JP3450493B2 - 建築用パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法 - Google Patents
建築用パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法Info
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Description
及びそれを用いた施工方法に関する。
工に携わる熟練作業者の確保の困難性、工期の短縮及び
住宅品質の均一化等の見地から住宅の工業化が進んでい
る。すなわち、工場にてできるだけ部品完成度を高め、
建築現場での作業項目を減少させるよう試みられてい
る。
れている。このパネル工法では、枠状の芯材の例えば両
面に貼付した壁パネル等の建築用パネルを工場にて生産
し、これを建築現場にて接合して建築物を構築してい
る。
ネルや壁パネルを連結することにより構成する。この場
合、床パネルや壁パネル等の建築用パネル同士の接合
は、それぞれの接合面を接着材により接着し、かつ釘打
ちすることにより連結される。この接合時の施工作業を
行うにあたり、例えば壁パネル同士の天面を面一にする
ために、従来は図11に示すような掛矢(又はハンマ
ー)204を用いていた。
掛矢(又はハンマー)204でもって壁パネル200を
打ち込むことにより接合固定を行っているので、壁パネ
ル200の天面に傷がつくという問題点があった。さら
に、予め外壁サイディング等の仕上げ材を壁パネルに貼
り付けてある場合などには、掛矢(又はハンマー)20
4の打ち込む方向によっては、外壁面及び内壁面を損傷
させるばかりか、過度の衝撃を生じさせてしまう。この
場合、壁パネル200と202との接合面がずれる為、
確実な接着を行うことができない。
結を現場にて行おうとすると、重量や大きさ等の影響で
手作業の力では天面を面一にできないという問題点もあ
った。
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、建築用パネルを傷つけることなくパネル相互の
連結を確実かつ簡便にし、現場での作業性を向上し、建
築用パネルの組立て精度を向上することが出来る建築用
パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法を提供するこ
とにある。
連結及びサブアセンブリした大型パネルの連結にも適用
可能な建築用パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法
を提供することにある。
築用パネル押圧治具は、相隣接して接合される2枚の建
築用パネルの上端面を揃える治具であって、一方の建築
用パネルに係止される、前記治具の一端に形成された被
係止部と、前記治具の他端に形成された握り部と、前記
被係止部と前記握り部との間に設けられ、他方の建築用
パネルの上端面を押圧する押圧部と、が一体的に構成さ
れ、前記被係止部を支点として握り部に回動力を付与す
ることで、力点となる押圧部に、前記2枚の建築用パネ
ルの上端面同士を面一に揃える方向の倍力を生じさせる
ことを特徴とする。
具は、請求項1において、前記被係止部は、棒状の前記
治具の前記一端を屈曲して形成され、前記一方の建築用
パネルの横芯材に形成した穴を介して該建築用パネル内
に挿入され、かつ、該建築用パネル内に係止されること
を特徴とする。
具は、請求項1又は2において、前記押圧部は、前記被
係止部に対して上下方向に移動可能に形成されて、前記
他方の建築用パネルの端面と当接する当接面部の高さ位
置が調整可能な高さ調整機構を備えることを特徴とす
る。
具は、請求項3において、前記高さ調整機構は、外力と
して作用する回転動力にて高さ方向の直線運動に変換す
る回転−直線運動変換機構であることを特徴とする。
具は、請求項1又は2において、前記押圧部と他方の建
築用パネルの上端面との間には、スペーサが介在されて
いることを特徴とする。
1乃至5のいずれかに記載の建築用パネル押圧治具を用
いて、各々の上端面をほぼ面一に揃えた状態で複数枚の
建築用パネルを接合して建築物を施工するにあたり、予
め固定された一方の建築用パネルに対して、他方の建築
用パネルを相隣接して配置し、各々の前記建築用パネル
の前記上端面に段差がある状態に設定する工程と、前記
一方の建築用パネルに前記被係止部を仮止めする工程
と、前記押圧部を前記他方の前記建築用パネルの端面に
当接させた状態で、前記被係止部を支点として前記握り
部を回動させることで前記押圧部を移動させて、前記他
方の建築用パネルの上端面を押圧して、各々の前記パネ
ルの前記上端面をほぼ面一に設定する工程と、を有する
ことを特徴とする。
6において、一方及び他方の前記建築用パネルの片面に
は予め外壁仕上材がそれぞれ固定され、前記外壁仕上材
の上端は前記建築用パネルの上端面よりも突出され、前
記握り部を回動させたときに、前記治具が前記外壁仕上
材の上端に接触せずに、前記各建築用パネルの上端面同
士がほぼ面一に設定されていることを特徴とする。
建築用パネルの端面に仮止めした被係止部を支点として
握り部を移動させることで、他方の建築用パネル端面に
静圧的な押圧力を作用させることができ、パネルの破損
を防止しながら、端面合わせを行うことができる。
請求項6の発明に係る施工方法を実施でき、建築用パネ
ルの破損を伴わずに端面を揃えて整合させた状態でパネ
ルを組み立てることが可能となる。
れば、押圧部に高さ調整機構を備えたことにより、その
ままの高さでは握り部を可動させることができないよう
な状況、例えば、建築用パネルの天面高さより突出する
部材が建築用パネルの側面に沿って形成されている場合
等、においても、高さ調整機構を下方に伸ばすことによ
り高さ調整機構を備えない場合より高い高さ位置にて握
り部を可動できるので、上記のような、突出する部分が
握り部と接触又は干渉せず、該突出部分を破損させたり
することなく、建築用パネル端面の押圧作業を行うこと
ができる。このような高さ調整は、請求項4に記載の回
転−直線運動変換機構によっても実現可能となる。
は、請求項5に記載のスペーサを押圧面部と他方の押圧
する建築用パネルとの間に介在させることによっても実
現することができる。
づいて説明する。
30の上端面を面一にする作業構造を図2乃至図4を用
いて説明する。
の構造を示す断面図である。図2は、前記押圧治具10
を用いて、2枚の壁パネル20、30同士の上端面を面
一にする状態を示す斜視図である。図3は、2枚の壁パ
ネル20、30同士を接合する状態を示す斜視図であ
る。図4は、前記押圧治具10を用いて2枚の壁パネル
20、30の上端面を面一にする状態を示す断面図であ
る。
る。図1に示すように、押圧治具10は略柄杓形状の剛
性部材で、被係止部12、押圧部16、及び握り部18
により構成される。また、該被係止部12と押圧部14
とは、棒状の剛性部材である第1の腕13により連結さ
れている。
一端が直角に屈曲され尖鋭した先端部12aを有し、後
述する壁パネル30の一部分に固定することができるよ
う構成されている。
棒状の剛性部材である第2の腕17により連結されてい
る。
第2の腕17の一端より直角に突設され、その一端に当
接面部16aを有し、該当接面部16aは、後述する壁
パネル20の上端面を静圧的に押圧することができるよ
う平坦で滑らかに形成されている。
しての機能を有し、その一端は手動操作が可能な手当り
19が取り付けられている。該手当り19は、人の指先
が当接可能な凹凸を有し、その材質は、好ましくは手触
り感覚が良好なゴム、プラスチック等が望ましい。
16、押圧部16と握り部18はそれぞれ連結され一体
化した構造を有するので、握り部18を操作することに
より該握り部18と連動して、第1の腕13、押圧部1
6、及び第2の腕17が前記握り部18と同方向に運動
する。この時、被係止部12も同様の運動を行うが、そ
の先端部12aの点Cを支点とする場合に、押圧治具1
0が前記点Cを中心に回動するので、結果として、点C
は固定されているが被係止部12は運動を行うことにな
る。
の特性を力学的に説明する。
める。
させた場合の作用点 F1:握り部18の点Eにかかる力 F2:押圧部16の点Dにかかる力 r1:点Cを中心とする点Eにおける動径ベクトル r2:点Cを中心とする点Dにおける動径ベクトル R:仮想的に第2の腕17を急勾配にした場合の点Cを
中心とする点Gにおける動径ベクトル r:仮想的に押圧部16の当接面部16aを下部に突出
させた場合の点Cを中心とする点Hにおける動径ベクト
ル a1:点Cから力F1の方向線上に下ろした垂直線の長さ a2:点Cから力F2の方向線上に下ろした垂直線の長さ h:動径ベクトルr2の垂直成分の距離 U:第2の腕17の長さ θ:第2の腕17の長さUが一定で、仮想的に第2の腕
17を急勾配にした場合の変位勾配角度(0≦θ≦π/
2) この時、以下の条件が成立すれば効果的な押圧治具の設
計が可能である。
くなる場合 第2の腕17の長さUが一定で、角度θが大きくなる
(但し、0≦θ≦θmax、0≦θmax≦π/2、θmax=a
rccos(a2/(a2 2+h2)1/2)) 図1の状態で釣り合っている時、点Cまわりの力のモー
メントは一定であるから、点Dに作用する力F2の点C
まわりの力のモーメントと点Eに作用する力F1の点C
まわりの力のモーメントとは等しく、r1×F1=r2×
F2となる。従って、F2=(r1/r2)F1となる。
的に第2の腕17が押圧部16を中心に図1に示す角度
θだけ変位したとすると、点Cを中心とする点Gにおけ
る動径ベクトルRはR>r1なので、この時F1、 r2=
一定とすると、点Dに作用する力F=(R/r2)F1>
F2となる。
り、Fが大きくなり、握り部18での少ない力で押圧部
16における大きい力を作用させることが可能となる。
最大となるので、角度θは、0から、r2//Rを満た
す θmax=arccos(a2/(a2 2+h2)1/2))までの
範囲である。
(この時角度θが一定で、a1 が大となる) この場合も、前記同様動径ベクトルRはR>r1 とな
るので、第2の腕17の長さが大きくなる程Fが大きく
なり、握り部18での少ない力で押圧部16における大
きい力を作用させることが可能となる。
勾配で、かつ、その長さが大きいほど、強い押圧力を得
ることができる。
さくなると、点Hにおける動径ベクトルrはr<r2な
のでこの点Hに作用する力 F=(r1/r)F1>F2と
なり、距離hが小さく距離a2が小さい程、Fが大きく
なり、握り部18での少ない力で押圧部16における大
きい力を作用させることが可能となる。
部に突出し第1の腕13の長さが短いほど、強い押圧力
を得ることができる。
押圧治具10は、第2の腕17が水平面に対して急勾配
でその長さが大きく、かつ、押圧部16の当接面部16
aが下部に突出し第1の腕13の長さが短いほど、握り
部18での少ない力で押圧部16における大きい力を作
用させることが可能となる。
場合の施工方法に関する構造を図2乃至図4を用いて説
明する。
は、四角枠状に組まれた縦枠芯材22及び横枠芯材26
にて枠体を構成し、その両面には面材21が固着されて
いる。同様に、壁パネル30は、四角枠状に組まれた縦
枠芯材32及び横枠芯材36にて枠体を構成し、その両
面には面材31が固着されている。また、図3に示すよ
うに、前記壁パネル20、30の両面に固着された面材
21、31の上端部には、それぞれ鋼板ガセット40が
設けられている。該鋼板ガセット40は、枠体の隅角
部、すなわち、縦枠芯材と横枠芯材の接合部分を補強
し、枠体の剛性を高める為の部材で、面材の表面から釘
打ち等により固着される。
向端面には、雌型連結金具44が複数個取り付けられて
いる。一方、図3に示すように、縦枠芯材22の接合方
向端面には、雄型連結金具42が複数個取り付けられて
いる。前記壁パネル20と壁パネル30とが接合固定さ
れる際には、雌型連結金具44と雄型連結金具42とが
係合する。
は、長方形状の穴38が穿設されており、前記被係止部
12の及び突起部が挿通可能な大きさを有する。また、
縦枠芯材32の壁パネル30内部の一面には、四角形状
の穴34が穿設されており、前記被係止部12の突起部
が挿通可能な大きさを有する。
うに、壁パネル20の上端面20aの端部には、縦断面
コ字状のガイド50がその端部を突出させて取り付けら
れる。ガイド50の一面には、円盤状の止めねじ52が
設けられており、壁パネル20とガイド50とを固定し
ている。
図4を用いて説明する。
された床上に前記壁パネル30を立設する。1枚の壁パ
ネル30を立設した後、前記壁パネル30の側面に接合
する別の壁パネル20をクレーン等により吊り上げ移動
する。この時、図2に示すように、予め立設されている
壁パネル30の接合方向に雌型連結金具44及び前記穴
34、38のある端面を向けておき、別の壁パネル20
の接合方向に雄型連結金具42のある端面を向けてお
く。尚、図3に示すように、前記別の壁パネル20の雄
型連結金具42のある上端面には予めガイド50をその
一端を突出させて設けておき、止めねじ52でもってガ
イド50と別の壁パネル20とを固定しておく。
に、ガイド50の取り付けられた別の壁パネル20を壁
パネル30の端面上方より吊り下げ、2枚の壁パネル2
0、30の当接を行う。突出したガイド50の先端が壁
パネル30の上端部に当接された後、前記ガイド50の
止めねじ52を緩めて、ガイド50を別の壁パネル20
から取り外す。この当接直前には、前記雄型連結金具4
2と雌型連結金具44とが半係合状態となっている。乃
ち、この時、別の壁パネル20の上端面20aは、壁パ
ネル30の上端面30aに対して若干の出張りがある。
端部12aを壁パネル30の穴38に下方向に挿入し、
次に横方向に移動し、先端部12aを穴34に当接させ
る。
圧部16の当接面部16aを当接させ、レバー状の握り
部18を、図2に示す矢印Aのように、時計方向に回動
させて、押圧部14の当接面部により壁パネル20の上
端面20aを圧接し、てこの原理により比較的小さな操
作力にて壁パネル20の下方への押圧を行うことができ
る。この時、半係合状態であった、雄型連結金具42と
雌型連結金具44とが完全に係合する。これにより、2
枚の壁パネル20、30の接合作業が完了する。
段階で押圧治具を固定するための穴34、38を設けて
おき、建築現場において、前記押圧治具10を使用する
ことにより、壁パネルの表面を傷つけることなくパネル
相互の連結を行うことができ、建築用パネルの組み立て
精度を向上させることができる。
ンマー)を打ち込む際に、高所においては作業者が施工
を行うのが大変だったのに対し、本実施例における連結
方法では、レバーを回すだけで壁パネルの圧縮ができ、
現場での作業性が向上する。
圧加重によって壁パネルを徐々に圧縮でき、従来の掛矢
(又はハンマー)にて打撃をする場合と比べて、パネル
上端面の変形による各部材の取付誤差を低減でき、確実
な接合を行うことができる。また、壁パネル以外の他の
建築用パネルにも施工治具を適用することができる。
する。尚、前記実施例1と実質的に同様の構成を有する
部材には同一の符号を符し、その詳細な説明を省略す
る。
て2枚の壁パネル20、30の上端面を面一にする状態
を示す断面図である。
と同様、被係止部62、押圧部66、及び握り部68に
より構成され、原理その他も全く同様である。
で、その一端が直角に屈曲され尖鋭した先端部62aを
有するが、実施例1と異なり、その先端部62aは、押
圧部66と反対方向に突出している。これは、壁パネル
30の横枠芯材36の裏面36aに固定できるようにす
る為である。これにより、穴34が穿設されていない壁
パネル等にも適用できる。
する。尚、本実施例3は、前記実施例2において押圧部
に高さ調整機構を備えた場合を示す実施例である。従っ
て、前記実施例2と実質的に同様の構成を有する部材の
詳細な説明は省略する。
110を示す断面図であり、(A)は高さ調整機構11
6を下方に伸ばした状態、(B)は高さ調整機構116
を収縮させた状態を示す。図7は、本発明に係る押圧治
具110を用いて2枚の壁パネル130、140の上端
面を面一にする状態を示す断面図である。図8は、前記
押圧治具110を用いた2枚の壁パネル同士の接合状態
を示す断面図であり、(A)は直角に接合した状態、
(B)は直角に接合した状態、(C)は通常の一直線状
に接合した状態をそれぞれ示す。
0は、前記各実施例1・2同様、被係止部111、握り
部112及び押圧部114により構成される。また、前
記押圧部114と前記握り部112とは棒状の剛性部材
である腕113により連結されている。さらに、前記押
圧部114の下方にて高さ調整機構116が設けられて
いる。
に、ねじ等による回転−直線運動変換機構として形成さ
れている。すなわち、高さ調整機構116は、押圧治具
110の本体側に形成したねじ孔118と、該ねじ孔1
18にねじ結合されたねじ軸120と、により構成され
ている。また、ねじ軸120の一端にて壁パネル130
に当接される当接面部122が形成され、該当接面部1
22は壁パネル130の上端面を静圧的に押圧すること
ができるよう平坦で滑らかに形成されている。
0を図6(A)に示すαのように右又は左回りに回動さ
せることにより、図6(A)に示すβのように上下方向
に高さ調整が可能となる。この時、ねじ軸120とねじ
孔118との螺合部分は、押圧治具110の押圧加重に
対して十分耐え得る強度の構造とすることが好ましい。
止部111が突設されている。これは、当接面部122
より下方にて被係止部111の下端が形成されていない
と、被係止部111を後述する芯材に形成された穴に係
止することができないためである。前記実施例2の押圧
治具60と比較して、高さ調整機構116を備えたこと
により、下方に突出可能な棒状のねじ軸120が押圧部
114内に挿入可能となるように、押圧部114の部分
の全高が高く構成されている。この為、押圧される各種
壁パネルの芯材の板厚は変わらず、かつ、被係止部11
1の全高もその高さを維持しなければならないことか
ら、押圧部114の下方部分より被係止部111が突設
されている。
ネル130・140の接合構造について説明する。
0)は四角枠状に枠組みされた芯材132(142)に
て枠体を構成し、その一面に面材134(144)を固
着し、さらにその上よりサイディング138(148)
を工場段階で貼付した、いわゆるサイディング付き壁パ
ネルである。この時、サイディング138(148)の
上端は、壁パネル130(140)の上端面より上方に
突出している。このサイディング付き壁パネル同士を直
角に接合した状態が図7に示す接合構造である。
150が一方の壁パネル140の芯材142に予め固定
されて一体的に形成され、前記実施例1及び2にて示し
た(図4又は図5に示すような)雌型連結金具(図7で
は図示せず)は胴差150側すなわち壁パネル140側
に設けられ、雄型連結金具(図7では図示せず)は芯材
132側すなわち壁パネル130側に設けてられてい
る。また、コーナー部分では、コーナー用のサイディン
グ152が、胴差150を覆うように予め一方の壁パネ
ル140のサイディング148側の一端にて形成されて
いる。このコーナー用のサイディング152は、現場に
て貼付してもよい。さらにまた、一方の壁パネル140
の芯材142には上記押圧治具110の被係止部111
を係止する穴146が形成されている。
する。
ば、図7に示すような壁パネル130・140を直角に
て接合する接合構造に使用する場合、次のような問題点
が考えられる。
に、壁パネル同士を接合する際には必ず雌型連結金具の
取り付けられた壁パネル(以下雌側と記す)を予め固定
しておいて、その後、雄側を垂下させて接合するので、
図7に示すような、段差の突出は必ず雄型連結金具の取
り付けられた壁パネル側(以下雄側と記す)にて生じ
る。したがって、雄側の壁パネル130端面にて押圧部
114を当接する必要がある。
ル130同士を接合する接合構造の場合、図8(C)に
示すように、上記実施例2にて使用した高さ調整機構を
備えない押圧治具60にて、サイディング138のライ
ンを避けて(すなわちサイディング138と、押圧治具
60の握り部68と押圧部66とが連結される腕部分
と、を交差させることなく)、押圧治具60を押圧する
ことができる。
てサイディング付き壁パネル130・140同士を接合
した場合には、押圧する他方の壁パネル130に貼付さ
れたサイディング138が、図7に示すように壁パネル
130の上端面より突出し、かつ、握り部112と押圧
部114を連結する腕113部分の傾斜角度θは予め設
定されているため、前記実施例1及び2のような押圧治
具では、握り部112を回動させた際に、握り部112
と押圧部114を連結している腕113部分とサイディ
ング138の上端とが接触して、各壁パネル130・1
40の端面同士が面一になるまで押圧できないと考えら
れる。あるいは、無理に押圧しようとするとサイディン
グ138の上端が破損することが考えられる。
係止する芯材142に穿設された穴146の位置が、図
8(A)に示すような位置にて予め雌側の壁パネル14
0にて配置されているので、例えば、サイディング13
8との干渉を避けるために、図8(A)に示すγのよう
にずらして押圧しようとすると、当接面部122が雄側
の壁パネル130の上端面に接触せず、雄側の壁パネル
130を押圧することできない。
140側を押圧する場合にも同様の問題が生じる。この
場合、壁パネル130が雌側で、壁パネル140が雄側
となる。尚、押圧治具110の被係止部111を係止す
る穴136は、一方の壁パネル130側にて設けられて
いる。
押圧しようとすると、該腕113部分がサイディング1
48の上端に当接してしまって、握り部112を無理に
回動させようとすると、サイディング148を損傷させ
てしまい、握り部112を回動させて壁パネル140の
上端面を押圧することができない。さらに、サイディン
グ148のラインとの干渉を避けようと図8(B)に示
すδのように押圧治具110の腕113位置をずらした
としても、当接面部122が壁パネル140の上端面か
ら外れてしまい押圧することができない。
116により、ねじ軸120を回動させて当接面部12
2を下方に突出させる。この時、押圧部114の全高x
1が、サイディング138の上端が壁パネル130の上
端面に対して突出している突出高さ x2以上になるよう
に設定する。こうすることで、腕113部分を含む握り
部112等の部分が、ねじ軸120を下方に突出させな
い場合より高い高さ位置に設定されて、握り部112を
回動させないそのままの状態でもサイディング140の
上端が前記腕113部分に干渉せず、図8(A)又は
(B)に示すような状態にて壁パネル130の上端面を
押圧することができる。
14に高さ調節機構116を備えることにより、当接面
部122の高さ位置を調節して握り部112の高さ位置
を高く設定すれば、予め工場段階にて壁パネルに取付固
定されたサイディングの上端位置に押圧治具110の腕
113部分が接触又は干渉することがなく、押圧可能な
状態となる。
理由は、上記のような理由に限らず、実施例1・2同
様、種々の壁パネル同士の取付時の雄雌金具のストロー
クによる取付高さ誤差の大小に対応できるという点も理
由の一つである。例えば、図7に示す x3のような取付
高さ誤差の大小にあわせて、上記のように高さ調整機構
116の高さ位置の調節が可能となる。
以下に示す<1><2><3>のように変形することが
可能である。
いた高さ調整機構160にて構成した機構でも同様の効
果を奏することが可能である。
圧部114より前記他方の壁パネル130端面まで延び
る角棒の剛体部材であるロッド166と、該ロッド16
4上部に所定間隔にて複数穿設されたピン穴165と、
該ロッド166を前記押圧部114に位置決め固定しロ
ッド166が挿入可能でする空洞筒状のロッド固定部1
62と、該ロッド固定部162に穿設されたピン穴16
3と、前記ピン穴163・165を貫通してロッド16
4とロッド固定部162とを固定するロッド固定用ピン
168と、により構成されている。
は、ロッド164の輪郭に合わせた開口が穿設され、前
記ロッド164が昇降自在に挿通可能となっており、ロ
ッド固定用ピン166を、ロッド固定部162の側面を
介してロッド164のピン穴165に嵌め込むことによ
り、ロッド164の昇降を規制できる。
のであれば、外力により回転するピニオンギアと、前記
ピニオンギアに噛合して摺動可能なラックと、により構
成してもよい。
ーを回動させることにより、ピニオンギヤをレバーと同
方向に回転させることができ、回転一直線変換機構を実
現することができる。
ものでなくとも、図10に示すように、押圧治具180
の押圧部下端にてスペーサ190を取り付けて高さ調整
機構を実現してもよい。
(C)に示すように、立方体状の剛性部材にて形成され
ており、押圧加重に耐え得る強度を有したものである。
また、上面には、図10(A)に示す押圧治具180の
押圧部下端にて取付固定が可能なように図10(C)に
示す凹所192が形成されている。該凹所192に、押
圧部の該凹所192に嵌合可能な当接面部を嵌め込むこ
とにより、押圧治具180とスペーサ190との取付固
定が可能となる。さらに、このスペーサ190を押圧治
具180に取付固定した状態において、スペーサ190
を含む押圧部の高さ x4は、腕部分がサイディング上端
に接触することのないよう、予めサイディングの突出高
さ x2(図7参照)より十分な高い高さ位置になるよう
に設定されている。
機構116を備えたことにより当接面部122の高さ調
節が可能となり、実施例1及び2の押圧治具では押圧作
業を行い得なかった、図7に示すようなサイディング付
き壁パネル130・140が直交して当接する等の場合
においても、高さ調節機構116のねじ軸120を下方
に突出させて握り部112の高さ位置を腕113部分の
傾斜角度を変えることなく、高く設定することで、押圧
部114と握り部112とを連結する腕113部分が、
押圧時に押圧される部材と接触することなく押圧するこ
とができ、あらゆる接合構造においても本発明に係る接
合治具を使用することが可能となり、現場での作業性が
向上する。
圧加重によって壁パネルを徐々に圧縮でき、従来のハン
マーにて打撃する場合に比べて、パネル端面の変形によ
る各部材の取付誤差を低減でき、確実な接合を行うこと
ができる。
パネルの圧縮を行うことが可能となので、壁パネル以外
の他の建築用パネルにも押圧治具を適用できる。これ
は、パネル工法においては建築用パネルは基準寸法に合
わせて製造されているので、基準寸法に応じたピン穴1
65を所定位置にて穿設しておくことにより、パネル工
法において使用する種々の建築用パネルに適用可能だか
らである。
のではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、実施例3は実施例2の先端部を横枠芯材
に引っ掛けるものとするものの変形として例示したが、
実施例1にて変形実施してもよい。
によりパネルに向けて押圧力を生ずるものであれば、押
圧部及び握り部にカム等を用いるもの、螺合方式のもの
等、他の種々の方式を採用すると作業負担はより軽減さ
れる。また、被係止部には、ロッドの付いた固定具など
を採用しても作業負担はより軽減される。
ば、円筒ウォームギヤ、鼓形ウォームギヤ等の変形が可
能である。
部分の押圧部寄りの部分に、前記握り部に対する傾斜角
度を調節可能な角度調整機構を備えてもよい。このよう
にすることで、最適な押圧角度に調整することができ、
握り部にて押圧する低減力にて、押圧部に生じる高押圧
力を生じさせ、作業者の負担を軽減させるような壁パネ
ルの押圧が可能となる。
静圧的な加重を徐々に作用させながら建築用パネルの端
面同士をほぼ面一に整合させることができ、建築用パネ
ルの破損が防止され、しかも作業性の負担が軽減され
る。
れば、高さ調整機構を備えたことで、各建築用パネルの
様々な接合状態においても、建築用パネルを破損させる
ことなく押圧作業がなされる。
は、請求項5に記載のスペーサを押圧面部と他方の押圧
する建築用パネルとの間に介在させることによっても実
現することができる。
断面図である。
面を面一にする状態を示す斜視図である。
図である。
上端面を面一にする状態を示す断面図である。
の壁パネルの上端面を面一にする状態を示す斜視図であ
る。
断面図であり、(A)は高さ調整機構を下方に伸ばした
状態、(B)は高さ調整機構を収縮させた状態をそれぞ
れ示す。
上端面を面一にする状態を示す斜視図である。
接合状態を示す断面図であり、(A)は直角に接合した
状態、(B)は直角に接合した状態、(C)は通常に接
合した状態をそれぞれ示す。
造を示す断面図である。
例の構造を示す図であり、(A)は断面図、(B)は平
面図、(C)は(A)の一部分をピックアップした斜視
図である。
業を示す斜視図である。
ル 40 鋼板ガセット 42 雄型連結金具 44 雌型連結金具 50 ガイド 116、160 高さ調整機構 204 掛矢(又はハンマー)
Claims (7)
- 【請求項1】 相隣接して接合される2枚の建築用パネ
ルの上端面を揃える治具であって、 一方の建築用パネルに係止される、前記治具の一端に形
成された被係止部と、 前記治具の他端に形成された握り部と、 前記被係止部と前記握り部との間に設けられ、他方の建
築用パネルの上端面を押圧する押圧部と、が一体的に構
成され、 前記被係止部を支点として握り部に回動力を付与するこ
とで、力点となる押圧部に、前記2枚の建築用パネルの
上端面同士を面一に揃える方向の倍力を生じさせること
を特徴とする建築用パネル押圧治具。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記被係止部は、棒状の前記治具の前記一端を屈曲して
形成され、前記一方の建築用パネルの横芯材に形成した
穴を介して該建築用パネル内に挿入され、かつ、該建築
用パネル内に係止されることを特徴とする建築用パネル
押圧治具。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記押圧部は、前記被係止部に対して上下方向に移動可
能に形成されて、前記他方の建築用パネルの端面と当接
する当接面部の高さ位置が調整可能な高さ調整機構を備
えることを特徴とする建築用パネル押圧治具。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記高さ調整機構は、外力として作用する回転動力にて
高さ方向の直線運動に変換する回転−直線運動変換機構
であることを特徴とする建築用パネル押圧治具。 - 【請求項5】 請求項1又は2において、 前記押圧部と他方の建築用パネルの上端面との間には、
スペーサが介在されていることを特徴とする建築用パネ
ル押圧治具。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の建築
用パネル押圧治具を用いて、各々の上端面をほぼ面一に
揃えた状態で複数枚の建築用パネルを接合して建築物を
施工するにあたり、 予め固定された一方の建築用パネルに対して、他方の建
築用パネルを相隣接して配置し、各々の前記建築用パネ
ルの前記上端面に段差がある状態に設定する工程と、 前記一方の建築用パネルに前記被係止部を仮止めする工
程と、 前記押圧部を前記他方の前記建築用パネルの端面に当接
させた状態で、前記被係止部を支点として前記握り部を
回動させることで前記押圧部を移動させて、前記他方の
建築用パネルの上端面を押圧して、各々の前記パネルの
前記上端面をほぼ面一に設定する工程と、 を有することを特徴とする建築用パネル押圧治具を用い
た施工方法。 - 【請求項7】 請求項6において、 一方及び他方の前記建築用パネルの片面には予め外壁仕
上材がそれぞれ固定され、前記外壁仕上材の上端は前記
建築用パネルの上端面よりも突出され、 前記握り部を回動させたときに、前記治具が前記外壁仕
上材の上端に接触せずに、前記各建築用パネルの上端面
同士がほぼ面一に設定されていることを特徴とする建築
用パネル押圧治具を用いた施工方法。
Priority Applications (1)
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| JP4412795A JP3450493B2 (ja) | 1994-11-07 | 1995-03-03 | 建築用パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP6-297916 | 1994-11-07 | ||
| JP29791694 | 1994-11-07 | ||
| JP4412795A JP3450493B2 (ja) | 1994-11-07 | 1995-03-03 | 建築用パネル押圧治具及びそれを用いた施工方法 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH08189095A JPH08189095A (ja) | 1996-07-23 |
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Family
ID=26383977
Family Applications (1)
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-
1995
- 1995-03-03 JP JP4412795A patent/JP3450493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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