JP3462845B2 - 手摺継手 - Google Patents
手摺継手Info
- Publication number
- JP3462845B2 JP3462845B2 JP2000249224A JP2000249224A JP3462845B2 JP 3462845 B2 JP3462845 B2 JP 3462845B2 JP 2000249224 A JP2000249224 A JP 2000249224A JP 2000249224 A JP2000249224 A JP 2000249224A JP 3462845 B2 JP3462845 B2 JP 3462845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- handrail
- layout
- bent
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 2
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229920006351 engineering plastic Polymers 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】階段や廊下、ベランダ、或いは道
路段差等に設けられる手摺の継手構造に関し、特に階段
や廊下などのレイアウトに沿って立体的に配置されてい
る手摺の継手部をその立体的な配置に沿う方向に自由に
接続することのできる継手構造に関する。 【0002】 【従来の技術】階段や廊下、或いはベランダなどには、
安全や誘導用として手摺が設けられており、特に最近で
は公共施設や個人住宅などを問わず広い世代が共通に安
全に過ごせる居住環境を作るという要望からバリアフリ
ーの観点で手摺の設置が広く望まれている。 【0003】これらの手摺は、階段や廊下などのレイア
ウトに沿って連続して設けられるが、建物の内部は部屋
や各種の設備を巡って廊下や通路があり、さらに屋外と
の出入りや階層毎に、階段の昇り降りがある。このた
め、これらを結ぶ通路のレイアウトはいずれも平面的に
屈曲するばかりではなく、上下方向にも屈曲する立体的
なものとなるから、手摺もそれにしたがって、立体的或
いは平面的に屈曲した構造となる。このような立体的に
屈曲した手摺は引抜き加工などで製造される長尺材をこ
れらのレイアウトに沿って屈曲させたり、或いは、別途
これらのレイアウトに沿った方向に屈曲した継手部を製
造して、これらの長尺部材を接続する方法が採られてい
る。 【0004】しかしながら、これらの部材、特に中空の
長尺材を断面形状を保ってこれらの所定の方向に正確に
曲げる加工は、現場加工でできるものではなく、工場設
備によって行う場合も多様な設計仕様や部材毎のスプリ
ングバックを考慮した寸法合わせの困難さを考慮すると
現実的ではない。 【0005】そこで、実際の施工では、接続部の接続断
面を整合させて切断したそれぞれの方向の手摺の長尺材
を溶接し、やすり作業で角を取るなどして仕上げる方法
や、所定の方向に屈曲できる自在継手を組み込んだ継手
部を別途製作して、長尺材同士を接続してレイアウトに
沿って組み立てる方法が採られている。 【0006】このような溶接によって接続する方法によ
る場合は、現場で格別な設備を要せずにできるが、加工
が困難であるばかりでなく、溶接継手部は角部となり、
そのRはある程度鋭角にならざるを得ないため、手摺の
屈曲部毎に角部が突出した形態となってしまい好ましく
ない。また、自在継手による場合は、手摺の立体的な経
路に沿った屈曲に合わせることが可能であって、現場で
格別の設備を必要とせずに作業ができる利点があるが、
構造が複雑になり、また継手部の構造上連続した滑らか
な形態にすることが困難であって、どうしても屈曲部で
手摺の太さや形状に段差ができる。このような手摺の不
連続的な構造・形態は使用者に不安感を与えるためバリ
アフリーの観点から好ましくなく、このような継手部の
段差を解消するため、これまで種々の構造が提案されて
いる。 【0007】例えば、特開平11‐93367号公報、
特開平11‐6267号公報、特開平11‐13244
号公報などに記載されるものは、自在継手の構造を基本
としながらこれらの屈曲部の形状を滑らかなものとする
工夫がされている。特開平11‐93367号公報及び
特開平11‐6267号公報記載のものは、図6(a)
に示すように、手摺50に接続する1対の固定具51の
それぞれ一方の端部を凸球面52とし、その間に両側部
に凹球面を有する連結具55を配置して、該凸球面を連
結具の該凹球面と嵌合して該凸球面中央を通る長孔56
を通してピン57によりこれら3者を結合して、長孔に
沿って該ピンをスライドさせることによって手摺に接続
する1対の固定具の間で屈曲可能とし、手摺のレイアウ
トに沿って所定の屈曲に合わせる構造が記載されている
が、構造上屈曲できる範囲が限られると共に連結具と固
定具の間の外径上の不連続性とそれらの間の段差が手摺
外周面に沿って存在するため、手摺を伝って利用する際
に違和感が伴うことが避けられない。 【0008】また、特開平11‐13244号公報記載
のものにおいては、図6(b)に示すように手摺50と
結合する固定具51端部を凹球面とし、固定具の間に配
置される連結具55の両側を凸球面58とし、連結具を
手摺の屈曲するカーブに合わせて繭型として、手摺屈曲
部外周を滑らかな曲面とする配慮がなされているが、連
結具の繭型の曲面によって屈曲度が限定され、またこれ
らの構造上継手の間の段差は十分に解消することはでき
ない。 【0009】このように、これらの自在継手をベースに
して手摺の屈曲部に合わせた屈曲を可能とした継手構造
のものにおいても、手摺のレイアウトに沿った屈曲の度
合いに適合して滑らかな形状で手摺を接続することは困
難であり、また、構造上継手部の部材の接する箇所の部
材の厚さ等からする段差は解消できず、またその構造が
複雑となるためコストが高く、普及が図り難い要因とな
っている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
するため、本発明は長尺パイプ材などの手摺の断面形状
を保って、階段や廊下などの立体的なレイアウトに沿っ
て自由な屈曲方向に接続することができると共に、継手
部の構造に部材同士の接する箇所の段差などのない、平
滑かつ連続的な形態で、手で伝って不安感無く案内誘導
出来る手摺を構成できる、自在継手からなる手摺継手構
造を安価に提供する。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の手摺継手構造
は、1対の手摺継手部材からなり、その各一端部にその
長手方向軸線に対して略45度の角度をなすように等径
の円形の接合面を設けて、該接合面に垂直な軸の周りに
回動可能に結合してなる手摺継手であり、該継手部材の
屈曲部の外周となる側を該接合面側縁に滑らかに連続す
る球面とし、その相対する内側となる側の外形を窄ませ
て同様に該接合面側縁に滑らかに連続させることによっ
て、屈曲部の輪郭を連続的かつ滑らかな外形として、手
摺を伝って用いる利用者に不安感や違和感を与えないよ
うにしたものである。 【0012】図1に本発明の手摺継手の屈曲の態様を、
図2にその分解図を示す。図1に示すように、本発明の
手摺継手10は、円筒形の手摺部材と接続する側の一端
が手摺部材と同径の円筒形で、同径の部材11、12か
らなる。分解図2に示すように、部材11、12同士が
接する他端は、その長手方向軸線A、Bと45度の角度
の断面内の接合面20をなす。継手部材の長手方向と4
5度の角度をなす断面は楕円であるが、この接合面はこ
の楕円と中心を共通とし、継手部材と同径の円形とす
る。このため接合面は、楕円の短径方向では楕円と接
し、長径方向では楕円の内側となるため、手摺継手の外
周はこの短径方向の断面では連続し、長径方向の断面で
接合面に向けて絞り込んだ外形となる。したがって、1
対の継手部材を直角に組合せたとき屈曲部外周のなす輪
郭が滑らかな球面25(球面を含む曲面)となるように
成形し、かつ屈曲部内側では接合面縁部は継手部材外形
よりも内側になるため、継手部材外形から内側に絞り込
んだ外形26として、継手部材外形と接合面縁部とを滑
らかな曲線で結ぶ形状とする。図の例では、接合縁部は
そのまま外形と連続した形状にすると継手部材の間に狭
まった隙間が出来て子供などが手を挟む虞があるため、
その間に若干間隔を開けるように適当な段差部21を設
けている。接合面中心には、接合面に垂直(長手方向の
軸線に対して45度)に軸孔31が形成され、継手部材
接合軸30が挿通されて1対の継手部材11,12を該
垂直軸Cの廻りに回動可能に結合する。 【0013】この継手部材によって、手摺を平面上で直
角に屈曲したレイアウトにするには、継手部材11,1
2を図1(a)、(b)に示すように直角に曲げれば良
い。継手部材外周は滑らかな曲面25を形成し、屈曲部
内側は若干内側に窄まった形状26となるが、手摺を伝
って利用する場合は手や体に触れる外周側が曲面である
ため、違和感が無く、内側も手に引っかかるような形状
ではない為、不安感はない。この継手部材によって平面
上で直線状に延長する場合は、図1(c)、(d)のよ
うになり、若干段差があるが、滑らかな曲面で連続する
為、引っかかったり、違和感を覚えることはない。 【0014】さらに、平面上から垂直方向に段差や傾斜
を伴うレイアウトとなる場合や同じ平面上であっても屈
曲する場合、或いは更にこれらの組合せた立体的なレイ
アウトに手摺を敷設する場合も、上記の垂直軸Cの廻り
に適宜の角度に回動させることによって容易に対応でき
る。すなわち、手摺部材11に対して手摺部材12は、
その長手方向軸線Bは軸Cの廻りに軸Cに対して45度
の角度の円錐形を描いて回動することができ、また、手
摺部材の取付に際しては、手摺部材12は手摺部材11
の長手方向軸線Aの廻りに360度回転させることがで
きる。 【0015】したがって、紙面に平行な平面内で曲がる
レイアウトの場合の屈曲角度は、軸Cの廻りの手摺部材
12の回動によって合わせ、紙面に垂直な方向、すなわ
ち上下昇降方向の角度は手摺部材11の軸Aの廻りの回
転によって合わせることが出来る。したがって、平面内
のみの曲がりの角度は、手摺部材12を軸Cの廻りに回
動し、次に手摺部材12を手摺部材11の軸線Aの廻り
に回転して平面内に戻せば良い。なお、以上の例では継
手構造の断面を円形としており、また、円形断面の場合
が継手部の外形を最も滑らかに成形できるが、手摺を立
体的に屈曲するという手摺継手の機能上は、継手部の断
面を円形とする必要はなく、デザイン上の要請や諸種の
必要により任意の形状として良い。 【0016】 【実施例】以下に、図面を参照して本発明の手摺継手構
造の具体的構造と実施例を説明する。図3は、本発明の
手摺継手を2対使用して平面内でクランク状に屈曲した
レイアウトに沿って手摺を配置する例で、手摺を省略し
た手摺部材の外径及び断面を示す。このようなレイアウ
トは日常良く経験する所であるが、手摺が階段などに位
置されてそのレイアウトが立体的に上下方向に段差があ
る場合には、継手部材をその回動軸の廻りに回動させて
上下方向に所定の角度をつけることによって対処するこ
とが出来る。 【0017】これらの例では、継手部材を結合する回動
軸となる接合軸(ピン)を挿通する開口35が、継手部
材背面に形成されているが、実際の設置に際しては、こ
れらの開口は予め成形された封止部材や充填材により、
平滑に仕上げられ、滑らかな外形とされる。また、本発
明の手摺継手は、立体的なあらゆる角度の手摺のレイア
ウトに対しても、自在に屈曲させて設定可能であるか
ら、施工現場において手摺部材を組立てるなどの作業は
必要ではなく、これらの仕上げを予め工場出荷時に行っ
ておくことが出来る。 【0018】また、同じ理由から、施工現場において組
立可能な結合構造とする必要はなく、たとえば、両継手
部材にそれぞれ軸と軸受となる部材を組込んで、これら
を係合手段により抜け止めとなるラッチ機構を採用する
ことにより、継手部材を螺子孔用の開口35などのない
滑らかな外形とすることが出来、さらに、これらのラッ
チ機構を形状記憶合金などによる抜け止め作用を利用し
たものとするなどにより、一層簡単で堅牢な構造とする
ことが出来る。 【0019】本発明の手摺継手は、簡単な構造であるこ
とから材質的には成形の容易なエンジニアリングプラス
チックなどの材料が適用できるほか、各種の金属素材に
よって容易に製作することが出来、手摺の材質などとの
バランスやなじみを考慮して、これらの材質から適宜に
選ぶことが出来る。図4、5は、本発明の手摺部材を用
いて手摺を敷設したレイアウト例である。図4は、廊下
に配置した手摺の端部屈曲部に用いた例で、これらの始
端、終端などの手摺の突出した箇所においても、これら
の角部が滑らかに成形できるため、利用者の安全が図
れ、また不安感を持たれない。図5の例は、階段から踊
り場を経て階段に続く単純なL字型の配置であるが、踊
り場の水平部に続く階段の傾斜に沿った立体的な屈曲に
対して滑らかに接続できることを示す。 【0020】 【効果】本発明の手摺継手構造は、手摺の設置環境にお
いて求められるあらゆるレイアウトの屈曲部の手摺の接
続に対応することが可能である。しかも、実際の施工上
格別の加工や、工夫は不要であり、工場出荷時の構造の
まま使用できる。また、簡単な構造であって、加工が容
易であり、プラスチックや金属など、各種の材質で形成
できるため、安価であり、かつ堅牢な構造とすることが
できる。 【0021】手摺の設置された環境においても、手摺の
屈曲部は滑らかな外形を保ち、段差や不連続な箇所がな
い為、手摺を伝って利用する際にも不安感や違和感を与
えることが無く、バリアフリーの環境創りに好適であ
る。
路段差等に設けられる手摺の継手構造に関し、特に階段
や廊下などのレイアウトに沿って立体的に配置されてい
る手摺の継手部をその立体的な配置に沿う方向に自由に
接続することのできる継手構造に関する。 【0002】 【従来の技術】階段や廊下、或いはベランダなどには、
安全や誘導用として手摺が設けられており、特に最近で
は公共施設や個人住宅などを問わず広い世代が共通に安
全に過ごせる居住環境を作るという要望からバリアフリ
ーの観点で手摺の設置が広く望まれている。 【0003】これらの手摺は、階段や廊下などのレイア
ウトに沿って連続して設けられるが、建物の内部は部屋
や各種の設備を巡って廊下や通路があり、さらに屋外と
の出入りや階層毎に、階段の昇り降りがある。このた
め、これらを結ぶ通路のレイアウトはいずれも平面的に
屈曲するばかりではなく、上下方向にも屈曲する立体的
なものとなるから、手摺もそれにしたがって、立体的或
いは平面的に屈曲した構造となる。このような立体的に
屈曲した手摺は引抜き加工などで製造される長尺材をこ
れらのレイアウトに沿って屈曲させたり、或いは、別途
これらのレイアウトに沿った方向に屈曲した継手部を製
造して、これらの長尺部材を接続する方法が採られてい
る。 【0004】しかしながら、これらの部材、特に中空の
長尺材を断面形状を保ってこれらの所定の方向に正確に
曲げる加工は、現場加工でできるものではなく、工場設
備によって行う場合も多様な設計仕様や部材毎のスプリ
ングバックを考慮した寸法合わせの困難さを考慮すると
現実的ではない。 【0005】そこで、実際の施工では、接続部の接続断
面を整合させて切断したそれぞれの方向の手摺の長尺材
を溶接し、やすり作業で角を取るなどして仕上げる方法
や、所定の方向に屈曲できる自在継手を組み込んだ継手
部を別途製作して、長尺材同士を接続してレイアウトに
沿って組み立てる方法が採られている。 【0006】このような溶接によって接続する方法によ
る場合は、現場で格別な設備を要せずにできるが、加工
が困難であるばかりでなく、溶接継手部は角部となり、
そのRはある程度鋭角にならざるを得ないため、手摺の
屈曲部毎に角部が突出した形態となってしまい好ましく
ない。また、自在継手による場合は、手摺の立体的な経
路に沿った屈曲に合わせることが可能であって、現場で
格別の設備を必要とせずに作業ができる利点があるが、
構造が複雑になり、また継手部の構造上連続した滑らか
な形態にすることが困難であって、どうしても屈曲部で
手摺の太さや形状に段差ができる。このような手摺の不
連続的な構造・形態は使用者に不安感を与えるためバリ
アフリーの観点から好ましくなく、このような継手部の
段差を解消するため、これまで種々の構造が提案されて
いる。 【0007】例えば、特開平11‐93367号公報、
特開平11‐6267号公報、特開平11‐13244
号公報などに記載されるものは、自在継手の構造を基本
としながらこれらの屈曲部の形状を滑らかなものとする
工夫がされている。特開平11‐93367号公報及び
特開平11‐6267号公報記載のものは、図6(a)
に示すように、手摺50に接続する1対の固定具51の
それぞれ一方の端部を凸球面52とし、その間に両側部
に凹球面を有する連結具55を配置して、該凸球面を連
結具の該凹球面と嵌合して該凸球面中央を通る長孔56
を通してピン57によりこれら3者を結合して、長孔に
沿って該ピンをスライドさせることによって手摺に接続
する1対の固定具の間で屈曲可能とし、手摺のレイアウ
トに沿って所定の屈曲に合わせる構造が記載されている
が、構造上屈曲できる範囲が限られると共に連結具と固
定具の間の外径上の不連続性とそれらの間の段差が手摺
外周面に沿って存在するため、手摺を伝って利用する際
に違和感が伴うことが避けられない。 【0008】また、特開平11‐13244号公報記載
のものにおいては、図6(b)に示すように手摺50と
結合する固定具51端部を凹球面とし、固定具の間に配
置される連結具55の両側を凸球面58とし、連結具を
手摺の屈曲するカーブに合わせて繭型として、手摺屈曲
部外周を滑らかな曲面とする配慮がなされているが、連
結具の繭型の曲面によって屈曲度が限定され、またこれ
らの構造上継手の間の段差は十分に解消することはでき
ない。 【0009】このように、これらの自在継手をベースに
して手摺の屈曲部に合わせた屈曲を可能とした継手構造
のものにおいても、手摺のレイアウトに沿った屈曲の度
合いに適合して滑らかな形状で手摺を接続することは困
難であり、また、構造上継手部の部材の接する箇所の部
材の厚さ等からする段差は解消できず、またその構造が
複雑となるためコストが高く、普及が図り難い要因とな
っている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
するため、本発明は長尺パイプ材などの手摺の断面形状
を保って、階段や廊下などの立体的なレイアウトに沿っ
て自由な屈曲方向に接続することができると共に、継手
部の構造に部材同士の接する箇所の段差などのない、平
滑かつ連続的な形態で、手で伝って不安感無く案内誘導
出来る手摺を構成できる、自在継手からなる手摺継手構
造を安価に提供する。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の手摺継手構造
は、1対の手摺継手部材からなり、その各一端部にその
長手方向軸線に対して略45度の角度をなすように等径
の円形の接合面を設けて、該接合面に垂直な軸の周りに
回動可能に結合してなる手摺継手であり、該継手部材の
屈曲部の外周となる側を該接合面側縁に滑らかに連続す
る球面とし、その相対する内側となる側の外形を窄ませ
て同様に該接合面側縁に滑らかに連続させることによっ
て、屈曲部の輪郭を連続的かつ滑らかな外形として、手
摺を伝って用いる利用者に不安感や違和感を与えないよ
うにしたものである。 【0012】図1に本発明の手摺継手の屈曲の態様を、
図2にその分解図を示す。図1に示すように、本発明の
手摺継手10は、円筒形の手摺部材と接続する側の一端
が手摺部材と同径の円筒形で、同径の部材11、12か
らなる。分解図2に示すように、部材11、12同士が
接する他端は、その長手方向軸線A、Bと45度の角度
の断面内の接合面20をなす。継手部材の長手方向と4
5度の角度をなす断面は楕円であるが、この接合面はこ
の楕円と中心を共通とし、継手部材と同径の円形とす
る。このため接合面は、楕円の短径方向では楕円と接
し、長径方向では楕円の内側となるため、手摺継手の外
周はこの短径方向の断面では連続し、長径方向の断面で
接合面に向けて絞り込んだ外形となる。したがって、1
対の継手部材を直角に組合せたとき屈曲部外周のなす輪
郭が滑らかな球面25(球面を含む曲面)となるように
成形し、かつ屈曲部内側では接合面縁部は継手部材外形
よりも内側になるため、継手部材外形から内側に絞り込
んだ外形26として、継手部材外形と接合面縁部とを滑
らかな曲線で結ぶ形状とする。図の例では、接合縁部は
そのまま外形と連続した形状にすると継手部材の間に狭
まった隙間が出来て子供などが手を挟む虞があるため、
その間に若干間隔を開けるように適当な段差部21を設
けている。接合面中心には、接合面に垂直(長手方向の
軸線に対して45度)に軸孔31が形成され、継手部材
接合軸30が挿通されて1対の継手部材11,12を該
垂直軸Cの廻りに回動可能に結合する。 【0013】この継手部材によって、手摺を平面上で直
角に屈曲したレイアウトにするには、継手部材11,1
2を図1(a)、(b)に示すように直角に曲げれば良
い。継手部材外周は滑らかな曲面25を形成し、屈曲部
内側は若干内側に窄まった形状26となるが、手摺を伝
って利用する場合は手や体に触れる外周側が曲面である
ため、違和感が無く、内側も手に引っかかるような形状
ではない為、不安感はない。この継手部材によって平面
上で直線状に延長する場合は、図1(c)、(d)のよ
うになり、若干段差があるが、滑らかな曲面で連続する
為、引っかかったり、違和感を覚えることはない。 【0014】さらに、平面上から垂直方向に段差や傾斜
を伴うレイアウトとなる場合や同じ平面上であっても屈
曲する場合、或いは更にこれらの組合せた立体的なレイ
アウトに手摺を敷設する場合も、上記の垂直軸Cの廻り
に適宜の角度に回動させることによって容易に対応でき
る。すなわち、手摺部材11に対して手摺部材12は、
その長手方向軸線Bは軸Cの廻りに軸Cに対して45度
の角度の円錐形を描いて回動することができ、また、手
摺部材の取付に際しては、手摺部材12は手摺部材11
の長手方向軸線Aの廻りに360度回転させることがで
きる。 【0015】したがって、紙面に平行な平面内で曲がる
レイアウトの場合の屈曲角度は、軸Cの廻りの手摺部材
12の回動によって合わせ、紙面に垂直な方向、すなわ
ち上下昇降方向の角度は手摺部材11の軸Aの廻りの回
転によって合わせることが出来る。したがって、平面内
のみの曲がりの角度は、手摺部材12を軸Cの廻りに回
動し、次に手摺部材12を手摺部材11の軸線Aの廻り
に回転して平面内に戻せば良い。なお、以上の例では継
手構造の断面を円形としており、また、円形断面の場合
が継手部の外形を最も滑らかに成形できるが、手摺を立
体的に屈曲するという手摺継手の機能上は、継手部の断
面を円形とする必要はなく、デザイン上の要請や諸種の
必要により任意の形状として良い。 【0016】 【実施例】以下に、図面を参照して本発明の手摺継手構
造の具体的構造と実施例を説明する。図3は、本発明の
手摺継手を2対使用して平面内でクランク状に屈曲した
レイアウトに沿って手摺を配置する例で、手摺を省略し
た手摺部材の外径及び断面を示す。このようなレイアウ
トは日常良く経験する所であるが、手摺が階段などに位
置されてそのレイアウトが立体的に上下方向に段差があ
る場合には、継手部材をその回動軸の廻りに回動させて
上下方向に所定の角度をつけることによって対処するこ
とが出来る。 【0017】これらの例では、継手部材を結合する回動
軸となる接合軸(ピン)を挿通する開口35が、継手部
材背面に形成されているが、実際の設置に際しては、こ
れらの開口は予め成形された封止部材や充填材により、
平滑に仕上げられ、滑らかな外形とされる。また、本発
明の手摺継手は、立体的なあらゆる角度の手摺のレイア
ウトに対しても、自在に屈曲させて設定可能であるか
ら、施工現場において手摺部材を組立てるなどの作業は
必要ではなく、これらの仕上げを予め工場出荷時に行っ
ておくことが出来る。 【0018】また、同じ理由から、施工現場において組
立可能な結合構造とする必要はなく、たとえば、両継手
部材にそれぞれ軸と軸受となる部材を組込んで、これら
を係合手段により抜け止めとなるラッチ機構を採用する
ことにより、継手部材を螺子孔用の開口35などのない
滑らかな外形とすることが出来、さらに、これらのラッ
チ機構を形状記憶合金などによる抜け止め作用を利用し
たものとするなどにより、一層簡単で堅牢な構造とする
ことが出来る。 【0019】本発明の手摺継手は、簡単な構造であるこ
とから材質的には成形の容易なエンジニアリングプラス
チックなどの材料が適用できるほか、各種の金属素材に
よって容易に製作することが出来、手摺の材質などとの
バランスやなじみを考慮して、これらの材質から適宜に
選ぶことが出来る。図4、5は、本発明の手摺部材を用
いて手摺を敷設したレイアウト例である。図4は、廊下
に配置した手摺の端部屈曲部に用いた例で、これらの始
端、終端などの手摺の突出した箇所においても、これら
の角部が滑らかに成形できるため、利用者の安全が図
れ、また不安感を持たれない。図5の例は、階段から踊
り場を経て階段に続く単純なL字型の配置であるが、踊
り場の水平部に続く階段の傾斜に沿った立体的な屈曲に
対して滑らかに接続できることを示す。 【0020】 【効果】本発明の手摺継手構造は、手摺の設置環境にお
いて求められるあらゆるレイアウトの屈曲部の手摺の接
続に対応することが可能である。しかも、実際の施工上
格別の加工や、工夫は不要であり、工場出荷時の構造の
まま使用できる。また、簡単な構造であって、加工が容
易であり、プラスチックや金属など、各種の材質で形成
できるため、安価であり、かつ堅牢な構造とすることが
できる。 【0021】手摺の設置された環境においても、手摺の
屈曲部は滑らかな外形を保ち、段差や不連続な箇所がな
い為、手摺を伝って利用する際にも不安感や違和感を与
えることが無く、バリアフリーの環境創りに好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手摺継手の接続角度を調整する原理
図。 【図2】同分解図。 【図3】本発明の手摺継手:外形(a)、同断面
(b)。 【図4】本発明の手摺継手の平面レイアウト例。 【図5】本発明の手摺継手のL字型階段レイアウト例。 【図6】従来の手摺継手例、球面継手(a)、繭形継手
(b)。 【符号の説明】 10:手摺継手 11、12:手摺継手部材 20:接合面 21:接合面縁部段差 25:継手部材外周曲面 26:継手部材内側狭窄部 30:継手部材接合軸 31:軸孔 35:開口 50:手摺 51:手摺継手部材(従来例) 55:連結具 52:凸球面 56:長孔 57:ピン 58:繭形凸球面 A,B:継手部材長手方向軸線 C:継手部材接合軸線
図。 【図2】同分解図。 【図3】本発明の手摺継手:外形(a)、同断面
(b)。 【図4】本発明の手摺継手の平面レイアウト例。 【図5】本発明の手摺継手のL字型階段レイアウト例。 【図6】従来の手摺継手例、球面継手(a)、繭形継手
(b)。 【符号の説明】 10:手摺継手 11、12:手摺継手部材 20:接合面 21:接合面縁部段差 25:継手部材外周曲面 26:継手部材内側狭窄部 30:継手部材接合軸 31:軸孔 35:開口 50:手摺 51:手摺継手部材(従来例) 55:連結具 52:凸球面 56:長孔 57:ピン 58:繭形凸球面 A,B:継手部材長手方向軸線 C:継手部材接合軸線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04F 11/18
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 手摺継手部材からなり、その各一端部に
その長手方向軸線に対して略45度の角度をなすように
継手部材と等径の円形の接合面を設けて、該接合面に垂
直な軸の周りに回動可能に結合してなる手摺継手であっ
て、 該手摺継手の屈曲部の外周となる側を該接合面に滑らか
に連続する球面とし、その相対する内側となる側の外形
を窄ませて同様に該接合面側縁に滑らかに連続させてな
ることを特徴とする手摺継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000249224A JP3462845B2 (ja) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | 手摺継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000249224A JP3462845B2 (ja) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | 手摺継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002061361A JP2002061361A (ja) | 2002-02-28 |
| JP3462845B2 true JP3462845B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=18738997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000249224A Expired - Fee Related JP3462845B2 (ja) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | 手摺継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3462845B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5221901B2 (ja) * | 2006-08-22 | 2013-06-26 | 中澤鋳造販売株式会社 | 手摺のエンドキャップおよび手摺の連接構造並びに連結構造 |
| JP5069640B2 (ja) * | 2008-08-22 | 2012-11-07 | 朝日ウッドテック株式会社 | 手摺の連結構造 |
| KR102289165B1 (ko) * | 2020-09-07 | 2021-08-12 | 주식회사 아주기업 | 디자인용 울타리 |
-
2000
- 2000-08-21 JP JP2000249224A patent/JP3462845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002061361A (ja) | 2002-02-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3462845B2 (ja) | 手摺継手 | |
| JP2944551B2 (ja) | 手摺り用コーナー継手 | |
| JP2001304284A (ja) | 角度自在継ぎ手および連結構造 | |
| JPH0120462Y2 (ja) | ||
| JP2012122295A (ja) | 手すりのジョイント材 | |
| JP2604536Y2 (ja) | 壁面出隅構造 | |
| JP2536442Y2 (ja) | 手すり材の継目構造 | |
| JP3160760B2 (ja) | 手摺の連結構造 | |
| JP2002285688A (ja) | バージョイント装置 | |
| JP2001090304A (ja) | 手摺のジョイント用ブラケット | |
| JPH075139Y2 (ja) | 手摺りの接続構造 | |
| JP3153783B2 (ja) | 継ぎ手構造 | |
| JP3097274U6 (ja) | 連続手摺用自在継ぎ手 | |
| JP2001200621A (ja) | 階段手摺の継手 | |
| JP3078606U (ja) | 足場パイプ用ジョイント | |
| JPH0113125Y2 (ja) | ||
| JP3913905B2 (ja) | 手摺用ジョイント | |
| JPH0728504Y2 (ja) | ダクト等の接合用フレームの組立構造 | |
| JP4198710B2 (ja) | 連結具 | |
| JP2000160797A (ja) | 手摺連結具 | |
| JPH0678459U (ja) | 手摺りの取付け構造 | |
| JPH1162158A (ja) | 手摺り棒用継ぎ手 | |
| JP3423132B2 (ja) | 笠 木 | |
| CN2542868Y (zh) | 管件连接结构 | |
| JPH07150659A (ja) | 組み立て式構造体の接合構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |