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JP3462071B2 - 六角形セグメント - Google Patents
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JP3462071B2 - 六角形セグメント - Google Patents

六角形セグメント

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JP3462071B2
JP3462071B2 JP02762298A JP2762298A JP3462071B2 JP 3462071 B2 JP3462071 B2 JP 3462071B2 JP 02762298 A JP02762298 A JP 02762298A JP 2762298 A JP2762298 A JP 2762298A JP 3462071 B2 JP3462071 B2 JP 3462071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド工法に
よってトンネルを構築するにあたり、掘削穴の地山内面
に多数据え付けられ、かつ互いに連結されて筒状のトン
ネル壁体を形成する六角形セグメントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方法として用いられ
るシールド工法は、シールドマシンにより地山を掘削
し、掘削穴を形成しながら、その後方で掘削穴内面に多
数のセグメントを据え付け、かつこれらを互いに連結し
てトンネルを構築する工法である。この工法に用いるセ
グメントは、掘削穴の内面に沿って湾曲する一定厚さの
版状体であり、その平面視形状は長方形等の矩形状が一
般的であるが、近年六角形状のものが採用されてきてい
る。この六角形セグメントは、左右(実際の据え付け状
態では掘削穴の軸線方向)、及び上下に略対称で、左右
の対称線をトンネル周方向に一致させた状態で、掘削穴
の内面に沿って据え付けるタイプのものである。
【0003】図7は、上記六角形セグメントを用いて、
シールド工法により地中に形成中のトンネル壁体10を
模式的に示したものである。このトンネル壁体10は、
多数のコンクリート製の六角形セグメントが、掘削穴の
内面に筒状に据え付けられ、かつこれらが互いに連結さ
れて形成されている。このトンネル壁体10の形成方向
(シールドマシンの掘削方向)は矢印Qの方向であり、
この図においては、直線部Sから曲線部Rを形成中の状
態を示している。直線部Sは、一種類の六角形セグメン
ト11が複数接合されて構成されており、この六角形セ
グメント11は、左右(実際の据え付け状態では掘削穴
の軸線方向)、及び上下に対称、かつ上下方向がやや長
い平面視六角形状で、前記掘削穴の周方向内面に沿って
湾曲する円弧版状体であり、掘削穴の内面に沿って据え
付けられている。
【0004】また、曲線部Rは、周方向に沿う複数の屈
曲部9を有しており、この屈曲部9において所定角度ず
つ曲折して形成されている。したがって、この曲線部9
では、中心にて屈曲した六角形セグメント16及び接合
端面がテーパ状に形成された六角形セグメント17が用
いられている。
【0005】また、これら六角形セグメント11、1
6、17には、図8に示すように、斜辺からなる接合端
面31に、互いに凹凸嵌合するプラグ32及びソケット
33を有しており、これらプラグ32及びソケット33
によって、接合端面31同士の位置決め及びずれ防止が
行われるようになっている。また、互いに接合される斜
辺からなる接合面31には、一方側にインサートナット
34が設けられており、他方側のセグメントの側面から
内部のシース管35へ挿入したボルトが締結されるよう
になっている。なお、この六角形セグメント11、1
6、17には、その幅方向にシース管36が設けられて
おり、これらシース管36には、互いに連結する長ボル
トが挿通され、これら長ボルトを締結させることによ
り、六角形セグメント11、16、17の側部側の接合
端面同士が接合されるようになっている。
【0006】そして、上記形状の六角形セグメント1
1、16、17を製造する型枠は、図9に示すように、
底板41と、この底板41の両側部に設けられた側板4
2と、底板41の両端部に設けられた略V字状の端板4
3とを有し、これら底板41、側板42及び端板43に
よって囲われたコンクリート打設空間S内にコンクリー
トが打設されて、六角形セグメント11、16、17が
成形されるようになっている。この型枠は、六角形セグ
メント11、16、17の脱型のために、側板42及び
端板43が、成形した六角形セグメント11、16、1
7から離間する方向へ移動可能とされている。そして、
この型枠の端板43を構成する一対の端板部材43aに
は、それぞれプラグ32を成形する凹部44及びソケッ
ト33を成形する凸部45が形成されている。なお、一
側部側の端板部材43aには、図示しない取り付け機構
が設けられ、この取り付け機構によってインサートナッ
ト34が支持されるようになっている。
【0007】しかしながら、側板42及び端板43を移
動させる型枠にあっては、それぞれの移動機構を要する
ため、極めて複雑かつ大掛かりなものとなってしまう。
このため、斜辺からなる接合端面31に設けられるプラ
グ32を後付けとして、端板43を固定しても脱型する
ことができる構造の型枠が用いられている。即ち、この
構造の型枠には、その端板43に、ソケット33を成形
するための成形部材、インサートナット34及び後付け
プラグが取り付けられる取り付け穴や位置決め凹部を成
形するための成形部材が、それぞれ取り付け機構によっ
て支持されるようになっており、脱型時に支持が解除さ
れて、成形部材及びインサートナット34が六角形セグ
メント11、16、17とともに脱型されるようになっ
ている。
【0008】ここで、後付けプラグについて説明する。
図10において、符号41は、後付けプラグである。こ
の後付けプラグ41には、その底部に嵌合突起42が形
成されている。一方、この後付けプラグ41が取り付け
られる六角形セグメント11、16、17の斜辺からな
る接合端面31には、後付けプラグ41の底部が嵌め込
まれる保持凹部43及び後付けプラグ41の嵌合突起4
2が嵌合される嵌合穴44が形成されている。即ち、六
角形セグメント11、16、17の接合端面31の嵌合
穴44へ後付けプラグ41の嵌合突起42を嵌合させ、
さらに後付けプラグ41の底部を、保持凹部43へ嵌め
込むことにより、後付けプラグ41が六角形セグメント
11、16、17の接合端面31に容易に取り付けられ
るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、六角形セグ
メント11、16、17同士の接合後には、ソケット3
3へ嵌合されたプラグ41に大きな力が加わるため、六
角形セグメント11、16、17の接合端面31へ後付
けプラグ41を作業性を損なうことなくさらに強固に固
定することができる固定構造が望まれていた。
【0010】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、六角形セグメントの接合端面に、後付けプラグを
容易にかつ高強度にて取り付けることが可能な六角形セ
グメントを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の六角形セグメントは、平面視六角形
状に形成され、掘削穴内にて互いに接合させることによ
り筒状のトンネル壁体を形成するコンクリート製の六角
形セグメントであって、互いに接合される接合端面に
は、互いに凹凸嵌合するプラグ及びソケットが設けられ
てなり、前記プラグは、前記ソケットに嵌合するプラグ
本体と、前記接合端面に形成された嵌合穴へ嵌合して前
記プラグ本体を前記接合端面に取り付ける嵌合突起とを
有し、該嵌合突起には、その外周面に、周方向にわたっ
て形成された突条が、軸方向へ複数形成されていること
を特徴としている。これにより、プラグの嵌合突起を接
合端面の嵌合穴へ嵌合した後に、それぞれの突条が嵌合
穴の内周面に押し付けられて係合することにより、接合
端面へのプラグの強固な嵌合状態が維持される。
【0012】請求項2記載の六角形セグメントは、請求
項1記載の六角形セグメントにおいて、前記突条が、前
記嵌合突起の前記嵌合穴への嵌合方向後方側へ傾斜した
ノコ歯からなることを特徴としている。これにより、プ
ラグの嵌合突起を接合端面の嵌合穴へ嵌合させる際に
は、その嵌合が円滑に行われ、また、嵌合突起の嵌合穴
への嵌合後は、嵌合突起のノコ歯が嵌合穴の内周面にそ
れぞれ確実に係合することにより、強固な嵌合状態が維
持される。
【0013】請求項3記載の六角形セグメントは、請求
項1または請求項2記載の六角形セグメントにおいて、
前記嵌合突起に、軸線に沿ってスリットが形成されてい
ることを特徴としている。つまり、接合端面の嵌合穴へ
の嵌合時には、嵌合突起が、スリットを狭める方向、つ
まり内方に弾性変形するので容易に嵌合させることが可
能となり、また、この嵌合突起の嵌合穴への嵌合後は、
弾性変形した嵌合突起が外方へ復元するため、その復元
力によって突条が嵌合穴の内周面へさらに確実に押し付
けられるので、さらに強固な取り付け強度が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の六角形セグメント
の実施の形態を図によって説明する。図1において、符
号51は、六角形セグメント11、16、17の斜辺か
らなる接合端面31に取り付けられた後付けプラグであ
り、例えば、ABS等の樹脂から成形されている。この
後付けプラグ51は、プラグ本体52と、このプラグ本
体52の底部に設けられた嵌合突起53とを有してお
り、この嵌合突起53が、六角形セグメント11、1
6、17の接合端面31に形成された嵌合穴44に嵌合
されて取り付けられている。また、接合端面31には、
前述したように、保持凹部43が形成されており、この
保持凹部43に、後付けプラグ51の底部が嵌め込まれ
て、位置決めされて保持されている。
【0015】後付けプラグ51の嵌合突起53は、図2
にも示すように、その外周が凹凸形状に形成されてい
る。具体的には、接合端面31の嵌合穴44への嵌合突
起53の嵌合方向後方へ傾斜し、かつ嵌合突起53の周
方向にわたって形成されたノコ歯54が、嵌合突起53
の軸方向へ複数設けられている。
【0016】そして、上記の後付けプラグ51を六角形
セグメント11、16、17の接合端面31に取り付け
る場合は、嵌合穴44へ後付けプラグ51の嵌合突起5
3を嵌合させ、さらに後付けプラグ51の底部を、保持
凹部43へ嵌め込む。このようにすると、この後付けプ
ラグ51が、その嵌合突起53が接合端面31の嵌合穴
44に食い込みかつ底部が接合端面31の保持凹部43
に位置決めされて保持された状態に取り付けられる。な
お、この後付けプラグ51と接合端面31との間には、
接着剤を予め塗布しておき、これら後付けプラグ51と
接合端面31とを接着固定する。
【0017】ここで、この後付けプラグ51の嵌合突起
53には、前述したように、嵌合穴44への嵌合方向後
方側へ傾斜し、かつ嵌合突起53の周方向にわたって形
成されたノコ歯54が、嵌合突起53の軸方向へ複数設
けられているので、この嵌合突起53を嵌合穴44へ円
滑に嵌合させることができ、この嵌合突起53の嵌合穴
44への嵌合後は、嵌合突起53のノコ歯54が嵌合穴
44の内周面にそれぞれ係合することにより、強固な嵌
合状態が維持される。したがって、この後付けプラグ5
1によれば、取り付け作業性を損なうことなく、六角形
セグメント11、16、17の接合端面31への取り付
け強固が大幅に高められ、六角形セグメント11、1
6、17の接合端面31同士の接合後に加わる力に十分
耐え得る構造とすることができる。
【0018】図3及び図4は、上記ノコ歯54が形成さ
れた嵌合突起53に、軸方向へ複数のスリット55を十
字状に形成した後付けプラグ51を示すものである。そ
して、この嵌合突起53を有した後付けプラグ51によ
れば、嵌合穴44への嵌合時には、嵌合突起53が、ス
リット55を狭める方向、つまり内方に弾性変形するの
で容易に嵌合させることができ、この嵌合突起53の嵌
合穴44への嵌合後は、弾性変形した嵌合突起53が外
方へ復元するため、その復元力によってノコ歯54が嵌
合穴44の内周面へさらに確実に係合され、さらに強固
な取り付け強度を得ることができる。
【0019】図5に示すものは、上記ノコ歯54に代え
て、嵌合突起53の外周に、その周方向にわたって形成
された山形状の突条56を、嵌合突起53の軸方向へ複
数設けたもので、この嵌合突起53を有する後付けプラ
グ51によれば、嵌合突起53の嵌合穴44への嵌合後
に、それぞれの突条56が嵌合穴44の内周面に押し付
けられて係合することにより、強固な嵌合状態が維持さ
れる。また、図6に示すものは、この突条56を有する
嵌合突起53に、軸方向へ複数のスリット55を十字状
に形成したものであり、前述したように、嵌合穴44へ
の嵌合時には、嵌合突起53が内方に弾性変形して嵌合
が容易に行われ、嵌合穴44への嵌合後は、弾性変形し
た嵌合突起53が外方へ復元するため、その復元力によ
って突条56が嵌合穴44の内周面へ押し付けられて、
さらに強固な取り付け強度を得ることができる。
【0020】なお、上記の後付けプラグ51を構成する
嵌合突起53は、プラグ本体52に対して一体としても
あるいは別体としても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の六角形
セグメントによれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の六角形セグメントによれば、接合端面に
取り付けられるプラグの嵌合突起の外周に、その周方向
にわたって形成された突条が、嵌合突起の軸方向へ複数
設けられているので、嵌合突起の嵌合穴への嵌合後に、
それぞれの突条が嵌合穴の内周面に押し付けられて係合
することにより、接合端面へのプラグの強固な嵌合状態
を維持することができる。つまり、このプラグによれ
ば、取り付け作業性を損なうことなく、六角形セグメン
トの接合端面への取り付け強固が大幅に高められ、六角
形セグメントの接合端面同士を接合することによりソケ
ットへ凹凸嵌合された後に加わる力に十分耐え得る構造
とすることができる。
【0022】請求項2記載の六角形セグメントによれ
ば、嵌合突起の外周に形成された突条が、嵌合穴への嵌
合方向後方側へ傾斜したノコ歯であるので、嵌合突起を
嵌合穴へ嵌合させる際には、その嵌合を円滑に行うこと
ができ、また、嵌合突起の嵌合穴への嵌合後は、嵌合突
起のノコ歯が嵌合穴の内周面にそれぞれ確実に係合する
ことにより、強固な嵌合状態を維持させることができ
る。
【0023】請求項3記載の六角形セグメントによれ
ば、嵌合穴への嵌合時には、嵌合突起が、スリットを狭
める方向、つまり内方に弾性変形するので容易に嵌合さ
せることができ、また、この嵌合突起の嵌合穴への嵌合
後は、弾性変形した嵌合突起が外方へ復元するため、そ
の復元力によって突条が嵌合穴の内周面へさらに確実に
押し付けられるので、さらに強固な取り付け強度を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の六角形セグメントを説
明する六角形セグメントの接合端面の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の六角形セグメントに設
けられた後付けプラグの形状を説明する後付けプラグの
側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の六角形セグメントに設
けられた他の後付けプラグの形状を説明する後付けプラ
グの側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の六角形セグメントに設
けられた他の後付けプラグの形状を説明する後付けプラ
グの正面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の六角形セグメントに設
けられた他の後付けプラグの形状を説明する後付けプラ
グの側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の六角形セグメントに設
けられた他の後付けプラグの形状を説明する後付けプラ
グの側面図である。
【図7】 六角形セグメントを用いて構築されたトンネ
ル壁体を示すトンネル壁体の斜視図である。
【図8】 トンネル壁体を構成する六角形セグメントの
形状及び接合構造を説明する六角形セグメントの平面図
である。
【図9】 六角形セグメント製造用型枠の構成及び構造
を説明する型枠の平面図である。
【図10】 後付けプラグが取り付けられた従来の六角
形セグメントの接合端面の断面図である。
【符号の説明】
11、16、17 六角形セグメント 31 接合端面 33 ソケット 44 嵌合穴 51 後付けプラグ(プラグ) 52 プラグ本体 53 嵌合突起 54 ノコ歯 55 スリット 56 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染谷 洋樹 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石川島建材工業株式会社内 (72)発明者 西村 修一 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石川島建材工業株式会社内 (72)発明者 橋口 彰夫 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石川島建材工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−62989(JP,A) 特開 平9−32489(JP,A) 特開 平2−217598(JP,A) 実開 昭49−118237(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 E21D 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視六角形状に形成され、掘削穴内に
    て互いに接合させることにより筒状のトンネル壁体を形
    成するコンクリート製の六角形セグメントであって、 互いに接合される接合端面には、互いに凹凸嵌合するプ
    ラグ及びソケットが設けられてなり、 前記プラグは、前記ソケットに嵌合するプラグ本体と、
    前記接合端面に形成された嵌合穴へ嵌合して前記プラグ
    本体を前記接合端面に取り付ける嵌合突起とを有し、 該嵌合突起には、その外周面に、周方向にわたって形成
    された突条が、軸方向へ複数形成されていることを特徴
    とする六角形セグメント。
  2. 【請求項2】 前記突条は、前記嵌合突起の前記嵌合穴
    への嵌合方向後方側へ傾斜したノコ歯からなることを特
    徴とする請求項1記載の六角形セグメント。
  3. 【請求項3】 前記嵌合突起には、軸線に沿ってスリッ
    トが形成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の六角形セグメント。
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