JP3449869B2 - 通電ロール用コレクターリング - Google Patents
通電ロール用コレクターリングInfo
- Publication number
- JP3449869B2 JP3449869B2 JP23418696A JP23418696A JP3449869B2 JP 3449869 B2 JP3449869 B2 JP 3449869B2 JP 23418696 A JP23418696 A JP 23418696A JP 23418696 A JP23418696 A JP 23418696A JP 3449869 B2 JP3449869 B2 JP 3449869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collector ring
- plating layer
- peripheral surface
- copper
- copper plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
クターリングに関する。さらに詳しくは、電気メッキ設
備などに用いられる通電ロール用コレクターリングに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、通電ロール用コレクターリングに
は、電気抵抗が小さいことから、鋳造銅からなるコレク
ターリングが用いられている。 【0003】しかしながら、前記コレクターリングのビ
ッカース硬度は、35〜50Hv程度と低いため、その
外周面が電刷子によって摺擦されたとき、段つき摩耗が
短時間で生じるので、前記コレクターリングは、その寿
命が短いという欠点がある。 【0004】また、前記コレクターリングの引張り強さ
は、20kg/cm程度と低いため、前記コレクターリ
ングをロール軸に組み込むときに、内径拡大が生じると
いう欠点がある。また、電気錫メッキ工程に用いられて
いる通電ロールは、ボディのクロムメッキが約6カ月間
の周期で捲替えられており、その都度、コレクターリン
グを抜取って再組込みをする関係上、ナットの締付けの
繰返しにより、テーパーの内径の拡大が進行し、リング
の位置ずれを生じ、電刷子との接触外れが発生し、オー
バーヒートトラブルが発生しやすいという欠点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、通電性を確保しつつ、
電気抵抗が小さく、外周の段つき摩耗を鋳造銅の約1/
3以下に軽減することができ、ロール軸に繰り返して組
み込むときにもその内径の拡大を小さくさせることがで
きる通電ロール用コレクターリングを提供することを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、鋳造銅からな
り、その少なくとも外周面にビッカース硬度が100H
v以上の電気銅メッキ層が設けられてなる通電ロール用
コレクターリングに関する。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の通電ロール用コレクター
リングは、前記したように、鋳造銅からなり、少なくと
も外周面にビッカース硬度が100Hv以上の電気銅メ
ッキ層が設けられたものである。 【0008】本発明は、通電ロール用コレクターリング
の少なくとも外周面にビッカース硬度が100Hv以上
の電気銅メッキ層が設けられている点に、1つの大きな
特徴がある。 【0009】前記電気銅メッキ層をコレクターリングの
少なくとも外周面に設けたばあい、意外なことに、鋳造
銅(ビッカース硬度:35〜50Hv)と対比して、そ
の表面硬度(ビッカース硬度)が約200%以上も向上
する。このように、前記電気銅メッキ層をコレクターリ
ングの外周面に設けたばあい、その表面硬度(ビッカー
ス硬度)が約200%以上も向上する理由は、定かでは
ないが、おそらく、鋳造銅においては、該鋳造銅を構成
している銅の結晶構造が粗であるのに対し、電気銅メッ
キ層においては、該電気銅メッキ層を構成している銅の
結晶構造が電子的結合であり密になっていることにもと
づくのではないか、と考えられる。 【0010】また、前記電気銅メッキ層をコレクターリ
ングの外周面のみならず内周面に設けたばあい、内径部
の引張り強さが約40%以上も向上し、内径拡大を小さ
くさせることができるというすぐれた効果が奏される。
かかる観点から、前記電気銅メッキ層のビッカース硬度
は、好ましくは150Hv以上、さらに好ましくは20
0Hv以上であることが望ましい。 【0011】さらに、前記電気銅メッキ層は、実質的に
銅で構成されているので、鋳造銅と同様に、低電気抵抗
を有する。 【0012】前記電気銅メッキ層の厚さは、あまりにも
小さいばあい、コレクターリングに耐摩耗性が充分に付
与されなくなる傾向があるので、3mm以上とすること
が好ましく、またあまりにも大きいばあいには、コスト
高となる傾向があるので、7.5mm以下とすることが
好ましい。 【0013】前記電気銅メッキ層を形成させるために用
いられる電解質の種類は、前記電気銅メッキ層がビッカ
ース硬度100Hvを有するかぎり任意であり、とくに
限定がない。 【0014】前記電解質の代表例としては、たとえば硫
酸銅、ピロリン酸銅、ホウフッ化銅、シアン化銅などが
あげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるも
のではない。 【0015】なお、前記電解質を用いた電解液には、必
要により、形成される電気銅メッキ層の硬度を向上させ
るために、たとえば糖蜜、チオ尿素、チオジアゾールな
どの添加剤を添加してもよい。 【0016】また、コレクターリングの少なくとも外周
面に電気銅メッキ層を形成させる際の電解メッキ条件に
ついても、とくに限定がない。通常、電解質濃度は、そ
の種類にもよるが、150〜250g/リットル程度、
電解液の液温は25〜35℃、電流密度は7〜10A/
dm2程度であればよい。 【0017】本発明においては、前記電気銅メッキ層
は、コレクターリングの外周面に設けられるが、さらに
コレクターリングの内周面にも設けられていることが好
ましい。このようにコレクターリングの内周面にも電気
銅メッキ層が設けられているばあいには、リング追込用
ナットの締付け力によってテーパー内径が拡大しにくい
ため、軸との位置ずれから生じる電刷子との接触外れま
での寿命を延長させることができるという利点がある。 【0018】 【実施例】つぎに、本発明の通電ロール用コレクターリ
ングを実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本
発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。 【0019】実施例1 図1に示される断面形状を有する鋳造銅製のコレクター
リング1を用意した。 【0020】電解液として、硫酸銅200g/リット
ル、硫酸30g/リットル、塩素40mg/リットルお
よび光沢剤3mg/リットルを含有する水溶液を用い
た。 【0021】前記水溶液中に、前記コレクターリングを
外周面以外はマスキングして浸漬させ、液温30℃、電
流密度8A/dm2の条件で電解メッキを行ない、その
外周面に厚さ7.5mmの電気銅メッキ層を形成させ
た。 【0022】えられた通電ロール用コレクターリングの
性質として、ビッカース硬度、引張り強さおよび耐摩耗
性を以下の方法にしたがって調べた。その結果を表1に
示す。 【0023】(1)ビッカース硬度 通電ロール用コレクターリングを旋盤および型削盤を用
いて加工し、厚さ10mm、20mm角の試料を採取
し、0.2kgfの試験荷重によってビッカース硬度を
JIS Z 2244に準拠して測定する。 【0024】(2)引張り強さ 直径100mmのCFRP(炭素繊維)ロールの外周面
に銅メッキを施したのち、形成された銅メッキ層を剥が
し取る方法で厚さ0.15mm、幅10mmの試料を採
取し、ショッパー式1000kg引張試験機によって引
張り強さをJIS C 2250に準拠して測定する。 【0025】(3)耐摩耗性 通電ロール用コレクターリングを電気亜鉛メッキライン
のメッキコンダクタロールに使用して実機テストを10
56時間行ない、マイクロメーターを用いて使用前の直
径と使用後の最小直径を測定して摩耗量を測定する。 【0026】比較例1 従来のコレクターリングとして、図1に示される断面形
状を有する鋳造銅製のコレクターリングを用意した。 【0027】前記コレクターリングの性質として、ビッ
カース硬度、引張り強さおよび耐摩耗性を実施例1と同
様にして調べた。その結果を表1に示す。 【0028】 【表1】 【0029】表1に示された結果から、実施例1でえら
れたコレクターリングは、硬度が高く、引張り強さが大
きく、耐摩耗性にすぐれ、かつ伸びが小さいものである
ことがわかる。 【0030】 【発明の効果】本発明の通電ロール用コレクターリング
は、その少なくとも外周面に電気抵抗が小さい電気銅メ
ッキ層が設けられており、また該電気銅メッキ層は、高
硬度を有するので、ロール軸に組み込むときにその内径
の拡大を小さく、接触抵抗を小さくさせることができ、
しかも耐摩耗性にすぐれたものである。
のコレクターリングの断面図である。 【符号の説明】 1 コレクターリング
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋳造銅からなり、その少なくとも外周面
にビッカース硬度が100Hv以上の電気銅メッキ層が
設けられてなる通電ロール用コレクターリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23418696A JP3449869B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 通電ロール用コレクターリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23418696A JP3449869B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 通電ロール用コレクターリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081996A JPH1081996A (ja) | 1998-03-31 |
| JP3449869B2 true JP3449869B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=16967033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23418696A Expired - Fee Related JP3449869B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 通電ロール用コレクターリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3449869B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001061795A1 (en) * | 2000-02-18 | 2001-08-23 | Vestas Wind Systems A/S | Electrical machine |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23418696A patent/JP3449869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1081996A (ja) | 1998-03-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2000068465A1 (en) | THE APPARATUS FOR MANUFACTURING Ni-Fe ALLOY THIN FOIL | |
| KR960004786B1 (ko) | 니켈피복물이 큰 확산깊이를 갖도록 전기 용착된 냉간 압연 강철 스트립 및 그 제조방법 | |
| JP3449869B2 (ja) | 通電ロール用コレクターリング | |
| JP2003511563A (ja) | バッテリーシェルの製造に使用するための電解被覆された冷延材(Kaltband)の製造方法と、前記方法に従って製造されたバッテリーシェル | |
| US4397721A (en) | Pickling of aluminum | |
| US3451903A (en) | Conductor roll and method of making the same | |
| US4061430A (en) | Socket structure for the ball of a ball point pen refill | |
| US4139424A (en) | Socket structure for the ball of a ball point pen refill | |
| US6197170B1 (en) | Ringless-collector conductor roll | |
| US3870618A (en) | Chromium plating method | |
| KR102348083B1 (ko) | 전해증착용 음극드럼 및 이의 조립방법 | |
| JPS62130294A (ja) | 通電ロ−ル | |
| KR100696000B1 (ko) | 알루미늄 합금재의 아노다이징 전해액 조성물 | |
| CN212610950U (zh) | 一种棒状零件表面镀铬装置 | |
| JPS60165395A (ja) | 通電ロ−ル | |
| US3374154A (en) | Electroforming and electrodeposition of stress-free nickel from the sulfamate bath | |
| US3360447A (en) | Bath for electrolytical separation of copper with high-grade mechanical properties | |
| CN1067455A (zh) | 电解二氧化锰用的钛合金阳极 | |
| JPH09228092A (ja) | 耐腐食性鉄メッキ膜およびメッキ方法 | |
| KR900004056B1 (ko) | 메탈 테이프(metal tape)용 동박막을 제조하는 방법 | |
| SU1560638A1 (ru) | Способ получени электролитических хромовых покрытий | |
| EP1050607A3 (en) | A method and an equipment for the electrolytic deposition of gold or gold alloys | |
| EP0378711B2 (en) | A profile for electrolytic treatment and a method for manufacturing the same | |
| US4169027A (en) | Method of electrochemically processing the surface of a workpiece of molybdenum or of an alloy containing a high proportion of molybdenum | |
| JPH0141719B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030603 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070711 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |