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JP3461114B2 - 磁気冷却用磁性材料およびそれを用いた磁気冷却装置 - Google Patents
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JP3461114B2 - 磁気冷却用磁性材料およびそれを用いた磁気冷却装置 - Google Patents

磁気冷却用磁性材料およびそれを用いた磁気冷却装置

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    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/012Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials adapted for magnetic entropy change by magnetocaloric effect, e.g. used as magnetic refrigerating material
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  • Power Engineering (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Magnetic Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロンガスを必要と
しない冷却装置に用いられる冷却用磁性材料およびそれ
を用いた磁気冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通常の冷蔵庫や空調機が人間の生
存にとって重要な障害となるという認識が次第に大きく
なってきている。これはそのような機器の殆どがフレオ
ン(freon:CFC(chorinated fluorinated hydrocarbon
s)、フロンともいう)を用いており、それが漏洩や修
理、廃却時に大気中に逃げ、成層圏まで達すると太陽光
の紫外線を遮断しているオゾン層を攻撃し破壊するため
である。これにより紫外線の地表面への照射量が急激に
増大し人間の健康への悪影響が懸念されている。このよ
うに、成層圏のオゾン層の保存と地球温暖化の予想がフ
レオンの使用禁止の方向に向かわせている。例えば、フ
レオンを封入した冷蔵庫、エアコン等の冷却装置は広く
普及しており、地球環境に及ぼす影響は多大である。こ
のため、フレオンの全面禁止が必須であり、フレオン使
用の冷却装置を代替え可能な冷却媒体や冷却装置が求め
られている。
【0003】代替え装置の一つに磁性体を用いた断熱消
磁方式が考えられる。例えば極低温技術の一つとして古
くから知られた常磁性塩(例えば鉄ミョウバン)を適用
した断熱消磁の方式が考えられる。絶対零度付近での物
性測定のための低温化技術に断熱消磁が用いられる理由
は、第一に、この領域での磁性体のエントロピーは格子
振動からの寄与は少なく主にスピンに依存しているから
である。第二に、常磁性体のスピンエントロピーは絶対
零度で最も磁場依存性が大きいことである。後者は、有
限のキュリー温度を持つ強磁性体を用いれば、極低温度
域より高温領域(例えば室温域等)で断熱消磁が期待で
きることを示唆している。前者は逆にこれを妨げる方向
に働くが、近年の高性能磁石や超伝導磁石による強磁場
の実現は高温領域での断熱消磁の可能性をさらに促して
いる。
【0004】強磁性体を用いてより高温領域で磁気的に
冷却あるいは昇温を行うアイディアはEdison(1887)やTe
sla(1890)によって提案され、1976年には室温領域
における断熱消磁(増磁)の候補としてGd金属の磁気
−熱効果に関する研究が報告されている。しかしなが
ら、文献(G.V.Brown: J.Appl.Phys.47(1976),p3673)
によれば、Gd金属においても1T(テスラ)の磁場を
用いても温度変化は僅かに1.5℃ということである。
したがって、室温域で空調機や冷蔵庫等の冷却装置とし
て使用するには少なくとも数Tの磁場が必要であり、実
用化が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の問題を踏ま
えて、本発明の課題は、100〜400Kにおいて、フ
レオンガスを用いる必要がない断熱消磁を利用した磁気
冷却装置およびそれに有用な磁気冷却用磁性材料を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、理論的考察
から、室温領域における断熱消磁においてより大きな温
度変化を得るためには、デバイ温度が高く、キュリー温
度(Tc)が室温付近にあり、かつTc以上での帯磁率
が大きい物質を用いることが重要であり、さらに上記条
件を満たすとともに、Tcが少しずつ異なる複数の物質
をTcの大きい方から順番に作動させれば大きな温度低
下が得られることを見出し、本発明に至った。以下で本
発明を詳しく説明する。
【0007】磁性体を用いた断熱消磁は図1に示される
ような過程によって理解されている。まず、温度T1に
ある磁性体に強磁場を加えてスピンの熱振動を沈める。
この場合、系の磁気秩序は増大するので、この過程が等
温的に行われると、系のエントロピーは低下する(図1
の(a))。ここで、磁場を取り除くとスピンは再び自
由になろうとする。しかし、この過程が断熱的(熱量を
QとするとdQ=0)に行われると、エントロピーSは
一定に保たれるので(dS=dQ/Tにより、dQ=0
の場合dS=0となる)、スピンの熱振動は抑えられた
ままとなる。磁場ゼロでスピンが秩序状態を保つため、
系は低温となる(図1の(b))。逆に、磁場の印加過
程を断熱的に行うと、エントロピー一定の条件から、図
1の(c)に対応して温度は上昇することになる。以上
のことから、理論的に各磁場でのエントロピーSと温度
Tとの相関がわかれば断熱消磁過程における温度変化が
予測できる。一般に、エントロピーSは比熱Cより、式
(1)を用いて求められる。
【0008】
【数1】 ここで、比熱Cは一般にスピン、格子振動(フォノン)
および伝導電子の3つの部分から構成される。
【0009】Gd金属のように磁性体中の磁気モーメン
トを空間的に局在した電子(この場合f電子)が担って
いる場合、有限温度における磁気特性の扱いとして分子
場近似はそれほど悪くない。分子場近似の基では、サイ
ト当たりの平均の磁化は m=gμBσ (2) (g:ランデ因子、μB:ボーア磁子)で与えられる。
σはブリルアン関数:BS(x)=(2S+1)/2S・coth(x(2
S+1)/2S)-1/2S・coth(x/2S) を用いて σ=S・Bs(x) (3) と表される。 Sは各サイトにおけるスピン角運動量である。xは、
x=(λσ+gμBH)S/KBT (4) で
与えられる量である。式(4)でkBはホ゛ルツマン定数、T
は温度、Hは印加磁場、λは分子場パラメータであり、
キュリー温度Tcが既知の場合、 λ=(3kBTc)/S(S+1) (5) から決定される。 磁化m(即ちσ)が求まれば、内部エネルキ゛ー US=−λ
σ2/2−gμBHσを用いて、比熱のスピン部Csは、 Cs=dUs/dT (6) より求めることができる。 式(6)を式(1)に代入することによりエントロピー
のスピン部SSとして Ss=kB(ln(sinh(x(2S+1)/2S)/sinh(x/2S))−xBs(x)) (7) が得られる。
【0010】図2は式(7)より求めたGd金属(S=
7/2,Tc=293K)の一イオン当たりのスピンエ
ントロピーの温度依存性である。H=0においてはT=
Tcで折れ曲がり、T≧TcでSS/kB=ln(2S+
1)=2.079の一定値となる。これは、T≧Tcで
系が非磁性(σ=0)となって、スピン状態が2S+1
=8重に縮退することを反映している。Hの増大と共に
スピンの揺らぎは抑えられ、SSは低下していく。ここ
で、系がスピンのみで構成されていると仮定すると、T
≧TcではH=0におけるエントロピーは一定値をとる
ので、図1の過程をあてはめると、この温度領域での断
熱消磁による温度変化はH≠0の如何なる磁場でもT−
Tc以上となることが期待される。即ち、如何なる磁場
でも(有限であれば)最終温度はTc以下になることに
なる。しかし、フォノン(格子振動)を考慮すると温度
変化はこれよりずっと小さくなる。なぜなら、磁場を切
ることで温度が低下しようとすると、スピン系がフォノ
ンから熱を奪ってスピンエントロピーを増大させ、代わ
りにフォノンエントロピーが低下して全エントロピーを
一定に保とうとする。したがって、フォノンがある場
合、図1の(b)の断熱過程では矢印は左上に進むた
め、温度変化は小さく抑えられることになる。
【0011】図3はフォノン比熱Cpに対してデバイモ
デルを採用し、Gd金属のデバイ温度θD=172Kを
用いて求めた全エントロピーの温度依存性であり、実験
結果とよい一致を示している。図2と比較すると、H=
0においてもT≧Tcではエントロピーは有限の傾きを
持ち、また、H≠0の場合はさらに傾きが大きくなるの
がわかる。したがって、断熱消磁による温度変化はスピ
ン系のみの場合より小さくなり、H=70kOeという
高磁場でも温度変化は10℃程度であることがわかる。
これは、温度の低下と共に、主にフォノン数が減少(フ
ォノンエントロピーが低下)し、スピン揺らぎが増大
(マグノン数の増加によるスピンエントロピーの増大)
することに起因している。ここで、フォノン比熱は低温
(T《θD)ではT3に比例して立ち上がり、T〜θD
傍で飽和し、T》θDで Dulong-Petit の古典値(3
B)に漸近する。よって、デバイ温度θDが大きい物質
ほど比熱およびエントロピーへのフォノンの寄与は小さ
くなり、断熱消磁による温度変化は大きくなる。また、
この温度変化は、磁場印加によるスピンエントロピーの
変化が大きいほど大きくなるので、T>Tcの常磁性状
態における帯磁率が大きいことが望まれる。以上の考察
から、室温領域での断熱消磁によって大きな温度変化を
もたらす材料は、Tcが室温付近にある強磁性体であっ
て、常磁性帯磁率が大きく、かつデバイ温度θDが高い
物質であることがわかる。ここで、θDは物質の融点
M,分子量M,モル体積Vとすれば、Lindemann の関
係式から θD=C/V1/3×(TM/M)1/2 (8) で表さる。cは定数であり、非金属の場合約200、金
属の場合は約137である。式(8)から大きなθD
融点が高い非金属において実現されることが期待され
る。一般に、酸化物は融点は高い。したがって、θD
大きい場合が多い。このことから、大きな断熱消磁の効
果は、室温付近にTcを持つ酸化物の強磁性体において
期待される。本発明者は、上記の条件をある種のペロブ
スカイト型酸化物が満たしていることに着目し本発明に
至った。
【0012】一般に、遷移金属を含む酸化物磁性体は反
強磁性もしくはフェリ磁性を示す場合が多いが、LaM
nO3に代表されるRMnO3(Rは希土類元素の少なく
とも一種以上)の一群のペロブスカイト型酸化物の場合
は、Rの一部をCaやSrで置換すると強磁性体とな
る。本発明者はこの物質のTcがCaやSr置換によっ
て室温を挟んで約200〜400Kの範囲で正確に制御
できること、Tc以上で帯磁率が極めて大きいことなど
に着目した。図4(a)、(b)に Tokura 等(Y.To
kura, A.Urushibara, Y.Moritomo, T.Arima,A.Asami
tsu,G.Kido,andN.Furukawa:J.Phys.Soc.Jpn.vol.63(199
4),p171)によって測定されたLa1-XSrXMnO3(X
=0.175)の磁化−温度曲線、およびT=304K
における磁化曲線を示す。TcはGdと同じ約293K
として求めた。図中の実線は式(1)−(5)におい
て、S=4/2、Tc=293Kを代入して求めた分子
場近似による計算結果である。いずれも測定結果と一致
せず、特に(b)の磁化曲線は実測値が分子場近似の結
果を大きく上回っている。図5は同じ分子場近似の式
(7)からH=1〜7Tの印加磁場による温度変化(減
少)を初期温度の関数として求めたものである。ここで
は、θDを800Kと仮定してフォノンの寄与を含め
た。いずれの場合も温度変化は僅かに数℃程度であり、
Gd金属の場合と殆ど同じ結果となっている。しかし、
Gd金属の場合は磁化曲線や断熱消磁による温度変化は
分子場近似で良く再現されていたことを考えると、図4
の実測値の計算とのずれはそのまま図5にも反映され、
実際には分子場近似から得られるより大きな温度変化が
得られることが期待される。さらに、この系のTcがS
r置換やCa置換によって制御されることを利用し、連
続的にTcの異なるいくつかの材料を用意しTcの大き
い順番に断熱消磁を実行すれば、効率よく段階的に所望
の温度まで冷却することが可能と考えられる。本発明者
は、上記の計算結果および考察に基づきLa1-XSrX
nO3の単結晶を作成し、断熱消磁の評価を行ったとこ
ろ、0.1≦X≦0.6の組成の試料において印加磁場
1〜2Tで2〜7℃の温度変化が観測された。本発明の
磁気冷却用磁性材料は、X<0.1では強磁性を示さず
反強磁性絶縁体であり、X>0.6の置換量ではペロブ
スカイト構造が崩れて所望の断熱消磁効果が得られな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を説明
する。 (実施例1)La23,SrCO3およびMnCO3の粉
末を上記本発明材料を構成できるように適量比率で混ぜ
合わせた後、棒状の形状に加圧成形し、次にこの成形体
を1300℃×20時間の加熱条件で焼結後室温まで冷
却し焼結体を得た。次に、得られた焼結体を機械加工し
て直径10mm、長さ100mmの棒状にした後、浮遊
帯域溶融法(Floating Zone Method)によりLa1-X
SrXMnO3(X=0.2)の単結晶棒状試料を作成し
た。測定用としてこの棒状試料を長さ15mmに切り出
し、円柱状の試料とした。この試料のTcは270Kで
あった。次に、この円柱状試料の軸に直径1mmの穴を
あけ熱電対の装着孔とした。印加磁場用の磁石としては
ESR(電子スピン共鳴)用の電磁石を用い、前記試料
を保持する断熱材としては発砲スチロールを用いた。断
熱消磁の測定は、前記試料を電磁石のポールピースのギ
ャップ中央にセットした後、磁場を20秒間印加して充
分室温に達した後に、そのままの状態で試料を発泡スチ
ロールで覆い磁場を切り、試料中央の温度変化を熱電対
にて測定した。この時の初期温度(室温)は31℃であ
った。図6および表1に測定結果を示す。印加磁場1T
で約5℃、2Tで約7℃の降温が観測された。図6の実
線は分子場近似から得られた計算結果であるが、図5の
磁化曲線と同様に温度変化も測定値の方が大きくなると
いう結果が得られた。
【0014】(実施例2〜5)組成を代えた以外は実施
例1と同様の方法で表1に示す組成の試料を作成し、そ
れらの断熱消磁による温度変化ΔT(℃)を測定した。
実施例1と同様に測定の初期温度は31℃である。結果
を表1にまとめた。
【0015】
【表1】
【0016】本発明材料を用いれば100〜400Kの
温度域にわたって断熱消磁を利用した磁気冷却装置を構
成することができる。本発明材料は100K未満では冷
却部において磁気スピンの配列が特定方向にそろったま
まとなり冷却効果が得られない。400Kを越えると強
磁性を示さず不適である。表1および関連した他の検討
結果から、より好ましくは223〜323K、特に好ま
しくは273〜300Kにおいてフレオンを用いない磁
気冷却装置を構成できることが期待される。
【0017】図7は本発明の一態様を示す磁気冷却装置
100の要部断面図である。図7において、5は実施例
1の単結晶棒状試料(Tc=260K)、6は実施例5
の単結晶棒状試料(Tc=220K)、7は実施例3の
単結晶棒状試料(Tc=205K)である。5〜7の強
磁性体は所定間隔lをおいて実質的に断熱環境に保持さ
れた移動部材50に配置してある。この移動部材50を
上下に移動し、5〜7の強磁性体を順次電磁石1または
2の作る磁場中に交互に入れた後、100〜400Kに
保持された冷却室20に順次入れることで冷却室20を
冷却する方式である。即ち、まず強磁性体5の磁気スピ
ンを放熱部10において電磁石1の磁場印加方向に整列
させる。その後、この状態のまま移動部材50を下方に
移動して強磁性体5を冷却室20に入れると強磁性体5
の磁気スピンが乱れて冷却室20を冷やす。強磁性体5
が冷却室20にあるとき、強磁性体6は放熱部30にお
いて電磁石2の印加磁場によって磁気スピンが配向して
いる。次に、強磁性体5が冷却室20から放熱部10に
移動したとき、強磁性体6が冷却室20に入り冷却室2
0を冷却する。次に、強磁性体6が冷却室20にあると
き、強磁性体7は放熱部30において磁気スピンが配向
している。そして、強磁性体6が冷却室20から放熱部
10に移動したとき強磁性体7が冷却室20に入る。そ
の後、図7に示す状態に復帰させて1サイクルの冷却処
理が完了する。この処理を所定サイクル続ければ、10
0〜400Kにおいて有用な磁気冷却装置を構成するこ
とができる。このように、効率よい冷却を実現するに
は、Tcの大きな磁性体から順次Tcの小さな磁性体に
磁場印加されるように移動部材が移動することが好まし
い。
【0018】図7では電磁石1、2を使用したが、これ
に代えて永久磁石を用いてもよい。あるいは電磁石と永
久磁石とを併用して磁場印加装置を構成してもよい。あ
るいは図7において、液体窒素を併用して冷却室20、
放熱部10、30を冷却してもよい。さらには、電磁石
1、2に代えて液体窒素温度以上で超電導現象を示す超
電導体を用いて磁場印加装置を構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の磁気冷却用磁性材料を用いるこ
とにより、断熱消磁を利用した磁気冷却装置を構成する
ことができる。よって、フレオンガスによる地球環境へ
の悪影響は排除され、特に室温度域において有用な冷凍
装置、冷却装置を構成できることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】エントロピー−温度曲線上における断熱消磁お
よび断熱磁化過程の模式図である。
【図2】分子場近似によるGd金属一イオンあたりのス
ピンエントロピーの温度依存性の計算結果を示す図であ
る。
【図3】分子場近似およびデバイ近似によるGd金属一
イオン当たりの全エントロピーの温度依存性の計算結果
であり、波線はBrown(J.Appl.Phys.47(1976),p3673)に
よる測定結果を示す。
【図4】(a)は分子場近似によるLa0.815Sr0.175
MnO3の磁気モーメントの温度依存性を示す計算結果
であって波線はTokura等(J.Phys.Soc.Jpn.63(1994),p1
71)による測定結果であり、(b)は分子場近似による
La0.815Sr0.175MnO3の磁気モーメントの磁場依
存性の計算結果であって波線はTokura 等(J.Phys.So
c.Jpn.63(1994),p171)による測定結果である。
【図5】分子場近似によるLa0.815Sr0.175MnO3
の断熱消磁による温度変化の初期温度依存性の計算結果
である。
【図6】La0.8Sr0.2MnO3の断熱消磁による温度
変化の印加磁場依存性を示す図であり、□、○はそれぞ
れ初期温度21℃、31℃における測定結果であり、実
線は21℃、31℃および41℃における分子場近似に
よる計算結果である。
【図7】本発明の断熱消磁を利用した磁気冷却装置の一
態様を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1,2 電磁石、5,6,7 磁気冷却用磁性材料製部
材、10,30 放熱部(磁場配向域)、20 冷却室
(冷却部)、50 移動部材、100 磁気冷却装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 1/34 C04B 35/36 C04B 35/40 F25B 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成が原子比でR1-XXMnO3(Rは
    La、Pr、Nd、Smのうちの少なくとも一種以上、
    AはSrおよび/またはCa)、0.1≦X≦0.6で
    表され、ペロブスカイト構造を有したことを特徴とする
    磁気冷却用磁性材料。
  2. 【請求項2】請求項1において、キュリー温度(Tc)
    が200〜400Kにある強磁性体からなる磁気冷却用
    磁性材料。
  3. 【請求項3】実質的に断熱状態に保持された冷却部と、
    磁場印加装置を備えた放熱部と、前記の冷却部と放熱部
    とを通る移動部材とを備え、 かつ前記移動部材に組成が原子比でR1-XXMnO
    3(RはLa、Pr、Nd、Smのうちの少なくとも一
    種以上、AはSrおよび/またはCa)、0.1≦X≦
    0.6で表され、ペロブスカイト構造を有した強磁性体
    を配置したことを特徴とする磁気冷却用装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記強磁性体がXの値
    を変えることによって製作されたキュリー温度(Tc)
    の異なる複数の強磁性体であって、これらの強磁性体を
    順次前記放熱部で磁場印加後前記冷却部へ移動させる工
    程を1サイクルとし所定サイクルを行うことで冷却部を
    100〜400Kの範囲内で冷却する磁気冷却装置。
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JPH11238615A (ja) 1999-08-31

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