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JP3449741B2 - プラズマエッチング方法 - Google Patents
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JP3449741B2 - プラズマエッチング方法 - Google Patents

プラズマエッチング方法

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JP3449741B2 JP31751892A JP31751892A JP3449741B2 JP 3449741 B2 JP3449741 B2 JP 3449741B2 JP 31751892 A JP31751892 A JP 31751892A JP 31751892 A JP31751892 A JP 31751892A JP 3449741 B2 JP3449741 B2 JP 3449741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置にアルミニウ
ム配線を施すプロセスにおいて、プラズマを用いてアル
ミニウム合金膜をエッチングする方法、又はアルミニウ
ム合金膜とその下部に形成されたTiN膜とを一括して
エッチングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はマイクロ波を用いた電子サイクロ
トロン共鳴(以下ECR という)を利用するプラズマエッ
チング装置の構成を示す模式的断面図であり、図中21は
エッチングを行うためのプラズマを生成するプラズマ生
成室である。プラズマ生成室21は、その上部壁中央にこ
こを封止する石英ガラス板のマイクロ波導入窓21aを、
また下部壁中央に前記マイクロ波導入窓21aと対向する
位置に円形のプラズマ引出窓21bをそれぞれ備えてい
る。またプラズマ生成室21の上部壁の前記マイクロ波導
入窓21aより外縁には、これに原料ガスを供給するガス
供給管24が配設されている。
【0003】そして前記マイクロ波導入窓21aには他端
を図示しない高周波発振器に接続した導波管22の一端が
接続されており、またプラズマ引出窓21bに臨ませて試
料室23が配設されている。プラズマ生成室21の周囲及び
これに接続した導波管22の一端部にわったてこれらを取
り囲むようにこれらと同心状に励磁コイル35を配設して
ある。一方試料室23内には載置台27が配設されており、
その上にはSi基板上にSiO2 膜を介して例えばAl−1%
Si−0.5 %CuのAl合金膜が堆積された試料Sがそのま
ま、または静電吸着等の手段にて着脱可能に載置されて
いる。また試料室23の側壁にはこれを貫通してガス供給
管25が配設されており、また下部壁には前記載置台27と
対向して排気口23aが開口されている。
【0004】このような装置にてエッチングを行うに
は、所要の真空度に設定したプラズマ生成室21,試料室
23内にCl2 +BCl3 混合ガスを供給し、励磁コイル35に
て磁界を形成しつつプラズマ生成室21にマイクロ波を導
入して、プラズマ生成室21を空洞共振器として供給した
Cl2 +BCl3 混合ガスをECR 励起してプラズマを生成さ
せ、該プラズマを励磁コイル35にて形成され試料室23側
に向かうに従い磁束密度が低下する発散磁界によって試
料室23内の載置台27上の試料S周辺に導き、Al合金膜上
に所定パターンに成形したレジストをマスクとしてAl合
金膜をエッチングする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような方
法にてAl合金膜のエッチングを行うと、このエッチング
は化学反応が主体となり等方向性エッチングとなるた
め、異方性エッチングを行うためには、エッチングした
Al合金膜の側壁に保護膜を形成させながらエッチングを
行っている。しかし前述した方法において保護膜の形成
は、プラズマによるレジストのスパッタリングに由来す
るものしか行われず、所要の異方性形状を得るのに十分
でない。そこで保護膜を強化するために、デポジション
性のSiCl4 ,CCl4 ,CHCl3 ,N2 ,CF4 等のガス
を添加している。
【0006】ところが、通常使用されるCl2 +BCl3
合ガスに例えばN2 ガスを添加すると、ECR プラズマ
エッチング装置ではBCl3 とN2 とが反応してBN系の
反応生成物が形成され、これが装置内に付着してパーテ
ィクルの問題を生じる。またデポジション性のガスの添
加にて強化された保護膜は、アッシングまたは湿式処理
等の保護膜の除去処理後も残存するため、この残存物に
含まれる塩素と大気中の水分とによって腐食が発生する
虞があった。そのため特開平3−104886号公報に記載さ
れている如く、Cl2 +BCl3 混合ガスに代えて塩素系ガ
ス及び窒素系ガスの混合ガスを用いてAl合金膜をエッチ
ングする方法が提案されている。
【0007】この方法によると試料周辺でのみ被エッチ
ング物とエッチングガスが反応するするため、装置内の
汚れが少なくてパーティクルの発生が抑制され、また形
成された保護膜は容易に除去される。しかしレジストと
Al合金膜との選択比が小さいため、例えばAl配線の段差
部におけるレジスト膜が薄い部分では過剰にエッチング
されてAl配線を傷つける虞があり、またレジストの上面
が均一にエッチングされずに凹凸が形成されるため、後
工程である保護膜の除去処理の際に問題となる。本発明
はかかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的
とするところは塩素系ガス及び窒素系ガスの混合ガスを
用いても選択比が高くかつ後工程に影響を与えることな
くAl合金膜の異方性エッチングを行うプラズマエッチン
グ方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るプラズ
マエッチング方法は、エッチングガスとして塩素系ガス
及び窒素系ガスを用い、レジストをマスクとしてアルミ
ニウム合金膜をプラズマエッチングする方法において、
前記レジスト上に酸化膜を堆積し、該酸化膜及び前記レ
ジストをマスクとして用い、前記アルミニウム合金膜の
エッチングを、該エッチングにより削成されるアルミニ
ウム合金膜の側壁に、前記エッチングガス、レジスト及
び酸化膜の反応物であり、Si,O,N,C,Hのうち
少なくとも2つを含み、アッシングにより除去可能な
護膜を形成しつつ、前記レジスト上の酸化膜が除去され
るまで進行させることを特徴とする。 また第2の発明に
係るプラズマエッチング方法は、エッチングガスとして
塩素系ガス及び窒素系ガスを用い、レジストをマスクと
してアルミニウム合金膜及びその下部に形成されたTi
N膜を一括してプラズマエッチングする方法において、
前記レジスト上に酸化膜を堆積し、該酸化膜及び前記レ
ジストをマスクとして用い、前記アルミニウム合金膜
びTiN膜のエッチングを、該エッチングにより削成さ
れるアルミニウム合金膜及びTiN膜の側壁に、前記エ
ッチングガス、レジスト及び酸化膜の反応物であり、S
i,O,N,C,Hのうち少なくとも2つを含み、アッ
シングにより除去可能な保護膜を形成しつつ、前記レジ
スト上の酸化膜が除去されるまで進行させることを特徴
とする。 また第3の発明に係るプラズマエッチング方法
は、第1又は第2の発明において前記エッチングをEC
Rプラズマを用いて行うことを特徴とする。 また第4の
発明に係るプラズマエッチング方法は、第1〜第3の
明のいずれかにおける酸化膜の膜厚が、前記アルミニウ
ム合金膜の膜厚の1/2以下としてあることを特徴とす
る。更に第5の発明に係るプラズマエッチング方法は、
第1〜第4の発明のいずれかにおいて前記塩素系ガスと
してCl2 を用い、また前記窒素系ガスとしてN2を用
いることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、アルミニウム合金膜、又は
アルミニウム合金膜及びその下部に形成されたTiN膜
を、レジスト及び該レジスト上に形成した酸化膜をマス
クとしてエッチングするため、エッチングガスとしてC
2 等の塩素系ガス及びN2 等の窒素系ガスを用いたと
き、該エッチングガス中の塩素及び窒素と、エッチング
された酸化膜の成分とエッチングされたレジストとの反
応物により、エッチングされたアルミニウム合金膜の側
壁に保護膜が形成され、該保護膜による側壁の保護下に
てエッチングが進行して所要の異方性形状にエッチング
できる。形成される保護膜は、Si,O,N,C,Hのう
ちの2つ以上を含んでおり、O2 ガスにCF4 ガスを添
加してなる反応性ガスを用いたアッシングにより容易に
除去されるため、後工程に影響を与えない。更に酸化膜
とアルミニウム合金膜との選択比が高く、対レジスト選
択比も向上する。
【0010】また、レジストの上に堆積する酸化膜が除
去されるまでエッチングを進行させるため、エッチング
後のアッシング前に、残存する酸化膜を除去するための
前処理を要さない。
【0011】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面を用いて
具体的に説明する。図1は本発明に係る被エッチング試
料の模式的断面図であり、(a)はAl合金膜を、また
(b)はAl合金膜及びその下に堆積したバリア層として
のTiN膜をエッチングする場合を示している(a)で
は、Si基板1上に絶縁膜であるSiO2膜2が積層され、
該SiO 2 膜2の上にAl合金膜4が堆積されている。Al合
金膜4は、例えば、Al−1%Si−0.5 %Cuなる組成を有
し、SiO2 膜2及びAl合金膜4の膜厚はそれぞれ5,000
Å及び10,000Åである。また(b)では、Si基板1上に
積層された絶縁膜であるSiO2 膜2の上に、バリア層と
してTiN膜3と、前記Al合金膜4がこの順に堆積さ
れている。TiN膜3の膜厚は1,000 Åである。
【0012】そして両Al合金膜4の上にレジスト膜5を
20,000Åの膜厚に堆積した後、該レジスト膜5の上にSO
G 膜6を膜厚が5,000 Å以下となるように堆積する。
レジスト膜5上のSOG 膜6の膜厚は、エッチング処理後
を考慮して処理後のレジスト膜5上にSOG 膜6が残ら
ないように、エッチング対象となるAl合金膜4の膜厚の
1/2以下となるように設定する必要があり、更には、
保護膜の膜厚がSOG 膜6の膜厚に依存するため十分な強
度の保護膜が得られるように設定する必要がある。前述
した5,000 Å以下なるSOG 膜6の膜厚は、10,000Åなる
Al合金膜4の膜厚に対して設定されたものである。この
ような膜厚を有するSOG 膜6の堆積後、図示しない他の
レジスト膜を堆積し、所定のパターンに露光後、ウェッ
ト処理にて現像し、これをマスクとしてF系ガスにてSO
G 膜6をエッチングし、前記マスクとして用いた他のレ
ジスト膜をO2 ガスを用いたアッシングにより除去す
る。これにより所定のパターン成形されたSOG 膜6及
びレジスト膜5をマスクとしてCl2 +N2 混合ガスによ
るプラズマにて、Al合金膜4またはAl合金膜4及びTiN
膜3の被エッチング膜をSiO2 膜2に達するまでエッチ
ングする。このエッチングによりSOG 膜6は、レジスト
膜5上に残存することなく除去される。
【0013】図2はエッチングを行った結果を示す模式
的断面図であり、図中(a),(b)はそれぞれ図1中
の(a),(b)に対応する。図2から明らかな如くSO
G 膜6及び被エッチング膜がエッチングされるにつれ
て、レジスト膜5の上端から被エッチング膜の下端にわ
る側壁に、酸化膜であるSOG 膜6中のSi及びOと、エ
ッチングガス中のCl,Nとエッチングされたレジスト
膜5との反応物としての保護膜11が形成されている。ま
たSOG 膜6の選択比が高いため、該SOG 膜6がエッチン
グされてしまうまでレジスト膜5は残り、見かけ上対レ
ジスト選択比が向上する。そして被エッチング膜の側壁
、前記保護膜11にてエッチングから保護されるため、
エッチングはSi基板1に垂直な方向へしか進まず所要の
異方性形状が得られる。以上の如く形成される保護膜11
、Si,O,N,C,Hのうちの2つ以上を含んでお
り、エッチング処理後、 2 ガスにCF 4 ガスを添加し
てなる反応性ガスを用いてレジスト膜5を除去すべく行
われるアッシング処理により容易に除去され、後工程に
影響を与えない。
【0014】これに対し図3の如きレジスト膜5の上に
SOG 膜6を堆積させない従来の被エッチング試料におい
て、Cl2 +BCl3 混合ガス及びCl2 +N2 混合ガスによ
るプラズマを用いてエッチングを行った結果を図4
(a)及び(b)に示す。図4から明らかな如く前者を
用いた場合(a)、Al合金膜4の側壁保護膜12が弱いた
めAl合金膜4のエッチング形状は逆テーパ状となり、ま
た後者を用いた場合(b)、Al合金膜4のエッチング形
状は良好ではあるが、レジスト膜5とAl合金膜4との選
択比が小さいためレジスト膜5が大きくエッチングされ
ており、かつレジスト膜5のエッチングされた跡には凹
凸が形成されている。またSOG 膜6を堆積させる場合に
比べSOG 膜6を堆積させない場合、エッチング形状の制
御性が劣り、制御範囲が狭い。
【0015】一方レジスト膜5の上にSOG 膜6を堆積し
た図1(a)の被エッチング試料において、Cl2 +BCl
3 混合ガス及びCl2 +BCl3 に更にN2 ガスを添加した
混合ガスによるプラズマを用いてエッチングを行った結
果を図5(a)及び(b)に示す。図5から明らかな如
く前者を用いた場合(a)、レジスト膜5がエッチング
されないためAl合金膜4の側壁保護膜がほとんど形成さ
れず、レジスト膜5とAl合金膜4との境にアンダーカッ
トが発生し、また後者を用いた場合(b)、添加したガ
スによるデポジション膜14が形成されるためAl合金膜4
のエッチング形状は順テーパ状となり、かつレジスト膜
5のアッシング除去後もデポジション膜14にBN系膜が
含まれているため、アッシングできずに図6の如くデポ
ジション膜14が残る。
【0016】また本発明においては、マスクとして用い
られた酸化膜(SOG 膜6)が、エッチング処理後にレジ
スト膜5上に残存しないため、レジスト膜5及び保護膜
11を除去するための前述したアッシング処理の前に、SO
G 膜6を除去するための処理が不要となる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明のプラズマエッ
チング方法は、Al合金膜と酸化膜との選択比が高いた
め、段差のある部分においてもAl合金膜のパターニング
表面に疵を生じることなく所要の異方性形状を広い制御
範囲で得ることができ、Al配線の信頼性が向上し、また
本発明のエッチングによってエッチング処理後に新たな
操作が増加しない等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被エッチング試料の模式的断面図
である。
【図2】本発明に係るエッチングを行った結果を示す模
式的断面図である。
【図3】従来の被エッチング試料の模式的断面図であ
る。
【図4】従来の被エッチング試料をCl2 +BCl3 混合ガ
ス及びCl2 +N2 混合ガスによるプラズマを用いてエッ
チングを行った結果を示す模式的断面図である。
【図5】本発明に係る被エッチング試料をCl2 +BCl3
混合ガス及びCl2 +BCl3 にN 2 ガスを添加した混合ガ
スによるプラズマを用いてエッチングを行った結果を示
す模式的断面図である。
【図6】本発明に係る被エッチング試料をCl2 +BCl3
にN2 ガスを添加した混合ガスによるプラズマを用いて
エッチングし、更にアッシング処理した結果を示す模式
的断面図である。
【図7】マイクロ波を用いたECR を利用するプラズマッ
チング装置の構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 Si基盤 2 SiO2 膜 3 TiN膜 4 Al合金膜 5 レジスト 6 SOG 11 保護膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−144026(JP,A) 特開 平3−116930(JP,A) 特開 平1−313936(JP,A) 特開 平4−165619(JP,A) 特開 平4−332118(JP,A) 特開 平2−49425(JP,A) 特開 昭63−58835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3213 H01L 21/3065

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチングガスとして塩素系ガス及び窒
    素系ガスを用い、レジストをマスクとしてアルミニウム
    合金膜をプラズマエッチングする方法において、 前記レジスト上に酸化膜を堆積し、該酸化膜及び前記レ
    ジストをマスクとして用い、前記アルミニウム合金膜の
    エッチングを、該エッチングにより削成されるアルミニ
    ウム合金膜の側壁に、前記エッチングガス、レジスト及
    び酸化膜の反応物であり、Si,O,N,C,Hのうち
    少なくとも2つを含み、アッシングにより除去可能な
    護膜を形成しつつ、前記レジスト上の酸化膜が除去され
    るまで進行させることを特徴とするプラズマエッチング
    方法。
  2. 【請求項2】 エッチングガスとして塩素系ガス及び窒
    素系ガスを用い、レジストをマスクとしてアルミニウム
    合金膜及びその下部に形成されたTiN膜を一括して
    ラズマエッチングする方法において、 前記レジスト上に酸化膜を堆積し、該酸化膜及び前記レ
    ジストをマスクとして用い、前記アルミニウム合金膜
    びTiN膜のエッチングを、該エッチングにより削成さ
    れるアルミニウム合金膜及びTiN膜の側壁に、前記エ
    ッチングガス、レジスト及び酸化膜の反応物であり、S
    i,O,N,C,Hのうち少なくとも2つを含み、アッ
    シングにより除去可能な保護膜を形成しつつ、前記レジ
    スト上の酸化膜が除去されるまで進行させることを特徴
    とするプラズマエッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチングをECRプラズマを用い
    て行う請求項1又は請求項2記載のプラズマエッチング
    方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化膜の膜厚は、前記アルミニウム
    合金膜の膜厚の1/2以下としてある請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載のプラズマエッチング方法。
  5. 【請求項5】 前記塩素系ガスとしてCl 2 を用い、ま
    た前記窒素系ガスとしてN 2 を用いる請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載のプラズマエッチング方法。
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