JP3434679B2 - 放射線発生装置 - Google Patents
放射線発生装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子などのビー
ムをターゲットに衝突させることにより放射線を発生さ
せる放射線発生装置に関し、特に低エネルギービームと
高エネルギービームを用いて多様なエネルギーの放射線
を発生させることができる放射線発生装置に関する。
ムをターゲットに衝突させることにより放射線を発生さ
せる放射線発生装置に関し、特に低エネルギービームと
高エネルギービームを用いて多様なエネルギーの放射線
を発生させることができる放射線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の高エネルギー・低エネル
ギービーム併用型の放射線発生装置に用いられる加速管
の構成を示す図である。図において、高エネルギービー
ム1は、高エネルギービーム用の電子銃2から放出され
た電子ビームを、多段接続された加速空洞3にて高周波
電界によって加速することにより得られる。実際の装置
では、所望のエネルギーの電子ビームを得るために必要
な段数の加速空洞3が接続されているが、図では、繁雑
さを避けるため加速空洞3の繰り返し部分の表示を省略
している。なお、この高エネルギービームは、さらに加
速空洞6を通過して、加速管の外部に出力される。一
方、低エネルギービーム4は、低エネルギービーム用の
電子銃5から放出された電子ビームを、加速空洞6で加
速することにより得られる。このように、通過する加速
空洞の段数の差により、高エネルギービームと低エネル
ギービームを得ることができる。
ギービーム併用型の放射線発生装置に用いられる加速管
の構成を示す図である。図において、高エネルギービー
ム1は、高エネルギービーム用の電子銃2から放出され
た電子ビームを、多段接続された加速空洞3にて高周波
電界によって加速することにより得られる。実際の装置
では、所望のエネルギーの電子ビームを得るために必要
な段数の加速空洞3が接続されているが、図では、繁雑
さを避けるため加速空洞3の繰り返し部分の表示を省略
している。なお、この高エネルギービームは、さらに加
速空洞6を通過して、加速管の外部に出力される。一
方、低エネルギービーム4は、低エネルギービーム用の
電子銃5から放出された電子ビームを、加速空洞6で加
速することにより得られる。このように、通過する加速
空洞の段数の差により、高エネルギービームと低エネル
ギービームを得ることができる。
【0003】なお、加速空洞3及び6は、結合空洞8か
ら導かれたマイクロ波により電子を加速する。
ら導かれたマイクロ波により電子を加速する。
【0004】高エネルギービームを生成する際には、低
エネルギービーム用の電子銃5は、ベローズ7を引くこ
とによりビーム加速軸上から除かれる。
エネルギービーム用の電子銃5は、ベローズ7を引くこ
とによりビーム加速軸上から除かれる。
【0005】この加速管で得られた高エネルギービーム
又は低エネルギービームは、タングステンなどの重金属
からなるターゲットに導かれ、このターゲットに衝突す
ることによりX線などの放射線を発生させる。
又は低エネルギービームは、タングステンなどの重金属
からなるターゲットに導かれ、このターゲットに衝突す
ることによりX線などの放射線を発生させる。
【0006】図10は、従来の放射線発生装置における
放射線発生部分の構成及び機能を説明するための模式図
である。この図において、放射線発生装置には、ビーム
を収束させるための電磁レンズ9、ビームを偏向させる
ための偏向マグネット9a、及びビームを270°偏向
させるビーム偏向系11が設けられる。
放射線発生部分の構成及び機能を説明するための模式図
である。この図において、放射線発生装置には、ビーム
を収束させるための電磁レンズ9、ビームを偏向させる
ための偏向マグネット9a、及びビームを270°偏向
させるビーム偏向系11が設けられる。
【0007】ここで、高エネルギービームに対しては透
過型のターゲット10aが用いられる。加速管から出力
された高エネルギービーム1は、ビーム偏向系11で2
70°偏向され、透過型のターゲット10aに垂直に衝
突する。この結果ターゲット10aで発生した高エネル
ギーのX線は、ターゲット10a内を透過して、所定の
照射方向100に向かって出力される。
過型のターゲット10aが用いられる。加速管から出力
された高エネルギービーム1は、ビーム偏向系11で2
70°偏向され、透過型のターゲット10aに垂直に衝
突する。この結果ターゲット10aで発生した高エネル
ギーのX線は、ターゲット10a内を透過して、所定の
照射方向100に向かって出力される。
【0008】なお、ターゲット10aの配置位置は、高
エネルギービームが通る軌道を遮らないよう、加速管の
ビーム出力軸から見て照射方向100側にずれた位置に
設定されている。
エネルギービームが通る軌道を遮らないよう、加速管の
ビーム出力軸から見て照射方向100側にずれた位置に
設定されている。
【0009】一方、低エネルギービームの場合、発生す
るX線が弱くターゲット内での減衰が大きいため、透過
型ではなく、反射型のターゲット10bが用いられる。
このターゲット10bも、高エネルギービーム1の軌道
を邪魔しないよう、前述の透過型のターゲット10aと
同じ配置位置に配置される。また、ターゲット10b
は、発生したX線が照射方向100に向かうよう、傾け
て配置される。加速管から出力された低エネルギービー
ム4は、偏向マグネット9aで偏向され、電磁レンズ9
で集束された上で、ターゲット10bに導かれる。ター
ゲット10bでは、入射したビームにより生じたX線が
照射方向100に向かって出力される。
るX線が弱くターゲット内での減衰が大きいため、透過
型ではなく、反射型のターゲット10bが用いられる。
このターゲット10bも、高エネルギービーム1の軌道
を邪魔しないよう、前述の透過型のターゲット10aと
同じ配置位置に配置される。また、ターゲット10b
は、発生したX線が照射方向100に向かうよう、傾け
て配置される。加速管から出力された低エネルギービー
ム4は、偏向マグネット9aで偏向され、電磁レンズ9
で集束された上で、ターゲット10bに導かれる。ター
ゲット10bでは、入射したビームにより生じたX線が
照射方向100に向かって出力される。
【0010】従来装置では、このような構造により、低
エネルギーのX線と高エネルギーのX線を、同一の照射
方向100に向かって出力することができた。
エネルギーのX線と高エネルギーのX線を、同一の照射
方向100に向かって出力することができた。
【0011】この放射線発生装置は、例えば診断・治療
のために用いることができる。低エネルギービームによ
り発生した低エネルギーのX線は、患部のX線画像診断
のために用いることができ、高エネルギービームにより
発生したX線は治療用に用いることができる。
のために用いることができる。低エネルギービームによ
り発生した低エネルギーのX線は、患部のX線画像診断
のために用いることができ、高エネルギービームにより
発生したX線は治療用に用いることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】良好な画質のX線診断
画像を得るためには、ターゲット上でのX線発生ポイン
トを小さく絞る必要がある。このため、前記従来装置で
は、電磁レンズ9により低エネルギービーム4を集束さ
せている。しかしながら、前記従来装置では、加速管の
ビーム出力軸からずれた位置のターゲット10bに導く
ために、低エネルギービーム4を、偏向マグネット9a
で偏向していたのでターゲット10b上に適切に集束さ
せることができなかった。このため、前記従来装置で
は、ターゲット10b上でのX線発生ポイントが大きく
なり、X線により得られる透視画像がぼけるという問題
があった。
画像を得るためには、ターゲット上でのX線発生ポイン
トを小さく絞る必要がある。このため、前記従来装置で
は、電磁レンズ9により低エネルギービーム4を集束さ
せている。しかしながら、前記従来装置では、加速管の
ビーム出力軸からずれた位置のターゲット10bに導く
ために、低エネルギービーム4を、偏向マグネット9a
で偏向していたのでターゲット10b上に適切に集束さ
せることができなかった。このため、前記従来装置で
は、ターゲット10b上でのX線発生ポイントが大きく
なり、X線により得られる透視画像がぼけるという問題
があった。
【0013】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、高・低エネルギーの電子ビー
ムをターゲットに衝突させて高・低エネルギーの放射線
を発生させることができる放射線発生装置において、低
エネルギーピームの集束性を高め、ターゲット上での放
射線発生ポイントを小さく絞ることができる放射線発生
装置を提供することを目的とする。
めになされたものであり、高・低エネルギーの電子ビー
ムをターゲットに衝突させて高・低エネルギーの放射線
を発生させることができる放射線発生装置において、低
エネルギーピームの集束性を高め、ターゲット上での放
射線発生ポイントを小さく絞ることができる放射線発生
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、第1の発明に係る放射線発生装置は、第1のビーム
加速軸に沿って電子を直線的に加速することにより高エ
ネルギービームを生成する高エネルギービーム生成手段
と、前記第1のビーム加速軸と平行な第2のビーム加速
軸に沿って電子を直線的に加速することにより低エネル
ギービームを生成する低エネルギービーム生成手段と、
を有し、前記第2のビーム加速軸上の所定位置に反射型
のターゲットを配置し、前記低エネルギービーム生成手
段から出射された低エネルギービームを前記反射型のタ
ーゲットに衝突させることにより、所定の照射方向に向
かう低エネルギー放射線を発生させ、前記所定位置に透
過型のターゲットを配置し、前記高エネルギービーム生
成手段から出射された前記高エネルギービームを前記所
定の照射方向に向かって偏向させてから前記透過型のタ
ーゲットに衝突させることにより、前記所定の照射方向
に向かう高エネルギー放射線を発生させるものである。
に、第1の発明に係る放射線発生装置は、第1のビーム
加速軸に沿って電子を直線的に加速することにより高エ
ネルギービームを生成する高エネルギービーム生成手段
と、前記第1のビーム加速軸と平行な第2のビーム加速
軸に沿って電子を直線的に加速することにより低エネル
ギービームを生成する低エネルギービーム生成手段と、
を有し、前記第2のビーム加速軸上の所定位置に反射型
のターゲットを配置し、前記低エネルギービーム生成手
段から出射された低エネルギービームを前記反射型のタ
ーゲットに衝突させることにより、所定の照射方向に向
かう低エネルギー放射線を発生させ、前記所定位置に透
過型のターゲットを配置し、前記高エネルギービーム生
成手段から出射された前記高エネルギービームを前記所
定の照射方向に向かって偏向させてから前記透過型のタ
ーゲットに衝突させることにより、前記所定の照射方向
に向かう高エネルギー放射線を発生させるものである。
【0015】また、第2の発明に係る放射線発生装置
は、さらに、低エネルギービーム生成手段から出射され
た低エネルギービームを前記反射型のターゲット上に集
束させる電磁レンズを有するものである。
は、さらに、低エネルギービーム生成手段から出射され
た低エネルギービームを前記反射型のターゲット上に集
束させる電磁レンズを有するものである。
【0016】また、第3の発明に係る放射線発生装置
は、照射方向に向かって偏向された高エネルギービーム
に対して垂直な透過型ターゲット面と、低エネルギービ
ーム生成手段から出射された低エネルギービームが衝突
した場合に前記照射方向に向かって低エネルギー放射線
を発生するよう第2のビーム加速軸に対して適切な角度
をなす反射型ターゲット面と、を有し、高エネルギービ
ームに対する透過型のターゲットとしても低エネルギー
ビームに対する反射型のターゲットとしても利用できる
両用型ターゲットを備えるものである。
は、照射方向に向かって偏向された高エネルギービーム
に対して垂直な透過型ターゲット面と、低エネルギービ
ーム生成手段から出射された低エネルギービームが衝突
した場合に前記照射方向に向かって低エネルギー放射線
を発生するよう第2のビーム加速軸に対して適切な角度
をなす反射型ターゲット面と、を有し、高エネルギービ
ームに対する透過型のターゲットとしても低エネルギー
ビームに対する反射型のターゲットとしても利用できる
両用型ターゲットを備えるものである。
【0017】また、第4の発明に係る放射線発生装置
は、前記第3の発明において、高エネルギー放射線を発
生させる場合と低エネルギー放射線を発生させる場合と
で、前記両用型ターゲットを前記第2のビーム加速軸に
沿って平行移動させることにより、高エネルギー放射線
の発生位置と低エネルギー放射線の発生位置を一致させ
るものである。
は、前記第3の発明において、高エネルギー放射線を発
生させる場合と低エネルギー放射線を発生させる場合と
で、前記両用型ターゲットを前記第2のビーム加速軸に
沿って平行移動させることにより、高エネルギー放射線
の発生位置と低エネルギー放射線の発生位置を一致させ
るものである。
【0018】また、第5の発明に係る放射線発生装置
は、平板状で、一方の面に低エネルギービーム生成手段
から出射された低エネルギービームが衝突した場合には
所定の照射方向に向かって低エネルギー放射線を発生す
る反射型のターゲットとして作用し、他方の面に前記照
射方向に向かって偏向された高エネルギービームが衝突
した場合には前記照射方向に向かって高エネルギー放射
線を発生する透過型のターゲットとして作用し、低エネ
ルギービームの衝突位置と高エネルギービームの衝突位
置が実質上同一位置と見なせる程度に薄い両用型ターゲ
ットを備えるものである。
は、平板状で、一方の面に低エネルギービーム生成手段
から出射された低エネルギービームが衝突した場合には
所定の照射方向に向かって低エネルギー放射線を発生す
る反射型のターゲットとして作用し、他方の面に前記照
射方向に向かって偏向された高エネルギービームが衝突
した場合には前記照射方向に向かって高エネルギー放射
線を発生する透過型のターゲットとして作用し、低エネ
ルギービームの衝突位置と高エネルギービームの衝突位
置が実質上同一位置と見なせる程度に薄い両用型ターゲ
ットを備えるものである。
【0019】また、第6の発明に係る放射線発生装置
は、前記第5の発明において、前記両用型ターゲットに
対して前記照射方向側の、前記低エネルギービームの軌
道を遮らない位置に、前記両用型ターゲットを通過した
電子ビームを吸収し前記両用型ターゲットで発生した放
射線を透過する電子ビーム吸収部材を設けたものであ
る。
は、前記第5の発明において、前記両用型ターゲットに
対して前記照射方向側の、前記低エネルギービームの軌
道を遮らない位置に、前記両用型ターゲットを通過した
電子ビームを吸収し前記両用型ターゲットで発生した放
射線を透過する電子ビーム吸収部材を設けたものであ
る。
【0020】また、第7の発明に係る放射線発生装置
は、前記第1の発明から第6の発明までのいずれかにお
いて、前記高エネルギービーム生成手段は、前記第1の
ビーム加速軸上に設けられた第1の電子銃と、前記第1
の電子銃から発せられた電子を高周波電界によって所定
の加速方向に向かって直線的に加速する直列接続された
複数の加速空洞と、を含み、前記低エネルギービーム生
成手段は、前記第2のビーム加速軸上かつ前記加速管内
の前記第1の電子銃よりも前記加速方向側の位置に設け
られた第2の電子銃を含み、前記加速管のうち前記第2
の電子銃よりも前記加速方向側の部分を用いて前記第2
の電子銃から発せられた電子を加速することにより低エ
ネルギービームを生成し、高エネルギービーム生成時に
は前記加速管全体に高周波電界生成用の高周波電界を供
給し、低エネルギービーム生成時には前記加速管のうち
前記第2の電子銃よりも前記加速方向側の部分のみに高
周波電界生成用の高周波電力を供給するものである。
は、前記第1の発明から第6の発明までのいずれかにお
いて、前記高エネルギービーム生成手段は、前記第1の
ビーム加速軸上に設けられた第1の電子銃と、前記第1
の電子銃から発せられた電子を高周波電界によって所定
の加速方向に向かって直線的に加速する直列接続された
複数の加速空洞と、を含み、前記低エネルギービーム生
成手段は、前記第2のビーム加速軸上かつ前記加速管内
の前記第1の電子銃よりも前記加速方向側の位置に設け
られた第2の電子銃を含み、前記加速管のうち前記第2
の電子銃よりも前記加速方向側の部分を用いて前記第2
の電子銃から発せられた電子を加速することにより低エ
ネルギービームを生成し、高エネルギービーム生成時に
は前記加速管全体に高周波電界生成用の高周波電界を供
給し、低エネルギービーム生成時には前記加速管のうち
前記第2の電子銃よりも前記加速方向側の部分のみに高
周波電界生成用の高周波電力を供給するものである。
【0021】また、第8の発明に係る放射線発生装置
は、前記第7の発明において、前記加速管のうち前記第
2の電子銃よりも前記加速方向側の部分を取り外し可能
としたものである。
は、前記第7の発明において、前記加速管のうち前記第
2の電子銃よりも前記加速方向側の部分を取り外し可能
としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
て、図面に基づいて説明する。
【0023】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係る放射線発生装置に組み込まれる加速管20
の構成を示す断面図である。
形態1に係る放射線発生装置に組み込まれる加速管20
の構成を示す断面図である。
【0024】図1において、加速管20全体と電子銃2
とで高エネルギービーム生成手段が構成され、加速管2
0のうちの加速空洞6aと電子銃5とで低エネルギービ
ーム生成手段が構成される。
とで高エネルギービーム生成手段が構成され、加速管2
0のうちの加速空洞6aと電子銃5とで低エネルギービ
ーム生成手段が構成される。
【0025】加速管20は、複数の加速空洞3を直列に
接続して構成され、その一方端には加速空洞6aが設け
られている。また、加速管20の他方端には、高エネル
ギービーム用の電子の供給源となる電子銃2が設けられ
ている。ここで、加速空洞3は、所望のエネルギーの高
エネルギービームを得るために必要な段数だけ接続され
ているが、図では、繁雑さを避けるため加速空洞3の繰
り返し部分の表示は省略している。また、加速空洞6a
と加速空洞3とは、互いに中心軸がずれた状態で接続さ
れている。加速空洞6aには、加速空洞3の中心軸に沿
って、高エネルギービームを通過させるための高エネル
ギービーム入射口62及び高エネルギービーム出射口6
4が設けられる。また、加速空洞6aには、加速空洞6
a自体の中心軸上に低エネルギービーム出射口66が設
けられる。
接続して構成され、その一方端には加速空洞6aが設け
られている。また、加速管20の他方端には、高エネル
ギービーム用の電子の供給源となる電子銃2が設けられ
ている。ここで、加速空洞3は、所望のエネルギーの高
エネルギービームを得るために必要な段数だけ接続され
ているが、図では、繁雑さを避けるため加速空洞3の繰
り返し部分の表示は省略している。また、加速空洞6a
と加速空洞3とは、互いに中心軸がずれた状態で接続さ
れている。加速空洞6aには、加速空洞3の中心軸に沿
って、高エネルギービームを通過させるための高エネル
ギービーム入射口62及び高エネルギービーム出射口6
4が設けられる。また、加速空洞6aには、加速空洞6
a自体の中心軸上に低エネルギービーム出射口66が設
けられる。
【0026】加速管20には高周波(マイクロ波)が入
力され、リエントラント型の結合空洞8を通じて隣接す
る加速空洞3(又は6a)同士の間を伝搬される。これ
により、各加速空洞3及び6a内には定在波が形成さ
れ、この定在波の作用により電子ビームが加速される。
力され、リエントラント型の結合空洞8を通じて隣接す
る加速空洞3(又は6a)同士の間を伝搬される。これ
により、各加速空洞3及び6a内には定在波が形成さ
れ、この定在波の作用により電子ビームが加速される。
【0027】また、直列接続された加速空洞3の最終段
と加速空洞6aとの間には、低エネルギービーム用の電
子の供給源となる電子銃5が設けられる。電子銃5は、
ベローズ7により抜き差し可能となっており、低エネル
ギービーム発生時には加速空洞6aの中心軸上の定位置
に配置される。
と加速空洞6aとの間には、低エネルギービーム用の電
子の供給源となる電子銃5が設けられる。電子銃5は、
ベローズ7により抜き差し可能となっており、低エネル
ギービーム発生時には加速空洞6aの中心軸上の定位置
に配置される。
【0028】次に、上記加速管20による高エネルギー
ビーム発生時及び低エネルギービーム発生時の動作を説
明する。
ビーム発生時及び低エネルギービーム発生時の動作を説
明する。
【0029】まず、高エネルギービーム発生時には、電
子銃2から加速管20内に電子ビームを供給する。電子
銃2から発せられた電子ビームは、直列接続された複数
段の加速空洞3により直線的に加速される。この結果、
高い運動エネルギーを得た電子ビーム、すなわち高エネ
ルギービーム1は、最後に加速空洞6aを通って高エネ
ルギービーム出射口64から外部に出力される。
子銃2から加速管20内に電子ビームを供給する。電子
銃2から発せられた電子ビームは、直列接続された複数
段の加速空洞3により直線的に加速される。この結果、
高い運動エネルギーを得た電子ビーム、すなわち高エネ
ルギービーム1は、最後に加速空洞6aを通って高エネ
ルギービーム出射口64から外部に出力される。
【0030】一方、低エネルギービーム発生時には、電
子銃5が前記定位置に配置され、この電子銃5から加速
空洞6aに電子ビームが供給される。加速空洞6aは、
結合空洞8を介して得た高周波電界によりこの電子ビー
ムを加速する。この場合、電子ビームは、1段の加速空
洞6aで加速されるだけなので、獲得する運動エネルギ
ーは小さい。すなわち、この場合、低エネルギービーム
4が得られる。この低エネルギービーム4は、低エネル
ギービーム出射口66から外部に出力される。
子銃5が前記定位置に配置され、この電子銃5から加速
空洞6aに電子ビームが供給される。加速空洞6aは、
結合空洞8を介して得た高周波電界によりこの電子ビー
ムを加速する。この場合、電子ビームは、1段の加速空
洞6aで加速されるだけなので、獲得する運動エネルギ
ーは小さい。すなわち、この場合、低エネルギービーム
4が得られる。この低エネルギービーム4は、低エネル
ギービーム出射口66から外部に出力される。
【0031】このような構造により、加速管20では、
電子銃2から出力された電子ビームと電子銃5から出力
された電子ビームは、同一の方向に加速される。ただ
し、電子銃2と電子銃5はその電子ビームの加速方向に
垂直な方向に関してずれて配置されるので、加速管20
内における高エネルギービーム1のビーム加速軸と低エ
ネルギービーム4のビーム加速軸は、互いに平行になる
ものの一致はしない。このよう互いにずれたビーム加速
軸に沿って加速された高エネルギービーム1と低エネル
ギービーム4とは、互いに平行なビームとして加速管2
0から出射される。
電子銃2から出力された電子ビームと電子銃5から出力
された電子ビームは、同一の方向に加速される。ただ
し、電子銃2と電子銃5はその電子ビームの加速方向に
垂直な方向に関してずれて配置されるので、加速管20
内における高エネルギービーム1のビーム加速軸と低エ
ネルギービーム4のビーム加速軸は、互いに平行になる
ものの一致はしない。このよう互いにずれたビーム加速
軸に沿って加速された高エネルギービーム1と低エネル
ギービーム4とは、互いに平行なビームとして加速管2
0から出射される。
【0032】図2は、前記加速管20を用いたこの実施
の形態1の放射線発生装置の構成及び機能を説明するた
めの模式図である。この図において、放射線発生装置に
は、加速管20から出力された低エネルギービーム4を
収束させるための電磁レンズ9、及び加速管20から出
力された高エネルギービーム1を270°偏向させるた
めのビーム偏向系11が設けられる。
の形態1の放射線発生装置の構成及び機能を説明するた
めの模式図である。この図において、放射線発生装置に
は、加速管20から出力された低エネルギービーム4を
収束させるための電磁レンズ9、及び加速管20から出
力された高エネルギービーム1を270°偏向させるた
めのビーム偏向系11が設けられる。
【0033】この装置では、加速管20における低エネ
ルギービーム4のビーム加速軸の延長線上に、X線発生
位置30が設定される。すなわち、この装置では、放射
線を発生するターゲットが、図示しないターゲット支持
具により、高エネルギービーム1又は低エネルギービー
ム4の入射位置がこのX線発生位置30に一致するよう
に配置される。
ルギービーム4のビーム加速軸の延長線上に、X線発生
位置30が設定される。すなわち、この装置では、放射
線を発生するターゲットが、図示しないターゲット支持
具により、高エネルギービーム1又は低エネルギービー
ム4の入射位置がこのX線発生位置30に一致するよう
に配置される。
【0034】X線画像診断等に用いる低エネルギーのX
線を発生させる場合には、反射型のターゲット10b
を、低エネルギービーム4の入射点がX線発生位置30
とほぼ一致するように配置する。このターゲット10b
は、加速管20のビーム加速方向に垂直な照射方向10
0に向かう放射線を発生するために、ビーム加速軸に対
してターゲット面が所定の角度で傾いた状態で配置され
る。加速管20では、低エネルギービーム4が生成さ
れ、出射される。この低エネルギービーム4は、偏向さ
れずにそのまま直進し、電磁レンズ9で集束されてター
ゲット10bに衝突する。これにより、ターゲット10
bから照射方向100に向けて低エネルギーのX線が発
生する。
線を発生させる場合には、反射型のターゲット10b
を、低エネルギービーム4の入射点がX線発生位置30
とほぼ一致するように配置する。このターゲット10b
は、加速管20のビーム加速方向に垂直な照射方向10
0に向かう放射線を発生するために、ビーム加速軸に対
してターゲット面が所定の角度で傾いた状態で配置され
る。加速管20では、低エネルギービーム4が生成さ
れ、出射される。この低エネルギービーム4は、偏向さ
れずにそのまま直進し、電磁レンズ9で集束されてター
ゲット10bに衝突する。これにより、ターゲット10
bから照射方向100に向けて低エネルギーのX線が発
生する。
【0035】この実施の形態では、低エネルギービーム
4を偏向せずにターゲット10bに導くので、低エネル
ギービーム4を電磁レンズ9により適切にターゲット1
0b上に集束させることができ、X線発生ポイントを小
面積に絞ることができる。したがって、この装置で生成
した低エネルギーのX線を用いれば、鮮明なX線透視画
像を得ることができる。
4を偏向せずにターゲット10bに導くので、低エネル
ギービーム4を電磁レンズ9により適切にターゲット1
0b上に集束させることができ、X線発生ポイントを小
面積に絞ることができる。したがって、この装置で生成
した低エネルギーのX線を用いれば、鮮明なX線透視画
像を得ることができる。
【0036】一方、治療等に用いる高エネルギーのX線
を発生させる場合には、透過型のターゲット10aを、
高エネルギービーム1の入射点がX線発生位置30とほ
ぼ一致するように配置する。そして、加速管20で生成
された高エネルギービーム1をビーム偏向系11で27
0°偏向させ、ターゲット10aに衝突させる。このと
きターゲット10a内で発生した高エネルギーのX線
は、ターゲット10aを透過して照射方向100に向か
って出力される。この高エネルギーのX線は、放射線治
療に用いることができる。
を発生させる場合には、透過型のターゲット10aを、
高エネルギービーム1の入射点がX線発生位置30とほ
ぼ一致するように配置する。そして、加速管20で生成
された高エネルギービーム1をビーム偏向系11で27
0°偏向させ、ターゲット10aに衝突させる。このと
きターゲット10a内で発生した高エネルギーのX線
は、ターゲット10aを透過して照射方向100に向か
って出力される。この高エネルギーのX線は、放射線治
療に用いることができる。
【0037】この実施の形態1では、加速管20から出
力される高エネルギービーム1と低エネルギービーム4
の軌道は、所定間隔だけずれた互いに平行な軌道であ
る。したがって、X線発生位置30を低エネルギービー
ム4のビーム加速軸上に設定しても、そのX線発生位置
30に配置されたターゲット10a又は10bが高エネ
ルギービーム1の軌道を遮ることはない。
力される高エネルギービーム1と低エネルギービーム4
の軌道は、所定間隔だけずれた互いに平行な軌道であ
る。したがって、X線発生位置30を低エネルギービー
ム4のビーム加速軸上に設定しても、そのX線発生位置
30に配置されたターゲット10a又は10bが高エネ
ルギービーム1の軌道を遮ることはない。
【0038】このように、この実施の形態1によれば、
高・低2種類のエネルギーの電子ビームを用いて高・低
2種類のエネルギーのX線を発生させる放射線発生装置
において、低エネルギーX線の発生ポイントを小さくす
ることができ、これを用いれば鮮明なX線透視画像を得
ることができる。
高・低2種類のエネルギーの電子ビームを用いて高・低
2種類のエネルギーのX線を発生させる放射線発生装置
において、低エネルギーX線の発生ポイントを小さくす
ることができ、これを用いれば鮮明なX線透視画像を得
ることができる。
【0039】また、この実施の形態1の放射線発生装置
では、ターゲット10aとターゲット10bとを交換
し、これに応じて電子を発生させる電子銃(電子銃2又
は電子銃5)を切り替えるだけで、高エネルギーX線を
発生する高エネルギーモードと低エネルギーX線を発生
する低エネルギーモードとを切り替えることができる。
したがって、この放射線発生装置は、放射線治療に適用
した場合、1台でX線透視画像による治療部位の位置決
めと高エネルギーX線による実際の治療の両方を行うこ
とができる。しかも、この実施の形態1では、低エネル
ギーX線の発生ポイントを従来と比較してより小さく絞
り込むことができるので、鮮明なX線画像が得られ、治
療部位の特定をより正確に行うことが可能となる。
では、ターゲット10aとターゲット10bとを交換
し、これに応じて電子を発生させる電子銃(電子銃2又
は電子銃5)を切り替えるだけで、高エネルギーX線を
発生する高エネルギーモードと低エネルギーX線を発生
する低エネルギーモードとを切り替えることができる。
したがって、この放射線発生装置は、放射線治療に適用
した場合、1台でX線透視画像による治療部位の位置決
めと高エネルギーX線による実際の治療の両方を行うこ
とができる。しかも、この実施の形態1では、低エネル
ギーX線の発生ポイントを従来と比較してより小さく絞
り込むことができるので、鮮明なX線画像が得られ、治
療部位の特定をより正確に行うことが可能となる。
【0040】図3は、この実施の形態1の加速管20の
変形例を示す断面図である。上記図1の構成では、低エ
ネルギービーム発生時の電子供給源となる電子銃5をベ
ローズ7で出し入れする構成であったのに対し、この変
形例では、その電子銃5を加速空洞3の最終段と加速空
洞6aとの間の加速空洞6aの中心軸上の位置に固定し
た。この変形例によれば、ベローズを省くことにより、
加速管20の構造及び制御を簡略化することができる。
変形例を示す断面図である。上記図1の構成では、低エ
ネルギービーム発生時の電子供給源となる電子銃5をベ
ローズ7で出し入れする構成であったのに対し、この変
形例では、その電子銃5を加速空洞3の最終段と加速空
洞6aとの間の加速空洞6aの中心軸上の位置に固定し
た。この変形例によれば、ベローズを省くことにより、
加速管20の構造及び制御を簡略化することができる。
【0041】なお、図1及び図3に示す加速管20で
は、低エネルギービーム4生成用の加速空洞6aは1段
しか設けられていないが、この加速空洞6aは1段に限
られるものではなく、加速空洞6aの段数は、低エネル
ギービーム4に要求されるエネルギーの大きさに応じて
適宜定められる。
は、低エネルギービーム4生成用の加速空洞6aは1段
しか設けられていないが、この加速空洞6aは1段に限
られるものではなく、加速空洞6aの段数は、低エネル
ギービーム4に要求されるエネルギーの大きさに応じて
適宜定められる。
【0042】実施の形態2.この実施の形態2では、上
記実施の形態1の放射線発生装置に好適なターゲットに
ついて説明する。図4は、この実施の形態2にて用いる
両用型ターゲット10の構造を示す断面図である。この
両用型ターゲット10は、透過型及び反射型のいずれに
も用いることができる。両用型ターゲット10は、タン
グステンなどの重金属からなるターゲット部12と、ビ
ームの衝突によるターゲット部12の熱を逃がすため冷
却部13を備えている。
記実施の形態1の放射線発生装置に好適なターゲットに
ついて説明する。図4は、この実施の形態2にて用いる
両用型ターゲット10の構造を示す断面図である。この
両用型ターゲット10は、透過型及び反射型のいずれに
も用いることができる。両用型ターゲット10は、タン
グステンなどの重金属からなるターゲット部12と、ビ
ームの衝突によるターゲット部12の熱を逃がすため冷
却部13を備えている。
【0043】そして、ターゲット部12には、高エネル
ギービーム用の透過型ターゲット面12aと低エネルギ
ービーム用の反射型ターゲット面12bが形成されてい
る。両用型ターゲット10は、透過型ターゲット面12
aが高エネルギービーム1に対して垂直に面するように
配置される。そして、反射型ターゲット面12bは、こ
のように配置した場合に低エネルギービーム4の入射に
よって発生するX線が所定の照射方向100に向かうよ
う、透過型ターゲット面12aに対して適切な角度をな
して形成されている。なお、ターゲット10には、突起
部12cが形成され、反射型ターゲット面12bは、そ
の突起部12cにかかるように形成されている。そし
て、両用型ターゲット10は、低エネルギービーム4が
反射型ターゲット面12bに入射する位置の高さが、透
過型ターゲット面12aの高さとほぼ同じになるように
配置される。このような構成によれば、高エネルギーX
線と低エネルギーX線の発生位置の高さを一致させるこ
とができる。
ギービーム用の透過型ターゲット面12aと低エネルギ
ービーム用の反射型ターゲット面12bが形成されてい
る。両用型ターゲット10は、透過型ターゲット面12
aが高エネルギービーム1に対して垂直に面するように
配置される。そして、反射型ターゲット面12bは、こ
のように配置した場合に低エネルギービーム4の入射に
よって発生するX線が所定の照射方向100に向かうよ
う、透過型ターゲット面12aに対して適切な角度をな
して形成されている。なお、ターゲット10には、突起
部12cが形成され、反射型ターゲット面12bは、そ
の突起部12cにかかるように形成されている。そし
て、両用型ターゲット10は、低エネルギービーム4が
反射型ターゲット面12bに入射する位置の高さが、透
過型ターゲット面12aの高さとほぼ同じになるように
配置される。このような構成によれば、高エネルギーX
線と低エネルギーX線の発生位置の高さを一致させるこ
とができる。
【0044】従来は、透過型と反射型の2種類のターゲ
ットを用意し、低エネルギーモード時(例えばX線診断
時)と高エネルギーモード時(例えば治療時)でそれら
を入れ替えながら使っていたのに対し、この実施の形態
2では、図4の両用型ターゲット10を1つ用意するだ
けで高エネルギー、低エネルギーのいずれにも対応でき
る。
ットを用意し、低エネルギーモード時(例えばX線診断
時)と高エネルギーモード時(例えば治療時)でそれら
を入れ替えながら使っていたのに対し、この実施の形態
2では、図4の両用型ターゲット10を1つ用意するだ
けで高エネルギー、低エネルギーのいずれにも対応でき
る。
【0045】また、この実施の形態2において、高エネ
ルギーモード時と低エネルギーモード時とで両用型ター
ゲット10を低エネルギービーム4のビーム軸に沿って
平行移動させることにより、高エネルギーX線と低エネ
ルギーX線の発生位置を一致させることができる。すな
わち、図5に示すように、高エネルギーモード時には、
図中破線で表示した状態でターゲット10を配置し、低
エネルギーモード時には、ターゲット10を平行移動さ
せて図中実線で表示した状態で配置することにより、高
低エネルギーのX線が同一の点から発生しているように
見せることができる。この構成は、ターゲット10を保
持すると共に、低エネルギービーム4のビーム軸に沿っ
て平行移動可能なターゲット保持台を放射線発生装置に
設けることによって実現することができる。
ルギーモード時と低エネルギーモード時とで両用型ター
ゲット10を低エネルギービーム4のビーム軸に沿って
平行移動させることにより、高エネルギーX線と低エネ
ルギーX線の発生位置を一致させることができる。すな
わち、図5に示すように、高エネルギーモード時には、
図中破線で表示した状態でターゲット10を配置し、低
エネルギーモード時には、ターゲット10を平行移動さ
せて図中実線で表示した状態で配置することにより、高
低エネルギーのX線が同一の点から発生しているように
見せることができる。この構成は、ターゲット10を保
持すると共に、低エネルギービーム4のビーム軸に沿っ
て平行移動可能なターゲット保持台を放射線発生装置に
設けることによって実現することができる。
【0046】このように、この実施の形態2によれば、
高エネルギービーム用にも低エネルギービーム用にも用
いることができるターゲットを用いることにより、低エ
ネルギーモード(例えばX線診断時)と高エネルギーモ
ード(例えば治療時)との切り替えに要する時間を大幅
に短縮することができる。
高エネルギービーム用にも低エネルギービーム用にも用
いることができるターゲットを用いることにより、低エ
ネルギーモード(例えばX線診断時)と高エネルギーモ
ード(例えば治療時)との切り替えに要する時間を大幅
に短縮することができる。
【0047】実施の形態3.この実施の形態3では、上
記実施の形態1の放射線発生装置に好適な別のターゲッ
トについて説明する。
記実施の形態1の放射線発生装置に好適な別のターゲッ
トについて説明する。
【0048】図6は、この実施の形態3におけるターゲ
ット40の構成を示す模式図である。図に示すように、
この実施の形態3は、ターゲット40の厚さを薄くする
ことにより、ターゲット40を移動させることなく、高
エネルギービーム用と低エネルギービーム用に兼用可能
とするものである。すなわち、ターゲット40は、透過
型及び反射型のいずれにも用いることができる両用型タ
ーゲットである。
ット40の構成を示す模式図である。図に示すように、
この実施の形態3は、ターゲット40の厚さを薄くする
ことにより、ターゲット40を移動させることなく、高
エネルギービーム用と低エネルギービーム用に兼用可能
とするものである。すなわち、ターゲット40は、透過
型及び反射型のいずれにも用いることができる両用型タ
ーゲットである。
【0049】ターゲット40は、タングステン等の重金
属で構成された厚さ1mm程度の薄板である。ターゲッ
ト40は、低エネルギービーム4に対して反射型ターゲ
ットとして適切に機能するよう、低エネルギービーム4
の入射方向に対して所定の角度θをなして配置される。
したがって、低エネルギービーム4がターゲット40の
一方の面に衝突することにより、照射方向100に向か
って低エネルギーX線が出力されることになる。
属で構成された厚さ1mm程度の薄板である。ターゲッ
ト40は、低エネルギービーム4に対して反射型ターゲ
ットとして適切に機能するよう、低エネルギービーム4
の入射方向に対して所定の角度θをなして配置される。
したがって、低エネルギービーム4がターゲット40の
一方の面に衝突することにより、照射方向100に向か
って低エネルギーX線が出力されることになる。
【0050】なお、このように配置した場合、高エネル
ギービーム1は、ターゲット40のもう一方の面に対し
て斜めに入射することになるが、高エネルギービーム1
については、ターゲット40は透過型のターゲットとし
て機能するので、このように斜めに入射しても実質上問
題はない。
ギービーム1は、ターゲット40のもう一方の面に対し
て斜めに入射することになるが、高エネルギービーム1
については、ターゲット40は透過型のターゲットとし
て機能するので、このように斜めに入射しても実質上問
題はない。
【0051】この実施の形態3で用いるターゲット40
は十分に薄いため、一方の面で低エネルギーX線を発生
させ、他方の面で高エネルギーX線を発生させたとして
も、両者の発生位置は、実質上同一位置とみなすことが
できる。したがって、このターゲット40は、移動させ
たり回転させたりせずに、高エネルギービーム用の透過
型ターゲットとしても低エネルギービーム用の反射型タ
ーゲットとしても使用することができる。
は十分に薄いため、一方の面で低エネルギーX線を発生
させ、他方の面で高エネルギーX線を発生させたとして
も、両者の発生位置は、実質上同一位置とみなすことが
できる。したがって、このターゲット40は、移動させ
たり回転させたりせずに、高エネルギービーム用の透過
型ターゲットとしても低エネルギービーム用の反射型タ
ーゲットとしても使用することができる。
【0052】ただし、このように薄いターゲット40を
用いた場合、高エネルギービーム1をターゲット40内
で完全に止めることはできない。そこで、この実施の形
態3では、ターゲット40の照射方向100側に低原子
番号の金属からなる電子ビーム吸収部材41を配設して
いる。電子ビーム吸収部材41の材質としては、例えば
炭素やアルミニウムを用いることができる。ターゲット
40を通過した電子ビーム(高エネルギービーム)は、
この電子ビーム吸収部材41によって完全に止められ、
吸収される。なお、X線は低原子番号の金属ではほとん
ど減衰しないので、ターゲット40で発生したX線は、
高エネルギーX線であっても低エネルギーX線であって
も、ほとんど減衰せずに照射方向100に向かって照射
される。
用いた場合、高エネルギービーム1をターゲット40内
で完全に止めることはできない。そこで、この実施の形
態3では、ターゲット40の照射方向100側に低原子
番号の金属からなる電子ビーム吸収部材41を配設して
いる。電子ビーム吸収部材41の材質としては、例えば
炭素やアルミニウムを用いることができる。ターゲット
40を通過した電子ビーム(高エネルギービーム)は、
この電子ビーム吸収部材41によって完全に止められ、
吸収される。なお、X線は低原子番号の金属ではほとん
ど減衰しないので、ターゲット40で発生したX線は、
高エネルギーX線であっても低エネルギーX線であって
も、ほとんど減衰せずに照射方向100に向かって照射
される。
【0053】このように、この実施の形態3のターゲッ
ト40を用いれば、実施の形態2の場合よりも更に高速
に、高エネルギーモードと低エネルギーモードの切り替
えを行うことができる。
ト40を用いれば、実施の形態2の場合よりも更に高速
に、高エネルギーモードと低エネルギーモードの切り替
えを行うことができる。
【0054】実施の形態4.この実施の形態4は、この
発明に係る放射線発生装置に組み込まれる加速管の構造
に関するものである。
発明に係る放射線発生装置に組み込まれる加速管の構造
に関するものである。
【0055】図7は、この発明の実施の形態4に係る加
速管20aの構造を示す断面図である。図7において、
図1の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付し
て詳細な説明を省略する。
速管20aの構造を示す断面図である。図7において、
図1の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0056】図1に示した実施の形態1の加速管20で
は、低エネルギービーム4生成用の加速空洞6aには、
隣接する加速空洞3から結合空洞8を介して高周波(マ
イクロ波)が供給されていた。これに対し、この実施の
形態4では、クライストロンやマグネトロンなどのマイ
クロ波源(不図示)と加速管20aとの間に設けられた
導波管から、結合器14を介して加速空洞6aに直接に
高周波を供給する。
は、低エネルギービーム4生成用の加速空洞6aには、
隣接する加速空洞3から結合空洞8を介して高周波(マ
イクロ波)が供給されていた。これに対し、この実施の
形態4では、クライストロンやマグネトロンなどのマイ
クロ波源(不図示)と加速管20aとの間に設けられた
導波管から、結合器14を介して加速空洞6aに直接に
高周波を供給する。
【0057】この構成によれば、低エネルギービーム4
を生成する際に必要な電力を低減することができる。す
なわち、図1に示した加速管20の構造では、低エネル
ギービーム4発生時、すなわち加速空洞6aしか使用し
ない場合でも、加速管20の加速空洞3及び6a全部に
高周波を供給しなければならなかった。これに対し、こ
の実施の形態4の加速管20aによれば、低エネルギー
ビーム4発生時には加速空洞6aにのみ高周波を供給す
ればよいので、必要な電力が少なくて済む。
を生成する際に必要な電力を低減することができる。す
なわち、図1に示した加速管20の構造では、低エネル
ギービーム4発生時、すなわち加速空洞6aしか使用し
ない場合でも、加速管20の加速空洞3及び6a全部に
高周波を供給しなければならなかった。これに対し、こ
の実施の形態4の加速管20aによれば、低エネルギー
ビーム4発生時には加速空洞6aにのみ高周波を供給す
ればよいので、必要な電力が少なくて済む。
【0058】実施の形態5.この実施の形態5は、上記
実施の形態4の改良であり、同じく加速管の構造に関す
るものである。図8は、この実施の形態5に係る加速管
20bの構造を示す断面図である。図8において、図1
又は図7の構成要素と同様の構成要素に対しては同一の
符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、図8では、
加速空洞6aに高周波を供給する結合器の表示は省略し
ている。
実施の形態4の改良であり、同じく加速管の構造に関す
るものである。図8は、この実施の形態5に係る加速管
20bの構造を示す断面図である。図8において、図1
又は図7の構成要素と同様の構成要素に対しては同一の
符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、図8では、
加速空洞6aに高周波を供給する結合器の表示は省略し
ている。
【0059】図8に示すように、この実施の形態5の加
速管20bは、加速空洞6a及び電子銃5を含む低エネ
ルギービーム発生部21を、残りの複数の加速空洞3及
び電子銃2(図8では省略。図1参照)からなる高エネ
ルギービーム発生部22から分離可能としたものであ
る。低エネルギービーム発生部21と高エネルギービー
ム発生部22との結合は、フランジ15により行われ
る。
速管20bは、加速空洞6a及び電子銃5を含む低エネ
ルギービーム発生部21を、残りの複数の加速空洞3及
び電子銃2(図8では省略。図1参照)からなる高エネ
ルギービーム発生部22から分離可能としたものであ
る。低エネルギービーム発生部21と高エネルギービー
ム発生部22との結合は、フランジ15により行われ
る。
【0060】したがって、この構成によれば、必要に応
じて低エネルギービーム発生部21を取り外すことがで
きるので、メンテナンスが容易になる。
じて低エネルギービーム発生部21を取り外すことがで
きるので、メンテナンスが容易になる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、高エネルギー放射線と低エネルギー放射線を、実質
的に同一位置から同じ照射方向に向かって発生させる放
射線発生装置において、低エネルギービームが加速され
る第2のビーム加速軸上にターゲットを配置する構成と
したことにより、低エネルギービームを偏向させずにタ
ーゲットに導くことができる。したがって、偏向による
低エネルギービームのビーム形状の歪みやビーム径の広
がりなどを起こすことなく、ターゲットに低エネルギー
ビームを導くことができ、ターゲット上での低エネルギ
ー放射線の発生ポイントの広がりを防止することができ
る。したがって、例えばこの発明に係る放射線発生装置
を放射線治療装置として用いた場合には、低エネルギー
放射線による鮮明な透視画像により治療部位をより正確
に特定し、その治療部位に対して高エネルギー放射線に
より治療を行うことができる。
ば、高エネルギー放射線と低エネルギー放射線を、実質
的に同一位置から同じ照射方向に向かって発生させる放
射線発生装置において、低エネルギービームが加速され
る第2のビーム加速軸上にターゲットを配置する構成と
したことにより、低エネルギービームを偏向させずにタ
ーゲットに導くことができる。したがって、偏向による
低エネルギービームのビーム形状の歪みやビーム径の広
がりなどを起こすことなく、ターゲットに低エネルギー
ビームを導くことができ、ターゲット上での低エネルギ
ー放射線の発生ポイントの広がりを防止することができ
る。したがって、例えばこの発明に係る放射線発生装置
を放射線治療装置として用いた場合には、低エネルギー
放射線による鮮明な透視画像により治療部位をより正確
に特定し、その治療部位に対して高エネルギー放射線に
より治療を行うことができる。
【0062】また、第2の発明では、低エネルギービー
ムを集束させる電磁レンズを設けることにより、ターゲ
ット上における低エネルギー放射線の発生ポイントを絞
り込むことができる。したがって、例えばこの発明に係
る放射線発生装置を放射線治療装置として用いた場合に
は、低エネルギー放射線により、より鮮明な透視画像を
得ることが可能となる。
ムを集束させる電磁レンズを設けることにより、ターゲ
ット上における低エネルギー放射線の発生ポイントを絞
り込むことができる。したがって、例えばこの発明に係
る放射線発生装置を放射線治療装置として用いた場合に
は、低エネルギー放射線により、より鮮明な透視画像を
得ることが可能となる。
【0063】また、第3の発明では、所定の照射方向に
向かって偏向された高エネルギービームに対して垂直な
透過型ターゲット面と、低エネルギービーム生成手段か
ら出射された低エネルギービームが衝突した場合に前記
照射方向に向かって低エネルギー放射線を発生するよう
第2のビーム加速軸に対して適切な角度をなす反射型タ
ーゲット面と、を有し、高エネルギービームに対する透
過型のターゲットとしても低エネルギービームに対する
反射型のターゲットとしても利用できる両用型ターゲッ
トを設けることにより、低エネルギー放射線発生時と高
エネルギービーム発生時とでターゲットの入れ替えを行
う必要がなくなる。
向かって偏向された高エネルギービームに対して垂直な
透過型ターゲット面と、低エネルギービーム生成手段か
ら出射された低エネルギービームが衝突した場合に前記
照射方向に向かって低エネルギー放射線を発生するよう
第2のビーム加速軸に対して適切な角度をなす反射型タ
ーゲット面と、を有し、高エネルギービームに対する透
過型のターゲットとしても低エネルギービームに対する
反射型のターゲットとしても利用できる両用型ターゲッ
トを設けることにより、低エネルギー放射線発生時と高
エネルギービーム発生時とでターゲットの入れ替えを行
う必要がなくなる。
【0064】また、第4の発明では、前記第3の発明に
おける両用型ターゲットを、高エネルギー放射線を発生
させる場合と低エネルギー放射線を発生させる場合と
で、前記第2のビーム加速軸に沿って平行移動させるこ
とにより、前記高エネルギー放射線の発生位置と前記低
エネルギー放射線の発生位置を一致させることができ
る。したがって、放射線治療に用いる場合には、透視画
像を得るための低エネルギー放射線と治療のための高エ
ネルギー放射線とが同一位置から発生するので、治療部
位の位置決めが容易になる。
おける両用型ターゲットを、高エネルギー放射線を発生
させる場合と低エネルギー放射線を発生させる場合と
で、前記第2のビーム加速軸に沿って平行移動させるこ
とにより、前記高エネルギー放射線の発生位置と前記低
エネルギー放射線の発生位置を一致させることができ
る。したがって、放射線治療に用いる場合には、透視画
像を得るための低エネルギー放射線と治療のための高エ
ネルギー放射線とが同一位置から発生するので、治療部
位の位置決めが容易になる。
【0065】また、第5の発明では、薄い平板上の両用
型ターゲットを用いることにより、その両用型ターゲッ
トを固定したまま透過型としても反射型としても用いる
ことができ、しかも低エネルギー放射線の発生ポイント
と高エネルギー放射線の発生ポイントが実質上同一位置
とみなすことができる。この第5の発明でも、放射線治
療に用いる場合には、透視画像を得るための低エネルギ
ー放射線と治療のための高エネルギー放射線とが同一位
置から発生するので、治療部位の位置決めが容易にな
る。
型ターゲットを用いることにより、その両用型ターゲッ
トを固定したまま透過型としても反射型としても用いる
ことができ、しかも低エネルギー放射線の発生ポイント
と高エネルギー放射線の発生ポイントが実質上同一位置
とみなすことができる。この第5の発明でも、放射線治
療に用いる場合には、透視画像を得るための低エネルギ
ー放射線と治療のための高エネルギー放射線とが同一位
置から発生するので、治療部位の位置決めが容易にな
る。
【0066】また、第6の発明では、前記第5の発明に
おいて、電子ビーム吸収部材を設けたことにより、両用
型ターゲットを通過した高エネルギービームを電子ビー
ム吸収部材で吸収し、放射線の照射対象物に高エネルギ
ービームが当たらないようにすることができる。
おいて、電子ビーム吸収部材を設けたことにより、両用
型ターゲットを通過した高エネルギービームを電子ビー
ム吸収部材で吸収し、放射線の照射対象物に高エネルギ
ービームが当たらないようにすることができる。
【0067】また、第7の発明では、高エネルギービー
ム生成手段を構成する加速管の一部を利用して低エネル
ギービームを生成する構成としたことにより、高エネル
ギービーム生成手段及び低エネルギービーム生成手段の
構造をコンパクトにすることができる。更には、高エネ
ルギービーム生成時には前記加速管全体に高周波電界生
成用の高周波電界を供給し、低エネルギービーム生成時
には前記加速管のうち前記第2の電子銃よりも前記加速
方向側の部分のみに高周波電界生成用の高周波電力を供
給する構成としたことにより、それぞれの場合において
必要最小限の電力を供給するだけでよく、電力の無駄が
防止できる。
ム生成手段を構成する加速管の一部を利用して低エネル
ギービームを生成する構成としたことにより、高エネル
ギービーム生成手段及び低エネルギービーム生成手段の
構造をコンパクトにすることができる。更には、高エネ
ルギービーム生成時には前記加速管全体に高周波電界生
成用の高周波電界を供給し、低エネルギービーム生成時
には前記加速管のうち前記第2の電子銃よりも前記加速
方向側の部分のみに高周波電界生成用の高周波電力を供
給する構成としたことにより、それぞれの場合において
必要最小限の電力を供給するだけでよく、電力の無駄が
防止できる。
【0068】また、第8の発明では、前記第7の発明に
おいて、加速管のうち第2の電子銃よりも加速方向側の
部分(すなわち低エネルギービームの生成のための部
分)を取り外し可能としたことにより、メンテナンスが
容易となる。
おいて、加速管のうち第2の電子銃よりも加速方向側の
部分(すなわち低エネルギービームの生成のための部
分)を取り外し可能としたことにより、メンテナンスが
容易となる。
【図1】 実施の形態1に係る放射線発生装置に組み込
まれる加速管の構成を示す断面図である。
まれる加速管の構成を示す断面図である。
【図2】 実施の形態1の放射線発生装置の構成及び機
能を説明するための模式図である。
能を説明するための模式図である。
【図3】 実施の形態1の加速管の変形例を示す断面図
である。
である。
【図4】 実施の形態2にて用いる両用型ターゲットの
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図5】 実施の形態2における高エネルギーモード時
と低エネルギーモード時の両用型ターゲットの配置状態
を説明するための図である。
と低エネルギーモード時の両用型ターゲットの配置状態
を説明するための図である。
【図6】 実施の形態3におけるターゲットの構成を示
す模式図である。
す模式図である。
【図7】 実施の形態4に係る加速管の構造を示す断面
図である。
図である。
【図8】 実施の形態5に係る加速管の構造を示す断面
図である。
図である。
【図9】 従来の放射線発生装置の加速管の構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図10】 従来の放射線発生装置における放射線発生
部分の構成及び機能を説明するための模式図である。
部分の構成及び機能を説明するための模式図である。
1 高エネルギービーム、2 電子銃、3 加速空洞、
4 低エネルギービーム、5 電子銃、6,6a 加速
空洞、7 ベローズ、8 結合空洞、9 電磁レンズ、
10 両用型ターゲット、10a 透過型のターゲッ
ト、10b 反射型のターゲット、11 ビーム偏向
系、20 加速管、30 X線発生位置、62 高エネ
ルギービーム入射口、64 高エネルギービーム出射
口、66 低エネルギービーム出射口、100 照射方
向。
4 低エネルギービーム、5 電子銃、6,6a 加速
空洞、7 ベローズ、8 結合空洞、9 電磁レンズ、
10 両用型ターゲット、10a 透過型のターゲッ
ト、10b 反射型のターゲット、11 ビーム偏向
系、20 加速管、30 X線発生位置、62 高エネ
ルギービーム入射口、64 高エネルギービーム出射
口、66 低エネルギービーム出射口、100 照射方
向。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−20796(JP,A)
特開 平6−225947(JP,A)
特開 昭63−286169(JP,A)
特開 昭56−14199(JP,A)
特開 平9−22800(JP,A)
特開 平1−251599(JP,A)
実開 平1−80800(JP,U)
特公 昭36−17591(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H05H 7/10
A61N 5/10
H05G 2/00
H05H 9/00
Claims (8)
- 【請求項1】 第1のビーム加速軸に沿って電子を直線
的に加速することにより高エネルギービームを生成する
高エネルギービーム生成手段と、 前記第1のビーム加速軸と平行な第2のビーム加速軸に
沿って電子を直線的に加速することにより低エネルギー
ビームを生成する低エネルギービーム生成手段と、 を有し、 前記第2のビーム加速軸上の所定位置に反射型のターゲ
ットを配置し、前記低エネルギービーム生成手段から出
射された低エネルギービームを前記反射型のターゲット
に衝突させることにより、所定の照射方向に向かう低エ
ネルギー放射線を発生させ、 前記所定位置に透過型のターゲットを配置し、前記高エ
ネルギービーム生成手段から出射された前記高エネルギ
ービームを前記所定の照射方向に向かって偏向させてか
ら前記透過型のターゲットに衝突させることにより、前
記所定の照射方向に向かう高エネルギー放射線を発生さ
せることを特徴とする放射線発生装置。 - 【請求項2】 前記低エネルギービーム生成手段から出
射された低エネルギービームを前記反射型のターゲット
上に集束させる電磁レンズを有することを特徴とする請
求項1記載の放射線発生装置。 - 【請求項3】 前記照射方向に向かって偏向された前記
高エネルギービームに対して垂直な透過型ターゲット面
と、前記低エネルギービーム生成手段から出射された前
記低エネルギービームが衝突した場合に前記照射方向に
向かって低エネルギー放射線を発生するよう前記第2の
ビーム加速軸に対して適切な角度をなす反射型ターゲッ
ト面と、を有し、高エネルギービームに対する透過型の
ターゲットとしても低エネルギービームに対する反射型
のターゲットとしても利用できる両用型ターゲットを備
えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放
射線発生装置。 - 【請求項4】 高エネルギー放射線を発生させる場合と
低エネルギー放射線を発生させる場合とで、前記両用型
ターゲットを前記第2のビーム加速軸に沿って平行移動
させることにより、前記高エネルギー放射線の発生位置
と前記低エネルギー放射線の発生位置を一致させること
を特徴とする請求項3記載の放射線発生装置。 - 【請求項5】 平板状で、一方の面に前記低エネルギー
ビーム生成手段から出射された前記低エネルギービーム
が衝突した場合には前記照射方向に向かって低エネルギ
ー放射線を発生する反射型のターゲットとして作用し、
他方の面に前記照射方向に向かって偏向された前記高エ
ネルギービームが衝突した場合には前記照射方向に向か
って高エネルギー放射線を発生する透過型のターゲット
として作用し、前記低エネルギービームの衝突位置と前
記高エネルギービームの衝突位置が実質上同一位置と見
なせる程度に薄い両用型ターゲットを備えることを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載の放射線発生装置。 - 【請求項6】 前記両用型ターゲットに対して前記照射
方向側の、前記低エネルギービームの軌道を遮らない位
置に、前記両用型ターゲットを通過した電子ビームを吸
収し前記両用型ターゲットで発生した放射線を透過する
電子ビーム吸収部材を設けたことを特徴とする請求項5
記載の放射線発生装置。 - 【請求項7】 前記高エネルギービーム生成手段は、前
記第1のビーム加速軸上に設けられた第1の電子銃と、
前記第1の電子銃から発せられた電子を高周波電界によ
って所定の加速方向に向かって直線的に加速する直列接
続された複数の加速空洞と、を含み、 前記低エネルギービーム生成手段は、前記第2のビーム
加速軸上かつ前記加速管内の前記第1の電子銃よりも前
記加速方向側の位置に設けられた第2の電子銃を含み、
前記加速管のうち前記第2の電子銃よりも前記加速方向
側の部分を用いて前記第2の電子銃から発せられた電子
を加速することにより低エネルギービームを生成し、 高エネルギービーム生成時には前記加速管全体に高周波
電界生成用の高周波電界を供給し、低エネルギービーム
生成時には前記加速管のうち前記第2の電子銃よりも前
記加速方向側の部分のみに高周波電界生成用の高周波電
力を供給することを特徴とする請求項1から請求項6ま
でのいずれかに記載の放射線発生装置。 - 【請求項8】 前記加速管のうち前記第2の電子銃より
も前記加速方向側の部分を取り外し可能としたことを特
徴とする請求項7記載の放射線発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26880297A JP3434679B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 放射線発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26880297A JP3434679B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 放射線発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111497A JPH11111497A (ja) | 1999-04-23 |
| JP3434679B2 true JP3434679B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=17463477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26880297A Expired - Fee Related JP3434679B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 放射線発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3434679B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10231322B2 (en) | 2016-03-07 | 2019-03-12 | Suzhou Linatech Medical Science And Technology Co., Ltd. | Homologous dual-energy accelerator and accelerator therapy device |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117816570A (zh) * | 2022-12-30 | 2024-04-05 | 同方威视技术股份有限公司 | 采用电子加速器的矿石分选系统 |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP26880297A patent/JP3434679B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10231322B2 (en) | 2016-03-07 | 2019-03-12 | Suzhou Linatech Medical Science And Technology Co., Ltd. | Homologous dual-energy accelerator and accelerator therapy device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11111497A (ja) | 1999-04-23 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |