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JP3467666B2 - インクジェットプリンタの駆動制御方法 - Google Patents
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JP3467666B2 - インクジェットプリンタの駆動制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタの駆動制御方法

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JP3467666B2
JP3467666B2 JP927196A JP927196A JP3467666B2 JP 3467666 B2 JP3467666 B2 JP 3467666B2 JP 927196 A JP927196 A JP 927196A JP 927196 A JP927196 A JP 927196A JP 3467666 B2 JP3467666 B2 JP 3467666B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタの駆動制御方法に関し、さらに詳しくは、複数個の
インクノズルを備えたインクジェットヘッドを有するイ
ンクジェットプリンタにおけるインクジェットヘッドの
長寿命化に適した駆動制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】インクジェットプリンタは、一般に記録
媒体の搬送方向に向けて配列された多数個のインクノズ
ルを備えたインクジェットヘッドを行方向(記録媒体の
搬送方向とは直交する方向)に移動させて1行毎に印刷
を行うようしている。 【0003】このようなインクジェットヘッドのインク
ノズルの個数は一般に1行印刷に使用されるノズル数
(ドット数)よりも多く、各行の印刷に使用されるイン
クノズル群の範囲も固定されている。例えば、64ドッ
トのインクノズルを備えたインクジェットヘッドにおい
ては、そのうちの連続する第3から第39番目のインク
ノズル群が駆動されて行印刷が行われる。 【0004】このため、使用されていないインクノズル
は十分に使用できるにも関わらず、常に使用されている
インクノズル群が他のインクノズルよりも先に寿命が尽
きてしまう。また、常に使用されているインクノズル群
の間においても、それらの間には使用頻度にばらつきが
あり、特定のインクノズルの使用頻度が飛び抜けている
と、それらが先に寿命となってしまう。このために、従
来のインクノズル群を備えたインクジェットヘッド全体
の寿命を短く設定する必要があり、経済的ではない。 【0005】この点に鑑みて、例えば、特開平5−64
891号公報においては、インクジェットヘッドのイン
クノズル群のうちの使用インクノズル群の範囲を1行分
印刷する毎に段階的に移動させるようにしている。その
ために、1行分の印刷毎に、記録媒体の搬送量を段階的
に切り換えるようにしている。このように、インクノズ
ル群のうちの使用インクノズル群の範囲を段階的に変え
ることにより、各インクノズルの使用頻度の違いを少な
くして、印刷品位の劣化の抑制、インクジェットヘッド
の寿命を延ばすようにしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにインクノズル群のうちの使用インクノズル群の範囲
を1行分印刷する毎に移動させる方法においては、使用
インクノズル群による実際の各インクノズルの使用頻度
あるいは使用回数の累計については何ら考慮していな
い。また、1行分の印刷後に、次の行における印刷によ
って使用されるインクノズル群による各インクノズルの
使用頻度あるいは使用回数も考慮していない。 【0007】このように、従来の方法では、各インクノ
ズルの実際の使用頻度について何ら考慮していない。こ
のため、不使用インクノズルは無くなるものの、各イン
クノズルにおける使用頻度の差を実際上抑制することが
期待できない。これでは、インクジェットヘッドの長寿
命化、印刷品位の劣化の抑制等を実際上期待することは
できない。 【0008】本発明の課題は、この点に鑑みてなされた
ものであり、各インクノズルの使用頻度の均一化を図
り、以て、インクジェットヘッドの長寿命化を達成可能
なインクジェットプリンタの駆動制御方法を提案するこ
とにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、記録媒体を搬送する搬送手段と、当該
搬送手段により搬送される記録媒体に対峙する状態に配
置されていると共に当該記録媒体の搬送方向に向けて配
列された複数個のインクノズルを備えたインクジェット
ヘッドとを有し、当該インクジェットヘッドを記録媒体
の搬送方向とは直交する行方向に移動させながら印刷を
行うインクジェットプリンタにおいて:インクノズル群
の各インクノズルの実際の使用頻度を測定し;当該実際
の使用頻度が測定された時点以後に印刷される予定の印
刷データを印刷した場合の使用インクノズル群の予定使
用頻度を算出し;前記実際の使用頻度と前記予定使用頻
度に基づき、前記印刷データが印刷された後の時点にお
ける前記インクノズルのそれぞれの使用頻度が均一化す
るように、前記印刷データの印刷に関与する前記使用イ
ンクノズル群の範囲を前記インクノズル群から選択し;
選択された使用インクノズル群を用いて、前記印刷デー
タの印刷を行うようにしている。 【0010】本発明の方法においては、各インクノズル
の実際の使用頻度と、次に印刷される例えば1行分の印
刷データを印刷した場合の予定使用頻度に基づき、各イ
ンクノズルの使用頻度が平均化される方向となるよう
に、インクノズル群における使用インクノズルの範囲が
決定される。そして、決定された使用インクノズル群に
よって印刷が行われるように、搬送手段による1行分の
搬送量が決定されて記録媒体がその搬送量だけ搬送され
る。 【0011】したがって、本発明によれば、各インクノ
ズルの使用頻度が実質的に均一化されるように、各イン
クノズルが使用されるので、インクジェットヘッドの長
寿命化を実現できる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したインクジェットプリンタの駆動制御方法を説明
する。 【0013】まず、図1は、本発明を適用したインクジ
ェットプリンタの概要図である。本例のインクジェトプ
リンタ310の全体構造は一般的なものであり、記録紙
105を搬送するための搬送手段の構成要素であるプラ
テンロール300と、このプラテンロール300に対峙
したインクジェットヘッド10と、このインクジェット
ヘッド10をプラテンロール300の軸線方向である行
方向(主走査方向)に往復移動させるキャリッジ302
と、このインクジェットヘッド10に対してインクチュ
ーブ306を介してインクを供給するインクタンク30
1を有している。303はポンプであり、インクジェッ
トヘッド10にインク吐出不良等が発生した場合に、キ
ャップ304、廃インク回収チューブ308を介して、
インクを吸引して、廃インク溜め305に回収するため
に使用する。 【0014】図2は上記のインクジェットヘッド10の
断面構成図であり、図3は図2のA−A線矢視図であ
る。 【0015】本例のインクジェットヘッド10は、静電
気力を利用して振動板を振動させることによりノズルに
連通したインク室の容積を変化させてインク液滴の吐出
を行なう形式のものである。勿論、圧電素子等を利用し
てノズルに連通したインク室の容積を変化させてインク
液滴の吐出を行なう形式のものを採用することもでき
る。更には、発熱素子を用いてインクの体積を増加させ
てインク液滴の吐出を行なう形式のものを採用してもよ
い。 【0016】また、本例では、インク液滴を基板の端部
に設けたノズル孔から吐出させるエッジイジェクトタイ
プであるが、基板上面に設けたノズル孔からインク液滴
を吐出させるフェイスイジェクトタイプでもよい。 【0017】これら図2、3を参照してインクジェット
ヘッド10の構造を説明する。本例のインクジェットヘ
ッド10は、3枚の基板1、2、3を重ね合わせた積層
構造をしている。中間の基板2は、例えばシリコン基板
であり、複数のインクノズル4を構成するように、基板
2の表面に一端から平行に等しい間隔で形成された複数
本のノズル溝と、各々のノズル溝に連通し、底壁が振動
板5として機能する吐出室6(インク室)を構成するこ
とになる凹部と、この凹部の後部に設けられたオリフィ
ス7を構成することになるインク流入口のための細溝
と、各々の吐出室6にインクを供給するための共通のイ
ンクキャビティ8を構成することになる凹部とを有す
る。また、振動板5の下部には後述する電極を装着する
ための振動室9を構成することになる凹部が設けられて
いる。インクノズル4のピッチは2mm程度であり、そ
の幅は40μm程度にされる。中間基板2の上面には、
共通電極17が形成されている。 【0018】中間基板2の上面に接合される上側の基板
1は、例えばガラスまたはプラスチックからなり、この
上基板1を接合することによって、上記の複数のインク
ノズル4、吐出口6、オリフィス7およびインクキャビ
ティ8が構成される。上基板1にはインクキャビティ8
に連通するインク供給口14が形成されている。インク
供給口14は、接続パイプ16およびチューブ306介
してインクタンク301(図1参照)に接続される。 【0019】中間基板2の下面に接合される下側基板3
は、例えばガラス、プラスチックからなり、この下基板
3の接合によって振動室9が構成されていると共に、下
基板3の表面における各振動板5に対応する各々の位置
には個別電極31が形成されている。個別電極31はリ
ード部32および端子部33を有する。さらに、端子部
33を除き電極31およびリード部32の全体を絶縁膜
34で被覆してある。各端子部33にはリード線35が
ボンディングされている。 【0020】このように基板を重ね合わせて構成したイ
ンクジェットヘッド10は、更に、中間基板2に形成し
た共通電極17と各個別電極31の端子部33との間に
ドライバ220が接続されている。インク11は、イン
クタンク301からインク供給口14を通して中間基板
2の内部に供給され、インクキャビティ8、吐出口6等
を満たしている。なお、電極31と振動板5の間隔は、
1μm程度に保持されている。図2において、13はノ
ズル孔4から吐出されたインク液滴である。 【0021】なお、使用されるインクは、水、アルコー
ル、トルエン等の主溶媒にエチレングリコール等の界面
活性剤と、染料または顔料とを溶解または分散させるこ
とにより調製される。さらに、インクジェットヘッドに
ヒーター等を付設すれば、ホットメルトインクも使用で
きる。 【0022】個別電極31に対して、ドライバ220に
より、例えば、正の電圧パルスを印加して電極31の表
面が正の電位に帯電すると、対応する振動板5の下面は
負の電位に帯電する。したがって、振動板5は静電気力
によって吸引されて下方へ撓む。次に、電極31へ印加
している電圧パルスをオフにすると、振動板5は元の位
置に復帰する。この復帰動作によって、吐出室6の内圧
が急激に上昇して、ノズル孔4からインク液滴13が記
録紙105に向けて吐出する。そして、振動板5が下方
に撓むことにより、インク11がインクキャビティ8か
らオリフィス7を経由して吐出室6に補給される。 【0023】図4には、本例のインクジェトプリンタの
制御系を示してある。この制御系の中心をなす回路部分
は例えば1チップマイクロコンピュータにより構成する
ことができる。図において、201はプリンタ制御回路
である。このプリンタ制御回路201には、アドレスバ
スおよびデータバスを含む内部バス202、203、2
04を介してRAM205、ROM206およびキャラ
クタージェネレータROM(CG−ROM)207が接
続されている。ROM206内には、制御プログラムが
予め格納されており、ここから呼び出されて起動される
制御プログラムに基づき、後述のようなインクジェット
ヘッド10の駆動制御動作が実行される。RAM205
は駆動制御におけるワーキング領域として利用される。
CG−ROM207には入力文字に対応したドットパタ
ーンが展開されている。 【0024】210はヘッド駆動制御回路であり、内部
バス209を介して接続されているプリンタ制御回路2
01の制御の下に、ヘッドドライバ220に対して駆動
信号、クロック信号等を出力する。また、データバス2
11を介して印刷データDATAが供給される。 【0025】ヘッドドライバ220は、例えばTTLア
レイから構成されており、入力される駆動信号に対応し
た駆動電圧パルスを生成して、これらを、駆動対象とな
る個別電極31および共通電極17に印加して、対応す
るノズル孔4からインク液滴の吐出を行なわせる。駆動
電圧パルス信号を生成するために、ヘッドドライバ22
0には、接地電圧GND、駆動電圧Vn等が供給されて
いる。これらの電圧は電源回路230の駆動電圧Vcc
から生成されるものである。 【0026】次に、プリンタ制御回路201には、内部
バス231を介してキャリッジモータ駆動制御回路23
2が接続されている。キャリッジモータ駆動制御回路2
32は、モータドライバ233を介して、インクジェッ
トヘッド10を担持しているキャリッジ302を往復移
動させるためのキャリッジモータ(図示せず)を駆動し
て、図において矢印234で示す行方向にインクジェッ
トヘッド10を移動させる。また、プリンタ制御回路2
01には、内部バス241を介して搬送モータ駆動制御
回路242が接続されている。搬送モータ駆動制御回路
242は、モータドライバ243を介して、搬送モータ
(図示せず)を駆動して、図1に示すプラテンローラ3
00に沿って記録紙105を図の矢印244で示す搬送
方向に搬送させる。 図5には、上記構成のインクジェ
ットプリンタ310の概略動作のフローチャートを示し
てあり、図6(a)にはノズル回復動作のサブルーチ
ン、図6(b)には印刷動作のサブルーチンを示してあ
る。 【0027】先ず全体の動作を説明すると、ステップS
T1において、プリンタ機構部分の初期化が実行され
る。次にステップST2において、電源投入直後のノズ
ル回復動作を行なう。このノズル回復動作は図6(a)
のステップST21ないしステップST23に示される
一連のステップからなる。 【0028】このノズル回復動作においては、ステップ
ST21において、図1に示すインクジェットヘッド1
0を搭載したキャリッジ302を待機位置からキャップ
304の位置へ移動する。次に、ステップST22にお
いてノズルの回復動作、すなわち予備吐出駆動を行な
う。このノズルの予備吐出駆動とは、インクジェットヘ
ッド10のノズル孔部分にある粘度の高まったインク等
のようなインク吐出不良の原因となる不良インクを排出
するために、全てのノズルに対応する振動板5を駆動し
て、全てのノズルからインク液滴を所定の回数だけ吐出
させることである。この後は、ステップST23におい
て再びキャリッジ302を待機位置に復帰させる。 【0029】再び図5のフローチャートに戻り、ステッ
プST3においては、前回のノズル回復動作からの時間
をカウントする。このカウントは、図4に示すプリンタ
制御回路201に内蔵のカウンタを用いて行なう。ノズ
ル回復動作を行なう時間隔が経過すると、ステップST
3からステップST12に移行して、再度、ノズル回復
動作を行なう。そうでない場合には、ステップST4に
おいて印刷を行なうか否かを判別し、印刷動作を行なう
場合には、ステップST5においてノズル回復動作期間
のカウント値をリセットした後に、ステップST6に進
み、文字等を図1に示す記録紙105に印刷するための
印刷動作を実行する。 【0030】図6(b)にはこの印刷動作を示してあ
る。この図に示すように、先ずステップST61におい
て、計数値nを「1」に設定し、ステップST62にお
いて、キャリッジ302を1ドット分だけ主走査方向に
移動する。ステップST63、64において、印字デー
タDATAに基づいた指定ドットに対応するノズルの振
動板5を駆動することにより、当該ノズルのインクの吸
引および吐出動作を行なう。次に、ステップST65に
おいて計数値nを「1」だけインクメントしてステップ
ST66において計数値nが行方向(主走査方向)の最
終ドットであるか否かを判別する。最終ドットの場合に
は印刷動作を終了し、そうでない場合には、ステップS
T62に戻って上記の動作を繰り返す。 【0031】本例においては、このようにして1行分の
印刷動作が終了した後は、図5のステップST7に戻
り、キャリッジ302を初期位置まで戻す。なお、いわ
ゆるロジカルシーキングを行う場合にあっては、ST7
の処理は行わなくともよい。次に、ステップST8にお
いて処理を継続するか否かを判別する。印刷が終了の場
合にはNOの流れに沿ってステップST9に進み、予め
定められている決まった量の1行分の紙送り動作、すな
わち、1行分だけ記録紙105を搬送する。この後は処
理を終了する。しかるに、ステップST8において、印
刷処理を継続する場合には、YESの流れに沿ってステ
ップST10に進み、図7に詳細を示す紙送り量の算出
動作を行う。この後は、ステップST11において算出
された量の紙送りを実行して、再びステップST3に戻
る。 【0032】次に、図7のフローチャートに従って、紙
送り量の算出処理を説明する。この処理ルーチンにおい
ては、先ずステップST71において、図1に示すイン
クジェットヘッド10の各インクノズルの使用頻度(あ
るいは今までの使用回数の累計)をRAM205から読
み出す。各インクノズルの使用頻度は、各インクノズル
を駆動する毎に更新されて逐次RAM205内に保持さ
れている。 【0033】ここで、現在の各インクノズルの使用頻度
が図7(b)に示すような分布曲線Iであると仮定す
る。また、インクジェットヘッド10は、記録紙105
の搬送方向の先頭側に位置する第1番目のインクノズル
から搬送方向の最も最後尾に位置する第64番目のイン
クノズルまでの合計64個のインクノズルを備えている
ものとする。更に、通常の1行印刷における各印刷文字
等のドット幅(搬送方向のドット数)はインクノズル数
の半分以下の24ドットであるとする。 【0034】このような使用頻度を読みだした後は、ス
テップST72において、次に印刷される1行分の印刷
データに基づき、当該印刷データを印刷した場合のイン
クノズルの予定使用頻度を算出する。すなわち、24ド
ット分のインクノズル群を使用した場合における各イン
クノズルの使用頻度を算出する。図7(c)には、算出
した予定使用頻度の例(曲線II)を、当該使用頻度の
ように中央部分のノズル群の使用頻度が多くなる印刷文
字列の例(ABCD・・・)と共に示してある。 【0035】次に、ステップST73においては、64
個のインクノズルのうち、次の1行分の印刷時に使用す
べき24個のノズル群の範囲Uを算出する。今、実際の
使用頻度は図7(b)に示すような曲線Iであり、予定
使用頻度は図7(c)に示すような曲線IIである。し
たがって、このステップの処理は、どの範囲の24個の
ノズル群を使用すれば、64個のインクノズルにおける
最大使用頻度MAXと最少使用頻度MINの差Δを最少
にできるのかを算出することになる。 【0036】例えば、図7(d)に示すように、最大使
用頻度MAXの表れているノズルを含む24個のノズル
群を選択してしまうと、曲線Iと曲線IIを重ねること
により、使用頻度曲線IIIが得られ、以前よりも最大
使用頻度MAXと最少使用頻度MINの差Δが増加して
しまう。本例では、図7(e)に示すように、最少使用
頻度MINの表れるノズルを含む24個のノズル群が使
用ノズル群Uとして選択されるので、得られる使用頻度
曲線IVは、その最大使用頻度MAXと最少使用頻度M
INの差Δが最少になる。 【0037】このようにして使用ノズル群Uが選択され
た後は、ステップST74において、当該24個のノズ
ル群によって、次の行位置において文字列(ABCD・
・・)の印刷を行うことができるように、紙送り量が算
出される。この後は、図5のステップ11に戻り、前述
したように、算出された量の紙送り動作が実行されるこ
とになる。 【0038】以上説明したように、本例のインクジェッ
トプリンタの駆動方法においては、各インクノズルの実
際の使用頻度と、次に行われる1行分の印刷動作により
予定される使用ノズル群の予定使用頻度とに基づき、使
用頻度の最大値と最少値の差が最少となるように、次に
行われる1行分の印刷時の使用インクノズルの範囲を設
定するようにしている。したがって、各インクノズルの
使用頻度の差を確実に少なくでき、各インクノズルの使
用頻度を平均化できる。この結果、インクジェットヘッ
ドの長寿命化を実現できる。 【0039】また、本例のインクジェットプリンタにお
いては、図6(a)のフローチャートに示すように、定
期的に予備吐出駆動を行い、インクノズルを実際の使用
に適した状態に回復させるようにしている。このような
予備吐出駆動は、各インクノズルに充填されているイン
クが長期の不使用により粘度が高まって劣化している場
合に、このような不良インクを吐き出すために行うもの
である。本例においては上記のように、各インクノズル
の使用頻度を平均化できる。したがって、各インクノズ
ルに充填されているインクの粘度等の特性もほぼ均一な
ものに維持できる。このため、内部に充填されているイ
ンクの粘度が異常に高まってしまい上記の予備吐出駆動
によっても回復させることができないという事態が、複
数のインクノズルのうちの一部についてのみ発生するこ
とがないので、予備吐出駆動の間隔を大きくとることが
可能となり、これにより印字処理の効率が向上する。 【0040】さらには、図2に示す本例のインクジェッ
トヘッドのように、振動板5(共通電極17)と個別電
極31の間に電圧パルスを印加してそれらの間に発生す
る静電気力によってインクの吐出室6の容積を変化させ
てインク液滴の吐出を行う形式のものでは、これらの間
に残留電荷が発生し、これが原因となって、インク液滴
の吐出不良が起こるおそれがある。しかし、本例の駆動
方法を採用すれば、各インクノズルの使用頻度を平均化
できるので、各インクノズルのうちの一部のインクノズ
ルが多用されてその部分に多量の残留電荷が発生してし
まうことを回避できる。このために、残留電荷に起因す
る弊害の発生を抑制できる。また、振動板5と個別電極
31の間に、定期的に逆極性の電圧パルスを印加して残
留電荷を除去する駆動方法を採用しているインクジェッ
トヘッドにおいては、発生する残留電荷が各インクノズ
ルにおいて均一であるので、逆極性の電圧パルスを印加
することにより、確実にインクノズルにおける残留電荷
を除去できる。なお、この場合には、例えば、各インク
ノズルの使用頻度の累計を予備吐出駆動が行われる毎に
クリヤーして最初から使用頻度を計測するようにしても
よい。 【0041】なお、上記の例においては、これから印刷
される1行分の印刷データに基づき予定使用頻度を算出
しているが、2行分以上の印刷データに基づき、予定使
用頻度を算出して、多数行分の各送り量を算出するよう
にしてもよい。 【0042】また、インクジェットヘッドのインクノズ
ル数は64個に限定されるものではないことは勿論であ
る。 【0043】さらに、各インクノズルの使用頻度を平均
化するために、上記の例では、最大使用頻度と最少使用
頻度の2点のデータを利用しているが、使用頻度のパタ
ーンに基づき、全体的な使用頻度のばらつきを抑制でき
るように、使用ノズル群の範囲を選択するようにしても
よい。いずれにせよ、実際の使用頻度と、予定される使
用頻度に基づき各インクノズルの使用頻度を平均化する
の手法としては各種の方法を採用することができる。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリンタの駆動制御方法においては、インクノズ
ル群の各インクノズルの実際の使用頻度を測定し、当該
実際の使用頻度が測定された時点以後に印刷される予定
の印刷データを印刷した場合の使用インクノズル群の予
定使用頻度を算出し、これら実際の使用頻度と予定使用
頻度に基づき、印刷データが印刷された後の時点におけ
るインクノズルのそれぞれの使用頻度が均一化するよう
に、印刷データの印刷に関与する使用インクノズル群の
範囲を設定し、設定した使用インクノズル群を用いて、
印刷データの印刷を行うようにしている。したがって、
本発明によれば、確実に各インクノズルの使用頻度ある
いは使用度数を均一化することができ、インクジェット
ヘッドの長寿命化を達成できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの全
体構成を示す概略構成図である。 【図2】図1のプリンタに搭載されているインクジェッ
トヘッドを示す概略断面図である。 【図3】図2のA−A線矢視図である。 【図4】図1のインクジェットプリンタにおけるインク
ジェットヘッドの制御系を示す概略ブロック図である。 【図5】図1のインクジェットプリンタの動作を示す概
略フローチャートである。 【図6】(a)はノズル回復動作のサブルーチンを示す
フローチャート、(b)は1主走査ライン分のドット印
字動作を示すフローチャートである。 【図7】(a)は紙送り量の算出のサブルーチンを示す
フローチャート、(b)は各インクノズルの使用頻度曲
線を示すグラフ、(c)はこれらか印刷される1行分の
印刷データを印刷した場合の予定使用頻度曲線のグラ
フ、(d)は使用頻度の変化を示すためのグラフ、
(e)は使用頻度の変化を示すための別のグラフであ
る。 【符号の説明】 4 インクノズル 5 振動板 6 吐出室(インク室) 10 インクジェットヘッド 13 インク液滴 17 共通電極 31 個別電極 201 プリンタ制御回路 210 ヘッド駆動制御回路 220 ヘッドドライバ I 各インクノズルの実際の使用頻度曲線 II これらか印刷される1行分の印刷データの予定使
用頻度曲線 IV 1行分の印刷データを実際に印刷した後における
使用頻度曲線 U 設定された使用ノズル群の範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/13

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送手段と、当該搬
    送手段により搬送される記録媒体に対峙する状態に配置
    されていると共に当該記録媒体の搬送方向に向けて配列
    されたインクノズル群を備えたインクジェットヘッドと
    を有し、当該インクジェットヘッドを記録媒体の搬送方
    向とは直交する行方向に移動させながら印刷を行うイン
    クジェットプリンタの駆動制御方法において、 インクノズル群の各インクノズルの実際の使用頻度を測
    定し、 当該実際の使用頻度が測定された時点以後に印刷される
    予定の印刷データを印刷した場合における使用インクノ
    ズル群の予定使用頻度を算出し、 前記実際の使用頻度と前記予定使用頻度に基づき、前記
    印刷データが印刷された後の時点における前記インクノ
    ズルのそれぞれの使用頻度が均一化するように、前記印
    刷データの印刷に関与する前記使用インクノズル群の範
    囲を前記インクノズル群から選択し、 選択された使用インクノズル群を用いて、前記印刷デー
    タの印刷を行うことを特徴とするインクジェットプリン
    タの駆動制御方法。
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