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JP3440041B2 - 原子燃料焼結体密度測定装置 - Google Patents
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JP3440041B2 - 原子燃料焼結体密度測定装置 - Google Patents

原子燃料焼結体密度測定装置

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JP3440041B2
JP3440041B2 JP30373199A JP30373199A JP3440041B2 JP 3440041 B2 JP3440041 B2 JP 3440041B2 JP 30373199 A JP30373199 A JP 30373199A JP 30373199 A JP30373199 A JP 30373199A JP 3440041 B2 JP3440041 B2 JP 3440041B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子燃料焼結体の
密度の測定を行う原子燃料焼結体密度測定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉内部に組み込まれる原子燃料体
は、スペーサ部材の内側に格子状に配列されて束ねられ
た長さ約4mの複数の原子燃料棒により構成されてい
る。そして、この原子燃料棒の内部には、二酸化ウラン
の粉末を円筒形状に成形し焼結することにより得られる
多数の原子燃料焼結体(以下、適宜「焼結ペレット」と
呼ぶ。)が充填されている。
【0003】この焼結ペレットは、高さ1cm、直径1
cm、重さ10gの小さな円筒形状のペレットである
が、焼結工程終了後には品質管理上、密度の測定を高い
精度で行う必要がある。焼結ペレットの密度を測定する
方法としては、液体を用いる所謂液浸式法(真空置換
法)と呼ばれる第1の方法、焼結ペレットの形状を何ら
かの手段で測定する所謂幾何学法と呼ばれる第2の方
法、焼結ペレットのγ放射線の放射量を計測する第3の
方法がある。第1の方法は製造工程ラインの設計上不利
な点があり、また、第3の方法はガンマ線放射量が不安
定であるという短所があるため、最近では第2の方法に
より焼結ペレットの密度を測定するのが通常となってい
る。
【0004】第2の方法は、最初に秤量器により焼結ペ
レットの重量を測定し、次にレーザ測長器により焼結ペ
レットの直径を測定し、最後に焼結ペレットの高さをハ
イトメータにより測定する。そして、直径及び高さから
焼結ペレットの体積を求め、重量をこの体積で割ること
により焼結ペレットの密度を求めるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この第2の方
法の場合、密度の測定精度を高くできるか否かは、如何
にして焼結ペレットの体積すなわち形状寸法を正確に求
めるようにできるかということに依存しているが、焼結
ペレットの形状寸法を正確に求めることは必ずしも容易
なことではない。
【0006】なぜなら、種々の理由により、焼結工程で
の焼結体の収縮過程において、ある程度の形状変動は避
けられないからである。例えば、焼結工程での収縮の度
合いは、焼結体の各部位の局所密度に応じて異なってく
るが、焼結前の各部位の局所密度は当然のことながら均
一ではないため、上記の形状変動が発生することにな
る。
【0007】特に、焼結ペレットの端面部には「チャン
ファ」と呼ばれる面取り部分が形成されているが、その
ために成形機のパンチとダイスとの間に心位置ずれが生
じたり、取付けアライメントに影響が及ぶことがあり、
また、燃料粉体供給後のすり切り高さに変動が生じ、焼
結ペレット端面部の平坦度にバラツキが発生することが
ある。
【0008】さらに、ハイトメータを用いた従来の高さ
測定の場合、このハイトメータの測定子先端の幅寸法
は、スピンドルマイクロメータの測定子の径寸法とほぼ
同じ(5〜7mm)である。したがって、上記のように焼
結ペレット端面部の平坦度にバラツキが発生し、端面突
起や局所的な傾斜が存在しているときには、このハイト
メータによる測定は、最高高さを測定していることにな
るので、この高さ測定により得られた密度の値は、実際
の密度を過小評価した値となっている。このような理由
により、従来は、焼結ペレットの密度の測定精度を一定
レベル以上向上させることができなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、焼結ペレットの端面部の形状に応じたきめ細かい
高さ測定を可能にし、もって焼結ペレットの密度の測定
精度を大きく向上させることが可能な原子燃料焼結体密
度測定装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、端面部に面取り
部分が形成されている略円筒形状の焼結ペレットの重量
を測定する秤量ステーションと、前記焼結ペレットの直
径を測定する直径測定ステーションと、前記焼結ペレッ
トの高さを測定する高さ測定ステーションと、前記焼結
ペレットを前記各ステーションに送り込んで各測定を行
わせると共に、各測定終了後は前記各ステーションから
前記焼結ペレットを取り出す焼結ペレット搬送装置と、
前記3つのステーションの測定結果に基づき前記焼結ペ
レットの密度を演算する密度演算手段と、を備えた原子
燃料焼結体密度測定装置において、前記高さ測定ステー
ションは、所定の測定位置に載置された前記焼結ペレッ
トの端面部に臨み且つこの端面部に沿って移動可能に配
設された非接触型の端面高さ検出器と、前記端面高さ検
出器を前記焼結ペレットの径方向に沿って走査させ、し
かも、前記端面高さ検出器を前記焼結ペレットの円周方
向に沿って所定角度ずつ回転させると共に、前記焼結ペ
レットの径方向に沿う走査を各角度毎に行う検出器移動
装置と、を有し、前記密度演算手段は、前記端面高さ検
出器からの検出データに基づき前記焼結ペレットの体積
を求め、この体積に基づき前記密度の演算を行うもので
ある、ことを特徴とする。
【0011】
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記密度演算手段は、前記焼結ペレットの
体積を求める場合に、この焼結ペレットを、最小端面高
さ位置での径方向へのカットにより得られる端面付近体
積部と、この端面付近体積部を除くことにより得られる
中間円筒体積部とに分け、これらの体積部を合計するこ
とにより求めるものである、ことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、請求項2記載の発明において、前記密度演
算手段は、前記中間円筒体積部をアワーグラス補間を行
うことにより求めるものである、ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、前記非接触型の端面高
さ検出器がレーザ変位計である、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は、本発明の実施形態に係る原子燃
料焼結体密度測定装置の概略構成図である。この図に示
すように、所定位置に秤量ステーション1、直径測定ス
テーション2、及び高さ測定ステーション3が設置され
ており、更にこれら各ステーションに対する焼結ペレッ
トの送り込み及び取り出しを行うペレット搬送装置4が
設置されている。
【0016】これら各ステーションの測定結果はコンピ
ュータ装置5に出力され、コンピュータ装置5内の密度
演算手段6はこれら測定結果の入力に基づき焼結ペレッ
トの演算を行うようになっている。そして、各ステーシ
ョンの側方にはレール8が敷設された架台7が設置され
ており、このレール8上を複数の焼結ペレットを載せた
マガジン9が移動できるようになっている。
【0017】なお、秤量ステーション1で用いる秤量器
は最大50.0gまでの重量測定が可能なものであり、
その測定精度は±0.1gである。直径測定ステーショ
ン2で用いる測定器はレーザ測長器であり、その測定精
度は±0.001mmである。高さ測定ステーション3で
用いる測定器はレーザ変位計であり、その測定精度は±
0.001mmである。
【0018】図2は焼結ペレットの形状を示す説明図で
あり、(a)は平面図、(b)は正面図である。この図
に示すように、焼結ペレットPの形状は略円筒形状であ
るが、その上端面及び下端面に面取り部P1が形成され
ている。
【0019】図3は、焼結工程を終えた時点での焼結ペ
レットPの配置状態を示す説明図である。この図に示す
ように、焼結工程を終えた時点では、複数の焼結ペレッ
トPがシートS上に配置されており、作業員は手作業に
よりこれら焼結ペレットPをマガジン9内に移すように
なっている。
【0020】図4は、マガジン9及びこのマガジン9に
搭載される透明載物プレート10を示した平面図、図5
は図4のV−V矢視図、図6は透明載物プレート10の形
状を示した斜視図である。図4に示すように、マガジン
9には、半円部を有する略馬蹄形状の切り欠き部9aが
設けられており、この切り欠き部9aの内側に焼結ペレ
ットPが載置された透明載物プレート10が収納されて
いる。透明載物プレート10は、図5に示すように、切
り欠き部9aから中央側に突出した支持部9b上に支持
されており、この支持部9bの下方に開口部9cが形成
されている。図6に示した透明載物プレート10は、そ
の半円部の内周面が焼結ペレットPの外周面と合致する
ように形成されている。焼結ペレットPは、この透明載
物プレート10に載置された状態で上端面の高さすなわ
ち凹凸状態が測定されるが、下端面側の凹凸状態の測定
も可能にするために透明載物プレート10はレーザ光が
透過可能な透明ガラスにより形成されている。
【0021】図7は、ペレット搬送装置4の具体的な構
成を示す側面図である。駆動部11の前面からは進退ア
ーム12が延びており、その先端側には透明載物プレー
ト10を載せるための受け台13が取り付けられてい
る。駆動部11の前面からは、また、進退アーム12の
上方に位置する進退アーム14も延びており、その先端
側には焼結ペレットPを押圧して位置を固定するための
押圧固定部15が取り付けられている。押圧固定部15
の前面部には柔らかい材質の押付パッド16が取り付け
られている。押圧固定部15の上面部からは、昇降動と
軸周りの回転とが可能な昇降軸17が延びている。そし
て、この昇降軸17の先端側には、押付パッド16と同
様の柔らかい材質で形成された押えパッド19が取り付
けられている。なお、駆動部11は3軸方向へ自在に移
動することができ、したがって、受け台13、押付パッ
ド16及び押えパッド19は任意の位置に移動すること
が可能になっている。
【0022】図8は、高さ測定ステーション3の具体的
な構成を示す側面図である。この図において、支持台2
0が所定位置に配設されており、支持台20の前面側に
載物台21が取り付けられている。この載物台21の形
状についての詳しい記載は省略するが、ペレット搬送装
置4により送り込まれてきた透明載物プレート10及び
これに載せられた焼結ペレットPを内側に収納可能な形
状となっている。そして、透明載物プレート10に載せ
られた焼結ペレットPの下端面側の凹凸状態を測定可能
とするため、焼結ペレットPの面積よりもやや大きめの
部分が透明部21aにより形成されている。また、載物
台21の底面部付近には、焼結ペレットPの存在を検知
するための在荷センサ22が設けられている。
【0023】載物台21に対向する位置の上方及び下方
には一対の昇降軸23a,23bが設置されており、そ
れぞれの昇降軸23a,23bに昇降ブロック部24
a,24bが昇降動可能に取り付けられている。昇降ブ
ロック部24a,24bには、それぞれ支持部材25
a,25bが固着されており、この支持部材25a,2
5bにモータ26a,26bが取り付けられている。モ
ータ26a,26bの回転軸には、レール部材28a,
28bが固着された取付部材27a,27bが取り付け
られており、このレール部材28a,28bには非接触
型端面高さ検出器としてのレーザ変位計29a,29b
が取り付けられている。なお、図9は、図8のIX−IX矢
視図であり、焼結ペレットPに対するモータ26a及び
レーザ変位計29a等の位置関係(モータ26b及びレ
ーザ変位計29b等の位置関係も同様である。)を示し
た平面図である。
【0024】例えば、昇降軸23a側の各部材につき説
明すると、昇降ブロック部24aは、図示を省略してあ
る駆動機構により昇降軸23a上を昇降動し、レーザ変
位計29aを矢印Y1方向に上下動できるようになって
いる。この上下動は検出位置調整のために行うものであ
り、その上下動する距離は僅かなものである。モータ2
6aは、その回転軸を中心として取付部材27aを所定
角度ずつ(この実施形態では10°ずつ)回転させ、レ
ーザ変位計29aを矢印Y2方向に回転できるようにな
っている。そして、レーザ変位計29aは、図示を省略
してある駆動機構によりレール部材28a上を水平動さ
れ、矢印Y3方向を往復移動できるようになっている。
なお、本実施形態では、矢印Y2方向に回転させる際の
所定角度を10°としているが、被測定物の形状、ある
いは要求されている測定精度を考慮して、この所定角度
を10°から適宜増減させて設定することができる。
【0025】また、昇降軸23aは、図示を省略してあ
る駆動機構により、その中心軸を中心として所定角度θ
の範囲内で回動できるようになっており、これにより支
持部材25a及びレール部材28aの左方向又は右方向
への首振り動作を可能にしている。したがって、レーザ
変位計29aの検出領域設定の際の自由度をより大きく
することができる。なお、部材23b〜29bも上記の
部材23a〜29aと同様に機能することが可能なもの
である。
【0026】図10は、レーザ変位計29a,29bの
走査方向及び走査範囲についての説明図である。この図
において、焼結ペレットPの端面と平行な平面上に座標
領域が設定されており、0°〜170°の範囲に10°
ずつずれた18本の走査ラインL0〜L17が設けられて
いる。これらの走査ラインは、それぞれ焼結ペレットP
の中心位置を通るようになっており、上記の取付部材2
7a,27bはモータ26a,26bによる矢印Y2方
向への回転により、順次その長軸が各走査ラインL0〜
L17と一致するように向きを変えていくようになってい
る。そして、各走査ラインL0〜L17上には一定の長さ
を有する走査領域Rが設定されている。レーザ変位計2
9a,29bは、上記のレール部材28a,28b上の
矢印Y3方向への往復移動によりこの走査領域Rでの走
査を行うようになっている。
【0027】このように、各走査ラインL0〜L17に沿
ってレーザ変位計29a,29bが走査領域Rを走査す
ることにより、焼結ペレットPの端面の全部位をほぼ均
等に測定することが可能となる。この場合、走査領域R
内を1往復(つまり2回の走査)するのに要する時間は
約20マイクロ秒であり、また、走査ラインの向きを1
0°変えるのに要する時間は0.5〜1.0秒である。
したがって、全部位の測定データを収集するのに約20
秒の時間を要することになる。
【0028】次に、上記のように構成される本実施形態
の動作を説明する。図3において既述したように、作業
員はシートSから複数の焼結ペレットPを手作業により
マガジン9内に移し換える。いま、これらの焼結ペレッ
トPに対する秤量ステーション1での重量測定、及び直
径測定ステーション2での直径測定が終了し、マガジン
9が架台7のレール8上を移動して高さ測定ステーショ
ン3の測方の所定位置に停止した時点であるとする。
【0029】図7に示したペレット搬送装置4の駆動部
11は進退アーム12及び進退アーム14をマガジン9
側に向けて前進させる。これにより、受け台13がマガ
ジン9の開口部9c(図5参照)内に進入すると共に、
押圧固定部15の前面に取り付けられた押付パッド16
が焼結ペレットPの外周面を押し付ける。次いで、押圧
固定部15の昇降軸17が下降し、これにより支持部材
18に取り付けられた押えパッド19が焼結ペレットP
の上端面を下方へ押し付ける。そして、この状態で駆動
部11は進退アーム12及び進退アーム14を後退さ
せ、透明載物プレート10及びこれに載置された焼結ペ
レットPをマガジン9から取り出す。
【0030】ペレット搬送装置4は、次いで、駆動部1
1を図8に示した支持台20の前に位置させる。そし
て、駆動部11は進退アーム12,14を前進させ、受
け台13とこれに載せられた透明載物プレート10及び
焼結ペレットPとを載物台21の奥に向けて移動させ
る。しかし、載物台21の中程には受け台13と同じ高
さの段部が形成されており、受け台13の前面がこの段
部にぶつかるために、進退アーム12のそれ以上の前進
駆動が拘束される。したがって、それ以降は進退アーム
14のみが前進し、透明載物プレート10の前部が載物
台21の奥の壁部に当接した時点で進退アーム14の前
進動作も停止する。
【0031】このとき、それまで押付パッド16及び押
えパッド19により焼結ペレットPを固定していた押圧
固定部15は、昇降軸17をやや上昇させ、押えパッド
19の押さえつけ動作を解除し、さらに昇降軸17を回
転させて支持部材18に取り付けられた押えパッド19
を焼結ペレットPの手前側に位置させる。これにより、
焼結ペレットPの上端面が全て開放され、レーザ変位計
29による測定が可能な状態となる。この状態では、押
えパッド19による押さえつけが解除されているが、押
付パッド16が一定の押圧力により焼結ペレットPを押
しつけ、透明載物プレート10を載物台21の壁部に押
圧しているので、焼結ペレットPの測定実行に際しての
位置決めは確実に行われている。
【0032】焼結ペレットPが所定の測定位置に位置決
めされると、在荷センサ22が焼結ペレットPの存在を
検知する。これにより、図示を省略してある駆動機構が
動作して昇降軸23a,23bを回動させると共に昇降
ブロック部24a,24bを上昇又は下降させ、レーザ
変位計29a,29bを焼結ペレットPの上端面の上方
及び下端面の下方に位置させる。次いで、モータ26
a,26bは取付部材27a,27bを回転させ、その
長軸を走査ラインL0(図10参照)に一致させる。
【0033】そして、レーザ変位計29a,29bは、
図示を省略してある駆動機構により駆動され、走査ライ
ンL0上の走査領域Rを1往復すなわち2回走査して所
定サンプリング間隔で焼結ペレットPの上端面の高さ測
定を行う。なお、走査を2回行うのは、各回の走査によ
り得られたデータを比較することによりノイズ等の異常
データを除去するためである。
【0034】レーザ変位計29a,29bが走査ライン
L0上の走査領域Rを1往復して高さ測定を行うと、モ
ータ26a,26bはさらに取付部材27a,27bを
回転させ、その長軸を走査ラインL1に一致させる。そ
して、レーザ変位計29a,29bは走査ラインL1上
の走査領域Rの走査を前回と同様に行う。このようにし
て、レーザ変位計29a,29bは、各走査ラインL0
〜L17上の走査領域Rの走査を行い、焼結ペレットPの
上端面及び下端面のほぼ全ての部位の高さ測定を行い、
その測定データを密度演算手段6に送出する。
【0035】上記のように、レーザ変位計29a,29
bによる焼結ペレットPの高さ測定が終了すると、押圧
固定部15は再び支持部材18及び押えパッド19を駆
動し、押えパッド19で焼結ペレットPの上端面を押さ
えつけるようにする。駆動部11はこの状態で進退アー
ム14を後退させ、透明載物プレート10を受け台13
上に載せた後、さらに進退アーム12及び進退アーム1
4の双方を所定位置まで後退させる。この後、ペレット
搬送装置4は、焼結ペレットP及び透明載物プレート1
0をマガジン9の元の位置に戻す。そして、ペレット搬
送装置4は、マガジン9の隣の位置から次に測定すべき
焼結ペレットP及び透明載物プレート10を取り出し、
同様の動作を行う。
【0036】一方、コンピュータ装置5内の密度演算手
段6は、レーザ変位計29a,29bから上記のような
走査ラインL0〜L17に沿った上端面及び下端面の高さ
測定データを入力する。図11は、この入力データの一
例を示すものであり、(a),(b)は走査ラインL
0,L3に沿った上端面側の高さ測定データ、(c),
(d)は走査ラインL0,L3に沿った下端面側の高さ測
定データを示している。
【0037】密度演算手段6は、このような上端面側及
び下端面側の高さ測定データと、直径測定ステーション
2から既に入力済みの直径測定データとから焼結ペレッ
トPの体積を求め、秤量ステーション1から既に入力済
みの重量測定データの値をこの体積の値で除算すること
により焼結ペレットPの密度を求めている。
【0038】ここで、密度演算手段6は、焼結ペレット
Pの体積を次のようにして求めている。図12は、この
体積の求め方についての説明図である。すなわち、レー
ザ変位計29a,29bからの走査ラインL0〜L17に
沿った上端面及び下端面の高さ測定データにより、各端
面付近での3次元的形状が得られる。そして、各端面側
におけるこれらの高さ測定データのうち最小の高さを
「最小端面」高さとし、この最小端面高さで上記の3次
元的形状をカットすることにより、上端面付近体積部V
1及び下端面付近体積部V2が得られる。したがって、こ
れらの体積部V1,V2以外の体積部が中間円筒体積部V
3となる。密度演算手段6は、このような上端面付近体
積部V1及び下端面付近体積部V2の体積と、中間円筒体
積部V3の体積とを加算することにより焼結ペレットP
の全体の体積を求めている。
【0039】ところで、図12の図示から明らかなよう
に、中間円筒体積部V3は完全な円柱体ではなく、中央
部付近に凹みのあるアワーグラス状(所謂、続き鼓形形
状)となっている。粉体の成形・焼結を行う分野では、
このように焼結体の形状がアワーグラス状になること自
体は一般的な現象であり良く知られている。中央部付近
の凹みの程度は、当初の成形体の平均密度(場合によっ
ては局所密度)と、最終的な焼結体の密度との差により
異なってくるが、二酸化ウラン粉末のような原子燃料粉
末は他の一般的な粉末に比べて成形体の密度が低く、焼
結過程での原子移動距離が大きくなるため、形状寸法へ
の影響が大きなものとなる。
【0040】そこで、密度演算手段6は、直径測定ステ
ーション2及び高さ測定ステーション3の測定データに
基づき中間円筒体積部V3の体積を求めているが、この
中間円筒体積部V3の体積を求める場合に、従来行われ
ていた円柱体近似法に代えて「アワーグラス補間法」を
採用している。従来行われていた円柱体近似法では、ハ
イトメータにより焼結ペレットPの最大値高さを捉え、
焼結ペレットPを高さ方向へ複数個所に分割してレーザ
測長器により各個所の断面の直径を求めている。そし
て、この複数個所の直径の平均値と、ハイトメータで測
定した高さとから円柱体の体積を演算し、この演算値に
焼結ペレットPの形状に対応した補正係数を乗じること
により中間円筒体積部V3の体積を求めている。
【0041】しかし、このような円柱体近似法では、円
柱体中央部の微妙な凹みの形状部分の体積を充分正確に
求めることができず、したがって、この円柱体近似法に
基づき行われる演算では一定レベル以上の精度の密度を
えることができなかった。これに対し、本発明における
密度演算手段6のアワーグラス補間では、中間円筒体積
部V3の高さ方向に沿って複数個所の直径を測定してい
き、これを左右対称の形状と仮定して横軸に半径、縦軸
に円筒体各部の断面高さをプロットする。そして、各プ
ロット点を結ぶと、鼓形状の折れ線が得られるが、この
折れ線をスムースな曲線として表現するために最小自乗
法を用い、また、凹み部分が微小なものであれば放物線
近似計算を用いるなどして円柱体中央部の微妙な凹み部
分の形状の体積を求めている。したがって、このアワー
グラス補間法によれば、充分に精度の高い焼結ペレット
Pの密度を得ることができる。
【0042】なお、上記実施形態では、非接触型の端面
高さ検出器としてレーザ変位計を用いた例を示したが、
同等の検出精度のものであればレーザ変位計に限定され
ることなく、他の検出器を用いることが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、検出器
移動装置が非接触型の端面高さ検出器を焼結ペレットの
径方向に沿って走査させ、しかも、この端面高さ検出器
を焼結ペレットの円周方向に沿って所定角度ずつ回転さ
せると共に、焼結ペレットの径方向に沿う走査を各角度
毎に行うようにし、密度演算手段がこの端面高さ検出器
からの検出データに基づき焼結ペレットの体積を求め、
この体積に基づき密度の演算を行う構成としたので、焼
結ペレットの端面部の形状に応じたきめ細かい高さ測定
が可能になり、もって焼結ペレットの密度の測定精度を
大きく向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原子燃料焼結体密度測
定装置の概略構成図。
【図2】本発明の測定対象である焼結ペレットPの形状
を示す説明図。
【図3】焼結工程を終えた時点での焼結ペレットPの配
置状態を示す説明図。
【図4】図1におけるマガジン9及びこのマガジン9に
搭載される透明載物プレート10を示した平面図。
【図5】図4のV−V矢視図。
【図6】図5における透明載物プレート10の形状を示
す斜視図。
【図7】図1におけるペレット搬送装置4の具体的な構
成を示す平面図。
【図8】図1における高さ測定ステーション3の具体的
な構成を示す平面図。
【図9】図8のIX−IX矢視図。
【図10】図8におけるレーザ変位計29aの走査方向
及び走査範囲についての説明図。
【図11】図8におけるレーザ変位計29a,29bの
測定データの一例を示す説明図であり、(a)は走査ラ
インL0に沿った上端面側の高さ測定データ、(b)は
走査ラインL3に沿った上端面側の高さ測定データ、
(c)は走査ラインL0に沿った下端面側の高さ測定デ
ータ、(d)は走査ラインL3に沿った下端面側の高さ
測定データをそれぞれ示している。
【図12】図1における密度演算手段6による焼結ペレ
ットPの体積の求め方についての説明図。
【符号の説明】
P 焼結ペレットP P1 面取り部P1 S シート 1 秤量ステーション 2 直径測定ステーション 3 高さ測定ステーション 4 ペレット搬送装置 5 コンピュータ装置 6 密度演算手段 7 架台 8 レール 9 マガジン 9a 切り欠き部 9b 支持部 9c 開口部 10 透明載物プレート 11 駆動部 12 進退アーム 13 受け台 14 進退アーム 15 押圧固定部 16 押付パッド 17 昇降軸 18 支持部材 19 押えパッド 20 支持台 21 載物台 21a 透明部 22 在荷センサ 23a,23b 昇降軸 24a,24b 昇降ブロック部 25a,25b 支持部材 26a,26b モータ 27a,27b 取付部材 28a,28b レール部材 29a,29b レーザ変位計 L0〜L17 走査ライン R 走査領域R V1 上端面付近体積部 V2 上端面付近体積部 V3 中間円筒体積部V3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 9/02 G21C 17/06 G01B 11/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端面部に面取り部分が形成されている略円
    筒形状の焼結ペレットの重量を測定する秤量ステーショ
    ンと、 前記焼結ペレットの直径を測定する直径測定ステーショ
    ンと、 前記焼結ペレットの高さを測定する高さ測定ステーショ
    ンと、 前記焼結ペレットを前記各ステーションに送り込んで各
    測定を行わせると共に、各測定終了後は前記各ステーシ
    ョンから前記焼結ペレットを取り出す焼結ペレット搬送
    装置と、 前記3つのステーションの測定結果に基づき前記焼結ペ
    レットの密度を演算する密度演算手段と、 を備えた原子燃料焼結体密度測定装置において、 前記高さ測定ステーションは、 所定の測定位置に載置された前記焼結ペレットの端面部
    に臨み且つこの端面部に沿って移動可能に配設された非
    接触型の端面高さ検出器と、 前記端面高さ検出器を前記焼結ペレットの径方向に沿っ
    走査させ、しかも、前記端面高さ検出器を前記焼結ペ
    レットの円周方向に沿って所定角度ずつ回転させると共
    に、前記焼結ペレットの径方向に沿う走査を各角度毎に
    行う検出器移動装置と、 を有し、 前記密度演算手段は、前記端面高さ検出器からの検出デ
    ータに基づき前記焼結ペレットの体積を求め、この体積
    に基づき前記密度の演算を行うものである、 ことを特徴とする原子燃料焼結体密度測定装置。
  2. 【請求項2】前記密度演算手段は、前記焼結ペレットの
    体積を求める場合に、この焼結ペレットを、最小端面高
    さ位置での径方向へのカットにより得られる端面付近体
    積部と、この端面付近体積部を除くことにより得られる
    中間円筒体積部とに分け、これらの体積部を合計するこ
    とにより求めるものである、 ことを特徴とする請求項1記載の原子燃料焼結体密度測
    定装置。
  3. 【請求項3】前記密度演算手段は、前記中間円筒体積部
    をアワーグラス補間を行うことにより求めるものであ
    る、 ことを特徴とする請求項2記載の原子燃料焼結体密度測
    定装置。
  4. 【請求項4】前記非接触型の端面高さ検出器がレーザ変
    位計である、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の原
    子燃料焼結体密度測定装置。
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