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JP3459752B2 - クロスダイクロプリズム及びそれを用いた投射表示装置 - Google Patents
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JP3459752B2 - クロスダイクロプリズム及びそれを用いた投射表示装置 - Google Patents

クロスダイクロプリズム及びそれを用いた投射表示装置

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JP3459752B2
JP3459752B2 JP15446297A JP15446297A JP3459752B2 JP 3459752 B2 JP3459752 B2 JP 3459752B2 JP 15446297 A JP15446297 A JP 15446297A JP 15446297 A JP15446297 A JP 15446297A JP 3459752 B2 JP3459752 B2 JP 3459752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロスダイクロプリ
ズム及びそれを用いた投射表示装置に関し、特に可視光
の色分解や色合成等を適切に設定した、又は適切なる方
法で製造したクロスダイクロプリズムを用いて行い、液
晶ライトバルブ等で表示した画像を所定面上に投射する
際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より可視光の色分離や色合成等を行
う光学部材として、4つの直角2等辺3角柱プリズムを
貼り合わせて構成したクロスダイクロプリズムが用いら
れている。
【0003】図4は、4個の直角2等辺3角柱プリズム
を貼り合わせてクロスダイクロプリズムを構成する際
に、直角2等辺3角柱プリズムの直角を挟む2つの面の
うち、一方の面に波長選択性反射膜を有した4つのクロ
スダイクロプリズム21から24を接合時に、それぞれ
の波長選択性反射膜21B、23Bと22R、24Rと
が直交するように、接着剤で貼り合わせて製造する方法
がある。
【0004】図4においては、4個の直角2等辺3角柱
プリズム21、22、23、24のすべてにおいて、直
角を挟む2つの面のうち、一方の面のみに波長選択性反
射膜(以下「反射膜」ともいう)21B、22R、23
B、24Rを設けている。図4に示すクロスダイクロプ
リズムでは2種類の反射膜(21B、23Bと、22
R、24R)の直交度がプリズム単品の角度精度にはよ
らず、接合時の4個の直角2等辺3角柱プリズムの貼合
せ精度による。又、2種類の反射膜が稜線部でまわりこ
んでしまうこともない。
【0005】図中、クロスダイクロプリズムCPに、例
えば部材25からの青色光LBが左側方から入射し、部
材26からの赤色光LRが右側方から入射したとする。
このとき青色光LBは第1の波長選択性反射膜21Bと
23Bによって反射し直角プリズム23の射出面23a
から同一方向に偏向される。同様に赤色光LRは第2の
波長選択性反射膜24R、22Rで反射して直角プリズ
ム23の射出面23aから出射する。
【0006】又、部材27からの緑色光LGが直角プリ
ズムの入射面21aから入射したとすると、緑色光LG
は第1、第2の波長選択性反射膜21B、23B、24
R、22Rを通過し、直角プリズム23の射出面23a
から出射する。
【0007】これらの各部材が色光を変調する液晶ライ
トバルブであれば、そこで表示される画像は直角プリズ
ム23の出射面23a近傍に設けた投射レンズ(不図
示)によって所定面(スクリーン面)上に投射される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4は、4個の直角2
等辺3角柱プリズムを貼り合わせてクロスダイクロプリ
ズムを構成する際に、直角2等辺3角柱プリズムの直角
を挟む2つの面のうち、一方の面に波長選択性反射膜を
有した4つのクロスダイクロプリズム21から24を接
合時に、それぞれの波長選択性反射膜21B、23Bと
22R、24Rとが直交するように、接着剤で貼り合わ
せて製造する方法がある。
【0009】図4においては、4個の直角2等辺3角柱
プリズム21、22、23、24のすべてにおいて、直
角を挟む2つの面のうち、一方の面のみに波長選択性反
射膜(以下「反射膜」ともいう)21B、22R、23
B、24Rを設けている。図4に示すクロスダイクロプ
リズムでは2種類の反射膜(21B、23Bと、22
R、24R)の直交度がプリズム単品の角度精度にはよ
らず、接合時の4個の直角2等辺3角柱プリズムの貼合
せ精度による。又、2種類の反射膜が稜線部でまわりこ
んでしまうこともない。
【0010】しかしながら、図4に示すクロスダイクロ
プリズムは、各プリズム間を貼りあわせる為の接着剤に
所定の厚みがある為に反射膜21B、23B間そして反
射膜22R、24R間とでは、前記接着剤の厚さと反射
膜の膜厚の合計分の段差が生じ、同一の反射膜が一平面
上には並ばず、結果として、投射画像の色ズレを生じる
という不都合がある。
【0011】本発明は、クロスダイクロプリズムを構成
する4つの直角2等辺3角柱プリズムの色分離、色合成
する為の波長選択性反射膜を施す面や各直角2等辺3角
柱プリズムを接着剤で接着固着する時の接着層の厚さ、
そして波長選択性反射膜の厚さ等を考慮して、該4つの
直角2等辺3角柱プリズムを接着固定することにより、
色分離、色合成を高精度に行うと共に、各色光に基づく
画像を所定面上に投射するときに色ズレのない良好なる
画質の画像が得られるクロスダイクロプリズム及びそれ
を用いた投射表示装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のクロス
ダイクロプリズムは、直角2等辺3角柱プリズムのプリ
ズム頂角を形成する第1面、第2面のうち前記第1面
波長選択性反射膜を施した4つのダイクロプリズムを、
接着剤で固着したクロスダイクロプリズムであって、前
記4つのダイクロプリズムのうち前記接着剤で固着され
ている2つのダイクロプリズムは、該2つのダイクロプ
リズム各々の前記第1面及び前記第2面のうち、該2つ
のダイクロプリズムを接合する接合面と直交する面が前
記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤の層の厚さだけ
互いにずれるように接合されており、同一の波長選択性
反射膜が同一平面上に位置するようにしていることを特
徴としている。
【0013】請求項2の発明のクロスダイクロプリズム
は、直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂角を形成す
第1面、第2面のうち前記第1面に第1の波長選択性
反射膜を施した2つのダイクロプリズムと、直角2等辺
3角柱プリズムのプリズム頂角を形成する第3面、第4
面のうち前記第3面に第2の波長選択性反射膜を施した
2つのダイクロプリズムとを、前記第1の波長選択性反
射膜と前記第2の波長選択性反射膜とが直交するように
接着剤で固着されたクロスダイクロプリズムであって、
前記4つのダイクロプリズムのうち前記接着剤で固着さ
れている2つのダイクロプリズムは、該2つのダイクロ
プリズムが有する前記第1面、第2面、第3面、第4面
のうち、該2つのダイクロプリズムを接合する接合面と
直交する面が前記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤
の層の厚さだけ互いにずれるように接合されており、同
一の波長選択性反射膜が同一平面上に位置するようにし
ていることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明のクロスダイクロプリズム
は、直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂角を形成す
第1面、第2面のうち前記第1面に波長選択性反射膜
を施した4つのダイクロプリズムを、前記波長選択性反
射膜の施されている前記第1面と、前記波長選択性反射
膜が施されていない前記第2面とを互いに対向配置し、
接着剤で固着してクロスダイクロプリズムを製造するク
ロスダイクロプリズムの製造方法であって、前記4つの
ダイクロプリズムのうち2つのダイクロプリズムを前記
接着剤で固着して第1の接合三角柱プリズムを構成する
工程と、前記4つのダイクロプリズムのうち残りの2つ
のダイクロプリズムを前記接着剤で固着して第2の接合
三角柱プリズムを構成する工程と、前記第1の接合三角
柱プリズムと前記第2の接合三角柱プリズムとを前記接
着剤で固着する工程とを有し、前記第1の接合三角柱プ
リズムを構成する2つのダイクロプリズムを、該2つの
ダイクロプリズム各々の第1面及び第2面のうち、該2
つのダイクロプリズムを接合する接合面と直交する面が
前記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤の層の厚さだ
け互いにずれるように接合し、同一の波長選択性反射膜
が同一平面上に位置するようにしていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項4の発明のクロスダイクロプリズム
は、直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂角を形成す
第1面、第2面のうち前記第1面に第1の波長選択性
反射膜を施した2つのダイクロプリズムと、直角2等辺
3角柱プリズムのプリズム頂角を形成する第3面、第4
面のうち前記第3面に第2の波長選択性反射膜を施した
2つのダイクロプリズムとを、前記第1の波長選択性反
射膜又は前記第2の波長選択性反射膜が施されている
記第1面又は前記第3面と前記波長選択性反射膜が施さ
れていない前記第2面又は前記第4面とを互いに対向配
置して、前記第1の波長選択性反射膜と前記第2の波長
選択性反射膜とが直交するようにして接着剤で固着して
クロスダイクロプリズムを製造するクロスダイクロプリ
ズムの製造方法であって、前記4つのダイクロプリズム
のうち2つのダイクロプリズムを前記接着剤で固着して
第1の接合三角柱プリズムを構成する工程と、前記4つ
のダイクロプリズムのうち残りの2つのダイクロプリズ
ムを前記接着剤で固着して第2の接合三角柱プリズムを
構成する工程と、前記第1の接合三角柱プリズムと前記
第2の接合三角柱プリズムとを前記接着剤で固着する工
程とを有し、前記第1の接合三角柱プリズムを構成する
2つのダイクロプリズムを、該2つのダイクロプリズム
が有する前記第1面、前記第2面、前記第3面、前記第
4面のうち、該2つのダイクロプリズムを接合する接合
面と直交する面が前記波長選択性反射膜の厚さと前記接
着剤の層の厚さだけ互いにずれるように接合し、同一の
波長選択性反射膜が同一平面上に位置するようにしてい
ることを特徴としている。
【0016】請求項5の発明の投射表示装置は光源手段
からの光束を色分解手段で複数の色光に色分解し、該色
分解した色光で色光毎に設けた画像表示部を照明し、各
画像表示部からの光束を色合成手段で色合成して投射光
学系で所定面上に投射する投射表示装置において、該色
分解手段、又は色合成手段のうち、少なくとも一方は請
求項1乃至2のいずれか1項記載のクロスダイクロプリ
ズムより構成されていることを特徴としている。
【0017】請求項6の発明の投射表示装置は光源手段
からの光束を色分解手段で複数の色光に色分解し、該色
分解した色光で色光毎に設けた画像表示部を照明し、各
画像表示部からの光束を色合成手段で色合成して投射光
学系で所定面上に投射する投射表示装置において、該色
分解手段、又は色合成手段のうち、少なくとも一方は請
求項3乃至4のいずれか1項記載のクロスダイクロプリ
ズムの製造方法によって製造されたものであることを特
徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明のクロスダイクロプ
リズムCPの実施形態1の要部概略図である。
【0023】同図において、11から14は各々第1か
ら第4のダイクロプリズムであり、直角2等辺3角柱プ
リズムのプリズム頂角(プリズム頂角90度)を形成す
る2つの面のうち一方の面に波長選択性反射膜を施した
構成より成っている。ここでプリズム頂角とは例えば第
1のダイクロプリズム11において2等辺11a、11
bで形成される角度(90度)をいう。以下、第1、第
2、第3、第4のダイクロプリズム11、12、13、
14を各々プリズム11、12、13、14ともいう。
【0024】11B(13B)はプリズム11、(1
3)の一方の面11a、(13a)に設けた青色光(B
光)を反射し、その他の色光を透過する第1の波長選択
性反射膜(ダイクロイック膜)である。12R(14
R)はプリズム12、(14)の一方の面12a、(1
4a)に設けた赤色光(R光)を反射し、その他の色光
を透過する第2の波長選択性反射膜である。
【0025】4つのプリズム11から14は、波長選択
性反射膜11B、13Bと波長選択性反射膜12R、1
4Rとが十字状に直交するように、即ち波長選択性反射
膜が施されている面と施されていない面とを対向配置
し、その間に接着剤S1を封入し互いに固着している。
【0026】又、本実施形態のクロスダイクロプリズム
CPを構成する4つのダイクロプリズム11から14は
波長選択性反射膜の厚さD1と接着層1の厚さD2の合
計だけ、互いのダイクロプリズムを接着層S1に対して
平行方向に相対的にシフトさせて接合して同一の波長選
択性反射膜11Bと13B(12Rと14R)が一平面
上に位置するようにしている。
【0027】即ち、4つのダイクロプリズム11から1
4のうちの2つのダイクロプリズム、例えばダイクロプ
リズム11、12は接合面(11aと12b)と直交す
る平面(11bまたは12a)が波長選択性反射膜の厚
さD1と接着層1の厚さD2の合計分だけ互いにずらし
て接合して同一の波長選択性反射膜12Rと14R(1
1Bと13B)が一平面上に位置するようにしている。
【0028】このように本実施形態では、各プリズムの
プリズム頂角を挟む2つの面のうち一方の面のみに波長
選択性反射膜を有した4つのプリズムを接合時にそれぞ
れの波長選択性反射膜が直交し、かつ同一の波長選択性
反射膜が同一平面上に位置するように、接着剤で貼り合
わせたことを特徴としている。
【0029】本実施形態において、4個のプリズム11
から14は接着剤により接合しているが、本実施形態に
おいて用いられる光学接着剤は、その屈折率がプリズム
の材質の屈折率と同じであれば良く、例えばエポキシ系
の熱硬化型や紫外線硬化UV接着剤が適用できる。
【0030】特に本実施形態においては、接合時に反射
膜の直角度及び平面性を保証する為に、UV接着剤のよ
うに紫外線を少し照射して半硬化させ、接着剤の厚みと
接着後の面精度と反射膜の角度を確認した後で本硬化さ
せる方法をとっている。熱硬化型は加熱による面精度変
化に影響が少ないときに用いている。
【0031】接合の方法としては、種々の方法が適用可
能である。例えば、まず第1のプリズム11と第4のプ
リズム14を反射膜が直交するように調整して接合した
第1の接合3角柱プリズムと、次に第2のプリズム12
と第3のプリズム13を同様に接合した第2の接合3角
柱プリズムを得て、最後に両者の一部の反射膜が直交及
び一平面上に位置するように調整しながら、最終形状と
する方法が適用できる。
【0032】図2(A)に本実施形態における第1、第
4のプリズム11、14を接合して第1の接合3角柱プ
リズムを得るときの接合時の反射膜の精度を確保する方
法を示す。
【0033】図2(A)において、反射膜11Bと反射
膜14Rの直角度を保証する為に、コリメータCOから
平行ビームを入射してオートコリメートされた反射光の
ズレをみることで、2つの反射面11a,14aの角度
ズレを測定しつつ接合している。
【0034】本実施形態では、第1のプリズム11と第
4のプリズム14の接合面でない面11a、面14bは
予め接着剤S1の厚さD1と波長選択性反射膜11Bの
厚さD2との合計の厚さ分(D1+D2)だけ段差を付
けた状態で接合している。
【0035】図2(B)は、このようにして用意した2
個のプリズムを更に接合して完成状態とするときの接合
に関する説明図である。
【0036】この場合、図2(A)で保証された反射膜
の直角度の一方について、更なる直角度を保証してい
る。即ち、図2(A)とは異なる反射面の組み合わせに
着目して、オートコリメートした反射光の直角度を測定
し、接合本硬化を行う。面11Bと面13Bは予め確保
された段差分により、接合後は同一平面上に位置するよ
うにしている。本実施形態における接着剤の厚さと反射
膜の厚さの合計は10から50μm程度である。
【0037】図3は図1に示すクロスダイクロプリズム
CPを用いた本発明の投射型表示装置の要部概略図であ
る。
【0038】同図において、1は光源手段としての高輝
度ランプ(光源)、2は楕円鏡等のランプリフレクタ
(リフレクタ)であり、光源1からの光束を集光して紫
外・赤外線カットフィルター3側に入射させている。
【0039】4は赤色光LRを選択的に反射するダイク
ロイックミラ−、5は緑色光LGを選択的に反射するダ
イクロイックミラー、5a1、5a2は青色光LBを反
射させ、その光路偏向のための反射ミラ−、5a3は赤
色光LRを反射する反射ミラー、6は赤色光を取り込ん
で変調する赤色用液晶ライトバルブ、7は緑色光を取り
込んで変調する緑色光液晶ライトバルブ、8は青色光を
取り込んで変調する青色光液晶ライトバルブ、9は色合
成手段であり、本発明に係る図1の構成を有するクロス
ダイクロイックプリズムより成っている。10はクロス
ダイクロイックプリズム9で合成された光(ライトバル
ブで表示した画像)を所定面(スクリーン)上に投射す
る為の投射レンズである。1Aは上記ユニットを抱合す
る筐体である。ダイクロイックミラー4、5そして反射
ミラー5a1、5a2、5a3は色分解手段の一要素を
構成している。
【0040】ダイクロイックプリズム9の波長選択性反
射膜のうち、第1の波長選択性反射膜9Bは青色光液晶
ライトバルブ8からの青色光LBを90度偏向して、射
出面9aへと射出させる作用を有する。
【0041】一方の第2の波長選択性反射膜9Rは赤色
光液晶ライトバルブ6からの赤色光LRを同じく逆向き
に90度偏向させて、射出面9aへと射出させる。緑色
光液晶ライトバルブ7からの緑色光LGは、第1、第2
の波長選択性反射膜9B、9Rに45度の入射角で入射
して透過する。
【0042】第1、第2の波長選択性反射膜9B、9R
のダイクロイック特性は、緑色光の透過特性を考慮して
決定されている。
【0043】かかる構成の投射型表示装置において、角
度ズレ及び縦筋のでないクロスダイクロイックプリズム
9を用いることで、各液晶ライトバルブ6、7、8で表
示した画像を所定面上に高画質で高品位な画像として投
射している。
【0044】尚、本実施形態では色合成手段にクロスダ
イクロプリズムを用いた例を示したが、色分解手段にク
ロスダイクロプリズムを用いても良く、また双方にクロ
スダイクロプリズムを用いても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、クロスダ
イクロプリズムを構成する4つの直角2等辺3角柱プリ
ズムの色分離、色合成する為の波長選択性反射膜を施す
面や各直角2等辺3角柱プリズムを接着剤で接着固着す
る時の接着層の厚さ、そして波長選択性反射膜の厚さ等
を考慮して、該4つの直角2等辺3角柱プリズムを接着
固定することにより、色分離、色合成を高精度に行うと
共に、各色光に基づく画像を所定面上に投射するときに
色ズレのない良好なる画質の画像が得られるクロスダイ
クロプリズム及びそれを用いた投射表示装置を達成する
ことができる。
【0046】特に本発明によれば、十字状に配置される
2種類の波長選択性反射膜の直角度を直角プリズムの単
品精度にたよることなく、保証することが可能であり、
更に4個の直角2等辺3角柱プリズムを組み合わせて貼
り合わせる際に、接着剤と反射膜の厚み分を考慮して段
差をつけて接合することで、完成後に2種類の波長選択
性反射膜を十字状に直交配置し、かつ同一の反射膜を同
一平面上に配置することが可能となり、これらの総合効
果として単品部品精度を大きく緩和できる。
【0047】更に、このクロスダイクロイックプリズム
を組み込んだ投射型表示装置は、各色の画素ズレ、縦ス
ジ等を防止することが出来るために、高画質、高品位な
画像を得ることができる。今後、より高精細化が進んで
も、接合時の角度測定精度と接合技術で対応できるた
め、研磨工程での角度精度出しでは不可能なレベルまで
到達実現性がある等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態
1の要部断面図
【図2】 本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態
1の接合状態の要部断面図
【図3】 本発明のクロスダイクロプリズムを用いた投
射表示装置の要部概略図
【図4】 従来のクロスダイクロプリズムの要部概略図
【符号の説明】
CP、9 クロスダイクロプリズム 11〜14 2等辺3角柱プリズム 11B、13B 第1の波長選択性反射膜 12R、14R 第2の波長選択性反射膜 1 光源手段 2 リフレクタ 3 フィルター 4、5 ダイクロイックミラー 6、7、8 液晶ライトバルブ 10 投射レンズ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂
    角を形成する第1面、第2面のうち前記第1面に波長選
    択性反射膜を施した4つのダイクロプリズムを、接着剤
    で固着したクロスダイクロプリズムであって、 前記4つのダイクロプリズムのうち前記接着剤で固着さ
    れている2つのダイクロプリズムは、該2つのダイクロ
    プリズム各々の前記第1面及び前記第2面のうち、該2
    つのダイクロプリズムを接合する接合面と直交する面が
    前記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤の層の厚さだ
    け互いにずれるように接合されており、同一の波長選択
    性反射膜が同一平面上に位置するようにしていることを
    特徴とするクロスダイクロプリズム。
  2. 【請求項2】 直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂
    角を形成する第1面、第2面のうち前記第1面に第1の
    波長選択性反射膜を施した2つのダイクロプリズムと、
    直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂角を形成する
    3面、第4面のうち前記第3面に第2の波長選択性反射
    膜を施した2つのダイクロプリズムとを、前記第1の波
    長選択性反射膜と前記第2の波長選択性反射膜とが直交
    するように接着剤で固着されたクロスダイクロプリズム
    であって、 前記4つのダイクロプリズムのうち前記接着剤で固着さ
    れている2つのダイクロプリズムは、該2つのダイクロ
    プリズムが有する前記第1面、第2面、第3面、第4面
    のうち、該2つのダイクロプリズムを接合する接合面と
    直交する面が前記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤
    の層の厚さだけ互いにずれるように接合されており、同
    一の波長選択性反射膜が同一平面上に位置するようにし
    ていることを特徴とするクロスダイクロプリズム。
  3. 【請求項3】 直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂
    角を形成する第1面、第2面のうち前記第1面に波長選
    択性反射膜を施した4つのダイクロプリズムを、前記波
    長選択性反射膜の施されている前記第1面と、前記波長
    選択性反射膜が施されていない前記第2面とを互いに対
    向配置し、接着剤で固着してクロスダイクロプリズムを
    製造するクロスダイクロプリズムの製造方法であって、 前記4つのダイクロプリズムのうち2つのダイクロプリ
    ズムを前記接着剤で固着して第1の接合三角柱プリズム
    を構成する工程と、前記4つのダイクロプリズムのうち
    残りの2つのダイクロプリズムを前記接着剤で固着して
    第2の接合三角柱プリズムを構成する工程と、前記第1
    の接合三角柱プリズムと前記第2の接合三角柱プリズム
    とを前記接着剤で固着する工程とを有し、前記第1の接
    合三角柱プリズムを構成する2つのダイクロプリズム
    を、該2つのダイクロプリズム各々の第1面及び第2面
    のうち、該2つのダイクロプリズムを接合する接合面と
    直交する面が前記波長選択性反射膜の厚さと前記接着剤
    の層の厚さだけ互いにずれるように接合し、同一の波長
    選択性反射膜が同一平面上に位置するようにしているこ
    とを特徴とするクロスダイクロプリズム。
  4. 【請求項4】 直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂
    角を形成する第1面、第2面のうち前記第1面に第1の
    波長選択性反射膜を施した2つのダイクロプリズムと、
    直角2等辺3角柱プリズムのプリズム頂角を形成する
    3面、第4面のうち前記第3面に第2の波長選択性反射
    膜を施した2つのダイクロプリズムとを、前記第1の波
    長選択性反射膜又は前記第2の波長選択性反射膜が施さ
    れている前記第1面又は前記第3面と前記波長選択性反
    射膜が施されていない前記第2面又は前記第4面とを互
    いに対向配置して、前記第1の波長選択性反射膜と前記
    第2の波長選択性反射膜とが直交するようにして接着剤
    で固着してクロスダイクロプリズムを製造するクロスダ
    イクロプリズムの製造方法であって、 前記4つのダイクロプリズムのうち2つのダイクロプリ
    ズムを前記接着剤で固着して第1の接合三角柱プリズム
    を構成する工程と、前記4つのダイクロプリズムのうち
    残りの2つのダイクロプリズムを前記接着剤で固着して
    第2の接合三角柱プリズムを構成する工程と、前記第1
    の接合三角柱プリズムと前記第2の接合三角柱プリズム
    とを前記接着剤で固着する工程とを有し、前記第1の接
    合三角柱プリズムを構成する2つのダイクロプリズム
    を、該2つのダイクロプリズムが有する前記第1面、前
    記第2面、前記第3面、前記第4面のうち、該2つのダ
    イクロプリズムを接合する接合面と直交する面が前記波
    長選択性反射膜の厚さと前記接着剤の層の厚さだけ互い
    にずれるように接合し、同一の波長選択性反射膜が同一
    平面上に位置するようにしていることを特徴とするクロ
    スダイクロプリズム。
  5. 【請求項5】 光源手段からの光束を色分解手段で複数
    の色光に色分解し、該色分解した色光で色光毎に設けた
    画像表示部を照明し、各画像表示部からの光束を色合成
    手段で色合成して投射光学系で所定面上に投射する投射
    表示装置において、該色分解手段、又は色合成手段のう
    ち、少なくとも一方は請求項1乃至2のいずれか1項記
    載のクロスダイクロプリズムより構成されていることを
    特徴とする投射表示装置。
  6. 【請求項6】 光源手段からの光束を色分解手段で複数
    の色光に色分解し、該色分解した色光で色光毎に設けた
    画像表示部を照明し、各画像表示部からの光束を色合成
    手段で色合成して投射光学系で所定面上に投射する投射
    表示装置において、該色分解手段、又は色合成手段のう
    ち、少なくとも一方は請求項3乃至4のいずれか1項記
    載のクロスダイクロプリズムの製造方法によって製造さ
    れたものであることを特徴とする投射表示装置。
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