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JP3450671B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP3450671B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3450671B2
JP3450671B2 JP29652397A JP29652397A JP3450671B2 JP 3450671 B2 JP3450671 B2 JP 3450671B2 JP 29652397 A JP29652397 A JP 29652397A JP 29652397 A JP29652397 A JP 29652397A JP 3450671 B2 JP3450671 B2 JP 3450671B2
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俊次 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電荷像を現像す
るための画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られている。一般には、光導電性物質を利用し、種々
の手段により潜像保持体(感光体)上に電気的潜像を形
成し、次いで該潜像をトナー現像を行なって可視像と
し、必要に応じて紙などの転写材にトナー像を転写した
後、熱・圧力等により転写材上にトナー画像を定着して
複写物を得るものである。
【0003】近年、電子写真法を用いた機器は、従来の
複写機以外にプリンタやファクシミリ等多数になってき
ている。
【0004】例えば、プリンタ装置はLED又はLBP
プリンタが最近の市場の主流になっており、技術の方向
としてより高解像度、即ち、従来240、300dpi
であったものが400、600、800dpiとなって
来ている。従って現像方式もこれに伴ってより高精細が
要求されてきている。また、複写機においても高機能化
が進んでおり、そのためデジタル化の方向に進みつつあ
る。この方向は、静電荷像をレーザーで形成する方法が
主であるため、やはり高解像度の方向に進んでおり、こ
こでもプリンタと同様に高解像、高精細の現像方式が要
求されてきている。このためトナーの小粒径化が進んで
おり、特開平1−112253号公報、特開平1−19
1156号公報、特開平2−214156号公報、特開
平2−284158号公報、特開平3−181952号
公報、特開平4−162048号公報などでは特定の粒
度分布の粒径の小さいトナーが提案されている。
【0005】しかし、これらのトナーを用いて印刷物を
得た場合、転写工程後に感光体に残留する転写残トナー
のクリーニングが従来に比べ困難になる傾向にあり、感
光体へのトナーの融着現象の原因になりやすく、また、
高温高湿から低温低湿に渡る環境において安定した画像
を得ることがむずかしい。
【0006】また、特開昭63−289559号公報で
は、平均粒径の異なる三種の無機微粒子を用い、カブリ
や画像濃度を改善する方法が開示されている。
【0007】しかし、この方法では感光体や現像剤担持
体の表面を傷つけ、融着等の画像欠陥等を生じやすい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
高湿環境から低温低湿環境まで安定して高画質の画像が
得られる画像形成装置を提供することにある。
【0009】さらに本発明の目的は、感光体へのトナー
融着が起こらない画像形成装置を提供することにある。
【0010】さらに本発明の目的は、画像流れの起こら
い画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の各
種問題点を解決し、上述の本発明の目的にかなうトナー
を開発すべく鋭意検討を進め、本発明に至った。
【0012】
【0013】発明は、潜像保持体と、静電潜像をトナ
ーにより可視化する現像装置とを有する画像形成装置に
おいて、 (a)現像装置は、トナー担持体、トナー規制部材及び
トナーを有するトナー容器を具備し、該現像剤規制部材
として、少なくとも表面の材質がシリコーンであるもの
を用い、該トナー規制部材は、当接圧4.9N/m〜1
18N/mで該トナー担持体に当接されており、 (b)該トナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含
有するトナー粒子と無機微粉体と金属酸化物粉体とを少
なくとも有するトナーであって、該トナーは、重量平均
粒径(D 4 )をX(μm)とし、個数分布における粒径
3.17μm以下の粒子の割合をY(個数%)としたと
き、下記条件(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布を有しており、該無機微粉体がシリカ
粒子であり、且つ、該シリカ粒子の含有重量W A と該金
属酸化物粉体の含有重量W B が下記関係式 1/5W A ≦W B ≦3W A を満足し、 吸引法で該トナーを篩い分けしたときに20
0メッシュ上に残留する割合をA重量%、500メッシ
ュ上に残留する割合をB重量%としたとき、Aが0.1
5重量%以下であり、B−Aが0.02〜0.3重量%
である ことを特徴とする画像形成装置に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは、本発明にかかるト
ナーが本発明の効果を発揮する理由を次のように考えて
いる。
【0015】まず、本発明のトナーは、重量平均粒径
(D4)をX(μm)とし、トナーの個数分布における
粒径3.17μm以下のトナー粒子の割合をY(個数
%)としたとき、下記条件(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たすものである。
【0016】Xが3.5μm未満の場合は、十分な画像
濃度が得られない。一方、Xが6.5μmを超える場合
は、高温高湿から低温低湿の広範囲の環境において、帯
電性及び現像性の変動を小さく抑える効果が不十分であ
る。
【0017】またYが−5X+35未満の場合は、トナ
ー担持体上の現像剤コート層の厚さが、高温高湿から低
温低湿の広範囲の環境において大きく変動し、安定した
画像濃度が得られない。一方、Yが−25X+180を
超える場合は、トナー中の微粉の割合が多くなり、十分
な画像濃度が得られない。
【0018】さらに本発明においては、トナーの体積平
均粒径(DV)は 2.5≦DV≦6.0 であることが好ましい。
【0019】DVが2.5μm未満の場合は、十分な画
像濃度が得られない。一方、DVが6.0μmを超える
場合は、高温高湿から低温低湿の広範囲の環境において
帯電性及び現像性の変動を小さく抑える効果が不十分で
あり、安定して良好な画像が得られない。
【0020】さらに本発明においては、シリカ粒子と金
属酸化物粉体を添加し、吸引法で該トナーを篩い分けし
たときの重量%を規定することが大きな特徴であり、こ
れらのバランスを最適化することにより感光体へのトナ
ー融着の発生しない状況で画像流れを十分押えることが
可能となる。
【0021】つまり、本発明においては、トナー中にシ
リカ粒子と金属酸化物微粉体を含有させ、さらにトナー
を篩い分けしたときに200メッシュ上に残留する割合
をA重量%、500メッシュ上に残留する割合をB重量
%としたとき、Aが0.15重量%以下であり、B−A
が0.02〜0.3重量%である場合に、画像流れが著
しく改善される。その理由は明確ではないが、200メ
ッシュを通過し500メッシュ上に残留するような、粒
径にしておよそ30μm〜75μmの比較的大きい粒子
の表面を、シリカ粒子と金属酸化物微粉体が覆い、感光
体表面を研磨することで、画像流れの原因となる感光体
上の紙粉等の物質を効果的に取り除くことが可能となる
と考えられる。
【0022】B−Aが0.02重量%未満であると、画
像流れの防止止効果が不十分である。またB−Aが0.
3重量%を超えると、トナー担持体上でトナー担持体及
びトナー規制部材と現像剤との接触を局部的に妨げ、ト
ナー担持体周方向で帯電のコントロールが不十分な部分
が生じやすくなる。このような部分は、現像性がほかの
部分と異なり、画像上ですじ状の画像欠陥が発生しやす
くなる。
【0023】さらに本発明は、トナー中のシリカ粒子と
金属酸化物粉体の重量WAとWBが下記関係式を満たすも
のであり、 1/5WA≦WB≦3WABが1/5WA未満の場合は、画像流れの改善効果が不
十分となり、WBが3WAを超える場合は、前記B−Aが
0.02〜0.3重量%であっても感光体へのトナー融
着が悪化する。
【0024】さらに本発明においては、シリカ粒子がシ
リカ粒子Aとシリカ粒子Bからなり、シリカ粒子A,シ
リカ粒子B及び金属酸化物粉体の平均粒径DA,DB及び
Cが下記関係式を満足することが好ましい。
【0025】10DA≦DBA<DC<DB
【0026】シリカ粒子A及びBの粒径差が10倍未満
の場合、トナーの流動性、更に融着防止効果が低下す
る。
【0027】またDA≧DCであると、金属酸化物粉体が
充分にクリーニングされないため感光体へのトナー融着
が発生する。DC≧DBであると、金属酸化物粉体がトナ
ー担持体や感光体等の表面を傷つけ、感光体へのトナー
融着が悪化する。
【0028】さらに本発明においては、シリカ粒子の平
均粒径DAが0.1μm以下であり、金属酸化物粉体の
平均粒径DCが0.3〜2.9μmであることが好まし
い。
【0029】DAが0.1μmより大きい場合、現像剤
の流動性維持と現像剤の帯電性が十分でなく画像濃度が
うすく、ムラが目立つようになる。DCが0.3μm未
満の場合は、感光体へのトナー融着が発生しやすくな
る。一方、DBが2.9μmより大きいと、感光体表面
の研摩力が弱く画像流れが発生しやすくなる。
【0030】さらに本発明においては、トナー中に存在
するシリカ粒子の量が0.5〜3重量%であることが好
ましい。0.5重量%未満では、トナーの帯電量が不十
分であり、画像濃度が低くなる。一方、3重量%を超え
る場合は、トナー中にシリカ粒子が偏在する傾向が強く
なり、帯電にムラが生じて均一な画像(特にハーフトー
ン)が得にくくなる。
【0031】さらに本発明に使用するシリカ粒子は、シ
リコーンオイルで処理されていることが好ましい。シリ
コーンオイルで処理したシリカ粒子を用いることで、高
温高湿下の環境で安定した画像を得ることができる。ま
た、感光体表面へ均一にシリコーンオイルを供給するこ
とが可能となり、感光体へのトナー融着を防止できる。
【0032】さらに本発明に使用するシリカ粒子は、シ
ランカップリング剤で処理されていることが好ましい。
シランカップリング剤で処理したシリカ粒子を用いるこ
とで、高温高湿下の環境で安定した画像を得ることがで
きる。
【0033】さらに本発明においては、トナー中に粒径
0.03〜1.0μmの樹脂微粒子を含有させることが
好ましい。樹脂微粒子を添加することで、トナーと感光
体との間に樹脂微粒子が存在しスペーサーとなり、現像
剤と感光体との付着力を低減し、感光体表面から現像剤
をクリーニングしやすくし、感光体へのトナー融着を減
少させることができる。
【0034】樹脂微粒子の粒径が0.03μmより小さ
い場合、トナーがチャージアップしやすくなり画像濃度
が低下しやすくなる。一方、樹脂微粒子の粒径が1.0
μmを超える場合は、スペーサー粒子としての効果が小
さく感光体へのトナー融着を防止する効果が少なくな
る。
【0035】本発明に用いられるトナー中のオイル処理
シリカ粒子は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化によ
り生成されたいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと称
される乾式シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわ
ゆる湿式シリカの両方が使用可能である。粒径の小さな
オイル処理シリカ粒子の母体としては、表面及びケイ酸
微粉体の内部にあるシラノール基が少なく、またNa2
O,SO 2−等の製造残査のない乾式シリカの方が好
ましい。
【0036】また、乾式シリカにおいては製造工程にお
いて例えば、塩化アルミニウム又は塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
ることによってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得ることも可能であり、それらも包含する。
【0037】本発明に用いられるシリカ粒子は、予めシ
ランカップリング剤等で処理することが好ましい。シラ
ンカップリング剤としては、一般式
【0038】
【数1】 で示されるもので、例えば代表的にはジメチルジクロル
シラン,トリメチルクロルシラン,アリルジメチルクロ
ルシラン,ヘキサメチルジシラザン,アリルフェニルジ
クロルシラン,ベンジルジメチルクロルシラン,ビニル
トリエトキシシラン,γ−メタクリルオキシプロピルト
リメトキシシラン,ビニルトリアセトキシシラン,ジビ
ニルクロルシラン,ジメチルビニルクロルシラン等をあ
げることができる。
【0039】上記シリカ微粉体のシランカップリング剤
処理は、シリカ微粉体を撹拌等によりクラウド状とした
ものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾式
処理又は、シリカを溶媒中に分散させたシランカップリ
ング剤を滴下反応させる湿式法等、一般に知られた方法
で処理することができる。
【0040】本発明に使用されるシリコーンオイルは、
一般に次の式で示されるものである。
【0041】
【化1】 R :C1〜C3のアルキル基 R’:アルキル,ハロゲン変性アルキル,フェニル,変
性フェニル等のシリコーンオイル変性基 R”:C1〜C3のアルキル基又はアルコキシ基 例えば、ジメチルシリコーンオイル,アルキル変性シリ
コーンオイル,α−メチルスチレン変性シリコーンオイ
ル、クロルフェニルシリコーンオイル,フッ素変性シリ
コーンオイル等があげられる。
【0042】シリコーンオイル処理の方法は公知の技術
が用いられ、例えばシリカ微粉体とシリコーンオイルと
をヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合して
も良いし、ベースシリカへシリコーンオイルを噴霧する
方法によっても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーン
オイルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ
微粉体とを混合した後、溶剤を除去して作製しても良
い。
【0043】本発明に用いられる金属酸化物粉体として
は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、ジ
ルコニウム、マンガン、セリウム、ストロンチウム等の
酸化物粉体及びチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の
複合金属酸化物粉体等が挙げられる。なかでも、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、酸化コバルト、酸化セリウム、
二酸化マンガン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マ
グネシウムが本発明の効果を発揮できることから好まし
いものである。特に、チタン酸ストロンチウムまたは酸
化セリウムの粉末が好ましい。
【0044】これは、チタン酸ストロンチウムまたは酸
化セリウムの粉末が感光体表面上の紙等の画像劣化因子
を除去し、また、トナーの均一な摩擦帯電に寄与するの
で、高画像濃度を維持しつつ、高品位画像が得られるこ
とによる。
【0045】本発明で使用する金属酸化物粉体は、例え
ば焼結法によって生成し、機械粉砕した後、風力分級に
より分級し、所望の粒度であるものを用いることができ
る。
【0046】更に、本発明のトナーには、樹脂微粒子を
用いることが好ましい。
【0047】樹脂微粒子としては、その平均粒径が0.
03〜1.0μmのものが好ましい。その樹脂を構成す
る重合性単量体としては、スチレン、o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メ
トキシスチレン、p−エチルスチレン等のスチレン系単
量体;アクリル酸、メタクリル酸等のメタクリル酸類;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、
アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルのご
ときアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタク
リル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、
メタクリル酸ジエチルアミノエチルのごときメタクリル
酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド等が挙げられる。
【0048】重合方法としては、懸濁重合法、乳化重合
法、ソープフリー重合法等、が使用可能であるが、より
好ましくは、ソープフリー重合によって得られる樹脂粒
子が良い。
【0049】本発明のトナーに使用される結着樹脂の種
類としては、ポリスチレン、ポリ−P−クロロスチレ
ン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体
の単重合体;スチレン−P−クロロスチレン共重合体、
スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニル
ナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共
重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ス
チレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン
共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重
合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェ
ノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マ
レイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢
酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹
脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹
脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂等が使用でき
る。また、架橋されたスチレン系樹脂も好ましい結着樹
脂である。
【0050】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリルアミ
ド等のような二重結合を有するモノカルボン酸もしくは
その置換体;例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、
マレイン酸メチル、マレイン酸ジメチル等のような二重
結合を有するジカルボン酸及びその置換体;例えば、塩
化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル等のようなビニ
ルエステル類;例えば、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン等のようなエチレン系オレフィン類;例えば、ビニル
メチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のようなビニル
ケトン類;例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のようなビニ
ルエーテル類;等のビニル単量体が単独もしくは組み合
わせて用いられる。
【0051】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のような
芳香族ジビニル化合物;例えば、エチレングリコールジ
アクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
1,3−ブタンジオールジメタクリレート等のような二
重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニ
リン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニ
ルスルホン等のジビニル化合物;及び3個以上のビニル
基を有する化合物;が単独もしくは混合物として使用で
きる。
【0052】本発明に係る樹脂組成物の高分子量成分の
重合法としては、乳化重合法や懸濁重合法が挙げられ
る。
【0053】本発明のトナーは、トナー粒子中に磁性材
料を含有している磁性トナーを有する一成分系現像剤が
好ましい。この場合、磁性体は着色剤の役割もかねてい
る。磁性トナー中に含まれる磁性体としては、マグネタ
イト,ヘマタイト,フェライトの如き酸化鉄;鉄,コバ
ルト,ニッケルのような金属、或いはこれらの金属とア
ルミニウム,コバルト,銅,鉛,マグネシウム,スズ,
亜鉛,アンチモン,ベリリウム,ビスマス,カドミウ
ム,カルシウム,マンガン,セレン,チタン,タングス
テン,バナジウムのような金属との合金及びその混合物
が挙げられる。
【0054】トナーに使用し得るその他の着色剤として
は、任意の適当な顔料または染料が挙げられる。
【0055】例えば顔料としてカーボンブラック,アニ
リンブラック,アセチレンブラック,ナフトールイエロ
ー,ハンザイエロー,ローダミンレーキ,アリザリンレ
ーキ,ベンガラ,フタロシアニンブルー,インダンスレ
ンブルー等が挙げられる。
【0056】また、本発明のトナーを二成分現像剤とし
て使用する場合には、キャリアとして、鉄粉、フェライ
ト粉、マグネタイト粉、ガラスビーズ等のノンコートキ
ャリアやスチレン−アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フ
ッ素変性アクリル樹脂等をコーティングしたキャリア又
は造粒キャリア等を使用することができる。
【0057】本発明のトナーには、定着時の離型効果を
向上させる目的で離型剤を配合することが好ましい。
【0058】離型剤としては、低分子量ポリエチレン及
びその誘導体、低分子量ポリプロピレン及びその誘導
体、パラフィンワックス及びその誘導体、マイクロクリ
スタリンワックス及びその誘導体、フィッシャートロプ
シュワックス及びその誘導体、カルナバワックス及びそ
の誘導体などがあげられる。
【0059】本発明のトナーには荷電制御剤を配合(内
添)、又は混合(外添)して用いることが好ましい。荷
電制御剤によって、現像システムに応じた最適の荷電量
コントロールが可能となり、特に本発明では粒度分布と
荷電量とのバランスを更に安定したものとすることが可
能である。
【0060】トナーを負荷電性に制御するものとして下
記物質がある。
【0061】例えば有機金属錯体、キレート化合物が有
効であり、モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯
体、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族ダイカルボ
ン酸系の金属錯体がある。他には、芳香族ハイドロキシ
カルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金
属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェノ
ール誘導体類等がある。
【0062】また、正荷電性に制御するものとして下記
物質がある。
【0063】ニグロシン及び脂肪酸金属塩等による変性
物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ
−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウ
ムテトラフルオロボレート等の四級アンモニウム塩、及
びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオニウム塩
及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン染料及び
これらのレーキ顔料(レーキ化剤としては、燐タングス
テン酸、燐モリブデン酸、燐タングステンモリブデン
酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子酸、フェリシアン
化物、フェロシアン化物等)、高級脂肪酸の金属塩;ジ
ブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジ
シクロヘキシルスズオキサイド等のジオルガノスズオキ
サイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレー
ト、ジシクロヘキシルスズボレート等のジオルガノスズ
ボレート類;これらを単独あるいは2種類以上組み合わ
せて用いることができる。
【0064】上述した荷電制御剤は微粒子状として用い
ることが好ましく、この場合これらの荷電制御剤の個数
平均粒径は4μm以下、さらには3μm以下が特に好ま
しい。これらの荷電制御剤をトナーに内添する場合は結
着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部、特に
0.2〜10重量部使用することが好ましい。
【0065】本発明のトナーは、トナー構成材料をボー
ルの如き混合機により充分混合してから、加熱ロール,
ニーダー,エクストルーダーの如き熱混練機を用いて溶
融混練、冷却固化後、粉砕及び厳密な分級を行うことに
より生成することができる。
【0066】画像形成装置の構成について詳しく述べ
る。
【0067】本発明の画像形成装置としては、例えば、
図1に示した様な装置が挙げられる。以下、図に従って
具体的に説明する。図1において、100は感光ドラム
であり、その周囲に、一次帯電ローラー117、撹拌棒
141が配設された現像器140、転写帯電ローラー1
14、クリーナ116、レジスタローラー124等が設
けられている。そして感光ドラム100は、一次帯電ロ
ーラー117によって帯電される。そして、レーザー発
生装置121によりレーザー光123を感光ドラム10
0に照射することによって露光される。感光ドラム10
0上の静電潜像は、現像器140よって一成分磁性トナ
ーで現像され、転写ローラー114により転写材上へ転
写される。トナー画像を乗せた被転写材は搬送ベルト1
25等により定着器126へ運ばれ、被転写材上に定着
される。また、一部感光ドラム100上に残されたトナ
ーは、クリーナ116によりクリーニングされる。
【0068】現像装置の構成についてさらに詳しく述べ
る。
【0069】図2においてトナー担持体21は、略右半
周面はトナー容器22内のトナー溜りに常時接触してい
て、そのトナー担持体21の表面近傍のトナーがトナー
担持体表面にトナー担持体内の磁気発生手段(磁気ロー
ル)23の磁力及び/または静電気力により付着保持さ
れる。トナー担持体21が回転駆動されるとそのトナー
担持体21の表面のトナー層24が、トナー規制部材2
5の位置を通過する過程で各部均一の厚さの層厚に整層
化/帯電付与される。トナー担持体の上のトナー層はト
ナー担持体21の回転に伴って感光体26側へ回転し、
感光体26とトナー担持体21との再近接部分である現
像領域Aを通過する。この通過過程でトナー担持体21
の表面側のトナー層のトナーが感光体26とトナー担持
体21との間に印加したバイアスにより感光体上に移行
し潜像の電位パターンに応じて現像が行われる。現像領
域Aを通過して、磁性体トナーが選択的に消費されたト
ナー担持体表面は、撹拌棒27が配設されたトナー容器
22のトナー溜りに再回転することによりトナーの再供
給を受け、繰り返し現像工程を行う。
【0070】本発明に用いられるトナー担持体に当接す
るトナー規制部材の材質としてシリコーンを用いる。シ
リコーンの中でも材質として弾性を有するシリコーンゴ
ムが特に好ましい。また、シリコーン中に有機化合物、
無機化合物を添加しても良く、溶融混合させても良い
し、分散させても良い。例えば、金属酸化物、金属粉、
セラミックス、炭素同素体、ウイスカー、無機繊維、染
料、顔料、界面活性剤などがある。
【0071】トナー規制部材を現像剤担持体に当接させ
る方法としては、弾性を有するシリコーンゴムのブレー
ドをそのまま当接させる方法の他に、金属などの他の弾
性体にシリコーンをトナー担持体に当接する部分に貼り
あわせる方法でも良い。
【0072】また、トナー規制部材の上辺部側である基
部はトナー容器側に固定保持され、下辺部側をブレード
の弾性に抗して図3又は図4のようにトナー担持体3
2,42の逆方向あるいは順方向にたわめ状態にしてト
ナー担持体表面に適度な弾性押圧をもって当接させる。
【0073】トナー規制部材とトナー担持体との当接圧
は、トナー担持体母線方向の線圧としては4.9〜11
8N/mが有効である。当接圧が4.9N/mより小さ
い場合、シリコーンによるトナーの帯電のコントロール
が不十分となり、低湿環境においてトナーコートの不均
一を生じ易くなる。また、当接圧が118N/mを超え
ると、現像剤に大きな圧力がかかり、現像剤の劣化を起
こしやすくする。
【0074】本発明に用いられるトナー担持体として
は、その表面の平均粗さが1.5μm以下(さらに好ま
しくは1.3μm以下)であるものを用いることが好ま
しい。
【0075】トナー担持体の材質としてはアルミニウ
ム、SUSなどの金属、セラミックスなどの材質のもの
が用いられる。トナー担持体は引き抜きあるいは切削し
たままでも用いることができるが、研磨をしたり、周方
向あるいは長手方向に粗しを入れたり、ブラスト処理を
施したり、コーティングなどをその平均表面粗さが1.
5μm以下であれば、行ってもよい。
【0076】本発明の現像装置では、トナー担持体表面
に導電性微粒子を含有する樹脂被覆層が形成されている
ものが好ましい。トナー担持体表面に導電性微粒子を含
有する樹脂被覆層が形成されているものを用いると、本
発明の特定な現像装置においてはその樹脂被覆層による
現像剤の帯電のコントロール作用により、低温低湿環境
〜高温高湿環境でのトナー担持体上での帯電性/現像性
の差をさらに小さくすることができる。
【0077】トナー担持体表面を被覆する樹脂層に含有
される導電性微粒子としては、カーボンブラック、グラ
ファイト、導電性酸化亜鉛等の導電性金属酸化物及び金
属複酸化物などが単独もしくは2つ以上好ましく用いら
れる。また、樹脂被覆層の表面粗さをコントロールする
目的で適当な粒径の粒子を含有させる形態も好ましい。
また、樹脂としては、フェノール系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン系
樹脂、フッ素系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂
等の樹脂を用いることができる。特に熱硬化性もしくは
光硬化性の樹脂が好ましい。
【0078】本発明の画像形成装置に用いられるクリー
ニング方式としては、ブレードクリーニングが好まし
い。ブレードクリーニングはウレタンゴム、シリコーン
ゴム、弾性を有する樹脂をブレードとして、あるいは金
属等のブレードの先端にチップ状の樹脂を保持させたも
のを、感光体の移動方向に対して順方向または逆方向に
当接あるいは圧接させたものとして知られている。好ま
しくは、ブレードを感光体の移動方向に対して逆方向に
圧接させるのがよい。この時、感光体に対するブレード
に当接圧は、線圧で4.9N/m以上が好ましく、より
好ましくは、9.8〜49N/mである。更に、ブレー
ドクリーニング法にマグブラシクリーニング法、ファー
ブラシクリーニング法、ローラークリーニング法等を組
み合わせても良い。
【0079】トナーを吸引法で篩分けして200メッシ
ュ/500メッシュ上に残留する割合を測定する方法と
しては、図5に示す装置を用いる。この時は底には、あ
らかじめ重量(w1(g))を精秤したメッシュの金属
製のスクリーンを用いる。メッシュを底に装着した状態
の測定容器52に現像剤(w2(g))を入れる。次に
測定容器をフタの無い状態で吸引機に置き、吸引口57
から吸引しこの状態で約2分程度金属製の棒等で容器を
外側から強く振動させながら、十分に吸引し篩い分けを
する。吸引終了後、メッシュを慎重に容器から外し、メ
ッシュとその上に残った残留物をあわせた重量(w
3(g))を精秤する。トナーの吸引法によるメッシュ
上に残留する割合Mは、下記計算式により求める。な
お、図5中、55は真空計、56は風量調節弁である。
【0080】
【数2】
【0081】トナーの平均粒径及び粒度分布は、コール
ターカウンターTA−II型あるいはコールターマルチ
サイザー(コールター社製)等種々の方法で測定可能で
あるが、本発明においてはコールターマルチサイザー
(コールター社製)を用い、個数分布,体積分布を出力
するインターフェイス(日科機製)及びPC9801パ
ーソナルコンピューター(NEC製)を接続し、電解液
は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調
製する。たとえば、ISOTON R−II(コールタ
ーサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。
測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中
に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼ
ンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料
を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波
分散器で約1〜3分間分散処理を行ない前記コールター
マルチサイザーによりアパーチャーとして100μmア
パーチャーを用いて、トナーの体積,個数を測定して体
積分布と個数分布とを算出した。それから、本発明に係
わる体積分布から求めた重量基準の重量平均粒径
(D4:各チャンネルの中央値をチャンネルの代表値と
する)及び体積平均粒径(DV:各チャンネルの中央値
をチャンネルの代表値とする)を求めた。
【0082】金属酸化物粉体の平均粒径はトナーの平均
粒径の測定と同様の装置を使用して、13μmのアパー
チャーを用いて測定し、重量平均粒径として求めた。
【0083】本発明におけるシリカ粒子の平均粒径の測
定は、処理シリカ粒子の真比重と比表面積より、次式に
より算出した。
【0084】
【数3】 [式中、dは平均粒径(×10-3μm)を示し、ρは真
比重を示し、SBET比表面積を示す。]
【0085】BET比表面積より算出される平均粒子径
は、特にシリカ粒子表面にオイル処理をすることによ
り、適合が良く、観察による測定とよく一致する。
【0086】比表面積はBET法に従って、比表面積測
定装置オートソーブ1(湯浅アイオニクス社製)を用い
て試料表面に窒素ガスを吸着させ、BET多点法を用い
て比表面積を算出した。
【0087】本発明における樹脂微粒子の粒径は、種々
の方法によって測定できるが、本発明においては、電子
顕微鏡写真を用いて行った。すなわち、電子顕微鏡S−
800(日立製作所)を用いて1万〜2万倍の倍率で写
真撮像を行い、撮影された樹脂微粒子からランダムに1
00〜200個を抽出し、ノギス等の機器を用いてそれ
ぞれの凸部から凸部までの直径を測定し、平均化したも
のを樹脂微粒子の粒径とした。
【0088】
【実施例】以上、本発明の基本的な構成と特色について
述べたが、以下実施例にもとづいて具体的に本発明につ
いて説明する。しかしながら、これによって本発明の実
施の態様がなんら限定されるものではない。
【0089】(シリカ粒子製造例) [オイル処理シリカSA−1の製造]乾式法で合成され
たシリカ微粉末(BET比表面積200m2/g)10
0重量部を予めヘキサメチルジシラザン10重量部によ
って処理し、次いでジメチルシリコーンオイル(100
cSt)12重量部をヘキサンで希釈したもので処理を
行い、その後常温から約260℃まで昇温させ加熱処理
を行い表1に示すオイル処理シリカSA−1を得た。平
均粒径は0.01μmであった。
【0090】[オイル処理シリカSA−2,SA−3の
製造]オイル処理シリカSA−1と同様にしてSA−
2,SA−3のオイル処理シリカを得た。その処方、物
性を表1に示す。
【0091】[オイル処理シリカSB−1の製造]湿式
法で合成されたシリカ微粉体(比表面積0.50m2
g)40重量部を、ジメチルシリコーンオイル(125
00cSt)60重量部で処理を行ない、表1に示すオ
イル処理シリカSB−1を得た。平均粒径は約8.5μ
mであった。
【0092】[オイル処理シリカSB−2の製造]オイ
ル処理シリカSB−1と同様にしてSB−2のオイル処
理シリカを得た。その処方と物性を表1に示す。
【0093】(金属酸化物の製造例) [チタン酸ストロンチウムの製造]炭酸ストロンチウム
600gと酸化チタン320gをボールミルにて、8時
間乾式混合した後濾過乾燥した。この混合物を5kg/
cm2の圧力で成型し、1100℃の温度で8時間仮焼
した。
【0094】その後機械粉砕し、平均粒径1.2μmの
表2に示す金属酸化物MO−1(チタン酸ストロンチウ
ム)を得た。
【0095】これと同様にして、表2に示すMO−2、
MO−3を得た。
【0096】[酸化セリウムの製造]シュウ酸セリウム
を1200kg/cm2の圧力で成形し、1800℃の
温度で5時間焼結させた。その後機械粉砕し、表2に示
す平均粒径0.09μmのMO−4(酸化セリウム)を
得た。
【0097】(樹脂微粒子の製造例)表3に示す物性の
樹脂微粒子a〜cを用意した。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】
【表3】
【0101】 <実施例1> ・スチレン−nブチルアクリレート−マレイン酸モノブチル共重合体 100重量部 ・磁性体(形状:球形、長径/短径=1.08) 100重量部 ・低分子量ポリエチレン 7重量部 ・モノアゾ鉄錯体 2重量部
【0102】上記材料を予備混合した後に、110℃に
設定した二軸混練押出し機によって溶融混練を行った。
混練物を冷却後、粗粉砕を行ない、ジェット気流を用い
た粉砕機によって微粉砕をし、さらに多段式風力式分級
機で3回分級をし、粗粒側を重点的にカットし、重量平
均粒径が5.7μmの黒色微粉体(トナー粒子)Aを得
た。
【0103】さらに、 ・黒色微粉体A 100重量部 ・シリコーンオイル処理シリカ(SA−1) 1.5重量部 ・シリコーンオイル処理シリカ(SB−1) 0.2重量部 ・チタン酸ストロンチウム(MO−1) 1.0重量部 ・樹脂微粒子(a) 0.1重量部
【0104】上記混合物をヘンシェルミキサーで撹拌混
合し、さらに150メッシュの振動篩を通し、表4に示
すトナーを得た。
【0105】 <実施例2> ・スチレン−nブチルアクリレート共重合体 100重量部 ・磁性体(形状:八面体) 100重量部 ・低分子量ポリプロピレン 5重量部 ・モノアゾ鉄錯体 3重量部
【0106】上記材料を予備混合した後に、110℃に
設定した二軸混練押出し機によって溶融混練を行なっ
た。混練物を冷却後、粗粉砕を行ない、ジェット気流を
用いた粉砕機によって微粉砕をし、さらに多段式風力式
分級機で3回分級をし、粗粒側を重点的にカットし、重
量平均粒径が4.9μmの黒色微粉体(トナー粒子)B
を得た。
【0107】さらに、 ・黒色微粉体B 100重量部 ・シリコーンオイル処理シリカ(SA−1) 1.7重量部 ・シリコーンオイル処理シリカ(SB−1) 0.2重量部 ・チタン酸ストロンチウム(MO−1) 1.2重量部 ・樹脂微粒子(b) 0.1重量部
【0108】上記混合物をヘンシェルミキサーで撹拌混
合し、さらに280メッシュの振動篩を通し、表4に示
すトナーを得た。
【0109】<実施例3>黒色微粉体(トナー粒子)の
重量平均粒径を6.2μm(黒色微粉体C)とする以外
は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0110】<実施例4〜8>表1〜3に記載した材料
を表4の実施例4〜8の構成に変えた以外は、実施例1
と同様の方法により、表4に示す実施例4〜8のトナー
を得た。
【0111】<実施例9、10>表1〜3に記載した材
料を表4の実施例9、10の構成に変えた以外は、実施
例2と同様の方法により、表4に示す実施例9、10の
トナーを得た。
【0112】<比較例1>分級工程における分級回数/
分級条件を変えて得た黒色微粉体を黒色微粉体(トナー
粒子)Dとし、さらに現像剤を篩うメッシュを60メッ
シュとし、表1〜3に記載した材料を表4の比較例1の
構成に変えた以外は、実施例1と同様にトナーを得た。
【0113】<比較例2>トナーを篩うメッシュを50
0メッシュとし、表1〜3に記載した材料を表4の比較
例2の構成に変えた以外は、実施例1と同様にして表4
に示すトナーを得た。
【0114】<比較例3>黒色微粉体(トナー粒子)の
重量平均粒径を7.8μm(黒色微粉体E)とし、表1
〜3に記載した材料を表4の比較例3の構成に変えた以
外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0115】
【表4】
【0116】(評価)表4に示した各トナーを現像装置
として以下のようなものを用いて評価した。
【0117】現像剤担持体として、引き抜き加工したま
まのアルミ円筒素管(外径:16mm)のスリーブの表
面に、カーボンブラックとグラファイトとアクリル樹脂
粒子がフェノール樹脂10重量部中に1:9:0.1の
割合で分散している樹脂被覆層をコートしたもの(平均
表面粗さ:1.0μm)を用いた。
【0118】また、この円筒スリーブの内部に、現像極
の磁束密度が80mTの4極マグネットを内蔵させた。
【0119】現像剤規制部材としては、厚さ:1.5m
mのシリコーンゴムブレード(比較例2のみウレタンブ
レード)を用い、図2のように現像剤担持体に34.3
N/mの引き抜き圧で当接させた。
【0120】感光体としては、直径が30mmの有機感
光体を用い、現像剤担持体と感光体との最近接距離を3
00μmに設定した。
【0121】一次帯電器としては、ローラー帯電器を用
い、露光手段としてはレーザー光を用い、600dpi
で潜像を形成した。また、転写帯電器としては、ローラ
ー帯電器を用いた。
【0122】転写工程で感光体上に残留した現像剤を除
去するクリーニング装置としては、ブレードクリーニン
グ装置を用い、クリーニングブレードとしてはウレタン
ブレードを用いた。
【0123】感光体上の潜像の電位は、暗部電位:−7
00V、明部電位:−150Vになるように設定した。
【0124】感光体は72mm/sで回転させた。現像
剤担持体も72mm/sで回転させた。
【0125】現像剤担持体には現像バイアスとして、直
流電圧:−500V、交流電圧:1600V(ピーク
トゥ ピーク)、交流周波数:2200Hzの矩形を印
加した。
【0126】下記の項目の評価結果を表5に示す。
【0127】(1)画像濃度 通常の複写用普通紙(75g/m2)に2万枚プリント
アウト終了時の画像濃度維持により評価した。尚、画像
濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス社製)を用い
て、原稿濃度が0.00白地部分のプリントアウト画像
に対する相対濃度を測定した。
【0128】(2)画像流れ 画像流れは、画像面積率約5%のサンプル画像をプリン
トアウトし、2万枚後の画像の流れの程度により評価し
た。
【0129】 ランク1:非常に良好(未発生) ランク2:良好(ほとんど発生せず) ランク3:実用可 ランク4:実用不可 (3)感光体融着 感光体ドラム表面の傷や現像剤融着の発生状況とプリン
トアウト画像への影響を目視で評価した。
【0130】ランク1:非常に良好(未発生) ランク2:良好(感光体上に見られる融着が5点未満、
画像への影響はない) ランク3:実用可(感光体上に見られる融着が10点未
満、画像への影響が少ない) ランク4:実用不可(感光体上に見られる融着が10点
以上、画像欠陥を生じる) (4)画像たて筋 画像たて筋は、1ドット/2スペースの横線で形成され
る画像に現れるたて筋の数を目視で数え評価した。
【0131】
【表5】
【0132】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明により、
高温高湿から低温低湿の幅広い環境においても高い現像
性を維持し、画像流れを起こさず、さらに感光体への現
像剤融着も起こさない現像剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略説明図である。
【図2】本発明に好適な現像装置の概略説明図である。
【図3】現像剤規制部材の現像剤担持体への当接の一態
様を示すための図である。
【図4】現像剤規制部材の現像剤担持体への当接の一態
様を示すための図である。
【図5】現像剤を吸引法で篩分けして200メッシュ/
500メッシュ上に残留する割合の測定に用いる装置の
概略図である。
【符号の説明】
21,32,42,102 現像剤担持体 22 現像剤容器 25,33,43 現像剤規制部材 26,31,41,100 感光ドラム(潜像保持体) 114 転写ローラー 116 クリーナ 126 定着器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 一夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−218531(JP,A) 特開 平9−15901(JP,A) 特開 平8−314187(JP,A) 特開 平8−240925(JP,A) 特開 平8−220805(JP,A) 特開 平8−184990(JP,A) 特開 平5−346730(JP,A) 特開 平4−344677(JP,A) 特開 平4−308873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 G03G 15/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像保持体と、静電潜像をトナーにより
    可視化する現像装置とを有する画像形成装置において、 (a)現像装置は、トナー担持体、トナー規制部材及び
    トナーを有するトナー容器を具備し、該現像剤規制部材
    として、少なくとも表面の材質がシリコーンであるもの
    を用い、該トナー規制部材は、当接圧4.9N/m〜1
    18N/mで該トナー担持体に当接されており、 (b)該トナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含
    有するトナー粒子と無機微粉体と金属酸化物粉体とを少
    なくとも有するトナーであって、該トナーは、重量平均
    粒径(D4)をX(μm)とし、個数分布における粒径
    3.17μm以下の粒子の割合をY(個数%)としたと
    き、下記条件(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布を有しており、 該無機微粉体がシリカ粒子であり、且つ、該シリカ粒子
    の含有重量WAと該金属酸化物粉体の含有重量WBが下記
    関係式 1/5WA≦WB≦3WA を満足し 引法で該トナーを篩い分けしたときに200メッシュ
    上に残留する割合をA重量%、500メッシュ上に残留
    する割合をB重量%としたとき、Aが0.15重量%以
    下であり、B−Aが0.02〜0.3重量%であること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該トナーの体積平均粒径(DV)が 2.5≦DV≦6.0 であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 該シリカ粒子がシリコーンオイルで処理
    されており、シリコーンオイルで処理された該シリカ粒
    子の平均粒径DAと該金属酸化物粉体の平均粒径DCが下
    記の関係を満たすことを特徴とする請求項又はに記
    載の画像形成装置。 DA<DC
  4. 【請求項4】 該シリカ粒子がシリコーンオイルで処理
    された平均粒径の異なる2種のシリカ粒子Aとシリカ粒
    子Bを有しており、該シリカ粒子Aの平均粒径DA,該
    シリカ粒子Bの平均粒径DB及び該金属酸化物粉体の平
    均粒径DCが、下記関係式を満足することを特徴とする
    請求項又はに記載の画像形成装置。 10DA≦DBA<DC<DB
  5. 【請求項5】 該シリカ粒子の平均粒径DAが0.1μ
    m以下であり、該金属酸化物粉体の平均粒径DCが、
    0.3〜2.9μmであることを特徴とする請求項
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該トナー中に存在する該シリカ粒子の量
    が0.5〜3重量%であることを特徴とする請求項
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 該シリカ粒子がシランカップリング剤で
    処理されていることを特徴とする請求項乃至のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 該トナーが粒径0.03〜1.0μmの
    樹脂微粒子を含有することを特徴とする請求項乃至
    のいずれかに記載の画像形成装置。
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