JP3453566B2 - 毛羽糸の製造方法 - Google Patents
毛羽糸の製造方法Info
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Description
ント単糸に実撚りを加えた下撚マルチフィラメント糸条
を複数本使用して、毛羽加工を施す毛羽糸の製造方法に
関する。
糸は、実撚りの下撚が施された複数本の下撚マルチフィ
ラメント糸条(一般的には2本又は3本)を合糸して実
撚り(この段階の撚りを「上撚」と言う)を加えたもの
で、各下撚マルチフィラメント糸条の構成フィラメント
単糸の一部が切断された糸で、この切断端が糸の表面に
突出して毛羽立たせた状態を生じさせたものである。こ
こで、「各下撚マルチフィラメント糸条」は、多数本の
構成フィラメント単糸に実撚り(この段階の撚りを「下
撚」又は「先撚り」と言う)を加えたものである。な
お、「合糸して実撚り(この段階の撚りを「上撚」と言
う)を加えた」とは、上撚数が下撚数の約60〜100
%と言われ、これが通常の上撚数を入れた糸と言われて
いる。
来、大別して次の2通りのものがあった。第1の毛羽糸
製造方法は、下撚マルチフィラメント糸条をガイドに巻
きかけて往復状態にし、この往路側と復路側とを交錯さ
せつつ一方側を強く引き出すようにすることで、上記交
錯部分で捩りと扱きを同時に与えて毛羽を発生させてお
き、その後、このように毛羽加工済みの下撚マルチフィ
ラメント糸条を複数本合糸したうえで、これら全体に上
撚(実撚り)を加えるというものである。
ィスクと粗面(研磨)ディスクとが回転軸に串刺し状に
設けられた回転具を、例えば3本、互いの軸方向を平行
させ且つ各隣接するディスク相互を軸方向で噛み合わせ
状に配置して寄せ集めると共に、これら回転具の寄せ集
め中心へ1本の下撚マルチフィラメント糸条を通過させ
各ディスクの外周端に接触する状態にし、そのうえで全
回転具の回転と下撚マルチフィラメント糸条の糸送りと
を行って、毛羽加工と仮撚りとを同時に加えるものであ
る。
許第2973828号公報、特開平2−216233号
公報、特公平7−103501号公報、特開平8−33
7937号公報、特開平10−102341号公報、特
開平10−110343号公報、特許第2621973
号公報などに記載されている。第2の毛羽糸製造方法
は、特開平4−240237号公報、特開平5−518
34号公報、特開平8−158187号公報(以上は、
主として下撚の方向と仮撚りの方向とを逆にすべく規定
したもの)、実公昭58−46129号公報、特公昭6
2−6010号公報(以上は、主として摩擦仮撚用のデ
ィスクと粗面ディスクとの配置や形状等を規定したも
の)などに記載されている。
製造方法では、下撚マルチフィラメント糸条同士を強く
擦過させる必要があることから、下撚マルチフィラメン
ト糸条に強い張力を与えなければならず、これを原因と
した、下撚マルチフィラメント糸条自体の糸切れが生じ
易いと言うことがあった。そして、この強い張力によ
り、各下撚マルチフィラメント糸条の構成フィラメント
単糸も同時に強いストレスやダメージを受けて、毛羽加
工後における下撚マルチフィラメント糸条の強力の減少
が大きいということがあった。すなわち、歩留まり性に
劣り、このことが毛羽糸の製造コストを高めると共に、
毛羽糸強力の大幅な低下に繋がっていた。
は、粗面ディスクを下撚マルチフィラメント糸条に強く
押し付けることになるので、やはり下撚マルチフィラメ
ント糸条にはこれに強い張力を与えなければならず、こ
れによって下撚マルチフィラメント糸条自体に糸切れが
生じ易く、毛羽発生に至らない構成マルチフィラメント
の損傷が多く、毛羽加工後における強力の減少が大きい
という問題があった。
た、歩留まり性に劣り、このことが毛羽糸の製造コスト
を高めると共に、毛羽糸強力の大幅な低下に繋がってい
た。また、下撚マルチフィラメント糸条の研磨を確実に
行って十分な毛羽立ちをさせるために、下撚マルチフィ
ラメント糸条の送り速度を高めることができないという
ことがあり、このためそれだけ毛羽糸の生産性が低いと
いう問題があった。更に、この第2の毛羽糸製造方法で
は、製造された毛羽糸としての品質にもバラツキ(研磨
ムラ)が発生し易いという問題もあった。また、絶えず
ディスクの摩耗劣化が起こっているため、経時的にみ
て、品質的に安定した毛羽糸が得られにくいという課題
があった。
たものであって、製造コストの低廉化と生産性の向上と
を図りつつ、十分な毛羽立ちを生じさせ、且つ毛羽加工
後における強力低下の少ない毛羽糸を製造可能とする毛
羽糸の製造方法を提供することにある。
的を達成するために、本発明の毛羽糸の製造方法では、
多数本の構成フィラメント単糸に実撚りを加えた下撚マ
ルチフィラメント糸条を複数本使用して、これら複数本
の下撚マルチフィラメント糸条を引き揃え状態にする。
そして、摩擦仮撚体により、これら複数本の下撚マルチ
フィラメント糸条全体に回転運動を生起させて仮撚りを
加えると共に、この仮撚りと同時に、個々の下撚マルチ
フィラメント糸条自体にも自転状の回転運動を生起させ
る。
を給糸する場合について説明する(後述の図5,図6及
び図8参照)。各下撚マルチフィラメント糸条X,Y
は、摩擦仮撚体21に当接することによる摩擦力によっ
て自転状の回転運動をしながら、2本全体としても回転
運動を行う。したがって、自転状の回転運動をする各下
撚マルチフィラメント糸条X,Yが互いに擦過すること
により、構成フィラメント単糸の一部が切断されて毛羽
を形成させる。この場合、各下撚マルチフィラメント糸
条X,Yは実撚の下撚が加えられていることによる束縛
により、2本としての挙動を行うことになる。すなわ
ち、もし各下撚マルチフィラメント糸条X,Yに実撚の
下撚が加えられていなければ、構成フィラメント単糸が
混在した1本としての回転運動を生起するだけであるか
ら、ここにおいて毛羽は発生しないことになる。
軸に配設された回転円板26に複数本の下撚マルチフィ
ラメント糸条X,Yを当接させる場合を示しているが、
本発明の摩擦仮撚体はこれに限らず、例えば、図8に示
す、円筒形の内周面に複数本の下撚マルチフィラメント
糸条X,Yを当接させる内周摩擦仮撚方式や、一本の回
転軸の回転円板が少なくとも1枚以上配設された1軸外
周摩擦方式としたり、或いは、2本以上の平行な回転軸
にそれぞれ少なくとも1枚以上の回転円板がそれらの外
周面相互を軸方向に重合並列させた状態で配置された多
軸外周摩擦方式としたりしてもよい。更に、本発明の摩
擦仮撚体としては、逆行して回転するベルト間に複数本
の下撚マルチフィラメント糸条を挟持し、仮撚を与える
ベルト仮撚方式としたり、回転円板と逆行して回転する
ベルトに下撚マルチフィラメント糸条を挟持させる方式
としたりすることもできる。
を引き揃え、3本の回転軸に配設された回転円板に当接
する場合(図1参照)を例に挙げて説明すると、各下撚
マルチフィラメント糸条X,Y,Zは断面視した状態で
三角点配置となるが、この位置付けを、例えば時計回り
方向に1番位置、2番位置、3番位置とおけば、下撚マ
ルチフィラメント糸条X,Y,Z全体に加える仮撚り
は、1番位置の下撚マルチフィラメント糸条Xを2番位
置へ、2番位置の下撚マルチフィラメント糸条Yを3番
位置へ、3番位置の下撚マルチフィラメント糸条Zを1
番位置へ、それぞれローテーション的に移動させること
を繰り返すような撚りを言うものである。
ィラメント糸条X,Y,Z自体に対して自転状の回転運
動を生起させるというのは、1番位置の下撚マルチフィ
ラメント糸条Xが上記ローテーション的移動とは別に自
らも回転し、また2番位置の下撚マルチフィラメント糸
条Yが上記ローテーション的移動とは別に自らも回転
し、3番位置の下撚マルチフィラメント糸条Zについて
も上記ローテーション的移動とは別に自らも回転する、
という状態を言う。このような二重の撚り(回転運動)
を同時に加えると、各下撚マルチフィラメント糸条X,
Y,Zの擦過間では、それらの構成フィラメント単糸
が、その自転速度に対する2倍速(相手の下撚マルチフ
ィラメント糸条との間での相対速度となるから)で擦過
し合い、これによって互いの構成フィラメント単糸に適
度な切断が起こることになる(毛羽が発生する)。
切断部分で毛羽を形成させた毛羽糸が製造される。ここ
において、摩擦仮撚体は、下撚マルチフィラメント糸条
に当接する部分を外周面とする回転円板によって形成す
ることができる。摩擦仮撚体が回転円板を具備するもの
とした場合、これら回転円板は、一軸上に少なくとも1
枚あればよいが、仮撚効果(回転効果)を高める場合に
は複数個を串刺し配置すればよい。
された複数本の回転軸を有して、これら各回転軸ごとに
少なくとも1枚の回転円板が設けられ、且つ回転円板が
それらの外周相互を軸方向に互い違いに噛み合わせた状
態(重合並列させた状態)で配置されたものとすればよ
い。この摩擦仮撚体は、下撚マルチフィラメント糸条に
当接時の動摩擦係数として0.25以上を生起可能にな
ったものを使用することが好適とされている。
方法で用いられていた粗面ディスクに糸状を強く押し付
けるものとは、顕著に異なるところである。すなわち、
従来の第2の毛羽糸製造方法では、粗面ディスクによっ
て直接的に下撚マルチフィラメント糸条を研磨していた
ため、この粗面ディスクに必要とされる構造上の条件と
しては表面粗さであったが(糸状と粗面ディスクとの擦
過に重点がおかれていたが)、本発明では、下撚マルチ
フィラメント糸条相互の擦過によって毛羽を発生させる
ものであるため、摩擦仮撚体には、表面粗さよりも、上
記のように下撚マルチフィラメント糸条との間の動摩擦
係数に重点がおかれるものとなっている。
に当接する部分での周速を、下撚マルチフィラメント糸
条の送り速度で除算すれば、糸速比を得ることができる
が、本発明において、この糸速比は、1.5以上とする
ことが好適である。糸速比を1.5未満とすると、毛羽
発生量が不十分となり、また下撚マルチフィラメント糸
条の張力に変動が生じ易くなって、糸切れにつながり易
いことがある。また、下撚マルチフィラメント糸条の送
り速度は、100m/分以上とするのが好適とされてい
る。送り速度が100m/分よりも遅いと、各下撚マル
チフィラメント糸条がボビンから解舒される過程や、毛
羽加工段階でスナール(張力の緩みに伴い各下撚マルチ
フィラメント糸条による撚りを起因として側方へねじれ
ループが形成される現象)が発生し、糸切れ及びスナー
ルを巻き込んだ不良糸の発生が多くなる。
ン製であることが好ましい。回転円板にウレタンディス
クを使用するとセラミック、セラミック溶射仕様に比べ
非常に強い毛羽糸ができる。
は、いずれも仮撚加工糸であると、仮撚加工糸は、延伸
糸よりフィラメント単糸が太くフィラメント数が少ない
場合にあっても毛羽が多く発生し、毛羽加工延伸倍率範
囲も広いので、延伸糸以上に糸切れが少ない安定な毛羽
加工ができる。また、前記複数の下撚マルチフィラメン
ト糸条は、延伸糸と仮撚加工糸であるとすると、仮撚加
工糸と延伸糸の中間の毛羽数が発生し、かつ染色すると
梳毛調のムラがある毛羽糸(ウール調のムラのある合繊
毛羽糸)ができる。
した本発明の毛羽糸製造方法に用いられるものであっ
て、引き揃え状態にされた複数本の下撚マルチフィラメ
ント糸条に当接しつつ回転してその全体に仮撚りと個別
の自転状撚りとを同時に生起させる摩擦仮撚体を具備し
てなるものである。具体的には、所定速度で走行する糸
条を回転する回転円板の外周部分で当接させることによ
って毛羽を生じさせる摩擦仮撚体を備えた毛羽加工装置
において、複数の各下撚マルチフィラメント糸条を各々
巻くボビンを各々配置させ、これらの各ボビンから複数
の下撚マルチフィラメント糸条を挟持手段(例えば、送
出ローラとエプロンベルト駆動装置間)で挟持させて、
一つの摩擦仮撚体に引き揃えた状態で供給させている。
この毛羽加工装置では、使用する下撚マルチフィラメン
ト糸条の本数だけボビンが必要になり、その保持部が必
要になる。複数のボビンから引き出した複数の下撚マル
チフィラメント糸条を、挟持手段で挟持させ、一つの摩
擦仮撚体に引き揃えた状態で供給させると、ボビン内の
解舒張力の変動とボビン間における張力のバラツキを少
なくすることができ、解舒張力の変動を摩擦仮撚体に伝
播させにくくする(少なくする)。各ボビンに巻かれた
各下撚マルチフィラメント糸条は、各ビンから繰り出さ
れる下撚マルチフィラメント糸条に対しては、それらが
互いに引き揃え状態とされる前に個々別々に糸切れ検出
する糸検出器を設けることにより、下撚マルチフィラメ
ント糸条の本数不足を原因とした不良品の発生を防止で
きる。
たときには、残存する下撚マルチフィラメント糸条を、
それらに送出駆動を付与する位置より上流側で糸切断手
段によって切断すれば良い。また、糸切断手段に変え
て、下撚マルチフィラメント糸条に送出駆動を付与する
ための装置を停止させたり、作業者に糸切れを報知する
装置を設けたりすることも可能である。
に基づき説明する。
するために、本明細書中に記載される用語をまず説明す
る。化学繊維は、フィラメントとして紡糸されるので、
これらを集束させ、必要に応じて撚りを掛ければフィラ
メント糸条を得ることができる。このように、2本以上
のフィラメントから成る糸をマルチフィラメント糸条と
呼ぶ。また、フィラメントがある程度太く、実用に耐え
る強さや伸びを持つ場合は、その1本のフィラメントを
モノフィラメント糸条と呼ぶ。撚りのかかり方は、撚り
方向(繊維束または糸束を束の軸のまわりにねじる方
向)と撚り数(ねじりの程度)によって決まる。撚り方
向は、糸軸に対する糸表面の繊維の傾きの方向によって
Z撚りおよびS撚りとして示される。我が国で左撚りと
いうのはZ撚り、右撚りというのはS撚りのことであ
る。仮撚り法とは、加工糸の製造方法における加撚法の
一つであり、糸を走行させながら加撚、熱固定、解撚の
3操作を連続して行う方法であって、糸の中央部をつか
んで糸軸のまわりにねじることによって得られる。この
とき、つかみ部の上側と下側の糸には同数で、方向が反
対の撚りがかかることになるが、この撚りは単に見かけ
の撚りであって、つかみ部を離すと糸は無撚りの状態に
戻る。実撚りとは、無撚りの状態にならず、実際に撚り
が加えられることで、下撚りも上撚りも上記実撚りを意
味する。
の毛羽糸の製造方法に使用する毛羽加工装置1の第1の
例を示している。図2に示すように、複数の下撚マルチ
フィラメント糸条X,Y,Zを一つの摩擦仮撚体21に
引き揃えた状態で供給させている。すなわち、複数(図
例では3つとした)のボビン2,3,4に巻かれた下撚
マルチフィラメント糸条X,Y,Zが上流側送出ローラ
(「第1フィードローラ」とも言う)5及びガイド6を
介した後、摩擦仮撚体21を経ることによって毛羽糸W
となり,ガイド7及び下流側送出ローラ8を経た後、巻
取ローラ9の駆動を受けつつ巻取チーズ10で巻き取ら
れる。
8は、それぞれエプロンベルト駆動装置12、13等に
よって引き揃えられた複数の下撚マルチフィラメント糸
条X,Y,Zを挟持し、送り出している。例えば、これ
らのエプロンベルト駆動装置12、13では、上流側送
出ローラ5及び下流側送出ローラ8(「第2フィードロ
ーラ」とも言う)のバランス制御をすることにより、摩
擦仮撚体21を通過する複数の下撚マルチフィラメント
糸条X,Y,Zの張力を調節することができ、これによ
り毛羽量の調整ができる。また勿論、それらを同期的に
制御することで送り速度を所定に設定することもでき
る。また、複数の下撚マルチフィラメント糸条X,Y,
Zを、挟持手段である送出ローラ5とエプロンベルト駆
動装置12との間で挟持させ、一つの摩擦仮撚体21に
引き揃えた状態で供給させると、ボビン2,3,4内の
解舒張力の変動とボビン2,3,4間における張力のバ
ラツキを少なくすることができ、解舒張力の変動を摩擦
仮撚体26に伝播させにくくする(少なくする)。そし
て、送出ローラ5とエプロンベルト駆動装置12との挟
持を連続させると(挟持手段による挟持を少なくとも2
回連続させると)、送出ローラ5から摩擦仮撚体26に
至る間では張力変動が小さくなり、糸切れが減少する。
また、ボビン2,3,4で一つの錘が構成され、この錘
が連続的に複数配されると、各々の錘間の毛羽糸品質の
バラツキが減少する。なお、複数の下撚マルチフィラメ
ント糸条X,Y,Zの挟持手段としては、送出ローラ5
とエプロンベルト駆動装置12に限られたものではな
く、例えば、ゴムローラとゴムローラとの間で挟持させ
ても良い。
ルチフィラメント糸条X,Y,Zに対しては、それらが
互いに引き揃えられた状態とされる前に個々別々に糸切
れ検出する糸検出器15,16,17が設けられてい
る。これら糸検出器15,16,17は、例えば光電管
であって、下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zの有
無の信号を信号制御部18へ出力するように接続されて
いる。また、上流側送出ローラ5のすぐ上流部(ボビン
2,3,4から上流側送出ローラ5までであれば特に限
定されない)には、下撚マルチフィラメント糸条X,
Y,Zを一気に切断可能にする糸切断手段19が設けら
れている。この糸切断手段19は、上記した信号制御部
18からの動作信号に基づいて動作可能になっている。
すなわち、糸検出器15,16,17のうち少なくとも
下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zの一つが糸切れ
を検出したときに、糸切断手段19が残存する下撚マル
チフィラメント糸条X,Y,Zを切断し、それ以降、上
流側送出ローラ5による送出駆動を中止させるようにな
っている。下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zの本
数不足を原因とした不良品の発生を防止するためであ
る。
うに、装置本体20の上部に3つの摩擦仮撚体21が上
下位置が互い違いに噛み合うように寄せ集められ、これ
ら個々の摩擦仮撚体21が装置本体20の下部側に設け
られた回転駆動手段22によって回転される構造となっ
ている。各摩擦仮撚体21は、回転軸25に対して複数
個(図例では3個)の回転円板(ディスクとも言う)2
6が串刺し状にされ、且つ各回転円板26が、それらの
相互間に対して回転円板26の2枚分の肉厚を越える隙
間27を形成させるような一軸配置状態とされたものと
なっている。それぞれの摩擦仮撚体21における配置関
係としては、隣接する摩擦仮撚体21との相互間で各回
転軸25が平行し、且つ各回転円板26と各隙間27と
が対向配置となって、回転円板26同士が軸方向で重合
されるようになっている。
れた状態として、図1に示すように、その中央に縦方向
に貫通する三角柱状の空間(回転円板26の外周端で囲
まれた部分)30が形成されることになり、この空間3
0が、下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zを挿通さ
せるための糸通路30となる。図3及び図4に示すよう
に、各回転軸25は、それらの軸間距離を接近させて回
転円板26と下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zと
の接圧を高め、摩擦力を増大させ、もって仮撚効果(回
転効果)を高めるようにセットされる。この場合、上記
した三角柱状の空間は見掛け上は形成されないことにな
るが、下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zは各回転
軸25の回転円板26に対して屈曲しつつ接触して、蛇
行状に走行する状態となり、実質的には糸通路30は形
成されていることになる。なお、装置本体20には、こ
の糸通路30の上部に上部糸ガイド32が設けられ、ま
た糸通路30の下方に下方糸ガイド33が設けられてい
る。また、回転駆動手段22は、一つの摩擦仮撚体21
の回転軸25に対してその下端部に設けられたワーブ3
5をタンゼンシャルベルト36で回転させ、この回転軸
25から歯付きベルト手段37を介して他の二つの摩擦
仮撚体21の回転軸25にも回転力を伝えるものとなっ
ている。このことから全ての摩擦仮撚体21は同一方向
へ同一回転数で回転されるものである。
X,Y,Zは、上下位置が互い違いになるように寄せ集
められ3つの摩擦仮撚体21の中央に複数本の下撚マル
チフィラメント糸条(X,Y,Z)を引き揃えた状態で
接触させられ、個々の自転状の回転運動をしながら全体
としても回転運動をされる状態が得られる。
ることができる。
ン)、T1:入口張力、T2:出口張力、e:定数(約
2.7)とする。
板(ディスクとも呼ぶ)26をクロムメッキ梨地仕様と
しても上記の所定値を満足させるのは難しく、セラミッ
ク製又はセラミック溶射仕様(セラミック溶射ディス
ク)とするか、或いはウレタン製(図7に関して後述す
る第2の例を参照)とするのが好適である。なお、摩擦
仮撚体21の回転円板26において、その外周端の表面
粗さは、10S以下としておけば十分であるが、10S
を超えるものとしても別段構わない。
Y,Zの送り速度は、100m/分以上となるように設
定されている。これに対して回転駆動手段22による各
摩擦仮撚体21の回転数は、回転円板26としての外周
面における周速を、下撚マルチフィラメント糸条X,
Y,Zの送り速度で除算することで得られる糸速比が
1.5以上となることを目安として設定されている。
する毛羽加工装置1の他の例を示している。この第2の
例の毛羽加工装置1は、各摩擦仮撚体21を備える回転
円板26をウレタン製とした場合であって、これら回転
円板26の摩耗を抑制させるために、糸通路30の入口
部(上端開口部)と出口部(下端開口部)とに相当させ
て耐摩耗性に優れたガイドディスク37を設けている。
ラメント糸条X,Y,Zの毛羽加工方法に使用する毛羽
加工装置1の更に他の例を示している。この例の毛羽加
工装置1では、内周摩擦仮撚方式を採用している。すな
わち、摩擦仮撚体21は短円筒形をしたもので、且つ、
一つだけ設けられた構成となっている。なお、図示は省
略したが、この第3の例でも、摩擦仮撚体21は回転駆
動手段22によって回転されるものとなっている。この
第3の例では、摩擦仮撚体21の中心部に形成された筒
孔が糸通路30となされるものであって、この糸通路3
0の挿通された下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Z
は、この摩擦仮撚体21の筒孔内面に当接して自転状の
回転運動と全体回転を生起するようになっている。
成を具備する毛羽加工装置1を用いて毛羽糸Wを製造す
る本発明の方法を説明する。
X,Y,Zが挿通された状態で、回転駆動手段22によ
って全摩擦仮撚体21が同一方向(図1中における反時
計回り方向とする)へ同一回転数で回転され、また下撚
マルチフィラメント糸条X,Y,Zに送り駆動(図3及
び図4の上から下)が掛けられると、下撚糸を構成する
各下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zは、それぞれ
が当接している摩擦仮撚体21の回転円板26から回転
力を与えられる。したがって、各下撚マルチフィラメン
ト糸条X,Y,Zは、図1中における時計回り方向へ向
けて、その全体がローテーション的に移動されるような
撚りを繰り返すことになる。すなわち、これによって仮
撚りが施されるものである。
ィラメント糸条X,Y,Zには自転状の撚りが生起する
ことになるので、下撚マルチフィラメント糸条XとYと
の擦過間、下撚マルチフィラメント糸条YとZとの擦過
間、下撚マルチフィラメント糸条ZとXとの擦過間で、
それぞれ各下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zの構
成フィラメント単糸に適度な糸切れが起こり、もってこ
の糸切れ部分による毛羽が発生することになる。このよ
うにして毛羽糸Wが製造される。
毛羽合糸となり、1本1本ほぐして巻き取れば毛羽単糸
として使用できる。またこの毛羽糸Wは、各下撚マルチ
フィラメント糸条X,Y,Zが互いに擦過し合う領域
(毛羽発生作用を生じる領域:図2中符号M)を1m以
上の長い距離にできることに伴い、発生する毛羽数にバ
ラツキが少なく、高品質のものとなっている。なお、下
撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zに送り駆動をかけ
る場合、その送り速度は400m/分以上の高速に設定
することも可能である。これは、各下撚マルチフィラメ
ント糸条X,Y,Zの構成フィラメント単糸が互いの擦
過で糸切れを起こす作用(毛羽発生作用)において、糸
速の依存性が低いためである。したがって、毛羽糸とし
ての製造効率を飛躍的に高められるほか、各ボビン2,
3,4から下撚マルチフィラメント糸条X,Y,Zをそ
れぞれ解舒(引き出す)するときのスナールの発生を防
止でき、もって、スナール発生防止装置の不要化などが
図られ、解舒張力の変動を少なくできる利点がある。
Y,Zに付与する張力をそれほど高く設定しなくてもよ
いので、糸切れが生じ難く、歩留まりを良好にできる利
点もあり、そのうえ毛羽加工後における毛羽糸強力の低
下も少ない。
通路30に対して2本の下撚マルチフィラメント糸条
X,Yだけを挿通させても、毛羽糸の製造は可能であ
る。ただ、この場合には、摩擦仮撚体21における回転
円板26の外周面と下撚マルチフィラメント糸条X,Y
との間の動摩擦係数を高めに設定するか、或いは摩擦仮
撚体21において回転円板26を設ける個数を増やす等
の措置を講ずるのが好適である。一方、糸通路30に対
して3本以上に増やすと、上記処置を講ずることなく、
複数本が互いに擦過し合うことで、毛羽が多く発生する
ことになる。
るものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能であ
る。例えば、図1,図5,図6及び図8において、各下
撚マルチフィラメント糸条X、Y、Zの構成フィラメン
単糸の繊度及び本数は同一の場合を示しているが、それ
ぞれ異なっていてもよい。また、図3及び図4では、各
回転軸25に対して回転円板26が各3枚ずつ配設され
ているが、実施の条件によっては、少なくとも各回転軸
25に回転円板26が1枚以上配設されていればよく、
またそれぞれ同数とする必要もない。
装置1を用いて、下撚マルチフィラメント糸条の使用本
数と延伸倍率と毛羽数との関係について調べる試験を行
った。摩擦仮撚体21の回転円板26は、セラミック溶
射によるものとし、3つの摩擦仮撚体21の全体で計7
枚の回転円板26を使用するものとした。また、糸速を
200m/分とし、糸速比を1.83に統一した。試験
結果を表1に示す。
20倍に拡大して目視計数し、その計数値を10倍した
ものである。この表1からも明らかなように、本発明に
係る供試体1〜6では、延伸倍率(張力)をそれほど高
く設定しなくとも、十分な量の毛羽数を得られているこ
とが判る。これに対し、比較例としての供試体7〜10
では、糸切れを起こす寸前の状態まで延伸倍率(張力)
をかけているにもかかわらず、毛羽数の発生が非常に悪
いことが判る。また、毛羽の発生数にバラツキがあり、
糸切れも高い確率で発生している。
質を種々異ならせたもの、即ち、第1の例(図1乃至図
4参照)や第2の例(図7参照)の毛羽加工装置1と、
それら以外のもの(比較例のもの)とに関して、動摩擦
係数と毛羽数との関係について調べる試験を行った。使
用する下撚マルチフィラメント糸条は2本とした(図5
及び図6参照)。また、糸速を300m/分とし、糸速
比を1.067に統一した。試験結果を表2に示す。
20倍に拡大して目視計数し、その計数値を10倍した
ものである。また、動摩擦係数の測定には、ロッシール
ド社製のFメータを使用した。表2中、ウレタン製の回
転円板26の使用数が5枚となっているのは、他に2枚
のガイドディスク37が設けられているためである。こ
の表2から明らかなように、回転円板26をセラミック
製、セラミック溶射仕様、或いはウレタン製としてもの
に関しては、高い動摩擦係数が得られ、よって十分量の
毛羽数を得られていることが判る。特にウレタン製で
は、表面粗さが小さいにもかかわらず動摩擦係数が大き
いので、毛羽の発生が最も高い。これに対して、クロム
メッキ梨地仕様としたものでは動摩擦係数を所定値
(0.25)まで高められないため、毛羽を発生させる
ことができないものとなっている。一方、参考までに表
面粗さ(S)を併記したことから明らかなように、この
表面粗さと毛羽の発生数(個/m)との間に相関関係は
ないというべきである。つまり、本発明によれば、粗面
ディスクが不要で、毛羽が発生することとなる。
装置1を用いて、下撚マルチフィラメント糸条X,Y,
Zの糸速比と毛羽数(個/m)との関係について調べる
試験を行った。使用する下撚マルチフィラメント糸条は
2本とした(図5及び図6参照)。また、糸速を300
m/分とし、延伸倍率を1.067に統一した。摩擦仮
撚体21の回転円板26は、セラミック溶射によるもの
とし、3つの摩擦仮撚体21の全体で計7枚の回転円板
26を使用するものとした。試験結果を表3に示す。
20倍に拡大して目視計数し、その計数値を10倍した
ものである。この表3から明らかなように、供試体1〜
7では、糸速比を所定値(1.5)以上とすることを条
件として高く設定すればするほど、毛羽数の発生量も十
分量を超えた範囲で多く得られていることが判る。糸速
比を高くするということは、回転円板(ディスク)26
の回転数を上げることになるので、下撚マルチフィラメ
ント糸条X,Y,Zの回転が多くなりかつ、糸送り効果
も大きくなるので、回転円板(ディスク)26の入口張
力も大きくなるからである。これに対し、比較例として
の供試体8と9では、糸速比の不足から毛羽数が極端に
少なく、糸切れを起こし易い。
装置1を用いて、下撚仮撚加工糸を糸速400m/分、
糸速比1.83でセラミック溶射ディスクで毛羽加工し
たものである。試験結果を表4に示す。ここで、下撚仮
撚加工糸とは、仮撚加工糸に下撚を加えた糸であり、下
撚延伸糸とは、一般的に行われている延伸糸に下撚を加
えた糸である。延伸糸は、未延伸糸、半延伸糸を延伸し
たものであるが、半延伸糸は、伸び易く強度も低いの
で、実用的には好ましくない。また、最近では紡糸と連
続して延伸させる紡糸延伸糸が使用されることが多くな
ってきており、この紡糸延伸糸も含まれる。
と下撚延伸糸の毛羽数を比較して、グラフ化したもので
ある。この表4と図10から明らかなように、延伸倍率
を変化させると、延伸倍率が1.040から1.060
の範囲では、両者の毛羽発生に差はないが、延伸倍率が
1.060を超えると、下撚仮撚加工糸は、延伸糸より
毛羽が極めて多く発生することが判る。これは、延伸糸
の断面は通常円形であり、下撚仮撚加工糸の断面は多角
形であるので、回転円板に当接させたとき、自転状の回
転運動の発生により、互いに擦過し、多角形状の角部に
引っかかり毛羽が発生し易いからであると考えられる。
また、下撚仮撚加工糸は、毛羽加工延伸倍率範囲も広い
ので、仮撚延伸糸以上に糸切れが少ない安定な毛羽加工
ができる。また、表4の供試体1〜6は、合糸本数が3
本であり、表4の供試体7〜11は、合糸本数が2本で
あるが、合糸本数が増えれば、毛羽発生率を高まられる
ことも判る。
装置1を用いて、下撚仮撚加工糸と下撚延伸糸を混合し
て毛羽加工した実施例である。その試験結果を表5に示
す。なお、これらは糸速400m/分、糸速比1.83
でセラミック溶射ディスクで毛羽加工したものである。
ント糸条を下撚延伸糸のみで毛羽加工したもので、表5
の右欄は、下撚仮撚加工糸のみで毛羽加工したものであ
る。下撚仮撚加工糸と下撚延伸糸の両者を混合すると、
下撚仮撚加工糸と下撚延伸糸の中間の毛羽数が発生する
ことが判る。また、両者を混合し、染色すると梳毛調の
ムラがある毛羽糸ができる。すなわち、ウール調のムラ
のある合繊毛羽糸が製造することができる。
製、セラミック溶射仕様、又はウレタン製である場合の
強力を比較したものである。延伸糸を糸速400m/
分、糸速比1.83で毛羽加工したものである。回転円
板26にウレタンディスクを使用すると、セラミック、
セラミック溶射仕様に比べ非常に強い毛羽糸ができるこ
とが判る。したがって、表2の結果を総合すると、回転
円板26にウレタンディスクを使用すると、高い動摩擦
係数が得られ、よって十分量の毛羽数を得られるととも
に、強い毛羽糸ができることになる。
数本の下撚マルチフィラメント糸条に対して、その全体
に回転運動を生起させて仮撚りを加えると共に、個々の
下撚マルチフィラメント糸条自体にも自転状の回転運動
を生起させるという、同時に二重の撚りを加えること
で、低張力下での、各下撚マルチフィラメント糸条の擦
過間でその構成フィラメント単糸に適度な糸切れ、即
ち、毛羽を生じさせるので、製造コストの低廉化と生産
性の向上とを図りつつ、十分な毛羽立ちであって、且つ
毛羽加工後における強力低下の少ない毛羽糸を製造する
ことが可能である。
大平面断面図(図4のA−A線拡大断面図に相当)であ
る。
を示した概要図である。
視図である。
ント糸条を2本引き揃えて下撚マルチフィラメント糸条
を説明した拡大平面断面図である。
ある。
視図である。
部拡大断面図(図9のB−B線拡大断面図に相当)であ
る。
製造ラインを示した概要図である。
してグラフ化した図である。
仕様、又はウレタン製である場合の強力を比較した図で
ある。
段) 15,16,17 糸検出器 19 糸切断器 21 摩擦仮撚体 26 回転円板 30 摩擦仮撚体が寄せ集められた状態の
空間 X,Y,Z 下撚マルチフィラメント糸条 W 毛羽糸
Claims (7)
- 【請求項1】 多数本の構成フィラメント単糸に実撚り
を加えた下撚マルチフィラメント糸条を複数本使用し
て、これら複数本の下撚マルチフィラメント糸条を引き
揃えた状態とし、これら全体を回動する摩擦仮撚体に接
触させることで回転運動を生起させて仮撚りを加えると
共に、個々の下撚マルチフィラメント糸条自体にも自転
状の回転運動を生起させることにより、上記下撚マルチ
フィラメント糸条を相互に擦過させ、それらの構成フィ
ラメント単糸の一部を切断し、この切断により毛羽を形
成させて毛羽糸を製造することを特徴とする毛羽糸の製
造方法。 - 【請求項2】 前記摩擦仮撚体は、下撚マルチフィラメ
ント糸条に当接する部分を外周面とする回転円板によっ
て形成されており、回転円板の外周面と下撚マルチフィ
ラメント糸条との動摩擦係数が0.25以上であること
を特徴とする請求項1記載の毛羽糸の製造方法。 - 【請求項3】 前記摩擦仮撚体は、互いに平行状態とさ
れた複数本の回転軸を有して、これらの各回転軸ごとに
少なくとも1枚の回転円板が設けられ、各回転軸の回転
円板がそれらの外周面相互を軸方向に互い違いに噛み合
わせた状態で配置されたものであることを特徴とする請
求項2記載の毛羽糸の製造方法。 - 【請求項4】 前記摩擦仮撚体の回転円板は、ウレタン
製であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の
毛羽糸の加工方法。 - 【請求項5】 前記摩擦仮撚体の回転円板が下撚マルチ
フィラメント糸条に当接する部分での周速を、下撚マル
チフィラメント糸条の送り速度で除して得られる糸速比
が、1.5以上とされていることを特徴とする請求項2
乃至請求項4のいずれか1項記載の毛羽糸の製造方法。 - 【請求項6】 複数の各下撚マルチフィラメント糸条を
各々巻くボビンを各々配置させ、これらの各ボビンから
複数の下撚マルチフィラメント糸条を挟持手段で挟持さ
せて、一つの摩擦仮撚体に引き揃えた状態で供給させる
ことを特徴とする請求項1記載の毛羽糸の製造方法。 - 【請求項7】 前記各ボビンから繰り出される複数の下
撚マルチフィラメント糸条をそれらが互いに引き揃え状
態とされる前に個々別々に糸切れ検出する糸検出器と、
該糸検出器で糸切れが検出されたときに残存する下撚マ
ルチフィラメント糸条を送出駆動の付与位置より上流側
で切断する糸切断手段とが設けられていることを特徴と
する請求項6記載の毛羽糸の製造方法。
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| JP2000174093 | 2000-06-09 | ||
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