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JP3461608B2 - 二重管の近接距離測定方法 - Google Patents
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JP3461608B2 - 二重管の近接距離測定方法 - Google Patents

二重管の近接距離測定方法

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JP3461608B2
JP3461608B2 JP04058995A JP4058995A JP3461608B2 JP 3461608 B2 JP3461608 B2 JP 3461608B2 JP 04058995 A JP04058995 A JP 04058995A JP 4058995 A JP4058995 A JP 4058995A JP 3461608 B2 JP3461608 B2 JP 3461608B2
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隆司 今岡
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、漏洩磁束法を利用し
て、強磁性金属製の二重管の複数箇所における近接距離
を求める際、予め備えられた近接距離と漏洩磁束との関
係の複数のグラフのうちの一つを選択することで、その
グラフに基づいて内管と外管との近接距離を求めるよう
にした、二重管の近接距離測定方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、地中に敷設されるガス管は、地表
から掘削して埋設する開削工法だけでなく、地表を掘る
ことができない箇所等、敷設環境の厳しいところでは、
掘進機等による非開削工法が適用されている。かかる工
法では、ガス管1を、ガス管1の内径に比較して大なる
径の鞘管2内に内蔵させて敷設するという、二重管構造
を採用する場合がある(図5参照)。前記導管1は、鞘
管2と断面において中心を一致させた配置関係にあるの
ではなく、鞘管2内において、導管1外壁の上面と鞘管
2とのスペースに、ケーブル用管や、薬液等の注入用管
を配設する関係上、導管1の中心を鞘管2の中心より下
方に偏心するように設定されている。かかる配置関係
は、これら導管1、鞘管2は、鋼管であることから、導
管1内壁に、電磁石3を配置して導管1を磁化し、その
場での漏洩磁束値を測定し、それぞれの漏洩磁束値デー
タを、既知の近接距離と漏洩磁束との関係のグラフ(図
6参照)に当てはめ、近接距離を導き出している(絶対
値法)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような近接距離と漏洩磁束との関係のグラフは、測定条
件(管の肉厚、電磁石3の使用状態等)によって変動す
るため、異なる測定条件下においてはそのグラフでは誤
差が生じ、最近接の場所を外すおそれがある。本発明
は、このような課題を解決するためになされたものであ
って、強磁性金属製の二重管の複数箇所における近接距
離を求める際、予め備えられた近接距離と漏洩磁束との
関係の複数のグラフのうち、測定条件等から勘案して、
妥当と思われるグラフの一つを選択することで、そのグ
ラフに基づいて内管と外管との近接距離を求めるように
した、二重管の近接距離測定方法を提供することを目的
とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、強磁性金属製の外管と、外管内に内
蔵した内管とによって構成した二重管において、内管内
壁周囲複数箇所に渡って所定方向に順次磁化を行ない、
それぞれ複数箇所の漏洩磁束値を測定し、これら漏洩磁
束値に基づいて、予め備えられた近接距離と漏洩磁束と
の関係の複数のグラフをそれぞれあてはめて、前記漏洩
磁束値に対応した内管と外管との近接距離を求め、内管
に対応する円の中心を原点とすると共に、円周上の前記
磁化を行なった箇所に対応した点と前記原点とを結ぶ線
を線分とした極座標を用いて、前記求められた近接距離
を、線分上に、前記円周上の前記磁化を行なった箇所に
対応した点からプロットしていき、そのプロット点を結
ぶ線を円周とした円の直径が外管の直径と一致すること
により、前記複数のグラフからこの測定に対応したグラ
フを選定するようにし、このグラフに基づくプロット点
を内管と外管との近接距離とすることを特徴とする。 【0005】 【作用】本発明によれば、予め用意された複数のグラフ
を用いて、漏洩磁束値に対応した内管と外管との近接距
離を求め、それぞれ、内管に対応する円の円周上の磁化
を行なった箇所に対応した点からプロットしていき、そ
のプロット点を結ぶ線を円周とした円の直径が外管の直
径と一致するかどうかをみていくことで、前記複数のグ
ラフからこの測定条件に適合したものを選定することが
できる。このため、特定のグラフによる内管と外管との
近接距離の測定誤差を排除することができ、最近接の箇
所を外すおそれがなくなる。 【0006】 【実施例】次に、本発明にかかる二重管の近接距離測定
方法を実施するための装置の一例を図示し、以下詳細に
説明する。図1に二重管の模式的な断面図を示す。この
二重管は、例えば地中に敷設されるガス用の導管10、
導管10の内径に比較して大なる径の鞘管11を示して
いる。前記導管10の内壁には、移動可能に装着した電
磁石12を有している。前記導管10および鞘管11
は、鋼管であり、電磁石12によって磁化されるように
なっている。前記電磁石12は、導管10内壁の全周に
渡って一定間隔ごとのA〜H点、8か所に図示しない移
動支持機構によって移動装着可能に構成したもので、一
対の磁極13a、13bが内壁A〜H点に接触状態で装
着するようにしてある。また、前記一対の磁極13a、
13b間には、ガウスメータ14のプローブ15が配置
されている。かかる電磁石12に通電することにより、
導管10内壁A〜H点を磁化すると共に、その内壁A〜
H点の導管10外側の鞘管11を磁化し、鞘管11に対
応した漏洩磁束値をプローブ15、ガウスメータ14に
よって測定する構成である(図2参照)。 【0007】次に、以上のような導管10および鞘管1
1において、導管10内壁A〜H点における導管10と
鞘管11との近接距離測定手順について説明する。導管
10内壁A〜H点に電磁石12を移動支持機構によって
移動装着すると共に、順次磁化するべく電磁石12に通
電する。そして、それぞれ内壁A〜H点における漏洩磁
束値を、プローブ15、ガウスメータ14によって測定
する。次いで、これら漏洩磁束値を、予め備えられた近
接距離と漏洩磁束との関係の複数のグラフ(図3参照)
にあてはめていき、それぞれのグラフにおける、前記漏
洩磁束値に対応する近接距離を知ることができる。 【0008】そして、導管10に対応した円の中心を原
点とする極座標を用いて、導管10内壁A〜H点に対応
した円周上の点から、求められた近接距離に対応してプ
ロットしていき、そのプロット点を結ぶ線を円周とした
円の直径が鞘管11の直径と一致するか否かをみて、一
致すれば、そのグラフがこの測定条件に適応したグラフ
であることがわかる(図4参照)。従ってこのグラフを
用いて、求めた近接距離は、正確な値ということができ
る。 もし、前記プロット点を結ぶ線を円周とした円の
直径が鞘管11の直径と一致していなければ、同じ手順
を繰返し行なうこととなる。例えば、図3におけるグラ
フBを選定して、その結果、プロット点を結ぶ線を円周
とした円の直径が、実際の鞘管11の直径に比較して小
さければ、グラフCを用いて行う。このように、一つの
グラフを選択して、そのグラフから、プロットして形成
した円の直径が、鞘管11の直径と一致したら、前記グ
ラフは、この測定条件に適合したものであるということ
がわかり、その選定したグラフに基づいて近接距離を得
ることができるので、特定のグラフによる導管10と鞘
管11との近接距離の測定誤差を排除することができ、
最近接の箇所を外すおそれがなくなる。 【0009】なお、このような計測に先立って、導管1
0内壁A〜H点を磁化して初期の磁気的な条件を整える
ようにすると、漏洩磁束値は変動することはないので、
一層正確な、導管10と鞘管11との近接距離を導き出
すことができる。 【0010】 【発明の効果】以上、本発明によれば、予め用意された
複数のグラフを用いて、漏洩磁束値に対応した内管と外
管との近接距離を求め、それぞれ、内管に対応する円の
円周上の磁化を行なった箇所に対応した点からプロット
していき、そのプロット点を結ぶ線を円周とした円の直
径が外管の直径と一致するかどうかをみていくことで、
前記複数のグラフからこの測定条件に適合したものを選
定することができるので、特定のグラフによる内管と外
管との近接距離の測定誤差を排除することができ、正確
な近接距離を得ることができる。 【0011】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる二重管の近接距離測定方法を実
施するための二重管の模式的な断面説明図である。 【図2】図1に示す二重管における電磁石により漏洩磁
束値を求めるための概略的な構成説明図である。 【図3】本発明にかかる二重管の近接距離測定方法に適
用する、予め知られた近接距離と漏洩磁束との関係のグ
ラフである。 【図4】本発明にかかる二重管の近接距離測定方法の説
明に供する線図である。 【図5】本発明にかかる二重管の近接距離測定方法の原
理を説明するための二重管の模式的な構成説明図であ
る。 【図6】予め知られた近接距離と漏洩磁束との関係の一
例を示すグラフである。 【符号の説明】 10 導管 11 鞘管 12 電磁石 13a、13b 磁極 14 ガウスメータ 15 プローブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−245001(JP,A) 特開 平8−105861(JP,A) 特開 昭62−124404(JP,A) 特開 昭62−276455(JP,A) 特公 昭39−23296(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 強磁性金属製の外管と、外管内に内蔵
    した内管とによって構成した二重管において、内管内壁
    周囲複数箇所に渡って所定方向に順次磁化を行ない、そ
    れぞれ複数箇所の漏洩磁束値を測定し、これら漏洩磁束
    値に基づいて、予め備えられた近接距離と漏洩磁束との
    関係の複数のグラフをそれぞれあてはめて、前記漏洩磁
    束値に対応した内管と外管との近接距離を求め、内管に
    対応する円の中心を原点とすると共に、円周上の前記磁
    化を行なった箇所に対応した点と前記原点とを結ぶ線を
    線分とした極座標を用いて、前記求められた近接距離
    を、線分上に、前記円周上の前記磁化を行なった箇所に
    対応した点からプロットしていき、そのプロット点を結
    ぶ線を円周とした円の直径が外管の直径と一致すること
    により、前記複数のグラフからこの測定に対応したグラ
    フを選定するようにし、このグラフに基づくプロット点
    を内管と外管との近接距離とすることを特徴とする二重
    管の近接距離測定方法。
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