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JP3444482B2 - セグメントの継手構造 - Google Patents
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JP3444482B2 - セグメントの継手構造 - Google Patents

セグメントの継手構造

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JP3444482B2
JP3444482B2 JP13844999A JP13844999A JP3444482B2 JP 3444482 B2 JP3444482 B2 JP 3444482B2 JP 13844999 A JP13844999 A JP 13844999A JP 13844999 A JP13844999 A JP 13844999A JP 3444482 B2 JP3444482 B2 JP 3444482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セグメントの継手
構造に関し、基本的にはRC(鉄筋コンクリート製)セ
グメントの継手構造を対象とするものであるが、その機
構は、鋼製セグメント等にも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来のセグメント継手には、鋼板短ボル
ト方式が多く採用されているが、この鋼板短ボルト方式
によるセグメント継手には、次の問題点がある。
【0003】その一つは、高所・狭い場所での作業に関
わる労力の問題であり、締結部品(ボルト・ナット・ワ
ッシャ)の持ち込み手間、締結治具(手動レンチ或いは
電動レンチ或いは油圧レンチ)の持ち込み手間(通常、
押さえと回転締結の2台の締結治具が必要)、締結作業
(手締め→締結治具によるトルク締め)の手間の問題で
ある。
【0004】他の一つは、耐久性付与に関する問題であ
り、締結部品の防食処理(ボルト等の事前被膜処理、ボ
ルトボックスの充填)が必要である。
【0005】上記の問題に伴い、安全性の低下、セグメ
ントの高速組立による工期短縮・工費低減の追求困難、
大がかりな耐久性付与工事の必要性による工期短縮・工
費低減の追求困難、同必要性による二次覆工省略の適用
困難と、それによる工期短縮・工費低減の追求困難の問
題点が生ずる。
【0006】また、セグメント同士の継手面を押し当て
るだけで締結が可能なワンタッチ式のセグメント継手も
知られている。
【0007】通常、なじみ等でボルトが緩むため、セグ
メント後方にて1〜2度の増し締めが必要であるが、ワ
ンタッチ継手では、その多くが増し締めが不可能であ
る。
【0008】また、一般的にワンタッチ継手では、リン
グ継手の場合、ジャッキ推力により止水シールの潰しが
可能であるが、リングを形成するセグメントのピース継
手では、締付け方向が止水シールと直交し止水シールの
潰しは困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のセグ
メント継手の前記問題点を解決するためになされたもの
で、締結作業の簡略化、耐久性付与の不要化または簡略
化が達成でき、しかも増し締め等の従来継手の有する能
力及び長所を維持することのできるセグメント継手を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ボルト
を備えた雄側セグメントと、そのボルトと螺合する雌ネ
ジを備えた雌側セグメントとの継手面同士を合わせ、ボ
ルトと雌ネジとの螺合により両セグメントを接続するセ
グメントの継手構造であって、雄側セグメントにボルト
を回転させるウオーム・ウオームホイール機構を設け、
そのウオーム・ウオームホイール機構のウオームホイー
ルに前記ボルトを回転一体で摺動可能に挿通すると共
に、そのボルトに初期押し出し力を与える押出機構を設
け、ウオーム・ウオームホイール機構のウオームを雄側
セグメントに形成した孔から挿入される締付治具によっ
て回転させることにより雄側セグメントのボルトを回転
し、そのボルトを雌側セグメントの雌ネジに螺合するこ
とにより両セグメントを接続するセグメントの継手構造
とする。
【0011】雄側セグメントのボルトに初期押し出し力
を与える手段としては、ネジ機構或いはバネ機構を採用
することができる。
【0012】既設のセグメントに対し組立セグメントの
継手面同士を合わせ、雄側セグメントに形成した締結孔
より締結治具を挿入し、ウオーム・ウオームホイール機
構を回転させると、回転力の向きが変えられ、ボルトが
回転する。
【0013】初期回転による初期押し出し力によって、
雄側セグメントのボルトが雌側セグメントの雌ネジ側に
押し出されて、ボルトが雌ネジと螺合し、そのまま回転
力が維持される。
【0014】所定のトルク(ボルト締付力)が確保され
た時点で締結が完了する。以下、同様の操作を行いセグ
メントを締結して行く。
【0015】
【発明の実施の形態】RC製のセグメントピースを接続
して、リングを形成する場合を例に挙げ、本発明の実施
例を説明する。
【0016】図5は、セグメントピースを示すが、本発
明は、セグメントピースをリング状に形成したリングの
リング継手にも実施されるので、以下、雄側セグメン
ト、雌側セグメントという。
【0017】図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示
し、雄ネジを備えた雄側セグメント1と、雌ネジを備え
た雌側セグメント2とを接続して、リングを形成する。
【0018】図では省略したが、雄側セグメント1の反
対側には雌ネジが、また雌側セグメント2の反対側には
雄ネジが設けられている。
【0019】雄側セグメント1には、ボルトケース3が
埋設されており、ボルトケース3には、異形鉄筋よりな
るアンカ筋4が溶接されている。
【0020】ボルトケース3内には、雄ネジとなるボル
ト5が設けられており、その中間に一体に設けた雄ネジ
6がボルトケース3の内側中間に一体に設けた雌ネジ7
に螺合して、ボルト5に初期押し出し力を与える。
【0021】ボルトケース3内には、前記雌ネジ部7の
後方に、ボルト5を回転させるウオーム・ウオームホイ
ール機構8、9が設けられており、そのウオーム・ウオ
ームホイール機構のウオームホイール9にボルト5の六
角部5bが回転一体で摺動可能に挿通している。
【0022】雄側セグメント1には、締結孔10が形成
されており、またウオーム・ウオームホイール機構のウ
オーム8には、六角棒11が挿入されており、締結孔1
0より六角レンチ等の締結治具を挿入して、六角棒11
を介してウオーム8を回転させ、次いでウオームホイー
ル9が回転して、回転力の向きが変えられてボルト5が
回転する。
【0023】雌側セグメント2には、異形鉄筋よりなる
インサートアンカ12が埋設されており、その先端部分
に雌ネジ13が形成されており、その雌ネジ13に雄側
セグメント1の前記ボルト5の雄ネジ部5aが螺合す
る。14は止水シールである。
【0024】セグメントの組立手順につて説明すると、
図1は、継手締結直前を示し、既設のセグメントに対し
組立セグメントの継手面同士を合わせ、雄側セグメント
1の締結孔10より締結治具を挿入し、ウオーム・ウオ
ームホイール機構8、9を回転させる。
【0025】すると、ボルト5側の雄ネジ6とボルトケ
ース3側の雌ネジ7とによる初期押し出し力によって、
ボルト5が雌側セグメント2の雌ネジ13側に押し出さ
れて、雄ネジ部5aが雌ネジ13と螺合し、そのまま回
転力が維持される。
【0026】所定のトルク(ボルト締付力)が確保され
た時点で締結を完了する。図2は、継手締結後を示す。
【0027】同様の操作を繰り返して、セグメントピー
スを接続し、セグメントリングを形成する。締結孔10
は、モルタル充填等により塞ぐ。
【0028】前記の締結操作において、セグメント同士
の目違い誤差は、ボルトケース3とボルト5間のガタ、
或いは、図1の点線部にゴム等を巻き、そのぶれによる
雌側セグメント2の首振りにより吸収する。
【0029】六角棒11を六角凸ネジではなく、図4に
示すように、六角凹ネジにすれば締結孔10が細くな
り、後で防食のためにモルタル充填する場合、充填部体
積が小さく安価となる。
【0030】図6及び図7は、本発明の第2実施例を示
し、ボルト5に初期押し出し力を付与する雄ネジ5c及
び雌ネジ7aをボルト5の後端部及びボルトケース3の
後端部に設け、ボルト5の中間部にストッパ部材15を
固定した例であり、作動は、先の実施例のものと特に相
違するところはない。
【0031】図8及び図9は、本発明の第3実施例を示
し、ウオーム・ウオームホイール機構8、9のギアケー
ス16をボルトケース3の外に設け、またボルト5に与
える初期押し出し力を皿バネ17によって与えたもので
ある。この時、皿バネは初期押し出し力を与えるもので
あり、反発力を付与可能なものであれば、コイルバネ、
ゴム、樹脂等の形状及び材質は問わない。
【0032】図10は、ギアケース16及びウオーム・
ウオームホイール機構8、9の分解斜視図を示す。ま
た、図8及び図9に示すように、雌側セグメント2に埋
設されたインサートアンカ12は、先端が二股状になっ
ている。
【0033】セグメント1、2の継手面を合わせた際、
皿バネ17により、一旦ボルト5の先端が押し込まれ反
発力が生じる。その他の作動については、先の実施例の
ものと特に差異はない。
【0034】先にも記載したように、本発明は、RCセ
グメントに限らず鋼製セグメントの継手にも実施できる
ものであり、またセグメントピースをリング状に組み立
てたリングのリング継手にも実施できるものである。
【0035】
【発明の効果】(1) 締結作業の簡略化 ボルト・ナット・ワッシャ等の締結部品の持ち込みが不
要 押さえ側の締結治具(工具)が不要で、締結治具は1台
でよい。電動工具等による回転力付与のみでよく、締結
作業が簡略化される。
【0036】(2) 耐久性付与の不要化または簡略化 セグメント内面には露出する継手金物がないため、耐久
性付与として必要に応じ、向かい合う継手1セット当た
り1つの小さな締結孔(締付治具を挿入する孔)をキャ
ップ処理(ゴム製、プラスチック製等)または充填処理
(モルタル、樹脂等)を行えばよい。締結部品の事前被
膜処理(メッキ処理、ダクロタイズド処理)が不要であ
り、従来継手に防食加工を実施したものより低コストで
ある。
【0037】(3) 従来継手の有する能力及び長所の
維持 締結作業を簡略化しても増し締めが可能であり、またワ
ンタッチ継手では比較的困難な、ボルト締め込みによる
止水シール材の潰しが可能である。継手に高い製作精度
を要求しないため、ワンタッチ継手より低コストであ
る。
【0038】以上の(1)〜(3)により、安全性の向
上を図ることができ、またセグメントの高速組立による
工期短縮・工費低減、二次覆工省略による工期短縮・工
費低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結直前を示す。
【図2】本発明の第1実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結後を示す。
【図3】雄側セグメントの雄ネジを回転させるウオーム
・ウオームホイール部分の横断面図。
【図4】雄側セグメントの雄ネジを回転させるウオーム
・ウオームホイール部分の他の例の横断面図。
【図5】セグメントピースの斜視図。
【図6】本発明の第2実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結直前を示す。
【図7】本発明の第2実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結後を示す。
【図8】本発明の第3実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結直前を示す。
【図9】本発明の第3実施例に係るセグメント継手の側
面図で、継手締結後を示す。
【図10】雄側セグメントの雄ネジを回転させるウオー
ム・ウオームホイール機構の分解斜視図。
【符号の説明】
1・・・雄側セグメント 2・・・雌側セグメント 3・・・ボルトケース 4・・・アンカ筋 5・・・ボルト 6・・・雄ネジ 7・・・雌ネジ 8・・・ウオーム 9・・・ウオームホイール 10・・・締結孔 11・・・六角棒 12・・・インサートアンカ 13・・・雌ネジ 14・・・止水シール 15・・・ストッパ部材 16・・・ギアケース 17・・・皿バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 田 昭 郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 古 澤 修 東京都葛飾区新小岩1−56−15 (56)参考文献 特開 平8−333992(JP,A) 特開 平9−177492(JP,A) 特公 昭62−42165(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/08 E21D 11/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトを備えた雄側セグメントと、その
    ボルトと螺合する雌ネジを備えた雌側セグメントとの継
    手面同士を合わせ、ボルトと雌ネジとの螺合により両セ
    グメントを接続するセグメントの継手構造であって、雄
    側セグメントにボルトを回転させるウオーム・ウオーム
    ホイール機構を設け、そのウオーム・ウオームホイール
    機構のウオームホイールに前記ボルトを回転一体で摺動
    可能に挿通すると共に、そのボルトに初期押し出し力を
    与える押出機構を設け、ウオーム・ウオームホイール機
    構のウオームを雄側セグメントに形成した孔から挿入さ
    れる締付治具によって回転させることにより雄側セグメ
    ントのボルトを回転し、そのボルトを雌側セグメントの
    雌ネジに螺合することにより両セグメントを接続するこ
    とを特徴とするセグメントの継手構造。
  2. 【請求項2】 雄側セグメントのボルトの初期押し出し
    力がネジ機構によって与えられることを特徴とする請求
    項1に記載のセグメントの継手構造。
  3. 【請求項3】 雄側セグメントのボルトの初期押し出し
    力がバネ機構によって与えられることを特徴とする請求
    項1に記載のセグメントの継手構造。
  4. 【請求項4】 セグメントのピースを接続してリングを
    形成するピース継手構造であることを特徴とする請求項
    1乃至3に記載のセグメントの継手構造。
  5. 【請求項5】 セグメントのリングを接続するリング継
    手構造であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の
    セグメントの継手構造。
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