の黒線斜め線と判定する。ま
た、領域内の左端より領域内の右端まで黒画素が横およ
び斜め方向に連続する場合、横方向の黒線斜め線と判定
する。ここで、斜め方向の連続とは、注目画素より8近
傍にて示される画素において、縦横左右の4点を除く斜
め方向に連続するものをいう。図23においては、S23
の1点を注目画素とすると、S12、S14、S32およびS34が
斜め方向の画素となる。図23に示す横方向縮小倍率n
x=1/6、縦方向縮小倍率ny=1/6の場合におい
て、S0k〜S5lの画素が縦および斜め方向に連続する黒画
素である場合、S0k〜S5lは縦方向の黒線斜め線であると
判定できる。また、同様に、Si0〜Sj5のすべての画素が
横および斜め方向に連続する黒画素である場合、Si0〜S
j5は横方向の黒線斜め線であると判定できる。
【0053】図23では、上記黒線判定条件より、S0
4、S14、S24、S33、S42およびS52は縦方向の黒線斜め線
と判定される。また、S40〜S45は横方向の黒線と判定さ
れる。
【0054】つぎに、前述の黒線重心演算部108にお
ける黒線の重心位置の算出方法について図4および図5
を参照して説明する。
【0055】図4に、原画像参照画素領域内の黒線重心
と縮小変換画素における黒線保存画素を決定するための
画素を示す。図4において、Spqは原画像参照画素を示
し、Rrsは縮小変換画素を示す。また、図4(a)は、
S10、S20およびS21が黒画素であり、他の原画像参照
画素は白画素であることを示す。同様に、図4(b)
は、S02、S12およびS22が黒画素であり、他の原画像
参照画素は白画素であることを示す。同様に、図4
(c)は、S00、S10、S20、S21およびS22が黒画素
であり、他の原画像参照画素は白画素であることを示
す。さらに、Gは黒線の重心位置を示す。また、縮小倍
率は、横方向縮小倍率nx=1/3、縦方向縮小倍率n
y=1/3の場合を例に示した。
【0056】重心位置の算出は、原画像参照画素領域内
の一点を支点として、その支点からの黒画素の縦方向と
横方向と距離を画素単位に示し、原画像参照画素領域内
の黒画素についてそれぞれ合計し、黒画素の画素数で割
算して求める。例えば、図4(a)に示すような例で
は、S00を支点として、S10、S20およびS21が黒画素
であるので、縦方向についてS00からの距離は、それぞ
れ1、2、2(画素)となり、横方向についてS00から
の距離は、0、0、1(画素)となる。従って、重心G
の位置は、縦方向(1+2+2)/3=5/3となり、
横方向(0+0+1)/3=1/3(画素)となり、そ
れぞれ支点からの距離が求まる。黒線重心演算部108
では、このように重心の位置を算出し、この重心の位置
を、各黒線ごとに座標データとして保持する。
【0057】つぎに、黒変換画素決定部109における
黒線を保存する画素の決定方法について説明する。黒変
換画素決定部109では、参照画素領域内の各々の黒線
の重心の位置に基づき、重心の位置に最も近い縮小画素
に黒画素であることを保存するように決定する。重心の
位置が、2点以上の縮小画素の中心にあるときには、ど
の位置に保存するかを予め規定しておく。本実施例にお
いては、縦方向については、上側の縮小画素に保存する
とし、横方向については、左側の縮小画素に保存すると
いうように規定しておく。本実施例においては、黒線判
別部107において黒線が複数本あると判定された場合
には、それぞれの黒線を縮小画素に黒画素としてそれぞ
れ保存する。さらに、複数本あると判定された場合に
は、参照画素領域内のすべての黒画素の重心の位置を算
出し、その重心の位置に最も近い縮小画素に黒画素であ
ることを保存するように決定するように規定してもよ
い。
【0058】例えば、図4(a)では、黒線の重心位置
は図中のGで表される。この場合、黒細線S10、S20、
S21は縮小変換画素R10に保存(写像)される。また、
図4(b)では、黒線の重心位置は、図中のGすなわち
S12の位置となる。この場合、黒細線S02、S12、S22
は縮小変換画素R01に保存(写像)される。図4(c)
では、黒線の重心位置は図中のGで表される。この場
合、参照画素中に黒細線S00、S10、S20と、黒細線S
20、S21、S22は2本の黒細線であると判断し、黒細線
S00、S10、S20は縮小変換画素R00に、黒細線S20、
S21、S22は縮小変換画素R10に保存(写像)される。
また、図22(a)に示す例では、上記黒線判定条件よ
り、縦方向S03〜S53の黒線と横方向S40〜S45の黒線とが
あると判定されており、縦方向の黒線の重心位置G1よ
り、縦方向の黒線が縮小変換画素R01に保存され、横
方向の黒線の重心位置G2より、横方向の黒線は、縮小
変換画素R10に保存される。また、図22(b)で
は、S10〜S15およびS20〜S25の横方向の黒線は、重心位
置G1より、縮小変換画素R00に保存される。また、
横方向の黒線S40〜S45は、重心位置G2より、縮小変換
画素R10に保存される。また、図23では、S04、S1
4、S24、S33、S42およびS52の縦方向の黒線斜め線は、
重心位置G1により、縮小変換画素R01に保存され、
横方向の黒線S40〜S45は、重心位置G2より、縮小変換
画素R10に保存される。さらに、参照画素領域内のす
べての黒画素の重心の位置を算出し、その重心の位置に
最も近い縮小画素に黒画素であることを保存するように
決定するように規定してある場合には、図23におい
て、原画像参照領域内の黒画素の重心位置Gより最も近
い縮小画素R11に黒画素であることを保存する。
【0059】さらに、黒線の判別をして保存を行う場合
の他の例を、図26を参照して説明する。前述したよう
に、図22および図23において、縦、横および斜め方
向の黒線の判別をする際に、領域内の上端より領域内の
下端まで、あるいは、左端より右端まで黒画素が連続す
る場合、縦方向の黒線と判定するとしていたが、それ以
外に、参照領域内に少なくとも1画素の黒画素が存在す
る場合には黒線と判別するようにしてもよい。例えば、
図26において、Spq(○印で示す)は原画像参照画素
を示し、Rrs(×印で示す)は縮小変換画素を示し、横
方向縮小倍率nx=1/6、縦方向縮小倍率ny=1/
6の場合を例にしている。この場合に、点線で囲まれた
画素群は、それぞれ独立した黒線であると判断する。す
なわち、参照領域内で、縦、横、斜め方向に独立した黒
画素群を黒線と認識し、それぞれ独立に重心を求める。
図26においては、S00,S01,S10,S11,S20,S21の黒画素
群については、G1が重心となり、R00に保存される。
また、S03,S04,S05,S14,S15,S25の黒画素群では、G2
が重心となり、R01に保存される。同様に、S45,S54,S5
5の黒画素については、G3が重心となり、R11に保存
される。
【0060】さらに、黒線を保存するか否かの判断は、
黒画素群内の黒画素の個数があらかじめ定めた個数(こ
のあらかじめ定めた個数を自然数nとする)以上のとき
に保存するというようにしてもよい。図26において、
n≦3のとき、G1を重心とする黒画素群は、R00に保
存される。また、G2が重心の黒画素群ではR01に保存
され、G3が重心の黒画素ではR11に保存される。同様
に、3<n≦6のとき、G1を重心とする黒画素群は、
R00に保存され、G2が重心の黒画素群ではR01に保存
される。この場合、G3を重心とする黒画素群は保存さ
れない。さらに、6<nのとき、図26においては、黒
画素は保存されない。このようにすることにより、画像
のつぶれを防ぎ、かつ、ノイズを除去するのに有効とな
る。
【0061】本実施例におけるステップ205からステ
ップ207における処理は、具体的には、図5および図
6に示すような、縮小画素変換テーブルを用いてテーブ
ルマッチングを行うことにより処理できる。図5に、第
1の実施例におけるテーブルマッチングを用いた黒線保
存画素決定について一例を示す。
【0062】図5(a)に、参照画素と、縮小変換画素
の位置関係を示す。図5(a)において、Spqは原画像
参照画素を示し、Rrsは縮小変換画素を示す。縮小倍率
は、横方向縮小倍率nx=1/2、縦方向縮小倍率ny
=1/2の場合を例に示した。また、図5(b)に、原
画像参照画素S00〜S11の色(0=白、1=黒)が与え
られたときの、縮小変換画素R00〜R11に保存する色を
表す縮小画素変換テーブルを示す。図5(b)に示すテ
ーブルは、例えば、S00〜S11の色情報をアドレスと
し、R00〜R11の色情報をデータとするテーブルで構成
される。この時、データ数は16個、アドレスおよびデ
ータは各々4bitとなる。R00〜R11の色情報のデータ
は、前述した方法により予め定義しておくことができ
る。これにより、参照画素の色情報に、従って縮小画素
の色情報を決定することができる。
【0063】また、図6に、本実施例におけるテーブル
マッチングを用いた黒線保存画素決定について他の一例
を示す。図6(a)に、参照画素と、縮小変換画素の位
置関係を示す。図6(a)において、Spqは原画像参照
画素を示し、Rrsは縮小変換画素を示す。縮小倍率は、
横方向縮小倍率nx=1/2、縦方向縮小倍率ny=1
/3の場合を例に示した。
【0064】また、図6(b)に、原画像参照画素S00
〜S21の色(0=白、1=黒)が与えられたときの、縮
小変換画素R00〜R11の色を表す縮小画素変換テーブル
を示す。
【0065】図6(b)に示すテーブルは、例えばS00
〜S21をアドレスとし、R00〜R11をデータとするテー
ブルで構成される。この時、データ数は64個、アドレ
スは6bit、データは4bitで表される。
【0066】このように、原画像参照画素の色情報(黒
もしくは白)に基づいて、対応する縮小変換画素の色情
報を規定しておく。前述の黒線判別部107における黒
線の判別と、黒線重心演算部108における黒線の重心
位置の算出と、黒変換画素決定部109における黒線を
保存する画素の決定とをまとめて、このテーブルマッピ
ングにより処理できることとなる。この場合、黒変換画
素決定部109において縮小画素変換テーブルを記憶し
ておき、一括処理することができる。テーブルマッチン
グを用い黒線を保存する縮小変換画素を決定する手法
は、演算により黒線を保存する縮小変換画素を決定する
手法より、高速な変換処理が可能となる。
【0067】図7に、第1の実施例における縮小変換画
素濃度演算の一例を示す。図7において、Spqは原画像
参照画素を示し、Rrsは縮小変換画素を示す。縮小倍率
は、横方向縮小倍率nx=1/3、縦方向縮小倍率ny
=1/3の場合を例に示した。原画像参照画素の縦方向
S01〜S71、S02〜S72、S07〜S87は、それぞれ黒画
素であり、他の原画像参照画素は白画素である。また、
f00〜f22は、それぞれ縮小変換画素R00〜R22に対す
る原画像参照画素領域を示す。
【0068】縮小画素濃度演算手法を以下に記述する。
まず、f00〜f22に示す各々の原画像参照画素領域に含
まれる参照画素より、周囲4画素の縮小変換画素色を、
演算もしくはテーブルマッチングを用いることにより決
定する(前述)。例えば、f00領域演算時には、R00、
R01、R10、R11の縮小変換画素色を導出する。この結
果を、各々R00(f00)、R01(f00)、R10(f00)、R11
(f00)と表す。同様に、f01領域演算時には、R01(f0
1)、R02(f01)、R11(f01)、R12(f01)を導出する。
この時、各縮小変換画素の濃度は、周囲の4領域より導
出された縮小変換画素色の和(or)とする。例えば、
縮小変換画素R11の色は、以下に示すような式から求め
ることができる。
【0069】
【数1】 R11=R11(f00)+R11(f01)+R11(f10)+R11(f11) ただし、+:or演算を示す 同様に、縮小変換画素R12の色は、以下に示すような式
から求める。
【0070】
【数2】 R12=R12(f01)+R12(f02)+R12(f11)+R12(f12) このように、縮小変換画素の色は、縮小変換画素の周囲
の参照画素領域4ヵ所の画素情報に基づいて決定され
る。
【0071】本実施例によれば、画像の縮小時に、参照
領域ごとに黒線を判別して保存する縮小画素を決定する
ので、参照領域を1回、参照するだけなので従来の方式
より高速に縮小画像処理を実現することができる。
【0072】つぎに、図8に、第2実施例における画像
縮小装置の構成を示す。
【0073】図8において、801は、画像入力部であ
り、ネットワークもしくは各種インタフェースを介して
画像データを取り込む。802は、スキャナであり、紙
面等より画像データを取り込む。803は、入力インタ
ーフェイス部であり、他の情報機器から画像データを取
り込む。820は、入力部であり、縮小倍率等の指示を
受け付ける。804は、入力画像蓄積部であり、入力画
像を蓄積する。805は、変換画素位置算出部であり、
変換を行おうとする縮小変換画素について原画像画素列
に対する位置を算出する。806は、参照画像抽出部で
あり、縮小変換を行う画素に対する原画像参照画素を抽
出する。807は、黒線判別部であり、抽出された原画
像参照画素より黒線を判別し抽出する。808は、黒線
重心演算部であり、抽出された黒線より黒線の幅および
重心位置を求める。809は、黒変換画素決定部であ
り、求められた黒線の幅および重心位置より、参照画素
内および参照画素の周囲に位置する変換画素について黒
線を保存する画素を決定する。810は、黒変換画素蓄
積部であり、黒変換画素決定部809にて演算された変
換画素の濃度を蓄積する。811は、変換画素濃度演算
部であり、黒変換画素蓄積部810に蓄積された黒変換
画素情報より、現在対象とする変換画素の濃度を決定す
る。812は、縮小画像蓄積部であり、縮小変換画像を
蓄積する。813は、画像出力部であり、縮小変換画像
データをCRT、スキャナ、あるいは、インターフェイ
スを介して他の情報機器へ出力を行う。814は、CR
Tなどの表示部であり、画像の表示を行う。815は、
プリンタなどの印字部であり、画像を紙面に打ち出す。
816は、出力インターフェイス部であり、画像を他の
情報機器へ出力する。817は、相互にデータのやり取
りを実行するためのイメージバスである。
【0074】上記システムにおいて、入力画像蓄積部8
04は、画像入力部801を介してイメージバス817
に接続される構成も可能である。また、縮小画像蓄積部
812は画像出力部813を介してイメージバス817
に接続される構成も可能である。さらに、上記システム
において、入力画像蓄積部804および縮小画像蓄積部
812は、1つの画像蓄積部に合わせて蓄積する構成も
可能である。さらに、上記システムにおいて、入力画像
蓄積部104および縮小画像蓄積部112は、1つの画
像蓄積部に合わせて蓄積する構成も可能である。さら
に、入力インターフェイス部103および出力インター
フェイス部116は、入出力インターフェイス部として
1つのシステムとする構成も可能である。また、上記シ
ステムにおいて、入力画像蓄積部804としては、磁気
ディスク装置を用いる構成、光ディスク装置を用いる構
成、光磁気ディスク装置を用いる構成、CDーROM装
置を用いる構成でもよい。同様に、縮小画像蓄積部81
2としては、磁気ディスク装置を用いる構成、光ディス
ク装置を用いる構成、光磁気ディスク装置を用いる構成
でもよい。
【0075】つぎに、図8における各部の動作を、PA
Dを用い詳説する。本実施例においては、画像を縮小す
るのに、まず、変換後の画素位置を縮小倍率から決定
し、さらに参照する画素領域を決定する。この場合の参
照領域は、あらかじめ指定しておく。つぎに、参照画素
から黒線および線幅を抽出するのに、参照画素領域内の
黒線の重心を、演算もしくは予め定めた変換テーブルか
ら求めて、その参照画素領域内の黒線の重心の位置およ
び線幅と、縮小画素を囲む4つの参照画素領域との関係
から黒線として保存するか否かを決定する。
【0076】第2の実施例においては、縮小後の細線の
線幅を、原画像の線幅より求めて保存している。具体的
には、黒線判別部807において、黒線の判定と共に黒
線の線幅を求め、黒変換画素決定部809において、縮
小変換画素の色情報を決定するのに、黒線の判定と黒線
の線幅とに基づいて決めている。また、参照画素領域
を、第1の実施例におけるwx×wyの代わりに、(u
+1)wx×(v+1)wy(ただし、uおよびvは任
意の自然数)にして、横方向線幅dx=u×wxまでの
細線及び縦方向線幅dy=v×wyまでの細線について
その線幅を判定し、縮小変換画像の線幅を一意に決定し
細線を写像している。
【0077】図9に、本発明による画像縮小方法の一実
施例であるPAD図を示す。図9において、まず、画像
入力部801より、イメージデータを入力する(S90
1)。入力するイメージデータは、他の情報機器よりネ
ットワークもしくは各種インタフェース803を介して
読み込むものでも良いし、スキャナ802すなわち画像
入力装置を用い入力したものでも良いし、入力画像蓄積
部804に蓄積された画像を取り込んでもよい。また、
入力するイメージデータは何らかの圧縮手法を用い圧縮
された形式であり、画像入力部801にて伸長を行う構
成でもよい。また、縮小倍率は、入力部820より指定
される。もしくは、表示部814のディスプレイの精細
度と、入力した原画像の大きさとから、縮小倍率を予め
規定しておいてもよい。
【0078】つぎに、イメージデータ先頭より、イメー
ジデータの終わりまで、画像縮小変換処理を行う(S9
02)。画像縮小変換処理では、まず、変換画素位置算
出部805を用い、前述の第1の実施例と同様に、変換
を行おうとする縮小変換画素について、原画像画素列に
対する位置を算出する(S903)。つぎに、原画像画
素列に対する縮小変換画素の位置と、縮小変換倍率とを
用い、参照画素抽出部806より、縮小変換を行うため
の原画像参照画素を導出する(S904)。本実施例に
おける原画像参照画素領域の一例を、図10に示す。
【0079】図10において、Spqは原画像参照画素を
示し、Rrsは縮小変換画素を示す。また、R00は縮小変
換処理を行う対象とする変換画素を表す。縮小倍率は、
図10(a)においては、横方向縮小倍率nx=1/
3、縦方向縮小倍率ny=1/3の場合を例に示す。ま
た、図10(b)においては、横方向縮小倍率nx=2
/5、縦方向縮小倍率ny=1/3の場合を例に示す。
上例において、水平方向横方向線幅dx=[1/nx]までの
細線および縦方向線幅dy=[1/ny]までの細線について
その線幅を保存するとき(ただし、[ ]は小数部以下
を切り上げる記号であり、[a]はi≧a>i−1なる
整数iを表す)、図10に示すように、縮小変換処理の
対象とする画素R00を中心とし、左方原画像画素wx
個、右方原画像画素wx個、上方原画像画素wy個、下
方原画像画素wy個の、4wx×wyの方形領域で原画
像参照領域が与えられる。図10(a)において、原画
像参照画素領域はS-3-3〜S22(○印で示す)の方形領
域で与えられる。また、図10(b)において、原画像
参照画素領域はS-3-3〜S22の方形領域で与えられる。
【0080】さらに、導出された原画像参照画素より、
黒線判別部807を用い、参照画素中の黒線を判別し抽
出する(S905)。つぎに、黒線判別部807にて抽
出された黒線の情報より、黒線重心演算部808は、原
画像参照画素中の黒線の太さおよび重心位置を算出する
(S906)。黒線重心演算部808においては、黒線
判別部807により抽出された黒線から原画像参照画素
中の黒線の太さ(線幅)を検出する。これは、判別され
た黒線の幅方向に黒画素がいくつ連続しているかにより
検出する。上記算出された黒線の太さおよび重心位置よ
り、黒変換画素決定部809は、原画像参照画素内およ
び原画像参照画素の周囲に位置する縮小変換画素につい
て、黒線を保存する画素を決定する(S907)。黒変
換画素決定部809における黒線を保存する画素の決定
方法については後述する。さらに、黒変換画素決定部8
09により求まる縮小変換画素の色は、黒変換画素蓄積
部810に蓄積する(S907)。最後に、黒変換画素
蓄積部810に蓄積された黒変換画素情報より、現在対
象とする変換画素の濃度を変換画素濃度演算部811に
て決定する(S908)。
【0081】上記縮小変換処理を画像データ終了まで行
う(S902)。変換処理終了後、縮小画像は、縮小画
像蓄積部812に蓄積される。または、画像出力部81
3を介し、CRT814あるいはプリンタ815により
出力される。もしくは、インターフェイス部816を介
して他の情報機器へ出力する(S909)。また、イン
ターフェイス部116を介して他の情報機器へ出力する
縮小画像は、既存の圧縮手法を用い、画像出力部813
にて圧縮を行い、出力する構成でもよい。
【0082】上記システムにおいて、抽出された黒線の
長軸方向の長さがt(t:任意の定数)未満の細線につ
いては画像のノイズとみなし、細線とみなさず縮小画像
に写像しない構成も可能である。さらに、上記システム
において、抽出された黒線の長軸が水平方向でありその
長さがj/nx+k(j,k:任意の定数)未満の細線、
および、黒線の長軸が垂直方向でありその長さがh/ny
+i(h,i:任意の定数)未満の細線は画像のノイズ
とみなし、細線とみなさず縮小画像に写像しない構成も
可能である。上記手法は、画像のノイズ除去を目的と
し、縮小画像の品質向上に有効である。
【0083】つぎに、黒変換画素決定部809における
黒線を保存する画素の決定方法について説明する。本実
施例においては、黒線の線幅より保存する画素を決定し
ている。
【0084】上記システムにおいて、縮小画像黒線の横
方向幅mx(縮小画素の画素)、縦方向幅my(縮小画
素の画素)とし、原画像の黒線の幅dx(原画像の画
素)およびdy(原画像の画素)としたとき、変換比率
nxおよびnyとを用い、縮小画像の黒線の幅を、以下
に示すように定めるものとする。また、水平方向参照画
素幅wx=[1/nx]、垂直方向参照画素幅wy=[1/ny]と
する。
【0085】
【数3】 1 ≧ [dx×nx+k] …………………………………………… mx=1 j = [dx×nx+k] …………………………………………… mx=j k:任意の実数、但しdx≦wx 1 ≧ [dy×ny+i] …………………………………………… my=1 h = [dy×ny+i] …………………………………………… my=h i:任意の実数、但しdy≦wy 上記kおよびiは、画像縮小開始時にシステム使用者が
定めるものでもよいし、システムが縮小倍率に応じ固有
に定めるものでもよい。上記縮小画像の黒線の幅mxお
よびmy(縮小後の画素)は、原画像の黒線の幅dxお
よびdy(原画像の画素)を縮小変換比率nxおよびn
yとそれぞれ乗算し、小数点以下余りを切り上げること
により求まる。例えば、nx=ny=1/3、k=i=0
の時、mxおよびmyは以下の値となる。
【0086】
【数4】 3 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 6 ≧ dx or dy > 3 ……………………… mx or my=2 9 ≧ dx or dy > 6 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0087】また、nx=ny=1/3、k=−1、i=
−1としたとき、mxおよびmyは以下の値となる。
【0088】
【数5】 6 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 9 ≧ dx or dy > 6 ……………………… mx or my=2 12 ≧ dx or dy > 9 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0089】また、縮小画像の黒線の幅mxおよびmy
を、原画像の黒線の幅dxおよびdyと縮小変換比率n
xおよびnyとをそれぞれ乗算し、小数点以下余りを切
り捨てることにより求めるようにしてもよい。この場
合、上記システムにおいて、縮小画像の細線の幅mxお
よびmyを、原画像の細線の幅dxおよびdy、変換比
率nxおよびnyを用いて、以下に示すように定める。
【0090】
【数6】 1 ≧ <dx×nx+k> …………………………………………… mx=1 j = <dx×nx+k> …………………………………………… mx=j k:任意の実数、但しdx≦wx 1 ≧ <dy×ny+i> …………………………………………… my=1 h = <dy×ny+i> …………………………………………… my=h i:任意の実数、但しdy≦wy、また、<>:小数部以
下を切り捨てる記号であり、<a>は(p+1) > a ≧ p な
る整数 p を表す。
【0091】上記kおよびiは、画像縮小開始時にシス
テム使用者が入力部より定めるものでもよいし、システ
ムが縮小倍率に応じ固有に定めるものでもよい。
【0092】例えば、nx=ny=1/3、k=i=0の
時、mx、myは以下の値となる。
【0093】
【数7】 5 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 8 ≧ dx or dy > 5 ……………………… mx or my=2 11 ≧ dx or dy > 8 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0094】また、nx=ny=1/3、k=1、i=1
の時、mx、myは以下の値となる。
【0095】
【数8】 2 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 5 ≧ dx or dy > 2 ……………………… mx or my=2 8 ≧ dx or dy > 5 ……………………… mx or my=3 以下同様に与えられる。
【0096】以上のように、原画像の黒線幅に対する縮
小画の黒線幅を規定しておき、原画像の黒線幅を検出し
て、それに対する縮小画の黒線幅を決定する。
【0097】つぎに、原画像参照画素とその画素色情報
により、縮小変換画素色を導出する一例を図11を参照
して説明する。
【0098】図11において、Spq(○印で示す)は原
画像参照画素を示し、Rrs(×印で示す)は縮小変換画
素を示す。また、図11(a)は、S-3-2〜S-31,S-
2-2〜S-21が黒画素であり、他の原画像参照画素は白画
素であることを示す。同様に、図11(b)は、S-2-2
〜S-21,S-1-2〜S-11が黒画素であり、他の原画像参
照画素は白画素であることを示す。同様に、図11
(c)は、S-1-2〜S-11,S0-2〜S01が黒画素であ
り、他の原画像参照画素は白画素であることを示す。同
様に、図11(d)は、S0-2〜S01,S1-2〜S11が黒
画素であり、他の原画像参照画素は白画素であることを
示す。同様に、図11(e)は、S1-2〜S11,S2-2〜
S21が黒画素であり、他の原画像参照画素は白画素であ
ることを示す。さらに、Gは黒線の重心位置を示す。ま
た、縮小倍率は、縦方向縮小ny=1/3の場合を例に
している。
【0099】図11においては、線幅2であって、長軸
が左右方向の黒線を示す。この時、縮小画像の黒線の線
幅myは、原画像の黒線の幅dyにより、前述の数3に
示されているように定義するとしたとき、以下に示すよ
うな場合には、図11においては、dy=2より、my
=1と縮小変換される。
【0100】
【数9】i≦1/3のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に最も近い縮小変換画素とする。例えば、図11(a)
では、黒線は、R-10に保存される。同様に、図11
(b)ではR00,図11(c)ではR00,図11(d)では
R00,図11(e)ではR10に、それぞれ保存される。
【0101】また、以下に示すような場合には、図11
においては、dy=2より、my=2と縮小変換され
る。
【0102】
【数10】1/3<i≦4/3のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に近い2画素を黒画素に変換する。この場合、黒線は、
図11(a)では、R-10,R00に保存され、図11
(b)ではR -10,R00に保存され、図11(c)では
R-10,R00に保存され、図11(d)ではR00,R10
に保存され、図11(e)ではR00,R10に、それぞれ
保存される。
【0103】さらに、図12を参照して、原画像参照画
素とその画素色情報により、縮小変換画素色を導出する
他の例を説明する。
【0104】図12において、Spqは原画像参照画素を
示し、Rrsは縮小変換画素を示す。また、図12(a)
は、S-3-2〜S-11が黒画素であり、他の原画像参照画
素は白画素であることを示す。同様に、図12(b)
は、S-2-2〜S01が黒画素であり、他の原画像参照画素
は白画素であることを示す。同様に、図12(c)は、
S-1-2〜S11が黒画素であり、他の原画像参照画素は白
画素であることを示す。同様に、図12(d)は、S0-
2〜S21が黒画素であり、他の原画像参照画素は白画素
であることを示す。さらに、Gは黒線の重心位置を示
す。また、縮小倍率は、縦方向縮小ny=1/3の場合
を例にしている。
【0105】図12においては、線幅3であって、長軸
が左右方向の黒線を示す。この時、縮小画像の黒線の線
幅myは、原画像の黒線の幅dyにより、前述の数3に
示されているように定義するとしたとき、以下に示すよ
うな場合には、図12においては、dy=3より、my
=1と縮小変換される。
【0106】
【数11】i≦0のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に最も近い縮小変換画素とする。例えば、図12(a)
では、黒線は、R-10に保存される。同様に、図12
(b)ではR00,図12(c)ではR00,図12(d)では
R00に、それぞれ保存される。
【0107】また、以下に示すような場合には、図12
においては、dy=3より、my=2と縮小変換され
る。
【0108】
【数12】0<i≦1のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に近い2画素を黒画素に変換する。図12(a)ではR
-10,R00に保存され、図12(b)ではR -10,R00
に保存され、図12(c)ではR00,R10に保存され、
図12(d)ではR00,R10に保存される。
【0109】本実施例によれば、画像の縮小時に、同じ
幅の原画像ラインに対し、原画像の線位置により縮小画
像の線幅が変化しない画像縮小変換を実現できる。
【0110】つぎに、第3の実施例を説明する。図13
に、本発明が適応される第3の装置の一例としての画像
縮小装置の構成を示す。
【0111】図13において、1301は、画像入力部であ
り、ネットワークもしくは各種インターフェイスを介し
て画像データを取り込む。1302は、スキャナであり、紙
面等より画像データを取り込む。1303は、入力インター
フェイス部であり、他の情報機器から画像データを取り
込む。1320は、入力部であり、縮小倍率等の指示を受け
付ける。1304は、変換画素位置算出部であり、変換を行
おうとする縮小変換画素について原画像画素列に対する
位置を算出する。1305は、参照画像抽出部であり、縮小
変換を行う画素に対する原画像参照画素を抽出する。13
06は、黒線判別部であり、抽出された原画像参照画素よ
り黒線を判別し抽出する。1307は、黒線重心演算部であ
り、抽出された黒線と既変換済みの上方あるいは左方よ
り与えられる黒線情報をもとに黒線幅および黒線の重心
位置を求める。1308は、黒線幅導出部であり、求められ
た黒線情報を蓄積する黒線情報蓄積部、1309は参照画素
より抽出された黒線および既変換領域の黒線情報を用い
縮小変換画像の黒線幅を決定する。1310は、変換画素濃
度算出部であり、重心位置および黒線幅より黒線を保存
する縮小変換画素を算出する。1311は、縮小画像蓄積部
であり、縮小変換画像を蓄積する。1312は、画像出力部
であり、縮小変換画像データをCRT、スキャナ、ある
いはインターフェイスを介して他の情報機器へ出力を行
う。1313は、CRTなどの表示部であり、画像の表示を
行う。1314は、プリンタなどの印字部であり、画像を紙
面に打ち出す。1315は、出力インターフェイス部であ
り、画像を他の情報機器へ出力する。1316は、入力画像
蓄積部であり、入力画像を蓄積する。1317は、相互にデ
ータのやり取りを実行するイメージバスである。
【0112】上記システムにおいて、入力画像蓄積部13
16は、画像入力部1301を介してイメージバス1317に接続
される構成も可能である。また、縮小画像蓄積部1311は
画像出力部1312を介してイメージバス1317に接続される
構成も可能である。さらに、上記システムにおいて、入
力画像蓄積部1316および縮小画像蓄積部1311は、1つの
画像蓄積部に合わせて蓄積する構成も可能である。さら
に、入力インターフェイス部1303および出力インターフ
ェイス部1315は、入出力インターフェイス部とし1つの
システムとする構成も可能である。また、上記システム
において、入力画像蓄積部1316として磁気ディスク装置
を用いる構成、光ディスク装置を用いる構成、光磁気デ
ィスク装置を用いる構成、CD−ROM装置を用いる構
成でもよい。同様に、縮小画像蓄積部1311として磁気デ
ィスク装置を用いる構成、光ディスク装置を用いる構
成、光磁気ディスク装置を用いる構成でもよい。
【0113】つぎに、図13における各部の動作を、P
ADを用い詳説する。図14に、本発明による画像縮小
方式の一実施例であるPAD図を示す。
【0114】本実施例においては、画像を縮小するの
に、まず、変換後の画素位置を縮小倍率から決定し、さ
らに参照する画素領域を決定する。つぎに、第2の実施
例と同様に、参照画素から黒線および線幅を抽出する。
参照画素領域内で先端および終端がある場合に、参照画
素領域内の黒線の重心を、演算もしくは予め定めた変換
テーブルから求めて、その参照画素領域内の黒線の重心
の位置および線幅と、縮小画素を囲む4つの参照画素領
域との関係から黒線として保存するか否かを決定する
(第1のモード)。さらに、本実施例においては、参照
領域内の黒線の上端および左端を検出しておき、その参
照領域に隣接する参照領域から連続する黒線か否かを判
断し、黒線の幅と線の端とを検出する。その後、複数の
参照領域にまたがる黒線の重心を、演算もしくは予め定
めた変換テーブルから求めて、その参照画素領域内の黒
線の重心の位置および線幅と、縮小画素を囲む4つの参
照画素領域との関係から黒線として保存するか否かを決
定する(第2のモード)。第1のモードと第2のモード
とから縮小画素を決定する。
【0115】図14において、画像入力部1301より、イ
メージデータを入力する(S1401)。入力するイメージ
データは、他の情報機器よりネットワークもしくは各種
インターフェイス1303を介して読み込むものでも良い
し、スキャナ1302すなわち画像入力装置を用い入力した
ものでも良いし、入力画像蓄積部1316に蓄積された画像
を取り込んでもよい。また、入力するイメージデータは
何らかの圧縮手法を用い圧縮された形式であり、画像入
力部1301にて伸長を行う構成でもよい。
【0116】つぎに、イメージデータ先頭より、イメー
ジデータの終わりまで、画像縮小変換処理を行う(S14
02)。画像縮小変換処理は、まず、変換画素位置算出部
1304を用い、前述の第1の実施例と同様に、変換を行お
うとする縮小変換画素について、原画像画素列に対する
位置を算出する(S1403)。つぎに、原画像画素列に対
する縮小変換画素の位置と、縮小変換倍率を用い、参照
画素抽出部1305より、縮小変換を行うための原画像参照
画素を導出する(S1404)。図15に、本実施例にて抽
出される原画像参照画素領域の一例を示す。
【0117】図15において、Spqは原画像参照画素を
示し、Rrsは縮小変換画素を示す。また、R00は縮小変
換処理を行う対象とする変換画素を表す。縮小倍率は、
図15(a)においては、横方向縮小倍率nx=1/
3、縦方向縮小倍率ny=1/3の場合を例に示す。ま
た、図15(b)においては、横方向縮小倍率nx=2
/5、縦方向縮小倍率ny=1/3の場合を例に示す。
本実施例において、原画像参照画素の開始点は、縮小変
換処理の対象とする画素R00の右下最近傍に位置する画
素S00とする。また、参照画素領域は、S00より右側の
原画素で、右方次縮小変換画素R01の左下最近傍に位置
する原画像画素までとし、同様に、S00より下側の原画
素で、下方次縮小変換画素R10の右上最近傍に位置する
原画像画素までの、方形領域とする。図15(a)にお
いて、原画像参照画素領域は、S00〜S22の方形領域で
与えられる。また、図3(b)において、原画像参照画
素領域は、S00〜S21の方形領域で与えられる。
【0118】さらに、導出された原画像参照画素より、
黒線判別部1306を用い、参照画素中の黒線を判別し抽出
する(S1405)。つぎに、黒線重心演算部1307は、隣接
する参照画素領域に連続しない線、すなわち、一つの参
照画素領域内で先端および終端が存在する黒線について
の重心を演算する。さらに、現処理にて縮小変換処理対
象となっている縮小変換画素の上側および左側に位置す
る、既に縮小変換処理の終了した画素領域の黒線情報を
黒線情報蓄積部1308より読み込む。参照画素領域をまた
がって連続する黒線がある場合には先に黒線判別部1306
にて抽出された黒線幅を加え、黒線重心演算部1307は、
黒線の太さおよび重心位置を算出する(S1406)。これ
については、後述する。上記算出された黒線の太さおよ
び重心位置の情報は、黒線情報蓄積部1308に蓄積する
(S1407)。さらに、黒線重心演算部1307にて算出され
た黒線の太さを用い、黒線幅導出部1309では縮小変換画
像の黒細線の幅をそれぞれ求める(S1408)。最後に、
縮小変換画像の黒線の幅および縮小変換画素と黒線の重
心位置より、黒線を保存する縮小変換画素を変換画素濃
度算出部1310にて決定する(S1409)。
【0119】上記縮小変換処理を画像データ終了まで行
う(S1402)。変換処理終了後、画像出力部1312より縮
小変換処理の終了した画像について出力する(S141
0)。出力する手法として、縮小画像蓄積部1311に出力
する手法、CRT1313あるいはプリンタ1314に出力する
手法、出力インターフェイス部1315を介して他の情報機
器へ出力する手法等存在する。また、インターフェイス
部116を介して他の情報機器へ出力する縮小画像は、
既存の圧縮手法を用い、画像出力部813にて圧縮を行
い、出力する構成でもよい。
【0120】上記システムにおいて、抽出された黒線の
長軸方向の長さがt(t:任意の定数)未満の細線につ
いては画像のノイズとみなし、細線とみなさず縮小画像
に写像しない構成も可能である。さらに、上記システム
において、抽出された黒線の長軸が水平方向でありその
長さがj/nx+k(j、k:任意の定数)未満の細線、
および黒線の長軸が垂直方向でありその長さがh/ny+
i(h、i:任意の定数)未満の細線は画像のノイズと
みなし、細線とみなさず縮小画像に写像しない構成も可
能である。上記手法は、画像のノイズ除去を目的とし、
縮小画像の品質向上に有効である。
【0121】つぎに、図18および図21を参照して、
第3の実施例における黒線幅および位置を導出するアル
ゴリズムを示す。図18においては、上下方向に幅を持
つ黒線に対する処理を示し、図21には、左右方向に幅
を持つ黒線に対する処理を示す。また、上下左右に連続
する黒線については、図18および図21に示す処理を
行ってもよい。
【0122】図18において、まず、黒線判別手段13
06は、前述の第1の実施例と同様に、参照領域中(以
下、ブロックという)の黒線を判別する(S1801)。黒
線判別手段1306は、黒線の判別の際に、黒線の上端
位置と黒線があることを示す情報の黒線情報とを保持し
ておく。つぎに、黒線上端位置および上方ブロック黒線
情報を用い、黒線の上端がブロックで区切られる参照画
素領域の上端と一致しているかを判別する(S1802)。
黒線の上端がブロックで区切られる参照画素領域の上端
と一致している場合には、上方ブロックより黒線が連続
しているか否か、すなわち、上方ブロックより連続する
黒線であるか否かを判別する(S1803)。黒線が上方ブ
ロックより連続していると判断した場合には、上方ブロ
ックを含めて黒線位置、黒線幅を検出する(S1804)。
【0123】つぎに、例外処理として、上方ブロック下
端に黒線があり、本ブロックの上端が白画素である場合
には(S1805)、この黒線は、上方ブロックで区切れて
いる黒線であるとして、該黒線についても黒線位置およ
び黒線幅を保存する(S1806)。また、黒線下端が参照
画素下端である場合(S1807)、該黒線は下方ブロック
に継続する可能性があるので、該黒線について線幅、線
重心位置を演算しないで、黒線であること示しておく
(S1808)。以上のアルゴリズムをもって、参照領域中
の上下方向に幅を持つ黒線の幅および位置が明らかとな
るので、黒線の重心演算を行い(S1809)、黒線の縮小
変換処理を実行する(S1810)。
【0124】また、左右方向に幅を持つ黒線に対する処
理は図21に示すように行う。図21において、図21
において、まず、黒線判別手段1306は、前述の第1
の実施例と同様に、ブロックの黒線を判別する(S210
1)。黒線判別手段1306は、黒線の判別の際に、黒
線の左端位置と黒線があることを示す情報の黒線情報と
を保持しておく。つぎに、黒線左端位置および左方ブロ
ック黒線情報を用い、黒線の左端がブロックで区切られ
る参照画素領域の左端と一致しているかを判別する(S
2102)。黒線の左端がブロックで区切られる参照画素領
域の左端と一致している場合には、左方ブロックより黒
線が連続しているか否か、すなわち、左方ブロックより
連続する黒線であるか否かを判別する(S2103)。黒線
が左方ブロックより連続していると判断した場合には、
左方ブロックを含めて黒線位置、黒線幅を検出する(S
2104)。
【0125】つぎに、例外処理として、左方ブロック右
端に黒線があり、本ブロックの左端が白画素である場合
には(S2105)、この黒線は、左方ブロックで区切れて
いる黒線であるとして、該黒線についても黒線位置およ
び黒線幅を保存する(S2106)。また、黒線右端が参照
画素右端である場合(S2107)、該黒線は右方ブロック
に継続する可能性があるので、該黒線について線幅、線
重心位置を演算しないで、黒線であること示しておく
(S2108)。以上のアルゴリズムをもって、参照領域中
の左右方向に幅を持つ黒線の幅および位置が明らかとな
るので、黒線の重心演算を行い(S2109)、黒線の縮小
変換処理を実行する(S2110)。
【0126】また、上記図18および図21に示す処理
において、各ブロックごとに、黒線の幅を渡す方法とし
ては、以下に示すような2通りの方法がある。
【0127】(1)第1の方法は、各ブロックごとに、
線があることと線幅とを渡す方法である。例えば、図2
4に示すように、線幅3の横方向の黒線が2つのブロッ
ク(ブロックf1とf2とする)にまたがって存在して
いるとする。ブロックf1では、S20〜S33の8画
素を横方向の黒線と判断する(前述の第1の実施例と同
じ)。このとき、黒線の幅方向の下端(S30〜S3
3)が黒画素の場合、この黒線は、幅方向に継続して存
在する(幅が太い場合)可能性がある。本実施例におい
ては、この場合、ブロックf1は、線幅2の線があるこ
とを示しておく。ブロックf2における処理では、ブロ
ックf1より線があることを示されているので、それに
継続する線があるかないかを判断する。ここでは、ブロ
ックf1に接する部分に、線が存在するので、ブロック
f2の線幅を検出し、ブロックf2の線幅1とブロック
f1の線幅2とをあわせて、線幅3の黒線とし、黒線の
位置から重心を求める。その後、後述する縮小後の線幅
と保存位置の決定方法とにより、保存画素を決定する。
例えば、数3に示すように定義すると、i=0のときに
my=1となり、重心位置Gより、縮小画素R10に黒
画素を保存する。
【0128】(2)第2の方法では、各ラインごとに、
線があることと線幅とを渡す。例えば、図25に示すよ
うに、線幅2の縦方向の黒線が2つのブロック(ブロッ
クf1とf2とする)にまたがって存在しているとす
る。ブロックf1では、S22とS32の縦方向ライン
Sx2は、幅2画素の黒線であるとし、S23とS33
の縦方向ラインSx3は、幅2画素の黒線であるとし、
下方のブロックf2に情報を渡す。また、S22とS2
3の横方向ラインS2yは、幅2画素の黒線であると
し、S32とS33の横方向ラインS3yは、幅2画素
の黒線であるとし、右方のブロックf3に情報を渡す。
ブロックf2における処理では、ブロックf1より線が
あることを示されているので、それに継続する線がある
かないかを判断する。ここでは、ラインSx2に黒画素
が存在するので、ブロックf2の線幅を検出し、ブロッ
クf2の線幅1とブロックf1の線幅2とをあわせて、
線幅3の黒線とする。また、ラインSx3についても黒
画素が存在するので、ブロックf2の線幅を検出し、ブ
ロックf2の線幅1とブロックf1の線幅2とをあわせ
て、線幅3の黒線とする。ブロックf3においても同様
の処理を行うが、図25においては、黒画素が存在しな
いのでブロックf1が黒線の終端であるとする。ブロッ
クf2では、求めた線幅と線の位置から重心を求め、保
存する縮小画素を決定する。
【0129】実際には、図25に示すように、P10〜
P13の縦方向縮小画素を決めておき、ブロック内の縦
ラインごとに、線幅を保存させた縮小を行い、その後、
横方向の縮小変換を行い、縮小画素Rxyの色情報を決
定する。例えば、図25においては、前述のブロックf
2における処理において、P12に、S22、S32お
よびS42の縦方向ラインの黒線を保存し、P13に、
S23、S33およびS43の縦方向ラインの黒線を保
存する。その後、P10〜P13を縮小変換する。
【0130】以上のように処理することにより、黒線の
線幅と線の端とを検出することができる。
【0131】つぎに、黒線判別部1306および黒線幅
導出部1309における黒線を保存する画素の決定方法
について説明する。本実施例においても、第2の実施例
と同様に、黒線の線幅と長さとにより縮小後の黒画素の
画素数を決定している。上記システムにおいて、縮小画
像の黒線の幅、横方向mx(縮小画素の画素)、縦方向
my(縮小画素の画素)とし、原画像の黒線の幅、横方
向dx(原画像の画素)および縦方向dy(原画像の画
素)としたとき、変換比率横方向nxおよび縦方向ny
とを用い、縮小画像の黒線の幅を、以下に示すように定
めるものとする。また、水平方向参照画素幅wx=1/n
x、垂直方向参照画素幅wy=1/nyとする。
【0132】
【数13】 1 ≧ [dx×nx+k] …………………………………………… mx=1 j = [dx×nx+k] …………………………………………… mx=j k:任意の実数 1 ≧ [dy×ny+i] …………………………………………… my=1 h = [dy×ny+i] …………………………………………… my=h i:任意の実数 上記kおよびiは、画像縮小開始時にシステム使用者が
定めるものでもよいし、システムが縮小倍率に応じ固有
に定めるものでもよい。
【0133】上記縮小画像の黒線の幅mxおよびmy
は、原画像の黒線の幅dxおよびdyを縮小変換比率n
xおよびnyとそれぞれ乗算し、小数点以下余りを切り
上げることにより求まる。例えば、nx=ny=1/3、
k=i=0の時、mxおよびmyは以下の値となる。
【0134】
【数14】 3 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 6 ≧ dx or dy > 3 ……………………… mx or my=2 9 ≧ dx or dy > 6 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0135】また、nx=ny=1/3、k=−1、i=
−1の時、mx、myは以下の値となる。
【0136】
【数15】 6 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 9 ≧ dx or dy > 6 ……………………… mx or my=2 12 ≧ dx or dy > 9 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0137】また、縮小画像の黒線の幅mxおよびmy
を、原画像の黒線の幅dxおよびdyと縮小変換比率n
xおよびnyとをそれぞれ乗算し、小数点以下余りを切
り捨てることにより求めるようにしてもよい。この場
合、上記システムにおいて、縮小画像の細線の幅mxお
よびmyを、原画像の細線の幅dxおよびdy、変換比
率nxおよびnyを用いて、以下に示すように定める。
【0138】
【数16】 1 ≧ <dx×nx+k> …………………………………………… mx=1 j = <dx×nx+k> …………………………………………… mx=j k:任意の実数 1 ≧ <dy×ny+i> …………………………………………… my=1 h = <dy×ny+i> …………………………………………… my=h i:任意の実数 上記kおよびiは、画像縮小開始時にシステム使用者が
定めるものでもよいし、システムが縮小倍率に応じ固有
に定めるものでもよい。
【0139】例えば、nx=ny=1/3、k=i=0の
時、mx、myは以下の値となる。
【0140】
【数17】 5 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 8 ≧ dx or dy > 5 ……………………… mx or my=2 11 ≧ dx or dy > 8 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0141】また、nx=ny=1/3、k=1、i=1
の時、mx、myは以下の値となる。
【0142】
【数18】 2 ≧ dx or dy ……………………………… mx or my=1 5 ≧ dx or dy > 2 ……………………… mx or my=2 8 ≧ dx or dy > 5 ……………………… mx or my=3 以下、同様に与えられる。
【0143】このように、上記数3におけるkまたはi
の値を変更することにより、黒細線を縮小後の画像に残
すようにするか否かを操作できる。すなわち、原画像の
黒細線の画素数により、kまたはiに対応させて保存す
るか否かを設定できる。このkまたはiの値をユーザが
入力部より指示したりもしくは予め設定しておくことが
できる。
【0144】以上のように、原画像の黒線幅に対する縮
小画の黒線幅を規定しておき、原画像の黒線幅を検出し
て、それに対する縮小画の黒線幅を決定する。
【0145】つぎに、原画像参照画素とその画素色情報
により、縮小変換画素色を導出する一例を図16を参照
して説明する。本実施例では、黒画素がある場合には、
黒線がるとして、それに続く原画像参照領域を参照する
ことにより、黒線が続いているか否かを判定している。
【0146】図16に、原画像参照画素とその画素色情
報により、縮小変換画素色を導出する一例を示す。図1
6において、Spqは原画像参照画素を示し、Rrsは縮小
変換画素を示す。また、図16(a)は、S00〜S20が
黒画素であり、他の原画像参照画素は白画素であること
を示す。同様に、図16(b)は、S10〜S30が黒画素
であり、他の原画像参照画素は白画素であることを示
す。同様に、図16(c)は、S30〜S50が黒画素であ
り、他の原画像参照画素は白画素であることを示す。さ
らに、Gは黒線の重心位置を示す。また、縮小倍率は、
縦方向縮小ny=1/3の場合を例にしている。
【0147】図16において、線幅3であって、斜め方
向の黒線を示す。この時、縮小画像の黒線の線幅my
は、原画像の黒線の幅dyにより、以下に示すような場
合には、図16においては、dy=3より、my=1と
縮小変換される。
【0148】
【数19】i≦0のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に最も近い縮小変換画素とする。例えば、図16(a)
ではR10に保存される。同様に、図16(b)ではR10、
図16(c)ではR20に保存される。
【0149】また、以下に示すような場合には、図16
においては、dy=3より、my=2と縮小変換され
る。
【0150】
【数20】0<i≦1のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に近い2画素を黒画素に変換する。図16(a)ではR
00、R10に保存され、図16(b)ではR00、R10に保
存され、図16(c)ではR10、R20に保存される。
【0151】さらに、図17を参照して、原画像参照画
素とその画素色情報により、縮小変換画素色を導出する
他の例を説明する。
【0152】図17において、Spqは原画像参照画素を
示し、Rrsは縮小変換画素を示す。また、図17(a)
は、S00〜S30が黒画素であり、他の原画像参照画素は
白画素であることを示す。同様に、図17(b)は、S
10〜S40が黒画素であり、他の原画像参照画素は白画素
であることを示す。同様に、図17(c)は、S30〜S
60が黒画素であり、他の原画像参照画素は白画素である
ことを示す。さらに、Gは黒線の重心位置を示す。ま
た、縮小倍率は、縦方向縮小ny=1/3の場合を例に
している。
【0153】図17においては、線幅4であって、左右
方向の斜め黒線を示す。この時、縮小画像の黒線の線幅
myは、原画像の黒線の幅dyにより、以下に示すよう
な場合には、図17においては、dy=4より、my=
1と縮小変換される。
【0154】
【数21】i≦−1/3のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に最も近い縮小変換画素とする。例えば、図17(a)
ではR10に保存される。同様に、図17(b)ではR10、
図17(c)ではR20に保存される。
【0155】また、以下に示すような場合には、図17
においては、dy=4より、my=2と縮小変換され
る。
【0156】
【数22】−1/3<i≦2/3のとき、 1 ≧ [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=1 h = [dy×ny+i]=[dy×1/3+i]………………… my=h この時、黒画素を保存する縮小変換画素は、重心位置G
に近い2画素を黒画素に変換する。図17(a)ではR
00およびR10に保存され、図17(b)ではR10および
R20に保存され、図17(c)ではR10およびR20に保
存される。
【0157】本実施例によれば、画像の縮小時に、同じ
幅の原画像ラインに対し、原画像の線位置により縮小画
像の線幅が変化しない画像縮小変換を実現でき、高品質
な縮小画像変換をこれまでの方式より高速に実現するこ
とができる。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、画像の縮小時に、参照
領域を1回、参照することにより、縮小画素の色情報を
決定でき、高速に処理することができる。また、線の幅
を検出することにより、原画像ラインに対し、原画像の
線位置により縮小画像の線幅が変化しない画像縮小変換
を実現でき、高品質な縮小画像変換をこれまでの方式よ
り高速に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】第1の実施例における処理手順を示すPAD
図。
【図3】第1の実施例における原画像参照画素領域の例
を示す説明図。
【図4】第1の実施例における黒線重心と黒線保存画素
決定の一例を示す説明図。
【図5】第1の実施例におけるテーブルマッチングを用
いた黒線保存画素決定の一例を示す説明図。
【図6】第1の実施例におけるテーブルマッチングを用
いた黒線保存画素決定の他の一例を示す説明図。
【図7】第1の実施例における縮小変換画素濃度演算の
一例を示す説明図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図9】第2の実施例における処理手順を示すPAD
図。
【図10】第2の実施例における原画像参照画素領域の
例を示す説明図。
【図11】第2の実施例における黒線重心と黒線保存画
素決定の一例を示す説明図。
【図12】第2の実施例における黒線重心と黒線保存画
素決定の他の一例を示す説明図。
【図13】本発明の第3の実施例を示す構成図。
【図14】第3の実施例における処理手順を示すPAD
図。
【図15】第3の実施例における原画像参照画素領域の
例を示す説明図。
【図16】第3の実施例における黒線重心と黒線保存画
素決定の一例を示す説明図。
【図17】第3の実施例における黒線重心と黒線保存画
素決定の他の一例を示す説明図。
【図18】第3の実施例における黒線幅及び位置を導出
するアルゴリズムの説明図。
【図19】任意縮小倍における参照画像領域変化の例を
示す説明図。
【図20】従来の画像縮小変換手法に含まれる問題点を
示す説明図。
【図21】第3の実施例における黒線幅及び位置を導出
するアルゴリズムの説明図。
【図22】第1の実施例における原画像参照領域内に複
数の黒細線が存在する場合の黒画素決定の一例を示す説
明図。
【図23】第1の実施例における原画像参照領域内に複
数の黒細線が存在する場合の黒画素決の一例を示す説明
図。
【図24】第3の実施例における黒線幅及び位置を導出
するアルゴリズムの説明図。
【図25】第3の実施例における黒線幅及び位置を導出
するアルゴリズムの説明図。
【図26】第1の実施例における原画像参照領域内に複
数の黒細線が存在する場合の黒画素決の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1301…画像入力部、1302…スキャナ、1303…入力インタ
ーフェイス部、1304…変換画素位置算出部、1305…参照
画素抽出部、1306…黒線判別部、1307…黒線重心演算
部、1308…黒線情報蓄積部、1309…黒線幅導出部、1310
…変換画素濃度算出部、1311…縮小画像蓄積部、1312…
画像出力部、1313…CRT、1314…プリンタ、1315…出
力インターフェイス部、1316…入力画像蓄積部、1317…
デ−タバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 佳弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 阿部井 大 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 藤縄 雅章 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 3/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像を入力する画像入力部と、 前記画像入力部により入力された原画像を縮小比率にし
    たがって縮小する画像縮小部と、 前記画像縮小部により縮小された縮小画像を出力する出
    力部と、 を有する画像縮小装置であって、 前記画像縮小部は、 前記縮小比率にしたがい縮小後の画素(以下、縮小画素)
    に対する位置を、前記原画像上に規定する縮小画素位置
    規定手段と、 前記縮小画素位置規定手段により規定された縮小画素の
    4点により囲まれる、前記原画像の画素領域を参照画素
    領域として決定する参照画素領域決定手段と、 前記参照画素領域決定領域により決定された参照画素領
    域内に、原画像における画素の色を示す色情報について
    同じ色情報が連続していることを、線であるとして抽出
    する線抽出手段と、 前記線抽出手段により抽出された線ごとに、当該線を構
    成する画素の位置を、前記参照画素領域内の一点からの
    縦方向および横方向の距離で表した情報の、方向ごとの
    和を、それぞれ、当該線を構成する画素の個数で割った
    値が示す位置を当該線の重心として算出し、当該線の重
    心に最も近い縮小画素が1つであれば、当該縮小画素
    に、当該線の色情報を保存し、当該線の重心に最も近い
    縮小画素が複数であれば、予め定めた位置の縮小画素
    に、当該線の色情報を保存する保存位置決定手段と、 前記縮小画素ごとに、前記保存位置決定手段により保存
    された色情報である白(0)または黒(1)の論理和によ
    り、当該縮小画素の色情報の色を決定する画素色決定手
    段と、 を備えることを特徴とする画像縮小装置。
  2. 【請求項2】原画像を縮小比率にしたがって縮小する画
    像縮小方法であって、 前記縮小比率にしたがい縮小後の画素(以下、縮小画素)
    に対する位置を、前記原画像上に規定し、 前記規定された縮小画素の4点により囲まれる、前記原
    画像の画素領域を参照画素領域として決定し、 前記決定された参照画素領域内に、原画像における画素
    の色を示す色情報について同じ色情報が連続しているこ
    とを、線であるとして抽出し、 前記抽出された線ごとに、当該線を構成する画素の位置
    を、前記参照画素領域内の一点からの縦方向および横方
    向の距離で表した情報の、方向ごとの和を、それぞれ、
    当該線を構成する画素の個数で割った値が示す位置を、
    当該線の重心として算出し、当該線の重心に最も近い画
    素が1つであれば、当該縮小画素に、当該線の色情報を
    保存し、当該線の重心に最も近い縮小画素が複数であれ
    ば、予め定めた位置の縮小画素に、当該線の色情報を保
    存し、 前記縮小画素ごとに、前記保存された色情報である白
    (0)または黒(1)の論理和により、当該縮小画素の色情
    の色を決定する、 ことを特徴とする画像縮小方法。
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