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JP3440673B2 - 位相情報を必要としないインバータのpwm制御方法とその装置 - Google Patents
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JP3440673B2 - 位相情報を必要としないインバータのpwm制御方法とその装置 - Google Patents

位相情報を必要としないインバータのpwm制御方法とその装置

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JP3440673B2
JP3440673B2 JP02063096A JP2063096A JP3440673B2 JP 3440673 B2 JP3440673 B2 JP 3440673B2 JP 02063096 A JP02063096 A JP 02063096A JP 2063096 A JP2063096 A JP 2063096A JP 3440673 B2 JP3440673 B2 JP 3440673B2
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博年 河村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PWM方式のイ
ンバータの制御方法とその制御装置に係り、特に、直流
電源電圧を最大限に利用できる効率の良い位相情報を必
要としないインバータのPWM制御方法とその方法を最
適に実施する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流電力を所定の3相交流電力に変換す
るインバータは、一般的にPWM(パルス幅変調)方式
が使用されていて、その基本機能は、一般的に図6に示
すように構成されている。図6において、このインバー
タの上位制御装置等によって指令されるインバータの出
力電圧を指定する電圧指令は、電圧指令作成機能S1で
作成されて3相交流を作成する後述するスイッチング機
能を作動させる各相のゲート信号作成機能20U、20
V、20Wに入力している。なお、各ゲート信号作成機
能20U、20V及び20Wは、その構成を20Uで代
表して示すように、スイッチング機能素子駆動機能2
2、24及び極性反応機能23を備えて構成される。即
ち、例えば、U相のゲート信号作成機能20Uにおい
て、入力した電圧指令は比較機能21に入力している。
上述した電圧指令は交流出力の瞬間値を指定する信号で
あって、実際の制御に使用するのは電圧指令が指定する
瞬間の大きさを示す値であるが、以降の説明で記述する
各処理機能の出力も含めて値という用語の記述は省略す
る。S2は基準信号作成機能で、所定振幅、所定周波数
の三角波形の基準信号が出力されて前述した比較機能2
1に入力している。基準信号は前述した電圧指令をパル
ス幅変調(PWM)するのための搬送周波数を定める信
号であって、比較機能21において、電圧指令と基準信
号とを比較し、例えば、電圧指令が基準信号よりも大な
る時にゲート信号であるオンパルスを出力することによ
って電圧指令がパルス幅変調される。即ち、図7におい
て、PS2はプラスとマイナスの間を直線状に変化する三
角波で形成した基準信号であって、インバータの出力周
波数よりも所定倍高い周波数に設定されている。電圧指
令PS1は、インバータの出力周波数で0点を中心にして
上下に変動する。従って、変調率1の場合は三角波のプ
ラスの頂点又はマイナスの頂点まで変化する。比較機能
21においては、電圧指令と基準信号とを比較し、図7
に示すように、例えば、信号Pで示すように、プラス側
で電圧指令が基準信号よりも大なる場合にオンを出力
し、小なる場合はオフを出力する。即ち、信号Pは電圧
指令値によってパルス幅変調された基準信号の周波数の
パルス信号であって、この信号Pは後述するスイッチン
グ機能素子の駆動用ゲート信号として使用される。
【0003】商用周波数の3相交流電力ACは整流機能
25で整流され、コンデンサ26等による濾波機能によ
って直流に変換されて、プラス電源ラインVpとマイナ
ス電源ラインVnの間に出力される。インバータのスイ
ッチング機能27のU相の交流作成部は第1のスイッチ
ング機能素子29U1と第2のスイッチング機能素子2
9U2を直列に接続してプラス電源ラインVpとマイナ
ス電源ラインVnの間に接続されている。また、第1の
スイッチング機能素子29U1と第2のスイッチング機
能素子29U2の接続点から負荷28にU相の電力を供
給する回路が接続されている。スイッチング機能27の
V相とW相の交流作成部も同様の構成をなしている。ゲ
ート信号作成機能20Uの比較機能21から出力される
ゲート信号はスイッチング機能素子駆動機能22を介し
て第1のスイッチング機能素子29U1のゲート部に入
力し、極性反転機能23とスイッチング機能素子駆動機
能24を介して第2のスイッチング機能素子29U2
ゲート部に入力している。V相、W相についても上述と
同様の機能を構成している。従って、基準信号作成機能
S2から適切な構成と周期で各相に対して作成された基
準信号を出力することによって、正弦波状に変化する電
圧指令値に対応して各スイッチング機能素子は基準信号
の周期でオン/オフし、負荷28に対して所定周波数で
等価的に所定振幅の交流電力が供給される。図ではスイ
ッチング機能素子をトランジスタの記号で記している
が、スイッチング機能素子は、ゲートターンオフサイリ
スタ、トランジスタ等の自己消弧形のスイッチング機能
を備えた半導体スイッチング素子が使用されており、機
能構成によって、直列に接続される2個のスイッチング
機能素子が同時にオンする恐れはない。
【0004】ところで、上述したようなインバータの構
成であると、入力する商用周波数の3相交流電力ACの
電圧がEAC(Vrms)の場合、整流してプラス電源ラ
インVpとマイナス電源ラインVnの間に得られる直流
電圧EDCは、コンデンサ26の容量が無限大だと仮定す
ると21/2×EACになる。夫々の相の電圧指令が基準信
号の三角波の振幅と一致した場合、即ち、変調率1で最
大電圧が出力される場合の負荷に供給される相電圧ES
は、下記のようになる。 ES=EDC/2(2)1/2=2(2)1/2AC/(2)1/2
=EAC/2(Vrms) であって、この場合の交流負荷回路の線間電圧E0は、
下記のようになる。 E0=(3)1/2AC/2=0.866EAC(Vrms) 即ち、出力電圧を正弦波状に制御する場合、受電電圧E
AC(Vrms)に対して、約86%の電圧までしか出力
されない。上述の条件ではコンデンサ26の容量を無限
大と仮定し、さらにスイッチング機能素子の内部抵抗を
無視すると共に、直列に接続された2個のスイッチング
機能素子の一方が完全に消弧する前に、他のスイッチン
グ機能素子がオンすることを防止するために設けるデッ
ドタイムによる等価的な電圧降下分を無視しているの
で、実際はさらに利用効率が低下する。入力電圧を10
0%利用できないということは、例えば、100%利用
した場合と同一電力を得ようとすると電流を増加する必
要があって、そのためには使用スイッチング機能素子等
の許容容量を増大する必要があり、従って損失もまた増
大すると共に装置を大きくする必要があるという問題が
ある。
【0005】しかしながら、中性点が接地されていない
(中性点非接地と称して説明する)負荷に対しては、出
力相電圧と中性点の電位を実効的に操作することによっ
て、線間に出力可能な電圧を大きくして受電電圧と等し
くすることが可能である。ここで、出力相電圧の電位と
は、スター接続した3相電源の共通接続点の電位を意味
することとする。このような目的のために、下記のよう
な技術手段が発表されている。出力交流の位相角60
度の区間(各相ピーク値の前後各30度)、その相の前
述した直列接続したスイッチング機能素子の一方を位相
角が60度乃至120度又は240度乃至300度のい
ずれかに対応してオンに固定する。出力相電圧の中性
点の電位を出力周波数の3倍の周波数で出力振幅の1/
6の振幅で操作する。
【0006】上述した入力電圧を有効に使用し、また、
入力電圧が低下した場合にも所望される出力電圧を得る
技術として、例えば、特開平3−256567号公報、
特開平5−56649号公報、特開平5−268773
号公報に開示のものがある。特開平3−256567号
公報に記載のものは、3相出力の1相の出力電位が直流
電圧の正か負に固定されたとき、他の2相の出力電位が
出力周波数の6倍の高調波成分を含むようにPWM制御
することよって、交流出力電圧の基本波成分の波高値を
直流電圧よりも大きくしようとするものである。特開平
5−56649号公報に記載のものは、3相3線式でP
WM制御を行う電力変換装置において、3相の内、電気
角60度毎にいずれか1相の変調率を1に固定し、他の
2相でPWM制御を行い、かつ、1相の変調率を強制的
に1に固定したことによって生じる外乱を他の2相で補
償するように制御しようとするものである。特開平5−
268773号公報に記載のものは、各相毎に電圧基準
に応じた電圧をPWM制御を用いて出力する3相インバ
ータの制御装置において、3相の電圧基準の夫々の大き
さと極性から通常モード、矩形モード、零補正モードの
何れか1つのモードを決定するモード決定手段と、通常
モードに決定されたとき電圧基準をそのまま出力し、矩
形モード及び零補正モードが決定されたとき各モード毎
に予定されたアルゴリズムに従って1相の電圧基準を所
定値に固定すると共に他相の電圧基準を線間電圧が元の
値を変わらないように補正した電圧基準を出力する電圧
基準変換手段を設け、最小オンパルス幅を確保し、かつ
2相線間電圧の全出力電圧領域において滑らかな正弦波
電圧を出力しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インバータ
の通常の制御手段であると、受電電圧EAC(vrms)
に対して、約86%の電圧までしか出力されない。波形
が多少歪むことを許せばオーバーモジュレーションをす
ることによって基本波の電圧を高めることは可能である
が、電流の制御性は悪化する。上記の対策として開示さ
れている位相の60度区間の変調率を1に固定する手段
等、上述した直流電圧の利用効率を高める技術手段と、
特開平3−256567号公報及び特開平5−5664
9号公報に開示の技術手段はいずれも、制御情報として
位相が必要である。インバータによって負荷に供給する
電流を制御する場合は、例えば、図8に示すように構成
される。図8は、図6に示した機能構成状態を示したブ
ロック図においては、電圧指令作成機能S1は電圧指令
を出力したのに対して、電流指令を出力する電流指令作
成機能S3とし、電流フィードバック回路を付記したも
のである。即ち、図8において、インバータのスイッチ
ング機能27から負荷28に接続する回路に、U相には
IU、V相にはIV、W相にはIWの電流値検出用セン
サが結合され、例えば、U相の電流値検出用センサIU
で検出された負荷電流値は、電流指令作成機能S3から
出力されるU相の電流指令と比較機能31で比較され、
偏差値はPI機能を備えた補償増幅機能32で増幅され
て電圧指令となり、前述したゲート信号作成機能20U
の比較機能21に入力して基準信号作成機能S2から出
力される基準信号と比較されてパルス幅変調される。こ
のようにU相のゲート信号回路30Uは構成されるがV
相及びW相も、ゲート信号回路30Uに準じて構成すれ
ば良い。なお、電流指令の位相と電圧指令の実質位相は
変化し、電圧指令に位相を示す信号は存在しないので、
上述した各技術を利用することができない。
【0008】また、図6、図7に示したようなPWM方
式の場合、各スイッチングによる図5のゲート信号Pの
あるタイミングに対応する各相のゲート信号の関係の1
例は図9のようになる。図9(A)において、EUはU
相の電圧指令信号、EVはV相の電圧指令信号、EWはW
相の電圧指令信号である。即ち、このような波形の時間
関係が変動しながら繰り返されて出力されることにな
る。パルス幅変調(PWM)された交流電流はアナログ
の交流と異なって、電圧指令の振幅に比例したパルス幅
になるので、そのパルス幅の差によってインバータの各
相から出力されるパルス電力には上述したように電気角
60度の間いずれか1相の変調率を1に固定した場合
は、同図(B)に示すようなリップルが存在することに
なる。即ち、同図(B)において、SUはU相のあるタ
イミングにおけるゲート信号、SWはW相の同じタイミ
ングにおけるゲート信号、SVはV相の同じタイミング
におけるゲート信号である。従って、U相のゲート信号
からV相のゲート信号を減算した信号SU-Vには図に示
すようにパルスが存在し、リップル成分として出力する
ことになる。同様に、V相の信号からW相の信号を減算
した信号SV-Wにはパルスが存在し、W相の信号からU
相の信号を減算した信号SW-Uにはパルスが存在して、
いずれもリップル成分として出力することになる。
【0009】また、特開平5−268773号公報に開
示の技術手段は、従来のインバータでは最小オンパルス
となる条件である所定値以下の基準電圧条件では、制御
不能領域になることによって、制御系が不安定になるの
を防止しようとするものであって、直流電圧の高い部分
の利用率を高めようとするものではなく、さらに、各種
モードの選択が必要であって機能構成が複雑になるとい
う問題がある。前述したように、所定の相を電気角60
度の間、変調率1に固定することは電源電圧を有効に使
用できるが、電流制御システムには適用できず、リップ
ルが増大するという問題を備えている。本発明は従来の
ものの上記課題(問題点)を解決し、制御情報としての
位相情報を必要としない簡易な手段で直流電源の利用率
100%まで高めることができる位相情報を必要とし
ないインバータの制御方法とその装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づく位相情報を必要としないインバータ
のPWM制御方法においては、3列の直列に接続した1
対のスイッチング機能素子を入力する直流電圧の間に接
続し、3列の直列に接続した1対のスイッチング機能素
子の各接続点から3相の電力負荷装置に接続するように
し、各スイッチング機能素子をPWM制御して、3相交
流電力を供給するようにしたインバータシステムにおい
て、インバータからの各相出力値を指定する瞬間指令電
圧値の内、絶対値が最大の相の指令電圧値をその出力電
圧の極性に対応させ、入力する直流電圧のプラス電圧側
に接続するスイッチング機能素子又はマイナス電圧側に
接続するスイッチング機能素子をPWM制御せず、即
ち、変調率を1に固定し、他の2相のスイッチング機能
子をPWM制御して、所定の線間電圧を出力するよう
にした。このようにすれば、従来、線形に電圧が制御で
きる電圧指令範囲が0〜±1であったが、0〜±2/
(3)1/2にでき、位相情報なしに、直流電源の利用率
を100%まで高めることができる。また、位相情報が
得られる場合にも、上述の方法を活用した制御方法及び
制御装置を提供することができる。従来から通常的に使
用されるインバータ回路で所定の条件になった場合、例
えば、3相の各相の指令値のうちの任意の1指令値でも
所定の値以上になった場合は上述の方法に切り替えるよ
うにしても良い。その場合は、出力周波数が低周波で制
御され、例えば、ゼロサイクルに固定されるような場合
にもスイッチング機能素子の損失を平均化できる。
た、電流波形のリップル増加を最小限にできる。即ち、
図9(C)に示すようにU相を変調率を1に固定する
と、固定期間のU相のゲート信号S US はハイ一定にな
る。また、V相のゲート信号S VS 、W相のゲート信号S
WS も夫々図のようになる。従って、各相の偏差
US-VS 、S VS-WS 、S WS-US は夫々図に示すようにな
る。同図(B)と同図(C)を見て明らかなように、S
US-VS のリップル数はS U-V の半分のリップル数、S
WS-US のリップル数はS W-U の半分のリップル数になる。
【0011】このインバータのPWM制御方法を適用し
位相情報を必要としないインバータのPWM制御装置
においては、3相交流における各相の瞬間値を指定する
各電圧指令の内の、正の最大値を検出する最大値検出機
能と、3相の各電圧指令の内の、負の最大値を検出する
最小値検出機能と、最大値検出機能の出力の絶対値と最
小値検出機能の出力の絶対値の内の大なる値を検出する
最大絶対値検出機能と、最大値検出機能の出力値と最小
値検出機能の出力値の大なる方の極性を検知して、最大
値検出機能の出力値が大なる場合はPWMに於ける変調
率最大を示すプラスの所定信号を、最小値検出機能の出
力値が大なる場合はPWMに於ける変調率最大を示すマ
イナスの所定信号を出力する極性検知機能とを備え、こ
の最大絶対値検出機能の出力値に極性検知機能の出力に
よって極性を付し、この極性を付した最大絶対値検出機
能と逆極性の最大値を示す所定信号との偏差値を、各電
圧指令値に代数演算して各相の真の電圧指令にするよう
にした。
【0012】さらに、3相交流における各相の瞬間値を
指定する変調率で示す各電圧指令の内、正の最大値を検
出する最大値検出機能と、3相の各電圧指令の内の負の
最大値を検出する最小値検出機能と、これら最大値検出
機能の出力の絶対値と最小値検出機能の出力の絶対値の
大なる値を検出する最大絶対値検出機能と、最大値検出
機能の出力値と最小値検出機能の出力値の絶対値が大な
る値の方の極性を検知して、最大値検出機能の出力値が
大なる場合はプラス1を、最小値検出機能の出力値が大
なる場合はマイナス1を出力する極性検知機能を備え、
最大絶対値検出機能の出力値に極性検知機能の出力を積
算して極性を付し、この極性を付した最大絶対値検出機
能の出力値と1との偏差値、即ち1の補数を各相の瞬間
値を変調率で示す各電圧指令値に演算して、最大値検出
機能の出力値と最小値検出機能の出力値の絶対値の内の
大なる方の相の電圧指令値を変調率最大を示す値1に変
換し、その他の相の電圧指令値を当初の3相の各電圧指
令値関係に等しくなるように変換して、各相の真の電圧
指令にするようにするのが望ましい。
【0013】上述したインバータのPWM制御方法を適
用した位相情報を必要としないインバータのPWM制御
装置において、所定の制御条件の検出手段、例えば、入
力する当初の3相の各指令値を検出する手段と、この当
初の3相の各電圧指令(値)が、予め設定した所定値以
下の場合は上記の本発明に基づく機能を停止させる手段
を設け、従来の通常的制御機能のみを働かせるようにす
るのが好ましい。この機能を採用するには、必ずしも検
出機能を設けないで、制御システムとして装備するよう
にしても良いことは当然である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に基づく位相情報を必要と
しないインバータのPWM制御方法とその装置を3相P
WM式インバータに適用した実施の形態を図1乃至図3
を参照して詳細に説明する。 第1の実施の形態:本発明の基本的技術思想を図2によ
って説明する。図2は本発明の第1の実施の形態を示す
原理図で、図6に示した電圧指令作成機能S1に含まれ
るべき各相の電圧指令信号(指令信号と称す)の加工機
能とゲート信号作成機能(20U、20V、20W)に
含まれる各比較機能21U、21V、21Wを示してい
て、インバータ本体の図示は省略している。即ち、図6
の場合は補償増幅機能32(図8参照)とゲート信号作
成機能(20U、20V、20W)の間に形成される。
図2において、図6に示した要素機能と相当の要素機能
は同一の符号を使用し、インバータの働きの詳細説明は
省略する。図2において、10Uaは図に示す信号線に
よって伝送されるU相の指令信号である交流瞬時電圧値
を示す数値であって、ピークを1とし、極性を付した小
数値(変調率と称す)で表されている。同様に10Va
はV相の交流瞬時電圧値を示す数値、10WaはW相の
交流瞬時電圧値を示す数値である。インバータの出力が
正弦波の交流の場合は、各相の指令信号は夫々0からプ
ラス1までの間をサイン関数で変化する半周期分の信号
と0からマイナス1までの間をサイン関数で変化する半
周期分の信号が連続して繰り返し変化し、U相、V相、
W相の各指令信号関係は夫々電気角で120度の位相差
を有している。10kは、上述した各指令信号の変調率
100%に対応する数値1を示している。図2に示さな
い最大値判定機能によってU相、V相、W相の指令信号
の内、U相の指令信号が最大であるとすると、減算機能
11でU相の指令信号値を1から減算する。従って、減
算機能11の出力値はU相の指令信号値の1の補数を示
している。
【0015】減算機能11の出力は、第1の加算機能1
2UでU相の指令信号10Uaと加算されて修正された
指令信号10Ubとなり、第2の加算機能12VではV
相の指令信号10Vaと加算されて修正された指令信号
10Vbとなり、第3の加算機能12WではW相の指令
信号10Waと加算されて修正された指令信号10Wb
となる。即ち、修正されたU相の指令信号10Ubは、
もとの指令信号値に1の補数が加算されるので1にな
る。1の補数を加算して得られた修正されたV相の指令
信号10Vbと1、即ち、U相の指令信号の値との差
は、もとのU相の指令信号の値とV相の指令信号の値と
の差に等しい。同様に、1の補数を加算して得られた修
正されたW相の指令信号10Wbと1、即ち、U相の指
令信号の値との差は、もとのU相の指令信号の値とW相
の指令信号の値との差に等しい。加算機能12Uから出
力するU相の修正された指令信号10Ubは比較機能2
1Uに入力して基準信号作成機能S2で形成される基準
信号である三角波と比較されゲート信号10Ucが作成
される。然し乍ら、修正された指令信号10Ubは1な
ので、ゲート信号10Ucは変調率1に固定されてい
る。同様に、加算機能12Vから出力するV相の修正さ
れた指令信号10Vbは比較機能21Vに入力して基準
信号作成機能S2で形成される基準信号である三角波と
比較されゲート信号10Vcが作成され、加算機能12
Wから出力するW相の修正された指令信号10Wbは比
較機能21Wに入力して基準信号作成機能S2で形成さ
れる基準信号である三角波と比較されゲート信号10W
cが作成される。各ゲート信号の正負に対応して、図4
又は図6に示したスイッチングすべき直列に接続するス
イッチング機能素子を指定する機能回路の図示は省略し
ている。
【0016】上述の機能によって インバータから出力
する各相の瞬間指令電圧値の内、絶対値が最大の相の指
令電圧値をその出力電圧の極性に対応させ、入力する直
流電圧のプラス電圧側に接続するスイッチング機能素
子、又はマイナス電圧側に接続するスイッチング機能素
子を導通状態に固定し、他の2相のスイッチング機能素
子の導通タイミングを制御して、所定の線間電圧を出力
するように構成されている。今U相の指令信号10Ua
の値が0.94、V相の指令信号10Vaの値がー0.
17、W相の指令信号10Waの値がー0.77とする
と、修正されたU相の指令信号10Ubの値は1、修正
されたV相の指令信号10Vbの値はー0.11、修正
されたW相の指令信号10Wbの値がー0.71にな
る。従って、このタイミングにおけるU相のゲート信号
10Ucの変調率は1に固定して、直列に接続したU相
に対応するスイッチング機能素子の上側(図6に示す2
9U1)をオンし、V相のゲート信号10Vcの変調率
は0.11で直列に接続したV相に対応するスイッチン
グ機能素子の下側(図6に示す29V2)をオンし、W
相のゲート信号10Wcの変調率は0.71で直列に接
続したW相に対応するスイッチング機能素子の下側(
に示す29W2)をオンする。即ち、PWM制御して
3相交流電力を得るようにしたインバータシステムにお
いて、インバータからの各相出力値を指定する瞬間指令
電圧値の内、絶対値が最大の相の指令電圧値をその電圧
の極性に対応させ、入力する直流電圧のプラス電圧側に
接続するスイッチング機能素子、又はマイナス電圧側に
接続するスイッチング機能素子をPWM制御せず、即
ち、変調率を1に固定し、他の2相のスイッチング素子
をPWM制御して、所定の線間電圧を出力するようにす
ることによって、初期の目的が達成される。
【0017】上記の実施の形態は、減算機能11をその
出力がU相の指令信号値の1の補数の正負逆の値が出力
する代数演算機能とし、第1の加算機能12U、第2の
加算機能12V、第3の加算機能12Wを夫々減算機能
にしても同様の結果が得られることは言うまでもない。
即ち、3相交流における各相の瞬間値を指定する各電圧
指令の内の正の最大値を検出する最大値検出機能と、3
相の各電圧指令の内の負の最大値を検出する最小値検出
機能と、最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機
能の出力の絶対値の内の大なる値を検出する最大絶対値
検出機能と、最大値検出機能の出力値と最小値検出機能
の出力値の大なる方の極性を検知して、最大値検出機能
の出力値が大なる場合はPWMに於ける変調率最大を示
すプラスの所定信号を、最小値検出機能の出力値が大な
る場合はPWMに於ける変調率最大を示すマイナスの所
定信号を出力する極性検知機能とを備え、この最大絶対
値検出機能の出力値に極性検知機能の出力によって極性
を付し、この極性を付した最大絶対値検出機能と逆極性
の最大値を示す所定信号との偏差値を各電圧指令値に代
数演算して各相の真の電圧指令にするようにしたもので
ある。
【0018】次に、第1の実施の形態で示した基本機能
を具体的なハードウエアによって構成した実施の形態を
図1によって説明する。図1は図6に示す電圧指令作成
機能S1に含まれるべき、各相の修正された指令信号の
加工機能を示していて、図2と同様インバータ本体の図
示は省略し、図2に対して比較機能の図示は省略してい
る。 即ち、図1に示す構成機能は図6に示す回路の場
合は電圧指令作成機能S1に含まれ、図6に示す回路の
場合は、補償増幅機能32とゲート信号作成機能(20
U、20V、20W)の間に形成される。図1に示す
、図6に示した要素機能との相当の要素機能は同一の
符号を使用し、インバータの働きの詳細説明は省略す
る。また、図2で説明した要素機能と相当の要素機能は
同一の符号を使用してその説明は省略する。図1におい
て、各相の指令信号10Ua、10Va、10Waは3
種の数値の内の正の最大値を検出する最大値検出機能1
と、負の最大値を検出する最小値検出機能2に入力して
いる。最大値検出機能1からは各相の指令信号10U
a、10Va、10Waの内の最大値を出力し、最小値
検出機能2からは各相の指令信号10Ua、10Va、
10Waの内の最小値、即ち、負の最大値を出力する。
最大値検出機能1と最小値検出機能2は夫々、例えば、
良く知られるようにダイオードと抵抗器を組み合わせて
構成できる。
【0019】最大値検出機能1の出力は最大絶対値検出
機能3と加算機能4に入力し、最小値検出機能2の出力
は加算機能4と絶対値検出機能5に入力し、絶対値検出
機能5の出力はに最大絶対値検出機能3に入力してい
る。加算機能4に入力している数値は正の数値と負の数
値なので、大なる方の符号を付した数値が出力される。
また、最大絶対値検出機能3からは絶対値で、最大値検
出機能1と最小値検出機能2から出力する数値の内、絶
対値で大なる数値が出力される。加算機能4の出力は極
性検知機能6に入力している。極性検知機能6には単純
なスイッチング回路等を設けて、入力する信号が正の場
合は+1を負の場合は−1を出力する。最大絶対値検知
機能3の出力と極性検知機能6の出力は夫々乗算機能7
に入力している。従って、乗算機能7においては、最大
絶対値検知機能3の出力値に正か負の符号が付せられ
る。即ち、乗算機能7の出力値は各相の指令信号10U
a、10Va、10Waの内の絶対値で最大である信号
の値を示している。乗算機能7の出力は第1の減算機能
8のプラス入力端子に、極性検知機能6の出力は第1の
減算機能8のマイナス入力端子に夫々入力している。従
って、第1の減算機能8からは最大絶対値検知機能3の
出力の符号を反転した1の補数が出力される。
【0020】第1の減算機能8の出力は、第2の減算機
能9UでU相の指令信号から減算されて修正されたU相
の指令信号10Ubとなり、第3の減算機能9VでV相
の指令信号から減算されて修正されたV相の指令信号1
0Vbとなり、第4の減算機能9WでW相の指令信号か
ら減算されて修正されたW相の指令信号10Wbとな
る。上述の演算の結果、各相の瞬間指令電圧値の内、絶
対値が最大の相の指令電圧値をその出力電圧の極性に対
応させて、インバータに入力する直流電圧のプラス電圧
側に接続するスイッチング機能素子、又はマイナス電圧
側に接続するスイッチング機能素子をPWM制御せず、
即ち変調率を1に固定し、他の2相の電圧指令値は絶対
値が最大の相の指令電圧値との偏差値が等しくなるよう
に変換される。上述した各減算機能の減数と被減数との
関係は、上述した機能が満足されれば上記と逆にしても
良いことは当然である。また、極性検知機能6から出力
する極性を逆にして第1の減算機能8を加算機能にして
も良い。即ち、第1の実施の形態と第2の実施の形態に
示す加算機能と減算機能は、夫々の指令信号の正負に対
応し、上記した技術思想を満足して正しくスイッチング
機能素子を操作できれば、任意適切な演算機能を設定す
れば良い。また、図1に示した最大値検出機能も上記し
た技術思想を満足し、符号を含めた最大値が検出できれ
ば、図示した以外の構成にしても良いことは当然であ
る。
【0021】即ち、上述した構成は3相交流における各
相の瞬間値を指定する変調率で示す各電圧指令の内、正
の最大値を検出する最大値検出機能と、3相の各電圧指
令の内の、負の最大値を検出する最小値検出機能と、前
記最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機能の出
力の絶対値の大なる方の値を検出する最大絶対値検出機
能と、前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の
出力値の絶対値が大なる値の方の極性を検知して、最大
値検出機能の出力値が大なる場合はプラス1を、最小値
検出機能の出力値が大なる場合はマイナス1を出力する
極性検知機能を備え、前記最大絶対値検出機能の出力値
に前記極性検知機能の出力を積算して極性を付し、該極
性を付した最大絶対値検出機能の出力値と1との偏差値
を前記各相の瞬間値を変調率で示す各電圧指令値に演算
して、前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の
出力値の絶対値の内の、大なる方の相の電圧指令値を変
調率最大を示す値1に変換し、その他の相の電圧指令値
を当初の3相の各電圧指令値関係に等しくなるように変
換したインバータのPWM制御装置である。
【0022】第2の実施の形態:次に、上述した機能を
制御装置をコンピュータ、又はコンピュータ応用機能に
ソフトウエアで構成した場合のフローの例を図3によっ
て説明する。本発明を適用したインバータが運転中で各
相の指令信号(値)が出力されていると(ステップ
0)、3相の指令値同士を相互に比較して、それらの正
の最大値と負の最大値を判定する(ステップ1)。さら
に、上記の2者の判定結果から絶対値でどちらが大であ
るかを比較判定する(ステップ2)。ステップ2の結果
から最大値の絶対値とその極性を明確にする(ステップ
3)。ステップ3で得られた、極性を付した最大値の1
の補数を求める(ステップ4)。ステップ5で、U相の
指令値、V相の指令値、W相の指令値に、夫々ステップ
4で得られた1の補数を加算し、夫々U相の修正した指
令値、V相の修正した指令値、W相の修正した指令値を
得る。各相の修正した指令値は適切なタイミングで三角
波の基準信号と比較し、PWMのゲート信号を得るため
に出力する。上述した各ステップに含まれる複数の処理
機能は、具体的なプログラムの構成条件に対応して適宜
処理順序を定めれば良い。また、上述した処理内容は、
第1の実施の形態、第2の実施の形態で記したように、
本発明に基づく技術思想を満足するように適切に変形し
ても良く、また一部の動作をハードウェアで構成した機
能で処理するようにしても良いことは当然である。
【0023】第3の実施の形態:次に、上述した機能
を、従来の標準的インバータと合成した場合の例を図1
に機能を追加して記した図4によって説明する。従っ
て、図1に示した符号と同等の機能要素は同一の符号を
付してその詳細説明は省略する。図4において、50は
三相各相の指令信号の検知比較手段であって、いずれか
の相の指令信号の示す交流瞬時電圧値(又は偏重率)が
予め設定された所定値、例えば、インバータを構成する
いずれかのスイッチング機能素子が飽和する恐れを生じ
るまで、または飽和する恐れがなくなると禁止信号を出
力する。検知比較手段出力は、前述した、最大値検出機
能1、最小値検出機能2及びゼロ信号作成機能51に接
続している。検知比較手段50が禁止信号を出力する
と、最大値検出機能1、最小値検出機能2の作動を停止
させる。また、検知比較手段50の出力する禁止信号
は、ゼロ信号作成機能51に入力してゼロ信号を出力さ
せる。従って、減算機能9U、9V,9Wには減算信号
としてゼロ信号がはいるので、三相各指令信号の示す値
はそのまま出力される。いずれかの相の指令信号の示す
値が予め設定された所定値よりも大であると、検知比較
手段50は禁止信号の出力を停止する。従って、前述し
た実施の形態に示したように本発明に基づく機能が実行
される。上述の説明では、検知比較手段50を設けて検
知比較手段50が禁止信号を出力すると、最大値検出機
能1と最小値検出機能2の機能を停止し、ゼロ信号作成
機能51からゼロ信号を出力するように説明したが、最
大値検出機能1と最小値検出機能2の機能は活かしてお
いて、ゼロ信号作成機能51のみを機能させるようにし
ても良く、三相各相の指令信号のいずれかの相の指令信
号の示す値が予め設定された所定値よりも大である場合
には、そのインバータ制御機能の構成に対応して、その
他の手段によって演算された三相各相の指令信号をその
まま出力するようにしても良いことは当然である。
【0024】第4の実施の形態:次に、上述した機能を
制御装置をコンピュータ、又はコンピュータ応用機能に
ソフトウエアで構成した場合の例を図6によって説明す
る。図6は前述した第3の実施の形態の説明で示した図
3に対応させているので、図3に示したフローと同一の
フローの説明は省略する。図6において、本発明を適用
したインバータが運転中で各相の指令信号が出力されて
いると(ステップ0)、まず、各相の指令信号(値)を
予め設定した基準値と比較し(ステップ1)、各相の指
令信号(値)のいずれかが基準値よりも大であると、3
相の指令値同士を相互に比較して、それらの正の最大値
と負の最大値を判定する(ステップ2)。ステップ2以
降は図3に示したステップ番号を1づつ増やしてそのま
ま当てはめれば良い。各相の指令信号を予め設定した基
準値と比較して各相の指令信号のいずれもが基準値より
も小であると、ステップ1以降のフローは実行されな
い。即ち、各相の指令信号の値は修正値に変換されるこ
となくインバータのスイッチング機能の指令信号として
使用される。上述した処理機能は、具体的なプログラム
の構成条件に対応して適宜構成すれば良い。また、上述
した処理内容は、第1の実施の形態、第2の実施の形態
で記したように、本発明に基づく技術思想を満足するよ
うに適切に変形しても良く、また一部の動作をハードウ
ェアで構成した機能で処理するようにしても良いことは
当然である。
【0025】上述の説明は、本発明の技術思想を実現す
る基本手法と構成を示したものであって、種々応用改変
することができることは当然である。即ち、本来のイン
バータとその制御回路に対応して上述した技術思想が実
現できるように適切に構成すれば良い。例えば、各相の
電圧指令を変調率で表わす例を示したが、その他任意の
手段で表わす場合にも、その手段に対応して適切に構成
すれば良い。また、対象インバータの制御機能に対応し
て出力を指定する指令信号の種類に対応して具体的制御
手段を適切に改変しても良い。また、上述した各実施の
形態において、各相の指令信号(値)を予め設定した基
準値と比較して各相の指令信号のいずれもが基準値より
も小であると、本発明に基づく主要機能は実行されない
ように説明したが、このインバータの制御機能に対応し
て、上記の技術思想に従って定めた適切な条件になる
と、本発明に基づく主要機能の実行と停止を切り替える
ようにしても良いことは当然である。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述したような方法にし、また
装置を構成するようにしたので、以下次に示すような優
れた効果を有する。位相情報なしに直流電源の利用率
を100%まで高めることができるので、どのような構
成と目的のインバータにも適用できる。従って、電圧
使用効率の悪い従来のインバータのように、所望される
電力を得るために電流を増加する必要がないので、効率
の良い交流電源を形成できる。また、指令信号から位
相情報が得られる場合にも、本発明に基づく方法を活用
した制御方法及び制御装置を提供することができる。
変調率を1に固定する期間が最小限に押さえられるの
で、電流波形のリップル増加を最小限にできる。各種
の制御方式による電圧使用効率の良い電流制御系のPW
M制御インバータを実現できる。インバータの指令信
号の示す値が所定値以下の場合は従来から通常実施され
るインバータの制御機能をそのまま実行するようにすれ
ば、出力周波数が低く、例えばゼロサイクルに固定され
るような場合にもスイッチング機能を構成するスイッチ
ング機能素子の効率(発熱)を均一化する等、従来のイ
ンバータの利点を活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態を説明する概
要構成ブロック図である。
【図2】本発明に基づく第1の実施の形態を説明する
理図である。
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態を説明する概
要フロー図である。
【図4】本発明に基づく第3の実施の形態を説明する概
要構成ブロック図である。
【図5】本発明に基づく第4の実施の形態を説明する概
要フロー図である。
【図6】本発明と従来技術を説明するインバータの概要
構成ブロック図である。
【図7】本発明と従来技術において、インバータを構成
するスイッチング機能素子をオン・オフするゲート信号
をPWM(パルス幅変調)する機能を説明する信号波形
図である。
【図8】従来の電圧指令補正手段の問題点を説明する電
流フィードバック機能を備えたインバータの概略構成ブ
ロック図である。
【図9】従来のものと本発明のものとを対比して示し、
従来の電気角60度の間、所定相を変調率1に固定する
方式の問題点を説明するゲート信号波形図であって、同
図(A)は電圧指令信号の3相各相の正弦波形を、また
同図(B)は従来の電気角60度の間、所定相を変調率
1に固定した場合のゲート信号を、さらに、同図(C)
は本発明のゲート信号を夫々示している。
【符号の説明】
1:最大値検出機能 2:最小値検出機能 3:最大絶対値検出機能 4、12U、12V、12W:加算機能 5:絶対値検出機能 6:極性検知機能 7:乗算機能 8、9U、9V、9W、11:減算機能 10Ua、10Va、10Wa:指令信号 10Ub、10Vb、10Wb:修正指令信号 20U、20V、20V:ゲート信号作成機能 21、21U、21V、21W:比較機能 27:インバータのスイッチング機能 28:負荷 29U1、29U2、29V1、29V2、29W1、29
2:スイッチング機能素子 50:検知比較手段 51:ゼロ信号作成機能 S1:電圧指令作成機能 S2:基準信号作成機能 S3:電流指令作成機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3列の直列に接続した1対のスイッチン
    グ機能素子を入力する直流電圧の間に接続し、前記3列
    の直列に接続した1対のスイッチング機能素子の各接続
    点から3相の電力負荷装置に接続するようにし、上記各
    スイッチング機能素子をPWM制御して、前記電力負荷
    装置に3相交流電力を供給するようにしたインバータシ
    ステムにおいて、 該インバータに対する各相の瞬間指令電圧値の内、絶対
    値が最大の相の指令電圧値をその出力電圧の極性に対応
    させて、前記入力する直流電圧のプラス電圧側に接続す
    るスイッチング機能素子又はマイナス電圧側に接続する
    スイッチング機能素子をPWM制御せず、即ち、変調率
    を1に固定し、他の2相のスイッチング機能素子をPW
    M制御して、所定の線間電圧を出力するようにしたこと
    を特徴とする位相情報を必要としないインバータのPW
    M制御方法。
  2. 【請求項2】 3列の直列に接続した1対のスイッチン
    グ機能素子を入力する直流電圧の間に接続し、前記3列
    の直列に接続した1対のスイッチング機能素子の各接続
    点から3相の電力負荷装置に接続するようにし、上記各
    スイッチング機能素子をPWM制御して、前記電力負荷
    装置に3相交流電力を供給するようにしたインバータシ
    ステムにおいて、 前記制御中に、所定条件になると、前記インバータに対
    する各相の瞬間指令電圧値の内、絶対値が最大の相の指
    令電圧値をその出力電圧の極性に対応させて、前記入力
    する直流電圧のプラス電圧側に接続するスイッチング機
    能素子又はマイナス電圧側に接続するスイッチング機能
    素子をPWM制御せず、即ち、変調率を1に固定し、
    の2相のスイッチング機能素子をPWM制御して、所定
    の線間電圧を出力するようにした位相情報を必要としな
    インバータのPWM制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の所定条件は、各相の瞬間
    指令電圧値の少なくとも1指令値が予め設定した所定値
    よりも大なる場合である位相情報を必要としないインバ
    ータのPWM制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のインバータのPW
    M制御方法において、入力する3相の各電圧指令(値)
    を検出する手段と、検出された3相の各電圧指令(値)
    が、予め設定した所定値以下の場合は上記の本発明に基
    づく機能を停止させる手段を設け、従来の通常的制御機
    能のみを働かせるようにした位相情報を必要としない
    ンバータのPWM制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のインバータのPWM制御
    方法において、 3相交流における各相の瞬間値を指定する各電圧指令の
    内の正の最大値を検出する最大値検出機能と、 前記3相の各電圧指令の内の負の最大値を検出する最小
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機能の
    出力の絶対値との内の大なる方の値を検出する最大絶対
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出力値
    の絶対値が大なる方の極性を検知して最大値検出機能の
    出力値が大なる場合はPWMに於ける変調率最大を示す
    プラスの所定信号を、最小値検出機能の出力値が大なる
    場合はPWMに於ける変調率最大を示すマイナスの所定
    信号を出力する極性検知機能とを備え、 前記最大絶対値検出機能の出力値に前記極性検知機能の
    出力によって極性を付し、該極性を付した最大絶対値検
    出機能と前記極性検知機能の出力値との偏差値を各電圧
    指令値に代数演算して、前記最大値検出機能の出力値と
    最小値検出機能の出力値の絶対値の内の大なる方の相の
    電圧指令値を変調率最大を示す値に変換し、その他の相
    の電圧指令値を当初の3相の各電圧指令値関係に等しく
    なるように変換するようにしたことを特徴とする位相情
    報を必要としないインバータのPWM制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のインバータのPWM制御
    方法において、 所定の制御条件に対応し、直流入力をPWM制御して交
    流を出力するインバータのPWM制御機能に、該インバ
    ータが出力する交流における各相の瞬間値を指定する各
    電圧指令の内の正の最大値を検出する最大値検出機能
    と、 前記3相の各電圧指令の内の負の最大値を検出する最小
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機能の
    出力の絶対値との内の大なる方の値を検出する最大絶対
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出力値
    の絶対値が大なる方の極性を検知して最大値検出機能の
    出力値が大なる場合はPWMに於ける変調率最大を示す
    プラスの所定信号を、最小値検出機能の出力値が大なる
    場合はPWMに於ける変調率最大を示すマイナスの所定
    信号を出力する極性検知機能と、 予め設定した所定条件を検知すると前記PWM制御機能
    に、所定の制御指令値に対応して前記PWM制御機能が
    稼働中に、所定条件になると、前記最大絶対値検出機能
    の出力値に前記極性検知機能の出力によって極性を付
    し、該極性を付した最大絶対値検出機能と前記極性検知
    機能の出力値との偏差値を各電圧指令値に代数演算し
    て、前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出
    力値の絶対値の内の大なる方の相の電圧指令値を変調率
    最大を示す値に変換し、その他の相の電圧指令値を当初
    の3相の各電圧指令値関係に等しくなるように変換する
    機能を付加作動する機能とを備えるようにしたことを特
    徴とする位相情報を必要としないインバータのPWM制
    御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のインバータのPWM制御
    装置において、 3相交流における各相の瞬間値を指定する変調率で示す
    各電圧指令の内、正の最大値を検出する最大値検出機能
    と、 前記3相の各電圧指令の内の負の最大値を検出する最小
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機能の
    出力の絶対値の大なる方の値を検出する最大絶対値検出
    機能と、 前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出力値
    の絶対値が大なる値の方の極性を検知して最大値検出機
    能の出力値が大なる場合はプラス1を、最小値検出機能
    の出力値が大なる場合はマイナス1を出力する極性検知
    機能とを備え、 前記最大絶対値検出機能の出力値に前記極性検知機能の
    出力を積算して極性を付し、該極性を付した最大絶対値
    検出機能の出力値と1との偏差値を、前記各相の瞬間値
    を変調率で示す各電圧指令値に演算して、前記最大値検
    出機能の出力値と最小値検出機能の出力値の絶対値の内
    の大なる方の相の電圧指令値を変調率最大を示す値1に
    変換し、その他の相の電圧指令値を当初の3相の各電圧
    指令値関係に等しくなるように変換した位相情報を必要
    としないインバータのPWM制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のインバータのPWM制御
    装置において、 所定の制御条件に対応し、3相交流における各相の瞬間
    値を指定する変調率で示す各電圧指令の内、正の最大値
    を検出する最大値検出機能と、 前記3相の各電圧指令の内の負の最大値を検出する最小
    値検出機能と、 前記最大値検出機能の出力の絶対値と最小値検出機能の
    出力の絶対値の大なる方の値を検出する最大絶対値検出
    機能と、 前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出力値
    の絶対値が大なる値の方の極性を検知して最大値検出機
    能の出力値が大なる場合はプラス1を、最小値検出機能
    の出力値が大なる場合はマイナス1を出力する極性検知
    機能とを備え、前記最大絶対値検出機能の出力値に前記
    極性検知機能の出力を積算して極性を付し、該極性を付
    した最大絶対値検出機能の出力値と1との偏差値を、前
    記各相の瞬間値を変調率で示す各電圧指令値に演算し
    て、前記最大値検出機能の出力値と最小値検出機能の出
    力値の絶対値の内の大なる方の相の電圧指令値を変調率
    最大を示す値1に変換し、その他の相の電圧指令値を当
    初の3相の各電圧指令値関係に等しくなるように変換し
    位相情報を必要としないインバータのPWM制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6又は8記載の所定の制御条件
    は、各相の電圧指令値の少なくとも1指令値が予め設定
    した所定値よりも大なる場合である位相情報を必要とし
    ないインバータのPWM制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6又は8記載のインバータのP
    WM制御装置において、 入力する当初の3相の各電圧指令(値)を検出する機能
    と、 検出された当初の3相の各電圧指令(値)が、予め設定
    した所定値以下の場合は上記の本発明に基づく機能を停
    止させる機能とを設け、従来の通常的制御機能のみを働
    かせるようにした位相情報を必要としないインバータの
    PWM制御装置。
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