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JP3435564B2 - 長葱の切断・皮剥処理機における皮剥処理方法 - Google Patents
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JP3435564B2 - 長葱の切断・皮剥処理機における皮剥処理方法 - Google Patents

長葱の切断・皮剥処理機における皮剥処理方法

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JP3435564B2 JP31687999A JP31687999A JP3435564B2 JP 3435564 B2 JP3435564 B2 JP 3435564B2 JP 31687999 A JP31687999 A JP 31687999A JP 31687999 A JP31687999 A JP 31687999A JP 3435564 B2 JP3435564 B2 JP 3435564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルから噴射さ
れる圧縮空気により長葱の皮やその他の付着物を除去す
る長葱の切断・皮剥処理機における皮剥処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、特願平8−8886号に
示すように、収穫した長葱の不要部分である根元および
葉先部分を切り落とす切断処理と、圧縮空気を吹き付け
て皮やその他の付着物を剥ぎ取って除去する処理である
ブロー処理とを連続的に行う長葱の切断・皮剥処理機を
提案している。この長葱の切断・皮剥処理機は、長葱を
水平状態で搬送し、所望の長さで根元および葉先部分を
切断する切断処理を行った後、長葱の葉先部分側から根
元側に沿って流動するように圧縮空気を吹き付けて、長
葱に付着する皮やその他の付着物を吹き飛ばすブロー処
理を行うものである。このブロー処理では、長葱の葉先
部分側に固定されたノズルから一定圧力の圧縮空気を噴
射させて、吹き付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した長葱
の切断・皮剥処理機では、長葱の葉先部分側の茎(肉)
の堅さは根元側の肉と比較して組織が柔らかいため、葉
先部分側から根元側までの皮やその他の付着物を全て吹
き飛ばすことが可能な圧力の圧縮空気を長葱に吹き付け
た場合には、葉先部分側では圧力が強すぎて、葉先部分
側の肉が損傷するものであった。さりとて、葉先部分側
の肉が損傷しない程度の圧力の圧縮空気では、根元側の
皮や付着物を吹き飛ばすことができないものであった。
【0004】そこで、本発明は、長葱の葉側での組織が
柔らかい部分に対しては圧縮空気の吹付量を少なくし、
組織が硬い根の部分に対しては吹付量を多くし、生地を
傷めないように、しかも効率良く長葱の皮を剥ぐことを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の長葱の皮剥処理方法は、ノズルから噴射される圧縮
空気を長葱に吹き付けて、長葱の皮や付着物を除去する
長葱の切断・皮剥処理機における皮剥処理方法におい
て、葉先部分および根元を切断された前記長葱をバケッ
トで搬送する工程と、搬送された前記長葱の根元側を、
上部に弾性部材が固定された後端支持部で持ち上げると
ともに、葉先側を、上部に弾性部材が固定された前端支
持部で持ち上げて固定する工程と、前記長葱の根元側か
らシリンダロッドを移動させ、前記後端支持部の弾性部
材を前記シリンダロッドの先端部により前記シリンダロ
ッドの進行方向に傾斜させて、前記シリンダロッド内に
前記長葱を根元側から挿入して前記長葱を覆う工程と、
前記シリンダロッドを移動させることによって、前記シ
リンダロッドに設けられたノズルを長葱の葉先部分側か
ら根元側に沿って移動制御させる工程と、前記ノズルを
移動させている間に、皮剥対象の長葱に吹き付ける圧縮
空気の吹付力を増加させる工程とを有する、ことを特徴
とするものである。
【0006】このとき、前記ノズルを長葱の葉先部分側
から根元側に沿って移動制御させる工程と、移動制御さ
れる前記ノズルの位置を検出する工程と、検出された前
記ノズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱に噴き付ける
圧縮空気の吹付力が増加するように、前記圧縮空気の圧
力を調整する工程と、前記吹付力が増加した圧縮空気を
前記ノズルを介して長葱に噴射する工程と、を有するよ
うにすることができる。
【0007】また、前記ノズルを長葱の葉先部分側から
根元側に沿って移動制御させる工程と、移動制御される
前記ノズルの位置を検出する工程と、検出された前記ノ
ズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱に吹き付ける圧縮
空気の吹付力が増加するように、前記ノズルの移動速度
を調整する工程と、前記吹付力が増加した圧縮空気を前
記ノズルを介して長葱に噴射する工程と、を有するよう
にすることもできる。
【0008】さらには、前記ノズルを長葱の葉先部分側
から根元側に沿って移動制御させる工程と、移動制御さ
れる前記ノズルの位置を検出する工程と、検出された前
記ノズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱に吹き付ける
圧縮空気の吹付力が増加するように、前記ノズルの移動
速度を調整する工程と、前記吹付力が増加した圧縮空気
を前記ノズルを介して長葱に噴射する工程と、を有する
ようにすることもできる。
【0009】他方、前記皮剥対象の長葱の性状を検出
し、検出された前記皮剥対象の長葱の性状に基づいて、
前記圧縮空気の圧力および前記ノズルの速度のうちの少
なくとも一方を調整するようにすることができる。
【0010】また、前記圧縮空気の吹付力は、段階的に
増加させられるようにすることができ、連続的に増加さ
せられるようにすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る長葱の切断
・皮剥処理機における皮剥処理方法の実施の形態を詳細
に説明する。図1は、本発明に係る長葱の皮剥処理を行
う長葱の切断・皮剥処理機の摸式図である。
【0012】通常、長葱Nは、切断処理によって葉先部
分および根元が切断された後に、連続して皮剥処理が施
される。図1に示す装置は、前方の左右両端部にそれぞ
れスプロケット11を有する前支軸10、後方の左右両
端部にそれぞれスプロケット21を有する後支軸20が
それぞれ軸支されている。この前後支軸10,20にそ
れぞれ軸支されているスプロケット11,21間にはチ
ェン31が巻き付けられており、このチェン31上には
側面形状がU字形を呈するバケット15,15…が連続
的に取り付けられて、一種のバケットコンベアが構成さ
れている。また、後支軸20の一端下方には駆動モータ
Mが固定され、この駆動モータMの回転軸23に固設さ
れたスプロケット24と後支軸20の一端に固設された
スプロケット22とにはチェン32が巻き掛けられてい
る。駆動モータMを駆動制御すると、スプロケット24
が回転されてチェン32が移動制御され、さらにチェン
31が連動して移動制御することにより、バケット15
が後方に送られる。
【0013】また、前支軸10と後支軸20との間に
は、左右両端部に円板状のカッター35がそれぞれ配設
されている。カッター35は駆動モータ(図示せず)に
接続され、この駆動モータを駆動制御することによりカ
ッター35が回転制御される。バケット15により1本
ずつ搬送される長葱Nは、回転されるカッター35によ
って葉先部分および根元がそれぞれ切断されて、所望の
長さに揃えられた後、皮剥処理が施される。
【0014】図2は、図1に示す装置における皮剥処理
部の一部切欠き側面図である。この皮剥処理部は、シリ
ンダ41と、シリンダ41に係設されるシリンダロッド
42と、ロッドレスシリンダ50とを備える。シリンダ
41の一端部には、長葱Nから剥ぎ取られた皮およびそ
の他の付着物を周辺に飛散させることなく捕捉するため
の集塵フード45が着脱自在に装着されている。
【0015】ロッドレスシリンダ50は、左右端部のプ
レート51,52および上部の支持部材56により枠組
みされ、プレート51,52に両端部が固定されるシリ
ンダチューブ53、このシリンダチューブ53と平行で
あってシリンダチューブ53の上下部にそれぞれ配設さ
れるガイドシャフト54,55、およびスライド部60
とから成る。
【0016】スライド部60は、図2および図3に示す
ように、シリンダチューブ53に固設されるスライドブ
ロック61と、シリンダロッド42を保持する保持部材
63と、スライドブロック61と保持部材63とを連結
する固定部材62とから成る。シリンダチューブ53が
駆動制御されることにより、スライドブロック61の位
置が移動される。
【0017】また、図4に示すように、シリンダロッド
42における先端側の内周面には、3個のノズル43,
43,43が後ろ向きに配設されている。これらのノズ
ル43の先端からは、皮剥対象の長葱に吹き付ける圧縮
空気の吹付力が増加するように、適宜圧力が調整された
圧縮空気が噴射される。従って、上述のように、スライ
ドブロック61の位置が長葱Nの葉先部分側から根元側
に沿って移動されることにより、長葱Nの葉先部分側か
ら根元側に沿って、調整された圧縮の圧縮空気が複数の
ノズル43,43,43から吹き付けられることとな
る。
【0018】支持部材56には、図2に示すように、前
端オートスイッチ71、後端オートスイッチ74、低圧
ブローオートスイッチ72および高圧ブローオートスイ
ッチ73の4個のオートスイッチ71,72,73,7
4が固設されている。具体的には後述するように、これ
らのオートスイッチ71,72,73,74は、移動さ
れるノズル43の検出、および圧縮空気の圧力を増加さ
せるための圧縮空気の圧力の切り換えに用いられる。
【0019】また、皮剥処理部には、長葱Nの根元側を
持ち上げる後端支持部80および長葱Nの葉先部分側を
持ち上げて固定する前端支持部90が配設されている。
図5(a)には後端支持部80の構成を示し、図5
(b)には前端支持部90の構成を示す。後端支持部8
0は、固定部材81と、この固定部材81に固定される
支軸82、この支軸82の上部に固定される弾性部材8
3とから成る。また、前端支持部90は、固定部材91
と、この固定部材91に固定される支軸92と、この支
軸92の上部に固定される弾性部材93と、プレート5
1の下端部に配設された弾性部材94とから成る。弾性
部材83,93,94は、長葱Nの肉を損傷することな
く支持することが可能な程度の弾性を備えるものであ
り、ゴムやスポンジ等から成る。
【0020】上述したように切断処理された長葱Nが後
方に搬送され、バケット15の進行が停止すると、図6
に示すように、支軸82,92が、図示しない駆動装置
により上下方向に駆動制御されることにより、長葱Nが
水平状態で上方に持ち上げられる。このとき、長葱Nの
葉先部分は、弾性部材93,94により上下方向から固
定される。持ち上げられた長葱Nは、シリンダ41から
押し出されたシリンダロッド42により覆われる。具体
的には、図7に示すように、弾性部材83がシリンダロ
ッド42の先端部により進行方向に傾斜されて、シリン
ダロッド42内に長葱Nの根元側から挿入される。この
後、図8に示すように、シリンダロッド42が長葱Nの
葉先部分側まで覆った後には、シリンダロッド42が後
方に移動すると共に、詳細には後述するように、ノズル
43から噴射される圧縮空気の圧力が制御されて長葱N
に吹き付けられ、長葱Nの皮やその他の付着物が剥ぎ取
られる。
【0021】次に、図9に、長葱Nの皮剥処理部の制御
系の概略的なブロック構成を示す。この皮剥処理部の制
御系は、図2に示す前端オートスイッチ71、後端オー
トスイッチ74、低圧ブローオートスイッチ72および
高圧ブローオートスイッチ73の各オートスイッチから
の信号が入力され、これらの信号に基づいて、シリンダ
ロッド42に固設されたノズル43の位置を検出し、所
定の信号を出力するノズル位置検出部3と、ノズル位置
検出部3からの出力信号に応じて電圧を調整する信号を
出力する電圧調整部4と、電圧調整部4からの電圧に基
づいて圧縮空気の圧力を調整する空気圧調整部5とを備
える。この空気圧調整部5はブロー用電磁弁(比例調節
弁)を備えており、このブロー用電磁弁を介して制御さ
れた圧縮空気がノズル43から噴射されて、長葱Nに吹
き付けられる。
【0022】また、ノズル位置検出部3からの出力信号
は、図2に示すシリンダチューブ53の駆動装置に送ら
れる。この駆動装置は、入力される信号に応じてシリン
ダチューブ53を駆動制御することにより、スライドブ
ロック61が移動制御される。これにより、シリンダロ
ッド42が移動されて、このシリンダロッド42に固設
されるノズル43の位置も移動されることとなる。
【0023】次に、長葱Nの皮剥処理のシーケンス動作
について、図2および図10を用いて説明する。まず、
切断処理された長葱Nが下流側に搬送され、検出スイッ
チ等によって長葱Nがシリンダロッド42の開口部の側
方位置に達したことが検出されると(ステップ10
1)、駆動モータMがOFFとなり、駆動モータMのブ
レーキユニットが作動してバケット15の進行が停止す
る。後端支持部80の固定部材81および前端支持部9
0の固定部材91は、図示しない駆動装置により上方向
に移動制御されて、長葱Nは水平状態で上方に持ち上げ
られる。このとき、長葱Nの葉先部分は、弾性部材9
3,94により上下方向から固定される。
【0024】この後、シリンダチューブ53が駆動制御
されて、スライドブロック61は長葱Nの前方、すなわ
ち葉先部分側に移動される。このスライドブロック61
の移動と連動して、シリンダロッド42が長葱Nの根元
側から葉先部分側に移動し、長葱Nはシリンダロッド4
2内部に挿入される(ステップ102)。
【0025】そして、スライドブロック61が前端オー
トスイッチ71を通過すると、前端オートスイッチ71
がONとなり(ステップ103)、前端オートスイッチ
71からの信号がノズル位置検出部3に送られる。ノズ
ル位置検出部3は、送られた信号により前端オートスイ
ッチ71がONであることを検出し、ノズル移動停止信
号をシリンダチューブ53の駆動装置に送る。これによ
り、シリンダチューブ53の駆動が制御されて、スライ
ドブロック61の移動が停止される。すなわち、ノズル
43の移動が停止される(ステップ104)。
【0026】この後、スライドブロック61は長葱Nの
後方、すなわち根元側に移動されて、シリンダロッド4
2に固設されるノズル43も後方に移動される(ステッ
プ105)。
【0027】そして、スライドブロック61が低圧ブロ
ーオートスイッチ72を通過するときに低圧ブローオー
トスイッチ72がONとなり(ステップ106)、低圧
ブローオートスイッチ72からの信号がノズル位置検出
部3に送られる。ノズル位置検出部3は低圧ブローオー
トスイッチ72がONであることを検出して、低圧ブロ
ー処理信号を電圧調整部4に送る。電圧調整部4は、送
られた低圧ブロー処理信号に基づいて、低圧の圧縮空気
を供給するための電圧を空気圧調整部5に送る。空気圧
調整部5では、ブロー用電磁弁を開いて、低圧の圧縮空
気をノズル43に送り込むことにより、ノズル43から
は、比較的圧力の弱い圧縮空気が噴射される。これによ
り、長葱Nの葉先部分近傍の皮や付着物が根元側に剥ぎ
取られる。このとき、葉先部分近傍の皮等は、比較的柔
らかいため、弱い圧力の圧縮空気あっても、十分に皮剥
処理を行うことができる。
【0028】そして、スライドブロック61が高圧ブロ
ーオートスイッチ73を通過するときに高圧ブローオー
トスイッチ73がONとなり(ステップ107)、高圧
ブローオートスイッチ73からの信号がノズル位置検出
部3に送られる。ノズル位置検出部3は高圧ブローオー
トスイッチ73がONであることを検出して、高圧ブロ
ー処理信号を電圧調整部4に送る。電圧調整部4は、送
られた高圧ブロー処理信号に基づいて、高圧の圧縮空気
を供給するための電圧を空気圧調整部5に送る。空気圧
調整部5では、ブロー用電磁弁を開いて、高圧の圧縮空
気をノズル43に送り込むことにより、ノズル43から
噴射される圧縮空気の圧力は増加する。これにより、比
較的圧力の弱い圧縮空気による長葱Nの葉側近傍の皮等
を剥ぎ取るブロー処理に続いて、圧力が増加した圧縮空
気によるブロー処理が行われて、長葱Nの根元近傍の比
較的堅い皮や付着物を剥ぎ取る。
【0029】この後、スライドブロック61が後端オー
トスイッチ74を通過すると、後端オートスイッチ74
はONとなり(ステップ108)、後端オートスイッチ
74からの信号がノズル位置検出部3に送られる。ノズ
ル位置検出部3は後端オートスイッチ74がONである
ことを検出して、ブロー処理停止信号を電圧調整部4に
送る。電圧調整部4は、送られたブロー処理停止信号に
基づいて、空気圧調整部5への電圧供給を停止する。こ
れにより、空気圧調整部5はブロー用電磁弁を閉じるの
で、圧縮空気のノズル43への供給が停止される。ま
た、ノズル位置検出部3はノズル移動停止信号をシリン
ダチューブ53の駆動装置に送るので、シリンダチュー
ブ53の駆動が制御されて、スライドブロック61の移
動、すなわちノズル43の移動が停止される(ステップ
109)。
【0030】この後、シリンダロッド42に固設された
ノズル43は待機し(ステップ110)、次の長葱Nが
シリンダロッド42の側方位置に送られると、ステップ
101〜ステップ109に示す皮剥処理が自動的に行わ
れる。
【0031】以上の操作手順を予めシーケンスコントロ
ーラに設定しておくことにより、長葱Nに対するノズル
の位置に応じて、ノズルから噴射される圧縮空気の圧力
を調整して皮剥処理を行うことができる。
【0032】なお、上記実施形態では、皮剥対象の長葱
に吹き付ける圧縮空気の吹付力を増加させるために、圧
縮空気の圧力を増加させたが、たとえば、ノズルの速度
を遅くすることによっても、皮剥対象の長葱に吹き付け
る圧縮空気の吹付力を増加させることができる。さらに
は、圧縮空気の圧力、ノズルの速度の両方を調整するこ
とにより、皮剥対象の長葱に吹き付ける圧縮空気の吹付
力を増加させることもできる。
【0033】また、圧縮空気の圧力、すなわち皮剥対象
の長葱に吹き付ける圧縮空気の吹付力の切り換えは2段
階に限定されず、設置されるブローオートスイッチを増
やすことにより、圧縮空気の吹付力を2段階以上に調整
することが可能である。また、このような段階的な調整
を行うことなく、連続的に圧縮空気の吹付力を調整する
こともできる。さらには、ブローオートスイッチの設置
位置は可変であるので、長葱に吹き付ける圧縮空気の吹
付力の切り換え位置も任意に変更可能である。
【0034】他方、本発明においては、ノズルを移動さ
せている間に、圧縮空気の吹付力を増加させるものであ
るが、その間に圧縮空気の吹付力を減少させることを妨
げるものではない。すなわち、ノズルを移動させている
間に、一旦圧縮空気の吹付力を減少させ、その後圧縮空
気の吹付力を増加させる態様とすることもできる。
【0035】さらに、皮剥対象の長葱の太さや長さとい
った性状を検出するセンサを設け、皮剥対象の長葱の性
状を検出し、検出された長葱性状に基づいて皮剥対象の
長葱に吹き付ける圧縮空気の吹付力を調整するものであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長葱に対して圧縮空気を噴射するノズルを、長葱の葉先
部分側から根元側に沿って移動させるとともに、長葱に
対する圧縮空気の吹付位置に応じて、ノズルから噴射さ
れる圧縮空気の吹付力を調整することにより、長葱の葉
側での組織が柔らかい部分に対しては圧縮空気の吹付量
を少なくし、組織が硬い根の部分に対しては吹付量を多
くし、生地を傷めないように、しかも効率良く長葱の皮
を剥ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長葱の皮剥処理を行う長葱の切断
・皮剥処理装置の模式図である。
【図2】図1に示す装置における皮剥処理部の一部切欠
き側面図である。
【図3】図2に示す皮剥処理部におけるスライド部の斜
視図である。
【図4】シリンダロッド先端部の縦断面図である。
【図5】(a)は後端支持部の構成図であり、(b)は
前端支持部の構成図である。
【図6】図2に示す皮剥処理部において、長葱を持ち上
げた状態を示す側面図である。
【図7】図2に示す皮剥処理部において、シリンダロッ
ドへの長葱が挿入を開始した時の状態を示す横断面図で
ある。
【図8】図2に示す皮剥処理部において、ブロー処理を
行っている状態を示す横断面図である。
【図9】図2に示す皮剥処理部の制御系の概略的なブロ
ック図である。
【図10】長葱の皮剥処理のシーケンス動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
3 ノズル位置検出部 4 電圧調整部 5 空気圧調整部 10 前支軸 20 後支軸 11 ,21,22,24 スプロケット 15 バケット 23 回転軸 31,32 チェン 35 カッター 41 シリンダ 42 シリンダロッド 43 ノズル 45 集塵フード 50 ロッドレスシリンダ 51,52 プレート 53 シリンダチューブ 54,55 ガイドシャフト 56 支持部材 60 スライド部 61 スライドブロック 62 固定部材 63 保持部材 80 後端支持部 90 前端支持部 81,91 固定部材 82,92 支軸 83,93,94 弾性部材 M 駆動モータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルから噴射される圧縮空気を長葱に
    吹き付けて、長葱の皮や付着物を除去する長葱の切断・
    皮剥処理機における皮剥処理方法において、 葉先部分および根元を切断された前記長葱をバケットで
    搬送する工程と、 搬送された前記長葱の根元側を、上部に弾性部材が固定
    された後端支持部で持ち上げるとともに、葉先側を、上
    部に弾性部材が固定された前端支持部で持ち上げて固定
    する工程と、 前記長葱の根元側からシリンダロッドを移動させ、前記
    後端支持部の弾性部材を前記シリンダロッドの先端部に
    より前記シリンダロッドの進行方向に傾斜させて、前記
    シリンダロッド内に前記長葱を根元側から挿入して前記
    長葱を覆う工程と、 前記シリンダロッドを移動させることによって、前記シ
    リンダロッドに設けられたノズルを長葱の葉先部分側か
    ら根元側に沿って移動制御させる工程と、 前記ノズルを移動させている間に、皮剥対象の長葱に吹
    き付ける圧縮空気の吹付力を増加させる工程とを有す
    る、 ことを特徴とする長葱の皮剥処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の長葱の皮剥方法を行う
    にあたり、 前記ノズルを長葱の葉先部分側から根元側に沿って移動
    制御させる工程と、 移動制御される前記ノズルの位置を検出する工程と、 検出された前記ノズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱
    に噴き付ける圧縮空気の吹付力が増加するように、前記
    圧縮空気の圧力を調整する工程と、 前記吹付力が増加した圧縮空気を前記ノズルを介して長
    葱に噴射する工程と、 を有することを特徴とする長葱の皮剥処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の長葱の皮剥方法を行う
    にあたり、 前記ノズルを長葱の葉先部分側から根元側に沿って移動
    制御させる工程と、 移動制御される前記ノズルの位置を検出する工程と、 検出された前記ノズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱
    に吹き付ける圧縮空気の吹付力が増加するように、前記
    ノズルの移動速度を調整する工程と、 前記吹付力が増加した圧縮空気を前記ノズルを介して長
    葱に噴射する工程と、 を有することを特徴とする長葱の皮剥処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の長葱の皮剥方法を行う
    にあたり、 前記ノズルを長葱の葉先部分側から根元側に沿って移動
    制御させる工程と、 移動制御される前記ノズルの位置を検出する工程と、 検出された前記ノズルの位置に応じて、皮剥対象の長葱
    に吹き付ける圧縮空気の吹付力が増加するように、前記
    圧縮空気の圧力および前記ノズルの移動速度を調整する
    工程と、 前記吹付力が増加した圧縮空気を前記ノズルを介して長
    葱に噴射する工程と、 を有することを特徴とする長葱の皮剥処理方法。
  5. 【請求項5】 前記皮剥対象の長葱の性状を検出し、 検出された前記皮剥対象の長葱の性状に基づいて、前記
    圧縮空気の圧力および前記ノズルの速度のうちの少なく
    とも一方を調整することを特徴とする請求項1から請求
    項4のうちのいずれか1つに記載の長葱の皮剥方法。
  6. 【請求項6】 前記圧縮空気の吹付力は、段階的に増加
    させられることを特徴とする請求項1から請求項5のう
    ちのいずれか1つに記載の長葱の皮剥方法。
  7. 【請求項7】 前記圧縮空気の吹付力は、連続的に増加
    させられることを特徴とする請求項1から請求項5のう
    ちのいずれか1つに記載の長葱の皮剥方法。
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