JP3466366B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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Description
電気配線に使用され、収容した接続端子の後方への抜け
出しを防止する係止部を備えたコネクタに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のコネクタには、収容した
接続端子を係止するための可撓性を有する係止ランスが
設けられているのが通常である。この係止ランスは一体
に設けられる場合が多いが、別体のリアホルダに設けら
れる場合もある。 【0003】例えば、図6の側方から見た断面図及び図
7の分解斜視図は後者の場合を示し、ハウジング1の端
子収容室1aにはリアホルダ2が前後に移動自在に係合
され、このリアホルダ2はハウジング1に図示しない係
合手段により2段階の位置で係止される。この第1の位
置はリアホルダ2がハウジング1に対して途中まで挿入
された仮係合位置であり、第2の位置はリアホルダ2が
ハウジング1に対して完全に押し込まれた本係合位置で
ある。 【0004】このように、リアホルダ2を仮係合、本係
合の2段階に位置させることにより、接続端子3の収容
前においてハウジング1とリアホルダ2が仮係合され、
この仮係合位置において電線3aを取り付けた接続端子
3をリアホルダ2を通してハウジング1内に挿通できる
利点が生ずる。 【0005】そして、この仮係合位置にあるときに接続
端子3が端子保持室2aに挿入され、係止ランス2bの
突起2cが接続端子3の底部に設けた嵌合孔3bに嵌入
する。この状態から、リアホルダ2をハウジング1に対
して押し込んで本係合位置にすると、係止ランス2bの
先端部2dがハウジング1のガイド1bに乗り上がり、
係止ランス2bの係止力が補強される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例においては、接続端子3を係止ランス2bの弾性
力によって係止するため、係止ランス2bを成型するた
めの金型代が嵩むという問題点がある上に、接続端子3
を引き抜く場合には、係止ランス2bを接続端子3から
外すための治具を必要とするという問題がある。なお、
これらの問題点は、ハウジング内に係止ランスを一体に
設ける場合も同様である。 【0007】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、係止ランスを用いることなく接続端子を確実に係止
することができるコネクタを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るコネクタは、接続端子を係止するための
リアホルダをハウジングの後部から前進自在に嵌合し、
前記リアホルダと前記ハウジングとは前記リアホルダを
中間まで挿入した仮係合位置と、前記リアホルダを十分
に押し込んだ本係合位置とでそれぞれ係合するコネクタ
において、前記リアホルダの接続端子載置部には前記接
続端子の後方への移動を規制する後方係止部を設け、前
記ハウジングには前記接続端子を収容する端子収容室を
設け、該端子収容室の後方天壁は前記リアホルダが前記
仮係合位置にあるときに前記接続端子を傾斜状態で受け
入れ、前記端子収容室の中間天壁は可撓性を有し前記リ
アホルダが前記仮係合位置にあるときに外方に弾性的に
撓みながら前記後方係止部との間に傾斜状態の前記接続
端子を受け入れると共に、前記接続端子が所定位置に進
入した後に復元して前記接続端子の中間部を係止するよ
うに付勢し、前記端子収容室の前方天壁は前記接続端子
の中間部を水平状態に保持し、前記リアホルダを押し込
んで前記本係合位置において前記接続端子を固定するこ
とを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明を図1〜図5に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1はハウジング11と
リアホルダ12の分解斜視図、図2はハウジング11に
リアホルダ12を仮係合した状態の断面図であり、合成
樹脂製のハウジング11の後部に合成樹脂製のリアホル
ダ12が係合され、電線13付きの接続端子14がハウ
ジング11に収容されるようになっている。接続端子1
4は導電金属板から加工され、前方から順次に図示しな
い相手側接続端子を接続する角筒状の端子接続部21
と、接続端子14を安定させるスタビライザ片22と、
電線13の芯線を圧着する芯線圧着部23と、電線13
の被覆を圧着する被覆圧着部24とが設けられている。
また、端子接続部21の天面には突起25と、後向き突
起26とが設けられている。 【0010】ハウジング11は上壁の相手側コネクタハ
ウジングとの錠止機構31を除いて上下及び左右が対称
形に形成されている。ハウジング11の内部は多数の仕
切片32により左右が仕切られ、複数の端子収容室33
が上下2段に形成されている。仕切片32には上下の中
間においてスリット34が形成され、スリット34の前
部は端子収容室33の前方部の上下を仕切る上下隔壁3
5とされている。端子収容室33の前端には、接続端子
14の前方への移動を規制する前部突起36が形成さ
れ、上下隔壁35の後端には薄肉部35aが形成されて
いる。 【0011】仕切片32同士の間隔は接続端子14の左
右動を防止する大きさとされ、前方天壁37の高さは、
接続端子14の端子接続部21の上下動を防止する大き
さとされている。前方天壁37から延在する中間天壁3
8は可撓性を有し、各端子収容室33ごとにスリットが
設けられた弾発性を有する薄板状とされ、その後方は外
方に向けて湾曲されている。なお、中間天壁38はスリ
ットにより端子収容室33ごとに撓み易くなっている。 【0012】中間天壁38から延在する後方天壁39の
高さは前方天壁37よりも十分に大きくされ、後方天壁
39の後部には後方に高くなる傾斜面39aが形成され
ている。そして、最外側の仕切片32aと側壁40の間
には隙間41が設けられ、側壁40にはリアホルダ12
の後述する案内突起を案内する案内窓42と、リアホル
ダ12の後述する錠止突起を内側から導き入れる錠止溝
43とが形成されている。 【0013】一方、リアホルダ12にはハウジング11
の隙間41に嵌合する両側の側板51と、これらの側板
51を連結しハウジング11のスリット34内に進入す
る連結板52とが設けられている。連結板52の前端に
は上下隔壁35の薄肉部35aが嵌合する端面凹部52
aと、接続端子14の突起25が嵌入する上面凹部52
bとが設けられている。側板51の外面には、ハウジン
グ11の錠止溝43に嵌合する錠止突起53と、ハウジ
ング11の案内窓42に嵌入する案内突起54とが設け
られている。 【0014】そして、連結板52の上下面には、ハウジ
ング11の端子収容室33に進入して接続端子14を係
止する突起状の後方係止部55が設けられている。後方
係止部55の前端面は接続端子14の端子接続部21の
後部を係止する前方係止面55aとされ、この前方係止
面55aには、接続端子14の後向き突起26を受け入
れる溝55bが形成されている。後方係止部55の上面
後部は傾斜面55cとされており、後方係止部55の後
部の両側面には、スタビライザ片22を案内する案内溝
55dが形成され、案内溝55dの前壁はスタビライザ
片22の前縁を係止する後方係止面55eとされてい
る。ここで、自由状態における中間天壁38の内面と、
リアホルダ12の仮係合位置における後方係止部55と
の間隔は、中間天壁38が外方に撓みながら接続端子1
4の端子接続部21を後方係止部55との間に受け入れ
るようにされている。 【0015】このように形成されたハウジング11とリ
アホルダ12とは、リアホルダ12がハウジング11の
後部に中間まで挿入された仮係合位置と、リアホルダ1
2がハウジング11に対して十分に押し込まれた本係合
位置とでそれぞれ係合される。 【0016】電線13付きの接続端子14をハウジング
11に収容する際には、図2に示すようにリアホルダ1
2がハウジング11に対して仮係合位置にあるときに、
接続端子14を傾斜状態で端子収容室33に圧入する。
このとき、リアホルダ12の側板51がハウジング11
の隙間41に嵌入し、リアホルダ12の錠止突起53と
案内突起54はハウジング11の隙間41と案内窓42
にそれぞれ嵌入する。そして、リアホルダ12の本係合
位置では、案内突起54が案内窓42の前壁に当接する
と共に、錠止突起53が錠止溝43に嵌合する。 【0017】接続端子14の挿入に伴って、中間天壁3
8は図3に示すように外方に撓みながら端子接続部21
を後方係止部55との間に受け入れ、接続端子14の前
端が上下隔壁35に当接することにより接続端子14の
前進が停止する。同時に、接続端子14の後向き突起2
6は、後方係止部55を乗り越えた状態になる。この状
態で接続端子14を自由状態に放置すると、中間天壁3
8が復元して接続端子14の後部を方向Bに動かし、接
続端子14を水平状態にする。 【0018】これにより、図4に示すように接続端子1
4の突起25がリアホルダ12の上面凹部52bに嵌入
し、接続端子14の後向き突起26が溝55bの前方に
位置し、接続端子14が端子収容室33から後方へ抜け
出すことはなくなる。また、中間天壁38は元の位置に
復元しているので、接続端子14が傾斜状態に容易に戻
ることはない。なお、この状態で接続端子14を後方に
引くと、後向き突起26が溝55bに嵌入し、接続端子
14が傾斜状態に戻ることはなくなる。 【0019】次に、リアホルダ12をハウジング11に
対して十分に押し込むと、図5に示すようにリアホルダ
12が本係合位置に移動し、端子接続部21が上下隔壁
35と前方天壁37の間に嵌合すると共に、端子接続部
21の前端が前部突起36に当接する。このとき、ハウ
ジング11の薄肉部35aはリアホルダ12の端面凹部
52aに嵌合する。そして、リアホルダ12の案内突起
54が案内窓42の前壁に当接し、リアホルダ12の錠
止突起53がハウジング11の錠止溝43に嵌合する。 【0020】このように、実施例ではハウジング11の
中間天壁38が可撓性を有し、リアホルダ12の仮係合
位置において、中間天壁38が外方に撓みながら、傾斜
状態の接続端子14の端子接続部21をリアホルダ12
の後方係止部55との間に受け入れ、接続端子14が所
定位置に進入した後に中間天壁38が復元して接続端子
14を水平に移動させるので、端子接続部21を後方係
止部55に自動的に係止することができる。 【0021】従って、ハウジング11に従来の係止ラン
スを形成する必要がなく、ハウジング11の形状や構造
を簡素にすることができ、金型のコストを削減できる。
また、接続端子14を端子収容室33から引き抜く場合
には、接続端子14を中間天壁38の付勢力に抗して傾
斜状態にして、接続端子14と後方係止部55の係止状
態を解除できるので、従来の係止ランスを接続端子14
から外すための治具が不要となる。 【0022】更に、リアホルダ12の仮係合位置におい
て接続端子14を端子収容室33に挿入するだけで、接
続端子14を中間天壁38により水平状態に付勢するた
め、接続端子14が傾斜状態に戻ることを防止でき、接
続端子14の端子接続部21の後部を後方係止部55に
確実に係止することができる。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコネク
タは、リアホルダの仮係合位置において、端子収容室の
中間天壁が外方に撓みながら後方係止部との間に傾斜状
態の接続端子を受け入れると共に、接続端子が所定位置
に進入した後に復元して接続端子を後方係止部に係止す
るように付勢するので、接続端子を端子収容室に挿入す
るだけで接続端子を水平状態にすることができ、接続端
子が傾斜状態に戻ることを防止でき、接続端子を後方係
止部に確実に係止できる。また、従来の係止ランスを形
成する必要がないので、形状や構造を簡素にでき、金型
のコストを軽減できる。
面図である。 【図3】接続端子の挿入時の作用説明図である。 【図4】接続端子の挿入時の作用説明図である。 【図5】ハウジングにリアホルダを本係合した状態の断
面図である。 【図6】従来例の断面図である。 【図7】従来例の分解斜視図である。 【符号の説明】 11 ハウジング 12 リアホルダ 14 接続端子 21 端子接続部 22 スタビライザ片 26 後向き突起 33 端子収容室 34 スリット 38 中間天壁 52 連結板 55 後方係止部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 接続端子を係止するためのリアホルダを
ハウジングの後部から前進自在に嵌合し、前記リアホル
ダと前記ハウジングとは前記リアホルダを中間まで挿入
した仮係合位置と、前記リアホルダを十分に押し込んだ
本係合位置とでそれぞれ係合するコネクタにおいて、前
記リアホルダの接続端子載置部には前記接続端子の後方
への移動を規制する後方係止部を設け、前記ハウジング
には前記接続端子を収容する端子収容室を設け、該端子
収容室の後方天壁は前記リアホルダが前記仮係合位置に
あるときに前記接続端子を傾斜状態で受け入れ、前記端
子収容室の中間天壁は可撓性を有し前記リアホルダが前
記仮係合位置にあるときに外方に弾性的に撓みながら前
記後方係止部との間に傾斜状態の前記接続端子を受け入
れると共に、前記接続端子が所定位置に進入した後に復
元して前記接続端子の中間部を係止するように付勢し、
前記端子収容室の前方天壁は前記接続端子の中間部を水
平状態に保持し、前記リアホルダを押し込んで前記本係
合位置において前記接続端子を固定することを特徴とす
るコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04213596A JP3466366B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04213596A JP3466366B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09213400A JPH09213400A (ja) | 1997-08-15 |
| JP3466366B2 true JP3466366B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=12627510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04213596A Expired - Fee Related JP3466366B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3466366B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP04213596A patent/JP3466366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09213400A (ja) | 1997-08-15 |
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