JP3437372B2 - 半導体空間光変調器用反射多層膜 - Google Patents
半導体空間光変調器用反射多層膜Info
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Description
行う光情報処理システムの重要な構成要素となる光書き
込み型空間光変調器や、投射型ディスプレイに代表され
る反射型空間光変調器への応用を目的とした反射多層膜
の反射スペクトル制御に関するものであり、特に高速
化、素子動作の安定化、光の高利用効率化、変調可能な
光周波数領域の拡大を容易に達成できるような半導体反
射多層膜の構造設計に関するものである。
位相分布を変調して、2次元並列情報を光に乗せる機能
を有する素子である。この空間光変調器、特に、2次元
並列情報を光によって書込み、且つ光によって読み出す
ことのできる光書込み式の空間光変調器は、光演算シス
テムや光情報処理システムにおけるキーデバイスの一つ
である。
な方式が提案されているが、高速による応答を可能にす
るためには、半導体の利用が最も適していると考えられ
る。半導体によるデバイスは、作製する上でも技術が確
立されており、特に化合物半導体においては光学材料と
して優れた特性を持つものも多く、都合がいい。このた
め、化合物半導体を反射多層膜として利用する反射型の
空間光変調器が提案されており、実際に作製もなされて
いる。
射多層膜を利用し且つバルクにおけるフランツ−ケルデ
ッシュ効果や多重量子井戸における量子シュタルク効果
を用いたものがある。多重量子井戸を利用せず、単なる
バルクにおけるフランツ−ケルディシュ効果を利用して
吸収端をずらすことを考えた場合、電圧印加によって吸
収端のずれる範囲が狭く変調度は小さい。さらには多重
量子井戸によって得られるほどの急峻な吸収端が得られ
ないため、十分な吸収端制御ができない。以上の理由か
ら、反射型空間光変調器の吸収端制御層には、多重量子
井戸を用いた量子シュタルク効果が用いられることが多
い。このような反射型半導体空間光変調器の従来例とし
ては、例えば特開平5−501923公報、特開平5−
506518公報、特開平5−273504公報などに
開示されたものがある。以下、現在、試作または生産さ
れており、多重量子井戸における量子シュタルク効果を
用いた従来までの反射型空間光変調器について説明す
る。図4は従来の反射型空間光変調器の構成を示す側面
図である。
6を形成した半導体基板401と上部電極405との間
に、高反射多層膜402、多重量子井戸光吸収制御層
(以下、単に多重量子井戸層という)403、低反射多
層膜404を下から上へ順次積層した構成になってい
る。ここで、低反射多層膜404の反射率は10%〜2
0%程度、高反射多層膜402の反射率はほぼ100%
である。
射多層膜404と高反射多層膜402との間で反射を繰
り返すとともに、低反射多層膜404側から反射光40
8として出射する。上部電極405と下部電極406と
の間に電圧を印加しない状態では、多重量子井戸層40
3での吸収はほとんどなく、全体としてQ値の高い共振
器として働く。この結果、入射した光のほとんどが反射
され、高い反射率で反射光408が得られる。
の間に電圧を印加すると、多重量子井戸層403の実効
バンドギャップが変化し、励起子吸収ピークの吸収端が
長波長側へシフトする。多重量子井戸の励起子吸収ピー
クを共振器の共振波長近傍の短波長側に設定しておく
と、共振波長に励起子吸収ピークが重なってくる。すな
わち、多重量子井戸層403が光吸収層として働くよう
になる。このため、共振器のQ値が低下し、反射率は低
くなる。この励起子吸収ピークのシフト量は印加電圧の
大きさによって制御されるので、電圧によって反射光4
08の強度を変えることができる。以上のような動作原
理によって、印加電圧の変化による反射率の制御ができ
る。
構成は課題を有している。まず、上記の反射型空間光変
調器が有する技術的課題について説明する。上記のよう
に、量子シュタルク効果を利用して材料の吸収端を変化
させ、光の吸収を利用することによって反射率の変化を
誘起する方法を用いる場合、光の吸収を大きくとるため
損失が大きくなってしまい、発熱も生じる。逆に、光の
利用効率を上げるために光吸収量を少なくするなどして
しまうと反射率の変化量が減少してしまい、高いコント
ラスト比が得られなくなってしまう。
導体の中でも基板や他の材料との格子整合もとれ、熱的
にも比較的安定で、結晶成長においてもその結晶性が優
れている材料としては、GaAs,InPを基板とし
た、(Ga,Al,In)As系や(Ga,Al,I
n)P系のIII−V族化合物半導体があげられる。し
かし、それらの代表的材料の吸収端はどれも赤外光領域
にあり、可視光領域では吸収が大きいため、光の利用効
率を極端に低下させてしまう。すなわち、これらの材料
を使って可視光領域で吸収端制御を行うことは不可能で
ある。吸収端制御による反射型空間光変調器を可視光領
域に適合させようとすれば、構成する材料系を根本的に
変えなければならない。
反射型空間光変調器には作製する上での課題もある。こ
の構造では共振器長に相当する膜厚を有した光吸収層を
作製する必要があり、多重量子井戸層403を構成する
各半導体層が極めて薄いため、各半導体層を多数積層し
なければならない。このため、素子作製に膨大な工数が
かかることになる。さらに、上記のように低反射多層膜
404の層と高反射多層膜層404のとの間に多重量子
井戸403を作製する場合、多重量子井戸403を含む
共振器を作るためには高い製作精度が要求され、膜厚や
不純物濃度などの制御を高精度に行わなくてはならな
い。
あたり、各半導体層の膜厚を設計値に厳密に一致させる
必要性の他に、光の利用効率や作製するまでの工程数を
考えると決して好ましい方式ではない。さらに吸収端制
御に適した材料もその多くが可視光領域で利用できない
ものばかりである。しかしながら、現在までのところ、
高反射多層膜402および低反射多層膜404の反射ス
ペクトルそのものを変化させることはむずかしいと考え
られていたため、吸収端制御層の利用による上記の変調
方式が主流となってきた。
で、その目的は、本発明は、上記のような従来の技術の
抱える課題を解決し、なおかつ高速応答性、可視光にお
ける高利用効率化、低電圧駆動を同時に達成するような
空間光変調器用反射多層膜を実現することを目的とす
る。
に本発明では、大きく分けて二種類の構成の反射多層膜
を考案している。
構成されている。すなわち、第1、第3の反射多層膜層
とそれらに挟まれ、屈折率変化層として働く第2の反射
多層膜層である。第1の反射多層膜層は第1の電極に接
したp型化合物半導体基板に接し、第1の化合物半導体
層と、第1の化合物半導体層とは屈折率とバンドギャッ
プエネルギーが異なる第2の化合物半導体層との、それ
ぞれにp型不純物を添加したものを、目的波長の4分の
1の膜厚となるように交互に積層させた構造からなる。
第2の反射多層膜層は不純物含有量が極端に低く、前記
第1の反射多層膜を構成している二種類の化合物半導体
層のうちどちらか一方の化合物半導体層と、前述した二
種類の化合物半導体層のどちらのバンドギャップエネル
ギーよりも低いバンドギャップエネルギーを有し、かつ
屈折率が異なる第3の化合物半導体層とを交互に積層す
ることによって構成されている。このとき第3の化合物
半導体層の膜厚は0.5から4原子層程度と非常に薄く
しておき、第1または第2の化合物半導体層の膜厚は任
意でよい。さらに、第2の反射多層膜層全体としての膜
厚は0より大きく、目的波長の3/4以下の範囲に定め
ておけばよい。第3の反射多層膜層は、第2の電極に接
し、前記第1の化合物半導体層と、第1の化合物半導体
層とは屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる第2
の化合物半導体層それぞれにn型不純物を添加したもの
を、目的波長の4分の1の膜厚となるように交互に積層
させた構造からなる。
射多層膜層の隣接部にあたる化合物半導体層どうしは互
いに屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる化合物
半導体層に、第3の反射多層膜層と第2の反射多層膜の
隣接部にあたる化合物半導体層どうしも互いに屈折率と
バンドギャップエネルギーが異なる化合物半導体層にし
ておく。また、この条件を満たしていれば、第1の反射
多層膜を構成している化合物半導体層のうちの任意の一
層か又は第3の反射多層膜を構成している化合物半導体
層のうちの任意の一層が目的波長の4分の1以外の膜厚
になっていても良いし、p型不純物の添加されている部
位とn型不純物の添加されている部位との配置は逆にな
っていてもよい。さらには、第2の反射多層膜は第1ま
たは第2の化合物半導体層を数原子層単位で交互に積層
する短周期超格子によって構成してあってもかまわな
い。
次積層し、電界を印加することにより第2の反射多層膜
層で起きる量子シュタルク効果を、吸収ピークの制御と
してではなく、吸収係数の変化に伴う屈折率変化のため
の手段として用いることで反射スペクトルの形状変化を
生じさせ、反射率の制御を行う。以上のような構造によ
って本発明の第1の構成の反射多層膜が構成されてい
る。
ど含まず、屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる
二種類の材料によって構成される多層膜に対して任意の
方向に電極を取ることによって構成されている。この場
合においては、電気光学効果による屈折率変化と多層膜
内での多重反射による作用光路長の増大とを利用してい
る。入射光の位相状態を反射多層膜の各層において変化
させ、印加電界がなければ反射多層膜内で干渉し合うは
ずの無数の反射光成分に対する干渉条件を印加電界によ
って様々に変えることにより反射率変化の制御が実現さ
れる。
は、単一もしくは複数の物質の積層によって構成され、
電界や磁界や応力などの外部からの入力に対して屈折率
値が変化し、可視光源からの入射光の波長をλとした
際、その膜厚は0より大きくかつ、光学長として(3/
4)λ以下となるような膜厚を有する第1の屈折率変化
層を、屈折率が互いに異なる二つの物質を適切な膜厚で
交互に積層して構成される第1の反射多層膜層と、前記
第1の反射多層膜層と同様な条件で構成される第2の反
射多層膜層とで挟むことによって構成され、反射スペク
トルが有するメインピーク内に前記第1の屈折率変化層
に起因するバレイを少なくとも一つ以上有しており、前
記バレイの位置と深さが前記第1の屈折率変化層の膜厚
を任意に設定することにより一意的に決められることを
特徴とする反射多層膜としたものであり、この反射多層
膜全体に電界や磁界や応力などをかけることにより屈折
率変化層の屈折率が変わり、この反射多層膜全体として
の反射スペクトルが電界や磁界や応力などの印加によっ
て変化し、ある特定の波長において反射率が変化すると
いう作用を有する。
1記載の反射多層膜において、p型不純物を含む半導体
基板上に、p型不純物を含む第1の半導体層とp型不純
物を含み前記第1の半導体層とは屈折率とバンドギャッ
プエネルギーが異なる第2の半導体層とを前記第1また
は第2の半導体層で始め、前記第1の半導体層で終端す
るよう交互に積層した第1の反射多層膜層と、前記第2
の半導体層と屈折率及びバンドギャップエネルギーが同
じ材料且つ不純物含有量が極めて低い第3の半導体層と
前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層とは屈折率
とバンドギャップエネルギーが異なり、不純物含有量が
極めて低い第4の半導体層とを交互に積層することによ
って構成される反射多層膜層であって、この反射多層膜
層全体の有する膜厚が0より大きく前記第2の半導体層
の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈折率変化層としての機
能を持つ第2の反射多層膜層と、n型不純物を含み前記
第1の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネル
ギーを有する第5の半導体層とn型不純物を含み前記第
2の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネルギ
ーを有する第6の半導体層とを第5の半導体層から始
め、第5または第6の半導体層で終端するよう、交互に
積層した第3の反射多層膜層とを積層した構造を特徴と
する反射多層膜としたものであり、このpn接合を有す
る多層膜に逆方向電圧を印加する事により、屈折率変化
層としての機能を持つ第2の反射多層膜層においてのみ
電圧がかかるようにしてある。この屈折率変化層として
の第2の反射多層膜層は第3の半導体層と第4の半導体
層の交互積層で構成されているため、電界の印加による
屈折率変化量が大きい。このため、印加した電圧によっ
て多層膜全体としての反射スペクトルが変化し、ある特
定の波長においては反射率が変化するという作用を有す
る。
1記載の反射多層膜において、n型不純物を含む半導体
基板上に、n型不純物を含む第1の半導体層とn型不純
物を含み前記第1の半導体層とは屈折率とバンドギャッ
プエネルギーが異なる第2の半導体層とを前記第1また
は第2の半導体層で始め、前記第1の半導体層で終端す
るよう交互に積層した第1の反射多層膜層と、前記第2
の半導体層と屈折率及びバンドギャップエネルギーが同
じ材料且つ不純物含有量が極めて低い第3の半導体層と
前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層とは屈折率
とバンドギャップエネルギーが異なり、不純物含有量が
極めて低い第4の半導体層とを交互に積層することによ
って構成される反射多層膜層であって、この反射多層膜
層全体の有する膜厚が0より大きく前記第2の半導体層
の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈折率変化層としての機
能を持つ第2の反射多層膜層と、p型不純物を含み前記
第1の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネル
ギーを有する第5の半導体層とp型不純物を含み前記第
2の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネルギ
ーを有する第6の半導体層とを第5の半導体層から始
め、第5または第6の半導体層で終端するよう、交互に
積層した第3の反射多層膜層とを積層した構造を特徴と
する反射多層膜としたものであり、不純物添加された多
層膜層の配置が異なっているだけなので、前記請求項2
による作用と同様な作用を有する。
1記載の反射多層膜において、p型不純物を含む半導体
基板上に、p型不純物を含む第1の半導体層とp型不純
物を含み前記第1の半導体層とは屈折率とバンドギャッ
プエネルギーが異なる第2の半導体層とを前記第1また
は第2の半導体層で始め、前記第2の半導体層で終端す
るよう交互に積層した第1の反射多層膜層と、前記第1
の半導体層と屈折率及びバンドギャップエネルギーが同
じ材料且つ不純物含有量が極めて低い第3の半導体層と
前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層とは屈折率
とバンドギャップエネルギーが異なり、不純物含有量が
極めて低い第4の半導体層とを交互に積層することによ
って構成される反射多層膜層であって、この反射多層膜
層全体の有する膜厚が0より大きく前記第2の半導体層
の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈折率変化層としての機
能を持つ第2の反射多層膜層と、n型不純物を含み前記
第2の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネル
ギーを有する第5の半導体層とn型不純物を含み前記第
1の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネルギ
ーを有する第6の半導体層とを第5の半導体層から始
め、第5または第6の半導体層で終端するよう、交互に
積層した第3の反射多層膜層とを積層した構造を特徴と
する反射多層膜としたものであり、屈折率変化層として
の機能を持つ第2の反射多層膜層における不純物含有量
が極めて低い第3の半導体層に第1の半導体層と屈折率
及びバンドギャップエネルギーが同じ材料を使用してい
るだけなので、前記請求項2による作用と同様な作用を
有する。
1記載の反射多層膜において、n型不純物を含む半導体
基板上に、n型不純物を含む第1の半導体層とn型不純
物を含み前記第1の半導体層とは屈折率とバンドギャッ
プエネルギーが異なる第2の半導体層とを前記第1また
は第2の半導体層で始め、前記第2の半導体層で終端す
るよう交互に積層した第1の反射多層膜層と、前記第1
の半導体層と屈折率及びバンドギャップエネルギーが同
じ材料且つ不純物含有量が極めて低い第3の半導体層と
前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層とは屈折率
とバンドギャップエネルギーが異なり、不純物含有量が
極めて低い第4の半導体層とを交互に積層することによ
って構成される反射多層膜層であって、この反射多層膜
層全体の有する膜厚が0より大きく前記第2の半導体層
の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈折率変化層としての機
能を持つ第2の反射多層膜層と、p型不純物を含み前記
第2の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネル
ギーを有する第5の半導体層とp型不純物を含み前記第
1の半導体層と同じ屈折率及びバンドギャップエネルギ
ーを有する第6の半導体層とを第5の半導体層から始
め、第5または第6の半導体層で終端するよう、交互に
積層した第3の反射多層膜層とを積層した構造を特徴と
する反射多層膜としたものであり、屈折率変化層として
の機能を持つ第2の反射多層膜層における不純物含有量
が極めて低い第3の半導体層に第1の半導体層と屈折率
及びバンドギャップエネルギーが同じ材料を使用し、不
純物添加された多層膜層の配置が異なるだけなので前記
請求項2による作用と同様な作用を有する。
2から請求項5のいずれか記載の反射多層膜において、
第1の半導体層の半導体がAly Ga1-y P(1≧y>
0.5)であり、第2の半導体層の半導体がGax Al
1- x P(1≧x>0.5) であり、第4の半導体層はそ
のバンドギャップエネルギーが第1の半導体層及び、第
2の半導体層のバンドギャップエネルギーよりも小さい
二元、三元、四元混晶のいずれかのIII−V族系化合
物半導体であることを特徴とする反射多層膜としたもの
であり、第1の半導体層の半導体にAly Ga1-y P
(1≧y>0.5)、第2の半導体層の半導体にGax
Al1-x P(1≧x>0.5) を用いることにより、可視
光領域において吸収が無い反射多層膜が実現でき、屈折
率変化層としての機能を持つ第2の反射多層膜層におけ
る第4の半導体層を上記のように設定することによっ
て、第1の半導体層のAly Ga1-y P(1≧y>0.
5)や、第2の半導体層のGax Al1-x P(1≧x>
0.5) よりも小さいバンドギャップエネルギーに相当
する波長を持つ任意の光に対して屈折率変化を大きくと
ることができる。このときに請求項2から請求項5の作
用と同様な作用を近赤外光領域から可視光領域において
有する。
2から請求項5のいずれか記載の反射多層膜において、
第2の反射多層膜層を、請求項2から請求項5記載の第
2の反射多層膜層の構成の代わりに、第1の半導体及び
第2の半導体よりもバンドギャップエネルギーが小さい
単一の化合物半導体で構成し、高濃度のp型及びn型の
不純物をこの半導体膜の両側にある反射多層膜の不純物
と一致するように添加した構成を特徴とする反射多層膜
としたものであり、第2の反射多層膜層を第1の半導体
及び第2の半導体よりもバンドギャップエネルギーが小
さい単一の化合物半導体で構成していること以外は、請
求項2から請求項5の作用と同様な作用を有する。
7記載の反射多層膜において、第2の反射多層膜層を形
成している単一化合物半導体がInz Ga1-z P(1≧
z>0)またはInz Al1-z P(1≧z>0)または
GaAsz P1-z (1≧z>0)またはAlAsz P
1-z (1≧z>0)であることを特徴とする反射多層膜
としたものであり、請求項7による作用と同様な作用を
有する。
2から請求項5のいずれか記載の反射多層膜において、
第2の反射多層膜層を構成している第4の半導体層の半
導体が、請求項2から請求項5記載の第1の半導体層ま
たは第2の半導体層のどちらかと同じ半導体材料であ
り、かつ第3の半導体層の半導体材料とは異なった半導
体材料で構成されていることを特徴とする反射多層膜と
したものであり、屈折率変化層としての機能を持つ請求
項2から請求項5記載の第2の反射多層膜層に第1の反
射多層膜や第3の反射多層膜に用いている材料と屈折率
及びバンドギャップエネルギーが同じ材料を使用してお
り、前記請求項2による作用と同様な作用を有しつつ、
二種類の材料だけで所望の反射多層膜を作製できるとい
う作用を有する。
項9記載の反射多層膜において、第2の反射多層膜層を
構成している第3の半導体層の半導体および/または第
4の半導体層の半導体がAly Ga1-y P(1≧y>
0.5)かGax Al1-x P(1≧x>0.5) のいずれ
かであり、その各々の膜厚は1ないし10原子層の間の
任意の膜厚であって、この第2の反射多層膜層の有する
膜厚が0より大きく前記第2の半導体層の3倍以下の膜
厚を有し、かつ屈折率変化層としての機能を持つことを
特徴とする反射多層膜としたものであり、屈折率変化層
としての機能を持つ請求項2から請求項5記載の第2の
反射多層膜層にAly Ga1-y P(1≧y>0.5)と
Gax Al1-x P(1≧x>0.5) とによる短周期超格
子を用いることによって屈折率変化量を大きくとれると
いう作用を有しつつ、前記請求項2による作用と同様な
作用を有する。
項10記載の反射多層膜において、第2の反射多層膜層
が複数の原子層を積層した短周期多重量子井戸構造とし
たものである。
から図3を参照しながら説明する。
施の形態における反射光強度変調用の反射多層膜の断面
図である。図1において、101はp型不純物がドープ
されたp−GaP基板、102はp型不純物がドープさ
れたp−Aly Ga1-y P層、103はp型不純物がド
ープされたp−Gax Al1-x P層であり、xは下記の
式(1)、yは下記の式(2)で表される範囲にある。 1≧x>0.5 ……………(1) 1≧y>0.5 ……………(2)
始まり、p−Aly Ga1-y P層102で終わるp−G
ax Al1-x P/Aly Ga1-y P多層膜、105は不
純物のキャリア濃度が1015〜1016cm-3と極めて低
いi−Gax Al1-x P層、106は前記のi−Gax
Al1-x P層105と同様に不純物のキャリア濃度が1
015〜1016cm-3と極めて低いi−Inz Ga1-z P
層でzは下記の式(3)で表される範囲にある。 1≧z>0 ……………(3)
いi−Gax Al1-x P層105を障壁層とし、同じく
不純物のキャリア濃度が極めて低いi−Inz Ga1-z
P層106を井戸層とするように構成されたi−Gax
Al1-x P/Inz Ga1-zP多重量子井戸層である。
また、このi−Gax Al1-x P/Inz Ga1-z P多
重量子井戸層107はその実効バンドギャップエネルギ
ーが入射光113の波長に相当するエネルギーよりもわ
ずかに大きくなるようにし、なおかつ多重量子井戸作製
時にi−Gax Al1-x P層105とi−Inz Ga
1-z P層106との間にある格子定数の差によって転位
などが生じないように各々の膜厚を設定しておく。例え
ば、入射光113をHe−Neレーザーに仮定し、i−
Gax Al 1-x P層105に対してx=1、i−In
Ga P層106に対してz=1を仮定た場合、He
−Neレーザー波長のλ=632.8nm(=1.95
eV)に対しては、i−GaP層105の膜厚を20〜
100Åの間の任意の値にし、i−InP層106の膜
厚を10Å以下にすればよい。
ly Ga1-y P層、109はn型不純物がドープされた
n−Gax Al1-x P層で、110はn−Aly Ga
1-y P層108で始まり、n−Gax Al1-x P層10
9で終わるn−Gax Al1-xP/Aly Ga1-y P多
層膜、111は下部電極、112は上部電極である。p
−Aly Ga1-y P層102、p−Gax Al1-x P層
103、n−Aly Ga 1-y P層108、n−Gax A
l1-x P層109はそれぞれ反射多層膜を形成する半導
体層であり、それらの膜厚は目的波長の1/4の膜厚と
なるように設定する。また、上部電極112は円筒型ま
たは透明電極であり、n−Gax Al1-xP/Aly G
a1-y P多層膜110の最上部において、入射光113
及び出射光114が遮断及び吸収されずに多層膜内に侵
入していける構造にする。下部電極111の形状は任意
である。また、下部電極111はp型不純物濃度が10
20cm-3程度のp++−GaPであってもよく、上部電極
112直下のn−Gax Al 1-x P層109はn型不純
物濃度が1020cm-3程度のn++−Gax Al1-x Pで
あってもよい。以上のように構成された光強度変調用反
射多層膜について、図1を参照しながらその動作を説明
する。
光の反射/透過の特性を説明する。p−Gax Al1-x
P/Aly Ga1-y P多層膜104及びn−Gax Al
1-xP/Aly Ga1-y P多層膜110においては、多
層膜の光波長に対する反射率変化、すなわち反射スペク
トルの形状は複数のピーク及びバレイを持ち、目的波長
付近におけるピークが最も反射率が高く、目的波長に対
して単純なミラーとして働く。なお、目的波長付近での
ピークは二種類の材料の屈折率差に依存する幅を持つ。
いま、i−Gax Al1-x P層105とi−Inz Ga
1-z P層106との膜厚の合計が実効目的波長の4分の
1であれば、i−Gax Al1-x P層105とi−In
z Ga1-z P層106は反射多層膜内の任意の一層であ
るにすぎないので、反射スペクトルの形状には影響を与
えない。ところが、その合計の膜厚が0から実効目的波
長の4分の3の間にあるとき、反射スペクトルにおける
目的波長付近のメインピーク内にバレイが現れる。ま
た、その位置とバレイの深さは合計の膜厚を任意に設定
することによって一意的に決めることができる。
の間に素子全体としてのpn接合に対して逆方向電圧を
印加する。p−Gax Al1-x P/Aly Ga1-y P多
層膜104にはp型の不純物が比較的多く含まれている
ため、この部位での抵抗は低く、n−Gax Al1-x P
/Aly Ga1-y P多層膜110においても同様である
ため、印加した逆方向電圧のほとんどはi−Gax Al
1-x P/Inz Ga1- z P多重量子井戸層107にかか
る。この逆方向電圧の印加によって、前述のi−Gax
Al1-x P/Inz Ga1-z P多重量子井戸層107の
吸収端が量子シュタルク効果によって長波長側にシフト
する。このときの吸収端のシフトと同時にi−Gax A
l1-x P/Inz Ga1-z P多重量子井戸層107全体
としての実効屈折率も大きく変化する。
うち、ある任意の一層の膜厚変化、すなわち実効光学長
の変化は反射スペクトルに対して大きな影響を与える。
前述のように量子シュタルク効果によって吸収端がシフ
トし、同時に実効屈折率が変化た場合、実効光学長が変
わった事に等価となる。実効光学長の変化が反射スペク
トルに与える影響は大きいので逆方向電圧の印加によっ
て反射スペクトルの形状が大きく変化する。このとき、
反射スペクトルにおける前述したようなバレイや鋭い立
ち上がりを持った部分は変化の影響を受けやすいので、
その部分の波長に相当する入射光113はその強度を変
えて反射光114となる。この強度変化はi−Gax A
l1-x P/Inz Ga1-z P多重量子井戸層107にお
ける屈折率変化量に比例し、この屈折率変化量は印加電
圧に依存する。以上によって、印加電圧の変化にともな
った反射光強度の制御が可能となる。このときの具体的
な変調度としては、pn接合への印加電圧が15Vのと
き、反射率は0.1%から30%まで変化する。その変
化量は30%になり、変調伝達関数MTFは0.99が
得られる。
配置を入れ替えても逆電圧の方向が変わるだけで動作原
理は同じである。さらには、p−Gax Al1-x P/A
lyGa1-y P多層膜層104とn−Gax Al1-x P
/Aly Ga1-y P多層膜110において、基本的には
開始層と終端層との制約はない。
1-z P多重量子井戸層107において、i−Inz Ga
1-z P層106はそのバンドギャップエネルギーがGa
Pバルクのバンドギャップエネルギーより小さく、前述
の格子不整合に対する膜厚の制限を越えていない半導体
材料であればどんなものでもよく、二元、三元、四元の
混晶であっても良い。
a1-z P多重量子井戸層107は、高濃度の不純物が添
加されたpn接合を有する単一の半導体材料であって良
く、それによって多重量子井戸を作製しないでも良くな
り、作製にあたっての工程数が減り、作りやすい。な
お、pn接合を有する単一の半導体材料としては、In
z Ga1-z P(1≧z>0)、Inz Al1-z P(1≧
z>0)、GaAsz P 1-z (1≧z>0)、AlAs
z P1-z (1≧z>0)があげられる。
施の形態における反射光強度変調用の反射多層膜の断面
図である。図2において、201はp型不純物がドープ
されたp−GaP基板、202はp型不純物がドープさ
れたp−Aly Ga1-y P層、203はp型不純物がド
ープされたp−Gax Al1-x P層でx,yはそれぞれ
前記実施の形態1に記載した式(1)、式(2)の範囲
にある。204はp−Aly Ga1-y P層202で始ま
り、p−Aly Ga1-y P層203で終わるp−Gax
Al1-xP/Aly Ga1-y P多層膜、205は不純物
のキャリア濃度が1015〜1016cm-3と極めて低いi
−Gax Al1-x P層、206は前記のi−Gax Al
1- x P層205と同様に不純物のキャリア濃度が1015
〜1016cm-3と極めて低いi−Aly Ga1-y P層で
ある。207は不純物のキャリア濃度が極めて低いi−
Gax Al1-x P層205と、同じく不純物のキャリア
濃度が極めて低いi−Aly Ga1-y P層206とを交
互に積層した短周期超格子層である。この短周期超格子
層207は複数の原子層を積層した短周期多重量子井戸
構造を有している。この実施の形態では、i−Gax A
l1-x P層205の膜厚をm原子層、i−Aly Ga
1-y P層206の膜厚をn原子層として、おのおのの膜
厚が下記の式(4)の条件に合うように積層する。 m+n=14 …………(4) ただし、m,nは奇数である。また、このi−Gax A
l1-x P/Aly Ga1- y P短周期超格子層207の合
計膜厚は0より大きく、目的波長の4分の3以下になる
ようにする。
ly Ga1-y P層、209はn型不純物がドープされた
n−Gax Al1-x P層で、210はn−Aly Ga
1-y P層208で始まり、n−Gax Al1-x P層20
9で終わるn−Gax Al1-xP/Aly Ga1-y P多
層膜層、211は下部電極、212は上部電極である。
p−Aly Ga1-y P層202、p−Gax Al1-x P
層203、n−Aly Ga1-y P層208、n−Gax
Al1-x P層209はそれぞれ反射多層膜を形成する半
導体層であり、それらの膜厚は目的波長の1/4の膜厚
となるように設定する。また、上部電極212は円筒型
または透明電極であり、n−Gax Al1- x P/Aly
Ga1-y P多層膜210の最上部において、入射光21
3及び出射光214が遮断及び吸収されずに多層膜内に
侵入していける構造にする。下部電極211の形状は任
意である。また、下部電極211はp型不純物濃度が1
020cm-3程度のp++−GaPであってもよく、上部電
極直下のn−Gax Al1-xP層209はn型不純物濃
度が1020cm-3程度のn++−Gax Al1-x Pであっ
てもよい。以上のように構成された光強度変調用反射多
層膜について、図2を参照しながらその動作を説明す
る。この構成において、前記第1の実施の形態と異なる
ところは屈折率変化層に関する部分だけであり、その他
の特性は第1の実施の形態と同様になる。
厚が上記式(4)の条件に合うように積層せしめられて
構成されたi−Gax Al1-x P/Aly Ga1-y P短
周期超格子層207においては、バルクとしては間接遷
移型半導体であるにもかかわらず、原子オーダーでの短
周期構造が形成されているため、直接遷移型半導体のよ
うな振る舞いをしたり、屈折率がバルクの場合よりも大
きくなるという特性のあることが報告されている。[A
ppl.Phys.Lett.,Vol.62,No
1,p81−83 Asahi et al.]このこ
とから、屈折率の変化率が同じ場合であってもその変化
量は必然的に大きくなる。また、i−Ga x Al1-x P
/Aly Ga1-y P短周期超格子層207において、電
界が印加されることによる光学的物性の非線形的変化も
生じることが期待できる。このi−Gax Al1-x P/
Aly Ga1-y P短周期超格子層207において、大き
な屈折率変化が生じれば第1の実施の形態のところでも
述べたように、反射スペクトルにおけるメインピーク内
に存在しているバレイ部分が、印加電圧の変化に伴って
移動し、反射率強度の制御が可能となる。
との配置の入れ替えは自由であり、p−Gax Al1-x
P/Aly Ga1-y P多層膜層204とn−Gax Al
1-xP/Aly Ga1-y P多層膜210において、基本
的には開始層と終端層との制約はない。
調用の反射多層膜の見取り図である。図3において、3
01は不純物をほとんど含まないGaP基板、302は
不純物濃度が1016cm-3以下と極めて低いi−Aly
Ga1−y P層、303は同じく不純物濃度が極めて
低いi−Gax Al1−x P層であり、xとyについ
てはそれぞれ前述の式(1)および式(2)によって範
囲を指定してある。304はi−Aly Ga1−y P
層302とi−Gax Al1−x P層303とを<1
00>結晶軸307の方向へ積層することによって構成
されるGax Al1−x P/Aly Ga1−y P多
層膜層である。305は下部電極で、形状としては任意
である。一方、306は上部電極であるが、上部電極3
06は円筒型または透明電極であり、n−Gax Al
1−x P/AlyGa1−y P多層膜304の最上部
において、入射光313及び出射光314が遮断及び吸
収されずに多層膜内に侵入していける構造にする。30
7から311は結晶軸の方位を表したもので、それぞ
れ、307が<001>結晶軸、308が<100>結
晶軸、309が<010>結晶軸、310が<110>
結晶軸、311が(外1)結晶軸である。また、312
が(001)平面である。
間に電圧印加がなければ、GaxAl1−x P/Al
y Ga1−y P多層膜304は反射多層膜として作用
する。下部電極305と上部透明電極306との間に電
圧を印加すると、GaxAl1−x P/Aly Ga1
−y P多層膜304の<001>結晶軸307方向へ
平行に入る光に対し、電気光学効果が誘起される。結晶
内を進む光の電界成分は直行する二つの方向成分に分割
されるが、本実施の形態の場合、この二つの方向は図4
で示した<110>結晶軸310方向と(外1)結晶軸
311方向とである。たとえ ば、i−Gax Al1
−x P層303を光が通過する場合を考えると、<1
10>結晶軸310方向の屈折率は下記の式(5)のよ
うになる。 屈折率 =no −1/2no 3 γ41E …………(5) ここで、no はi−Gax Al1−x P層303の
印加電圧のない状態での屈折率、Eはこの層にかかって
いる電界の大きさ、γ41は閃亜鉛鉱型結晶の電気光学
定数を表す。
は下記の式(6)のようになる。 屈折率 =no +1/2no 3 γ41E …………(6) i−Gax Al1−x P層303を光が通過した直後
には、これら二種類の屈折率変化を受けた成分が合流す
る。一方、i−Gax Al1−x P層303の端面で
反射し、i−Gax Al1−x P層303内に戻って
くる光はもう一度上記のような屈折率変化を受ける。こ
こで、i−Gax Al1−x P層303の端面から入
ってくる光を考えた場合、この光は隣のi−Aly G
a1−yP層302で屈折率変化による位相のずれを生
じており、必ずしもi−GaxAl1−x P層303
の端面で反射する光とは位相が一致しない。
この二つの軸に対する屈折率及び屈折率変化量が異な
り、入射光311の位相状態はGax Al1-x P/Al
y Ga 1-y P多層膜304を多重反射していくうちにず
れていく。このずれのため、反射条件が崩れ、反射多層
膜としての機能を失い、反射スペクトルが変化する。ち
なみに、下部電極305と上部電極306とにかける電
圧Vに対して生じる二つの光学軸間の位相差Γを数式で
表すと、下記の式(7)のようになる。 Γ=(2π/λ)(l/d)no 3 γ41V …………(7) ただしλは光の波長である。
返す回数によって異なり、多重反射の回数が多いほど光
路長は長くなるなで、多重反射の回数が多いほど、位相
のずれは大きくなる事を示している。また、側面電極3
05にかける電圧の大きさによっても、位相差Γは変化
するので、印加電圧による反射スペクトルの制御が可能
となる。
は、可視光領域で透明なGax Al1-xP/Aly Ga
1-y P多層膜を材料として選ぶことによって、可視光領
域で使用可能な半導体反射型空間光変調器が実現する。
また、従来、困難とされていた反射多層膜自体の屈折率
変化を利用できるような構成を考案することによって印
加電界制御による反射型空間光変調器が実現し、共振器
構造を必要としないため、作製上の手間も同時に省け
る。
でもあるため、反射多層膜下部には基板と電極しかな
く、p−i−nフォトダイオードなどとの積層を可能に
するだけの余地があり、より多くの付加機能を設けるこ
とが可能である。
光変調器の構成を示す断面図
光変調器の構成を示す断面図
光変調器の構成を示す見取り図
す断面図
膜 105 i−Gax Al1-x P層 106 i−Inz Ga1-z P層 107 i−Gax Al1-x P/Inz Ga1-z P多重
量子井戸層 108 n−Gax Al1-x P/Aly Ga1-y P多層
膜、 109 n−Gax Al1-x P層 111、211 下部電極 112、212 上部電極
Claims (11)
- 【請求項1】 単一もしくは複数の物質の積層によって
構成され、電界や磁界や応力などの外部からの入力に対
して屈折率値が変化し、可視光源からの入射光の波長を
λとした際、その膜厚は0より大きくかつ、光学長とし
て(3/4)λ以下となるような膜厚を有する第1の屈
折率変化層を、屈折率が互いに異なる二つの物質を適切
な膜厚で交互に積層して構成される第1の反射多層膜層
と、前記第1の反射多層膜層と同様な条件で構成される
第2の反射多層膜層とで挟むことによって構成され、反
射スペクトルが有するメインピーク内に前記第1の屈折
率変化層に起因するバレイを少なくとも一つ以上有して
おり、前記バレイの位置と深さが前記第1の屈折率変化
層の膜厚を任意に設定することにより一意的に決められ
ることを特徴とする反射多層膜。 - 【請求項2】 請求項1記載の反射多層膜において、p
型不純物を含む半導体基板上に、p型不純物を含む第1
の半導体層とp型不純物を含み前記第1の半導体層とは
屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる第2の半導
体層とを前記第1または第2の半導体層で始め、前記第
1の半導体層で終端するよう交互に積層した第1の反射
多層膜層と、前記第2の半導体層と屈折率及びバンドギ
ャップエネルギーが同じ材料且つ不純物含有量が極めて
低い第3の半導体層と前記第1の半導体層及び前記第2
の半導体層とは屈折率とバンドギャップエネルギーが異
なり、不純物含有量が極めて低い第4の半導体層とを交
互に積層することによって構成される反射多層膜層であ
って、この反射多層膜層全体の有する膜厚が0より大き
く前記第2の半導体層の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈
折率変化層としての機能を持つ第2の反射多層膜層と、
n型不純物を含み前記第1の半導体層と同じ屈折率及び
バンドギャップエネルギーを有する第5の半導体層とn
型不純物を含み前記第2の半導体層と同じ屈折率及びバ
ンドギャップエネルギーを有する第6の半導体層とを第
5の半導体層から始め、第5または第6の半導体層で終
端するよう、交互に積層した第3の反射多層膜層とを積
層した構造を特徴とする反射多層膜。 - 【請求項3】 請求項1記載の反射多層膜において、n
型不純物を含む半導体基板上に、n型不純物を含む第1
の半導体層とn型不純物を含み前記第1の半導体層とは
屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる第2の半導
体層とを前記第1または第2の半導体層で始め、前記第
1の半導体層で終端するよう交互に積層した第1の反射
多層膜層と、前記第2の半導体層と屈折率及びバンドギ
ャップエネルギーが同じ材料且つ不純物含有量が極めて
低い第3の半導体層と前記第1の半導体層及び前記第2
の半導体層とは屈折率とバンドギャップエネルギーが異
なり、不純物含有量が極めて低い第4の半導体層とを交
互に積層することによって構成される反射多層膜層であ
って、この反射多層膜層全体の有する膜厚が0より大き
く前記第2の半導体層の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈
折率変化層としての機能を持つ第2の反射多層膜層と、
p型不純物を含み前記第1の半導体層と同じ屈折率及び
バンドギャップエネルギーを有する第5の半導体層とp
型不純物を含み前記第2の半導体層と同じ屈折率及びバ
ンドギャップエネルギーを有する第6の半導体層とを第
5の半導体層から始め、第5または第6の半導体層で終
端するよう、交互に積層した第3の反射多層膜層とを積
層した構造を特徴とする反射多層膜。 - 【請求項4】 請求項1記載の反射多層膜において、p
型不純物を含む半導体基板上に、p型不純物を含む第1
の半導体層とp型不純物を含み前記第1の半導体層とは
屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる第2の半導
体層とを前記第1または第2の半導体層で始め、前記第
2の半導体層で終端するよう交互に積層した第1の反射
多層膜層と、前記第1の半導体層と屈折率及びバンドギ
ャップエネルギーが同じ材料且つ不純物含有量が極めて
低い第3の半導体層と前記第1の半導体層及び前記第2
の半導体層とは屈折率とバンドギャップエネルギーが異
なり、不純物含有量が極めて低い第4の半導体層とを交
互に積層することによって構成される反射多層膜層であ
って、この反射多層膜層全体の有する膜厚が0より大き
く前記第2の半導体層の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈
折率変化層としての機能を持つ第2の反射多層膜層と、
n型不純物を含み前記第2の半導体層と同じ屈折率及び
バンドギャップエネルギーを有する第5の半導体層とn
型不純物を含み前記第1の半導体層と同じ屈折率及びバ
ンドギャップエネルギーを有する第6の半導体層とを第
5の半導体層から始め、第5または第6の半導体層で終
端するよう、交互に積層した第3の反射多層膜層とを積
層した構造を特徴とする反射多層膜。 - 【請求項5】 請求項1記載の反射多層膜において、n
型不純物を含む半導体基板上に、n型不純物を含む第1
の半導体層とn型不純物を含み前記第1の半導体層とは
屈折率とバンドギャップエネルギーが異なる第2の半導
体層とを前記第1または第2の半導体層で始め、前記第
2の半導体層で終端するよう交互に積層した第1の反射
多層膜層と、前記第1の半導体層と屈折率及びバンドギ
ャップエネルギーが同じ材料且つ不純物含有量が極めて
低い第3の半導体層と前記第1の半導体層及び前記第2
の半導体層とは屈折率とバンドギャップエネルギーが異
なり、不純物含有量が極めて低い第4の半導体層とを交
互に積層することによって構成される反射多層膜層であ
って、この反射多層膜層全体の有する膜厚が0より大き
く前記第2の半導体層の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈
折率変化層としての機能を持つ第2の反射多層膜層と、
p型不純物を含み前記第2の半導体層と同じ屈折率及び
バンドギャップエネルギーを有する第5の半導体層とp
型不純物を含み前記第1の半導体層と同じ屈折率及びバ
ンドギャップエネルギーを有する第6の半導体層とを第
5の半導体層から始め、第5または第6の半導体層で終
端するよう、交互に積層した第3の反射多層膜層とを積
層した構造を特徴とする反射多層膜。 - 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれか記載の
反射多層膜において、第1の半導体層の半導体がAly
Ga1-y P(1≧y>0.5)であり、第2の半導体層
の半導体がGax Al1- x P(1≧x>0.5) であ
り、第4の半導体層はそのバンドギャップエネルギーが
第1の半導体層及び、第2の半導体層のバンドギャップ
エネルギーよりも小さい二元、三元、四元混晶のいずれ
かのIII−V族系化合物半導体であることを特徴とす
る反射多層膜。 - 【請求項7】 請求項2から請求項5のいずれか記載の
反射多層膜において、第2の反射多層膜層を、請求項2
から請求項5記載の第2の反射多層膜層の構成の代わり
に、第1の半導体及び第2の半導体よりもバンドギャッ
プエネルギーが小さい単一の化合物半導体で構成し、高
濃度のp型及びn型の不純物をこの半導体膜の両側にあ
る反射多層膜の不純物と一致するように添加した構成を
特徴とする反射多層膜。 - 【請求項8】 請求項7記載の反射多層膜において、第
2の反射多層膜層を形成している単一化合物半導体がI
nz Ga1-z P(1≧z>0)またはInz Al1-z P
(1≧z>0)またはGaAsz P1-z (1≧z>0)
またはAlAsz P1-z (1≧z>0)であることを特
徴とする反射多層膜。 - 【請求項9】 請求項2から請求項5のいずれか記載の
反射多層膜において、第2の反射多層膜層を構成してい
る第4の半導体層の半導体が、請求項2から請求項5記
載の第1の半導体層または第2の半導体層のどちらかと
同じ半導体材料であり、かつ第3の半導体層の半導体材
料とは異なった半導体材料で構成されていることを特徴
とする反射多層膜。 - 【請求項10】 請求項9記載の反射多層膜において、
第2の反射多層膜層を構成している第3の半導体層の半
導体および/または第4の半導体層の半導体がAly G
a1-y P(1≧y>0.5)かGax Al1-x P(1≧x
>0.5) のいずれかであり、その各々の膜厚は1ない
し10原子層の間の任意の膜厚であって、この第2の反
射多層膜層の有する膜厚が0より大きく前記第2の半導
体層の3倍以下の膜厚を有し、かつ屈折率変化層として
の機能を持つことを特徴とする反射多層膜。 - 【請求項11】 第2の反射多層膜層が複数の原子層を
積層した短周期多重量子井戸構造であることを特徴とす
る請求項10記載の反射多層膜。
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| JP (1) | JP3437372B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023233584A1 (ja) * | 2022-06-01 | 2023-12-07 | 三菱電機株式会社 | 半導体光変調器 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP07786896A patent/JP3437372B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09269467A (ja) | 1997-10-14 |
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