JP3447095B2 - エアバッグ装置のモジュールカバー - Google Patents
エアバッグ装置のモジュールカバーInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグ装置のモジュ
ールカバーに係り、特に自動車のステアリングホイール
に取り付けられる運転席用エアバッグ装置のモジュール
カバーにおいて、エアバッグ展開時にモジュールカバー
が正確に破断線に沿って開裂し、飛することのないよう
改良されたモジュールカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の運転席用エアバッグ装置は、ス
テアリングホイールの中央部分に設置されており、この
運転席用エアバッグ装置は、一般にリテーナと称される
取付板にインフレータ及びエアバッグが取り付けられ、
これらを覆うようにモジュールカバーが装着されたもの
である。そして、一般にモージュールカバーの裏面側に
はリテーナとの固着のためのリブ(縦壁)が形成され、
このリブの内側にバッグを収容できるように構成されて
いる。 【0003】モジュールカバーには、エアバッグ作動時
に予定された線で開裂されるようにスリットが設けられ
ている。このスリットは、例えばH状の開裂予定ライン
(テアライン)の場合には、エアバッグカバーの中央に
車体幅方向に設けられた第1のスリットと、カバーの左
右の側端縁やリブに沿って車体前後方向に設けられた第
2のスリットで構成されている。 【0004】このスリットは、図9及び図10の如く、
開裂予定ラインの部分に溝を連続的に形成したり、ミシ
ン目状に形成したり、溝の深さを間隔をおいて深くして
形成したもの等が知られている。またモジュールカバー
を硬質層と軟質層との2層積層構造としたものにあって
は、開裂予定ラインに沿って硬質層にもスリットを形成
したものもある。 【0005】このエアバッグ装置を搭載した自動車が衝
突すると、インフレータ(ガスジェネレータ)が作動
し、エアバッグが展開する。そして、モジュールカバー
が第1のスリットに沿って開裂し、さらに開裂が第2の
スリットに伝播することにより、モジュールカバーが大
きく開らき、エアバッグが車両室内に展開する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
エアバッグ装置においては、エアバッグの展開時にまず
第1のスリットが開裂し、連続して開裂が第2のスリッ
トに伝播してモジュールカバーが大きく開裂する。この
とき、両側の第2のスリットの端末部分がヒンジ部とな
り解放するように構成されている。、即ち、従来技術で
は、図9で示すように、モジュールカバー90を構成す
る樹脂の厚さを、形成された第2のスリット91の端末
部92に向かって徐々に肉厚となるようにして、第2の
スリット91を、リブ93のコーナー部94の手前に形
成した構成としており、第2のスリット91とヒンジ部
95との関係は、図9及び図10で示すように、第2の
スリット91の端末より外方向にヒンジ部95が形成さ
れている。 【0007】しかし図9及び図10で示すような構成に
すると、図11で示すように、第1のスリットから第2
のスリット91に伝播して進行してきた開裂が、モジュ
ールカバー90が開くときに、そのまま惰性でモジュー
ルカバー90の他の部分、例えば第2のスリット91の
延長線へ伝播して、モジュールカバーの飛散を生じてし
まう虞がある。 【0008】本発明の目的は、上記従来の技術の問題を
解決するものであり、エアバッグカバーの展開時に、ス
リットが所定範囲を越えて他の部分に伝播しないように
したエアバッグ装置のモジュールカバーを提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置のモジュールカバーは、ボスプレートにリテーナを
介して取り付けられたインフレータと、該インフレータ
に固定取り付けされると共に折り畳まれているバッグを
被覆する自動車用エアバッグ装置のモジュールカバーに
おいて、該モジュールカバーには、前記リテーナにモジ
ュールカバーを取り付けるためのリブが背面から前記バ
ッグを囲うように突設されており、且つ該エアバッグの
展開時に該モジュールカバーを開裂させるためのスリッ
トが初期開裂部からヒンジ部近傍の最終開裂部まで設け
られ、最終開裂部近傍のヒンジ部によって開くエアバッ
グ装置のモジュールカバーであって、前記スリットの最
終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部を形成してな
り、前記モジュールカバーには最終開裂部のスリットの
延長部分で且つ前記ヒンジ部より外方側で前記リブの角
部の位置に膨出部を形成し、該膨出部にスリットの最終
開裂部を突き当てて形成してなることを特徴とする。 【0010】 【作用】本発明では、最終開裂部近傍をがヒンジ部とし
て開くエアバッグ装置のモジュールカバーであって、前
記スリットの最終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部
を形成しているので、開裂が最終開裂部の端部に到達す
る前に、ヒンジ部を中心に展開してしまうため、スリッ
トは所定の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播する
ことがない。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。 【0012】本例のステアリングホイールSは、図1で
示すように、環状グリップ部10aと、この環状グリッ
プ部10aから内側に延出した4か所の延出グリップ部
10bとを有しており、この延出グリップ部10bの内
側にエアバッグ装置Eが配設されている。本例のエアバ
ッグ装置Eは、図6及び図7で示すように、バッグ1
と、インフレータ2と、リテーナ3と、モジュールカバ
ー4とを主たる構成要素としている。 【0013】本例のリテーナ3には中央部にインフレー
タ2を取付ける中心穴32が形成され、バッグ1の開口
周縁をリテーナ3とバックリング35で挾持して、ビス
等の固着具でインフレータ及びリテーナ3と共に取着
し、リテーナ3とインフレータ2とバッグ1とが一体に
組み付けられている。なお本例のバッグ1は、バッグ1
それ自体が公知の手段によって収納保形されている。 【0014】また本例のリテーナ3の両側端部側はボス
部5側へ折れ曲がった折曲部33が形成され、この折曲
部33は、図6及び図7で示すように、所定位置でモジ
ュールカバー4に形成されたリブ42及びボス部5に取
着されたボスプレート7とビス等,取付けねじの固着具
8によって一体に固定されている。 【0015】本例のモジュールカバー4は、上面部41
と、この上面部41から下方延出したリブ42が形成さ
れ、リブ42はバッグ1,インフレータ2等を覆う範囲
に囲うように形成されており、バッグ1の上面とモジュ
ールカバー4の上面部41との間には、空間部Kが形成
されている。 【0016】そして本例のモジュールカバー4の裏面側
には、図2で示すように、中央に車幅方向(横方向図2
では左右方向)に初期開裂部を形成する第1のスリット
43が形成され、この第1のスリット43の端末43a
でリブ42の付け根部分の内側に、第1のスリット43
に直角方向の最終開裂部側へ向かう第2のスリット44
が第1のスリット43の両端末側に形成され、第1のス
リット43及び第2のスリット44,44でH状の破断
線が形成されている。 【0017】この第2のスリット44の各延長線上の部
分で、リブ42の角部42aには、第2のスリット44
の端末(即ち最終開裂部)44aを囲むように膨出部4
5が形成されている。即ち膨出部45には第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aが突き当てられて形
成されている。本例では膨出部45が各端末(最終開裂
部)44aにそれぞれ形成されているので、4箇所形成
されていることとなる。そして、図3及び図4で示すよ
うに、左右の各第2のスリット44の端末(最終開裂
部)44a間をヒンジ部46として開くように構成され
ている。本発明に係るヒンジ部46は、各第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aよりカバー中心寄り
に形成している。 【0018】このように構成されたモジュールカバー4
にあっては、エアバッグが展開してモジュールカバー4
が裏側から押されると、まず初期開裂部である第1のス
リット43が開裂を開始し、その開裂がリブ42方向に
向けて左右方向に進行する。そして、この開裂が第1の
スリット43の端末部に到達すると、それまで進行して
きた方向の前方にリブがあるために開裂は確実に進行方
向を変更し、速やかに最終開裂部側へ向かう第2のスリ
ット44を開裂させるようになる。 【0019】そして左右の第2のスリット44の端末
(最終開裂部)44aの間の部分がヒンジ部46とな
り、エアバッグカバー4が開くが、このヒンジ部46は
第2のスリット44の端末(最終開裂部)44aよりカ
バー中心寄りに形成しているので、開裂が第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aに到達する前に、ヒ
ンジ部を中心に展開してしまうため、第2のスリット4
4は所定の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播する
ことがない。さらに本例では、第2のスリット44の端
末(最終開裂部)44aを膨出部45で囲っているの
で、第2のスリット44は確実に所定範囲までを破断し
て、この膨出部45の部分で停止する。 【0020】なお上記実施例においては、スリットがH
状に形成された例を示したが、本発明ではこの例に限ら
ず、蒲鉾型の底部部分をヒンジ部とし、底部の両側を最
終開裂部とし、スリットの初期開裂部が円弧の中央部分
に形成することができる。 【0021】 【発明の効果】以上のように、本願発明に係るエアバッ
グ装置のモジュールカバーによれば、最終開裂部近傍を
ヒンジ部として開くエアバッグ装置のモジュールカバー
であって、最終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部を
形成しているので、開裂が最終開裂部に到達する前に、
ヒンジ部を中心に展開してしまうため、スリットは所定
の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播することがな
い。従って展開時にモジュールカバーの飛散を防止する
ことが出来る。さらにスリットの端末(最終開裂部)を
膨出部で囲っているので、スリットは確実に所定範囲ま
でを破断して、この膨出部の部分で停止する。
ールカバーに係り、特に自動車のステアリングホイール
に取り付けられる運転席用エアバッグ装置のモジュール
カバーにおいて、エアバッグ展開時にモジュールカバー
が正確に破断線に沿って開裂し、飛することのないよう
改良されたモジュールカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の運転席用エアバッグ装置は、ス
テアリングホイールの中央部分に設置されており、この
運転席用エアバッグ装置は、一般にリテーナと称される
取付板にインフレータ及びエアバッグが取り付けられ、
これらを覆うようにモジュールカバーが装着されたもの
である。そして、一般にモージュールカバーの裏面側に
はリテーナとの固着のためのリブ(縦壁)が形成され、
このリブの内側にバッグを収容できるように構成されて
いる。 【0003】モジュールカバーには、エアバッグ作動時
に予定された線で開裂されるようにスリットが設けられ
ている。このスリットは、例えばH状の開裂予定ライン
(テアライン)の場合には、エアバッグカバーの中央に
車体幅方向に設けられた第1のスリットと、カバーの左
右の側端縁やリブに沿って車体前後方向に設けられた第
2のスリットで構成されている。 【0004】このスリットは、図9及び図10の如く、
開裂予定ラインの部分に溝を連続的に形成したり、ミシ
ン目状に形成したり、溝の深さを間隔をおいて深くして
形成したもの等が知られている。またモジュールカバー
を硬質層と軟質層との2層積層構造としたものにあって
は、開裂予定ラインに沿って硬質層にもスリットを形成
したものもある。 【0005】このエアバッグ装置を搭載した自動車が衝
突すると、インフレータ(ガスジェネレータ)が作動
し、エアバッグが展開する。そして、モジュールカバー
が第1のスリットに沿って開裂し、さらに開裂が第2の
スリットに伝播することにより、モジュールカバーが大
きく開らき、エアバッグが車両室内に展開する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
エアバッグ装置においては、エアバッグの展開時にまず
第1のスリットが開裂し、連続して開裂が第2のスリッ
トに伝播してモジュールカバーが大きく開裂する。この
とき、両側の第2のスリットの端末部分がヒンジ部とな
り解放するように構成されている。、即ち、従来技術で
は、図9で示すように、モジュールカバー90を構成す
る樹脂の厚さを、形成された第2のスリット91の端末
部92に向かって徐々に肉厚となるようにして、第2の
スリット91を、リブ93のコーナー部94の手前に形
成した構成としており、第2のスリット91とヒンジ部
95との関係は、図9及び図10で示すように、第2の
スリット91の端末より外方向にヒンジ部95が形成さ
れている。 【0007】しかし図9及び図10で示すような構成に
すると、図11で示すように、第1のスリットから第2
のスリット91に伝播して進行してきた開裂が、モジュ
ールカバー90が開くときに、そのまま惰性でモジュー
ルカバー90の他の部分、例えば第2のスリット91の
延長線へ伝播して、モジュールカバーの飛散を生じてし
まう虞がある。 【0008】本発明の目的は、上記従来の技術の問題を
解決するものであり、エアバッグカバーの展開時に、ス
リットが所定範囲を越えて他の部分に伝播しないように
したエアバッグ装置のモジュールカバーを提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置のモジュールカバーは、ボスプレートにリテーナを
介して取り付けられたインフレータと、該インフレータ
に固定取り付けされると共に折り畳まれているバッグを
被覆する自動車用エアバッグ装置のモジュールカバーに
おいて、該モジュールカバーには、前記リテーナにモジ
ュールカバーを取り付けるためのリブが背面から前記バ
ッグを囲うように突設されており、且つ該エアバッグの
展開時に該モジュールカバーを開裂させるためのスリッ
トが初期開裂部からヒンジ部近傍の最終開裂部まで設け
られ、最終開裂部近傍のヒンジ部によって開くエアバッ
グ装置のモジュールカバーであって、前記スリットの最
終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部を形成してな
り、前記モジュールカバーには最終開裂部のスリットの
延長部分で且つ前記ヒンジ部より外方側で前記リブの角
部の位置に膨出部を形成し、該膨出部にスリットの最終
開裂部を突き当てて形成してなることを特徴とする。 【0010】 【作用】本発明では、最終開裂部近傍をがヒンジ部とし
て開くエアバッグ装置のモジュールカバーであって、前
記スリットの最終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部
を形成しているので、開裂が最終開裂部の端部に到達す
る前に、ヒンジ部を中心に展開してしまうため、スリッ
トは所定の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播する
ことがない。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。 【0012】本例のステアリングホイールSは、図1で
示すように、環状グリップ部10aと、この環状グリッ
プ部10aから内側に延出した4か所の延出グリップ部
10bとを有しており、この延出グリップ部10bの内
側にエアバッグ装置Eが配設されている。本例のエアバ
ッグ装置Eは、図6及び図7で示すように、バッグ1
と、インフレータ2と、リテーナ3と、モジュールカバ
ー4とを主たる構成要素としている。 【0013】本例のリテーナ3には中央部にインフレー
タ2を取付ける中心穴32が形成され、バッグ1の開口
周縁をリテーナ3とバックリング35で挾持して、ビス
等の固着具でインフレータ及びリテーナ3と共に取着
し、リテーナ3とインフレータ2とバッグ1とが一体に
組み付けられている。なお本例のバッグ1は、バッグ1
それ自体が公知の手段によって収納保形されている。 【0014】また本例のリテーナ3の両側端部側はボス
部5側へ折れ曲がった折曲部33が形成され、この折曲
部33は、図6及び図7で示すように、所定位置でモジ
ュールカバー4に形成されたリブ42及びボス部5に取
着されたボスプレート7とビス等,取付けねじの固着具
8によって一体に固定されている。 【0015】本例のモジュールカバー4は、上面部41
と、この上面部41から下方延出したリブ42が形成さ
れ、リブ42はバッグ1,インフレータ2等を覆う範囲
に囲うように形成されており、バッグ1の上面とモジュ
ールカバー4の上面部41との間には、空間部Kが形成
されている。 【0016】そして本例のモジュールカバー4の裏面側
には、図2で示すように、中央に車幅方向(横方向図2
では左右方向)に初期開裂部を形成する第1のスリット
43が形成され、この第1のスリット43の端末43a
でリブ42の付け根部分の内側に、第1のスリット43
に直角方向の最終開裂部側へ向かう第2のスリット44
が第1のスリット43の両端末側に形成され、第1のス
リット43及び第2のスリット44,44でH状の破断
線が形成されている。 【0017】この第2のスリット44の各延長線上の部
分で、リブ42の角部42aには、第2のスリット44
の端末(即ち最終開裂部)44aを囲むように膨出部4
5が形成されている。即ち膨出部45には第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aが突き当てられて形
成されている。本例では膨出部45が各端末(最終開裂
部)44aにそれぞれ形成されているので、4箇所形成
されていることとなる。そして、図3及び図4で示すよ
うに、左右の各第2のスリット44の端末(最終開裂
部)44a間をヒンジ部46として開くように構成され
ている。本発明に係るヒンジ部46は、各第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aよりカバー中心寄り
に形成している。 【0018】このように構成されたモジュールカバー4
にあっては、エアバッグが展開してモジュールカバー4
が裏側から押されると、まず初期開裂部である第1のス
リット43が開裂を開始し、その開裂がリブ42方向に
向けて左右方向に進行する。そして、この開裂が第1の
スリット43の端末部に到達すると、それまで進行して
きた方向の前方にリブがあるために開裂は確実に進行方
向を変更し、速やかに最終開裂部側へ向かう第2のスリ
ット44を開裂させるようになる。 【0019】そして左右の第2のスリット44の端末
(最終開裂部)44aの間の部分がヒンジ部46とな
り、エアバッグカバー4が開くが、このヒンジ部46は
第2のスリット44の端末(最終開裂部)44aよりカ
バー中心寄りに形成しているので、開裂が第2のスリッ
ト44の端末(最終開裂部)44aに到達する前に、ヒ
ンジ部を中心に展開してしまうため、第2のスリット4
4は所定の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播する
ことがない。さらに本例では、第2のスリット44の端
末(最終開裂部)44aを膨出部45で囲っているの
で、第2のスリット44は確実に所定範囲までを破断し
て、この膨出部45の部分で停止する。 【0020】なお上記実施例においては、スリットがH
状に形成された例を示したが、本発明ではこの例に限ら
ず、蒲鉾型の底部部分をヒンジ部とし、底部の両側を最
終開裂部とし、スリットの初期開裂部が円弧の中央部分
に形成することができる。 【0021】 【発明の効果】以上のように、本願発明に係るエアバッ
グ装置のモジュールカバーによれば、最終開裂部近傍を
ヒンジ部として開くエアバッグ装置のモジュールカバー
であって、最終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ部を
形成しているので、開裂が最終開裂部に到達する前に、
ヒンジ部を中心に展開してしまうため、スリットは所定
の範囲までしか伝播せず、他の箇所に伝播することがな
い。従って展開時にモジュールカバーの飛散を防止する
ことが出来る。さらにスリットの端末(最終開裂部)を
膨出部で囲っているので、スリットは確実に所定範囲ま
でを破断して、この膨出部の部分で停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリングホイールの正面図で
ある。 【図2】エアバッグカバーの裏面図である。 【図3】図2の要部拡大図である。 【図4】図3のA−A断面図である。 【図5】図3のB−B断面図である。 【図6】開裂の作動状態を示す要部斜視図である。 【図7】図1のC−C断面図である。 【図8】図1のD−D断面図である。 【図9】従来例を示すエアバッグカバーの要部拡大図で
ある。 【図10】図9のE−E線断面図である。 【図11】従来例を示す開裂の作動状態を示す要部斜視
図である。 【符号の説明】 1 バッグ 2 インフレータ 3 リテーナ 4 モジュールカバー 5 ボス部 7 ボスプレート 8 固着具 10a 環状グリップ部 10b 延出グリップ部 32 中心穴 33 折曲部 35 バックリング 41 上面部 42 リブ 42a 角部 43 第1のスリット 43a 端末 44 第2のスリット 44a 端末(最終開裂部) 45 膨出部 46 ヒンジ部 E エアバッグ装置 S ステアリングホイール
ある。 【図2】エアバッグカバーの裏面図である。 【図3】図2の要部拡大図である。 【図4】図3のA−A断面図である。 【図5】図3のB−B断面図である。 【図6】開裂の作動状態を示す要部斜視図である。 【図7】図1のC−C断面図である。 【図8】図1のD−D断面図である。 【図9】従来例を示すエアバッグカバーの要部拡大図で
ある。 【図10】図9のE−E線断面図である。 【図11】従来例を示す開裂の作動状態を示す要部斜視
図である。 【符号の説明】 1 バッグ 2 インフレータ 3 リテーナ 4 モジュールカバー 5 ボス部 7 ボスプレート 8 固着具 10a 環状グリップ部 10b 延出グリップ部 32 中心穴 33 折曲部 35 バックリング 41 上面部 42 リブ 42a 角部 43 第1のスリット 43a 端末 44 第2のスリット 44a 端末(最終開裂部) 45 膨出部 46 ヒンジ部 E エアバッグ装置 S ステアリングホイール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 21/20
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボスプレートにリテーナを介して取り付
けられたインフレータと、該インフレータに固定取り付
けされると共に折り畳まれているバッグを被覆する自動
車用エアバッグ装置のモジュールカバーにおいて、 該モジュールカバーには、前記リテーナにモジュールカ
バーを取り付けるためのリブが背面から前記バッグを囲
うように突設されており、且つ該エアバッグの展開時に
該モジュールカバーを開裂させるためのスリットが初期
開裂部からヒンジ部近傍の最終開裂部まで設けられ、最
終開裂部近傍のヒンジ部によって開くエアバッグ装置の
モジュールカバーであって、 前記スリットの最終開裂部よりカバー中心寄りにヒンジ
部を形成してなり、 前記モジュールカバーには最終開裂部のスリットの延長
部分で且つ前記ヒンジ部より外方側で前記リブの角部の
位置に膨出部を形成し、該膨出部にスリットの最終開裂
部を突き当てて形成してなる ことを特徴とするエアバッ
グ装置のモジュールカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35288493A JP3447095B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | エアバッグ装置のモジュールカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35288493A JP3447095B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | エアバッグ装置のモジュールカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07195993A JPH07195993A (ja) | 1995-08-01 |
| JP3447095B2 true JP3447095B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=18427116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35288493A Expired - Fee Related JP3447095B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | エアバッグ装置のモジュールカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3447095B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4195839B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2008-12-17 | タカタ株式会社 | エアバッグカバー、エアバッグモジュール |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5145840A (en) * | 1974-09-25 | 1976-04-19 | Toyota Motor Co Ltd | Jidoshato niokeru bochoshikijoinkosokusochi |
| JPH0750287Y2 (ja) * | 1986-02-28 | 1995-11-15 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のエアバッグ用カバー |
| JPH0647362B2 (ja) * | 1986-02-28 | 1994-06-22 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のエアバック用カバ− |
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1993
- 1993-12-29 JP JP35288493A patent/JP3447095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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