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JP3438467B2 - インク容器の供給口とその成形型 - Google Patents
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JP3438467B2 - インク容器の供給口とその成形型 - Google Patents

インク容器の供給口とその成形型

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JP3438467B2
JP3438467B2 JP9576096A JP9576096A JP3438467B2 JP 3438467 B2 JP3438467 B2 JP 3438467B2 JP 9576096 A JP9576096 A JP 9576096A JP 9576096 A JP9576096 A JP 9576096A JP 3438467 B2 JP3438467 B2 JP 3438467B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばインク
ジェット記録装置用のインク容器に付設され、インク導
出用中空針が差し込まれるべき封止部材を内蔵する供給
口とその成形型であって、とくにその供給口の内部構造
を改善し、成形型の型抜きに関する工夫によって一体成
形を可能にし、もって部品点数の削減と組立工数の短縮
を図るインク容器の供給口とその成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
は、走行するキャリッジに搭載されたインクジェット記
録ヘッド(以下、記録ヘッドという)にインクを供給す
るために、一つには、インク容器を記録装置内の所定箇
所に設置し、このインク容器と記録ヘッドの間を柔軟な
インクチューブで接続する方式、もう一つには、走行す
るキャリッジに記録ヘッドとともにインク容器を搭載す
る方式がある。とくに、搭載形のインク容器は交換可能
な形式、いわゆるカートリッジの形式をとる場合が多
い。
【0003】さて、従来のインク容器としてのインクカ
ートリッジの供給口について、図9を参照しながら説明
する。図9は従来の供給口に関し、(a) は側断面図、
(b) は上面図、(c) は下面図、である。図9において、
カートリッジ本体12の周壁に、これを貫通する形で供給
口13が一体成形される。この供給口13は、カートリッジ
本体12の周壁とともに、円筒部14と円環部15が一体形成
され、これに封止部材7が圧入された後に円環状の蓋16
が接着される。つまり円環部15は、円筒部14の内周面の
軸線方向の中間定位置にあって(設計上、カートリッジ
本体12の周壁と同じ位置・厚さとした)、封止部材7が
圧入されるときのストッパを兼ねた止め具となる。蓋16
の中心穴を通して、破線表示のインク針24(図11参照)
が封止部材7を貫通するように差し込まれる。
【0004】次に、この供給口13の周辺や関連につい
て、図10のインクカートリッジ11の断面図と、図11のイ
ンクカートリッジ11と記録ヘッド23の組合わせを示す概
念図を参照しながら説明する。図10において、インクカ
ートリッジ11は、供給口13と一体成形されたカートリッ
ジ本体12と、供給口13用の蓋16と、封止部材7と、フィ
ルタ30と、電極ピン31と、スポンジ32と、蓋33とからな
る。スポンジ32は、カートリッジ本体12の内部空間に内
蔵される柔軟な多孔質材で、インクを内部に含ませる形
で保有することができる。このようにカートリッジ本体
12に直接インクを収容する代わりに、スポンジ32を介し
て収容する理由は、後述する記録ヘッド23(図11参照)
へのインク供給圧力を、インク消費にかかわらず一定に
することができる点と、インクカートリッジ11を自由な
姿勢で設置できる点にある。
【0005】また、図10において、封止部材7は、ゴム
などの耐インク性の弾性材料からなり、前述のようにカ
ートリッジ本体12の供給口13の内部空間に圧入された後
に蓋16で止められる。さらに、後述の図11のように記録
ヘッドユニット21とインクカートリッジ11を組合わせる
とき、記録ヘッドユニット21のインク針24が封止部材7
を貫通して、外部への漏洩を封止しながらインクをイン
クカートリッジ11から記録ヘッド23に供給することがで
きる。フィルタ30は、スポンジ32に含ませたインク内の
細かい塵埃などを除去して記録ヘッド23(図11参照)に
供給する。電極ピン31は、インク切れを電気的に検知す
るためのものである。蓋33は、カートリッジ本体12に内
蔵したスポンジ32の逸脱を防止する。
【0006】図11において、記録ヘッドユニット21に対
してインクカートリッジ11を矢印の方向に挿入し、その
供給口13にインク針24を貫通させるようにして一体化
し、この一体化された構造体を、図示してないキャリッ
ジ(走行台)に搭載することになる。ここで、記録ヘッ
ドユニット21は、挿入されたインクカートリッジ11を収
納し保持するホルダ22と、記録ヘッド23と、インク針24
と、インク通路25とからなる。記録ヘッド23を除いた部
分が一体成形されてベース21a を構成し(インク針24は
挿入成形する)、このベース21a の下面の凹状取付け箇
所に記録ヘッド23があとから挿設される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来のインクカートリッジ11の供給口13には、その円筒
部14の内部で円環部15からインク導出側の空間(図9
(a) の下側空間)に、封止部材7が圧入され、その後に
蓋16が接着されて止められる。したがって、供給口13の
他に別部品として蓋16が必要で、しかもこれを円筒部14
のインク導出側端面に接着する工程が必要となる。言い
換えれば、供給口13と蓋16を一体成形することができな
い。
【0008】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、供給口の内部構
造を改善し、成形型の型抜きに関する工夫によって一体
成形を可能にし、もって部品点数の削減と組立工数の短
縮を図るインク容器の供給口とその成形型を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る供給口
は、インク容器に付設され、インク導出用中空針が差し
込まれるべき封止部材を内蔵する供給口であって、円筒
部と、円筒部内周面のインク導出側端部に設けられた封
止部材保持用の外側止め部と、円筒部内周面の軸線方向
の定位置に設けられた封止部材保持用の内側止め部とか
らなり、外側止め部は、内周面から中心部に向かって張
り出す、たとえば扇面形突出部の複数個が内周円に沿っ
て並設されたものであり、内側止め部は、内周面から中
心部に向かって張り出す、たとえば扇面形突出部の複数
個が、外側止め部の隣り合う突出部間の各中空部とそれ
ぞれ相対し、かつ同じ形状をなして、内周円に沿って並
設されたものである、という構成である。
【0010】ここで、封止部材を圧入・内蔵させるのに
便利なように、外側止め部の各突出部は、そのインク導
出側表面の先端稜線部に面取りを有するのが好ましい。
したがって、封止部材は、部分的に圧縮変形して円筒部
と外側止め部と内側止め部によって区画された空間に圧
入・内蔵される。この発明に係る成形型は、前記の供給
口に係る成形型であって、供給口輪郭のうちインク導出
側の外側輪郭、および、同じくその逆側の内側輪郭をそ
れぞれ成形するための、以下に述べるような外型および
内型からなる。
【0011】請求項3に係る発明においては、外型は、
その供給口内部輪郭を成形する部分が、円筒部の外側端
面を成形する平面部と;これに立設されて内側止め部の
インク導出側の表面位置まで軸線方向に伸びる、外側止
め部で隣り合う突出部間の各中空部の位置でこれと同じ
形状の断面をもつ柱状部と;を備え、内型は、その供給
口内部輪郭を成形する部分が、円筒部の内側端面を成形
する平面部と;これに立設され、円筒部内径を外径とし
外側止め部のインク導出側とは逆側の表面位置まで軸線
方向に伸びる円柱部と;その外周に形成され、内側止め
部の各突出部の位置でこれと同じ形状の断面をもって内
側止め部のインク導出側とは逆側の表面位置から先端ま
で軸線方向に伸びる溝と;円柱部の先端に同軸に連接さ
れ、溝底面の包絡面を外周とし外側止め部の厚さを高さ
とする円柱状先端部と;を備える、という構成である。
【0012】したがって、外型および内型は、成形時に
共通な軸線方向に互いに接近移動して対応する柱状部お
よび溝を介して嵌合し、成形後に互いに隔離移動して分
離することができる。請求項4に係る発明においては、
外型は、その供給口内部輪郭を成形する部分が、円筒部
の外側端面を成形する平面部と;これに立設され、円筒
部内径を外径とし内側止め部のインク導出側の表面位置
まで軸線方向に伸びる円柱部と;その外周に形成され、
外側止め部の各突出部の位置でこれと同じ形状の断面を
もって軸線方向に伸びる溝と;円柱部の先端に同軸に連
接され、溝底面の包絡面を外周とし内側止め部の厚さを
高さとする円柱状先端部と;を備え、内型は、その供給
口内部輪郭を成形する部分が、円筒部内側端面を成形す
る平面部と;これに立設され、内側止め部のインク導出
側とは逆側の表面位置まで軸線方向に伸びる、円筒部内
径を外径とする円柱部と;その先端に立設され、外側止
め部のインク導出側とは逆側の表面位置まで軸線方向に
伸びる、外側止め部で隣り合う突出部間の各中空部の位
置でこれと同じ形状の断面をもつ柱状部と;を備える、
という構成である。
【0013】したがって、外型および内型は、成形時に
共通な軸線方向に互いに接近移動して対応する溝および
柱状部を介して嵌合し、成形後に互いに隔離移動して分
離することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、実
施例を以下に図を参照しながら説明する。図1は供給口
3(実施例)の斜視図で、これと一体成形されるカート
リッジ本体2の図示は省略してある。図1において、供
給口3は、円筒部4と、この円筒部4のインク導出側端
部(図の下側端部)に設けられて封止部材7(図9参
照)を保持するための外側止め部5と、円筒部4の軸線
方向の中間定位置に設けられて封止部材7を保持するた
めの内側止め部6とからなる。ここで、外側止め部5
は、円筒部4のインク導出側端部の内周面から中心部に
向かって張り出す、中心角60度の扇面形突出部5aの3個
が内周円に沿って3等分箇所に並設されたもので、また
内側止め部6は、円筒部4の中間定位置の内周面から中
心部に向かって張り出す、中心角60度の扇面形突出部6a
の3個が、内周円に沿って3等分箇所に並設されたもの
である。しかも、内側止め部6の突出部6aは、外側止め
部5の隣り合う突出部5a間の各扇面形中空部5bとそれぞ
れ相対するとともに、同じ形状をなす。言い換えれば、
外側止め部5の3個の各突出部5aと内側止め部6の3個
の各突出部6aは、それぞれ同じ扇面形をなし、しかも円
筒部4の軸線方向から見て互いに重ならないように、60
度だけずれる形で位置決めされる。なお、外側止め部5
の突出部5aと内側止め部6の突出部6aは、必ずしもそれ
ぞれ同じ寸法・扇面形状の3個が内周円上の等分3箇所
に配設されることに限定されず、要するに外側止め部5
の突出部5aと内側止め部6の突出部6aがそれぞれ同個数
で、軸線方向から見て互いに重なり合わず、かつ隙間を
生じないようにずらせて位置決めされることを必要とす
る。この条件は、後述するように供給口3を一体成形す
るための成形型の構成上必要である。また、ここでは図
示してないが、外側止め部5の各突出部5aは、そのイン
ク導出側(図で下側)表面の先端稜線部に面取りを施し
てある(後述する図2(a) 参照)。
【0015】供給口3について、さらに図2を参照しな
がら補足的に説明する。図2(a) は側断面図、(b) は上
面図、(c) は下面図、である。図2(a) において、カー
トリッジ本体2の周壁に、これを貫通する形で供給口3
が一体成形される。この供給口3は、カートリッジ本体
2の周壁とともに、円筒部4と、外側止め部5(同図
(c) の突出部5a)と、内側止め部6(同図(b) の突出部
6a)とが一体成形され、外側止め部5の各突出部5aの下
面の先端稜線部に面取り5cが施される。
【0016】封止部材7は、円筒部4と外側止め部5と
内側止め部6によって区画された円柱状空間に圧入・内
蔵される。ここで、外側止め部5の各突出部5aは、既に
述べたように、そのインク導出側(図で下側)表面の先
端稜線部に面取り5cが施されるから、封止部材7をアル
コールなどで湿らせて下面から上方に押し入れると、外
側止め部5の各中空部5bを通って(各突出部5aの部分で
圧縮変形して)容易に内部空間に圧入・内蔵させること
ができる。なお、圧入時に内側止め部6の3個の突出部
6aがストッパ兼用の止め具の働きをする。
【0017】このように供給口3の内部構造を工夫した
理由は、これに応じた成形型を用いて一体成形を可能に
するためであって、この成形型の二つの実例について以
下に説明する。第1・第2の各成形型は、それぞれカー
トリッジ本体2と供給口3の輪郭のうちインク導出側と
逆側の内側輪郭を成形する内型、および、インク導出側
の外側輪郭を成形する外型からなり、両者を供給口3の
軸線方向に接近・隔離させることによって成形・型抜き
できるように構成される。
【0018】図3は第1成形型の内型45に関し、(a) は
側断面図、(b) は横断面図((a) のUU断面)である。
内型45は、供給口3(図2参照、以下同じ)の内部輪郭
を成形する部分が、円筒部4の内側端面を成形する平面
部46に立設され下方に伸びる円柱部47と先端部49からな
る。この円柱部47は、供給口3の円筒部4の内径を外径
とし、円筒部4内側端面(平面部46に対応)から外側止
め部5のインク導出側とは逆側の表面位置まで軸線方向
に伸びる部材で、その外周に、内側止め部6の各扇面形
突出部6aのインク導出側とは逆側の表面位置からこれと
同じ形状の断面をもつ3個の溝48が先端まで軸線方向に
切られる。先端部49は、溝48の底面の包絡面を外周と
し、外側止め部5の突出部5aの厚さを高さとする、円柱
部47と同軸な円柱体である。
【0019】図4は第1成形型の外型40に関し、(a) は
側断面図、(b) は横断面図((a) のVV断面)である。
外型40は、供給口3の内部輪郭を成形する部分が、円筒
部4の外側端面を成形する平面部41と、これに立設され
て軸線方向に伸びる3個の柱状部42からなる。この柱状
部42は、外側止め部5で隣り合う突出部5a間の各扇面形
中空部5bの位置でこれと同じ形状の断面をもち、内側止
め部6のインク導出側の表面位置まで軸線方向に伸び
る。
【0020】図5は第1成形型の内型45と外型40の嵌合
時に関し、(a) は側断面図、(b) 〜(d) は各位置におけ
る横断面図((a) のLL・MM・NNの各断面)であ
る。したがって、外型40と内型45は、成形時に共通な軸
線方向に互いに接近移動して対応する柱状部42と溝48を
介して嵌合し、両者の隙間部分に成形材料が充填して供
給口3(を含むインクカートリッジ1)が一体成形され
る。若干補足すると、図5(a) のように外型40と内型45
が嵌合したとき、外型40の柱状部42の先端と、内型45の
溝48の根元(切り始め位置)との間に空間が形成されて
((b) LL断面図参照)、内側止め部6の突出部6aが成
形される(図2(b) 参照)。図5(a) において、外型40
の平面部41と、外型40と、内型45の先端部49の間に空間
が形成されて((d) NN断面図参照)、外側止め部5の
突出部5aが成形される(図2(c) 参照、見る方向が逆で
あるから上下が逆になることに注意)。図5(a) におけ
る外型40の柱状部42の中間部(MM断面)では、嵌合し
た円柱部47の外周と、内型45の円柱部47の外周とが連続
した外周を形成することによって、外側止め部5と内側
止め部6の間に相当する、円筒部4の内周部分が成形さ
れる((c) MM断面図参照)。しかも成形後に、外型40
と内型45は互いに軸線方向に隔離移動して分離すること
ができる。
【0021】図6は第2成形型の内型55に関し、(a) は
側断面図、(b) は横断面図((a) のXX断面)、図7は
その外型50に関し、(a) は側断面図、(b) は横断面図
((a)のYY断面)、図8はその内型55と外型50との嵌
合時に関し、(a) は側断面図、(b) 〜(d) は各位置にお
ける横断面図((a) のRR・SS・TTの各断面)であ
る。
【0022】第2成形型は、供給口3を含むカートリッ
ジ本体2の輪郭のうちインク導出側の外側輪郭を成形す
る外型50と、同じくその逆側の内側輪郭を成形する内型
55からなる。第2成形型と先に述べた第1成形型との相
違点は、第1成形型では外型40に3個の扇面形断面の柱
状部42を設け、内型45にこの柱状部42と嵌合する溝付き
円柱部47を設けたが、これに代えて第2成形型では、外
型50の方に溝付き円柱部52を設け、内型55の方に3個の
扇面形断面の柱状部57を設ける構成にしたことである。
つまり、第1成形型と第2成形型は、互いに嵌合する扇
面形断面の柱状部と溝付き円柱部とを、外型と内型で入
れ換える構成にした。
【0023】すなわち、図6において、内型55は、その
供給口3の内部輪郭を成形する部分が、円筒部4の内側
端面を成形する平面部56と、これに立設される軸線方向
に伸びる符号を付けてない円柱部と、その先端に連接す
る3個の柱状部57からなる。ここで、円柱部は円筒部4
の内径を外径とし、外側止め部5のインク導出側とは逆
側の表面位置まで伸びる。柱状部57は、円柱部の先端面
に立設され内側止め部6の3個の各扇面形中空部6bの位
置で同じ形状を断面とし、外側止め部5のインク導出側
とは逆側の表面位置まで伸びる。
【0024】図7において、外型50は、その供給口3の
内部輪郭を成形する部分が、円筒部4の外側端面を成形
する平面部51と、これに立設されて外周に3個の溝53が
切られ、内側止め部6のインク導出側の表面位置まで伸
びる円柱部52と、その先端に連接する先端部54からな
る。先端部54は、溝53の底面の包絡面を外周とし、内側
止め部6の突出部6aの厚さを高さとする、円柱部52と同
軸な円柱体である。
【0025】図8において、外型50と内型55は、成形時
に共通な軸線方向に互いに接近移動して対応する溝53と
柱状部57を介して嵌合し、両者の隙間部分に成形材料が
充填して供給口3(を含むインクカートリッジ1)が一
体成形される。若干、補足説明すると、図8(a) のよう
に外型50と内型55を嵌合したとき、内型55の柱状部57の
根元と、外型55の先端部54の外周との間に空間が形成さ
れて((b) RR断面図参照)、内側止め部6の突出部6a
が成形される(図2(b) 参照)。図8(a) において、外
型50の平面部51および円柱部52と、内型55の円柱部端面
の間に空間が形成されて((d) TT断面図参照)、外側
止め部5の突出部5aが成形される(図2(c) 参照)。図
8(a) における外型50の円柱部52の中間部(SS断面)
では、嵌合した円柱部52の外周と、内型55の柱状部57の
外周とが連続した外周を形成することによって、外側止
め部5と内側止め部6の間に相当する、円筒部4の内周
部分が成形される((c) SS断面図参照)。成形後に
は、外型50と内型55は互いに軸線方向に隔離移動して分
離することができる。もちろん、この外型50と内型55を
用いて成形した供給口3は第1成形型を用いたものと同
じである。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、供給口の内部構造を
改善し、成形型の型抜きに関する工夫によって一体成形
を可能にし、部品点数の削減、組立工数の短縮、と
いう優れた効果が期待できる。すなわち、について
は、従来は供給口の円筒部と蓋の二つの部品が必要であ
ったのに対して、蓋を円筒部に一体化した構造にして一
つの部品にした。については、蓋を円筒部に対して接
着する作業が省略できた。なお、外側止め部の各突出部
がインク導出側表面の先端稜線部に面取りを有するか
ら、封止部材の供給口への内蔵作業は、圧入によって簡
単・容易にでき、従来とほぼ同じになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る供給口(実施例)の斜視図
【図2】供給口に関し、(a) は側断面図、(b) は上面
図、(c) は下面図
【図3】供給口用の第1成形型の内型に関し、(a) は側
断面図、(b) は横断面図
【図4】第1成形型の外型に関し、(a) は側断面図、
(b) は横断面図
【図5】第1成形型の内型と外型の嵌合時に関し、(a)
は側断面図、(b) 〜(d) は各位置における横断面図
【図6】供給口用の第2成形型の内型に関し、(a) は側
断面図、(b) は横断面図
【図7】第2成形型の外型に関し、(a) は側断面図、
(b) は横断面図
【図8】第2成形型の内型と外型の嵌合時に関し、(a)
は側断面図、(b) 〜(d) は各位置における横断面図
【図9】従来の供給口に関し、(a) は側断面図、(b) は
上面図、(c) は下面図
【図10】従来のインクカートリッジの断面図
【図11】従来のインクカートリッジと記録ヘッドの組合
わせを示す概念図
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 供給口 4 円筒部 5 外側止め部 5a 突出部 5b 中空部 5c 面取り 6 内側止め部 6a 突出部 6b 中空部 7 封止部材 40,50 外型 41,46,51,56 平面部 42,57 柱状部 45,55 内型 47,52 円柱部 48,53 溝 49,54 先端部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク容器に付設され、インク導出用中空
    針が差し込まれるべき封止部材を内蔵する供給口であっ
    て、円筒部と、円筒部内周面のインク導出側端部に設け
    られた封止部材保持用の外側止め部と、円筒部内周面の
    軸線方向の定位置に設けられた封止部材保持用の内側止
    め部とからなり、外側止め部は、内周面から中心部に向
    かって張り出す突出部の複数個が内周円に沿って並設さ
    れたものであり、内側止め部は、内周面から中心部に向
    かって張り出す突出部の複数個が、外側止め部の隣り合
    う突出部間の各中空部とそれぞれ相対するとともに同じ
    形状をなして、内周円に沿って並設されたものであり、
    封止部材は、円筒部と外側止め部と内側止め部によって
    区画された空間に圧入・内蔵される、ことを特徴とする
    インク容器の供給口。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の供給口において、外側止
    め部の各突出部は、そのインク導出側表面の先端稜線部
    に面取りを有することを特徴とするインク容器の供給
    口。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の供給口に係る成
    形型であって、供給口輪郭のうちインク導出側の外側輪
    郭、および、同じくその逆側の内側輪郭をそれぞれ成形
    する外型および内型からなり、外型は、その供給口内部
    輪郭を成形する部分が、円筒部の外側端面を成形する平
    面部と;これに立設されて内側止め部のインク導出側の
    表面位置まで軸線方向に伸びる、外側止め部で隣り合う
    突出部間の各中空部の位置でこれと同じ形状の断面をも
    つ柱状部と;を備え、内型は、その供給口内部輪郭を成
    形する部分が、円筒部の内側端面を成形する平面部と;
    これに立設され、円筒部内径を外径とし外側止め部のイ
    ンク導出側とは逆側の表面位置まで軸線方向に伸びる円
    柱部と;その外周に形成され、内側止め部の各突出部の
    位置でこれと同じ形状の断面をもって内側止め部のイン
    ク導出側とは逆側の表面位置から先端まで軸線方向に伸
    びる溝と;円柱部の先端に同軸に連接され、溝底面の包
    絡面を外周とし外側止め部の厚さを高さとする円柱状先
    端部と;を備え、外型および内型は、成形時に共通な軸
    線方向に互いに接近移動して対応する柱状部および溝を
    介して嵌合し、成形後に互いに隔離移動して分離可能で
    ある、ことを特徴とするインク容器の供給口に係る成形
    型。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の供給口に係る成
    形型であって、供給口輪郭のうちインク導出側の外側輪
    郭、および、同じくその逆側の内側輪郭をそれぞれ成形
    する外型および内型からなり、外型は、その供給口内部
    輪郭を成形する部分が、円筒部の外側端面を成形する平
    面部と;これに立設され、円筒部内径を外径とし内側止
    め部のインク導出側の表面位置まで軸線方向に伸びる円
    柱部と;その外周に形成され、外側止め部の各突出部の
    位置でこれと同じ形状の断面をもって軸線方向に伸びる
    溝と;円柱部の先端に同軸に連接され、溝底面の包絡面
    を外周とし内側止め部の厚さを高さとする円柱状先端部
    と;を備え、内型は、その供給口内部輪郭を成形する部
    分が、円筒部内側端面を成形する平面部と;これに立設
    され、内側止め部のインク導出側とは逆側の表面位置ま
    で軸線方向に伸びる、円筒部内径を外径とする円柱部
    と;その先端に立設され、外側止め部のインク導出側と
    は逆側の表面位置まで軸線方向に伸びる、外側止め部で
    隣り合う突出部間の各中空部の位置でこれと同じ形状の
    断面をもつ柱状部と;を備え、外型および内型は、成形
    時に共通な軸線方向に互いに接近移動して対応する溝お
    よび柱状部を介して嵌合し、成形後に互いに隔離移動し
    て分離可能である、ことを特徴とするインク容器の供給
    口に係る成形型。
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