JP3448690B2 - プレス機 - Google Patents
プレス機Info
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Description
金属容器等の金属絞り製品を、絞り加工,しごき加工す
るプレス機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように、食品用,清涼飲料用の金
属容器としての金属かんは、プレス機を用いて絞り,し
ごき加工することにより製造されている。従来のプレス
機は、図7に示すように、ワーク(加工物)Wの肉厚を
均等にするために、ポンチ100の中心とダイ101の
中心を同芯上にセットして保持固定してある。ダイ10
1の中央に形成された加工孔101aのD部分が絞り・
しごき部になっている。このプレス機を用いてワークW
を、絞り,しごき同時加工する工程を、図8(A)から
図8(C)に示す。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のプレス機では、ポンチ100の中心をダイ101の
中心と同芯になるようにセットして保持固定するように
してあるため、ポンチ100とダイ101の中心がずれ
ると、ワークWの肉厚が均等でなくなる現象が起きた。 【0004】又、ポンチ100の中心をダイ101の中
心上に合わせる作業は熟練を要し、多段階に連続的に絞
り加工を行う場合等では各工程毎にポンチ100の中心
をダイ101の中心上にセットしなければならないた
め、多くの時間と労力が必要であり、作業が煩雑であっ
た。 【0005】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ポンチの中心がダイの中心
上に保持されていなくとも、加工時にポンチの中心がダ
イの中心上に自動的に移動して加工後のワークの肉厚が
常に均等になるプレス機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。即ち、ダイと、ポ
ンチホルダの取付孔に挿入保持されたポンチとでワーク
を絞り加工、しごき加工するプレス機において、前記ポ
ンチホルダに所定クリアランスを有して前記ポンチを保
持した。 【0007】さらに前記ダイに、ワークを絞り加工する
絞り部とワークをしごき加工するしごき部をそれぞれ形
成し、前記ダイの絞り部をワークのガイドとすると共
に、前記ポンチをダイと同芯上に移動せしめるガイドと
した。 【0008】前記ポンチホルダとポンチとのクリアラン
スは、例えば、径方向に0.05mm前後が最適であ
る。又、ポンチは一体形成のものでもよいが、複数の部
材より構成してもよい。 【0009】尚、このプレス機で製造される金属絞り製
品は、食品用、清涼飲料用等の金属かんに限られず、か
ん以外の他の金属容器や製品であってもよい。 【0010】 【作用】ポンチの中心がダイの中心上に保持されていな
くとも、ポンチホルダに所定クリアランスを有して前記
ポンチを保持し、かつダイの絞り部をポンチをダイと同
芯上に移動せしめるガイドとした構成により、加工時に
ポンチの中心がダイの中心上に自動的に移動する。これ
により、ワークの肉厚が常に均等になり、良好なプレス
加工品が得られる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図6の図面
に基いて説明する。初めに、図1から図5の図面を参照
して本発明の第1実施例を説明する。図1は、第1実施
例におけるプレス機の全体側面図であり、このプレス機
1は、ワークWを絞り,しごき加工することにより食品
用,清涼飲料用の容器としての金属かんを製造する場合
に使用されるものである。 【0012】図1に示すように、プレス機1は、その基
台2上に、ダイホルダ3に保持されたダイ4と、昇降動
するダイセット5とが立設されている。このダイセット
5下面のダイ4に対向する位置にはポンチホルダ6が締
付ボルト7を介して取付けられている。 【0013】図2に示すように、ポンチホルダ6は2つ
のブロックを一対の締付ボルト8,8により締結固定す
ることにより、その中央に大径取付孔6aと小径取付孔
6bとが連続形成されている。この取付孔6a,6b
に、図3に示すように、ポンチ9が所定クリアランスを
有して保持されている。 【0014】図4に示すように、ダイ4の中央には加工
孔4aが形成されている。この加工孔4aの上側は逆円
錐面状に形成してあり、その下にワークWを絞り加工す
る絞り部AとワークWをしごき加工するしごき部Bがそ
れぞれ連続形成されている。このダイ4の加工孔4aの
絞り部AはワークWを案内する機能を有すると共に、加
工時にポンチ9の中心とダイ4の中心とが同芯上に自動
的にセットされて収まるようにポンチ9を案内する機能
を有している。 【0015】又、図3に示すように、ポンチ9は大径頭
部9aと胴部9bの加工部9cとから成り、その大径頭
部9aと大径取付孔6aとの間にクリアランスt1(例
えば0.05mm)を、胴部9bと小径取付孔6bとの
間にクリアランt2(例えば片側で0.025mm)を
それぞれ有している。 【0016】尚、図4に示すように、ダイ4の絞り部A
における絞り後のワークWの肉厚をTとし、しごき部B
におけるしごき後のワークWの肉厚をtとすると、T>
tの関係になっている。 【0017】次に、図5(A)から図5(C)を参照し
てプレス機1によりワークWの絞り,しごき加工する工
程を説明する。図5(A)に符号Hで示すように、プレ
ス機1のダイ4の加工孔4aの中心とポンチ9の中心の
位置がずれていても、図5(B)に示すワークWをダイ
4の加工孔4aの絞り部Aで絞り加工する工程で、ダイ
4の加工孔4aの中心とポンチ9の中心が同芯位置に自
動的に調整される。このダイ4の加工孔4aの中心上に
ポンチ9の中心が自動的にセットされた絞り加工の後
で、図5(C)に示すように、ポンチ9がダイ4の加工
孔4aのしごき部Bまで下降することによりワークWが
しごき加工される。 【0018】このように、ポンチ9の中心がダイ4の中
心上に保持されていなくとも、絞り加工時にポンチ9の
中心がダイ4の中心上に自動的にセットされる。その結
果、ワークWの肉厚が常に均等にされ、歩留まりの高い
良好なプレス加工品が得られる。又、従来のように、作
業者がポンチ9の中心をダイ4の中心上に合わせる熟練
した作業が必要ないので、多段階に連続的に絞り加工等
を行う場合でも、簡単な作業により短時間に所定の加工
が行われる。 【0019】次に、図6を参照して本発明の第2実施例
を説明する。この第2実施例では、ポンチの構成のみが
異なるので、ポンチについて説明し、第1実施例と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。 【0020】この第2実施例に用いられるポンチ10
は、図6に示すように、大径頭部11aと胴部11bか
らなる第1部材11と、この第1部材11に締付ボルト
12を介して締結固定された第2部材13とで構成され
ている。このポンチ10の第1部材11の大径頭部11
aとポンチホルダ6の大径取付孔6aとの間にクリアラ
ンスt1を、ポンチ10の第1部材11の胴部11b及
び第2部材13の胴部13aとポンチホルダ6の小径取
付孔6bとの間にクリアランスt2をそれぞれ有してお
り、前記第1実施例と同様の作用、効果が奏される。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイとポンチホルダに保持されたポンチとでワークを絞
り加工等するプレス機において、前記ポンチホルダに所
定クリアランスを有して前記ポンチを保持したことによ
って、ポンチの中心がダイの中心上に保持されなくと
も、加工時にポンチの中心がダイの中心上に自動的にセ
ットされる。これにより、ワークの肉厚が常に均等に加
工され、歩留まりの高い良好なプレス加工品が得られる
という優れた効果が奏される。
面図である。 【図2】前記第1実施例のプレス機のポンチホルダの説
明図である。 【図3】前記第1実施例のプレス機のポンチの保持状態
を示す断面図である。 【図4】前記第1実施例のプレス機のダイの説明図であ
る。 【図5】(A)から(C)は前記第1実施例のプレス機
による加工状態を順を追って説明する断面図である。 【図6】第2実施例のプレス機のポンチの保持状態を示
す断面図である。 【図7】従来のプレス機におけるダイとポンチの説明図
である。 【図8】(A)から(C)は従来のプレス機による加工
状態を順を追って説明する断面図である。 【符号の説明】 1 プレス機 4 ダイ 6 ポンチホルダ 6a,6b 取付孔 9,10 ポンチ W ワーク
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ダイと、ポンチホルダの取付孔に挿入保持
されたポンチとでワークを絞り加工するプレス機におい
て、前記ポンチホルダに径方向の所定クリアランスを有
して前記ポンチを保持し、前記ダイに、ワークを絞り加
工する絞り部とワークをしごき加工するしごき部をそれ
ぞれ形成し、前記ダイの絞り部をワークのガイドとする
と共に、前記ポンチをダイと同芯上に移動せしめるガイ
ドとしたことを特徴とするプレス機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24571193A JP3448690B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | プレス機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24571193A JP3448690B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | プレス機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07100564A JPH07100564A (ja) | 1995-04-18 |
| JP3448690B2 true JP3448690B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17137673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24571193A Expired - Fee Related JP3448690B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | プレス機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3448690B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5113286B2 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-01-09 | 昭和電工株式会社 | プレス加工装置 |
| JP6733414B2 (ja) * | 2016-08-15 | 2020-07-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 円筒製造装置、円筒の製造方法、及び感光体の製造方法 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24571193A patent/JP3448690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07100564A (ja) | 1995-04-18 |
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